JP2003322793A - 光ヘッド用対物レンズ - Google Patents

光ヘッド用対物レンズ

Info

Publication number
JP2003322793A
JP2003322793A JP2002133140A JP2002133140A JP2003322793A JP 2003322793 A JP2003322793 A JP 2003322793A JP 2002133140 A JP2002133140 A JP 2002133140A JP 2002133140 A JP2002133140 A JP 2002133140A JP 2003322793 A JP2003322793 A JP 2003322793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular
phase
region
objective lens
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002133140A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Takeuchi
修一 竹内
Koichi Maruyama
晃一 丸山
Daisuke Koreeda
大輔 是枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Pentax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentax Corp filed Critical Pentax Corp
Priority to JP2002133140A priority Critical patent/JP2003322793A/ja
Priority to US10/430,212 priority patent/US7224662B2/en
Priority to CNB031309917A priority patent/CN100340889C/zh
Publication of JP2003322793A publication Critical patent/JP2003322793A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/139Numerical aperture control means
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1353Diffractive elements, e.g. holograms or gratings
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1372Lenses
    • G11B7/1374Objective lenses
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0006Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低NAの集光状態で使用する光ディスクの利用
時のサイドローブを低く抑えることができる対物レンズ
を提供すること。 【解決手段】 対物レンズ10は両面非球面単レンズで
あり、一方のレンズ面11に回折レンズ構造が形成され
ている。中心領域Rcに形成された回折レンズ構造は、
2波長について1次の回折光の回折効率が最大となるよ
うに設計されている。周辺領域Rhに形成された回折レ
ンズ構造は、DVDに対応する波長では、周辺領域、中
心領域を透過した光束の位相がほぼ同位相となり、CD
に対応する波長では、周辺領域Rhのうち第1の環状領
域を構成する輪帯を透過した光束の位相が中心領域を透
過した光束の位相とは異なり、第1の環状領域より外側
に位置する第2の環状領域を構成する輪帯を透過した光
束の位相が中心領域Rcを透過した光束の位相に対して
ほぼ同位相になるよう設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、必要とされるNA
の異なる少なくとも2種類の光ディスクに対して利用可
能な光ヘッド用の対物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光ディスクの記録密度と記録面
上に形成されるスポット径との間には密接な関係があ
る。すなわち、スポット径は、記録面上のトラック幅を
過不足なくカバーするサイズであることが要求される。
記録密度が高い場合には、トラック幅は狭くなるため、
スポット径を小さくする必要がある。他方、記録密度が
低い場合には、トラック幅が広くなるため、スポット径
を大きくする必要がある。トラック幅に対してスポット
径が大きすぎると、隣接するトラックの情報がノイズ
(クロストーク)として混入する可能性があり、逆にトラ
ック幅に対してスポット径が小さすぎると、特にCD
(コンパクトディスク)のように光の回折を利用して信号
を再生する方式では、十分な回折効果が得られずに信号
を読み落とす可能性がある。
【0003】スポット径は、NAが大きいほど小さくな
るため、記録密度が高いDVD(デジタルバーサタイル
ディスク)用の光学系やMO(光磁気ディスク)用の光
学系では高NAであること、記録密度の低いCD用の光
学系では低NAであることが要求される。したがって、
これらDVDとCD、あるいはMOとCDに対して共通
の対物レンズを用いる場合には、CDの使用時に開口を
制限してNAが必要以上に大きくならないようにする必
要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、CDの
利用時に開口を制限すると、スポットの周囲にも光の輪
(サイドローブ)が形成され、その強度が大きい場合には
再生信号のSN比が低下するという問題がある。
【0005】この発明は、上述した従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、低NAの集光状態で使用する
光ディスクの利用時に開口を制限した場合にもサイドロ
ーブを低く抑えることができる光ヘッド用対物レンズの
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる光ヘッ
ド用対物レンズは、上記の目的を達成させるため、少な
くとも2つの異なる波長の光束をNAの異なる集光状態
で、少なくとも2種類の光ディスクの記録面に対してそ
れぞれ収束させる構成において、正のパワーを有する屈
折レンズを備え、この屈折レンズの少なくとも一方のレ
ンズ面が、低NAの集光状態で使用する光ディスクに必要
充分な低NAの光束が透過する中心領域と、中心領域の周
囲に位置し、高NAの集光状態で使用する光ディスクに対
して必要な高NAの光束が透過する周辺領域とに区分さ
れ、高NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波
長の光束を用いて高NAの集光状態で使用する光ディスク
上に集光点を形成する場合には、周辺領域を透過した光
束の位相は、中心領域を透過した光束の位相に対してほ
ぼ同位相になり、低NAの集光状態で使用する光ディスク
に対応する波長の光束を用いて低NAの集光状態で使用す
る光ディスク上に集光点を形成する場合には、周辺領域
に含まれる第1の環状領域を透過した光束の位相は、中
心領域を透過した光束の位相とは異なり、第1の環状領
域より外側に位置する第2の環状領域を透過した光束の
位相は、中心領域を透過した光束の位相に対してほぼ同
位相になることを特徴とする。
【0007】上記の構成によれば、高NAの集光状態で使
用する光ディスクの利用時には、中心領域を通った光束
と、周辺領域を通った光とが同位相になり、共に良好に
収束して比較的径の小さいスポットを形成する。一方、
低NAの集光状態で使用する光ディスクの利用時には、中
心領域を通った光束と第2の環状領域を通った光束とは
同相となり、干渉によりスポットの中心強度が上がり、
サイドローブの強度を下げることができる。すなわち、
第1の環状領域を通った光束は、集光点の中心強度を強
める作用を持たず、第2の環状領域を通った光束は、集
光点の中心強度を強める作用を持つ。なお、第1の環状
領域を通った光束の位相を中心領域を通った光束に対し
て逆相にすると、第1サイドローブの強度には影響を与
えずに、スポットが過度に絞られるのを防ぐことができ
る。
【0008】また、第1の環状領域と第2の環状領域と
の境界の光軸からの高さをhS、中心領域と周辺領域と
の境界の光軸からの高さをhBとして、以下の条件(1)
を満たすことが望ましい。
【0009】1.15<hS/hB<1.28 …(1) 周辺領域には、微細な段差を有する複数の輪帯から成る
回折レンズ構造を形成し、複数の輪帯が第2の環状領域
を構成することが望ましい。この場合、個々の輪帯が、
それぞれ第2の環状領域を構成し、したがって、周辺領
域には第2の環状領域が複数含まれることとなる。第2
の環状領域を構成する複数の輪帯は、互いに隣接し、各
輪帯の境界部での光路差が高NAの集光状態で使用する光
ディスクに対応する波長の光束を利用する場合に1波長
分となるように設定することが望ましい。
【0010】さらに、周辺領域に形成された複数の輪帯
に、低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波
長の光束を利用する場合に、輪帯の中心側の端を透過す
る光束と周辺側の端を透過する光束との位相差がπを越
える幅広の輪帯を含ませることが望ましい。
【0011】あるいは、第2の環状領域を構成する複数
の輪帯に、低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応
する波長の光束を利用する場合に、輪帯の中心側の端を
透過する光束と周辺側の端を透過する光束との位相差が
2πを越える幅広の輪帯を含ませてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる光ヘッド
用対物レンズの実施形態を説明する。実施形態の対物レ
ンズは、高NAの集光状態で使用するDVDと、低NAの集
光状態で使用するCD、CD−R互換の光情報記録再生
装置の光ヘッドに適用され、光源である半導体レーザー
から発したレーザー光をディスク等の媒体上に収束させ
る機能を有している。
【0013】図1は、実施形態にかかる対物レンズの外
形を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は縦断面
図、(C)は縦断面の一部拡大図である。対物レンズ10
は、非球面である2つのレンズ面11,12を有する両
凸の樹脂製単レンズであり、一方のレンズ面11は、図
1(A)に示したように、記録密度の低いCD,CD−R
等の光ディスクに必要充分な低NAの光束が透過する中心
領域Rcと、この中心領域Rcの周囲に位置し、DVD
等の記録密度の高い光ディスクに対して必要な高NAの光
束が透過する周辺領域Rhとに区分されている。なお、
中心領域Rcは、NA0.5程度の光束が透過するより内側
の領域として設定される。
【0014】対物レンズ10のレンズ面11には、中心
領域Rc、周辺領域Rhを含む全域にわたり、光軸を中
心とした輪帯状のパターンとして回折レンズ構造が形成
されている。回折レンズ構造は、図1(C)に示すよう
に、各輪帯の境界に光軸方向の段差を持つ。
【0015】図2は図1に示す光ヘッド用対物レンズを
使用した光ヘッドの光学系の説明図である。この光学系
は、DVD用モジュール21、CD用モジュール22、
ビームコンバイナ23、コリメートレンズ24、対物レ
ンズ10で構成されている。各モジュール21,22
は、半導体レーザーとセンサーとを一体化した素子であ
る。
【0016】記録密度の高いDVDを使用するために
は、小さいビームスポットを作るために比較的短い波長
の光が必要とされる。一方、記録密度の低いCD,CD
−Rを使用するためには、比較的大きなビームスポット
を形成するために長い波長の光が必要とされ、かつ、少
なくともCD−Rを使用するためには、その分光反射率
の関係で近赤外光が必要となる。そこで、DVD用モジ
ュール21は、発振波長660nmまたは657nmの半導体レー
ザーを備え、CD用モジュール22は、発振波長789nm
または790nmの半導体レーザーを備える。
【0017】DVD(図中実線で示す)の使用時には、D
VDモジュール21を作動させる。DVDモジュール2
1の半導体レーザーから発した波長660nmまたは657nmの
レーザー光は、図中実線で示したようにDVDの情報記
録面に集光する。他方、CD,CD−Rの使用時(図中
では代表してCDを示す)には、CDモジュール22を
作動させる。CDモジュール21の半導体レーザーから
発した波長789nmまたは790nmのレーザー光は、図中破線
で示したようにCDの情報記録面に集光する。
【0018】対物レンズ10の中心領域Rcに形成され
た回折レンズ構造は、DVDに使用される波長とCDに
使用される波長の2波長について、1次の回折光の回折
効率が最大となるように設計されている。また、中心領
域Rcの回折レンズ構造は、0.6mmの保護層を有す
るDVDと、1.2mmの保護層を有するCD,CD−
Rとに対し、使用波長の切換により球面収差の変化を補
正するような波長依存性を有している。具体的には、入
射光の波長が長波長側に変化した際に、球面収差が補正
不足となる方向に変化する球面収差特性を有している。
【0019】光ディスク光学系の球面収差は、保護層の
厚さが厚くなるほど補正過剰となる方向に変化する。一
方、保護層の薄いDVDについては短波長、保護層の厚
いCD,CD−Rについては長波長のレーザー光が用い
られる。そこで、上記のように回折レンズ構造に波長が
長波長に変化した場合に球面収差が補正不足となる方向
に変化する特性を持たせることにより、保護層が厚くな
ることにより補正過剰となる球面収差を、回折レンズ構
造の補正不足方向の球面収差を利用して打ち消すことが
できる。
【0020】周辺領域Rhに形成された回折レンズ構造
は、高NAの集光状態で使用するDVDに対応する波長で
は、周辺領域を透過した光束の位相が中心領域を透過し
た光束の位相に対してほぼ同位相となるよう設計されて
いる。また、低NAの集光状態で使用するCDに対応する
波長では、周辺領域Rhのうち第1の環状領域を構成す
る輪帯を透過した光束の位相は、中心領域Rcを透過し
た光束の位相とは異なり、第1の環状領域より外側に位
置する第2の環状領域を構成する輪帯を透過した光束の
位相は、中心領域Rcを透過した光束の位相に対してほ
ぼ同位相になるよう設定されている。
【0021】上記のように周辺領域Rhの各輪帯を設定
すると、低NAの集光状態で使用するCDに対応する波長
において、干渉によりサイドローブの強度を下げること
ができ、しかも、スポットが過度に絞られるのを防ぐこ
とができる。また、対物レンズ10は、第1の環状領域
と第2の環状領域との境界の光軸からの高さをhS、中
心領域Rcと周辺領域Rhとの境界の光軸からの高さを
Bとして、以下の条件(1)を満たしている。
【0022】1.15<hS/hB<1.28 …(1) この条件(1)を満たすことにより、スポットの中心強度
を強め、特に第1サイドローブを低く抑えることができ
る。
【0023】また、第2の環状領域を構成する複数の輪
帯は、互いに隣接し、各輪帯の境界部での光路差が高NA
の集光状態で使用するDVDに対応する波長の光束を利
用する場合に1波長分となるように設定されている。第
2の環状領域を構成する輪帯どうしの境界部での光路差
は、波長の整数倍であれば良いが、特にサイドローブを
抑える効果を大きくする場合には1波長分に設定して1
次回折光を利用するようにするとなお良い。高次回折光
を利用する場合には、輪帯の幅が大きくなるため、CD
に対応する波長においてトータルで中心領域と同位相に
なる場合にも、同位相でない部分も含むことになる。こ
れに対して、DVDに対応する波長で1次回折光を利用
する場合には、それぞれの輪帯の幅が小さくなるため、
CDに対応する波長において中心領域と同位相になる部
分のみを含む輪帯を形成することができ、サイドローブ
を抑える効果が大きくなる。
【0024】さらに、周辺領域Rhに形成された複数の
輪帯には、CDに対応する波長の光束を利用する場合
に、輪帯の中心側の端を透過する光束と周辺側の端を透
過する光束との位相差がπを越える幅広の輪帯が含まれ
ている。このような輪帯を設けることにより、中心強度
やサイドローブに影響を与えずに、結像面上の周辺部の
フレアを拡散させることができる。
【0025】また、第2の環状領域を構成する複数の輪
帯に、CDに対応する波長において、輪帯の中心側の端
を透過する光束と周辺側の端を透過する光束との位相差
が2πを越える幅広の輪帯を含ませてもよい。この場合
には、サイドローブを抑えつつ、結像面上の周辺部のフ
レアを拡散させることができる。
【0026】次に、上述した実施形態に基づく対物レン
ズ20の具体的な実施例を5例提示する。
【0027】
【実施例1】図3は、実施例1の対物レンズ10とDV
Dとを示すレンズ図である。実施例1の対物レンズ10
の第1面11は、光軸からの高さhが0≦h<1.557を満た
す中心領域と、1.557≦h≦2.045となる周辺領域とに区
分される。中心領域のベースカーブ(回折レンズ構造を
除く屈折レンズとしての形状)と周辺領域のベースカー
ブとは別個の係数で定義される独立した回転対称非球面
である。また、中心領域に形成されている回折レンズ構
造と、周辺領域に形成されている回折レンズ構造とは、
互いに異なる光路差関数で定義されている。なお、第2
面12は、回折レンズ構造を有さない回転対称非球面で
ある。
【0028】回転対称非球面の形状は、光軸からの高さ
がhとなる非球面上の座標点の非球面の光軸上での接平
面からの距離(サグ量)をX(h)、非球面の光軸上での曲
率(1/r)をC、円錐係数をK、4次、6次、8次、10
次、12次の非球面係数をA4,A 6,A8,A10,A12として、以
下の式で表される。 X(h)=Ch2/(1+√(1-(1+K)C2h2))+A4h4+A6h6+A8h8+A10h
10+A12h12 また、回折レンズ構造による光路長の付加量は、光軸か
らの高さh、n次(偶数次)の光路差関数係数Pn、回折
次数m、波長λを用いて、 φ(h)=(P2h2+P4h4+P6h6+…)×m×λ により定義される光路差関数φ(h)により表すことがで
きる。光路差関数φ(h)は、回折面上での光軸からの高
さhの点において、回折レンズ構造により回折されなか
った場合の仮想的な光線と、回折レンズ構造により回折
された光線との光路長差を示す。付加量は、軸上の光路
に対して光路が長くなる方向を正として表す。
【0029】実際の回折レンズ構造の微細形状は、上記
の光路差関数で表わされる光路長から波長の整数倍の成
分を消去することにより決定される。すなわち、輪帯幅
は、例えば1次回折光を用いる場合には、輪帯の内周と
外周とで光路差関数が一波長分の差を持つように決定さ
れ、輪帯間の段差は、入射光に1波長の光路長差を与え
るように決定される。
【0030】実施例1の対物レンズ10の具体的な数値
構成を表1及び表2に示す。表1には、対物レンズ10
とDVDとの基本的な構成、表2には、第1面のベース
カーブと回折レンズ構造とを定義する各係数と第2面の
非球面形状を定義する各係数がそれぞれ示されている。
表中、NA1、f1、λ1は、それぞれDVD使用時の開口
数、回折レンズ構造を含めた対物レンズの焦点距離(単
位:mm)、波長(単位:nm)であり、NA2、f2、λ2は、それ
ぞれCD使用時の開口数、回折レンズ構造を含めた対物
レンズの焦点距離(単位:mm)、波長(単位:nm)、rは各面
の近軸曲率半径(単位:mm)、dは面間の光軸上の距離(単
位:mm)、nλは波長λにおける屈折率である。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】次に、第1面に形成された回折レンズ構造
の微細形状を表3に示す。表3において、h_min、h_max
は、それぞれ各輪帯を区分する光軸側の境界と外周側の
境界との光軸からの高さ方向の距離(単位:mm)、θh_mi
n、θh_maxは、それぞれ各輪帯の光軸側の境界、外周側
の境界での波面収差、Δθはθh_max−θh_minで表され
る輪帯内での波面収差の差である。波面収差の値は、位
相(例えば2π)により表記されている。
【0034】輪帯は、光軸を含む円形の領域を輪帯番号
0として、輪帯番号26までの27輪帯を含む。第0〜1
6輪帯が中心領域Rc、第17〜26輪帯が周辺領域Rhに
含まれる。
【0035】
【表3】
【0036】第21輪帯(輪帯番号21)は、DVDに対
応する波長660nmにおいて、隣接する輪帯との境界部分
での光路長差が1波長分となるよう設定されている。
【0037】次に、実施例1の対物レンズ10に形成さ
れた回折レンズ構造の各輪帯について、CDに対応する
波長における波面収差を説明する。以下の説明では、波
面収差を円グラフにより表現する。図4に示すように、
図中右側(3時の方向)を位相2nπ(nは0以上の整数)
とし、時計回り方向をマイナス、反時計回り方向をプラ
スとして90°毎に0.5π位相が進むものとする。位
相2πの差は差が無いのと等しいため、1周を2πで表
現している。
【0038】表3に示されるように、中心領域Rcに形
成された回折レンズ構造の各輪帯は、中心側と周辺側と
の間での波面収差の変化が0.1π〜0.2π前後で小さく、
かつ、分布がプラス方向の所定の位相から絶対値が等し
いマイナスの位相にわたっており、各輪帯としての波面
収差の方向は2nπの方向で揃っている。
【0039】これに対して、周辺領域Rhに形成された
回折レンズ構造の各輪帯は、輪帯毎に波面収差の変化が
大きく、かつ、変化幅が輪帯毎に異なる。波面収差の変
化幅がπより小さい輪帯は、波面収差の方向性が明確に
現れる。これに対して、波面収差の差が2πに近い輪帯
は、波面収差の方向性が現れない。図5に、実施例1の
対物レンズの周辺領域に形成された回折レンズ構造の各
輪帯における波面収差の変化を円グラフで示す。第18,1
9,23-25輪帯は、波面収差の差が2πに近く方向性がな
いので表示を省略する。
【0040】第17輪帯は、表3に示されるように、光
軸側の境界での波面収差の値が0.333π、外周側の境界
での波面収差の値が-2.823πである。これを円グラフで
示すと図5(A)のようになり、波面収差は図中の矢印で
示されるように図中の右下方向の方向性を持つ。前述し
たように、中心領域Rcの各輪帯を透過した光束の波面
収差は、図中の右方向となるため、図5の矢印が右方向
を向いている場合には中心領域を透過した光束とほぼ同
位相となる。第17輪帯は、この輪帯を透過するCDに
対応する波長789nmの光束の位相が、中心領域Rcを透
過した光束の位相とは異なる第1の環状領域である。
【0041】同様にして、第20輪帯、第21輪帯、第
22輪帯、第26輪帯の波面収差を図5(B)〜(E)に示
す。第20輪帯、第21輪帯の位相が、中心領域Rcを
透過した光束の位相とほぼ同相になることがわかる。す
なわち、第20輪帯と第21輪帯は、これらの輪帯を透
過するCDに対する波長789nmの光束の位相が、中心領
域Rcを透過した光束の位相に対してほぼ同相になる第
2の環状領域である。第1の環状領域と第2の環状領域
との境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比h
S/hBを計算すると、1.18となり、条件(1)を満たして
いる。
【0042】
【実施例2】実施例2の対物レンズは、図3に示した実
施例1と同様の両面非球面の樹脂製単レンズであり、一
方のレンズ面が中心領域Rcと周辺領域Rhとに区分さ
れ、いずれの領域にも回折レンズ構造が形成されてい
る。第1面のベースカーブである非球面の形状、回折レ
ンズ構造を定義する光路差関数係数の値、第2面の形状
等は表1,2に示す実施例1と同様である。第1面の周
辺領域に形成された回折レンズ構造の微細形状のみが実
施例1と異なる。
【0043】実施例2の対物レンズの第1面に形成され
た回折レンズ構造の微細形状を表4に示す。輪帯は、光
軸を含む円形の領域を輪帯番号0として、輪帯番号28
までの29輪帯を含む。第0〜16輪帯が中心領域Rc、
第17〜28輪帯が周辺領域Rhに含まれる。
【0044】
【表4】
【0045】第21〜23輪帯(輪帯番号21〜23)
は、DVDに対応する波長660nmにおいて、隣接する輪
帯との境界部分での光路長差が1波長分となるよう設定
されている。
【0046】次に、実施例2の対物レンズに形成された
回折レンズ構造の各輪帯について、CDに対応する波長
における波面収差を説明する。中心領域Rcに形成され
た回折レンズ構造の各輪帯は、実施例1と同一であり、
各輪帯としての波面収差の方向は2nπの方向で揃って
いる。
【0047】これに対して、周辺領域Rhに形成された
回折レンズ構造の各輪帯は、輪帯毎に波面収差の変化が
大きく、かつ、変化幅が輪帯毎に異なる。図6に、実施
例2の対物レンズの周辺領域に形成された回折レンズ構
造の各輪帯における波面収差の変化を円グラフで示す。
第18,19,25-27輪帯は、波面収差の差が2πに近く方向
性がないので表示を省略する。
【0048】第17輪帯の波面収差は、図6(A)に示さ
れる。波面収差は図中の矢印で示されるように図中の右
下方向の方向性を持つ。第17輪帯は、この輪帯を透過
するCDに対応する波長789nmの光束の位相が、中心領
域Rcを透過した光束の位相とは異なる第1の環状領域
である。
【0049】同様にして、第20−24輪帯、第28輪
帯の波面収差を図6(B)〜(G)に示す。第20輪帯、第
21輪帯、第22輪帯の位相が、中心領域Rcを透過し
た光束の位相とほぼ同相になることがわかる。すなわ
ち、第20〜22輪帯は、これらの輪帯を透過するCD
に対する波長789nmの光束の位相が、中心領域Rcを透
過した光束の位相に対してほぼ同相になる第2の環状領
域である。第1の環状領域と第2の環状領域との境界h
Sと、中心領域と周辺領域との境界hBの比hS/hBを計
算すると、1.18となり、条件(1)を満たしている。
【0050】基本設計が共通である実施例1、実施例2
の対物レンズ使用時のCDの記録面上での光量分布を、
第2の環状領域を持たない比較例1の対物レンズ使用時
の光量分布と比較して説明する。図7は、比較例1の対
物レンズ使用時の光量分布を示すグラフであり、縦軸が
光強度、横軸が光軸を中心とした半径(単位:mm)を示
す。比較例1の対物レンズは、基本設計は実施例1,2
と共通であるが、周辺領域に第2の環状領域を持たず、
全ての輪帯が波長789nmの光束に対してπ以上の波面収
差の変化幅を持つよう設定されている。
【0051】図8、図9は、実施例1、実施例2の光量
分布をそれぞれ示すグラフである。ビームスポット(メ
インビーム)は強度が顕著に大きいため、各グラフでは
ピークは示されていない。中心から第1暗環(光軸から
の距離が大きくなるとき最初に光強度がほぼ0になる位
置)までの距離をメインビーム径と定義する。実施例
1、実施例2のメインビーム径は、比較例1を基準にし
て−1.1%で有意な変化はない。これに対して、第1
サイドローブの強度は、比較例1を基準にして実施例1
では−16.8%、実施例2では−22.5%となる。
第2の環状領域を構成する輪帯の数は、実施例1では
「2」であるのに対して、実施例2では「3」であり、
輪帯数を増やすことによりサイドローブを抑える効果が
大きくなることがわかる。
【0052】
【実施例3】図10は、実施例3の対物レンズ10とD
VDとを示すレンズ図である。実施例3の対物レンズ1
0の第1面11は、光軸からの高さhが0≦h<1.567を満
たす中心領域と、1.567≦h≦2.086となる周辺領域とに
区分される。中心領域のベースカーブと周辺領域のベー
スカーブとは別個の係数で定義される独立した回転対称
非球面である。また、中心領域に形成されている回折レ
ンズ構造と、周辺領域に形成されている回折レンズ構造
とは、互いに異なる光路差関数で定義されている。な
お、第2面12は、回折レンズ構造を有さない回転対称
非球面である。
【0053】実施例3の対物レンズ10の具体的な数値
構成を表5及び表6に示す。また、表7に第1面に形成
された回折レンズ構造の微細形状を示す。輪帯は、光軸
を含む円形の領域を輪帯番号0として、輪帯番号17ま
での18輪帯を含む。第0〜11輪帯が中心領域Rc、第1
2〜17輪帯が周辺領域Rhに含まれる。
【0054】
【表5】
【0055】
【表6】
【0056】
【表7】
【0057】第15輪帯(輪帯番号15)は、DVDに対
応する波長657nmにおいて、隣接する輪帯との境界部分
での光路長差が1波長分となるよう設定されている。
【0058】次に、実施例3の対物レンズ10に形成さ
れた回折レンズ構造の各輪帯について、CDに対応する
波長における波面収差を円グラフを用いて説明する。表
7に示されるように、中心領域Rcに形成された回折レ
ンズ構造の各輪帯は、中心側と周辺側との間での波面収
差の変化が0.1π〜0.2π前後で小さく、かつ、分布がプ
ラス方向の所定の位相から絶対値がほぼ等しいマイナス
の位相にわたっており、各輪帯としての波面収差の方向
は2nπの方向で揃っている。
【0059】これに対して、周辺領域Rhに形成された
回折レンズ構造の各輪帯は、輪帯毎に波面収差の変化が
大きく、かつ、変化幅が輪帯毎に異なる。図11に、実
施例3の対物レンズの周辺領域に形成された回折レンズ
構造の各輪帯における波面収差の変化を円グラフで示
す。第13,14,16輪帯は、波面収差の差が2πに近く方向
性がないので表示を省略する。
【0060】第12輪帯の波面収差を円グラフで示すと
図11(A)のようになり、波面収差は図中の矢印で示さ
れるように図中の下方向の方向性を持つ。前述したよう
に、中心領域Rcの各輪帯を透過した光束の波面収差
は、図中の右方向となるため、図11の矢印が右方向を
向いている場合には中心領域を透過した光束とほぼ同位
相となる。第12輪帯は、この輪帯を透過するCDに対
応する波長790nmの光束の位相が、中心領域Rcを透過
した光束の位相とは異なる第1の環状領域である。
【0061】同様にして、第15輪帯、第17輪帯の波
面収差を図11(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相
は、中心領域Rcを透過した光束の位相とほぼ同相にな
ることがわかる。すなわち、第15輪帯は、この輪帯を
透過するCDに対する波長790nmの光束の位相が、中心
領域Rcを透過した光束の位相に対してほぼ同相になる
第2の環状領域である。第1の環状領域と第2の環状領
域との境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比
S/hBを計算すると、1.21となり、条件(1)を満たし
ている。
【0062】
【実施例4】実施例4の対物レンズは、図10に示した
実施例3と同様の両面非球面の樹脂製単レンズであり、
一方のレンズ面が中心領域Rcと周辺領域Rhとに区分
され、いずれの領域にも回折レンズ構造が形成されてい
る。第1面のベースカーブである非球面の形状、回折レ
ンズ構造を定義する光路差関数係数の値、第2面の形状
等は表5,6に示す実施例3と同様である。第1面の周
辺領域に形成された回折レンズ構造の微細形状のみが実
施例3と異なる。
【0063】実施例4の対物レンズの第1面に形成され
た回折レンズ構造の微細形状を表8に示す。輪帯は、光
軸を含む円形の領域を輪帯番号0として、輪帯番号16
までの17輪帯を含む。第0〜11輪帯が中心領域Rc、
第12〜16輪帯が周辺領域Rhに含まれる。
【0064】
【表8】
【0065】第15輪帯(輪帯番号15)は、CDに対応
する波長790nmにおいて、波面収差の変化が2πより大
きくなる。
【0066】次に、実施例4の対物レンズに形成された
回折レンズ構造の各輪帯について、CDに対応する波長
における波面収差を説明する。中心領域Rcに形成され
た回折レンズ構造の各輪帯は、実施例3と同一であり、
各輪帯としての波面収差の方向は2nπの方向で揃って
いる。
【0067】これに対して、周辺領域Rhに形成された
回折レンズ構造の各輪帯は、輪帯毎に波面収差の変化が
大きく、かつ、変化幅が輪帯毎に異なる。図12に、実
施例4の対物レンズの周辺領域に形成された回折レンズ
構造の各輪帯における波面収差の変化を円グラフで示
す。第13,14輪帯は、波面収差の差が2πに近く方向性
がないので表示を省略する。
【0068】第12輪帯の波面収差は、図12(A)に示
される。波面収差は図中の矢印で示されるように図中の
下方向の方向性を持つ。第12輪帯は、この輪帯を透過
するCDに対応する波長790nmの光束の位相が、中心領
域Rcを透過した光束の位相とは異なる第1の環状領域
である。
【0069】同様にして、第15、16輪帯の波面収差
を図12(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相が、中心
領域Rcを透過した光束の位相とほぼ同相になることが
わかる。すなわち、第15輪帯は、この輪帯を透過する
CDに対する波長790nmの光束の位相が、中心領域Rc
を透過した光束の位相に対してほぼ同相になる第2の環
状領域である。第1の環状領域と第2の環状領域との境
界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比hS/hB
を計算すると、1.23となり、条件(1)を満たしている。
【0070】
【実施例5】実施例5の対物レンズは、図10に示した
実施例3と同様の両面非球面の樹脂製単レンズであり、
一方のレンズ面が中心領域Rcと周辺領域Rhとに区分
され、いずれの領域にも回折レンズ構造が形成されてい
る。第1面のベースカーブである非球面の形状、回折レ
ンズ構造を定義する光路差関数係数の値、第2面の形状
等は表5,6に示す実施例3と同様である。第1面の周
辺領域に形成された回折レンズ構造の微細形状のみが実
施例3と異なる。
【0071】実施例5の対物レンズの第1面に形成され
た回折レンズ構造の微細形状を表9に示す。輪帯は、光
軸を含む円形の領域を輪帯番号0として、輪帯番号17
までの18輪帯を含む。第0〜11輪帯が中心領域Rc、
第12〜17輪帯が周辺領域Rhに含まれる。
【0072】
【表9】
【0073】第15輪帯(輪帯番号15)は、DVDに対
応する波長660nmにおいて、隣接する輪帯との境界部分
での光路長差が1波長分となるよう設定されている。
【0074】次に、実施例5の対物レンズに形成された
回折レンズ構造の各輪帯について、CDに対応する波長
における波面収差を説明する。中心領域Rcに形成され
た回折レンズ構造の各輪帯は、実施例3と同一であり、
各輪帯としての波面収差の方向は2nπの方向で揃って
いる。
【0075】これに対して、周辺領域Rhに形成された
回折レンズ構造の各輪帯は、輪帯毎に波面収差の変化が
大きく、かつ、変化幅が輪帯毎に異なる。図13に、実
施例5の対物レンズの周辺領域に形成された回折レンズ
構造の各輪帯における波面収差の変化を円グラフで示
す。第13,14,16輪帯は、波面収差の差が2πに近く方向
性がないので表示を省略する。
【0076】第12輪帯の波面収差は、図13(A)に示
される。波面収差は図中の矢印で示されるように図中の
左方向の方向性を持つ。第12輪帯は、この輪帯を透過
するCDに対応する波長790nmの光束の位相が、中心領
域Rcを透過した光束の位相とは異なる(逆相となる)第
1の環状領域である。
【0077】第15輪帯、第17輪帯の波面収差を図1
3(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相が、中心領域R
cを透過した光束の位相とほぼ同相になることがわか
る。すなわち、第15輪帯は、これらの輪帯を透過する
CDに対する波長789nmの光束の位相が、中心領域Rc
を透過した光束の位相に対してほぼ同相になる第2の環
状領域である。第1の環状領域と第2の環状領域との境
界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比hS/hB
を計算すると、1.21となり、条件(1)を満たしている。
【0078】基本設計が共通である実施例3−5の対物
レンズ使用時のCDの記録面上での光量分布を、第2の
環状領域を持たない比較例2の対物レンズ使用時の光量
分布と比較して説明する。図14は、比較例2の対物レ
ンズ使用時の光量分布を示すグラフである。比較例2の
対物レンズは、基本設計は実施例3−5と共通である
が、周辺領域に第2の環状領域を持たず、全ての輪帯が
波長790nmの光束に対してπ以上の波面収差の変化幅を
持つよう設定されている。
【0079】図15、図16、図17は、実施例3、実
施例4、実施例5の光量分布をそれぞれ示すグラフであ
る。実施例3、実施例4、実施例5のメインビーム径
は、比較例2を基準にして−0.9%、0.0%、0.
9%であり、有意な変化はない。これに対して、第1サ
イドローブの強度は、比較例2を基準にして実施例3で
は−15.9%、実施例4では−12.1%、実施例5
では−17.3%となる。
【0080】実施例4では、第2の環状領域として、波
面収差の変化が2πを超える輪帯を用いているが、この
ような幅広の輪帯を利用しても実施例3と同様にサイド
ローブを抑える効果が得られる。また、実施例5のよう
に第1の環状領域を構成する第12輪帯の波面収差の位
相を中央領域を通る光束の波面収差の位相に対して逆相
にすることにより、メインビーム径が小さくなり過ぎる
のを防ぐことができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低NAの集光状態で使用する光ディスクに対して開口
を制限した場合にも、サイドローブの強度を低く抑える
ことができ、再生信号のSN比の劣化を防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる対物レンズの外形を示す説
明図であり、(A)は正面図、(B)は縦断面図、(C)は縦
断面の一部拡大図である。
【図2】 図1の対物レンズを使用した光ヘッドの光学
系の説明図である。
【図3】 実施例1の対物レンズとDVDとを示すレン
ズ図である。
【図4】 波面収差を円グラフで表示する場合の規則を
示す説明図である。
【図5】 実施例1の対物レンズを利用して波長789
nmの光束を入射させた場合の波面収差の変化を輪帯毎
に示す円グラフである。
【図6】 実施例2の対物レンズを利用して波長789
nmの光束を入射させた場合の波面収差の変化を輪帯毎
に示す円グラフである。
【図7】 比較例1の対物レンズ使用時のCDの記録面
上での光量分布を示すグラフである。
【図8】 実施例1の対物レンズ使用時のCDの記録面
上での光量分布を示すグラフである。
【図9】 実施例2の対物レンズ使用時のCDの記録面
上での光量分布を示すグラフである。
【図10】 実施例3の対物レンズとDVDとを示すレ
ンズ図である。
【図11】 実施例3の対物レンズを利用して波長78
9nmの光束を入射させた場合の波面収差の変化を輪帯
毎に示す円グラフである。
【図12】 実施例4の対物レンズを利用して波長78
9nmの光束を入射させた場合の波面収差の変化を輪帯
毎に示す円グラフである。
【図13】 実施例5の対物レンズを利用して波長78
9nmの光束を入射させた場合の波面収差の変化を輪帯
毎に示す円グラフである。
【図14】 比較例2の対物レンズ使用時のCDの記録
面上での光量分布を示すグラフである。
【図15】 実施例3の対物レンズ使用時のCDの記録
面上での光量分布を示すグラフである。
【図16】 実施例4の対物レンズ使用時のCDの記録
面上での光量分布を示すグラフである。
【図17】 実施例5の対物レンズ使用時のCDの記録
面上での光量分布を示すグラフである。
【符号の説明】
10 対物レンズ 11 第1面 12 第2面 21 DVD用モジュール 22 CD用モジュール 23 ビームコンバイナ 24 コリメートレンズ DVD,CD 光ディスク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月7日(2003.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記の構成によれば、高NAの集光状態で使
用する光ディスクの利用時には、中心領域を通った光束
と、周辺領域を通った光とが同位相になり、共に良好に
収束して比較的径の小さいスポットを形成する。一方、
低NAの集光状態で使用する光ディスクの利用時には、中
心領域を通った光束と第2の環状領域を通った光束とは
同位相となり、干渉によりスポットの中心強度が上が
り、サイドローブの強度を下げることができる。すなわ
ち、第1の環状領域を通った光束は、集光点の中心強度
を強める作用を持たず、第2の環状領域を通った光束
は、集光点の中心強度を強める作用を持つ。なお、第1
の環状領域を通った光束の位相を中心領域を通った光束
に対して逆位相にすると、第1サイドローブの強度には
影響を与えずに、スポットが過度に絞られるのを防ぐこ
とができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】1.15<hS/hB<1.28 …(1) 周辺領域には、微細な段差を有する複数の輪帯から成る
回折レンズ構造を形成し、複数の輪帯が第2の環状領域
を構成することが望ましい。この場合、個々の輪帯が、
それぞれ第2の環状領域を構成し、したがって、周辺領
域には第2の環状領域が複数含まれることとなる。第2
の環状領域を構成する複数の輪帯は、互いに隣接し、各
輪帯の境界部での光路差が高NAの集光状態で使用する光
ディスクに対応する波長の光束を利用する場合に、波長
の整数倍であることが望ましく、サイドローブを効果的
に下げるためには、特に1波長分となるように設定する
ことが望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】同様にして、第20輪帯、第21輪帯、第
22輪帯、第26輪帯の波面収差を図5(B)〜(E)に示
す。第20輪帯、第21輪帯の位相が、中心領域Rcを
透過した光束の位相とほぼ同位相になることがわかる。
すなわち、第20輪帯と第21輪帯は、これらの輪帯を
透過するCDに対する波長789nmの光束の位相が、中心
領域Rcを透過した光束の位相に対してほぼ同位相にな
る第2の環状領域である。第1の環状領域と第2の環状
領域との境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hB
比hS/hBを計算すると、1.18となり、条件(1)を満た
している。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】同様にして、第20−24輪帯、第28輪
帯の波面収差を図6(B)〜(G)に示す。第20輪帯、第
21輪帯、第22輪帯の位相が、中心領域Rcを透過し
た光束の位相とほぼ同位相になることがわかる。すなわ
ち、第20〜22輪帯は、これらの輪帯を透過するCD
に対する波長789nmの光束の位相が、中心領域Rcを透
過した光束の位相に対してほぼ同位相になる第2の環状
領域である。第1の環状領域と第2の環状領域との境界
Sと、中心領域と周辺領域との境界hBの比h S/hB
計算すると、1.18となり、条件(1)を満たしている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】同様にして、第15輪帯、第17輪帯の波
面収差を図11(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相
は、中心領域Rcを透過した光束の位相とほぼ同位相
なることがわかる。すなわち、第15輪帯は、この輪帯
を透過するCDに対する波長790nmの光束の位相が、中
心領域Rcを透過した光束の位相に対してほぼ同位相
なる第2の環状領域である。第1の環状領域と第2の環
状領域との境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hB
の比hS/hBを計算すると、1.21となり、条件(1)を満
たしている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】同様にして、第15、16輪帯の波面収差
を図12(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相が、中心
領域Rcを透過した光束の位相とほぼ同位相になること
がわかる。すなわち、第15輪帯は、この輪帯を透過す
るCDに対する波長790nmの光束の位相が、中心領域R
cを透過した光束の位相に対してほぼ同位相になる第2
の環状領域である。第1の環状領域と第2の環状領域と
の境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比hS
/hBを計算すると、1.23となり、条件(1)を満たして
いる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】第12輪帯の波面収差は、図13(A)に示
される。波面収差は図中の矢印で示されるように図中の
左方向の方向性を持つ。第12輪帯は、この輪帯を透過
するCDに対応する波長790nmの光束の位相が、中心領
域Rcを透過した光束の位相とは異なる(逆位相となる)
第1の環状領域である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0077
【補正方法】変更
【補正内容】
【0077】第15輪帯、第17輪帯の波面収差を図1
3(B)、(C)に示す。第15輪帯の位相が、中心領域R
cを透過した光束の位相とほぼ同位相になることがわか
る。すなわち、第15輪帯は、これらの輪帯を透過する
CDに対する波長789nmの光束の位相が、中心領域Rc
を透過した光束の位相に対してほぼ同位相になる第2の
環状領域である。第1の環状領域と第2の環状領域との
境界hSと、中心領域と周辺領域との境界hBの比hS
Bを計算すると、1.21となり、条件(1)を満たしてい
る。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正内容】
【0080】実施例4では、第2の環状領域として、波
面収差の変化が2πを超える輪帯を用いているが、この
ような幅広の輪帯を利用しても実施例3と同様にサイド
ローブを抑える効果が得られる。また、実施例5のよう
に第1の環状領域を構成する第12輪帯の波面収差の位
相を中央領域を通る光束の波面収差の位相に対して逆位
にすることにより、メインビーム径が小さくなり過ぎ
るのを防ぐことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 是枝 大輔 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA13 LA01 LA21 NA03 PA01 PA17 PB01 QA02 QA07 QA14 QA34 RA01 RA05 RA12 RA13 RA42 RA46 5D119 AA05 BA01 EB11 JA44 JA46 5D789 AA05 BA01 EB11 JA44 JA46

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの異なる波長の光束をNA
    の異なる集光状態で、少なくとも2種類の光ディスクの
    記録面に対してそれぞれ収束させる光ヘッド用対物レン
    ズにおいて、 正のパワーを有する屈折レンズを備え、該屈折レンズの
    少なくとも一方のレンズ面が、低NAの集光状態で使用す
    る光ディスクに必要充分な低NAの光束が透過する中心領
    域と、この中心領域の周囲に位置し、高NAの集光状態で
    使用する光ディスクに対して必要な高NAの光束が透過す
    る周辺領域とに区分され、 高NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波長の
    光束を用いて高NAの集光状態で使用する光ディスク上に
    集光点を形成する場合には、前記周辺領域を透過した光
    束の位相は、前記中心領域を透過した光束の位相に対し
    てほぼ同位相になり、 低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波長の
    光束を用いて低NAの集光状態で使用する光ディスク上に
    集光点を形成する場合には、前記周辺領域に含まれる第
    1の環状領域を透過した光束の位相は、前記中心領域を
    透過した光束の位相とは異なり、前記第1の環状領域よ
    り外側に位置する第2の環状領域を透過した光束の位相
    は、前記中心領域を透過した光束の位相に対してほぼ同
    位相になることを特徴とする光ヘッド用対物レンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1の環状領域と前記第2の環状領
    域との境界の光軸からの高さをhS、前記中心領域と前
    記周辺領域との境界の光軸からの高さをhBとして、以
    下の条件(1)を満たすことを特徴とする請求項1に記載
    の光ヘッド用対物レンズ。 1.15<hS/hB<1.28 …(1)
  3. 【請求項3】 前記周辺領域には、微細な段差を有する
    複数の輪帯から成る回折レンズ構造が形成され、複数の
    輪帯が前記第2の環状領域を構成していることを特徴と
    する請求項1または2に記載の光ヘッド用対物レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第2の環状領域を構成する複数の輪
    帯は、互いに隣接しており、各輪帯の境界部での光路差
    は、前記高NAの集光状態で使用する光ディスクに対応す
    る波長の光束を利用する場合に、1波長分であることを
    特徴とする請求項3に記載の光ヘッド用対物レンズ。
  5. 【請求項5】 前記周辺領域に形成された複数の輪帯に
    は、前記低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応す
    る波長の光束を利用する場合に、輪帯の中心側の端を透
    過する光束と周辺側の端を透過する光束との位相差がπ
    を越える幅広の輪帯が含まれることを特徴とする請求項
    3に記載の光ヘッド用対物レンズ。
  6. 【請求項6】 前記第2の環状領域を構成する複数の輪
    帯には、前記低NAの集光状態で使用する光ディスクに対
    応する波長の光束を利用する場合に、輪帯の中心側の端
    を透過する光束と周辺側の端を透過する光束との位相差
    が2πを越える幅広の輪帯が含まれることを特徴とする
    請求項3に記載の光ヘッド用対物レンズ。
  7. 【請求項7】 前記第1の環状領域を透過した光束の位
    相は、前記低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応
    する波長の光束を利用する場合に、前記中心領域を透過
    した光束の位相に対してほぼ逆相になることを特徴とす
    る請求項1に記載の光ヘッド用対物レンズ。
  8. 【請求項8】 少なくとも2つの異なる波長の光束をNA
    の異なる集光状態で、少なくとも2種類の光ディスクの
    記録面に対してそれぞれ収束させる光ヘッド用対物レン
    ズにおいて、 正のパワーを有する屈折レンズを備え、該屈折レンズの
    少なくとも一方のレンズ面が、低NAの集光状態で使用す
    る光ディスクに必要充分な低NAの光束が透過する中心領
    域と、この中心領域の周囲に位置し、高NAの集光状態で
    使用する光ディスクに対して必要な高NAの光束が透過す
    る周辺領域とに区分され、 前記周辺領域には、微細な段差を有する複数の輪帯から
    成る回折レンズ構造が形成され、 高NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波長の
    光束を用いて高NAの集光状態で使用する光ディスク上に
    集光点を形成する場合には、前記周辺領域に形成された
    回折レンズ構造に含まれる全ての輪帯は、集光点の中心
    強度を強める作用を持ち、 低NAの集光状態で使用する光ディスクに対応する波長の
    光束を用いて低NAの集光状態で使用する光ディスク上に
    集光点を形成する場合には、前記周辺領域に形成された
    回折レンズ構造に含まれる輪帯のうち、第1の環状領域
    を構成する輪帯は、集光点の中心強度を強める作用を持
    たず、前記第1の環状領域より外側に位置する第2の環
    状領域を構成する輪帯は、集光点の中心強度を強める作
    用を持つことを特徴とする光ヘッド用対物レンズ。
  9. 【請求項9】 前記第1の環状領域と前記第2の環状領
    域との境界の光軸からの高さをhS、前記中心領域と前
    記周辺領域との境界の光軸からの高さをhBとして、以
    下の条件(1)を満たすことを特徴とする請求項8に記載
    の光ヘッド用対物レンズ。 1.15<hS/hB<1.28 …(1)
JP2002133140A 2002-05-08 2002-05-08 光ヘッド用対物レンズ Pending JP2003322793A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133140A JP2003322793A (ja) 2002-05-08 2002-05-08 光ヘッド用対物レンズ
US10/430,212 US7224662B2 (en) 2002-05-08 2003-05-07 Objective lens for optical pickup
CNB031309917A CN100340889C (zh) 2002-05-08 2003-05-08 用于光学拾波器的物镜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002133140A JP2003322793A (ja) 2002-05-08 2002-05-08 光ヘッド用対物レンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003322793A true JP2003322793A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29397407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002133140A Pending JP2003322793A (ja) 2002-05-08 2002-05-08 光ヘッド用対物レンズ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7224662B2 (ja)
JP (1) JP2003322793A (ja)
CN (1) CN100340889C (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051636A2 (en) * 2002-12-04 2004-06-17 Koninklijke Philips Electronics N.V. Objective lens and scanning device using such an objective lens
WO2006046465A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Konica Minolta Opto, Inc. 対物レンズ、光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置
CN101236293B (zh) * 2007-01-29 2012-06-20 Hoya株式会社 用于光学拾取的物镜

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0862493A (ja) * 1993-02-01 1996-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ及び光ディスク装置
JPH10504927A (ja) * 1995-08-30 1998-05-12 三星電子株式会社 レンズ装置及びそれを用いる光ピックアップ装置
JPH1196585A (ja) * 1996-10-23 1999-04-09 Konica Corp 光情報記録媒体の記録/再生方法、光ピックアップ装置、集光光学系、対物レンズ及び対物レンズの設計方法
JP2000081566A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Asahi Optical Co Ltd 光ヘッド用対物レンズ
JP2000268392A (ja) * 1998-12-17 2000-09-29 Konica Corp 光情報記録媒体の記録/再生用光ピックアップ装置、対物レンズおよび記録/再生装置
JP2001084632A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Konica Corp 光ピックアップ装置、波長選択性光学素子および対物レンズ
JP2001338431A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Konica Corp 光学素子および光ピックアップ装置
JP2002015452A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学ヘッド

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100238266B1 (ko) 1996-02-14 2000-02-01 윤종용 광학장치
US6259668B1 (en) 1996-02-14 2001-07-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Recording/reproducing apparatus having an optical pickup device to read from and record information to disks of different thicknesses
JP3426084B2 (ja) * 1996-05-24 2003-07-14 シャープ株式会社 光学式記録再生装置
US6222812B1 (en) 1996-08-29 2001-04-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup using an optical phase plate
US6275461B1 (en) 1996-08-29 2001-08-14 Samsung Electronic Co., Ltd. Optical pickup using an optical phase plate
US5978140A (en) * 1996-10-24 1999-11-02 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Method for designing diffractive lenses
US6091691A (en) 1997-02-13 2000-07-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup having an objective lens compatible with a plurality of optical disk formats
US6304540B1 (en) 1998-03-30 2001-10-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup compatible with a digital versatile disk and a recordable compact disk using a holographic ring lens
KR100209918B1 (ko) 1997-03-28 1999-07-15 윤종용 홀로그램형링렌즈를 사용하여 cd-r과 호환하는 dvd용 광픽업
DE69840429D1 (de) * 1997-04-21 2009-02-26 Konica Corp Optische Abtastvorrichtung
JP3472095B2 (ja) 1997-09-02 2003-12-02 富士通株式会社 スポット整形用光学素子
US6088322A (en) 1998-05-07 2000-07-11 Broome; Barry G. Single objective lens for use with CD or DVD optical disks
ID28515A (id) 1998-06-26 2001-05-31 Asahi Optical Co Ltd Lensa objektif untuk pemungut optik
US6480344B1 (en) 1999-11-22 2002-11-12 Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha Objective lens for optical pick-up
JP2001216674A (ja) * 1999-11-22 2001-08-10 Asahi Optical Co Ltd 光ヘッド用対物レンズ
US6594222B2 (en) 1999-12-28 2003-07-15 Pentax Corporation Objective lens for optical pick-up
JP3689328B2 (ja) * 1999-12-28 2005-08-31 ペンタックス株式会社 光ヘッド用対物レンズ
KR100692160B1 (ko) * 2000-03-31 2007-03-12 아사히 가라스 가부시키가이샤 대물렌즈 및 광학장치
US6807139B2 (en) * 2001-04-12 2004-10-19 Konica Corporation Objective lens and optical pickup apparatus
JP2002324333A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Konica Corp 光ピックアップ装置及びその対物レンズ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0862493A (ja) * 1993-02-01 1996-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズ及び光ディスク装置
JPH10504927A (ja) * 1995-08-30 1998-05-12 三星電子株式会社 レンズ装置及びそれを用いる光ピックアップ装置
JPH1196585A (ja) * 1996-10-23 1999-04-09 Konica Corp 光情報記録媒体の記録/再生方法、光ピックアップ装置、集光光学系、対物レンズ及び対物レンズの設計方法
JP2000081566A (ja) * 1998-06-26 2000-03-21 Asahi Optical Co Ltd 光ヘッド用対物レンズ
JP2000268392A (ja) * 1998-12-17 2000-09-29 Konica Corp 光情報記録媒体の記録/再生用光ピックアップ装置、対物レンズおよび記録/再生装置
JP2001084632A (ja) * 1999-09-14 2001-03-30 Konica Corp 光ピックアップ装置、波長選択性光学素子および対物レンズ
JP2001338431A (ja) * 2000-03-24 2001-12-07 Konica Corp 光学素子および光ピックアップ装置
JP2002015452A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
US20030210639A1 (en) 2003-11-13
CN100340889C (zh) 2007-10-03
CN1456917A (zh) 2003-11-19
US7224662B2 (en) 2007-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009217929A (ja) 光ピックアップ装置用の対物レンズ
JP2004185797A (ja) 光ピックアップ装置用光学系、光ピックアップ装置及び対物レンズ
KR101409689B1 (ko) 대물렌즈, 광 픽업 장치 및 광 정보 기록 재생 장치
KR101013278B1 (ko) 광 픽업 장치용 대물 렌즈, 광 픽업 장치 및 광 정보 기록재생 장치
JPH09179020A (ja) 光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズ
JPH09145994A (ja) 光情報記録媒体の記録再生用対物レンズ
JP3689328B2 (ja) 光ヘッド用対物レンズ
JPH09145995A (ja) 光情報記録媒体の記録再生用光学系
JP3634736B2 (ja) 光ヘッド用対物レンズおよび光ヘッドの光学系
JP4170231B2 (ja) 光ディスク用対物レンズ
KR100496591B1 (ko) 광픽업용 대물렌즈
KR100468855B1 (ko) 고 개구수를 가지는 하이브리드 렌즈
JP2003322793A (ja) 光ヘッド用対物レンズ
JP2001216674A (ja) 光ヘッド用対物レンズ
JP4098989B2 (ja) 光ヘッド用対物レンズ
JP2003156681A (ja) 光ヘッドの光学系および光ヘッド用対物レンズ
JP2008130190A (ja) カップリングレンズ及び光ピックアップ装置
JP4488334B2 (ja) 光ディスク用対物レンズ
US20070263523A1 (en) Objective lens optical system and optical pickup optical system
JP4448661B2 (ja) 光ディスク用対物レンズ
JP2004177527A (ja) 光ピックアップ装置用光学系、光ピックアップ装置、光情報記録再生装置及び色収差補正素子
JP2003279850A (ja) 収差補正素子、光ピックアップ装置及び記録再生装置
JP2002303788A (ja) カップリングレンズ、集光光学系、光学素子、光ピックアップ装置、記録装置及び再生装置
JP2002175639A (ja) 光ヘッドの光学系および光ヘッド用対物レンズ
JP4443293B2 (ja) 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100525