JP2007221116A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマ異常放電を生ぜしめることなく例えば天板側から所定のガスを導入することが可能なプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】天井部が開口されて内部が真空引き可能になされた処理容器34と、被処理体Wを載置するために前記処理容器内に設けた載置台36と、前記天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板50と、前記天板を介してプラズマ発生用の電磁波を前記処理容器内へ導入する電磁波導入手段54と、前記処理容器内へ所定のガスを導入するガス導入手段52と、を有するプラズマ処理装置において、前記ガス導入手段は、前記天板に前記処理容器内を臨ませて設けたガス噴射穴108と、該ガス噴射穴に設けられた通気性のある穴用ポーラス状誘電体120と、前記ガス噴射穴へ前記所定のガスを供給するガス供給系110とよりなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウエハ等に対してマイクロ波や高周波により生じたプラズマを作用させて処理を施す際に使用されるプラズマ処理装置に関する。
近年、半導体製品の高密度化及び高微細化に伴い半導体製品の製造工程において、成膜、エッチング、アッシング等の処理のためにプラズマ処理装置が使用される場合があり、特に、0.1mTorr(13.3mPa)〜数10mTorr(数Pa)程度の比較的圧力が低い高真空状態でも安定してプラズマを立てることができることからマイクロ波や高周波を用いて、高密度プラズマを発生させるプラズマ処理装置が使用される傾向にある。
このようなプラズマ処理装置は、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4等に開示されている。ここで、例えばマイクロ波を用いた一般的なプラズマ処理装置を図18を参照して概略的に説明する。図18はマイクロ波を用いた従来の一般的なプラズマ処理装置を示す概略構成図である。
図18において、このプラズマ処理装置2は、真空引き可能になされた処理容器4内に半導体ウエハWを載置する載置台6を設けており、この載置台6に対向する天井部にマイクロ波を透過する円板状の窒化アルミや石英等よりなる天板8を気密に設けている。そして処理容器4の側壁には、容器内へ所定のガスを導入するためのガスノズル9が設けられている。
そして、上記天板8の上面に厚さ数mm程度の円板状の平面アンテナ部材10と、この平面アンテナ部材10の半径方向におけるマイクロ波の波長を短縮するための例えば誘電体よりなる遅波材12を設置している。そして、平面アンテナ部材10には多数の、例えば長溝状の貫通孔よりなるマイクロ波放射孔14が形成されている。このマイクロ波放射孔14は一般的には、同心円状に配置されたり、或いは渦巻状に配置されている。そして、平面アンテナ部材10の中心部に同軸導波管16の中心導体18を接続してマイクロ波発生器20より発生した、例えば2.45GHzのマイクロ波をモード変換器22にて所定の振動モードへ変換した後に導くようになっている。そして、マイクロ波をアンテナ部材10の半径方向へ放射状に伝播させつつ平面アンテナ部材10に設けたマイクロ波放射孔14からマイクロ波を放出させてこれを天板8に透過させて、下方の処理容器4内へマイクロ波を導入し、このマイクロ波により処理容器4内の処理空間Sにプラズマを立てて半導体ウエハWにエッチングや成膜などの所定のプラズマ処理を施すようになっている。
特開平3−191073号公報 特開平5−343334号公報 特開平9−181052号公報 特開2003−332326号公報 特開2004−39972号公報
ところで、上記プラズマ処理を行う場合に、ウエハ面内に均一に所定の処理を行う必要がある。この場合、必要な処理ガスは、処理容器4の側壁に設けたガスノズル9より供給するようにしているので、このガス出口近傍の領域と、ウエハWの中心領域とでは拡散する処理ガスがプラズマに晒される時間がそれぞれ異なることから、ガスの解離度が異なってしまい、これに起因してウエハ面内におけるプラズマ処理、例えばエッチングレートや成膜時の膜厚が面内不均一な状態になってしまう場合があった。この現象は、特にウエハサイズが例えば8インチから12インチへと大きくなるに従って、特に顕著に現れる傾向にあった。
このため、例えば特許文献4に開示されているように、同軸導波管16の中心を通る棒状の中心導体18を空洞状態として内部にガス流路を設け、更に天板8を貫通するようにしてガス流路を設け、これらの両ガス流路を連通して、これに処理ガスを流して処理空間Sの中心部に直接的に処理ガスを導入することも行われている。
しかしながら、この場合には、天板8の中央部に形成されたガス通路の内部における電界強度が或る程度高くなり、また、ガス通路の先端のガス噴射孔より処理空間内のプラズマがガス通路内へ侵入し易くなることから、ガス出口近傍のガス通路内でプラズマ異常放電が生じてしまう場合があった。このため、このプラズマ異常放電により天板8の中央部が過度に加熱されて、天板8が破損する、といった問題があった。
またこの場合、天板8自体に、その周辺部より中心部まで延びるガス通路を形成することも考えられるが、この場合にも、ガス通路内の電界強度が高くなり、また、ガス通路の先端のガス噴射孔より処理空間内のプラズマがガス通路内へ侵入し易くなることから、上述したようにプラズマ異常放電が発生してしまうので、この構造を採用することはできない。
また多数のガス噴射穴を有するガラス管を格子状に組んでシャワーヘッド部を作り、これを処理容器の天井部に設けて所望するガスを供給するようにした構造も提案されているが、この場合にもガラス管内にプラズマ異常放電が発生し、好ましくない。
本発明は、以上のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明の目的は、プラズマ異常放電を生ぜしめることなく例えば天板側から所定のガスを導入することが可能なプラズマ処理装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、天井部が開口されて内部が真空引き可能になされた処理容器と、被処理体を載置するために前記処理容器内に設けた載置台と、前記天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板と、前記天板を介してプラズマ発生用の電磁波を前記処理容器内へ導入する電磁波導入手段と、前記処理容器内へ所定のガスを導入するガス導入手段と、を有するプラズマ処理装置において、前記ガス導入手段は、前記天板に前記処理容器内を臨ませて設けたガス噴射穴と、該ガス噴射穴に設けられた通気性のある穴用ポーラス状誘電体と、前記ガス噴射穴へ前記所定のガスを供給するガス供給系と、よりなることを特徴とするプラズマ処理装置である。
このように、処理容器の天板に設けたガス噴射穴に通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる穴用ポーラス状誘電体を設けるようにしたので、ガス噴射穴内でプラズマ異常放電を生ぜしめることなく、これより処理空間へ所定のガスを拡散させつつ導入することができる。
この場合、例えば請求項2に規定するように、前記ガス噴射穴は、前記天板に分散させて複数個設けられる。
また例えば請求項3に規定するように、前記複数のガス噴射穴は同心円状に配列されている。
また例えば請求項4に規定するように、前記複数のガス噴射穴は複数列に沿って直線上に配列されている。
また例えば請求項5に規定するように、前記ガス供給系は、前記天板に形成されたガス流路と、該ガス流路内に設けられた通気性のある流路用ポーラス状誘電体と、を有する。
このように、ガス供給系の天板に設けたガス流路にも、通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる通路用ポーラス状誘電体を設けるようにしたので、ガス流路内でプラズマ異常放電を生ぜしめることなく所定のガスをガス噴射穴に向けて供給することができ、このガス噴射穴より処理容器に均一にガスを分散させて導入することができる。
また請求項6に規定するように、前記穴用ポーラス状誘電体は、少なくともその側面部分が気体を通さない緻密部材により覆われたポーラスピース体として形成されている。
また請求項7に規定するように、前記緻密部材は、筒体状のパイプ材よりなる。
また請求項8に規定するように、前記緻密部材は、コーティングされて硬化された接着剤層よりなる。
また請求項9に規定するように、前記ガス供給系は、前記天板に形成されて前記ガス噴射穴に連通されるガス流路を有している。
また請求項10に規定するように、前記ガス流路と前記ガス噴射穴との連結部には、前記ガス流路の直径よりも大きな内径になされたガスヘッド空間が形成されている。
また請求項11に規定するように、前記穴用ポーラス状誘電体には、凹部状のガス導入ホールが形成されている。
また例えば請求項12に規定するように、前記天板の構成材料と前記ポーラス状誘電体の主要な構成材料とは同一材料よりなる。
また例えば請求項13に規定するように、前記ポーラス状誘電体に含まれる気泡の直径は0.1mm以下である。
また例えば請求項14に規定するように、前記ガス噴射穴の直径を、前記天板中を伝搬する前記電磁波の波長の1/2以下に設定する。
また例えば請求項15に規定するように、前記電磁波導入手段は、前記天板上に設けられた平面アンテナ部材と、マイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、前記マイクロ波発生器で発生した前記マイクロ波を前記平面アンテナ部材へ伝搬する導波管とを有する。
また例えば請求項16に規定するように、前記電磁波導入手段は、高周波を発生する高周波発生器と、前記天板上に設けられて前記高周波発生器に接続された誘導コイル部とを有する。
請求項17に係る発明は、内部が真空引き可能になされた処理容器と、被処理体を載置すると共に下部電極を兼用する載置台と、前記処理容器の天井部に設けられて前記処理容器内へ所定のガスを供給すると共に上部電極を兼用するシャワーヘッド部と、前記載置台と前記シャワーヘッド部との間に印加する高周波を発生する高周波発生器とを有するプラズマ処理装置において、前記シャワーヘッド部のガス噴射面側に、通気性のあるポーラス状誘電体を設けるように構成したことを特徴とするプラズマ処理装置である。
この場合、例えば請求項18に規定するように、前記ポーラス状誘電に含まれる気泡の直径は0.1mm以下である。
請求項19に係る発明は、プラズマ処理装置の処理容器内へ電磁波を導入するために前記処理容器の天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板において、前記天板を形成する母材にガス噴射穴を形成し、該ガス噴射穴内に通気性のある穴用ポーラス状誘電体を設けるように構成したことを特徴とする天板である。
この場合、例えば請求項20に規定するように、前記母材には、前記ガス噴射穴へガスを供給するガス流路が形成されている。
請求項21に係る発明は、プラズマ処理装置の処理容器内へ電磁波を導入するために前記処理容器の天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板の製造方法において、穴用ポーラス状誘電体の少なくとも側面部分に気体を通さない緻密部材により覆ってポーラスピース体を形成するピース体形成工程と、前記ポーラスピース体を天板の母材に形成したガス噴射穴へ装着する装着工程と、を有することを特徴とする天板の製造方法である。
この場合、例えば請求項22に規定するように、前記ピース体形成工程は、筒体状のパイプ材中に前記ポーラス状誘電体を詰めて焼成するステップを有する。
また例えば請求項23に規定するように、前記ピース体形成工程は、前記穴用ポーラス状誘電体の全表面に溶融状態の前記緻密部材である接着剤をコーティングして硬化させて接着剤層を形成する硬化ステップと、前記ポーラス状誘電体の所定の表面にコーティングされている接着剤層を除去する除去ステップと、前記接着剤層が除去された表面とは反対側の表面に凹部状のガス導入ホールを形成するホール形成ステップと、を有する。
また例えば請求項24に規定するように、前記装着工程は、前記ポーラスピース体を接着剤により前記天板のガス噴射穴へ接合して装着する。
また例えば請求項25に規定するように、前記装着工程は、前記ポーラスピース体を前記ガス噴射穴へ嵌め込んだ状態で一体焼成することにより装着する。
本発明に係るプラズマ処理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮することができる。
処理容器の天板に設けたガス噴射穴に通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる穴用ポーラス状誘電体を設けるようにしたので、ガス噴射穴内でプラズマ異常放電を生ぜしめることなく、これより処理空間へ所定のガスを拡散させつつ導入することができる。
特に、請求項5に係る発明によれば、ガス供給系の天板に設けたガス流路にも、通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる通路用ポーラス状誘電体を設けるようにしたので、ガス流路内でプラズマ異常放電を生ぜしめることなく所定のガスをガス噴射穴に向けて供給することができ、このガス噴射穴より処理容器に均一にガスを分散させて導入することができる。
以下に、本発明に係るプラズマ処理装置の一実施例の形態について添付図面を参照して説明する。
<実施例1>
図1は本発明に係るプラズマ処理装置の第1実施例を示す構成図、図2は天板の下面を示す平面図、図3は天板を形成する下側天板部材の上面を示す平面図、図4及び図5は天板を製造する時の一例を示す図である。ここではプラズマ処理としてプラズマエッチング処理を行う場合を例にとって説明する。
図示するように、プラズマを用いてエッチング処理を行うプラズマ処理装置32は、例えば側壁や底部がアルミニウム等の導体により構成されて、全体が筒体状に成形された処理容器34を有しており、内部は密閉された処理空間として構成されて、この処理空間にプラズマが形成される。この処理容器34自体は接地されている。
この処理容器34内には、上面に被処理体としての例えば半導体ウエハWを載置する載置台36が収容される。この載置台36は、例えばアルミナ等のセラミックにより平坦になされた略円板状に形成されており、例えばアルミニウム等よりなる支柱38を介して容器底部より起立されている。
この処理容器34の側壁には、この内部に対してウエハを搬入・搬出する時に開閉するゲートバルブ40が設けられている。また、容器底部には、排気口42が設けられると共に、この排気口42には、圧力制御弁44及び真空ポンプ46が順次介接された排気路48が接続されており、必要に応じて処理容器34内を所定の圧力まで真空引きできるようになっている。
また、上記載置台36の下方には、ウエハWの搬出入時にこれを昇降させる複数、例えば3本の昇降ピン82(図1においては2本のみ記す)が設けられており、この昇降ピン82は、伸縮可能なベローズ84を介して容器底部を貫通して設けた昇降ロッド86により昇降される。また上記載置台36には、上記昇降ピン82を挿通させるためのピン挿通孔88が形成されている。上記載置台36の全体は耐熱材料、例えばアルミナ等のセラミックにより構成されており、このセラミック中に加熱手段として例えば薄板状の抵抗加熱ヒータ92が埋め込んで設けられている。この抵抗加熱ヒータ92は、支柱38内を通る配線94を介してヒータ電源96に接続されている。
また、この載置台36の上面側には、内部に例えば網目状に配設された導体線98を有する薄い静電チャック100が設けられており、この載置台36上、詳しくはこの静電チャック100上に載置されるウエハWを静電吸着力により吸着できるようになっている。そして、この静電チャック100の上記導体線98は、上記静電吸着力を発揮するために配線102を介して直流電源104に接続されている。またこの配線102には、エッチング時に例えば13.56MHzのバイアス用の高周波電力を上記静電チャック100の導体線98へ印加するためにバイアス用高周波電源106が接続されている。
そして、上記処理容器34の天井部は開口されて、ここに母材として例えば石英板やAl 等のセラミック材よりなるマイクロ波に対しては透過性を有する天板50がOリング等のシール部材51を介して気密に設けられる。この天板50の厚さは耐圧性を考慮して例えば20mm程度に設定される。この天板50は、後述するように例えば下側天板部材50Aと上側天板部材50Bとを溶着することにより、一体的に形成される。そして、この天板50に本発明と特徴とするガス導入手段52が設けられるが、このガス導入手段52については後で詳述する。
そして、上記天板50の上面に上記処理容器34内でプラズマを立てるために天板50を介してプラズマ発生用の電磁波を処理容器34の処理空間Sに導入する電磁波導入手段54が設けられる。この電磁波として、ここではマイクロ波が用いられる。具体的には、この電磁波導入手段54は、上記天板50の上面に設けられた円板状の平面アンテナ部材56を有しており、この平面アンテナ部材56上に遅波材58が設けられる。この遅波材58は、マイクロ波の波長を短縮するために高誘電率特性を有している。上記平面アンテナ部材56は、上記遅波材58の上方全面を覆う導電性の中空円筒状容器よりなる導波箱60の底板として構成され、前記処理容器34内の上記載置台36に対向させて設けられる。この導波箱60の上部には、これを冷却するために冷媒を流す冷却ジャケット62が設けられる。
この導波箱60及び平面アンテナ部材56の周辺部は共に処理容器34に導通されると共に、この導波箱60の上部の中心には、同軸導波管64の外管64Aが接続され、この内側の内部導体64Bは、上記遅波材58の中心の貫通孔を通って上記平面アンテナ部材56の中心部に接続される。そして、この同軸導波管64は、モード変換器66を介して導波管68に接続され、この矩形導波管68は例えば2.45GHzのマイクロ波発生器70に接続されており、上記平面アンテナ部材56へマイクロ波を伝搬するようになっている。従って、上記マイクロ波発生器70と平面アンテナ部材56とは、矩形導波管68と同軸導波管64とにより接続されてマイクロ波を伝搬するようになっている。また上記矩形導波管68の途中にはインピーダンス整合を図るマッチング回路72が介設されている。ここで上記周波数は2.45GHzに限定されず、他の周波数、例えば8.35GHzを用いてもよい。そして、上記導波箱60内であって、平面アンテナ部材56の上面側に設けた高誘電率特性を有する遅波材58は、この波長短縮効果により、マイクロ波の管内波長を短くしている。この遅波材58としては、例えば窒化アルミ等を用いることができる。
上記平面アンテナ部材56は、大きさが300mmサイズのウエハ対応の場合には、例えば直径が400〜500mm、厚みが1〜数mmの導電性材料よりなる、例えば表面が銀メッキされた銅板或いはアルミ板よりなり、この円板には、例えば長溝状の貫通孔よりなる多数のマイクロ波放射孔74が形成されている。このマイクロ波放射孔74の配置形態は、特に限定されず、例えば同心円状、渦巻状、或いは放射状に配置させてもよいし、アンテナ部材全面に均一になるように分布させてもよい。この平面アンテナ部材56は、いわゆるRLSA(Radial Line Slot Antenna)方式のアンテナ構造となっており、これにより、高密度プラズマ及び低電子エネルギーの特徴が得られる。
そして、上記平面アンテナ部材56の下面に接して配置された天板50に設けられる上記ガス導入手段52は、上記天板50の下方の処理空間Sに向けて開口された複数のガス噴射穴108が設けられている。このガス噴射穴108は、上方向へは貫通しておらず、このガス噴射穴108へ所定のガスを供給するガス供給系110へ接続されており、所定ガスを流量制御しつつ供給できるようになっている。上記ガス供給系110は、上記天板50の平面方向に沿って形成されたガス流路112を有しており、このガス流路112は上記ガス噴射穴108の上端部を連通して上記所定のガスを搬送できるようになっている。
そして、上記ガス噴射穴108及びガス流路112には、通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる穴用ポーラス状誘電体120及び流路用ポーラス状誘電体122がそれぞれ充填された状態で設けられている。
具体的には、図2にも示すように、上記ガス噴射穴108は、上記天板50の略全面に亘って分散させて形成されており、ここでは同心円状に内側列に位置するガス噴射穴108A(108)と外側列に位置するガス噴射穴108B(108)の2列に形成されている。尚、この同心円状の列数は、2列に限定されず、1列、或いは3列以上に設定してもよい。
そして、上記内側列の各ガス噴射穴108A(108)は、内側ガス流路112Aによって連通されており、この内側ガス流路112Aの一部の流路112AAは外周まで延びて、外部より所定のガスを供給するようになっている。
また、上記外側列の各ガス噴射穴108B(108)は、外側ガス流路112Bによって連通されており、この外側ガス流路112Bの一部の流路112BBは外周まで延びて、外部より所定のガスを供給するようになっている。
そして、図3にも示すように、上記各ガス噴射穴108には、上述したように通気性のある穴用ポーラス状誘電体120が充填して設けられている。また上記内側及び外側ガス流路112A、112AA、112B、112BBには上記穴用ポーラス状誘電体120と同じ材料よりなる通気性のある流路用ポーラス状誘電体122が充填して設けられている。このように、ポーラス状誘電体120、122を充填することによって、所定のガスの流通を許容しつつマイクロ波による異常放電の発生を抑制するようになっている。
ここで各部の寸法について説明すると、ガス噴射穴108の直径D1は、天板50中を伝搬する電磁波(マイクロ波)の波長λoの1/2以下に設定し、例えばここでは1〜35mm程度の範囲内である。上記直径D1が波長λoの1/2よりも大きいと、このガス噴射穴108の部分での比誘電率が大きく変化する結果、この部分の電界密度が他の部分とは異なってプラズマ密度に大きな分布を生ぜしめるので好ましくない。
また上記両ポーラス状誘電体120、122中に含まれる気泡の直径は0.1mm以下に設定する。この気泡の直径が0.1mmより大きい場合には、マイクロ波によるプラズマ異常放電の発生する確率が大きくなってしまう。尚、ここでポーラス状誘電体120、122中では上記無数の気泡が連なって通気性が確保されることになる。
更には、上記各ガス流路112A、112Bの直径D2は、ガスの流れを阻害しない範囲で可能な限り小さくし、少なくとも上記ガス噴射穴108の直径D1よりも小さく設定してマイクロ波、或いは電界の分布に悪影響を与えないようにする。
ここで上記した天板50の製造方法の一例を簡単に説明する。この天板50は、上述したように、下側天板部材50Aと上側天板部材50Bとを接合して形成するが、まず、図4に示すように下側天板部材50Aの母材となる所定の厚さの円板状のガラス基板を用意し、この所定の位置に貫通孔124を形成することにより各ガス噴射穴108を設け、更にこのガラス基板の表面に溝126を形成することによって各ガス流路112を形成する。図4(A)はこの時の下側天板部材50Aの上面図を示し、図4(B)は図4(A)中のA−A線矢視断面図を示す。
次に、図5に示すように上記各ガス噴射穴108や各ガス流路112に溶融状態の気泡を含んだ多孔質石英よりなるポーラス状誘電体128(120、122)を流し込み、この表面全体を研磨して平坦化した後に、これと別途平坦化された円板状のガラス基板よりなる上側天板部材50Bとを接合し、その石英ガラスの歪点以下の温度で焼成乃至熱処理して接着する。これにより、通気性のあるポーラス(多孔質)状の誘電体120、122がガス噴射穴108やガス流路112に充填された天板50を作製することができる。
そして、図1に戻って、以上のように構成されたプラズマ処理装置32の全体の動作は、例えばマイクロコンピュータ等よりなる制御手段130により制御されるようになっており、この動作を行うコンピュータのプログラムはフロッピやCD(Compact Disc)やフラッシュメモリ等の記憶媒体132に記憶されている。具体的には、この制御手段130からの指令により、各ガスの供給や流量制御、マイクロ波や高周波の供給や電力制御、プロセス温度やプロセス圧力の制御等が行われる。
次に、以上のように構成されたプラズマ処理装置32を用いて行なわれる例えばエッチング方法について説明する。
まず、ゲートバルブ40を介して半導体ウエハWを搬送アーム(図示せず)により処理容器34内に収容し、昇降ピン82を上下動させることによりウエハWを載置台36の上面の載置面に載置し、そして、このウエハWを静電チャック100により静電吸着する。このウエハWは抵抗加熱ヒータ92により所定のプロセス温度に維持され、図示しないガス源から例えばCl ガス、O ガス及びN ガス等の所定のガスをそれぞれ所定の流量で天板50の各ガス流路112A、112Bに流して各ガス噴射穴108A、108Bよりシャワーヘッドのように処理容器34内の処理空間Sへ供給し、圧力制御弁44を制御して処理容器34内を所定のプロセス圧力に維持する。
これと同時に、電磁波導入手段54のマイクロ波発生器70を駆動することにより、このマイクロ波発生器70にて発生したマイクロ波を、矩形導波管68及び同軸導波管64を介して平面アンテナ部材56に供給して処理空間Sに、遅波材58によって波長が短くされたマイクロ波を導入し、これにより処理空間Sにプラズマを発生させて所定のプラズマを用いたエッチング処理を行う。
このように、平面アンテナ部材56から処理容器34内へマイクロ波が導入されると、Cl 、O 、N の各ガスがこのマイクロ波によりプラズマ化されて活性化され、この時発生する活性種によってウエハWの表面に形成されているエッチング対象層がエッチングされて除去される。そして、上記各ガスは、載置台36の周辺部に略均等に拡散しつつ下方へ流れて行き、排気口42を介して排気路48から排出される。またエッチング処理に際しては、バイアス用高周波電源106より静電チャック100中の導体線98へバイアス用の高周波が印加されており、これにより、活性種等をウエハ表面に対して直進性良く引き込むようにして、エッチング形状ができるだけ崩れないようにしている。
ここで本発明装置では、供給する各種のガスは天板50に設けた各ガス流路112A、112Bを流れ、天板50の下面に分散させて配置した各ガス噴射穴108A、108Bから処理空間Sの略全面に向けてシャワー状態で拡散させて供給することができるので、各種のガスを均一に分布させることができる。
この場合、上記各ガス噴射穴108には通気性のある穴用ポーラス状誘電体120が充填され、また各ガス流路112には通気性のある流路用ポーラス状誘電体122が充填されているので、マイクロ波による異常放電を発生させることなく各ガスの流通を確保することができる。また、ガス噴射穴108に設けた穴用ポーラス状誘電体120によりガスがあらゆる方向へ拡散されつつ放出されるので、このガスをより均一に分散させることができる。特に、各ポーラス状誘電体120、122内の気泡の直径を0.1mm以下に設定しているので、上記した異常放電の発生を略確実に阻止することができる。
また、処理空間Sに臨むガス噴射穴108の直径D1を、天板50を構成する誘電体中に伝搬するマイクロ波の誘電体中の波長λoの1/2以下に設定しているので、この部分における比誘電体率の変化を小さくでき、従って、このガス噴射穴108の部分の電界密度の変化を抑制できるので、ガス噴射穴108を設けたにもかかわらずプラズマ密度の均一性を高く維持することができる。上記一例としてシミュレーションにより天板50を比誘電率が3.78の石英ガラスで構成し、直径D1が32mmのガス噴射穴108を比誘電率が2.7のポーラス石英で埋め込んだところ(天板内波長:約64mm)、ガス噴射穴108の直下の電界強度は半分程度しか減少せず、使用に十分耐え得ることが確認できた。
またガス噴射穴108を例えば内側列ガス噴射穴108Aと外側列ガス噴射穴108Bとに2グループに分けて各グループ毎にガス流量を独立制御可能とすれば、処理空間Sに更に均一な分布で、或いは所望の分布状態で各種のガスを供給することができる。尚、このグループ数は2グループに限定されず、必要に応じて更に増加してもよい。またガス噴射穴108の各グループ毎に異なるガス種のガスの供給するようにしてもよい。
更には天板50の構成材料とポーラス状誘電体120、122の主要な構成材料とは、熱膨張率を考慮すると同一材料であることが望ましい。例えば天板50に石英ガラスを用いた時にはポーラス状誘電体120、122にポーラス石英を用い、天板50にセラミック材を用いた時にはポーラス状誘電体120、122にポーラスセラミックを用いるのがよい。
ここでセラミック材としては、アルミナ、シリカ、燐酸カルシウム、SiC、ジルコニア等を用いることができ、そのポーラスセラミックは、例えば特開2002−343788号公報、特開2003−95764号公報、特開2004−59344号公報等に開示されているポーラスセラミックを用いることができる。
また図示例では、ガス噴射穴108を10個設けた場合を例にとって説明したが、これに限定されず、例えば図6に示す天板の変形例の断面図のように天板50の中心部に1つのガス噴射穴108を設けるようにしてもよい。
更には図7に示す天板50の他の変形例に示すように、天板50にガス流路を設けないで、他の金属製のガス管136を天板50の上方に配置し、このガス管136によりガス噴射穴108に所望のガスを供給するようにしてもよい。この場合には、上記ガス噴射穴108は天板50を上下方向へ貫通して設けられ、その上端開口部にガス管136のフランジ部138を、Oリング等のシール部材140を介して気密に接続する。上記ガス管136は、平面アンテナ部材56におけるマイクロ波の伝搬に悪影響を与えないためにできるだけ細くし、且つ導伝性の良好な金属材料、例えば銅等で形成するのがよい。
<第2実施例>
次に本発明のプラズマ処理装置の第2実施例について説明する。
上記実施例では、電磁波としてマイクロ波を例にとって説明したが、これに限定されず、例えば高周波を用いることができる。図8はこのような本発明のプラズマ処理装置の第2実施例を示す断面図であり、ここでは電磁波として高周波を用いると共に電磁波導入手段の一部として誘導コイル部を用いている。尚、図1に示す構成部分と同一構成部分については同一参照符号を付して、その説明を省略する。
図8に示すように、天板50のガス噴射穴108やガス流路112及びこれに充填されるポーラス状誘電体120、122は、図1に示す場合と同様に構成される。そして、この天板50に設けられる電磁波導入手段54は、上記天板50上に接して設けられる誘導コイル部142と、これに供給する高周波を発生する高周波発生器144とにより主に構成されている。
この高周波としては例えば13.56MHz等を用いることができ、この高周波発生器144と誘導コイル部142との間にはマッチング回路146が介設されており、インピーダンス整合を図るようにしている。
本実施例の場合には、誘導コイル部142に高周波を供給すると、天板50を介して処理空間Sに電界を発生し、これにより先の第1実施例の場合と同様に、ガス噴射穴108やガス流路112内に異常放電を発生させることなく、処理空間Sに所定のガスを均一に分散させることができる。
<第3実施例>
次に本発明のプラズマ処理装置の第3実施例について説明する。
図9は本発明のプラズマ処理装置の第3実施例を示す断面図であり、ここでは電磁波として高周波を用いると共に電磁波導入手段の一部として平行平板型電極を用いる。尚、図1及び図7に示す構成部分と同一構成部分については同一参照符号を付して、その説明を省略する。
ここでは載置台36は下部電極として兼用される。また処理容器34の天井部には天板を設けておらず、電磁波導入手段54は、絶縁材152を介して取り付けられた金属製のシャワーヘッド部150と、これに供給する高周波を発生する高周波発生器144とにより主に構成されている。
そして、このシャワーヘッド部150の下面には多数のガス口154を設けたガス噴射面が形成されており、このガス噴射面に前述したと同様なポーラス状誘電体156を設けている。このポーラス状誘電体156により、各ガス口154から放出される各ガスをあらゆる方向へ分散乃至拡散させて供給できるので、処理空間Sにガスを均一に分散させることができる。
<第4実施例>
次に、本発明のプラズマ処理装置の第4実施例について説明する。ここでは天板の構造以外は、先の第1〜第3実施例の構造を適用できるので、第4実施例の天板の構造について説明する。
図10は本発明のプラズマ処理装置の第4実施例の天板を示す部分拡大断面図、図11は天板の要部を示す拡大断面図、図12は天板の製造工程を説明するための説明図である。
先の第1〜第3実施例においては、天板50のガス噴射穴108内へ穴用ポーラス状誘電体120を装着する場合に、ポーラス材単体をガス噴射穴108内へ取り付けるようにしていることから、この穴用ポーラス状誘電体120の寸法のバラツキ等に起因して穴用ポーラス状誘電体120の外周面とガス噴射穴108を区画する緻密な材料である石英やセラミック材の内周面との境界部分に僅かな隙間が発生し易く、この隙間を介して処理空間内のプラズマがガス流路内側へリークして侵入し異常放電を生ぜしめたりする懸念があった。そこで、この第4実施例では、上記穴用ポーラス状誘電体120に関する取り扱いを容易化すると共に、その寸法精度を高めるようにし、更にプラズマリークの生じない精度の高い装着を行うようにしている。
具体的には、図10乃至図12に示すように、ここでは穴用ポーラス状誘電体120を単体で用いるのではなく、この穴用ポーラス状誘電体120の少なくともその側面部分を、気体を通さない緻密部材160により覆うことによってポーラスピース体162としている。すなわち、微小な円柱状の穴用ポーラス状誘電体120の側面全体が緻密部材160により覆われてポーラスピース体162が形成されている。
そして、このポーラスピース体162の緻密部材160の表面と母材となる天板50のガス噴射穴108の内壁との間に接着剤164を介在させて両者を接合する。この場合、上記接着剤164は、ガス噴射穴108の内壁面に付着させておいてもよいし、ポーラスピース体162の表面に付着させておいてもよい。また、ここでは天板50には、平面内を流れる主たるガス流路112より下方へ分岐させてガス流路112aを設け、この分岐したガス流路112aが上記ガス噴射穴108の底部(図11中の上面)の中央部に連通されている。
ここでは、図12にも示すように、穴用ポーラス状誘電体120と緻密部材160とよりなるポーラスピース体162を予め製造しておき(ピース体形成工程)、このポーラスピース体162を天板50の母材に形成されているガス噴射穴108へ接着剤164により装着する(装着工程)。図12では、緻密部材160の表面に接着剤164を付着させた状態を示している。ここで上記緻密部材160として例えば石英やAl 等のセラミック材の緻密材料よりなる筒体状(円筒状)のパイプ材166を用いることができ、このパイプ材166中にポーラス材を詰めて高温で焼成することにより、上記ポーラスピース体162を形成することができる。
また、上記接着剤164としては、例えば石英−アルミナ系接着剤を用いることができ、上記接着剤164が溶融するような高温状態、例えば500〜1000℃程度で上記接着操作を行う。
そして、上記ポーラスピース体162の高さ及び直径はそれぞれ10mm程度であり、パイプ材166の肉厚は2〜4mm程度であるが、これらの数値には特に限定されない。また上記分岐されたガス流路112aの内径は、電磁界分布に影響を与えないように可能な限り細かい方がよく、典型的には前記波長λoの1/10以下、好ましくは1〜2mm程度である。
この第4実施例の場合にも、先の各実施例と同様に、処理容器34の天板50に設けたガス噴射穴108に通気性のあるポーラス状の誘電体よりなる穴用ポーラス状誘電体120を設けるようにしたので、ガス噴射穴108内でプラズマ異常放電を生ぜしめることなく、これより処理空間Sへ所定のガスを拡散させつつ導入することができる。
特に、穴用ポーラス状誘電体120は、この少なくとも側面部分を、気体を通さない緻密部材160として例えばパイプ材166により覆ったポーラスピース体162として装着するようにしたので、ポーラスピース体162の外殻を形成するパイプ材166の外径寸法のバラツキは非常に小さくなり、これをガス噴射穴108内に隙間が生じないように精度良く接合させて取り付けることができる。特に、ガス噴射穴108を区画する材料である石英やセラミック材とパイプ材166を形成する石英やセラミック材は同じ緻密材同士なので、その境界部分に僅かな隙間も発生させることなく精度良く装着することができる。このため、処理空間S内のプラズマがガス噴射穴108内やガス流路112a、112内へ侵入することがなくて、ここに異常放電が発生することを略確実に防止することができる。
また上記ポーラスピース体162は、これをガス噴射穴108内へ装着前に個別に特性検査を行うことにより、不良品を装着前に予め除去することができる。従って、天板50の完成後の不良品率を大幅に抑制することができる。
また、緻密部材160を用いないで穴用ポーラス状誘電体120を単独でガス噴射穴108内へ装着した場合には、接着剤164が偏在したり、接合境界部分に隙間が発生したりして、不良品率が20%程度あったが、この第4実施例の場合には、不良品率を10%程度まで抑制することができた。
<第5実施例>
次に、本発明のプラズマ処理装置の第5実施例について説明する。
図13は本発明のプラズマ処理装置の第5実施例の天板を示す部分拡大断面図、図14は図13中のポーラスピース体の形成方法を説明するための工程図である。尚、図10乃至図12に示す構成部分と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
上記第4実施例では、穴用ポーラス状誘電体120の側面を覆う緻密部材160としてパイプ材166を用いたが、ここでは緻密部材160として接着剤層168を用いている。すなわち、この第5実施例では、穴用ポーラス状誘電体120の下面(ガス噴射面側)を除き、全ての表面に緻密部材160として接着剤層168をコーティングして設け、そして、上記ガス流路112aに連通する部分に対して、穴用ポーラス状誘電体120の厚さ方向の途中まで削り取って凹部状のガス導入ホール170を形成することにより、ポーラスピース体172を作成している。
そして、ポーラスピース体172を第4実施例と同様に接着剤164を用いて上記ガス噴射穴108内に接着して取り付けるようにしている。上記接着剤層168は、例えばポーラスピース体162を接着する接着剤164と同じ材質のものを用いることができる。
ここで上記ポーラスピース体172の製造工程を説明する。まず、図14(A)に示すように、ポーラス材を所定の形状に加工して穴用ポーラス状誘電体120を形成する。そして、図14(B)に示すように、この穴用ポーラス状誘電体120を高温で溶融状態の緻密材料である接着剤中に浸漬する等することによって全表面にコーティングし、この溶融状態の接着剤を冷却して硬化させることによって接着剤層168を形成する(硬化ステップ)。これにより、穴用ポーラス状誘電体120の全表面が封止されることになる。
次に、図14(C)に示すように、上記穴用ポーラス状誘電体120のガス噴射面となる所定の表面にコーティングされている接着剤層を除去して噴射面174を露出させ、面出しを行う(除去ステップ)。
次に、図14(D)に示すように、上記接着剤層が除去された表面(噴射面174)とは反対側の表面に凹部状のガス導入ホール170を形成し(ホール形成ステップ)、これによりポーラスピース体172を完成する。尚、上記除去ステップとホール形成ステップの順序は逆に行ってもよい。
この第5実施例の場合にも、先の第4実施例と同様な作用効果を発揮することができる。また、この第5実施例の場合には、ガス導入ホール170を設けて穴用ポーラス状誘電体120の奥深くまで導入した後にガスを拡散させるようにしているので、上記接着剤164が例えばガス流路112a側に一部飛び出した状態で固化しても、この影響を受けることなく、穴用ポーラス状誘電体120の噴射面からガスを均一に分散させて供給することができるのみならず、このポーラスピース体172が有するコンダクタンスに悪影響を与えることもない。
また上記ポーラスピース体172は、これをガス噴射穴108内へ装着前に個別に特性検査を行うことにより、不良品を装着前に予め除去することができる。従って、天板50の完成後の不良品率を大幅に抑制することができる。
この第5実施例の場合には、ポーラスピース体172の装着後の天板の不良品率を1〜2%まで抑制することができた。
尚、上記ガス導入ホール170を図11に示す第4実施例に適用するようにしてもよい。
<第4及び第5実施例の変形例>
次に、第4及び第5実施例の変形例について説明する。図15は第4及び第5実施例の変形例を示す拡大断面図であり、図15(A)は第4実施例の変形例を示し、図15(B)は第5実施例の変形例を示す。
図15に示すように、ここではガス流路112aとガス噴射穴108の連結部には上記ガス流路112aの直径よりも大きな内径になされたガスヘッド空間180が形成されており、上記穴用ポーラス状誘電体120内へ面内均一性良くガスを拡散させるようになっている。
特に、図15(A)に示す場合には、過剰な接着剤164のはみ出しによる悪影響を抑制するためにガスヘッド空間180の内径を、上記穴用ポーラス状誘電体120の直径よりも大きく、且つ緻密部材160であるパイプ材166の外径よりも小さくなるように設定するのがよい。
このように、ポーラスピース体162、172のガス導入側にガスヘッド空間180を設けた場合には、過剰な接着剤164がはみ出しても、これがガス導入側の穴用ポーラス状誘電体120の表面を覆うことがなく、従って、ポーラスピース体162、172の装着後にコンダクタンスに悪影響を与えることを防止することができる。
また、図16は第4実施例の他の変形例を示す拡大断面図であるが、図7に示す構造に第4実施例の構造を適用するようにしてもよい。すなわち、ここでは、天板50の上方に配置した金属製のガス管136から、天板50を上下方向に貫通するようにしてガス噴射穴108へ連通されたガス流路112aを介してガスを導入するようになっており、ガス噴射穴108へポーラスピース体162を装着している。このようなガス管136を設けた構造の天板に対しては、上記第4実施例で説明した構造のみならず、第5実施例で説明した構造(図15の変形例も含む)も適用することができる。
また、図10乃至図16において説明した各実施例においては、各ポーラスピース体162、172をガス噴射穴108内へ装着するに際して、接着剤164を用いた場合を例にとって説明したが、これに限定されず、接着剤164を用いないで、各ポーラスピース体162、172をガス噴射穴108内へ嵌め込んだ状態で、これらを高温状態、例えば700〜900℃程度に維持して溶着させることにより一体焼成するようにしてもよい。
また上記各実施例では、被処理体として円形状の半導体ウエハWを処理する場合を例にとって説明したが、例えばLCD(Liquid Crystal Display)基板等のような方形状(矩形状)の被処理体を処理する場合にも適用することができる。図17はこのような方形状の被処理体を処理するプラズマ処理装置の天板の下面を示す平面図である。被処理体が方形状の場合には、処理容器も方形状に成形されており、これに対応して図17に示すように、天板50も方形状に成形されている。そして、ガス噴射穴108は、天板50の長さ方向に沿って複数列、図示例では2列に沿って直線状に所定の間隔で配置するようになっている。
尚、上記各実施例において説明した各寸法は単に一例を示したに過ぎず、これらに限定されないのは勿論である。
また、ここでは被処理体として半導体ウエハやLCD基板を例にとって説明したが、これに限定されず、ガラス基板、セラミック基板等にも本発明を適用することができる。
本発明に係るプラズマ処理装置の第1実施例を示す構成図である。 天板の下面を示す平面図である。 天板を形成する下側天板部材の上面を示す平面図である。 天板を製造する時の一例を示す図である。 天板を製造する時の一例を示す図である。 天板の変形例を示す断面図である。 天板の他の変形例を示す断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第2実施例を示す断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第3実施例を示す断面図である。 本発明のプラズマ処理装置の第4実施例の天板を示す部分拡大断面図である。 天板の要部を示す拡大断面図である。 天板の製造工程を説明するための説明図である。 本発明のプラズマ処理装置の第5実施例の天板を示す部分拡大断面図である。 図13中のポーラスピース体の形成方法を説明するための工程図である。 第4及び第5実施例の変形例を示す拡大断面図である。 第4実施例の他の変形例を示す拡大断面図である。 方形状に成形された天板を示す図である。 マイクロ波を用いた従来の一般的なプラズマ処理装置を示す概略構成図である。
符号の説明
32 プラズマ処理装置
34 処理容器
36 載置台
50 天板
50A 下側天板部材
50B 上側天板部材
52 ガス導入手段
54 電磁波導入手段
56 平面アンテナ部材
64 同軸導波管
68 矩形導波管
70 マイクロ波発生器
74 マイクロ波放射孔
108 ガス噴射穴
110 ガス供給系
112 ガス流路
120 穴用ポーラス状誘電体
122 流路用ポーラス状誘電体
160 緻密部材
162 ポーラスピース体
164 接着剤
166 パイプ材
168 接着剤層
170 ガス導入ホール
172 ポーラスピース体
180 ガスヘッド空間
W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (25)

  1. 天井部が開口されて内部が真空引き可能になされた処理容器と、
    被処理体を載置するために前記処理容器内に設けた載置台と、
    前記天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板と、
    前記天板を介してプラズマ発生用の電磁波を前記処理容器内へ導入する電磁波導入手段と、
    前記処理容器内へ所定のガスを導入するガス導入手段と、
    を有するプラズマ処理装置において、
    前記ガス導入手段は、
    前記天板に前記処理容器内を臨ませて設けたガス噴射穴と、該ガス噴射穴に設けられた通気性のある穴用ポーラス状誘電体と、前記ガス噴射穴へ前記所定のガスを供給するガス供給系と、よりなることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記ガス噴射穴は、前記天板に分散させて複数個設けられることを特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記複数のガス噴射穴は同心円状に配列されていることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記複数のガス噴射穴は複数列に沿って直線上に配列されていることを特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記ガス供給系は、前記天板に形成されたガス流路と、該ガス流路内に設けられた通気性のある流路用ポーラス状誘電体と、を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記穴用ポーラス状誘電体は、少なくともその側面部分が気体を通さない緻密部材により覆われたポーラスピース体として形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記緻密部材は、筒体状のパイプ材よりなることを特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置。
  8. 前記緻密部材は、コーティングされて硬化された接着剤層よりなることを特徴とする請求項6記載のプラズマ処理装置。
  9. 前記ガス供給系は、前記天板に形成されて前記ガス噴射穴に連通されるガス流路を有していることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  10. 前記ガス流路と前記ガス噴射穴との連結部には、前記ガス流路の直径よりも大きな内径になされたガスヘッド空間が形成されていることを特徴とする請求項9記載のプラズマ処理装置。
  11. 前記穴用ポーラス状誘電体には、凹部状のガス導入ホールが形成されていることを特徴とする請求項6乃至10のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  12. 前記天板の構成材料と前記ポーラス状誘電体の主要な構成材料とは同一材料よりなることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  13. 前記ポーラス状誘電体に含まれる気泡の直径は0.1mm以下であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  14. 前記ガス噴射穴の直径を、前記天板中を伝搬する前記電磁波の波長の1/2以下に設定するように構成したことを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  15. 前記電磁波導入手段は、
    前記天板上に設けられた平面アンテナ部材と、
    マイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、
    前記マイクロ波発生器で発生した前記マイクロ波を前記平面アンテナ部材へ伝搬する導波管とを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  16. 前記電磁波導入手段は、
    高周波を発生する高周波発生器と、
    前記天板上に設けられて前記高周波発生器に接続された誘導コイル部とを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  17. 内部が真空引き可能になされた処理容器と、
    被処理体を載置すると共に下部電極を兼用する載置台と、
    前記処理容器の天井部に設けられて前記処理容器内へ所定のガスを供給すると共に上部電極を兼用するシャワーヘッド部と、
    前記載置台と前記シャワーヘッド部との間に印加する高周波を発生する高周波発生器とを有するプラズマ処理装置において、
    前記シャワーヘッド部のガス噴射面側に、通気性のあるポーラス状誘電体を設けるように構成したことを特徴とするプラズマ処理装置。
  18. 前記ポーラス状誘電体に含まれる気泡の直径は0.1mm以下であることを特徴とする請求項17記載のプラズマ処理装置。
  19. プラズマ処理装置の処理容器内へ電磁波を導入するために前記処理容器の天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板において、
    前記天板を形成する母材にガス噴射穴を形成し、該ガス噴射穴内に通気性のある穴用ポーラス状誘電体を設けるように構成したことを特徴とする天板。
  20. 前記母材には、前記ガス噴射穴へガスを供給するガス流路が形成されていることを特徴とする請求項19記載の天板。
  21. プラズマ処理装置の処理容器内へ電磁波を導入するために前記処理容器の天井部の開口に気密に装着されて電磁波を透過する誘電体よりなる天板の製造方法において、
    穴用ポーラス状誘電体の少なくとも側面部分に気体を通さない緻密部材により覆ってポーラスピース体を形成するピース体形成工程と、
    前記ポーラスピース体を天板の母材に形成したガス噴射穴へ装着する装着工程と、
    を有することを特徴とする天板の製造方法。
  22. 前記ピース体形成工程は、
    筒体状のパイプ材中に前記ポーラス状誘電体を詰めて焼成するステップを有することを特徴とする請求項21記載の天板の製造方法。
  23. 前記ピース体形成工程は、
    前記穴用ポーラス状誘電体の全表面に溶融状態の前記緻密部材である接着剤をコーティングして硬化させて接着剤層を形成する硬化ステップと、
    前記ポーラス状誘電体の所定の表面にコーティングされている接着剤層を除去する除去ステップと、
    前記接着剤層が除去された表面とは反対側の表面に凹部状のガス導入ホールを形成するホール形成ステップと、
    を有することを特徴とする請求項21記載の天板の製造方法。
  24. 前記装着工程は、前記ポーラスピース体を接着剤により前記天板のガス噴射穴へ接合して装着することを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載の天板の製造方法。
  25. 前記装着工程は、前記ポーラスピース体を前記ガス噴射穴へ嵌め込んだ状態で一体焼成することにより装着することを特徴とする請求項21乃至23のいずれかに記載の天板の製造方法。
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