JPH1155992A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JPH1155992A
JPH1155992A JP9204764A JP20476497A JPH1155992A JP H1155992 A JPH1155992 A JP H1155992A JP 9204764 A JP9204764 A JP 9204764A JP 20476497 A JP20476497 A JP 20476497A JP H1155992 A JPH1155992 A JP H1155992A
Authority
JP
Japan
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power supply
voltage
electric motor
abnormality
power
Prior art date
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Pending
Application number
JP9204764A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
浩史 松岡
Hirosuke Kachi
宏亮 賀治
Masahiko Sakamaki
正彦 酒巻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源電圧の変動によらずに負荷の異常を正確に
検出できるパワーステアリング装置を提供する。 【解決手段】操舵機構に操舵補助力を与えるための駆動
源としての電動モータ2の端子間電圧VLが電圧検出回
路6によって検出される。負荷異常判定回路20は、バ
ッテリ5が発生する電源電圧VBとPWM制御のデュー
ティ比DRとの積を求める。この積の値と端子間電圧V
Lとの差が所定値以上であれば、電動モータ2およびモ
ータ駆動回路4などを含む負荷に異常が生じているもの
と判定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータを駆動
源として操舵機構に操舵補助力を与える構成のパワース
テアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、操舵機構に結合されたパワー
シリンダにオイルポンプからの作動油を供給することに
よって、ステアリングホイールの操作を補助するパワー
ステアリング装置が用いられている。オイルポンプは、
電動モータによって駆動され、その回転数に応じた操舵
補助力がパワーシリンダから発生される。
【0003】電動モータは、コントローラによってPW
M(パルス幅変調)駆動されるようになっている。すな
わち、コントローラは、デューティ制御されたPWMパ
ルスをモータ駆動回路に供給し、これにより、デューテ
ィ比に対応した電力が車両のバッテリから電動モータに
供給されることになる。この場合のデューティ比を所要
の操舵補助力に対応する電圧指令値VDに基づいて定め
ることにより、適切な操舵補助力が操舵機構に与えられ
る。
【0004】パワーステアリング装置の動作に異常が生
じれば、車両の操舵に支障を来すおそれがある。そこ
で、パワーステアリング装置には、通常、自己診断機能
が備えられており、異常が生じたときには操舵の補助を
停止するフェールセーフ機構によって、安全性の確保が
図られている。自己診断機能の1つに、電動モータおよ
びモータ駆動回路ならびにこれらに関連するハーネスな
どを含む負荷に生じる異常の検出機能がある。具体的に
は、電動モータの端子間電圧VLが検出される。コント
ローラは、この端子間電圧VLが上記電圧指令値VDに
ほぼ等しければ負荷は正常動作しているものと判断し、
端子間電圧VLが電圧指令値VD付近の一定範囲内の値
でない場合には負荷に異常が生じたものと判断する。こ
れにより、モータ駆動回路を構成するパワーデバイスの
故障や、ハーネスの短絡などの異常を検知することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】もしも、何らかの原因
のために、バッテリ電圧VBが低下し、電圧指令値VD
よりも低くなった場合を想定する。この場合、電動モー
タの端子間電圧VLが低くなるから、コントローラは、
デューティ比を100パーセントにして、端子間電圧V
Lを電圧指令値VDに近づけるべくフィードバック制御
を行う。したがって、電動モータにはバッテリ電圧VB
がそのまま印加されることになるから、端子間電圧VL
はバッテリ電圧VBに等しくなる。しかし、それでもな
お端子間電圧VL(=VB)は電圧指令値VDに達しな
いから、コントローラは、負荷に異常が生じたとの誤っ
た判定を下すおそれがある。
【0006】負荷の異常が発生したと判定されれば、シ
ステムには異常がないのにシステム異常と判断してしま
い、パワーステアリング装置の動作が停止されるという
不具合が発生するおそれがある。また、車両走行上の安
全性の点では問題はないが、たとえば、異常発生状況を
メモリに記憶しておき、このメモリの記憶内容に基づい
て故障診断を行うような場合には、正確な診断が阻害さ
れるおそれがある。
【0007】そこで、この発明の目的は、上述の技術的
課題を解決し、電源電圧の変動によらずに負荷の異常を
正確に検出することができる構成を備えたパワーステア
リング装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、所定の電
源から電力が供給される電動モータを駆動源として操舵
機構に操舵補助力を与えるパワーステアリング装置にお
いて、上記電源から上記電動モータへの給電をパルス幅
変調制御するパルス幅変調制御手段と、上記電動モータ
の端子間電圧を検出する端子間電圧検出手段と、上記電
源の電源電圧と上記パルス幅変調のデューティ比との積
と、上記端子間電圧検出手段によって検出された端子間
電圧との差に基づいて、上記電動モータを含む負荷に異
常が生じているか否かを判定する異常発生判定手段とを
含むことを特徴とするパワーステアリング装置である。
【0009】上記の構成によれば、電源電圧とパルス幅
変調のデューティ比との積は、電動モータに実際に印加
されるべき電圧値に等しい。そこで、この積の値と、電
動モータの端子間電圧との差を調べれば、電源電圧の変
動によらずに、負荷に異常が生じているかどうかを判定
できる。請求項2記載の発明は、上記異常発生判定手段
は、上記電源の電源電圧と上記パルス幅変調のデューテ
ィ比との積と、上記端子間電圧検出手段によって検出さ
れた端子間電圧との差が、所定値以上である状態が所定
時間以上継続した場合に、上記負荷に異常が生じている
と判定するものであることを特徴とする請求項1記載の
パワーステアリング装置である。
【0010】この構成によれば、上記積の値と電動モー
タの端子間電圧との差が所定値以上である状態が所定時
間以上継続することを条件として異常発生の判定を行う
ようにしているので、ノイズなどの影響を排除して、正
確な負荷異常判定を行える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係るパワーステアリング装置の電気
的構成を示すブロック図である。このパワーステアリン
グ装置は、ステアリングホイールに加えられた操舵トル
クをトルクセンサ1で検出し、その検出結果に基づいて
電動モータ2への印加電圧を制御するように構成されて
いる。電動モータ2は、操舵機構に操舵補助力を与える
パワーシリンダに作動油を供給するオイルポンプ3を駆
動する。したがって、電動モータ2への印加電圧を制御
することにより、パワーシリンダから発生される操舵補
助力の大きさを制御することができる。
【0012】電動モータ2には、車両に備えられたバッ
テリ5(電源)からの電力が、モータ駆動回路4を介し
て供給されるようになっている。モータ駆動回路4に
は、電動モータ2の端子間電圧VLを検出するための電
圧検出回路6(端子間電圧検出手段)が備えられてい
る。この電圧検出回路6の出力信号は、増幅回路7を介
してコントローラ10に与えられている。コントローラ
10は、増幅回路7からの信号に基づいて、電動モータ
2に印加される電圧をフィードバック制御する。
【0013】コントローラ10は、バッテリ5からの電
力により動作するようになっており、その内部には、ト
ルクセンサ1および車速センサ8の出力信号に基づい
て、適切な操舵補助力に対応した目標電圧値VOを演算
するアシスト制御部11と、このアシスト制御部11が
発生する目標電圧値VOに電圧検出回路6によって検出
される端子間電圧VLによる補正を施す補正回路12
と、この補正回路12の出力信号に基づいて指令電圧値
VDを求めて出力する電圧指令回路13と、この電圧指
令回路13が出力する指令電圧値VDに対応するデュー
ティ比DRでパルス幅変調(PWM:Pulse Width Modu
lation)された駆動信号を発生するPWM制御回路14
(パルス幅変調制御手段)と、バッテリ5からの電源電
圧VBを検出する電源電圧検出回路15とが備えられて
いる。
【0014】コントローラ10はさらに、電源電圧検出
回路15によって検出された電源電圧VBと、電圧検出
回路6が検出する端子間電圧VLと、電圧指令回路13
が発生する指令電圧値VDと、PWM制御回路14にお
けるデューティ比DRとが与えられ、これらに基づい
て、電動モータ2およびモータ駆動回路4、ならびにこ
れらに関連するハーネスなどを含む負荷に異常が生じて
いるかどうかを判定する負荷異常判定回路20(異常発
生判定手段)が備えられている。この負荷異常判定回路
20によって、負荷の異常が生じたと判定されたなら
ば、コントローラ10は、電動モータ2への給電を停止
するための制御を行い、ただちに、パワーステアリング
制御を中止する。
【0015】モータ駆動回路4は、パワーMOS電界効
果トランジスタなどのパワーデバイスを有しており、こ
のパワーデバイスがPWM制御回路14からの駆動信号
によってオン/オフ駆動されるようになっている。これ
により、電動モータ2には、指令電圧値VDに対応した
電圧が印加されることになる。負荷異常判定回路20
は、電源電圧検出回路15によって検出される電源電圧
VBと、PWM制御回路14から与えられるデューティ
比DRとの積VI(=VB×DR)を演算し、この積V
Iと電圧検出回路6から増幅回路7を介して与えられる
電動モータ2の端子間電圧VLとを比較する。具体的に
は、次の判定式(1) が成立するかどうかを判定する。
【0016】 |VI−VL|≧VU ・・・・・・ (1) ただし、VUは、許容誤差を表し、たとえば、VU=
0.5(ボルト)とされる。上記の判定式(1) が成立し
なければ、端子間電圧VLが積VIの近傍の値を有して
いることになり、負荷の異常は発生していないものと判
定される。また、上記の判定式(1) が成立すれば、端子
間電圧VLと積VIとの差が大きいことになり、負荷の
異常が発生しているものと判定され、このことがアシス
ト制御部11に通知される。これに応答して、アシスト
制御部11は、電動モータ2への給電を停止するための
処理を行う。
【0017】ただし、負荷異常判定回路20は、上記判
定式(1) が一定時間(たとえば、1秒間)継続して成立
したことを条件に、負荷の異常が発生したものとの判定
を下すようになっている。これにより、ノイズの影響を
排除して、正確な判定を行うことができる。電源電圧V
Bとデューティ比DRとの積の値VIは、負荷に異常が
なければ、電動モータ2に実際に印加される電圧に等し
い。したがって、この値VIと、端子間電圧VLとが大
きく異なれば、モータ駆動回路4および電動モータ2な
らびにこれらに関連するハーネスなどを含む負荷に異常
が生じていると考えられる。この観点から、上述のよう
な負荷異常判定処理が行われている。
【0018】バッテリ5が発生する電源電圧VBは、何
らかの要因により変動するかもしれないけれども、電源
電圧VBとデューティ比DRとの積VIを用いて負荷の
異常の発生の有無が判定されるので、電源電圧VBの変
動のために負荷の異常判定に支障を来すおそれはない。
たとえば、電源電圧VBが低下して、指令電圧VDより
も低くなれば、PWM制御のデューティ比DRは100
パーセントとされることになる。したがって、端子間電
圧VLは電源電圧VBに等しくなるが、上記積VIもま
た電源電圧VBに等しくなる。そのため、負荷の異常が
生じたとの誤った判定がなされることはない。
【0019】この発明の一実施形態について説明した
が、この発明は他の形態でも実施することが可能であ
る。たとえば、上記の実施形態では、電動モータにより
オイルポンプを駆動する油圧式のパワーステアリング装
置を例にとって説明したが、この発明は、電動モータの
発生トルクを機械的に操舵機構に伝達する構成のパワー
ステアリング装置にも適用可能である。
【0020】また、上記の実施形態におけるコントロー
ラ10の各部は、マイクロコンピュータが実行するソフ
トウエアにより実現されてもよいし、一部または全部が
ハードウエアで構成されてもよい。その他、特許請求の
範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るパワーステアリン
グ装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 電動モータ 4 モータ駆動回路 5 バッテリ(電源) 6 電圧検出回路 7 増幅回路 10 コントローラ 11 アシスト制御部 13 電圧指令回路 14 PWM制御回路 15 電源電圧検出回路 20 負荷異常判定回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電源から電力が供給される電動モー
    タを駆動源として操舵機構に操舵補助力を与えるパワー
    ステアリング装置において、 上記電源から上記電動モータへの給電をパルス幅変調制
    御するパルス幅変調制御手段と、 上記電動モータの端子間電圧を検出する端子間電圧検出
    手段と、 上記電源の電源電圧と上記パルス幅変調のデューティ比
    との積と、上記端子間電圧検出手段によって検出された
    端子間電圧との差に基づいて、上記電動モータを含む負
    荷に異常が生じているか否かを判定する異常発生判定手
    段とを含むことを特徴とするパワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】上記異常発生判定手段は、上記電源の電源
    電圧と上記パルス幅変調のデューティ比との積と、上記
    端子間電圧検出手段によって検出された端子間電圧との
    差が、所定値以上である状態が所定時間以上継続した場
    合に、上記負荷に異常が生じていると判定するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング
    装置。
JP9204764A 1997-07-30 1997-07-30 パワーステアリング装置 Pending JPH1155992A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100347717B1 (ko) * 1999-10-12 2002-08-07 엘지전자주식회사 세탁기의 전압 감지 회로부 이상 진단 방법
US6831477B2 (en) 2002-03-08 2004-12-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Motor abnormality detecting apparatus
US7511442B2 (en) 2004-10-28 2009-03-31 Ab Skf Linear drive device
JP2010119228A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Mitsubishi Electric Corp 自動変速機の制御装置

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