JP2003312479A - 手押し運搬車における補助駆動装置 - Google Patents
手押し運搬車における補助駆動装置Info
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B1/00—Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor
- B62B1/18—Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows
- B62B1/20—Hand carts having only one axis carrying one or more transport wheels; Equipment therefor in which the load is disposed between the wheel axis and the handles, e.g. wheelbarrows involving parts being collapsible, attachable, detachable or convertible
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62B—HAND-PROPELLED VEHICLES, e.g. HAND CARTS OR PERAMBULATORS; SLEDGES
- B62B5/00—Accessories or details specially adapted for hand carts
- B62B5/0026—Propulsion aids
- B62B5/0033—Electric motors
- B62B5/0036—Arrangements of motors
- B62B5/005—Detachably mounted motor units
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- Combustion & Propulsion (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一輪車などの手押し運搬車において、モータに
よって補助的に駆動することができる補助駆動装置を簡
単な構造で実現する。 【解決手段】補助駆動装置４を構成する駆動装置フレー
ム６の先端部分を手押し運搬車の車輪軸５に着脱自在に
支持させるとともに、駆動装置フレーム６の後方部分を
本体フレーム１に支持させる。駆動装置フレーム６にモ
ータによって回転駆動される駆動輪７を前後動自在に設
け、駆動輪を運搬車の車輪に当接させることにより回転
駆動する。駆動輪７は、駆動装置フレーム上を移動可能
なスライドベース８に支持させ、このスライドベースは
手動レバー12を含むリンク機構によって移動させること
ができるようにする。
よって補助的に駆動することができる補助駆動装置を簡
単な構造で実現する。 【解決手段】補助駆動装置４を構成する駆動装置フレー
ム６の先端部分を手押し運搬車の車輪軸５に着脱自在に
支持させるとともに、駆動装置フレーム６の後方部分を
本体フレーム１に支持させる。駆動装置フレーム６にモ
ータによって回転駆動される駆動輪７を前後動自在に設
け、駆動輪を運搬車の車輪に当接させることにより回転
駆動する。駆動輪７は、駆動装置フレーム上を移動可能
なスライドベース８に支持させ、このスライドベースは
手動レバー12を含むリンク機構によって移動させること
ができるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業現場におい
て広く使用される手押し式の一輪車や、二輪車その他の
手押し運搬車に関し、より詳しくは坂道や荷物が重い場
合など必要に応じて補助的にモータ駆動し、作業者の負
担を軽減させ運搬を容易ならしめることができる手押し
運搬車における補助駆動装置に係る発明である。
て広く使用される手押し式の一輪車や、二輪車その他の
手押し運搬車に関し、より詳しくは坂道や荷物が重い場
合など必要に応じて補助的にモータ駆動し、作業者の負
担を軽減させ運搬を容易ならしめることができる手押し
運搬車における補助駆動装置に係る発明である。
【０００２】
【従来の技術】従来の手押し運搬車は駆動装置を備えて
いないため、登り坂や積荷が重いといった運搬状況によ
っては作業者に多大の負担がかかり、時として運搬作業
の中断を余儀なくされる場合があった。このような事態
に対応するため、作業車に補助的な駆動手段を設ける思
想が、例えば実公昭５１−２５２５０号や特開２０００
−１７５３１０号公報に記載されている。実公昭５１−
２５２５０号に記載された発明は、運搬車の車体に原動
機の取付板を回動自在に装着し、駆動ローラーを車輪に
押圧することによって車輪を駆動し、取付板を回動させ
ることによって押圧を解除するようにしている。また、
特開２０００−１７５３１０号公報に記載された発明
は、電動式の運搬車であって、車体フレームに車輪を駆
動するモータを設けるとともに操作ハンドルにグリップ
を設けておき、操作ハンドルを持ち上げた状態で駆動さ
せるようにしている。
いないため、登り坂や積荷が重いといった運搬状況によ
っては作業者に多大の負担がかかり、時として運搬作業
の中断を余儀なくされる場合があった。このような事態
に対応するため、作業車に補助的な駆動手段を設ける思
想が、例えば実公昭５１−２５２５０号や特開２０００
−１７５３１０号公報に記載されている。実公昭５１−
２５２５０号に記載された発明は、運搬車の車体に原動
機の取付板を回動自在に装着し、駆動ローラーを車輪に
押圧することによって車輪を駆動し、取付板を回動させ
ることによって押圧を解除するようにしている。また、
特開２０００−１７５３１０号公報に記載された発明
は、電動式の運搬車であって、車体フレームに車輪を駆
動するモータを設けるとともに操作ハンドルにグリップ
を設けておき、操作ハンドルを持ち上げた状態で駆動さ
せるようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】実公昭５１−２５２５
０号に記載された従来の手押し運搬車は、入り切りの度
に取付板が回動して安定が悪く、操作性に優れたもので
はなかった。また、特開２０００−１７５３１０号公報
に記載された発明は、構造が複雑である。そしてこれら
従来の発明は、いずれも専用の本体フレームを必要とす
るものであり使用中の手押し運搬車に簡単に取り付ける
ことができるようなものではなかった。このような実情
に鑑み、本発明は簡単な構造であって、使用中の手押し
運搬車に自由に取り付けて使用することができる補助駆
動装置を提供することを目的とするものである。
０号に記載された従来の手押し運搬車は、入り切りの度
に取付板が回動して安定が悪く、操作性に優れたもので
はなかった。また、特開２０００−１７５３１０号公報
に記載された発明は、構造が複雑である。そしてこれら
従来の発明は、いずれも専用の本体フレームを必要とす
るものであり使用中の手押し運搬車に簡単に取り付ける
ことができるようなものではなかった。このような実情
に鑑み、本発明は簡単な構造であって、使用中の手押し
運搬車に自由に取り付けて使用することができる補助駆
動装置を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は駆動装置フレーム６の先端部分を手押し運
搬車の車輪軸部に支持させるとともに、駆動装置フレー
ム６の後方部分を手押し運搬車の本体フレーム１の一部
に支持させる。駆動装置フレーム６には、モータ９によ
って回転駆動される駆動輪７を前後動自在に装着し、こ
の駆動輪７を手押し運搬車の車輪２に当接させることに
よって回転駆動させ、当接位置から後退させることによ
って回転駆動状態を解除する。具体的には、駆動装置フ
レーム６に対して前後方向に移動可能なスライドベース
８を設け、スライドベース８にモータ９によって回転駆
動される駆動輪７を装着し、駆動装置フレーム６の一部
に回動自在に支持された手動レバー12を含むリンク機構
によって、スライドベース８を前後方向に移動可能とす
る。
め、本発明は駆動装置フレーム６の先端部分を手押し運
搬車の車輪軸部に支持させるとともに、駆動装置フレー
ム６の後方部分を手押し運搬車の本体フレーム１の一部
に支持させる。駆動装置フレーム６には、モータ９によ
って回転駆動される駆動輪７を前後動自在に装着し、こ
の駆動輪７を手押し運搬車の車輪２に当接させることに
よって回転駆動させ、当接位置から後退させることによ
って回転駆動状態を解除する。具体的には、駆動装置フ
レーム６に対して前後方向に移動可能なスライドベース
８を設け、スライドベース８にモータ９によって回転駆
動される駆動輪７を装着し、駆動装置フレーム６の一部
に回動自在に支持された手動レバー12を含むリンク機構
によって、スライドベース８を前後方向に移動可能とす
る。
【０００５】駆動装置フレーム６の先端部分は、手押し
運搬車の車輪軸５に着脱自在に係止させるようにすると
ともに、駆動装置フレーム６の一部を手押し運搬車の本
体フレーム１の一部に着脱自在に支持させるようにする
と、補助駆動装置そのものを簡単に着脱することが可能
となる。また、駆動輪７は、モータ９の電圧調整によっ
て変速可能とすると、特別な変速装置を設けることなく
簡単な構造で変速させることができる。
運搬車の車輪軸５に着脱自在に係止させるようにすると
ともに、駆動装置フレーム６の一部を手押し運搬車の本
体フレーム１の一部に着脱自在に支持させるようにする
と、補助駆動装置そのものを簡単に着脱することが可能
となる。また、駆動輪７は、モータ９の電圧調整によっ
て変速可能とすると、特別な変速装置を設けることなく
簡単な構造で変速させることができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る手押し運搬車
における補助駆動装置の実施の形態を添付の図面に基づ
いて説明する。図１は、本発明に係る補助駆動装置を備
えた手押し運搬車である一輪車の側面図、図２は平面図
である。図３及び図４は補助駆動装置の側面図、図５は
補助駆動装置の分解斜視図である。
における補助駆動装置の実施の形態を添付の図面に基づ
いて説明する。図１は、本発明に係る補助駆動装置を備
えた手押し運搬車である一輪車の側面図、図２は平面図
である。図３及び図４は補助駆動装置の側面図、図５は
補助駆動装置の分解斜視図である。
【０００７】運搬用の一輪車は、図１及び図２に示すよ
うに、後端部にハンドル部1aを形成した本体フレーム１
の前部に車輪２を回転自在に設け、後部に脚部３を装着
したものであって、本体フレーム１の上に運搬物を積
み、ハンドル部1aを持って脚部３を浮き上がらせた状態
で押し進めるようにして使用する。本発明ではこのよう
な一輪車その他の手押し運搬車において、回転駆動力を
付与する補助駆動装置４を搭載する。
うに、後端部にハンドル部1aを形成した本体フレーム１
の前部に車輪２を回転自在に設け、後部に脚部３を装着
したものであって、本体フレーム１の上に運搬物を積
み、ハンドル部1aを持って脚部３を浮き上がらせた状態
で押し進めるようにして使用する。本発明ではこのよう
な一輪車その他の手押し運搬車において、回転駆動力を
付与する補助駆動装置４を搭載する。
【０００８】補助駆動装置４は、先端を車輪２の車輪軸
５に支持されるとともに、後方部分を本体フレームの一
部に支持される駆動装置フレーム６と、この駆動装置フ
レームに装着される前後方向に移動可能な駆動輪７とで
構成する。すなわち、モータ９によって回転駆動される
駆動輪７を駆動フレーム６上を前進させて車輪２に当接
させることによって車輪２を回転駆動し、後退させて当
接状態を解除することによって車輪２を回転駆動状態か
ら開放する。
５に支持されるとともに、後方部分を本体フレームの一
部に支持される駆動装置フレーム６と、この駆動装置フ
レームに装着される前後方向に移動可能な駆動輪７とで
構成する。すなわち、モータ９によって回転駆動される
駆動輪７を駆動フレーム６上を前進させて車輪２に当接
させることによって車輪２を回転駆動し、後退させて当
接状態を解除することによって車輪２を回転駆動状態か
ら開放する。
【０００９】図５から理解されるように、駆動装置フレ
ーム６は左右一対の側板6a，6bと天板6cとで構成し、側
板6a，6bと天板6cを組み合わせることにより一体的な駆
動装置フレーム６を形成するとともに、側板6a，6bの間
に駆動輪７を配置し、左右の側板6a，6bの外側面にスラ
イドベース８，８を配置している。すなわち、駆動輪７
の回転軸7aを側板6a，6bに穿設した長孔10から外方に突
出させ、突出する回転軸７をスライドベース８に支持さ
せ、スライドベース８を長孔11に沿って移動可能な態様
で側板6a，6bに支持している。スライドベース８は、駆
動装置フレーム６の一部に軸支された手動レバー12とリ
ンク杆13で連結されている。したがって、手動レバー12
を上下動させることによりスライドベース８、ひいては
駆動輪７を前後方向に移動させることができる。すなわ
ち、図３に示すように手動レバー12を上方に持ち上げた
場合は駆動輪７が後退して車輪２は回転駆動されず、図
４に示すように手動レバー12を押し下げると、駆動輪７
が前進して車輪２に当接して回転駆動される。
ーム６は左右一対の側板6a，6bと天板6cとで構成し、側
板6a，6bと天板6cを組み合わせることにより一体的な駆
動装置フレーム６を形成するとともに、側板6a，6bの間
に駆動輪７を配置し、左右の側板6a，6bの外側面にスラ
イドベース８，８を配置している。すなわち、駆動輪７
の回転軸7aを側板6a，6bに穿設した長孔10から外方に突
出させ、突出する回転軸７をスライドベース８に支持さ
せ、スライドベース８を長孔11に沿って移動可能な態様
で側板6a，6bに支持している。スライドベース８は、駆
動装置フレーム６の一部に軸支された手動レバー12とリ
ンク杆13で連結されている。したがって、手動レバー12
を上下動させることによりスライドベース８、ひいては
駆動輪７を前後方向に移動させることができる。すなわ
ち、図３に示すように手動レバー12を上方に持ち上げた
場合は駆動輪７が後退して車輪２は回転駆動されず、図
４に示すように手動レバー12を押し下げると、駆動輪７
が前進して車輪２に当接して回転駆動される。
【００１０】駆動装置フレーム６は、ビス止めその他恒
久的な固定手段によって車輪軸５に支持させるものであ
ってもよいが、図示実施形態では駆動装置フレーム６の
側板6a，6b先端部分に掛け爪14を形成し、この掛け爪14
を車輪軸５に引っ掛けて係止するようにしている。ま
た、天板6cに取り付け金具15を設け、本体フレーム１の
一部に自由に着脱することができるようにしている。駆
動装置フレーム６の天板6cは、側板6a，6bとの取り付け
孔を長孔16，16とし、手押し運搬車の本体フレーム１に
対する取り付け位置に汎用性を持たせている。また、図
５に示す実施形態の駆動輪７は、その外表面に多数のス
リット7bを形成することにより車輪２を確実に駆動する
ことができるように工夫している。このように本発明で
は、駆動状態を解除したときに駆動装置とは完全に縁が
切れるため、補助駆動装置を利用しないときにモータを
空転させるといった余分な力が掛からない。
久的な固定手段によって車輪軸５に支持させるものであ
ってもよいが、図示実施形態では駆動装置フレーム６の
側板6a，6b先端部分に掛け爪14を形成し、この掛け爪14
を車輪軸５に引っ掛けて係止するようにしている。ま
た、天板6cに取り付け金具15を設け、本体フレーム１の
一部に自由に着脱することができるようにしている。駆
動装置フレーム６の天板6cは、側板6a，6bとの取り付け
孔を長孔16，16とし、手押し運搬車の本体フレーム１に
対する取り付け位置に汎用性を持たせている。また、図
５に示す実施形態の駆動輪７は、その外表面に多数のス
リット7bを形成することにより車輪２を確実に駆動する
ことができるように工夫している。このように本発明で
は、駆動状態を解除したときに駆動装置とは完全に縁が
切れるため、補助駆動装置を利用しないときにモータを
空転させるといった余分な力が掛からない。
【００１１】前記補助駆動装置４を利用するに際し、モ
ータ９を駆動するための電池17を本体フレーム１の任意
位置に取り付ける。本体フレーム１に装着する電池17
は、図８の回路図に示すように二つの電池17a，17bを利
用し、切り替えスイッチ18によって一つの電池を利用す
る場合と、二つの電池を直列に接続して利用する場合と
に使い分けるようにしている。すなわち、簡単な回路構
造でモータ９に供給する電圧を変更することにより駆動
輪７の変速を可能とし、変速機構を簡略化している。図
８に示す操作回路には、モータ９の回転を入り切りする
操作スイッチ19と電源回路を入り切りさせるリレー20と
安全装置21を備え、回路構成としてきわめて簡潔なもの
となっている。
ータ９を駆動するための電池17を本体フレーム１の任意
位置に取り付ける。本体フレーム１に装着する電池17
は、図８の回路図に示すように二つの電池17a，17bを利
用し、切り替えスイッチ18によって一つの電池を利用す
る場合と、二つの電池を直列に接続して利用する場合と
に使い分けるようにしている。すなわち、簡単な回路構
造でモータ９に供給する電圧を変更することにより駆動
輪７の変速を可能とし、変速機構を簡略化している。図
８に示す操作回路には、モータ９の回転を入り切りする
操作スイッチ19と電源回路を入り切りさせるリレー20と
安全装置21を備え、回路構成としてきわめて簡潔なもの
となっている。
【００１２】以上述べた構成とすることにより、本発明
に係る補助駆動装置は、補助駆動装置４全体を既存の手
押し運搬車に自由に取り付けて補助駆動装置付きの手押
し運搬車として利用することができる。したがって、作
業の目的や用途に応じて必要なときに取り付け、それ以
外のときには取り外して使用するといった利用の仕方が
可能となる。また、このことは補助駆動装置４のみを単
独で一つの商品として販売し、購入者が手持ちの手押し
運搬車に装着して利用することを可能とするものであ
る。
に係る補助駆動装置は、補助駆動装置４全体を既存の手
押し運搬車に自由に取り付けて補助駆動装置付きの手押
し運搬車として利用することができる。したがって、作
業の目的や用途に応じて必要なときに取り付け、それ以
外のときには取り外して使用するといった利用の仕方が
可能となる。また、このことは補助駆動装置４のみを単
独で一つの商品として販売し、購入者が手持ちの手押し
運搬車に装着して利用することを可能とするものであ
る。
【００１３】図１、図２に示す実施形態では、補助駆動
装置４を一輪の手押し運搬車に装着した実施例を示して
いるが、本発明は図６に示す二輪の手押し運搬車や図７
に示す三輪あるいは四輪の手押し運搬車に利用すること
ができる。この場合、図６に示すように補助駆動装置４
を二つの車輪２，２のうち、一つの車輪にのみ装着して
回転駆動することにより支障なく利用することができ
る。図７は三輪もしくは四輪の手押し運搬車に本発明を
利用した実施形態を示すものである。この手押し運搬車
は、大きな二つの車輪２，２と一個又は二個のキャスタ
ー車輪22で構成し、大きな車輪２の一つに補助駆動装置
４を装着した状態を示している。
装置４を一輪の手押し運搬車に装着した実施例を示して
いるが、本発明は図６に示す二輪の手押し運搬車や図７
に示す三輪あるいは四輪の手押し運搬車に利用すること
ができる。この場合、図６に示すように補助駆動装置４
を二つの車輪２，２のうち、一つの車輪にのみ装着して
回転駆動することにより支障なく利用することができ
る。図７は三輪もしくは四輪の手押し運搬車に本発明を
利用した実施形態を示すものである。この手押し運搬車
は、大きな二つの車輪２，２と一個又は二個のキャスタ
ー車輪22で構成し、大きな車輪２の一つに補助駆動装置
４を装着した状態を示している。
【００１４】このように、本発明に係る補助駆動装置
は、駆動装置フレーム６の先端部分を車輪２の軸部に支
持させ、車輪２の外周面に接離する駆動輪を駆動装置フ
レームに設ける。そのため、車輪直径がほぼ共通する手
押し運搬車には共通して利用することができ。そのた
め、車輪直径によって適応可能な複数種類の補助駆動装
置を標準品として準備すれば、一般に共用されている手
押し運搬車のほとんど全てのものに対応することが可能
である。また、本発明を利用する手押し運搬車は、猫車
のような作業用運搬車のほか、販売用ワゴン車をはじめ
病院で診療器具を載せて移動させる運搬車など、屋内外
で使用するあらゆる手押し運搬車に利用することができ
る。
は、駆動装置フレーム６の先端部分を車輪２の軸部に支
持させ、車輪２の外周面に接離する駆動輪を駆動装置フ
レームに設ける。そのため、車輪直径がほぼ共通する手
押し運搬車には共通して利用することができ。そのた
め、車輪直径によって適応可能な複数種類の補助駆動装
置を標準品として準備すれば、一般に共用されている手
押し運搬車のほとんど全てのものに対応することが可能
である。また、本発明を利用する手押し運搬車は、猫車
のような作業用運搬車のほか、販売用ワゴン車をはじめ
病院で診療器具を載せて移動させる運搬車など、屋内外
で使用するあらゆる手押し運搬車に利用することができ
る。
【００１５】
【発明の効果】請求項１記載の本発明手押し運搬車にお
ける補助駆動装置によれば、簡単な構造で入り切り自在
の手押し運搬車の補助駆動装置を実現することができ
る。この補助駆動装置は、専用の本体ではなく汎用の手
押し運搬車に簡単に装着し、補助駆動装置付きの手押し
運搬車として利用することができる。また、補助駆動装
置を作動利用しない切り状態では、車輪の回転と完全に
縁が切れる。そのため、手動のみで使用する場合にモー
タその他の回転装置を空転させるといった不要な力が働
かず軽い力で使用することができる。
ける補助駆動装置によれば、簡単な構造で入り切り自在
の手押し運搬車の補助駆動装置を実現することができ
る。この補助駆動装置は、専用の本体ではなく汎用の手
押し運搬車に簡単に装着し、補助駆動装置付きの手押し
運搬車として利用することができる。また、補助駆動装
置を作動利用しない切り状態では、車輪の回転と完全に
縁が切れる。そのため、手動のみで使用する場合にモー
タその他の回転装置を空転させるといった不要な力が働
かず軽い力で使用することができる。
【００１６】請求項２記載の発明によれば、補助駆動装
置を入り切りさせるための駆動輪の前後方向の移動を簡
単な構造で実現し、リンク機構を構成する手動レバーの
操作で補助駆動の入り切りを行い、運搬作業中に作業に
支障をきたすことなく必要に応じて補助駆動装置を利用
することができる。
置を入り切りさせるための駆動輪の前後方向の移動を簡
単な構造で実現し、リンク機構を構成する手動レバーの
操作で補助駆動の入り切りを行い、運搬作業中に作業に
支障をきたすことなく必要に応じて補助駆動装置を利用
することができる。
【００１７】請求項３記載の発明によれば、補助駆動装
置を手押し運搬車の本体フレームに自由に着脱すること
ができる。そのため、補助駆動装置を適宜着脱して作業
条件に応じて使い分けることができるとともに、補助駆
動装置のみを提供することにより既存の手押し運搬車を
補助駆動装置付きの手押し運搬車として利用することが
できる。
置を手押し運搬車の本体フレームに自由に着脱すること
ができる。そのため、補助駆動装置を適宜着脱して作業
条件に応じて使い分けることができるとともに、補助駆
動装置のみを提供することにより既存の手押し運搬車を
補助駆動装置付きの手押し運搬車として利用することが
できる。
【００１８】請求項４記載の発明によれば、モータの電
圧調整による簡単な回路構造によって変速が可能とな
り、ギアーなどの変速装置を必要とせず軽量なものとす
ることができる。とくに、複数の電池を利用し回路の切
り替えによって電圧調整を行えばきわめて簡単な構造で
安価な補助駆動装置を提供することができる。
圧調整による簡単な回路構造によって変速が可能とな
り、ギアーなどの変速装置を必要とせず軽量なものとす
ることができる。とくに、複数の電池を利用し回路の切
り替えによって電圧調整を行えばきわめて簡単な構造で
安価な補助駆動装置を提供することができる。
【図１】本発明に係る補助駆動装置を搭載した一輪の手
押し運搬車の一例を示す側面図、
押し運搬車の一例を示す側面図、
【図２】図１に示す手押し運搬車の平面図、
【図３】駆動輪を後退させた状態の補助駆動装置のみの
側面図、
側面図、
【図４】駆動輪を前進させた状態の補助駆動装置のみの
側面図、
側面図、
【図５】補助駆動装置の分解斜視図、
【図６】本発明を二輪の手押し運搬車に利用した状態を
示す平面図、
示す平面図、
【図７】本発明を三輪ないし四輪の手押し運搬車に利用
した状態を示す側面図、
した状態を示す側面図、
【図８】スイッチ回路の一例を示す回路図。
１…本体フレーム、 1a…ハンドル、 ２…車輪、 ３
…脚部、 ４…補助駆動装置、 ５…車輪軸、 ６…駆
動装置フレーム、 6a，6b…側板、 6c…天板、７…駆
動輪、 7a…回転軸、 ８…スライドベース、 ９…モ
ータ、 10，11…長孔、 12…手動レバー、 13…リン
ク杆、 14…掛け爪、 15…取り付け金具、 16…長
孔、 17…電池、 18…切り替えスイッチ、 19…操作
スイッチ、20…リレー、 21…安全装置。
…脚部、 ４…補助駆動装置、 ５…車輪軸、 ６…駆
動装置フレーム、 6a，6b…側板、 6c…天板、７…駆
動輪、 7a…回転軸、 ８…スライドベース、 ９…モ
ータ、 10，11…長孔、 12…手動レバー、 13…リン
ク杆、 14…掛け爪、 15…取り付け金具、 16…長
孔、 17…電池、 18…切り替えスイッチ、 19…操作
スイッチ、20…リレー、 21…安全装置。
Claims (4)
- 【請求項１】駆動装置フレームの先端部分を手押し運搬
車の車輪軸部に支持させるとともに駆動装置フレームの
後方部分を手押し運搬車の本体フレームの一部に支持さ
せ、該駆動装置フレームにモータによって回転駆動され
る駆動輪を前後動自在に装着し、該駆動輪を運搬車の車
輪に接離自在とすることを特徴とする手押し運搬車にお
ける補助駆動装置。 - 【請求項２】駆動装置フレームに対して前後方向に移動
可能なスライドベースを設け、該スライドベースにモー
タによって回転駆動される駆動輪を装着し、駆動装置フ
レームの一部に回動自在に支持された手動レバーを含む
リンク機構によって、スライドベースを前後方向に移動
可能としたことを特徴とする請求項１記載の手押し運搬
車における補助駆動装置。 - 【請求項３】駆動装置フレームの先端部分を手押し運搬
車の車輪軸に着脱自在に係止させるとともに、駆動装置
フレームの一部を手押し運搬車の本体フレームの一部に
着脱自在に支持させることを特徴とする手押し運搬車に
おける補助駆動装置。 - 【請求項４】駆動輪は、モータの電圧調整によって変速
可能としたことを特徴とする請求項１ないし３のいずれ
かに記載の手押し運搬車における補助駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002120049A JP2003312479A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 手押し運搬車における補助駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002120049A JP2003312479A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 手押し運搬車における補助駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003312479A true JP2003312479A (ja) | 2003-11-06 |
Family
ID=29536390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002120049A Pending JP2003312479A (ja) | 2002-04-23 | 2002-04-23 | 手押し運搬車における補助駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003312479A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101506119B1 (ko) | 2014-07-09 | 2015-03-26 | 배석우 | 균형유지장치가 구비된 운반기구 |
| WO2016024845A1 (ko) * | 2014-08-14 | 2016-02-18 | 배석우 | 운반기구의 균형유지장치 및 그 균형유지장치가 구비된 운반기구 |
| KR20210074848A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-06-22 | 주식회사 디카트 | 자동 및 수동 조작의 전환이 가능한 전동보드 |
-
2002
- 2002-04-23 JP JP2002120049A patent/JP2003312479A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN106662287A (zh) * | 2014-08-14 | 2017-05-10 | 裴锡雨 | 运输设备平衡保持装置及具备该平衡保持装置的运输设备 |
| KR20210074848A (ko) * | 2019-12-12 | 2021-06-22 | 주식회사 디카트 | 자동 및 수동 조작의 전환이 가능한 전동보드 |
| KR102328238B1 (ko) * | 2019-12-12 | 2021-11-19 | 주식회사 디카트 | 자동 및 수동 조작의 전환이 가능한 전동보드 |
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