JP2003314322A - オートテンショナ装置における張力制御方法 - Google Patents

オートテンショナ装置における張力制御方法

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JP2003314322A JP2002125392A JP2002125392A JP2003314322A JP 2003314322 A JP2003314322 A JP 2003314322A JP 2002125392 A JP2002125392 A JP 2002125392A JP 2002125392 A JP2002125392 A JP 2002125392A JP 2003314322 A JP2003314322 A JP 2003314322A
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康幸 小松
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克哉 南
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ・ジェネレータをスタータモータとし
て使用する際に、無端伝動帯の耐久性を確保しながら、
オートテンショナによって無端伝動帯に充分な張力を与
えられるようにする。 【解決手段】 エンジンのアイドル停止条件の成立時に
モータ・ジェネレータに一時的に逆トルクを発生させ、
ベルトを緩めてオートテンショナを伸長させた状態で制
御弁のソレノイドを励磁し、オートテンショナを収縮不
能にロックする。この状態でモータ・ジェネレータをス
タータモータとして駆動してエンジンを始動するので、
ベルトのスリップを防止して確実な始動を行うことがで
きる。エンジンの始動後はソレノイドを消磁してオート
テンショナを伸縮自在にすることで、ベルトの耐久性の
低下を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クランクシャフト
と補機類とモータ・ジェネレータとの間で駆動力を伝達
する無端伝動帯に張力を付与するエンジンのオートテン
ショナ装置に関し、特にその張力調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッド車両のエンジンは車両の停
止時に自動的に停止(アイドル停止)し、車両の発進時
に自動的に再始動するようになっており、クランクシャ
フトにベルトを介して接続したモータ・ジェネレータを
スタータモータとして機能させてエンジンの再始動を行
っている。モータ・ジェネレータをスタータモータとし
て使用するとき、その起動と同時にクランクシャフトと
モータ・ジェネレータとを接続するベルトに瞬間的に強
い張力が作用するため、オートテンショナがスプリング
の弾発力に抗して大きく収縮し、それに続いてスプリン
グの弾発力で大きく伸長するため、ベルトが暴れて動力
伝達がスムーズに行われなくなる可能性がある。
【0003】そこで従来は、モータ・ジェネレータをス
タータモータとして使用するとき、オートテンショナを
収縮不能にロックして上記不具合を回避している。
【0004】図9は上記従来のオートテンショナの縦断
面図であって、そのテンショナ本体01はアッパーハウ
ジング02とロアハウジング03とを摺動自在に嵌合さ
せてなり、アッパーハウジング02およびロアハウジン
グ03はスプリング04で相互に離反する方向に付勢さ
れ、このスプリング04の弾発力はベルトに張力を付与
する方向に作用する。ロアハウジング03に一体に形成
したシリンダ05にアッパーハウジング02に一体に形
成したピストン06が摺動自在に嵌合する。シリンダ0
5およびピストン06によって区画された第1液室07
と、シリンダ05の外側に区画された第2液室08とが
ロアハウジング03に形成した第1連通路09および第
2連通路010を介して接続されており、第1液室07
および第2液室08に液体が封入される。
【0005】第1連通路09には第1チェック弁011
が設けられており、この第1チェック弁011によって
第1液室07から第2液室08への液体の移動が阻止さ
れ、その逆方向の液体の移動が許容される。第2連通路
010には第2チェック弁012と絞り013とが設け
られており、この第2チェック弁012によって第1液
室07から第2液室08への液体の移動が阻止され、そ
の逆方向の液体の移動が許容される。第2チェック弁0
12の弁体014を弁座015から離反させるべく、ソ
レノイド016により駆動される押圧ロッド017が弁
体014に臨んでいる。
【0006】通常時にはソレノイド016を消磁して押
圧ロッド017を強制的に上昇させて弁体014を弁座
015から離反させることで、第2チェック弁012は
開弁状態に保持される。従って、テンショナ本体01が
収縮して容積が縮小する第1液室07から押し出された
液体は第2チェック弁012および絞り013を有する
第2連通路010を通過して第2液室08に流入し、そ
の際に絞り013を通る液体の流通抵抗で減衰力が発揮
される。またテンショナ本体01が伸長すると、第2液
室08の液体が第1チェック弁011を有する第1連通
路09を介して第1液室07に戻される。
【0007】エンジンのアイドル停止後の再始動時にモ
ータ・ジェネレータをスタータモータとして使用すると
き、あるいはエンジンによる車両の加速時にモータ・ジ
ェネレータをアシストモータとして使用するとき、ソレ
ノイド016を励磁して押圧ロッド017を下降させる
ことで第2チェック弁012を機能させる。モータ・ジ
ェネレータの作動によってベルトの張力が急激に増加し
てテンショナ本体01が強く圧縮されたとき、第1チェ
ック弁011および第2チェック弁012が共に閉弁し
て第1液室07からの液体の流出を阻止するため、テン
ショナ本体01は収縮不能にロックされてベルトの暴れ
が防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータ・ジ
ェネレータをスタータモータやアシストモータとして使
用すべくオートテンショナのテンショナ本体を収縮不能
にロックする際に、ベルトに充分な張力が与えられてい
ないとモータ・ジェネレータの作動に伴ってベルトがス
リップする可能性がある。これを防止するためにベルト
の張力を予め高く設定すると、通常の運転時にベルトの
寿命が低下したり摩擦抵抗が増加したりする問題があ
る。
【0009】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、モータ・ジェネレータをスタータモータやアシスト
モータとして使用する際に、無端伝動帯の耐久性を確保
しながら、オートテンショナによって無端伝動帯に充分
な張力を与えられるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明によれば、エンジンのク
ランクシャフトと補機類とモータ・ジェネレータとの間
で駆動力を伝達する無端伝動帯に張力を付与すべく、無
端伝動帯の張力に応じて伸縮自在なテンショナ本体と、
テンショナ本体を伸長方向に付勢するスプリングと、テ
ンショナ本体の収縮に伴って容積が縮小し、伸長に伴っ
て容積が拡大する第1液室と、第1液室に連通する第2
液室と、第1液室および第2液室間の連通を許容および
阻止する制御弁とを備えたオートテンショナ装置におい
て、エンジンのアイドル停止条件の成立時あるいは成立
後にモータ・ジェネレータに逆トルクを発生させる工程
と、制御弁を閉弁して第1液室および第2液室間の連通
を阻止する工程と、モータ・ジェネレータをスタータモ
ータとして駆動してエンジンを始動する工程とを含むこ
とを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制
御方法が提案される。
【0011】上記構成によれば、エンジンの運転中に制
御弁は開弁状態にあってテンショナ本体は伸縮自在であ
り、スプリングの弾発力によって無端伝動帯に所定の張
力が与えられる。エンジンのアイドル停止後にモータ・
ジェネレータを駆動してエンジンを再始動するとき、無
端伝動帯に瞬間的に強い張力が作用してテンショナ本体
が急激に収縮し、その後の反動でテンショナ本体が急激
に伸長するため、急激な張力の変動によって無端伝動帯
が暴れる可能性がある。従って、モータ・ジェネレータ
を駆動する際には、制御弁を閉弁してテンショナ本体を
収縮不能にロックすることで張力の急激な変動による無
端伝動帯の暴れを防止する。
【0012】モータ・ジェネレータをスタータモータと
して駆動するのに先立ってモータ・ジェネレータに逆ト
ルクを発生させることで、オートテンショナ装置の位置
での無端伝動帯の張力を一時的に弱めてテンショナ本体
を充分に伸長させ、その状態で制御弁を閉弁してテンシ
ョナ本体を収縮を不能にロックするので、モータ・ジェ
ネレータをスタータモータとして駆動してエンジンを始
動する瞬間の無端伝動帯の張力を充分に確保して無端伝
動帯がスリップするのを防止することができる。スター
タモータとしてのモータ・ジェネレータの駆動を停止し
た後は、制御弁が開弁してテンショナ本体は伸縮可能な
状態に復帰するため、無端伝動帯に大きな張力が継続的
に作用して耐久性が低下する虞がない。
【0013】また請求項2に記載された発明によれば、
エンジンのクランクシャフトと補機類とモータ・ジェネ
レータとの間で駆動力を伝達する無端伝動帯に張力を付
与すべく、無端伝動帯の張力に応じて伸縮自在なテンシ
ョナ本体と、テンショナ本体を伸長方向に付勢するスプ
リングと、テンショナ本体の収縮に伴って容積が縮小
し、伸長に伴って容積が拡大する第1液室と、第1液室
に連通する第2液室と、第1液室および第2液室間の連
通を許容および阻止する制御弁とを備えたオートテンシ
ョナ装置において、モータアシスト条件の成立時にエン
ジンの出力を増加させる工程と、エンジンの出力増加後
に制御弁を閉弁して第1液室および第2液室間の連通を
阻止する工程と、モータ・ジェネレータをアシストモー
タとして駆動してアシストトルクを発生させる工程とを
含むことを特徴とする、オートテンショナ装置における
張力制御方法が提案される。
【0014】上記構成によれば、エンジンの運転中に制
御弁は開弁状態にあってテンショナ本体は伸縮自在であ
り、スプリングの弾発力によって無端伝動帯に所定の張
力が与えられる。モータ・ジェネレータをアシストモー
タとして駆動してエンジンをアシストするとき、無端伝
動帯に瞬間的に強い張力が作用してテンショナ本体が急
激に収縮し、その後の反動でテンショナ本体が急激に伸
長するため、急激な張力の変動によって無端伝動帯が暴
れる可能性がある。従って、モータ・ジェネレータを駆
動する際には、制御弁を閉弁してテンショナ本体を収縮
不能にロックすることで張力の急激な変動による無端伝
動帯の暴れを防止する。
【0015】モータ・ジェネレータをアシストモータと
して駆動するのに先立ってエンジンの出力を増加させる
ことで、オートテンショナ装置の位置での無端伝動帯の
張力を一時的に弱めてテンショナ本体を充分に伸長さ
せ、その状態で制御弁を閉弁してテンショナ本体収縮を
不能にロックするので、モータ・ジェネレータをアシス
トモータとして駆動してエンジンをアシストする瞬間の
無端伝動帯の張力を充分に確保して無端伝動帯がスリッ
プするのを防止することができる。アシストモータとし
てのモータ・ジェネレータの駆動を停止した後は、制御
弁が開弁してテンショナ本体は伸縮可能な状態に復帰す
るため、無端伝動帯に大きな張力が継続的に作用して耐
久性が低下する虞がない。
【0016】尚、実施例の空調用コンプレッサ13およ
びウオータポンプ14は本発明の補機類に対応し、実施
例のベルト28は本発明の無端伝動帯に対応する。
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
ので、図1はハイブリッド車両用のエンジンの正面図、
図2は図1の2部拡大断面図、図3はオートテンショナ
ソレノイド制御ルーチンのフローチャート、図4は図3
のフローチャートの対応するタイムチャートである。
【0020】図1に示すように、ハイブリッド車両用の
エンジンEはエンジンブロック11の側面に取り付けた
補機ブラケット12を備えており、補機ブラケット12
に空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14、モー
タ・ジェネレータ15、アイドラプーリ16およびオー
トテンショナ17が支持される。エンジンEのクランク
シャフト18に設けたクランクプーリ19と、空調用コ
ンプレッサ13の回転軸20に設けた空調用コンプレッ
サプーリ21と、ウオータポンプ14の回転軸22に設
けたウオータポンププーリ23と、モータ・ジェネレー
タ15の回転軸24に設けたモータ・ジェネレータプー
リ25と、回転軸26に設けた前記アイドラプーリ16
と、オートテンショナ17に設けたテンショナプーリ2
7とに無端伝動帯としてのベルト28が巻き掛けられ
る。クランクプーリ19、空調用コンプレッサプーリ2
1、ウオータポンププーリ23、モータ・ジェネレータ
プーリ25、アイドラプーリ16およびテンショナプー
リ27の回転方法は矢印で示される。
【0021】オートテンショナ17は伸縮自在なテンシ
ョナ本体29を備えており、その上端が支点ピン30を
介して補機ブラケット12に枢支される。補機ブラケッ
ト12には支点ピン31を介してベルクランク32の中
間部が枢支されており、ベルクランク32の一端部がピ
ン33を介してテンショナ本体29の下端に枢支され、
ベルクランク32の他端部に回転軸34を介して前記テ
ンショナプーリ26が枢支される。
【0022】エンジン回転数を検出するエンジン回転数
センサ35と、モータ・ジェネレータ15の回転数を検
出するモータ・ジェネレータ回転数センサ36と、オー
トテンショナ17のテンショナ本体29の伸縮位置を検
出するストロークセンサ37とからの信号が入力される
電子制御ユニットUは、燃料噴射弁38の燃料噴射量
と、点火プラグ39の点火時期と、モータコントローラ
40およびインバータ41を介してのモータ・ジェネレ
ータ15の作動と、オートテンショナ17のテンショナ
本体29の収縮のロックとを制御する。エンジンEの運
転時にモータ・ジェネレータ15はジェネレータとして
機能して発電あるいは回生制動を司り、エンジンEのア
イドル停止後にモータ・ジェネレータ15はスタータモ
ータとして機能してエンジンEを再始動し、車両の加速
時にモータ・ジェネレータ15はアシストモータとして
機能してエンジンEをアシストする。
【0023】図2に示すように、オートテンショナ17
のテンショナ本体29は、補機ブラケット12に接続さ
れるアッパーハウジング51の内周面に、ベルクランク
32に接続されるロアハウジング52の外周面を摺動自
在に嵌合させてなり、ロアハウジング52に一体に形成
したシリンダ53にアッパーハウジング51に一体に形
成したピストン54が摺動自在に嵌合する。シリンダ5
3およびピストン54によって区画された第1液室55
と、シリンダ53の外側に区画された第2液室56とが
ロアハウジング52に形成した第1連通路57および第
2連通路58を介して接続されており、第1液室55の
全部および第2液室56の一部に液体が封入される。テ
ンショナ本体29が収縮すると第1液室55の容積が縮
小し、テンショナ本体29が伸長すると第1液室55の
容積が拡大する。
【0024】アッパーハウジング51およびロアハウジ
ング52は第2液室56に収納したスプリング59で相
互に離反する方向(つまりテンショナ本体29が伸長す
る方向)に付勢されており、このスプリング59の弾発
力はテンショナプーリ27をベルト28に押し付けて張
力を付与する方向に作用する。
【0025】第1連通路57には円錐状の弁座60およ
び球状の弁体61よりなるチェック弁62が設けられて
おり、このチェック弁62によって第1液室55から第
2液室56への液体の移動が阻止され、その逆方向の液
体の移動が許容される。第2連通路58には、円錐状の
弁座63に向けて球状の弁体64をスプリング65で付
勢した制御弁66と、絞り67とが設けられる。制御弁
66の開閉を制御するアクチュエータ68は、ソレノイ
ド69と、ソレノイド69により作動するアマチュア7
0と、アマチュア70と一体に設けられた押圧ロッド7
1と、アマチュア70を付勢するスプリング72とから
なる。
【0026】アクチュエータ68のソレノイド69を消
磁すると、スプリング72の弾発力でアマチュア70が
左動して押圧ロッド71が弁体64を弁座63から離反
させ、制御弁66は強制的に開弁状態に保持される。従
って、ソレノイド69の消磁状態では、開弁状態にある
制御弁66を介して第1液室55および第2液室56間
の双方向への液体の移動が許容される。一方、ソレノイ
ド69を励磁すると、アマチュア70と共に押圧ロッド
71が右動して弁体64が弁座63に着座し、制御弁6
6はチェック弁として機能する。従って、ソレノイド6
9の励磁状態では、第1液室55から第2液室56への
液体の移動が阻止されてテンショナ本体29が収縮不能
にロックされ、第2液室56から第1液室55への液体
の移動が許容されてテンショナ本体29が伸長可能とな
る。
【0027】次に、上記構成を備えた本発明の第1実施
例の作用を説明する。
【0028】エンジンEの通常の運転時に制御弁66の
アクチュエータ68のソレノイド69は消磁状態にあ
り、アマチュア70および押圧ロッド71がスプリング
72の弾発力で左動して弁体64が弁座63から離反す
ることで、制御弁66は強制的に開弁状態に保持され
る。
【0029】オートテンショナ17の位置でのベルト2
8の張力は、エンジンEが加速すると減少し、エンジン
Eが減速すると増加する。また前記ベルト28の張力
は、空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14ある
いはモータ・ジェネレータ15の負荷が増加すると減少
し、前記負荷が減少すると増加する。
【0030】このようにしてベルト28の張力が増加し
ようとすると、ベルト28からテンショナプーリ27に
作用する荷重がベルクランク32を介してオートテンシ
ョナ17のテンショナ本体29に伝達され、テンショナ
本体29を収縮させようとする。その結果、スプリング
59の弾発力に抗してアッパーハウジング51の内部に
ロアハウジング52が押し込まれて第1液室55の容積
が減少し、チェック弁62が閉弁して第1連通路57が
閉塞されることから、第1液室55内の液体は第2連通
路58の開弁した制御弁66および絞り67を通過して
第2液室56にゆっくりと流入し、ベルト28の張力の
増加が抑制される。その際に液体が絞り67を通過する
ことで減衰力が発生する。
【0031】一方、ベルト28の張力が減少しようとす
ると、ベルト28からテンショナ本体29に伝達される
荷重が減少するため、スプリング59の弾発力でアッパ
ーハウジング51の内部からロアハウジング52が押し
出されて第1油室55の容積が増加する。このとき、チ
ェック弁62が開弁して第1連通路57が開放されるた
め、第2液室56内の液体が第1連通路57を経て第1
液室55に流入し、テンショナ本体29が伸長してベル
ト28の張力の減少が抑制される。その際に、第2液室
56内の液体の一部が第2連通路58の絞り67を経て
第1液室55に流入するが、第2液室56内の液体の大
部分は絞りが設けられていない第1連通路57を経て第
1液室55に速やかに移動し、テンショナ本体29が伸
長する応答性が高められる。
【0032】このように、ベルト28の張力が増減しよ
うとすると、それを補償するようにオートテンショナ1
7のテンショナ本体29が伸縮することにより、ベルト
28の張力を略一定に保持して安定した動力伝達を可能
にすることができる。
【0033】ところで、ハイブリッド車両のエンジンE
は車両の停止時に自動的にアイドル停止し、車両の発進
時に自動的に再始動するようになっており、その再始動
は通常はジェネレータとして機能するモータ・ジェネレ
ータ15をスタータモータとして機能させることで行わ
れる。
【0034】エンジンEを再始動すべくモータ・ジェネ
レータ15を駆動してモータ・ジェネレータプーリ25
を矢印方向に回転させると、オートテンショナ17の位
置でベルト28の張力が急激に増加し、テンショナ本体
29が一旦急激に収縮した後にスプリング59の弾発力
で急激に伸長するため、ベルト28が暴れて動力伝達が
不安定になる虞がある。そこで本実施例では、エンジン
Eの再始動に先立って、予めベルト28の張力を増加さ
せた状態で制御弁66のアクチュエータ68のソレノイ
ド69を励磁して押圧ロッド71を右動させ、弁体64
を弁座63着座可能にして制御弁66をチェック弁とし
て機能させる。その結果、チェック弁62および制御弁
66の両方に阻止されて第1液室55内の液体が密封さ
れるため、テンショナ本体29は収縮不能にロックされ
て前記ベルト28が暴れが防止される。
【0035】次に、エンジンEのアイドル停止に続く再
始動時の制御弁66の制御の詳細を、図3のフローチャ
ートと、図4のタイムチャートとに基づいて説明する。
【0036】先ず、ステップS1でエンジンEのアイド
ル停止条件が成立したか否かを判断し、ステップS2で
ブレーキペダルが踏まれて車両が停止してから所定時間
が経過してエンジンEのアイドル停止条件が成立する
と、ステップS3で燃料噴射弁38からの燃料噴射をカ
ットする。クランクシャフト18の慣性による回転を抑
制してドライバビリティを高めるべく、前記ステップS
3の燃料噴射のカットと同時に、ステップS4でモータ
・ジェネレータ15を所定時間回生制動して逆トルクを
発生させる。
【0037】モータ・ジェネレータ15が逆トルクを発
生すると、慣性で回転しようとするクランクプーリ19
と逆トルクで停止しようとするモータ・ジェネレータプ
ーリ25との間のベルト28の張力が減少するため、そ
こに配置されたオートテンショナ17のテンショナ本体
29がスプリング59の弾発力で伸長する。続くステッ
プS5で、オートテンショナ17のストロークセンサ3
7でテンショナ本体29の伸縮位置を検出した結果、ス
テップS6でテンショナ本体29が目標位置まで伸長し
てベルト28に充分な張力が付与されたことが確認され
ると、ステップS7でアクチュエータ68のソレノイド
69を励磁して制御弁66をチェック弁として機能可能
にし、オートテンショナ17のテンショナ本体29を収
縮不能にロックする。
【0038】そしてステップS8でモータ・ジェネレー
タ15をスタータモータとして駆動してエンジンEをク
ランキングした後、ステップS9でモータ・ジェネレー
タ15によるクランキングでエンジンEが完爆したか否
かを判定し、ステップS10で完爆していれば、ステッ
プS11でモータ・ジェネレータ15の作動を停止する
とともに、アクチュエータ68のソレノイド69を消磁
して制御弁66をチェック弁として機能不能にし、オー
トテンショナ17のテンショナ本体29を伸縮可能にし
てエンジンEの運転中におけるベルト28の張力調整機
能を発揮させる。
【0039】このように、エンジンEが停止する直前に
モータ・ジェネレータ15を回生制動することでオート
テンショナ17のテンショナ本体29を伸長させ、その
状態でテンショナ本体29を収縮不能にロックするの
で、オートテンショナ17によってベルト28に充分な
張力を与えることができる。従って、エンジンEの再始
動条件が成立してモータ・ジェネレータ15をスタータ
モータとして駆動したときに、モータ・ジェネレータ1
5が発生するトルクでベルト28にスリップが発生する
ことが防止され、エンジンEの確実な始動が可能にな
る。
【0040】次に、図5のフローチャートと、図6のタ
イムチャートとに基づいて、エンジンEのアイドル停止
に続く再始動時の制御弁66の制御の詳細を説明する。
【0041】先ず、ステップS21でエンジンEのアイ
ドル停止後の再始動条件が成立したか否かを判断し、ス
テップS22でブレーキペダルが放されてエンジンEの
再始動条件が成立すると、ステップS23でモータ・ジ
ェネレータ15を所定時間だけ逆回転させて逆トルクを
発生させる。エンジンEが停止した状態でモータ・ジェ
ネレータ15が逆トルクを発生すると、停止したクラン
クプーリ19と逆回転するモータ・ジェネレータプーリ
25との間でベルト28の張力が減少するため、そこに
配置されたオートテンショナ17のテンショナ本体29
がスプリング59の弾発力で伸長する。続くステップS
24で、オートテンショナ17のストロークセンサ37
でテンショナ本体29の伸縮位置を検出した結果、ステ
ップS25でテンショナ本体29が目標位置まで伸長し
てベルト28に充分な張力が付与されたことが確認され
ると、ステップS26でアクチュエータ68のソレノイ
ド69を励磁して制御弁66をチェック弁として機能可
能にし、オートテンショナ17のテンショナ本体29を
収縮不能にロックする。
【0042】そしてステップS27でモータ・ジェネレ
ータ15をスタータモータとして駆動してエンジンEを
クランキングし、ステップS28でエンジンEが完爆し
たか否かを判定し、ステップS29で完爆していれば、
ステップS30でモータ・ジェネレータ15の作動を停
止するとともに、アクチュエータ68のソレノイド69
を消磁して制御弁66をチェック弁として機能不能に
し、オートテンショナ17のテンショナ本体29を伸縮
可能にしてエンジンEの運転中におけるベルト28の張
力調整機能を発揮させる。
【0043】以上のように、第1実施例ではエンジンE
がアイドル停止する直前にモータ・ジェネレータ15に
逆トルクを発生させてからオートテンショナ17を収縮
不能にロックし、また第2実施例ではアイドル停止した
エンジンEを再始動する直前にモータ・ジェネレータ1
5に逆トルクを発生させてからオートテンショナ17を
収縮不能にロックしているが、第1、第2実施例の何れ
によっても、モータ・ジェネレータ15でエンジンEを
クランキングするときに、オートテンショナ17を収縮
不能にロックしてベルト28の暴れを確実に防止するこ
とができる。そしてエンジンEの始動後は、ベルト28
の張力をスプリング59の弾発力で決まる適切な値に設
定し、ベルト28の耐久性の低下を防止することができ
る。
【0044】次に、車両の加速に伴うモータアシスト時
の制御弁66の制御の詳細を、図7のフローチャート
と、図8のタイムチャートとに基づいて説明する。
【0045】先ず、ステップS41でモータアシスト条
件が成立したか否かを判定し、ステップS42でモータ
アシスト条件が成立すると、ステップS43でアクセル
開度を自動的に増加させてエンジンEの出力を増加させ
る。その結果、クランクプーリ19とモータ・ジェネレ
ータプーリ25との間でベルト28の張力が減少するた
め、そこに配置されたオートテンショナ17のテンショ
ナ本体29がスプリング59の弾発力で伸長する。
【0046】続くステップS44で、オートテンショナ
17のストロークセンサ37でテンショナ本体29の伸
縮位置を検出した結果、ステップS45でテンショナ本
体29が目標位置まで伸長してベルト28に充分な張力
が付与されたことが確認されるか、あるいは前記ステッ
プS45でテンショナ本体29が目標位置まで伸長する
前に、ステップS46で所定時間Tasistが経過す
ると、ステップS47でアクチュエータ68のソレノイ
ド69を励磁して制御弁66をチェック弁として機能可
能にし、オートテンショナ17のテンショナ本体29を
収縮不能にロックする。
【0047】そしてステップS48でモータ・ジェネレ
ータ15をアシストモータとして駆動してエンジンEの
出力をアシストし、ステップS49でモータアシスト解
除条件が成立すると、ステップS50でモータ・ジェネ
レータ15の作動を停止するとともに、アクチュエータ
68のソレノイド69を消磁してチェック弁として機能
不能にし、オートテンショナ17のテンショナ本体29
を伸縮可能にしてエンジンEの運転中におけるベルト2
8の張力調整機能を発揮させる。
【0048】以上のように、第3実施例ではモータ・ジ
ェネレータ15によるモータアシスト時にオートテンシ
ョナ17を収縮不能にロックすることにより、張力の急
変によるベルト28の暴れを確実に防止することがで
き、しかもモータアシストの終了後はベルト28の張力
をスプリング59の弾発力で決まる適切な値に設定し、
ベルト28の耐久性の低下を防止することができる。
【0049】尚、図8のタイムチャートにおける破線
は、前記ステップS46で所定時間Tasistが経過
して、前記ステップS47でアクチュエータ68のソレ
ノイド69を励磁したとき、テンショナ本体29の伸縮
位置が目標位置に達しなかった場合を示している。この
場合、ベルト28の張力が不足してスリップが発生し易
いため、テンショナ本体29の実際の伸縮位置と目標位
置との偏差に応じてモータ・ジェネレータ15が発生す
るアシストトルクを減少させることで、スリップの発生
を防止することができる。
【0050】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0051】例えば、本発明の無端伝動帯は実施例のベ
ルト28に限定されず、チェーンであっても良い。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された発明
によれば、エンジンの運転中に制御弁は開弁状態にあっ
てテンショナ本体は伸縮自在であり、スプリングの弾発
力によって無端伝動帯に所定の張力が与えられる。エン
ジンのアイドル停止後にモータ・ジェネレータを駆動し
てエンジンを再始動するとき、無端伝動帯に瞬間的に強
い張力が作用してテンショナ本体が急激に収縮し、その
後の反動でテンショナ本体が急激に伸長するため、急激
な張力の変動によって無端伝動帯が暴れる可能性があ
る。従って、モータ・ジェネレータを駆動する際には、
制御弁を閉弁してテンショナ本体を収縮不能にロックす
ることで張力の急激な変動による無端伝動帯の暴れを防
止する。
【0053】モータ・ジェネレータをスタータモータと
して駆動するのに先立ってモータ・ジェネレータに逆ト
ルクを発生させることで、オートテンショナ装置の位置
での無端伝動帯の張力を一時的に弱めてテンショナ本体
を充分に伸長させ、その状態で制御弁を閉弁してテンシ
ョナ本体を収縮を不能にロックするので、モータ・ジェ
ネレータをスタータモータとして駆動してエンジンを始
動する瞬間の無端伝動帯の張力を充分に確保して無端伝
動帯がスリップするのを防止することができる。スター
タモータとしてのモータ・ジェネレータの駆動を停止し
た後は、制御弁が開弁してテンショナ本体は伸縮可能な
状態に復帰するため、無端伝動帯に大きな張力が継続的
に作用して耐久性が低下する虞がない。
【0054】また請求項2に記載された発明によれば、
エンジンの運転中に制御弁は開弁状態にあってテンショ
ナ本体は伸縮自在であり、スプリングの弾発力によって
無端伝動帯に所定の張力が与えられる。モータ・ジェネ
レータをアシストモータとして駆動してエンジンをアシ
ストするとき、無端伝動帯に瞬間的に強い張力が作用し
てテンショナ本体が急激に収縮し、その後の反動でテン
ショナ本体が急激に伸長するため、急激な張力の変動に
よって無端伝動帯が暴れる可能性がある。従って、モー
タ・ジェネレータを駆動する際には、制御弁を閉弁して
テンショナ本体を収縮不能にロックすることで張力の急
激な変動による無端伝動帯の暴れを防止する。
【0055】モータ・ジェネレータをアシストモータと
して駆動するのに先立ってエンジンの出力を増加させる
ことで、オートテンショナ装置の位置での無端伝動帯の
張力を一時的に弱めてテンショナ本体を充分に伸長さ
せ、その状態で制御弁を閉弁してテンショナ本体収縮を
不能にロックするので、モータ・ジェネレータをアシス
トモータとして駆動してエンジンをアシストする瞬間の
無端伝動帯の張力を充分に確保して無端伝動帯がスリッ
プするのを防止することができる。アシストモータとし
てのモータ・ジェネレータの駆動を停止した後は、制御
弁が開弁してテンショナ本体は伸縮可能な状態に復帰す
るため、無端伝動帯に大きな張力が継続的に作用して耐
久性が低下する虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド車両用のエンジンの正面図
【図2】図1の2部拡大断面図
【図3】オートテンショナソレノイド制御ルーチンのフ
ローチャート
【図4】図3のフローチャートの対応するタイムチャー
【図5】第2実施例に係るオートテンショナソレノイド
制御ルーチンのフローチャート
【図6】図5のフローチャートの対応するタイムチャー
【図7】第3実施例に係るオートテンショナソレノイド
制御ルーチンのフローチャート
【図8】図7のフローチャートの対応するタイムチャー
【図9】従来のオートテンショナの縦断面図
【符号の説明】
13 空調用コンプレッサ(補機類) 14 ウオータポンプ(補機類) 15 モータ・ジェネレータ 18 クランクシャフト 28 ベルト(無端伝動帯) 29 テンショナ本体 55 第1液室 56 第2液室 59 スプリング 66 制御弁 E エンジン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 310 F02D 45/00 310G F02N 11/04 F02N 11/04 D 15/00 15/00 E F16H 7/12 F16H 7/12 A // F02B 67/06 ZHV F02B 67/06 ZHVA (72)発明者 南 克哉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 武藤 栄二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3G084 BA28 BA34 CA01 CA07 DA19 FA33 3G093 AA07 AA16 BA19 BA21 BA22 CA02 CB05 DA01 DA12 DB01 DB21 DB26 EA02 EA05 EB08 EC01 FA07 3J049 AA01 BA07 BB05 BB13 BB23 BC08 BG07 BG10 CA02 CA03 CA04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(E)のクランクシャフト(1
    8)と補機類(13,14)とモータ・ジェネレータ
    (15)との間で駆動力を伝達する無端伝動帯(28)
    に張力を付与すべく、 無端伝動帯(28)の張力に応じて伸縮自在なテンショ
    ナ本体(29)と、 テンショナ本体(29)を伸長方向に付勢するスプリン
    グ(59)と、 テンショナ本体(29)の収縮に伴って容積が縮小し、
    伸長に伴って容積が拡大する第1液室(55)と、 第1液室(55)に連通する第2液室(56)と、 第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を許
    容および阻止する制御弁(66)と、を備えたオートテ
    ンショナ装置において、 エンジン(E)のアイドル停止条件の成立時あるいは成
    立後にモータ・ジェネレータ(15)に逆トルクを発生
    させる工程と、 制御弁(66)を閉弁して第1液室(55)および第2
    液室(56)間の連通を阻止する工程と、 モータ・ジェネレータ(15)をスタータモータとして
    駆動してエンジン(E)を始動する工程と、 を含むことを特徴とする、オートテンショナ装置におけ
    る張力制御方法。
  2. 【請求項2】 エンジン(E)のクランクシャフト(1
    8)と補機類(13,14)とモータ・ジェネレータ
    (15)との間で駆動力を伝達する無端伝動帯(28)
    に張力を付与すべく、 無端伝動帯(28)の張力に応じて伸縮自在なテンショ
    ナ本体(29)と、 テンショナ本体(29)を伸長方向に付勢するスプリン
    グ(59)と、 テンショナ本体(29)の収縮に伴って容積が縮小し、
    伸長に伴って容積が拡大する第1液室(55)と、 第1液室(55)に連通する第2液室(56)と、 第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を許
    容および阻止する制御弁(66)と、 を備えたオートテンショナ装置において、 モータアシスト条件の成立時にエンジン(E)の出力を
    増加させる工程と、 エンジン(E)の出力増加後に制御弁(66)を閉弁し
    て第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を
    阻止する工程と、 モータ・ジェネレータ(15)をアシストモータとして
    駆動してアシストトルクを発生させる工程と、を含むこ
    とを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制
    御方法。
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