JP4443293B2 - 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ - Google Patents
光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4443293B2 JP4443293B2 JP2004123095A JP2004123095A JP4443293B2 JP 4443293 B2 JP4443293 B2 JP 4443293B2 JP 2004123095 A JP2004123095 A JP 2004123095A JP 2004123095 A JP2004123095 A JP 2004123095A JP 4443293 B2 JP4443293 B2 JP 4443293B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- objective lens
- optical disc
- recording
- light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Head (AREA)
Description
0.0035<{W・(φ2/φ1)}/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(1)
を満たす。
0.0035<W/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(2)
を満たすことが望ましい。
0.0035<{W・(φ2/φ1)}/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(1)
を満足するように構成されている。互換性を満足させるための光学面が、対物レンズの光源側の面に設けられている場合φ2=φ1であるため、条件(1)は、以下の条件(2)、
0.0035<W/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(2)
に書き換えることができる。これらの式の上限を超えると、中間領域の幅が広くなりすぎ、第二のディスクを利用する際の特性、例えば光源の波長ずれに対する特性などに悪影響が出る。一方、下限を下回ると、中間領域の幅が狭くなりすぎ、TE信号のノイズを抑制する効果が十分に得られない。
11 内側領域
12 外側領域
13 中間領域
20A 第一の光ディスク
20B 第二の光ディスク
Claims (22)
- 少なくとも二種類の波長の光束を用いて少なくとも二種類の光ディスクに対する情報の記録または再生が可能な光ディスク用光学系であって、
光源部と、
前記光源部から照射された異なる波長の光束をそれぞれ対応する光ディスクの記録面に結像させる対物レンズと、
前記光ディスクに記録された情報の再生に使用する主ビームの戻り光を受光する主受光部と、主受光部近傍に配設された副受光部とを有する受光部と、
前記光源部と前記光ディスクとの間に配設され、少なくとも二種類の前記光ディスクに対して記録または再生の互換性を満足させるための光学面を備えた光学素子と、を有し、
前記光学素子は、比較的記録密度が低い第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要なNAを確保するための内側領域と、該内側領域の外側にあり、第一の光ディスクよりも記録密度が相対的に高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要なNAを確保するための外側領域と、前記外側領域のうち前記内側領域と該外側領域の境界近傍に位置する中間領域と、を有し、
前記中間領域は、光ディスクからの反射光束に対して光路長差を与える複数の微小幅の輪帯から構成されており、
前記複数の微小幅の輪帯は、輪帯間で符号の異なる光路長差を与える輪帯の繰り返しであり、
前記中間領域は、前記第一の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した第一の波長の第一光束に対する透過率が前記内側領域の透過率よりも低く設定され、
前記光学系の基準軸に直交する平面に前記中間領域を射影した場合の該領域幅をW(mm)、前記第一の波長に対する前記対物レンズの焦点距離をf(mm)、前記第一の光ディスクの記録または再生時の対物レンズの使用倍率をM、前記内側領域の径をφ 1 (mm)、前記内側領域に入射した光束の対物レンズの光源側の面での光束径をφ 2 (mm)としたとき、以下の条件(1)、
0.0035<{W・(φ 2 /φ 1 )}/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(1)
を満たすことを特徴とする光ディスク用光学系。 - 前記中間領域における、前記第一の光ディスクよりも記録密度の高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した波長の光束に対する透過率は、前記内側領域および前記外側領域と略同様に設定され、
前記第一の光ディスクよりも記録密度の高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生は、前記内側領域、前記中間領域、および前記外側領域を透過した全ての光束を用いて行われることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク用光学系。 - 請求項1または請求項2に記載の光ディスク用光学系において、
前記中間領域の前記第一光束に対する透過率は、前記内側領域の透過率の約半分以下に設定されることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記微小幅の輪帯間で与えられる光路長差の絶対値は、前記第一の光ディスクに対する記録または再生に適した第一の波長を持つ第一光束に対してはほぼ波長の(N+0.5)倍(但し、Nは自然数)、に設定されていることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項4に記載の光ディスク用光学系において、
Nは5以下であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記中間領域の微小幅の輪帯間で与えられる光路長差は、前記第一の光ディスクよりも記録密度の高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した波長を持つ光束に対してほぼ波長の整数倍(ただし、0を除く)であり、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生は、前記内側領域、前記中間領域、および前記外側領域を透過した全ての光束を用いて行われることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記中間領域の微小幅の輪帯は、凹部よりも凸部の方が広く構成されることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項7のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記光学系の基準軸に直交する平面に前記微小幅の輪帯を射影した場合の各輪帯の幅が、0.005mm以上0.020mm以下であることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項8のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記光学素子は、前記光学面を備えた対物レンズであることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記中間領域は、前記内側領域に隣接していることを特徴とする光ディスク用光学系。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の光ディスク用光学系において、
前記中間領域は、前記内側領域に隣接していないことを特徴とする光ディスク用光学系。 - 少なくとも二種類の波長の光束を用いて少なくとも二種類の光ディスクに対する情報の記録または再生が可能な光ディスク用光学系に用いられる対物レンズであって、
少なくとも一面に、比較的記録密度が低い第一の光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要なNAを確保するための内側領域と、該内側領域の外側にあり、前記第一の光ディスク以外の、第一の光ディスクよりも記録密度が相対的に高い光ディスクに対する情報の記録または再生時に必要なNAを確保するための外側領域と、
前記外側領域のうち、前記内側領域と該外側領域の境界近傍に位置する中間領域と、を有し、
前記中間領域は、光ディスクからの反射光束に対して光路長差を与える複数の微小幅の輪帯から構成されており、
前記複数の微小幅の輪帯は、輪帯間で符号の異なる光路長差を与える輪帯の繰り返しであり、
前記中間領域における、第一の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した第一の波長の第一光束に対する透過率を、前記内側領域の透過率よりも低く設定し、
前記対物レンズの光軸に直交する平面に前記中間領域を射影した場合の幅をW(mm)、第一の波長に対する対物レンズの焦点距離をf(mm)、第一の光ディスクの記録または再生時の対物レンズの使用倍率をM、前記内側領域の径をφ 1 (mm)、前記内側領域に入射した光束の対物レンズの光源側の面での光束径をφ 2 (mm)としたとき、以下の条件(1)、
0.0035<{W・(φ 2 /φ 1 )}/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(1)
を満たすことを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 前記中間領域における、前記第一の光ディスクよりも記録密度の高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した波長の光束に対する透過率は、前記内側領域および前記外側領域と略同様に設定されており、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生は、前記内側領域、前記中間領域、および前記外側領域を透過した全ての光束を用いて行われることを特徴とする請求項12に記載の光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12または請求項13に記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域の前記第一光束に対する透過率は、前記内側領域の透過率の約半分以下に設定されることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項14のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記微小幅の輪帯間で与えられる光路長差の絶対値は、前記第一の光ディスクに対する記録または再生に適した第一の波長を持つ第一光束に対してはほぼ波長の(N+0.5)倍(但し、Nは自然数)、に設定されていることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項15に記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
Nは5以下であることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項16のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域の微小幅の輪帯間で与えられる光路長差は、前記第一の光ディスクよりも記録密度の高い第二の光ディスクに対する情報の記録または再生に適した波長を持つ光束に対してほぼ波長の整数倍(ただし、0を除く)であり、
前記第二の光ディスクに対する情報の記録または再生は、前記内側領域、前記中間領域、および前記外側領域を透過した全ての光束を用いて行われることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項17のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域の微小幅の輪帯は、凹部よりも凸部の方が広く構成されることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項18のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記対物レンズの光軸に直交する平面に前記微小幅の輪帯を射影した場合の各輪帯の幅が、0.005mm以上、0.020mm以下であることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項19のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域は、前記対物レンズの光源側の面に設けられており、
前記対物レンズの光軸に直交する平面に前記中間領域を射影した場合の幅をW(mm)、第一の波長に対する対物レンズの焦点距離をf(mm)、第一の光ディスクの記録または再生時の対物レンズの使用倍率をMとすると、以下の条件(2)、
0.0035<W/{(1−M)・f}<0.0350 ・・・(2)
を満たすことを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項20のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域は、前記内側領域に隣接していることを特徴とする光ディスク用対物レンズ。 - 請求項12から請求項20のいずれかに記載の光ディスク用対物レンズにおいて、
前記中間領域は、前記内側領域に隣接していないことを特徴とする光ディスク用対物レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004123095A JP4443293B2 (ja) | 2003-04-25 | 2004-04-19 | 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003122035 | 2003-04-25 | ||
JP2004123095A JP4443293B2 (ja) | 2003-04-25 | 2004-04-19 | 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004342292A JP2004342292A (ja) | 2004-12-02 |
JP4443293B2 true JP4443293B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=33543286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004123095A Expired - Fee Related JP4443293B2 (ja) | 2003-04-25 | 2004-04-19 | 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4443293B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008130190A (ja) * | 2006-11-22 | 2008-06-05 | Hitachi Maxell Ltd | カップリングレンズ及び光ピックアップ装置 |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004123095A patent/JP4443293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004342292A (ja) | 2004-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101039021B1 (ko) | 대물 렌즈, 광 픽업 장치, 광 기록·재생 장치 | |
KR20010107658A (ko) | 광 픽업 장치, 대물 렌즈, 광 정보 기록 매체 재생 장치및/또는 기록 장치 | |
KR101409689B1 (ko) | 대물렌즈, 광 픽업 장치 및 광 정보 기록 재생 장치 | |
JP4850013B2 (ja) | 光情報記録再生装置および光情報記録再生装置用対物レンズ | |
US7839751B2 (en) | Objective lens and optical system for optical pick-up | |
JP4828303B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズおよび光情報記録再生装置 | |
JP4148520B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP4274429B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP2005158089A (ja) | 光ディスク用の対物レンズとそれを用いた光ヘッド装置 | |
JP4849979B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズおよび光情報記録再生装置 | |
JP4443293B2 (ja) | 光ディスク用光学系および光ディスク用対物レンズ | |
JP2008130190A (ja) | カップリングレンズ及び光ピックアップ装置 | |
JP2003156681A (ja) | 光ヘッドの光学系および光ヘッド用対物レンズ | |
US8072694B2 (en) | Objective lens | |
JP2004362626A (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP2001155369A (ja) | 光情報記録再生装置の光学系 | |
US7339876B2 (en) | Optical system of optical pick-up | |
JP4562327B2 (ja) | 光ヘッドの光学系および光ヘッド用対物レンズ | |
JP4384555B2 (ja) | 光ピックアップ用対物レンズおよび光ピックアップ装置 | |
JP4501304B2 (ja) | 対物レンズ及び光学装置 | |
JP4488334B2 (ja) | 光ディスク用対物レンズ | |
JP5584552B2 (ja) | 光情報記録再生装置用対物レンズ、及び光情報記録再生装置 | |
JP4722472B2 (ja) | 光ディスク用光学系 | |
JP2004103216A (ja) | 光ディスク用光学系および光ディスク用ヘッド装置 | |
JP4443368B2 (ja) | 対物レンズ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070315 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20080424 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090202 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090403 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090915 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091222 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4443293 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140122 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |