JP2003333889A - モータ異常検出装置 - Google Patents

モータ異常検出装置

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JP2003333889A JP2003003405A JP2003003405A JP2003333889A JP 2003333889 A JP2003333889 A JP 2003333889A JP 2003003405 A JP2003003405 A JP 2003003405A JP 2003003405 A JP2003003405 A JP 2003003405A JP 2003333889 A JP2003333889 A JP 2003333889A
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Masahiko Kurishige
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知之 井上
Seiji Sakanishi
聖二 坂西
Kenichi Kawakami
憲一 河上
Takayuki Kifuku
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目標電圧とモータの実電流から外乱電圧を推
定することで、ハードウェアの追加を行うことなく、か
かる外乱電圧の影響によるモータの異常状態を判断す
る。 【解決手段】 運転者の操作によりハンドル軸に生じる
操舵トルクをモータにより補助する電動式パワーステア
リング装置におけるモータ異常検出装置であって、モー
タに生じている実電流を検出するモータ電流検出手段
と、入力される目標電流と上記実電流との偏差に応じ
て、モータに駆動指令を与える目標電圧値をフィードバ
ック制御するフィードバック制御手段と、上記目標電圧
と上記実電流に基づいて、上記モータに生じている異常
を示す電圧に相当する異常電圧推定値を推定する異常電
圧推定手段と、上記異常電圧推定値と予め記憶された所
定の異常電圧値との比較に基づいて、上記モータの異常
を判定するモータ異常判定手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータ異常検出装
置に関し、特に、運転者の操作によりハンドル軸に生じ
る操舵トルクをモータにより補助する電動式パワーステ
アリング装置におけるモータ異常検出装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の電動式パワーステアリ
ング装置におけるモータ異常検出装置を示すブロック図
である。以下、図16を用いて従来のモータ異常検出装
置の構成について説明する。
【0003】図16において、1は図示しないステアリ
ングのコラム軸に装着した操舵トルクセンサに接続され
た操舵トルク検出器、6は操舵トルク検出器1の出力を
受けてその位相を補償する位相補償器である。
【0004】また、13は図示しない車軸の回転などを
検出して車速信号を出力するセンサに接続された車速検
出器、2は位相補償器6の出力と車速検出器13の出力
の両方を受けて、必要な操舵トルクを決定する操舵トル
ク制御器である。
【0005】5は操舵トルク制御器2の決定したトルク
値を発生するために必要なモータの電流値を決定するモ
ータ電流決定器、3は加減算器11を備えた電流フィー
ドバック制御器、7はモータ駆動器、8はこのパワース
テアリング装置の駆動モータ、9はモータ8の電流値を
検出して加減算器11へ負帰還させるモータ電流検出器
である。
【0006】次に、上記構成を有する従来の電動式パワ
ーステアリング装置におけるモータ異常検出装置の動作
について説明する。
【0007】はじめに、ハンドルのトルクが操舵トルク
検出器1により検出されると、位相補償器6は操舵トル
ク検出器1により検出されたトルクの位相遅れを補償
し、その出力を操舵トルク制御器2へ入力する。さら
に、車速検出器13により検出された車速信号が操舵ト
ルク制御器2に入力され、両入力に基づきドライバがハ
ンドルを操作して発生させた操舵トルクを補助するトル
ク値を決定する。
【0008】そして、この補助すべきトルク値をモータ
電流決定器5へ入力し、目標電流を決定する。この目標
電流に基づき電流フィードフォワード制御器4の出力
と、電流フィードバック制御器3の出力とを加算器10
で加算し、加算器の出力とバッテリー電圧を積算器12
により積算したものをモータ駆動器7へ入力し、モータ
8の出力トルクが所望のトルクとなるように制御する。
【0009】また、モータ8の電流はモータ電流検出器
9により実電流値として検出され、フィードバック制御
器3へ加減算器11を介してフィードバックされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような構成にお
いて、モータの異常を検知するために、従来は、例えば
特開2001−310750号公報のように目標電圧と
実際に測定したモータ端子間電圧との差に基づいて、モ
ータ異常検出器15より異常を検出していた。また、特
開平8−310416号公報では、目標電流と検出され
たモータ電流との差に基づいて、モータの異常を検出し
ていた。
【0011】しかしながら、目標電圧あるいはモータ端
子間電圧とモータコイルに実際に印加される電圧との間
に外乱電圧が生じた場合、これを直接検知することがで
きないといった問題があった。
【0012】この発明に係るモータ異常検出装置は、以
上のような問題を解決するためになされたものであり、
目標電圧とモータの実電流から外乱電圧(例えばモータ
の整流子およびブラシの欠損、摩耗およびキズ、あるい
はモータ内部への異物混入、モータ内部部品の欠損破片
などによる外乱電圧の影響による異常電圧値)を推定す
ることで、ハードウェアの追加を行うことなく、かかる
外乱電圧の影響によるモータの異常状態を判断すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るモータ異
常検出装置は、電動式のモータに対するモータ異常検出
装置であって、上記モータに生じている実電流を検出す
るモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上記実
電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える目標
電圧値をフィードバック制御するフィードバック制御手
段と、上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モー
タに生じている異常を示す電圧に相当する異常電圧推定
値を推定する異常電圧推定手段と、上記モータの回転速
度とモータの整流子とブラシの数から転流周波数を演算
する転流周波数演算手段と、上記転流周波数に応じてフ
ィルタ周波数を変化させて、上記異常電圧推定手段によ
り推定された異常電圧推定値をフィルタリングするフィ
ルタ装置と、上記フィルタ装置によりフィルタリングさ
れた異常電圧推定値と予め記憶された所定の異常電圧値
との比較に基づいて、上記モータの異常を判定するモー
タ異常判定手段とを備えたものである。
【0014】また、上記モータに生じている実電流を検
出するモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上
記実電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える
目標電圧をフィードバック制御するフィードバック制御
手段と、上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モ
ータに生じている異常を示す電圧に対応する異常電圧推
定値を推定する異常電圧推定手段と、上記異常電圧推定
値に対して周波数解析を行い、この周波数解析の結果か
らピーク周波数を出力する周波数解析手段と、上記モー
タの回転速度に応じたモータ回転周波数と上記ピーク周
波数との偏差に基づいて、上記モータの異常を判定する
モータ異常判定手段とを備えたものである。
【0015】また、上記モータに生じている実電流を検
出するモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上
記実電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える
目標電圧をフィードバック制御するフィードバック制御
手段と、上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モ
ータに生じている異常を示す電圧に対応する異常電圧推
定値を推定する異常電圧推定手段と、上記異常電圧推定
値に基づいて、異常電圧発生の時間間隔を演算する時間
間隔演算手段と、上記時間間隔演算手段により演算され
た異常電圧発生の時間間隔と、上記モータの回転速度に
応じたモータ回転周波数とに基づいて、上記モータの異
常を判定するモータ異常判定手段とを備えたものであ
る。
【0016】また、上記時間間隔演算手段は、上記異常
電圧推定手段により推定された異常電圧推定値の直流成
分を除去する直流成分除去手段と、上記直流成分除去手
段により直流成分を除去された異常電圧推定値と予め記
憶された所定の異常電圧値とに基づいて、異常電圧の発
生を判断する異常電圧発生判断手段と、上記異常電圧発
生判断手段により判断された異常電圧発生の時間間隔を
記憶する記憶手段とを備え、上記モータ異常判定手段
は、上記記憶手段により記憶された異常発生時間間隔と
上記モータの回転速度に応じたモータ回転周波数とに基
づいて、上記モータの異常を判定するものである。
【0017】また、上記モータに生じている実電流を検
出するモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上
記実電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える
目標電圧をフィードバック制御するフィードバック制御
手段と、上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モ
ータに生じている異常を示す電圧に相当する異常電圧推
定値を推定する異常電圧推定手段と、上記異常電圧推定
手段により推定された異常電圧推定値の振動成分を除去
する第1の振動成分除去手段と、上記目標電圧あるいは
実測されたモータ電圧の振動成分を除去する第2の振動
成分除去手段と、上記第1の振動除去手段により振動成
分が除去された異常電圧推定値と、上記第2の振動除去
手段により振動成分が除去された目標電圧あるいは実測
されたモータ電圧とに基づいて、上記モータの異常を判
定するモータ異常判定手段とを備えたものである。
【0018】また、上記モータ異常判定手段は、上記第
2の振動除去手段により振動成分が除去された目標電圧
あるいは実測されたモータ電圧とに代えて、予め設定さ
れた電圧値とに基づいて、上記モータの異常を判定する
ものである。
【0019】また、振動成分が除去された異常電圧推定
値と目標電圧または実測されたモータ電圧の偏差を演算
する演算手段と、上記演算手段により演算された偏差
を、所定の時間間隔で累積した累積偏差を算出する累積
演算手段と、過去の累積演算手段による累積偏差を記憶
する記憶手段とを備え、上記モータ異常判定手段は、上
記記憶手段に記憶された過去の累積偏差と現在の累積演
算手段による累積偏差との偏差に基づいて上記モータの
異常を判定するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1に係る電動式パワーステアリング装置の
モータ異常検出装置における構成を示したものである。
図1における構成は、操舵トルクと車速の入力から目標
電流を決定するまでの構成、および目標電流とモータ検
出電流の差に基づいてトルクを出力する構成は、図16
で説明した従来の技術と同一であるため、その説明は省
略する。
【0021】ここで、図1において、電流フィードバッ
ク制御器3は、例えば予めROM内に記憶されている比
例ゲインK、積分ゲインKおよび微分ゲインK
用いたPID制御が考えられる。なお、前記ゲインのう
ち1種類または2種類のみを用いてもよい。また、モー
タ電流のフィードバックループあるいは目標電流I
efに制御器を挿入するなどして、2自由度PID制御
系を構成してもよい。
【0022】次いで、電流フィードバック制御器3で演
算された目標電圧(モータ駆動指令電圧)Vrefに相
当するバッテリ電圧Vbattがモータ駆動器7へ入力
されるが、上記目標電圧Vrefからモータ駆動器7へ
の実入力電圧Vまで間に、外乱電圧Vdistの影響
や、モータ8の逆起電力Vが存在し、実際には目標電
圧Vrefから両電圧値(VdistおよびV)を減
じた値が実入力電圧V となる。
【0023】異常電圧推定器16へは、目標電圧V
refと、モータ電流検出器7により検出された実電流
actが入力され、IactとVrefに基づいてモ
ータ異常推定電圧Vを推定する構成となっている。こ
の異常電圧推定器16の出力をモータ異常判定器15に
入力し、モータの異常が判定される。
【0024】ここで、上記異常電圧推定器16の詳細に
ついて説明する。本発明の異常電圧推定器16には外乱
推定オブザーバを使用する。外乱推定オブザーバは、後
述する式(2)に示すように、モータの電流挙動のモデ
ルをコイルインピーダンス特性と外乱電圧の和として構
成する。
【0025】ここで、一般的な外乱推定電圧をV
distとし、この外乱電圧Vdistの動特性が次式
(1)で与えられるステップ状であるものとして、モー
タの電流挙動を式(2)の如くモデル化した。 dVdist/dt=0 ・・・・(1)
【0026】したがって、この外乱モデル式(1)を含
む目標電圧Vref、実電流Iac に対するモータの
電流挙動のモデルは次式(2)のようになる。
【数1】 なお、Rはモータの抵抗値、Lはモータのインダク
タンス値、yは出力値である。
【0027】この電流挙動モデルの式(2)中の状態量
である外乱電圧Vdistをオブザーバにより推定す
る。
【0028】次いで、上式(2)の拡大系を次式(3)
に示す可観測正準系に変換する。
【数2】 なお、z,zは状態量を示し、α,α
',b'は係数を示し、α=0、α=R/L
、b'=0、b'=1/Lである。
【0029】ここで、上記式(3)に対するオブザーバ
の基本式は次式(4)、(5)となる。
【数3】
【0030】なお、式(4)において、
【数4】 は推定状態量を示し、g,gは重み係数であり、 g=λ・λ=−(R/L)−(λ+λ) ただし、λ,λはオブザーバの極を示す。また、重
み係数g,gは、外乱電圧推定オブザーバの出力が
安定になるように、その値が予め決定されている。
【0031】上述した外乱電圧Vdistの動特性で
は、式(1)で与えられるステップ状であるものとして
モータの電流挙動のモデル化を行ったが、次式(6)で
与えられる周波数ωの正弦波状であるとして外乱電圧推
定オブザーバを構成してもよい。
【数5】 なお、xは状態量を示している。
【0032】また、時間tに対する多項式(6)で表さ
れる外乱電圧Vdistであるとして外乱電圧推定オブ
ザーバを構成してもよい。ここで、c,c,c
実際の外乱電圧波形を固定して定めた定数である。 Vdist=c・t+c・t+c ・・・・(7)
【0033】さらに、これらのオブザーバに対して、そ
の次数を下げた最小次元オブザーバを用いて、外乱電圧
を推定してもよい。例えば、式(4)を最小次元化した
場合のオブザーバの式は次式(8),(9)で示せる。 dw/dt=−fL1w+〔fL1{(R/L)−fL1}〕Iact −(fL1/L)Vref ・・・・(8) Vdist=−L(w+fL1act) ・・・・(9) ここで、wは中間状態量、dw/dtは中間状態量wの
時間微分、−fL1はオブザーバの極である。
【0034】これら外乱推定オブザーバ16の出力yは
各種フィルタ17により信号処理を行い、上記各種フィ
ルタ17の出力をモータ異常判定器15のROMに予め
記録された値と比較することでモータ異常を検出するよ
うにプログラムをCPUにより実行演算処理する。この
プログラムの実行動作を図2に示すフローチャートを用
いて、以下に説明する。
【0035】ステップS110では、目標電流Iref
およびモータ実電流Iactから電流フィードバック制
御器3により演算されたモータ駆動指令電圧値すなわち
目標電圧値Vrefをメモリに記憶する。次いで、ステ
ップS120では、モータ電流検出器9により検出され
たモータ実電流Iactをメモリに記憶する。
【0036】ステップS130では、記憶された目標電
圧Vrefとモータ実電流Iactとを外乱電圧推定オ
ブザーバに入力し、ステップS140で、上記で詳述し
た外乱電圧推定オブザーバの演算式に基づいてモータ異
常電圧推定値Vを演算する。
【0037】ステップS141では、モータ回転速度ω
を読み込む。モータ回転速度ωはエンコーダなどの
センサで測定するか、逆起電圧から推定すればよい。ま
た、測定あるいは推定されたハンドルの操舵速度から演
算してもよい。
【0038】ステップS142では、予めROMに記憶
されたモータのブラシ数Nb及び整流子数Mcを読み込
む。
【0039】ステップS143では、読み込まれたモー
タ回転速度ω、モータのブラシ数Nb及び整流子数M
cから、転流周波数演算器26により転流周波数Fcを
演算する。転流周波数Fcはモータ回転時の転流による
電圧変動の周波数であり、上記のモータ回転速度ω
モータのブラシ数Nb及び整流子数Mcの関数として表
され、転流周波数演算器26はFc=f(ω、Nb、
Mc)で与えられる。
【0040】次に、図3は、モータの回転速度ωに応
じてノッチ部分が変化する可変フィルタとなっている。
そこでステップS144にて、上記転流周波数Fcをフ
ィルタ周波数とする可変フィルタにより、モータ異常推
定電圧Vfをフィルタリングし、モータ異常電圧Vff
を得る。フィルタ装置17としては、モータ異常推定電
圧Vfからバンドパスフィルタを通した異常推定電圧を
引く構成でもよく、特定周波数のゲインを低下させるも
のならば何でもよい。
【0041】ステップS150において、予めROMに
記憶されたある値εとモータ異常電圧値Vffの絶対
値を比較する。この比較の結果、|Vff|≧εの場
合は、ステップS160でモータ異常と判定し、一方|
ff|<εの場合は、モータ正常と判定する。
【0042】さらに、ステップS110に戻り、この動
作を繰り返す。ステップS160でモータに異常がある
と判定された場合は、ステップS110に戻らず本動作
を終了してもよい。
【0043】以上のように、本実施の形態1に係る電動
式パワーステアリング装置のモータ異常検出装置によれ
ば、モータの整流子およびブラシの欠損、摩耗およびキ
ズ、あるいはモータ内部への異物混入、モータ内部部品
の欠損破片などにより発生した異常電圧値を推定するこ
とで、モータ内部の異常を判断することができる。
【0044】また、転流周波数演算器26および各種フ
ィルタ17を挿入することで、ある周波数成分をもつ異
常電圧推定値についてモータ異常判定を行うことができ
る。例えば、転流リップル等のようなモータは正常であ
るが外乱電圧として発生してしまう現象が発生した場合
にも、誤判断をすることなく異常状態のみ検出すること
が可能である。
【0045】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係る電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出装
置について、図4〜図6を用いて以下に説明する。図4
は、上記実施の形態1のモータ異常判定部に相当する構
成を示したものであり、図5は本実施の形態2の動作を
示すフローチャートである。
【0046】図5において、ステップS240までは図
2のステップS140までと同様であるため、その説明
を省略する。ステップS241では、周波数解析器18
により図6のようなモータ異常推定電圧Vのピーク値
を示す周波数Fを演算し出力する。周波数解析器18
としては、例えばFFT(高速フーリエ変換)を用いれ
ばよい。
【0047】次に、ステップS242では、モータ回転
速度ωを読み込む。そして、ステップS243におい
て、モータ回転周波数ωを係数器19によって係数倍
することにより、モータ回転速度ωに比例した周波数
に変換する。
【0048】そして、ステップS244では、加減算器
10dを用いてΔF=F−Fの演算を行う。次い
で、ステップS250では、予めROMに記憶された所
定の値εとモータ異常電圧のピーク周波数Fとモー
タ回転速度に比例した周波数F の周波数差ΔFの絶対
値を比較し、この比較結果が、|ΔF|≧εの場合は
ステップS260でモータ異常と判定する。一方、ステ
ップS270で|ΔF|<εの場合はモータ正常と判
定する。後の動作は上記実施例の形態1と同様である。
【0049】以上のように、本実施の形態2によれば、
モータ異常推定電圧の周波数Fがモータ回転速度に比
例する周波数Fに近い場合は、モータ異常電圧は転流
リップルによるものと判断し、異常の誤検出を防ぐこと
ができる。また、お互いの周波数の差が大きい場合に
は、転流リップル以外の異常電圧が発生しているため、
モータが異常であると判断することができる。
【0050】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係る電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出装
置について、図7〜図9を用いて以下に説明する。図7
は、上記実施の形態1のモータ異常判定部に相当する構
成を示したものであり、図8は本実施の形態3の動作を
示すフローチャートである。
【0051】図8において、ステップS340までは図
2のステップS140までと同様であるため、その説明
を省略する。図8において、ステップS341では、パ
ルス発生間隔演算器20により図9に示すような推定電
圧Vがインパルス状に発生した場合の、その時間間隔
を求め出力する。なお、パルス発生間隔演算器20
の例としては、ウェーブレット変換器などが挙げられ
る。
【0052】ステップS343において、演算器21を
用いてモータ回転周波数ωからモータ回転速度ω
反比例した周期Tに変換する。そして、ステップS3
44では、加減算器10dを用いてΔT=T−T
演算を行う。そして、ステップS350において、予め
ROMに記憶された所定の値εとΔTの絶対値を比較
する。
【0053】この比較の結果、|ΔT|≦εの場合
は、ステップS360でモータ異常と判定する。一方、
|ΔT|>εの場合は、ステップS370でモータ正常
と判定する。後の動作は上記実施の形態1と同様であ
る。
【0054】以上のように、本実施の形態3によれば、
例えばモータ異常電圧がインパルス状に発生する場合な
どに、それをモータ回転速度と比較することで、モータ
回転速度に依存した異常状態かどうかを判断することが
でき、異常状態を引き起こしているブラシと整流子の接
触状態の組合せを検出することができる。
【0055】実施の形態4.この発明の実施の形態4に
係る電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出装
置について、図10および図11を用いて以下に説明す
る。図10は、本実施の形態4の動作を説明するフロー
チャートである。図10において、ステップS440ま
では図2のステップS140までと同様であるため、そ
の説明を省略する。
【0056】図10において、ステップS440bで
は、異常推定電圧Vの直流成分をハイパスフィルタあ
るいは平均値を演算することにより除去し、それをVf
_ACとする。
【0057】ステップS441からステップS445ま
では、パルス発生間隔Tを演算する方法を示したもの
である。まず、ステップS441にて以下の判定式(1
0)によりパルス発生の判定を行う。
【数6】 ここで、Vthは予めROMに記憶された電圧値であ
り、ΔV/Δtは異常推定電圧の時間差分値である。
なお、図11には、モータ異常検出装置の異常電圧の時
間変化を示す。
【0058】また、式(10)の代わりに、次式(1
1)を用いてもよい。
【数7】 もし、上記判定式が満たされているならば、モータ異常
パルスが発生していると判断する。
【0059】ステップS442では、最初の発生時間t
が記憶されていないならば、ステップS443にてパ
ルス発生時間tをT1=tとしてROMに記憶し、ステ
ップS440に戻る。そして、再びステップS441で
は、式(10)、あるいは式(11)が満たされるなら
ば、そのときの時間tを今度はステップS444にてT
2=tとして記憶する。
【0060】次に、ステップS445にて、パルス発生
時間間隔T=T2−T1を演算する。後の動作は図8
に示すステップS342以降の動作と同様であるため、
説明を省略する。
【0061】以上のように、本実施の形態4によれば、
上記実施の形態3と同様の効果を奏することができる。
【0062】実施の形態5.この発明の実施の形態5に
係る電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出装
置について、図12および図13を用いて以下に説明す
る。図12は上記実施の形態1のモータ異常判定部に相
当する構成を示したものであり、図13は本実施の形態
5の動作を説明するフローチャートである。なお、図1
3において、ステップS540までは図2のステップS
140までと同様であるため、その説明を省略する。
【0063】図13において、ステップS541では、
振動成分除去手段22にから推定電圧Vの振動成分を
除去し、直流成分Vf_DCのみにする。振動成分除去
手段22としては任意の次数のローパスフィルタを用い
たり、Vの平均値を演算するなどの方法を用いればよ
い。
【0064】次に、ステップS542では、目標電圧V
refあるいはモータ端子間電圧V を読み込む。次い
で、ステップS543では、上記ステップS542で読
み込んだ電圧値に対して振動成分除去手段23により直
流成分Vr_DCのみにする。
【0065】そして、ステップS544では、加減算器
10dを用いてΔV=Vf_DC−Vr_DCの演算を
行う。次いで、ステップS550では、予めROMに記
憶された所定の値εとΔVの絶対値を比較する。
【0066】この比較の結果、|ΔV|≧εの場合
は、ステップS560でモータ異常と判定する。一方、
|ΔV|<εの場合は、ステップS570でモータ正
常と判定する。後の動作は上記実施の形態1と同様であ
る。
【0067】以上のように、本実施の形態5によれば、
ブラシと整流子の接触状態や、ブラシの摩耗などによ
り、ブラシドロップ電圧が大きくなった状態などを検出
することができる。
【0068】実施の形態6.この発明の実施の形態6に
係る電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出装
置について、図14および図15を用いて以下に説明す
る。図14は上記実施の形態1のモータ異常判定部に相
当する構成を示したものであり、図15は本実施の形態
6の動作を説明するフローチャートである。なお、図1
5において、ステップS640までは図2のステップS
140までと同様であるため、その説明を省略する。
【0069】図15において、ステップS641では、
振動成分除去手段22により、モータ異常推定電圧V
の直流成分Vf_DCを演算する。そして、ステップS
642にて、所定の時間間隔Ts1からTe1までの
間、積分器24にてVf_DCを累積する。
【0070】また、ステップS643では、累積された
f_DCの値すなわちΣVf_D を記憶装置25に
記憶し、その値をモータ異常判定に用いる閾値ΣVth
とする。
【0071】次いで、ステップS644では、Te1
s2≦Te2およびTe1−T =Te2−Ts2
となるTs2からTe2の間に積分器24にてV
f_DCを累積し、ΣVf_DCとする。
【0072】そして、ステップS645では、Δ(ΣV
f_DC)=ΣVf_DC−ΣV を演算する。次い
で、ステップS650では、予めROMに記憶された所
定の値εとΔ(ΣVf_DC)の絶対値を比較する。
【0073】この比較の結果、|Δ(ΣVf_DC)|
≧εの場合は、ステップS660でモータ異常と判定
する。一方、|ΔV|<εの場合は、ステップS67
0でモータ正常と判定する。後の動作は上記実施の形態
1と同様である。
【0074】以上のように、本実施の形態6によれば、
過去の推定電圧の状態を記憶し、現在の推定電圧と比較
することができるため、ブラシの摩耗などの経年変化に
よるブラシドロップ電圧の変化を検出することができ
る。
【0075】なお、本実施の形態1〜6においては、い
ずれも電動式パワーステアリング装置のモータ異常検出
装置について説明してきたが、これに限るものではな
く、電動式のモータを用いた装置であれば、同様にして
モータ内部の異常を判断することができる。
【0076】
【発明の効果】この発明に係るモータ異常検出装置によ
れば、モータに生じている実電流を検出するモータ電流
検出手段と、入力される目標電流と上記実電流との偏差
に応じてモータに駆動指令を与える目標電圧値をフィー
ドバック制御するフィードバック制御手段と、目標電圧
と実電流に基づいてモータに生じている異常を示す電圧
に相当する異常電圧推定値を推定する異常電圧推定手段
と、モータの回転速度とモータの整流子とブラシの数か
ら転流周波数を演算する転流周波数演算手段と、転流周
波数に応じてフィルタ周波数を変化させて、異常電圧推
定手段により推定された異常電圧推定値をフィルタリン
グするフィルタ装置と、フィルタ装置によりフィルタリ
ングされた異常電圧推定値と予め記憶された所定の異常
電圧値との比較に基づいてモータの異常を判定するモー
タ異常判定手段とを備えたことにより、例えばモータの
整流子およびブラシの欠損、摩耗およびキズ、あるいは
モータ内部への異物混入、モータ内部部品の欠損破片な
どによる外乱電圧の影響による異常電圧値を推定するこ
とができ、かかる外乱電圧の影響によるモータの異常状
態を判断することができる。
【0077】さらに、上記転流周波数に応じてフィルタ
周波数を変化させて、上記異常電圧推定手段により推定
された異常電圧推定値をフィルタリングするフィルタ装
置を備え、モータ異常判定手段はフィルタ装置によりフ
ィルタリングされた異常電圧推定値と予め記憶された所
定の異常電圧値との比較に基づいてモータの異常を判定
することにより、モータ回転速度に応じてモータの異常
とは関係のない転流リップルが生じても、この成分を上
記フィルタ装置により除去した上で、異常状態を判断す
るので、転流リップルによる電圧変動を異常電圧と誤っ
て判断するのを防ぐことができる。
【0078】また、モータに生じている実電流を検出す
るモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上記実
電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える目標
電圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段
と、目標電圧と実電流に基づいてモータに生じている異
常を示す電圧に対応する異常電圧推定値を推定する異常
電圧推定手段と、異常電圧推定値に対して周波数解析を
行いこの周波数解析の結果からピーク周波数を出力する
周波数解析手段と、モータの回転速度に応じたモータ回
転周波数とピーク周波数との偏差に基づいてモータの異
常を判定するモータ異常判定手段とを備えたことによ
り、モータ回転速度に応じてモータの異常とは関係のな
い転流リップルが生じても、この成分を上記フィルタ装
置により除去した上で、異常状態を判断するので、転流
リップルによる電圧変動を異常電圧と誤って判断するの
を防ぐことができる。
【0079】また、モータに生じている実電流を検出す
るモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上記実
電流との偏差に応じて、モータに駆動指令を与える目標
電圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段
と、目標電圧と実電流に基づいてモータに生じている異
常を示す電圧に対応する異常電圧推定値を推定する異常
電圧推定手段と、異常電圧推定値に基づいて異常電圧発
生の時間間隔を演算する時間間隔演算手段と、時間間隔
演算手段により演算された異常電圧発生の時間間隔とモ
ータの回転速度に応じたモータ回転周波数とに基づいて
モータの異常を判定するモータ異常判定手段とを備えた
ことにより、例えば周期的に発生するインパルス状の異
常電圧推定値についてその発生間隔を求め、モータ回転
速度と比較することで、モータ回転速度に比例した周期
で電圧推定値が発生している場合に異常状態とみなすこ
とができる。
【0080】また、上記時間間隔演算手段は、異常電圧
推定手段により推定された異常電圧推定値の直流成分を
除去する直流成分除去手段と、直流成分除去手段により
直流成分を除去された異常電圧推定値と予め記憶された
所定の異常電圧値とに基づいて異常電圧の発生を判断す
る異常電圧発生判断手段と、異常電圧発生判断手段によ
り判断された異常電圧発生の時間間隔を記憶する記憶手
段とを備え、モータ異常判定手段は記憶手段により記憶
された異常発生時間間隔とモータの回転速度に応じたモ
ータ回転周波数とに基づいてモータの異常を判定するこ
とにより、例えば周期的に発生するインパルス状の異常
電圧推定値についてその発生間隔を求め、モータ回転速
度と比較することで、モータ回転速度に比例した周期で
電圧推定値が発生している場合に異常状態とみなすこと
ができる。
【0081】また、モータに生じている実電流を検出す
るモータ電流検出手段と、入力される目標電流と上記実
電流との偏差に応じてモータに駆動指令を与える目標電
圧をフィードバック制御するフィードバック制御手段
と、目標電圧と実電流に基づいてモータに生じている異
常を示す電圧に相当する異常電圧推定値を推定する異常
電圧推定手段と、異常電圧推定手段により推定された異
常電圧推定値の振動成分を除去する第1の振動成分除去
手段と、目標電圧あるいは実測されたモータ電圧の振動
成分を除去する第2の振動成分除去手段と、第1の振動
除去手段により振動成分が除去された異常電圧推定値
と、第2の振動除去手段により振動成分が除去された目
標電圧あるいは実測されたモータ電圧とに基づいてモー
タの異常を判定するモータ異常判定手段とを備えたこと
により、振動成分を除去し、直流成分に対して異常電圧
推定値と目標電圧あるいは実際のモータ電圧値を比較す
ることで、例えば、モータの経年的な変化により、ブラ
シドロップが大きくなった状態などを検出することが可
能である。
【0082】また、モータ異常判定手段は、第2の振動
除去手段により振動成分が除去された目標電圧あるいは
実測されたモータ電圧とに代えて、予め設定された電圧
値とに基づいて、上記モータの異常を判定することによ
り、直流成分に対して異常電圧推定値と目標電圧あるい
は実際のモータ電圧値を比較することで、例えば、モー
タの経年的な変化により、ブラシドロップが大きくなっ
た状態などを検出することが可能である。
【0083】また、振動成分が除去された異常電圧推定
値と目標電圧または実測されたモータ電圧の偏差を演算
する演算手段と、演算された偏差を所定の時間間隔で累
積した累積偏差を算出する累積演算手段と、過去の累積
演算手段による累積偏差を記憶する記憶手段とを備え、
モータ異常判定手段は記憶手段に記憶された過去の累積
偏差と現在の累積演算手段による累積偏差との偏差に基
づいてモータの異常を判定することにより、過去のある
時間の累積値を記憶し、現在の累積値と比較すること
で、例えば経年的な変化による異常を検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るモータ異常検
出装置の構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るモータ異常検
出装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るモータ異常検
出装置の可変フィルタの変化図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係るモータ異常検
出装置におけるモータ異常判定部の構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るモータ異常検
出装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るモータ異常検
出装置の周波数とパワースペクトルの相関図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係るモータ異常検
出装置におけるモータ異常判定部の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るモータ異常検
出装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3に係るモータ異常検
出装置の異常電圧の時間変化を示した図である。
【図10】 この発明の実施の形態4に係るモータ異常
検出装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態4に係るモータ異常
検出装置の異常電圧の時間変化を示した図である。
【図12】 この発明の実施の形態5に係るモータ異常
検出装置におけるモータ異常判定部の構成図である。
【図13】 この発明の実施の形態5に係るモータ異常
検出装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6に係るモータ異常
検出装置におけるモータ異常判定部の構成図である。
【図15】 この発明の実施の形態6に係るモータ異常
検出装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 従来の電動式パワーステアリング装置にお
けるモータ異常検出装置の構成図である。
【符号の説明】
1 操舵トルクセンサ検出器、2 操舵トルク制御器、
3 電流のフィードバック制御器、4 電流のフィード
フォワード制御器、5 モータ電流決定器、6位相補償
器、7 モータ駆動器、8 モータ、9 モータ電流検
出器、10、10a、10b、10c、10d 加算
器、11 加減算器、12 積算器、13 車速検出
器、14 モータ電圧検出器、15 モータ異常判定
器、16 異常電圧推定器、17各種フィルタ、18
周波数解析器、19 係数器、20パルス発生間隔演算
器、21 演算器、22、23 振動成分除去手段、2
4積分器、25 記憶装置、26 転流周波数演算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 知之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 坂西 聖二 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 河上 憲一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 喜福 隆之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC34 CC38 DA15 DA23 DA64 DA65 DC17 DD01 DD02 DD17 EC24 GG01 3D033 CA03 CA13 CA16 CA20 CA31 5H571 AA03 BB10 GG04 HD01 HD03 JJ04 LL01 LL22 LL23 MM08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動式のモータに対するモータ異常検出
    装置であって、 上記モータに生じている実電流を検出するモータ電流検
    出手段と、 入力される目標電流と上記実電流との偏差に応じて、モ
    ータに駆動指令を与える目標電圧値をフィードバック制
    御するフィードバック制御手段と、 上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モータに生
    じている異常を示す電圧に相当する異常電圧推定値を推
    定する異常電圧推定手段と、 上記モータの回転速度とモータの整流子とブラシの数か
    ら転流周波数を演算する転流周波数演算手段と、 上記転流周波数に応じてフィルタ周波数を変化させて、
    上記異常電圧推定手段により推定された異常電圧推定値
    をフィルタリングするフィルタ装置と、 上記フィルタ装置によりフィルタリングされた異常電圧
    推定値と予め記憶された所定の異常電圧値との比較に基
    づいて、上記モータの異常を判定するモータ異常判定手
    段とを備えたことを特徴とするモータ異常検出装置。
  2. 【請求項2】 電動式のモータに対するモータ異常検出
    装置であって、 上記モータに生じている実電流を検出するモータ電流検
    出手段と、 入力される目標電流と上記実電流との偏差に応じて、モ
    ータに駆動指令を与える目標電圧をフィードバック制御
    するフィードバック制御手段と、 上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モータに生
    じている異常を示す電圧に対応する異常電圧推定値を推
    定する異常電圧推定手段と、 上記異常電圧推定値に対して周波数解析を行い、この周
    波数解析の結果からピーク周波数を出力する周波数解析
    手段と、 上記モータの回転速度に応じたモータ回転周波数と上記
    ピーク周波数との偏差に基づいて、上記モータの異常を
    判定するモータ異常判定手段と を備えたことを特徴とするモータ異常検出装置。
  3. 【請求項3】 電動式のモータに対するモータ異常検出
    装置であって、 上記モータに生じている実電流を検出するモータ電流検
    出手段と、 入力される目標電流と上記実電流との偏差に応じて、モ
    ータに駆動指令を与える目標電圧をフィードバック制御
    するフィードバック制御手段と、 上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モータに生
    じている異常を示す電圧に対応する異常電圧推定値を推
    定する異常電圧推定手段と、 上記異常電圧推定値に基づいて、異常電圧発生の時間間
    隔を演算する時間間隔演算手段と、 上記時間間隔演算手段により演算された異常電圧発生の
    時間間隔と、上記モータの回転速度に応じたモータ回転
    周波数とに基づいて、上記モータの異常を判定するモー
    タ異常判定手段とを備えたことを特徴とするモータ異常
    検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のモータ異常検出装置に
    おいて、 上記時間間隔演算手段は、 上記異常電圧推定手段により推定された異常電圧推定値
    の直流成分を除去する直流成分除去手段と、 上記直流成分除去手段により直流成分を除去された異常
    電圧推定値と予め記憶された所定の異常電圧値とに基づ
    いて、異常電圧の発生を判断する異常電圧発生判断手段
    と、 上記異常電圧発生判断手段により判断された異常電圧発
    生の時間間隔を記憶する記憶手段とを備え、 上記モータ異常判定手段は、 上記記憶手段により記憶された異常発生時間間隔と上記
    モータの回転速度に応じたモータ回転周波数とに基づい
    て、上記モータの異常を判定することを特徴とするモー
    タ異常検出装置。
  5. 【請求項5】 電動式のモータに対するモータ異常検出
    装置であって、 上記モータに生じている実電流を検出するモータ電流検
    出手段と、 入力される目標電流と上記実電流との偏差に応じて、モ
    ータに駆動指令を与える目標電圧をフィードバック制御
    するフィードバック制御手段と、 上記目標電圧と上記実電流に基づいて、上記モータに生
    じている異常を示す電圧に相当する異常電圧推定値を推
    定する異常電圧推定手段と、 上記異常電圧推定手段により推定された異常電圧推定値
    の振動成分を除去する第1の振動成分除去手段と、 上記目標電圧あるいは実測されたモータ電圧の振動成分
    を除去する第2の振動成分除去手段と、 上記第1の振動除去手段により振動成分が除去された異
    常電圧推定値と、上記第2の振動除去手段により振動成
    分が除去された目標電圧あるいは実測されたモータ電圧
    とに基づいて、上記モータの異常を判定するモータ異常
    判定手段とを備えたことを特徴とするモータ異常検出装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のモータ異常検出装置に
    おいて、 上記モータ異常判定手段は、 上記第2の振動除去手段により振動成分が除去された目
    標電圧あるいは実測されたモータ電圧とに代えて、予め
    設定された電圧値とに基づいて、上記モータの異常を判
    定することを特徴とするモータ異常検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のモータ異常検出装置に
    おいて、 振動成分が除去された異常電圧推定値と目標電圧または
    実測されたモータ電圧の偏差を演算する演算手段と、 上記演算手段により演算された偏差を、所定の時間間隔
    で累積した累積偏差を算出する累積演算手段と、 過去の累積演算手段による累積偏差を記憶する記憶手段
    とを備え、 上記モータ異常判定手段は、上記記憶手段に記憶された
    過去の累積偏差と現在の累積演算手段による累積偏差と
    の偏差に基づいて上記モータの異常を判定することを特
    徴とするモータ異常検出装置。
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