JP2003331361A - バーコード読取装置及び方法並びにこの方法に使用されるバーコードラベル - Google Patents
バーコード読取装置及び方法並びにこの方法に使用されるバーコードラベルInfo
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- JP2003331361A JP2003331361A JP2002140053A JP2002140053A JP2003331361A JP 2003331361 A JP2003331361 A JP 2003331361A JP 2002140053 A JP2002140053 A JP 2002140053A JP 2002140053 A JP2002140053 A JP 2002140053A JP 2003331361 A JP2003331361 A JP 2003331361A
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Abstract
ーコード読取操作で商品の実売価格を変更して売上げら
れるようにする。 【解決手段】 バーコード読取装置は、桁数の異なる2
種類のバーコードを読取り部で一括して読取る。そし
て、読取った2種類のバーコードの一方が商品情報が記
録された第1のバーコードであり、他方が第1のバーコ
ードより桁数が少なく商品情報の変更がないことを示す
情報が記録された第2のバーコードであるときには、第
1のバーコードから復調された商品情報を上位装置に出
力する。これに対し、一方が第1のバーコードであり、
他方が第1のバーコードより桁数が少なく商品情報の変
更情報が記録された第3のバーコードであるときには、
第1のバーコードから復調された商品情報と第3のバー
コードから復調された変更情報とを上位装置に出力す
る。
Description
読取操作で商品の実売価格を変更して売上げることがで
きるバーコード読取装置及び方法並びにこの方法に利用
されるバーコードラベルに関する。
様に、1回のバーコード読取操作で商品の実売価格を変
更して売上げることを可能にした技術として、特開平6
−223271号公報に記載されたものがある。
る。すなわち、各商品に、それぞれその商品の商品コー
ドと価格とを記録した第1のバーコードと、この第1の
バーコードに記録された商品情報の変更がないことを示
す情報を記録した第2のバーコードとが印刷された二段
バーコードラベルを貼り付ける一方、いずれか1種類の
価格変更情報(値引額,値引率,変更後価格等)を記録
した第3のバーコードが印刷された一段バーコードラベ
ルを用意する。そして、商品の価格変更が生じると、該
当する価格変更情報を記録した第3のバーコードが印刷
された一段バーコードラベルを、当該商品の二段バーコ
ードラベルの第2のバーコードを覆い隠すように上貼り
する。ここで、第1乃至第3のバーコードのバーコード
体系は、同一(例えばJANコードに用いられる13桁
の共通商品コード体系)である。従って、一段バーコー
ドラベルが上貼りされた二段バーコードラベルは、見掛
け上、一段バーコードラベルが上貼りされていないもの
と何等変わらない。
れた2種類のバーコードがバーコード読取装置によって
読取られると、このバーコード読取装置からPOS(Po
intOf Sales)装置に2種類のバーコード情報が送信さ
れる。これにより、POS装置では、2種類のバーコー
ド情報のうち一方が第1のバーコードの情報であると
き、他方が第2のバーコードの情報であるか、第3のバ
ーコードの情報であるかが判断される。そして、第2の
バーコード情報であるときには第1のバーコード情報か
ら得た価格に基づいて商品の売上登録処理が実行され、
第3のバーコード情報であるときにはその価格変更情報
で変更された価格に基づいて商品の売上登録処理が実行
される。従って、キャッシャは、価格変更があるか否か
に関わらず、商品に付された二段バーコードラベルを読
取り操作(スキャニング)すればよい。
来公報記載の技術では、価格変更がない商品のバーコー
ドラベルをスキャニングしたときに、POS装置の売上
登録処理には反映されない第2のバーコードの情報もP
OS装置に出力されていたので、POS装置側におい
て、第3のバーコード情報から価格変更を処理するステ
ップとは別に、第2のバーコード情報から価格変更無し
と認識する処理のステップが必要で、POS装置側の処
理負荷が大きいという問題があった。
たもので、その目的とするところは、1回のバーコード
読取操作で商品の実売価格を変更して売上げることがで
きるとともに、読取ったバーコード情報の出力先である
上位装置の処理負荷を軽減できるバーコード読取装置及
び方法並びにこの方法に利用されるバーコードラベルを
提供しようとするものである。
2種類のバーコードを読取り部で一括して読取り、この
読取った2種類のバーコードの一方が商品情報が記録さ
れた第1のバーコード(例えば商品コードと価格が符号
化された13桁のインストアバーコード)であり、他方
が第1のバーコードより桁数が少なく商品情報の変更が
ないことを示す情報が記録された第2のバーコード(例
えば2桁の数値“99”が符号化されたアドオンバーコ
ード)であるとき、第1のバーコードから復調された商
品情報を上位装置(例えばPOS装置)に出力し、一方
が第1のバーコードであり、他方が第1のバーコードよ
り桁数が少なく商品情報の変更情報が記録された第3の
バーコード(例えば値引,割引等の変更タイプと値引
額,割引率などの数値が符号化された6桁のUPC−E
バーコード)であるとき、第1のバーコードから復調さ
れた商品情報と第3のバーコードから復調された変更情
報とを上位装置に出力するようにしたものである。
品のバーコードラベルをスキャニングしたときには、第
1のバーコードから復調された商品情報とともに第3の
バーコードから復調される変更情報が上位装置に出力さ
れるが、価格変更がない商品のバーコードラベルをスキ
ャニングしたときには、第1のバーコードから復調され
た商品情報だけが上位装置に出力され、第2のバーコー
ドから復調される情報は出力されない。従って、上位装
置側では、第2のバーコードから復調された情報から価
格変更がないことを認識する処理ステップが不要とな
る。
を用いて説明する。はじめに、第1の実施の形態につい
て説明する。
されるバーコードラベルを示している。図1(a)は、
肉,野菜等の生鮮食品がパックされたトレイ等に貼り付
けられる値付ラベル10であり、この値付ラベル10に
は、その表面に、商品名,原材料名,単価,正味量,価
格,製造社名,住所,製造年月日,賞味期限等の文字情
報に加えて、13桁のインストアバーコード体系からな
る第1のバーコード11が印刷されている。また、ラベ
ル表面の右下隅に、前記第1のバーコード11よりも桁
数が少ない2桁のアドオンバーコード体系からなる第2
のバーコード12とが印刷されている。
すように、左側2桁をインストアバーコードであること
を識別するフラグ(“20”〜“29”)とし、それに
続く5桁を商品コードとし、それに続く1桁をプライス
チェックデジットとし、それに続く4桁を商品価格と
し、右側1桁をバーコード誤読チェック用のチェックサ
ムキャラクタとしている。
すように、第1のバーコード11に記録された商品情報
(商品コード,商品価格)に変更がないことを示す2桁
の数値情報“99”で構成されている。
により値付ラベル10に印刷されている価格から変更が
ある商品に対して付される変更ラベル20であり、この
変更ラベル20には、その表面の上部に価格変更情報を
符号化した第3のバーコード21が印刷され、下部に前
記第3のバーコード21に記録された価格変更情報の変
更内容を告知する文字情報22が印刷されている。
ド11より桁数が少ないが、第2のバーコード12より
は桁数が多い6桁のUPC−Eバーコード体系からな
り、同図(b)に示すように、左側2桁を変更ラベルで
あることを示すフラグ“02”とし、それに続く1桁を
価格変更が値引によるものなのか割引によるものなのか
売価変更によるものなのかを識別する変更タイプ情報
(0:値引,1:割引,2:売価変更)とし、残り3桁
の数値を変更タイプが値引であれば値引額とし、割引で
あれば割引率とし、売価変更であれば変更後の価格とし
ている。
格変更がある商品のトレイ等に貼り付けられている値付
ラベル10の第2のバーコード12を、第3のバーコー
ド21が印刷されたラベルの裏面で覆い隠すように貼り
付けられて使用される。このとき、第2のバーコード1
2は値付ラベル10の右下隅に印刷されており、第3の
バーコード21は、変更ラベル20の上部に印刷されて
いるので、変更ラベル20を貼り付けたことによって値
付ラベル10に印刷されている他の情報が隠されてしま
うことはない。
ウェア構成を示すブロック図である。このバーコード読
取装置30は、レーザ光あるいはLED光をバーコード
ラベル40に出射する照明部31、この照明部31から
出射された光のバーコードラベル40からの反射光を受
光する受光部32、この受光部32で光電変換された電
気信号をディジタル信号に変換するA/D(アナログ/
ディジタル)変換部33、このA/D変換部33にてデ
ィジタル変換された信号を予め定められた手順に従って
処理することにより前記バーコードラベル40に印刷さ
れているバーコードを復調するCPU(Central Proces
sing Unit)34、このCPU34によって復調された
バーコード情報を、上位装置であるPOS装置50に転
送する通信インタフェース部35を少なくとも備えてい
る。前記照明部31,受光部32及びA/D変換部33
は、桁数の異なる2種類のバーコードを一括して読取る
ことが可能な読取部を構成する。
力処理の要部を示す流れ図である。なお、本実施の形態
では、自動値引処理を行うバーコードラベルの1段目は
特定のインストアフラグ“21”を持つ13桁バーコー
ドに限定し、それ以外のインストアフラグで始まるバー
コードラベルに対しては、通常の読取処理が行われるも
のとする。例えば、衣料品タグ用の多段バーコードや値
引を予定していない商品の一段バーコードのフラグには
“20”または“22”〜“29”のフラグを用い、こ
のフラグのバーコードが読取られた場合には、通常の読
取処理が行われるものとする。
刷されているバーコードを復調すると、この処理を開始
する。先ず、ST(ステップ)1として、バーコードを
復調した結果、2種類のバーコードを検出したか否かを
判断する。2種類のバーコードを検出した場合には、S
T2として一方のバーコードが13桁のバーコードか否
かを判断する。一方が13桁のバーコードであった場合
には、ST3としてこのバーコードの左側2桁が、自動
値引処理を行う特定のインストアバーコードであること
を識別するフラグ“21”と一致するか否かを判断す
る。フラグ“21”と一致する場合には、ST4として
他方のバーコードが2桁の数値情報“99”を示すバー
コードか否かを判断する。
コードであった場合には、この他方のバーコードは、1
3桁からなる第1のバーコード11に記録されている商
品情報に変更がないことを示す第2のバーコード12で
あるので、ST5として一方のバーコード、つまり第1
のバーコード11を復調して得たバーコード符号情報を
取得する。そして、ST6としてこのバーコード符号情
報を一段バーコードの情報として通信インタフェース部
35に送出し、POS装置50に転送させる(第1のバ
ーコード情報処理手段)。
コードでなかった場合には、ST7として他方が6桁の
UPC−Eバーコード体系からなるバーコードであるか
否かを判断する。他方がUPC−Eバーコード体系のバ
ーコードであった場合には、ST8としてこのUPC−
Eバーコード体系のバーコードの左側2桁が変更ラベル
20であることを示すフラグ“02”と一致するか否か
を判断する。変更ラベル20のフラグと一致する場合に
は、ST9として一方のバーコード、つまり第1のバー
コード11を復調して得たバーコード符号情報と、他方
のバーコード、つまり変更ラベル20に印刷されている
第3のバーコード21を復調して得たバーコード符号情
報とを取得する。そして、ST10としてこれら2種の
バーコード符号情報を二段バーコードの情報として通信
インタフェース部35に送出し、POS装置50に転送
させる(第2のバーコード情報処理手段)。
検出されなかった場合には、そのバーコードを復調して
得たバーコード符号情報を通信インタフェース部35に
送出し、POS装置50に転送させる。
ずれか一方が13桁バーコードでない場合、また、ST
3にて13桁バーコードがインストアバーコードではあ
るが自動値引処理を行う特定のインストアバーコードで
あることを識別するフラグ“21”でなかった場合に
は、通常の読取処理を行う。また、ST7にて他方のバ
ーコードが6桁のUPC−Eバーコード体系のものでな
い場合、あるいは、ST8にてUPC−Eバーコード体
系のバーコードが第3のバーコード21でない場合に
は、バーコードの読取りをエラーとする。
行う登録業務処理の要部を示す流れ図である。POS装
置50のコントローラは、バーコード読取装置30から
転送されるバーコード情報を受信すると、この処理を開
始する。
情報が二段バーコードの情報なのか一段バーコードの情
報なのかを判断する。一段バーコードの情報であった場
合には、通常の一段バーコード登録処理を実行する。す
なわち、バーコード情報の左側2桁からインストアマー
キングされたバーコードなのかソースマーキングされた
バーコードなのかを判断する。そして、インストアマー
キングされたバーコードであった場合には、そのバーコ
ード情報から商品コードと価格を取得し、この商品コー
ドが設定された商品が当該価格で売り上げられたものと
して金銭登録処理を行う。ソースマーキングされたバー
コードであった場合には、そのバーコード情報の商品コ
ードに対してプリセットされている価格をデータベース
から取得する。そして、この商品コードが設定された商
品が当該プリセット価格で売り上げられたものとして金
銭登録処理を行う。
段バーコードの情報であった場合には、ST12として
一段目のバーコード情報が13桁のバーコード情報か否
かを判断する。一段目が13桁のバーコード情報であっ
た場合には、ST13としてこのバーコード情報の左側
2桁が、自動値引処理を行う特定のインストアバーコー
ドであることを識別するフラグ“21”と一致するか否
かを判断する。インストアバーコードのフラグと一致す
る場合には、ST14として二段目のバーコード情報が
6桁のUPC−Eバーコード体系からなるバーコード情
報であるか否かを判断する。二段目がUPC−Eバーコ
ード体系のバーコード情報であった場合には、ST15
としてこのUPC−Eバーコード体系のバーコード情報
の左側2桁が変更ラベル20であることを示すフラグ
“02”と一致するか否かを判断する。
は、ST16として一段目のバーコード情報から商品コ
ードと価格を取得する。また、ST17として二段目の
バーコード情報の左側より3桁目の数値を調べる。ここ
で、3桁目の数値が“0”であった場合には、変更タイ
プが値引なので、ST18として二段目バーコード情報
の左側より4桁目から6桁目までの数値を値引額として
取得する。そして、ST19として一段目バーコード情
報から取得した価格を上記値引額で減算して、当該商品
の実売価格を算出する。
た場合には、変更タイプが割引なので、ST20として
二段目バーコード情報の左側より4桁目から6桁目まで
の数値を割引率として取得する。そして、ST21とし
て一段目バーコード情報から取得した価格に上記割引率
を乗算して、当該商品の実売価格を算出する。
には、変更タイプが売価変更なので、ST22として二
段目バーコード情報の左側より4桁目から6桁目までの
数値を変更後価格として取得する。そして、ST23と
して一段目バーコード情報から取得した価格を上記変更
後価格に変更して、当該商品の実売価格を算出する。
ド情報から取得した商品コードが設定された商品が、前
記ST19,ST21またはST23のいずれかの処理
で算出された実売価格で売り上げられたものとして金銭
登録処理を行う。
ては、肉,野菜等の生鮮食品のようにインストアマーキ
ングされる各商品には、それぞれ当該商品の商品コード
と価格(定価)の商品情報が符号化された第1のバーコ
ード11と、この商品情報に変更がないことを示す2桁
の情報“99”が符号化された第2のバーコード12と
が印刷された値付ラベル11が張り付けられて販売され
る。
格変更内容に該当する情報が符号化された第3のバーコ
ード21が印刷された変更ラベル20が用意される。例
えば、10円値引される商品に対しては、変更タイプが
“0”で数値が“010”(値引額10円を意味する)
の変更ラベル20が用意される。また、例えば5%の割
引により定価の95%で販売される商品に対しては、変
更タイプが“1”で数値が“095”(定価の95%=
0.95を意味する)の変更ラベル20が用意される。
また、価格を90円に変更する商品に対しては、変更タ
イプが“2”で数値が“90”(変更後価格90円を意
味する)の変更ラベル20が用意される。そして、この
変更ラベル20の裏面によって値付ラベル10の第2の
バーコード12が覆い隠されるように、値付ラベル10
の上に変更ラベル20が貼り付けられて販売される。
インストアマーキングされた商品のバーコードラベル4
0がスキャニングされると、バーコード読取装置30に
おいては、2種類のバーコードが復調される。すなわ
ち、価格変更が生じていない商品の場合には、値付ラベ
ル10に印刷されている第1のバーコード11と第2の
バーコード12とが復調され、価格変更が生じている商
品の場合には値付ラベル10に印刷されている第1のバ
ーコード11と変更ラベル20に印刷されている第3の
バーコード21とが復調される。
12とが復調された場合には、第1のバーコード11を
復調した結果のみがPOS装置50に出力される。PO
S装置50では、通常の一段バーコード登録処理が実行
される。
21とが復調された場合には、両方のバーコードを復調
した結果がPOS装置50に出力される。POS装置5
0では、第1のバーコード11の復調結果である価格
を、第3のバーコード21の復調結果である変更情報に
従って変更して実売価格を取得し、この実売価格で金銭
登録処理が実行される。
のバーコードを読取った際にその一方が商品情報を示す
第1のバーコード11であり、他方がこの商品情報の変
更情報を示す第3のバーコード21であるときには、両
方のバーコード情報をPOS装置50に出力するが、他
方が商品情報に変更がないことを示す第2のバーコード
12であるときには、この第2のバーコード12の情報
をPOS装置50に出力せず、第1のバーコード11の
情報のみをPOS装置50に出力するようにしたので、
POS装置50側において第2のバーコード情報から価
格変更無しと認識する処理のステップを省略することが
できる。
従来技術では、第1のバーコードの左半分と第2のバー
コードの右半分とを組み合わせて復調するといった誤読
の危険性があったが、本実施の形態によれば、二段バー
コードあるいはアドオンバーコードのセットして構成さ
れる第1のバーコード11と第2のバーコード12、あ
るいは第1のバーコード11と第3のバーコード21の
桁数は、第1のバーコード11の桁数に対して第2のバ
ーコード12及び第3のバーコード13の桁数を異なら
せているので、例えば第1のバーコード11の一部と第
2のバーコード12あるいは第3のバーコード21の一
部とが同時に読取られ、両者が組み合されて復調される
といった誤読の危険性もなく、高い信頼性をもってバー
コードを復調することができる。
る。なお、第2の実施の形態において、使用するバーコ
ードラベル及びバーコード読取装置30のハードウェア
構成は、第1の実施の形態と同様であるので、図1乃至
図4を用いて説明は省略する。
バーコード読取装置30のCPU34が行う復調結果出
力処理の要部を示す流れ図であり、図5に示した第1の
実施の形態の同処理と共通する部分には同一符号を付し
ている。図から明らかなように、この第2の実施の形態
が第1の実施の形態と異なる点は、バーコードラベル4
0から読取った二種類のバーコードのうち一方が第1の
バーコード11で他方が第3のバーコードであったとき
の処理である。
UPC−Eバーコード体系のバーコードの左側2桁が変
更ラベル20であることを示すフラグ“02”と一致す
ると判断したとき、ST31として、後述するように、
第3のバーコード21を復調して得た変更情報(変更タ
イプ,数値)をクーポンバーコードのフォーマットに変
換する。しかる後、ST32として第1のバーコード1
1を復調して得たバーコード符号情報と第3のバーコー
ド21をクーポンバーコードのフォーマットに変換して
得たバーコード符号情報とを取得する。そして、ST3
3としてこれら2種のバーコード符号情報を二段バーコ
ードの情報として通信インタフェース部35に送出し、
POS装置50に転送させる。
折込チラシなどに印刷される販促用の13桁からなる特
殊なバーコードで、そのフォーマットは、図8(c)に
示すように、左側3桁をクーポンバーコードであること
を示すフラグ“981”とし、それに続く5桁をクーポ
ンの分類を識別する情報とし、それに続く1桁を値引ク
ーポンなのか割引クーポンなのかを識別するタイプ情報
(0:値引,1:割引)、それに続く3桁を値引額また
は割引率とし、最後の1桁をチェックサムキャラクタと
するように規格化されている。そして、一般的なPOS
装置には、このクーポンバーコードの情報がバーコード
読取装置を介して入力されると、直前にバーコードが読
取られた商品に対してそのクーポンバーコード情報に応
じた値引または割引の処理を実行する機能が備えられて
いる。
読取装置30でバーコードラベル40をスキャニングし
た結果、図8(a)に示すフォーマットの第1のバーコ
ード11と、同図(b)に示すフォーマットの第3のバ
ーコード21とが復調された場合には、この第3のバー
コード21の変更タイプと数値情報の変更情報が、同図
(c)に示すフォーマットの変更タイプと数値情報に置
換されて、クーポンバーコードに変換される。そして、
第1のバーコード11の復調結果とクーポンバーコード
の復調結果とが二段バーコードとしてPOS装置50に
出力される。
二段バーコードとして入力されたバーコード情報の一方
が商品情報を記録した第1のバーコード11の情報であ
り、他方が変更情報を記録したクーポンバーコードの情
報であるとき、第1のバーコード11から得た価格をク
ーポンバーコードから得た変更情報で変更する処理を行
うが、この処理は、前述したように一般的なPOS装置
に標準装備されている機能であるので、POS装置50
側に、変更ラベル20の第3のバーコード21を処理す
るための格別な処理ルーチンを付加する必要はない。換
言すれば、POS装置50側の現状のアプリケーション
を変更することなく、1回のバーコード読取操作で商品
の実売価格を変更して売上げることができるようにな
る。
ドを用いた価格変更処理機能が上位装置に装備されてい
る場合には、バーコード読取装置30において、変更ラ
ベル20の第3のバーコード21を当該上位装置で処理
可能なフォーマットに変換することによって、同様な効
果を奏し得るのはいうまでもないことである。
る。この第3の実施の形態も、前記第2の実施の形態と
同様に、バーコード読取装置30のCPU34が行う復
調結果出力処理の一部が変更されるのみであり、第3の
実施の形態における復調結果出力処理の流れ図を図10
に示す。
UPC−Eバーコード体系のバーコードの左側2桁が変
更ラベル20であることを示すフラグ“02”と一致す
ると判断したとき、ST41として一方のバーコードの
復調結果から商品コードと価格を取得する。また、ST
42として他方のバーコードの左側より3桁目の数値を
調べる。ここで、3桁目の数値が“0”であった場合に
は、ST43として他方のバーコードの左側より4桁目
から6桁目までの数値を値引額として取得する。そし
て、ST44として一方のバーコードから取得した価格
を上記値引額で減算して実売価格を算出する。
た場合には、ST45として他方のバーコードの左側よ
り4桁目から6桁目までの数値を割引率として取得す
る。そして、ST46として一方のバーコードから取得
した価格に上記割引率を乗算して実売価格を算出する。
には、ST47として他方のバーコードの左側より4桁
目から6桁目までの数値を変更後価格として取得する。
そして、ST48として一方のバーコード情報から取得
した価格を上記変更後価格に変更して実売価格を算出す
る。
ドから取得した商品コードと、前記ST44,ST46
またはST48のいずれかの処理で算出された実売価格
とから、13桁のインストアバーコード体系からなるバ
ーコード情報を作成する。しかる後、ST50として作
成したインストアバーコード体系からなるバーコード情
報を一段バーコードとして通信インタフェース部35に
送出し、POS装置50に転送させる(第3のバーコー
ド情報処理手段)。
ては、バーコード読取装置30でバーコードラベル40
をスキャニングした結果、図9(a)に示すフォーマッ
トの第1のバーコード11と、同図(b)に示すフォー
マットの第3のバーコード21とが復調された場合に
は、この第3のバーコード12に記録された価格変更情
報で第1のバーコード11に記録された商品価格が変更
されて実売価格が算出される。例えば、第1のバーコー
ド11の復調結果が[2131200001004]で
あり、第3のバーコード12の復調結果が[02001
0]であるとき、第1のバーコード11に記録された商
品価格100円から第3のバーコード12に記録され値
引額10円が値引されて、実売価格90円が算出され
る。その結果、同図(c)に示すように、自動値引処理
を行う特定のインストアバーコードであることを識別す
るフラグ“21”と、第1のバーコード11に記録され
た商品コード“31200”及びプライスチェックデジ
ット“0”と、算出された実売価格“0090”と、こ
れらの符号列から算出されるチェックサムキャラクタ
“8”とから13桁のインストアバーコード体系からな
るバーコード情報が作成される。そして、このバーコー
ド情報がPOS装置50に送信される。
コード12の上に貼り付けられているバーコードラベル
をバーコード読取装置30でスキャニングしたときも、
変更ラベル20が貼り付けられていないバーコードラベ
ル(値付ラベル10)をスキャニングしたときと同様
に、POS装置50に転送されるバーコード情報は、1
3桁のインストアバーコード体系からなるバーコード情
報となるので、POS装置50では、いずれの場合も通
常の一段バーコード登録処理により商品の金銭登録処理
が実行される。したがって、POS装置50側に二段バ
ーコードを使用した価格変更処理のアプリケーションを
設ける必要が一切ないので、クーポンバーコード処理機
能を有していないPOS装置であっても、アプリケーシ
ョンを一切変更することなく、1回のバーコード読取操
作で商品の実売価格を変更して売上げることができるよ
うになる。
装置50側において、商品の実売価格が変更後の価格な
のか否かを判定できないことになる。そこで、インスト
アバーコード体系からなるバーコードには、実質的に使
用されていない1桁のプライスチェックデジットが存在
しているので、このプライスチェックデジットの代わり
に、価格変更情報として例えば“0”であれば値引無
し、“1”であれば10円値引、“2”であれば50円
引きと定義された符号を埋め込むことによって、POS
装置50側で価格変更の有無を簡便に管理できるように
なる。
トはその面積に比例する。また、1店舗あたりのラベル
使用料は膨大なので、ラベルのサイズが大きくなると店
舗側が負担するラベルのコストが著しく増大する。ま
た、ラベルサイズが大きくなると、トレイ内の商品をラ
ベルが隠してしまうという問題も発生する。
は、第2のバーコード12として2桁の数値“99”が
符号化されたアドオンバーコードを用いている。第2の
バーコード12は、第1のバーコード11に記録される
商品情報に変更がないことを示す情報を記録すればよい
ので、少ない桁数で事足りる。したがって、第2のバー
コード12は、小さなスペースがあれば印刷可能であ
り、印字レイアウトを工夫すれば従来サイズの値付ラベ
ルに第2のバーコード12を印刷することができるの
で、バーコードラベルのコストが増大したり、ラベルに
よってトレイ内の商品を隠してしまったりするような不
都合を防止できる。
は、第2のバーコード12を値付ラベル10の表面右下
隅に印刷したが、本来、第2のバーコード12の印刷位
置は、商品(トレイ)に貼り付けられる値付ラベル10
の位置関係によって適宜調整されるべきである。すなわ
ち、変更ラベル20はその上部に第3のバーコードが印
刷され、下部に文字情報22が印刷されているので、商
品の左上部に値付ラベル10を貼り付ける場合には、第
2のバーコード12をラベル表面の右下隅に印刷するこ
とによって、図3に示すように、値付ラベル10の文字
情報等を覆い隠さない位置に変更ラベル20を貼り付け
られるようになる。これに対して、商品の左下部に値付
ラベル10を貼り付ける場合には、図11(a)に示す
ように、第2のバーコード12をラベル表面の右上隅に
印刷する方が好適であり、商品の右下部に値付ラベル1
0を貼り付ける場合には、同図(b)に示すように、第
2のバーコード12をラベル表面の左上隅に印刷する方
が好適であり、商品の右上部に値付ラベル10を貼り付
ける場合には、同図(c)に示すように、第2のバーコ
ード12をラベル表面の左下隅に印刷する方が好適であ
る。
値付ラベル10の表面外周部近傍に印刷することによっ
て、値付ラベル10に印刷された第2のバーコード12
以外の情報を覆い隠さずに、変更ラベル20を容易に値
付ラベル10の上に貼り付けることができるようにな
る。
は、13桁のバーコード(第1のバーコード11)と2
桁のアドオンバーコード(第2のバーコード12)とが
近接していないと、2種類のバーコードを一括して読取
ることができない装置もある。そこで、このようなバー
コード読取装置を使用する場合には、図12に示すよう
に、第1のバーコード11の右隣に第2のバーコード1
2を印刷するように値付ラベル10のレイアウトを変更
すればよい。あるいは、2桁のアドオンバーコードの代
わりに、値引額が“0”となるUPC−Eバーコード体
系のバーコード[020000]を印刷して、変更情報
がないことを示す第2のバーコードとしても良い。
ベル10に印刷された第2のバーコード12を覆い隠す
ように貼り付ける必要はない。例えば、第2のバーコー
ド12を筆記具等で塗り潰し、値付ラベル10の近傍に
変更ラベル20を貼り付けても良い。
0の第3のバーコード21が印刷されている上部23
と、変更内容を告知する文字情報22が印刷された下部
24とをミシン目25で切り離し可能としても良い。こ
うすることにより、値付ラベル10が商品をパックした
トレイの底面に貼り付けられていた場合には、変更ラベ
ル20をミシン目25で切り離し、上部23をトレイ底
面に貼付け、下部24をトレイの上面等に貼り付けるこ
とによって、客に対して最もアピールできる位置に変更
内容を告知する文字情報22を貼り付けることができる
ようになる。また、必ずしもラベル表面の上部に第3の
バーコード21が印刷されている必要はなく、例えば、
下部に第3のバーコード21を印刷し、上部に文字情報
22を印刷しても良い。この他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1回のバーコード読取操作で商品の実売価格を確実に変
更して売上げることができるとともに、読取ったバーコ
ード情報の出力先である上位装置の処理負荷を軽減でき
るバーコード読取装置及びその方法を提供できる。
用して好適なバーコードラベルを提供することができ
る。
一例を示す図。
示す図。
一使用例を示す図。
要部構成を示すブロック図。
置のCPUが行う復調結果出力処理の要部を示す流れ
図。
トローラが行う登録業務処理の要部を示す流れ図。
置のCPUが行う復調結果出力処理の要部を示す流れ
図。
のフォーマットを示す図。
のフォーマットを示す図。
置のCPUが行う復調結果出力処理の要部を示す流れ
図。
Claims (7)
- 【請求項1】 読取ったバーコードを復調して得た情報
を上位装置に出力するバーコード読取装置において、 桁数の異なる2種類のバーコードを一括して読取ること
が可能な読取部と、 この読取部で読取った2種類のバーコードの一方が商品
情報が記録された第1のバーコードであり、他方が前記
第1のバーコードより桁数が少なく前記商品情報の変更
がないことを示す情報が記録された第2のバーコードで
あるとき、前記第1のバーコードから復調された商品情
報を前記上位装置に出力する第1のバーコード情報処理
手段と、 前記読取部で読取った2種類のバーコードの一方が前記
第1のバーコードであり、他方が前記第1のバーコード
より桁数が少なく前記商品情報の変更情報が記録された
第3のバーコードであるとき、前記第1のバーコードか
ら復調された商品情報と前記第3のバーコードから復調
された変更情報とを前記上位装置に出力する第2のバー
コード情報処理手段とを具備したことを特徴とするバー
コード読取装置。 - 【請求項2】 読取ったバーコードを復調して得た情報
を上位装置に出力するバーコード読取装置において、 桁数の異なる2種類のバーコードを一括して読取ること
が可能な読取部と、 この読取部で読取った2種類のバーコードの一方が商品
情報が記録された第1のバーコードであり、他方が前記
第1のバーコードより桁数が少なく前記商品情報の変更
がないことを示す情報が記録された第2のバーコードで
あるとき、前記第1のバーコードから復調された商品情
報を前記上位装置に出力する第1のバーコード情報処理
手段と、 前記読取部で読取った2種類のバーコードの一方が前記
第1のバーコードであり、他方が前記第1のバーコード
より桁数が少なく前記商品情報の変更情報が記録された
第3のバーコードであるとき、前記第1のバーコードか
ら復調された商品情報を前記第3のバーコードから復調
された変更情報で変更し、この変更した商品情報を前記
上位装置に出力する第3のバーコード処理手段とを具備
したことを特徴とするバーコード読取装置。 - 【請求項3】 読取ったバーコードを復調して得た情報
を上位装置に出力するバーコード読取方法において、 桁数の異なる2種類のバーコードを一括して読取り、 この読取った2種類のバーコードの一方が商品情報が記
録された第1のバーコードであり、他方が前記第1のバ
ーコードより桁数が少なく前記商品情報の変更がないこ
とを示す情報が記録された第2のバーコードであると
き、前記第1のバーコードから復調された商品情報を前
記上位装置に出力し、一方が前記第1のバーコードであ
り、他方が前記第1のバーコードより桁数が少なく前記
商品情報の変更情報が記録された第3のバーコードであ
るとき、前記第1のバーコードから復調された商品情報
と前記第3のバーコードから復調された変更情報とを前
記上位装置に出力することを特徴とするバーコード読取
方法。 - 【請求項4】 請求項3記載のバーコード読取方法にお
いて、 読取った2種類のバーコードの一方が前記第1のバーコ
ードであり、他方が前記第3のバーコードであるとき、
前記第3のバーコードから復調された変更情報を前記上
位装置で処理可能なフォーマットに変換し、この変換さ
れた変更情報を前記第1のバーコードから復調された商
品情報とともに前記上位装置に出力することを特徴とす
るバーコード読取方法。 - 【請求項5】 読取ったバーコードを復調して得た情報
を上位装置に出力するバーコード読取方法において、 桁数の異なる2種類のバーコードを一括して読取り、 この読取った2種類のバーコードの一方が商品情報が記
録された第1のバーコードであり、他方が前記第1のバ
ーコードより桁数が少なく前記商品情報の変更がないこ
とを示す情報が記録された第2のバーコードであると
き、前記第1のバーコードから復調された商品情報を前
記上位装置に出力し、一方が前記第1のバーコードであ
り、他方が前記第1のバーコードより桁数が少なく前記
商品情報の変更情報が記録された第3のバーコードであ
るとき、前記第3のバーコードから復調された変更情報
で前記第1のバーコードから復調された商品情報を変更
し、この変更した商品情報を前記上位装置に出力するこ
とを特徴とするバーコード読取方法。 - 【請求項6】 請求項3乃至5のうちいずれか1項記載
のバーコード読取方法に使用されるバーコードラベルで
あって、 ラベル表面に、商品情報が記録された第1のバーコード
と、この第1のバーコードより桁数が少なく前記商品情
報の変更がないことを示す情報が記録された第2のバー
コードとを印刷してなり、前記第2のバーコードは、前
記ラベル表面の外周部近傍に印刷されている通常ラベル
と、 ラベル表面に、前記第1のバーコードより桁数が少なく
前記商品情報の変更情報が記録された第3のバーコード
を印刷してなる変更ラベルとからなることを特徴とする
バーコードラベル。 - 【請求項7】 前記変更ラベルは、前記第3のバーコー
ドとともに当該第3のバーコードに記録された変更情報
の変更内容を告知する文字情報を印刷してなることを特
徴とする請求項6記載のバーコードラベル。
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- 2002-05-15 JP JP2002140053A patent/JP4080789B2/ja not_active Expired - Fee Related
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