JP2003327585A - 成長ホルモン分泌促進薬の製造方法 - Google Patents
成長ホルモン分泌促進薬の製造方法Info
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Abstract
ルモン分泌促進薬の製造法を提供する。 【解決手段】 式II 【化1】 の化合物および式III 【化2】 (式中、R1、R2、R3およびRrtは明細書に示す通
りである)の化合物の改良製造法。
Description
式Vの化合物とカップリングさせることを含む式IIの
化合物の改良製造法に関する。本発明はまた、式IVの
化合物を式Vの化合物とカップリングさせ、その後、得
られた式IIのPrt保護化合物の脱保護を行うことに
よる、式IIIの化合物の改良製造法に関する。
97/24369(以後’369出願と呼ぶ、これは参
照することによってここに記載されたものとする)に
は、式I
いる)の特定の成長ホルモン分泌促進化合物が開示され
ている。それらの化合物は’369出願において、特に
骨粗しょう症の治療に有用であることが開示されてい
る。
I
開示されており、これらは上記国際出願の開示範囲内で
ある。
IVの化合物を式Vの化合物とカップリングさせること
を必要とする。カップリング反応の第1工程は、下式I
Vの化合物を有機アミンと反応させて式IVの化合物の
遊離塩基および酒石酸の有機アミン塩を形成するもので
ある。記載の方法における次の工程は、酒石酸の有機ア
ミン塩を除去する濾過工程である。これは、カップリン
グ条件下での酒石酸と式IVの化合物との反応の可能性
をなくすために必要であると考えられた。室温で生じる
ピラゾロ[4,3−c]ピリジンの3a位置のラセミ化
のため、この濾過は極低温、すなわち温度を下げて行わ
なければならない。カップリング反応を大量規模で操作
するとき、極低温濾過には、例えばエントレインメン
ト、遅い濾過、追加装置の必要性、および特別な取り扱
い等の技術的な問題が存在する。その結果、生成物の収
率は低下する。
を回避し、その結果、工程はより簡素化し、化学的およ
び光学的収率が向上する方法を提供する。
置換されていてもよい−(C1−C10)アルキルであ
り;R2はフェニルメチルまたは2−ピリジルメチルで
あり;R3は−(C1−C5)アルキル−O−(C0−
C5)アルキルフェニルであり、このR3の定義における
フェニル置換基は3つ以下のフルオロ原子で置換されて
いてもよく;Prtはアミン保護基である)の化合物の
製造方法(方法Aとする)であって、 a) 式IV
る)の構造を有する適切なキラル酒石酸塩および有機ア
ミンを反応不活性溶媒中で約−68℃〜約−40℃にて
混合してスラリーを形成すること; b) 式V
である)の化合物をスラリーに加えて、有機アミンの酒
石酸塩、式IVの化合物の遊離塩基および式Vの化合物
を含む反応混合物を形成すること;並びに c) カップリング試薬を反応混合物に加えて式IIの
化合物を形成することを含む上記の方法に関する。
は、有機アミンの添加前に式IVの化合物を溶媒に懸濁
させる方法である。
は、工程bの前にスラリーを約−50℃に温める方法で
ある。
る)は、工程aにおいて、有機アミンがトリエチルアミ
ンであり;工程bにおいて、R3がフェニルメチルオキ
シメチルまたは2,4−ジフルオロフェニルメチルオキ
シメチルであり、そしてPrtがt−ブチルオキシカル
ボニルであり;工程cにおいて、カップリング試薬が無
水プロパンホスホン酸である方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、そしてR2がフェニルメチルまたは2−ピリ
ジルメチルである方法である。
(1(R)−(2,4−ジフルオロベンジルオキシメチ
ル)−3a(R)−ピリジン−2−イルメチル−2−
(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3−オキソ−
2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−2−オキソ−エ
チルカルバモイル)−1−メチル−エチル)−カルバミ
ン酸t−ブチルエステルおよび(1−(2−(3a
(R)−ベンジル−2−メチル−3−オキソ−2,3,
3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−イル)−1(R)−ベンジルオキシ
メチル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−1−メチ
ル−エチル)−カルバミン酸t−ブチルエステルから選
択される式IIの化合物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIB
の別の好ましい方法(方法Fとする)は、工程aにおい
て、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程bにお
いて、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4
−ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり、Pr
tがt−ブチルオキシカルボニルであり;工程cにおい
て、カップリング試薬が無水プロパンホスホン酸である
方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
(1(R)−(2,4−ジフルオロベンジルオキシメチ
ル)−3a(R)−ピリジン−2−イルメチル−2−
(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3−オキソ−
2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−2−オキソ−エ
チルカルバモイル)−1−メチル−エチル)−カルバミ
ン酸t−ブチルエステルおよび(1−(2−(3a
(R)−ベンジル−2−メチル−3−オキソ−2,3,
3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−イル)−1(R)−ベンジルオキシ
メチル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−1−メチ
ル−エチル)−カルバミン酸t−ブチルエステルから選
択される式IIの化合物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIB
の別の好ましい方法(方法Hとする)は、工程aにおい
て、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程bにお
いて、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4
−ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり、Pr
tがt−ブチルオキシカルボニルであり;工程cにおい
て、カップリング試薬が無水プロパンホスホン酸である
方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
(1(R)−(2,4−ジフルオロベンジルオキシメチ
ル)−3a(R)−ピリジン−2−イルメチル−2−
(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3−オキソ−
2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−2−オキソ−エ
チルカルバモイル)−1−メチル−エチル)−カルバミ
ン酸t−ブチルエステルおよび(1−(2−(3a
(R)−ベンジル−2−メチル−3−オキソ−2,3,
3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−イル)−1(R)−ベンジルオキシ
メチル−2−オキソ−エチルカルバモイル)−1−メチ
ル−エチル)−カルバミン酸t−ブチルエステルから選
択される式IIの化合物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIB
はまた、式III
置換されていてもよい−(C1−C10)アルキルであ
り;R2はフェニルメチルまたは2−ピリジルメチルで
あり;R3は−(C1−C5)アルキル−O−(C0−
C5)アルキルフェニルであり、このR3の定義における
フェニル置換基は3つ以下のフルオロ原子で置換されて
いてもよい)の化合物を製造する(方法Jとする)方法
であって、 a) 式IV
る)の適切なキラル酒石酸塩および有機アミンを反応不
活性溶媒中で約−68℃〜約−45℃にて混合してスラ
リーを形成すること; b) 式V
である)の化合物をスラリーに加えて、有機アミンの酒
石酸塩、式IVの化合物の遊離塩基および式Vの化合物
を含む反応混合物を形成すること; c) カップリング試薬を反応混合物に加えて式IIの
化合物を形成すること;並びに d) 式IIの化合物を適当な脱保護試薬と反応させて
式IIIの化合物を形成することを含む上記の方法に関
する。
は、有機アミンの添加前に式IVの化合物が溶媒に懸濁
され、そして工程bの前にスラリーを約−50℃〜約−
40℃に温める追加工程が行われる方法である。
は、PrtがBocであり、Bocが式IIの化合物と
酸との反応によって除去される方法である。
は、酸がメタンスルホン酸である方法である。
は、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4−
ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり;工程b
において、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程
cにおいて、カップリング試薬が無水プロパンホスホン
酸である方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
−[2−(3a(R)−ベンジル−2−メチル−3−オ
キソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1(R)−
ベンジルオキシメチル−2−オキソ−エチル]−イソブ
チルアミドおよび2−アミノ−N−(1(R)−(2,
4−ジフルオロベンジルオキシメチル)−2−オキソ−
2−(3−オキソ−(3a(R)−ピリジン−2−イル
メチル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)
−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−エチル−2−メ
チル−プロピオンアミドからから選択される式IIIの
化合物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIIB
の別の好ましい方法(方法Pとする)は、酸がトリフル
オロ酢酸である方法である。
は、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4−
ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり;工程b
において、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程
cにおいて、カップリング試薬が無水プロパンホスホン
酸である方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
−[2−(3a(R)−ベンジル−2−メチル−3−オ
キソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1(R)−
ベンジルオキシメチル−2−オキソ−エチル]−イソブ
チルアミドおよび2−アミノ−N−(1(R)−(2,
4−ジフルオロベンジルオキシメチル)−2−オキソ−
2−(3−オキソ−(3a(R)−ピリジン−2−イル
メチル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)
−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−エチル−2−メ
チル−プロピオンアミドから選択される式IIIの化合
物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIIB
の別の好ましい方法(方法Tとする)は、PrtがBo
cであり、Bocが式IIの化合物と酸との反応によっ
て除去される方法である。
は、酸がメタンスルホン酸である方法である。
は、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4−
ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり;工程b
において、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程
cにおいて、カップリング試薬が無水プロパンホスホン
酸である方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
−[2−(3a(R)−ベンジル−2−メチル−3−オ
キソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1(R)−
ベンジルオキシメチル−2−オキソ−エチル]−イソブ
チルアミドおよび2−アミノ−N−(1(R)−(2,
4−ジフルオロベンジルオキシメチル)−2−オキソ−
2−(3−オキソ−(3a(R)−ピリジン−2−イル
メチル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)
−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−エチル−2−メ
チル−プロピオンアミドから選択される式IIIの化合
物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIIB
の別の好ましい方法(方法Xとする)は、酸がトリフル
オロ酢酸である方法である。
は、R3がフェニルメチルオキシメチルまたは2,4−
ジフルオロフェニルメチルオキシメチルであり;工程b
において、有機アミンがトリエチルアミンであり;工程
cにおいて、カップリング試薬が無水プロパンホスホン
酸である方法である。
は、R1がメチルまたは2,2,2−トリフルオロエチ
ルであり、R2がフェニルメチルまたは2−ピリジルメ
チルである方法である。
−[2−(3a(R)−ベンジル−2−メチル−3−オ
キソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1(R)−
ベンジルオキシメチル−2−オキソ−エチル]−イソブ
チルアミドおよび2−アミノ−N−(1(R)−(2,
4−ジフルオロベンジルオキシメチル)−2−オキソ−
2−(3−オキソ−(3a(R)−ピリジン−2−イル
メチル)−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)
−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−イル)−エチル−2−メ
チル−プロピオンアミドから選択される式IIIの化合
物が製造される方法である。
の別の好ましい方法は、式IIIB
はまた、式XX
工程: a) 4−オキソ−ピペリジンカルボン酸メチルエステ
ル塩酸塩をジ−t−ブチル−ジカーボネートおよびトリ
エチルアミンと、イソプロピルエーテル中で反応させ
て、4−オキソ−1,3−ピペリジンジカルボン酸1−
(1−ジメチルエチル)3−メチルエステルを形成する
こと; b) 4−オキソ−1,3−ピペリジンジカルボン酸1
−(1−ジメチルエチル)3−メチルエステルを臭化ベ
ンジルおよび炭酸カリウムと、テトラヒドロフラン中で
反応させて、4−オキソ−(フェニルメチル)−1,3
−ピペリジンジカルボン酸1−(1−ジメチルエチル)
3−メチルエステルを形成すること; c) 4−オキソ−(フェニルメチル)−1,3−ピペ
リジンジカルボン酸1−(1−ジメチルエチル)3−メ
チルエステルをメチルヒドラジンと、酢酸およびメチル
−t−ブチルエーテル中で反応させて、2,3a,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3−オキソ−
3a−(フェニルメチル)−5H−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−カルボン酸1,1−ジメチルエチル
エステルを形成すること; d) 2,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2−
メチル−3−オキソ−3a−(フェニルメチル)−5H
−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸
1,1−ジメチルエチルエステルをトリフルオロ酢酸と
反応させて、(3aR)−2,3a,4,5,6,7−
ヘキサヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチル)
−3H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オンを
形成すること; e) (3aR)−2,3a,4,5,6,7−ヘキサ
ヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチル)−3H
−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オンをL−酒
石酸と、アセトンおよび水の中で反応させて、式XXの
L−酒石酸塩を形成することを含む上記の方法に関す
る。
4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3a−
(フェニルメチル)−3H−ピラゾロ[4,3−c]ピ
リジン−3−オンを単離することなくL−酒石酸が加え
られる、すぐ上の段落に記載の方法に関する。特に、式
XXの化合物は2水和物として単離される。望ましい結
晶形は溶媒の適切な混合物から冷却したときに単離され
る。
発明は特に、表1に示すような原子座標および相当する
等方性変位係数を有する多形体に関する。本発明はまた
特に、図1のX線結晶構造を有する多形体に関する。
Iの化合物の合成について説明するものである。記号
「*」は立体化学中心を示す。スキームにおいて、「P
rt」は本技術分野における当業者に公知の適当なアミ
ン保護基を示すのに用いる。次の各スキームにおいて、
アミン保護基Prtは、好ましいアミン保護基BOCで
説明するが、他のアミン保護基も用いうることは明らか
であろう。
R1、R2およびPrtが上記定義通りの式IVの化合
物、例えば式1eの化合物は、スキーム1または1aに
示すように製造される。スキーム1、工程aにより、式
1aの化合物は反応不活性極性非プロトン溶媒、例えば
アセトン、メチルエチルケトン、DMF(ジメチルホル
ムアミド)または好ましくはテトラヒドロフランと約0
℃〜室温、好ましくは室温で混合される。溶液に、Xが
脱離基、例えばハロまたはアルキル−もしくはアリール
−スルホネートであるR2−X;塩基、例えばカリウム
t−ブトキシド、または炭酸塩、例えばLi2CO3、C
s2CO3または好ましくは炭酸カリウム;および任意に
相転移試薬、例えばヨウ化カリウムまたはヨウ化テトラ
ブチルアンモニウムを加える。炭酸カリウムを塩基とし
て用いる場合、相転移試薬は用いないのが好ましい。R
2がベンジル、R2−Xが臭化ベンジルである場合、およ
びR2が2−ピリジルメチル、R2−Xが塩化ピコリル塩
酸塩である場合が好ましい。約−20℃〜約70℃で約
2〜16時間、好ましくは60〜65℃で約12時間の
撹拌後、生成物を本技術分野における当業者に周知の技
術により反応混合物から単離する。この工程は以下の製
造5、工程Dに示すように行うのが好ましい。
の化合物と反応させる。ヒドラジン誘導体は、エタノー
ル、水またはトルエン中の水性溶液として用いられるC
F3CH2NHNH2(トリフルオロエチルヒドラジン)
または無水CH3NHNH2(メチルヒドラジン)の70
%水性溶液であるのが好ましい。トリフルオロエチルヒ
ドラジンの70%溶液を用いるとき、CF3CH2NHN
H2の70%水性溶液をトルエンで抽出するとさらに好
ましい。式1bの化合物の有機溶媒、例えばエタノー
ル、トルエンまたは好ましくはメチルt−ブチルエーテ
ル(MTBE)中の溶液に、まず無水2,2,2−トリ
フルオロエチルヒドラジンまたはメチルヒドラジンを、
次いで酢酸を加える。MTBEは反応混合物が危険な高
温に達するのを防ぐのに用いる。反応混合物は約50〜
約110℃で約30分〜24時間、好ましくは約60℃
で約12〜15時間加熱する。反応混合物を室温に冷却
し、そしてNaHCO3のような水性塩基で中和する。
ここで、「室温」とは約20〜25℃の温度を意味す
る。有機層を分離し、本技術分野で公知の標準法を用い
て処理して、式1cの化合物を得る。この工程は以下の
製造5、工程Eに示すように行うのが好ましい。
酸、エタノール、トリフルオロ酢酸(TFA)、または
メタンスルホン酸のようなアルキルスルホン酸を、式1
cの化合物のEtOH、IPEまたは好ましくはCH2
Cl2のような反応不活性有機溶媒中の溶液に加える。
混合物を約1〜12時間撹拌し、次に約0℃〜ほぼ室
温、好ましくは室温に冷却する。反応完了後、トリエチ
ルアミンまたはNH4OHのような塩基を混合物に加え
る。混合物を室温に温め、追加の有機溶媒で希釈し、本
技術分野で公知の標準法を用いて処理して、式1dの化
合物を得る。あるいは、そして好ましくは、式1dの化
合物を単離することなく次の工程で用いてもよい。スキ
ーム1の工程cは、以下の製造5、工程Fに示すような
スキーム1の工程dと組み合わせて行うのが好ましい。
石酸、好ましくは(L)−酒石酸をほぼ室温のアセトン
/水(約8:1〜約9:1)中の式1dの化合物に加え
る。混合物をほぼ室温〜溶媒混合物のほぼ還流温度で約
1時間〜一晩、例えば18時間、好ましくは15〜18
時間撹拌する。式1eの化合物は2水和物結晶形として
単離するのが好ましい。次に、固体を濾過し、集め、冷
アセトンで洗浄して、好ましくは単一光学的対掌体の
(L)−酒石酸塩である式1eの化合物を得る。この工
程は、先駆体遊離塩基化合物の単離を行うことなく、製
造4、工程Fに示すように行うのが好ましい。
R25がアルキル、アリールまたは置換アリール、Prt
がアミン保護基である式Vの化合物、例えば式2dの化
合物は、スキーム2に示すように製造される。工程eに
より、N−BOC−セリン、好ましくはN−BOC−
(D)−セリン、式2aの化合物の約0℃のTHF/D
MF(約1:1〜約2:1)中の溶液に、n−BuLi
またはカリウムt−ブトキシド溶液を加える。反応混合
物を約0℃で約10〜約30分間、好ましくは20分間
撹拌し、次に臭化2,4−ジフルオロベンジルを加え
る。室温に温め、約6〜約24時間撹拌した後、反応混
合物を真空中で濃縮してTHFを除去し、そして1N
HClのような水性酸を加えて混合物のpHを約3に調
整する。次に、反応混合物を水と塩化メチレン(CH2
Cl2)またはIPEのような有機溶媒との間で分配す
る。有機溶液を当業界で公知の標準法を用いて処理し
て、(D)−光学的対掌体としても公知の、好ましくは
立体中心にR配置を有する、式2bの化合物を得る。
媒、例えばTHF、CH2Cl2、IPEまたはこれらの
混合物、好ましくはCH2Cl2/IPE(約1:1)中
の溶液に、アルキルまたはアリールスルホン酸、例えば
メタンスルホン酸を加える。固体を濾過し、CH2Cl2
/IPE混合物(約1:1)で洗浄して、(D)−光学
的対掌体としても公知の、好ましくは立体中心にR配置
を有する、式2cの化合物を得る。
水(約4:1)中の溶液に、2−t−ブトキシカルボニ
ルアミノ−2−メチル−プロピオン酸−2,5−ジオキ
ソ−ピロリジン−1−イルエステル、およびトリエチル
アミンのようなアルキルアミンを加える。反応混合物を
室温で約1〜24時間撹拌し、そして水性酸、例えば1
0%水性クエン酸溶液で急冷する。混合物を酢酸エチル
のような有機溶媒で分配し、有機層を分離し、当業界で
公知の標準法を用いて処理して、(D)−光学的対掌体
としても公知の、好ましくは立体中心にR配置を有す
る、式2dの化合物を得る。
ocである式Vの化合物は、以下の製造3、工程Aおよ
びBに示すように製造される。PrtがBoc以外のア
ミン保護基である化合物は、N−t−ブチルオキシカル
ボニル−α−メチルアラニンを適切なN−保護α−メチ
ルアラニン誘導体で置換することによって製造される。
適切なN−保護α−メチルアラニン誘導体は、業者から
容易に入手できなければ、本技術分野における当業者に
周知の方法によりα−メチルアラニンから簡単に製造し
うる。
I、IIIおよび3cの化合物は、スキーム3により製
造される。工程hにより、式IV(1e)の化合物、好
ましくは単一光学的対掌体の(L)−酒石酸塩を、約−
68℃〜約−45℃、好ましくは約−68℃〜約−60
℃、最も好ましくは約−68℃にて、反応不活性溶媒、
好ましくは酢酸エチルでスラリー化する。有機アミン、
例えばジイソプロピルエチルアミン、トリメエチルアミ
ンまたはトリエチルアミン、好ましくはトリエチルアミ
ンを加える。有機アミンの添加の間、温度は約−68℃
〜約−45℃、好ましくは約−68℃〜約−60℃に維
持する。反応混合物を約30〜約120分間、約−78
℃〜約−45℃で撹拌する。得られたスラリーは、式I
Vの化合物の遊離塩基および酒石酸の有機アミン塩の混
合物を含む。このスラリーに、有機アミン、例えばジイ
ソプロピルエチルアミン、トリメチルアミンまたはトリ
エチルアミン、好ましくはトリエチルアミンを加える。
この添加の間、反応混合物の内部温度は約−50℃より
下に維持する。酒石酸の有機アミン塩をまだ含む反応混
合物に、反応混合物の温度を約−68℃〜約−45℃に
維持しながら、式Vの化合物を一度に加える。次に、無
水プロパンホスホン酸のようなカップリング試薬を約5
〜約30分かけて加える。温度は約−25℃〜約0℃、
好ましくは約−20℃に1時間かけて徐々に温める。反
応混合物を当業界で公知の標準法を用いて処理して、好
ましくは絶対および相対3a(R),1(R)配置を有
する、式IIの化合物を得る。
な酸、またはCH2Cl2中のメタンスルホン酸もしくは
トリフルオロ酢酸を、約0℃〜室温で反応不活性溶媒、
例えばCH2Cl2、IPEまたはTHF中の式IIの化
合物に加える。混合物を約40分〜約4時間、室温で撹
拌し、次に、Na2CO3またはNaHCO3のような飽
和水性塩基を、溶液が中性(7.0)pHとなるまで加
える。有機層を分離し、当業界で公知の標準法を用いて
処理して、好ましくは絶対および相対3a(R),1
(R)配置を有する、式IIIの化合物を得る。
ール、例えばメタノール、エタノールまたはイソプロパ
ノール、好ましくはイソプロパノール中の溶液に、L−
(+)酒石酸を加える。メタノールまたはエタノールを
用いるとき、反応混合物を約1〜12時間撹拌し、次に
濾過し、濾液を濃縮する。いずれの場合でも、粗残留物
を酢酸エチルのような有機溶媒で希釈し、加熱し、そし
て室温に徐々に冷却する。固体を濾過し、乾燥させて、
好ましくは絶対および相対3a(R),1(R)配置を
有する、式3cの化合物のL−(+)酒石酸塩を得る。
試薬は、一般業者から購入したり、あるいは有機化学分
野に詳しい人々に周知の方法により製造することができ
る。特に、4−オキソ−(フェニルメチル)−3−ピペ
リジンカルボン酸メチルエステル塩酸塩は以下の製造
5、工程Aに示すように製造しても、あるいはHoff
man,N.よびErinjeri,A.,A.,J.
Heterocyclic Chem.,1965,
2,326に示すように製造してもよい。
質、試薬、中間体または生成物と相互作用して所望生成
物の収量に悪影響を及ぼすことのない溶媒を意味する。
工程aにおける反応不活性溶媒は、式IVの化合物の遊
離塩基が可溶性の溶媒である。
ルアミン、例えばトリエチルアミン、トリメチルアミン
もしくはジイソプロピルエチルアミン;または環式アミ
ン、例えばピペリジン、ピロリジンもしくはN−メチル
モルホリンである。
すのであり、開示する本発明を制限するものではない。
用いた。融点はBuchi 510装置で測定し、未補
正である。プロトンNMRスペクトルはVarian
XL−300、Bruker AC−300、Vari
an Unity 400またはBruker AC−
250で25℃にて記録した。有機化学分野に詳しい人
々にとって、ここで得られるNMRデータが、当業者に
周知の様々な業者から入手しうる他のNMR装置におい
ても得られることは明らかなことである。化学シフトは
トリメチルシランから下流のppmで表す。一般的手順
A: (濃HClを用いるBoc保護アミンからのBo
c保護基の開裂): Boc保護アミンをできるだけ少
量のエタノールに溶解し、得られた溶液を約0℃に冷却
し、濃HCl(一般に、Boc保護アミン1mmol当たり
約1〜4mL)を加え、反応混合物を室温に温め、約1〜
約2.5時間(または薄層クロマトグラフィーで判定さ
れるような、出発物質が完全に消失してより極性の生成
物になるのに必要な時間)撹拌する。得られた溶液また
は懸濁液を濃縮し、残留物を数回、加えたエタノールと
共に同時蒸発させて遊離アミンを得る。これはさらに精
製することなく用いるか、あるいは規定通り精製する。
−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−
ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1
(R)−ベンジルオキシメチル−2−オキソ−エチルカ
ルバモイル)−1−メチル−エチル)−カルバミン酸t
−ブチルエステル
よび添加漏斗を備えた乾燥窒素パージ1リットル四つ口
丸底フラスコに、3a−ベンジル−2−メチル−2,
3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,
3−c]ピリジン−3−オン(L)酒石酸塩(製造1、
工程Dにより製造、66.09g、0.168mol、
1.12当量)および酢酸エチル(660mL、10容量
部)を加えた。スラリーが形成された。スラリーを撹拌
し、−68℃〜−66℃の内部温度に冷却した。冷却撹
拌スラリーにトリエチルアミン(TEA、58mL、4
2.5g、0.42mol、2.8当量)を添加漏斗によ
り加えた。撹拌中、内部温度を−68℃〜−66℃に維
持した。内部温度を約−52℃に温めながら、反応混合
物を約1.5時間撹拌した。反応混合物(トリエチルア
ミンの酒石酸塩および3a−ベンジル−2−メチル−
2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−3−オン(L)酒石酸塩の遊
離塩基のスラリーであった)に、5分かけてトリエチル
アミン(96.5mL、70g、0.69mol、4.6当
量)を加えた。撹拌中、−53℃〜−50℃の内部温度
に維持した。反応混合物に、3−ベンジルオキシ−2−
(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチル−プ
ロピオニルアミノ)−プロピオン酸(製造3、工程Bに
より製造、57.07g、0.15mol、1.0当量)
を一度に加えた。撹拌中、内部温度−55℃〜−50℃
を維持した。反応混合物に、無水プロパンホスホン酸
(PPAA、180mL、190g、2.0当量)を、無
水プロパンホスホン酸の酢酸エチル中の50%溶液とし
て加えた。PPAAは15分かけて加え、添加中、内部
温度は約−30℃に上昇した。反応混合物を約−30℃
で約0.5時間撹拌した。反応混合物をジイソプロピル
エーテル(IPE、660mL、10容量部)および水
(660mL、10容量部)の激しく撹拌した混合物に注
いだ。得られた2相混合物を1時間撹拌し、そして反応
混合物を沈降させた。水性部分をデカントし、有機部分
を水性HCl(1N、165mL、2.5容量部、1.3
当量)、10%水性Na2CO3(330mL、5容量部、
2.1当量)、および15%水性NaCl(165mL)
で順次洗浄した。洗浄有機部分を真空中で撹拌可能な最
少容量に濃縮し、濃縮物にIPE(300mL、約5容量
部)を加えた。溶液を真空中で撹拌可能な最少容量に再
び濃縮した。濃縮物にIPE(330mL、約5容量部)
を加え、溶液を内部温度約67℃に大気で加熱した。沈
殿物が観察された。撹拌しながら、スラリーを1時間か
けて内部温度約1℃に冷却した。固体を濾過し、約50
℃で真空乾燥して、54.85g(収率60.4%)の
表題化合物を得た。実施例2 2−アミノ−N−[2−(3a(R)−ベンジル−2−
メチル−3−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキ
サヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イ
ル)−1(R)−ベンジルオキシメチル−2−オキソ−
エチル]−イソブチルアミド(L−酒石酸塩)
斗を備えた5L四つ口丸底フラスコに、3a(R)−ベ
ンジル−2−メチル−2,3,3a,4,6,7−ヘキ
サヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オン
(L)酒石酸塩(製造1、工程Dにより製造、60.5
7g、0.10mol、1.0当量)および塩化メチレン
(400mL、6.7容量部)を連続して加えた。混合物
を撹拌すると透明な溶液が得られた。次に、溶液を−1
0℃〜−5℃の内部温度に冷却した。冷却撹拌溶液にト
リフルオロ酢酸(TFA、180mL、3.0容量部、2
3.6当量、2.33mol)を、内部温度が−5℃〜を
越えない速度で加えた。添加は約10分で完了した。次
に、反応混合物を1時間かけて8℃にゆっくり温めた。
内部温度を10℃〜20℃に維持しながら、Na2CO3
(1.0N、1200mL、12当量、12mol)を徐々
に添加することによって反応混合物のpHを8より上に
した。反応混合物を沈降させ、有機部分をデカントし
た。水性部分を塩化メチレン(2×100mL部、各1.
65容量部)で抽出した。一緒にした有機部分を水(1
00mL)で洗浄した。洗浄有機部分を常圧蒸留によって
撹拌可能な最少容量に濃縮し、濃縮物に酢酸エチル(2
000mL、33容量部)を加えた。酢酸エチル溶液にL
−酒石酸(15.05g、0.10mol、1当量)のメ
タノール(60mL、1容量部)中の溶液を加えた。反応
混合物を加熱し、メタノールを留去した。内部および加
熱温度が77〜78℃となるまで、蒸留を続け、そして
反応混合物を1〜2時間還流した。次に、反応混合物を
数時間かけて約15℃に冷却した。固体を濾過し、酢酸
エチル(200mL)で洗浄し、真空中、約50℃で一晩
乾燥して、表題化合物60.79g(収率92.7%)
を得た。実施例3 (1−(2−(1(R)−2,4−ジフルオロベンジル
オキシメチル)−3a(R)−ピリジン−2−イルメチ
ル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−3−
オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピ
ラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−2−オキ
ソ−エチルカルバモイル)−1−メチル−エチル)−カ
ルバミン酸t−ブチルエステル
却機、熱電対および添加漏斗を備えた乾燥窒素パージ
0.5L四つ口丸底フラスコに、3a−ピリジン−2−
イル−メチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エチ
ル)−2,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オン(L)酒石酸塩
(製造2、工程Dにより製造、10.35g、0.02
24mol、1.12当量)および酢酸エチル(110m
L、10容量部)を順次加えた。スラリーが形成され
た。スラリーを撹拌し、−68℃〜−60℃の内部温度
に冷却した。冷却撹拌スラリーにトリエチルアミン(T
EA、7.75mL、5.66g、0.056mol、2.
8当量)を添加漏斗により加えた。撹拌中、内部温度は
−68℃〜−60℃に維持した。内部温度を約−62℃
〜−52℃に温めながら、反応混合物を約1.5時間撹
拌した。反応混合物(トリエチルアミンの酒石酸塩およ
び3a−ピリジン−2−イルメチル−2−(2,2,2
−トリフルオロエチル)−2,3a,4,5,6,7−
ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−
オン(L)酒石酸塩の遊離塩基のスラリーであった)
に、5分かけてトリエチルアミン(12.7mL、9.3
0g、0.092mol、4.6当量)を加えた。撹拌
中、−62℃〜−50℃の内部温度に維持した。反応混
合物に、2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−2
−メチル−プロピオニルアミノ)−3−(2,4−ジフ
ルオロ−ベンジルオキシ)−プロピオン酸(製造4、工
程Cにより製造、8.34g、0.020mol、1.0
当量)を一度に加えた。撹拌中、内部温度は−60℃〜
−58℃に維持した。無水プロパンホスホン酸(PPA
A、24mL、25.5g、2.0当量)を、無水プロパ
ンホスホン酸の酢酸エチル中の50%溶液として、酢酸
エチル(24mL、2.2容量部)で希釈し、約−45℃
に冷却した。次に、PPAA溶液を反応混合物に加え
た。PPAAは15分かけて加えた。内部温度は約1時
間かけて約−19℃に上昇した。反応混合物をジイソプ
ロピルエーテル(IPE、100mL、9.1容量部)お
よび水(100mL、9.1容量部)の激しく撹拌した混
合物に注いだ。得られた2相混合物を5分間撹拌し、そ
して反応混合物を沈降させた。水性部分をデカントし、
有機部分を水性HCl(0.5N、50mL、4.5容量
部、1.3当量)、飽和水性NaHCO3(50mL、
4.5容量部、〜2.5当量)、および15%水性Na
Cl(50mL)で順次洗浄した。洗浄有機部分を真空中
で濃縮して油状物を得た。油状物をヘキサン(50mL、
約2.5容量部)と共に撹拌して、ガラス質固体13.
57g(粗収率96.8%)を得た。固体をクロロホル
ムに溶解し、真空中で濃縮して油状物を得た。この手順
をヘキサンを用いて繰り返した。最後に、得られた油状
物をヘキサンと共に16時間撹拌した。得られた固体を
濾過して、表題化合物10.45g(収率73.6%)
を得た。実施例4 2−アミノ−N−(1(R)−(2,4−ジフルオロベ
ンジルオキシメチル)−2−オキソ−2−(3−オキソ
−3a(R)−ピリジン−2−イルメチル)−2−
(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−2,3,3
a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−イル)−エチル)−2−メチル−プ
ロピオンアミド
オロベンジルオキシメチル)−3a(R)−ピリジン−
2−イルメチル−2−(2,2,2−トリフルオロ−エ
チル)−3−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキ
サヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イ
ル)−2−オキソ−エチルカルバモイル)−1−メチル
−エチル)−カルバミン酸t−ブチルエステル(実施例
3により製造、17.5g、25.3mmol)を一般的手
順Aに記載の方法により脱保護して無色の固体を得た。
生成物をジエチルエーテル中で粉砕して表題化合物(1
3.6g、90%)を得た:+Apcl MS(M+
H)+591。実施例5
オロベンジルオキシメチル)−2−オキソ−2−[3−
オキソ−3a(R)−ピリジン−2−イルメチル−2−
(2,2,2−トリフルオロ−エチル)−2,3,3
a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−イル]−エチル}−2−メチル−プ
ロピオンアミドL−(+)酒石酸塩 機械撹拌機を備えた12L丸底フラスコ内の2−アミノ
−N−(1(R)−2,4−ジフルオロベンジルオキシ
メチル)−2−オキソ−2−(3−オキソ−3a(R)
−ピリジン−2−イルメチル)−2−(2,2,2−ト
リフルオロ−エチル)−2,3,3a,4,6,7−ヘ
キサヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イ
ル)−エチル)−2−メチル−プロピオンアミド(実施
例4により製造、370g、0.6mmol)のメタノール
(4,070mL)中の溶液に、L−(+)酒石酸(90
g、0.6mol)を加えた。反応混合物を約90分間2
2℃で撹拌し、濾過し、濃縮した。粗残留物を酢酸エチ
ル(4,560mL)で希釈し、約70℃で加熱し、約1
7時間かけて室温にゆっくり冷却した。固体は濾過し、
乾燥して、融点188〜189℃の白色結晶を得た(3
48.46g、収率76%)。1H NMR(MeO
H,d4)δ:8.28(d,1H),7.59(t,
1H),7.41−7.39(m,1H),7.18−
7.13(m,1H),6.92(t,1H),5.2
(t,1H),4.56(bs,3H),4.36
(s,2H),4.31−4.25(m,1H),4.
13−4.06(m,1H),3.78(d,2H),
3.21(t,1H),3.18−2.96(m,2
H),2.65−2.55(m,2H),1.57
(d,6H)。MH:MH+ 611。[a]589+2
2.03(c=11.9,MeOH)。実施例6 単結晶X線分析。代表的な結晶を調べ、1オングストロ
ームデータ(最大θ/λ=0.5)をシーメンスR3R
A/V回折計で集めた。原子構造因子は国際X線結晶学
表1から得た。全ての結晶学的計算はSHELXTL2シ
ステムにより容易になった。全ての回折計のデータは室
温で集めた。関連のある結晶、データ収集、およびリフ
ァインメント(refinement)パラメーターを
以下の表1に示す。
構造はいつものようにリファインした。水素の位置は可
能なところはどこも計算した。メチル水素並びに窒素お
よび酸素上の水素は、差フーリエ法によって位置決定し
た。水素パラメーターは構造因子計算に加えたが、リフ
ァインしなかった。最小二乗リファインメントの最終サ
イクルで計算したシフトは全て、それらの相当する標準
偏差の0.1未満であった。最終R−指数は4.95%
であった。最終差フーリエで電子密度が明らかになっ
た。
ロッティングパッケージを用いてプロットした(図
1)。絶対配置はL−酒石酸の既知配置に基づいて決定
した。座標、異方性温度因子、距離および角度は補足材
料として利用できる(表II〜VI参照)。
酸1−t−ブチルエステル3−メチルエステル
−ピペリジン−3−カルボン酸メチルエステルおよび
8.82g(72.3mmol)の4,4−ジメチルアミノ
ピリジンの塩化メチレン200mL中の約0℃の混合物
に、7.88g(36.2mmol)のジ−t−ブチルジカ
ーボネートの塩化メチレン150mL中の溶液を約30分
かけて加えた。混合物を室温に温め、約17時間撹拌し
た。混合物を濃縮し、残留物をクロロホルムで希釈し、
3回、各々10%水性HCl、飽和水性炭酸水素ナトリ
ウム溶液およびブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥
し、濃縮して、9.18gの透明な黄色油状物を得た。工程B 3−(R,S)−ベンジル−4−オキソ−ピペ
リジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエステル
3−メチルエステル
g、19.4mmol)のDMF10mL中の溶液に、745
mg(7.4mmol)の水素化ナトリウム(60%油分散
液)を加え、混合物を室温で約15分間撹拌した。3.
32g(19.4mmol)の臭化ベンジルのDMF15mL
中の溶液をカニューレによって撹拌溶液に加え、混合物
を約42時間室温で撹拌した。混合物を酢酸エチルで希
釈し、水で1回、ブラインで4回洗浄し、MgSO4で
乾燥し、濃縮して、6.0gの工程Bの表題化合物を黄
色油状物として得た。MS(Cl,NH3)348(M
H+)。工程C 3a−(R,S)−ベンジル−2−メチル−3
−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−
ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸t−
ブチルエステル
g、11.5mmol)および530mg(11.5mmol)の
メチルヒドラジンのエタノール100mL中の混合物を、
約8時間加熱還流した。混合物を濃縮し、残留物をトル
エン100mLに溶解し、約17時間加熱還流した。混合
物を濃縮し、残留物を(15:85v/v 酢酸エチ
ル:ヘキサン)〜(75:25v/v 酢酸エチル:ヘ
キサン)の溶離勾配を用いるシリカゲルクロマトグラフ
ィーによって精製して、工程Cの表題化合物2.6gを
無色透明油状物として得た。MS(Cl,NH3)34
4(MH+)。工程D 3a(R)−ベンジル−2−メチル−2,3,
3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−3−オン(L)−酒石酸塩
た2L丸底フラスコに、3a−(R,S)−ベンジル−
2−メチル−3−オキソ−2,3,3a,4,6,7−
ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−
カルボン酸t−ブチルエステル(工程Cにより製造、5
1.5g、0.15mol、1.0当量)および塩化メチ
レン(515mL、10容量部)を順次加えた。混合物を
撹拌して溶液を形成し、次いで、これを0〜5℃の内部
温度に冷却した。冷却混合物にトリフルオロ酢酸(TF
A、130mL、192g、1.68mol、11.2当
量、2.5容量部)を加えた。0〜5℃の内部温度を維
持しながら、TFAを添加漏斗により15分かけて加え
た。反応混合物を3時間かけて約20℃に温め、そして
10〜15℃に冷却した。冷却反応混合物に水(920
mL)中の炭酸ナトリウム(92g、0.868mol)を
20分かけて加えた。pHは7.5であった。反応混合
物を2L分液漏斗に移し、沈降させた。有機部分はデカ
ントし、水性部分は塩化メチレン(130mL、2.5容
量部)で抽出した。一緒にした有機部分を2L反応器へ
戻し、これに、アセトン(354mL、約7容量部)およ
び水(44mL、約1容量部)に溶解したL−酒石酸(2
4.77g、0.165mol、1.1当量)を加えた。
反応混合物を撹拌し、約38℃で一晩加熱した。得られ
たスラリーを0〜5℃に冷却し、1時間顆粒化し、そし
て濾過した。固体を100mLの冷アセトンで洗浄し、真
空中、40〜50℃で16時間乾燥して、工程Dの表題
化合物51.86g(収率87.9%)を得た。製造例2 工程A 4−オキソ−3−ピリジン−2−イル−メチル
−ピペリジン−1,3−ジカルボン酸1−t−ブチルエ
ステル3−エチルエステル
ボン酸1−t−ブチルエステル3−エチルエステル(製
造例1、工程Aの方法により製造、10.34g、3
8.2mmol)のDMF(40mL)中の約0℃の溶液に、
塩化ピコリル塩酸塩(5.7g、34.7mmol)、炭酸
カリウム(14.4g、104.1mmol)およびヨウ化
カリウム(5.76g、34.7mmol)を加えた。約0
℃で約2時間撹拌した後、氷浴を除き、DABCO(9
73mg、8.68mmol)を加えた。反応混合物を約30
分間撹拌し、水およびIPEの混合物に注ぎ入れた。有
機層を分離し、飽和水性NaHCO3および飽和水性N
aClで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空中で濃縮し
た。粗残留物をヘキサンから結晶化して、白色固体
(8.19g、収率65%)を得た。
−イルメチル−2−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸t−ブチ
ルエステル
86mol)の70%水溶液をトルエン(3×1200m
L)で抽出した。工程Aにより製造された化合物(60
0g、1.655mol)のトルエン(900mL)中の溶
液に、まず無水2,2,2−トリフルオロエチルヒドラ
ジンを含有する一緒にしたトルエン抽出物を、次いで酢
酸(121.4g、1.986mol)を加えた。反応混
合物を約70℃で約2時間加熱し、次いで、70%水性
2,2,2−トリフルオロエチルヒドラジン(50g)
の別のトルエン抽出物を加えた。反応混合物を約80℃
で約3.5時間加熱し、室温に冷却し、飽和水性NaH
CO3(2L)で希釈した。トルエン層を分離し、飽和
水性NaClで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空中で
濃縮して油状物(754.8g)を得た。メタノール/
水からの結晶化で所望生成物を白色固体(609.5
g)として得た。
ル−2−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3
a,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3
−c]ピリジン−3−オン
ol)を、工程Bにより製造された化合物(10g、1.
24.2mmol)のCH2Cl2(100mL)中の溶液に約
30分かけて滴加した。反応混合物を約1時間撹拌し、
次に、約0℃に冷却し、そしてトリエチルアミン(1
8.6mL、133.1mmol)を添加漏斗を通して加え
た。混合物を約1時間かけて室温に温め、追加のCH2
Cl2で希釈し、飽和水性NaClで洗浄し、Na2SO
4で乾燥し、濾過し、そして真空中で濃縮して、生成物
を白色固体(7.2g)として得た。1H NMR(C
DCl3)δ2.51−2.72(m,4H),3.3
5(m,2H),3.49(m,2H),4.03
(m,1H),4.25(m,1H),7.08(d,
2H),7.51(t,1H),8.37(d,1
H)。工程D 3a−ピリジン−2−イル−メチル−2−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−2,3a,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−ピラゾロ[4,3−c]ピ
リジン−3−オン(D)−酒石酸塩
L丸底フラスコで、D−(−)−酒石酸(129g、
0.86mol)を、約17℃のアセトン/水(9:1、
2430mL)中の工程Cにより製造された化合物(24
3g、0.78mol)に加えた。混合物を室温で一晩撹
拌し、濾過し、固体を集め、冷アセトンで洗浄し、真空
下で乾燥した。生成物は黄色固体(284g、収率7
8.8%)として得られた。製造例3 工程A 2−t−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチ
ル−プロピオン酸2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−
イルエステル
g、0.973mol)、N−t−ブトキシカルボニル−
α−メチルアラニン(197g、0.969mol)およ
び1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチル−
カルボジイミド(186g、0.970mol)の無水ジ
クロロメタン(1.4L)中の撹拌溶液を、窒素雰囲気
下、室温で約18時間撹拌した。反応混合物を3回、各
々飽和炭酸水素ナトリウム溶液、次いでブラインで洗浄
した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、そし
て真空中で濃縮して、工程Aの表題化合物を白色固体
(256g、88%)として得た:
2−(2−t−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチル
−プロピオニルアミノ)−プロピオン酸
532mol)および工程Aの表題化合物(160g、
0.532mol)の水/ジオキサン(250/1000m
L)中の溶液に、トリエチルアミン(223mL、1.6
0mol)を室温でゆっくり加えた。反応混合物を約50
℃に加熱し、約15時間窒素雰囲気下で撹拌した。次
に、溶媒を真空中で除去し、酢酸エチルを加え、撹拌混
合物を10%水性HCl溶液でpH2〜3にした。有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、真空中で濃縮し
て、工程Bの表題化合物(200g、99%)を得た:
−3−(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−プロ
ピオン酸
2.2026mol)のTHF(7L)とDMF(3L)
との混合物中の約0℃の溶液に、カリウムt−ブトキシ
ド溶液(515.8g、4.5963mol)を加えた。
反応混合物を約0℃で約30分間撹拌し、次に、臭化
2,4−ジフルオロベンジル(456.5g、2.20
51mol)を加えた。室温に温めた後、反応混合物を真
空中で濃縮してTHFを除去した。反応混合物を4.5
LのH2Oと4.5LのIPEとの間で分配した。層を
分離し、水性層のpHを1N HClで約3に調整し
た。水性層を2回、各4LのIPEで抽出した。有機溶
液をNa2SO4で乾燥し、真空中で濃縮して、黄色のワ
ックス状固体(518.0g、収率70.9%)を得
た。
(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−プロピオン
酸メタンスルホン酸塩
ol)のCH2Cl2/IPE(1:1、12mL)中の溶液
に、メタンスルホン酸(1.72g、17.95mmol)
を注射器を通して約10分かけて加えた。溶液から固体
が直ちに沈殿した。約1時間後、固体を濾過し、CH2
Cl2/IPE混合物(1:1)で洗浄して、939mg
の生成物(収率80%)を得た。工程C 2(R)−2−(2−t−ブトキシカルボニル
アミノ−2−メチル−プロピオニルアミノ)−3−
(2,4−ジフルオロ−ベンジルオキシ)−プロピオン
酸
l)のTHF/水(4:1、10mL)中の溶液に、2−
t−ブトキシカルボニルアミノ−2−メチル−プロピオ
ン酸−2,5−ジオキソ−ピロリジン−1−イルエステ
ル(438mg、1.46mmol)およびトリエチルアミン
(369mg、3.65mmol)を加えた。反応混合物を室
温で約1時間撹拌し、10%水性クエン酸溶液(10m
L)で急冷した。約15分後、酢酸エチル(50mL)を
加え、有機層を分離し、飽和水性NaClで洗浄し、N
a2SO4で乾燥し、真空中で濃縮して、泡状物(53
4.1mg、収率88%)を得た。
−2−メチル−3a−(フェニルメチル)−3H−ピラ
ゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オン,(2R,3
R)−2,3−ジヒドロキシブタンジオエート(1:
1)
ル)−3−ピペリジンカルボン酸メチルエステル塩酸塩 1−ベンジル−4−ピペリドン(56.5kg、1.0当
量)のトルエン(189L)中の溶液を15〜25℃で
製造した。第2反応器にトルエン(659L)、カリウ
ムt−ブトキシド(71.9kg、2.25当量)および
炭酸ジメチル(51.5kg、2.0当量)を15〜25
℃で入れた。得られたスラリーを80〜90℃に温め
た。1−ベンジル−4−ピペリドンのトルエン中の溶液
をスラリーに60〜90分かけてゆっくり加えた。さら
に90分後、反応混合物を15℃より下の温度に冷却し
た。反応完了混合物を酢酸(38.5kg、2.25当
量)および水(367L)で急冷した。2相混合物を分
離した。有機層を濾過して固体を除いた。有機濾液は減
圧下での蒸留で約150Lの体積に濃縮した。トルエン
(799L)を濃縮混合物に加えた。塩化水素(ガス、
11.0kg、1.05当量)を加えて、塩酸塩を沈殿物
として得た。スラリーを10〜15℃で30分間撹拌し
た。固体を濾過により単離し、ヘキサン(130L)で
洗浄し、真空乾燥して、79.4kgの4−オキソ−1−
(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸メチル
エステル塩酸塩(収率97.8%)を得た。分析値:C
14H17NO 3・HClとして計算した理論値:C59.
3;H6.39;N4.94;実験値:C59.7;H
6.65;N4.85。工程B 4−オキソ−1−ピペリジンカルボン酸メチル
エステル塩酸塩 清浄で乾燥した窒素パージ反応器に、4−オキソ−1−
(フェニルメチル)−3−ピペリジンカルボン酸メチル
エステル塩酸塩(製造例5、工程Aにより製造、78.
8kg、1.0当量)、エタノール(416L)、水(3
40L)、および10%パラジウム担持炭素(触媒、
7.88kg、0.1kg/kg)を加えた。混合物を水素圧
45psig(32×103kg/m2)、温度25〜35℃で約
18時間、水素添加した。反応完了後、反応混合物を窒
素でガス抜きし、濾過して、使用触媒を除去した。触媒
ケーキはエタノール(150L)で洗浄じた。濾液およ
び洗浄液を減圧下で約57Lに濃縮した。生成物を2−
プロパノール(227L)をゆっくり加えることによっ
て結晶化した。スラリーを10〜20℃に冷却し、約1
時間撹拌した。生成物を、濾過により単離し、ヘキサン
(76L)で洗浄し、真空下で約24時間乾燥して、4
3.2kgの4−オキソ−1−ピペリジンカルボン酸メチ
ルエステル塩酸塩(収率80.0%)を得た。分析値:
C7H11NO3・HClとして計算した理論値:C43.
42;H6.25;N7.23;実験値:C43.7;
H6.59;N7.19。工程C 4−オキソ−1,3−ピペリジンカルボン酸1
−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルエステル 清浄で乾燥した窒素パージガラスライニング容器に、イ
ソプロピルエーテル(IPE、309L)、4−オキソ
−1−ピペリジンカルボン酸メチルエステル塩酸塩(製
造例5、工程Bにより製造、42.6kg、1.0当
量)、および水(153L)を15〜25℃で入れた。
トリエチルアミン(28.9kg、1.3当量)を加える
と、粘稠な白色エマルジョンが得られた。ジ−t−ブチ
ルジカーボネート(52.6kg、50L、1.1当量)
を反応混合物にゆっくり加え、そしてIPEですすぐ
と、透明な2相溶液が得られた。混合物を15〜25℃
で約12時間撹拌した。反応完了後、水性相を分離し、
IPE(20L)で抽出した。有機抽出物を一緒にし、
1N HCl(110L)、水(90L)、および飽和
塩化ナトリウム溶液(103L)で順次洗浄した。洗浄
有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。混合物を濾過
して不溶性物質を除去した。真空蒸留を用いて濾液を濃
縮して、4−オキソ−1,3−ピペリジンカルボン酸1
−(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルエステルを
得た。約49L(53kg)の油状生成物(推定収率95
%)を集めた。油状物は次の工程ですぐに用いるため反
応器に留めておいた。工程D 4−オキソ−3−(フェニルメチル)−1,3
−ピペリジンジカルボン酸1−(1,1−ジメチルエチ
ル)−3−メチルエステル 4−オキソ−1,3−ピペリジンジカルボン酸1−
(1,1−ジメチルエチル)−3−メチルエステル(製
造例5、工程Cにより製造、53kg、49L、1.0当
量)を含む窒素パージ容器に、テトラヒドロフラン(T
HF、536L)および炭酸カリウム(72kg、2.5
当量)を入れた。スラリーを臭化ベンジル(36.0k
g、1.01当量)で10〜15分かけて処理した。反
応が完了する(一般に12〜18時間)まで、反応混合
物を還流温度で加熱した。混合物を20〜25℃に冷却
し、濾過して塩を除去し、濾過ケーキをTHF(134
L)で洗浄した。THFを部分真空蒸留により混合物か
ら除去し、ヘプタン(402L)に代えた。得られたス
ラリーを−5℃〜5℃に冷却し、約1時間撹拌した。固
体を濾過により集め、0〜10℃に冷却したヘプタン
(57L)で洗浄し、45〜55℃の真空下で乾燥し
て、50.1kgの4−オキソ−3−(フェニルメチル)
−1,3−ピペリジンジカルボン酸1−(1,1−ジメ
チルエチル)−3−メチルエステル(収率69.2%)
を得た。HPLC分析は、約12分で99.2%の生成
物ピークを示した。HPLC条件:Intersil
C−8カラム、4.6×150mm;移動相:50%アセ
トニトリル/水;水性相:1L水、3mLトリエチルアミ
ンおよび1mLH3PO4、pH6.5;流量1.0mL/
分;210nmのUVにより検出。工程E 2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−2
−メチル−3−オキソ−3a−(フェニルメチル)−5
H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸
1,1−ジメチルエチルエステル メチルヒドラジンは非常に毒性であり、発癌性が疑われ
る薬剤であり、引火性であり、爆発性である。これは極
めて注意深く取り扱うべきである。取り扱い中は手近に
スピルキット(spill kit)、乾燥剤、リクア
パック(liqua pak)および消火器を置かなけ
ればならない。エアホースはどのような事故からも逃れ
られるほど確実に十分に長くしなければならない。メチ
ルヒドラジンは金属酸化物と反応するため、反応容器を
調べて、反応開始前に金属表面が露出していないことを
確かめた。清浄なガラスライニング窒素パージ容器で、
4−オキソ−3−(フェニルメチル)−1,3−ピペリ
ジンジカルボン酸1−(1,1−ジメチルエチル)−3
−メチルエステル(製造例5、工程Dによリ製造、5
0.1kg1.0当量)をメチル−t−ブチルエーテル
(MTBE、208L)に15〜20℃で溶解して、溶
液を形成した。反応溶液をメチルヒドラジン(7.6k
g、1.15当量)と共に入れた。約30分間撹拌した
後、酢酸(13.0kg,1.5当量)を加えた。反応混
合物を還流温度(53〜57℃)にゆっくり加熱し、1
5〜20時間還流した。反応混合物を20〜25℃に冷
却した。反応混合物を5〜10℃に冷却し、10%炭酸
水素ナトリウム水溶液(175L)をゆっくり入れた。
2層混合物を分離し、有機層を水(175L)および飽
和塩化ナトリウム溶液(175L)で順次洗浄した。水
性洗浄層は一緒にし、漂白剤溶液で処理して、廃棄前に
残留メチルヒドラジンを壊すべきである。有機溶液は部
分真空下で130〜170Lの体積に濃縮した。混合物
にヘプタン(174L)を加えると生成物が沈殿した。
スラリーを5〜10℃で2時間撹拌した。固体を濾過に
より単離し、冷MTBE(34L)で洗浄し、真空下、
35〜45℃で24時間乾燥して、47.1kgの2,
3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3
−オキソ−3a−(フェニルメチル)−5H−ピラゾロ
[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸1,1−ジメ
チルエチルエステル(収率95.1%)を得た。HPL
C分析は約5分で99.1%の生成物ピークを示した。
HPLC条件:Intersil C−8カラム、4.
6×150mm;移動相:50%アセトニトリル/水;水
性相:1L水、3mLトリエチルアミンおよび1mLH3P
O4、pH6.5;流量1.0mL/分;205nmのUV
により検出。工程F (3aR)−2,3a,4,5,6,7−ヘキ
サヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチル)−3
H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オン,(2
R,3R)−2,3−ジヒドロキシブタンジオエート
(1:1)中間遊離アミンが溶液中でおよび単離固体と
してエピ化することが観察されている。従って、動的分
割工程は脱保護工程の直後に完了する。清浄な窒素パー
ジ反応器に塩化メチレン(471L)および2,3,3
a,4,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3−オキ
ソ−3a−(フェニルメチル)−5H−ピラゾロ[4,
3−c]ピリジン−5−カルボン酸1,1−ジメチルエ
チルエステル(製造例5、工程Eにより製造、47.0
kg、1.0当量)を入れた。混合物を撹拌し、−5℃〜
5℃に冷却した。反応混合物をトリフルオロ酢酸(11
7kg、7.5当量)と共にゆっくり装入した。反応混合
物を20〜30℃に温め、12〜15時間撹拌した。5
〜15℃の10%炭酸ナトリウム水溶液(486L、
0.5当量)をゆっくり加えることによって、反応混合
物を急冷した。有機層を分離し、水性層を塩化メチレン
(19L)で抽出した。
L)、およびL−酒石酸(22.6kg、1.1当量)の
混合物を第2反応器で製造した。酒石酸混合物を有機層
と20〜25℃で一緒にした。得られたスラリーは35
〜45℃に加熱し、8〜18時間(一晩)撹拌した。反
応の完了が判明したら、スラリーを冷却し、0〜10℃
で3〜4時間顆粒化し、濾過した。生成物ケーキはアセ
トン(40L)と水(4.5L)との混合物で洗浄し
た。生成物は、もっぱら穏やかな加熱を加えて(アセト
ンの蒸発で冷却が生じるならば)、真空下、乾燥した。
37.7kg(収率70.1%)の(3aR)−2,3
a,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3a
−(フェニルメチル)−3H−ピラゾロ[4,3−c]
ピリジン−3−オン,(2R,3R)−2,3−ジヒド
ロキシブタンジオエート(1:1)が得られた。
の化合物のX線結晶構造である。結晶構造は、化合物が
上記化合物のL−酒石酸塩の2水和物であることを示し
ている。
Claims (4)
- 【請求項1】 式XX 【化1】 のL−酒石酸塩の製造方法であって、次の一連の工程: a) 4−オキソ−ピペリジンカルボン酸メチルエステ
ル塩酸塩をジ−t−ブチル−ジカーボネートおよびトリ
エチルアミンと、イソプロピルエーテル中で反応させ
て、4−オキソ−1,3−ピペリジンジカルボン酸1−
(1−ジメチルエチル)3−メチルエステルを形成する
こと; b) 4−オキソ−1,3−ピペリジンジカルボン酸1
−(1−ジメチルエチル)3−メチルエステルを臭化ベ
ンジルおよび炭酸カリウムと、テトラヒドロフラン中で
反応させて、4−オキソ−(フェニルメチル)−1,3
−ピペリジンジカルボン酸1−(1−ジメチルエチル)
3−メチルエステルを形成すること; c) 4−オキソ−(フェニルメチル)−1,3−ピペ
リジンジカルボン酸1−(1−ジメチルエチル)3−メ
チルエステルをメチルヒドラジンと、酢酸およびメチル
−t−ブチルエーテル中で反応させて、2,3a,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−2−メチル−3−オキソ−
3a−(フェニルメチル)−5H−ピラゾロ[4,3−
c]ピリジン−5−カルボン酸1,1−ジメチルエチル
エステルを形成すること; d) 2,3a,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−2−
メチル−3−オキソ−3a−(フェニルメチル)−5H
−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−カルボン酸
1,1−ジメチルエチルエステルをトリフルオロ酢酸と
反応させて、(3aR)−2,3a,4,5,6,7−
ヘキサヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチル)
−3H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オンを
形成すること; e) (3aR)−2,3a,4,5,6,7−ヘキサ
ヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチル)−3H
−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オンをL−酒
石酸と、アセトンおよび水の中で反応させて、式XXの
L−酒石酸塩を形成することを含む上記の方法。 - 【請求項2】 (3aR)−2,3a,4,5,6,7
−ヘキサヒドロ−2−メチル−3a−(フェニルメチ
ル)−3H−ピラゾロ[4,3−c]ピリジン−3−オ
ンを単離することなくL−酒石酸が加えられる、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項3】 式XXのL−酒石酸塩をアセトンおよび
水の溶液から結晶化する追加工程を含む、請求項1に記
載の方法。 - 【請求項4】 式XXのL−酒石酸塩が2水和物として
単離される、請求項3に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US12274599P | 1999-02-26 | 1999-02-26 | |
US60/122745 | 1999-02-26 |
Related Parent Applications (1)
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