JP2003323727A - 光ディスクのトラック偏差補正方法 - Google Patents
光ディスクのトラック偏差補正方法Info
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- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/085—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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- G11B2007/0006—Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD
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- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B7/095—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
- G11B7/0953—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for eccentricity of the disc or disc tracks
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- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 光ピックアップを用いて、ディスク上に格納
されているデータを処理する機器のトラック偏差補正方
法を提供する。 【解決手段】 ピックアップアセンブリ（２１）が移送
されるときフォーカスサーボを動作させて前記ディスク
を追従して出力信号を生成し同時にトラッキングサーボ
は停止させて該ディスク上のトラックを追従しないよう
にするステップ（Ｓ１１）と、前記ピックアップアセン
ブリが移送され回転中の該ディスクのトラックを横切り
トラバース信号を生成し、前記トラバース信号のパルス
数をカウントし、ピックアップアセンブリ（２１）がト
ラックピッチの測定のために移送し、該移送中に前記デ
ィスクの回転数を測定、トラバース信号のパルス数と前
記ピックアップアセンブリを移送させた物理的距離を用
い現在回転している前記ディスクのトラックピッチを計
算し、前記トラックピッチにより目標トラックを計算す
る、シーク動作を行うことからなる。
されているデータを処理する機器のトラック偏差補正方
法を提供する。 【解決手段】 ピックアップアセンブリ（２１）が移送
されるときフォーカスサーボを動作させて前記ディスク
を追従して出力信号を生成し同時にトラッキングサーボ
は停止させて該ディスク上のトラックを追従しないよう
にするステップ（Ｓ１１）と、前記ピックアップアセン
ブリが移送され回転中の該ディスクのトラックを横切り
トラバース信号を生成し、前記トラバース信号のパルス
数をカウントし、ピックアップアセンブリ（２１）がト
ラックピッチの測定のために移送し、該移送中に前記デ
ィスクの回転数を測定、トラバース信号のパルス数と前
記ピックアップアセンブリを移送させた物理的距離を用
い現在回転している前記ディスクのトラックピッチを計
算し、前記トラックピッチにより目標トラックを計算す
る、シーク動作を行うことからなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクのトラッ
ク偏差補正方法に関し、より詳しくは光ディスクのトラ
ックピッチに対する偏差に応じて誤差を補正すること
で、光ピックアップを用いてデータ処理を行う各種の機
器の重要な性能であるシークタイムを画期的に改善し得
るようになった光ディスクのトラック偏差補正方法に関
するものである。
ク偏差補正方法に関し、より詳しくは光ディスクのトラ
ックピッチに対する偏差に応じて誤差を補正すること
で、光ピックアップを用いてデータ処理を行う各種の機
器の重要な性能であるシークタイムを画期的に改善し得
るようになった光ディスクのトラック偏差補正方法に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、ＣＤ、ＤＶＤ、ＣＤ−ＲＷドラ
イブなど、光ピックアップ（OpticalPick-Up）を用いて
データ処理を行う機器において、データの読み書き動作
がピックアップなるデバイスにより行われる。光ディス
ク上の所望位置のデータを読み出すためには、ピックア
ップアセンブリを読み出そうとするデータが存在する位
置まで移送させた後、データを読み出すことになる。こ
のようにデータを読み出すのにかかる時間をシークタイ
ム（Seek Time）といい、ピックアップ移送装置が備え
られた各種の機器ではデータを読み出すためにシークす
る速度によって機器の性能が左右される。
イブなど、光ピックアップ（OpticalPick-Up）を用いて
データ処理を行う機器において、データの読み書き動作
がピックアップなるデバイスにより行われる。光ディス
ク上の所望位置のデータを読み出すためには、ピックア
ップアセンブリを読み出そうとするデータが存在する位
置まで移送させた後、データを読み出すことになる。こ
のようにデータを読み出すのにかかる時間をシークタイ
ム（Seek Time）といい、ピックアップ移送装置が備え
られた各種の機器ではデータを読み出すためにシークす
る速度によって機器の性能が左右される。
【０００３】従来、光ピックアップを用いてデータ処理
を行う機器において、データの読み書き動作を行うにあ
たり、データが格納されている光ディスク上の所望位置
に移送するためには、光ディスク上でデータが存在する
トラックという部分を横切って移送しなければならない
ため、ピックアップの移送を制御するための移送目標値
を計算する際に、目標トラックとして換算することにな
る。このように換算された目標トラック数に基づくピッ
クアップ移送装置の移送制御に際して、目標トラック数
に相応する制御信号を生成してピックアップ移送装置を
移送させる動作を行うことになる。
を行う機器において、データの読み書き動作を行うにあ
たり、データが格納されている光ディスク上の所望位置
に移送するためには、光ディスク上でデータが存在する
トラックという部分を横切って移送しなければならない
ため、ピックアップの移送を制御するための移送目標値
を計算する際に、目標トラックとして換算することにな
る。このように換算された目標トラック数に基づくピッ
クアップ移送装置の移送制御に際して、目標トラック数
に相応する制御信号を生成してピックアップ移送装置を
移送させる動作を行うことになる。
【０００４】図１に示すように、全ての光ディスクにお
いて、トラックピッチという寸法は光ディスク媒体の種
類によって規格化されている。各光ディスクの種類によ
って決まっているトラックピッチから、ピックアップ移
送装置がピックアップを移送させるべき量、つまりトラ
ック数を計算し換算し、これに基づいてピックアップ移
送装置の制御信号を生成する。
いて、トラックピッチという寸法は光ディスク媒体の種
類によって規格化されている。各光ディスクの種類によ
って決まっているトラックピッチから、ピックアップ移
送装置がピックアップを移送させるべき量、つまりトラ
ック数を計算し換算し、これに基づいてピックアップ移
送装置の制御信号を生成する。
【０００５】このような従来技術として特許文献１に
は、信号の記録されたトラック又はデータ信号を記録し
得るトラックを持っている担体を用いてトラック偏差検
出手段からの信号に応じて移送手段を駆動することによ
り、データの記録又は再生位置がトラック上に正確に設
定できるように制御する信号記録再生装置に適用できる
トラッキング制御方法が開示されている。これは、目標
位置調整用トラック上に光ビームが位置するようにトラ
ッキング制御を行い、信号の振幅差を測定し目標位置を
調整してトラッキング制御を行うものである。
は、信号の記録されたトラック又はデータ信号を記録し
得るトラックを持っている担体を用いてトラック偏差検
出手段からの信号に応じて移送手段を駆動することによ
り、データの記録又は再生位置がトラック上に正確に設
定できるように制御する信号記録再生装置に適用できる
トラッキング制御方法が開示されている。これは、目標
位置調整用トラック上に光ビームが位置するようにトラ
ッキング制御を行い、信号の振幅差を測定し目標位置を
調整してトラッキング制御を行うものである。
【０００６】
【特許文献１】韓国特許公開第９０−１０６７２号明細
書
書
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現実的
には、市販されている各種の光ディスク媒体は、ディス
クメーカーによって、トラックピッチに対して決まって
いる規格を外れた光ディスクが流通されているため、デ
ィスク規格に合わないディスクのトラックピッチからな
される目標トラック数の計算に誤差が発生するしかなか
った。また、ディスク規格に合わないディスクに対して
は、機器のシーク性能が低下するといった問題点があっ
た。本発明は前述したような問題を解決するためになさ
れたもので、光ディスク規格に合わないディスクであっ
ても、各ディスクのトラックピッチを測定して、ピック
アップアセンブリが移送すべき目標トラック数を換算す
ることにより、ディスクによる計算誤差を最小化し得る
ようになった光ディスクのトラック偏差補正方法を提供
することにその目的がある。
には、市販されている各種の光ディスク媒体は、ディス
クメーカーによって、トラックピッチに対して決まって
いる規格を外れた光ディスクが流通されているため、デ
ィスク規格に合わないディスクのトラックピッチからな
される目標トラック数の計算に誤差が発生するしかなか
った。また、ディスク規格に合わないディスクに対して
は、機器のシーク性能が低下するといった問題点があっ
た。本発明は前述したような問題を解決するためになさ
れたもので、光ディスク規格に合わないディスクであっ
ても、各ディスクのトラックピッチを測定して、ピック
アップアセンブリが移送すべき目標トラック数を換算す
ることにより、ディスクによる計算誤差を最小化し得る
ようになった光ディスクのトラック偏差補正方法を提供
することにその目的がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、光ピックアップを用いて、ディスク上
に格納されているデータを処理する機器のトラック偏差
補正方法において、ピックアップアセンブリ（２１）が
移送されるときフォーカスサーボを動作させて前記ディ
スクを追従して出力信号を生成し同時にトラッキングサ
ーボは停止させて該ディスク上のトラックを追従しない
ようにするステップ（Ｓ１１）と、該ディスクが回転し
ている間に前記ピックアップアセンブリが移送され回転
中の該ディスクのトラックを横切り該ディスク上のトラ
ックとそのほかの部分で反射される光量の差によりトラ
バース信号を生成するステップ（Ｓ１２）と、前記トラ
バース信号を整形した後生成されるトラバース信号のパ
ルス数をカウントするステップ（Ｓ１３）と、ピックア
ップアセンブリ（２１）がトラックピッチの測定のため
に移送するステップ（Ｓ１４）と、該移送中に前記ディ
スクの回転数を測定して記憶するステップ（Ｓ１５）
と、前記測定されたトラバース信号のパルス数と前記ピ
ックアップアセンブリを移送させた物理的距離を用い現
在回転している前記ディスクのトラックピッチを計算す
るステップ（Ｓ１６）と、前記計算されたトラックピッ
チにより目標トラックを計算しシーク動作を行うステッ
プ（Ｓ１７）と、を含んでなる光ディスクのトラック偏
差補正方法を提供する。
め、本発明では、光ピックアップを用いて、ディスク上
に格納されているデータを処理する機器のトラック偏差
補正方法において、ピックアップアセンブリ（２１）が
移送されるときフォーカスサーボを動作させて前記ディ
スクを追従して出力信号を生成し同時にトラッキングサ
ーボは停止させて該ディスク上のトラックを追従しない
ようにするステップ（Ｓ１１）と、該ディスクが回転し
ている間に前記ピックアップアセンブリが移送され回転
中の該ディスクのトラックを横切り該ディスク上のトラ
ックとそのほかの部分で反射される光量の差によりトラ
バース信号を生成するステップ（Ｓ１２）と、前記トラ
バース信号を整形した後生成されるトラバース信号のパ
ルス数をカウントするステップ（Ｓ１３）と、ピックア
ップアセンブリ（２１）がトラックピッチの測定のため
に移送するステップ（Ｓ１４）と、該移送中に前記ディ
スクの回転数を測定して記憶するステップ（Ｓ１５）
と、前記測定されたトラバース信号のパルス数と前記ピ
ックアップアセンブリを移送させた物理的距離を用い現
在回転している前記ディスクのトラックピッチを計算す
るステップ（Ｓ１６）と、前記計算されたトラックピッ
チにより目標トラックを計算しシーク動作を行うステッ
プ（Ｓ１７）と、を含んでなる光ディスクのトラック偏
差補正方法を提供する。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
を詳細に説明する。添付図面において、図２は本発明に
よるピックアップ移送装置の内部構成を概略的に示すブ
ロック構成図、図３は本発明によるトラバース信号を示
す例示図、図４は本発明による光ディスクのトラック偏
差補正方法を説明する流れ図である。図２に示すよう
に、本発明は、光ピックアップ移送装置によりデータ処
理を行う機器において、光ディスク１０に格納されてい
るデータを読み出すための動作として、ディスク１０上
のトラックピッチを測定するため、ピックアップアセン
ブリ２１を一定の距離移送させ、ピックアップアセンブ
リ２１が動いた物理的な距離の計算を行う。一般に、ピ
ックアップアセンブリを移送させる移送装置は、図２に
示すように、フィードモータ２２とスピンドルモータ２
３などのモータを用いるため、このようなモータの仕様
を考慮すると、ピックアップアセンブリ２１が実質的に
動く物理的な距離を計算することができる。
を詳細に説明する。添付図面において、図２は本発明に
よるピックアップ移送装置の内部構成を概略的に示すブ
ロック構成図、図３は本発明によるトラバース信号を示
す例示図、図４は本発明による光ディスクのトラック偏
差補正方法を説明する流れ図である。図２に示すよう
に、本発明は、光ピックアップ移送装置によりデータ処
理を行う機器において、光ディスク１０に格納されてい
るデータを読み出すための動作として、ディスク１０上
のトラックピッチを測定するため、ピックアップアセン
ブリ２１を一定の距離移送させ、ピックアップアセンブ
リ２１が動いた物理的な距離の計算を行う。一般に、ピ
ックアップアセンブリを移送させる移送装置は、図２に
示すように、フィードモータ２２とスピンドルモータ２
３などのモータを用いるため、このようなモータの仕様
を考慮すると、ピックアップアセンブリ２１が実質的に
動く物理的な距離を計算することができる。
【００１０】図４は本発明による光ディスクのトラック
偏差補正方法を説明するための流れ図であって、前記ピ
ックアップアセンブリ２１が移送されるとき、ピックア
ップアセンブリサーボはフォーカスサーボを起動させて
ディスク１０を追従して信号を生成することができるよ
うにし、トラッキングサーボは停止させてディスク上の
トラックを追従しないようにする（Ｓ１１）。ディスク
１０が回転している間にピックアップアセンブリ２１を
移送させると、ディスク１０の半径方向に通過するた
め、ディスク上のトラックを横切って動くことになる
（Ｓ１２）。ここで、トラックサーボは停止されている
ため、トラックは追従しなく、フォーカスサーボのみが
起動されている状態であるため、ディスク１０上のトラ
ックとそのほかの部分で反射される光量の違いにより、
図３に示すようなトラバース信号を生成することにな
る。
偏差補正方法を説明するための流れ図であって、前記ピ
ックアップアセンブリ２１が移送されるとき、ピックア
ップアセンブリサーボはフォーカスサーボを起動させて
ディスク１０を追従して信号を生成することができるよ
うにし、トラッキングサーボは停止させてディスク上の
トラックを追従しないようにする（Ｓ１１）。ディスク
１０が回転している間にピックアップアセンブリ２１を
移送させると、ディスク１０の半径方向に通過するた
め、ディスク上のトラックを横切って動くことになる
（Ｓ１２）。ここで、トラックサーボは停止されている
ため、トラックは追従しなく、フォーカスサーボのみが
起動されている状態であるため、ディスク１０上のトラ
ックとそのほかの部分で反射される光量の違いにより、
図３に示すようなトラバース信号を生成することにな
る。
【００１１】前記トラバース信号を見ると、一つのトラ
ックを横切るたびに１周期の信号が生成されることが分
かる。すなわち、トラバース信号を整形した後、生成さ
れるトラバース信号のパルス数をカウントすると（Ｓ１
３）、ピックアップアセンブリ２１が通過したディスク
１０のトラック数を知ることができる。ピックアップア
センブリ２１がトラックピッチの測定のために移送され
る間（Ｓ１４）、ディスク１０の回転数も一緒に測定さ
れてメモリに格納される（Ｓ１５）。前記測定されたト
ラバース信号のパルス数とピックアップアセンブリ２１
を移送させた物理的な距離から計算すると、現在回転し
ているディスクのトラックピッチを計算することができ
（Ｓ１６）、計算されたトラックピッチにより通常の目
標トラックを計算するとともにシーク動作を行う（Ｓ１
７）。ここで、前記ピックアップアセンブリ２１を移送
させる速度とディスクの回転速度によって、前記トラッ
クピッチの測定における測定正確度が左右できる。した
がって、ディスクの回転速度はできるだけ低速にしたほ
うが有利である。
ックを横切るたびに１周期の信号が生成されることが分
かる。すなわち、トラバース信号を整形した後、生成さ
れるトラバース信号のパルス数をカウントすると（Ｓ１
３）、ピックアップアセンブリ２１が通過したディスク
１０のトラック数を知ることができる。ピックアップア
センブリ２１がトラックピッチの測定のために移送され
る間（Ｓ１４）、ディスク１０の回転数も一緒に測定さ
れてメモリに格納される（Ｓ１５）。前記測定されたト
ラバース信号のパルス数とピックアップアセンブリ２１
を移送させた物理的な距離から計算すると、現在回転し
ているディスクのトラックピッチを計算することができ
（Ｓ１６）、計算されたトラックピッチにより通常の目
標トラックを計算するとともにシーク動作を行う（Ｓ１
７）。ここで、前記ピックアップアセンブリ２１を移送
させる速度とディスクの回転速度によって、前記トラッ
クピッチの測定における測定正確度が左右できる。した
がって、ディスクの回転速度はできるだけ低速にしたほ
うが有利である。
【００１２】前記ピックアップアセンブリ２１の移送速
度が速くなると、トラバースの周波数が高くなってパル
スカウントに影響を与えるため、機器の環境によってト
ラバース信号が適当な周波数となるようにピックアップ
アセンブリの移送速度を調節するとよい。そして、考慮
すべきもう一つのものがある。それは、ディスクごとに
異なるディスクの偏心量である。ディスク上でデータを
格納しているトラックはディスク上に螺旋形に存在す
る。このようなトラックの中心とディスクの物理的回転
中心とのずれた程度を偏心という。前記ディスク１０に
このような偏心が存在する場合、ディスク１０の回転
時、トラック上のデータを読み出すピックアップがディ
スク上に停止しているとしても、トラックの中心はディ
スク１０の回転中心からずれているため、ピックアップ
を基準とすると、トラックは回転しながら遊動すること
になる。ピックアップを基準とするとき、トラックが回
転しながら遊動する量は各ディスク１０の偏心量によっ
て異なることになる。
度が速くなると、トラバースの周波数が高くなってパル
スカウントに影響を与えるため、機器の環境によってト
ラバース信号が適当な周波数となるようにピックアップ
アセンブリの移送速度を調節するとよい。そして、考慮
すべきもう一つのものがある。それは、ディスクごとに
異なるディスクの偏心量である。ディスク上でデータを
格納しているトラックはディスク上に螺旋形に存在す
る。このようなトラックの中心とディスクの物理的回転
中心とのずれた程度を偏心という。前記ディスク１０に
このような偏心が存在する場合、ディスク１０の回転
時、トラック上のデータを読み出すピックアップがディ
スク上に停止しているとしても、トラックの中心はディ
スク１０の回転中心からずれているため、ピックアップ
を基準とすると、トラックは回転しながら遊動すること
になる。ピックアップを基準とするとき、トラックが回
転しながら遊動する量は各ディスク１０の偏心量によっ
て異なることになる。
【００１３】また、これは、前記トラックピッチの測定
時に使用しているトラバース信号にそのまま反映される
ことになる。したがって、ディスク１０ごとに異なるデ
ィスクの偏心の影響により現れるこの成分を除去するこ
とにより、トラックピッチを測定することにおける誤差
を最小化することができる。前記ディスク１０の偏心の
影響により現れるトラバース信号成分の測定はつぎのよ
うな方法で行われる。まず、ピックアップアセンブリサ
ーボは、フォーカスサーボを起動させてディスク１０を
追従して信号を生成し得るようにし、トラッキングサー
ボは停止させてディスク上のトラックを追従しないよう
にする。そして、ピックアップアセンブリのフィードサ
ーボを停止してピックアップアセンブリ２１が停止する
ようにする。その後、ディスクの回転数をモニタリング
し、前記方法のとおりにトラバース信号のパルスをカウ
ントし、ディスク１回転当たり生成されるトラバース信
号のパルス数が正にディスクの偏心成分により発生する
量である。したがって、前記トラックピッチの測定時、
カウントされたトラバース信号パルス数から、ディスク
偏心により発生したトラバース信号パルス数にトラック
ピッチの測定時に測定して記憶しているディスクの回転
数をかけて得たものを引くと、求めようとする正確なパ
ルスを得ることができる。
時に使用しているトラバース信号にそのまま反映される
ことになる。したがって、ディスク１０ごとに異なるデ
ィスクの偏心の影響により現れるこの成分を除去するこ
とにより、トラックピッチを測定することにおける誤差
を最小化することができる。前記ディスク１０の偏心の
影響により現れるトラバース信号成分の測定はつぎのよ
うな方法で行われる。まず、ピックアップアセンブリサ
ーボは、フォーカスサーボを起動させてディスク１０を
追従して信号を生成し得るようにし、トラッキングサー
ボは停止させてディスク上のトラックを追従しないよう
にする。そして、ピックアップアセンブリのフィードサ
ーボを停止してピックアップアセンブリ２１が停止する
ようにする。その後、ディスクの回転数をモニタリング
し、前記方法のとおりにトラバース信号のパルスをカウ
ントし、ディスク１回転当たり生成されるトラバース信
号のパルス数が正にディスクの偏心成分により発生する
量である。したがって、前記トラックピッチの測定時、
カウントされたトラバース信号パルス数から、ディスク
偏心により発生したトラバース信号パルス数にトラック
ピッチの測定時に測定して記憶しているディスクの回転
数をかけて得たものを引くと、求めようとする正確なパ
ルスを得ることができる。
【００１４】
【数２】
@002
上記式[数２]において、Ｐはトラックピッチ、ＮTはト
ラバース信号パルスの総数、ＮEは偏心成分によるトラ
バース信号パルス数、Ｒはディスクの回転数、Ｓはピッ
クアップの物理的移送距離を示す。こうして得られたト
ラバース信号のパルス数とピックアップアセンブリを移
送させた物理的距離を用いて計算すると、現在回転して
いるディスクの正確なトラックピッチを最終に計算する
ことができる。前記のように、本発明は、最終に計算さ
れたトラックピッチ値を用いて、ピックアップアセンブ
リがデータを読み出すために所望の位置に移送させる動
作を行うに際して、移送すべき目標トラック数を換算す
るアルゴリズムにこの計算値を適用させると、ディスク
規格に合わなくて、ディスクのトラックピッチが規格に
違うディスクに対しても対応できる目標トラック数が導
出されるため、正確な移送動作を行うことができる。ま
た、本発明による光ディスクのトラック偏差補正方法は
前記実施例に限定されるものでなく、その技術的要旨を
外れない範囲内で多様に変形及び変更して実施すること
ができる。
ラバース信号パルスの総数、ＮEは偏心成分によるトラ
バース信号パルス数、Ｒはディスクの回転数、Ｓはピッ
クアップの物理的移送距離を示す。こうして得られたト
ラバース信号のパルス数とピックアップアセンブリを移
送させた物理的距離を用いて計算すると、現在回転して
いるディスクの正確なトラックピッチを最終に計算する
ことができる。前記のように、本発明は、最終に計算さ
れたトラックピッチ値を用いて、ピックアップアセンブ
リがデータを読み出すために所望の位置に移送させる動
作を行うに際して、移送すべき目標トラック数を換算す
るアルゴリズムにこの計算値を適用させると、ディスク
規格に合わなくて、ディスクのトラックピッチが規格に
違うディスクに対しても対応できる目標トラック数が導
出されるため、正確な移送動作を行うことができる。ま
た、本発明による光ディスクのトラック偏差補正方法は
前記実施例に限定されるものでなく、その技術的要旨を
外れない範囲内で多様に変形及び変更して実施すること
ができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、ディスクのトラッ
クピッチが規格に違うディスクに対しても対応できるよ
うにすることにより、ピックアップアセンブリがディス
ク上の所望位置のデータを読み出すために行う移送動作
を誤差なしに正確に行うことができるという効果があ
る。
クピッチが規格に違うディスクに対しても対応できるよ
うにすることにより、ピックアップアセンブリがディス
ク上の所望位置のデータを読み出すために行う移送動作
を誤差なしに正確に行うことができるという効果があ
る。
【図１】光ディスクのトラックピッチを説明するための
例示図である。
例示図である。
【図２】本発明によるピックアップ移送装置の内部構成
を概略的に示すブロック構成図である。
を概略的に示すブロック構成図である。
【図３】本発明によるトラバース信号を示す例示図であ
る。
る。
【図４】本発明による光ディスクのトラック偏差補正方
法を説明するための流れ図である。
法を説明するための流れ図である。
１０ 光ディスク
２１ ピックアップアセンブリ
２２ フィードモータ
２３ スピンドルモータ
Claims (2)
- 【請求項１】 光ピックアップを用いて、ディスク（１
０）上に格納されているデータを処理する機器のトラッ
ク偏差補正方法において、 ピックアップアセンブリ（２１）が移送されるときフォ
ーカスサーボを動作させて前記ディスクを追従して出力
信号を生成し同時にトラッキングサーボは停止させて該
ディスク上のトラックを追従しないようにするステップ
（Ｓ１１）と、該ディスクが回転している間に前記ピッ
クアップアセンブリが移送され回転中の該ディスクのト
ラックを横切り該ディスク上のトラックとそのほかの部
分で反射される光量の差によりトラバース信号を生成す
るステップ（Ｓ１２）と、前記トラバース信号を整形し
た後生成されるトラバース信号のパルス数をカウントす
るステップ（Ｓ１３）と、ピックアップアセンブリ（２
１）がトラックピッチの測定のために移送するステップ
（Ｓ１４）と、該移送中に前記ディスクの回転数を測定
して記憶するステップ（Ｓ１５）と、前記測定されたト
ラバース信号のパルス数と前記ピックアップアセンブリ
を移送させた物理的距離を用い現在回転している前記デ
ィスクのトラックピッチを計算するステップ（Ｓ１６）
と、前記計算されたトラックピッチにより目標トラック
を計算しシーク動作を行うステップ（Ｓ１７）と、を含
んでなることを特徴とする光ディスクのトラック偏差補
正方法。 - 【請求項２】 前記トラックピッチを計算する段階にお
いて、 トラックピッチは[数１]で計算され、 【数１】 @001 [数１]において、Ｐはトラックピッチ、ＮTはトラバー
ス信号パルスの総数、Ｒはディスクの回転数、ＮEは偏
心成分によるトラバース信号パルス数、Ｓはピックアッ
プの物理的移送距離であることを特徴とする請求項１記
載の光ディスクのトラック偏差補正方法。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
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|---|---|
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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Also Published As
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