JP3161281B2 - 同軸コネクタ用レセプタクル - Google Patents
同軸コネクタ用レセプタクルInfo
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- resin case
- coaxial connector
- resin
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
ネクタ用プラグが装着される同軸コネクタ用レセプタク
ル、特に、携帯通信機器の構成部品などとして使用され
る同軸コネクタ用レセプタクルに関する。
成を図10および図11を基に説明する。
ル5は、同軸コネクタ用プラグが装着される孔部59を
備える樹脂ケース50と、同軸コネクタ用プラグの装着
時にそのプラグのソケットが接触するピン状突出部53
aを備えるホット端子および同軸コネクタ用プラグの外
導体が接触する接触部54aを備えるアース端子とを一
体成形してなる。
セプタクルの断面図および底面図である。同図の(A)
に示すように、ホット端子53およびアース端子54は
樹脂ケース50とともに一体成形される。その後、
(B)および(C)に示すように、ホット端子53の外
部端子53bおよびアース端子54の外部端子54bが
それぞれ樹脂ケース50の底面側に折り曲げられて回路
基板上に表面実装可能な部品として構成される。
従来の同軸コネクタ用レセプタクルでは、全体に小型で
あるものの、他の表面実装電子部品に比べて背が高く、
特にこのレセプタクルに同軸コネクタ用プラグが装着さ
れた状態で、実装基板からプラグが高く突出する、とい
う問題があった。すなわち従来の樹脂ケースに用いられ
ていた樹脂はPPS(ポリフェニレン・サルファイド)
であるため、成型可能な最小肉厚が0.3mmである。
また端子の最小厚みが0.15mmであるため、図11
の(B)に示した高さ寸法hは最低でも0.45mmと
なる。因みに図12に示すように、端子53b,54b
を広げれば、端子の厚み分だけ低背化されるが、同図に
示すWの寸法が長くなり、実装面積が大きくなるという
新たな問題が生じる。
との界面に樹脂バリが発生し易く、接触不良を引き起こ
す原因となっていた。
うにした同軸コネクタ用レセプタクルを提供することに
ある。
用レセプタクルは、ホット端子と樹脂ケースとの接合性
を高めるために、樹脂ケースの底面にホット端子を設
け、該ホット端子のピン状突出部の根元部に樹脂を回り
込ませ、ホット端子の一部を樹脂ケースの底面に、また
は底面から側面にかけて、露出させ、前記ホット端子の
底面部の断面形状を、外方へ向かう程狭まる逆テーパ状
にするとともに、該ホット端子の底面を前記樹脂ケース
の底面と略同一面として前記ホット端子を樹脂ケースに
埋設する。
クルは、樹脂ケースを薄肉化して全体に小型化するため
に、前記樹脂ケースの材料を、1MHzにおける誘電率
が4.5以下で、0.2mm以下の薄肉成形可能な樹脂
材料にする。
記ホット端子の底面部の断面形状が、外方へ向かうほど
狭まる逆テーパ状となっていて、ホット端子の底面が樹
脂ケースの底面とほぼ同一面として埋設されている。従
ってホット端子の底面部は樹脂ケースの底面から容易に
脱落することがなく、しかもホット端子の底面部を樹脂
ケース内に完全に埋設するのではないため、全体に低背
化される。
は、1MHzにおける誘電率が4.5以下で、0.2m
m以下の薄肉成形可能な樹脂材料により前記樹脂ケース
が構成されている。このように低誘電率の樹脂材料を用
いたことにより、樹脂ケースの肉厚を薄くしても、ホッ
ト端子とアース端子間に生じる静電容量が低く抑えられ
るとともに全体に小型化される。
用レセプタクルの構成を図1〜図3を基に説明する。
それに装着される同軸コネクタ用プラグの形状を示す斜
視図である。図1においてレセプタクル5はプラグ6が
装着される孔部59を備える樹脂ケース50と、プラグ
の装着時にそのプラグの中心導体が接触するピン状突出
部51aを備えるホット端子およびプラグの外導体が接
触するアース端子52との一体成形から成り、このレセ
プタクルは回路基板上などに表面実装される。一方のプ
ラグ6は外導体としてのハウジング1を備え、その筒状
部分に突出部14を設けている。このプラグに対し同軸
ケーブル4を接続している。
状を示す図である。(A)に示すように、ホット端子5
1の一部がピン状突出部51aを備え、樹脂ケース50
の底面にホット端子51を設け、ピン状突出部51aの
根元部に樹脂を回り込ませている。このようにピン状突
出部51aの根元部に樹脂を回り込ませているため、樹
脂成型時の樹脂の径方向の収縮力によってピン状突出部
51aの根元部が樹脂ケースに強く保持される。ホット
端子51は樹脂ケース50の底面から側面にかけてホッ
ト端子の底面部51bおよび側面部51cを露出させて
いる。また、樹脂ケース50の孔部59の内周面にはア
ース端子52を設けている。このアース端子52の一部
には孔部内においてプラグの突出部(図1における1
4)が係合する凹部52aを設けている。また、このア
ース端子52は図1および図2の(B)に示すように、
樹脂ケース50の側面を介して底面の一部にまで回り込
ませていて、樹脂ケースの底面にアース端子の底面部5
2bを形成している。
キストラセラニーズ社製の商品名である「ベクトラ」な
どの液晶ポリマーを用いる。この液晶ポリマーは耐熱性
が260℃以上であり、1MHzにおける誘電率が4.
5以下で、0.2mm以下の薄肉成形が可能であり、バ
リが非常に出にくいという特性を備え、ホット端子また
はアース端子と樹脂ケースの樹脂との界面にバリが発生
せず、接触不良を起こすこともない。
例えば三井石油化学社製の商品名である「アーレン」な
どの変成ポリアミド6Tを用いる。この樹脂材料も耐熱
性が260℃以上であり、1MHzにおける誘電率が
4.5以下で、0.2mm以下の薄肉成形が可能であ
り、全体に小型化が可能となる。
の一部を底面から一方の側面にかけて延ばしたが、これ
を対向する2つの側面に延ばすようにしてもよい。
造を示す図である。このようにピン状突出部51aの頂
部と底面でホット端子を挟み込み、その状態で樹脂一体
成形を行う。これにより、ピン状突出部51aの根元部
にまで樹脂ケース50の樹脂を回り込ませる。
クタ用レセプタクルの構成を図4〜図9を基に説明す
る。
断面図である。図2に示した例とは異なり、ホット端子
51のピン状突出部51aの根元にくびれ部51dを形
成している。従って樹脂ケース50の樹脂がこのくびれ
部51dに入り込んで、樹脂ケース50とホット端子5
1との接合強度が高まる。
断面図である。このようにピン状突出部51aの根元部
の外周面にくびれ部51dを形成している。従って樹脂
ケース50の樹脂がこのくびれ部51dに入り込んで、
樹脂ケース50とホット端子51との接合強度が高ま
る。
断面図である。このようにピン状突出部51aの根元部
の外周面に切り起こし部51eを形成している。従って
樹脂ケース50の樹脂がこの切り起こし部51eに入り
込んで、樹脂ケース50とホット端子51との接合強度
が高まる。
断面図である。このようにピン状突出部51aの根元部
の外周面に切り起こし部51eを形成している。従って
樹脂ケース50の樹脂がこの切り起こし部51eに入り
込んで、樹脂ケース50とホット端子51との接合強度
が高まる。
レセプタクルに用いるホット端子の部分斜視図である。
このようにホット端子51のピン状突出部51aの根元
部にローレット加工部51fを設ける。これにより、樹
脂ケース50とホット端子51との接合強度が高まる。
部分断面図であり、それぞれ(A)はホット端子のピン
状突出部、(B)はホット端子の底面部における部分断
面図である。図中51gに示すように、ホット端子の底
面部の断面形状を、外方へ向かうほど狭まる逆テーパ状
にするとともに、ホット端子の底面を樹脂ケース50の
底面と略同一面として埋設している。これによりホット
端子の樹脂ケース底面からの脱落を防止している。
用レセプタクルによれば、前記ホット端子の底面部の断
面形状が、外方へ向かうほど狭まる逆テーパ状となって
いて、ホット端子の底面が樹脂ケースの底面とほぼ同一
面として埋設されている。従ってホット端子の底面部は
樹脂ケースの底面から容易に脱落することがなく、しか
もホット端子の底面部を樹脂ケース内に完全に埋設する
のではないため、全体に低背化される。
ルでは、1MHzにおける誘電率が4.5以下で、0.
2mm以下の薄肉成形可能な樹脂材料により前記樹脂ケ
ースが構成されているため、樹脂ケースの肉厚を薄くし
ても、ホット端子とアース端子間に生じる静電容量が低
く抑えられるとともに全体に小型化される。
を示す斜視図である。
図である。
ルの断面図である。
ルの断面図である。
ルの断面図である。
ルの断面図である。
ルに用いるホット端子の部分斜視図である。
ルの部分断面図である。
である。
および底面図である。
の構造を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 同軸コネクタ用プラグが装着される孔部
を備える樹脂ケースと、前記プラグの装着時に該プラグ
の中心導体が接触するピン状突出部を備えるホット端子
および前記プラグの外導体が接触するアース端子とを一
体成形してなる同軸コネクタ用レセプタクルにおいて、 樹脂ケースの底面にホット端子を設け、該ホット端子の
ピン状突出部の根元部に樹脂を回り込ませ、ホット端子
の一部を樹脂ケースの底面に、または底面から側面にか
けて、露出させ、前記ホット端子の底面部の断面形状
を、外方へ向かう程狭まる逆テーパ状にするとともに、
該ホット端子の底面を前記樹脂ケースの底面と略同一面
として前記ホット端子を樹脂ケースに埋設した ことを特
徴とする同軸コネクタ用レセプタクル。 - 【請求項2】 前記樹脂ケースの材料を、1MHzにお
ける誘電率が4. 5以下で、0.2mm以下の薄肉成形
可能な樹脂材料とした請求項1に記載の同軸コネクタ用
レセプタクル。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12608795A JP3161281B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 同軸コネクタ用レセプタクル |
US08/645,821 US6074217A (en) | 1995-05-25 | 1996-05-14 | Coaxial connector receptacle |
DE19620856A DE19620856B4 (de) | 1995-05-25 | 1996-05-23 | Kuppler für einen koaxialen Steckverbinder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12608795A JP3161281B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 同軸コネクタ用レセプタクル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08321361A JPH08321361A (ja) | 1996-12-03 |
JP3161281B2 true JP3161281B2 (ja) | 2001-04-25 |
Family
ID=14926286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12608795A Expired - Lifetime JP3161281B2 (ja) | 1995-05-25 | 1995-05-25 | 同軸コネクタ用レセプタクル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3161281B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9401531B2 (en) | 2012-02-03 | 2016-07-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency signal transmission line and electronic device |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3834309B2 (ja) | 2002-12-26 | 2006-10-18 | ヒロセ電機株式会社 | 同軸電気コネクタ |
JP4325885B1 (ja) * | 2009-03-27 | 2009-09-02 | 株式会社アイペックス | 同軸コネクタ装置 |
JP5209027B2 (ja) | 2010-11-01 | 2013-06-12 | 日本航空電子工業株式会社 | 同軸コネクタ |
CN106873065B (zh) | 2011-12-19 | 2019-09-10 | Lg化学株式会社 | 偏光板 |
JP5569548B2 (ja) * | 2012-03-13 | 2014-08-13 | 第一精工株式会社 | 同軸型電気コネクタ及び同軸型電気コネクタ装置 |
JP5910643B2 (ja) * | 2014-01-22 | 2016-04-27 | 株式会社村田製作所 | 同軸コネクタプラグ |
JP7400647B2 (ja) * | 2020-07-10 | 2023-12-19 | I-Pex株式会社 | 電気コネクタ |
-
1995
- 1995-05-25 JP JP12608795A patent/JP3161281B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9401531B2 (en) | 2012-02-03 | 2016-07-26 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | High-frequency signal transmission line and electronic device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08321361A (ja) | 1996-12-03 |
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