JP2003314377A - ガス流制御装置 - Google Patents

ガス流制御装置

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JP2003314377A
JP2003314377A JP2002122211A JP2002122211A JP2003314377A JP 2003314377 A JP2003314377 A JP 2003314377A JP 2002122211 A JP2002122211 A JP 2002122211A JP 2002122211 A JP2002122211 A JP 2002122211A JP 2003314377 A JP2003314377 A JP 2003314377A
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gas flow
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Masatoshi Ikeda
正俊 池田
Masahiko Watanabe
聖彦 渡辺
Yasuyuki Kawabe
泰之 川辺
Tomoshi Kikuchi
智志 菊池
Shinji Ikeda
▲慎▼治 池田
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/65Constructional details of EGR valves
    • F02M26/70Flap valves; Rotary valves; Sliding valves; Resilient valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
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    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素系化合物を含むガスの流れを制御す
るためのガス流制御装置に設けられたバタフライ弁体の
開閉動作を円滑にすることのできる技術を提供する。 【解決手段】 ガス流制御装置は、ハウジングと、ハウ
ジング内部に形成されたガス通路と、ガス通路に設けら
れ、ガスの流通状態を制御するバタフライ弁体と、バタ
フライ弁体を駆動する駆動部と、駆動部を制御する制御
部と、を備える。バタフライ弁体は、閉状態位置を基準
とする正の角度範囲内と負の角度範囲内とで回動可能で
ある。制御部は、バタフライ弁体を閉状態位置を含む正
の角度範囲内で回動させる通常開閉モードと、バタフラ
イ弁体を正の角度範囲内と負の角度範囲内とでそれぞれ
少なくとも1回回動させ、その後、バタフライ弁体を閉
状態位置に設定する停止モードと、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、バタフライ弁体
を備えるガス流制御装置に関し、特に、バタフライ弁体
の開閉動作を円滑にするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関の排気ガス中には、窒素
酸化物(NOx)などが含まれている。近年、NOxの
低減が強く要請されている。このため、ディーゼル機関
では、通常、排気ガスの一部を排気用通路から吸気用通
路へ再循環させるための排気ガス再循環装置(EGR装
置)が設けられている。
【0003】EGR装置は、排気ガスを再循環させるE
GR通路と、排気ガスの流れを制御するためのガス流制
御装置と、を備えている。ガス流制御装置では、例え
ば、バタフライ弁体が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ディーゼル
機関の排気ガスには、ガス状物質だけでなく、粒子状物
質(固体または液体)が含まれている。粒子状物質は、
未燃焼の燃料やエンジンオイル、黒煙(スス)などを含
んでいる。これらの炭化水素系化合物は、ガス流制御装
置内部の通路壁にデポジットとして付着する。そして、
デポジットは、やがて固化する。通路壁に蓄積されたデ
ポジットは、バタフライ弁体の回動の障害となり、バタ
フライ弁体の円滑な開閉動作を妨げる。
【0005】なお、上記の問題は、ディーゼル機関に限
らず、燃焼室内に直接ガソリンを噴射する方式のいわゆ
る筒内噴射ガソリン機関などの内燃機関と共通する問題
である。
【0006】また、上記の問題は、デポジットが堆積す
る恐れのあるガス流制御装置に共通する問題である。
【0007】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、炭化水素系化合
物を含むガスの流れを制御するためのガス流制御装置に
設けられたバタフライ弁体の開閉動作を円滑にすること
のできる技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の装置は、炭化水素系化合物を含むガスの流れを制御
するガス流制御装置であって、ハウジングと、前記ハウ
ジング内部に形成されたガス通路と、前記ガス通路に設
けられ、前記ガスの流通状態を制御するためのバタフラ
イ弁体と、前記バタフライ弁体を駆動するための駆動部
と、前記駆動部を制御するための制御部と、を備え、前
記バタフライ弁体は、閉状態位置を基準とする正の角度
範囲内と負の角度範囲内とで回動可能であり、前記制御
部は、前記バタフライ弁体を前記閉状態位置を含む前記
正の角度範囲内で回動させる通常開閉モードと、前記バ
タフライ弁体を前記正の角度範囲内と前記負の角度範囲
内とでそれぞれ少なくとも1回回動させ、その後、前記
バタフライ弁体を前記閉状態位置に設定する停止モード
と、を有することを特徴とする。
【0009】この装置では、制御部は、停止モードを有
している。停止モードを実行することによって、ハウジ
ングの内壁、より具体的には、閉状態位置付近の正およ
び負の角度範囲内の領域に堆積したデポジットを掻き取
ることができる。こうすれば、バタフライ弁体の回動の
障害となるデポジットの堆積量を低減することができ、
この結果、バタフライ弁体の開閉動作を円滑にすること
が可能となる。
【0010】上記の装置において、前記バタフライ弁体
は、板状部を含み、前記板状部と前記ハウジングとの間
には、前記バタフライ弁体が前記閉状態位置に設定され
た場合に、前記板状部の外周と前記ハウジングの内壁と
が互いに接触しないような間隙が設けられていることが
好ましい。
【0011】こうすれば、デポジットの固化に起因する
バタフライ弁体とハウジングとの固着を緩和することが
できるため、バタフライ弁体の開閉動作をより円滑にす
ることが可能となる。
【0012】上記の装置において、前記停止モードにお
ける前記バタフライ弁体の回動は、前記正の角度範囲内
と前記負の角度範囲内とでそれぞれ複数回実行されるこ
とが好ましい。
【0013】こうすれば、閉状態位置付近の領域に堆積
したデポジットをより確実に掻き取ることができる。
【0014】本発明の第2の装置は、炭化水素系化合物
を含むガスの流れを制御するガス流制御装置であって、
ハウジングと、前記ハウジング内部に形成されたガス通
路と、前記ガス通路に設けられ、前記ガスの流通状態を
制御するためのバタフライ弁体と、を備え、前記バタフ
ライ弁体は、板状部と軸部とを含み、前記板状部は、前
記軸部の中心軸からオフセットされた位置に設けられて
いることを特徴とする。
【0015】この装置では、板状部は、軸部の中心軸か
らオフセットされた位置に設けられている。このため、
板状部は、回動時に、ハウジングの内壁に堆積したデポ
ジットを効率よく掻き取ることができる。こうすれば、
バタフライ弁体の回動の障害となるデポジットの堆積量
を低減することができ、この結果、バタフライ弁体の開
閉動作を円滑にすることが可能となる。
【0016】上記の装置において、前記板状部の外形寸
法は、前記ガス通路の通路寸法にほぼ等しく、前記ハウ
ジングの内壁には、前記バタフライ弁体を回動可能とす
るための凹部が形成されているようにしてもよい。
【0017】上記の装置において、前記板状部と前記ハ
ウジングとの間には、前記バタフライ弁体が閉状態位置
に設定された場合に、前記板状部の外周と前記ハウジン
グの内壁とが互いに接触しないような間隙が設けられて
いることが好ましい。
【0018】こうすれば、デポジットの固化に起因する
バタフライ弁体とハウジングとの固着を緩和することが
できるため、バタフライ弁体の開閉動作をより円滑にす
ることが可能となる。
【0019】さらに、上記の装置において、前記バタフ
ライ弁体を駆動するための駆動部と、前記駆動部を制御
するための制御部と、を備え、前記バタフライ弁体は、
閉状態位置を基準とする正の角度範囲内で回動可能であ
り、前記制御部は、前記バタフライ弁体を前記閉状態位
置を含む前記正の角度範囲内で回動させる通常開閉モー
ドと、前記バタフライ弁体を前記正の角度範囲内で少な
くとも1回回動させ、その後、前記バタフライ弁体を前
記閉状態位置に設定する停止モードと、を有するように
してもよい。
【0020】こうすれば、停止モードを実行することに
よって、ハウジングの内壁、より具体的には、閉状態位
置付近の正の角度範囲内の領域に堆積したデポジットを
効率よく掻き取ることができる。したがって、バタフラ
イ弁体の回動の障害となるデポジットの堆積量を低減す
ることができ、この結果、バタフライ弁体の開閉動作を
円滑にすることが可能となる。
【0021】上記の装置において、前記バタフライ弁体
は、前記閉状態位置を基準とする前記正の角度範囲内と
負の角度範囲内とで回動可能であり、前記停止モードに
おける前記バタフライ弁体の回動は、前記正の角度範囲
内と前記負の角度範囲内とでそれぞれ少なくとも1回実
行されるようにしてもよい。
【0022】こうすれば、閉状態位置付近の正および負
の角度範囲内の領域に堆積したデポジットを掻き取るこ
とができるため、バタフライ弁体の開閉動作をより円滑
にすることが可能となる。
【0023】なお、この発明は、ガス流制御装置、ガス
流制御装置を搭載した移動体などの装置、ガス流制御装
置の制御方向、その方法または装置の機能を実現するた
めのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログ
ラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラム
を含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の種々の
態様で実現することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:次に、本発明の
実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明
のガス流制御装置を適用したディーゼル機関100の概
略構成を示す説明図である。このディーゼル機関100
は、いわゆる4気筒エンジンであり、シリンダブロック
とシリンダヘッドとを含むエンジン本体10は、4つの
燃焼室#1〜#4を有している。各燃焼室#1〜#4に
は、吸気用通路20を介して空気が供給される。燃料供
給ポンプ13から供給された燃料が4つの燃料噴射ノズ
ル14によって4つの燃焼室#1〜#4内にそれぞれ噴
射されると、各燃焼室内で、空気と燃料との混合ガスが
燃焼する。排気ガスは、排気用通路30を介して外部に
排出される。なお、排気用通路30の下流側には、排気
ガス中に含まれる窒素酸化物(NOx)などのガス状物
質や、黒煙(スス)などの粒子状物質を浄化するための
浄化ユニット32が設けられている。
【0025】排気用通路30と吸気用通路20との間に
は、過給器40が設けられている。過給器40は、排気
用通路30内に設けられたタービン41と、吸気用通路
20内に設けられたコンプレッサ42と、タービン41
とコンプレッサ42とを連結するシャフト43と、を備
えている。各燃焼室#1〜#4から排出された排気ガス
がタービン41を回すと、シャフト43を介して、コン
プレッサ42が回転する。コンプレッサ42は、上流側
に設けられたエアクリーナ22を介して流入した空気を
圧縮する。なお、過給器40には、タービン41の入口
の開口面積を調整するためのアクチュエータ45が設け
られており、開口面積を小さくすると、コンプレッサ4
2による空気の圧縮率が向上する。圧縮により温度が上
昇した空気は、コンプレッサ42の下流側に設けられた
インタークーラ24で冷却された後に、各燃焼室#1〜
#4内に供給される。
【0026】また、排気用通路30と吸気用通路20と
の間には、排気ガス再循環装置(EGR(Exhaust Gas
Recirculation )装置)60が設けられている。EGR
装置60は、排気用通路30と吸気用通路20とを接続
するEGR通路62と、EGR通路62の通路途中に設
けられた流量調整部200と、を備えている。排気用通
路30内の排気ガスの一部は、EGR通路62を介し
て、吸気用通路20内に還流する。流量調整部200
は、EGR弁を備えており、排気ガスの還流量を調整す
る。このように排気ガスを還流させれば、混合ガスが燃
焼する際の最高燃焼温度が低くなるので、窒素酸化物
(NOx)の生成量を減少させることができる。なお、
吸気用通路20には、スロットル弁26が設けられてお
り、EGR弁の開度とスロットル弁26の開度とを調整
することにより、燃焼室#1〜#4の全吸気量のうちの
排気ガス還流量の占める割合を調整することができる。
【0027】燃料供給ポンプ13と燃料噴射ノズル14
とアクチュエータ45とスロットル弁26と浄化ユニッ
ト32と流量調整部200とは、制御部90によって制
御される。制御部90は、エンジン回転速度やアクセル
開度などのエンジンの運転条件を検出し、検出結果に応
じて各制御を実行する。
【0028】なお、本実施例における流量調整部200
と制御部90とが、本発明におけるガス流制御装置に相
当する。
【0029】図2は、図1の流量調整部200を示す説
明図である。図2(A),(B)は、それぞれ、流量調
整部200をyz平面で切断したときの概略断面図と、
−y方向から見たときの概略平面図と、を示している。
図示するように、流量調整部200は、ハウジング21
0とバタフライ弁体220と駆動部230とを備えてい
る。なお、ハウジング210とバタフライ弁体220と
が、図1の流量調整部200内部のEGR弁を構成す
る。
【0030】ハウジング210は、略中空円筒状の導管
であり、ハウジングの内部には、排気ガスが通るガス通
路211が形成されている。なお、ハウジング210
は、図示しないフランジを介して、EGR通路62を形
成する導管に接続されている。すなわち、ガス通路21
1は、図1のEGR通路62の一部を構成する。バタフ
ライ弁体220は、ガス通路211に設けられており、
略円柱状の軸部222と、軸部に接続された略円形の板
状部224と、を備えている。なお、本実施例では、軸
部222と板状部224とは、一体成形されている。軸
部222は、ハウジング210の外部に設けられた駆動
部230の駆動軸に接続されている。駆動部230は、
軸部222を回動させることにより、板状部224を、
軸部222の中心軸CAを中心として回動させる。この
バタフライ弁体220の回動によって、排気ガスの流通
状態が制御される。
【0031】本実施例では、図2(A),(B)に示す
ように、板状部224の外径は、ハウジング210の内
径(すなわち、ガス通路211の通路幅)よりも所定の
寸法だけ小さく設定されている。このため、板状部22
4とハウジング210とは接触していない。バタフライ
弁体220が閉状態位置に設定される場合には、板状部
224の外周とハウジング210の内壁との間には、間
隙が形成される。したがって、バタフライ弁体220が
閉状態となったときにも排気ガスは僅かに流通する。し
かしながら、上記の間隙の寸法は、比較的小さく設定さ
れているため、排気ガスの漏れ流量は僅かである。な
お、本実施例では、間隙の寸法は、約20μmに設定さ
れている。板状部224は、閉状態位置において、ガス
通路211の中心線CLに直交するxz平面と平行に設
定される。また、板状部224は、その閉状態位置を基
準とする正の角度範囲内(図中、右回り方向)と負の角
度範囲内(図中、左回り方向)との双方で回動可能であ
る。
【0032】図3は、比較例としての流量調整部900
を示す説明図である。図3(A),(B)は、それぞ
れ、流量調整部900をyz平面で切断したときの概略
断面図と、−y方向から見たときの概略平面図と、を示
している。この流量調整部900は、図2と同様に、ハ
ウジング910とバタフライ弁体920と駆動部930
とを備えており、バタフライ弁体920は、軸部922
と板状部924とを備えている。
【0033】比較例では、板状部924の外径は、ハウ
ジング910の内径(すなわち、ガス通路911の通路
幅)と等しく設定されている。このため、板状部924
は、閉状態位置において、ガス通路911の中心線CL
に直交するxz面からやや傾いた位置に配置される。ま
た、板状部924は、その閉状態位置を基準とする正の
角度範囲内(図中、右回り方向)でのみ回動可能であ
る。
【0034】図4は、図3のハウジング910の内壁に
堆積するデポジットを模式的に示す説明図である。な
お、図4(A),(B)は、それぞれ図3(A),
(B)に対応する。図示するように、ハウジング910
の内壁には、排気ガスに含まれる炭化水素系化合物(未
燃焼の燃料やエンジンオイル、黒煙(スス)などを含
む)がデポジットとして付着する。付着したデポジット
は、板状部924の回動とともに、押し潰されたり、掻
き取られたりする。そして、ハウジング910の内壁に
デポジットが堆積すると、板状部924とハウジング9
10との間隔はデポジットによって狭くなる。この現象
は、特に、板状部924の閉状態位置付近の領域、換言
すれば、略円形の板状部924と略中空円筒状のハウジ
ング910との間隔が比較的小さくなる領域で生じ易
い。より具体的には、図4(B)に破線で示すように、
軸部922近傍の4つの領域で、板状部とハウジングと
の間隔が小さくなる。このため、バタフライ弁体920
は、回動が困難となり、図3(A)に示す閉状態に戻り
難くなる。さらに、板状部924がハウジング910に
堆積したデポジットと接触した状態で比較的長時間経過
すると、デポジットが固化して、バタフライ弁体920
とハウジング910とが固着してしまう。この現象は、
特に、ディーゼル機関の停止期間中に生じ易い。バタフ
ライ弁体920とハウジング910との固着は、特に、
板状部924の外周部分が両側からデポジットに挟まれ
た状態において、強固となる。このような場合には、次
回の開閉動作開始時に、バタフライ弁体920が回動し
難くなる。
【0035】そこで、本実施例では、図2に示す流量調
整部200を採用することによって、バタフライ弁体2
20が円滑に回動できるように工夫している。すなわ
ち、本実施例では、図3の比較例と異なり、板状部22
4とハウジング210との間には、バタフライ弁体22
0が閉状態位置に設定された場合に、板状部の外周とハ
ウジングの内壁とが互いに接触しないような間隙が設け
られている。このため、バタフライ弁体220は、比較
的容易に回動し、閉状態に戻ることができる。また、デ
ポジットの固化に起因するバタフライ弁体220とハウ
ジング210との固着が緩和される。
【0036】本実施例では、さらに、ディーゼル機関の
運転停止の際に、以下のような停止処理を実行してい
る。図5は、バタフライ弁体220の停止処理の一例を
示す説明図である。なお、図5では、バタフライ弁体2
20が閉状態のときの軸部222の回転角度が「0」度
と示されている。また、閉状態位置を基準とする正の角
度範囲内(図2(A)の右回り方向)での軸部の回転角
度が「+」で示されており、負の角度範囲内(図2
(A)の左回り方向)での軸部の回転角度が「−」で示
されている。
【0037】時刻t1までの期間では、ディーゼル機関
は、通常の運転を実行している。このとき、制御部90
は、エンジン回転速度や車両のユーザから与えられるア
クセル開度などのエンジンの運転条件に応じて、駆動部
230を制御する。これにより、板状部224の開度が
順次調整され、ガス通路211を通過する排気ガスの流
量が調整される。
【0038】時刻t1では、ディーゼル機関は、運転を
停止する。なお、運転停止命令は、例えば、ユーザが車
両のキーシリンダに挿入されたキーを回転させることに
よって、制御部90に与えられる。このとき、ディーゼ
ル機関は、アイドリング状態から停止状態に切り替わ
り、制御部90は、バタフライ弁体220を一旦閉状態
に設定する。
【0039】時刻t1から所定期間経過後の時刻t2で
は、停止処理が開始される。制御部90は、板状部22
4を正の角度範囲内と負の角度範囲内とで交互に2回ず
つ回動させる。その後、時刻t3において、制御部90
は、バタフライ弁体220をその停止位置である閉状態
位置に設定する。
【0040】このような停止処理を実行すれば、ハウジ
ング210の内壁、より具体的には、閉状態位置付近の
正および負の角度範囲内の領域に堆積したデポジット
は、固化する前に、バタフライ弁体220によって掻き
取られる。このとき、板状部224の外周部分は、停止
位置において、両側からデポジットに挟まれた状態にな
り難くなるため、デポジットの固化に起因するバタフラ
イ弁体220とハウジング210との固着をさらに緩和
することができる。この結果、次回の開閉動作開始時
に、バタフライ弁体220を円滑に回動させることが可
能となるとともに、固化したデポジットに起因するドラ
イバビリティの劣化を防止することが可能となる。
【0041】なお、図5では、停止処理時のバタフライ
弁体220の回動範囲は、+30度〜−30度に設定さ
れているが、これに代えて、より大きな範囲(例えば+
45度〜−45度)、あるいは、より小さな範囲(例え
ば+15度〜−15度)に設定されていてもよい。ま
た、正の回動範囲と負の回動範囲とは異なっていてもよ
く、例えば、+30度〜−15度に設定されていてもよ
い。一般には、停止処理時の板状部の回動範囲は、バタ
フライ弁体220が閉状態位置で停止したときに、板状
部の周囲のデポジットが除去された状態となるように設
定されていればよい。
【0042】また、図5では、停止処理時のバタフライ
弁体220の回動は、正および角の度範囲内で交互に2
回ずつ実行されているが、これに代えて、正の角度範囲
内の回動回数と負の角度範囲内の回動回数とが異なるよ
うにしてもよい。例えば、正の角度範囲内の回動を1回
追加して、正の角度範囲内の回動を3回実行し、負の角
度範囲内の回動を2回実行するようにしてもよい。
【0043】さらに、図5では、停止処理時のバタフラ
イ弁体220の回動は、正および負の角度範囲内で交互
に2回実行されているが、1回だけ実行されるようにし
てもよいし、3回以上実行されるようにしてもよい。停
止処理時のバタフライ弁体220の回動を複数回実行す
る場合には、閉状態位置付近の領域に堆積したデポジッ
トをより確実に掻き取ることができる。なお、回動回数
は、ディーゼル機関の運転継続時間に応じて、変更され
てもよい。例えば、運転継続時間が比較的長い場合に
は、ハウジングの内壁には比較的多量のデポジットが堆
積すると考えられるため、回動回数を増加させることが
好ましい。
【0044】一般には、制御部は、バタフライ弁体を閉
状態位置を含む正の角度範囲内で回動させる通常開閉モ
ードと、バタフライ弁体を正の角度範囲内と負の角度範
囲内とでそれぞれ少なくとも1回回動させ、その後、バ
タフライ弁体を閉状態位置に設定する停止モードと、を
有していればよい。
【0045】以上説明したように、本実施例のガス流制
御装置は、ハウジング210と、ハウジング内部に形成
されたガス通路211と、ガス通路に設けられたバタフ
ライ弁体220と、駆動部230と、制御部90と、を
備えている。そして、制御部90は、通常開閉モードと
停止モードとを有している。停止モードを実行すること
によって、ハウジングの内壁、より具体的には、閉状態
位置付近の正および負の角度範囲内の領域に堆積したデ
ポジットを掻き取ることができる。こうすれば、バタフ
ライ弁体の回動の障害となるデポジットの堆積量を低減
することができ、この結果、バタフライ弁体の開閉動作
を円滑にすることが可能となる。
【0046】B.第2実施例:図6は、第2実施例にお
ける流量調整部300を示す説明図である。図6
(A),(B)は、それぞれ、流量調整部300をyz
平面で切断したときの概略断面図と、−y方向から見た
ときの概略平面図と、を示している。
【0047】この流量調整部300は、第1実施例(図
2)の流量調整部200と同様に、ハウジング310と
バタフライ弁体320と駆動部330とを備えており、
バタフライ弁体320は、軸部322と板状部324と
を備えている。ただし、本実施例では、バタフライ弁体
320の形状が変更されており、これに伴い、ハウジン
グ310の形状も変更されている。
【0048】具体的には、本実施例では、軸部322と
板状部324との関係が変更されている。すなわち、本
実施例(図2)では、板状部324は、軸部322の中
心軸CAからオフセットされた位置に設けられている。
換言すれば、板状部324の重心を通る面であって板状
部の表面とほぼ平行な基準面は、軸部322の中心軸C
Aから軸部の半径方向にずれた位置に設定されている。
なお、基準面の中心軸CAからのずれ寸法(すなわち、
中心軸CA上の一点と基準面との間の最短距離)は、略
円形の板状部324の直径の約5〜約15%に設定され
ていることが好ましい。
【0049】また、本実施例では、ハウジング310の
内径は、バタフライ弁体320が設けられた位置付近で
大きくなっている。より具体的には、ハウジング310
の内壁には、凹部312が形成されている。これは、バ
タフライ弁体320を回動可能とするためである。すな
わち、本実施例では、板状部324の外径は、凹部31
2が形成されていない部分のハウジング310の内径
(すなわち、ガス通路311の通路幅)Dとほぼ等しく
設定されている。このため、ハウジング310の内壁に
は、中心軸CAを中心とする円弧状(凹状)の切断面を
有する凹部312が形成されている。板状部324は、
閉状態において、ガス通路311の中心線CLに直交す
るxz平面と平行に設定される。
【0050】そして、本実施例においては、第1実施例
と同様に、板状部324とハウジング310との間に
は、バタフライ弁体320が閉状態位置に設定された場
合に、板状部の外周とハウジングの内壁とが互いに接触
しないような間隙が設けられている。なお、間隙の寸法
は、約20μmに設定されている。このため、第1実施
例と同様に、バタフライ弁体320は、比較的容易に回
動し、閉状態に戻ることができる。また、デポジットの
固化に起因するバタフライ弁体320とハウジング31
0との固着が緩和される。
【0051】なお、図6では、バタフライ弁体320が
凹部312に沿うように閉状態位置から所定の正の角度
(図6では約+25度)まで回動するとき、ガス通路3
11の開口面積は、比較的緩やかに増加する。具体的に
は、板状部324の一方の先端E1と凹部312との間
隔はほぼ一定に保たれるが、板状部324の他方の先端
E2とハウジング310との間隔は徐々に大きくなって
ゆく。この説明からも分かるように、図6に示す構造を
採用すれば、軸部の回転角度を比較的小さく調整して比
較的少量の排気ガスを流通させる場合に、比較的精度よ
く流量を調整することができる。
【0052】ところで、本実施例では、板状部324は
オフセットされた状態で軸部322に接続されている。
このため、板状部324は、回動時に、ハウジング31
0の内壁、より具体的には、板状部324とハウジング
310との間隔が比較的小さくなる軸部322の近傍領
域(図4(B)参照)に堆積したデポジットを効率よく
掻き取ることが可能となっている。
【0053】図7は、図6の板状部324の動作を示す
説明図である。図7(A)は、第1実施例(図2)の板
状部224の動作を示しており、図7(B)は、第2実
施例の板状部324の動作を示している。図7(A)で
は、板状部224は、その外周上の各位置において、板
状部表面の法線方向に向かう力でデポジットを掻き取
る。一方、図7(B)では、板状部324は、その外周
上の各位置において、板状部表面の法線方向から僅かに
傾いた方向に向かう力でデポジットを掻き取る。すなわ
ち、板状部324は、法線方向の力と、板状部表面に平
行な方向の力と、の合成力でデポジットを掻き取ってい
る。このため、図7(A)では、デポジットは、バタフ
ライ弁体220の回動に伴って、板状部224の進行方
向に順次蓄積されてゆく。一方、図7(B)では、デポ
ジットは、バタフライ弁体320の回動に伴って、板状
部324の進行方向から逸れた方向に排除されてゆき、
板状部の進行方向に蓄積され難い。このように、本実施
例のバタフライ弁体320を用いれば、デポジットを板
状部324の軌跡から効率よく排除することが可能とな
る。
【0054】なお、本実施例においても、ディーゼル機
関の運転停止の際には、停止処理を実行することが好ま
しい。
【0055】図8は、バタフライ弁体320の停止処理
の一例を示す説明図であり、図5に対応する。図8で
は、制御部90は、時刻t2〜t3’において、バタフ
ライ弁体320を正の角度範囲内のみで3回回動させ、
その後、バタフライ弁体320をその停止位置である閉
状態位置に設定している。バタフライ弁体320が通常
の開閉動作を実行する際には、バタフライ弁体は、閉状
態位置を基準とする正の角度範囲内でのみ回動してい
る。このため、上記のような停止処理を実行すれば、ハ
ウジング310の内壁、より具体的には、閉状態位置付
近の正の角度範囲内の領域に堆積したデポジットは、固
化する前に、バタフライ弁体320によって掻き取られ
る。このとき、板状部324の外周部分の2つの表面の
うち、負の角度側の表面がデポジットに接触した状態と
なり得るが、正の角度側の表面はデポジットに接触した
状態となり難い。このため、デポジットの固化に起因す
るバタフライ弁体320とハウジング310との固着を
比較的緩和することができ、この結果、次回の開閉動作
開始時に、バタフライ弁体320を比較的円滑に回動さ
せることができる。
【0056】なお、制御部90は、図8の停止処理に代
えて、第1実施例(図5)の停止処理を実行するように
してもよい。こうすれば、閉状態位置付近の正および負
の角度範囲内の領域に堆積したデポジットを掻き取るこ
とができるため、バタフライ弁体の開閉動作をより円滑
にすることが可能となる。
【0057】すなわち、第2実施例のバタフライ弁体を
用いる場合には、制御部は、一般に、バタフライ弁体を
閉状態位置を含む正の角度範囲内で回動させる通常開閉
モードと、バタフライ弁体を正の角度範囲内で少なくと
も1回回動させ、その後、バタフライ弁体を閉状態位置
に設定する停止モードと、を有していればよい。
【0058】以上説明したように、本実施例のガス流制
御装置は、ハウジング310と、ハウジング内部に形成
されたガス通路311と、ガス通路に設けられたバタフ
ライ弁体320と、を備えている。バタフライ弁体は、
軸部322と板状部324とを備えている。そして、板
状部は、軸部の中心軸からオフセットされた位置に設け
られている。こうすれば、板状部は、回動時に、ハウジ
ングの内壁に堆積したデポジットを、効率よく掻き取る
ことができる。したがって、バタフライ弁体の回動の障
害となるデポジットの堆積量を低減することができ、こ
の結果、バタフライ弁体の開閉動作を円滑にすることが
可能となる。
【0059】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0060】(1)上記実施例では、バタフライ弁体の
板状部は、略円形の外形形状を有しているが、これに代
えて、略矩形の外形形状を有していてもよい。この場合
には、ハウジングには、略矩形の断面を有する通路が形
成されていればよい。
【0061】(2)上記実施例では、バタフライ弁体
は、排気ガスの流量を調整しているが、これに代えて、
排気ガスの流通の有無を制御するようにしてもよい。一
般には、バタフライ弁体は、ガスの流通状態を制御可能
であればよい。
【0062】(3)上記実施例では、本発明のガス流制
御装置を、ディーゼル機関に適用した場合について説明
したが、これに代えて、燃焼室内に直接ガソリンを噴射
する方式のガソリンエンジンなどの他の内燃機関に適用
するようにしてもよい。また、本発明のガス流制御装置
は、車両や、船舶搭載用、定置用などの種々の内燃機関
に適用可能である。一般に、本発明は、炭化水素系化合
物を含むガスの流れを制御するガス流制御装置に適用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス流制御装置を適用したディーゼル
機関100の概略構成を示す説明図である。
【図2】図1の流量調整部200を示す説明図である。
【図3】比較例としての流量調整部900を示す説明図
である。
【図4】図3のハウジング910の内壁に堆積するデポ
ジットを模式的に示す説明図である。
【図5】バタフライ弁体220の停止処理の一例を示す
説明図である。
【図6】第2実施例における流量調整部300を示す説
明図である。
【図7】図6の板状部324の動作を示す説明図であ
る。
【図8】バタフライ弁体320の停止処理の一例を示す
説明図であり、図5に対応する。
【符号の説明】
10…エンジン本体 13…燃料供給ポンプ 14…燃料噴射ノズル 20…吸気用通路 22…エアクリーナ 24…インタークーラ 26…スロットル弁 30…排気用通路 32…浄化ユニット 40…過給器 41…タービン 42…コンプレッサ 43…シャフト 45…アクチュエータ 60…EGR装置 62…EGR通路 90…制御部 100…ディーゼル機関 200…流量調整部 210…ハウジング 211…ガス通路 220…バタフライ弁体 222…軸部 224…板状部 230…駆動部 300…流量調整部 310…ハウジング 311…ガス通路 312…凹部 320…バタフライ弁体 322…軸部 324…板状部 330…駆動部 900…流量調整部 910…ハウジング 911…ガス通路 920…バタフライ弁体 922…軸部 924…板状部 930…駆動部
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 聖彦 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 川辺 泰之 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 菊池 智志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 池田 ▲慎▼治 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G062 AA01 AA03 AA05 BA04 BA06 CA06 CA10 DA01 DA02 EA10 ED01 ED04 ED10 FA02 FA05 FA23 GA04 GA06 GA16 3H052 AA02 BA03 CA01 DA01 EA01 EA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素系化合物を含むガスの流れを制
    御するガス流制御装置であって、 ハウジングと、 前記ハウジング内部に形成されたガス通路と、 前記ガス通路に設けられ、前記ガスの流通状態を制御す
    るためのバタフライ弁体と、 前記バタフライ弁体を駆動するための駆動部と、 前記駆動部を制御するための制御部と、を備え、 前記バタフライ弁体は、閉状態位置を基準とする正の角
    度範囲内と負の角度範囲内とで回動可能であり、 前記制御部は、 前記バタフライ弁体を前記閉状態位置を含む前記正の角
    度範囲内で回動させる通常開閉モードと、 前記バタフライ弁体を前記正の角度範囲内と前記負の角
    度範囲内とでそれぞれ少なくとも1回回動させ、その
    後、前記バタフライ弁体を前記閉状態位置に設定する停
    止モードと、を有することを特徴とするガス流制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガス流制御装置であっ
    て、 前記バタフライ弁体は、板状部を含み、 前記板状部と前記ハウジングとの間には、前記バタフラ
    イ弁体が前記閉状態位置に設定された場合に、前記板状
    部の外周と前記ハウジングの内壁とが互いに接触しない
    ような間隙が設けられている、ガス流制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のガス流制御装置であっ
    て、 前記停止モードにおける前記バタフライ弁体の回動は、
    前記正の角度範囲内と前記負の角度範囲内とでそれぞれ
    複数回実行される、ガス流制御装置。
  4. 【請求項4】 炭化水素系化合物を含むガスの流れを制
    御するガス流制御装置であって、 ハウジングと、 前記ハウジング内部に形成されたガス通路と、 前記ガス通路に設けられ、前記ガスの流通状態を制御す
    るためのバタフライ弁体と、を備え、 前記バタフライ弁体は、板状部と軸部とを含み、 前記板状部は、前記軸部の中心軸からオフセットされた
    位置に設けられていることを特徴とするガス流制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のガス流制御装置であっ
    て、 前記板状部の外形寸法は、前記ガス通路の通路寸法にほ
    ぼ等しく、 前記ハウジングの内壁には、前記バタフライ弁体を回動
    可能とするための凹部が形成されている、ガス流制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載のガス流制御装置であっ
    て、 前記板状部と前記ハウジングとの間には、前記バタフラ
    イ弁体が閉状態位置に設定された場合に、前記板状部の
    外周と前記ハウジングの内壁とが互いに接触しないよう
    な間隙が設けられている、ガス流制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のガス流制御装置であっ
    て、さらに、 前記バタフライ弁体を駆動するための駆動部と、 前記駆動部を制御するための制御部と、を備え、 前記バタフライ弁体は、閉状態位置を基準とする正の角
    度範囲内で回動可能であり、 前記制御部は、 前記バタフライ弁体を前記閉状態位置を含む前記正の角
    度範囲内で回動させる通常開閉モードと、 前記バタフライ弁体を前記正の角度範囲内で少なくとも
    1回回動させ、その後、前記バタフライ弁体を前記閉状
    態位置に設定する停止モードと、 を有する、ガス流制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のガス流制御装置であっ
    て、 前記バタフライ弁体は、前記閉状態位置を基準とする前
    記正の角度範囲内と負の角度範囲内とで回動可能であ
    り、 前記停止モードにおける前記バタフライ弁体の回動は、
    前記正の角度範囲内と前記負の角度範囲内とでそれぞれ
    少なくとも1回実行される、ガス流制御装置。
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