JP3057660U - 一輪と三輪に切り換え可能な運搬車 - Google Patents
一輪と三輪に切り換え可能な運搬車Info
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- JP3057660U JP3057660U JP1998008182U JP818298U JP3057660U JP 3057660 U JP3057660 U JP 3057660U JP 1998008182 U JP1998008182 U JP 1998008182U JP 818298 U JP818298 U JP 818298U JP 3057660 U JP3057660 U JP 3057660U
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- JP
- Japan
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- wheel
- switched
- wheels
- vehicle body
- rear wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来より知られている猫車は狭い通路や傾斜地
等を走行して運搬作業を行うには便利であるが、車体の
前後左右バランスを作業者がとらなければならないた
め、長距離運搬には不向きである。 【解決手段】車体1に対する位置を固定した前側一個の
前輪2と、車体1に対して接地位置Aと、退避位置Bに
切り換え固定可能にした後側左右一対の後輪3とで運搬
車を構成した。
等を走行して運搬作業を行うには便利であるが、車体の
前後左右バランスを作業者がとらなければならないた
め、長距離運搬には不向きである。 【解決手段】車体1に対する位置を固定した前側一個の
前輪2と、車体1に対して接地位置Aと、退避位置Bに
切り換え固定可能にした後側左右一対の後輪3とで運搬
車を構成した。
Description
【0001】
本考案は、狭い道や、畑の畦間等を走行して運搬作業を行う運搬車に関する。
【0002】
狭い道や左右に傾いた道あるいは畦間等を走行するのに適した運搬車として一 個の車輪からなる猫車が有る。
【0003】
前記の猫車は、作業者が車体後方に延びる左右のハンドル杆を両手で持って車 体の前後及び左右のバランスを取りながら走行するものである。従って、作業者 は車体が倒れないように注意しながら傾いた場合にはかなりの重量を両手で支え なければならず、長距離の運搬作業には適さない。
【0004】 そこで、本考案では、通常の平坦な広い道を走行する場合には、三輪で安定し て走行でき、必要に応じて一輪でも走行できる一輪と三輪に切り換え可能な運搬 車を提供することを課題とする。
【0005】 そこで本考案では、車体に対する位置を固定した前側一個の前輪と、車体に対 して接地位置と退避位置に切り換え固定可能にした後側左右一対の後輪とからな る一輪と三輪に切り換え可能な運搬車の構成とした。
【0006】
平坦な広い道を走行する場合には、後輪3を車体1に対して接地位置Aに固定 することで、一個の前輪2と左右二個の後輪3とで安定して走行でき、作業者は 車体1が倒れることをあまり気にしなくてよい。また、狭い農道や畑内の畦間を 走行する場合には、後輪3を車体1に対して退避位置Bに固定することで、一個 の前輪2のみで車体1を支えることになり、比較的自由に走行できる。
【0007】 尚、後輪3を足踏みレバー4、5で接地位置Aと退避位置Bへ切り換えるよう にすれば、作業者は両手でハンドル杆を握ったままで、足によって後輪3の位置 を切り換えられ走行を中断することがない。
【0008】 後輪3の退避位置Bは接地位置Aの真上や後上方でなく前上方にすることで、 作業者が歩行するのに支障が無く、比較的固定位置を高くできて、前輪2のみで 走行時に車体1が左右に傾いても接地することがない。この後輪3が退避位置B になると支脚19が下方へ突出するが、この支脚19は短いため、走行に支障が なく、運搬途中で休む場合には支脚19を接地させることで、車体1を安定して 支持できる。
【0009】 さらに、後輪3を自重で退避位置Bから接地位置Aへ切り換えるようにするこ とで、その構造を簡単にできるが、接地位置Aに切り換える際の衝撃を、足踏み レバー5に足を添えることで緩和できるようにすればよい。
【0010】
次に、本考案の一実施例を、図面を参照しながら説明する。 車体1は、前上部に平坦な荷台6を備え、この荷台6の下側に一個の前輪2を 左右中央に設け、この前輪2の後側に左右一対の後輪3を設け、後上方に向けて 左右にハンドル杆7を突設している。
【0011】 前輪2は、車体1の左右中央に軸支し、モータ8によって駆動するようにして いる。9はモータの制御ボックス、10はバッテリである。この前輪2の走行速 度は、ハンドル杆7の握り11の近くに設けた操作ボックス12のスイッチ類で 設定できるようにしている。
【0012】 後輪3は、車体1の後下部で後方に向けて左右に突設したブラケット13、1 4に軸支した支軸15の左右両端ボス部16、17にキャスター角を持たせたフ ォーク18で軸支している。この後輪3は支軸15が回転することで下方から前 上方に位置変更する。ボス部16、17には後上方に向けて支脚19を突設して いて、後輪3を前上方に回動すると下方に向かって、車体1を支持するようにな る。
【0013】 支軸15の左右中間部には、2個所の係合凹部20,21を形成した半円状の カム板22を固着し、支軸15の上方でブラケット13,14に横架した軸23 に、前記カム板22の係合凹部20,21に係合するピン24を突設したストッ パアーム25を回動可能に軸支し車体1との間に張設したスプリング26でピン 24がカム板22に当接するよう付勢している。従って、図3に示す如くピン2 4がカム板22の上方の係合凹部21に係合することで後輪3が接地位置Aに固 定され、図4に示す如くピン24がカム板22の下方の係合凹部20に係合する ことで後輪3が前上方の退避位置Bに固定されることになる。
【0014】 支軸15には、ストッパアーム25に連動杆27で連結した固定解除アーム2 8を回動可能に軸支していて、後方に向い突設したこの固定解除アーム28を足 で押し下げることでピン24と係合凹部20,21の係合が外れるようにしてい る。
【0015】 支軸15には、さらに2本の足踏みレバー4,5を突設していて、それぞれが 後輪3の接地位置Aと退避位置Bで前記固定解除アーム28と前後に並ぶように している。
【0016】 後輪3が接地位置Aにある状態から退避位置Bにする場合には、足踏みレバー 4と固定解除アーム28を足で同時に少し押し下げ、さらに足踏みレバー4のみ を足で押し下げると後輪3が前上方へ移動し、ピン24がカム板22の係合凹部 20に係合して退避位置Bに固定されることになる。
【0017】 前記と逆に退避位置Bにある後輪3を接地位置Aにするには、固定解除アーム 28と並んだ前記とは別の足踏みレバー5を同時に押し下げて固定を解除した後 に足踏みレバー5のみを足で徐々に上方へ上げれば、後輪3が接地位置Aに下が ってくることになる。
【0018】 以上の如く構成しているので、幅員が広く平坦な道を走行する場合には、前輪 2と後輪3の三輪で車体を支持して安定よくでき、狭い道へ移る場合には、足で 足踏みレバー4を押し下げて後輪3を退避位置Bに固定して前輪2のみで自在に 走行できることになる。
【図1】本考案の実施例を示す全体平面図である。
【図2】本考案の実施例を示す全体側面図である。
【図3】本考案の後輪を接地位置に固定した状態を示す
一部拡大斜視図である。
一部拡大斜視図である。
【図4】本考案の後輪を退避位置に固定した状態を示す
一部拡大斜視図である
一部拡大斜視図である
1 車体 2 前輪 3 後輪 4 足踏みレバー 5 足踏みレバー 19 支脚 A 接地位置 B 退避位置
Claims (4)
- 【請求項1】 車体(1)に対する位置を固定した前側
1個の前輪(2)と、車体(1)に対して接地位置
(A)と退避位置(B)に切り換え固定可能にした後側
左右一対の後輪(3)とからなる一輪と三輪に切り換え
可能な運搬車。 - 【請求項2】 後輪(3)を足踏みレバー(4),
(5)で設置位置(A)と退避位置(B)へ切り換える
ようにしてなる請求項1に記載の一輪と三輪に切り換え
可能な運搬車。 - 【請求項3】 後輪(3)を前上方へ回動して退避位置
(B)に固定する時、後輪(3)の上方回動に伴って支
脚(19)が下方に突出すべくしてなる請求項1に記載
の一輪と三輪に切り換え可能な運搬車。 - 【請求項4】 後輪(3)を自重で退避位置(B)から
接地位置(A)へ切り換えるようにすると共に、足踏み
レバー(5)で切り換え速度を調整すべくしてなる請求
項1に記載の一輪と三輪に切り換え可能な運搬車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008182U JP3057660U (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 一輪と三輪に切り換え可能な運搬車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998008182U JP3057660U (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 一輪と三輪に切り換え可能な運搬車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057660U true JP3057660U (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=43191590
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998008182U Expired - Lifetime JP3057660U (ja) | 1998-09-10 | 1998-09-10 | 一輪と三輪に切り換え可能な運搬車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057660U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002090089A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tokai Riken Kk | 銃架台 |
JP2010274873A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Ihi Marine United Inc | 腹盤木及び船舶の支持方法 |
JP2015071418A (ja) * | 2010-06-10 | 2015-04-16 | ヤマハ発動機株式会社 | 荷物運搬用台車 |
-
1998
- 1998-09-10 JP JP1998008182U patent/JP3057660U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002090089A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-27 | Tokai Riken Kk | 銃架台 |
JP2010274873A (ja) * | 2009-06-01 | 2010-12-09 | Ihi Marine United Inc | 腹盤木及び船舶の支持方法 |
JP2015071418A (ja) * | 2010-06-10 | 2015-04-16 | ヤマハ発動機株式会社 | 荷物運搬用台車 |
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