JP2003317879A - 電子素子内蔵コネクタ - Google Patents

電子素子内蔵コネクタ

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JP2003317879A
JP2003317879A JP2002122133A JP2002122133A JP2003317879A JP 2003317879 A JP2003317879 A JP 2003317879A JP 2002122133 A JP2002122133 A JP 2002122133A JP 2002122133 A JP2002122133 A JP 2002122133A JP 2003317879 A JP2003317879 A JP 2003317879A
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inner conductor
conductor terminal
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Norifumi Yoshida
典史 吉田
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内導体端子にチップ型電子素子を実装させる
ことによりコネクタ全体の小型化を図り、かつ、組み立
て時のチップ型電子素子の破損等を防いで、作業性及び
接続信頼性の向上を図ることが可能な電子素子内蔵コネ
クタを提供すること。 【解決手段】 内導体端子20が、支持基板上に2つの
信号パターン22a,22bが形成されたプリント基板
材で構成されており、一方の信号パターン22aに同軸
線10の芯線11が接続された相手側コネクタの接続部
を備え、他方の信号パターン22bに各種プリント配線
がなされた相手側プリント基板の接続部を備え、これら
2つの信号パターン22a,22b間にチップ型電子素
子Cとの実装部を備えている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子素子内蔵コネ
クタに関し、更に詳しくは、同軸線の芯線と接続され、
チップ型電子素子が実装された内導体端子を備えてな
る、コネクタ組み立て時の作業性ならびにコネクタ使用
時の接続信頼性に優れる電子素子内蔵コネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カーナビゲーションシステム等の
自動車の電気装置に内蔵される電子部品やIC(集積回
路)等が内蔵された制御用のプリント基板へ伝送される
電気信号は高速化(高周波化)され、また、そのプリン
ト基板の回路パターンも密集し高密度化されてきてい
る。
【0003】一般的に、このような高周波の電気信号を
伝送する際には、ノイズの低減のためのノイズフィルタ
ーやインピーダンス制御のためのコンデンサやインダク
タ等の電子部品がプリント基板の同軸線への入出力段に
内蔵されることがある。しかしながら、例えば車両等の
アンテナハーネスの場合では、車種毎にハーネスの形状
や長さが異なるため、プリント基板に内蔵するこれら電
子部品もそれに伴って変更する必要がありプリント基板
の種類がそれだけ増加してしまう問題があった。
【0004】そこで、同軸線とプリント基板を中継接続
するのに用いられるケーブルコネクタや基板用コネクタ
にこれら電子部品を内蔵させることで上記のような問題
を解決することができるので、このような中継接続とし
てのコネクタに電子部品を内蔵した構成のものが、従来
から各種提案されている。
【0005】図8(a),(b)に電子部品が内蔵され
る従来のコネクタを示す。この接続構造に用いられるコ
ネクタ100は、同軸線110の端部に接続されるもの
で、内部にコンデンサ120が備えられるように構成さ
れている。このコネクタ100へのコンデンサ120の
取り付けは、まず同軸線110の端部の絶縁外被113
等を剥いて芯線111を露出させた後、その芯線111
にコンデンサ120のリード線の一方をハンダ付けによ
り接続し、他方のリード線を同軸線110に平行になる
ように前方へ折り曲げる。シールドの編組線112は同
軸ケーブルの絶縁外被113上に折り返し、その折り返
し部114に圧着片131を備えた外導体端子130を
圧着固定する。そして筒状の絶縁チューブ140をコン
デンサ120を覆うように被せた後、前方からコネクタ
ハウジング150を装着して、予めケーブルに遊挿され
ていたカバー160と嵌合させて固定する。コネクタハ
ウジング150には筒状の内導体端子170が一体的に
固定されており、その先端に形成された挿通穴171
に、コンデンサ120の前方に折り曲げられたリード線
を挿入してハンダ接続した後、リード線の余った部分を
切断する。このようにしてコンデンサ120を内蔵させ
たコネクタ100の接続が終了する構成になっている。
【0006】また、特開平4−26085号公報には、
チップ型コンデンサ等のチップ型電子素子の電極にバネ
部を備えた接続端子を弾性的に接触させることにより電
気的に接続される電子素子内蔵コネクタが開示されてい
る。この電子素子内蔵コネクタ200は、図9に示すよ
うに、絶縁性の接続端子収容部材210と、その両側端
縁からほぼ中央に形成された開放部211に向けて埋設
される複数の接続端子220,230と、接続端子収容
部材210を収容する外導体シェル240とから構成さ
れる。接続端子の先端にはバネ部221,231が露出
状態で設けられている。これらのバネ部221,231
は、リング上に湾曲形成されたもので、両側端縁に電極
を備えたチップ型電子素子250とその電極部において
弾性的に接触する役割を果たす。バネ部221,231
間にチップ型電子素子250を介在することにより両側
端縁の接続端子220,230同士が電気的に接続され
る。また、接続端子収容部材210を収容する外導体シ
ェル240には、電極を3つ有する3端子チップ型電子
素子260をも収容接続するため、3端子チップ型電子
素子260のグランドとなる電極に導通接触するための
接触部241も形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8に
示したリード線付きの電子素子(コンデンサ)を内蔵さ
せたコネクタでは、部品点数の多さから加工工数が嵩む
上に、リード線付きコンデンサを手作業でハンダ付け接
続する必要があるため、同軸線の端末加工を自動化する
ことが難しく、端末処理作業の効率が悪いという不具合
があった。また、製造時あるいは使用時における外部か
らの振動等による負荷を受けた場合にハンダ付けした部
分が壊れ、断線するなどの問題が生じおそれがあった。
さらに、上記のようにリード線付のコンデンサを内導体
端子に内蔵するコネクタでは、リード線と芯線とを接続
するためのスペースを確保しなければならずコネクタの
小型化に限界があるという不具合があった。
【0008】また、図9に示したチップ型電子素子が内
蔵されるコネクタは、チップ型の電子素子を内蔵するこ
とによってコネクタの小型化が図られるが、チップ電子
素子自体が応力負荷に対して脆弱であるため取扱いが難
しく、コネクタ組み立て時における作業性が悪くなると
いう不具合があった。
【0009】本発明の解決しようとする課題は、内導体
端子にチップ型電子素子を実装させることによりコネク
タ全体の小型化を図り、かつ、組み立て時のチップ型電
子素子の破損等を防いで、作業性及び接続信頼性の向上
を図ることが可能な電子素子内蔵コネクタを提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明に係る電子素子内蔵コネクタは、チップ型電子
素子が実装された内導体端子を備えてなる電子素子内蔵
コネクタであって、前記内導体端子は、支持基板上に2
つの信号パターンが形成されたプリント基板材で構成さ
れ、一方の信号パターンに同軸線の芯線が接続された相
手側コネクタの接続部を備え、他方の信号パターンに各
種プリント配線がなされた相手側プリント基板又は他の
同軸線の芯線の接続部を備え、これら2つの信号パター
ン間に前記チップ型電子素子との実装部を備えているこ
とを要旨とする。
【0011】この場合に、内導体端子の信号パターンが
支持基板の両面に形成され、かつ、これら両側の信号パ
ターン間が電気的に接続されるようにスルーホールが形
成されているものが好ましい。また、内導体端子を構成
するプリント基板材の信号パターン及び/又は支持基板
表面には、チップ型電子素子との接続に用いられるハン
ダの流れ込みを防止するソルダレジストが塗布されてい
ても良い。
【0012】本発明に係る電子素子内蔵コネクタは、チ
ップ型電子素子がプリント基板材からなる内導体端子に
実装されているので、コネクタの組み立て時あるいは車
載等のコネクタ使用時において、振動等の外部応力がコ
ネクタに対して生じたとしても、その応力負担は支持基
板に掛かるだけでチップ型電子素子に直接及ぶことはな
い。そのため、チップ型電子素子が損傷したり、素子の
内部回路が破壊されて静電容量などの電気的特性の調整
が不能に陥るといった事態が回避できる。
【0013】また、内導体端子の信号パターンが、支持
基板の両面に形成され、これら両側の信号パターンがス
ルーホールにより接続されている場合には、信号パター
ンが片面だけの場合に比べて、相手側プリント基板等と
の接触面積がより多く確保されるので、良好な接続状態
が得られる。また、内導体端子の信号パターン及び/又
は支持基板表面にソルダレジストが塗布されておれば、
信号パターンと電子素子との接続に用いられるハンダが
信号パターンを伝って不必要な部位に流れ込む心配がな
いので、不用意な接触短絡が確実に回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態に係る
電子素子内蔵コネクタについて、図1〜図7を用いて詳
細に説明する。
【0015】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態に係る電子素子内蔵コネクタを、図1に分
解斜視図として示す。本実施の形態の電子素子内蔵コネ
クタは、図示しない同軸線の芯線が接続されたコネクタ
(以下、「相手側コネクタ」と称する。)と、図示しな
い種々のプリント配線がなされたプリント基板(以下、
「相手側プリント基板」と称する。)とを電気的に接続
するための中継的な役割を果たす。本実施の形態の電子
素子内蔵コネクタは、図示しない相手側コネクタ及び相
手側プリント基板と電気的に接続される内導体端子20
と、この内導体端子20を収容する誘電体30と、この
誘電体30の外側に装着され、かつ、内導体端子20を
電磁的に遮蔽する外導体端子40と、この外導体端子4
0を収容する図示しないコネクタハウジングとから構成
される。また、内導体端子20には、コネクタ内の静電
容量を調整する目的で、両側に電極を備えたチップ型コ
ンデンサCが実装されている。
【0016】内導体端子20は、上述のように、図示し
ない相手側コネクタと相手側プリント基板とを電気的に
結ぶためのものである。この内導体端子20は、エポキ
シ樹脂等からなる支持基板21上に銅等の金属箔からな
る2つの信号パターン22a,22bが略L字状となる
ように形成された平板状のプリント基板材で構成されて
いる。また、これら信号パターン22a,22bの配置
形状に伴って支持基板21が外形略L字状となってい
る。
【0017】なお、この内導体端子20の形状(外形略
L字状)は、本実施の形態を示す一例にすぎない。すな
わち、コネクタの使用環境等に応じて種々の形状を取り
得ることはいうまでもない。
【0018】また、内導体端子20の両端部は突出形状
を有しており、これら突出する支持基板21上には信号
パターン22a,22bがそれぞれ形成されている。こ
の内の一方の突出部における信号パターン22a(図1
において、斜め方向に延設される信号パターン)は、図
示しないメス型の相手側コネクタに嵌合接続される接続
部23(以下、「タブ部23」と称する。)として機能
する。一方、他側の突出部における信号パターン22b
(図1において、垂直方向に延設される信号パターン)
は、図示しない相手側プリント基板の信号パターンに接
続される接続部24(以下、「ランド部24」と称す
る。)として機能する。
【0019】また、支持基板21上の2つの信号パター
ン22a,22b間には、コネクタ内の静電容量を補正
するためのチップ型コンデンサCが実装される。チップ
型コンデンサCの実装に際しては、この両側の電極(図
1におけるハッチング部分)と各信号パターン22a,
22bとをハンダ接続する。これにより、各信号パター
ン22a,22b間がチップ型コンデンサCを介して電
気的に直列接続される。
【0020】また、図2にこの内導体端子20の断面図
を示すように、内導体端子20のランド部24において
は、支持基板21の両面に信号パターン22b,22c
が形成されている。さらに、これら両側の信号パターン
22b,22c同士を電気的に接続するために、スルー
ホール25が支持基板21を貫通して設けられている。
【0021】このスルーホール25は、図示した数に限
られるものではなく、ランド部24の長さ等に応じて変
更可能である。本実施の形態では、ランド部においての
み、支持基板の両面に信号パターンが設けられ、これら
両側の信号パターン間がスルーホールで接続される構成
となっているが、相手側コネクタに接続されるタブ部2
3においても、同様の処理を施すことが可能である。
【0022】また、タブ部23とランド部24を除く信
号パターン22a,22b及び信号パターンが配されて
いない支持基板21表面には、チップ型コンデンサCと
の実装部に使用されるハンダhの不用意な流れ込みを防
止するために、ソルダレジスト26が塗布されている。
なお、図1においては、信号パターン22a,22bと
支持基板21とを明確に区別するために、支持基板21
表面のソルダレジスト26は省略している。
【0023】なお、このソルダレジスト26は、上記内
導体端子20を構成するための必須条件ではない。すな
わち、ソルダレジスト26は、内導体端子20中の不必
要な部分にハンダhが付着することを予防するための手
段にすぎない。したがって、ハンダhが電子素子と内導
体端子の信号パターンとの接続部以外に付着しないよう
に作業することが十分に可能であれば、ソルダレジスト
の使用は省略可能である。
【0024】誘電体30は、上記内導体端子20を収容
保持する役割を果たすものであり、絶縁性の樹脂材料か
らなる。この誘電体30は、図1に示すように、内導体
端子20を収容するための収容部31を備えている。こ
の収容部31には、水平方向に貫通する挿通孔31aが
設けられており、この挿通孔31aには、内導体端子2
0のタブ部23が挿通される(図4参照)。また、この
収容部31の後部には、下方に開放されてなる端子係止
溝31bが上記挿通孔31aに連設されており、この端
子係止溝31bには、内導体端子20の本体部分がラン
ド部24を下方に露出した状態で収容係止される。さら
に、この収容部31には、素子収容部31cが連設され
ており、この素子収容部31cには、内導体端子20に
突出して実装されるチップ型コンデンサCが収容され
る。また、この誘電体30の上面中央には、前後間に段
差のある溝部32が凹状に設けられている。
【0025】外導体端子40は、上記誘電体30に収容
される内導体端子20を電磁的に遮蔽する役割を果たす
ものであり、導電性の板材を折り曲げ加工して形成され
たものである。この外導体端子40は、図1に示すよう
に、斜め方向に延設される嵌合部40aと、この嵌合部
40aの後部から下方に延設される基板組付部40bと
を備えている。嵌合部40aの先端の開口部には、図示
しない相手側コネクタの接続端子が嵌め込まれる。ま
た、この嵌合部40aの上下壁面及び左右壁面には、図
示しない相手側コネクタの接続端子周面に弾性接触可能
とする接触部41,42が内側に突設されている(図4
参照)。また、嵌合部40aの後部中央には、係止部4
3が内側に突設されている。この係止部43は、誘電体
30の溝部32の位置に合わせて設けられており、溝部
32の段差部に係合することで誘電体30を係止する。
また、この係止部43の左右両側には、図示しないコネ
クタハウジング内に外導体端子40を係合するための係
合部44が左右外側に向けて形成されている。
【0026】また、嵌合部40aの後端上部には、嵌合
部40a及び基板組付部40bの後端開放部を閉塞する
折曲げ片45が設けられている。折曲げ片45と嵌合部
40aの上面との結合部には、左右両端縁から切り込み
46が形成され、折り曲げ作業が容易に行えるようにな
っている。折曲げ片45の後端部には、外向きに延設さ
れ、かつ、下方に折り曲げられてなる係合片47が設け
られている。さらに、この係合片47には、嵌合部40
aに連設される基板組付部40bの外面に接触する係合
突部47aが設けられている。
【0027】基板組付部40bの下端には、左右一対か
らなる基板組付タブ部48が、前後に位置をずらして下
方に突出して設けられており、図示しない相手側プリン
ト基板のグランドパターンに接続される。また、基板組
付部40bの左右壁面には、係合孔49が形成されてお
り、折曲げ片45を基板組付部40b側に折り曲げたと
きに、折曲げ片45の係合突部47aが係合されるよう
になっている。
【0028】次に、本実施の形態に係る電子素子内蔵コ
ネクタの作用について説明する。まず、内導体端子20
にチップ型コンデンサCを実装する工程について図3を
参照して説明する。内導体端子20は、相手側コネクタ
に接続されるタブ部23と、相手側プリント基板の信号
パターンに接続されるランド部24とが2つの信号パタ
ーン22a,22bによって形成され、さらにランド部
24においては、支持基板21の両面に信号パターン2
2b,22cが配され、これ両側の信号パターン22
a,22bがスルーホール25によって電気的に接続さ
れた状態にある(図3(a)参照)。
【0029】また、タブ部23、ランド部24、及びチ
ップ型コンデンサCとの接続部を除く部分の信号パター
ン22a,22b及び信号パターンが配されていない支
持基板21表面に、チップ型コンデンサCとの実装部に
使用されるハンダhの流れ込みを防止するためにソルダ
レジスト26を塗布する(図3(a)参照)。
【0030】この状態で、2つの信号パターン22a,
22b間にチップ型コンデンサCを挿置して、チップ型
コンデンサCの両側電極と各信号パターン22a,22
bとの間をハンダ付けによって接続する(図3(b)参
照)。付与されるハンダhは、ソルダレジスト26が塗
布された部分には付かないので、チップ型コンデンサC
との接続部以外の信号パターン上への流出が阻止され
る。以上により、チップ型コンデンサCの内導体端子2
0への組み付けが完了する。
【0031】次に、コネクタ構成部材である、内導体端
子20,誘電体30、及び外導体端子40を組み付ける
工程について図4を参照して説明する。内導体端子20
は、上記工程によりチップ型コンデンサCが実装された
状態にある。また、支持基板21表面のソルダレジスト
26は説明の便宜上省略している。
【0032】まず、内導体端子20のタブ部23の先端
を誘電体30の挿通孔31aに挿入して、内導体端子2
0全体を誘電体30の収容部31内に押し込む(図4
(a)参照)。この際に、図4では現れてないが、内導
体端子20に突出して実装されるチップ型コンデンサC
が素子収容部31cに収容される(図2参照)。内導体
端子20を収容部31内に完全に押し込むと、タブ部2
3の先端が誘電体30の挿通孔31aから外側に突出
し、内導体端子20の誘電体30内への組付けが完了す
る(図4(b)参照)。
【0033】次いで、内導体端子20を組み付けた誘電
体30を外導体端子40内へと押し込む(図4(b)参
照)。このとき、外導体端子40の折曲げ片45は、折
り曲げずに水平方向に維持しておく。誘電体30を外導
体端子40の所定位置まで押し込むと、誘電体30の前
方の突出部が嵌合部40aの上壁と下壁との間に嵌合さ
れる。また、このとき、嵌合部40aの係止部43が誘
電体30の溝部32の段部に係合され、誘電体30の抜
脱が阻止される。誘電体30が外導体端子40内に完全
に押し込まれたところで、折曲げ片45を折り曲げて誘
電体30後方の開放部を閉塞する(図4(c)参照)。
このとき、係合片47の係合突部47aが、基板組付部
40bの係合孔49に係合される。以上により、内導体
端子20,誘電体30,及び外導体端子40からなるコ
ネクタ構成部材の組み付けが完了する。最終的には、上
記工程により組み付けられた構成部材を図示しないコネ
クタハウジング内へと収容して、本実施の形態に係る電
子素子内蔵コネクタが得られる。
【0034】以上の工程によって得られた電子素子内蔵
コネクタにおいて、このコネクタの下端から下方へと延
出する内導体端子20のランド部24及び外導体端子4
0の対からなる基板組付タブ部48(図4(c)中では
片側のみを表示)を図示しない相手側プリント基板に組
み付ける。具体的には、ランド部24を図示しない相手
側プリント基板の所定位置の信号パターンに接続し、基
板組付タブ部48を同じプリント基板のグランドパター
ンに接続する。接続に際しては、ハンダhを用いる。内
導体端子20のランド部24を接続する場合には、ラン
ド部24の信号パターン22b,22cと図示しない相
手側プリント基板の信号パターンとの間をハンダ付けす
る。
【0035】一方の嵌合部40a内において水平方向に
延出する内導体端子20のタブ部23を、図示しない相
手側コネクタへと組み付ける。具体的には、図示しない
相手側コネクタの接続端子を嵌合部40a内へと嵌合収
容し、それと同時にタブ部23を相手側コネクタの接続
端子を構成するメス型の内導体端子内へと嵌合する。こ
れにより、相手側コネクタの接続端子が、その周面に嵌
合部40aの接触部41,42が弾性接触した状態で嵌
合部40a内に組み付けられる。
【0036】本実施の形態に係る電子素子内蔵コネクタ
によれば、内導体端子20が、従来の金属板から形成さ
れてなる内導体端子と比べて高い剛性を有するプリント
基板材から構成されているので、多少の応力負荷が掛か
っても変形したりすることがなく、コネクタを組み立て
る際等の内導体端子の取扱いが容易化する。また、コネ
クタ組み付け時等に内導体端子20に外部応力が負荷さ
れた場合にも、この内導体端子20上に実装されたチッ
プ型コンデンサC自体にはその応力負荷が直接及ぶこと
がないので、コンデンサ内の内部回路が破壊されるとい
った事態を確実に防止することができる。
【0037】また、チップ型コンデンサCが平板状のプ
リント基板材からなる内導体端子20に実装されるの
で、チップ型コンデンサCを実装する際の位置決めやハ
ンダ付けを極めて簡便に行うことができる。したがっ
て、従来のリード線付の電子素子を内蔵するコネクタに
おいては、人手によってしか行うことができなかった電
子素子の実装作業も、本実施の形態に係る電子素子内蔵
コネクタであれば、組み付け作業の機械化も行いやす
く、作業効率を飛躍的に向上させることできる。
【0038】また、内導体端子が支持基板上に金属箔が
形成されたプリント基板材からなる極めて簡単な構造か
らなるものであるため、従来の金属板を折り曲げ加工し
て形成される内導体端子と比べて、加工工数及び製造コ
ストが大幅に削減可能である。
【0039】また、本実施の形態に係る電子素子内蔵コ
ネクタにおいては、チップ型コンデンサCをハンダ接続
する際に、ハンダhが不必要な部分に流れ込まないよう
に、信号パターン22a,22b及び支持基板21表面
にソルダレジスト26が塗布されているので、ハンダh
の流れ込みによる不用意な接触短絡が確実に防止され、
接続信頼性がより高められる。
【0040】また、内導体端子20の相手側プリント基
板の信号パターンとの接続部を担うランド部24におい
ては、信号パターンが支持基板21の両面に形成されて
いるので、相手側プリント基板の信号パターンとの接触
面積が多く確保され、信頼性の高い接続状態が得られ
る。
【0041】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態に係る電子素子内蔵コネクタを、図5に分解斜視
図として示す。本実施の形態の電子素子内蔵コネクタ
は、異なる2つの同軸線の芯線同士を電気的に接続する
ために、一側に図示しない同軸線の芯線が接続されたメ
ス型のコネクタ(以下、「相手側コネクタ」と称す
る。)に嵌合される接続部を備え、他側にもう一方の同
軸線の芯線との接続部を備えてなる内導体端子を有する
ものである。本実施の形態の電子素子内蔵コネクタは、
第1の実施の形態に係る電子素子内蔵コネクタと同様
に、内導体端子50と、誘電体60と、外導体端子70
と、図示しないコネクタハウジングとから構成され、内
導体端子50には、チップ型コンデンサCが実装されて
いる。
【0042】本実施の形態において、内導体端子50
は、上述のように、図示しない同軸線の芯線に接続され
た相手側コネクタと、もう一方の同軸線10の芯線11
とを電気的に結ぶためのものである。この内導体端子5
0は、図6に示すように、支持基板51上に金属箔から
なる2つの信号パターン52a,52bが一直線上に形
成されたプリント基板材で構成されてなる。
【0043】内導体端子50の一端部は突出形状を有し
ており、これら突出部における支持基板51上に、一方
の信号パターン52aが形成されている。この突出部の
信号パターン52aは、図示しない相手側コネクタの接
続端子に嵌合接続される接続部53(以下、「タブ部5
3」と称する。)として機能する。一方、他方の信号パ
ターン52bは、同軸線10の芯線11に接続される接
続部54(以下、「ランド部54」と称する。)として
機能する。
【0044】また、支持基板51上の2つの信号パター
ン52a,52b間には、コネクタ内の静電容量を補正
するためのチップ型コンデンサCが実装されている。ま
た、内導体端子20の同軸線10の芯線11が接続され
るランド部54には、支持基板51の両面に信号パター
ン52b,52cが形成され、これら両面の信号パター
ン52b,52c同士を電気的に接続するために、スル
ーホール55が支持基板51を貫通して設けられてい
る。
【0045】また、チップ型コンデンサCが接続されて
いない側の信号パターン52cには、図5に示すよう
に、後述する同軸線10の芯線11をかしめる対からな
る芯線バレル57が内導体端子50と別部材として設け
られている。この芯線バレル57は、導通部57aが信
号パターン52cにハンダ接続されることで内導体端子
20と電気的に結合される。なお、この芯線バレル57
は、内導体端子20に同軸線10の芯線11を接続する
ための一手段にすぎない。したがって、この芯線バレル
57を設けずに、同軸線10の芯線11を信号パターン
52c上に直接ハンダ接続するようにしても良い。
【0046】また、チップ型コンデンサCと接続される
一方の信号パターン52a及び信号パターンが配されて
いない支持基板51表面には、チップ型コンデンサCと
の接続部に施されるハンダhの不用意な部分への流れ込
みを防止するために、タブ部53を除く部分にソルダレ
ジスト56が塗布されている。なお、このソルダレジス
ト56は、一方の信号パターン52a上のみならず他の
信号パターン52b,52c上にも必要に応じて塗布す
ることが可能である。なお、図5においては、信号パタ
ーン52aと支持基板51とを明確に区別するために、
支持基板51上のソルダレジスト56は省略している。
【0047】誘電体60は、図5に示すように、内導体
端子50を収容するための収容部61を備えている。こ
の収容部61には、前後に貫通する挿通孔61aが設け
られており、この挿通孔61aには、内導体端子50の
タブ部53の先端が挿通される(図7参照)。また、こ
の収容部61には、素子収容部61bが連設されてお
り、この素子収容部61bには、内導体端子50に突出
して実装されるチップ型コンデンサCが収容される。ま
た、この誘電体60の上面及び下面中央には、溝部6
2,63が凹状に前後に位置をずらしてそれぞれ設けら
れている。
【0048】外導体端子70は、図5に示すように、嵌
合部71と、この嵌合部71後端から形成される対から
なる絶縁バレル72とを備えている。絶縁バレル72
は、後述する同軸線10の折り返された編組線13の周
面をかしめて同軸線10を保持する役割を果たす。嵌合
部71の先端の開口部には、図示しない相手側コネクタ
の接続端子が嵌め込まれる。また、この嵌合部71の上
下壁面及び左右壁面には、図示しない相手側コネクタの
接続端子の周面と弾性接触可能とする接触部73,74
が内側に突設されている(図7参照)。また、嵌合部4
0aの上壁面及び下壁面の後部中央には、係止部75,
76が互いに前後逆向きになるように内側に突設されて
いる(図7参照)。この係止部75,76は、誘電体6
0の溝部62,63の位置に合わせて設けられており、
溝部62,63の縁部に係合することで誘電体60を前
後方向に対して係止する。また、嵌合部71後部の左右
壁面には、図示しないコネクタハウジング内に外導体端
子70を係合するための係合部77が外側に向けて形成
されている。
【0049】次に、本実施の形態に係る電子素子内蔵コ
ネクタの作用について説明する。コネクタ構成部材であ
る、内導体端子50,誘電体60、及び外導体端子70
を組み付ける工程について図7を参照して説明する。内
導体端子20は、チップ型コンデンサCが実装され、芯
線バレル57が信号パターン52cと接続された状態に
ある。また、支持基板51表面のソルダレジスト56
は、説明の便宜上省略している。なお、チップ型コンデ
ンサCの実装工程については、第1の実施の形態に係る
電子素子内蔵コネクタと同一であるので説明を割愛す
る。
【0050】まず、誘電体60を外導体端子70に予め
収容しておく。誘電体60を、外導体端子70の嵌合部
71へと押し込み、所定位置まで達すると、嵌合部71
の上壁面及び下壁面の係止部75,76が誘電体60の
上面及び下面の溝部62,63の縁部に係合され、誘電
体60の前後への移動が阻止される(図7(a)参
照)。一方、内導体端子50の芯線バレル57には、同
軸線10の芯線11を予めかしめ接続しておく。
【0051】次に、内導体端子50のタブ部53の先端
を誘電体60の挿通孔61aに挿入して、内導体端子5
0全体を誘電体60の収容部61内に押し込む(図7
(a)参照)。この収容の際に、図7では現れてない
が、内導体端子50に突出して実装されるチップ型コン
デンサCが素子収容部51bに収容される(図5参
照)。内導体端子50を収容部61内に完全に押し込む
と、タブ部53の先端が誘電体60の挿通孔61aから
外側に突出し、内導体端子50の誘電体60内への組み
付けが完了する。次いで、同軸線10の絶縁外被14の
周面に絶縁バレル72をかしめてコネクタの組み付けが
完了する(図7(b)参照)。最終的には、上記工程に
より組み付けられた構成部材を図示しないコネクタハウ
ジング内へと収容して、本実施の形態に係る電子素子内
蔵コネクタが得られる。
【0052】本実施の形態に係る電子素子内蔵コネクタ
においても、嵌合部71内に延出する内導体端子50の
タブ部53を、図示しない相手側コネクタの接続端子を
構成する内導体端子内へと嵌合し、これと同時に、相手
側コネクタの接続端子を嵌合部40a内へと嵌合収容す
る。これにより、図示しない相手側コネクタの接続端子
がその周面に嵌合部71の接触部73,74と弾性接触
した状態で組み付けられる。
【0053】本実施の形態に係る電子素子内蔵コネクタ
によれば、チップ型コンデンサCがプリント基板材から
なる内導体端子に実装されるので、チップ型コンデンサ
Cの組み付けが容易であり、また、組み付け作業の機械
化も図ることができる。また、内導体端子50は、高い
剛性を備えた支持基板51を母材とするので、外部応力
が負荷されてもその形状を安定に保持し得る。したがっ
て、この支持基板51上に実装されるチップ型コンデン
サCに対しては外部応力の影響が直接及ぶことがなく、
その実装状態が極めて安定に維持されると共に、チップ
型コンデンサCの内部回路が破壊されるといった事態も
防止できる。
【0054】また、同軸線10の芯線11をかしめ接続
する芯線バレル57が、内導体端子20におけるチップ
型コンデンサCが実装されない側の信号パターン52c
に接続されるので、チップ型コンデンサCの実装位置に
関係なく、芯線バレル57と信号パターン52cとの接
触面積を多く確保することが可能となり、より信頼性の
高い接続状態が得られる。また、本実施の形態では示し
ていないが、芯線バレル57を設けずに、同軸線10の
芯線11を直接内導体端子20に接続する場合において
も、芯線11を同じく導体端子20におけるチップ型コ
ンデンサCが実装されない側の信号パターン52cに接
続するようにすれば、両者間の接触面積が多く確保さ
れ、接続信頼性を高めることができる。
【0055】なお、上述の実施の形態では、内導体端子
が、支持基板上の2つの信号パターンの内の一方の信号
パターンに同軸線の芯線が接続されたメス型の相手側コ
ネクタの接続部を備え、他方の信号パターンに相手側プ
リント基板又は他の同軸線の芯線の接続部を備えてなる
電子素子内蔵コネクタについて示したが、内導体端子の
両側の信号パターンに接続される相手側の接続部材は、
これらに限られるものではない。これら以外にも、例え
ば、内導体端子の双方の信号パターンにメス型のコネク
タが接続されたもの等、本発明に係る電子素子内蔵コネ
クタは、信号パターンに接続される相手側の接続部材と
して種々の組合せのものに適用可能である。
【0056】また、本発明に係る電子素子内蔵コネクタ
は、チップ型電子素子が内蔵されないコネクタにも応用
可能である。すなわち、上記実施の形態に係る電子素子
内蔵コネクタにおいて支持基板上に形成される2つの信
号パターンを、連続化して1つの信号パターンとすれ
ば、チップ型電子素子が内蔵されないコネクタとしても
適用することができる。
【0057】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明に係る電子素子内蔵コネクタは、上記実施
の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
【0058】例えば、上記実施の形態では、チップ型電
子素子として、コネクタ内の静電容量の調整が可能なチ
ップ型コンデンサが実装されているが、これに限られる
ものではなく、使用目的に応じて種々のチップ型電子素
子が選択可能である。また、上述した第2の実施の形態
において、支持基板上の信号パターンは1回路分だけ形
成されているが、複数回路分の信号パターンが1つの支
持基板上に設けられる連続端子とすることも可能であ
る。
【0059】
【発明の効果】本発明に係る電子素子内蔵コネクタは、
チップ型電子素子が内導体端子に実装されているので、
コネクタの小型化を図ることができるという効果があ
る。また、チップ型コンデンサが実装される内導体端子
が剛性の高い支持基板を母材とするものであるので、コ
ネクタ組み立て時や車載などのコネクタ使用時にコネク
タに対して外部応力が負荷された場合にも、内導体端子
はその形状を安定に保持されるという効果がある。特
に、この内導体端子に実装されるチップ型電子素子に対
する応力負荷の影響はほとんどないため、電子素子との
接続部分が破壊されたり、電子素子の内部回路が破壊さ
れたりすることがなく、信頼性に優れたチップ型電子素
子の実装構造が得られるという効果がある。
【0060】また、内導体端子が平板状のプリント基板
材から構成されているので、チップ型電子素子の実装作
業が円滑かつ正確に行えると共に、実装作業の機械化も
図ることができるという効果がある。また、内導体端子
の構造が支持基板上に金属箔からなる信号パターンが形
成されただけという極めて簡単な構造を有するものであ
るので、内導体端子の加工工数や製造コストの大幅な削
減を可能とするという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子素子内蔵
コネクタの分解斜視図である。
【図2】図1に示す内導体端子の断面斜視図である。
【図3】図1に示す内導体端子にチップ型コンデンサを
組み付ける工程を説明する斜視図であり、(a)がチッ
プ型コンデンサを組み付ける前、(b)がチップ型コン
デンサを組み付けた後、の状態である。
【図4】図1に示す電子素子内蔵コネクタの組み立て工
程を示した断面図であり、(a)が内導体端子を誘電体
に組み付ける前、(b)が内導体端子を誘電体に組み付
けた後、(c)が誘電体を外導体端子に組み付けた後、
の状態である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る電子素子内蔵
コネクタの分解斜視図である。
【図6】図5に示す内導体端子の断面図である。
【図7】図5に示す電子素子内蔵コネクタの組み立て工
程を示した断面図であり、(a)が内導体端子を誘電体
に組み付ける前、(b)が内導体端子を誘電体に組み付
けた後、の状態である。
【図8】従来一般に用いられる電子素子を内蔵するコネ
クタ構造を示した図であり、(a)がコネクタの分解斜
視図、(b)がコネクタに同軸ケーブルを接続した状態
を示した断面図である。
【図9】従来一般に用いられる電子素子を内蔵する他の
コネクタ構造を示した断面図である。
【符号の説明】
C チップ型コンデンサ 10 同軸線 11 芯線 20,50 内導体端子 21,51 支持基板 22a,22b,22c、52a,52b,52c 信
号パターン 23,53 タブ部 24,54 ランド部 25,55 スルーホール 26,56 ソルダレジスト 30,60 誘電体 31a,61a 挿通孔 31b 端子係止溝 40,70 外導体シェル 40a,71 嵌合部 40b 基板組付部 57 芯線バレル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 典史 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FA14 FA16 FB03 FB11 FB14 FB20 FC03 FC21 FC31 FC32 LA06 LA10 MA01 MA08 MA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ型電子素子が実装された内導体端
    子を備えてなる電子素子内蔵コネクタであって、 前記内導体端子は、支持基板上に2つの信号パターンが
    形成されたプリント基板材で構成され、一方の信号パタ
    ーンに同軸線の芯線が接続された相手側コネクタの接続
    部を備え、他方の信号パターンに各種プリント配線がな
    された相手側プリント基板の接続部を備え、これら2つ
    の信号パターン間に前記チップ型電子素子の実装部を備
    えていることを特徴とする電子素子内蔵コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記内導体端子の信号パターンが前記支
    持基板の両面に形成され、かつ、これら両側の信号パタ
    ーン間が電気的に接続されるようにスルーホールが前記
    支持基板を貫通して設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の電子素子内蔵コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記内導体端子の信号パターン及び/又
    は前記支持基板表面には、前記チップ型電子素子との接
    続に用いられるハンダの流れ込みを防止するソルダレジ
    ストが塗布されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の電子素子内蔵コネクタ。
  4. 【請求項4】 チップ型電子素子が実装された内導体端
    子を備えてなる電子素子内蔵コネクタであって、 前記内導体端子は、支持基板上に2つの信号パターンが
    形成されたプリント基板材で構成され、一方の信号パタ
    ーンに同軸線の芯線が接続された相手側コネクタの接続
    部を備え、他方の信号パターンに他の同軸線の芯線の接
    続部を備え、これら2つの信号パターン間に前記チップ
    型電子素子の実装部を備えていることを特徴とする電子
    素子内蔵コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記内導体端子の信号パターンが前記支
    持基板の両面に形成され、かつ、これら両側の信号パタ
    ーン間が電気的に接続されるようにスルーホールが前記
    支持基板を貫通して設けられていることを特徴とする請
    求項4のいずれかに記載の電子素子内蔵コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記内導体端子の前記他の同軸線の芯線
    の接続部には、この同軸線の芯線を挾着保持する芯線バ
    レルが、前記支持基板上の信号パターンに接続された状
    態で設けられていることを特徴とする請求項4又は5に
    記載の電子素子内蔵コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記芯線バレルは、前記内導体端子の前
    記同軸線の芯線の接続部をなす信号パターンが前記支持
    基板の両面に形成される場合において、前記チップ型電
    子素子が実装されていない側の信号パターンに接続され
    た状態で設けられていることを特徴とする請求項6に記
    載の電子素子内蔵コネクタ。
  8. 【請求項8】 前記内導体端子の信号パターン及び/又
    は前記支持基板表面には、前記チップ型電子素子との接
    続に用いられるハンダの流れ込みを防止するソルダレジ
    ストが塗布されていることを特徴とする請求項4ないし
    7のいずれかに記載の電子素子内蔵コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005222804A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Nippon Antenna Co Ltd テレビ用アンテナ端子装置
JP2012089529A (ja) * 2005-04-29 2012-05-10 Finisar Corp 1つ以上の受動部品を備えた成形リードフレームコネクタ

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