JPH0536097A - 記録再生ヘツドの速度検出方式 - Google Patents

記録再生ヘツドの速度検出方式

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JPH0536097A
JPH0536097A JP3214110A JP21411091A JPH0536097A JP H0536097 A JPH0536097 A JP H0536097A JP 3214110 A JP3214110 A JP 3214110A JP 21411091 A JP21411091 A JP 21411091A JP H0536097 A JPH0536097 A JP H0536097A
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JP
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track
head
speed
recording
signal
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JP3214110A
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Masahiro Takasago
昌弘 高砂
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/02Driving or moving of heads
    • G11B21/08Track changing or selecting during transducing operation
    • G11B21/081Access to indexed tracks or parts of continuous track
    • G11B21/083Access to indexed tracks or parts of continuous track on discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08529Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの偏心に基づくトラック振れの影響
を除き、シーク時のトラックに対する相対ヘッド速度を
正確に検出する。 【構成】 予めトラック追従制御時(スイッチ12オン
により、精密及び粗の各サーボ系15〜16,17〜2
0が動作)に、光ヘッド9駆動用ボイルコイルモータ1
0の電流(光ヘッドの加速度に比例)を検出21して検
出データをメモリ23に記憶しておく。シーク時(スイ
ッチ30オン)に、検出電流21(ヘッドの固定部に対
する加速度を表す)にメモリ23のデータを加えて積分
33し、ヘッドのトラックに対する相対速度信号とした
後、ヘッドのトラック横断信号14をパルス化し微分3
2した信号と加算34する。加算出力39はトラック振
れを考慮したヘッドの正確な相対速度信号となるから、
これと目標速度信号40との比較38により、正確な速
度制御ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク装置や磁気
ディスク装置などのように、ディスク状の記録媒体に同
心円状または渦巻き状の情報トラックが設けられ、この
情報トラック上に記録再生ヘッドを位置決めするため記
録再生ヘッドを移動する方式に係り、特に、情報トラッ
クに対する記録再生ヘッドの相対速度を検出する記録再
生ヘッド速度検出方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ディスク装置などにおいて、
記録再生ヘッドをディスク状記録媒体の目標情報トラッ
ク上に位置決めするシーク方式として、記録再生ヘッド
が各情報トラックを横切ったときに得られる位置情報を
微分した値と、記録再生ヘッドを移動させる駆動電流を
積分した値との和を用いて、情報トラックに対する記録
再生ヘッドの相対速度を検出するものが知られている。
【0003】図2は、この種従来の磁気ディスク装置に
おけるシーク方式の概略構成を示したものである。シー
ク時に、記録再生ヘッド8aは、駆動コイル10aを含
むアクチュエータ機構によって記録媒体上の情報トラッ
クを横切って目標トラックまで移動され、この情報トラ
ックを横切るにつれてトラック横断信号すなわちヘッド
位置情報14aを検出する。ヘッド位置情報14aは、
パルス化回路31aでパルス化され、微分回路32aで
微分されることで、情報トラックに対する記録再生ヘッ
ド8aの相対速度を表す信号とされた後、加算回路34
aに加わる。この微分信号は、トラック毎に飛び飛びで
比較的高い周波数成分を持ち、主に高いヘッド速度のと
きに検出できる信号である。一方、シーク時の記録再生
ヘッドアクチュエータ(駆動コイル)10aの駆動電流
は、電流検出回路21aにより検出され、積分回路33
aで積分された後加算回路34aに加わる。この検出電
流は、記録再生ヘッドの加速度にほぼ対応するから、そ
の積分したものは記録再生ヘッドの絶対速度(基板やモ
ータなどの固定部に対する速度)にほぼ対応している。
また、この積分信号は、比較的低い周波数成分を持つ連
続した信号で、低いヘッド速度のときに検出できる信号
である。加算回路34aの出力vdは、広帯域化された
連続信号で、検出された記録再生ヘッド速度信号を表し
ている。検出速度信号vdは減算回路38aの一方の入
力端に加わる。一方、記録再生ヘッドを目標トラックま
で移動させるため予め準備(登録)されている目標速度
データをD/A変換器36aでD/A変換し、変換され
た目標速度信号(目標速度カーブ)40aを減算回路3
8aの他方の入力端に印加する。なお、目標速度信号4
0a中、tmは目標トラック位置に相当する。検出速度
信号vdと目標速度信号40aの差は増幅回路19aを
通ってパワーアンプ20aに供給され、パワーアンプ2
0aは記録再生ヘッド8aを目標トラックに位置付けさ
れるまで駆動する。
【0004】また、例えば特開平2−137129号公
報に記載されるように、光ディスク装置において光ヘッ
ドをシークさせる方式も知られている。光ディスク装置
では、隣接トラック間隔がきわめて狭いため、直接トラ
ックからの情報を使用することなく、その代りに光ヘッ
ドに外部スケールを付け、それから得られる位置信号で
光ヘッドを移動させる。この場合は、図2でヘッド位置
情報14aを記録再生ヘッドから取り出すのに代え、外
部スケールから得るようにされ、その他の構成及び動作
は図2と同様である。すなわち、光ヘッドの移動速度
は、外部スケールから得られる位置信号の微分値と光ヘ
ッドを駆動する電流の積分値の和により検出している。
しかし、この方式では、外部スケールによる位置決め精
度は粗いため、最終的に光ヘッドの制御を外部スケール
から情報トラックに切り換えて行うようにすることが必
要となり、このためシーク時間が遅くなる。この問題を
解決するため、光ディスク装置でも、図2に示した磁気
ディスク装置の場合と同様に、トラックから得られる位
置情報を直接使用して光ヘッドの位置決めを行う方式が
考えられるている。この場合、シーク時にトラックから
得られる位置情報を微分したものと、光ヘッドのアクチ
ュエータの駆動電流を積分したものと和により光ヘッド
の検出速度信号を得、これによって光ヘッドのシーク速
度を制御している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】シーク動作では、ヘッ
ドをディスク記録媒体の目標情報トラック上に速やかに
正しく移動し位置付けなければならないことを考慮する
と、ヘッドの移動速度は、絶対速度(固定部に対する速
度)でなく、横切る情報トラックに対する相対速度とし
て、これを目標速度カーブに合わせるように制御する必
要がある。
【0006】上記従来の、シーク時にトラックから得ら
れる位置情報を微分した信号とヘッドのアクチュエータ
の駆動電流を積分した信号との和によりヘッドの移動速
度を制御する方式では、位置情報の微分信号について一
応情報トラックに対する相対速度に対応するものとなっ
ているが、駆動電流の積分信号は情報トラックに対する
ものでなくモータなどの機構部が取付けられている基板
に対する絶対速度に対応するものとなっている。従っ
て、和信号中の積分信号成分が相当に大きく利いてくる
ような状態のときには、情報トラックに対する相対速度
の検出精度が悪くなり、目標トラックへ早く正確に位置
決めすることが困難になる。
【0007】ところで、ディスク記録媒体の偏心などに
よってその上の情報トラックがディスク記録媒体の回転
につれて半径方向に振れる場合には、上述のヘッドの絶
対速度は同じでも相対速度は大きく違って来る。また、
各情報トラックの半径方向の位置も一定でなく、ディス
ク媒体の回転につれて揺れ動く。この偏心によるトラッ
ク振れが相対速度に及ぼす影響は、光ディスク記録媒体
のように情報トラック密度が増す程(トラックピッチが
狭い程)、またヘッドの移動速度が遅い程大きくなる。
【0008】図3により、この問題を説明する。図3で
横軸は光ディスク記録媒体のほぼ1回転分をそれに要す
る時間tで表し、縦軸は該記録媒体上の情報トラック
(この場合同心円状とする)の半径方向の位置xを表し
ている。N−1,N,N+1,N+2,……は、情報ト
ラックである。トラックN−1,N,N+1,N+2,
……は、偏心などのため、図示のように1回転の間に正
弦波状に変化する。記録媒体の回転数は普通2400r
pm〜3000rpm程度(回転周期は20msec〜
25msec程度)である。これに対して、一般にヘッ
ドのシークに要する時間は、隣りのトラックのように最
も短いとき1msec程度、最内周から最外周のように
最も遠いトラックへシークするとき100〜200ms
程度である。また、トラックピッチは1.5μm程度で
あり、これに対して偏心によるトラック振れ幅は100
μmのように50〜60本分(1桁以上)のトラック本
数に達することがある。
【0009】今、光ヘッドが図のHaに示すようにトラ
ックを横切ってシークされる場合、光ヘッドの絶対速度
(固定部に対する速度)は、不動のトラックを仮定して
[トラックピッチ/ΔT]のように求まるが、情報トラ
ックに対する相対速度は光ディスク記録媒体の偏心のた
め[トラックピッチ/ΔTa]のように変化する。この
相対速度は光ディスクの回転位相によって変わり、例え
ばHbに示す位相では[トラックピッチ/ΔTb]とな
る。トラック振れがヘッドの移動方向に増大して行くと
きには相対速度は絶対速度よりも遅くなり、トラック振
れが移動方向とは逆向きに増大して行くときには相対速
度は絶対速度よりも速くなる。また、光ディスクの回転
速度が緩やかになる程、偏心によるトラック振れの相対
速度に与える影響が大きくなる。更に、この偏心による
相対速度の変動は、ディスクの回転に同期したものであ
り、その回転を周期として正弦波状に連続して規則的に
繰り返し発生し、またその速度変動の周波数成分は比較
的低い値である。
【0010】磁気ディスク装置のように比較的トラック
ピッチが粗いディスク装置でも、程度の差こそあれ同様
な問題は発生する。
【0011】上記従来技術の、シーク時にトラックから
得られる位置情報の微分信号と光ヘッドのアクチュエー
タ駆動電流の積分信号との和の速度信号により光ヘッド
移動速度を制御する方式では、上述のように微分信号は
一応トラックに対するヘッドの相対速度信号ではあって
も、飛び飛びで比較的高い周波数成分の信号であるた
め、これによって偏心に基づく連続した比較的低い周波
数成分の相対速度変動を検出し伝達することはできな
い。また、積分信号は一応比較的低い周波数成分の連続
した信号ではあるが、これはヘッドの絶対速度信号であ
って相対速度信号でないため、やはり偏心に基づく相対
速度変動を検出し伝達することはできない。このため、
従来技術では、偏心などに基づくトラック振れによって
生じる相対速度変動を正確に検出することができず、ヘ
ッドを目標トラックに速やかに正確に位置付けるように
制御することが困難であった。
【0012】上記従来技術は、この問題について、なに
も考慮されていない。
【0013】従って、本発明の目的は、上記従来技術の
問題点を解決し、シーク時にディスク状記録媒体に記録
再生ヘッドを位置決め制御するために記録再生ヘッドの
速度を検出するヘッド速度検出方式において、記録媒体
の偏心などによるトラック振れの影響をなくして正確に
記録再生ヘッドの情報トラックに対する速度を検出し、
もって高精度高速の記録再生ヘッドの位置決め制御がで
きるようにすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ディスク状記録媒体に情報を記録しまた
は再生するヘッドと、前記ヘッドを前記記録媒体の目標
トラックに位置決めするためのヘッド駆動手段と、前記
ヘッド駆動手段を制御する制御手段とを有する情報記録
再生装置において、予め前記記憶媒体の少なくとも1回
転区間のトラック振れに関するデータを作成してこのデ
ータを記憶する手段と、シーク時に、前記ヘッドが前記
記憶媒体上のトラックを横切るとき得られる位置情報を
微分してトラックに対する第1のヘッド速度情報を導出
する手段と、シーク時に、前記ヘッド駆動手段の駆動電
流を積分して固定部に対するヘッド速度情報を導出する
手段と、前記固定部に対するヘッド速度情報を前記トラ
ック振れに関するデータにより修正してトラックに対す
る第2のヘッド速度情報を得、さらに前記第1及び第2
のヘッド速度情報を合成してトラックに対する第3のヘ
ッド速度情報を得る手段とにより構成する。
【0015】具体的には、前記トラック振れに関するデ
ータを作成してこのデータを記憶する手段は、予めトラ
ック追従制御を行っているときに、前記ヘッド駆動手段
に供給される駆動電流を少なくとも記録媒体の1回転区
間に亘って検出する手段と、検出された駆動電流を記憶
する手段とにより構成される。あるいは、このデータ作
成及び記憶手段は、予めヘッドを記録媒体の一定半径位
置に静止した状態で該記録媒体を回転し、そのときにヘ
ッドを横切るトラックの本数を記録媒体の少なくとも1
回転区間のいくつかの回転位相において計数し、計数結
果からトラック振れを求めこれを記憶する手段により構
成することもできる。
【0016】トラック振れに関するデータは、ディスク
記録媒体の任意の一本のトラックについて測定して求め
るだけでもよいが、ディスク記録媒体の最内周、中央、
最外周の3個所のトラックについて測定し、シーク時の
ヘッドま位置に応じてこれらの測定データの最寄りのも
のを使い分けてもよい。
【0017】
【作用】上記構成に基づく作用を説明する。
【0018】シーク時において、ヘッドがディスク記録
媒体上のトラックを横切るときに得られる位置情報(ト
ラック横断信号)を微分したもの(第1のヘッド速度情
報)は、一応トラックに対するヘッドの移動速度を表し
ているが、記録媒体の偏心などによるトラック振れのた
め生じる連続的な比較的ゆっくりした速度変動成分を含
んでおらず、また、シーク時のヘッド駆動手段(ヘッド
アクチュエータのボイスコイルモータ)の駆動電流を積
分したもの(ヘッド速度情報)は連続的な比較的ゆっく
りした速度変動成分を含んでいるが、固定部に対するヘ
ッド移動速度を表しトラックに対するヘッド移動速度を
表していない。
【0019】本発明によれば、この駆動電流を積分して
得たヘッド速度情報に、トラック振れに関するデータと
して予めシークの前に作成しておいたデータ(すなわ
ち、トラック振れのため生じる速度変動成分)が加算さ
れる。これにより、トラック振れの影響を考慮したトラ
ックに対する相対ヘッド移動速度情報(第2のヘッド速
度情報)が得られる。第1及び第2のヘッド速度情報を
加算することにより、トラック振れによる速度変動成分
を含む広帯域の高精度のヘッド移動速度情報(第3のヘ
ッド速度情報)がトラックに対する相対速度として得ら
れるので、これを用いて正確で高速のヘッド位置決め
(シーク)制御を行うことができる。
【0020】上記のように、シーク中にヘッド駆動手段
に供給される駆動電流を積分したものは、ヘッドの固定
部に対する絶対速度を表しており、これからはトラック
振れを検出することはできない。トラック振れ量または
トラック振れ量に基づくヘッド移動速度変動の検出は、
シーク動作に入る前に、予め行う必要がある。
【0021】トラック振れ量に基づく移動速度変動の検
出法として、例えばディスク装置の立ち上げ時や、ディ
スク記録媒体のローディング時など、シーク動作の前
に、トラック追従制御を行なって、そのときのヘッド駆
動手段の駆動電流を積分したもの(これは、トラック振
れに基づく速度変動に対応している)を少なくともディ
スクの1回転分について、基準位置からの回転角度(位
相)の関数として求めて、これを記憶しておく。あるい
は、これに代えて、ヘッドをディスクの一定半径位置に
固定したままディスクを回転し、そのとき横切るトラッ
クの本数を基準位置からの回転角度の関数として求めて
記憶しておいてもよい。いずれの場合でも、記憶は、ト
ラック振れ量としてでも、トラック振れ量に基づく速度
変動量としてでもよい。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0023】図1は本発明の一実施例の構成図である。
1は光ディスク、2はスピントルモータ、3は半導体レ
ーザ、4はガルバノミラー、5は対物レンズ、6はビー
ムスプリッタ、7は光検出器、8はアンプである。
【0024】ディスク1はスピンドルモータ2で回転す
る。半導体レーザ3から出射した光は、ガルバノミラー
4を通って対物レンズ5で絞り込まれディスク1に至
る。ディスク1で反射した光は同様に対物レンズ5,ガ
ルバノミラー4,ビームスプリッタ6を通して光検出器
7に至る。この反射した光により、ディスク上の情報ト
ラックと光スポットの相対位置関係が得られる。光検出
器7で電気信号に変換された信号は、アンプ8で増幅さ
れ、光スポットを情報トラックに追従させ又はトラック
からトラックへ移動させるのに必要な位置情報信号14
となる。半導体レーザ3を含む光学系3〜7は、光ヘッ
ド9として、ボイスコイルモータ10で半径方向に移動
することができる。
【0025】15はフィルタ、16はパワーアンプで、
これらとガルバノミラー4により光ヘッドの情報トラッ
ク追従精密サーボ系を構成する。また、17は低域瀘波
回路18はフィルタ、19は加算回路、20はパワーア
ンプで、これらとボイスコイルモータ10により、光ヘ
ッドの情報トラック追従粗サーボ系を構成する。光スポ
ットを情報トラックに追従させるためには、制御部11
からスイッチ12を閉じさせる制御信号13を指示す
る。(なお、このとき、後記のスイッチ30は開いてい
る)。トラックと光スポットの相対位置を表す信号(以
下簡単のためトラック信号と称す)14は1つはサーボ
系安定化のためのフィルタ15を通り、パワーアンプ1
6でガルバノミラー4を駆動する。ガルバノミラー4
は、トラックの微小な振れに光スポットを追従させる働
きをする。もう一方は低域瀘波回路17を通じてトラッ
ク信号の低域成分のみをとり出し、サーボ系安定化のた
めのフィルタ18、加算回路19、パワーアンプ20を
経てボイスコイルモータ10を駆動する。
【0026】21は電磁検出回路、22はA/D変換
器、23はメモリ、24はD/A変換器、25は低域瀘
波回路である。粗サーボ系におけるボイスコイルモータ
10は、光ヘッド9全体をトラックの振れの比較的大き
な成分に追従させ、精密サーボ系におけるガルバノミラ
ー4による光スポットの移動分を少なくする働きをし、
これによりいわゆるダブルトラッキングサーボ系を構成
する。本実施例では、このときのボイスコイルモータ1
0の駆動電流は、電流検出回路21で検出される。これ
をA/D変換器22でディジタル化し、ディジタルメモ
リ23に取り込む。A/D変換するタイミング、及びメ
モリ23にとり込むタイミングはそれぞれ、制御部11
から制御信号26,27によって指示される。メモリ
は、ディスクの1回転分に対応したメモリがあれば良
く、1回転分を所定角度ずつ分割して基準位置からの角
度(位相)の関数として検出測定データを取り込む。分
割は、細かくすればするほど精度が向上するが、速度制
御の帯域等によって決める。又制御部とデータのやりと
りを行って、何回転分かのデータを平均化する方法も可
能である。又A/D変換してメモリに取り込むタイミン
グは、ディスク装置が立上がった時点で最初に実施して
おけば後は書換える必要はない。但し、何番目のディス
クかあるいはディスクの何番目のトラックかなど、ディ
スクの場所によってトラック振れの量が違う可能性があ
るので、光スポットがトラックを追従している期間は常
に取込むという方式も考えられる。
【0027】さて、31はパルス化回路、32は微分回
路、33は積分回路、34,35は加算回路、36はD
/A変換器、38は減算回路で、これらはシーク時のヘ
ッド移動速度制御系を構成する。シーク時は、ボイスコ
イルモータ10で光ヘッド9全体を目標(目的)トラッ
クに向って高速度で動かす。このときスイッチ12は、
開いて、そのかわり、制御部11からスイッチ30を閉
じる指示が発せられる。このとき、光ヘッド9を目的ト
ラックまで移動させる目標速度データ37が制御部から
与えられる。目標速度データ37はD/A変換器36で
アナログ信号40に変換され減算回路38に入力され
る。減算回路38では、目標速度信号40と検出速度信
号39の差をとり、加算回路19を通してパワーアンプ
20により、ボイスコイルモータ10を駆動する。これ
により目標速度に従って光ヘッド9を目的トラックまで
移動させる。速度検出は、トラック信号(トラック横断
信号、ヘッド位置信号)14をパルス化回路31でパル
ス化し、微分回路32で微分することによって行われ
る。一方、さきのトラック追従時にメモリ23に書き込
まれた検出電流値(トラック振れに応じてヘッドを追従
駆動するときの加速度に比例している)が、制御部11
からの指示信号28のタイミングによりメモリ23から
読み出され、読み出された信号は、D/A変換器24に
よりアナログ信号に変換され、低域瀘波回路25でディ
ジタルノイズが除去された後、加算器35に印加され
る。このとき、加算器35では、電流検出回路21で検
出された検出電流値(ヘッドをシークのため高速移動す
るときの固定部に対する加速度に比例している)に前記
低域瀘波回路25からのアナログ信号が加算される。こ
の加算出力は積分回路33で積分されて、トラック振れ
による速度変動成分を含む、トラックに対する相対ヘッ
ド移動速度を表す信号とされ、更に、加算回路34に印
加される。(なお、積分33は、D/A変換器24の前
に、ディジタル的に行うこともできる)。加算回路34
では、この信号に、トラック信号14をパルス化回路3
1でパルス化し、微分回路32で微分した信号41(飛
び飛びの比較的速い速度変動成分をもちトラックに対す
るヘッド移動速度を表す)が加算され、最終的な検出速
度信号39が出力される。この速度信号39は、ディス
クの偏心によるトラック振れで発生する速度変動を含む
広帯域のヘッド移動速度情報であるから、そのときのト
ラックとヘッドとの間の相対的な実際の速度(特に目標
トラック近傍での相対速度)を正確に表している。これ
が減算回路38で目標速度信号40と比較され、制御系
は相対ヘッド速度を目標速度カーブに一致するように制
御する。これにより、シーク動作からトラック追従動作
に移るときの追従サーボへの引き込みがスムーズに速や
かに行われる。
【0028】以上の実施例では、トラック追従制御を行
うとき検出したボイスコイルモータの駆動電流(ヘッド
の加速度に比例)をそのままメモリに書き込み、その読
み出しのとき積分して速度に比例した信号としている
が、検出した駆動電流を積分して速度に比例した信号と
してからメモリに書き込んでおき、読み出し時にそのま
ま加算回路34に印加するようにしてもよい。また、メ
モリに書き込む信号としてトラック振れ量そのものを記
憶するようにしても、同様に目的を達成することができ
る。
【0029】シーク時のメモリからのトラック振れデー
タの読み出しは、ディスクの回転位相に同期して行うの
で、メモリ書込み時と同一回転位相での相対速度データ
がシーク時に付加される。
【0030】トラック追従時に検出するヘッド駆動電流
としては、上述のボイスコイル10(粗サーボ系)の駆
動電流だけでなく、ガルバノミラー4(精密サーボ系)
の駆動電流を合成するようにし、これによりボイルコイ
ル10のみで光ヘッドを駆動したときの駆動電流を予測
するようにすれば、より正確に補正をすることができ
る。
【0031】偏心によるトラック振れの検出法として、
上述のトラック追従制御時のヘッド駆動電流を検出測定
する代りに、例えば特開昭58−77037号公報に示
される、ヘッドを一定半径位置に静止した状態でディス
ク記録媒体と回転し、そのときのヘッドを横切るトラッ
ク本数を少なくともディスクの1回転分に亘っていくつ
かの回転位相において計数する方法を用いてもよい。
【0032】なお、ヘッドのトラック横断パルスを図示
しないカウンタに入力し、シーク中現在位置から目標ト
ラックまでの残トラック数を常にカウントするように
し、また、目標速度カーブを残トラック数の関数として
設定しておくことにより、偏心によるトラックの位置振
れが生じても、瞬時の残トラック数に応じた(トラック
に対する相対位置に応じた)相対速度でもってヘッド移
動速度を制御することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の記
録再生ヘッド速度検出方式によれば、トラック追従制御
時のヘッド駆動手段の駆動電流のような、記録媒体の少
なくとも1回転区間のトラック振れに関するデータを予
め作成して記憶しておき、シーク時に、ヘッド駆動手段
の駆動電流の積分信号(固定部に対するヘッドの速度を
表す)を前記トラック振れに関するデータにより修正し
てトラックに対する相対ヘッド速度情報を得、これを、
トラック横断による位置情報の微分信号と合成して最終
的なヘッド速度情報を得るようにしたので、ディスク記
録媒体の偏心等に基づくトラック振れがあっても、トラ
ックに対する相対的なヘッド速度を正確に検出すること
ができる効果がある。また、その結果、シーク時のヘッ
ドの相対速度を目標速度に正しく合致させるように制御
することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図である。
【図2】従来のディスク装置のシーク本式の概略構成図
である。
【図3】従来のディスク装置における偏心によるトラッ
ク振れの説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク記録媒体 2 スピンドルモータ 3 半導体レーザ 4 ガルバノミラー 5 対物レンズ 6 ビームスプリッタ 7 光検出器 9 光ヘッド 10 ボイスコイルモータ 11 制御部 15,16 トラック追従精密サーボ系 17〜20 トラック追従粗サーボ系 21 電流検出回路 23 メモリ 32 微分回路 33 積分回路 39 検出速度信号 40 目標速度信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に情報を記録しまた
    は再生するヘッドと、前記ヘッドを前記記録媒体の目標
    トラックに位置決めするためのヘッド駆動手段と、前記
    ヘッド駆動手段を制御する制御手段とを有する情報記録
    再生装置において、予め前記記録媒体の少なくとも1回
    転区間のトラック振れに関するデータを作成してこのデ
    ータを記憶する手段と、シーク時に、前記ヘッドが前記
    記憶媒体上のトラックを横切るときに得られる位置情報
    を微分してトラックに対する第1のヘッド速度情報を導
    出する手段と、シーク時に、前記ヘッド駆動手段の駆動
    電流を積分して固定部に対するヘッド速度情報を導出す
    る手段と、前記固定部に対するヘッド速度情報を前記ト
    ラック振れに関するデータにより修正してトラックに対
    する第2のヘッド速度情報を得、さらに前記第1及び第
    2のヘッド速度情報を合成してトラックに対する第3の
    ヘッド速度情報を得る手段とを備えたことを特徴とする
    記録再生ヘッドの速度検出方式。
  2. 【請求項2】 前記トラック振れに関するデータを作成
    してこのデータを記憶する手段は、予めトラック追従制
    御を行っているときに、前記ヘッド駆動手段に供給され
    る駆動電流を少なくとも記録媒体の1回転区間に亘って
    検出する手段と、検出された駆動電流を記憶する手段と
    により構成したことを特徴とする請求項1記載の記録再
    生ヘッドの速度検出方式。
  3. 【請求項3】 前記トラック振れに関するデータを作成
    してこのデータを記憶する手段は、予めヘッドを記録媒
    体の一定半径位置に静止した状態で該記録媒体を回転し
    そのとき横切るトラックの本数によりトラック振れを求
    めこれを記憶する手段により構成したことを特徴とする
    請求項1記載の記録再生ヘッドの速度検出方式。
  4. 【請求項4】 前記トラック振れに関するデータを、前
    記記録媒体の半径方向の複数個所について作成するよう
    に構成したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
    か1記載の記録再生ヘッドの速度検出方式。
  5. 【請求項5】 前記トラック振れに関するデータは、情
    報記録再生装置の起動時に作成して記憶するようにした
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1記載の記録
    再生ヘッドの速度検出方式。
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