JP2009502306A - 選択可能な作動モードを有する自己動力車両 - Google Patents

Abstract

後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートは、駆動/乗用装置Ａ、ゴルフ・バッグ・サポート装置Ｂおよびフロント・キャスター・ホイール・アセンブリＣの、３つの装置を備えており、前記３つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムＤによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されているものである。

Description

本発明は、電動ゴルフ・カート、より詳しくは、２つの選択可能な作動モードを有する自動推進バッテリ駆動の折り畳み可能なゴルフ・カートに関する。

２つの選択可能なモードは、その１つは、乗用作動モードであり、そこにおいて、ゴルフコースを移動する間に、ゴルファはカートの上に立っており、いま１つは、歩行作動モードであり、そこにおいて、ゴルファがカートの後方を歩行し、その間に、ゴルフ・クラブを含んでいるゴルフ・バッグ、他の必要な物品は、カートに提供される適切な支持体で支えられる。

多くのゴルファは、ゴルフのラウンドの間、コースの少なくとも一部を歩くことにより提供される運動を必要としかつ要求され、しかし、彼らが９ホールまたは１８ホールを歩き回る場合、それが最高５時間にのぼることを発見し、そして、特に難しい地形に遭遇するときに、しばし疲れることを発見する。ゴルファがゴルフコース全体にわたって乗る従来の動力付ゴルフ・カートのうちの１台を使用する場合、カートはコース周辺でずっと駆動されなければならず、それは、所望の歩く運動をさせない。一方では、ゴルファが通常最高２０キログラムの重さであるバッグを彼自身で運搬するか、または、それをバッグ・カートの多数の利用できる形のうちの１つを利用してコースを歩き回るほうを選択する場合、普通の手でプッシュまたはプルする普通のタイプ、またはプルタイプの中で、または動力駆動（トロリー）タイプであるにせよ、カートにより運搬されるのはゴルフクラブバッグだけであるから、ゴルファは、コース全体を歩き回らなければならない。

後方歩行モードおよび乗用モード間で変えられる、折り畳み可能なゴルフ・カートの必要性は、確認されており、それは、ゴルファが、幾つかのホールを歩行カートとして、残りのホールでは乗用カートとして使用することを可能とする、幾つかの解決策が、例えば、特許文献１〜特許文献８に開示されている。

大部分の提案された解決策は、単にステアリング・コラム取付角を変えるだけであり、そうすると、それは牽引引張歩行モードでは前向きに傾斜させられるか、より好ましい後方歩行モードでは後向きに傾斜させられる。後方歩行モードおよび乗用モードの非常に大きく異なる幾何学的位置に打ち勝つために、そのようなステアリング・コラム傾斜角度の大きい変更は、大きい手の移動が必要であるため、傾斜位置の操縦を困難なものにする。さらに、乗用モードでは必要であるが、ホイルベース長を両方のモードで一定に保つことは、後方歩行モードでは、長いカートを操縦することをさらにより難しくする。

上記特許のうちの２つだけは、ホイルベース長を変えることを取扱っている。

特許文献４は、着脱可能な乗用装置を提案しており、これは、駆動装置の進路から分離可能でありかつステアリング・コラムのより高い位置に取付られ、ユーザの後方での歩行に駆動装置の後方の地面を後方歩行ユーザに対し開放する。しかしながら、提案された解決策は、駆動装置は２つの車輪だけを有しており、カートを操縦することに加えて、運転する間は、ゴルフ・バッグの下に位置させられた地面サポートを、地面から持ち上げなければならないので、ユーザにとって協調技術を求められる。

特許文献１は、拡張可能なホイルベースを有する動力付ゴルフ・カートを開示しており、そこにおいて、後方歩行モードおよび乗用モードの間で選択するときに、バギーのホイルベースを拡張するためにリヤ・ホイル・アセンブリから前にフロント・ホイールアセンブリが移動させられている。しかしながら、提案された解決策の欠点は、それらの複雑さにあり、スライドアームおよび噛み合い歯車を有する機構を必要とする。さらにまた、モード選択が要求されるときに、ユーザは特別な動作をしなければならない。
米国特許第6,474,427号 米国特許第5,346,028号 米国特許第4,874,055号 米国特許第4,848,504号 米国特許第4,538,695号 英国特許GB2242404A WO-2004/03K16-A1 EU特許0602300A1

したがって、この発明の主な目的は、電池動力の、折り畳み可能である、後方歩行乗用モードの、選択可能な二重手術のモードを有するゴルフ・カートを提供することにあり、双方のモードにおいて、実質的に同一の操縦モードを有し、選択された作動モードに対応する選択可能なホイルベースのセットを容易に行うことを目的とする。

本願発明によれば、後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートであって、駆動/乗用装置、ゴルフ・バッグ・サポート装置およびフロント・キャスター・ホイール・アセンブリの、３つの装置を備えており、前記３つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されている電池動力ゴルフ・カートが提供される。

さらなる本発明は、後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートであって、駆動/乗用装置およびステアリング・コラム・アセンブリ装置の、２つの装置を備えており、前記２つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されている電池動力ゴルフ・カートを提供する。

加えて、本発明の好ましい具体例では、さらに、横に間隔を置いて独立した一対の右および左駆動アセンブリを備えており、要求のあり次第、一方の駆動アセンブリにより大きい動力を、他方のアセンブリにより小さい動力を選択的に供給する電子差動装置によって駆動される。

本発明の第２実施形態において、後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートであって、駆動/乗用装置およびステアリング・コラム・アセンブリ装置の、２つの装置を備えており、前記２つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されている電池動力ゴルフ・カートが提供される。

加えて、上記の第２実施形態で、ステアリング・コラム・アセンブリは、一対のステアリング・ホイールとリンク連結された操縦可能なハンドルバーを含んでいる。

この発明の実施の形態を図面を参照しながらつぎに説明する。

図面、特に、図１および２に関して、本発明による折り畳み可能な、歩行/乗用の二重モードゴルフ・カートは、３つの基本的装置からなり、これは、一般にAで示される駆動/乗用装置、一般にBで示されるゴルフ・バッグ・サポート装置および一般にCで示されるフロント・キャスター・ホイール・アセンブリよりなる。これらの３つの装置は、バー・リンク機構システムを利用して、２つの作動モードの協同のために相互に連結し、２つの安定した姿勢を有している。一般にDで示される全バー・リンク機構システムは、バー、ばねまたはアクチュエータ、枢支ピンまたはボルトおよびストッパを含んでいる。 図３を参照すると、駆動/乗用装置Aは、詳細に例示され、これは、一般にＥで示されるステップ/駆動装置と、一般にFで示されるステアリング・コラム・アセンブリとからなる。装置E、Fが、一般にKで示される迅速な解放ロック・アセンブリによって、着脱可能に連結される。ステップ/駆動装置Eは、それぞれ一般にRおよびLで示される横に間隔を置かれて、独立した左右一対の駆動アセンブリを更に含んでおり、これらは、フレームの後端で、フレーム12の横縁に載置されている。電池/電子区画装置14（図４）は、２つの電池および制御回路を含んでおり、これらは、取っ手16により架橋され、ロック・アセンブリKに中心部を分けられた適切なシート18、20（図７）の、フレーム12のフロントエンドに着脱可能に位置させられている。好ましくは穴のあいた、すべり止めの表面でできている踏付けボード24は、駆動アセンブリRおよびL間のフレーム12の開放区域に配置されている。各駆動装置R、Lは、発動機30によって、電力を供給される高比率のウォーム歯車減速機28に取付けられた駆動ホイール26を更に備えている。右側の駆動装置Rのホイール26はギア28の右側に組み立てられ、そして、左の駆動装置Lの類似したホイール26はギア28の左に組み立てられ、両側で類似した標準の部品の使用を許す。

ステアリング・コラム・アセンブリF（図５）は、管状支持体34を含んでおり、これは、一端で、傾斜補強部分36によって溶接されるか、支持体34に確実に取付けられ、他端で、ロック・アセンブリKによってフレーム12に着脱可能に取付られている。枢支ピンまたはボルト44、46（図９、１０）を受け入れるために両方の側壁上の２つの場所において穴をあけられたＵ形ブラケット42は、その開口側を正面に向けて、支持体34の正面に、溶接されるか、さもないと固定されている。一端にフォーク50をもつストッパ・バー48は、後方歩行モードのストッパとして役立つために、ブラケット42の上端から前方へ突出させられている。枢支ピンまたはボルト54（図９および１0）を受け入れるために両方の側壁に穴をあけられた短いＵ形のブラケット52は、その開口を下に向けて、支持体34の底に、溶接されるか、さもないと固定されている。

ステアリング・コラム・アセンブリF（図５および６）は、さらに、頂端部にハンドルバー60を有する拡張パイプ58を、好ましくは、摺動可能にクランプしている筒状部材56を備えている。ハンドルバー60は、グリップハンドルの右側に近接して、好ましくは、後述するようにゴルフ・カートを誘導するために使用する電池駆動遠隔無線制御装置70を保持している調節シート66を支持している。筒状部材56の両端部分に、ハンドル60の高さ調整を可能にするカラー・クランプ62、64が備えられている。上側のカラー・クランプ62も、枢支ピンまたはボルト68を受け入れる。

ハンドルバー60は、乗用モードの間に、バランスを保つためにユーザによって把持されることのみを目的とし、操縦可能でない。ゴルフ・カートの操縦は、ジョイスティック・ボール72を備えた遠隔無線制御装置70を用いて行われる。ジョイスティック・ボール72の正面側への傾斜は、カートを真っ直ぐ移動させ、一方、右側の方へ傾斜は、例えば、電子パルス幅変調スイッチングを用いて、電池/電子区画装置14（図４）内に位置させられた電子差動装置を作動させ、これは、左側の駆動アセンブリLにより大きい動力を、右側の駆動アセンブリRにより少ない動力を提供し、以下に詳述するように、カートは右方向に回転させられる。遠隔無線制御装置70は、保持用クリップ74によってシート66に係着させられ、これは、シート66から引きだされかつユーザによって保持可能であり（図６）、後方歩行モードの間に、ゴルファが自由に歩いて、特定の距離からカートを操縦できる。

有利には、制御装置70は、ターンを実行することの前か、途中に走行速度を減少させるために、すなわち、丁度、回転の前か、途中に、舵取機構の変化またはさもないと舵取機構の変化を検出しているセンサを備えることができる。この減速は、カートの安全および安定性を増やす。

方向検出回路は、任意に電池/電子区画14に係着され、ゴルフ・カートに関して遠隔制御装置70の位置を感知することができて、ゴルファに続くように自動的にゴルフ・カートに指示でき、そして、完全に、この特別な任意のモード間、ユーザをゴルフ・カートを検出ことから解放する。

ロック・アセンブリK（図７および8）は、確実にステップ/駆動装置Eをステアリング・コラム・アセンブリFに取り付ける。ロック・アセンブリKは、電池区画シート18、20間でフレーム12に取り付けられた矩形ベース73を備えている。ベース73は、内側前面壁で溝付アンダーカットを有する頂部開口箱として成形されている。補強部分36の底部は、ベース73に完全に着座するまで、ノッチ37をベース73のアンダーカット溝に挿入し、補強部分36の回転によって、ベース73に適合する。ロックの手順は、補強部分36の溝39に回転継手ロックアーム75の回転させかつレバー77に下向きの力を加えることによって、機械的にロックを締めることによって達成される。

二重モード・ゴルフ・カートの第2の基本的装置は、ゴルフ・バッグ・サポート装置B（図４および９）であり、これは、折曲部材76を備えており、好ましくは、丸い管から形成され、下部および上部に、ゴルフ・バッグ支持ブラケット78、80を有する。下部の支持ブランケット78の下で、ゴルフ・バッグ84の重量を支えるための前方へ伸びている平板82がある。ゴルフ・バッグ84は、適当手段、例えば、クイック復帰連結体ゴム・ストラップ（図示せず）によって、下部で上部ブラケット78、80の双方に安全に着脱可能である。折曲部材76は、枢支ピンまたはボルト86を受け入れるために、下方ブラケット78より上に特定の距離で横断方向に孔をあけられる。Ｕ形ブラケット88は、上方ブラケット80より下に特定の距離でその開口を後に向けて、枢支ピンまたはボルト90を受け入れるために両方の側壁に穴をあけられ、部材76に溶接されるか、さもないと固定される。ゴルフ・バッグ・サポート装置Bは、平板82およびブラケット78（80）を含み、リンク機構システムDを利用している駆動/乗用装置Aに揺動自在に連結される。

二重モード・ゴルフ・カートの第３基本的装置C（図３、４および９）は、フロント・キャスター・ホイール・アセンブリであり、アッパー・プレート（図示せず）を支持している垂直回転継手軸自在軸受を有するキャスター・ホイール92を備えており、固定板94に取付けられている。固定板94上に、溶接か、さもないと固定されたＵ形ブラケット96があり、その開口は上に向けられ、両方の側壁には、枢支ピンまたはボルト102、104を受け入れるための２つの穴があけられている。２つの側面管106、108は、プレート94およびＵ形のブラケット96に、Ｕ形ブラケット96の両辺から上方へ向くように、溶接されるか、さもないと固定されている。両方の管106、108の上端部の近くには、貫通状枢支ピンまたはボルト86を受けいれるための孔が横断方向にあけられている。

上記の３つの装置A、B、Cは、バー・リンク・システムDを利用して、２つの作動モードの協同連合のために相互に連結されている。リンク・システムDは、効果的に3つの装置を連結して、２つの作動モードの間で選択するために使用され、「４バー・リンク・システム」として当然公知である。このシステムは、ここでは２回利用され、最初は、ゴルフ・バッグ・サポートBを駆動/乗用装置Aに連結するために利用され、つぎに、フロント・キャスター・ホイール・アセンブリCを駆動/乗用装置Aに連結するために利用される。各4リンク・システムは、枢支ピンまたはボルトを使用して４点において枢着された４つの固体部材を備えている。

フロント・キャスター・ホイール・アセンブリC（図９）から始まる、ピボット102およびピボット86間の想像上の直線は、１つのバーと考えられる。駆動/乗用装置A上において、ピボット54およびピボット46間の想像上の直線は、第２のバーとして考えられる。ピボット46およびピボット86間の一対の連結バー112、114（図３）は、装置としては、第３のバーとして考えられ、ピボット54およびピボット102の間で、１つのバー116として考えられる。スプリング装置118、例えば、ガス・スプリング装置、電気アクチュエータ、電子コントローラ等は、さらに、ピボット104およびピボット44間の４つのバー・システムに連結されており、それは、４バー・リンク・システムの一部でなく、単に２つの作動モード間の切り替える働きをするだけである。バー・リンク機構システムの４つのバーの長さの関係は、異なるバーの異なる角変位を許すが、その一方で、ピボットジョイントは、連結されたままに保たれる。４つのバー・システムを使用することの主たる利点は、図９および図１０間の比較するときに、明白になる。駆動/乗用装置Aが約６０°から水平まで充分な重要な角変位を受けるにもかかわらず、キャスター・ホイール・アセンブリCの垂直軸回転は垂直に保たれる。同じことが２つの作動モードにおいてゴルフ・カートの利点を許すことが、この本発明の特徴である。キャスタ・フロントホイール92を両方の作動モードにおいて正しく位置させることによって達成された電子差動システムの使用は、リア駆動・アセンブリRおよびLに供給される相対的な電気入力を変えるだけで、カートの操縦ができる。キャスター・ホイール92は、正しく位置させられたときに、その周知の構造によって、所望の舵取角の自動化が図られる。

ガス・スプリング装置118が好まれるときに、それはカート作動モードを後方歩行モードに通常に移行させ、ストッパ・バー48のフォーク50（図４）に係合している折曲部材16により識別される。ゴルファが乗用モードを選びたいときに、必要である全てのことは、傾斜した踏付ボード24上に進むことである。スプリング装置118に抗するゴルファの重量はスプリング装置118を引っ込ませて、駆動/乗用装置Aは乗用モードにゆっくり下がる。電子コントローラがガス・スプリング装置の代わりに好まれるときに、選択スイッチはハンドルバー60上に加えられ、カートはユーザの選択によると作動モードのうちの１つを受け入れる。他のモードが選択スイッチを使用して選択されるまで、選択された状態は生きたままである。

同様に、ゴルフ・バッグ・サポート装置Bは、４つのバー・システムの第2のセットもつ駆動/乗用装置Aに連結されている。サポート装置B（図９および１０）から始まる、ピボット86およびピボット90間の想像上の直線は、第１のバーであると考量される。駆動/乗用装置Aにおける、ピボット46およびピボット68間の想像線は、第２のバーであると考慮される。ピボット86およびピボット46間の一対の連結バー112、114は、第３のバーであると考慮され、これは、双方の４リンク機構に共通であり、ピボット68およびピボット90間の１つのバー120は第４のバーである。このバー・セットの中で、バー120の長さは、バー・ペア112、114のそれと非常に類似しており、ピボット86〜90の間の距離はピボット46〜68の間の距離と非常に類似しており、そうすると、この場合、図１０に示すように、後方歩行モードが選択され、ステアリング・コラムFと同じ傾斜角にされるときに、ゴルフ・バッグ・サポートBは駆動/乗用装置Aの角変位に追従する。

ゴルフ・カートは、３つの比較的コンパクトで軽い装置に速やかに分解できる（図１１）。解体の順序は、最初に、電池/電子区画14を取り除いて、それから、レバー77を持上げることによって、ロック・アセンブリKを解放する。３つの装置は、図１２に示すように、自動車トランクルームにおいて、容易に搬送することができる。

本発明の第２実施形態は、図１３〜２２において、例示される。図面に関して、特に、図１３〜１６に、本発明の第２実施形態による折り畳み可能の、二重後方歩行/乗用モード・ゴルフ・カートは、２つの基本的装置、すなわち、一般に、Vで示される駆動/乗用装置および一般に、Sで示されるステアリング・コラム・アセンブリからなる。これらの２つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムを利用して、２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結される。全バー・リンク機構システムは、バー、枢支ピンまたはボルトおよびストッパを含み、通常、Tで示される。

図１５および１６を参照すると、駆動/乗用装置Vが詳細に例示され、それは、横に間隔を置かれた一対の独立した左右の駆動アセンブリを含み、これは、一般に、RおよびLで示され、フレームの後端で、フレーム202のサイドエッジに搭載されている。踏付ボード204は、好ましくは穴のあいた滑り止めの表面でできており、駆動装置RおよびL間のフレーム202の開放区域に載置されている。フレームおよび踏付ボードの形状は、Ｖ形の正面中央部分を206を残して、ボードの上に両足で立つことを可能とし、後方歩行モードに畳めることを可能とする（図１５）。駆動アセンブリRおよびLは、先に本発明の第１実施形態に関して記載されているものと同様に構成されている。リンク部材208は、４つの穿設されたブラケット210を有し、バー・リンク機構システムTの第１の（後部）バーとして、フレーム202の中心の、クリアー部分206の後に、溶接されるか、さもなくば、堅固に取付られている。

ステアリング・コラム・アセンブリSは、更に、一対のステアリング・ホイール218にリンク連結された回転可能なハンドルバー216と、電池/電子コンポーネント220と、ゴルフ・バッグ・サポート222とを含んでいる。電池/電子コンポーネント220（図１７）は、４つの電池224および制御回路226を含んでおり、ステアリング・コラム228の正面に垂直に位置させられている。電池は、図１７において開放して示されているように、フレーム230に取り付らけれ、適切な前後のカバー232、234を有している。前カバー232は、ゴルフ・バッグ236に傾斜したシートとしても役立つ。本発明の第１実施形態とは対照的に、ここでは、ハンドルバー216は操縦可能であり、カートを自転車のような方法に進めるためのユーザによって握持される。

ステアリング部品（図１９）は、フレーム230の底端部にある車軸240、ステアリング・コラム228の底端部にあるピットマンアーム242、バー端部248を有するタイバー246、舵取アーム251を有するナックル250、スピンドル252、キングピン253およびホイールを含んでいる。ハンドルバー216は、制御スイッチ254を備え、ステアリング・コラム228の上端部に取り付けられており、フレーム230に取り付けられた上部および下部ベアリング256、258によって回転可能に保持されている。ピットマンアーム242、舵取アーム251およびリンク間の長さの関係は、好ましくは、アッカーマン舵取幾何学（回転中外向きにする）によってセットされ、これは、自動車産業技術に熟練した者には周知の条件である。２つの良く似た穿設されたブラケット260は、溶接、または、さもなくば、確実に車軸240の底に取り付けられて、フレームの230の両側で、ドリル穴264と連動して、固定ピン262を支持しており、ステアリング・アセンブリSをバー・リンク機構システムTの第２（正面）のバー266（図１９）に着脱可能に連結している。ゴルフ・バッグ・サポート222は、車軸240の中心から前向きにのびている。

上記の２つの装置VおよびSは、バー・リンク機構システムTを利用して、２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結される。リンク・システムの基本は、本発明の第１実施形態に関して、上記された。ここで、４つのバーは、枢支ピンまたはボルト263、265、267、269（図１９）の間に位置させられる。動作原理は、第１実施形態と同じであるが、ここでは、重量バランスだけで、ステアリング・コラム・アセンブリおよび電池パックの重量が２つの安定モードを保つために分配されているので、スプリング、ガス・スプリングまたはアクチュエータは、必要でない。第３（トップ）のバー268および第4（ボトム）のバー270は、ストッパ延長部272を備え、バー・リンク機構システムTの第１（リヤ）のバー208およびに第２（フロント）のバー266に枢着されている。第２のバー266は、底部スロット突出部274および牽引可能な解放ノブ278を有する２つの拡張部276を含んでおり、これは、後で詳しく説明するように、カートの簡単な解体のためのものである。

ハンドルバーが後方へ引かれるときに、カート作動モードを安定した後方歩行モードに移行し、それは、トップバー268に載置されているストッパ拡張部272により識別される（図１３）。ゴルファが乗用モードを選びたいときに、必要である全ては、傾斜した踏付ボード204上に進むことである。傾斜したステアリング・アセンブリの重量に対して作用するゴルファの重量は、駆動/乗用装置Aに安定した乗用モードに下がり、それは、リヤバー208に載置されているストッパ拡張部272により識別される（図１４）。他のモードが手動で選ばれるまで、各選択された状態はそのままである。

ゴルフ・カートは、２つの比較的コンパクトで軽い装置（図１９および２０）に、速やかに分解することができる。解体は、第２（フロント）のバー266の両辺に位置させられた解放ノブ278を引くことにより実行され、ノブは、フレーム230の穴264からロックピン（図示せず）を抜け出させ、ブラケット260およびピン262を有するその係合からボトム突出部274を分離するためにフロントバーを持ち上げる。２つの装置、すなわち、ステアリング・コラム・アセンブリSと、ゴルフ・バッグ236およびゴルフ・クラブ279（図２０）を加えて、バー・リンク機構システムTを有する駆動/乗用装置Vとは、自動車手荷物として、容易に搬送することができる。

図２１および２２を参照する。折り畳み可能なサドル280は、カートに任意に係着できる。サドルは、図２１において、その折り畳み状態が示され、図２２において、使用準備ができている状態が示されている。牽引可能なノブ282は、拡張部284を中空バー208にロックし、リンク286は、一端に、枢支ピンまたはボルト263に枢支的に取り付けられ、他端に、ピボットピンまたはボルト288を有する拡張部284に取り付けられている。サドルは、リンク286および拡張部284の使用によって、同じ枢支ピンまたはボルト288に枢支的に取り付けられる。使用中の間、ワンウェイ解放スプリングロック（図示せず）は、サドルの上昇位置を保持する。

明らかに本発明の両方の実施形態の図面に示すように、カート作動モードが乗用モードである間、踏付ボード24または204は地面に非常に接近して配置される。これは、駆動アセンブリRおよびLが機械的に独立して、差動ユニットおよび横駆動軸の必要がない、という事実に関連がある。駆動アセンブリ間のスペースは、踏付ボード24または204を受け入れることができ、ドライバが立った姿勢からカートを操縦する場合であっても、ゴルフ・カートの全体が低い重心となる。更に図面に示すように、乗用モードのホイルベースは後方歩行モードのそれよりかなり長く、重く積まれるときに、３または４つのホイールの所望の地上保持を改善する。一方では、後方歩行モードのときは、カートは重く荷重されず、短いホイルベースはハンドリングおよびステアリングを簡単にする。ハンドルバー60または216は、ゴルファの歩行または乗用を楽にするように両方の運転モードに人間工学的に位置付けられる。

先に詳細に記載したように、提案された二重モード・ゴルフ・カートは、２つの作動モードの間で非常に容易に選択可能であり、ステアリングは両方の作動モードで同じ効果を発揮し、後方歩行モードが選ばれるときに、ホイルベースは約30%より短く、カートは自動車手荷物として簡単な搬送のために折り畳み可能である。

本発明のゴルフ・カートは、倉庫、ショッピングセンター、その他のアプリケーションのような市民のアプリケーションに適しており、そこにおいて、この種のカートは、高い運動性能を要求し、同じくよりかなりの距離以上の負荷の搬送および搬送のために利用されるために適切である。

本発明が前述の例示の実施形態の詳細に限られることは無く、本発明が趣旨またはそれの本質的属性から逸脱することなく、他の色々な形で実施できることは、当業者に明らかである。従って、本実施形態は、例示的であり限定的でない様に、あらゆる点で考慮されることになっており、本発明の範囲が前述の説明および全てによるよりも、むしろ添付の請求の範囲によって、意味および請求項の同等の範囲の中に来る変更が受け入れられる。

二重モード歩行/乗用ゴルフ・カートの一般的側面図であり、歩行のために選択された作動モードで、カートの後方を歩いているユーザを示している。 図１に類似した側面図であり、乗用のために選択された作動モードで、カートに乗用しているユーザを示している。 乗用モード作動するように選択されたカートの後部からの斜視図である。 歩行モード作動するように選択されたカートの後端からの斜視図である。 図３の上部からの異なる斜視図である。 図５の上部の拡大である。 図３の底の部分だけを示す斜視図である。 図５の底の部分の拡大した異なる斜視図である。 乗用のために選択された作動モードで、ゴルフ・バッグについては除去したカートの側面図である。 歩行のために選択された作動モードのカートの側面図である。 カートの後部からの斜視図であり、カートが３つの部分に分解されている。 自動車トランクに運ぶ準備ができている、図１１に示される３つの部分の斜視図である。 本発明の第２実施形態の側面図であり、歩行のために選択された作動モードのカートを示している。 本発明の第２実施形態の側面図であり、乗用のために選択された作動モードのカートを示している。 第２実施形態の斜視図であり、歩行モードのために選択された作動モードのカートの後端から示している。 第２実施形態の異なる斜視図であり、乗用のために選択された作動モードのカートの後端から示される。そして、有効に乗用モードのために選ばれる。 第２実施形態の斜視図であり、乗用モードのために選ばれ、ゴルフ・バッグおよびステアリング・コラム・アセンブリ・カバーが取り外されている。 本発明の第２実施形態によるステアリング・コラム・アセンブリの斜視図であり、ゴルフ・バッグ、カバー、電池および左のホイールが取り外されている。 第２実施形態の斜視図であり、運ぶために分解されたカートを示している。 第２実施形態の斜視図であり、運ぶ準備ができている分解された部品を示している。 本発明の第２実施形態の側面図であり、折り畳まれた折られた状態で、自由に折り畳み可能なサドルを有している。 図２１の側面図であり、使用の準備ができている自由に折り畳み可能なサドルを有している。

符号の説明

Ａ 駆動/乗用装置
Ｂ ゴルフ・バッグ・サポート装置
Ｃ フロント・キャスター・ホイール・アセンブリ
Ｄ バー・リンク機構システム

Claims (33)

1. 後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートであって、駆動/乗用装置、ゴルフ・バッグ・サポート装置およびフロント・キャスター・ホイール・アセンブリの、３つの装置を備えており、前記３つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されている電池動力ゴルフ・カート。
2. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、乗用モードにおけるホイルベースが、後方歩行モードにおけるホイルベースより長い電池動力ゴルフ・カート。
3. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、さらに、横に間隔を置いて独立した一対の右および左駆動アセンブリを備えており、これは、一方の駆動アセンブリにより大きい動力を、他方のアセンブリにより小さい動力を選択的に供給する電子差動装置によって駆動される電池動力ゴルフ・カート。
4. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、さらに、ステップ/駆動部およびステアリング・コラム・アセンブリ部分を備えている電池動力ゴルフ・カート。
5. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、フロントエンドに、駆動/乗用装置の一部として、前記バー・リンク機構システムの少なくとも１つのバーを備えている電池動力ゴルフ・カート。
6. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記キャスター・ホイール・アセンブリが、さらに、キャスター・ホイールと、前記バー・リンク機構システムの1つのバーとを備えている電池動力ゴルフ・カート。
7. 請求項５および６に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記バー・リンク機構システムが、さらに、枢支ピンまたはボルトを用いて、駆動/乗用装置の前記１つのバーと、キャスター・ホイール・アセンブリの前記１つのバーとの間で連結している２またはそれ以上のフリー・バーを備えている電池動力ゴルフ・カート。
8. 請求項７に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記バー・リンク機構システムが、２つの作動モードに対応する２つの安定した姿勢をとる電池動力ゴルフ・カート。
9. 請求項８に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記キャスター・ホイール・アセンブリ垂直回転軸が、前記２つの作動モードに対応するバー・リンク機構システムの２つの安定した姿勢の間、垂直に保たれる電池動力ゴルフ・カート。
10. 請求項４に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、ステップ/駆動部が、着脱可能なロック・アセンブリによって、ステアリング・コラム部に固定されている電池動力ゴルフ・カート。
11. 請求項３に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記電子差動装置が、遠隔無線制御装置によって遠隔操作される電池動力ゴルフ・カート。
12. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記後方歩行モードが、前記バー・リンク機構システムに作用するばねの力によって自動的にとらされる電池動力ゴルフ・カート。
13. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記後方歩行作動モードおよび乗用作動モード間の選択は、前記バー・リンク機構システムに作用する電子コントローラで援助され、前記電子コントローラが、電気スイッチによって選択的に切り換えられる電池動力ゴルフ・カート。
14. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、電池室は、着脱可能に除去しうる電池動力ゴルフ・カート。
15. 請求項１０および１４に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ゴルフ・カートは、前記電池室の除去および前記ロック・アセンブリの解放によって、３つの装置に分解される電池動力ゴルフ・カート。
16. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ゴルフ・バッグ・サポート装置が、さらに、ゴルフ・バッグおよび前記バー・リンク機構システムの１つのバーのための支持手段を備えている電池動力ゴルフ・カート。
17. 請求項１に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、さらに、フロントエンドに、駆動/乗用装置の一部として、前記バー・リンク機構システムの第２のバーを備えている電池動力ゴルフ・カート。
18. 請求項１６および１７に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記バー・リンク機構システムが、さらに、少なくとも１つの付加的フリー・バーを備えており、これは、枢支ピンまたはボルトを用いて、駆動/乗用装置の第２のバーおよび前記ゴルフ・バッグ・サポート装置間を連結している電池動力ゴルフ・カート。
19. 請求項４に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ステアリング・コラム・アセンブリのハンドルバー高さは、調節可能である電池動力ゴルフ・カート。
20. 後方歩行/乗用モードの、選択可能な二重作動モードを有する電池動力ゴルフ・カートであって、駆動/乗用装置およびステアリング・コラム・アセンブリ装置の、２つの装置を備えており、前記２つの装置は、２つの安定した姿勢を有するバー・リンク機構システムによって、前記２つの作動モードの協同的連合のために相互に連結されている電池動力ゴルフ・カート。
21. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、乗用モードにおけるホイルベースが、後方歩行モードにおけるホイルベースより長い電池動力ゴルフ・カート。
22. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、さらに、横に間隔を置いて独立した一対の右および左駆動アセンブリを備えている電池動力ゴルフ・カート。
23. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記駆動/乗用装置が、フロントエンドに、駆動/乗用装置の一部として、前記バー・リンク機構システムの少なくとも１つの第１のバーを備えている電池動力ゴルフ・カート。
24. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、バー・リンク機構システムの第２バーが、ステアリング・コラム・アセンブリに着脱可能に連結されている電池動力ゴルフ・カート。
25. 請求項２３および２４に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記バー・リンク機構システムは、枢支ピンまたはボルトを使用して、駆動/乗用装置の前記第１のバーおよび第２のバー間で連結している少なくとも第３および第４のフリー・バーを備えている電池動力ゴルフ・カート。
26. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ステアリング・コラム・アセンブリは、電池、制御回路およびゴルフ・バッグ・サポートを含んでいる電池動力ゴルフ・カート。
27. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ステアリング・コラム・アセンブリは、一対のステアリング・ホイールにリンク連結された操縦可能なハンドルバーを含んでいる電池動力ゴルフ・カート。
28. 請求項２６に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記電池は、カバーによって囲まれ、ゴルフ・バッグに対するさらなる支持を提供している電池動力ゴルフ・カート。
29. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、作動モードは、後方歩行モードのためには、ハンドルバーを後方に引っ張ることにより、乗用モードのためには、踏み付け面を踏み付けることによって、手動によって選択される電池動力ゴルフ・カート。
30. 請求項２９に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、２つの作動モードは、２つの作動モードのステアリング・コラム・アセンブリの重量バランスの分配によって安定させられる電池動力ゴルフ・カート。
31. 請求項２５に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記第４のバーは、後方歩行モードの間、第３のバーに載置され、乗用モードの間、第１のバーに載置されるストッパー拡張部を備えている電池動力ゴルフ・カート。
32. 請求項２４に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、前記ゴルフ・カートは、解放ノブを引くことおよび装置を分離することによって、２つの装置に分解される電池動力ゴルフ・カート。
33. 請求項２０に記載の電池動力ゴルフ・カートであって、折り畳み可能なサドルは、リンクおよび拡張部の支持でもって、フィットされる電池動力ゴルフ・カート。

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