JP2008226434A - 光ピックアップ、光情報記録再生装置および光学的情報記録再生方法 - Google Patents

光ピックアップ、光情報記録再生装置および光学的情報記録再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】角度多重記録方式を利用したホログラム記録では、信号光と参照光が別の光路をたどるため、光学部品の点数が多く、従来の光ピックアップに比べ光学系の小型化に不向きである。また、光の干渉を利用するホログラム記録では、信号光と参照光の波面および光路長を波長オーダ(〜数10nm)で合わす必要があるが、振動や空気の擾乱等による信号光と参照光の波面や光路長のずれで、記録信号品質が低下してしまう。
【解決手段】回折レンズなどの光学素子で光ビームを収束・発散度の異なる信号光と参照光の2光束に分離する。信号光と参照光を同一の対物レンズに入射し、光学素子または対物レンズを光軸に垂直な方向に動かすことで角度多重記録を実現する。光情報記録媒体が傾いた場合、光学素子または対物レンズを光情報記録媒体の傾いた方向に動かすことで、光情報記録媒体に入射する参照光の角度を変えて再生信号の劣化を補正する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ホログラフィを用いて、光情報記録媒体に情報を記録する、および/または光情報記録媒体から情報を再生する、装置およびホログラム記録再生方法に関する。
現在、青紫色半導体レーザを用いた、Blu−ray Disc(BD)規格やHigh Definition Digital Versatile Disc(HD DVD)規格などにより、民生用においても50GB程度の記録密度を持つ光ディスクの商品化が可能となってきた。
今後は、光ディスクでも100GB〜1TBというHDD(Hard Disc Drive)容量と同程度まで大容量化が望まれる。
しかしながら、このような超高密度を光ディスクで実現するためには、今までのような短波長化と対物レンズ高NA化による従来の高密度技術のトレンドとは異なった新しいストレージ技術が必要となる。
次世代のストレージ技術に関する研究が行われる中、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録するホログラム記録技術が注目を集めている。
ホログラム記録技術とは、空間光変調器(SLM:Spatial Light Modulator)により2次元的に変調されたページデータの情報を有する信号光と、参照光とを記録媒体の内部で重ね合わせ、その時に生じる干渉縞パターンによって記録媒体内に屈折率変調を生じさせることで情報を記録する技術である。
また情報の再生時には、記録時に用いた参照光を同じ配置で記録媒体に照射すると、記録媒体中に記録されているホログラムが回折格子のように作用して回折光を生じる。この回折光が記録した信号光と位相情報を含めて同一の光として再生される。
再生された信号光は、CMOSやCCDなどの光検出器を用いて2次元的に高速に検出される。このようにホログラム記録では、1つのホログラムで2次元的な情報を同時に記録/再生され、また同じ場所に複数のページデータを重ね書きすることができるため、大容量かつ高速な情報の記録再生に有効である。
ホログラム記録技術として、例えば特許文献1(特開2004−272268号公報)がある。本公報には、信号光束をレンズで光情報記録媒体に集光すると同時に、平行光束の参照光を照射して干渉させてホログラムの記録を行い、さらに参照光の光情報記録媒体への入射角度を変えながら異なるページデータを空間光変調器に表示して多重記録を行う、いわゆる角度多重記録方式が記載されている。さらに本公報には、信号光をレンズで集光してそのビームウエストに開口(空間フィルタ)を配することにより、隣接するホログラムの間隔(ピッチ)を短くすることができ、従来の角度多重記録方式に比べて記録密度/容量を増大させる技術が記載されている。
また、光情報記録媒体に記録された情報を再生する際は、参照光の位相共役光を用いることで、信号検出用の光検出器を光情報記録媒体に対して他の光学部品と同じ側に配置され装置を小型化できると同時に、記録時と再生時に信号光が同じ光路を辿るため、光路中で生じる収差が打ち消され良好な信号再生が行われる方法が非特許文献1(Ian Redmond:Technical Digest ODS(2006)、MA1)に記載されている。
特開2004−272268号公報 Ian Redmond:Technical Digest ODS(2006)、MA1
ところで、特許文献1や非特許文献1などに示す角度多重記録方式の場合、信号光と参照光はビームスプリッタによって2光束に分離された後光情報記録媒体まで別の光路をたどるため、光学部品の点数が多く、BDなど従来の光ピックアップに比べると光学系の小型化に不向きである。また、ホログラム記録は光の干渉を利用するため、信号光と参照光の波面および光路長を波長オーダ(〜数10nm)で合わせる必要があるが、振動や空気の擾乱などにより信号光と参照光の波面や光路長にずれが生じ、記録される信号品質が低下してしまうため、実用には難があることが問題として挙げられる。
本発明は上記問題を鑑みなされたものであり、角度多重記録方式を用いて、(1)小型で(2)信頼性の高い光ピックアップ、光学的情報記録再生方法、および光情報記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の光ピックアップは、光源から出射した光ビームを第1の光束と第2の光束とに分離し、いずれか一方の光束を信号光として、もう一方の光束を参照光として、光情報記録媒体に照射し、ホログラムの為の干渉縞を媒体に形成することにより情報を記録する。この際、信号光に相当する光束は、収束光の状態で光情報記録媒体上に照射され、参照光に相当する光束は、平行光の状態で光情報記録媒体上に照射される。
本願発明においては、信号光を光情報記録媒体上に集光するためのレンズ(第1レンズ)と同一のレンズに参照光が入射する構成を取るが、上記のように、参照光は平行光の状態で媒体に照射される必要がある。このため、本願発明では、上記第2の光束の光路上に、上記参照光を上記集光レンズの前焦点面に集光するための第2のレンズを設け、これにより参照光が平行光の状態で媒体上に照射されるような構成とした。これにより、信号光と参照光の第1レンズから光情報記録媒体までの光路が共用される。
さらに、信号光と参照光は2光束に分離された後も同一の光軸を伝播する構成としてもよい。これにより、信号光と参照光は光源から光情報記録媒体までのすべての光路が共用される。
以上の構成の光ピックアップを用いることにより、小型の光ピックアップを実現するという前記(1)の目的が達成される。
更に、本発明の光ピックアップは、光学系のビーム照射条件の変動により発生する各種の影響を補正する手段を備える。光学系のビーム照射条件の変動要因としては、例えば、本発明が適用される光ピックアップと組み合わせて使用されるところの光情報記録媒体の傾き、あるいは光源から照射される光の波長のシフト量などがある。これにより、信頼性の高い光ピックアップを実現するという前記(2)の目的が達成される。
なお、本発明の光ピックアップが適用される光情報記録媒体は形状を問わない。例えば、ディスク、カード等各種の形状の光情報記録媒体に適用可能である。
本発明によれば、信号光と参照光がほぼ同じ光路を辿るため、従来の角度多重記録方式に比べて光学系の小型化に有利であり、かつ振動や空気の擾乱、伝播中における光学部品の位置ずれによって生じる信号光と参照光の波面や光路長のずれが緩和され、信号の記録品質を劇的に向上できる。また、光情報記録媒体が傾いた場合の再生信号の劣化を、レンズを光軸と垂直な方向に駆動することで補正することができる。また、波長シフトによる色収差を、レンズを光軸方向に駆動することで補正することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
[ホログラム情報記録再生装置の全体構成]
図1はホログラフィを利用してデジタル情報を記録および/または再生するホログラム情報記録再生装置の全体的な構成を示したものである。
ホログラム情報記録再生装置10は、ピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13、媒体回転角度検出用光学系14ならびに回転モータ50を備えており、光情報記録媒体1は回転モータ50によって回転可能な構成となっている。
ピックアップ11は、参照光と信号光を光情報記録媒体1に出射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録する役割を果たす。
この際、記録する情報信号はコントローラ89によって信号生成回路86を介してピックアップ11内の後述する空間光変調器に送り込まれ、信号光はコントローラ89によって制御される空間光変調器によって変調される。また、ピックアップ11内の後述するアクチュエータは、信号処理回路85からのサーボ信号に基づきコントローラ89によって制御される。
光情報記録媒体1に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ11から出射された参照光の位相共役光を位相共役光学系12によって生成する。ここで位相共役光とは、入力光と同一の波面を保ちながら逆方向に進む光波のことである。該位相共役光によって再生される再生光をピックアップ11内の後述する光検出器によって検出し、信号処理回路85によって信号を再生する。
光情報記録媒体1に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ11内の後述するシャッタの開閉時間をコントローラ89によってシャッタ制御回路87を介して制御することで調整できる。またはピックアップ11内の光源をパルス駆動にすることによっても実現される。
媒体キュア光学系13は、光情報記録媒体1のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。ここでプリキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録する際、該所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程のことである。またポストキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程のことである。
媒体回転角度検出用光学系14は、光情報記録媒体1の回転角度を検出するために用いられる。光情報記録媒体1を所定の回転角度に調整する場合は、媒体回転角度検出用光学系14によって回転角度に応じた信号を検出し、検出された信号を用いてコントローラ89によって媒体回転モータ制御回路88を介して光情報記録媒体1の回転角度を制御することができる。
光源駆動回路82からは所定の光源駆動電流がピックアップ11、媒体キュア光学系13、媒体回転角度検出用光学系14内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。
また、ピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13は、光情報記録媒体1の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路81を介して位置制御がおこなわれる。
なお、ピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13が大型でスライドするのが困難な場合は、これらの位置を光情報記録媒体1の半径方向にスライドする代わりに、光情報記録媒体1をスライドする構成でもかまわない。
ところで角度多重方式によるホログラム記録技術はBragg回折の回折効率の強い波数ベクトル依存性を利用しているため、例えば光情報記録媒体1の傾き(特にBragg回折方向の傾き)や位置ずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。それゆえピックアップ11内に、例えば光情報記録媒体1の傾きや位置ずれ等、許容誤差が小さいずれ要因のずれ量を検出する機構を設けて、サーボ信号生成回路83にてサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路84を介して該ずれ量を補正するためのサーボ機構をホログラム情報記録再生装置10内に備えても良い。
またピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13、媒体回転角度検出用光学系14は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
また、光情報記録媒体1はディスク状の形態に限らず、例えばカード状の媒体でもかまわない。図2は、カード状の光情報記録媒体1を用いた場合の情報記録再生装置の全体的な構成を示したものである。ホログラム情報記録再生装置10は、ピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13、媒体位置検出用光学系203ならびに媒体駆動モータ202を備えており、光情報記録媒体1はコントローラ89によって媒体駆動制御回路201を介して媒体駆動モータ202によって駆動可能な構成となっている。媒体位置検出用光学系203は、光情報記録媒体1の位置を検出するために用いられる。なお、図2では光情報記録媒体1を駆動する構成となっているが、光情報記録媒体1を駆動する代わりに、ピックアップ11、位相共役光学系12、媒体キュア光学系13の位置をスライドする機構を設け、アクセス制御回路81を介して位置制御を行うのでも構わない。
[ピックアップ光学系構成]
図3は、ホログラム情報記録再生装置10におけるピックアップ11の光学系構成の一例を示したものである。
記録時の状態を図3(a)に示す。光源301を出射した光ビームは、コリメートレンズ302を透過しシャッタ303に入射する。シャッタ303が開いている時は、光ビームはシャッタ303を通過した後、例えば1/2波長板などで構成される偏光方向変換手段304によってP偏光とS偏光の光量比が所望の比になるように偏光方向を制御された後、偏光ビームスプリッタ305に入射する。
偏光ビームスプリッタ305を透過した光ビーム(P偏光)は、偏光ビームスプリッタ307を経由して1/4波長板の付加された空間光変調器308に入射する。ここで、空間光変調器とは、光の強度、位相、偏光等を変調できる素子のことである。空間光変調器308によって2次元で強度または位相変調された信号光306は、S偏光となって偏光ビームスプリッタ307で反射され、所定の入射角度の光ビームのみを通過させる角度フィルタ309を透過する。その後信号光306は、対物レンズ310によって光情報記録媒体1に集光される。
一方、偏光ビームスプリッタ305を反射された光ビーム(S偏光)は、参照光312として作用し、例えば1/2波長板などで構成される偏光方向変換手段319によって情報の記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー313ならびにミラー314を経由してレンズ315に入射する。記録時は、偏光方向変換手段319は信号光306と参照光312を光情報記録媒体1上で干渉させるため、参照光312を信号光306と同じS偏光のまま透過させる。レンズ315は参照光312を対物レンズ310のバックフォーカス面に集光させる役割を果たしており、対物レンズ310のバックフォーカス面にて一度集光した参照光312は、信号光と同一の対物レンズ310によって、再度略平行光となって光情報記録媒体1に入射される。これにより、光情報記録媒体1に対して信号光306が収束光として、参照光312が略平行光として入射する従来の角度多重方式と同じ光学系構成が実現される。また、信号光306と参照光312を同一の対物レンズ310に入射することで、特許文献1や非特許文献1に記載された角度多重方式に比べて、光学系を小型化することができる。
さらに、対物レンズ310または光学ブロック321は、対物レンズ用のアクチュエータ311または光学ブロック用のアクチュエータ322を備えている。アクチュエータ311およびアクチュエータ322は、所定の座標系に沿って駆動可能であり、例えば、アクチュエータ311およびアクチュエータ322においては、対物レンズの光学軸に垂直な方向320に駆動可能である。対物レンズ310または光学ブロック321の位置を駆動方向320に沿ってずらすことにより、対物レンズ310と対物レンズ310のバックフォーカス面における参照光312の集光点の相対位置が変化する。これにより、光情報記録媒体1に入射する参照光312の入射角度を所望の角度に制御することができる。
このように信号光306と参照光312を光情報記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。また対物レンズ310または光学ブロック321の位置を駆動方向320に沿ってずらすことによって、光情報記録媒体1に入射する参照光312の入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能となる。
偏光方向変換手段304、319は例えば電圧の印加によって入射する光の偏光方向が切り替わる液晶素子や、回転機構を持つ1/2波長板、波長板の抜き差しなどで達成できる。
記録した情報を再生する場合は、図3(b)に示すように光源301から出射した光ビームをすべて参照光として用いる。光ビームはシャッタ303を通過した後、偏光方向変換手段304によってS偏光となり、偏光ビームスプリッタ305で全て反射される。参照光によって再生される再生光323がP偏光として光検出器318に到達するよう、参照光312は偏光方向変換手段319によってP偏光とし、レンズ315、対物レンズ310を経て光情報記録媒体1に略平行光の状態で入射される。光情報記録媒体1を透過した参照光312はガルバノミラー316にて反射され、参照光312の位相共役光が生成される。この位相共役光によって再生された再生光323(P偏光)は、対物レンズ310、角度フィルタ309を伝播する。その後、再生光323は偏光ビームスプリッタ307を透過して光検出器318に入射し、記録した信号を再生することができる。
角度多重記録されたホログラムを再生する時は、対物レンズ310または光学ブロック321を符号320に示す光軸と垂直な方向に動かすと同時に、参照光312が正反射するようにアクチュエータ317によってガルバノミラー316の角度を変える。
従来の角度多重記録方式と同様、光情報記録媒体1に対して同じ入射角度の参照光312によって記録された隣接するホログラムも同時に再生されてしまう。当該ホログラムからの再生光は対物レンズ310を経た後、光軸と平行に伝播するのに対し、隣接ホログラムからの再生光(迷光)は、光軸と平行でない方向に伝播するため、角度フィルタ309を光軸に略平行な波面のみ透過するように設定することによって、隣接ホログラムからの再生光を除去することができる。なお、図3では角度フィルタ319によって隣接ホログラムからの迷光を除去する構成を示したが、対物レンズを通過した再生光323を一旦レンズで集光し、焦点位置にポリトピックフィルタを設けることで迷光を除去する、ポリトピック角度多重の構成としても良い。
さらに、前述のとおり、ホログラム記録は光情報記録媒体1の傾きに対する許容誤差が極めて小さい。光情報記録媒体1が角度多重記録で対物レンズ310または光学ブロック321を動かす方向と光学的に平行な方向(図3紙面内、以降Bragg方向)に傾いた場合は、対物レンズ310または光学ブロック321の位置を駆動方向320に沿ってずらすことにより、参照光312の光情報記録媒体1への入射角度を変えることができるので、前記光情報記録媒体1の傾きによる再生信号の劣化を補正することができる。また、光情報記録媒体1が角度多重記録の方向と垂直な方向(符号324方向、図3紙面に垂直な方向、以降Degenerate方向)に傾いた場合も、対物レンズ310または光学ブロック321の位置を紙面と垂直な方向(符号324方向)に沿ってずらすことによって、参照光312の光情報記録媒体1への入射角度を変えることができるので、光情報記録媒体1の傾きによる再生信号の劣化を補正することができる。
角度フィルタ309は、偏光ビームスプリッタ307と光検出器318の間に設置しても良い。
図3で示した光学系は、信号光と参照光を同一の対物レンズに入射させる構成とすることで、従来の角度多重方式の光学系に比して小型化できる利点を有する。また、対物レンズまたは参照光の集光レンズを光軸に対して垂直に動かすことで角度多重記録が実現できる。さらには、対物レンズまたは参照光の集光レンズをBragg方向またはDegenerate方向に動かすことで、光情報記録媒体の該方向への傾きによる再生信号の劣化を補正することができる。以降、本構成によるホログラム記録再生方式をモノキュラーシステムと呼ぶ。
図4に図3で示したモノキュラーシステムのピックアップ11の光学系構成の別の一例を示す。記録時の状態を図4(a)に示す。光源301を出射した光ビームはコリメートレンズ302を透過し、シャッタ303に入射する。シャッタ303には光が通過する開口が設けられており、遮光板を抜き差しすることにより透過光量を調整することができる。シャッタ303が開いている時は、光ビームはシャッタ303を通過した後、信号光用のシャッタ401に入射する。シャッタ401によって入射した光ビームの一部は参照光312、別の一部は信号光306として領域分割される。
信号光306(P偏光)は、偏光ビームスプリッタ307を経由して1/4波長板の付加された空間光変調器308に入射する。空間光変調器308によって情報を付加された信号光306はS偏光となって偏光ビームスプリッタ307で反射され、所定の入射角度の光ビームのみを通過させる角度フィルタ309を伝播する。その後、信号光306は対物レンズ310によって光情報記録媒体1に集光される。
一方、参照光312(P偏光)は、レンズ402を透過し、1/4波長板406を経て空間光変調器308と略同一の面に集光される。焦点位置には反射ミラー407が設けられ、参照光312はミラー407で反射した後、再度1/4波長板406を透過してS偏光となり、偏光ビームスプリッタ307で反射される。その後、偏光方向変換手段408によって情報の記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に変換された後、信号光と同一の対物レンズ310に入射する。記録時は、偏光方向変換手段408は信号光306と参照光312を光情報記録媒体1上で干渉させるため、参照光312を信号光306と同じS偏光のまま透過させる。対物レンズ310を透過した参照光312は、再度略平行光となって光情報記録媒体1に入射される。これにより、光情報記録媒体1に対して信号光306が収束光として、参照光312が略平行光として入射する光学系構成が実現される。また、信号光306と参照光312を同一の対物レンズ310に入射することで、特許文献1や非特許文献1に述べられる角度多重方式に比べて、光学系の小型化を図ることができる。
さらに、対物レンズ310またはレンズ402は、対物レンズアクチュエータ311またはアクチュエータ403によって符号320または符号404に示す光軸と垂直な方向に駆動可能であり、対物レンズ310またはレンズ402の位置を駆動方向320または404に沿ってずらすことにより、対物レンズ310とミラー407上における参照光312の集光点の相対位置関係が変化するため、光情報記録媒体1に入射する参照光312の入射角度を所望の角度に設定することができる。
このように信号光306と参照光312を光情報記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。また対物レンズ310またはレンズ402の位置を駆動方向320または404に沿ってずらすことによって、光情報記録媒体1に入射する参照光312の入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
本実施例では、シャッタ303は遮光板を抜き差しする機械式シャッタとして説明したが、絞りなどその他の機構により透過光量(言い換えれば光がシャッタを通過する割合)を調整できるシャッタであってもよい。また、液晶素子などのように電圧印加により光透過率の変化する素子を用いて光量調整を行っても構わない。また、角度フィルタ309は偏光ビームスプリッタ307と光検出器318の間に設置しても良い。
偏光方向変換手段408は例えば電圧の印加によって入射する光の偏光方向が切り替わる液晶素子や、回転機構を持つ1/2波長板、波長板の抜き差しなどで達成できる。また、偏光方向変換手段408は1/4波長板とし、図4に示す代わりに光情報記録媒体1とガルバノミラー316の間に設置しても良い。この場合、電圧印加や波長板の回転などによる記録時と再生時での偏光方向の切替は不要となる。
記録した情報を再生する場合は、図4(b)に示すように、光源301から出射した光ビームはシャッタ401によって参照光のみを通過させる。参照光312はレンズ402を透過し、1/4波長板406を経て空間光変調器308と略同一の面に集光される。参照光312はミラー407で反射した後再度1/4波長板406を透過してS偏光となり、偏光ビームスプリッタ307で反射される。その後、参照光312によって再生される再生光323がP偏光として光検出器318に到達するよう、参照光312は偏光方向変換手段408によってP偏光となり、対物レンズ310を経て光情報記録媒体1に入射される。光情報記録媒体1を透過した参照光312をガルバノミラー316にて反射させることで、参照光312の位相共役光が生成される。
この位相共役光によって再生された再生光323(P偏光)は、対物レンズ310、角度フィルタ309を伝播する。その後、再生光323は偏光ビームスプリッタ307を透過して光検出器318に入射し、記録した信号を再生することができる。角度多重記録されたホログラムを再生する時は、対物レンズ310またはレンズ402を符号320または符号404に示す方向に動かすと同時に、参照光312が正反射するようにアクチュエータ317によってガルバノミラーの角度を変える。
さらに、前述のとおり、ホログラム記録は光情報記録媒体1の傾きに対する許容誤差が極めて小さい。光情報記録媒体1が角度多重記録を行う方向(Bragg方向、図4紙面内)に傾いた場合は、対物レンズ310またはレンズ402の位置を駆動方向320または404に沿ってずらすことにより、参照光312の光情報記録媒体1への入射角度を変えることができるので、前記光情報記録媒体1の傾きによる再生信号の劣化を補正することができる。また、光情報記録媒体1が角度多重記録の方向と垂直な方向(Degenerate方向、図4紙面に垂直な方向、符号324)に傾いた場合も、対物レンズ310またはレンズ402の位置を紙面と垂直な方向に沿ってずらすことによって、参照光312の光情報記録媒体1への入射角度を変えることができるので、光情報記録媒体1の傾きによる再生信号の劣化を補正することができる。
ホログラム記録では、周囲温度の変化により光情報記録媒体1が膨張または収縮するのに伴い、記録されたホログラム(回折格子)のピッチや傾きが変化し、再生信号が劣化してしまうことがある。これを解決するため、光源301の波長をシフトすることで補正する方法があるが、このように波長をシフトした場合、色収差によりレンズ402および対物レンズ310の焦点距離が変化し、対物レンズ310透過後の参照光312が平行光でなくなってしまう。角度多重記録方式において光情報記録媒体1に入射する参照光312は平行光であることが望ましい。これを解決するために、レンズ402や対物レンズ310を光軸方向405に動かすフィードバック機構を加え、光源301の波長シフト量に応じて色収差補正をしても良い。一般的にレンズの色収差は焦点距離をf、硝材の屈折率をn、光源の波長をλとして

で与えられる。例えばλ=405nm、硝材をBK7(n=1.5302、dn/dλ=1.27×10−4)、焦点距離f=20mm、波長シフト量をΔλ=5nmとすると、焦点距離の変化量Δf=24μmとなる。
図5に図3で示したモノキュラーシステムのピックアップ11の光学系構成の別の一例を示す。図4で示したモノキュラーシステムのピックアップ11の光学系と同じ機能のものに関しては説明を割愛する。記録時の状態を図5(a)に示す。光ビームは光学素子501によって信号光306となる平行光と、点線で示す参照光312となる収束光に分離される。例えば光学素子501は図6に示すような回折レンズ601とし、例えば0次光を信号光、1次回折光を参照光とすることによって実現される。上述の構成において、0次光を参照光、1次回折光を信号光としてもよい。このように、どちらかを0次光とし、もう一方を1次回折光とすることにより、光利用効率、光学的安定性の点で優れた光ピックアップを実現できる。参照光312は、1次回折光の光路上に設けられた1/4波長板406を透過して空間光変調器308と略同一面のミラー407に集光される。空間光変調器308で変調された信号光306とミラー407で反射された参照光312はS偏光となって、偏光ビームスプリッタ307で反射され、対物レンズ310に入射する。対物レンズ310を透過した信号光306は光情報記録媒体1に集光され、参照光312は平行光で光情報記録媒体1に照射する。
記録した情報を再生する場合は、図5(b)に示すように、参照光312は光学素子501や偏光ビームスプリッタ307、ミラー407、対物レンズ310を経てS偏光の状態で光情報記録媒体1に入射する。光情報記録媒体1を透過した参照光312は1/4波長板502を透過してガルバノミラー316で正反射し、再び1/4波長板502を透過してP偏光として光情報記録媒体1に入射する。
この位相共役光によって再生された再生光323(P偏光)は、対物レンズ310、偏光ビームスプリッタ307、角度フィルタ309を透過して光検出器318に入射し、記録した信号を再生することができる。なお、再生時に信号光306は不要なので、空間光変調器308をOffにして反射光をなくすか、偏光ビームスプリッタ307と空間光変調器308の間にシャッタを設ける。
図6では回折レンズ601に入射する光ビーム全体を信号光306と参照光312に分離したが、例えば光学素子501は図7に示すような回折レンズ701とし、回折レンズ701の領域は信号光用と参照光用に完全に分離されていても良い。または、光学素子501は図8に示すような回折レンズ801とし、回折レンズ801の一部を透過する光を参照光として用いても良い。
[動作フロー]
図9は、実施例1から3で説明した光ピックアップを搭載したホログラム情報記録再生装置10(図1または図2を参照)における記録、再生の動作フローを示したものである。
図9(a)は、ホログラム情報記録再生装置10に光情報記録媒体1を挿入した後、記録または再生の準備が完了するまでの動作フローを示し、図9(b)は準備完了状態から光情報記録媒体1に情報を記録するまでの動作フロー、図9(c)は準備完了状態から光情報記録媒体1に記録した情報を再生するまでの動作フローを示したものである。
図9(a)に示すように媒体を挿入すると、ホログラム情報記録再生装置10は光情報記録媒体1に設けられたコントロールデータを読み出し、例えば光情報記録媒体1に関する情報や、例えば記録や再生時における各種設定条件に関する情報を取得する。
コントロールデータの読み出し後は、コントロールデータに応じた各種調整やピックアップ11に関わる学習処理を行い、ホログラム情報記録再生装置10は、記録または再生の準備が完了する。
準備完了状態から情報を記録するまでの動作フローは図9(b)に示すように、まず記録するデータを受信して、該データに応じた情報をピックアップ11内の空間光変調器に送り込む。
その後、光情報記録媒体1に高品質の情報を記録できるように、必要に応じて各種学習処理を事前に行い、シーク動作ならびにアドレス再生を繰り返しながらピックアップ11ならびに媒体キュア光学系13の位置を光情報記録媒体1の所定の位置に配置する。
その後、媒体キュア光学系13から出射する光ビームを用いて所定の領域をプリキュアし、ピックアップ11から出射する参照光と信号光を用いてデータを記録する。
データを記録した後は、必要に応じてデータをベリファイし、媒体キュア光学系13から出射する光ビームを用いてポストキュアを行う。
準備完了状態から記録された情報を再生するまでの動作フローは図9(c)に示すように、光情報記録媒体1から高品質の情報を再生できるように、必要に応じて各種学習処理を事前に行う。その後、シーク動作ならびにアドレス再生を繰り返しながらピックアップ11ならびに位相共役光学系12の位置を光情報記録媒体1の所定の位置に配置する。
その後、ピックアップ11から参照光を出射し、光情報記録媒体1に記録された情報を読み出す。
本実施例のホログラム記録再生装置によれば、信号光と参照光がほぼ同じ光路を辿るため、従来の角度多重記録方式に比べて光学系の小型化に有利であり、かつ振動や空気の擾乱、伝播中における光学部品の位置ずれによって生じる信号光と参照光の波面や光路長のずれが緩和され、信号の記録品質を劇的に向上できる。また、光情報記録媒体が傾いた場合の再生信号の劣化を、レンズを光軸と垂直な方向に駆動することで補正することができる。また、波長シフトによる色収差を、レンズを光軸方向に駆動することで補正することができる。
ホログラム情報記録再生装置の実施例を表す概略図。 ホログラム情報記録再生装置の実施例を表す概略図。 ホログラム情報記録再生装置内のピックアップの実施例を表す概略図。 ホログラム情報記録再生装置内のピックアップの実施例を表す概略図。 ホログラム情報記録再生装置内のピックアップの実施例を表す概略図。 本発明を実現する回折レンズの例を示す図。 本発明を実現する回折レンズの例を示す図。 本発明を実現する回折レンズの例を示す図。 ホログラム情報記録再生装置の動作フローの実施例を表す概略図。
符号の説明
1 光情報記録媒体
10 ホログラム情報記録再生装置
11 ピックアップ
12 位相共役光学系
13 媒体キュア光学系
14 媒体回転角度検出用光学系
50 回転モータ
81 アクセス制御回路
82 光源駆動回路
83 サーボ信号生成回路
84 サーボ制御回路
85 信号処理回路
86 信号生成回路
87 シャッタ制御回路
88 媒体回転モータ制御回路
89 コントローラ
201 媒体駆動制御回路
202 媒体駆動モータ
203 媒体位置検出用光学系
301 光源
302 コリメートレンズ
303 シャッタ
304 偏光方向変換手段
305 偏光ビームスプリッタ
306 信号光
307 偏光ビームスプリッタ
308 空間光変調器
309 角度フィルタ
310 対物レンズ
311 対物レンズアクチュエータ
312 参照光
313 ミラー
314 ミラー
315 レンズ
316 ミラー
317 アクチュエータ
318 光検出器
319 偏光方向変換手段
320 駆動方向
321 光学ブロック
322 アクチュエータ
323 再生光
324 駆動方向
401 シャッタ
402 レンズ
403 アクチュエータ
404、405 駆動方向
406 1/4波長板
407 ミラー
408 偏光方向変換手段
501 光学素子
502 1/4波長板
601、701、801 回折レンズ

Claims (16)

  1. 光情報記録媒体と組み合わせて使用される光ピックアップにおいて、
    光源と、
    当該光源から出射した光ビームを第1の光束と第2の光束とに分離する手段と、
    当該第1の光束を受光する空間光変調器と、
    当該空間光変調器によって変調された前記第1の光束を集光する第1のレンズと、
    前記第2の光束を前記第1のレンズのバックフォーカス面に集光する第2のレンズとを有し、
    前記第1のレンズを透過した前記第1の光束は、信号光として前記光情報記録媒体に収束光の状態で照射され、
    前記第1のレンズを透過した前記第2の光束は、参照光として前記光情報記録媒体に平行光の状態で照射され、
    前記信号光と前記参照光とを前記光情報記録媒体上で光学的に干渉させ、当該干渉により生じる干渉縞をホログラムとして前記光情報記録媒体に記録する光ピックアップ。
  2. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1の光束と第2との光束の分離手段が、偏光ビームスプリッタであることを特徴とする光ピックアップ。
  3. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1の光束と第2との光束の分離手段は、当該分離手段に入射した光を透過させる第1の領域と第2の領域とを有し、
    前記第1の領域の透過率が可変であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ。
  4. 請求項3に記載の光ピックアップにおいて、
    前記信号光は前記第1の領域を通過し、
    前記参照光は前記第2の領域を通過し、
    前記光情報記録媒体に記録された情報を再生する時は、前記第1の領域の透過率が実質的に0であり、
    前記光情報記録媒体に情報を記録する時は、前記第1の領域の透過率を再生時に比べて高くすることを特徴とする光ピックアップ。
  5. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記第2のレンズと、前記第1の光束と第2との光束の分離手段とが、1つの回折レンズであることを特徴とする光ピックアップ。
  6. 請求項5に記載の光ピックアップにおいて、
    前記信号光として前記回折レンズに入射する光ビームの0次光を用い、
    前記参照光として前記回折レンズに入射する光ビームの回折光を用いることを特徴とする光ピックアップ。
  7. 請求項5に記載の光ピックアップにおいて、
    前記信号光として前記回折レンズに入射する光ビームの回折光を用い、
    前記参照光として前記回折レンズに入射する光ビームの0次光を用いることを特徴とする光ピックアップ。
  8. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記第1のレンズまたは前記第2のレンズの位置を駆動する手段を備え、
    前記第1のレンズまたは第2のレンズを、当該駆動手段によりレンズの光軸と垂直な方向に動かすことにより、前記参照光の前記光情報記録媒体への入射角度が変化させ、
    もって前記光情報記録媒体に記録するホログラムを角度多重化することを特徴とする光ピックアップ。
  9. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記光情報記録媒体に記録されたホログラムの再生時には、前記参照光または前記参照光の位相共役光を前記光情報記録媒体に照射して前記光情報記録媒体に記録されたホログラムの再生光を生成することを特徴とする光ピックアップ。
  10. 請求項5に記載の光ピックアップにおいて、
    前記空間光変調器と前記光情報記録媒体との間に光遮蔽機構を具備し、
    前記ホログラムの再生時に、当該光遮蔽機構で前記信号光を遮蔽することを特徴とする光ピックアップ。
  11. 請求項5に記載の光ピックアップにおいて、
    前記ホログラムの再生時に、前記空間光変調器の反射率を略0とし、前記信号光を遮蔽することを特徴とする光ピックアップ。
  12. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記光情報記録媒体の基準位置に対する傾きに応じて、前記第1のレンズまたは前記第2のレンズの位置を、該レンズの光軸に垂直な面と、前記光情報記録媒体の傾きを含む面との交わる直線と光学的に平行な方向に補正駆動する手段を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  13. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    前記光源の波長の基準波長からのシフト量に応じて、前記第1のレンズまたは前記第2のレンズの位置を、該レンズの光軸方向に補正駆動する手段を備えたことを特徴とする光ピックアップ。
  14. 請求項1に記載の光ピックアップにおいて、
    角度フィルタを前記再生光に配置することを特徴とする光ピックアップ。
  15. 干渉縞をホログラムとして光情報記録媒体に記録する光学的情報記録方法であって、
    光源で発生した光を第1の光束および第2の光束に分離し、
    前記第1の光束を強度変調して、レンズを用いて前記光情報記録媒体に収束光として照射し、
    前記第2の光束を前記レンズのバックフォーカス面に集光し、前記レンズにより前記光情報記録媒体に対して平行光として照射し、
    前記収束光の照射と平行光の照射により前記光情報記録媒体上に干渉縞を形成し、
    もって前記干渉縞を形成することを特徴とする光学的情報記録再生方法。
  16. 干渉光を用いたホログラムが記録される光情報記録媒体と、
    当該ホログラムの記録または再生を行う光ピックアップとを備え、
    当該光ピックアップは、
    光源と、
    当該光源から出射した光ビームを第1の光束と第2の光束とに分離する手段と、
    当該第1の光束を受光する空間光変調器と、
    当該空間光変調器によって変調された前記第1の光束を集光する第1のレンズと、
    前記第2の光束を前記第1のレンズのバックフォーカス面に集光する第2のレンズとを有し、
    前記第1のレンズを透過した前記第1の光束は、信号光として前記光情報記録媒体に収束光の状態で照射され、
    前記第1のレンズを透過した前記第2の光束は、参照光として前記光情報記録媒体に平行光の状態で照射され、
    前記信号光と前記参照光とを前記光情報記録媒体上で光学的に干渉させ、当該干渉により生じる干渉縞をホログラムとして前記光情報記録媒体に記録することを特徴とする光情報記録再生装置。
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