JPH11144329A - 円盤型光情報記録媒体の検査方法及び検査装置 - Google Patents
円盤型光情報記録媒体の検査方法及び検査装置Info
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- JPH11144329A JPH11144329A JP32226997A JP32226997A JPH11144329A JP H11144329 A JPH11144329 A JP H11144329A JP 32226997 A JP32226997 A JP 32226997A JP 32226997 A JP32226997 A JP 32226997A JP H11144329 A JPH11144329 A JP H11144329A
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- information recording
- optical information
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光ディスクの情報エリアの開始位置が光ディ
スクの中心からの距離として規定された所定の半径位置
にあるか否かを検査する方法及び装置の測定精度を向上
させる。 【解決手段】 光ディスク2を回転させながら、対物レ
ンズ12を搭載したピックアップ3を光ディスク2の半
径方向に移動させて情報を再生し、所定の情報が再生さ
れた時の半径位置を検出するとともに、その時のピック
アップ3の中心に対する対物レンズ12の中心の変位量
を検出し、その変位量に基づいて、検出された半径位置
を補正して真の半径位置を求めるようにした。また、光
ディスク2の偏芯により対物レンズ12の中心の変位量
が変動する場合、光ディスク2が少なくとも1回転する
間に検出された変位量の平均値を求め、その平均値に基
づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位置を
求めるようにした。
スクの中心からの距離として規定された所定の半径位置
にあるか否かを検査する方法及び装置の測定精度を向上
させる。 【解決手段】 光ディスク2を回転させながら、対物レ
ンズ12を搭載したピックアップ3を光ディスク2の半
径方向に移動させて情報を再生し、所定の情報が再生さ
れた時の半径位置を検出するとともに、その時のピック
アップ3の中心に対する対物レンズ12の中心の変位量
を検出し、その変位量に基づいて、検出された半径位置
を補正して真の半径位置を求めるようにした。また、光
ディスク2の偏芯により対物レンズ12の中心の変位量
が変動する場合、光ディスク2が少なくとも1回転する
間に検出された変位量の平均値を求め、その平均値に基
づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位置を
求めるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−R(Conpact
Disk Recordable) 、DVD(Digital Video Disk)等の
円盤型光情報記録媒体及びその原盤の検査装置に関わ
り、円盤型光情報記録媒体のリードインエリア、プログ
ラムエリア等の半径位置を測定する機能を有する検査装
置に関する。
Disk Recordable) 、DVD(Digital Video Disk)等の
円盤型光情報記録媒体及びその原盤の検査装置に関わ
り、円盤型光情報記録媒体のリードインエリア、プログ
ラムエリア等の半径位置を測定する機能を有する検査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報システムのセキュリティレベルを規
定するガイドラインであるOrange Book PartII(オレン
ジ・ブック第2部) には、CD−Rなど円盤型光情報記
録媒体(以下、光ディスクと記す。)の構造が規定され
ている。その構造を図5を参照して説明する。光ディス
クは、グルーブと呼ばれる螺旋状のトラックを円周方向
に形成した透明樹脂基板上に、レーザ波長領域の光に対
して僅かに吸収特性をもつ色素を記録層として塗布した
後、金属反射膜、紫外線硬化保護膜を順次積層して製造
される。信号の記録は、グルーブが形成されていない基
板面側から出力数10mWのレーザ光を入射させ、その
一部を色素に吸収させて熱分解を起こさせ、この部分の
光学特性を未記録の部分と変化させることによって行
う。信号再生時には、数mWのレーザ光で記録部分と未
記録部分との反射率の違いをビット信号として検出す
る。グルーブにはATIP(Absolute Time In Pregroov
e)と呼ばれる時間情報が予め記録される。グルーブの始
端(開始位置)から一定幅のバッファ領域の後にPC
A、PMA領域があり、その後にリードイン領域があ
る。これらの領域のATIP時間は90数分から99分
59秒74フレーム(99:59:74)までで、その
後のプログラムエリアは00:00:00から時間情報
が刻まれている。Orange Book PartIIでは、このリード
インエリアの開始位置とプログラムエリアの開始位置と
が規定されており、これら情報エリアの開始位置が規定
された位置にあることを保証する必要がある。そのた
め、これらのエリアの開始位置を検査する検査装置が提
供されている。
定するガイドラインであるOrange Book PartII(オレン
ジ・ブック第2部) には、CD−Rなど円盤型光情報記
録媒体(以下、光ディスクと記す。)の構造が規定され
ている。その構造を図5を参照して説明する。光ディス
クは、グルーブと呼ばれる螺旋状のトラックを円周方向
に形成した透明樹脂基板上に、レーザ波長領域の光に対
して僅かに吸収特性をもつ色素を記録層として塗布した
後、金属反射膜、紫外線硬化保護膜を順次積層して製造
される。信号の記録は、グルーブが形成されていない基
板面側から出力数10mWのレーザ光を入射させ、その
一部を色素に吸収させて熱分解を起こさせ、この部分の
光学特性を未記録の部分と変化させることによって行
う。信号再生時には、数mWのレーザ光で記録部分と未
記録部分との反射率の違いをビット信号として検出す
る。グルーブにはATIP(Absolute Time In Pregroov
e)と呼ばれる時間情報が予め記録される。グルーブの始
端(開始位置)から一定幅のバッファ領域の後にPC
A、PMA領域があり、その後にリードイン領域があ
る。これらの領域のATIP時間は90数分から99分
59秒74フレーム(99:59:74)までで、その
後のプログラムエリアは00:00:00から時間情報
が刻まれている。Orange Book PartIIでは、このリード
インエリアの開始位置とプログラムエリアの開始位置と
が規定されており、これら情報エリアの開始位置が規定
された位置にあることを保証する必要がある。そのた
め、これらのエリアの開始位置を検査する検査装置が提
供されている。
【0003】以下、従来の光ディスク検査装置について
説明する。図6は光ディスク検査装置の一般的な構造を
示したものである。被検査物である光ディスク2はター
ンテーブル1により回転し、ピックアップ3はスライダ
モータ5で半径方向に移動可能になっており、ターンテ
ーブル1の回転に応じてスライダモータ5の送りがドラ
イブコントローラ8により制御されることにより、光デ
ィスク2に刻まれた螺旋状のトラックに追随してピック
アップ3が移動するようになっている。さらにピックア
ップ3はトラックからの反射光を検出して、その検出信
号を図示しないサーボ回路に送ることにより、ピックア
ップ3内の対物レンズ12を光ディスクの半径方向に移
動させてトラッキング制御を行う。ピックアップ3の位
置はスケール4で検出される。光ディスク2のトラック
にはアドレス情報(時間情報)が刻まれているのでピッ
クアップ3で検出した信号をATIPデコーダ10等で
デコードすることにより、アドレス情報を取り出すこと
ができる。そして所定のアドレスの半径位置は、所定の
アドレス情報を読み取った時のスケール4のデータをデ
ータラッチ9で保持し、ホスト11においてデータ処理
することにより測定できる。従来この種の検査装置とし
て、特開平7−296425号公報に記載された測定装
置がある。この測定装置においても、プログラムエリア
の開始位置の測定は上記と同様にして行う。ただし、測
定対象がCD(コンパクト・ディスク)であり、CDの
場合データがリードインエリアから始まるので、CDを
通常の読み取り時とは逆回転させてトラックのとぎれる
位置を検出することによりリードインエリアの開始位置
を測定している。
説明する。図6は光ディスク検査装置の一般的な構造を
示したものである。被検査物である光ディスク2はター
ンテーブル1により回転し、ピックアップ3はスライダ
モータ5で半径方向に移動可能になっており、ターンテ
ーブル1の回転に応じてスライダモータ5の送りがドラ
イブコントローラ8により制御されることにより、光デ
ィスク2に刻まれた螺旋状のトラックに追随してピック
アップ3が移動するようになっている。さらにピックア
ップ3はトラックからの反射光を検出して、その検出信
号を図示しないサーボ回路に送ることにより、ピックア
ップ3内の対物レンズ12を光ディスクの半径方向に移
動させてトラッキング制御を行う。ピックアップ3の位
置はスケール4で検出される。光ディスク2のトラック
にはアドレス情報(時間情報)が刻まれているのでピッ
クアップ3で検出した信号をATIPデコーダ10等で
デコードすることにより、アドレス情報を取り出すこと
ができる。そして所定のアドレスの半径位置は、所定の
アドレス情報を読み取った時のスケール4のデータをデ
ータラッチ9で保持し、ホスト11においてデータ処理
することにより測定できる。従来この種の検査装置とし
て、特開平7−296425号公報に記載された測定装
置がある。この測定装置においても、プログラムエリア
の開始位置の測定は上記と同様にして行う。ただし、測
定対象がCD(コンパクト・ディスク)であり、CDの
場合データがリードインエリアから始まるので、CDを
通常の読み取り時とは逆回転させてトラックのとぎれる
位置を検出することによりリードインエリアの開始位置
を測定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術では、対物レンズ12についてはトラッキング制
御を行うことにより光ディスク2上の測定すべき所定の
トラックの位置に正確に移動させることができるが、対
物レンズ12を保持しているピックアップ3自体の中心
は必ずしも測定すべき所定のトラックの位置にあるとは
限らないため、対物レンズ12の中心位置とピックアッ
プの中心位置との間の位置ずれ分が測定誤差となって現
れることになる。このため、特開平7−296425号
公報に記載されたような従来法ではリードインエリアの
半径位置を正確に測定することはできなかった。そこ
で、本発明の解決すべき課題は、請求項1では光ディス
クの半径位置を正確に測定できる方法を提供することに
ある。また、請求項2では、光ディスクが偏芯していて
も光ディスクの半径位置を正確に測定できる方法を提供
することにある。また、請求項3では、光ディスクの半
径位置を正確に測定できる検査装置を提供することにあ
る。また、請求項4、5、6、7では、光ディスクが偏
芯していても光ディスクの半径位置を正確に測定できる
検査装置を提供することにある。
の技術では、対物レンズ12についてはトラッキング制
御を行うことにより光ディスク2上の測定すべき所定の
トラックの位置に正確に移動させることができるが、対
物レンズ12を保持しているピックアップ3自体の中心
は必ずしも測定すべき所定のトラックの位置にあるとは
限らないため、対物レンズ12の中心位置とピックアッ
プの中心位置との間の位置ずれ分が測定誤差となって現
れることになる。このため、特開平7−296425号
公報に記載されたような従来法ではリードインエリアの
半径位置を正確に測定することはできなかった。そこ
で、本発明の解決すべき課題は、請求項1では光ディス
クの半径位置を正確に測定できる方法を提供することに
ある。また、請求項2では、光ディスクが偏芯していて
も光ディスクの半径位置を正確に測定できる方法を提供
することにある。また、請求項3では、光ディスクの半
径位置を正確に測定できる検査装置を提供することにあ
る。また、請求項4、5、6、7では、光ディスクが偏
芯していても光ディスクの半径位置を正確に測定できる
検査装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、周方向に沿って螺旋状に
刻まれたトラックを有しこのトラックに沿って情報が書
き込まれた円盤型光情報記録媒体の情報エリアの開始位
置が円盤型光情報記録媒体の中心からの距離として規定
された所定の半径位置にあるか否かを検査する検査方法
において、円盤型光情報記録媒体を回転させながら、対
物レンズを搭載したピックアップを該円盤型光情報記録
媒体の半径方向に移動させて情報を再生し、所定の情報
が再生された時の半径位置を検出するとともに、その時
の前記ピックアップの中心に対する前記対物レンズの中
心の変位量を検出し、その変位量に基づいて、検出され
た半径位置を補正して真の半径位置を求めるようにした
ことを特徴としている。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の検査方法において、前記円盤型光
情報記録媒体が偏芯した状態で回転するのに伴って前記
変位量が変動する場合、前記円盤型光情報記録媒体が少
なくとも1回転する間に検出された前記変位量の平均値
を求め、その平均値に基づいて、検出された半径位置を
補正して真の半径位置を求めるようにしたことを特徴と
している。また、請求項3に記載の発明は、周方向に沿
って螺旋状に刻まれたトラックを有しこのトラックに沿
って情報が書き込まれた円盤型光情報記録媒体の情報エ
リアの開始位置が円盤型光情報記録媒体の中心からの距
離として規定された所定の半径位置にあるか否かを検査
するための検査装置において、検査対象である円盤型光
情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記円盤型光情
報記録媒体上に書き込まれた信号を再生するためのピッ
クアップと、前記回転手段により回転中の前記円盤型光
情報記録媒体の前記トラックに追従させるように前記ピ
ックアップを前記円盤型光情報記録媒体の半径方向にス
ライドさせるスライド手段と、前記ピックアップに装備
された対物レンズを前記円盤型光情報記録媒体の半径方
向に移動させるトラッキング手段と、前記ピックアップ
の中心に対する前記対物レンズの中心の変位量を検出す
るレンズ位置検出手段と、前記ピックアップで再生され
た信号から情報を読み出すデコード手段と、前記ピック
アップの半径位置を測定する位置検出手段と、所定の情
報が書き込まれた箇所の半径位置を前記位置検出手段に
より測定し、その測定値を前記変位量により補正して真
の半径位置を求める補正手段とを備えたことを特徴とし
ている。また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記
載の検査装置の構成に加えて、前記円盤型光情報記録媒
体が少なくとも1回転する間に前記レンズ位置検出手段
により検出された前記変位量の平均値を求める平均値化
手段を備え、前記補正手段は、所定の情報が書き込まれ
た箇所の半径位置を前記位置検出手段により測定し、そ
の測定値を前記平均値化手段より得られた前記変位量の
平均値により補正して真の半径位置を求めることを特徴
としている。また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の検査装置において、前記平均値化手段は、前記
レンズ位置検出手段より出力される信号の低周波成分の
みを取り出すフィルタ手段からなることを特徴としてい
る。また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の
検査装置において、前記平均値化手段は、前記レンズ位
置検出手段より出力される信号を一定時間毎に取り込む
ことにより前記変位量を複数取得し、これら複数の変位
量の平均値を求めることを特徴としている。また、請求
項7に記載の発明は、請求項4に記載の検査装置におい
て、前記平均値化手段は、前記レンズ位置検出手段より
出力される信号を所定のアドレスの範囲内で1アドレス
毎に取り込むことにより前記変位量を複数取得し、これ
ら複数の変位量の平均値を求めることを特徴としてい
る。
に、請求項1に記載の発明は、周方向に沿って螺旋状に
刻まれたトラックを有しこのトラックに沿って情報が書
き込まれた円盤型光情報記録媒体の情報エリアの開始位
置が円盤型光情報記録媒体の中心からの距離として規定
された所定の半径位置にあるか否かを検査する検査方法
において、円盤型光情報記録媒体を回転させながら、対
物レンズを搭載したピックアップを該円盤型光情報記録
媒体の半径方向に移動させて情報を再生し、所定の情報
が再生された時の半径位置を検出するとともに、その時
の前記ピックアップの中心に対する前記対物レンズの中
心の変位量を検出し、その変位量に基づいて、検出され
た半径位置を補正して真の半径位置を求めるようにした
ことを特徴としている。また、請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載の検査方法において、前記円盤型光
情報記録媒体が偏芯した状態で回転するのに伴って前記
変位量が変動する場合、前記円盤型光情報記録媒体が少
なくとも1回転する間に検出された前記変位量の平均値
を求め、その平均値に基づいて、検出された半径位置を
補正して真の半径位置を求めるようにしたことを特徴と
している。また、請求項3に記載の発明は、周方向に沿
って螺旋状に刻まれたトラックを有しこのトラックに沿
って情報が書き込まれた円盤型光情報記録媒体の情報エ
リアの開始位置が円盤型光情報記録媒体の中心からの距
離として規定された所定の半径位置にあるか否かを検査
するための検査装置において、検査対象である円盤型光
情報記録媒体を回転させる回転手段と、前記円盤型光情
報記録媒体上に書き込まれた信号を再生するためのピッ
クアップと、前記回転手段により回転中の前記円盤型光
情報記録媒体の前記トラックに追従させるように前記ピ
ックアップを前記円盤型光情報記録媒体の半径方向にス
ライドさせるスライド手段と、前記ピックアップに装備
された対物レンズを前記円盤型光情報記録媒体の半径方
向に移動させるトラッキング手段と、前記ピックアップ
の中心に対する前記対物レンズの中心の変位量を検出す
るレンズ位置検出手段と、前記ピックアップで再生され
た信号から情報を読み出すデコード手段と、前記ピック
アップの半径位置を測定する位置検出手段と、所定の情
報が書き込まれた箇所の半径位置を前記位置検出手段に
より測定し、その測定値を前記変位量により補正して真
の半径位置を求める補正手段とを備えたことを特徴とし
ている。また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記
載の検査装置の構成に加えて、前記円盤型光情報記録媒
体が少なくとも1回転する間に前記レンズ位置検出手段
により検出された前記変位量の平均値を求める平均値化
手段を備え、前記補正手段は、所定の情報が書き込まれ
た箇所の半径位置を前記位置検出手段により測定し、そ
の測定値を前記平均値化手段より得られた前記変位量の
平均値により補正して真の半径位置を求めることを特徴
としている。また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の検査装置において、前記平均値化手段は、前記
レンズ位置検出手段より出力される信号の低周波成分の
みを取り出すフィルタ手段からなることを特徴としてい
る。また、請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の
検査装置において、前記平均値化手段は、前記レンズ位
置検出手段より出力される信号を一定時間毎に取り込む
ことにより前記変位量を複数取得し、これら複数の変位
量の平均値を求めることを特徴としている。また、請求
項7に記載の発明は、請求項4に記載の検査装置におい
て、前記平均値化手段は、前記レンズ位置検出手段より
出力される信号を所定のアドレスの範囲内で1アドレス
毎に取り込むことにより前記変位量を複数取得し、これ
ら複数の変位量の平均値を求めることを特徴としてい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。まず、本発明に係る光ディスク検査方法及
び検査装置の第1の原理を図1により説明する。ピック
アップ3はトラックに沿って移動するが、ピックアップ
3に搭載された対物レンズ12はピックアップ本体に対
して光ディスク2の半径方向に±数十ミクロン程度移動
できるので、ピックアップ3の半径位置を測定しても最
大で±数十ミクロンもの測定誤差が発生する。そこで本
発明では、対物レンズ12のピックアップ3の中心から
の距離、すなわちピックアップ3の中心に対する対物レ
ンズ12の中心の変位量(この実施の形態では、対物レ
ンズの中心位置と表記する。)アを検出し、その値を測
定されたピックアップ12の半径位置イから引いて、真
の半径位置ウを求める。光ディスク2の偏芯がごく僅か
な場合はこの方法により、正確な半径位置を求めること
ができる。
て説明する。まず、本発明に係る光ディスク検査方法及
び検査装置の第1の原理を図1により説明する。ピック
アップ3はトラックに沿って移動するが、ピックアップ
3に搭載された対物レンズ12はピックアップ本体に対
して光ディスク2の半径方向に±数十ミクロン程度移動
できるので、ピックアップ3の半径位置を測定しても最
大で±数十ミクロンもの測定誤差が発生する。そこで本
発明では、対物レンズ12のピックアップ3の中心から
の距離、すなわちピックアップ3の中心に対する対物レ
ンズ12の中心の変位量(この実施の形態では、対物レ
ンズの中心位置と表記する。)アを検出し、その値を測
定されたピックアップ12の半径位置イから引いて、真
の半径位置ウを求める。光ディスク2の偏芯がごく僅か
な場合はこの方法により、正確な半径位置を求めること
ができる。
【0007】図2は本発明に係る光ディスク検査装置の
第1の実施の形態を示す装置構成図である。被検査物で
ある光ディスク2はターンテーブル1により回転し、ピ
ックアップ3はスライダモータ5で半径方向に移動可能
になっており、ターンテーブル1の回転に応じてスライ
ダモータ5の送りがドライブコントローラ8で制御され
ることにより、光ディスク2に刻まれた螺旋状のトラッ
クに追従するようにピックアップ3が移動されるように
なっている。さらにピックアップ3はトラックからの反
射光を検出して、その検出信号をサーボ回路7に送るこ
とにより、ピックアップ3内の対物レンズ12を光ディ
スクの半径方向に移動させてトラッキング制御を行う。
ピックアップ3の半径位置はスケール4で検出される。
光ディスク2のトラックにはアドレス情報(時間情報)
が刻まれているのでピックアップ3で検出した信号をA
TIPデコーダ10等でデコードすることにより、アド
レス情報を取り出すことができる。そして所定のアドレ
スの半径位置は、所定のアドレス情報を読み取った時の
スケール4のデータをデータラッチ回路9で保持し、ホ
スト11においてデータ処理することにより測定でき
る。以上は図6に示した従来の装置とほぼ同様である。
第1の実施の形態を示す装置構成図である。被検査物で
ある光ディスク2はターンテーブル1により回転し、ピ
ックアップ3はスライダモータ5で半径方向に移動可能
になっており、ターンテーブル1の回転に応じてスライ
ダモータ5の送りがドライブコントローラ8で制御され
ることにより、光ディスク2に刻まれた螺旋状のトラッ
クに追従するようにピックアップ3が移動されるように
なっている。さらにピックアップ3はトラックからの反
射光を検出して、その検出信号をサーボ回路7に送るこ
とにより、ピックアップ3内の対物レンズ12を光ディ
スクの半径方向に移動させてトラッキング制御を行う。
ピックアップ3の半径位置はスケール4で検出される。
光ディスク2のトラックにはアドレス情報(時間情報)
が刻まれているのでピックアップ3で検出した信号をA
TIPデコーダ10等でデコードすることにより、アド
レス情報を取り出すことができる。そして所定のアドレ
スの半径位置は、所定のアドレス情報を読み取った時の
スケール4のデータをデータラッチ回路9で保持し、ホ
スト11においてデータ処理することにより測定でき
る。以上は図6に示した従来の装置とほぼ同様である。
【0008】第1の実施の形態の装置は、サーボ回路7
から取り出された対物レンズ12のピックアップ3上に
おける位置データaを入力とするデータラッチ回路15
を備えている。そして、スケール4のデータbをデータ
ラッチ回路9でラッチすると同時に、サーボ回路7から
取り出された対物レンズ12の位置データaをデータラ
ッチ回路15でラッチする。その際、サーボ回路7から
出力された位置データaはA/D(アナログデジタル)
変換器14でデジタル化されてデータラッチ回路15に
送られ、スケール4からのデータbに同期してラッチさ
れる。そして、ホスト11は、一方のデータラッチ回路
9から出力されるスケール4のデータbからもう一方の
データラッチ回路15から出力される対物レンズ12の
位置データaを引くことにより真の半径位置を求める。
第1の実施の形態によれば、光ディスク2上の半径位置
を測定するためのピックアップ3に搭載された対物レン
ズ12の中心がピックアップ3の中心になくても、サー
ボ回路7から出力された位置データaによってスケール
4からのデータbを補正して正確に半径位置を測定でき
る次に、本発明に係る光ディスク検査方法及び検査装置
の第2の原理を図1により説明する。光ディスク2に偏
芯が存在すると、光ディスク2が1回転する度にトラッ
キング制御によって対物レンズ12が光ディスク2の半
径方向に振動する。このため上記第1の原理では光ディ
スク2が偏芯していると対物レンズ12の中心位置アの
測定誤差が発生してしまう。このような測定誤差は、光
ディスク2が1回転する間に検出される対物レンズ12
の中心位置の平均値を対物レンズ12の中心位置アとす
ることにより解決できる。そして、光ディスク1回転当
たりの平均値として求めた対物レンズ12の中心位置ア
の値を、測定されたピックアップ3の半径位置イから引
くことにより、ピックアップ3の真の半径位置ウを求め
る。
から取り出された対物レンズ12のピックアップ3上に
おける位置データaを入力とするデータラッチ回路15
を備えている。そして、スケール4のデータbをデータ
ラッチ回路9でラッチすると同時に、サーボ回路7から
取り出された対物レンズ12の位置データaをデータラ
ッチ回路15でラッチする。その際、サーボ回路7から
出力された位置データaはA/D(アナログデジタル)
変換器14でデジタル化されてデータラッチ回路15に
送られ、スケール4からのデータbに同期してラッチさ
れる。そして、ホスト11は、一方のデータラッチ回路
9から出力されるスケール4のデータbからもう一方の
データラッチ回路15から出力される対物レンズ12の
位置データaを引くことにより真の半径位置を求める。
第1の実施の形態によれば、光ディスク2上の半径位置
を測定するためのピックアップ3に搭載された対物レン
ズ12の中心がピックアップ3の中心になくても、サー
ボ回路7から出力された位置データaによってスケール
4からのデータbを補正して正確に半径位置を測定でき
る次に、本発明に係る光ディスク検査方法及び検査装置
の第2の原理を図1により説明する。光ディスク2に偏
芯が存在すると、光ディスク2が1回転する度にトラッ
キング制御によって対物レンズ12が光ディスク2の半
径方向に振動する。このため上記第1の原理では光ディ
スク2が偏芯していると対物レンズ12の中心位置アの
測定誤差が発生してしまう。このような測定誤差は、光
ディスク2が1回転する間に検出される対物レンズ12
の中心位置の平均値を対物レンズ12の中心位置アとす
ることにより解決できる。そして、光ディスク1回転当
たりの平均値として求めた対物レンズ12の中心位置ア
の値を、測定されたピックアップ3の半径位置イから引
くことにより、ピックアップ3の真の半径位置ウを求め
る。
【0009】図3は本発明に係る光ディスク検査装置の
第2の実施の形態を示す装置構成図である。被検査物で
ある光ディスク2はターンテーブル1により回転し、ピ
ックアップ3はスライダモータ5で半径方向に移動可能
になっており、ターンテーブル1の回転に応じてスライ
ダモータ5の送りがドライブコントローラ8で制御され
ることにより、光ディスク2に刻まれた螺旋状のトラッ
クに追従するようにピックアップ3が移動されるように
なっている。さらにピックアップ3はトラックからの反
射光を検出して、その検出信号をサーボ回路7に送るこ
とにより、ピックアップ3内の対物レンズ12を光ディ
スクの半径方向に移動させてトラッキング制御を行う。
ピックアップ3の半径位置はスケール4で検出される。
光ディスク2のトラックにはアドレス情報(時間情報)
が刻まれているのでピックアップ3で検出した信号をA
TIPデコーダ10等でデコードすることにより、アド
レス情報を取り出すことができる。そして所定のアドレ
スの半径位置は、所定のアドレス情報を読み取った時の
スケール4のデータをデータラッチ回路9で保持し、ホ
スト11においてデータ処理することにより測定でき
る。以上は図2に示した第1の実施の形態の装置と同様
である。
第2の実施の形態を示す装置構成図である。被検査物で
ある光ディスク2はターンテーブル1により回転し、ピ
ックアップ3はスライダモータ5で半径方向に移動可能
になっており、ターンテーブル1の回転に応じてスライ
ダモータ5の送りがドライブコントローラ8で制御され
ることにより、光ディスク2に刻まれた螺旋状のトラッ
クに追従するようにピックアップ3が移動されるように
なっている。さらにピックアップ3はトラックからの反
射光を検出して、その検出信号をサーボ回路7に送るこ
とにより、ピックアップ3内の対物レンズ12を光ディ
スクの半径方向に移動させてトラッキング制御を行う。
ピックアップ3の半径位置はスケール4で検出される。
光ディスク2のトラックにはアドレス情報(時間情報)
が刻まれているのでピックアップ3で検出した信号をA
TIPデコーダ10等でデコードすることにより、アド
レス情報を取り出すことができる。そして所定のアドレ
スの半径位置は、所定のアドレス情報を読み取った時の
スケール4のデータをデータラッチ回路9で保持し、ホ
スト11においてデータ処理することにより測定でき
る。以上は図2に示した第1の実施の形態の装置と同様
である。
【0010】第2の実施の形態の装置では、サーボ回路
7から取り出された対物レンズ12のピックアップ3上
における位置データaを入力とするデータラッチ回路1
5を備えている。そして、スケール4のデータbをデー
タラッチ回路9でラッチすると同時に、サーボ回路7か
ら取り出された対物レンズ12の位置データaをデータ
ラッチ回路15でラッチする。その際、サーボ回路7か
ら出力された対物レンズ12の位置データaは、ローパ
スフィルタ13を通過することによって光ディスク2の
偏芯回転に伴う対物レンズ12の振動による信号成分が
除去された後、A/D(アナログデジタル)変換器14
でデジタル化されてデータラッチ回路15に送られ、ス
ケール4からのデータbに同期してラッチされる。この
場合、ローパスフィルタ13によって、対物レンズ12
の位置データaに含まれる対物レンズ12の振動による
信号成分を除去することは、光ディスク2が1回転する
間に出力される対物レンズ12の位置データaを平均値
化することに相当する。そして、ホスト11は、一方の
データラッチ回路9から出力されるスケール4のデータ
bからもう一方のデータラッチ回路15から出力される
対物レンズ12の平均値化された位置データaを引くこ
とにより真の半径位置を求める。第2の実施の形態の装
置によれば、光ディスク2の偏芯のために対物レンズ1
2の位置が変動しても、光ディスク2が1回転する間に
検出された対物レンズ12の中心位置の平均値を求め、
その平均値に基づいて、検出された半径位置を補正して
真の半径位置を求めるようにしたので、第1の実施の形
態よりも更に正確に半径位置を測定することができる。
7から取り出された対物レンズ12のピックアップ3上
における位置データaを入力とするデータラッチ回路1
5を備えている。そして、スケール4のデータbをデー
タラッチ回路9でラッチすると同時に、サーボ回路7か
ら取り出された対物レンズ12の位置データaをデータ
ラッチ回路15でラッチする。その際、サーボ回路7か
ら出力された対物レンズ12の位置データaは、ローパ
スフィルタ13を通過することによって光ディスク2の
偏芯回転に伴う対物レンズ12の振動による信号成分が
除去された後、A/D(アナログデジタル)変換器14
でデジタル化されてデータラッチ回路15に送られ、ス
ケール4からのデータbに同期してラッチされる。この
場合、ローパスフィルタ13によって、対物レンズ12
の位置データaに含まれる対物レンズ12の振動による
信号成分を除去することは、光ディスク2が1回転する
間に出力される対物レンズ12の位置データaを平均値
化することに相当する。そして、ホスト11は、一方の
データラッチ回路9から出力されるスケール4のデータ
bからもう一方のデータラッチ回路15から出力される
対物レンズ12の平均値化された位置データaを引くこ
とにより真の半径位置を求める。第2の実施の形態の装
置によれば、光ディスク2の偏芯のために対物レンズ1
2の位置が変動しても、光ディスク2が1回転する間に
検出された対物レンズ12の中心位置の平均値を求め、
その平均値に基づいて、検出された半径位置を補正して
真の半径位置を求めるようにしたので、第1の実施の形
態よりも更に正確に半径位置を測定することができる。
【0011】次に、本発明に係る光ディスク検査装置の
第3の実施の形態を図4により説明する。ピックアップ
3で検出した信号からアドレス情報(時間情報)を取り
出し、これに基づいて所定のアドレス(所定の時間)の
半径位置を検出する方法は、第1及び第2の実施の形態
と同様である。第3の実施の形態の装置では、所定の時
間になる半トラック相当の時間前から半トラック相当の
時間後まで一定間隔でホスト11がデータ取り込み指令
信号cを出力し、A/D変換器14でデジタル化された
対物レンズ12の位置データaをデータ取り込み指令信
号cに同期してデータラッチ回路15でラッチすること
により、対物レンズ12の複数の位置における位置デー
タを取得する。そして、ホスト11は、取得した複数の
位置データの平均値を求め、データラッチ回路9から出
力されるスケール4のデータbから平均値として求めた
位置データaを引くことにより真の半径位置を求める。
第3の実施の形態の装置によれば、光ディスク2の偏芯
のために対物レンズ12の位置が変動しても、対物レン
ズ12の位置データaを一定時間毎に取り込むことによ
り対物レンズ2の位置データaを複数取得し、これら複
数の位置データaの平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズ12の位置データaの変動分をキャンセ
ルして正確に半径位置を測定することができる。
第3の実施の形態を図4により説明する。ピックアップ
3で検出した信号からアドレス情報(時間情報)を取り
出し、これに基づいて所定のアドレス(所定の時間)の
半径位置を検出する方法は、第1及び第2の実施の形態
と同様である。第3の実施の形態の装置では、所定の時
間になる半トラック相当の時間前から半トラック相当の
時間後まで一定間隔でホスト11がデータ取り込み指令
信号cを出力し、A/D変換器14でデジタル化された
対物レンズ12の位置データaをデータ取り込み指令信
号cに同期してデータラッチ回路15でラッチすること
により、対物レンズ12の複数の位置における位置デー
タを取得する。そして、ホスト11は、取得した複数の
位置データの平均値を求め、データラッチ回路9から出
力されるスケール4のデータbから平均値として求めた
位置データaを引くことにより真の半径位置を求める。
第3の実施の形態の装置によれば、光ディスク2の偏芯
のために対物レンズ12の位置が変動しても、対物レン
ズ12の位置データaを一定時間毎に取り込むことによ
り対物レンズ2の位置データaを複数取得し、これら複
数の位置データaの平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズ12の位置データaの変動分をキャンセ
ルして正確に半径位置を測定することができる。
【0012】次に、本発明に係る光ディスク検査装置の
第4の実施の形態を図4により説明する。ピックアップ
3で検出した信号からアドレス情報(時間情報)を取り
出し、これに基づいて所定のアドレス(所定の時間)の
半径位置を検出する方法は、第1及び第2の実施の形態
と同様である。第4の実施の形態の装置では、所定の時
間になる半トラック相当のATIP時間前から半トラッ
ク相当のATIP時間後まで1フレーム毎にホスト11
がデータ取り込み指令信号cを出力し、A/D変換器1
4でデジタル化された対物レンズ12の位置データaを
データ取り込み指令信号cに同期してデータラッチ回路
15でラッチすることにより、対物レンズ12の複数の
位置における位置データを取得する。線速1.2m/s
のCD−Rであれば、所定ATIP時間の±4フレーム
分のアドレス範囲だけ対物レンズ12の位置データを取
得する。そして、ホスト11は、取得した複数の位置デ
ータの平均値を求め、データラッチ回路9から出力され
るスケール4のデータbから平均値として求めた位置デ
ータaを引くことにより真の半径位置を求める。第4の
実施の形態の装置によれば、光ディスク2の偏芯のため
に対物レンズ12の位置が変動しても、対物レンズ12
の位置データaを所定のアドレスの範囲内で1フレーム
毎に取り込むことにより対物レンズ3の位置データaを
複数取得し、これら複数の位置データaの平均値を求め
るように構成したので、対物レンズ3の位置データaの
変動分をキャンセルして正確に半径位置を測定すること
ができる。
第4の実施の形態を図4により説明する。ピックアップ
3で検出した信号からアドレス情報(時間情報)を取り
出し、これに基づいて所定のアドレス(所定の時間)の
半径位置を検出する方法は、第1及び第2の実施の形態
と同様である。第4の実施の形態の装置では、所定の時
間になる半トラック相当のATIP時間前から半トラッ
ク相当のATIP時間後まで1フレーム毎にホスト11
がデータ取り込み指令信号cを出力し、A/D変換器1
4でデジタル化された対物レンズ12の位置データaを
データ取り込み指令信号cに同期してデータラッチ回路
15でラッチすることにより、対物レンズ12の複数の
位置における位置データを取得する。線速1.2m/s
のCD−Rであれば、所定ATIP時間の±4フレーム
分のアドレス範囲だけ対物レンズ12の位置データを取
得する。そして、ホスト11は、取得した複数の位置デ
ータの平均値を求め、データラッチ回路9から出力され
るスケール4のデータbから平均値として求めた位置デ
ータaを引くことにより真の半径位置を求める。第4の
実施の形態の装置によれば、光ディスク2の偏芯のため
に対物レンズ12の位置が変動しても、対物レンズ12
の位置データaを所定のアドレスの範囲内で1フレーム
毎に取り込むことにより対物レンズ3の位置データaを
複数取得し、これら複数の位置データaの平均値を求め
るように構成したので、対物レンズ3の位置データaの
変動分をキャンセルして正確に半径位置を測定すること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
検査方法においては、光ディスク上の半径位置を測定す
るためのピックアップに搭載された対物レンズの中心が
ピックアップの中心になくても、ピックアップの中心に
対する対物レンズの中心の変位量を検出し、その変位量
に基づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位
置を求めるようにしたので、正確に半径位置を測定する
ことができる。また、請求項2に記載の検査方法におい
ては、光ディスクの偏芯のために対物レンズの位置が変
動しても、光ディスクが少なくとも1回転する間に検出
された対物レンズの変位量の平均値を求め、その平均値
に基づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位
置を求めるようにしたので、請求項1よりも更に正確に
半径位置を測定することができる。請求項3に記載の検
査装置においては、光ディスク上の半径位置を測定する
ためのピックアップに搭載された対物レンズの中心がピ
ックアップの中心になくても、ピックアップの中心に対
する対物レンズの中心の変位量をレンズ位置検出手段に
より検出し、その変位量に基づいて、検出された半径位
置を補正して真の半径位置を求めるように構成したの
で、半径位置を正確に測定することができる。請求項4
に記載の検査装置においては、請求項3の装置構成に加
えて、光ディスクが少なくとも1回転する間にレンズ位
置検出手段により検出された前記変位量の平均値を求め
る平均値化手段を備え、所定の情報が書き込まれた箇所
の半径位置を位置検出手段により測定し、その測定値を
平均値化手段より得られた変位量の平均値により補正し
て真の半径位置を求めるように構成したので、光ディス
クの偏芯のために対物レンズの位置が変動しても、その
変動分をキャンセルして正確に半径位置を測定すること
ができる。
下のような優れた効果を発揮できる。請求項1に記載の
検査方法においては、光ディスク上の半径位置を測定す
るためのピックアップに搭載された対物レンズの中心が
ピックアップの中心になくても、ピックアップの中心に
対する対物レンズの中心の変位量を検出し、その変位量
に基づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位
置を求めるようにしたので、正確に半径位置を測定する
ことができる。また、請求項2に記載の検査方法におい
ては、光ディスクの偏芯のために対物レンズの位置が変
動しても、光ディスクが少なくとも1回転する間に検出
された対物レンズの変位量の平均値を求め、その平均値
に基づいて、検出された半径位置を補正して真の半径位
置を求めるようにしたので、請求項1よりも更に正確に
半径位置を測定することができる。請求項3に記載の検
査装置においては、光ディスク上の半径位置を測定する
ためのピックアップに搭載された対物レンズの中心がピ
ックアップの中心になくても、ピックアップの中心に対
する対物レンズの中心の変位量をレンズ位置検出手段に
より検出し、その変位量に基づいて、検出された半径位
置を補正して真の半径位置を求めるように構成したの
で、半径位置を正確に測定することができる。請求項4
に記載の検査装置においては、請求項3の装置構成に加
えて、光ディスクが少なくとも1回転する間にレンズ位
置検出手段により検出された前記変位量の平均値を求め
る平均値化手段を備え、所定の情報が書き込まれた箇所
の半径位置を位置検出手段により測定し、その測定値を
平均値化手段より得られた変位量の平均値により補正し
て真の半径位置を求めるように構成したので、光ディス
クの偏芯のために対物レンズの位置が変動しても、その
変動分をキャンセルして正確に半径位置を測定すること
ができる。
【0014】請求項5に記載の検査装置においては、光
ディスクの偏芯のために対物レンズの位置が変動して
も、レンズ位置検出手段より出力される信号の低周波成
分のみをフィルタ手段で取り出すことにより、変動によ
る信号成分が除去されるので、対物レンズの変位量の変
動分をキャンセルして正確に半径位置を測定することが
できる。請求項6に記載の検査装置においては、光ディ
スクの偏芯のために対物レンズの位置が変動しても、レ
ンズ位置検出手段より出力される信号を一定時間毎に取
り込むことにより対物レンズの変位量を複数取得し、こ
れら複数の変位量の平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズの変位量の変動分をキャンセルして正確
に半径位置を測定することができる。請求項7に記載の
検査装置においては、光ディスクの偏芯のために対物レ
ンズの位置が変動しても、レンズ位置検出手段より出力
される信号を所定のアドレスの範囲内で1アドレス毎に
取り込むことにより対物レンズの変位量を複数取得し、
これら複数の変位量の平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズの変位量の変動分をキャンセルして正確
に半径位置を測定することができる。
ディスクの偏芯のために対物レンズの位置が変動して
も、レンズ位置検出手段より出力される信号の低周波成
分のみをフィルタ手段で取り出すことにより、変動によ
る信号成分が除去されるので、対物レンズの変位量の変
動分をキャンセルして正確に半径位置を測定することが
できる。請求項6に記載の検査装置においては、光ディ
スクの偏芯のために対物レンズの位置が変動しても、レ
ンズ位置検出手段より出力される信号を一定時間毎に取
り込むことにより対物レンズの変位量を複数取得し、こ
れら複数の変位量の平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズの変位量の変動分をキャンセルして正確
に半径位置を測定することができる。請求項7に記載の
検査装置においては、光ディスクの偏芯のために対物レ
ンズの位置が変動しても、レンズ位置検出手段より出力
される信号を所定のアドレスの範囲内で1アドレス毎に
取り込むことにより対物レンズの変位量を複数取得し、
これら複数の変位量の平均値を求めるように構成したの
で、対物レンズの変位量の変動分をキャンセルして正確
に半径位置を測定することができる。
【図1】本発明に係る光ディスク検査方法及び検査装置
の原理説明図である。
の原理説明図である。
【図2】本発明に係る光ディスク検査装置の第1の実施
の形態を示す装置構成図である。
の形態を示す装置構成図である。
【図3】本発明に係る光ディスク検査装置の第2の実施
の形態を示す装置構成図である。
の形態を示す装置構成図である。
【図4】本発明に係る光ディスク検査装置の第3及び第
4の実施の形態を示す装置構成図である。
4の実施の形態を示す装置構成図である。
【図5】光ディスクの構造を示した部分断面図である。
【図6】従来の一般的な光ディスク検査装置の装置構成
図である。
図である。
1 ターンテーブル、2 光ディスク、3 ピックアッ
プ、4 スケール、5スライダモータ、7 サーボ回
路、8 ドライブコントローラ、10 ATIPデコー
ダ、9 データラッチ回路、11 ホスト、12 対物
レンズ、13ローパスフィルタ、15 データラッチ回
路。
プ、4 スケール、5スライダモータ、7 サーボ回
路、8 ドライブコントローラ、10 ATIPデコー
ダ、9 データラッチ回路、11 ホスト、12 対物
レンズ、13ローパスフィルタ、15 データラッチ回
路。
Claims (7)
- 【請求項1】 周方向に沿って螺旋状に刻まれたトラッ
クを有しこのトラックに沿って情報が書き込まれた円盤
型光情報記録媒体の情報エリアの開始位置が円盤型光情
報記録媒体の中心からの距離として規定された所定の半
径位置にあるか否かを検査する方法であって、 円盤型光情報記録媒体を回転させながら、対物レンズを
搭載したピックアップを該円盤型光情報記録媒体の半径
方向に移動させて情報を再生し、所定の情報が再生され
た時の半径位置を検出するとともに、その時の前記ピッ
クアップの中心に対する前記対物レンズの中心の変位量
を検出し、その変位量に基づいて、検出された半径位置
を補正して真の半径位置を求めるようにしたことを特徴
とする円盤型光情報記録媒体の検査方法。 - 【請求項2】 前記円盤型光情報記録媒体が偏芯した状
態で回転するのに伴って前記変位量が変動する場合、前
記円盤型光情報記録媒体が少なくとも1回転する間に検
出された前記変位量の平均値を求め、その平均値に基づ
いて、検出された半径位置を補正して真の半径位置を求
めるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の円盤
型光情報記録媒体の検査方法。 - 【請求項3】 周方向に沿って螺旋状に刻まれたトラッ
クを有しこのトラックに沿って情報が書き込まれた円盤
型光情報記録媒体の情報エリアの開始位置が円盤型光情
報記録媒体の中心からの距離として規定された所定の半
径位置にあるか否かを検査するための装置であって、 検査対象である円盤型光情報記録媒体を回転させる回転
手段と、 前記円盤型光情報記録媒体上に書き込まれた信号を再生
するためのピックアップと、 前記回転手段により回転中の前記円盤型光情報記録媒体
の前記トラックに追従させるように前記ピックアップを
前記円盤型光情報記録媒体の半径方向にスライドさせる
スライド手段と、 前記ピックアップに装備された対物レンズを前記円盤型
光情報記録媒体の半径方向に移動させるトラッキング手
段と、 前記ピックアップの中心に対する前記対物レンズの中心
の変位量を検出するレンズ位置検出手段と、 前記ピックアップで再生された信号から情報を読み出す
デコード手段と、 前記ピックアップの半径位置を測定する位置検出手段
と、 所定の情報が書き込まれた箇所の半径位置を前記位置検
出手段により測定し、その測定値を前記変位量により補
正して真の半径位置を求める補正手段とを備えたことを
特徴とする円盤型光情報記録媒体の検査装置。 - 【請求項4】 前記円盤型光情報記録媒体が少なくとも
1回転する間に前記レンズ位置検出手段により検出され
た前記変位量の平均値を求める平均値化手段を備え、 前記補正手段は、所定の情報が書き込まれた箇所の半径
位置を前記位置検出手段により測定し、その測定値を前
記平均値化手段より得られた前記変位量の平均値により
補正して真の半径位置を求めることを特徴とする請求項
3に記載の円盤型光情報記録媒体の検査装置。 - 【請求項5】 前記平均値化手段は、前記レンズ位置検
出手段より出力される信号の低周波成分のみを取り出す
フィルタ手段からなることを特徴とする請求項4に記載
の円盤型光情報記録媒体の検査装置。 - 【請求項6】 前記平均値化手段は、前記レンズ位置検
出手段より出力される信号を一定時間毎に取り込むこと
により前記変位量を複数取得し、これら複数の変位量の
平均値を求めることを特徴とする請求項4に記載の円盤
型光情報記録媒体の検査装置。 - 【請求項7】 前記平均値化手段は、前記レンズ位置検
出手段より出力される信号を所定のアドレスの範囲内で
1アドレス毎に取り込むことにより前記変位量を複数取
得し、これら複数の変位量の平均値を求めることを特徴
とする請求項4に記載の円盤型光情報記録媒体の検査装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32226997A JPH11144329A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 円盤型光情報記録媒体の検査方法及び検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32226997A JPH11144329A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 円盤型光情報記録媒体の検査方法及び検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144329A true JPH11144329A (ja) | 1999-05-28 |
Family
ID=18141767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32226997A Pending JPH11144329A (ja) | 1997-11-07 | 1997-11-07 | 円盤型光情報記録媒体の検査方法及び検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11144329A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135082A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Pulstec Industrial Co Ltd | 光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法 |
-
1997
- 1997-11-07 JP JP32226997A patent/JPH11144329A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008135082A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Pulstec Industrial Co Ltd | 光ディスク装置及び光ディスク装置のトラッキングサーボ方法 |
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