JP2003325255A - 抽斗装置 - Google Patents

抽斗装置

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JP2003325255A
JP2003325255A JP2002142065A JP2002142065A JP2003325255A JP 2003325255 A JP2003325255 A JP 2003325255A JP 2002142065 A JP2002142065 A JP 2002142065A JP 2002142065 A JP2002142065 A JP 2002142065A JP 2003325255 A JP2003325255 A JP 2003325255A
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Masahiko Mochida
昌彦 持田
Tetsuya Kudo
哲也 工藤
Kazunori Yugeta
一徳 弓削田
Tomio Kenmochi
富雄 劔持
Takahide Ichimaru
貴秀 一丸
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Nissan Shatai Co Ltd
Nifco Inc
Marelli Corp
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Nissan Shatai Co Ltd
Calsonic Kansei Corp
Nifco Inc
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  • Passenger Equipment (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分割された抽斗装置の可動体に対してなされ
る単純な引き出し操作あるいは押し込み操作をもって、
各可動体が規則的に移動されるようにする。 【解決手段】 第一可動体2に引き出し可能に納められ
る第二可動体3とを備えている。第一可動体2は引き出
し切った位置においてハウジング1の第一被掛合部15
に掛合する第一掛合部23を備えている。第二可動体3
は引き出し切った位置において第一可動体2の第二被掛
合部25に掛合する第二掛合部36を備えている。第二
可動体3が引き出し切られるまでの間においてハウジン
グ1からの第一可動体2の引き出しを阻止する連れ移動
阻止手段16、24が備えられている。第一掛合部23
と第一被掛合部15との掛合の解除に必要となる押し込
み力よりも第二掛合部36と第二被掛合部25との掛合
の解除に必要となる押し込み力の方が大きくなるように
してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のインス
トルメントパネルや、センターコンソールなどに、これ
らから引き出し可能に納められて、引き出し状態におい
て、飲料容器や各種の物品などを保持したり、この引き
出し状態において保持させた物品などを、インストルメ
ントパネルなど内への押し込みによって、このインスト
ルメントパネルなどの内方に収納させたりする用途に用
いられる抽斗装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネルなどに
これらから引き出し可能に取り付けられる抽斗装置が汎
用されている。
【0003】かかる装置は、インストルメントパネルな
どの内方に納まった状態で取り付けられるハウジング
と、このハウジングに対しこのハウジングより引き出し
可能に納められる可動体(つまり、抽斗体)とを有して
いる。
【0004】かかる可動体には、必要に応じて、所望の
形状、構造を備えた収納部が形成される。
【0005】かかる可動体には、例えば、飲料容器を上
方から入れ込むことによって、この飲料容器を起立状態
に保持するカップホルダーとなる収納部や、アッシュト
レイとなる収納部、アッシュトレイを取り外し可能に納
める収納部、小物類を納める収納部などが、形成され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、この種の装
置においては、前記可動体の引き出し量、つまり、可動
体を引き出し切った状態でのハウジングからの可動体の
突き出し量を大きくしようとすればするほど、この可動
体を引き出し可能に納めるハウジングの大型化を招くこ
ととなる。
【0007】可動体の引き出し量を大きくさせれば、前
記収納部を大きくしたり、可動体に複数種類の収納部を
設けることができるなどのメリットをもたらす。
【0008】しかし、これに伴って生じるハウジングの
大型化は、このハウジングの取り付けのために必要とな
る空間を、前記インストルメントパネルなどの内方によ
り大きく必要とさせるデメリットをもたらす。
【0009】可動体を二つに分割し、押し込み時には一
方の可動体の内部に他方の可動体が納まるようにすれ
ば、二つの可動体を引き出し切った状態での可動体全体
の前記突き出し量を大きくしながら、ハウジングの前後
の大きさを小さくまとめることが可能となる。
【0010】しかし、単純に可動体を二つに分割しただ
けでは、これらの可動体の動作に規則性をもたせること
ができない。すなわち、二つの可動体の一方がハウジン
グから引き出し切られ、かつ、二つの可動体の他方がこ
の一方の可動体から引き出し切られた最大引き出し状態
を必要としない場合、つまり、他方の可動体は一方の可
動体から引き出されているが、この一方の可動体はハウ
ジングから引き出されず、他方の可動体のみがインスト
ルメントパネルなどから突き出されている状態を、二つ
の可動体の双方がハウジングに押し込まれている状態か
らのこの他方の可動体の引き出し操作によって、また、
前記最大引き出し状態からのこの他方の可動体の押し込
み操作によって、確実に作り出すことができない。
【0011】そこでこの発明は、この種の抽斗装置の可
動体を前記のように二つに分割しながら、このように分
割された可動体の他方に対してなされる単純な引き出し
操作あるいは押し込み操作をもって、これらの可動体が
規則的に移動されるようにすることを主たる目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明にあっては、車両用収納装置
が、以下の(1)〜(9)の構成を備えたものとした。 (1)ハウジングと、(2)このハウジングに対しこの
ハウジングより引き出し可能に納められる第一可動体
と、(3)この第一可動体に対しこの第一可動体より引
き出し可能に納められる第二可動体とを備えており、
(4)第一可動体は、この第一可動体をハウジングから
引き出し切った位置においてハウジングの第一被掛合部
に掛合する第一掛合部を備えており、(5)第二可動体
は、この第二可動体を第一可動体から引き出し切った位
置において第一可動体の第二被掛合部に掛合する第二掛
合部と、引き出し操作部とを備えており、(6)第一掛
合部と第一被掛合部との前記掛合は、第一可動体に作用
される押し込み力により解除されると共に、(7)第二
掛合部と第二被掛合部との前記掛合は、第二可動体に作
用される押し込み力により解除される構成となってお
り、(8)しかも、ハウジング及び第一可動体の双方又
はいずれか一方には、前記引き出し操作部を通じた引き
出し操作により第二可動体が引き出し切られるまでの間
においてハウジングからの第一可動体の引き出しを阻止
する大きさの摩擦力又は掛合力をハウジングと第一可動
体との間に作用させる連れ移動阻止手段が備えられてい
ると共に、(9)第一掛合部と第一被掛合部との前記掛
合の解除に必要となる押し込み力よりも第二掛合部と第
二被掛合部との前記掛合の解除に必要となる押し込み力
の方が大きくなるようにしてある。
【0013】かかる構成によれば、第一可動体と第二可
動体とが共にハウジングに収納された状態(以下、完全
収納状態という。)からの最初の引き出し操作によって
第一可動体がハウジングから引き出されず、かつ、第二
可動体がハウジングから引き出された状態(以下、中間
引き出し状態という。)にすることができると共に、ハ
ウジングから第二可動体が引き出されさらにハウジング
から第一可動体が引き出された状態(以下、最終引き出
し状態という。)からの最初の押し込み操作によって第
一可動体はハウジングに納め戻されるが第二可動体はハ
ウジングから引き出された状態、つまり、前記中間引き
出し状態に復帰させることができ、第一可動体および第
二可動体の移動を規則的に行わせることができる。
【0014】すなわち、前記完全収納状態からの第二可
動体の引き出し操作によって、この完全収納状態、中間
引き出し状態、最終引き出し状態の順に移行し、また、
この最終引き出し状態からの第二可動体の押し込み操作
によって、この最終引き出し状態、中間引き出し状態、
完全収納状態の順に移行する。
【0015】すなわち、前記完全収納状態から前記中間
引き出し状態まで第二可動体を引き出すことに伴って、
この第二可動体の第二掛合部を第一可動体の第二被掛合
部に掛合させ、この第二可動体を引き出しきった状態、
つまり、前記中間引き出し状態を安定的に維持すること
ができる。
【0016】次いで、この中間引き出し状態からさらに
第二可動体を、前記連れ移動阻止手段の摩擦力又は掛合
力より大きい力で引き出し操作することにより、第一可
動体を引き出させることができると共に、この第一可動
体の第一掛合部をハウジングの第一被掛合部に掛合さ
せ、この第一可動体を引き出しきった状態、つまり、前
記最終引き出し状態を安定的に維持することができる。
【0017】一方、第一掛合部と第一被掛合部との掛合
の解除に必要となる押し込み力よりも、第二掛合部と第
二被掛合部との掛合の解除に必要となる押し込み力の方
が大きくなるようにしてあることから、前記完全引き出
し状態から第二可動体に押し込み力を作用させると、前
記第二掛合部と第二被掛合部との掛合を解除させない状
態で、第一掛合部と第一被掛合部との掛合を解除して、
先ず、第一可動体のみをハウジングに押し込み、前記中
間引き出し状態を作り出すことができる。
【0018】次いで、この中間引き出し状態からさらに
第二可動体に押し込み力を作用させると、第二掛合部と
第二被掛合部との掛合が解除され、第二可動体をハウジ
ングに押し込みきられた第一可動体内に押し込ませるこ
とができ、これにより、前記完全収納状態への復帰がな
される。
【0019】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の抽斗装置における第二掛合部が、第二可動
体の移動方向に沿って配される弾性腕と、この弾性腕に
おける第二可動体の前方に向けられた側に形成された掛
合頭部とを備えて構成されていると共に、第二被掛合部
が、第二可動体の引き出しに伴なって第二掛合部を構成
する掛合頭部に突き当たって弾性腕を側方に一旦弾性変
形させると共に、第二可動体を引き出し切った位置でこ
の弾性腕の弾発を許容して前記掛合頭部に掛合される被
掛合突部により構成してあることを特徴としている。
【0020】かかる構成によれば、前記弾性腕の剛性を
調整するだけで、第一可動体の第一掛合部とハウジング
の第一被掛合部との掛合を解除させる押し込み力より
も、第二可動体の第二掛合部と第一可動体の第二被掛合
部との掛合を解除させる押し込み力を大きくさせるセッ
ティングを的確になすことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に基づい
て、この発明の典型的な実施の形態について説明する。
【0022】なお、ここで図1および図2は、抽斗装置
の後述する完全収納状態を、図3および図4は、中間引
き出し状態を、図5および図6は、完全引き出し状態
を、それぞれ示している。また、図7は、かかる抽斗装
置を前方側から見た状態で示している。また、図8は、
後述するハウジング1と第一可動体2とを分離した状態
でこれらの下面側から見た状態で示しており、また、図
9は、この第一可動体2と第二可動体3とを分離した状
態でこれらの上面側から見た状態で示している。
【0023】この実施の形態にかかる抽斗装置は、典型
的には、自動車のインストルメントパネルPや、センタ
ーコンソールなどの内方に納まった状態で取り付けられ
るハウジング1と、このハウジング1に対しこのハウジ
ング1より横方向に引き出し可能に納められる第一可動
体2と、この第一可動体2に対しこの第一可動体2より
横方向に引き出し可能に納められる第二可動体3とを備
えており、これらの可動体を必要に応じてハウジング1
から、すなわち、インストルメントパネルP内などから
引き出すことにより、引き出されたこれらの可動体2、
3によって各種の物品などを自動車の室内において保持
したり、引き出されたこれらの可動体2、3を再びイン
ストルメントパネルP内などに押し込むことによってこ
れらの可動体2、3に保持させた各種の物品などをイン
ストルメントパネルP内などに収納したりするように用
いられるものである。
【0024】また、かかる装置にあっては、第二可動体
3の引き出し操作によって、ハウジング1から第一可動
体2が引き出されないようにした状態で、先ず、第二可
動体3をハウジング1に納められている第一可動体2か
ら引き出せると共に、このように第二可動体3を引き出
し切った後さらに第二可動体3の引き出し操作をなすこ
とにより、ハウジング1から第一可動体2を引き出せる
ようになっている。それと共に、このようにハウジング
1から第一可動体2が引き出し切られ、さらに、この第
一可動体2から第二可動体3が引き出し切られた状態か
ら、第二可動体3を押し込み操作することにより、先
ず、第一可動体2をハウジング1に納め戻せることがで
き、この後さらにこの押し込み操作をなすことにより、
第二可動体3を第一可動体2内に、つまり、ハウジング
1内に納め戻せるようになっている。
【0025】すなわち、かかる装置にあっては、ハウジ
ング1、すなわち、このハウジング1が納められるイン
ストルメントパネルP内などから最終的に引き出される
抽斗体(つまり、第一可動体2と第二可動体3)の突き
出し量を大きく確保しながら、この抽斗体の押し込み収
納時の寸法をハウジング1内において第一可動体2内に
第二可動体3を納めることにより小さくすることができ
る。この結果、かかる装置にあっては、最終的に引き出
される抽斗体の突き出し量を大きく確保しながらこれを
納めるハウジング1をコンパクトに構成することがで
き、インストルメントパネルP内などにおけるかかるハ
ウジング1を納めて取り付けるために必要となる空間を
できるだけ減少させることができる。
【0026】また、かかる装置にあっては、第一可動体
2と第二可動体3とが共にハウジング1に収納された状
態(以下、完全収納状態という。)からの最初の引き出
し操作によって第一可動体2がハウジング1から引き出
されず、かつ、第二可動体3がハウジング1から引き出
された状態(以下、中間引き出し状態という。)にする
ことができると共に、ハウジング1から第二可動体3が
引き出されさらにハウジング1から第一可動体2が引き
出された状態(以下、最終引き出し状態という。)から
の最初の押し込み操作によって第一可動体2はハウジン
グ1に納め戻されるが第二可動体3はハウジング1から
引き出された状態、つまり、前記中間引き出し状態に復
帰させることができ、第一可動体2および第二可動体3
の移動を規則的に行わせることができる。
【0027】すなわち、前記完全収納状態からの第二可
動体3の引き出し操作によって、この完全収納状態、中
間引き出し状態、最終引き出し状態の順に移行し、ま
た、この最終引き出し状態からの第二可動体3の押し込
み操作によって、この最終引き出し状態、中間引き出し
状態、完全収納状態の順に移行する。
【0028】図示の例では、かかる第二可動体3が、第
二可動体3の移動方向において間隔を開けて二以上の収
納部30、30…を有していると共に、前記中間引き出
し状態において前記複数の収納部30、30…のうちの
一部がハウジング1の上面の前端よりも前方に位置され
るようにしてある。
【0029】これにより、図示の例では、前記中間引き
出し状態において、ハウジング1の上面の前端よりも前
方に位置される第二可動体3の複数の収納部30、30
…の一部のみを各種物品などの収納保持の用に供させる
ことができる。
【0030】また、前記最終引き出し状態において、ハ
ウジング1の上面の前端よりも前方に位置される第二可
動体3の複数の収納部30、30…の全てを位置させ
て、これら収納部30の全てを各種物品などの収納保持
の用に供させることができる。
【0031】すなわち、図示の例では、収納保持させる
物品の種類、量などに応じて、前記中間引き出し状態と
最終引き出し状態とを選択することができる。
【0032】具体的には、図示の例にあっては、第二可
動体3が二つの収納部30、30を有していると共に、
この二つの収納部30、30のうち、前記中間引き出し
状態においてハウジング1の上面の前端よりも前方に位
置される収納部30がアッシュトレイを取り外し可能に
納める収納部30’となり、残りの収納部30がカップ
ホルダーを構成する収納部30”となっている。
【0033】これにより、図示の例では、前記中間引き
出し状態においては、アッシュトレイのみを使用するよ
うにすることができる。
【0034】また、前記最終引き出し状態においては、
アッシュトレイとカップホルダーの双方を使用すること
ができる。また、カップホルダーとなる収納部30より
もアッシュトレイを取り外し可能に納める収納部30の
方が前方に位置されることから、この最終引き出し状態
において、カップホルダーに起立状態に保持させた飲料
容器などがアッシュトレイの使用の邪魔になることがな
い。
【0035】(ハウジング1の基本構成)具体的には、
ハウジング1は、ほぼ方形状をなす上板10と、この上
板10の向き合った両辺部に沿ってこの辺部においてそ
れぞれ下方に向けて一体に突き出す側板11と、この側
板11の設けられた両辺部間にある一方の辺部に沿って
この辺部から下方に向けて一体に突き出す背板12とを
備えている。
【0036】すなわち、かかるハウジング1は、下面を
開放させると共に、背板12と反対の側において側方に
開放されている。また、このハウジング1におけるこの
ように側方に開放した側方開放部13側には、前記一対
の側板11、11の下端間に亙って補強板14が架設さ
れている。
【0037】そして、かかるハウジング1は、前記側方
開放部13をインストルメントパネルPなどに形成され
た開放部Paに連通させるようにして、このインストル
メントパネルPなどの内部に組み込まれるようになって
いる。
【0038】前記第一可動体2は、このように構成され
たハウジング1内に、前記側方開放部13から横方向に
引き出し可能に納められる。
【0039】(第一可動体2の基本構成)第一可動体2
は、ほぼ方形状なす上板20と、この上板20の向き合
った両辺部に沿ってこの辺部においてそれぞれ下方に向
けて一体に突き出す側板21とを有している。また、こ
のように設けられる一対の側板21、21の下端間に
は、補強板22が架設されている。また、図示の例にあ
っては、一対の側板21、21の側部の一方は、この側
板21が形成されている上板20の辺部間にある上板2
0の辺部よりも側方に突き出しており、この側板21の
突き出している側の上板20の辺部が第一可動体2の前
端となるようになっている。
【0040】そして、かかる第一可動体2の一対の側板
21、21の外面間の寸法が、前記ハウジング1の一対
の側板11、11の内面間の寸法とほぼ等しいか、やや
小さくなるようにしてある。また、かかる第一可動体2
の上板20の外面と補強板22の外面間の寸法が、前記
ハウジング1の上板10の内面と補強板14の内面間の
寸法とほぼ等しいか、やや、小さくなるようにしてあ
る。
【0041】これにより、第一可動体2は、その上板2
0の外面をハウジング1の上板10の内面に向き合わ
せ、かつ、その側板21の外面をハウジング1の側板1
1の内面に向き合わせた状態で、ハウジング1の前記側
方開放部13から横方向に引き出し可能にこのハウジン
グ1内に納められる。
【0042】また、前記第二可動体3は、このように構
成された第一可動体2内に、前記前端側から前方に向け
て引き出し可能に納められる。
【0043】(第二可動体3の基本構成)第二可動体3
は、第一可動体2の一対の側板21、21間の寸法とほ
ぼ等しいか、やや小さい幅と、この第一可動体2の上板
20の内面と補強板22の内面との間の寸法とほぼ等し
いか、やや小さい厚さを備えるように構成されている。
【0044】また、かかる第二可動体3は、その移動方
向に沿った側の寸法を、第一可動体2の側板21の寸法
とほぼ等しくしている。
【0045】そして、かかる第二可動体3は、その前端
側に、下方に向けて窪んだ収納部30を有している。こ
の収納部30は、第二可動体3の幅方向に沿った向きに
おいて長くなるように形成されている。そしてまた、図
示の例にあっては、このように構成される収納部30
に、上方から蓋付きのアッシュトレイ(図示は省略す
る。)が取り外し可能に納められるようになっている。
【0046】また、かかる第二可動体3の前端には、前
板31が一体に設けられている。この前板31は、ハウ
ジング1の側方開放部13を覆う大きさを備えている。
また、この前板31の前面には、指掛け凹部32が形成
されており、この指掛け凹部32を利用して引き出し操
作ができるようになっている。すなわち、図示の例で
は、この指掛け凹部32が引き出し操作部として機能す
るものとなっている。
【0047】また、第二可動体3の前記アッシュトレイ
を納める収納部30と、この第二可動体3の後端との間
には、左右にそれぞれ貫通穴33が形成されており、こ
の貫通穴33に上方から飲料容器を入れ込むことにより
この貫通穴33によって飲料容器を起立状態に保持する
ようになっている。すなわち、図示の例では、この貫通
穴33がカップホルダーを構成する収納部30”として
機能するものとなっている。図中符号34で示されるの
は、この貫通穴33に入れ込まれた飲料容器の底部を下
方から支える支持体であり、また、図中符号35で示さ
れるのは、常時上方への付勢力の作用を受けた状態で横
向きに配されると共に、貫通穴33への飲料容器の入れ
込みにあたってこの付勢に抗して下方に押し込まれてそ
の表面を飲料容器の側部に押し当てる舌片体である。
【0048】(ハウジング1と第一可動体2との連係)
第一可動体2は、この第一可動体2をハウジング1から
引き出し切った位置においてハウジング1の第一被掛合
部15に掛合する第一掛合部23を備えている。
【0049】図示の例にあっては、第一可動体2の第一
掛合部23は、第一可動体2の上板20の後端側におい
て、この上板20の外面から張り出す張り出し部23a
として構成されている。
【0050】図示の例では、この張り出し部23aは、
第一可動体2の左右にそれぞれ設けられている。
【0051】また、各張り出し部23a、23aは、い
ずれも、第一可動体2の移動方向に沿った一対の割溝2
3b、23bによって区分された弾性片23cの長さ方
向ほぼ中程の位置に形成されている。
【0052】また、各張り出し部23a、23aは、い
ずれも、第一可動体2の前端側に向けられた面および第
一可動体2の後端側に向けられた面を、この張り出し部
23aの頂部に向けて次第に高まる湾曲面23dとして
いる。
【0053】一方、図示の例にあっては、ハウジング1
の第一被掛合部15は、このハウジング1から第一可動
体2を引き出し切った位置で、前記張り出し部23aを
下方から入り込ませるように、このハウジング1の上板
10の前端側に形成された窓穴15aとして構成されて
いる。
【0054】この窓穴15aも、第一可動体2の張り出
し部23aが左右にそれぞれ設けられていることに対応
して、ハウジング1の左右にそれぞれ設けられている。
【0055】また、かかる第一掛合部23と第一被掛合
部15との前記掛合は、第一可動体2に作用される押し
込み力により解除されるようになっている。
【0056】すなわち、第一可動体2がハウジング1内
から引き出されていない状態から、この第一可動体2
に、後述する連れ移動阻止手段16、24による摩擦力
又は掛合力を越える引き出し力が先に引き出されている
第二可動体3側から作用されると、前記張り出し部23
aは、第一可動体2の前端側に湾曲面23dを備えてい
ることから、後述する連れ移動阻止手段16を構成する
窓穴16aから前記弾性片23cを下方に撓めながら抜
け出し、第一可動体2は引き出し方向に移動を開始す
る。そして、図示の例では、このように抜け出た張り出
し部23aは、第一可動体2が引き出し切られるまでの
間は、前記弾性片23cを下方に撓めながらハウジング
1の上板の内面に押し付けられるようになっている。第
一可動体2が引き出しきられると、前記第一被掛合部1
5となる窓穴15aの下方に張り出し部23aが位置さ
れ、前記のように撓められていた弾性片23cの弾発に
より張り出し部23aはこの窓穴15aに入り込み、第
一掛合部23と第一被掛合部15とが掛合され、第一可
動体2の引き出し切られた状態が維持される。
【0057】このように第一可動体2が引き出し切られ
た状態から第二可動体3側からこの第一可動体2に押し
込み力が作用されると、前記張り出し部23aは、第一
可動体2の後端側に向けられた湾曲面23dを備えてい
ることから、前記第一被掛合部15となる窓穴15aか
ら前記弾性片23cを下方に撓めながら抜け出し、第一
可動体2を元の位置まで押し込みハウジング1に対し再
び収納することができる。
【0058】ここで、この第一掛合部23と第一被掛合
部15との掛合の解除に必要となる押し込み力よりも、
後述する第二掛合部36と第二被掛合部25との掛合の
解除に必要となる押し込み力の方が大きくなるようにし
てある。
【0059】この結果、前記完全引き出し状態から第二
可動体3に押し込み力を作用させると、(具体的には、
この第二可動体3の前記前板31を押すと)後述する第
二掛合部36と第二被掛合部25との掛合を解除させな
い状態で、第一掛合部23と第一被掛合部15との掛合
を解除して、先ず、第一可動体2のみをハウジング1に
押し込み、前記中間引き出し状態を作り出すことができ
る。第二可動体3は、この中間引き出し状態からさらに
第二可動体3に押し込み力を作用させることによる後述
する第二掛合部36と第二被掛合部25との掛合の解除
によって、ハウジング1に押し込みきられた第一可動体
2内に押し込まれ、これにより、前記完全収納状態への
復帰がなされる。
【0060】また、図示の例では、ハウジング1及び第
一可動体2の双方に、前記引き出し操作部を通じた引き
出し操作により第二可動体3が引き出し切られるまでの
間においてハウジング1からの第一可動体2の引き出し
を阻止する大きさの摩擦力又は掛合力をハウジング1と
第一可動体2との間に作用させる連れ移動阻止手段1
6、24が備えられている。
【0061】図示の例では、ハウジング1側の連れ移動
阻止手段16は、(1)ハウジング1の上板10の後端
側に形成されて、第一可動体2の第一掛合部23となる
前記張り出し部23aを、この第一可動体2をハウジン
グ1内に押し込み切った位置で下方から入り込ませる窓
穴16aと、(2)ハウジング1の側板11の後端側に
形成されて、第一可動体2の側板21にこの側板21の
外面から突き出すように形成された弾性突出体24a
を、この第一可動体2をハウジング1内に押し込み切っ
た位置で内方から入り込ませる側部窓穴16bとから構
成されている。
【0062】したがってまた、図示の例では、第一可動
体2側の連れ移動阻止手段24は、前記張り出し部23
aと、前記弾性突出体24aとにより構成されている。
【0063】(第一可動体2と第二可動体3との連係)
第二可動体3は、この第二可動体3を第一可動体2から
引き出し切った位置において第一可動体2の第二被掛合
部25に掛合する第二掛合部36を備えている。
【0064】図示の例では、この第二可動体3の第二掛
合部36は、この第二可動体3の上面であって、前記貫
通穴33とこの第二可動体3の後端との間に設けられて
いる。
【0065】また、図示の例では、この第二掛合部36
は、第二可動体3の左右にそれぞれ設けられている。
【0066】また、図示の例では、この第二可動体3の
第二掛合部36は、第二可動体3の移動方向に沿って配
される弾性腕36aと、この弾性腕36aにおける第二
可動体3の前方に向けられた側に形成された掛合頭部3
6bとを備えた構成としてある。
【0067】具体的には、かかる第二掛合部36は、
(1)第二可動体3の上面への取付板36eに対し、
(2)この取付板36eの左右側部においてそれぞれ、
この側部に一端を一体に連接させた状態で、第二可動体
3の前端に向けて突き出す前記弾性腕36aを設けると
共に、(3)この弾性腕36aの他端に、他方の弾性腕
36aの側に向けて突き出す前記掛合頭部36bを設け
ることにより構成されている。
【0068】弾性腕36aは、第二可動体3の上面に固
定されおらず、後述する第二被掛合部25となる被掛合
突部25aへの突き当たりにより、前記取付板36eと
の連接側を中心として側方に弾性変形できるようになっ
ている。
【0069】また、掛合頭部36bは、それぞれ、
(1)頂部を有すると共に、(2)この頂部を挟んだ第
二可動体3の前端側に向けられた側に、弾性腕36aの
先端から頂部に向けて次第に他方の弾性腕36aの側に
近付く向きに傾斜された傾斜縁36cを有しており、
(3)さらに、この頂部を挟んだ第二可動体3の後端側
に向けられた側に、第二可動体3の幅方向に沿った掛合
縁36dを有している。
【0070】一方、図示の例では、第一可動体2の第二
被掛合部25は、第一可動体2の上板20の内面であっ
て、この上板20の前端部に形成されている。
【0071】この第二被掛合部25は、第二可動体3の
第二掛合部36がこの第二可動体3の左右に形成されて
いることに対応して、第一可動体2の左右にそれぞれ設
けられている。
【0072】図示の例では、かかる第二被掛合部25
は、第二可動体3の引き出しに伴なって第二掛合部36
を構成する掛合頭部36bに突き当たって弾性腕36a
を側方に一旦弾性変形させると共に、第二可動体3を引
き出し切った位置でこの弾性腕36aの弾発を許容して
前記掛合頭部36bに掛合される被掛合突部25aによ
り構成してある。
【0073】具体的には、かかる第二被掛合部25を構
成する被掛合突部25aは、第一可動体2の上板20を
その内面側から見た状態において、(1)この第一可動
体2の前端側を向いた掛合面25bを有すると共に、
(2)この掛合面25bと、第一可動体2の後端側に向
けられた末端部との間にある両側面をそれぞれ、この末
端部から掛合面25bの側に向かうに連れて次第に被掛
合突部25aの左右方向の幅を大きくするように傾斜し
た傾斜面25cとしている。
【0074】これにより、図示の例にあっては、前記完
全収納状態から前記中間引き出し状態まで第二可動体3
を引き出すことに伴って、前記被掛合突部25aに前記
掛合頭部36bを突き当てることにより前記弾性腕36
aを側方に一旦弾性変形させることができると共に、前
記中間引き出し状態となる第二可動体3を引き出し切っ
た位置での弾性腕36aの弾発により、前記掛合頭部3
6bを被掛合突部25aに掛合させ、これにより、第二
可動体3を引き出しきった状態、つまり、前記中間引き
出し状態を安定的に維持することができる。
【0075】また、この中間引き出し状態からさらに第
二可動体3を、前記連れ移動阻止手段の摩擦力又は掛合
力より大きい力で引き出し操作することにより、第一可
動体2を引き出させて、前記最終引き出し状態を作り出
すことができる。
【0076】また、前記最終引き出し状態から第二可動
体3に、第一可動体2の第一掛合部23とハウジング1
の第一被掛合部15との掛合を解除させる大きさの押し
込み力を作用させている状態では、第二可動体3の第二
掛合部36と第一可動体2の第二被掛合部25との掛合
が解除されないようにすることができる。これにより、
前記最終引き出し状態から第二可動体3を押し込み操作
した場合に、先ず、第一可動体2をハウジング1内に押
し込むことができる。そして、このように第一可動体2
がハウジング1内に押し込まれて前記中間引き出し状態
となった後に、さらに第二可動体3に押し込み力を作用
させることにより、第二可動体3の第二掛合部36と第
一可動体2の第二被掛合部25との掛合を解いて、第二
可動体3を第一可動体2内、つまり、ハウジング1内に
押し込み、前記完全収納状態に戻すことができる。
【0077】第二掛合部36を前記のような弾性腕36
aと掛合頭部36bとにより構成しておけば、この弾性
腕36aの剛性を調整するだけで、第一可動体2の第一
掛合部23とハウジング1の第一被掛合部15との掛合
を解除させる押し込み力よりも、第二可動体3の第二掛
合部36と第一可動体2の第二被掛合部25との掛合を
解除させる押し込み力を大きくさせるセッティングを的
確になすことができる。
【0078】図示の例では、第二可動体3の引き出し操
作に伴って、第二可動体3の第二掛合部36を構成する
一対の弾性腕36a、36aの一方に形成された掛合頭
部36bは、第一可動体2の第二被掛合部25を構成す
る被掛合突部25aの一方の傾斜面25cにその傾斜縁
36cを突き当ててスムースに側方に弾性変形され、ま
た、第二可動体3の第二掛合部36を構成する一対の弾
性腕36a、36aの他方に形成された掛合頭部36b
は、第一可動体2の第二被掛合部25を構成する被掛合
突部25aの他方の傾斜面25cにその傾斜縁36cを
突き当ててスムースに側方に弾性変形され、この後、両
弾性腕36a共に、その掛合頭部36bの頂部が被掛合
突部25aにおける掛合面25bと傾斜面25cとの間
の隅部を乗り越えた位置で弾発して、その掛合縁36d
を掛合面25bに掛合させる。
【0079】これにより、図示の例では、第二可動体3
の第二掛合部36と第一可動体2の第二被掛合部25と
の掛合がなされる過程で、つまり、第二可動体3の第二
掛合部36を構成する弾性腕36aに形成された掛合頭
部36bが第一可動体2の第二被掛合部25を構成する
被掛合突部25aに突き当たってはいるがその掛合が済
んでいない段階で、第一可動体2が前記連れ移動阻止手
段16、24による摩擦力又は掛合力以上の力を作用さ
れて引き出されてしまうことがないようになっている。
【0080】一方、掛合頭部36bの頂部が被掛合突部
25aにおける掛合面25bと傾斜面25cとの間の隅
部を乗り越え、その掛合縁36dを掛合面25bに掛合
させた状態では、第二可動体3に押し込み力を作用させ
ても弾性腕36aはこの掛合を解く向きに側方に弾性変
形し難い。
【0081】これにより、図示の例では、前記最終引き
出し状態から第二可動体3を押し込み操作した場合に、
第一可動体2の第一掛合部23とハウジング1の第一被
掛合部15との掛合が解かれる前に、第二可動体3の第
二掛合部36と第一可動体2の第二被掛合部25との掛
合が解かれてしまわないようになっている。
【0082】
【発明の効果】この発明にかかる抽斗装置によれば、第
一可動体と第二可動体とが共にハウジングに収納された
状態からの最初の引き出し操作によって第一可動体がハ
ウジングから引き出されず、かつ、第二可動体がハウジ
ングから引き出された状態にすることができると共に、
ハウジングから第二可動体が引き出されさらにハウジン
グから第一可動体が引き出された状態からの最初の押し
込み操作によって第一可動体はハウジングに納め戻され
るが第二可動体はハウジングから引き出された状態に戻
すことができ、第二可動体に対してなされる単純な引き
出し操作、あるいは、押し込み操作によって、この第一
可動体および第二可動体の移動を規則的に行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】抽斗装置の側面図(完全収納状態)
【図2】同平面図(完全収納状態)
【図3】同側面図(中間引き出し状態)
【図4】同平面図(中間引き出し状態)
【図5】同側面図(完全引き出し状態)
【図6】同平面図(完全引き出し状態)
【図7】同正面図
【図8】ハウジング1と第一可動体2との分離斜視構成
【図9】第一可動体2と第二可動体3との分離斜視構成
図(支持体34および舌片体35省略)
【符号の説明】
1 ハウジング 15 第一被掛合部 16 連れ移動阻止手段 2 第一可動体 23 第一掛合部 24 連れ移動阻止手段 25 第二被掛合部 3 第二可動体 36 第二掛合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 持田 昌彦 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 工藤 哲也 神奈川県平塚市天沼10番1号 日産車体株 式会社内 (72)発明者 弓削田 一徳 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 劔持 富雄 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 一丸 貴秀 神奈川県横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会社ニフコ内 Fターム(参考) 3B060 NA00 PA00 3B088 KA03 KB01 LA01 LB01 LB05 3D022 CA01 CA16 CB01 CC02 CD02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 このハウジングに対しこのハウジングより引き出し可能
    に納められる第一可動体と、 この第一可動体に対しこの第一可動体より引き出し可能
    に納められる第二可動体とを備えており、 第一可動体は、この第一可動体をハウジングから引き出
    し切った位置においてハウジングの第一被掛合部に掛合
    する第一掛合部を備えており、 第二可動体は、この第二可動体を第一可動体から引き出
    し切った位置において第一可動体の第二被掛合部に掛合
    する第二掛合部と、引き出し操作部とを備えており、 第一掛合部と第一被掛合部との前記掛合は、第一可動体
    に作用される押し込み力により解除されると共に、 第二掛合部と第二被掛合部との前記掛合は、第二可動体
    に作用される押し込み力により解除される構成となって
    おり、 しかも、ハウジング及び第一可動体の双方又はいずれか
    一方には、前記引き出し操作部を通じた引き出し操作に
    より第二可動体が引き出し切られるまでの間においてハ
    ウジングからの第一可動体の引き出しを阻止する大きさ
    の摩擦力又は掛合力をハウジングと第一可動体との間に
    作用させる連れ移動阻止手段が備えられていると共に、 第一掛合部と第一被掛合部との前記掛合の解除に必要と
    なる押し込み力よりも第二掛合部と第二被掛合部との前
    記掛合の解除に必要となる押し込み力の方が大きくなる
    ようにしてあることを特徴とする抽斗装置。
  2. 【請求項2】 第二掛合部が、第二可動体の移動方向に
    沿って配される弾性腕と、この弾性腕における第二可動
    体の前方に向けられた側に形成された掛合頭部とを備え
    て構成されていると共に、 第二被掛合部が、第二可動体の引き出しに伴なって第二
    掛合部を構成する掛合頭部に突き当たって弾性腕を側方
    に一旦弾性変形させると共に、第二可動体を引き出し切
    った位置でこの弾性腕の弾発を許容して前記掛合頭部に
    掛合される被掛合突部により構成してあることを特徴と
    する請求項1記載の抽斗装置。
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