JP2817122B2 - 基板間の同軸接続装置 - Google Patents

基板間の同軸接続装置

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JP2817122B2
JP2817122B2 JP3244080A JP24408091A JP2817122B2 JP 2817122 B2 JP2817122 B2 JP 2817122B2 JP 3244080 A JP3244080 A JP 3244080A JP 24408091 A JP24408091 A JP 24408091A JP 2817122 B2 JP2817122 B2 JP 2817122B2
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connection device
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coaxial
coaxial connection
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郁二郎 三谷
博文 松本
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Hirose Electric Co Ltd
NEC Corp
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Hirose Electric Co Ltd
NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板間の同軸接続装置の
技術分野において利用され、特に二枚の対向せる回路基
板の回路間を接続するための同軸接続装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】二枚の対向せる回路基板の回路間を接続
するための同軸接続装置としては、従来、嵌合により互
いの中心導体及び外部導体とをそれぞれ接続させる一対
の同軸接続装置が使用されていた。
【0003】この一対の同軸接続装置の中心導体及び外
部導体は共に、嵌合側とは反対側にて延出する脚状の接
続端子部を有していて、両同軸接続装置はかかる接続端
子部をそれぞれの対応せる回路基板に取付けられると共
に半田付等によって回路部に接続される。かくして、使
用に際しては、二枚の対向せる回路基板に取付けられた
同軸接続装置を互いに嵌合させることにより、両回路基
板の回路は結合される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
一対の同軸接続装置を用いる従来の結合方式にあって
は、次のような問題があった。
【0005】先ず、同軸接続装置の回路基板への取付精
度に起因する問題がある。一対の同軸接続装置のそれぞ
れについて、回路基板に対する取付位置及び取付面に対
する軸の直交性についての精度が十分確保できないと、
両者の嵌合自体が困難になり、無理をすると互いに損傷
することがある。特に、回路基板で複数箇所にてそれぞ
れ同軸接続装置で結合したいときには、一箇所での一対
の同軸接続装置について精度を確保して嵌合を円滑に行
えるようにすることができたとしても、さらに他の箇所
でも同じような精度を確保することは困難である。
【0006】次に、使用に際して、一対の同軸接続装置
の結合度についての問題がある。すなわち、一対の同軸
接続装置は所定深さだけ嵌合されることにより、所定の
インピーダンス特性を得ることができるが、その嵌合深
さは手加減により判断されるので、バラツキが生ずる。
したがって、上記インピーダンス特性にもバラツキが出
てしまい、一定の高周波特性を得られない。
【0007】さらには、一対の同軸接続装置を使用する
ために、二枚の回路基板の間の最小必要距離が大きくな
り、そのために該回路基板を装着せる装置はその分だけ
小型化できないという問題もある。
【0008】本発明は、かかる従来方式の基板間の同軸
接続装置の有していた問題を根本的に解消し、取付精度
に配慮を要せず、使用に際して一定の性能を確保でき、
装置の小型化を実現可能とし、さらには簡単な構造で安
価に製造できる同軸接続装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、上下に延びる筒状の外部導体部内に誘電体部を有
し、外部導体部はその下部から延出する脚状の接続端子
部を備え、相手方の中心導体と接続する中心導体部が上
記誘電体部内にて保持され、該中心導体部が上記誘電体
部から下方に突出する脚状の接続端子部を有しているも
のにおいて、外部導体部及び中心導体部は、それぞれ上
方に延出して上下方向にて弾性変形可能なばね性をもっ
た上部接触部を備えていることにより達成される。
【0010】
【作用】上述の本発明による基板間の同軸接続装置は、
次のようにして使用される。
【0011】先ず、同軸接続装置の中心導体部及び外部
導体部のそれぞれの脚状をなす接続端子部を一方の回路
基板の取付孔に貫挿した後、これらを半田により回路基
板の回路と接続せしめる。
【0012】次に、相手方となる他方の回路基板を上記
一方の回路基板に対して所定位置にて取付ける。その
際、この二枚の回路基板の相対位置及び距離についての
精度は、従来の二つの同軸接続装置での結合による場合
に比し低いものであっても十分である。他方の回路基板
か取付けられると、該他方の回路基板の所定位置に形成
された回路部に対して、上記一方の回路基板上の同軸接
続装置の上部接触部がそれぞれ回路面に対して直角方向
で弾圧接触するようになり、これによって二枚の回路基
板の回路は接触させる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の一実施
例を説明する。
【0014】図1は本実施例の基板間の同軸接続装置の
正面図、図2は側面図、図3は平面図、そして図4は回
路基板との位置関係をも示す縦断面図である。
【0015】図において、1は上下に延びる筒状の外部
導体部をなす外部導体シェルである。図3からも明らか
であるが、本実施例の外部導体シェルは横断面がほぼ正
方形をなす形状となっている。勿論、本発明ではその形
状には限定されず、従来の円筒形を含め他の形であって
もよい。
【0016】外部導体シェル1は上下方向ともに開口し
ており、下方に延出する脚状の接続端子部11,11を
互いに直径線上で対向するように二箇所に有している。
【0017】上記外部導体シェル1の胴体部下端には、
上記接続端子部11,11を結ぶ直径線に対して直交す
る他の直径線の位置に、下方に開放された切欠き部1
2,12が形成されている。また、上記外部導体シェル
1の胴体部には、上記接続端子部11,11の上方位置
に、窓部13,13が形成されている。
【0018】かかる筒状の外部導体シェル1内には、誘
電体部2が下方から圧入されている。該誘電体部2はそ
の下端に、上記外部導体シェル1の切欠き部12,12
に当接して圧入方向の位置が規制される突部21,21
を有している。また、誘電体部2は、圧入後の抜け防止
を図るために、上記外部導体シェル1の窓部13,13
に係止する突起部22,22をも有している。
【0019】上記誘電体部2には上下に貫通せる保持孔
23が形成せられており、該保持孔23に帯状の中心導
体部3が上方より挿入されて保持されている。該中心導
体部3は保持孔23を下方に貫通して突出した部分を接
続端子部31としている。該中心導体部3の上記保持孔
23内への挿入部分には係止突起32が設けられてい
て、上記保持孔23の対応せる係止用凹部と互いに係止
し合って、挿入された中心導体部3を所定位置に保持す
ると共にその抜けを防止するようになっている。該中心
導体部3は、上記保持孔23から上方での突出部分がそ
の根元部にて屈曲せられ、全体として「く」字状をな
し、上方からの外力によって弾性変形するようにばね性
をもつ接触片33を有している。該接触片33の先端は
若干丸味をもって弯曲せられて上部接触部34を形成し
ている。
【0020】上記誘電体部2の上部には二つの平行突条
部24,24が上方に突出形成されており、上記中心導
体3の接触片33の中間部分が上記平行突条部24,2
4の間の溝内に収容されるように配置されている。
【0021】さらに、既述の外部導体シェル1にはその
胴体部上端から上記中心導体部3の接触片33とほぼ同
方向に延出する「く」字状の接触片14,14が設けら
れ、その先端に丸味をもつ上部接触部15,15が形成
されている。該外部導体シェル1の接触片14,14は
その中間部分が上記誘電体部2の平行突条部24,24
の両外側における段部空間に配置されており、上記溝内
に位置する中心導体3の接触片33の場合と同様に、接
触部15,15で上方からの外力を受けて上記段部空間
内で弾性変形可能となっている。
【0022】以上の構成になる本実施例の基板間の同軸
接続装置は次の要領で使用される。
【0023】先ず、図4において、中心導体部3の接続
端子部31と外部導体シェル1の接続端子部11とを、
一方の回路基板P1の対応せる取付孔に挿入し、所定の
回路と半田付けにより接続すると共に保持する。
【0024】次に、相手方たる他方の回路基板P2を上
記一方の回路基板P1に対し、図示しない取付部材によ
って所定位置に取付けられる。上記他方の回路基板P2
には、同軸接続装置の上部接触部34,15,15に対
応する位置にて、該上部接触部34,15,15をそれ
ぞれ十分にカバーする面積をもつ回路部P2Aが設けら
れており、上記両回路基板P1,P2を取付部材によっ
て距離Hをもって互いを位置固定すると、外部導体部1
と中心導体部3はそれぞれの上部接触部15,15と3
4にて回路基板P2からの当接圧を受けて接触片14,
14と33が弾性変形し、所定の回路と電気的に接続さ
れる。
【0025】本発明は図示の形態に限定せられるもので
はなく、種々変更可能である。例えば、接触片の数、延
出方向、そして接触部の位置等は適宜変えられる。ま
た、接触部は接触片に設けられずとも、他の弾性変形す
る部材に設けてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のごとくであり次のような
効果を奏する。 中心導体部と外部導体部の接触部が
単に回路基板の回路部に弾圧接触するだけなので、二つ
の回路基板の相対位置、距離について精度を要しない。
したがって、加工、組立がきわめて簡単になされ、コス
トも低下する。しかも、性能が安定する。 同軸接続
装置は相手方の同軸接続装置を要しないので、高さ寸法
を小さくすることができ装置の小型化に貢献すると共に
この点でもコストの低減化が図れる。 しかも、構成
がきわめて簡単なので、プレス加工等で製造でき、同軸
接続装置自体も安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の正面図である。
【図2】図1のものの側面図である。
【図3】図1のものの平面図である。
【図4】図1のものの縦断面図である。
【符号の説明】
1 外部導体部(外部導体シェル) 11 接続端子部 14 接触片 15 上部接触部 2 誘電体部 3 中心導体部 31 接続端子部 33 接触片 34 上部接触部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 23/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に延びる筒状の外部導体部内に誘電
    体部を有し、外部導体部はその下部から延出する脚状の
    接続端子部を備え、相手方の中心導体と接続する中心導
    体部が上記誘電体部内にて保持され、該中心導体部が上
    記誘電体部から下方に突出する脚状の接続端子部を有し
    ているものにおいて、外部導体部及び中心導体部は、そ
    れぞれ上方に延出して上下方向にて弾性変形可能なばね
    性をもった上部接触部を備えていることを特徴とする基
    板間の同軸接続装置。
  2. 【請求項2】 上部接触部は、斜め上方に延出する接触
    片に形成されていることとする請求項1に記載の基板間
    の同軸接続装置。
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JP5736227B2 (ja) * 2011-04-22 2015-06-17 第一電子工業株式会社 基板間接続用コネクタ
CN112913087A (zh) * 2019-10-02 2021-06-04 上海雷迪埃电子有限公司 具有冠状布置的接地触片的一体式rf连接器及包括多个该一体式连接器的联合连接器

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