JP2003321602A - 樹脂組成物ならびにそれからなる成形品 - Google Patents

樹脂組成物ならびにそれからなる成形品

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JP2003321602A JP2003023307A JP2003023307A JP2003321602A JP 2003321602 A JP2003321602 A JP 2003321602A JP 2003023307 A JP2003023307 A JP 2003023307A JP 2003023307 A JP2003023307 A JP 2003023307A JP 2003321602 A JP2003321602 A JP 2003321602A
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Sadanori Kumazawa
貞紀 熊澤
Jiro Kumaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形性、機械特性、耐熱性、耐加水分解性に
優れた樹脂組成物ならびにそれからなる成形品を提供す
る。 【解決手段】 ポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂およ
びカルボキシル基反応性末端封鎖剤を溶融混練してなる
樹脂組成物ならびにそれからなる成形品、ポリ乳酸樹脂
およびポリアセタール樹脂の合計を100重量部とした
ときに、ポリ乳酸樹脂の含有量が99重量部以下50重
量部以上またはポリアセタール樹脂の含有量が99重量
部以下50重量部超であり、カルボキシル基反応性末端
封鎖剤の含有量は10重量部以下0.01重量部以上で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形性、機械特
性、耐熱性、耐加水分解性に優れた樹脂組成物ならびに
それからなる成形品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ乳酸樹脂は、高い融点を持ち、また
溶融成形可能であることから、実用上優れた生分解性ポ
リマーとして期待されている。また、将来的にバイオ原
料から作られる汎用ポリマーとしての利用も期待されて
いる。しかしながら、ポリ乳酸樹脂は、結晶化速度が遅
いため、結晶化させて成形品として用いるには限界があ
った。例えばポリ乳酸樹脂を射出成形する場合には、長
い成形サイクル時間や成形後の熱処理を必要とするこ
と、および成形時や熱処理時の変形が大きいことなどの
実用上大きな問題があった。また、ポリ乳酸樹脂は、耐
加水分解特性が悪く、高温高湿下で使用することが困難
であった。そのため、特許文献1では、通常のポリエス
テルの耐加水分解改良と同様に、カルボジイミド化合物
を用いてポリ乳酸でもカルボキシル末端基を封鎖する方
法が試みられているが、その効果は不十分であった。
【0003】一方、ポリアセタール樹脂は、機械特性や
成形性などバランスに優れた樹脂であることから、射出
成形品として広く用いられているが、繊維やフィルムな
どに加工するのが難しい樹脂であった。
【0004】2種またはそれ以上のポリマーを配合して
用いる技術は、ポリマーアロイとして広く知られてお
り、このポリマーアロイは、個々のポリマーの欠点を改
良する目的で広く利用されている。しかしながら、2種
以上のポリマーを混合した場合、多くはポリマー同士の
分散性が悪く、ペレットや成形品の形状に加工できなか
ったり、劣った特性を示す傾向となる。
【0005】しかし、まれに2種のポリマーが均一な非
晶相を形成する場合があり、この種のものは一般に相溶
性または混和性ポリマーアロイとして優れた特性を示す
ことが期待されているが、その例は少ない。
【0006】ポリ乳酸樹脂と相溶性のあるポリマーとし
ては、ポリエチレングリコール(例えば、非特許文献1
参照)やポリメチルメタクリレート(例えば、非特許文
献2参照)が知られているが、これらのポリマーを混合
した場合には、ポリ乳酸樹脂の強度や結晶性が大きく低
下するという問題があった。
【0007】また、ポリアセタールと相溶性のあるポリ
マーとしては、ポリビニルフェノール(例えば、非特許
文献3参照)が知られているが、ポリビニルフェノール
は分子量が一般に低いことから、混合後の樹脂物性が低
下するという問題があった。
【0008】特許文献2には、ポリアセタールに生分解
性を付与する目的で、脂肪族ポリエステルと微量のホル
ムアルデヒドを含有させた樹脂組成物が開示され、その
中で脂肪族ポリエステルの1例として、種々の脂肪族ポ
リエステルとともにポリ乳酸の使用例が開示されている
が、同公報記載の組成物では、上記に記載したポリ乳酸
樹脂やポリアセタール樹脂の問題を解決できるものでは
なかった。また、同公報記載の発明においてポリ乳酸
は、他の脂肪族ポリエステルと同等に扱われており、ポ
リアセタールとの相溶性に関して特別な認識は全くなさ
れていない。
【0009】
【特許文献1】特開平11−80522号公報(第5,
6頁)
【特許文献2】特開平5−43772号公報(第5頁)
【非特許文献1】Polymer 37(26),58
49−5857頁(1996)
【非特許文献2】Polymer 39(26),68
91−6897頁(1998)
【非特許文献3】Polymer 33(4),760
−766頁(1992)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0011】したがって、本発明の目的は、成形性、機
械特性、耐熱性、耐加水分解性に優れた樹脂組成物およ
びそれからなる成形品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリ乳酸
樹脂、ポリアセタール樹脂およびカルボキシル基反応性
末端封鎖剤を溶融混練してなる樹脂組成物が上記の目的
に合致する優れた特性を有することを見い出し、本発明
に到達した。
【0013】すなわち、本発明は、ポリ乳酸樹脂、ポリ
アセタール樹脂およびカルボキシル基反応性末端封鎖剤
を溶融混練してなることを特徴とする樹脂組成物を提供
するものである。
【0014】なお、本発明の樹脂組成物においては、前
記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を10
0重量部としたときに、前記ポリ乳酸樹脂の含有量が9
9重量部以下50重量部以上であること、前記ポリ乳酸
樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を100重量部と
したときに、前記ポリアセタール樹脂の含有量が99重
量部以下50重量部超であること、前記ポリ乳酸樹脂お
よびポリアセタール樹脂の合計を100重量部としたと
きに、前記カルボキシル基反応性末端封鎖剤の量が10
重量部以下0.01重量部以上であること、樹脂組成物
中のポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂が相溶化してい
ること、樹脂組成物のポリアセタール樹脂由来の降温時
の結晶化温度が、用いたポリアセタール樹脂単独の降温
時の結晶化温度よりも低い温度であること、前記ポリア
セタール樹脂がポリアセタールコポリマーであること、
前記カルボキシル基反応性末端封鎖剤がエポキシ化合
物、オキサゾリン化合物、オキサジン化合物、カルボジ
イミド化合物から選ばれる少なくとも一種であること、
前記カルボキシル基反応性末端封鎖剤がグリシジルエー
テル化合物、グリシジルエステル化合物、グリシジルア
ミン化合物、グリシジルイミド化合物、脂環式エポキシ
化合物の少なくとも一種であること、さらに反応触媒を
含有してなること、さらに金属不活性化剤を含有してな
ること、が、いずれも好ましい条件として挙げられ、こ
れらの条件を適用した場合には一層優れた効果の取得を
期待することができる。
【0015】また、本発明の成形品は、上記の樹脂組成
物からなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0017】本発明に用いられるポリ乳酸樹脂とは、L
−乳酸及び/またはD−乳酸を主たる構成成分とするポ
リマーであるが、乳酸以外の他の共重合成分を含んでい
てもよい。他の共重合成分としては、エチレングリコー
ル、ブロピレングリコール、ブタンジオール、ヘプタン
ジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナ
ンジオ−ル、デカンジオール、1,4−シクロヘキサン
ジメタノ−ル、ネオペンチルグリコール、グリセリン、
ペンタエリスリトール、ビスフェノ−ルA、ポリエチレ
ングリコール、ポリプロピレングリコールおよびポリテ
トラメチレングリコールなどのグリコール化合物、シュ
ウ酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ドデカ
ンジオン酸、マロン酸、グルタル酸、シクロヘキサンジ
カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、
ナフタレンジカルボン酸、ビス(p−カルボキシフェニ
ル)メタン、アントラセンジカルボン酸、4,4´−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、5−ナトリウムスルホ
イソフタル酸、5−テトラブチルホスホニウムイソフタ
ル酸などのジカルボン酸、グリコール酸、ヒドロキシプ
ロピオン酸、ヒドロキシ酪酸、ヒドロキシ吉草酸、ヒド
ロキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香酸などのヒドロキ
シカルボン酸、およびカプロラクトン、バレロラクト
ン、プロピオラクトン、ウンデカラクトン、1,5−オ
キセパン−2−オンなどのラクトン類を挙げることがで
きる。かかる共重合成分は全単量体成分のうち、本発明
の効果を損なわない程度、例えば20モル%以下である
ことが好ましく、10モル%以下であることが好まし
い。
【0018】本発明においては、相溶性の点から、乳酸
成分の光学純度が高いポリ乳酸樹脂を用いることが好ま
しい。すなわち、ポリ乳酸樹脂の総乳酸成分の内、L体
が80%以上含まれるかあるいはD体が80%以上含ま
れることが好ましく、L体が90%以上含まれるかある
いはD体が90%以上含まれることが特に好ましく、L
体が95%以上含まれるかあるいはD体が95%以上含
まれることが更に好ましく、L体が98%以上含まれる
かあるいはD体が98%以上含まれることが更に好まし
い。また、L体またはD体の含有量の上限は通常100
%以下である。
【0019】ポリ乳酸樹脂の分子量や分子量分布につい
ては、実質的に成形加工が可能であれば特に制限される
ものではないが、重量平均分子量としては、通常1万以
上、好ましくは4万以上、さらに8万以上であることが
望ましい。ここでいう重量平均分子量とは、ゲルパーミ
テーションクロマトグラフィーで測定したポリメチルメ
タクリレート(PMMA)換算の分子量をいう。
【0020】ポリ乳酸樹脂の融点については、特に制限
されるものではないが、120℃以上であることが好ま
しく、さらに150℃以上であることが好ましく、特に
160℃以上であることが好ましい。ポリ乳酸樹脂の融
点は、通常乳酸成分の光学純度を高くすることにより高
くなり、融点が120℃以上のポリ乳酸樹脂は、L体が
90%以上含まれるかあるいはD体が90%以上含まれ
ることにより、また融点が150℃以上のポリ乳酸樹脂
は、L体が95%以上含まれるかあるいはD体が95%
以上含まれることにより、また融点が160℃以上のポ
リ乳酸樹脂は、L体が98%以上含まれるかあるいはD
体が98%以上含まれることにより、得ることができ
る。
【0021】このようなポリ乳酸樹脂の製造方法として
は、公知の重合方法を用いることができ、乳酸からの直
接重合法、およびラクチドを介する開環重合法などを挙
げることができる。
【0022】本発明に用いられるポリアセタール樹脂
は、オキシメチレン単位を主たる繰り返し単位とするポ
リマーであり、ホルムアルデヒドもしくはトリオキサン
を主原料として、重合反応によって得られる、いわゆる
ポリアセタールホモポリマー、および主としてオキシメ
チレン単位からなり、主鎖中に2〜8個の隣接する炭素
原子を有するオキシアルキレン単位を15重量%以下含
有するいわゆるポリアセタールコポリマーのいずれであ
ってもよく、また他の構成単位を含有するコポリマー、
つまりブロックコポリマー、ターポリマーおよび架橋ポ
リマーのいずれであってもよく、これらは1種または2
種以上で用いることができるが、熱安定性の観点からは
ポリアセタールコポリマーであることが好ましい。
【0023】本発明におけるポリアセタール樹脂の製造
方法については特に制限はなく、公知の方法により製造
することができる。ポリアセタールホモポリマーの代表
的な製造方法の例としては、高純度のホルムアルデヒド
を有機アミン、有機あるいは無機の錫化合物、金属水酸
化物のような塩基性重合触媒を含有する有機溶媒中に導
入して重合し、重合体を濾別した後、無水酢酸中、酢酸
ナトリウムの存在下で加熱してポリマー末端をアセチル
化することにより製造する方法などが挙げられる。
【0024】また、代表的なポリアセタールコポリマー
の製造方法の例としては、高純度のトリオキサンおよび
エチレンオキシドや1,3−ジオキソランなどの共重合
成分をシクロヘキサンのような有機溶媒中に導入し、三
弗化ホウ素ジエチルエーテル錯体のようなルイス酸触媒
を用いてカチオン重合した後、触媒の失活と末端基の安
定化を行うことによる製造する方法、あるいは溶媒を全
く使用せずに、セルフクリーニング型撹拌機の中へトリ
オキサン、共重合成分および触媒を導入して塊状重合し
た後、さらに不安定末端を分解除去することにより製造
する方法などが挙げられる。
【0025】これらポリアセタール樹脂の粘度は、成形
材料として使用できる程度のものであれば特に制限はな
いが、ASTM D1238法によるメルトインデック
ス(MI)が測定可能であり、温度190℃、荷重2.
16kgで測定したMIが1.0〜50g/10分の範
囲のものであることが好ましく、1.5〜35g/10
分のものであることが特に好ましい。
【0026】また、ポリアセタール樹脂としては、あら
かじめ熱安定剤や発生ガス捕捉剤を含有しているものを
用いることが好ましく、2,2’−メチレンビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、カルシウムリシ
ノレート、シアノグアナジン、ヘキサメチレンビス
(3,5−t−ブチル−4−ヒドロキシハイドロシアナ
メート)、メラミン、メラミン−ホルムアルデヒド樹
脂、ナイロン6/66、ナイロン66/610/6、ナ
イロン612/6、テトラキス[メチレン(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシアナメート)]
メタン、1,6−ヘキサンジオールビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、トリエチレングリコール[3−(3,5−ジ
−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]の少なくとも1種が含有されているこ
とが好ましい。
【0027】なお、ポリアセタール樹脂の分解が促進さ
れることにより組成物の耐久性や相溶性を損なうなど、
組成物自体の特性に強い影響を与える可能性の高いホル
ムアルデヒドは配合しないことが好ましく、ポリアセタ
ール樹脂に含まれるホルムアルデヒド量を考慮しても、
多くともポリアセタール樹脂に対して、500ppm未
満にとどめておくのが好ましく、250ppm以下にと
どめておくのがより好ましく、100ppm以下にとど
めておくのがさらに好ましく、含有しないことがより好
ましい。このようなホルムアルデヒド含有量を達成する
には、前述したようにポリアセタールホモポリマーの重
合後、ポリマー末端をアセチル化したり、ポリアセター
ルコポリマーの重合後、不安定末端を分解除去するなど
の方法により安定化処理を行ったポリアセタール樹脂を
用いることが好ましい。上記樹脂組成物中のホルムアル
デヒド含有量は、樹脂組成物を粉砕して得られる粉体1
gを、水100ml中、50℃で6時間撹拌して、ホル
ムアルデヒドを抽出し、アセチルアセトン法で定量する
ことにより測定することができる。
【0028】本発明で使用するカルボキシル基反応性末
端封鎖剤としては、ポリマーのカルボキシル末端基を封
鎖することのできる化合物であれば特に制限はなく、ポ
リマーのカルボキシル末端の封鎖剤として用いられてい
るものを用いることができる。本発明においてかかるカ
ルボキシル基反応性末端封鎖剤は、ポリ乳酸樹脂の末端
を封鎖するのみではなく、ポリ乳酸樹脂やポリアセター
ル樹脂の熱分解や加水分解などで生成する乳酸やギ酸な
どの酸性低分子化合物のカルボキシル基も封鎖すること
ができる。また、上記末端封鎖剤は、熱分解により酸性
低分子化合物が生成する水酸基末端も封鎖できる化合物
であることがさらに好ましい。
【0029】このようなカルボキシル基反応性末端封鎖
剤としては、エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、オ
キサジン化合物、カルボジイミド化合物から選ばれる少
なくとも1種の化合物を使用することが好ましい。
【0030】本発明にカルボキシル基反応性末端封鎖剤
として用いることのできるエポキシ化合物としては、グ
リシジルエーテル化合物、グリシジルエステル化合物、
グリシジルアミン化合物、グリシジルイミド化合物、脂
環式エポキシ化合物を好ましく使用することができる。
【0031】グリシジルエーテル化合物の例としては、
ブチルグリシジルエーテル、ステアリルグリシジルエー
テル、アリルグリシジルエーテル、フェニルグリシジル
エーテル、o−フェニルフェニルグリシジルエーテル、
エチレンオキシドラウリルアルコールグリシジルエーテ
ル、エチレンオキシドフェノールグリシジルエーテル、
エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコール
ジグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリ
シジルエーテル、ポリテトラメチレングリコールジグリ
シジルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジグリシ
ジルエーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ペン
タエリスリトールポリグリシジルエーテル、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホンなどのビスフェノール類と
エピクロルヒドリンとの縮合反応から得られるビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ビスフ
ェノールFジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ビス
フェノールSジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂など
を挙げることができる。なかでも、ビスフェノールAジ
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂が好ましい。
【0032】グリシジルエステル化合物の例としては、
安息香酸グリシジルエステル、p−トルイル酸グリシジ
ルエステル、シクロヘキサンカルボン酸グリシジルエス
テル、ステアリン酸グリシジルエステル、ラウリン酸グ
リシジルエステル、パルミチン酸グリシジルエステル、
バーサティック酸グリシジルエステル、オレイン酸グリ
シジルエステル、リノール酸グリシジルエステル、リノ
レン酸グリシジルエステル、テレフタル酸ジグリシジル
エステル、イソフタル酸ジグリシジルエステル、フタル
酸ジグリシジルエステル、ナフタレンジカルボン酸ジグ
リシジルエステル、ビ安息香酸ジグリシジルエステル、
メチルテレフタル酸ジグリシジルエステル、ヘキサヒド
ロフタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロフタル
酸ジグリシジルエステル、シクロヘキサンジカルボン酸
ジグリシジルエステル、アジピン酸ジグリシジルエステ
ル、コハク酸ジグリシジルエステル、セバシン酸ジグリ
シジルエステル、ドデカンジオン酸ジグリシジルエステ
ル、オクタデカンジカルボン酸ジグリシジルエステル、
トリメリット酸トリグリシジルエステル、ピロメリット
酸テトラグリシジルエステルなどを挙げることができ
る。なかでも、安息香酸グリシジルエステルやバーサテ
ィック酸グリシジルエステルが好ましい。
【0033】グリシジルアミン化合物の例としては、テ
トラグリシジルアミノジフェニルメタン、トリグリシジ
ル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−m−アミ
ノフェノール、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルト
ルイジン、テトラグリシジルメタキシレンジアミン、ジ
グリシジルトリブロモアニリン、テトラグリシジルビス
アミノメチルシクロヘキサン、トリグリシジルシアヌレ
ート、トリグリシジルイソシアヌレートなどを挙げるこ
とができる。
【0034】グリシジルイミド化合物の例としては、N
−グリシジルフタルイミド、N−グリシジル−4−メチ
ルフタルイミド、N−グリシジル−4,5−ジメチルフ
タルイミド、N−グリシジル−3−メチルフタルイミ
ド、N−グリシジル−3,6−ジメチルフタルイミド、
N−グリシジル−4−エトキシフタルイミド、N−グリ
シジル−4−クロルフタルイミド、N−グリシジル−
4,5−ジクロルフタルイミド、N−グリシジル−3,
4,5,6−テトラブロムフタルイミド、N−グリシジ
ル−4−n−ブチル−5−ブロムフタルイミド、N−グ
リシジルサクシンイミド、N−グリシジルヘキサヒドロ
フタルイミド、N−グリシジル−1,2,3,6−テト
ラヒドロフタルイミド、N−グリシジルマレインイミ
ド、N−グリシジル−α,β−ジメチルサクシンイミ
ド、N−グリシジル−α−エチルサクシンイミド、N−
グリシジル−α−プロピルサクシンイミド、N−グリシ
ジルベンズアミド、N−グリシジル−p−メチルベンズ
アミド、N−グリシジルナフトアミド、N−グリシジル
ステラミドなどを挙げることができる。なかでも、N−
グリシジルフタルイミドが好ましい。
【0035】脂環式エポキシ化合物の例としては、3,
4−エポキシシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ
シクロヘキシルカルボキシレート、ビス(3,4−エポ
キシシクロヘキシルメチル)アジペート、ビニルシクロ
ヘキセンジエポキシド、N−メチル−4,5−エポキシ
シクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸イミド、N−エ
チル−4,5−エポキシシクロヘキサン−1,2−ジカ
ルボン酸イミド、N−フェニル−4,5−エポキシシク
ロヘキサン−1,2−ジカルボン酸イミド、N−ナフチ
ル−4,5−エポキシシクロヘキサン−1,2−ジカル
ボン酸イミド、N−トリル−3−メチル−4,5−エポ
キシシクロヘキサン−1,2−ジカルボン酸イミドなど
を挙げることができる。
【0036】また、その他のエポキシ化合物として、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化鯨油
などのエポキシ変性脂肪酸グリセリド、フェノールノボ
ラック型エポキシ樹脂、クレゾールノゾラック型エポキ
シ樹脂などを用いることができる。
【0037】本発明で用いるカルボキシル基反応性末端
封鎖剤として用いることのできるオキサゾリン化合物の
例としては、2−メトキシ−2−オキサゾリン、2−エ
トキシ−2−オキサゾリン、2−プロポキシ−2−オキ
サゾリン、2−ブトキシ−2−オキサゾリン、2−ペン
チルオキシ−2−オキサゾリン、2−ヘキシルオキシ−
2−オキサゾリン、2−ヘプチルオキシ−2−オキサゾ
リン、2−オクチルオキシ−2−オキサゾリン、2−ノ
ニルオキシ−2−オキサゾリン、2−デシルオキシ−2
−オキサゾリン、2−シクロペンチルオキシ−2−オキ
サゾリン、2−シクロヘキシルオキシ−2−オキサゾリ
ン、2−アリルオキシ−2−オキサゾリン、2−メタア
リルオキシ−2−オキサゾリン、2−クロチルオキシ−
2−オキサゾリン、2−フェノキシ−2−オキサゾリ
ン、2−クレジル−2−オキサゾリン、2−o−エチル
フェノキシ−2−オキサゾリン、2−o−プロピルフェ
ノキシ−2−オキサゾリン、2−o−フェニルフェノキ
シ−2−オキサゾリン、2−m−エチルフェノキシ−2
−オキサゾリン、2−m−プロピルフェノキシ−2−オ
キサゾリン、2−p−フェニルフェノキシ−2−オキサ
ゾリン、2−メチル−2−オキサゾリン、2−エチル−
2−オキサゾリン、2−プロピル−2−オキサゾリン、
2−ブチル−2−オキサゾリン、2−ペンチル−2−オ
キサゾリン、2−ヘキシル−2−オキサゾリン、2−ヘ
プチル−2−オキサゾリン、2−オクチル−2−オキサ
ゾリン、2−ノニル−2−オキサゾリン、2−デシル−
2−オキサゾリン、2−シクロペンチル−2−オキサゾ
リン、2−シクロヘキシル−2−オキサゾリン、2−ア
リル−2−オキサゾリン、2−メタアリル−2−オキサ
ゾリン、2−クロチル−2−オキサゾリン、2−フェニ
ル−2−オキサゾリン、2−o−エチルフェニル−2−
オキサゾリン、2−o−プロピルフェニル−2−オキサ
ゾリン、2−o−フェニルフェニル−2−オキサゾリ
ン、2−m−エチルフェニル−2−オキサゾリン、2−
m−プロピルフェニル−2−オキサゾリン、2−p−フ
ェニルフェニル−2−オキサゾリン、2,2′−ビス
(2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−メチル−
2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4,4′−ジメ
チル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−エチ
ル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4,4′−
ジエチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−
プロピル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−
ブチル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−ヘ
キシル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−フ
ェニル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス(4−シ
クロヘキシル−2−オキサゾリン)、2,2′−ビス
(4−ベンジル−2−オキサゾリン)、2,2′−p−
フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−m−
フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−o−
フェニレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−p−
フェニレンビス(4−メチル−2−オキサゾリン)、
2,2′−p−フェニレンビス(4,4′−ジメチル−
2−オキサゾリン)、2,2′−m−フェニレンビス
(4−メチル−2−オキサゾリン)、2,2′−m−フ
ェニレンビス(4,4′−ジメチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−エチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−テトラメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−ヘキサメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−オクタメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−デカメチレンビス(2−オキサゾリン)、
2,2′−エチレンビス(4−メチル−2−オキサゾリ
ン)、2,2′−テトラメチレンビス(4,4′−ジメ
チル−2−オキサゾリン)、2,2′−9,9′−ジフ
ェノキシエタンビス(2−オキサゾリン)、2,2′−
シクロヘキシレンビス(2−オキサゾリン)、2,2′
−ジフェニレンビス(2−オキサゾリン)などが挙げら
れる。さらには、上記した化合物をモノマー単位として
含むポリオキサゾリン化合物なども挙げることができ
る。
【0038】本発明で用いることのできるカルボキシル
基反応性末端封鎖剤としてのオキサジン化合物の例とし
ては、2−メトキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン、2−エトキシ−5,6−ジヒドロ−4H
−1,3−オキサジン、2−プロポキシ−5,6−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン、2−ブトキシ−5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−ペンチ
ルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジ
ン、2−ヘキシルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H−
1,3−オキサジン、2−ヘプチルオキシ−5,6−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−オクチルオキ
シ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2
−ノニルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オ
キサジン、2−デシルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H
−1,3−オキサジン、2−シクロペンチルオキシ−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−シ
クロヘキシルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3
−オキサジン、2−アリルオキシ−5,6−ジヒドロ−
4H−1,3−オキサジン、2−メタアリルオキシ−
5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン、2−ク
ロチルオキシ−5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキ
サジンなどが挙げられ、さらには、2,2′−ビス
(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、
2,2′−メチレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−
1,3−オキサジン)、2,2′−エチレンビス(5,
6−ジヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′
−プロピレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−
オキサジン)、2,2′−ブチレンビス(5,6−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−ヘキサ
メチレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オキ
サジン)、2,2′−p−フェニレンビス(5,6−ジ
ヒドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−m−
フェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−1,3−オ
キサジン)、2,2′−ナフチレンビス(5,6−ジヒ
ドロ−4H−1,3−オキサジン)、2,2′−P,
P′−ジフェニレンビス(5,6−ジヒドロ−4H−
1,3−オキサジン)などが挙げられる。さらには、上
記した化合物をモノマー単位として含むポリオキサジン
化合物などが挙げられる。
【0039】上記オキサゾリン合物やオキサジン化合物
の中では、2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサ
ゾリン)、2,2′−p−フェニレンビス(2−オキサ
ゾリン)が好ましい。
【0040】本発明でカルボキシル基反応性末端封鎖剤
として使用することのできるカルボジイミド化合物と
は、分子内に少なくともひとつの(−N=C=N−)で
表されるカルボジイミド基を有する化合物であり、例え
ば適当な触媒の存在下に、有機イソシアネートを加熱
し、脱炭酸反応で製造できる。
【0041】カルボジイミド化合物の例としては、ジフ
ェニルカルボジイミド、ジ−シクロヘキシルカルボジイ
ミド、ジ−2,6−ジメチルフェニルカルボジイミド、
ジイソプロピルカルボジイミド、ジオクチルデシルカル
ボジイミド、ジ−o−トルイルカルボジイミド、ジ−p
−トルイルカルボジイミド、ジ−p−ニトロフェニルカ
ルボジイミド、ジ−p−アミノフェニルカルボジイミ
ド、ジ−p−ヒドロキシフェニルカルボジイミド、ジ−
p−クロルフェニルカルボジイミド、ジ−o−クロルフ
ェニルカルボジイミド、ジ−3,4−ジクロルフェニル
カルボジイミド、ジ−2,5−ジクロルフェニルカルボ
ジイミド、p−フェニレン−ビス−o−トルイルカルボ
ジイミド、p−フェニレン−ビス−ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、p−フェニレン−ビス−ジ−p−クロル
フェニルカルボジイミド、2,6,2′,6′−テトラ
イソプロピルジフェニルカルボジイミド、ヘキサメチレ
ン−ビス−シクロヘキシルカルボジイミド、エチレン−
ビス−ジフェニルカルボジイミド、エチレン−ビス−ジ
−シクロヘキシルカルボジイミド、N,N´−ジ−o−
トリイルカルボジイミド、N,N´−ジフェニルカルボ
ジイミド、N,N´−ジオクチルデシルカルボジイミ
ド、N,N´−ジ−2,6−ジメチルフェニルカルボジ
イミド、N−トリイル−N´−シクロヘキシルカルボジ
イミド、N,N´−ジ−2,6−ジイソプロピルフェニ
ルカルボジイミド、N,N´−ジ−2,6−ジ−tert
−ブチルフェニルカルボジイミド、N−トルイル−N´
−フェニルカルボジイミド、N,N´−ジ−p−ニトロ
フェニルカルボジイミド、N,N´−ジ−p−アミノフ
ェニルカルボジイミド、N,N´−ジ−p−ヒドロキシ
フェニルカルボジイミド、N,N´−ジ−シクロヘキシ
ルカルボジイミド、N,N´−ジ−p−トルイルカルボ
ジイミド、N,N′−ベンジルカルボジイミド、N−オ
クタデシル−N′−フェニルカルボジイミド、N−ベン
ジル−N′−フェニルカルボジイミド、N−オクタデシ
ル−N′−トリルカルボジイミド、N−シクロヘキシル
−N′−トリルカルボジイミド、N−フェニル−N′−
トリルカルボジイミド、N−ベンジル−N′−トリルカ
ルボジイミド、N,N′−ジ−o−エチルフェニルカル
ボジイミド、N,N′−ジ−p−エチルフェニルカルボ
ジイミド、N,N′−ジ−o−イソプロピルフェニルカ
ルボジイミド、N,N′−ジ−p−イソプロピルフェニ
ルカルボジイミド、N,N′−ジ−o−イソブチルフェ
ニルカルボジイミド、N,N′−ジ−p−イソブチルフ
ェニルカルボジイミド、N,N′−ジ−2,6−ジエチ
ルフェニルカルボジイミド、N,N′−ジ−2−エチル
−6−イソプロピルフェニルカルボジイミド、N,N′
−ジ−2−イソブチル−6−イソプロピルフェニルカル
ボジイミド、N,N′−ジ−2,4,6−トリメチルフ
ェニルカルボジイミド、N,N′−ジ−2,4,6−ト
リイソプロピルフェニルカルボジイミド、N,N′−ジ
−2,4,6−トリイソブチルフェニルカルボジイミド
などのモノ又はジカルボジイミド化合物、ポリ(1,6
−ヘキサメチレンカルボジイミド)、ポリ(4,4′−
メチレンビスシクロヘキシルカルボジイミド)、ポリ
(1,3−シクロヘキシレンカルボジイミド)、ポリ
(1,4−シクロヘキシレンカルボジイミド)、ポリ
(4,4′−ジフェニルメタンカルボジイミド)、ポリ
(3,3′−ジメチル−4,4′−ジフェニルメタンカ
ルボジイミド)、ポリ(ナフチレンカルボジイミド)、
ポリ(p−フェニレンカルボジイミド)、ポリ(m−フ
ェニレンカルボジイミド)、ポリ(トリルカルボジイミ
ド)、ポリ(ジイソプロピルカルボジイミド)、ポリ
(メチル−ジイソプロピルフェニレンカルボジイミ
ド)、ポリ(トリエチルフェニレンカルボジイミド)、
ポリ(トリイソプロピルフェニレンカルボジイミド)な
どのポリカルボジイミドなどが挙げられる。なかでも
N,N´−ジ−2,6−ジイソプロピルフェニルカルボ
ジイミド、2,6,2′,6′−テトライソプロピルジ
フェニルカルボジイミドが好ましく、また、ポリカルボ
ジイミドが好ましい。
【0042】上記カルボキシル基反応性末端封鎖剤は1
種または2種以上の化合物を任意に選択して使用するこ
とができる。
【0043】本発明の樹脂組成物では、成形品にして使
用する用途に応じて適度にカルボキシル末端や酸性低分
子化合物の封鎖を行えばよいが、具体的なカルボキシル
末端や酸性低分子化合物の封鎖の程度としては組成物中
の酸濃度が10当量/106kg以下であることが耐加
水分解性の点から好ましく、5当量/106g以下であ
ることがさらに好ましく、1当量/106g以下である
ことが特に好ましい。ポリマー組成物中の酸濃度は、ポ
リマー組成物を適当な溶媒に溶解させた後、濃度既知の
水酸化ナトリウムなどのアルカリ化合物溶液で滴定する
ことにより測定したり、NMRにより測定することがで
きる。
【0044】カルボキシル基反応性末端封鎖剤の量は、
ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の合計を100
重量部としたときに、10重量部以下0.01量部以上
であることが好ましく、5重量部以下0.05重量部以
上であることがさらに好ましい。
【0045】本発明においては、さらにカルボキシル基
反応性末端封鎖剤の反応触媒を添加することが好まし
い。ここで言う反応触媒とは、カルボキシル基反応性末
端封鎖剤と、ポリマー末端や酸性低分子化合物のカルボ
キシル基との反応を促進する効果のある化合物であり、
少量の添加で反応を促進する効果のある化合物が好まし
い。このような化合物の例としてはアルカリ金属化合
物、アルカリ土類金属化合物、3級アミン化合物、イミ
ダゾール化合物、第4級アンモニウム塩、ホスフィン化
合物、ホスホニウム塩、リン酸エステル、有機酸、ルイ
ス酸が挙げられ、その具体例としては、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セシウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、酢酸ナトリウ
ム、酢酸カリウム、酢酸リチウム、ステアリン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸カリウム、ステアリン酸リチウム、
水素化ほう素ナトリウム、水素化ほう素リチウム、フェ
ニル化ほう素ナトリウム、安息香酸ナトリウム、安息香
酸カリウム、安息香酸リチウム、りん酸水素二ナトリウ
ム、りん酸水素二カリウム、りん酸水素二リチウム、ビ
スフェノールAの二ナトリウム塩、同二カリウム塩、同
二リチウム塩、フェノールのナトリウム塩、同カリウム
塩、同リチウム塩、同セシウム塩などのアルカリ金属化
合物、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化ストロンチウム、炭酸水素カルシウ
ム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸ストロンチ
ウム、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、酢酸マグネシウ
ム、酢酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ス
テアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ストロンチウム
などのアルカリ土類金属化合物、トリエチルアミン、ト
リブチルアミン、トリヘキシルアミン、トリアミルアミ
ン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノー
ル、トリエチレンジアミン、ジメチルフェニルアミン、
ジメチルベンジルアミン、2−(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール、ジメチルアニリン、ピリジン、ピコリ
ン、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン
−7などの3級アミン、2−メチルイミダゾール、2−
エチルイミダゾール、2−イソプロピルイミダゾール、
2−エチル−4−メチルイミダゾール、4−フェニル−
2−メチルイミダゾールなどのイミダゾール化合物、テ
トラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアン
モニウムクロライド、テトラブチルアンモニウムブロマ
イド、トリメチルベンジルアンモニウムクロライド、ト
リエチルベンジルアンモニウムクロライド、トリプロピ
ルベンジルアンモニウムクロライド、N−メチルピリジ
ニウムクロライドなどの第4級アンモニウム塩、トリメ
チルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリブチルホ
スフィン、トリオクチルホスフィンなどのホスフィン化
合物、テトラメチルホスホニウムブロマイド、テトラブ
チルホスホニウムブロマイド、テトラフェニルホスホニ
ウムブロマイド、エチルトリフェニルホスホニウムブロ
マイド、トリフェニルベンジルホスホニウムブロマイド
などのホスホニウム塩、トリメチルホスフェート、トリ
エチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリオ
クチルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェー
ト、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニ
ルホスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、ト
リ(p−ヒドロキシ)フェニルホスフェート、トリ(p
−メトキシ)フェニルホスフェートなどのリン酸エステ
ル、シュウ酸、p−トルエンスルホン酸、ジノニルナフ
タレンジスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸など
の有機酸、三フッ化ホウ素、四塩化アルミニウム、四塩
化チタン、四塩化スズなどのルイス酸などが挙げられ、
これらは1種または2種以上使用することができる。な
かでも、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合
物、ホスフィン化合物、リン酸エステルを使用するのが
好ましく、特にアルカリ金属、またはアルカリ土類金属
の有機塩を好ましく使用することができる。特に好まし
い化合物は、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カ
リウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネ
シウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カ
リウム、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウムである。さ
らにアルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭素数6以
上の有機塩が好ましく、ステアリン酸ナトリウム、ステ
アリン酸カリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリ
ン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウムをいずれか一種
以上用いることが好ましい。
【0046】反応触媒の添加量は、特に限定されるもの
ではないが、ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール樹脂の
合計を100重量部としたときに、0.001〜1重量
部が好ましく、また0.01〜0.1重量部がより好ま
しく、さらには0.02〜0.1重量部が最も好まし
い。
【0047】本発明においては、カルボキシル末端基反
応性末端封鎖剤、特にカルボジイミド化合物を使用した
際に生じる着色を防止するために、さらに金属不活性化
剤を添加することが好ましい。本発明で使用する金属不
活性化剤としては、トリアジン系化合物、多価アミン化
合物、ヒドラジン系化合物、シュウ酸系化合物、サリチ
ル酸系化合物、ホスファイト系化合物、ホスフェート系
化合物などがある。トリアゾール系化合物の具体例とし
ては、ベンゾトリアゾール、3−(N−サリシロイル)
アミノ−1,2,4−トリアゾールなどが挙げられる。
多価アミンの具体例としては、3,9−ビス[2−
(3,5−ジアミノ−2,4,6−トリアザフェニル)
エチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
[5.5]ウンデカン、エチレンジアミン−テトラアセ
チックアシッド、エチレンジアミン−テトラアセチック
アシッドのアルカリ金属塩(Li,Na,K)塩、N,
N’−ジサリシリデン−エチレンジアミン、N,N’−
ジサリシリデン−1,2−プロピレンジアミン、N,
N’’−ジサリシリデン−N’−メチル−ジプロピレン
トリアミン、3−サリシロイルアミノ−1,2,4−ト
リアゾールなどが挙げられる。
【0048】ヒドラジン系化合物の具体例としては、デ
カメチレンジカルボキシリックアシッド−ビス(N’−
サリシロイルヒドラジド)、ニッケル−ビス(1−フェ
ニル−3−メチル−4−デカノイル−5−ピラゾレー
ト)、2−エトキシ−2’−エチルオキサニリド、5−
t−ブチル−2−エトキシ−2’−エチルオキサニリ
ド、N,N−ジエチル−N’,N’−ジフェニルオキサ
ミド、N,N’−ジエチル−N,N’−ジフェニルオキ
サミド、オキサリックアシッド−ビス(ベンジリデンヒ
ドラジド)、チオジプロピオニックアシッド−ビス(ベ
ンジリデンヒドラジド)、イソフタリックアシッド−ビ
ス(2−フェノキシプロピオニルヒドラジド)、ビス
(サリシロイルヒドラジン)、N−サリシリデン−N’
−サリシロイルヒドラゾン、N,N’−ビス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニル]ヒドラジン、トリス[2−t−ブチル−
4−チオ(2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t
−ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]ホスファイ
ト、ビス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−メチル−
4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)−5−
メチルフェニル]−ペンタエリスリトール−ジホスファ
イト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−
メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニ
ル)−5−メチルフェニル]−1,6−ヘキサメチレン
−ビス(N−ヒドロキシエチル−N−メチルセミカルバ
ジド)−ジホスファイト、テトラキス[2−t−ブチル
−4−チオ(2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−
t−ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]−1,1
0−デカメチレン−ジ−カルボキシリックアシッド−ジ
−ヒドロキシエチルカルボニルヒドラジド−ジホスファ
イト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2’−
メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニ
ル)−5−メチルフェニル]−1,10−デカメチレン
−ジ−カルボキシリックアシッド−ジ−サリシロイルヒ
ドラジド−ジホスファイト、テトラキス[2−t−ブチ
ル−4−チオ(2’−メチル−4’−ヒドロキシ−5’
−t−ブチルフェニル)−5−メチルフェニル]−ジ
(ヒドロキシエチルカルボニル)ヒドラジド−ジホスフ
ァイト、テトラキス[2−t−ブチル−4−チオ(2’
−メチル−4’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニ
ル)−5−メチルフェニル]−N,N’−ビス(ヒドロ
キシエチル)オキサミド−ジホスファイト、N,N’−
ビス[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]オキサ
ミドなどが挙げられる。ホスフェート系化合物の具体例
としては、モノステアリルアシッドホスフェート、ジス
テアリルアシッドホスフェート、メチルアシッドホスフ
ェート、イソプロピルアシッドホスフェート、ブチルア
シッドホスフェート、オクチルアシッドホスフェート、
イソデシルアシッドホスフェートなどが挙げられる。
【0049】中でも3−(N−サリシロイル)アミノ−
1,2,4−トリアゾール、オキサリックアシッド−ビ
ス(ベンジリデンヒドラジド)、N,N’−ビス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオニル]ヒドラジン、モノステアリルアシッドホ
スフェート、ジステアリルアシッドホスフェート及び
N,N’−ビス[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチ
ル]オキサミドが好ましい。
【0050】本発明において上記金属不活性化剤は、1
種類で用いても良いし、2種類以上を組み合せて用いて
も良い。また、金属不活性化剤の配合量は、ポリ乳酸樹
脂およびポリアセタール樹脂の合計100重量部に対し
て、2重量部以下0.01重量部以上が好ましく、1重
量部以下0.03重量部以上がさらに好ましい。
【0051】本発明においては、成形性、機械特性、耐
熱性、耐加水分解性に優れた組成物が得られることを特
徴とするが、ポリ乳酸とポリアセタール樹脂との配合組
成によって特に効果を奏する特性が異なる。
【0052】すなわち、ポリ乳酸樹脂およびポリアセタ
ール樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ乳酸
樹脂99重量部以下50重量部以上、特に99重量部以
下60重量部以上を含有してなる樹脂組成物において
は、ポリ乳酸樹脂の特性を改良する点で有用であり、こ
の組成物は特に成形性、耐熱性、耐加水分解性の改良効
果が特に顕著である。また、この組成物においては、ポ
リ乳酸樹脂が有する特性を活かして、生分解性を伴って
もかまわない。
【0053】一方、ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリアセター
ル樹脂99重量部以下50重量部超、特に99重量部以
下60重量部以上を含有してなる樹脂組成物において
は、ポリアセタール樹脂の特性を改良することが可能で
あり、特に加工性の改良に効果がある。
【0054】本発明の樹脂組成物においては、ポリ乳酸
樹脂とポリアセタール樹脂とが相溶性配合物となること
が好ましい。ここでいう「相溶性」とは、分子レベルで
非晶相内に均一相を形成する重合体の混合物を説明する
ために用いられる。つまり、配合物の一方または両方が
結晶相および非晶相の両方を形成する場合、相溶性と
は、非晶相が分子レベルで混合していることを意味す
る。
【0055】配合物中の相溶性の判断は、いくつかの方
法で行うことができる。相溶性について判断する最も一
般的な方法は、ガラス転移温度で判断する方法である。
相溶性配合物中では、ガラス転移温度が各々単独のもの
より変化し、多くの場合単一のガラス転移温度を示す。
ガラス転移温度の測定方法としては、差動走査熱量計
(DSC)で測定する方法、および動的粘弾性試験によ
り測定する方法のいずれも用いることができる。
【0056】しかしながら、ポリアセタール樹脂は高結
晶性であるために、ポリアセタール樹脂の含有量が多い
場合には、ガラス転移温度が不明確になるという問題が
ある。この場合の相溶性の判断としては、ポリアセター
ル樹脂の結晶化温度を用いることができる。すなわち、
ポリアセタール樹脂がそれ自体よりも結晶化速度の遅い
樹脂と相溶性配合物を形成した場合には、ポリアセター
ル樹脂の結晶化速度が単体の場合よりも低下するからで
ある。したがって、この結晶化速度の低下を、DSCで
測定した降温時の結晶化温度で判断することができる。
【0057】例えば、Polymer 38(25),
6135−6143(1997)には、脂肪族ポリエス
テルであるポリ(3−ヒドロキシブチレート)とポリメ
チレンオキサイド(ポリアセタール)のブレンドが非相
溶性であることが報告されているが、この場合、DSC
で測定した組成物中のポリアセタールの降温時の結晶化
温度は、ポリアセタール単体の結晶化温度とほとんど変
わらないことが示されている。
【0058】一方、前記非特許文献3には、ポリアセタ
ールとポリビニルフェノールが相溶性であることが報告
されているが、この場合、組成物中のポリアセタールの
降温時の結晶化温度が、ポリアセタール単体の結晶化温
度に比べて、低下することが示されている。
【0059】本発明の樹脂組成物では、樹脂組成物中の
ポリアセタール樹脂の降温時の結晶化温度が、ポリアセ
タール樹脂単独の結晶化温度よりも低い温度を示す。好
ましい結晶化温度の低下は組成によって異なる。そし
て、この結晶化温度は、用いるポリ乳酸樹脂の光学純度
が高くなると、低下の程度が大きくなる傾向にある。
【0060】ポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂の合計
を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂99重量部
以下50重量部以上およびポリアセタール樹脂1重量部
以上50重量部以下を配合する場合には、DSCにより
降温速度20℃/分で測定したポリアセタール樹脂の結
晶化温度の低下が2℃以上であることが好ましく、3℃
以上であることがさらに好ましく、4℃以上であること
が特に好ましい。特に、ポリ乳酸樹脂とポリアセタール
樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂
99重量部以下60重量部超およびポリアセタール樹脂
1重量部以上40重量部未満を配合する場合には、DS
Cにより降温速度20℃/分で測定したポリアセタール
樹脂の結晶化温度の低下が5℃以上であることが好まし
く、7℃以上であることがさらに好ましく、10℃以上
であることが特に好ましい。
【0061】ポリ乳酸樹脂とポリアセタール樹脂の合計
を100重量部としたときに、ポリ乳酸樹脂50重量部
未満1重量部以上およびポリアセタール樹脂50重量部
超99重量部以下を配合する場合には、DSCにより降
温速度20℃/分で測定したポリアセタール樹脂の結晶
化温度の低下は0.2℃以上であることが好ましく、
0.5℃以上であることがさらに好ましく、1℃以上で
あることが特に好ましい。特に、ポリ乳酸樹脂とポリア
セタール樹脂の合計を100重量部としたときに、ポリ
乳酸樹脂50重量部未満40重量部以上およびポリアセ
タール樹脂50重量部超60重量部以下を配合した場合
には、DSCにより降温速度20℃/分で測定したポリ
アセタール樹脂の結晶化温度の低下は0.5℃以上であ
ることが好ましく、1℃以上であることがさらに好まし
く、2℃以上であることが特に好ましい。
【0062】本発明においては、ポリ乳酸樹脂とポリア
セタール樹脂とカルボキシル基反応性末端封鎖剤の3者
を併用して溶融混練することで、特に耐加水分解性が向
上する。この原因は、明らかではないが、ポリ乳酸樹脂
とポリアセタール樹脂が非晶層で相溶化することで、カ
ルボキシル基反応性末端封鎖剤の効果が高まっているも
のと推定される。
【0063】本発明の樹脂組成物に対しては、本発明の
目的を損なわない範囲で、充填剤(ガラス繊維、炭素繊
維、天然繊維、有機繊維、セラミックスファイバー、セ
ラミックビーズ、アスベスト、ワラステナイト、タル
ク、クレー、マイカ、セリサイト、ゼオライト、ベント
ナイト、モンモリロナイト、ドロマイト、カオリン、微
粉ケイ酸、長石粉、チタン酸カリウム、シラスバルー
ン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウ
ム、酸化カルシウム、酸化アルミニウム、酸化チタン、
ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ素、石膏、ノバキュライ
ト、ドーソナイト、木粉、紙粉および白土など)、安定
剤(酸化防止剤、光安定剤など)、難燃剤(臭素系難燃
剤、燐系難燃剤、アンチモン化合物、メラミン化合物な
ど)、滑剤、離形剤、染料や顔料を含む着色剤、核化剤
(タルク、有機カルボン酸金属塩、有機カルボン酸アミ
ドなど)および可塑剤(ポリエステル系可塑剤、グリセ
リン系可塑剤、多価カルボン酸エステル系可塑剤、リン
酸エステル系可塑剤、ポリアルキレングリコール系可塑
剤およびエポキシ系可塑剤など)などを添加することが
できる。
【0064】また、本発明の樹脂組成物に対しては、本
発明の目的を損なわない範囲で、他の熱可塑性樹脂(例
えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、アク
リル樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリエー
テルエーテルケトン樹脂、ポリエステル、ポリスルホ
ン、ポリフェニレンオキサイド、ポリイミド、ポリエー
テルイミドなど)および熱硬化性樹脂(例えばフェノー
ル樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン
樹脂、エポキシ樹脂など)及び軟質熱可塑性樹脂(例え
ばエチレン/グリシジルメタクリレート共重合体、エチ
レン/プロピレンターポリマー、エチレン/ブテン−1
共重合体などの軟質ポリオレフィン系ポリマー、各種コ
アシェル型エラストマー、ポリエステルエラストマー、
ポリアミドエラストマーなど)などの1種以上をさらに
含有させることができる。
【0065】本発明の樹脂組成物の製造方法については
特に限定されるものではないが、例えばポリ乳酸樹脂、
ポリアセタール樹脂、カルボキシル基反応性末端封鎖剤
および必要に応じてその他の添加剤を予めブレンドした
後、樹脂の融点以上において、1軸または2軸押出機を
用いて均一に溶融混練する方法を好ましくあげることが
できる。また、予めポリ乳酸樹脂とカルボキシル基反応
性末端封鎖剤を溶融混練した後に、ポリアセタール樹
脂、カルボキシル基反応性末端封鎖剤および必要に応じ
てその他の添加剤を溶融混練する方法も用いることがで
きる。
【0066】本発明の樹脂組成物は、独特の特性を持つ
組成物であり、射出成形や押出成形などの方法によっ
て、各種成形品に加工し利用することができる。
【0067】上記の樹脂組成物から得られる本発明の成
形品としては、射出成形品、押出成形品、ブロー成形
品、フイルム、シート、ボトルおよび繊維などが挙げら
れ、未延伸フィルム・シート、一軸延伸フィルム、二軸
延伸フィルム、ラミネートフィルム、発泡シートなどの
各種フイルム・シート、および未延伸糸、延伸糸、超延
伸糸など各種繊維として、いずれも好適に利用すること
ができる。また、これらの成形品は、電気・電子部品
(各種ハウジング、歯車、ギアなど)、建築土木部材、
自動車部品(内装・外装部品など)、農業資材、包装材
料衣料および日用品など各種用途に利用することができ
る。
【0068】
【実施例】以下に、実施例によって本発明を更に詳細に
説明するが、これらは本発明を限定するものではない。
【0069】[実施例1〜10、比較例1〜9]D体の
含有量が1.2%であり、ヘキサフルオロイソプロパオ
ールを溶媒に、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーで測定したPMMA換算の重量平均分子量が16万で
あるポリL乳酸樹脂、ASTMD1238法に従い19
0℃、2.16kg荷重で測定したメルトインデックス
値が27g/10分であり融点が170℃であるポリア
セタールコポリマー(東レ株式会社製“アミラス”S7
31)および下記に示した各種カルボキシル基反応性末
端封鎖剤、反応触媒、金属不活性化剤を、それぞれ表
1、表2に示した割合で混合し、30mm径の2軸押出
機により、シリンダー温度210℃、回転数150rp
mの条件で溶融混練を行い、樹脂組成物を得た。
【0070】なお、表1、表2におけるカルボキシル基
反応性末端封鎖剤(A)、反応触媒(B)、金属不活性
化剤(C)の符号は、次の内容を示すものである。
【0071】A−1:ビスフェノールA型グリシジルエ
ーテル化合物(ジャパンエポキシレジン社製“エピコー
ト”819) A−2:パーサティック酸グリシジルエステル(ジャパ
ンエポキシレジン社製“カージュラE”) A−3:ビス(2,6−ジイソプロピルフェニル)カル
ボジイミド(ラシッヒ社製“スタビライザー700
0”) A−4:2,2′−m−フェニレンビス(2−オキサゾ
リン)(武田薬品社製) A−5:ポリカルボジイミド化合物(日清紡績社製“カ
ルボジライト”) B−1:ステアリン酸ナトリウム(片山化学社製) B−2:トリフェニルホスフィン(片山化学社製) C−1:モノ−及びジ−ステアリルアシッドホスフェー
ト(旭電化工業社製“アデカスタブ”AX−71) C−2:3−(N−サリチロイル)アミノ−1,2,4
−トリアゾール(旭電化工業社製“アデカスタブ”CD
A−1) 得られた樹脂組成物について、ガラス転移温度(Tg)
およびポリアセタール樹脂の降温時の結晶化温度(T
c)を、差動走査熱量計(DSC)を用い、昇降温速度
20℃/分で測定した結果を表1、表2に併せて示す。
なお、用いたポリアセタール樹脂単独のTcは140℃
であった。
【0072】また、得られた樹脂組成物について、シリ
ンダー温度210℃、金型温度60℃で射出成形を行な
い、3.2mm厚の引張試験用の試験片を得た。このと
き、成形時の試験片の変形及び着色を目視で観察した。
また、得られた試験片を用い、ASTM法D638に準
じて引張試験を行い引張弾性率および引張強度を測定し
た。さらに、試験片を温度60℃、湿度95%の条件で
200時間湿熱処理した後、試験片の変形を目視で観察
するとともに、引張強度を測定し、引張強度保持率を導
出した。これらの結果を表1、表2に併せて示す。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】表1、表2の結果から明らかなように、本
発明のポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂、カルボキシ
ル基反応性末端封鎖剤を溶融混練してなる樹脂組成物
は、比較例に示した、ポリ乳酸樹脂にカルボキシル基反
応性末端封鎖剤のみを溶融混練したものやポリ乳酸樹脂
とポリアセタール樹脂のみを溶融混練したものよりも、
高い加水分解特性を示しており、また、成形時や湿熱処
理時の変形も少なく、優れた成形性、機械特性、耐熱
性、耐加水分解性を有している。また、さらに金属触媒
不活性化剤を用いることで、特性を低下させることなく
着色を防止できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の樹脂組成
物は、優れた成形性、機械特性、耐熱性、耐加水分解性
を有するものであり、この樹脂組成物からなる本発明の
成形品は、上記の特性を生かして、電気・電子部品、建
築土木部材、自動車部品、農業資材、包装材料および日
用品など各種用途に有効に利用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 59/02 C08L 59/02 // C08L 101/16 101/16 Fターム(参考) 4J002 CB00X CF18W EL026 EN047 ER006 EU177 EU187 EU226 EU236 FD207 GA00 GG00 GL00 GN00 GQ00 4J200 AA04 AA06 BA05 BA14 BA34 CA01 CA06 DA01 DA16 DA17 DA28 EA05 EA07 EA10 EA21

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸樹脂、ポリアセタール樹脂およ
    びカルボキシル基反応性末端封鎖剤を溶融混練してなる
    ことを特徴とする樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記ポリ乳酸
    樹脂の含有量が99重量部以下50重量部以上であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記ポリアセ
    タール樹脂の含有量が99重量部以下50重量部超であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ポリ乳酸樹脂およびポリアセタール
    樹脂の合計を100重量部としたときに、前記カルボキ
    シル基反応性末端封鎖剤の量が10重量部以下0.01
    重量部以上であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 樹脂組成物中のポリ乳酸樹脂とポリアセ
    タール樹脂が相溶化していることを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 樹脂組成物のポリアセタール樹脂由来の
    降温時の結晶化温度が、用いたポリアセタール樹脂単独
    の降温時の結晶化温度よりも低い温度であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 前記ポリアセタール樹脂がポリアセター
    ルコポリマーであることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記カルボキシル基反応性末端封鎖剤が
    エポキシ化合物、オキサゾリン化合物、オキサジン化合
    物、カルボジイミド化合物から選ばれる少なくとも一種
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に
    記載の樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記カルボキシル基反応性末端封鎖剤
    が、グリシジルエーテル化合物、グリシジルエステル化
    合物、グリシジルアミン化合物、グリシジルイミド化合
    物、脂環式エポキシ化合物の少なくとも一種であること
    を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の樹脂
    組成物。
  10. 【請求項10】 さらに反応触媒を含有することを特徴
    とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の樹脂組成
    物。
  11. 【請求項11】 さらに金属不活性化剤を含有すること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の樹
    脂組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
    の樹脂組成物からなる成形品。
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