JPH09190676A - 光ディスクの駆動方法および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクの駆動方法および光ディスク装置

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JPH09190676A
JPH09190676A JP237096A JP237096A JPH09190676A JP H09190676 A JPH09190676 A JP H09190676A JP 237096 A JP237096 A JP 237096A JP 237096 A JP237096 A JP 237096A JP H09190676 A JPH09190676 A JP H09190676A
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JP
Japan
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optical disk
meandering
optical
light beam
guide track
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Application number
JP237096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuto Soma
康人 相馬
Masayuki Shibano
正行 芝野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP237096A priority Critical patent/JPH09190676A/ja
Publication of JPH09190676A publication Critical patent/JPH09190676A/ja
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内溝の蛇行成分を抽出し、CLV制御を行
う光ディスク装置において、トラッキング制御がかかっ
ていない状態でも安定にCLV制御を行うことを可能と
する。 【解決手段】 ウオブル検出回路104、帯域通過フィ
ルタ105は案内溝の蛇行成分を抽出し、CLV制御回
路107は蛇行成分の周波数が所定値になるように、ス
ピンドルモータ102を駆動する。周波数検出回路10
9はトラッキング誤差信号の周波数を検出し、比較回路
110はトラッキング誤差信号の周波数が高ければ、切
替回路111をGND側に倒す。これにより、光ビーム
が案内溝を横切る速度が所定値以下の状態でのみCLV
制御をかけることができ、安定な動作を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディスクの回転
に応じて蛇行された(ウオブルされた)案内トラックを
有する光ディスクに対して情報の記録あるいは再生を行
うための光ディスクの駆動方法および光ディスク装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】記録可能な光ディスクとして、線速度一
定でディスクを回転させた状態で、所定の周波数で蛇行
させた案内溝を案内トラックとして形成し、記録再生動
作時には、蛇行の周波数を検出することによってCLV
(Constant Linear Velocit
y:線速度一定)サーボをかけることを可能としたもの
が開発されている。
【0003】このような光ディスクに記録再生を行う光
ディスク装置としては、例えば、特開平7−13008
6号公報に示すような光ディスク装置がある。以下、図
面を用いて従来の光ディスク装置について説明する。図
7は従来の光ディスク装置のブロック図である。図7に
おいて、501は蛇行された案内溝を有する光ディスク
である。502は光ディスク501を回転させるスピン
ドルモータである。503は光ディスク501に光ビー
ムを照射し、反射光を受け取り電気信号に変換して出力
する光ヘッドである。504は光ヘッド503が出力す
る電気信号から案内溝の蛇行成分を含む信号であるウオ
ブル信号を生成するウオブル検出回路である。
【0004】505,506はウオブル信号から蛇行成
分を抽出する帯域通過フィルタであり、帯域通過フィル
タ505は帯域が狭く、帯域通過フィルタ506は帯域
が広い。507はCLV制御回路509に入る信号を切
り替える切替回路である。508はウオブル信号を入力
し、このウオブル信号の周波数が所定の範囲内に入った
場合にロック信号を“H”にするロック検出回路であ
る。509は基準クロック生成回路510が発生する基
準クロックに基づき、帯域通過フィルタ505または5
06によって抽出された蛇行成分の周波数が所定の値に
なるようにスピンドルモータ502を駆動制御するCL
V制御回路である。
【0005】以下、従来の光ディスク装置の動作につい
て説明する。まず、光ヘッド503は光ディスク501
に光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換して出力
する。ウオブル検出回路504は、光ヘッド503が出
力する電気信号から、プッシュプル法によるトラッキン
グ誤差信号の生成を行う。トラッキング誤差信号とは、
光ビームと案内溝の相対的な位置ずれを示す信号であ
る。また、プッシュプル法とは、トラッキング方向に2
分割した光受光器の2つの出力の差からトラッキング誤
差信号を生成するものであり、すでに既知の技術であ
る。
【0006】案内溝が蛇行していると、2つの光検出器
の出力はそれぞれ交互に大きくあるいは小さく変化する
ため、この2つの出力の差を取ることにより、案内溝の
蛇行の成分が抽出できる。ここで生成されたトラッキン
グ誤差信号を蛇行成分を含んだ信号という意味でウオブ
ル信号を呼ぶこととする。さて、ウオブル検出回路50
4で抽出されたウオブル信号は、狭帯域特性を持った帯
域通過フィルタ505と広帯域特性を持った帯域通過フ
ィルタ506に入り、切替回路507によっていずれか
一方が選択され、CLV制御回路509に入る。切替回
路507の設定はロック検出回路508が出力するロッ
ク信号によって行われる。すなわち、起動時など、ウオ
ブル信号の周波数が所定の周波数範囲に収まっていなけ
れば、ロック信号は“L”となり、この場合、広帯域特
性を持つ帯域通過フィルタ506の出力が選択される。
回転が正規の回転に近づき、所定の範囲に収まればロッ
ク信号は“H”となり、狭帯域特性をもつ帯域通過フィ
ルタ505の出力が選択される。
【0007】CLV制御回路509は、切替回路507
が出力するウオブル信号を入力し、基準クロック発生回
路510が生成する基準クロックとウオブル信号の周波
数を比較し、ウオブル信号の周波数が所定の周波数にな
るようにスピンドルモータ502を駆動制御する。この
ような構成により、従来の光ディスク装置は、スピンド
ル起動時など、正規の回転をしておらず、通常用いる狭
帯域の帯域通過フィルタでは蛇行成分がカットされてし
まうような状況においても蛇行成分の抽出を行い、CL
V制御を可能としている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な光ディスク装置では、トラッキング制御がかかってお
らず光ビームが案内溝を横切るような場合には、安定に
スピンドルサーボをかけることが困難であった。ウオブ
ル信号はプッシュプル法によるトラッキング誤差信号の
検出と同じ方法で検出されるため、光ビームが案内溝を
横切ると、本来のトラッキング誤差信号がウオブル信号
に重畳され、蛇行成分と案内溝を横断している成分の区
別が難しくなる。このような状態で、広帯域の帯域通過
フィルタ505あるいは狭帯域のの帯域通過フィルタ5
06を用いてCLV制御をかけようとすると、CLV制
御回路509は、光スポットが案内溝を横断する周波数
を基準クロックが示す周波数に合わせようとする。蛇行
成分は、例えば22.05kHz程度に設定するのが普
通である。これに対し、正しい回転数における光スポッ
トの横断周波数は数kHz程度である。このため、CL
V制御回路509はスピンドルモータ502の回転数を
上げていく。横断周波数は回転数に比例するため、CL
V制御回路509は横断周波数が22.05kHzにな
るまで回転数を上げていく。その結果、異常に高い回転
でスピンドルモータ502を回転させてしまう危険があ
る。
【0009】また、案内溝上を光スポットが斜めに横切
るため、CLV制御の誤差を抽出するのに必要な周期の
蛇行成分を読み出す前に、光スポットが隣のトラックに
移動してしまう状態が生じる可能性がある。このような
状態に陥ると、正しく蛇行成分を抽出できなくなるた
め、CLV制御がかからなくなるという問題を有してい
た。
【0010】この発明はかかる点に鑑み、トラッキング
制御が外れて光ビームが案内溝を横断するような状況下
においても安定にCLV制御をかけることが可能となる
光ディスク装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ディス
クの駆動方法は、蛇行を施した、記録再生を行うための
案内トラックを有する光ディスクを、案内トラックの蛇
行成分に基づいて線速度が一定となるように駆動制御す
る方法であり、光ビームが案内トラックを横断する横断
速度が所定値より高くなったときに光ディスクの線速度
一定の制御を停止することを特徴とする。
【0012】この方法によると、横断速度が所定値より
低い場合は光ディスクを線速度が一定となるように制御
するが、横断速度が所定値より高くなると、光ディスク
の線速度一定の制御を停止する。これにより、横断速度
が高くなり光ビームが案内トラック上を通過する時間が
短くなることによって、蛇行成分を正しく抽出できなっ
た場合には、それ以上に光ディスクの回転速度が速くな
ることを防ぎ、安定にCLV制御をかけることを可能と
している。
【0013】請求項2記載の光ディスク装置は、蛇行を
施した、記録再生を行うための案内トラックを有する光
ディスクに対して記録再生を行うもので、光ディスクを
回転させる回転手段と、光ディスクに対して対物レンズ
を介して光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換し
て出力する光ヘッドと、光ヘッドが出力する電気信号か
ら蛇行成分を抽出する蛇行成分抽出手段と、蛇行成分抽
出手段により抽出された蛇行成分に基づいて回転手段を
駆動することにより光ディスクを線速度一定に回転させ
るCLV制御手段と、光ヘッドが出力する電気信号から
光ビームが案内トラックを横断する横断速度を検出する
横断速度検出手段と、横断速度検出手段が検出した横断
速度が所定値より低い場合にCLV制御手段の出力によ
って回転手段を駆動させ、横断速度が所定値より高い場
合に回転手段の駆動を停止させる駆動切替手段を備えて
いる。
【0014】この構成によると、光ヘッドが対物レンズ
を介して光ビームを光ディスクに照射し、反射光を電気
信号に変換して出力する。蛇行成分抽出手段は光ヘッド
が出力する電気信号から蛇行成分を抽出し、CLV制御
手段は抽出された蛇行成分を用いて回転手段を駆動する
ことにより光ディスクのCLV制御を行う。横断速度検
出手段は光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが
案内トラックを横断する横断速度を検出し、駆動切替手
段は、横断速度が所定値より低い場合はCLV制御手段
の出力によって回転手段を駆動させるが、横断速度が所
定値より高い場合は回転手段の駆動を停止させること
で、閉ループ制御である線速度一定の制御を停止し、開
ループ状態となる。これにより、横断速度が高くなり光
ビームが案内トラック上を通過する時間が短くなること
によって、蛇行成分を正しく抽出できなった場合には、
それ以上に光ディスクの回転速度が速くなることを防
ぎ、安定にCLV制御をかけることを可能としている。
【0015】請求項3記載の光ディスク装置は、蛇行を
施した、記録再生を行うための案内トラックを有する光
ディスクに対して記録再生を行うもので、光ディスクを
回転させる回転手段と、光ディスクに対して対物レンズ
を介して光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換し
て出力する光ヘッドと、光ヘッドが出力する電気信号か
ら蛇行成分を抽出する蛇行成分抽出手段と、蛇行成分抽
出手段により抽出された蛇行成分に基づいて回転手段を
駆動することにより光ディスクを線速度一定に回転させ
るCLV制御手段と、所定の直流電圧を発生する直流電
圧発生手段と、光ヘッドが出力する電気信号から光ビー
ムが案内トラックを横断する横断速度を検出する横断速
度検出手段と、横断速度検出手段が検出した横断速度が
所定値より低い場合にCLV制御手段の出力によって回
転手段を駆動させ、横断速度が所定値より高い場合に直
流電圧発生手段の出力によって回転手段を駆動させる駆
動切替手段を備えている。
【0016】この構成によると、光ヘッドが対物レンズ
を介して光ビームを光ディスクに照射し、反射光を電気
信号に変換して出力する。蛇行成分抽出手段は光ヘッド
が出力する電気信号から蛇行成分を抽出し、CLV制御
手段は抽出された蛇行成分を用いて回転手段を駆動する
ことにより光ディスクのCLV制御を行う。横断速度検
出手段は光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが
案内トラックを横断する横断速度を検出し、駆動切替手
段は、横断速度が所定値より低い場合はCLV制御手段
の出力によって回転手段を駆動させるが、横断速度が所
定値より高い場合は直流電圧発生手段の出力によって回
転手段を駆動させることで、閉ループ制御である線速度
一定の制御を停止し、開ループ状態となる。
【0017】この際、直流電圧発生手段の出力である所
定の直流電圧としては、正の所定電圧、零電圧および負
の所定電圧の何れの電圧もとることができる。正の所定
電圧を加えた場合には、回転手段に加速方向の起動力が
与えられ、回転手段の摩擦等の抵抗に比べて回転手段に
加えられる電圧値により決まる起動力が小さい場合には
回転手段の回転数は徐々に低下し、やがて停止すること
になる。ただ、停止するまでに要する時間は、回転手段
に加えられる電圧値が零電圧の場合、つまり駆動を停止
している状態よりも長くなる。また、上記の回転手段の
摩擦等の抵抗と起動力が等しい場合は、一定の回転数で
回転する。さらに、上記の回転手段の摩擦等の抵抗より
起動力が大きい場合は、回転数が徐々に上がる。零電圧
を加えた場合、回転手段に何の起動力も与えられないの
で、回転手段は惰性で回転し、摩擦等の抵抗によって徐
々に回転数が低下していく。また、負電圧を加えた場合
には、回転手段に対して減速方向の起動力が与えられる
ので、零電圧を加えた場合に比べて短い時間内に回転が
低下することになる。
【0018】これにより、横断速度が高くなり光ビーム
が案内トラック上を通過する時間が短くなることによっ
て、蛇行成分を正しく抽出できなった場合には、それ以
上に光ディスクの回転速度が速くなることを防ぎ、安定
にCLV制御をかけることを可能としている。請求項4
記載の光ディスクの駆動方法は、蛇行を施した、記録再
生を行うための案内トラックを有する光ディスクを、案
内トラックの蛇行成分に基づいて線速度が一定となるよ
うに駆動制御する方法であり、光ビームが案内トラック
上から外れて隣接した2本の案内トラック間に位置する
ようになったときに、光ディスクの線速度一定の制御を
停止することを特徴とする。
【0019】この方法によると、光ビームが案内トラッ
ク上に位置する場合は、光ディスクを線速度が一定とな
るように制御するが、光ビームが案内トラック上から外
れて2本の隣接した案内トラック間に位置するようにな
ると、光ディスクの線速度一定の制御を停止する。これ
により、光ビームが案内トラック上に位置せず、蛇行成
分を読み出せないような場合は、CLV制御を停止する
ことができ、蛇行成分を正確に検出できないことに起因
した誤ったCLV制御を行わないようにすることがで
き、安定したCLV制御を行うことができる。
【0020】請求項5記載の光ディスク装置は、蛇行を
施した、記録再生を行うための案内トラックを有する光
ディスクに対して記録再生を行うもので、光ディスクを
回転させる回転手段と、光ディスクに対して対物レンズ
を介して光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換し
て出力する光ヘッドと、光ヘッドが出力する電気信号か
ら蛇行成分を抽出する蛇行成分抽出手段と、蛇行成分抽
出手段により抽出された蛇行成分に基づいて回転手段を
駆動することにより光ディスクを線速度一定に回転させ
るCLV制御手段と、光ヘッドが出力する電気信号か
ら、光ビームが案内トラック上に位置するかどうかを示
すオフトラック信号を生成するオフトラック検出手段
と、オフトラック検出手段により生成されたオフトラッ
ク信号を入力し、光ビームが案内トラック上に位置する
場合はCLV制御手段の出力で回転手段を駆動させ、光
ビームが隣接する2本の案内トラック間に位置する場合
は回転手段の駆動を停止する駆動切替手段を備えてい
る。
【0021】この構成によると、光ヘッドが対物レンズ
を介して光ビームを光ディスクに照射し、反射光を電気
信号に変換して出力する。蛇行成分抽出手段は光ヘッド
が出力する電気信号から蛇行成分を抽出し、CLV制御
手段は抽出された蛇行成分を用いて回転手段を駆動する
ことにより光ディスクのCLV制御を行う。オフトラッ
ク検出手段は、ビームが案内トラック上に位置するかど
うかを判断し、光ビームが案内トラック上に位置する場
合は、駆動切替手段はCLV制御手段の出力で回転手段
を駆動させるが、光ビームが案内トラック上に位置しな
い場合には駆動切替手段は回転手段の駆動を停止させ
る。これにより、光ビームが案内トラック上に位置せ
ず、蛇行成分を読み出せないような場合は、CLV制御
を停止することができ、蛇行成分を正確に検出できない
ことに起因した誤ったCLV制御を行わないようにする
ことができ、安定したCLV制御を行うことができる。
【0022】請求項6記載の光ディスク装置は、蛇行を
施した、記録再生を行うための案内トラックを有する光
ディスクに対して記録再生を行うもので、光ディスクを
回転させる回転手段と、光ディスクに対して対物レンズ
を介して光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換し
て出力する光ヘッドと、光ヘッドが出力する電気信号か
ら蛇行成分を抽出する蛇行成分抽出手段と、蛇行成分抽
出手段により抽出された蛇行成分に基づいて回転手段を
駆動することにより光ディスクを線速度一定に回転させ
るCLV制御手段と、所定の直流電圧を発生する直流電
圧発生手段と、光ヘッドが出力する電気信号から、光ビ
ームが案内トラック上に位置するかどうかを示すオフト
ラック信号を生成するオフトラック検出手段と、オフト
ラック検出手段により生成されたオフトラック信号を入
力し、光ビームが案内トラック上に位置する場合はCL
V制御手段の出力で回転手段を駆動させ、光ビームが隣
接する2本の案内トラック間に位置する場合は直流電圧
発生手段の出力で回転手段の駆動させる駆動切替手段を
備えている。
【0023】この構成によると、光ヘッドが対物レンズ
を介して光ビームを光ディスクに照射し、反射光を電気
信号に変換して出力する。蛇行成分抽出手段は光ヘッド
が出力する電気信号から蛇行成分を抽出し、CLV制御
手段は抽出された蛇行成分を用いて回転手段を駆動する
ことにより光ディスクのCLV制御を行う。オフトラッ
ク検出手段は、ビームが案内トラック上に位置するかど
うかを判断し、光ビームが案内トラック上に位置する場
合は、駆動切替手段はCLV制御手段の出力で回転手段
を駆動させるが、光ビームが案内トラック上に位置しな
い場合には駆動切替手段は直流電圧発生手段の出力で回
転手段を駆動させることで、閉ループ制御である線速度
一定の制御を停止し、開ループ状態となる。
【0024】この際、直流電圧発生手段の出力である所
定の直流電圧としては、正の所定電圧、零電圧および負
の所定電圧の何れの電圧もとることができる。正の所定
電圧を加えた場合には、回転手段に加速方向の起動力が
与えられ、回転手段の摩擦等の抵抗に比べて回転手段に
加えられる電圧値により決まる起動力が小さい場合には
回転手段の回転数は徐々に低下し、やがて停止すること
になる。ただ、停止するまでに要する時間は、回転手段
に加えられる電圧値が零電圧の場合、つまり駆動を停止
している状態よりも長くなる。また、上記の回転手段の
摩擦等の抵抗と起動力が等しい場合は、一定の回転数で
回転する。さらに、上記の回転手段の摩擦等の抵抗より
起動力が大きい場合は、回転数が徐々に上がる。零電圧
を加えた場合、回転手段に何の起動力も与えられないの
で、回転手段は惰性で回転し、摩擦等の抵抗によって徐
々に回転数が低下していく。また、負電圧を加えた場合
には、回転手段に対して減速方向の起動力が与えられる
ので、零電圧を加えた場合に比べて短い時間内に回転が
低下することになる。
【0025】これにより、光ビームが案内トラック上に
位置せず、蛇行成分を読み出せないような場合は、CL
V制御を停止することができ、蛇行成分を正確に検出で
きないことに起因した誤ったCLV制御を行わないよう
にすることができ、安定したCLV制御を行うことがで
きる。請求項7記載の光ディスクの駆動方法は、蛇行を
施した、記録再生を行うための案内トラックを有する光
ディスクを、光ビームを案内トラック上に位置させるト
ラッキング制御を行いながら案内トラックの蛇行成分に
基づいて線速度が一定となるように駆動制御する方法で
あり、トラッキング制御が停止したときに光ディスクの
偏心量に基づいて光ビームを光ディスクの半径方向に移
動させることを特徴とする。
【0026】この方法によると、トラッキング制御が行
われなくなっても、光ディスクの偏心量に基づいて光ビ
ームを光ディスクの半径方向に移動させて偏心による案
内トラックの半径方向への移動に追従させることから、
蛇行成分を抽出できる時間を長くすることができ、安定
したCLV制御を行うことが可能となる。請求項8記載
の光ディスク装置は、蛇行を施した、記録再生を行うた
めの案内トラックを有する光ディスクに対して記録再生
を行うもので、光ディスクを回転させる回転手段と、対
物レンズおよび対物レンズを半径方向に移動させるトラ
ッキングアクチュエータを有し、光ディスクに対して対
物レンズを介して光ビームを照射し、反射光を電気信号
に変換して出力する光ヘッドと、光ビームが案内トラッ
ク上に位置するように対物レンズを半径方向に移動させ
るトラッキング制御ループと、光ヘッドが出力する電気
信号から蛇行成分を抽出する蛇行成分抽出手段と、蛇行
成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づいて回転
手段を駆動することにより光ディスクを線速度一定に回
転させるCLV制御手段と、光ディスクの回転状態を検
出する回転状態検出手段と、光ディスクの偏心量を検出
する偏心量検出手段と、光ディスクの偏心量を記憶する
メモリ手段と、回転状態検出手段によって検出された回
転状態に応じて光ディスクの偏心量をメモリ手段に記憶
させ、メモリ手段に記憶した光ディスクの偏心量を回転
状態に応じて読み出すメモリ管理手段と、メモリ管理手
段が読み出した光ディスクの偏心量に応じて、対物レン
ズを半径方向に移動させるように、トラッキングアクチ
ュエータを駆動する開ループ駆動手段を備えている。そ
して、トラッキング制御ループが開いており、かつ、C
LV制御手段が動作している期間は、開ループ駆動手段
によりメモリ管理手段が読み出した光ディスクの偏心量
に基づいてトラッキングアクチュエータを駆動するよう
にしている。
【0027】この構成によると、光ヘッドが対物レンズ
を介して光ビームを光ディスクに照射し、反射光を電気
信号に変換して出力する。蛇行成分抽出手段は光ヘッド
が出力する電気信号から蛇行成分を抽出し、CLV制御
手段は抽出された蛇行成分を用いて回転手段を駆動する
ことにより光ディスクのCLV制御を行う。メモリ管理
手段は、回転状態検出手段が検出する回転状態に応じて
偏心量検出手段が出力する偏心量をメモリ手段に記憶
し、また回転状態に応じて読み出す。開ループ駆動手段
は、トラッキング制御ループが開状態であっても、メモ
リ管理手段が読み出した偏心量に基づき、トラッキング
アクチュエータを駆動する。これにより、対物レンズを
偏心による案内トラックの半径方向への移動に略追従さ
せ、蛇行成分を抽出できる時間を長くすることができ、
安定したCLV制御を行うことが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態にお
ける光ディスク装置について、図面を参照しながら説明
する。 〔第1の実施の形態;請求項1,2に対応〕図1はこの
発明の第1の実施の形態の光ディスク装置のブロック図
である。図1において、101は蛇行を施した記録再生
を行うための案内トラックとしての案内溝を有する光デ
ィスクである。102は光ディスク101を回転させる
スピンドルモータであり、回転手段となる。103は光
ディスク101に対して対物レンズを介して光ビームを
照射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッド
である。104は光ヘッド103が出力する電気信号か
ら蛇行成分を含むウオブル信号を抽出するウオブル検出
回路であり、105はウオブル検出回路104が出力す
るウオブル信号から蛇行成分以外の周波数成分を取り除
く帯域通過フィルタであり、ウオブル検出回路104お
よび帯域通過フィルタ105は蛇行成分抽出手段とな
る。なお、帯域通過フィルタ105は、従来例の図7に
おける(従来例における広帯域および狭帯域の帯域通過
フィルタ505,506とその切替回路507とロック
検出回路508に相当する。
【0029】106は所定の周波数の基準クロックを出
力する基準クロック生成回路である。107は帯域通過
フィルタ105を通して入力される蛇行成分と基準クロ
ックをもとに、蛇行の周波数が所定の値になって光ディ
スク101の線速度が一定となるようにスピンドルモー
タ102を駆動制御するCLV制御回路であり、CLV
制御手段となる。
【0030】108は光ヘッド103が出力する電気信
号からトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤
差信号生成回路であり、109はトラッキング誤差信号
の周波数(案内溝の横断速度に対応する)を検出する周
波数検出回路であり、トラッキング誤差信号生成回路1
08および周波数検出回路109が光ビームが案内溝を
横断する横断速度を検出する横断速度検出手段となる。
111はスピンドルモータ102を駆動する信号を切り
替える切替回路であり、110は周波数検出回路109
が検出した周波数が所定値より低ければ切替回路111
をCLV制御回路107側に切り替え、所定値を超えれ
ば切替回路111をGND(所定値)側に切り替える比
較回路であり、比較回路110および切替回路111は
駆動切替手段となる。
【0031】このように構成された第1の実施の形態に
おける光ディスク装置について、動作を説明する。光ヘ
ッド103は光ディスク101に対して光ビームを照射
し、反射光を電気信号に変換して出力する。ウオブル検
出回路104は光ヘッド103が出力する電気信号か
ら、蛇行成分が入ったウオブル信号を生成し、出力す
る。ウオブル検出回路104から出力されたウオブル信
号は、帯域通過フィルタ105によって蛇行成分以外の
周波数成分が取り除かれ、CLV制御回路107に入
る。CLV制御回路107は、必要に応じて入力したウ
オブル信号を分周し、基準クロック生成回路106が出
力する基準クロックと周波数の比較を行い、ウオブル信
号の周波数が低ければ加速方向に、高ければ減速方向に
スピンドルモータ102を駆動するように、スピンドル
駆動信号を出力する。
【0032】一方、トラッキング誤差信号生成回路10
8は、光ヘッド103が出力する電気信号から、3ビー
ム法などの方法により、トラッキング誤差信号を生成す
る。トラッキング誤差信号は周波数検出回路109に入
り、周波数が検出される。周波数の検出は、トラッキン
グ誤差信号の零クロス点の時間間隔(トラッキング誤差
信号の周期)を測定する方法、あるいは、所定時間内に
トラッキング誤差信号が何周期変化したか(何本の案内
溝を横断したか)を測定する方法などにより行う。通
常、蛇行成分はトラッキング誤差信号に対して非常に小
さい振幅(例えば、20分の1程度)で記録されてい
る。このため、例えば前述の零クロス点の検出にトラッ
キング誤差信号の振幅の20分の1程度の不感帯を設け
ることにより、周波数検出に対する蛇行成分の影響は除
去することができる。
【0033】周波数検出回路109の検出結果は比較回
路110に入り、比較回路110は、周波数が所定値以
上に高い場合には切替回路111をGND側に、低い場
合にはCLV制御回路107側に倒す。切替回路111
がGND側に倒れると、スピンドルモータ102の駆動
が停止し、CLV制御が停止して光ディスク101は慣
性で回り続け、摩擦などにより徐々に回転数が落ちる。
トラッキング誤差信号の周波数はディスクの回転数が高
いほど高くなるため、光ディスク101の回転数が下が
ってくると、トラッキング誤差信号の周波数も下がり、
比較回路110は切替回路111をCLV制御回路10
7側に倒す。この動作により、つねにトラッキング誤差
信号の周波数は所定値以下に押さえられる。
【0034】トラッキング誤差信号の周波数が低いほ
ど、光ビームが同一の案内溝上をトレースしている時間
が長くなるため、蛇行成分が抽出可能となり、安定なC
LV制御が可能となる。以上のように、第1の実施の形
態によれば、周波数検出回路109によってトラッキン
グ誤差信号の周波数を検出し、比較回路110によって
トラッキング誤差信号の周波数が高いと判断された場合
は、スピンドルモータ102の駆動を停止してCLV制
御を停止することにより、光ディスク101の異常な高
回転を防ぎ、また、ウオブル信号中の蛇行成分を抽出可
能な状態でCLV制御をかけることが可能となる。した
がって、トラッキング制御が外れて光ビームが案内溝を
横断するような状況下においても安定にCLV制御をか
けることが可能となる。また、光ディスク101から読
み出された蛇行成分に基づいたCLV制御を常に行うこ
とができるため、外周から内周、あるいは、内周から外
周へ光ビームを移動させたときのCLV制御の静定まで
の時間を短くすることが可能となる。
【0035】ここで、第1の実施の形態の光ディスク装
置による光ディスクの駆動方法について説明する。この
光ディスクの駆動方法は、蛇行を施した、記録再生を行
うための案内トラックを有する光ディスク101を、案
内トラックの蛇行成分に基づいて線速度が一定となるよ
うに駆動し、光ビームが案内トラックを横断する横断速
度が所定値より高くなったときに光ディスク101の駆
動を停止することで、CLV制御を停止する。この光デ
ィスクの駆動方法によると、横断速度が所定値より低い
場合は光ディスク101を線速度が一定となるように制
御するが、横断速度が所定値より高くなると、光ディス
ク101の駆動を停止することによりCLV制御を停止
する。これにより、横断速度が高くなり光ビームが案内
トラック上を通過する時間が短くなることによって、蛇
行成分を正しく抽出できなった場合には、それ以上に光
ディスク101の回転速度が速くなることを防ぎ、安定
にCLV制御をかけることが可能となる。
【0036】〔第2の実施の形態;請求項4,5に対
応〕図2はこの発明の第2の実施の形態の光ディスク装
置のブロック図である。図2において、201は蛇行を
施した記録再生を行うための案内トラックとしての案内
溝を有する光ディスクである。202は光ディスク20
1を回転させるスピンドルモータであり、回転手段とな
る。203は光ディスク201に対して対物レンズを介
して光ビームを照射し、反射光を電気信号に変換して出
力する光ヘッドである。204は光ヘッド203が出力
する電気信号から蛇行成分を含むウオブル信号を抽出す
るウオブル検出回路であり、205はウオブル検出回路
204が出力するウオブル信号から蛇行成分以外の周波
数成分を取り除く帯域通過フィルタであり、ウオブル検
出回路204および帯域通過フィルタ205は蛇行成分
抽出手段となる。なお、帯域通過フィルタ205は、従
来例の図7における(従来例における広帯域および狭帯
域の帯域通過フィルタ505,506とその切替回路5
07とロック検出回路508に相当する。
【0037】206は所定の周波数の基準クロックを発
生する基準クロック生成回路である。207は基準クロ
ックと帯域通過フィルタ205を通過したウオブル信号
を入力し、ウオブル信号の周波数が所定の周波数になる
ように、つまり蛇行の周波数が所定の値になって光ディ
スク101の線速度が一定となるようにスピンドルモー
タ202を駆動制御するCLV制御回路であり、CLV
制御手段となる。
【0038】208は光ヘッド203が出力する電気信
号から光スポットが案内溝上にいるかどうかを示すオフ
トラック信号を生成するオフトラック検出回路であり、
オフトラック検出手段となる。209はオフトラック検
出回路208で生成されたオフトラック信号を入力とし
てスピンドルモータ202を駆動する信号を切り替える
切替回路であり、駆動切替手段となり、光ビームが案内
溝上に位置する場合は、CLV制御回路207の出力で
スピンドルモータ202を駆動し、光ビームが隣接する
2本の案内溝間に位置する場合はスピンドルモータ20
2の駆動を停止することにより、CLV制御を停止す
る。
【0039】このように構成された第2の実施の形態に
おける光ディスク装置について、動作を説明する。光ヘ
ッド203は光ビームを光ディスク201に照射し、反
射光を電気信号に変換して出力する。光ヘッド203か
ら出力された電気信号は、ウオブル信号検出回路204
およびオフトラック検出回路208に入る。ウオブル信
号検出回路204以降、帯域通過フィルタ205、基準
クロック生成回路206、CLV制御回路207まで
は、それぞれ、第1の実施の形態で説明したウオブル検
出回路104、帯域通過フィルタ105、基準クロック
生成回路106、CLV制御回路107と同様の動作を
し、光ディスク201を線速度一定で回転させようとす
る。一方、オフトラック検出回路208は、光ヘッド2
03が出力する電気信号からオフトラック信号を生成す
る。オフトラック信号の生成方法について、図3を用い
て説明する。図3(A)は、光ディスク201の断面
図、図3(B)は光ヘッド203が出力する電気信号の
一つで、全反射光量を示す信号である。ここではAS
(All Sum)信号と呼ぶことにする。レベルが低
いほど反射光量が多いを示す。図3(C)はオフトラッ
ク信号で、AS信号を2値化したものである。図3
(A)に示すように案内溝の幅がトラックピッチの1/
2より広い場合、反射光量は、光ビームが案内溝上に位
置すると多く、溝と溝の間では少なくなる。これは、光
ビームが案内溝上にある場合は、入射した光が平面にあ
たって反射してくるのに対して、溝間では、溝の壁の凹
凸がある部分にあたって反射するため、反射光に干渉が
生じ、光が打ち消されるためである。このため、図3
(B)に示すように、AS信号は案内溝上ではレベルが
低く、溝間ではレベルが高くなる。AS信号を2値化す
ることにより、光ビームが溝間に位置する場合、つま
り、オフトラックしている場合に“H”になるようなオ
フトラック信号が生成される。
【0040】オフトラック信号生成回路208が出力す
るオフトラック信号は切替回路209に入り、スピンド
ルモータ202を駆動する信号を、オフトラック信号が
“H”のときにはGND側に、“L”のときにはCLV
制御回路207側に切り替える。これにより、光ビーム
が案内溝上にいるときのみCLV制御回路207の出力
によりスピンドルモータ202が駆動され、それ以外の
状態では、駆動が停止することとなる。光ビームが案内
溝上にいる場合は、案内溝の蛇行成分が正しく抽出でき
るため、CLV制御回路207は正常な駆動信号を出力
し、スピンドルモータ202は線速度一定になるように
光ディスク201を回転させる。光ビームが溝間にいる
場合は駆動が停止してCLV制御が停止するため、光デ
ィスク201は慣性で回り続け、摩擦などにより、徐々
に回転数が下がる。通常、トラッキング制御がかかって
いない状態で光ディスク201が回転していると、偏心
によって光ビームは常に案内溝を横切るため、CLV制
御回路207による駆動と駆動停止の状態が交互に発生
し、光ディスク201は駆動と駆動停止を繰り返した状
態で、CLV制御の目標とする回転数に近い状態で回り
続ける。
【0041】以上のように、第2の実施の形態によれ
ば、オフトラック検出回路208によって光ビームが案
内溝上に位置するかどうかを判断し、案内溝上にいる場
合はCLV制御回路207からの出力によってスピンド
ルモータ202を駆動し、溝と溝の間にいる場合はスピ
ンドルモータ202の駆動を停止してCLV制御を停止
することにより、案内溝の蛇行成分が正しく抽出できる
状態でのみCLV制御回路207によってスピンドルモ
ータ202を駆動することが可能となり、案内溝の蛇行
成分に基づいた速度に近い状態で光ディスク201を回
転させることが可能となる。したがって、トラッキング
制御が外れて光ビームが案内溝を横断するような状況下
においても安定にCLV制御をかけることが可能とな
る。また、光ディスク101から読み出された蛇行成分
に基づいたCLV制御を常に行うことができるため、外
周から内周、あるいは、内周から外周へ光ビームを移動
させたときのCLV制御の静定までの時間を短くするこ
とが可能となる。
【0042】ここで、第2の実施の形態の光ディスク装
置による光ディスクの駆動方法について説明する。この
光ディスクの駆動方法は、蛇行を施した、記録再生を行
うための案内トラックを有する光ディスク201を、案
内トラックの蛇行成分に基づいて線速度が一定となるよ
うに駆動制御する方法であり、光ビームが案内トラック
上から外れて隣接した2本の案内トラック間に位置する
ようになったときに、光ディスク201の駆動を停止す
ることでCLV制御を停止する。この光ディスクの駆動
方法によると、光ビームが案内トラック上に位置する場
合は、光ディスク201を線速度が一定となるように制
御するが、光ビームが案内トラック上から外れて2本の
隣接した案内トラック間に位置するようになると、光デ
ィスク201の駆動を停止してCLV制御を停止する。
これにより、光ビームが案内トラック上に位置せず、蛇
行成分を読み出せないような場合は、CLV制御を停止
することができ、蛇行成分を正確に検出できないことに
起因した誤ったCLV制御を行わないようにすることが
でき、安定したCLV制御を行うことができる。
【0043】〔第3の実施の形態;請求項7,8に対
応〕図4はこの発明の第3の実施の形態の光ディスク装
置のブロック図である。図4において、401は蛇行を
施した記録再生を行うための案内トラックとしての案内
溝を有する光ディスクである。402は光ディスクを回
転させるスピンドルモータであり、回転手段となる。4
03は対物レンズと対物レンズを半径方向に移動させる
トラッキングアクチュエータ(図示せず)を有し、光デ
ィスク401に対して対物レンズを介して光ビームを照
射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッドで
ある。404は光ヘッド403が出力する電気信号から
蛇行成分を含むウオブル信号を生成するウオブル検出回
路であり、405はウオブル検出回路404が出力する
ウオブル信号から蛇行成分以外の周波数成分を除去する
帯域通過フィルタであり、ウオブル検出回路404およ
び帯域通過フィルタ405は蛇行成分抽出手段となる。
なお、帯域通過フィルタ405は、従来例の図7におけ
る(従来例における広帯域および狭帯域の帯域通過フィ
ルタ505,506とその切替回路507とロック検出
回路508に相当する。
【0044】406は所定の周波数の基準クロックを生
成する基準クロック生成回路である。407は帯域通過
フィルタ405を通過したウオブル信号と基準クロック
を入力し、ウオブル信号の周波数が所定の値になるよう
に、つまり蛇行の周波数が所定の値になって光ディスク
101の線速度が一定となるようにスピンドルモータ4
02を駆動制御するCLV制御回路であり、CLV制御
手段となる。
【0045】408はスピンドルモータ402が一回転
する毎に、所定の数のパルスを出力するFG(Freq
uency Generator)回路であり、回転状
態検出手段となり、各出力パルスはスピンドルモータ4
01の回転角を示す。409は光ヘッド403からの電
気信号より、トラッキング誤差信号を生成するトラッキ
ング誤差信号生成回路である。410はトラッキング誤
差信号をAD(Analog Digital)変換す
るAD変換器である。
【0046】411はAD変換器410の出力から光デ
ィスク401の偏心量を検出する偏心量検出回路であ
り、偏心量検出手段となる。413は偏心量を記憶する
メモリ回路であり、メモリ手段となる。412はFG回
路408からのパルス列に基づき(アドレスとして)、
各回転角での偏心量をメモリ手段であるメモリ回路41
3に書き込み、読み出すメモリ管理回路であり、メモリ
管理手段となる。414はAD変換されたトラッキング
誤差信号に対して位相補償演算を施し出力する位相補償
回路である。415は位相補償回路414の出力をON
/OFFするトラッキング制御切替回路である。416
は位相補償回路414の出力とメモリ管理回路412の
出力を加算し出力する加算回路、417は加算回路41
6の出力をDA(Digital Analog)変換
し、光ヘッド403内のトラッキングアクチュエータに
供給するDA変換器であり、これらは開ループ駆動手段
となる。
【0047】上記の構成において、光ヘッド403か
ら、トラッキング誤差信号検出回路409、AD変換器
410、位相補償回路414、トラッキング切替手段4
15、加算回路416、DA変換器417、光ヘッド4
03までのループがトラッキング制御ループとなる。こ
のように構成された第3の実施の形態における光ディス
ク装置について、動作を説明する。光ヘッド403は光
ディスク401に光ビームを照射し、反射光を電気信号
に変換して出力する。光ヘッド403からの電気信号は
ウオブル検出回路404とトラッキング誤差信号生成回
路409に入る。ウオブル検出回路404以降、帯域通
過フィルタ405、基準クロック生成回路406、CL
V制御回路407は、第1の実施の形態のウオブル検出
回路104、帯域通過フィルタ105、基準クロック生
成回路106、CLV制御回路107と同様の動作を
し、ウオブル信号に基づいて光ディスク401を線速度
一定で回転させるようスピンドルモータ402を駆動制
御する。
【0048】トラッキング誤差信号生成回路409は、
3ビーム法などの方法により、光ヘッド403が出力す
る電気信号からトラッキング誤差信号を生成し、出力す
る。トラッキング誤差信号はAD変換器410によって
デジタル値に変換され、偏心量検出回路411と位相補
償回路414に入る。位相補償回路414では入力した
トラッキング誤差信号に対し、演算処理により位相補償
を施し、トラッキング切替回路415、加算回路41
6、DA変換器417を介して、光ヘッド403内のト
ラッキングアクチュエータを駆動し、対物レンズを案内
溝に追従させる。
【0049】偏心量検出回路411では、トラッキング
切替回路415が閉の状態、すなわち、トラッキング制
御がかかっている状態でのトラッキング誤差信号の低周
波成分を抽出する。トラッキング誤差信号の低周波成分
は、ディスクの回転周期と同じ周期を持ち、振幅が偏心
量に相当する信号であるため、低周波成分を抽出するこ
とにより、ディスク一回転での偏心量の変化をとらえる
ことができる。偏心量検出回路411によって抽出され
た低周波成分(偏心量)は、FG回路408が出力す
る、回転角に応じたパルスに従って、メモリ管理回路4
12によってメモリ413に記憶される。
【0050】サーチ時など、トラッキング切替回路41
5が開の状態になりトラッキング制御がかからない状態
になると、メモリ管理回路412は、FG回路408が
出力するパルスに従って、順次メモリに記憶された偏心
量を読み出し、加算回路416を介してDA変換器41
7に出力する。DA変換器417は入力した偏心量をア
ナログ値に変換し、光ヘッド403内のトラッキングア
クチュエータに入力する。トラッキングアクチュエータ
は、DA変換器417が出力する信号に従って対物レン
ズを半径方向に移動させる。DA変換器417の出力
は、回転角に応じた偏心量を示す信号である。
【0051】このため、トラッキング制御がかかってい
ない状態においても、対物レンズは偏心量に対応して移
動し、偏心による対物レンズと案内溝の位置ずれはほぼ
なくなる。対物レンズと案内溝の位置ずれがなくなると
いうことは、光ビームが案内溝上に位置することを示
し、案内溝の蛇行成分を正しく抽出することができ、光
ディスク401から読み出した情報に基づくCLV制御
を安定に行うことが可能となる。
【0052】以上のように、第3の実施の形態によれ
ば、トラッキング制御がかかっていない状況において、
光ディスクの偏心量を検出する偏心量検出回路と、光デ
ィスク401の回転角を検出するFG回路408と、光
ディスク401の回転角に応じて偏心量を記憶し、出力
するメモリ回路413とメモリ管理回路412と、メモ
リ管理回路412が読み出した偏心量をもとにトラッキ
ングアクチュエータを駆動する加算回路416、DA変
換器417を設けることにより、光ビームをほぼ案内溝
の上に位置させて蛇行成分を読み出し、安定にCLV制
御を行うことを可能にしている。したがって、トラッキ
ング制御が外れて光ビームが案内溝を横断するような状
況下においても安定にCLV制御をかけることが可能と
なる。
【0053】また、光ディスク401から読み出された
蛇行成分に基づいたCLV制御を常に行うことができる
ため、外周から内周、あるいは、内周から外周へ光ビー
ムを移動させたときのCLV制御の静定までの時間を短
くすることが可能となる。さらに、この第3の実施の形
態では、常にCLV制御をかけることができるため、第
1および第2の実施の形態に比べてさらに時間短縮を図
ることができる。
【0054】ここで、第3の実施の形態の光ディスク装
置による光ディスクの駆動方法について説明する。この
光ディスクの駆動方法は、蛇行を施した、記録再生を行
うための案内トラックを有する光ディスク401を、光
ビームを案内トラック上に位置させるトラッキング制御
を行いながら案内トラックの蛇行成分に基づいて線速度
が一定となるように駆動制御する方法であり、トラッキ
ング制御が停止したときに光ディスク401の偏心量に
基づいて光ビームを光ディスクの半径方向に移動させ
る。この光ディスクの駆動方法によると、トラッキング
制御が行われなくなっても、光ディスク401の偏心量
に基づいて光ビームを光ディスク401の半径方向に移
動させて偏心による案内トラックの半径方向への移動に
追従させることから、蛇行成分を抽出できる時間を長く
することができ、安定したCLV制御を行うことが可能
となる。
【0055】なお、第1の実施の形態では、トラッキン
グ誤差信号の周波数が高くなった場合、スピンドルモー
タの駆動を停止したが、摩擦などで回転数が落ちる分を
補うために所定の加速方向の駆動を行う、あるいは、回
転数の上昇を抑えるために減速方向の駆動を行うなど、
所定値の駆動であれば、どのように駆動してもよい。こ
こで、単にGNDに接続するだけでない、所定値の駆動
を行うものを第4の実施の形態(請求項3に対応する)
として図5を参照して説明する。この第4の実施の形態
の光ディスク装置は、図5に示すように、図1における
切替回路111の一端をグラウンドGND(零電圧)に
接続する代わりに、所定の直流電圧を発生する直流電圧
発生回路112に接続するようにしたもので、その他の
構成は図1と同じである。
【0056】上記の直流電圧発生回路112は、所定の
直流電圧としては、正の所定電圧、零電圧および負の所
定電圧の何れの電圧もとることができる。正の所定電圧
を加えた場合には、スピンドルモータ102に加速方向
の起動力が与えられ、スピンドルモータ102の摩擦等
の抵抗に比べてスピンドルモータ102に加えられる電
圧値により決まる起動力が小さい場合にはスピンドルモ
ータ102の回転数は徐々に低下し、やがて停止するこ
とになる。ただ、停止するまでに要する時間は、スピン
ドルモータ102に加えられる電圧値が零電圧の場合、
つまり駆動を停止している状態よりも長くなり、停止ま
で時間を延ばすことができる。また、上記のスピンドル
モータ102の摩擦等の抵抗と起動力が等しい場合は、
一定の回転数で回転するが、抵抗は温度等で変化するた
め、不安定である。さらに、上記のスピンドルモータ1
02の摩擦等の抵抗より起動力が大きい場合は、回転数
が徐々に上がる。零電圧を加えた場合、スピンドルモー
タ102に何の起動力も与えられないので、スピンドル
モータ102は惰性で回転し、摩擦等の抵抗によって徐
々に回転数が低下していく。また、負電圧を加えた場合
には、スピンドルモータ102に対して減速方向の起動
力が与えられるので、零電圧を加えた場合に比べて短い
時間内に回転が低下することになる。これによって、横
断周波数を早急に下げ、CLV制御が可能な時間を延ば
すことができる。なお、横断周波数は回転数に比例し、
周波数が低いと2つのトラック間に位置する時間が短く
なる。
【0057】また、第1の実施の形態の横断速度検出手
段は、トラッキング誤差信号の周波数を検出することに
よって横断速度を求めたが、例えば、第2の実施の形態
で説明したAS信号の周波数を求めることによって横断
速度を求めるなど、光ヘッドの出力する電気信号をもと
に横断速度を検出する方法であれば、どのような方法を
用いても良い。
【0058】また、第2の実施の形態では、オフトラッ
ク時にスピンドルモータの駆動を停止したが、摩擦など
で回転数が落ちる分を補うために所定の加速方向の駆動
を行う、あるいは、回転数の上昇を抑えるために減速方
向の駆動を行うなど、所定値の駆動であれば、どのよう
に駆動してもよい。ここで、単にGNDに接続するだけ
でない、所定値の駆動を行うものを第5の実施の形態
(請求項6に対応する)として図6を参照して説明す
る。この第5の実施の形態の光ディスク装置は、図6に
示すように、図2における切替回路209の一端をグラ
ウンドGND(零電圧)に接続する代わりに、所定の直
流電圧を発生する直流電圧発生回路210に接続するよ
うにしたもので、その他の構成は図1と同じである。
【0059】上記の直流電圧発生回路210は、所定の
直流電圧としては、正の所定電圧、零電圧および負の所
定電圧の何れの電圧もとることができる。正の所定電圧
を加えた場合には、スピンドルモータ202に加速方向
の起動力が与えられ、スピンドルモータ202の摩擦等
の抵抗に比べてスピンドルモータ202に加えられる電
圧値により決まる起動力が小さい場合にはスピンドルモ
ータ202の回転数は徐々に低下し、やがて停止するこ
とになる。ただ、停止するまでに要する時間は、スピン
ドルモータ202に加えられる電圧値が零電圧の場合、
つまり駆動を停止している状態よりも長くなり、停止ま
で時間を延ばすことができる。また、上記のスピンドル
モータ202の摩擦等の抵抗と起動力が等しい場合は、
一定の回転数で回転するが、抵抗は温度等で変化するた
め、不安定である。さらに、上記のスピンドルモータ2
02の摩擦等の抵抗より起動力が大きい場合は、回転数
が徐々に上がる。零電圧を加えた場合、スピンドルモー
タ202に何の起動力も与えられないので、スピンドル
モータ202は惰性で回転し、摩擦等の抵抗によって徐
々に回転数が低下していく。また、負電圧を加えた場合
には、スピンドルモータ202に対して減速方向の起動
力が与えられるので、零電圧を加えた場合に比べて短い
時間内に回転が低下することになる。これによって、横
断周波数を早急に下げ、CLV制御が可能な時間を延ば
すことができる。なお、横断周波数は回転数に比例し、
周波数が低いと2つのトラック間に位置する時間が短く
なる。
【0060】また、第3の実施の形態では、偏心量の検
出に際して、トラッキング制御がかかっている状態での
トラッキング誤差信号の低周波成分を抽出する方法を用
いたが、例えばトラッキング制御を外した状態で、トラ
ッキング誤差信号の周波数および周期から光ビームの横
断本数を算出し、これによって偏心量を求めてもかまわ
ない。
【0061】また、第3の実施の形態では、トラッキン
グ制御ループを開いているときに、メモリ回路に記憶し
た偏心量に基づいて対物レンズを駆動する場合について
述べたが、トラッキング制御ループが閉じているとき
に、メモリ管理回路の出力と位相補償回路の出力を加算
回路によって加算し、DA変換後にトラッキングアクチ
ュエータに供給してもかまわない。
【0062】また、第3の実施の形態では、回転状態検
出手段としてFG回路を用いたが、例えば、回転状態検
出手段としてトラッキング誤差信号の周波数を検出する
回路を設け、トラッキング誤差信号の粗密を検出し、粗
密の周期を光ディスクの回転周期として用い、この周期
に従ってメモリ管理手段が偏心量の記憶・読み出しを行
ってもよい。
【0063】また、第1、第2、第3の実施の形態は、
それぞれ、請求項1、2、請求項4、5、請求項7、8
記載の発明を別々に実現した場合についての例を説明し
たが、例えば、光ビームと案内トラックの相対速度を監
視しながら、なおかつ、光ビームが案内トラック上に位
置するときだけCLV制御を行う、あるいは、メモリ回
路に記憶した偏心量に基づいて対物レンズを移動させ、
かつ、光ビームが案内トラック上に位置するときだけC
LV制御を行うなど、3種の請求項に記載の発明を組み
合わせて用いてもよいことは言うまでもない。
【0064】また、これまでの説明では、案内トラック
として溝形状(凹形状)のものについて説明したが、案
内トラックの形状としては凸形状であってもかまわな
い。
【0065】
【発明の効果】この発明の光ディスクの駆動方法および
光ディスク装置によれば、トラッキング制御が外れ、光
ビームが案内溝を横切るような状況においても、CLV
制御の暴走を防ぎ、光ディスクが異常な高回転になって
しまうことをなくすことが可能となり、安定なCLV制
御を行うことができる。また、トラッキング制御が行わ
れなくなった状態でも、光ディスクの偏心量に従って光
ビームを光ディスクの半径方向に移動させることで、光
ディスクの偏心による案内トラックの光ディスクの半径
方向への移動に追従させているので、蛇行成分を検出で
きる時間を長くできるので、光ディスクから読み出され
た蛇行成分に基づいたCLV制御を常に行うことがで
き、アクセス動作の高速化が可能となり、実用的効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態における光ディス
ク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の実施の形態における光ディス
ク装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態におけるオフトラ
ック検出方法を説明する波形図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態における光ディス
ク装置の構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第4の実施の形態における光ディス
ク装置の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の第5の実施の形態における光ディス
ク装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
101 光ディスク 102 スピンドルモータ(回転手段) 103 光ヘッド 104 ウオブル検出回路(蛇行成分抽出手段) 105 帯域通過フィルタ(蛇行成分抽出手段) 106 基準クロック生成回路 107 CLV制御回路(CLV制御手段) 108 トラッキング誤差信号生成回路(横断速度検
出手段) 109 周波数検出回路(横断速度検出手段) 110 比較回路(駆動切替手段) 111 切替回路(駆動切替手段) 112 直流電圧発生回路 201 光ディスク 202 スピンドルモータ(回転手段) 203 光ヘッド 204 ウオブル検出回路(蛇行成分抽出手段) 205 帯域通過フィルタ(蛇行成分抽出手段) 206 基準クロック生成回路 207 CLV制御回路(CLV制御手段) 208 オフトラック検出回路(オフトラック検出手
段) 209 切替回路(駆動切替手段) 210 直流電圧発生回路 401 光ディスク 402 スピンドルモータ(回転手段) 403 光ヘッド 404 ウオブル検出回路(蛇行成分抽出手段) 405 帯域通過フィルタ(蛇行成分抽出手段) 406 基準クロック生成回路 407 CLV制御回路(CLV制御手段) 408 FG回路(回転状態検出手段) 411 偏心量検出回路(偏心量検出手段) 412 メモリ管理回路(メモリ管理手段) 413 メモリ回路(メモリ手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクを、前記案内トラックの
    蛇行成分に基づいて線速度が一定となるように駆動制御
    する光ディスクの駆動方法であって、 光ビームが前記案内トラックを横断する横断速度が所定
    値より高くなったときに前記光ディスクの線速度一定の
    制御を停止することを特徴とする光ディスクの駆動方
    法。
  2. 【請求項2】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクに対して記録再生を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクを回転させる回転手段と、 前記光ディスクに対して対物レンズを介して光ビームを
    照射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッド
    と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から蛇行成分を抽出す
    る蛇行成分抽出手段と、 前記蛇行成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づ
    いて前記回転手段を駆動することにより前記光ディスク
    を線速度一定に回転させるCLV制御手段と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが案内
    トラックを横断する横断速度を検出する横断速度検出手
    段と、 前記横断速度検出手段が検出した横断速度が所定値より
    低いときに前記CLV制御手段の出力によって前記回転
    手段を駆動させ、横断速度が所定値より高いときに前記
    回転手段の駆動を停止させる駆動切替手段とを備えた光
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクに対して記録再生を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクを回転させる回転手段と、 前記光ディスクに対して対物レンズを介して光ビームを
    照射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッド
    と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から蛇行成分を抽出す
    る蛇行成分抽出手段と、 前記蛇行成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づ
    いて前記回転手段を駆動することにより前記光ディスク
    を線速度一定に回転させるCLV制御手段と、 所定の直流電圧を発生する直流電圧発生手段と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが案内
    トラックを横断する横断速度を検出する横断速度検出手
    段と、 前記横断速度検出手段が検出した横断速度が所定値より
    低いときに前記CLV制御手段の出力によって前記回転
    手段を駆動させ、横断速度が所定値より高いときに前記
    直流電圧発生手段の出力によって前記回転手段を駆動さ
    せる駆動切替手段とを備えた光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクを、前記案内トラックの
    蛇行成分に基づいて線速度が一定となるように駆動制御
    する光ディスクの駆動方法であって、 光ビームが前記案内トラック上から外れて隣接した2本
    の案内トラック間に位置するようになったときに、前記
    光ディスクの線速度一定の制御を停止することを特徴と
    する光ディスクの駆動方法。
  5. 【請求項5】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクに対して記録再生を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクを回転させる回転手段と、 前記光ディスクに対して対物レンズを介して光ビームを
    照射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッド
    と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から蛇行成分を抽出す
    る蛇行成分抽出手段と、 前記蛇行成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づ
    いて前記回転手段を駆動することにより前記光ディスク
    を線速度一定に回転させるCLV制御手段と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが前記
    案内トラック上に位置するかどうかを示すオフトラック
    信号を生成するオフトラック検出手段と、 前記オフトラック検出手段により生成されたオフトラッ
    ク信号を入力し、光ビームが前記案内トラック上に位置
    するときに前記CLV制御手段の出力によって前記回転
    手段を駆動させ、光ビームが隣接する2本の案内トラッ
    ク間に位置するときに前記回転手段の駆動を停止させる
    駆動切替手段とを備えた光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクに対して記録再生を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクを回転させる回転手段と、 前記光ディスクに対して対物レンズを介して光ビームを
    照射し、反射光を電気信号に変換して出力する光ヘッド
    と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から蛇行成分を抽出す
    る蛇行成分抽出手段と、 前記蛇行成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づ
    いて前記回転手段を駆動することにより前記光ディスク
    を線速度一定に回転させるCLV制御手段と、 所定の直流電圧を発生する直流電圧発生手段と、 前記光ヘッドが出力する電気信号から、光ビームが前記
    案内トラック上に位置するかどうかを示すオフトラック
    信号を生成するオフトラック検出手段と、 前記オフトラック検出手段により生成されたオフトラッ
    ク信号を入力し、光ビームが前記案内トラック上に位置
    するときに前記CLV制御手段の出力によって前記回転
    手段を駆動させ、光ビームが隣接する2本の案内トラッ
    ク間に位置するときに前記直流電圧発生手段の出力によ
    り前記回転手段の駆動させる駆動切替手段とを備えた光
    ディスク装置。
  7. 【請求項7】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクを、光ビームを前記案内
    トラック上に位置させるトラッキング制御を行いながら
    前記案内トラックの蛇行成分に基づいて線速度が一定と
    なるように駆動制御する光ディスクの駆動方法であっ
    て、 前記トラッキング制御が停止したときに前記光ディスク
    の偏心量に基づいて光ビームを前記光ディスクの半径方
    向に移動させることを特徴とする光ディスクの駆動方
    法。
  8. 【請求項8】 蛇行を施した、記録再生を行うための案
    内トラックを有する光ディスクに対して記録再生を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクを回転させる回転手段と、 対物レンズおよび前記対物レンズを半径方向に移動させ
    るトラッキングアクチュエータを有し、前記光ディスク
    に対して前記対物レンズを介して光ビームを照射し、反
    射光を電気信号に変換して出力する光ヘッドと、 前記光ビームが前記案内トラック上に位置するように前
    記対物レンズを半径方向に移動させるトラッキング制御
    ループと、 前記光ヘッドが出力する電気信号から蛇行成分を抽出す
    る蛇行成分抽出手段と、 前記蛇行成分抽出手段により抽出された蛇行成分に基づ
    いて前記回転手段を駆動することにより前記光ディスク
    を線速度一定に回転させるCLV制御手段と、 前記光ディスクの回転状態を検出する回転状態検出手段
    と、 前記光ディスクの偏心量を検出する偏心量検出手段と、 前記光ディスクの偏心量を記憶するメモリ手段と、 前記回転状態検出手段によって検出された回転状態に応
    じて前記光ディスクの偏心量を前記メモリ手段に記憶さ
    せ、前記メモリ手段に記憶した前記光ディスクの偏心量
    を回転状態に応じて読み出すメモリ管理手段と、 前記メモリ管理手段が読み出した前記光ディスクの偏心
    量に応じて、前記対物レンズを半径方向に移動させるよ
    うに、前記トラッキングアクチュエータを駆動する開ル
    ープ駆動手段とを備え、 前記トラッキング制御ループが開いており、かつ、前記
    CLV制御手段が動作している期間は、前記開ループ駆
    動手段により前記メモリ管理手段が読み出した前記光デ
    ィスクの偏心量に基づいて前記トラッキングアクチュエ
    ータを駆動するようにしたことを特徴とする光ディスク
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100473460B1 (ko) * 2001-02-26 2005-03-08 티아크 가부시키가이샤 광 디스크장치

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