JP2003318184A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びこれを製造する方法 - Google Patents

ヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びこれを製造する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ベース−コレクタ容量及びベース抵抗を低減で
きる構造を有するヘテロ接合バイポーラトランジスタ
(HBT)を提供する。 【解決手段】 HBTは、コレクタ(C)と、ベース(B)
と、エミッタ(E)とを備える。コレクタ(C)は、コレク
タ層18を有する。コレクタ層18において、外因性コ
レクタ領域18bの厚さは真性コレクタ領域18aの厚
さより大きい。ベース(B)は、外部ベース層20及び真
性ベース層22を有する。外部ベース層20は、外因性
コレクタ領域18b上に設けられている。真性ベース層
22は、外部ベース層18b上及び真性コレクタ領域1
8a上に設けられている。エミッタ(E)は、真性ベース
層22上に設けられたエミッタ層26を有する。エミッ
タ層26のバンドギャップは、真性ベース層22のバン
ドギャップより大きい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘテロ接合バイポ
ーラトランジスタ及びヘテロ接合バイポーラトランジス
タを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘテロ接合バイポーラトランジスタの一
タイプは、エミッタにワイドバンドギャップを有する半
導体を用いている。このトランジスタはエミッタ注入効
率が高いので、高い電流利得を達成できる。トランジス
タは、高周波特性と高速スイッチング特性に優れてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、ヘテロ接
合バイポーラトランジスタの開発に従事している。発明
者らは、トランジスタの性能を更に向上させるために研
究を行っている。この研究によれば、優れた高周波特性
のヘテロ接合バイポーラトランジスタを得るためには、
ベース−コレクタ容量(Cbc)とベース抵抗(rbb)との積
を小さくすることが必要であることが明らかになった。
発明者らは、ベース−コレクタ容量(Cbc)とベース抵抗
(rbb)との積を小さくできる構造について検討すること
にした。
【0004】そこで、本発明の目的は、ベース−コレク
タ容量及びベース抵抗を低減できる構造を有するヘテロ
接合バイポーラトランジスタ及びこのトランジスタを製
造する方法を提供することとした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一側面は、ヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタに関する。このトランジ
スタは、コレクタと、ベースと、エミッタを備える。コ
レクタは、コレクタ層を有する。コレクタ層は、真性コ
レクタ領域及び外因性コレクタ領域を有している。外因
性コレクタ領域の厚さは真性コレクタ領域の厚さより大
きい。ベースは外部ベース層及び真性ベース層を有す
る。外部ベース層は、外因性コレクタ領域上に設けられ
ている。真性ベース層は、外部ベース層上及び真性コレ
クタ領域上に設けられている。エミッタは真性ベース層
上に設けられたエミッタ層を有する。エミッタ層のバン
ドギャップは、真性ベース層のバンドギャップより大き
い。
【0006】真性コレクタ領域上に真性ベース層を設け
ると共に、外部ベース層を外因性コレクタ領域上に設け
ている。また、外因性コレクタ領域の厚さは真性コレク
タ領域の厚さより大きい。故に、外因性コレクタ領域で
は、ベース抵抗が低く且つベース・コレクタ容量も小さ
い。
【0007】ヘテロ接合バイポーラトランジスタは、真
性ベース層と外部ベース層との間に設けられ真性ベース
層と異なる導電型の化合物半導体層を更に備えるように
してもよい。製造工程において、成膜装置内の石英ジグ
といった道具からの不純物がパイルアップした不純物層
が外部ベース層上に形成されることがある。化合物半導
体層は、不純物層が真性ベース層の形成に影響すること
を低減するために役立つ。
【0008】このトランジスタでは、エミッタ層は、外
部ベース上に更に設けられている。エミッタ層は、真性
ベース層の表面が露出されないように外部ベース上に設
けられることができる。
【0009】このトランジスタは、半絶縁性InP基板
を更に備えることができる。コレクタは、半絶縁性In
P基板とコレクタ層との間に設けられたサブコレクタ層
を有することができる。化合物半導体層、真性ベース層
及び外部ベース層の各々は、InGaAs半導体を含む
ことができる。エミッタ層はInP半導体を含むことが
できる。化合物半導体層は、不純物が意図的に添加され
ていないアンドープ半導体を含むことができる。
【0010】このトランジスタでは、外因性コレクタ領
域を真性コレクタ領域の周囲に設けるようにしてもよ
い。外因性領域がトランジスタとして動作する真性領域
を囲むので、真性領域がメサのエッジに現れない。
【0011】本発明の別の側面は、エミッタ層のバンド
ギャップは真性ベース層のバンドギャップより大きいヘ
テロ接合バイポーラトランジスタを製造する方法に関す
る。この方法は、(a)サブコレクタ膜、コレクタ膜、外
部ベース膜を基板上に形成する工程、(b)外部ベース膜
上に形成されたマスク層を用いてコレクタ膜及び外部ベ
ース膜をエッチングして、部分的に露出されたコレクタ
領域を形成する工程、(c)コレクタ領域及び外部ベース
膜上に、エミッタ膜、エミッタコンタクト膜及び真性ベ
ース膜を形成する工程、(d)エミッタコンタクト膜をエ
ッチングして、エミッタコンタクト層を形成する工程、
(e)コレクタ膜、外部ベース膜、真性ベース膜及びエミ
ッタ膜をエッチングして、コレクタ層、外部ベース層、
真性ベース層及びエミッタ層を形成する工程を備える。
【0012】この方法は、サブコレクタ膜、コレクタ
膜、外部ベース膜を形成する第1の成膜工程と、エミッ
タ膜、エミッタコンタクト膜及び真性ベース膜を形成す
る第2の成膜工程との間に、コレクタ領域が部分的に露
出するようにコレクタ膜及び外部ベース膜をエッチング
している。部分的に露出されたコレクタ領域には、外部
ベース膜を介すること無く真性ベース膜が形成される。
外部ベース膜下のコレクタ膜厚は、露出されたコレクタ
領域の厚さより厚くなる。
【0013】この方法は、真性ベース膜を形成する工程
に先立って、不純物が意図的に添加されていないアンド
ープ半導体層を形成する工程を更に備えることができ
る。第1の成膜工程を終了する際にパイルアップ層が外
部ベース膜上に形成される。アンドープ半導体層は、不
純物がパイルアップした不純物層が真性ベース膜の形成
に影響することを低減する。
【0014】この方法は、サブコレクタ膜、コレクタ
膜、外部ベース膜、真性ベース膜及びエミッタコンタク
ト膜の各々は、InGaAs半導体膜を含むことができ
る。基板は、半絶縁性InP基板であることができる。
エミッタ膜はInP半導体膜を含むことができる。
【0015】ヘテロ接合バイポーラトランジスタ及びそ
の製造方法では、外部ベース層はp型ドーパントとして
亜鉛を含み、真性ベース層はp型ドーパントとして炭素
を含む。このドーパントの組み合わせにより、相対的に
厚さの小さい真性ベース層に不純物濃度を高くできる炭
素を用いると共に、相対的に厚さの大きい外部ベース層
に活性化が容易なZnを用いることができる。
【0016】本発明の上記の目的および他の目的、特
徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発
明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容
易に明らかになる。
【0017】
【発明の実施の形態】例示として示される本発明の実施
の形態を図面を参照しながら説明する。可能な場合に
は、同一の部分には同一の符号を付する。
【0018】(第1の実施の形態)図1は、本実施の形態
に係わるヘテロ接合バイポーラトランジスタを示す平面
図である。図2(a)は、図1のI−I線に沿った断面図で
ある。図2(b)は、図1のII−II線に沿った断面図であ
る。
【0019】本実施の形態に係わるヘテロ接合バイポー
ラトランジスタ(以下、トランジスタと記す)1aは、II
I−V族化合物半導体から形成されたnpnタイプトラ
ンジスタであり、そのエミッタ層のバンドギャップはベ
ース層のバンドギャップより大きい。
【0020】図1を参照すると、トランジスタ1aは、
基板2、第1のメサ4、第2のメサ6、第3のメサ8、
エミッタ電極10、ベース電極12、およびコレクタ電
極14を備える。図1には、結晶軸を示す座標系Sが記
載されている。基板2としては、半絶縁性InP基板と
いった半導体基板が例示される。半導体基板の主面は、
例えば(100)面である。
【0021】図1、図2(a)及び図2(b)を参照しなが
ら、トランジスタ1aの構成要素を説明する。第1のメ
サ4は、基板2の主面上に設けられており、サブコレク
タ層(図2(a)及び図2(b)の参照番号16)を含む。第
1のメサ(サブコレクタ層16)は、結晶軸〔011〕
(以下、特段の記述がある場合を除き結晶学的に等価な
結晶軸方向を示す)の方向に伸びる一対の側面4a、4
bと、結晶軸〔01−1〕の方向に伸びる一対の側面4
c、4dとを有する。第1のメサ4の主面は、第1の領
域と、この第1の領域を囲むように設けられた第2の領
域とを備える。コレクタ電極14は、第1のメサ4の第
2の領域に電気的に接続されており、第1のメサ4のス
テップ4cを横切って〔011〕軸方向に伸びている。
第1のメサ4は、当該トランジスタ1aを別のトランジ
スタから電気的に分離するために役立つ。
【0022】第2のメサ6は、第1のメサ4の第1の領
域上に設けられており、コレクタ層18、外部ベース層
20、及び真性ベース層22を含む。第2のメサ6(コ
レクタ層18、外部ベース層20、及び真性ベース層2
2)は、結晶軸〔011〕の方向に伸びる一対の側面6
a、6bと、結晶軸〔01−1〕の方向に伸びる一対の
側面6c、6dとを有する。第2のメサ6の主面は、第
1の領域と、この第1の領域を囲むように設けられた第
2の領域とを備える。ベース電極12は、第2のメサ6
の第2の領域に電気的に接続されており、第1及び第2
のメサ4、6のステップ4d、6dを横切って伸びてい
る。
【0023】第2のメサ6は、その第1の領域にリセス
24を有する。リセス24は、底面24aと、結晶軸
〔011〕の方向に伸びる一対の側面24b、24c
と、結晶軸〔01−1〕の方向に伸びる一対の側面24
d、24eとを有する。図2(a)及び図2(b)に示され
るように、リセス側面24b〜24eの各々は、第2の
メサ6の主面とリセス底面24aとの接続する傾斜面で
あり、底面24aと鈍角を成している。
【0024】第2のメサ6において、コレクタ層18
は、サブコレクタ層16上に設けられており、外部ベー
ス層20は、コレクタ層18上に設けられている。リセ
ス24は、第2のメサ6の主面から外部ベース層20を
貫通してコレクタ層18に到達している。故に、リセス
24の底面24aにはコレクタ領域が現れており、リセ
ス24の各側面24b〜24eには外部ベース層20及
びコレクタ層18が現れている。真性ベース層22は、
第2のメサ6の主面上、リセス24の各側面24b〜2
4e上、及びリセス24の底面24a上に設けられてい
る。
【0025】エミッタ層26は、真性ベース層22上に
設けられている。第2のメサ6は、更にエミッタ層26
を含むころができる。エミッタ層26は、真性ベース層
22の表面を覆っており、エミッタ層26のエッジは、
エミッタコンタクト層とエミッタ層との界面のエッジか
ら離れている。
【0026】第3のメサ8は、第2のメサ6上に設けら
れており、エミッタコンタクト層28を含む。エミッタ
コンタクト層28は、リセス24の底面24a上並びに
側面24b及び24c上に設けられている。また、エミ
ッタコンタクト層28は、第2のメサ6の第1の領域だ
けでなく、第2の領域上にも設けられることができる。
エミッタコンタクト層28は、結晶軸〔011〕の方向
に伸びる一対の側面28a、28bと、結晶軸〔01−
1〕の方向に伸びる一対の側面28c、28dとを有す
る。側面28a及び28bの各々は逆メサ形状を有して
おり、側面28c及び28dの各々は順メサ形状を有す
る。第3のメサ8は、エミッタコンタクトメサとも呼ば
れる。
【0027】エミッタ電極10は、エミッタコンタクト
層28に電気的に接続されており、エミッタコンタクト
層28の順メサ形状の側面28c、リセス側面24d、
並びに第1及び第2のメサ4、6のステップ4c、6c
を横切って〔011〕軸方向に伸びている。
【0028】図2(a)及び図2(b)を参照すると、コレ
クタ層18は、真性コレクタ領域18a及び外因性コレ
クタ領域18bを有する。真性コレクタ領域18aに
は、リセスが設けられている。外因性コレクタ領域18
bには、リセスが設けられていない。真性コレクタ領域
18aの厚さは、外因性コレクタ領域18bの厚さより
薄い。外因性コレクタ領域18b上には、外部ベース層
20及び真性ベース層22が設けられている。真性コレ
クタ領域18a上には、真性ベース層22が設けられて
いる。エミッタ層26は、真性ベース層22とエミッタ
コンタクト層28との間に設けられており、真性コレク
タ領域18a上において真性ベース層22の一部又は全
部を覆っている。これにより、真性ベース層22を保護
している。また、外因性領域がトランジスタとして動作
する真性領域を囲むので、真性領域がメサのエッジに現
れない。
【0029】第2のメサ6のリセスの側面には、外部ベ
ース層20及びコレクタ層が現れている。図2(a)を参
照すると、リセスの傾斜面及び第2のメサ6の第2の領
域上では、エミッタコンタクト層28とコレクタ層18
との間に、外部ベース層20及び真性ベース層22が設
けられている。リセスの傾斜面及びリセスの底面では、
エミッタコンタクト層28とコレクタ層18との間に真
性ベース層22が位置している。図2(b)を参照する
と、リセスの底面において、エミッタコンタクト層28
とコレクタ層18との間に真性ベース層22が位置して
いる。キャリア(本実施の形態では、電子)が、エミッタ
コンタクト層28からエミッタ層26を介してp型ベー
ス領域に注入されるが、ベース領域からのキャリア(本
実施の形態では正孔)は、ワイドギャップエミッタ層に
より阻止される。
【0030】トランジスタ1aの主要な構成要素が説明
された。
【0031】 具体例 基板2:半絶縁性InP基板 層16:Si添加InGaAs、300nm、2.0×1019cm-3 ; 層18:アンドープInGaAs、800nm; 層20:Zn添加InGaAs、300nm、2.5×1019cm-3; 層22: C添加InGaAs、 50nm、4.0×1019cm-3; 層26:Si添加InP、 10nm、4.0×1018cm-3; 層28:Si添加InGaAs、250nm、4.0×1018 〜2.0×1019cm-3; 層30:アンドープInGaAs、 20nm。
【0032】図3を参照しながら、トランジスタ1aの
電気的な動作を説明する。トランジスタ1aでは、コレ
クタは、真性コレクタ領域18a及び外因性コレクタ領
域18bから成る。真性コレクタ領域18aの厚さは外
因性コレクタ領域18bの厚さより薄いので、キャリア
Elがエミッタからサブコレクタまで伝搬する時間が短
い。サブコレクタ層16のドーパントーパント濃度はコ
レクタ層18のドーパント濃度より大きいので、サブコ
レクタ層16の抵抗はコレクタ層18の抵抗に比べて小
さい。また、コレクタ層18の不純物濃度はサブコレク
タ層16に比べて十分に小さい。外因性コレクタ領域1
8bは真性コレクタ領域18aより厚いので、単位面積
当たりのキャパシタンスでは、外因性コレクタ領域18
bにおけるベース・コレクタ容量Ccb(extri)は真性コ
レクタ領域18aにおけるベース・コレクタ容量Ccb(i
ntri)に比べて小さい。また、外因性コレクタ領域18
b上には外部ベース層20が設けられているので、真性
コレクタ領域18a上の真性ベース層22とベース電極
との間の抵抗rbbを縮小できる。トランジスタ1aは、
真性コレクタ領域18a上にはエミッタ層26とコレク
タ層18との間に外部ベース層20が無く真性ベース層
22を備える構造を有する。この構造により、真性コレ
クタ領域18a上のベース領域の厚さは薄いので、十分
な電流増幅率がトランジスタ1aに提供される。
【0033】再び図2(a)及び図2(b)を参照すると、
トランジスタ1aは、第2のメサ6と真性ベース層22
との間に半導体層30を備えることができる。半導体層
30は、真性ベース層22の特性ばらつきを小さくする
ために役立つ。本実施の形態におけるトランジスタ1a
の製造プロセスは、後の実施の形態において記述される
けれども、サブコレクタ膜、コレクタ膜および外部ベー
ス膜を成長する第1の成膜工程と、リセスを形成した後
に、真性ベース膜、エミッタ膜及びエミッタコンタクト
膜を成長する第2の成膜工程とを備える。これらの半導
体膜は、半導体成膜装置を用いて2回の成膜工程でエピ
タキシャル成長されることが必要である。しかしなが
ら、現在の成膜技術では、第1の成膜工程の終了時に外
部ベース膜上にシリコンが残留する現象が起こる。この
シリコンは、n型ドーパントであり、第1の成膜工程の
終了時に成膜装置内の石英治具などから来る。第2の成
膜工程おいて真性ベース膜を残留シリコンがパイルアッ
プした不純物層31上に直接に形成すると、真性ベース
のキャリア濃度が十分な大きさにならない可能性があ
る。外部ベース層と真性ベース層との間に半導体膜を設
けると、十分なキャリア濃度の真性ベースを得ることが
できる。
【0034】この半導体層30は、外因性コレクタ領域
18a上では、外部ベース層20と真性ベース層22と
の間に位置する。真性コレクタ領域18b上では、コレ
クタ層18と真性ベース層22との間に位置する。ま
た、真性コレクタ領域18bにはリセスが形成されるの
で、残留シリコンの影響を受け難い。故に、半導体層3
0の材料がコレクタ層18の材料と同じであれば、真性
コレクタ領域18bにおけるトランジスタ特性に実質的
な影響はない。また、半導体層30は、コレクタ層18
と同程度にキャリア濃度が小さい半導体層、例えば、ア
ンドープ半導体層であることが好ましい。半導体層30
は、例えば、アンドープInGaAsであることがで
き、その厚さは20nm程度であることができる。 (第2の実施の形態)図4(a)及び図4(b)は、第1の実
施の形態の変形例のトランジスタ1bを示す図面であ
る。図4(a)は、図1のI−I線に等価な断面に沿った断
面図である。図4(b)は、図1のII−II線に等価な断面
に沿った断面図である。
【0035】トランジスタ1bは、トランジスタ1aに
おけるコレクタ層18に替えてコレクタ層19を有す
る。コレクタ層の違いを除いてトランジスタ1aと同じ
構成要素を備えるが、これに限定されるものではない。
【0036】図4(a)及び図4(b)から理解されるよう
に、コレクタ層19は、真性コレクタ領域19a及び外
因性コレクタ領域19bを備える。コレクタ層19は、
サブコレクタ層16の主面に沿って伸びる第1及び第2
のコレクタ層19c、19dと、第1のコレクタ層19
cと第2のコレクタ層19dとの間に設けられた第3の
コレクタ層19eとを有する。リセスの底面には、第1
のコレクタ層19cが現れている。第1のコレクタ層1
9cはリセスの形成に影響を受けない。製造上の観点か
らは、所定のエッチャントに対して、第2のコレクタ層
19dのエッチング特性は第3のコレクタ層19eのエ
ッチング特性と異なる。故に、このエッチャントを用い
ると、第3のコレクタ層19eに対して第2のコレクタ
層19dを選択的にエッチングできる。第3のコレクタ
層19eのエッチング特性は第1のコレクタ層19cの
エッチング特性と異なる。故に、このエッチャントを用
いると、第1のコレクタ層19cに対して第3のコレク
タ層19eを選択的にエッチングできる。トランジスタ
1bでは、リセスの深さは、第2のコレクタ層19d及
び19eの厚さにより規定されており、真性コレクタ領
域におけるコレクタ層の厚さは、第1のコレクタ層19
cの厚さにより規定されている。
【0037】 具体例 層19c:アンドープInGaAs 400ナノメートル; 層19e:アンドープInP 20ナノメートル; 層19d:アンドープInGaAs 400ナノメートル; であり、アンドープInGaAs層19dは、燐酸系エ
ッチャントを用いてInP半導体に対して選択的にエッ
チングできる。アンドープInP層19eは、塩酸系エ
ッチャントを用いてInGaAs半導体に対して選択的
にエッチングできる。
【0038】(第3の実施の形態)図5(a)、図5(b)、
図6(a)、図6(b)、図7(a)、図7(b)、図8、図9
(a)〜図9(d)、図10、図11(a)、図11(b)、図
12(a)、図12(b)、図13(a)、図13(b)、図1
4(a)、図14(b)、図15(a)、及び図15(b)を参
照しながら、ヘテロ接合バイポーラトランジスタを製造
する方法を説明する。ヘテロ接合バイポーラトランジス
タを製造するために、基板40を準備する。
【0039】(第1の成膜工程)第1の成膜工程では、基
板40上に複数のIII−V族化合物半導体膜を成長す
る。図5(a)に示される実施例では、半絶縁性InP基
板といった基板40上に、サブコレクタ膜42、コレク
タ膜44、及び外部ベース膜46を順に成長する。この
成膜は、例えば有機金属気相成長法(OMVPE)を用い
てエピタキシャル成長により行われる。コレクタ膜44
の不純物濃度は、サブコレクタ膜42及び外部ベース膜
46の不純物濃度とよりも低い。サブコレクタ膜42を
n導電型にするために、n型ドーパントとしてシリコン
(Si)が使用される。コレクタ膜44はアンドープIII
−V半導体膜であり、n導電型を示す。サブコレクタ膜
42の不純物濃度は、コレクタ抵抗を縮小するために比
較的高く決定される。また、外部ベース膜46の不純物
濃度及び厚さは、ベース抵抗を縮小するために比較的大
きく決定される。外部ベース膜44の厚さは、後の工程
で形成される真性ベース膜の厚さに比べて大きいので、
活性化の容易な亜鉛(Zn)がp型ドーパントとして使用
される。コレクタ膜44の不純物濃度及び厚さは、ベー
スに接触するコレクタ領域に十分に空乏層が形成される
ように比較的小さく決定される。好ましくは、コレクタ
膜44は、意図的に不純物を添加していないアンドープ
半導体膜である。
【0040】(リセス形成工程)次いで、図5(a)に示さ
れるように、外部ベース膜46上にマスク層48を形成
する。マスク層48は、リセスが形成される領域に開口
部48aを有する。リセスの開口の大きさは、例えば、
1.5マイクロメートル程度であるけれども、当該トラ
ンジスタが流す電流値に応じて決定できる。マスク層4
8の材質としては、SiO2、SiN若しくはSiON
といったシリコン系無機絶縁膜あるいはレジストを使用
できる。開口部48aを形成するために露光に使用され
るマスクは、第1の方向に伸びる一対の辺と、第1の方
向と交差する第2の方向に伸びる別の対の辺とを有す
る。マスクは、形成されるリセスが〔011〕軸方向に
伸びる一対の辺と〔01−1〕軸方向に伸びる別の一対
の辺とを有するように位置合わせされる。
【0041】エッチング工程では、開口部48aに露出
された領域からエッチングが進む。リセス50は、外部
ベース膜46を貫通して更にコレクタ膜44を厚さ方向
に部分的にエッチングすることにより形成される。硫酸
および過酸化水素を混合したエッチング溶液を用いる
と、Si添加InGaAs膜、アンドープInGaAs
膜、Zn添加InGaAsをエッチングできる。エッチ
ング工程が終了すると、マスク層48が除去される。
【0042】図6(a)は、図5(a)に示されたIII−III
線に等価な断面に沿った断面図であり、図6(b)は、図
5(b)に示されたIV−IV線に等価な断面に沿った断面
図である。リセス50は、底面50aと、〔011〕軸
方向に伸びる一対の側面50b及び50cと〔01−
1〕軸方向に伸びる別の一対の側面50d及び50eと
を有する。側面50b〜50eの各々は、底面50aを
外部ベース膜46aの表面48bに接続するように順テ
ーパに形成されている。つまり、外部ベース膜46aの
表面46b、側面50b〜50e、及び底面50aは、
基準平面に対面するように位置している。側面50b〜
50eの各々には、外部ベース膜46a及びコレクタ膜
44aが現れている。エッチングが終了した後に、リセ
ス50におけるコレクタ膜44aの厚さは、例えば40
0ナノメートル(初期膜厚800ナノメートル)である。
【0043】(第2の成膜工程)第2の成膜工程では、外
部ベース膜46a及びリセス50上に複数のIII−V族
化合物半導体膜を成長する。図7(a)は、図5(a)に示
されたIII−III線に等価な断面に沿った断面図であり、
図7(b)は、図5(b)に示されたIV−IV線に等価な断
面に沿った断面図である。図7(a)及び図7(b)に示さ
れる実施例では、外部ベース膜46a及びリセス50上
に、真性ベース膜54、エミッタ膜56及びエミッタコ
ンタクト膜58を順に成長する。この成膜は、例えば有
機金属気相成長法(OMVPE)を用いてエピタキシャル
成長により行われる。真性ベース膜56の不純物濃度
は、ベース抵抗を縮小するために比較的大きく決定され
る。一方、真性ベース膜56の厚さは、優れた電流増幅
率を得るために比較的薄く決定される。真性ベース膜5
4の厚さは、後の工程で形成される外部ベース膜44の
厚さに比べて薄いので、固容限が亜鉛に比べて比較的大
きい炭素(C)がp型ドーパントとして使用される。エミ
ッタ層56の半導体のバンドギャップは、真性ベース膜
54のバンドギャップより大きい。エミッタ膜56をn
導電型にするために、n型ドーパントとしてSiが使用
される。エミッタ層56の半導体のバンドギャップは、
エミッタコンタクト膜58のバンドギャップより大き
い。エミッタコンタクト膜58をn導電型にするため
に、n型ドーパントとしてSiが使用される。エミッタ
コンタクト膜58は、ステップ状の不純物濃度変化、あ
るいは、連続的な不純物濃度変化を有する不純物プロフ
ァイルを有することができる。不純物プロファイルにお
いて、エミッタ膜56から離れた領域の不純物濃度は、
エミッタ膜56に近い領域の不純物濃度より大きい。例
示的なエミッタ膜56及びエミッタコンタクト膜58と
しては、シリコンを4.0×1018/cm-3添加した1
0ナノメートルのInPのエミッタ膜56と、シリコン
を4.0×1018から2.0×1019/cm-3までグレ
イデットに添加した250ナノメートルのGaInAs
のエミッタコンタクト膜58が示される。
【0044】第2の成膜工程では、真性ベース膜54の
成長に先立って半導体膜52を成長するようにしても良
い。半導体膜52は、コレクタ膜44と同じ半導体材料
から成り、またコレクタ膜44と同程度以下の不純物濃
度を有する。例えば、半導体膜52としては、アンドー
プGaInAs膜を使用できる。
【0045】本実施の形態において、この半導体膜を成
長している理由を記述する。第1の成膜工程において一
連の半導体膜を成長する際には、OMVPE装置あるい
はMBE装置を用いる。これらの成膜装置は、石英製の
部品を用いているので、石英からのシリコン原子が、半
導体膜の形成に際して膜の表面に析出する。発明者の知
見によれば、析出量は、1×1010〜1×1011atoms
/cm2程度である。しかしながら、この量のシリコン
原子は非常に薄い領域に分布するので、その濃度は1×
1016〜1×1017atoms/cm3程度になる。この不純
物層の不純物濃度は、コレクタ膜の不純物濃度よりも大
きい。この不純物層上に真性ベース膜54を直接に成長
すると、この望まれない不純物層がベースとコレクタと
の間に設けられることになる。このSiドープ層のため
に、真性ベース膜中のp型ドーパントが補償されてしま
う。半導体層52は、この補償を防ぐために役立つ。ま
た、半導体層52は、Siドープ層により生じる可能性
のあるヘテロ接合バイポーラトランジスタのコレクタ・
ベース耐圧(Vbc)の低下を防ぐために役立つ。
【0046】真性ベース膜54のドーパントとして炭素
を用いると共に、外部ベース膜46aのドーパントとし
て亜鉛を用いる。発明者の知見によれば、炭素の最大添
加量は4×1019atoms/cm-3程度以上であるが、亜
鉛の最大添加量は2×1019atoms/cm-3程度であ
る。それ故に、外部ベース膜より薄い真性ベース膜のた
めに、炭素ドーパントを用いる。また、炭素ドーパント
は、亜鉛ドーパントよりも熱拡散係数が小さいので、薄
い真性ベース膜に用いれば、急峻なベース・コレクタ界
面のプロファイルを得ることができる。亜鉛は、400
℃(電極形成のために晒される温度)程度でも拡散する。
故に、炭素ドーパントの使用により、トランジスタは、
優れた電流増幅率を得ることができる。また、Vbe飽
和電圧(一定ベース電流を印加した状態でVbeを増加
したときコレクタ電流が増大する電圧)の上昇を抑制す
るために役立つ。Vbe飽和電圧が低いことは、トラン
ジスタをロジック回路に適用するために好ましい。
【0047】(エミッタコンタクトメサ形成)図8を参照
しながら、エミッタコンタクトメサ工程を説明する。エ
ミッタコンタクト膜58上にマスク層60を形成する。
マスク層60は、エッチングにより形成されるエミッタ
コンタクト層がほぼ矩形になるようにパターン形成され
ている。マスク層60は、〔01−1〕軸方向に伸びる
第1及び第2の辺60a及び60bと、〔01−1〕軸
方向に伸びる第3及び第4の辺60c及び60dとを備
える。また、マスク層60は、辺60c及び60dの各
々から伸び出す突起60e、60f、60g、60hを
形成するように設けられた追加の辺60i、60j、6
0k、60mを備える。突起60e、60f、60g、
60hの各々は、それぞれ、辺60a及び60bと追加
の辺60i、60j、60k、60mの各々とにより規
定されている。図9(a)〜図9(d)は、それぞれ、マス
ク層のための変形例61、62、63、64を示してい
る。各パターンは、形成されるべきエミッタコンタクト
の形状が反映されたパターンを形成する4つの主要辺
と、主要辺のいくつかから伸び出す4つの突起とを備え
る。突起の各々は、主要辺のうちの一つと、この辺を主
要辺のうちの他の一つと接続する追加の辺とにより規定
されている。
【0048】再び、図8に戻ると、マスク層60を用い
て、エミッタコンタクト膜58をエッチングするエミッ
タコンタクトメサを形成する。エッチングは、例えば、
リン酸系のエッチャント(リン酸、過酸化水素、純水)を
用いて行われる。このエッチャントを用いると、InG
aAs半導体のエミッタコンタクト膜をInP半導体の
エミッタ膜に対して選択的にエッチングできる。この実
施例においては、InP半導体膜はエッチング停止層と
して働いている。マスク層60は、エッチング終了後に
除去される。
【0049】図10は、エッチングにより得られたエミ
ッタコンタクト層を示す平面図である。エミッタコンタ
クト層58aは、〔011〕軸方向に伸びるリセス50
のエッジを横切っている。しかしながら、エミッタコン
タクト層は、図10に示される形状を有するものに限定
されず、エミッタコンタクト層がリセス内に位置するよ
うな形状を有することができる。
【0050】図10を参照すると、マスク層60を用い
てエッチングを行ったので、ほぼ矩形のエミッタコンタ
クト層58aが得られている。エミッタコンタクト層5
8aは、〔01−1〕軸方向に伸びる側面58b及び5
8cと、〔011〕軸方向に伸びる側面58d及び58
eとを有する。
【0051】エミッタコンタクト層58aとコレクタ層
44a(真性コレクタ領域)との間に半導体膜56及び5
4が設けられている領域は、トランジスタとして主要な
動作部分である。
【0052】図11(a)は、図5(a)に示されたIII−I
II線と等価な線に沿った断面図であり、図11(b)は、
図5(b)に示されたIV−IV線と等価な線に沿った断面
図である。
【0053】本実施例では、リン酸系のエッチャントを
用いてInGaAs半導体のエミッタコンタクト膜58
をエッチングしている。この形態では、エミッタコンタ
クト層58aの側面58b及び58cは、順テーパ形状
を有する。エミッタコンタクト層58aの側面58d及
び58eは、逆テーパ形状を有する。
【0054】(ベース・コレクタメサ形成)図12(a)
は、図5(a)に示されたIII−III線と等価な線に沿った
断面図であり、図12(b)は、図5(b)に示されたIV
−IV線と等価な線に沿った断面図である。
【0055】次いで、エミッタコンタクト層58a及び
エミッタ膜56上にマスク層62を形成する。マスク層
62は、ベース・コレクタメサが形成される領域を規定
するパターンを有する。
【0056】まず、第1のエッチャントを用いてエミッ
タ膜56をエッチングする。InP半導体のエミッタ膜
及びInGaAs半導体の真性ベース膜を備える実施例
では、第1のエッチャントとして塩酸系エッチャン(塩
酸、純水)トを用いることができる。このエッチャント
により、InGaAs半導体膜に対してInP半導体膜
を選択的にエッチングすることが可能になる。
【0057】次いで、第2のエッチャントを用いて真性
ベース膜54、半導体膜52、外部ベース層46a、コ
レクタ層44aをエッチングする。真性ベース膜、半導
体膜、外部ベース層、及びコレクタ層がInGaAs半
導体から成る実施例では、硫酸系エッチャント(硫酸、
過酸化水素、純水)を用いることができる。このエッチ
ングは、真性ベース膜〜コレクタ層を十分に除去すると
共に、サブコレクタ膜を残すように行われる。サブコレ
クタ膜の膜厚は、このエッチング工程における減少量を
考慮して決定されることができる。
【0058】これらのエッチングにより、ベース・コレ
クタメサ64が得られる。ベース・コレクタメサ64
は、コレクタ層44b、外部ベース層46b、半導体層
52a、真性ベース層54a、及びエミッタ層56aを
備える。エッチング終了後に、マスク層62を除去す
る。
【0059】(サブコレクタメサ形成)図13(a)は、図
5(a)に示されたIII−III線と等価な線に沿った断面図
であり、図13(b)は、図5(b)に示されたIV−IV線
と等価な線に沿った断面図である。
【0060】次いで、ベースコレクタメサ64及びサブ
コレクタ膜42上にマスク層66を形成する。マスク層
66は、サブコレクタメサを形成する領域を規定するパ
ターンを有する。
【0061】基板4上に設けられたサブコレクタ膜42
をエッチャントを用いてエッチングする。InGaAs
半導体のサブコレクタ膜及びInP基板を備える実施例
では、硫酸系エッチャントを用いることができる。この
エッチングは、InP基板に対してサブコレクタ膜を選
択的に除去できる。
【0062】これらのエッチングにより、サブコレクタ
メサ68が得られる。サブコレクタメサ68は、サブコ
レクタ層42aを備える。エッチング終了後に、マスク
層66を除去する。
【0063】(絶縁膜形成)図14(a)は、図5(a)に示
されたIII−III線と等価な線に沿った断面図であり、図
14(b)は、図5(b)に示されたIV−IV線と等価な線
に沿った断面図である。サブコレクタメサを形成した後
に、基板上の全面に絶縁膜を形成する。絶縁膜として
は、プラズマSiN膜といったシリコン系無機絶縁膜が
例示される。
【0064】レジスト材からなるマスク層72を絶縁膜
上に形成する。マスク層72は、サブコレクタ層42a
上に所定の領域、エミッタ層56a上の所定の領域、及
びコレクタコンタクト層58aの所定領域の各々に開口
部を有する。マスク層72を用いて絶縁膜をエッチング
して絶縁層70を形成する。エッチング終了後にマスク
層72を除去する。
【0065】(電極形成)図15(a)は、図5(a)に示さ
れたIII−III線と等価な線に沿った断面図であり、図1
5(b)は、図5(b)に示されたIV−IV線と等価な線に
沿った断面図である。
【0066】エミッタ電極、ベース電極及びコレクタ電
極を形成するために利用するマスク層74を絶縁膜70
上に形成する。このマスク層74の材料は、レジスト材
からなることができる。マスク層は、コレクタ電極を形
成するために領域、エミッタ電極を形成するための領
域、及びベース電極を形成するための領域の各々に開口
部を有する。このマスク層74上の全面にメタル膜76
を形成する。メタル膜76としては、Pt/Ti/Pt
/Au膜といったメタル多層膜が例示される。メタル膜
76を形成した後にマスク層を選択的に除去すると、リ
フトオフ法によりコレクタ電極75、エミッタ電極7
7、及びベース電極78が得られる。
【0067】これらの工程により、ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタの主要な製造工程が完了する。 (第4の実施の形態)本実施の形態は、別のヘテロ接合バ
イポーラトランジスタを製造する方法を説明する。ヘテ
ロ接合バイポーラトランジスタを製造するために、基板
40を準備する。本実施の形態は、第3の実施の形態に
示されたトランジスタと、コレクタ膜の構造の点で異な
っている。
【0068】(第1の成膜工程)第1の成膜工程では、基
板40上に複数のIII−V族化合物半導体膜を成長す
る。図16(a)に示される実施例では、半絶縁性InP
基板といった基板40上に、サブコレクタ膜42、コレ
クタ膜45、及び外部ベース膜46を順に成長する。こ
の成膜は、例えばOMVPE法を用いてエピタキシャル
成長により行われる。コレクタ膜45の不純物濃度は、
サブコレクタ膜42及び外部ベース膜46の不純物濃度
とよりも低い。コレクタ膜45は、複数の半導体膜45
a〜45cを有する。好ましくは、コレクタ膜45は、
意図的に不純物を添加していないアンドープ半導体膜で
ある。具体例としては 膜45a:アンドープInGaAs、400nm; 膜45b:アンドープInP 、 20nm; 膜45c:アンドープInGaAs、400nm; が示される。
【0069】(リセス形成工程)次いで、図16(a)に示
されるように、外部ベース膜46上にマスク層48を形
成する。
【0070】エッチング工程では、開口部48aに露出
する半導体からエッチングが進む。リセス51を形成す
るように、外部ベース膜46及びコレクタ膜45cをエ
ッチングする。リン酸系エッチャントを用いると、Zn
添加InGaAs膜及びアンドープInGaAs膜をI
nP半導体膜に対して選択的にエッチングできる。上記
の具体例では、コレクタ膜45bはInP半導体である
ので、凹部の底面には、コレクタ膜45bの表面が現れ
る。次いで、塩酸系エッチャントを用いると、Zn添加
及びアンドープInGaAs膜に対してInP膜45b
を選択的にエッチングできる。これらのエッチングの結
果、リセス51の底面には、コレクタ膜45aの表面が
現れる。リセス51の側面には、外部ベース膜46a並
びにコレクタ膜45e及び45fが現れる。エッチング
工程終了後に、マスク層48を除去する。
【0071】図17(a)は、図16(a)に示されたV−
V線に沿った断面図であり、図17(b)は、図16(b)
に示されたVI−VI線に沿った断面図である。リセス5
1は、底面51aと、〔011〕軸方向に伸びる一対の
側面51b及び51cと〔01−1〕軸方向に伸びる別
の一対の側面51d及び51eとを有する。側面51b
〜51eの各々は、底面51aを外部ベース膜48の表
面48bに接続するように順テーパに形成されている。
つまり、外部ベース膜46aの表面46b、側面51b
〜51e、及び底面50aは、基準平面に対面するよう
に位置している。側面51b〜51eの各々には、外部
ベース膜46a並びにコレクタ膜45b及び46cが現
れている。この実施の形態では、コレクタ膜の残り膜厚
は、コレクタ膜45aにより規定される。
【0072】引き続いて、第3の実施の形態と同様に、
第2の成膜工程が行われる。 第2の成膜工程では、外
部ベース膜46a及びリセス51上に複数のIII−V族
化合物半導体膜を成長する。しかしながら、本実施の形
態は、第3の実施の形態に限定されるものではない。
【0073】好適な実施の形態において本発明の原理を
図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から
逸脱することなく配置および詳細において変更され得る
ことができることは、当業者によって認識される。本発
明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定され
るものではない。例えば、ベース電極はエミッタ層上に
形成されているけれども、ベース電極のためにエミッタ
層に開口を設けてもよい。また、具体的な組成の半導体
材料を例示しながら本発明の実施の形態を説明している
が、本発明は、例示された特定の材料に限定されるもの
ではない。さらに、エミッタ層は、第2のメサ(ベース
・コレクタメサ呼ばれる)とは別個に設けることができ
る。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲
から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
【0074】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ベース−コレクタ容量及びベース抵抗を低減でき
る構造を有するヘテロ接合バイポーラトランジスタ及び
このトランジスタを製造する方法が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施の形態に係わるヘテロ接合
バイポーラトランジスタを示す平面図である。
【図2】図2(a)は、図1のI−I線に沿ってとられた断
面図である。図2(b)は、図1のII−II線に沿ってとら
れた断面図である。
【図3】図3は、トランジスタの電気的な動作を説明す
る図面である。
【図4】図4(a)及び図4(b)は、第2の実施の形態に
係わるヘテロ接合バイポーラトランジスタを示す断面図
である。
【図5】図5(a)及び図5(b)は、ヘテロ接合バイポー
ラトランジスタの製造工程を示す斜視図である。
【図6】図6(a)は、図5(b)のIII−III線に沿ってと
られた断面図である。図6(b)は、図5(b)のIV−IV
線に沿ってとられた断面図である。
【図7】図7(a)及び図7(b)は、製造工程を示す断面
図である。
【図8】図8は、エミッタコンタクト層のためのマスク
層を示す平面図である。
【図9】図9(a)〜図9(d)は、マスクのパターンの変
形例を示す図面である。
【図10】図10は、トランジスタの製造工程を示す平
面図である。
【図11】図11(a)及び図11(b)は、製造工程を示
す断面図である。
【図12】図12(a)及び図12(b)は、製造工程を示
す断面図である。
【図13】図13(a)及び図13(b)は、製造工程を示
す断面図である。
【図14】図14(a)及び図14(b)は、製造工程を示
す断面図である。
【図15】図15(a)及び図15(b)は、製造工程を示
す断面図である。
【図16】図16(a)及び図16(b)は、別の実施の形
態に係わるヘテロ接合バイポーラトランジスタの製造工
程を示す斜視図である。
【図17】図17(a)は、図16(b)のV−V線に沿っ
てとられた断面図である。図17(b)は、図16(b)の
VI−VI線に沿ってとられた断面図である。
【符号の説明】
1a、1b…ヘテロ接合バイポーラトランジスタ、2…
基板、4…第1のメサ、6…第2のメサ、8…エミッタ
コンタクトメサ、10…エミッタ電極、12…ベース電
極、14…コレクタ電極、18、19…コレクタ層、1
8a、19a…真性コレクタ領域、18b、19b…外
因性コレクタ領域、19c…第1のコレクタ層、19d
…第2のコレクタ層、19e…第3のコレクタ層、20
…外部ベース層、22…真性ベース層、24、50、5
1…リセス、26…エミッタ層、28…エミッタコンタ
クト層、30…半導体層、40…基板、42…サブコレ
クタ膜、44…コレクタ膜、46…外部ベース膜、4
8、60、62…マスク層、50…リセス、52…半導
体膜、54…真性ベース膜、56…エミッタ膜、58…
エミッタコンタクト膜、68…サブコレクタメサ、64
…ベースコレクタメサ、74…コレクタ電極、76…エ
ミッタ電極、78…ベース電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F003 AP05 AZ01 BB01 BB06 BC01 BC05 BE01 BE90 BF06 BH01 BH99 BM03 BP31 BP95 BP96

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コレクタ層を有するコレクタを備え、前
    記コレクタ層は、真性コレクタ領域及び外因性コレクタ
    領域を有しており、前記外因性コレクタ領域の厚さは前
    記真性コレクタ領域の厚さより大きく、 前記外因性コレクタ領域上に設けられた外部ベース層
    と、該外部ベース層上及び前記真性コレクタ領域上に設
    けられた真性ベース層とを有するベースを備え、 前記真性ベース層上に設けられたエミッタ層を有するエ
    ミッタを備え、該エミッタ層のバンドギャップは、前記
    真性ベース層のバンドギャップより大きい、ヘテロ接合
    バイポーラトランジスタ。
  2. 【請求項2】 前記真性ベース層と前記外部ベース層と
    の間に設けられ前記真性ベース層と異なる導電型の化合
    物半導体層を更に備える、請求項1に記載のヘテロ接合
    バイポーラトランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記エミッタ層は、前記外部ベース上に
    更に設けられている、請求項1または請求項2に記載の
    ヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
  4. 【請求項4】 半絶縁性InP基板を更に備え、前記コ
    レクタは、前記半絶縁性InP基板と前記コレクタ層と
    の間に設けられたサブコレクタ層を有しており、 前記化合物半導体層、前記真性ベース層及び前記外部ベ
    ース層の各々は、InGaAs半導体を含み、 前記エミッタ層はInP半導体を含み、 前記化合物半導体層は、不純物が意図的に添加されてい
    ないアンドープ半導体を含む、請求項1〜請求項3のい
    ずれかに記載のヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
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