JPH09179020A - 光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズ - Google Patents

光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズ

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JPH09179020A
JPH09179020A JP8244297A JP24429796A JPH09179020A JP H09179020 A JPH09179020 A JP H09179020A JP 8244297 A JP8244297 A JP 8244297A JP 24429796 A JP24429796 A JP 24429796A JP H09179020 A JPH09179020 A JP H09179020A
Authority
JP
Japan
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lens
diffractive
order
light
diffracted light
Prior art date
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Application number
JP8244297A
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English (en)
Inventor
Koichi Maruyama
晃一 丸山
Junji Kamikubo
淳二 上窪
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の波長が変動した場合に焦点位置がシフ
トする。 【解決手段】 回折多焦点対物レンズ10は、巨視的に
見て共に中心から周辺に向けて曲率半径が大きくなる非
球面である2つのレンズ面11,12を有する両凸の単
レンズであり、一方のレンズ面11に回折レンズが形成
されている。回折レンズは、光軸Axに対して回転対称
な輪帯として形成されており、回折次数が高い回折光ほ
どの焦点距離が短くなるよう設計されている。1次回折
光L1は、光軸Ax上に第1の焦点F1を形成し、2次回
折光L2は図中実線で示したようにF1よりもレンズに近
い位置で光軸Ax上に第2の焦点F2を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、保護層
の厚さや屈折率が異なる複数種類の光ディスクを対象と
する光ピックアップの対物レンズ等として用いられる光
情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、保護層の厚さが異なる2つの
規格のディスクに記録された情報を同一の光ピックアッ
プで読み出すため、片面にホログラムを形成して光ビー
ムを2つの焦点に集光させる二焦点レンズを対物レンズ
として用いる技術が知られている。例えば、「NIKKEI M
ECHANICAL 1995.5.15 no. 454」の第8ページには、ホ
ログラム一体非球面ガラスレンズが開示される。
【0003】上記文献に開示される二焦点レンズは、非
球面レンズの一方側の面の中心部に負のパワーを有する
ホログラムを設け、ホログラム以外の部分を透過した光
束とホログラム部分を透過した0次回折光とにより第1
の焦点を形成すると共に、ホログラム部分を透過した1
次回折光により第1の焦点よりレンズから遠い位置に第
2の焦点を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の二焦点レンズは、第1の焦点を形成する光束に
対しては非球面の単レンズとして作用するため、色収差
を補正することができず、光源である半導体レーザーの
波長が変化した場合に第1の焦点位置がシフトする。
【0005】また、第2の焦点を形成する光束に対して
は、正のパワーを持つガラスレンズと負のパワーを持つ
ホログラムレンズとの組み合わせレンズとして作用する
が、これら2つのレンズ要素は、波長変動に対して焦点
を同一方向へシフトさせる作用を有するため、光源の波
長が変化した場合に第2の焦点のシフト量が第1の焦点
のシフト量より大きくなる。
【0006】したがって、従来の二焦点レンズを利用し
た光ヘッドは、使用時に波長が変動すると、焦点位置が
シフトして情報の読み取り、書き込みに際してのエラー
の発生率が高くなるという問題を有している。
【0007】この発明は、上述した従来技術の課題に鑑
みてなされたものであり、波長変動に対する焦点位置の
シフトを小さく抑えることができる光情報記録再生装置
用回折多焦点対物レンズを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる回折多
焦点レンズは、上記の目的を達成させるため、正のパワ
ーを持つ屈折レンズの一方のレンズ面に微細な回折レン
ズ構造を形成して構成され、入射光束の光量の多くを2
つの焦点に配分すると共に、これら2つの焦点を形成す
る回折光のうち回折次数が高い方の焦点距離が短くなる
よう設計したことを特徴とする。
【0009】回折レンズは、光軸に対して回転対称な輪
帯として形成されており、1次回折光と2次回折光とを
用いる場合には、輪帯面の境界で光束に与える位相差Δ
φが波長λに対して以下の条件(1)を満たす必要があ
る。 1.0λ < Δφ < 2.0λ...(1)
【0010】さらに、光量の多くを第1、第2の焦点に
配分し、第1の焦点を再生専用に、第2の焦点を再生・
記録用に用いる場合、第1の焦点に配分される光量をP
1、第2の焦点に配分される光量をP2としたときに、配
分バランスは以下の条件(2)を満たすことが望ましい。 0.21 < P1/P2 < 0.76...(2)
【0011】一方、回折レンズの面形状SAGは、第1
の次数の回折効率が100%となるようにブレーズ化さ
れた面形状をSAG0、第2の次数の回折効率が100
%となるようにブレーズ化された面形状をSAG1とし
て以下の式(3)で表され、 SAG=α×SAG0 + (1−α)×SAG1...(3) この式中の係数αが以下の条件(4)を満たすように設定
する必要がある。 0 < α < 1...(4)
【0012】このとき、第1の次数の焦点が再生専用に
用いられ、第2の次数の焦点が再生・記録用に用いられ
る場合には、係数αが以下の条件(5)を満たすよう設定
することが望ましい。 0.31 < α < 0.46...(5)
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる光情報記
録再生装置用回折多焦点対物レンズを光ディスク装置の
ピックアップ用対物レンズとして用いた実施形態につい
て説明する。図1は、実施形態にかかる回折二焦点レン
ズ10を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は側面
図、(C)は側面の一部拡大図である。
【0014】この回折二焦点レンズ10は、巨視的に見
て共に中心から周辺に向けて曲率半径が大きくなる非球
面である2つのレンズ面11,12を有する両凸の単レ
ンズであり、一方のレンズ面11に図1(A)に示したよ
うに光軸を中心とした輪帯状のパターンとして回折レン
ズ構造が形成されている。回折レンズ構造は、フレネル
レンズのように各輪帯の境界に光軸方向の段差を持つ。
この段差の高さは、利用する回折光の次数と波長とに応
じて決定される。
【0015】なお、この明細書では、回折レンズのみの
作用を回折レンズによる作用、回折レンズの作用を除い
た巨視的なレンズの作用を屈折レンズによる作用と定義
する。このレンズ10の屈折レンズは正のパワーを有
し、回折レンズは、1次以上の回折光に対して正のパワ
ーを有しており、これらの光束のうち回折次数が高い方
の光束に対する焦点距離がより短くなるよう設計されて
いる。
【0016】共に正のパワーを持つ回折レンズと屈折レ
ンズとでは、可視域近傍の波長の光に対して波長変動に
対する焦点位置のシフト方向が逆となる。したがって、
少なくとも1次以上の回折光により形成される焦点につ
ていは、波長変動があった場合にも屈折レンズ、回折レ
ンズによる焦点シフトが互いに打ち消し合い、結果的に
シフト量を小さく抑えて色収差の発生を抑えることがで
きる。
【0017】0次回折光と他の次数の回折光とにより2
つの焦点を形成する場合、0次回折光は回折レンズによ
る回折作用を受けないため色収差は補正されないが、少
なくとも0次以外の回折光については色収差を補正する
ことができる。従来のレンズの1次回折光の色収差が0
次回折光のそれより大きくなることに鑑みれば、この発
明の構成で0次回折光を用いたとしても、全体的な色収
差を従来より小さく抑えることが可能である。
【0018】また、1次以上の次数の2つの回折光を用
いる場合には、2つの焦点について共に波長変動による
シフトを低減することができる。ただし、屈折レンズの
パワーによる焦点移動は各次数の光束に対して一定であ
るが、回折レンズのパワーは回折次数により変化するた
め、複数の次数の光束に対して色収差を同時に完全に補
正することはできない。具体的には、1次回折光と2次
回折光とにより2つの焦点を形成する場合、例えば1次
回折光では色収差を2/3補正し、2次回折光では4/
3補正する。この場合には、1次回折光の色収差はやや
補正不足となり、2次回折光の色収差はやや補正過剰に
なるが、回折レンズを持たない屈折レンズと比較すると
色収差の影響はいずれも1/3となる。
【0019】一方、対物レンズが設けられる光ピックア
ップの光学系全体を小型化するためには、対物レンズに
入射する光束径を小さくすることが望ましい。ただし、
NAを保つためには光束径が小さくなった分だけ対物レ
ンズの正のパワーを大きくして焦点距離を短縮する必要
がある。屈折レンズでパワーを大きくするためには、レ
ンズ面の曲率半径を小さくする必要があるため、焦点距
離を短くするとレンズ周面のコバ厚を小さくするか、中
心厚を大きくする必要がある。例えば、射出成形で成形
されるプラスチックレンズでは、キャビティに溶融樹脂
を流入させるゲート分の厚さを周面に確保しなければな
らないため、コバ厚を小さくすることができず、焦点距
離を短くすると中心厚が大きくなってレンズの重量が嵩
むという問題がある。
【0020】そこで、この発明のように2焦点をつくる
ための回折レンズ部分を正レンズとして、レンズのパワ
ーを屈折レンズ部分のみでなく回折レンズにも負担させ
る構成とすれば、レンズ面の巨視的な曲率半径を回折面
を持たない屈折レンズと比較して大きくすることがで
き、コバ厚、中心圧を変えずに焦点距離を短縮すること
ができる。
【0021】例えば、光束径を約0.1mm小さくする
場合、同一のNAを保つために焦点距離を短縮しようと
すると、回折面を持たない屈折レンズでは曲率半径を小
さくすることによりコバ厚を50μm程度小さくする
か、中心厚を同程度大きくする必要がある。これに対し
て、一方のレンズ面に回折面を形成したレンズでは、回
折レンズとして40の輪帯を形成することにより、巨視
的な曲率半径を変更せずに、すなわちコバ厚や中心厚を
変化させることなく焦点距離を同様に短縮することがで
きる。
【0022】また、次数が高い回折光ほど焦点距離が短
くなるため、0次回折光と1次回折光とを用いるより
も、1次回折光と2次回折光とを用いた方が、レンズの
コバ厚を保ちつつ、より焦点距離の短いレンズを構成す
ることができる。
【0023】単一の次数の回折光を取り出す場合には、
段差により生じる位相差は波長の倍数となる。0次回折
光の回折効率を100%にする場合、すなわち回折光を
利用しない場合には、位相差Δφは0でよい。すなわ
ち、連続的な曲面とすればよい。1次回折光の回折効率
を100%にする場合には、位相差Δφは1.0λと
し、2次回折光の回折効率を100%にする場合には、
位相差Δφは2.0λとする必要がある。
【0024】ただし、この発明の回折レンズを構成する
輪帯状のパターンは、複数の次数の回折光を取り出すた
め、単一の整数次数の回折光に対してブレーズ化されて
いない。1次回折光と2次回折光とを用いる場合には、
輪帯面の境界で光束に与える位相差Δφが波長λに対し
て以下の条件(1)を満たす必要がある。 1.0λ < Δφ < 2.0λ...(1)
【0025】上記の条件の下限を下回ると0次回折光が
増加し、上限を越えると3次回折光が増加し、いずれの
場合にも1次、2次回折光の光利用効率が低下する。例
えば、Δφがほぼ1.5λに等しい場合には、全光量に
対する1次回折光、2次回折光の比率が共に40%程度
となる。
【0026】また、2つの焦点のうち一方を読み出し専
用として、他方を書き込みとの兼用として用いるような
場合には、書き込みに必要となるエネルギーが再生時の
10倍程度となることに鑑み、書き込みと兼用される側
の次数の回折光を他方の回折光より大きく設定すること
が望ましい。具体的には、第1の焦点に記録面が配置さ
れる媒体がコンパクトディスク(CD)等の再生専用の媒
体であり、第2の焦点に記録面が配置される媒体が光磁
気ディスク(MOD)等の記録、再生可能な媒体である場
合、光束の有効利用のためΔφを1.6λ、1.7λ等
に適宜設定する。
【0027】また、何れの次数の回折光を用いる場合に
も、光量の多くを第1、第2の焦点に配分して第1の焦
点を再生専用に、第2の焦点を再生・記録用に用いる場
合には、第1の焦点に配分される光量をP1、第2の焦
点に配分される光量をP2として、配分バランスは以下
の条件(2)を満たすことが望ましい。 0.21 < P1/P2 < 0.76...(2)
【0028】条件(2)の範囲は、再生に必要な光量と記
録に必要な光量とに応じて定められる。この条件の下限
を下回る場合には第1の焦点に配分される光量の割合が
再生に要求されるレベルより低くなる。第1の焦点に配
分される次数の光に対して他の次数の光が過度に強くな
ると、情報の再生に利用される正規の光束に対して雑音
となる光の量が増加するため、SN比が低下して良好な
信号を検出できなくなる。
【0029】条件(2)の上限を越える場合には、通常の
半導体レーザーの定格発光量を想定すると、第2の焦点
に配分される光量が記録に要求されるレベルより低くな
る。条件を満たさないまま光量を要求されるレベル以上
にするためには、入力電流を大きくして発光量を定格よ
り大きくするか、通常より定格発光量の大きい半導体レ
ーザーを用いる必要があるが、発光量を定格より大きく
すれば半導体レーザーの寿命が短くなり、定格発光量が
大きい半導体レーザーは高価であるという問題がある。
条件(2)を満たすことにより、2つの焦点に分配される
光量のバランスをとることができ、再生信号のSN比を
良好に保つと共に、通常の半導体レーザーの定格発光量
で信号の記録に要求される光量レベルを満たすことがで
きる。
【0030】回折レンズの面形状は、回折レンズが形成
されたレンズ面と光軸との交点を原点として光軸方向に
X軸をとる直角座標系において、光軸からの高さhの点
のサグ量(レンズ面上の点から光軸上の接平面までの距
離)SAGとして表される。このサグ量SAGは、複数
の焦点のうち次数が隣り合う第1、第2の次数の焦点に
入射光量の多くを配分する場合には、第1の次数の回折
効率が100%となるようにブレーズ化された面形状を
SAG0、第2の次数の回折効率が100%となるよう
にブレーズ化された面形状をSAG1として以下の式
(3)で表され、 SAG=α×SAG0 + (1−α)×SAG1...(3) この式中の係数αが以下の条件(4)を満たすように設定
される。 0 < α < 1...(4)
【0031】ただし、式(3)中のSAG0,SAG1は、
それぞれ式(6),(7)に示される値となる。式(6),
(7)中のC0,C1は式(8)に示されるように各成分別の
軸上の曲率半径r0,r1の逆数であり、K0,K1は円錐
係数、A4,A6,A8,A10,B4,B6,B8,B10はそ
れぞれ4,6,8,10次の非球面係数である。また、
符号Nは、光軸上を0番目として外側に向けて数えた輪
帯の番号(N=0,1,2,…)、G0,G1はそれぞれの
次数の回折効率を100%とするために必要な輪帯境界
での段差(単位:mm)である。式(6),(7)中の最終項
N×G0、N×G1が回折レンズ構造としての性質を表す
項であり、他の項は一般的な非球面形状の表現式と同一
であり、屈折レンズ部分の形状を表している。
【0032】
【数1】
【0033】条件(4)は、2つの次数の回折光による焦
点に光を配分する際の面形状を規定するものであり、そ
れぞれの次数の光に対してブレーズ化された面形状を所
定の割合で重ね合わせることにより、2つの次数の回折
光をバランス良く生成することができる。係数αの値
と、ブレーズ化された面形状SAG0、SAG1にそれぞ
れ対応する次数への光量配分(回折効率)は表1に示され
るとおりの関係を有する。
【0034】
【表1】 SAG0に対応する SAG1に対応する α 次数の回折効率 次数の回折効率 0.00 0.000 1.000 0.10 0.012 0.968 0.20 0.055 0.875 0.30 0.135 0.737 0.40 0.255 0.573 0.50 0.405 0.405 0.60 0.573 0.255 0.70 0.737 0.135 0.80 0.875 0.055 0.90 0.968 0.012 1.00 1.000 0.000
【0035】このとき、第1の次数の焦点が再生専用に
用いられ、第2の次数の焦点が再生・記録用に用いられ
る場合には、係数αが以下の条件(5)を満たすよう設定
することが望ましい。 0.31 < α < 0.46...(5)
【0036】条件(5)は、前述の条件(2)を形状面から
規定したものであり、この条件を満たすことにより、2
つの焦点に分配される光量のバランスをとることができ
る。
【0037】図2は、レンズ10を透過する光束の収束
状態を示す断面図である。レンズ10の一方のレンズ面
11側から入射した平行光束は、回折レンズ部分により
1次回折光と2次回折光とに分離されると共に、レンズ
10の屈折レンズ部分の作用によって収束される。1次
回折光L1は、図中に破線で示したように光軸Ax上に
第1の焦点F1を形成し、2次回折光L2は図中実線で示
したようにF1よりもレンズに近い位置で光軸Ax上に
第2の焦点F2を形成する。回折レンズ部分は正レンズ
の作用を有するため、次数が高いほど収束作用が強くな
り、よりレンズに近い位置に焦点が形成される。なお、
回折レンズの作用を受けない0次回折光により形成され
る焦点は、第1の焦点F1よりレンズから離れて位置す
る。
【0038】次に、読み取り対象の光ディスクとして、
コンパクトディスク(CD)とディジタルビデオディスク
(DVD)とを用いる場合について説明する。CDは、厚
さ1.2mmの保護層を有する片面ディスクであり、D
VDは、厚さ0.6mmの保護層を有するディスク2枚
を貼合わせた両面ディスクであり、記録密度がCDより
高い。DVDの記録面は、同一のターンテーブルに配置
した場合はCDの記録面よりもレンズに近くなる。そこ
で、この場合には、第1の焦点をCD用に、第2の焦点
をDVD用に用いる。
【0039】レンズの開口径が同一であれば、焦点距離
が短いほどNAが高くなり、スポットを小さく絞ること
が可能となるため、記録密度が高いDVD用に第2の焦
点を用いることは読み取り精度を確保する上でも望まし
い。
【0040】なお、各ディスクの保護層は平行平面であ
るが、収束光中に配置されるために正の球面収差を有す
る。一般に、光ディスク装置用の対物レンズは、レンズ
と保護層とを含むシステムとして球面収差が補正される
ように設計されている。ただし、球面収差の発生量は保
護層の厚さに応じて変化するため、CD用に球面収差が
調整された屈折レンズをそのままDVDに用いると球面
収差が補正不足となり、スポット径が拡大する。
【0041】そこで、この例では、回折レンズに球面収
差補正作用の一部を持たせ、保護層の厚さが異なる複数
の規格のディスクに対して共に球面収差を十分に補正で
きるよう構成されている。具体的には、回折レンズ部分
の正のパワーに光軸から離れるに従ってパワーが弱くな
るような勾配を持たせ、これにより球面収差を補正する
よう構成している。なお、ここでいう回折レンズ部分の
パワーとは、屈折レンズのパワーと同様にレンズ面の局
所的な集光作用のことである。
【0042】なお、回折レンズを球面収差を補正するよ
う設計した場合、その補正効果は回折次数と波長の変化
量とに比例する。すなわち、回折次数が高くなれば、レ
ーザーの発光波長が変化した際の球面収差の変化が大き
くなる。したがって、球面収差補正効果の変化を防ぐた
めには、1次回折光と2次回折光とを利用する回折レン
ズの方が、2次回折光と3次回折光とを使用するレンズ
より適している。
【0043】
【実施例】以下、上記実施態様に開示された回折多焦点
対物レンズの具体的な実施例を4例説明する。
【0044】
【実施例1】実施例1は、0次回折光と1次回折光とを
用いる回折二焦点対物レンズである。回折効率、すなわ
ち光量比は、0次が40.5%、1次が40.5%、他
の次数が18%である。実施例1のレンズは、0次、1
次の回折光を共に再生専用ディスクに用いる場合に適し
ている。条件(1),(2),(4)に対する実施例1の値
は、Δφ=0.5λ、P1/P2=1.0、α=0.5
となる。条件(4)は満たしているが、0次と1次の回折
光を利用する構成であるため条件(1)は満たしておら
ず、光量を均等に配分する構成であるため条件(2)も満
たしていない。0次回折光は、ディスク表面から記録面
までの保護層の厚さが1.2mmの規格の光ディスクを用
いた場合に記録面上に焦点を形成し、1次回折光は、
0.6mmの規格の光ディスクを用いた場合に記録面上に
焦点を形成する。
【0045】実施例1の巨視的な形状を示す数値構成
は、表2に示される。表中、第1面、第2面が対物レン
ズ、第3面、第4面が光ディスクの保護層を示し、第1
面が回折レンズ面として構成されている。なお、表中の
記号NAは対物レンズの開口数、λは使用基準波長、f
0は0次回折光の焦点距離、f1は1次回折光の焦点距
離、rは光軸との交点における曲率半径(単位:mm)、d
は面間隔(単位:mm)、nは波長680nmでの屈折率、ν
はアッベ数である。面間隔d2とd3とは、光ディスクの
保護層の厚さにより変化する。
【0046】
【表2】
【0047】実施例1のレンズの第1面の形状は、前記
の式(3)にα=0.5を代入することにより表現され
る。第1面の形状を表現するための式(6),(7)におけ
る各係数の値は以下の表3に示すとおりである。
【0048】
【表3】
【0049】実施例1における輪帯の次数Nと光軸から
の高さhとの関係は、以下の表4に示すとおりである。
高さhは、光軸に垂直な面内での各輪帯の位置と幅とを
示している。また、この実施例1におけるNとhとの関
係は、式(9)で表される。式中の関数INT(x)は、x
の整数部分を求める関数である。
【0050】
【表4】 N h N h 0 0.000000 ≦ h < 0.299404 13 1.202425 ≦ h < 1.256080 1 0.299404 ≦ h < 0.398558 14 1.256080 ≦ h < 1.308880 2 0.398558 ≦ h < 0.516188 15 1.308880 ≦ h < 1.361070 3 0.516188 ≦ h < 0.612815 16 1.361070 ≦ h < 1.412885 4 0.612815 ≦ h < 0.697307 17 1.412885 ≦ h < 1.464567 5 0.697307 ≦ h < 0.773726 18 1.464567 ≦ h < 1.516373 6 0.773726 ≦ h < 0.844341 19 1.516373 ≦ h < 1.568591 7 0.844341 ≦ h < 0.910578 20 1.568591 ≦ h < 1.621560 8 0.910578 ≦ h < 0.973406 21 1.621560 ≦ h < 1.675697 9 0.973406 ≦ h < 1.033526 22 1.675697 ≦ h < 1.731546 10 1.033526 ≦ h < 1.091468 23 1.731546 ≦ h < 1.789840 11 1.091468 ≦ h < 1.147653 24 1.789840 ≦ h < 1.851629 12 1.147653 ≦ h < 1.202425
【0051】
【数2】
【0052】上記の式(9)は、第1面の回折作用がパワ
ー成分と、球面収差及び高次の球面収差を補正する形状
となっていることを示している。さらに、第2面は、回
転対称な連続非球面であり、そのレンズ面上で光軸から
の高さhの点のサグ量は、式(6)に示されるSAG0を
用いて表すことができる。この場合の第2面の円錐係
数、非球面係数は以下の表5に示すとおりである。
【0053】
【表5】
【0054】
【実施例2】実施例2は、0次回折光と1次回折光とを
用いる回折二焦点対物レンズである。回折効率、すなわ
ち光量比は、0次が25.4%、1次が57.3%、そ
の他の次数が17.3%である。実施例2のレンズは、
0次光をCDのような読み取り専用ディスクに用い、1
次光をMODのような読み書き兼用ディスクに用いる場
合に適している。条件(1),(2),(4)に対する実施例
2の値は、Δφ=0.6λ、P1/P2=0.44、α
=0.4となる。条件(2),(4)、さらに条件(5)を満
たしているが、0次と1次の回折光を利用する構成であ
るため条件(1)は満たしていない。
【0055】0次回折光は、ディスク表面から記録面ま
での保護層の厚さが1.2mmの規格の光ディスクを用い
た場合に記録面上に焦点を形成し、1次回折光は、0.
6mmの規格の光ディスクを用いた場合に記録面上に焦点
を形成する。
【0056】実施例2の曲率半径、焦点距離等の数値構
成は、表1に示される実施例1と同一である。実施例2
のレンズの第1面の形状は、前記の式(3)にα=0.4
を代入することにより表現される。第1面の形状を表現
するための式(6),(7)における各係数の値は表3に示
される実施例1の値と同一である。第2面の非球面形状
も、表5に示される実施例1と同一である。
【0057】なお、実施例2における輪帯の次数Nと光
軸からの高さhとの関係は、表4に示す実施例1と同一
である。
【0058】
【実施例3】実施例3は、1次回折光と2次回折光とを
用いる回折二焦点対物レンズである。回折効率、すなわ
ち光量比は、1次が40.5%、2次が40.5%、そ
の他の次数が18.9%である。実施例3のレンズは、
1次、2次の回折光を共に再生専用ディスクに用いる場
合に適している。条件(1),(2),(4)に対する実施例
3の値は、Δφ=1.5λ、P1/P2=1.0、α=
0.5となる。条件(1),(4)は満たしているが、光量
を均等に配分する構成であるため条件(2)は満たしてい
ない。
【0059】1次回折光は、保護層の厚さが1.2mmの
光ディスクの記録面上に焦点を形成し、2次回折光は、
0.6mmの光ディスクの記録面上に焦点を形成する。実
施例3の巨視的な形状を示す数値構成は、表6に示され
る。表中の記号f1は1次回折光による焦点距離、f2は
2次回折光による焦点距離である。
【0060】
【表6】
【0061】実施例3のレンズの第1面の形状は、前記
の式(3)にα=0.5を代入することにより表現され
る。第1面の形状を表現するための式(6),(7)におけ
る各係数の値は以下の表7に示すとおりである。
【0062】
【表7】
【0063】実施例3における輪帯の次数Nと光軸から
の高さhとの関係は、以下の表8に示すとおりである。
【0064】
【表8】 N h N h 0 0.000000 ≦ h < 0.250877 12 1.257451 ≦ h < 1.316438 1 0.250877 ≦ h < 0.436215 13 1.316438 ≦ h < 1.373814 2 0.436215 ≦ h < 0.565354 14 1.373814 ≦ h < 1.429804 3 0.565354 ≦ h < 0.671575 15 1.429804 ≦ h < 1.484606 4 0.671575 ≦ h < 0.764522 16 1.484606 ≦ h < 1.538396 5 0.764522 ≦ h < 0.848595 17 1.538396 ≦ h < 1.591344 6 0.848595 ≦ h < 0.926239 18 1.591344 ≦ h < 1.643618 7 0.926239 ≦ h < 0.998973 19 1.643618 ≦ h < 1.695395 8 0.998973 ≦ h < 1.067823 20 1.695395 ≦ h < 1.746873 9 1.067823 ≦ h < 1.133514 21 1.746873 ≦ h < 1.798286 10 1.133514 ≦ h < 1.196585 22 1.798286 ≦ h < 1.849923 11 1.196585 ≦ h < 1.257451
【0065】さらに、第2面は、回転対称な連続非球面
であり、そのレンズ面上で光軸からの高さhの点のサグ
量は、式(6)に示されるSAG0で表される。第2面の
円錐係数、非球面係数は以下の表9に示すとおりであ
る。
【0066】
【表9】
【0067】
【実施例4】実施例4は、1次回折光と2次回折光とを
用いる回折二焦点対物レンズである。回折効率、すなわ
ち光量比は、1次が25.4%、2次が57.3%、そ
の他の次数が17.3%である。実施例4のレンズは、
0次光をCDのような読み取り専用ディスクに用い、1
次光をMODのような読み書き兼用ディスクに用いる場
合に適している。条件(1),(2),(4)に対する実施例
4の値は、Δφ=1.6λ、P1/P2=0.44、α
=0.4となる。条件(1),(2),(4)、さらに条件
(5)を満たしている。
【0068】1次回折光は、保護層の厚さが1.2mmの
光ディスクの記録面上に焦点を形成し、2次回折光は、
0.6mmの光ディスクの記録面上に焦点を形成する。実
施例4の巨視的な形状を示す曲率半径、焦点距離等の数
値構成は、表7に示される実施例3と同一である。
【0069】実施例4の曲率半径、焦点距離等の数値構
成は、表7に示される実施例3と同一である。実施例4
のレンズの第1面の形状は、前記の式(3)にα=0.4
を代入することにより表現される。第1面の形状を表現
するための式(6),(7)における各係数の値、輪帯の次
数Nと光軸からの高さhとの関係、そして第2面の非球
面形状は、それぞれ表7、表8、表9に示される実施例
3と同一である。
【0070】波長の1nmのズレに対する焦点位置のズレ
は、上記実施例の場合0次回折光で記録面保護層の厚さ
1.2mmのとき0.12μm、1次回折光で厚さ0.6m
mのとき0.05μm、1次回折光で厚さ1.2mmのとき
0.03μm、2次回折光で厚さ0.6mmのとき−0.
04μmとなる。
【0071】実施例4の構成に基づいて式(3)の係数α
を変更することにより、1次回折光、2次回折光の回折
効率は以下の表10に示されるように変化する。
【0072】
【表10】 α Δφ 1次光回折効率 2次光回折効率 P1/P2 0.320 1.680 15.6% 70.5% 0.22 0.460 1.540 34.2% 47.1% 0.73
【0073】なお、2つの焦点に集光する各光束の開口
数NAが異なる場合には、径が大きい光束のみが透過す
る部分の回折レンズ構造を、径が大きい光束の次数の回
折効率が100%となるよう設計することにより、入射
光束の光量を有効に利用することができる。例えば、1
次回折光と2次回折光とを利用して2つの焦点を形成す
る場合において、1次回折光のNAが2次回折光より大
きい場合には、1次および2次回折光が共に透過する中
心部については2つの次数の回折光を発生するよう回折
レンズを構成し、1次回折光のみが透過する周辺部につ
いてはほぼ1次回折光のみが発生するようブレーズ化し
て回折レンズを構成する。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光源の発光波長の変化による焦点位置のシフト量が
小さい光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる光情報記録再生装置用回折
多焦点対物レンズの構成を概略的に示す説明図である。
【図2】 図1に示されるレンズを透過する光束の収束
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 回折二焦点レンズ 11,12 レンズ面 Ax 光軸 L1 1次回折光 L2 2次回折光 F1 第1の焦点 F2 第2の焦点

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正のパワーを持つ単一の屈折レンズの一
    方のレンズ面に微細な回折レンズ構造を形成して構成さ
    れ、入射光束を光軸上の異なる位置に分離して複数の焦
    点を結ぶよう集光させる光情報記録再生装置用回折多焦
    点対物レンズにおいて、 前記回折レンズ構造は、前記複数の焦点のうち2つに入
    射光量の多くを配分すると共に、これら2つの焦点を形
    成する回折光のうち回折次数が高い方の焦点距離が短く
    なるよう設計されていることを特徴とする回折多焦点対
    物レンズ。
  2. 【請求項2】 前記2つの焦点は、前記回折レンズ構造
    による0次回折光と1次回折光とにより形成されること
    を特徴とする請求項1に記載の回折多焦点対物レンズ。
  3. 【請求項3】 前記2つの焦点は、前記回折レンズ構造
    による1次回折光と2次回折光とにより形成されること
    を特徴とする請求項1に記載の回折多焦点対物レンズ。
  4. 【請求項4】 前記回折レンズ構造のパワーが、中心か
    ら周辺に向けて小さくなることを特徴とする請求項1に
    記載の回折多焦点対物レンズ。
  5. 【請求項5】 前記回折レンズのパワーの変化が、球面
    収差補正効果を有することを特徴とする請求項4に記載
    の回折多焦点対物レンズ。
  6. 【請求項6】 単一の屈折レンズの一方のレンズ面に微
    細な回折レンズ構造を形成して構成され、入射光束を光
    軸上の異なる位置に分離して複数の焦点を結ぶよう集光
    させる光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズにお
    いて、 前記複数の焦点のうち入射光量の多くが配分される2つ
    の焦点が、前記回折レンズによる1次以上の2つの次数
    の回折光により形成されることを特徴とする回折多焦点
    対物レンズ。
  7. 【請求項7】 前記回折レンズ構造による1次回折光と
    2次回折光とにより2つの焦点を形成するようにしたこ
    とを特徴とする請求項6に記載の回折多焦点対物レン
    ズ。
  8. 【請求項8】 前記回折レンズ構造は、光軸に対して回
    転対称な輪帯として形成されており、輪帯面の境界で光
    束に与える位相差Δφが波長λに対して以下の条件を満
    たすことを特徴とする請求項7に記載の回折多焦点対物
    レンズ。 1.0λ < Δφ < 2.0λ
  9. 【請求項9】 単一の屈折レンズの一方のレンズ面に微
    細な回折レンズ構造を形成して構成され、入射光束を光
    軸上の異なる位置に分離して複数の焦点を結ぶよう集光
    させる光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズにお
    いて、 前記複数の焦点のうち第1、第2の焦点に入射光量の多
    くを所定のバランスで配分し、前記第1の焦点に配分さ
    れる光量をP1、第2の焦点に配分される光量をP2とし
    たときに、前記配分バランスが以下の条件を満たすこと
    を特徴とする回折多焦点対物レンズ。 0.21 < P1/P2 < 0.76
  10. 【請求項10】 前記第1の焦点に配分された光を情報
    の再生専用に、前記第2の焦点に配分された光を情報の
    記録・再生に利用することを特徴とする請求項9に記載
    の回折多焦点対物レンズ。
  11. 【請求項11】 単一の屈折レンズの一方のレンズ面に
    微細な回折レンズ構造を形成して構成され、入射光束を
    光軸上の異なる位置に分離して複数の焦点を結ぶよう集
    光させる光情報記録再生装置用回折多焦点対物レンズに
    おいて、 前記複数の焦点のうち次数が隣り合う第1、第2の次数
    の焦点に入射光量の多くを配分し、前記第1の次数にブ
    レーズ化された面形状をSAG0、第2の次数にプレー
    ズ化された面形状をSAG1としたときに、微細な回折
    レンズ構造を持つ面の面形状SAGが以下の式で表さ
    れ、 SAG=α×SAG0 + (1−α)×SAG1 上記の式中の係数αが以下の条件を満たすことを特徴と
    する回折多焦点レンズ。 0 < α < 1
  12. 【請求項12】 前記第1の次数の焦点が再生専用に用
    いられ、前記第2の次数の焦点が再生・記録用に用いら
    れ、前記係数αが以下の条件を満たすことを特徴とする
    請求項11に記載の回折多焦点レンズ。 0.31 < α < 0.46
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