JP2003326653A - 積層フイルム - Google Patents

積層フイルム

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JP2003326653A
JP2003326653A JP2002142832A JP2002142832A JP2003326653A JP 2003326653 A JP2003326653 A JP 2003326653A JP 2002142832 A JP2002142832 A JP 2002142832A JP 2002142832 A JP2002142832 A JP 2002142832A JP 2003326653 A JP2003326653 A JP 2003326653A
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Japan
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film
coating
laminated film
resin
biaxially oriented
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Application number
JP2002142832A
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English (en)
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Tadao Yokoi
忠夫 横井
Naoshi Minamiguchi
尚士 南口
Kusato Hirota
草人 廣田
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、良好な酸素バリア性と塗膜と
樹脂基材との密着性を有し、かつ白色隠蔽性、クッショ
ン性、印刷適性に優れた積層フイルムを提供することで
ある。 【解決手段】クッション率6%以上、白色度50%以上
の白色発泡性二軸配向樹脂フィルムからなる樹脂基材
に、少なくとも平板状無機結晶体と水溶性ポリマーを含
有する塗膜を設けてなる積層フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層フイルムに関す
るものであり、さらに詳しくは酸素、水蒸気などのガス
バリア性及び白色隠蔽性、クッション性、印刷適性に優
れた積層フイルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニリデン、ポリビニールアルコー
ルなどのガスバリア性の塗膜層を有するガスバリア性樹
脂フィルムは広く包装材料に使用されている。
【0003】しかし、近年、焼却時にダイオキシンの発
生が少なく、かつ高湿度下でも優れた酸素ガスバリア性
を有するバリアコートフィルムとして、平板結晶をポリ
ビニールアルコールまたはこの変性体に分散したハイブ
リッドコートした2軸延伸フィルムが注目されている。
【0004】これらに関する特許出願、特許として、特
開平6-93133号公報、特開平7-251487号公報、特許第213
7197号、特開平10-7824号公報および特開平9-150484号
公報などがある。
【0005】また、包装用フィルムとしては、高級菓子
や化粧品の個装などに、紙とのラミネ−ト品や紙代替用
白色フィルムが使用されている。ここで、紙代替用白色
フィルムとしては、例えば、”トレファン”BO Y
P、E60(東レ(株)製)、”ユポ”(王子油化
(株)製)、”クリスパ−”、”トヨパ−ル”(東洋紡
(株)製)、”ピーチコ−ト”(日清紡(株)製)、”
ダイヤホイル”W900(三菱ダイヤホイル(株)製)
などが公用されている。これらのフィルムは酸素ガスバ
リア性に乏しいため、ガスバリア包装用途には、ガスバ
リア性を有する透明蒸着フィルム、アルミ蒸着フィル
ム、アルミ箔などとラミネートして使用されている。
【0006】かかる状況において、包装材料の軽量化の
観点から、上記蒸着フィルム等を積層しなくても良好な
ガスバリア性を有し、かつ白色隠蔽性、印刷性、ソフト
な手触り感に優れた高級感のある包装用フィルムの開発
が望まれていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、良好
な酸素ガスバリア性とソフトタッチで白色隠蔽性と印刷
適性を両立した複合機能を有するハイバリア包装材料用
積層フィルムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、平板状
無機結晶体と水溶性ポリマーを含有する塗膜を低密度で
クッション性と白色隠蔽性を有する樹脂基材上に、積層
することによって達成される。
【0009】すなわち、本発明は、クッション率6%以
上、白色度50%以上の白色発泡性二軸配向樹脂フィル
ムからなる樹脂基材に、少なくとも平板状無機結晶体と
水溶性ポリマーを含有する塗膜を設けてなる積層フィル
ムをその骨子とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に用いる樹脂基材は、白色
・隠蔽性とソフトな手触り感を有することを特徴とする
積層フィルムである。具体的には、クッション率6%以
上、白色度50%以上の白色発泡性二軸配向樹脂フィル
ムからなる樹脂基材である必要がある。 ここで、クッ
ション率は、樹脂フィルムにダイヤルゲ−ジを用いて、
荷重50gをかけたときの厚さをAμm、荷重500g
をかけたときの厚さをBμmとした時、クッション率=
{(A−B)/A}×100で計算される値を言う。
【0011】また、白色度は、JIS−L−1015に
準じて、波長450nm及び550nmにおける反射率
をそれぞれB%、G%とした時、白色度=4B−3Gで
計算される値を言う。
【0012】このような特性を有する樹脂基材として
は、例えば、単層発泡性二軸配向樹脂フィルムもしくは
一軸配向と二軸配向の複層低密度樹脂フィルムを挙げる
ことができ、好ましく使用される。これらの樹脂フィル
ムに使用される樹脂しては、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、
ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレ
ート等のポリエステルが挙げられる。積層体の場合に
は、特開2000-25173号公報に見られるように層間に接着
剤層を用いることが好ましい。
【0013】製膜性、ガスバリア性等の観点から、ポリ
エチレンテレフタレートなどのポリエステル、ポリプロ
ピレンなどのポリオレフィンがより好ましい。水蒸気バ
リア性が優れ、かつコーティング時の加工性が良好なこ
とから、ポリプロピレンが特に好ましい。
【0014】樹脂基材として、より好ましくは、白色発
泡性二軸配向ポリプロピレンフィルムもしくは白色発泡
性二軸配向ポリエチレンテレフタレートフィルムが使用
される。
【0015】本発明に使用する樹脂基材が、一軸配向ポ
リオレフィンフィルムと白色発泡性二軸配向ポリオレフ
ィンフィルムの積層体、もしくは一軸配向ポリエステル
フィルムと白色発泡性二軸配向ポリエステルフィルムの
積層体であることが、ガスバリア層である塗膜の塗布工
程時の加工で変形、シワ、たるみが発生しにくいこと、
加工後の製品の印刷、製袋工程での耐久性、安定性が良
好であることから、さらに好ましい。ここで、一軸配向
ポリオレフィンフィルムまたは一軸配向ポリエステルフ
ィルムは、発泡されているのがより好ましい。
【0016】中でも、水蒸気ガスに対するバリア効果が
高く設計できることから、樹脂基材が一軸配向ポリオレ
フィンフィルムと白色発泡性二軸配向樹脂ポリオレフィ
ンフィルムの積層体であることが特に好ましい。この場
合には、塗膜の水蒸気に対するバリア効果に基材のポリ
オレフィンフィルムのバリア効果が加算され高い水蒸気
バリア性と酸素バリア性を両立させることができる。こ
こで、一軸配向ポリオレフィンフィルムは、発泡されて
いるのがより好ましい。
【0017】樹脂基材として、上記した積層フィルムを
使用する場合、クッション率と白色度は積層フィルムを
測定した値として規定される。
【0018】本発明において、樹脂基材にクッション性
を付与し、かつ白色化する方法は特に限定されないが、
例えば、フィルム内部に微細な気泡を含有させ、該気泡
で光を散乱させることにより達成される。
【0019】この微細な気泡の形成は、例えば、フィル
ム母材中に、高融点の非相溶性ポリマ−もしくは無機粒
子を細かく分散させ、それを延伸(たとえば二軸延伸)
することにより達成することができる。延伸に際して、
非相溶性ポリマ−粒子もしくは無機粒子周りにボイド
(気泡)が形成され、これが光に散乱作用を発揮するた
め、白色化され、高反射率、低密度を得ることが可能と
なる。さらに、延伸条件を選択することにより、クッシ
ョン率6%以上のフィルムとすることができる。
【0020】高融点の非相溶性ポリマ−としては、前記
フィルム母材に使用する樹脂種により異なるが、例え
ば、ポリ−3−メチルブテン−1,ポリ−4−メチルペ
ンテン−1、ポリビニル−t−ブタン、ポリエチレンテ
レフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリカ−
ボネ−ト、1,4−トランス−ポリ−2,3−ジメチル
ブタジエン、ポリビニルシクロヘキサン、ポリスチレ
ン、ポリメチルスチレン、ポリジメチルスチレン、ポリ
フルオロスチレン、ポリ−2−メチル−4−フルオロス
チレン、ポリビニル−t−ブチルエ−テル、セルロ−ス
トリアセテ−ト、セルロ−ストリプロピオネ−ト、ポリ
ビニルフルオライド、ポリクロロトリフルオロエチレン
などから選ばれ、適宜使用される。好ましくは、融点2
00℃以上のポリマ−である。
【0021】また、無機粒子としては、例えば、タル
ク、カオリナイト、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化
珪素、フッ化カルシウム、フッ化リチウム、アルミナ、
硫酸バリウム、ジルコニア、マイカ、リン酸カルシウム
などがある。
【0022】ここで、無機粒子の平均粒子径としては、
好ましくは0.001〜10μm、さらに好ましくは
0.003〜5μmである。
【0023】また、フィルム中に微分散した非相溶性ポ
リマーのフィルム延伸前の分散径も、好ましくは0.0
01〜10μm、さらに好ましくは0.003〜5μm
である。 なお、平均粒子径は透過型電子顕微鏡などを
用いて10000〜100000倍の写真を撮影し、数
平均により求めた粒子径である。
【0024】本発明に使用する樹脂基材は、白色不透明
であることが好ましく、白色度は50%以上が好まし
く、70%以上がさらに好ましい。
【0025】また、樹脂基材の厚さは、特に限定されな
いが2〜1000μmが好ましい。
【0026】また、樹脂基材の光学濃度は0.3以上で
あることが好ましく、0.4以上がより好ましい。光学
濃度が0.3に満たないと包装材として用いた時に、印
刷フィルムの鮮明性が出難くなることがある。
【0027】塗膜層形成前に、樹脂基材は、コロナ放電
処理、火炎処理、あるいはプラズマ処理などの表面処理
を施すことがより好ましい。
【0028】本発明において、樹脂基材の少なくとも片
面に金属および/または金属酸化物からなる層をさらに
形成することも可能である。
【0029】本発明に用いられる平板状無機結晶体とし
ては、水、アルコール類などの溶媒に膨潤・へき開する
無機層状化合物が好ましく用いられる。これらの中でも
膨潤性を持つ粘土鉱物が好ましく、カオリナイト族、ア
ンチゴライト族、スメクタイト族、バーミキュライト
族、マイカ族等を挙げることができる。より具体的に
は、カオリナイト、ディッカイト、ナクライト、ハロイ
サイト、アンチゴライト、クリソタイル、パイロフィラ
イト、モンモリロナイト、ヘクトライト、テトラシリリ
ックマイカ、ナトリウムテニオライト、白雲母、マーガ
ライト、タルク、バーミキュライト、金雲母、ザンソフ
ィライト、緑泥石等をあげることができる。
【0030】特にモンモリロナイトは、膨潤性が良好
で、アスペクト比が高く、塗膜のガスバリア性を改善す
る効果が高いことから好ましい。モンモリロナイトの平
均粒子径は、好ましくは0.2μm以下、より好ましく
は0.1μm以下、特に好ましくは0.05μm以下で
あれば密着性が向上する。また、平均粒子径が好ましく
は0.5μm以上、より好ましくは1μm以上、特に好
ましくは5μm以上であればガスバリア性が向上する。
密着性とガスバリア性のバランスから、適宜、好適な平
均粒子径を有するモンモリロナイトを選択するのが好ま
しい。
【0031】さらに、交換性カチオンが通常のNaイオ
ンではなく、Kイオンを主成分とするモンモリロナイト
を使用すると塗膜の高湿度下に置ける強度が改善され、
包装材を構成した場合のラミネート強度が高くできるこ
とから好ましい。モンモリロナイト中のK−モンモリロ
ナイト(交換性カチオンがKイオンであるモンモリロナ
イトを言う)含有量は10〜100重量%が好ましく、
90〜100重量%がより好ましい。
【0032】本発明の積層フイルムにおいて、塗膜中の
カリウム元素含有量を0.1〜5重量%とすることによ
り、高湿度下での酸素ガスバリア性および塗膜と基材と
の密着性を高くすることができる。また、塗膜中のナト
リウム元素含有量が、0.2重量%以下とすることが、
同様の理由から好ましい。塗膜中のカリウム量、ナトリ
ウム量は、例えば、使用するモンモリロナイトの種類や
量で制御することができる。ここで、組成分析の方法と
しては原子吸光法、ICP法などの公知の組成分析手法
を用いることができる。
【0033】本発明に用いる水溶性ポリマーは水に溶解
可能なポリマーである。具体的には、ポリビニルアルコ
ール系重合体またはその誘導体、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース
誘導体、酸化でんぷん、エーテル化でんぷん、デキスト
リンなどのでんぷん類、ポリビニルピロリドン、スルホ
イソフタル酸等の極性基を含有する共重合ポリエステ
ル、ポリヒドロキシエチルメタクリレートまたはその共
重合体などのビニル系重合体、アクリル系高分子、ウレ
タン系高分子、エーテル系高分子あるいはこれらの各種
重合体のカルボキシル基、アミノ基、メチロール基など
官能基変性重合体などが好ましく挙げられる。
【0034】中でも、ポリビニルアルコール系重合体ま
たはその誘導体がより好ましく、けん化度80モル%以
上のポリビニルアルコール、ビニルアルコール単位が6
0モル%以上の共重合ポリビニルアルコールが特に好ま
しい。ポリビニルアルコール系重合体の誘導体として
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体の鹸化物が高湿度化
のガスバリア特性が顕著に改善できることから好まし
い。
【0035】ポリビニルアルコール系重合体またはその
誘導体の重合度は特に限定されないが、100〜500
0が好ましく、200〜2500がさらに好ましく,4
00〜1800が特に好ましい。重合度が100未満で
あれば塗膜としての強度が不足する場合があり、500
0を越えると塗膜を形成するときの塗剤粘度が高くなり
すぎて均一な塗膜が形成できなくなる場合がある。
【0036】特に、高湿度下での酸素ガスバリア性と、
密着性を高められることから、平均重合度が200〜8
00の範囲の低重合度の水溶性ポリマーと、平均重合度
が1000〜2000の範囲の高重合度の水溶性ポリマ
ーの少なくとも2種類の混合体であることが好ましい。
低重合度の水溶性ポリマーは、平均重合度が300〜7
00の範囲のものがより好ましい。また、高重合度の水
溶性ポリマーは、1300〜1700の範囲のものがよ
り好ましい。ここで、2種類以上の水溶性ポリマーを使
用する場合、混合体の平均重合度が200未満では塗膜
としての強度が不足し、高湿度下での酸素ガスバリア性
および基材との密着性が低下する場合がある。また、混
合体の平均重合度が2000を超えると平板状無機結晶
体の分散性が低下し、塗膜を形成するときの塗剤粘度が
高くなりすぎて均一な塗膜が形成できなくなったり、ゲ
ル状物が発生して酸素ガスバリア性が低下する場合があ
る。
【0037】本発明に使用する平板状無機結晶体と水溶
性ポリマの好ましい組み合わせは、上記したように、平
板状無機結晶体がモンモリロナイトからなり、かつ、水
溶性ポリマーがポリビニルアルコールまたはその誘導体
からなる組み合わせである。
【0038】本発明における塗膜中の平板状無機結晶体
の混合比率は、重量比で1〜60%が好ましく、10〜
50%がより好ましい。平板状無機結晶体の混合比率が
この範囲であると、ガスバリア性と密着性の両方を高く
することができる。
【0039】本発明における塗膜の厚さは、ガスバリア
性の観点から、0.01〜10μmが好ましい。また、
金属および/または金属酸化物からなる層をさらに形成
することもでき、その場合は、該塗膜の厚さは、0.0
5〜3μmが好ましい。
【0040】本発明に使用する塗膜には、ガスバリア性
および塗膜密着性を損なわない範囲内であれば、各種の
添加剤が重量比で30%以下含まれていても良い。該各
種の添加剤としては、公知の酸化防止剤、耐候剤、熱安
定剤、滑剤、結晶核剤、紫外線吸収剤、着色剤等などが
使用できる。また、塗膜密着性およびガスバリア性を損
なわない程度であれば、無機または有機の粒子が重量比
で20%以下含まれていても良い。例えば、炭酸カルシ
ウム、酸化チタン、酸化珪素、フッ化カルシウム、フッ
化リチウム、アルミナ、硫酸バリウム、ジルコニア、リ
ン酸カルシウム、架橋ポリスチレン系粒子などである。
【0041】また、塗膜層の密着性が向上することか
ら、樹脂基材上にウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、アクリル系樹脂などのアンカー処理剤を
用いてアンカーコート層を形成し、該アンカーコート層
上に塗膜を形成することがより好ましい。該アンカーコ
ート層の厚みは特に限定されないが、0.1〜1.0μ
mが好ましい。
【0042】本発明の積層フイルムを包装材料として用
いる場合は、該積層フイルム単独で使用しても良いし、
他素材と積層されていても良い。他素材としては一般に
使用されている素材であれば特に限定されず、紙、アル
ミニウム、ケイ素等の金属またはその酸化物、不織布、
樹脂フイルム等があげられる。ここで、樹脂フイルムと
しては、無延伸または2軸延伸フイルム、共押出フイル
ム、コーティングフイルム、蒸着フイルム、溶融押出レ
ジン等が用いられ、その原料としてはポリエチレン、ポ
リプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレート等のポリエステル、ナイロン
6、ナイロン12などのポリアミド、ポリ塩化ビニル、
ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニルまたはそのけん化
物、エチレン酢酸ビニル共重合体またはそのけん化物、
ポリスチレン、芳香族ポリアミド、アイオノマー樹脂、
ポリカーボネート、ポリスルホン、ポリフェニレンオキ
サイド、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、ポ
リアミドイミド、セルロース、酢酸セルロース、ポリア
クリロニトリルなど、およびこれらの共重合体などがあ
げられる。 また、積層構成も特に限定されず、本発明
のフイルムと他素材との間に印刷層、接着剤層、アンカ
ー層等があってもかまわない。
【0043】次に、本発明の積層フイルムの代表的製造
方法について述べるが、下記に限定されるものではな
い。
【0044】樹脂基材上に塗膜を形成する方法は特に限
定されないが、高速で薄膜コートする事が可能である点
で、塗膜の構成成分を各種溶媒に分散させた溶液をグラ
ビアコート、リバースコート、スプレーコート、キッス
コート、コンマコート、ダイコート、ナイフコート、エ
アーナイフコートあるいはメタリングバーコートするの
が好適である。
【0045】樹脂基材は塗布前に接着促進処理、例えば
空気中、窒素ガス中、窒素/炭酸ガスの混合ガス、その
他の雰囲気下でのコロナ放電処理、減圧下でのプラズマ
処理、火炎処理、紫外線処理等を施すことがより好まし
い。さらに、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、アクリル系樹脂などのアンカー処理剤を用い
てアンカー処理を施すことがより好ましい。。
【0046】塗膜の乾燥方法は、熱ロール接触法、熱媒
(空気、オイル等)接触法、赤外線加熱法、マイクロ波
加熱法等が利用できる。塗膜の乾燥は、ガスバリア性の
観点から、オフラインコートの場合には60℃〜180
℃、インラインコートの場合には80〜250℃の範囲
内で行われることが好ましく、乾燥の時間としては1〜
60秒、好ましくは3〜30秒である。
【0047】塗膜の構成成分を含んだ塗剤は、溶媒にモ
ンモリロナイトなどの粒子が均一に分散もしくは膨潤
し、かつ水溶性ポリマーが均一に溶解した溶液が好まし
い。溶媒としては、水または水/低級アルコール混合溶
液が用いられるが、水/低級アルコール混合溶液を用い
ることが、塗液のヌレ性、抑泡性等からより好ましい。
【0048】塗剤の固形分濃度は、塗剤の粘度、乾燥効
率等の生産性の観点から、2.5%以上で行うことが好
ましい。2.5%未満の低濃度塗剤を用いる場合は、塗
剤の溶媒に水と親和性のある揮発性の高い低沸点溶媒を
加える方法、塗膜の乾燥を水の沸点以上の温度で行う方
法等が用いられる。
【0049】樹脂基材への塗布性を向上させるために、
分散溶液の安定性が維持される範囲内であれば、混合溶
媒中に第3成分として他の水溶性有機化合物が含まれて
いても良い。上記水溶性有機化合物としては、例えば、
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール等のアルコール類、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等のグリコール類、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、n−ブチルセロソルブ等のグリ
コール誘導体、グリセリン、ワックス類等の多価アルコ
ール類、ジオキサン等のエーテル類、酢酸エチル等のエ
ステル類、メチルエチルケトン等のケトン類が挙げられ
る。また、分散溶液のpHは、溶液の安定性の面から2
〜10が好ましい。
【0050】該塗剤の調整方法は特に限定されないが、
例えば、モンモリロナイトを溶媒に均一に分散させた後
に、水溶性ポリマーを溶媒に均一に溶解させた溶液と混
合する方法等が一般的に用いられる。塗剤中で水溶性ポ
リマーとモンモリロナイトが極めて均一に分散している
ことが好ましい。特に、モンモリロナイトは、分散液液
中で二次凝集している可能性があるために、モンモリロ
ナイトを溶媒に分散させた後に、せん断力、ずり応力の
かかるホモミキサー、ジェットアジター、ボールミル、
ニーダー、サンドミル、3本ロール等の装置を用いて機
械的な強制分散処理を行なう方法が好ましく用いられ
る。例えば、モンモリロナイトを数重量%の濃度で水に
均一に分散させた後に、ホモミキサー等を用いて分散処
理を行ない、数重量%の濃度に水に均一に分散させた水
溶性ポリマー水溶液と混合した後に再度分散処理を行
い、低級アルコールおよび水を加えて濃度を調整する方
法等が好ましく用いられる。さらに、この塗剤に架橋
剤、粒子等を含有させてもよい。
【0051】本発明の積層フィルムは、酸素を初めとす
る各種ガス、水蒸気、有機溶剤蒸気、香気等のバリア機
能を有する包装材料等に好適に用いられる。
【0052】
【実施例】<特性の評価方法>本発明にて用いた特性の
評価方法は以下の通りである。
【0053】(1)ガスバリア性 ASTM D−3985に従って、酸素透過率測定装置
(MOCON社製、OX−TRAN2/20)を用いて
酸素透過率を測定した。測定条件は温度23℃、相対湿
度80%RHである。
【0054】(2)塗膜と基材の密着性(耐湿剥離強
度) まず、本発明のフイルムの塗膜形成面と未延伸ポリプロ
ピレンフイルム(CPP、東レ合成フイルム(株)製T
3501、50μm)をポリウレタン系接着剤(大日本
インキ(株)製 ”ディックドライ” LX−401
A、SP−60、配合比 LX−401A:SP−60
=10:1、希釈溶剤 酢酸エチル)を用いてドライラ
ミネート(乾燥温度 70℃、乾燥時間 30秒、塗布
量 塗剤有効成分で2.0g/m2ドライ)し、40℃
で48時間エージングする。次に、フイルム幅(TD)
方向に幅15mm、長手(MD)方向に長さ10cmに
サンプリングし、恒温恒湿槽にて40℃、90%RHで
48時間加湿エージングする。そして、エージング完了
直後に引張試験器(島津製作所製オートグラフIM−1
00型)にて、CPPと本発明のフイルムのT型剥離抵
抗を測定した。
【0055】(3)ヘイズ スガ試験機(株)製直読ヘイズコンピューターHGM−
2DPを用いて、塗膜形成面から光を当て濁度を測定し
た。
【0056】(4)モンモリロナイトのカチオン交換容
量 粘土ハンドブック第2版(日本粘土学会編)681〜6
84頁 「II分析・試験編 6.土壌粘土鉱物の分析法
6.9イオン交換容量測定」に記載の方法により測定
した。
【0057】(5)モンモリロナイトの交換性カチオン
含有量 粘土ハンドブック第2版(日本粘土学会編)371〜3
72頁 「II分析・試験編1.粘土鉱物分析法 g.イ
オンクロマトグラフィー」に記載の方法によってカチオ
ン浸出量を測定し、乾燥したモンモリロナイト100g
に対して含まれるNaイオン、Kイオン、他各種カチオ
ンを当量として算出した。
【0058】(6)塗膜中のカリウム、ナトリウム元素
含有量 積層フイルムから測定に必要な量を切り出し、測定サン
プルとする。該測定サンプルの重量を測定した後、10
0℃の水に浸漬して塗膜を基材から剥離し、原子吸光分
析を用いてカリウム元素の量を測定した。前記の塗膜を
剥離した基材を乾燥して重量を測定し、塗膜剥離前の重
量から引いたものを測定サンプル中の塗膜の重量とし、
塗膜中のカリウム元素の含有量を算出した。
【0059】(7)光学濃度 光学濃度計(TR927、マクベス社製)を用いて透過
濃度を測定した。
【0060】(8)白色度 JIS−L−1015に準じて、日本電色工業(株)製
色差計ND−K6B型を用いて波長450nm及び55
0nmにおける反射率をそれぞれB%、G%とした時、
白色度=4B−3Gで表した。
【0061】(9)クッション率 ダイヤルゲ−ジ(ミツトヨ製)を用いて、荷重50gを
かけたときの厚さをAμm、荷重500gをかけたとき
の厚さをBμmとした時、 クッション率={(A−B)/A}×100で表した。
【0062】(実施例1)平均粒子径1.0μmのカリ
ウム型モンモリロナイト(クニミネ工業製、”クニピ
ア”−PX(商品名)浸出カリウムイオン量100me
q/100g)のケ−キ状物(固形分濃度35重量%)
を、ケン化度98.0モル%、重合度500のポリビニ
ルアルコ−ルの4.2%、75℃加熱水溶液中に、ツイ
ンミキサ−を用いて攪拌しながら加えた。常温まで温度
が下がってから、溶媒としてイソプロパノ−ルを作製塗
剤に対して20重量%を、少しづつ加え約1時間混合攪
拌し、モンモリロナイトとポリビニルアルコ−ルの固形
分比率が30/70%となる濃度4.5%の塗剤(以下
TC剤と略称する)を作製した。
【0063】樹脂基材として、コロナ放電処理した白色
発泡性二軸配向ポリプロピレンフィルム(東レ製 トレ
ファン(登録商標)YP22、厚さ35μm、比重0.
61)を用い、酢酸エチル/トルエン(50/50重量
%)にて希釈したウレタン系接着剤(武田薬品(株)製
主剤“タケラック”A310と硬化剤“タケネ−ト”
A3の固形分比率が89/11%となる濃度5.8%の
塗剤)(以下AC剤と略称する)をグラビアコ−タ(塗
工速度150m/分)にて乾燥後の膜厚みが0.2μm
になる塗工条件にて塗布した後、熱風乾燥式ドライヤ−
内に導き、低張力下で100℃、3秒間乾燥し、アンカ
−コ−ト層を塗設した。その後、該アンカ−コ−ト層上
に、上記TC剤を乾燥後の膜厚みが0.5μmになる塗
工条件にて塗布し、熱風乾燥式ドライヤ−内に導き低張
力下で100℃、5秒間乾燥し積層フィルムを作成し
た。得られた積層フィルムの特性を表1に示す。表1に
示したような優れた白色性、隠蔽性、クッション性、ガ
スバリア性が得られた。
【0064】(実施例2)平均粒子径1.0μmのカリ
ウム型モンモリロナイト(クニミネ工業製、”クニピ
ア”−PX浸出カリウムイオン量100meq/10
0)のケ−キ状物(固形分濃度35重量%)を、ケン化
度98.0モル%、重合度500のポリビニルアルコ−
ルの4.2%、75℃加熱水溶液中に、ツインミキサ−
を用いて攪拌しながら加えた。常温まで温度が下がって
から、溶媒としてイソプロパノ−ルを作製塗剤に対して
20重量%を、少しづつ加え約1時間混合攪拌し、モン
モリロナイトとポリビニルアルコ−ルの固形分比率が3
0/70%となる濃度4.5%のTC剤を作製した。
【0065】樹脂基材としてコロナ放電処理した発泡性
白色二軸配向ポリエステルフィルム(東レ製 ルミラ−
(登録商標)E63、厚さ50μm、比重0.8)を用
い、酢酸エチル/トルエン(50/50重量%)にて希
釈したウレタン系接着剤(武田薬品(株)製 主剤“タ
ケラック”A310と硬化剤“タケネ−ト”A3の固形
分比率が89/11%となる濃度5.8%のAC剤をグ
ラビアコ−タ(塗工速度150m/分)にて乾燥後の膜
厚みが0.2μmになる塗工条件にて塗布した後、熱風
乾燥式ドライヤ−内に導き、低張力下で100℃、3秒
間乾燥し、アンカ−コ−ト層を塗設した。その後、該樹
脂基材のアンカ−コ−ト層上に、上記TC剤を乾燥後の
膜厚みが0.5μmになる塗工条件にて塗布し、熱風乾
燥式ドライヤ−内に導き、低張力下で110℃、5秒間
乾燥し積層フィルムを作成した。得られた積層フィルム
の特性を表1に示す。表1に示したような優れた白色
性、隠蔽性、クッション性、ガスバリア性が得られた。
【0066】(比較例1)平均粒子径1.0μmのカリ
ウム型モンモリロナイト(クニミネ工業製、”クニピ
ア”−PX(商品名)浸出カリウムイオン量100me
q/100g)のケ−キ状物(固形分濃度35重量%)
を、ケン化度98.0モル%、重合度500のポリビニ
ルアルコ−ルの4.2%、75℃加熱水溶液中に、ツイ
ンミキサ−を用いて攪拌しながら加えた。常温まで温度
が下がってから、溶媒としてイソプロパノ−ルを作製塗
剤に対して20重量%を、少しづつ加え約1時間混合攪
拌し、モンモリロナイトとポリビニルアルコ−ルの固形
分比率が30/70%となる濃度4.5%の塗剤(以下
TC剤と略称する)を作製した。
【0067】樹脂基材として、コロナ放電処理した帯電
防止性二軸配向ポリプロピレンフィルム(東レ製 トレ
ファン(登録商標)2535、厚さ25μm、)を用
い、酢酸エチル/トルエン(50/50重量%)にて希
釈したウレタン系接着剤(武田薬品(株)製 主剤“タ
ケラック”A310と硬化剤“タケネ−ト”A3の固形
分比率が89/11%となる濃度5.8%の塗剤)(以
下AC剤と略称する)をグラビアコ−タ(塗工速度15
0m/分)にて乾燥後の膜厚みが0.2μmになる塗工
条件にて塗布した後、熱風乾燥式ドライヤ−内に導き、
低張力下で100℃、3秒間乾燥し、アンカ−コ−ト層
を塗設した。その後、該樹脂基材のアンカ−コ−ト層上
に、上記TC剤を乾燥後の膜厚みが0.5μmになる塗
工条件にて塗布し、熱風乾燥式ドライヤ−内に導き低張
力下で100℃、5秒間乾燥し積層フィルムを作成し
た。得られた積層フィルムの特性を表1に示す。表1に
示したようにガスバリア性は得られたが、白色性、隠蔽
性、クッション性は不十分であった。
【0068】(比較例2)平均粒子径1.0μmのカリ
ウム型モンモリロナイト(クニミネ工業製、”クニピ
ア”−PX(商品名)浸出カリウムイオン量100me
q/100g)のケ−キ状物(固形分濃度35重量%)
を、ケン化度98.0モル%、重合度500のポリビニ
ルアルコ−ルの4.2%、75℃加熱水溶液中に、ツイ
ンミキサ−を用いて攪拌しながら加えた。常温まで温度
が下がってから、溶媒としてイソプロパノ−ルを作製塗
剤に対して20重量%を、少しづつ加え約1時間混合攪
拌し、モンモリロナイトとポリビニルアルコ−ルの固形
分比率が30/70%となる濃度4.5%の塗剤(以下
TC剤と略称する)を作製した。
【0069】樹脂基材として、コロナ放電処理した2軸
配向ポリエステルフィルム(東レ製ルミラ−(登録商
標)P60、厚さ12μm)を用い、酢酸エチル/トル
エン(50/50重量%)にて希釈したウレタン系接着
剤(武田薬品(株)製 主剤“タケラック”A310と
硬化剤“タケネ−ト”A3の固形分比率が89/11%
となる濃度5.8%の塗剤)(以下AC剤と略称する)
をグラビアコ−タ(塗工速度150m/分)にて乾燥後
の膜厚みが0.2μmになる塗工条件にて塗布した後、
熱風乾燥式ドライヤ−内に導き、低張力下で100℃、
3秒間乾燥し、アンカ−コ−ト層を塗設した。その後、
該樹脂基材のアンカ−コ−ト層上に、上記TC剤を乾燥
後の膜厚みが0.5μmになる塗工条件にて塗布し、熱
風乾燥式ドライヤ−内に導き、低張力下で100℃、5
秒間乾燥し積層フィルムを作製した。得られた積層フィ
ルムの特性を表1に示す。表1に示したようにガスバリ
ア性は得られたが、白色性、隠蔽性、クッション性は不
十分であった。
【0070】(比較例3)樹脂基材として、コロナ放電
処理した白色発泡性二軸配向ポリプロピレンフィルム
(東レ製 トレファン(登録商標)YP22、厚さ35
μm、比重0.61)単独のフィルムの特性を表1に示
す。表1に示したように白色性、隠蔽性、クッション性
は得られたが、ガスバリア性は不十分であった。
【0071】
【表1】
【0072】
【発明の効果】本発明の積層フイルムは、高いガスバリ
ア性、塗膜と基材との密着性を有するとともに、白色
性、隠蔽性、クッション性に優れていることから、特に
高度な印刷適性が要求される包装材料として多くの用途
に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 129/04 C09D 129/04 201/00 201/00 // C08L 23:10 C08L 23:10 Fターム(参考) 4F006 AA12 AA35 AB20 AB54 BA05 CA07 DA04 EA06 4F100 AA00B AA00H AC03B AC03H AC03K AK01A AK01B AK07A AK21B AK42A BA02 CA23B DE02B DE02H DJ01A EJ38A EJ65 GB15 HB31 JA11B JA11H JA20A JB09B JD03 JD04 JK11 JL10A JN02 YY00A 4J038 CE021 CG001 DB001 DD001 DG001 HA556 KA08 KA20 MA08 MA10 MA14 NA08 NA12 PC08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション率6%以上、白色度50%以上
    の白色発泡性二軸配向樹脂フィルムからなる樹脂基材
    に、少なくとも平板状無機結晶体と水溶性ポリマーを含
    有する塗膜を設けてなる積層フィルム。
  2. 【請求項2】平板状無機結晶体がモンモリロナイトから
    なり、および/または、水溶性ポリマーがポリビニルア
    ルコールまたはその誘導体からなることを特徴とする請
    求項1に記載の積層フィルム。
  3. 【請求項3】モンモリロナイトの交換性カチオンが、カ
    リウムイオンを主成分とすることを特徴とする請求項2
    に記載の積層フィルム。
  4. 【請求項4】樹脂基材がポリオレフィン系もしくはポリ
    エステル系の白色発泡性二軸配向樹脂フィルムであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の積層フ
    ィルム。
  5. 【請求項5】樹脂基材が白色発泡性二軸配向ポリプロピ
    レンフィルムもしくは白色発泡性二軸配向ポリエチレン
    テレフタレートフィルムであることを特徴とする請求項
    4に記載の積層フィルム。
  6. 【請求項6】樹脂基材が一軸配向ポリオレフィンフィル
    ムと白色発泡性二軸配向ポリオレフィンフィルムの積層
    体、もしくは一軸配向ポリエステルフィルムと白色発泡
    性二軸配向ポリエステルフィルムの積層体であることを
    特徴とする請求項4に記載の積層フィルム。
  7. 【請求項7】該樹脂基材の光学濃度が0.3以上である
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の積層
    フィルム。
  8. 【請求項8】樹脂基材と塗膜の層間にアンカーコート層
    を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の積層フィルム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265242A (ja) * 2007-04-24 2008-11-06 Fp Corp シート体およびシート体から形成された合成樹脂容器ならびにそれらの製造方法
JP2009114434A (ja) * 2007-10-15 2009-05-28 Toray Ind Inc 多孔性フィルム
CN103459283A (zh) * 2011-03-30 2013-12-18 东丽株式会社 微孔塑料膜卷的制造方法
JP2016514181A (ja) * 2013-02-27 2016-05-19 サン ケミカル コーポレイション ポリビニルアルコール及びエチレンビニルアルコール共重合体バリアコーティング
WO2022224647A1 (ja) * 2021-04-23 2022-10-27 東洋紡株式会社 積層フィルム及び包装材料

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