JP2003317555A - 成形ワイヤハーネスの金型構造およびワイヤハーネスの成形方法 - Google Patents

成形ワイヤハーネスの金型構造およびワイヤハーネスの成形方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ワイヤハーネスを金型で形成する際に、
電線群を金型のキャビテイの中央部に確実に位置させ、
成形される樹脂被覆層の最外周面に露出させないように
する。 【解決手段】 ワイヤハーネスを構成する電線群を金型
の溝内に挿入して布線すると所要の配索形態となり、該
金型内で樹脂モールドして成形ワイヤハーネスを製造す
る金型構造であって、上記金型の上下型の溝を断面半円
形状とすると共に型締め状態で凹部が螺旋状に連続する
ように凹凸部を設けている。あるいは凹部と凸部とを軸
線方向に交互に設け、成形された絶縁樹脂被覆層がコル
ゲートチューブ状になるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、成形ワイヤハーネ
スの金型構造および該金型を用いたワイヤハーネスの成
形方法に関し、詳しくは、ワイヤハーネスを構成する電
線群をテープ巻等で結束することなく、金型の溝内に布
線した後に樹脂を充填し、コネクタが接続される電線群
の端末部分を除く略全長を樹脂モールドして所要の配索
形態とするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線群を樹脂モールドで結束して
成形ワイヤハーネスを製造するものとして、特開平6−
223645号等に開示された成形用金型等が用いられ
ている。前記公報の成形用金型は、図11に示すよう
に、上型(図示せず)と下型1とからなり、自動車にお
けるワイヤハーネスの配索形状を形取った所要形状の配
索用の溝2を凹設している。上記金型を用いたワイヤハ
ーネスのモールド成形は、下型1の溝2に電線3を布線
した後に上型で型締めし、合致する上型と下型1により
閉鎖された溝2内に樹脂を充填して電線群をモールドし
て行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられている樹脂モールド用の金型では、上下型の溝2
が平滑面からなっているため、下型1に配索した電線群
wが溝2の底面に当接して添った状態となり、上下型の
中央部に位置させることができない。よって、樹脂Rを
充填すると、図12に示すように、電線群3が樹脂Rか
ら露出し易くなる。さらに、樹脂の充填圧により電線群
が中央位置から偏心して外面に露出しやすい。
【0004】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、電線群が溝の中央部に位置し、溝の周面との間に空
隙が確保でき、この空隙に樹脂が充填されることによ
り、電線群が樹脂モールドの最外周面に露出させず、確
実に保護できるようにすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ワイヤハーネスを構成する電線群を金型
の溝内に挿入して布線すると所要の配索形態となり、該
金型内で樹脂モールドして成形ワイヤハーネスを製造す
る金型構造であって、上記金型の上下型の溝を断面半円
形状とすると共に、型締め状態で螺旋状に凹部が連続す
るように溝周面に凹凸部を設け、成形されたワイヤハー
ネスの外周面が螺旋状となる構成としていることを特徴
とする成形ワイヤハーネスの金型構造を提供している。
【0006】上記のように、上下型の溝周面に凹凸を設
けると、下型の溝内に挿入される電線は溝内に突出する
凸部に沿い、凹部との間に必ず空隙が発生するため、電
線群が外周に樹脂を確実に回り込ませることができ、電
線群が外部に露出することを抑制できる。また、上型の
溝周面にも凹凸を設けているため、溝の断面中央部に電
線群を確実に位置決め保持でき、電線群の全周にわたっ
て樹脂を回り込ませて被覆することができる。かつ、凹
凸部の軸線方向の全長および溝の全周方向に設けている
ため、樹脂の充填圧を均一化でき、樹脂充填圧で電線群
を押圧して上下溝内の空洞(キャビテイ)内部で電線群
を偏心させることも防止できる。
【0007】上記金型の電線端末側に樹脂注入口を設
け、下型の溝に電線を布線した後に上型を型締めし、上
記樹脂注入口より充填する樹脂が上記螺旋状の凹部に沿
って電線端末側より電線分岐側へと浸透していく構成と
している。
【0008】上記のように、上下金型の溝によって構成
される空洞を螺旋状とすると、樹脂注入口から充填する
樹脂が螺旋状の流路内でエアを追い出すよう端末側から
中心部へと充填され、溝の内部に空隙を発生させず充填
できる。
【0009】金型の溝周面(キャビテイの型面となる
面)に設ける凹凸は、凸部と凹部とが交互に軸線方向に
連続するように設け、成形ワイヤハーネスの外周面が凹
凸部が軸線方向に連続するコルゲートチューブ状となる
構成としてもよい。
【0010】上記のように、電線群の外周に螺旋状ある
いはコルゲート状の樹脂被覆層を成形すると、電線群に
螺旋状チューブやコルゲートチューブを外装した状態と
同様な状態とすることができる。よって、電線群の集束
および保護を図りながら、曲げやすいワイヤハーネスと
することができ、自動車への配索作業を容易とすること
ができる。
【0011】上記金型を分割し、電線群の分岐位置用の
集結用金型と、該集結用金型に設けた複数の分岐口に連
接される分岐線用金型を設け、上記分岐線用金型の上下
型の溝型面には上記凹凸部を設けている一方、上記集結
用の上下型の溝型面には上記凹凸部を設けずに電線群の
分岐部はボックス状外面を呈する構成としてもよい。
【0012】上記構成とすると、ワイヤハーネスの配索
形状に設計変更が発生した場合、金型全体を起工し直す
ことなく、対応する分岐線用金型だけを交換すること
で、必要最小限の金型変更でフレキシブルに対応するこ
とができる。
【0013】また、本発明は上記金型を用いたワイヤハ
ーネスの成形方法を提供している。即ち、下型の溝内に
電線群を布線した後に、溝の上面開口より樹脂を充填
し、その後、上型を型締めして電線群を樹脂でモールド
して所要の配索形態としている。
【0014】上記方法では、上下型で型締めした後に樹
脂注入口から樹脂を上下型の空洞(キャビテイ)内に注
入していく通常の方法に代えて、下型の溝の開口に沿っ
て上方から樹脂を垂らし込んでいく方法を採用してい
る。この方法によれば、樹脂の粘度が比較的高く流動性
が悪い場合においても、電線と溝周面(キャビテイの型
面)との隙間および電線群の隙間まで樹脂を確実に浸透
させることができる。よって、電線群の回りを囲む凹部
内に樹脂を確実に回り込ませることができる。
【0015】なお、溝内部に突出する凸部には電線群が
当接するため、凸部に当たる位置では電線群の外周に樹
脂が浸透せず、電線群が露出する場合もある。しかしな
がら、成形される樹脂被覆層から見れば、電線群と接触
する凸部は凹部となり、該凹部の底面で電線が露出して
も、樹脂被覆層の凸部が外部干渉材と接触して凹部底面
の電線群とは接触しにくいため、電線の損傷発生を防止
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図5は本発明の第1実施
形態を示し、金型10は下型11と上型12とからな
る。下型11は集結用下型部11aから4つの分岐線用
下型部11bを延在させた形状としている。上型12も
同様に、集結用上型部12aから4つの分岐用上型部1
2bを延在させた形状としている。
【0017】上記下型11と上型12の対向面には、ワ
イヤハーネスを構成する電線群Wを布線する溝を穿設し
ている。集結用下型部11a、集結用上型部12aの略
中央部に穿設する溝11c、12cはボックス形状の凹
部とし、キャビテイの型面となる凹部周面は平坦面とし
ている。これらの溝11c、12cの4隅と、分岐用下
型部11bおよび分岐用上型部12bに設ける溝11
d、12dとを連続的させ、これらの溝11d、12d
を夫々分岐用下型部11bおよび分岐用上型部12bの
先端まで長手方向に延在させている。
【0018】図2に示すように、溝11d、12dは、
断面半円形状とすると共に、下型11と上型12とを型
締めした状態で螺旋状に凹部が連続するように溝11
d、12dの周面に凹部11d−1、12d−1、凸部
11d−2、12d−2を設けている。また、溝11
d、12dの先端部11d−3、12d−3を凹部11
d−1、12d−1よりも小径の断面半円形状とし、樹
脂注入口14としている。
【0019】次に、上記金型10を用いたワイヤハーネ
スW/Hの成形方法について説明する。図3に示すよう
に、電線群Wの分岐線Waの端末にコネクタCを予め接
続した状態としておき、この電線群Wを下型11の溝1
1c、11d内に挿入して布線する。電線群Wは溝11
cの内部側に突出した凸部11d−2の先端面に沿って
位置され、凹部11d−1との間に確実に空隙を発生さ
せている。このように、電線群Wを溝11c、11dに
挿入することにより、所要の布線形態となる。ついで、
図4に示すように、上型12で型締めする。上型12の
溝12dに突出した凸部12d−2は電線群Wを抑える
ように位置決めし、かつ、凹部12d−1との間に確実
に空隙を発生させている。上記のように上下型11、1
2の溝11d、12dで形成される空洞(キャビテイ)
の中心位置に電線群Wを凸部11d−2と12d−2と
で上下より支持して、位置決めしている。
【0020】上記型締め後に、金型10の電線端末側に
設けた樹脂注入口14より、電線保護材となる樹脂Rを
注入していく。注入された樹脂Rは、下型11と上型1
2とを型締めした状態で螺旋状に凹部11d−1、12
d−1が連続するように設けられているため、樹脂注入
口14から注入された樹脂Rは凹部11d−1、12d
−1に沿って螺旋状に流入していく。其の際、溝11
d、12dで構成される空洞内に残存するエアーを追い
出しながら、電線群Wと凹部11d−1、12d−1の
間に形成されている空隙に着実に充填されていく。その
ため、電線群Wの外周に樹脂Rを確実に回り込ませるこ
とができる。また、螺旋状の凹部11d−1、12d−
1に沿って浸透する樹脂Rの流動により、電線群Wが空
洞の中央に向けて押圧され、上下溝11d、12d内の
空洞内部で電線群Wを中心位置に確実に保持でき、偏心
することが防止できる。
【0021】上記樹脂Rを硬化させた後、下型11と上
型12とを離型することで、図5に示すように、電線群
Wを樹脂Rからなる樹脂被覆層でモールドされたワイヤ
ハーネスW/H1が成形される。上記樹脂被覆層は螺旋
形状となり、曲げやすい外装保護材となる。
【0022】このように、金型の溝に沿って電線を布線
していくだけで、電線を配索形態とでき、しかも、樹脂
モールドすることで、電線群の結束と外装材による被覆
とを同時に行うことができる。このように、従来のワイ
ヤハーネス組み立て工程で必要とされたワイヤハーネス
組立作業台での電線の布線作業、布線後の電線群をテー
プ巻する作業、さらに、必要領域に取り付けるチューブ
等の外装保護材の取付作業を、上記金型でワイヤハーネ
スを成形することにより一度に行うことができる。か
つ、成形されたワイヤハーネスは螺旋状の樹脂被覆材で
保護されるため、曲げが容易で、自動車への配索作業性
を高めることができる。
【0023】なお、樹脂Rの充填順序として、型締め後
に樹脂注入口から樹脂Rを充填注入する代わりに、上型
12により型締めする前に、下型11の溝11dの上面
開口より樹脂Rを垂らし込むように注入していってもよ
い。
【0024】また、下型11と上型12は、上記実施形
態では集結部と分岐線部とを一体的に設けているが、図
6に示すように、集結部と各分岐線部とを別体として設
けておき、これらを組み合わせて使用してもよい。即
ち、下型11’は、別体として形成した集結用下型11
a’と分岐線用下型11b’とにより構成し、同様に上
型12’は別体として形成した集結用上型12a’と分
岐線用上型12b’とにより構成した金型10’として
もよい。上記のように、金型を分割して設けておくと、
ワイヤハーネスの配索形状に設計変更が発生した場合、
金型全体を起工し直すことなく、対応する分岐線用金型
だけを交換することで、必要最小限の金型変更でフレキ
シブルに対応することができる。
【0025】図7乃至図10は本発明の第2実施形態を
示し、第2実施形態では上下型の溝に設ける凹部を螺旋
状に連続させず、凹部と凸部とを交互に設け、モールド
樹脂によりコルゲート形状の樹脂被覆層を設けている。
【0026】詳しくは、金型10”の下型11”と上型
12”の分岐線用下型部11b”、12b”の断面半円
形状の溝11d’、12d’の周面には、凹部11d−
1’と 凸部11d−2’、凹部12d−1’と凸部1
2d−2’とを交互に軸線方向に設けている。
【0027】上下型の型締め状態で、上下の凹部同士、
凸部同士が一致され、溝内部に突出する凸部の間で電線
群が位置決め保持される。
【0028】この第2実施形態では、凹部が螺旋状に連
続しないため、分岐用金型の先端から樹脂を注入する方
法に代えて、下型11”に電線群Wを布線した後、樹脂
を溝11d’の上面開口に沿って上方より垂らし込むよ
うに充填していく。このように、樹脂を充填すると、樹
脂の流動性が乏しい場合においても、電線群Wと凹部1
1d−1’との空隙内および電線同士の隙間にも樹脂を
確実に浸透させることができる。樹脂を下型11”の溝
11d’に全て充填した後に、上型12”を下型11”
に被せて型締めし、充填した樹脂を硬化させる。
【0029】第2実施形態の金型10”により成形され
たワイヤハーネスW/H2は、外周面が凹凸部で連続さ
れたコルゲートチューブ状の樹脂被覆層で電線群がモー
ルドされたものとなる。なお、電線群は溝内部に突出す
る凸部に当接して空洞の中心位置に保持されるため、凸
部と電線群との間には樹脂が浸透していない場合があ
る。その場合、図10に示すように、凹凸形状の絶縁被
覆層の凹部底面に当たる位置で電線群Wの表面が露出す
る箇所も発生する。しかしながら、外部干渉材にワイヤ
ハーネスが接触しても、樹脂被覆層の凸部に外部干渉材
が接触し、わずかな隙間の凹部底面に露出する電線群に
は接触する恐れがないため、電線wが損傷を受けること
はない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、上下型の溝周面に凹凸を設けているため、下
型の溝内に挿入される電線は凸部に沿い、凹部との間に
必ず空隙が発生するため、電線群が外周に樹脂を確実に
回り込ませることができ、電線群が外部に露出すること
を抑制できる。また、上型の溝周面にも凹凸を設けてい
るため、上下溝からなる空洞の中央部に電線群を確実に
位置決め保持でき、電線群の全周にわたって樹脂を回り
込ませて被覆することができる。かつ、凹凸部の軸線方
向の全長および溝の全周方向に設けているため、樹脂の
充填圧を均一化でき、樹脂充填圧で電線群を押圧して上
下溝内の空洞内部で電線群を偏心させることも防止でき
る。
【0031】また、溝周面の凹凸部を設けているため、
電線群をモールドする樹脂被覆層を螺旋状あるいはコル
ゲートチューブ状とすることができ、成形されたワイヤ
ハーネスを曲がり易く、その結果、ワイヤハーネスの配
索作業性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の金型を示す斜視図で
ある。
【図2】 第1実施形態の金型を示し、(A)は下型の
分岐線用金型の平面図、(B)は下型と上型とを型締め
した分岐線用金型の垂直方向の断面図である。
【図3】 ワイヤハーネスの製造工程を示す図面であ
る。
【図4】 ワイヤハーネスの製造工程を示す図面であ
る。
【図5】 第1実施形態の金型により成形したワイヤハ
ーネスの概略図である。
【図6】 第1実施形態の変形例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の第2実施形態の金型を示す斜視図で
ある。
【図8】 第2実施形態の金型を示し、(A)は下型の
分岐線用金型の平面図、(B)は下型と上型とを型締め
した分岐線用金型の垂直方向の断面図である。
【図9】 第2実施形態の金型により成形したワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図10】 充填した樹脂にムラが生じているワイヤハ
ーネスの要部拡大図である。
【図11】 従来のワイヤハーネス成形用の金型を示す
斜視図である。
【図12】 従来のワイヤハーネス成形用の金型により
作製したワイヤハーネスの要部拡大図である。
【符号の説明】
10、 金型 11、 下型 11a、12a 集結用金型 11b、12b 分岐線用金型 11c、11d、12c、12d 溝 11d−1、12d−1 凹部 11d−2、12d−2 凸部 12 上型 21 凸部 22 凹部 C コネクタ R 樹脂 W 電線群 w 電線 W/H1、W/H2 ワイヤハーネス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する電線群を金型
    の溝内に挿入して布線すると所要の配索形態となり、該
    金型内で樹脂モールドして成形ワイヤハーネスを製造す
    る金型構造であって、 上記金型の上下型の溝を断面半円形状とすると共に、型
    締め状態で螺旋状に凹部が連続するように溝周面に凹凸
    部を設け、成形されたワイヤハーネスの外周面が螺旋状
    となる構成としていることを特徴とする成形ワイヤハー
    ネスの金型構造。
  2. 【請求項2】 上記金型の電線端末側に樹脂注入口を設
    け、下型の溝に電線を布線した後に上型を型締めし、上
    記樹脂注入口より充填する樹脂が上記螺旋状の凹部に沿
    って電線端末側より電線分岐側へと浸透していく構成と
    している請求項1に記載の成形ワイヤハーネスの金型構
    造。
  3. 【請求項3】 ワイヤハーネスを構成する電線群を金型
    の溝内に挿入して布線すると所要の配索形態となり、該
    金型内で樹脂モールドして成形ワイヤハーネスを製造す
    る金型構造であって、 上記金型の上下型の溝を断面半円形状とすると共に、凸
    部と凹部とが交互に軸線方向に連続する凹凸部を設け、
    成形ワイヤハーネスの外周面が凹凸部が連続するコルゲ
    ートチューブ状となる構成としていることを特徴とする
    成形ワイヤハーネスの金型構造。
  4. 【請求項4】 上記金型を分割し、電線群の分岐位置用
    の集結用金型と、該集結用金型に設けた複数の分岐口に
    連接される分岐線用金型を設け、 上記分岐線用金型の上下型の溝周面に上記凹凸部を設け
    ている一方、上記集結用の上下型の溝周面には上記凹凸
    部を設けずに電線群の分岐部はボックス状外面を呈する
    構成としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載の成形ワイヤハーネスの金型構造。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項の
    金型を用い、下型の溝内に電線群を布線した後に、溝の
    上面開口より樹脂を充填し、その後、上型を型締めして
    電線群を樹脂でモールドして所要の配索形態としている
    ワイヤハーネスの成形方法。
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