JP2003320262A - 籾摺機 - Google Patents

籾摺機

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JP2003320262A
JP2003320262A JP2002129516A JP2002129516A JP2003320262A JP 2003320262 A JP2003320262 A JP 2003320262A JP 2002129516 A JP2002129516 A JP 2002129516A JP 2002129516 A JP2002129516 A JP 2002129516A JP 2003320262 A JP2003320262 A JP 2003320262A
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JP2002129516A
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Soichi Yamamoto
惣一 山本
Bunya Ishiyama
文弥 石山
Yukio Endo
幸夫 遠藤
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 籾の脱ぷ率を大きく減少させずに玄米の脱芽
率を減少させることができる籾摺機を得る。 【解決手段】 衝撃脱ぷ揺動選別装置10では、衝撃脱
ぷ部10Aの外周ケース16内に流入された籾Mが、脱
ぷファン28が回転されることで、回転翼18によって
放出されてライニング板20に衝突し、その際の衝撃力
によって脱ぷ処理される。ここで、衝撃脱ぷ部10Aで
は、籾Mの含水率が15%とされた際に脱ぷファン28
の回転翼18先端周速度が40.5m/sとされること
で、籾Mの脱ぷ率が97.93%となり、脱ぷ処理後の
玄米Gの脱芽率が0.26%となる。これにより、脱ぷ
ファン28の回転翼18先端周速度を従来(約45.0
m/s)に比し約1割小さくすることで、籾Mの脱ぷ率
(従来約99%)を大きく減少させずに玄米Gの脱芽率
(従来0.4%超)を減少させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、籾を脱ぷ処理する
籾摺機に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば特開昭61−15743号公報に
記載の籾摺選別装置では、籾摺部及び選別部を備えてお
り、籾摺部では籾が脱ぷ処理されると共に、選別部で
は、籾摺部において脱ぷ処理された後の籾摺米(玄米及
び脱ぷされなかった籾)から玄米が選別されて取り出さ
れる。 【0003】また、この籾摺選別装置では、籾摺部が所
謂衝撃脱ぷ機とされた構成とされている。この籾摺部で
は、脱ぷケース及び脱ぷファンを備えており、脱ぷケー
ス内に脱ぷファンが収容されている。脱ぷファンは、複
数の回転翼を有しており、各回転翼は、その先端が脱ぷ
ファンの径方向外側へ延伸されている。 【0004】ここで、この籾摺部では、脱ぷケース内に
供給された籾を、脱ぷファンを回転させることで回転翼
による遠心力によって放出して脱ぷケースに衝突させ、
その際の衝撃力によって脱ぷ処理して玄米とする構成で
ある。 【0005】しかしながら、このような籾摺部では、一
般に脱ぷファンの回転翼先端周速度が、約45.0m/
sとされているため、籾の脱ぷ率は約99%となって高
いものの、脱ぷ処理後の玄米の脱芽率が0.4%を超え
て高くなり、玄米の品質及び等級が落ちるという問題が
ある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、籾の脱ぷ率を大きく減少させずに玄米の脱芽率を
減少させることができる籾摺機を得ることが目的であ
る。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の籾摺機
は、径方向外側へ先端が延伸された回転翼を有する脱ぷ
ファンを備え、供給された籾を前記脱ぷファンを回転さ
せることで前記回転翼によって放出し部材への衝撃力に
よって脱ぷ処理する籾摺機であって、前記脱ぷファンの
前記回転翼先端周速度を40m/s以上41m/s以下
とした、ことを特徴としている。 【0008】請求項1に記載の籾摺機では、脱ぷファン
における回転翼の先端が脱ぷファンの径方向外側へ延伸
されており、脱ぷファンが回転されることで、供給され
た籾が回転翼によって放出され、部材への衝撃力によっ
て脱ぷ処理されて玄米とされる。 【0009】ここで、脱ぷファンの回転翼先端周速度
(回転翼の先端における周速度)が40m/s以上41
m/s以下とされているため、籾の含水率が14%以上
16%の際には、籾の脱ぷ率が96%以上となり、脱ぷ
処理後の玄米の脱芽率が0.3%以下となる。これによ
り、脱ぷファンの回転翼先端周速度を従来に比し約1割
小さくすることで、籾の脱ぷ率を大きく減少させずに玄
米の脱芽率を減少させることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る衝撃脱ぷ揺動選別装置10の全体構成が断面図にて
示されており、図2には、この衝撃脱ぷ揺動選別装置1
0の全体構成が平面図にて示されている。 【0011】衝撃脱ぷ揺動選別装置10は、供給された
籾Mを脱ぷ処理して玄米Gとして取り出すためのもので
あり、全体として、籾摺機が適用されて構成された衝撃
脱ぷ部10Aと、揺動選別部10Bと、によって構成さ
れている。 【0012】衝撃脱ぷ部10Aには、上面に開口する籾
供給ホッパ12が設けられており、籾Mが投入されるよ
うになっている。この籾供給ホッパ12は、開口部が矩
形で底部に至るに従い徐々に狭くなるテーパ形状となっ
ている。籾供給ホッパ12の最底部には、矩形状の供給
口14が設けられ、籾Mはこの供給口14から順次衝撃
脱ぷ部10Aの内部へと流入する。 【0013】また、籾供給ホッパ12の供給口14は、
衝撃脱ぷ部10Aを構成する外周ケース16の中心部に
連結されている。この外周ケース16内には、脱ぷファ
ン28(一種のブロア)が設けられている。脱ぷファン
28には複数の回転翼18が設けられており、各回転翼
18は、その先端が脱ぷファン28の径方向外側へ延伸
されて放射状に配置されている。前記供給口14から外
周ケース16内の中心部に流入した籾Mは、脱ぷファン
28が高速で回転されることで、回転翼18によって遠
心力を付与され放射状に放出されるようになっている。
外周ケース16の内周には、部材としてのライニング板
20が設けられている。このため、回転翼18によって
遠心力を付与され放射状に放出された籾Mは、ライニン
グ板20に衝突しその際の衝撃力によって脱ぷ処理(所
謂、籾摺り)される構成となっている。なお、以下は、
ライニング板20に衝突し脱ぷ処理された籾Mを籾摺米
Sという。この籾摺米Sは、脱ぷされた多量の玄米G
と、脱ぷしきれなかった少量の籾Mと、籾殻Nとが混在
している。 【0014】外周ケース16からは上方へむけて案内筒
22が立設されており、その先端部は風選室30に連結
されている。このため、籾摺米Sは、案内筒22を経て
風選室30へ案内される。 【0015】風選室30には、複数の網板24及び隔壁
26によって風選路34、36が設けられている。これ
により、風選室30へ案内された籾摺米Sは、その中に
混入した籾殻N、及び粃T(未熟粒であり、殻ばかりで
実の殆どない籾)が衝撃脱ぷ部10Aの脱ぷファン28
と同軸上に併設された籾殻排出ブロワ(風選室30内の
下方にあり、図示されていない)の吸引力によって吸い
取られるようになっている。吸い取られた籾殻Nは籾殻
排出ブロワの籾殻排出樋42を介して外部に排出される
構成である。 【0016】また、粃Tは、籾殻Nよりも重いため、一
方の風選路34からは吸い取られず(上りきらず)、他
方の風選路36において若干吸い上げられると、この吸
い上げに耐えられずに落下して、装置外へ排出される構
成である。 【0017】以上の構成の風選室30の側方には、一番
粒樋48が設けられている。この一番粒樋48は、風選
室30の網板37部分に連通しており、風選室30を通
過し籾殻N及び粃Tが除去された籾摺米Sが案内される
ようになっている。なお、以下は、風選室30を通過し
籾殻N及び粃Tが除去された籾摺米Sを混合米Kとい
う。すなわち、この混合米Kには、多量の玄米Gと少量
の籾Mとが混在している。 【0018】一番粒樋48の下方(衝撃脱ぷ部10Aの
側方)には揺動選別部10Bが配置されており、一番粒
樋48を通過した混合米Kは揺動選別部10Bへと案内
されるようになっている。 【0019】揺動選別部10Bの一側(図1紙面左側)
には、分配樋72が設けられている。この分配樋72
は、それぞれ所定の隙間をおいて積層配置された複数枚
の揺動選別板74にそれぞれ連通しており、一番粒樋4
8からの混合米Kを各揺動選別板74にそれぞれ均等に
分配供給することができるようになっている。 【0020】揺動選別板74は、その1つの角部(図1
の右側かつ奥側)を支点として、当該角部の対角線上の
角部の高さ位置が前記支点の角部よりも低くなるように
調整され、三次元的に傾斜している。すなわち、図1に
おいて、揺動選別板74の右側が高く左側が低く傾斜し
ており、かつ、紙面奥側が高く紙面手前側が低く傾斜し
ている。そして、この揺動選別板74の表面全体には、
右側面が起立し左側面が緩傾斜した断面略三角形状の無
数の突起76がエンボス加工によって形成されている。 【0021】以上の構成の分配樋72及び複数枚の揺動
選別板74から成る揺動選別部10B(その本体部分)
は、図示を省略したメインモータの駆動力が伝達されて
作動し、回転駆動力がクランク機構(カム機構)によっ
て往復駆動力に変換されて図1の左右方向に揺動(振
動)するようになっている。揺動選別板74上に供給さ
れた混合米Kは、この揺動選別板74の左右の揺動(振
動)によって、玄米Gと、籾M(脱ぷ処理されなかった
もの)と、これらが混在する混合米Kとに選別される構
成である。 【0022】すなわち、比重が大きい玄米Gは、混合米
K層の下方に沈んで前記突起76により押し出されるよ
うにして揺動選別板74の右側へと順次移行し、比重が
小さい籾Mは、混合米K層の上方に浮いて層の表面上を
滑り落ちるようにして揺動選別板74の左側へと順次移
行することになる。この移行度合いの差によって、揺動
選別板74上において、図1の右側の領域に玄米G、中
央の領域に混合米K、左側の領域に籾Mが集中し、もっ
て選別(分離)されるようになっている。この現象は、
揺動選別板74の奥側(供給側)から手前側に自然に流
下しつつ徐々にはっきりと現れてくる。しかして、揺動
選別板74上の玄米Gと混合米Kと籾M(以下、混合米
等という)は、各段の揺動選別板74の手前側から下方
に落下するようになっている。 【0023】また、揺動選別板74の落下側端部(図1
の紙面手前側端部)には、固定仕切板78と、移動仕切
板80とが配設されている。 【0024】固定仕切板78は、前述の如く揺動選別板
74によって選別(分離)された籾Mと混合米Kとの境
界付近に位置しており、この固定仕切板78よりも図1
の左側には籾Mが落下し、固定仕切板78よりも図1の
右側には混合米Kが落下するようになっている。一方、
移動仕切板80は、前述の如く揺動選別板74によって
選別(分離)された籾Mと混合米Kとの境界付近に位置
しており、この移動仕切板80よりも図1の左側には混
合米Kが落下し、移動仕切板80よりも図1の右側には
玄米Gが落下するようになっている。 【0025】また、これらの固定仕切板78及び移動仕
切板80の下方には、揺動排出樋82が設けられてお
り、さらに、この揺動排出樋82には、籾戻し口84、
混合米排出口86及び玄米排出口88が設けられてい
る。このため、固定仕切板78によって選別(分離)さ
れた籾Mは、籾戻し口84へ案内され、また、固定仕切
板78と移動仕切板80によって選別(分離)された混
合米Kは、混合米排出口86へ案内され、移動仕切板8
0によって選別(分離)された玄米Gは、玄米排出口8
8へ案内される構成である。 【0026】籾戻し口84の側近には籾戻し樋90が設
けられており、籾戻し口84へ案内された籾Mは籾戻し
樋90へ落下するようになっている。また、この籾戻し
樋90は、前述した衝撃脱ぷ部10Aの籾供給ホッパ1
2の供給口14に連通されている。したがって、籾戻し
口84から籾戻し樋90へ落下した籾Mは、衝撃脱ぷ部
10Aの脱ぷファン28の吸引力によって吸い取られ
て、再び衝撃脱ぷ部10Aに直接返送されることにな
る。すなわち、籾戻し口84から落下するのは、揺動選
別部10Bによって選別され再度衝撃脱ぷ部10Aによ
って籾摺りが必要な籾Mであり、このため揺動選別部1
0Bからの籾Mが送り込まれるようになっている。 【0027】一方、混合米排出口86は、混合米戻しス
ロワ52に連結されている。混合米戻しスロワ52は、
前述した衝撃脱ぷ部10Aの風選室30の網板37部分
に連通している。すなわち、混合米排出口86から落下
する混合米Kは、再度選別が必要なものであり、このた
め揺動選別部10Bの分配樋72へ混合米Kが送り込ま
れるようになっている。これにより、前記混合米排出口
86から排出された混合米Kは、再び揺動選別部10B
での選別が実行されることになる。 【0028】また一方、玄米排出口88には、玄米排出
シャッター106が設けられている。玄米排出シャッタ
ー106は、玄米排出モータ(図示省略)の駆動力によ
って開閉する。本実施の形態に係る衝撃脱ぷ揺動選別装
置10では、装置の運転開始直後から所定時間(すなわ
ち、準備時間)は、揺動選別部10Bによる選別が完全
に行われず、揺動選別板74の図1の右端においても混
合米Kが存在することがある。このため、前記準備時間
中は、玄米排出口88を玄米排シャッター106によっ
て閉じておき、全て混合米排出口86へ案内するように
している。準備時間が経過した後には、自動的に玄米排
出シャッター106が開放され、玄米Gは玄米排出口8
8から排出される構成である。 【0029】この玄米排出口88は、玄米排出スロワ1
08に連結されている。このため、玄米排出口88から
排出された玄米Gは、玄米排出スロワ108によって撥
ね出されて、玄米取出樋110から外部に取り出される
ようになっている。 【0030】次に、本実施の形態の作用を説明する。 【0031】上記構成の衝撃脱ぷ揺動選別装置10で
は、衝撃脱ぷ部10Aの籾供給ホッパ12に籾Mが投入
され装置の運転が開始されると、籾Mは順次衝撃脱ぷ部
10Aの外周ケース16内の中心部に流入し、脱ぷファ
ン28が回転されることで、回転翼18によって遠心力
を付与され放射状に放出される。放出された籾Mは、ラ
イニング板20に衝突しその際の衝撃力によって脱ぷ処
理(所謂、籾摺り)がなされる。脱ぷ処理された籾摺米
Sは、順次風選室30へ流入し、この中に混入した籾殻
N及び粃T等が衝撃脱ぷ部10Aの脱ぷファン28と同
軸上に併設された籾殻排出ブロワの吸引力によって吸い
取られる。この籾殻Nは籾殻排出ブロワの籾殻排出樋4
2を介して外部に排出され、また粃Tも装置外へ排出さ
れる。 【0032】一方、風選室30を通過し籾殻N及び粃T
等が除去された混合米Kは、一番粒樋48を介して揺動
選別部10Bへと案内される。 【0033】揺動選別部10Bでは、混合米Kが、分配
樋72から各揺動選別板74にそれぞれ均等に分配供給
される。各揺動選別板74上に供給された混合米Kは、
この揺動選別板74の左右の揺動(振動)によって、玄
米Gと、籾Mと、これらが混在する混合米Kとに選別さ
れる。 【0034】さらに、固定仕切板78によって選別(分
離)された籾Mは、籾戻し口84へ案内され、この籾戻
し口84から籾戻し樋90を介して再び衝撃脱ぷ部10
Aに直接返送される。また、固定仕切板78と移動仕切
板80によって選別(分離)された混合米Kは、混合米
排出口86から排出され、混合米戻しスロワ52によっ
て衝撃脱ぷ部10Aの風選室30の網板37部分に返送
される。この結果、この混合米Kは、再度揺動選別部1
0Bの分配樋72へと送られ、再び揺動選別部10Bで
の選別が実行される。 【0035】一方、移動仕切板80によって選別(分
離)された玄米Gは、玄米排出口88から排出され、玄
米排出スロワ108によって撥ね出されて玄米取出樋1
10から外部に取り出される。 【0036】ところで、図3及び図4には、籾供給ホッ
パ12に投入される籾Mの含水率が15%である際にお
ける、脱ぷファン28の回転数と、衝撃脱ぷ部10Aに
よる籾Mの脱ぷ率及び脱ぷ処理後の玄米Gの脱芽率と、
の関係が示されており、図3には、当該関係が表にて示
される一方、図4には、当該関係がグラフにて示されて
いる。 【0037】ここで、本実施の形態では、籾供給ホッパ
12に投入される籾Mの品種が「はえぬき」とされると
共に、当該籾Mの含水率が15%とされ、かつ、脱ぷフ
ァン28の回転数が1500rpmとされて脱ぷファン
28の回転翼18先端周速度(回転翼18の先端におけ
る周速度)が40.5m/sとされている。このため、
図3及び図4から、衝撃脱ぷ部10Aによる籾Mの脱ぷ
率が97.93%となって96%以上となり、衝撃脱ぷ
部10Aによる脱ぷ処理後の玄米Gの脱芽率が0.26
%となって0.3%以下となる。これにより、脱ぷファ
ン28の回転翼18先端周速度を従来(約45.0m/
s)に比し約1割小さくすることで、籾Mの脱ぷ率(従
来約99%)を大きく減少させずに玄米Gの脱芽率(従
来0.4%超)を減少させる(従来の約半分にする)こ
とができる。したがって、脱芽した玄米Gが生じること
を抑制でき、玄米Gの品質及び等級が落ちることを抑制
できる。 【0038】なお、本実施の形態では、脱ぷファン28
の回転翼18先端周速度を40.5m/sとした構成と
したが、脱ぷファンの回転翼先端周速度を約40m/s
以上41m/s以下(好ましくは39m/s以上42m
/s以下、より好ましくは40m/s以上41m/s以
下)とした構成とすれば、籾の含水率が14%以上16
%の際に、衝撃脱ぷ部による籾の脱ぷ率を96%以上と
し、衝撃脱ぷ部による脱ぷ処理後の玄米の脱芽率を0.
3%以下とすることができる。 【0039】 【発明の効果】請求項1に記載の籾摺機では、脱ぷファ
ンの回転翼先端周速度を従来に比し約1割小さくするこ
とで、籾の脱ぷ率を大きく減少させずに玄米の脱芽率を
減少させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態に係る衝撃脱ぷ揺動選別装
置の全体構成を示す断面図である。 【図2】本発明の実施の形態に係る衝撃脱ぷ揺動選別装
置の全体構成を示す平面図である。 【図3】本発明の実施の形態に係る衝撃脱ぷ揺動選別装
置の衝撃脱ぷ部における脱ぷファンの回転数と籾の脱ぷ
率及び玄米の脱芽率との関係を示す表である。 【図4】本発明の実施の形態に係る衝撃脱ぷ揺動選別装
置の衝撃脱ぷ部における脱ぷファンの回転数と籾の脱ぷ
率及び玄米の脱芽率との関係を示すグラフである。 【符号の説明】 10 衝撃脱ぷ揺動選別装置 10A 衝撃脱ぷ部(籾摺機) 18 回転翼 20 ライニング板(部材) 28 脱ぷファン M 籾 G 玄米
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 幸夫 山形県天童市大字老野森404番地 株式会 社山本製作所内 Fターム(参考) 4D043 AA02 DA01 DM05 DM11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 径方向外側へ先端が延伸された回転翼を
    有する脱ぷファンを備え、供給された籾を前記脱ぷファ
    ンを回転させることで前記回転翼によって放出し部材へ
    の衝撃力によって脱ぷ処理する籾摺機であって、 前記脱ぷファンの前記回転翼先端周速度を40m/s以
    上41m/s以下とした、 ことを特徴とする籾摺機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148224A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Iseki & Co Ltd 籾摺機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148224A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Iseki & Co Ltd 籾摺機

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