JP2003331663A - ワイヤハーネスの製造装置 - Google Patents

ワイヤハーネスの製造装置

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JP2003331663A JP2002135307A JP2002135307A JP2003331663A JP 2003331663 A JP2003331663 A JP 2003331663A JP 2002135307 A JP2002135307 A JP 2002135307A JP 2002135307 A JP2002135307 A JP 2002135307A JP 2003331663 A JP2003331663 A JP 2003331663A
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wire
resin
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Masato Ibaraki
正人 茨木
Masatoshi Nagata
政年 永田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ワイヤハーネスの工程を簡単にできる装
置を提供する。 【解決手段】 電線群を所要の配索形態に樹脂モールド
して成形ワイヤハーネスを製造する上下型からなる金型
を設け、ワイヤハーネス組立作業台上に金型支持用の治
具を立設すると共に、上記金型の下型にピン挿入穴を設
け、該ピン挿入穴に上記治具のピンを挿入して着脱自在
に下型を搭載すると共に、該下型と所要間隔をあけてコ
ネクタ受け治具を設置し、下型の溝内に電線群を布線す
ると共に、電線端末に接続されたコネクタをコネクタ受
け治具で支持した後に樹脂を充填した後に上型で型締め
し、或いは上型で型締めを行って上下型の溝内に樹脂を
注入して、ワイヤハーネス組立作業台上で成形ワイヤハ
ーネスを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
製造装置に関し、詳しくは、ワイヤハーネス組立作業を
モールド成形用の金型上で行うことにより、成形ワイヤ
ハーネスの製造工程を削減するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車用のワイヤハーネスは、図
9(A)に示すように、多数の電線wを束ねて構成され
る幹線1と、この幹線1から分岐する複数の分岐線2を
有し、分岐線2の各端末部には、コネクタCが取り付け
られている。幹線1および分岐線2は通常テープTを巻
き付けて結束し、全体として自動車への配索形態に対応
する所要形態とされている。
【0003】上記ワイヤハーネスW/Hを製造するに
は、図9(B)に示すように、同一のコネクタに接続さ
れた電線を仮結束ハーネスW−1、W−2…を作成して
おき、組立作業台4上で電線保持具5に沿って所要の経
路に布線し、その後、テープ巻作業をおこなっている。
【0004】上記テープ巻きしてワイヤハーネスを製造
する方法に代えて、電線群を樹脂モールドする場合もあ
るが、この場合は、通常、ワイヤハーネス組立作業台上
でワイヤハーネスを組み立てた後に、該作業台から取り
外し、モールド成形金型に移し変えて金型内にワイヤハ
ーネスを配索して樹脂を充填している。さらに、成形ワ
イヤハーネスの製造装置として、図10に示す電線群を
樹脂モールドしてワイヤハーネスを成形する装置が特開
平6−223645号等で提供されている。上記製造装
置では、下型5に配索用溝5a、コネクタを収容する付
属品用凹部5b、コネクタ収容部へのモールド材を遮断
する凹部が設けられている。凹部5b内に収容している
コネクタハウジング等へ電線wを供給して接続し、か
つ、モールド材遮断用凹部にモールド材流出防止材6を
装着してから、下型に上型(図示せず)を型締めして樹
脂を注入し、電線の長さ方向に断続的にモールド被覆層
を形成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記したテープ巻きで
ワイヤハーネスを製造する場合、治具に沿って電線を布
線する作業、布線された電線群をテープ巻きで結束する
作業、電線群への部品取り付け作業が必要となる。さら
に、ワイヤハーネスをワイヤハーネス作業台上で組み立
てた後にモールド成形用金型に移し替える場合には、作
業工数が増える問題がある。
【0006】また、図10に示す装置では、下型の溝に
設けた凹部にコネクタハウジングを収容した状態で電線
を配線して接続しているため、非常に作業性が悪いもの
となっており、かつ、モールド材流出防止材を装着する
必要があり、作業手数がかかる等の問題がある。
【0007】本発明は上記問題に鑑みてなされたもので
あり、電線群を樹脂モールドした成形ワイヤハーネスを
簡単に製造できる装置を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電線群を所要の配索形態に樹脂モールド
して成形ワイヤハーネスを製造する上下型からなる金型
を設け、ワイヤハーネス組立作業台上に金型支持用の治
具を立設すると共に、上記金型の下型にピン挿入穴を設
け、該ピン挿入穴に上記治具のピンを挿入して着脱自在
に下型を搭載すると共に、該下型と所要間隔をあけてコ
ネクタ受け治具を設置し、 上記下型の溝内に電線群を
布線すると共に、電線端末に接続されたコネクタを上記
コネクタ受け治具で支持した後に樹脂を充填した後に上
型で型締めし、或いは上型で型締めを行って上下型の溝
内に樹脂を注入して、上記ワイヤハーネス組立作業台上
で成形ワイヤハーネスを製造できる構成としているワイ
ヤハーネスの製造装置を提供している。
【0009】上記構成とすると、ワイヤハーネス組立作
業台上に治具で支持した金型の溝に沿って電線を挿入し
ていくことで、電線の布線を行うことができる。かつ、
電線群に接続したコネクタをコネクタ受け治具で支持す
ることにより、電線群の両端を位置決め保持でき、金型
の溝内に布線する電線群は弛まない状態とすることがで
きる。また、布線後に電線群に樹脂を充填することで電
線群を配索形態に結束できると共に、成形された樹脂被
覆層が外装材となり、チューブやプロテクタ等の外装材
を取り付ける作業も不要となる。さらに、電線群の端末
に予めコネクタを接続しているため、前記した従来例の
ように金型内に配置しているコネクタに電線を接続する
作業を不要とでき、かつ、コネクタ受け治具と金型先端
との間に所要間隔をあけているため、樹脂流れを防止す
るモールド材流出防止材を用いることなく、コネクタに
樹脂が付着することを防止できる。また、金型をワイヤ
ハーネス組立作業台上に治具で支持して配置しているた
め、従来のワイヤハーネスをテープ巻きで形成するワイ
ヤハーネス組立作業台と共用して利用することができる
と共に、金型を変更して治具に搭載することも簡単にで
きる。
【0010】上記治具は、上記ワイヤハーネス組立作業
台から立設した支軸の上端にU形状等の支持ピンが突出
した形状で、該支持ピンを上記下型のピン挿入穴に挿入
して金型を着脱自在に搭載している。
【0011】上記治具は、支軸よりU形状の支持ピンが
突出した所謂U治具が好適に用いられるが、支軸上端よ
りY形状あるいはX形状に支持ピンが突出した治具を金
型形状に応じて使いわけてもよい。即ち、分岐線成形部
分の細い金型部分の場合にはU形状の治具で支持すれば
足り、分岐位置用の集結部成形用の幅広の金型部分はY
形状あるいはX形状の治具で支持している。
【0012】上記金型は、電線群の分岐位置用の集結用
金型と、該集結用金型に設けた複数の分岐口にそれぞれ
連続する分岐線用金型とを備え、上記集結用金型と複数
の分岐線用金型とを分割ししていることが好ましい。こ
のように分割型とすれば、ワイヤハーネスの変更があっ
た部位だけ金型を変更することができる。なお、上記分
割タイプに限定されず、分岐位置部および支線部の金型
を連続させた一体型であってもよい。
【0013】上記分岐線用上下金型は、そのキャビテイ
は断面半円形状とし、かつ、上記集結用金型の分岐口に
連接される一端より上記コネクタ位置決め治具の近傍ま
で他端を延在させている。上記分岐線用金型の溝周面に
は螺旋状の凹凸あるいは凹部と凸部とを交互に設け、成
形された樹脂被覆層を螺旋状あるいはコルゲート状とし
てもよい。このように、溝に凹凸を設けると、溝に挿入
する電線群を上下溝からなるキャビテイの中心に保持で
きると共に、成形された分岐線を曲げ易く、且つ伸縮し
易くできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図6は第1実施形態を示
す。図1に示すように、ワイヤハーネス組立作業台20
(以下、作業台20と略す)の略中央位置に、金型支持
用の一対の治具21を立設すると共に、作業台の隅部に
も金型支持用の治具22を立設し、かつ、これら各治具
22と近接位置の外側にコネクタ受け治具23を立設し
ている。
【0015】上記金型支持用の治具21は、分岐位置用
の集結用金型部を支持するもので、支軸21aの上端に
幅広なU形状に支軸21bが突出したU治具である。治
具22は分岐線用金型部の各先端を支持する治具21
で、治具22より幅狭なU形状の支持ピン22bを支軸
22aより突出させている。上記コネクタ受け治具23
は上端開口のボックス状とすると共に治具22側の側面
に電線挿通溝23aを切り欠いている。
【0016】上記治具21および22により支持される
ワイヤハーネス成形用の金型10は、下型11と上型1
2とからなり、下型11は集結用金型部11aと4つの
分岐線用金型部11bとを連続させて一体的に設けてい
る。上型12は下型と略同形状で、集結用金型部12a
と4つの分岐線用金型部12bとを連続させて一体的に
設けている。
【0017】上記分岐線用金型部11b、12bは作業
台20に下型11を取り付けたときに、上記コネクタ位
置決め治具23の近傍まで延在しており、分岐線用金型
部11b、12bの先端部11f、12fとコネクタ位
置決め治具23との間には約3cmの間隔Sを設けてい
る。なお、上記間隔Sは本実施形態では3cmとしてい
るが、金型に充填する樹脂をコネクタに付着させない点
と、間隔Sをあけすぎるとコネクタ近傍での分岐線の保
護が十分にはかれない点の両方の観点から、5mm程度
が好ましい。
【0018】下型11と上型12の集結用金型部11
a、12a及び分岐線用金型部11b、12bの対向面
には、ワイヤハーネスを構成する電線群Wを布線する溝
(凹部)を設けている。集結用金型部11a、12aの
略中央部に設ける溝11c、12cはボックス形状の凹
部とし、該溝11c、12cの4隅からは、分岐線用金
型部11b、12bの先端まで断面半円形状の溝11
d、12dを設けている。また、下型11の集結用金型
部11aの溝11cの内部には、布線する電線群Wの分
岐位置を規定する分岐位置決めピン11gを突設してい
る。
【0019】下型11を作業台20上に搭載するため
に、下型11には溝11c、11d以外の位置に垂直方
向のピン挿入穴11eを穿設している。これらピン挿入
穴11eはそれぞれ上記治具21、22の支持ピン21
b、22bと対応する位置に設けている。本実施形態で
は、集結用金型部11aに4つ、分岐線用金型部11b
にそれぞれ2つずつのピン挿入穴11eを設けている。
【0020】次に、上記金型10を用いたワイヤハーネ
スW/Hの作製方法について説明する。
【0021】図2に示すように、作業台20の治具21
の支持ピン21bを下型11の集結用金型部11aのピ
ン挿入穴11eに挿入すると共に、治具22の支持ピン
21bを分岐線用金型部11bのピン挿入孔11eに挿
入して、下型11を作業台20上に搭載する。次に、図
3に示すように、電線群Wの端末にコネクタCを予め接
続した仮結束状態の電線群Wを、下型11の溝11c、
11dに挿入して布線していく。これら電線群Wの端末
はコネクタ位置決め治具23の電線挿通溝23aに通
し、接続したコネクタCを治具23で位置決め保持す
る。
【0022】上記のように、下型11に電線群Wを布線
した後に、図4に示すように、樹脂充填器100より電
線保護材となる絶縁性の樹脂Rを溝11c、11dの上
面から注入していく。下型11の溝11c、11dの全
域に十分に樹脂Rを充填し、電線群Wを樹脂R中に埋設
した状態とした後に、図5に示すように上型17を下型
11に被せて型締めする。
【0023】上記型締めされた状態で樹脂Rを硬化させ
た後、下型11と上型12とを離型することで、図6に
示すように、電線群Wが樹脂Rでモールドされたワイヤ
ハーネスW/Hが成形される。
【0024】上記ワイヤハーネスの製造装置であると、
作業台20上にモールド成形用の金型10を直接搭載
し、この金型の溝内に電線群を直接布線して樹脂モール
ドし、成形ワイヤハーネスを製造することができる。従
来、ワイヤハーネスの一部を樹脂モールドする場合、ワ
イヤハーネス組立作業台上で電線布線用治具に沿って電
線群を布線し、これら電線群をテープ巻きしてワイヤハ
ーネスとして組み立てた後、金型を配置している設備に
移し替えて樹脂モールドしている。これに対して、本発
明では作業台上に金型を搭載しているために、該金型の
溝に電線を布線し、そのまま樹脂モールドすることがで
き、作業工程の大幅な削減を図ることができる。
【0025】また、製造される成形ワイヤハーネスは端
末のコネクタ接続部を除いて、全体を樹脂モールドして
いるため、配索形態に沿った形態で成形され、各分岐線
を分岐方向となるように位置決めされているため、自動
車への配索作業が容易となる。
【0026】さらに、作業台20上にコネクタ位置決め
治具23も搭載し、下型11の溝11c、11d内に布
線する電線群端末のコネクタCを治具23で位置決めし
ているため、金型の溝内に布線される電線群Wが端末の
コネクタ側に引張され、金型の溝内で電線群が弛むこと
なく布線される。その結果、溝内で電線群と溝内面との
間に樹脂Rを十分にまわり込ませることができ、電線群
の保護を確実に図ることができる。
【0027】さらにまた、分岐線用金型部11b、12
bの先端部とコネクタ位置決め治具23との間に所要の
間隔を設けているため、溝11c、11d内に充填した
樹脂RがコネクタCに付着することを確実に防止でき
る。
【0028】さらに、分岐線用金型部11b、12bの
溝11d、12dを断面半円形状とし、成形後のワイヤ
ハーネスW/Hを断面円形としているので、溝11d、
12dと電線群Wとの隙間を最小として樹脂の充填量を
低減でき、成形後のワイヤハーネスW/Hの大径化を抑
制することができる。
【0029】図7は第2実施形態をします。第2実施形
態では、下型11’および上型12’をそれぞれ複数に
分割された金型を組み合わせて形成している。即ち、下
型11’は1つの集結用金型11a’と4つの分岐線用
金型11b’とから構成し、これらを連続させて組み合
わせている。同様に上型12’も1つの集結用金型12
a’と4つの分岐線用金型12b’とから構成してい
る。
【0030】また、金型の溝への樹脂の充填は、第1実
施形態では上型12により型締めする前に下型の溝内に
上方から溝に沿って樹脂を垂らし込んで充填している
が、第2実施形態では、上型による締め後に金型に設け
ている樹脂注入口から樹脂を充填している。即ち、分岐
線用金型の端末側に樹脂注入口を設けると共に、分岐線
用下型11b’及び上型12b’の断面半円形状の溝1
1d’、12d’の内面に、図8に示すように、軸線方
向に連続する螺旋状の凹部11d−1’、12d−1’
を設け、樹脂注入口から注入される樹脂が螺旋状の凹部
に沿って中央の集中用金型に流れて、電線群と溝との間
に充填されるようにしている。
【0031】上記のように、上下型をそれぞれ分割金型
とすると、ワイヤハーネスの配索形状に設計変更が発生
した場合、金型全体を起工し直すことなく、変更する部
分の金型だけを起工して交換することで、必要最小限の
金型変更でフレキシブルに対応することができる。
【0032】また、上下型11’と12’とで成形され
るワイヤハーネスでは、分岐線の外周面が螺旋状の樹脂
層で被覆されるため、曲がり易くなり、車両へのワイヤ
ハーネス配索時に配索が容易になる。
【0033】本発明は上記実施形態に限定されず、溝凹
凸部を軸線方向に交互に設けて、電線群をモールドする
樹脂層の外周面に山部と谷部とが交互に連続していくコ
ルゲート形状としてもよい。また、作業台に立設する金
型支持用の治具の形状は、上記U形状に限らず、金型の
大きさ及び形状に応じて、3本の支持ピンを120度間
隔で支軸上端より突出させたY軸、4本の支持ピンを9
0度間隔で支軸上端より突設させたX軸を用いてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネス組立作業台上に治具を介して
金型を直接搭載すると共にコネクタ受け治具も作業台上
に設置している。よって、この作業台上で金型の溝に電
線群を挿入して布線し、該電線端末に接続しているコネ
クタを上記コネクタ受け治具で支持しているため、モー
ルド用金型を用いて電線群を布線することができる。ま
た、金型の溝内に電線群を布線した後に、該金型の溝内
に樹脂を充填してモールドすることにより、所要形態の
成形ワイヤハーネスを作業台上で連続的に行うことがで
きる。このように、成形ワイヤハーネスの製造を、1つ
の作業台上で電線の布線工程から連続して行うことがで
き、製造工程の大幅な削減ができる。
【0035】また、作業台上に金型を治具を介して交換
自在に搭載できるようにしているため、上記金型を分割
金型とした場合には、回路変更に応じて、変更される金
型のみを交換して作業台上に搭載することもできる。
【0036】特に、金型の溝内に配線する電線群は、端
末にコネクタが接続されている仮結束ハーネスとしてい
るため、コネクタをコネクタ受け治具で支持すること
で、布線間違いや、分岐方向間違いが発生することはな
い。また、コネクタ受け治具は上記モールド用の金型と
隙間をあけて配置しているため、コネクタへモールド樹
脂が付着するのを防止でき、前記従来例に記載の金型内
にコネクタ収容部を設けた構造と相違して金型の溝形状
を簡単に出来ると共に樹脂流れ止め材の溝への取付が不
要となる等の種々の利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のワイヤハーネスの製造装置の分解斜
視図である。
【図2】 作業台上に下型を設置した状態を示す斜視図
である。
【図3】 上記下型に電線群を布線する状態を示す斜視
図である。
【図4】 樹脂を充填する状態を示す要部概略断面図で
ある。
【図5】 上型で型締めした状態を示す斜視図である。
【図6】 製造された成形ワイヤハーネスの概略斜視図
である。
【図7】 第2実施形態の金型を示す分解斜視図であ
る。
【図8】 金型の溝の形状を示す平面図である。
【図9】 (A)は従来のテープ巻き結束されたワイヤ
ハーネスの平面図、(B)は上記ワイヤハーネスの製造
方法を示す概略図である。
【図10】 従来の成形ワイヤハーネス製造装置の斜視
図である。
【符号の説明】
10 金型 11 下型 11a、12a 集結用金型部 11b、12b 分岐線用金型部 11c、11d、12c、12d キャビテイ 11e ピン挿入穴 12 上型 20 ワイヤハーネス組立作業台 21、22 治具 21b、22b ピン 23 コネクタ位置決め治具 C コネクタ R 樹脂 W 電線群 W/H ワイヤハーネス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線群を所要の配索形態に樹脂モールド
    して成形ワイヤハーネスを製造する上下型からなる金型
    を設け、 ワイヤハーネス組立作業台上に金型支持用の治具を立設
    すると共に、上記金型の下型にピン挿入穴を設け、該ピ
    ン挿入穴に上記治具のピンを挿入して着脱自在に下型を
    搭載すると共に、該下型と所要間隔をあけてコネクタ受
    け治具を設置し、 上記下型の溝内に電線群を布線する
    と共に、電線端末に接続されたコネクタを上記コネクタ
    受け治具で支持した後に樹脂を充填した後に上型で型締
    めし、或いは上型で型締めを行って上下型の溝内に樹脂
    を注入して、上記ワイヤハーネス組立作業台上で成形ワ
    イヤハーネスを製造できる構成としているワイヤハーネ
    スの製造装置。
  2. 【請求項2】 上記治具は、上記ワイヤハーネス組立作
    業台から立設した支軸の上端にU形状等の支持ピンが突
    出した形状で、該支持ピンを上記下型のピン挿入穴に挿
    入して金型を着脱自在に搭載する構成としている請求項
    1に記載のワイヤハーネス製造装置。
  3. 【請求項3】 上記金型は、電線群の分岐位置用の集結
    用金型と、該集結用金型に設けた複数の分岐口にそれぞ
    れ連続する分岐線用金型とを備え、 上記集結用金型と複数の分岐線用金型とを分割し、ある
    いは一体的に設け、 上記集結用金型および複数の分岐線用金型は、夫々上記
    治具により支持される構成としている請求項1または請
    求項2に記載のワイヤハーネス製造装置。
  4. 【請求項4】 上記分岐線用上下金型の溝は断面半円形
    状とし、かつ、上記集結用金型の分岐口に連接される一
    端より上記コネクタ位置決め治具の近傍まで他端が延在
    している請求項3に記載のワイヤハーネス製造装置。
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