JP2003312476A - 運搬装置の管理システム - Google Patents

運搬装置の管理システム

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JP2003312476A
JP2003312476A JP2002120028A JP2002120028A JP2003312476A JP 2003312476 A JP2003312476 A JP 2003312476A JP 2002120028 A JP2002120028 A JP 2002120028A JP 2002120028 A JP2002120028 A JP 2002120028A JP 2003312476 A JP2003312476 A JP 2003312476A
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JP2002120028A
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Soichi Haruyama
蒼一 晴山
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TCM Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な装置で運搬装置の現在位置を容易に把
握することができ、さらに、運搬装置の車両編成も容易
に把握することが可能な運搬装置の管理システムを提供
する。 【解決手段】 運搬装置5は、運搬車10aと、運搬車
10aを牽引する牽引車9aとで構成され、各運搬車1
0aと牽引車9aとにIDタグ12a,12bが設けら
れ、各IDタグ12a,12bには、車両の種類を識別
する種類識別番号と個々の車両に対応した固有の車両選
別番号とが記憶情報として記憶され、走行経路4に沿っ
た複数箇所に読取装置13が配置され、読取装置13で
読み取られたIDタグ12a,12bの記憶情報に基づ
いて、運搬装置5の位置と車両の編成とを検出するとと
もに、検出した運搬装置5の位置と車両の編成とを表示
装置にリアルタイムで表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の走行経路上
を走行して荷を運搬する運搬装置の管理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、図13に示すように、鉄
道を用いて荷を運搬する方法がある。すなわち、工場の
構内にレール61が敷設され、運搬装置62がレール6
1に支持されて所定の走行経路63上を走行する。運搬
装置62は、自走可能な牽引車64と、この牽引車64
によって牽引される複数の連結した運搬車65a〜65
cとで構成されている。上記各運搬車65a〜65cに
は荷66a〜66cを支持する荷支持部67が形成され
ており、運搬車65a〜65cは、運搬される荷66a
〜66cの大きさや形状等に応じて、複数種類(図13
では3種類)のものが用意されている。また、牽引車6
4も、牽引する際の総荷重等に応じて、サイズおよび馬
力の異なった複数種類のものが用意されている。尚、上
記運搬装置62は構内に複数設けられ、各運搬装置62
の走行は管制センター68で管理されている。
【0003】これによると、作業者は、管制センター6
8からの作業指示により、運搬する荷66a〜66cの
大きさや形状に適した複数の運搬車65a〜65cを牽
引車64に連結し、複数の荷66a〜66cを各運搬車
65a〜65cの荷支持部67に支持する。その後、作
業者は、牽引車64を運転して上記運搬車65a〜65
cを牽引し、所定の出発地点から目的とする到達地点ま
で走行する。これにより、複数の荷66a〜66cが目
的とする到達地点へ運搬される。
【0004】尚、管制センター68から牽引車64内の
作業者への作業指示或いは作業者から管制センター68
への作業報告は、音声無線69によって口頭で行われた
り、又は、帳票(図示省略)によって行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式では、
複数の運搬装置62を用いて荷66a〜66cを運搬す
る場合、管制センター68において、各運搬装置62の
現在位置を把握する必要があるが、これに対して、GP
Sを用いた位置検出装置は高価になるといった問題があ
った。
【0006】さらに、管制センター68において、運搬
装置62を構成している牽引車64と運搬車65a〜6
5cとの種類(以下、車両の編成と言う)を把握するこ
とが困難であり、作業指示通りの車両の編成で運搬作業
が進められているかをチェックすることができないとい
った問題があった。
【0007】また、音声無線69を用いた口頭での作業
指示や作業報告は伝達内容に漏れが生じる恐れがあり、
また、帳票を用いた場合では、作業指示や作業報告の伝
達に著しい遅れが生じる恐れがあった。
【0008】また、上記各運搬車65a〜65cにGP
S等の位置検出装置を設けた場合、GPSを作動させる
ための電力を確保する必要があり、このため、各運搬車
65a〜65cに電源を設けたり或いは牽引車64から
各運搬車65a〜65cへ給電する給電装置を設ける必
要があり、コストアップを招いた。
【0009】本発明は、安価な装置で運搬装置の現在位
置を容易に把握することができ、さらに、運搬装置の車
両の編成も容易に把握することが可能な運搬装置の管理
システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本第1発明は、所定の走行経路上を走行する運搬装置
の管理システムであって、上記運搬装置は一列に連結さ
れた複数の車両から成り、各車両にIDタグが設けら
れ、上記各IDタグには、車両の種類を識別する種類識
別符号と、個々の車両に対応した固有の車両選別符号
と、が記憶情報として記憶され、上記走行経路に沿った
複数箇所に、上記IDタグの記憶情報を読み取る読取装
置が配置され、上記読取装置で読み取られたIDタグの
記憶情報に基づいて、運搬装置の位置と車両の編成とを
検出するとともに、検出した運搬装置の位置と車両の編
成とを表示装置に表示する制御手段が設けられているも
のである。
【0011】これによると、運搬装置が所定の走行経路
上を走行する際、読取装置を設置した箇所を通る度に、
読取装置が上記運搬装置の各車両のIDタグの記憶情報
を読み取る。これにより、運搬装置の現在位置はIDタ
グの記憶情報を読み取った読取装置の設置箇所に該当す
るため、運搬装置の現在位置が検出される。また、読み
取ったIDタグの記憶情報によって、各車両の種類識別
符号と車両選別符号とが判り、これに基づいて、運搬装
置の車両の編成が検出される。このようにして検出され
た運搬装置の現在位置と車両の編成とは表示装置に表示
される。
【0012】上記のように、IDタグと読取装置とを用
いることによって、従来のGPSを用いた場合に比べ、
安価かつ容易に運搬装置の現在位置を把握することがで
き、さらに、運搬装置の車両の編成も容易に把握するこ
とができる。また、IDタグへの給電は不要となるた
め、各車両に電源や給電装置を設ける必要が無く、コス
トダウンを図ることができる。
【0013】本第2発明は、IDタグには、車両の前後
を識別する前後識別符号が記憶情報として記憶され、上
記IDタグは、各車両の前後左右4箇所に設けられ、前
部のIDタグに記憶されている前後識別符号と後部のI
Dタグに記憶されている前後識別符号とが異なっている
ものである。
【0014】これによると、読取装置が走行経路の左右
いずれか一側方に設置されている場合、車両の一側方の
IDタグの記憶情報が上記読取装置によって読み取られ
る。また、読取装置が走行経路の左右他側方に設置され
ている場合、車両の他側方のIDタグの記憶情報が上記
読取装置によって読み取られる。このように、読取装置
が走行経路に対して左右どちら側に設置されていても、
IDタグの記憶情報を読み取ることができるため、読取
装置の設置箇所を走行経路に対して左右いずれかに任意
で選択することができる。
【0015】また、運搬装置が前進走行している場合、
読取装置は、前部のIDタグの前後識別符号を読み取っ
た後、後部のIDタグの前後識別符号を読み取る。ま
た、運搬装置が後進走行している場合、読取装置は、後
部のIDタグの前後識別符号を読み取った後、前部のI
Dタグの前後識別符号を読み取る。これにより、読み取
った前後識別符号の順序に応じて、運搬装置が前進走行
しているか或いは後進走行しているかを検出することが
できる。
【0016】本第3発明は、各車両に、IDタグの記憶
情報と同一の種類識別符号と車両選別符号とを表示した
符号表示体が設けられているものである。これによる
と、符号表示体を目視することによって、車両の種類識
別符号と車両選別符号とを容易に確認することができ
る。
【0017】本第4発明は、車両として、自走可能な牽
引車と、この牽引車によって牽引又は押されて走行する
運搬車とがあり、上記牽引車に車載端末装置が設けら
れ、上記車載端末装置に、制御手段から送信された作業
計画情報を表示する表示部と、実行した作業内容を作業
実績情報として上記制御手段へ送信する作業実績送信手
段とが設けられているものである。
【0018】これによると、作業者は、車載端末装置の
表示部に表示された作業計画情報を見て、運搬車の連結
や切離し等の作業を実行した後、作業実績送信手段を操
作して上記作業実績情報を制御手段へ送信する。これに
より、従来のように音声無線を用いて口頭で作業指示や
作業報告を行う場合に比べて、伝達内容の漏れを防止す
ることができる。
【0019】本第5発明では、作成された作業計画情報
を制御手段に送信する統括制御部と、車載端末装置から
制御手段に送信された作業実績情報に基づいて作業進捗
情報を表示する表示器とが設けられているものである。
【0020】これによると、表示器に作業進捗情報が表
示されるため、作業の進捗状況が容易に把握できる。本
第6発明では、走行経路に沿った複数箇所に、位置情報
を記憶した位置専用IDタグが配置され、運搬装置のい
ずれかの車両に、上記位置専用IDタグに記憶された位
置情報を読み取る位置専用読取装置が設けられ、上記位
置専用読取装置で読み取られた位置専用IDタグの位置
情報が制御手段へ送信され、上記制御手段が、上記送信
された位置情報に基づいて運搬車両の位置を検出し、検
出した運搬車両の位置を表示装置に表示するものであ
る。
【0021】これによると、運搬装置が走行経路上を走
行する際、読取装置が各車両のIDタグの記憶情報を読
み取るとともに、位置専用読取装置が位置専用IDタグ
に記憶された位置情報を読み取る。これにより、各車両
のIDタグの記憶情報を読み取った読取装置の設置箇所
と位置専用読取装置で読み取られた位置専用IDタグの
位置情報とに基づいて、運搬装置の現在位置が検出さ
れ、検出された運搬装置の現在位置が表示装置に表示さ
れる。
【0022】このように、種類識別符号および車両選別
符号を記憶したIDタグと読取装置とに加えて、位置情
報を記憶した位置専用IDタグと位置専用読取装置とを
用いて運搬装置の現在位置を検出しているため、より一
層詳細な位置検出が行える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図1〜図12に基づいて説明する。図1,図2に示す
ように、1は、性状(大きさ,形状等)の異なる複数品
目の荷2a〜2cを運搬する軌条走行型の鉄道設備であ
る。この鉄道設備1には、地上側に敷設された左右一対
のレール3(軌条の一例)と、レール3に沿って所定の
走行経路4上を走行する複数の運搬装置5と、各運搬装
置5の走行等を管理する管制センター6とが備えられて
いる。
【0024】図4,図5に示すように、上記走行経路4
は、本線経路4aと、この本線経路4aから分岐して複
数の第1〜第nステーションS1〜Sn(図4では第1
〜第4ステーションS1〜S4を表示)を形成する複数
の支線経路4bとで構成されている。図6に示すよう
に、上記走行経路4の分岐地点にはそれぞれ、切換用の
ポイント7(転轍機)が設けられている。尚、上記各ス
テーションS1〜Sn毎に、各支線経路4bに対して路
線番号(路線1番〜路線n番)が割り当てられている。
例えば、図4に示すように、第1ステーションS1には
路線1番(で表示)〜路線6番(で表示)が形成さ
れている。
【0025】上記運搬装置5は、エンジンやモータ等の
駆動装置によって自走可能な複数種の牽引車9a〜9c
(車両の一例)と、各牽引車9a〜9cによって牽引さ
れて走行する複数種の運搬車10a〜10cとで構成さ
れている。上記各牽引車9a〜9cと運搬車10a〜1
0cとは互いに連結・切離し自在に構成されている。図
2に示すように、上記荷2aは運搬車10aによって運
搬され、荷2bは運搬車10bによって運搬され、荷2
cは運搬車10cによって運搬される。各運搬車10a
〜10cは運搬する荷2a〜2cの種類に応じて選択さ
れて一列に連結される。また、各牽引車9a〜9cは、
サイズや馬力が異なっており、牽引する際の総荷重(又
は連結された運搬車10a〜10cの台数)等に応じて
選択される。
【0026】各牽引車9a〜9cと運搬車10a〜10
cとの前後左右4箇所には無線式非接触型のIDタグ1
2a,12bが設けられている。各IDタグ12a,1
2bにはそれぞれ、6桁の数字から成る記憶情報が記憶
されている。一例として、図2,図3に、前後左右4箇
所のIDタグ12a,12bの記憶情報を示す。
【0027】尚、図2に示すように例えば牽引車9aの
各IDタグ12a,12bには、以下の表1に示すよう
な記憶情報が記憶されている。
【0028】
【表1】 このうち、左端1桁目の数字が車両(牽引車9a〜9
c,運搬車10a〜10c)の種類を識別する種類識別
番号(種類識別符号の一例)に相当し、2〜4桁目の数
字が個々の車両に対応した固有の車両選別番号(車両選
別符号の一例)に相当し、5,6桁目の数字が車両の前
後を識別する前後識別番号(符号)に相当する。上記種
類識別番号と牽引車9a〜9c,運搬車10a〜10c
とは以下の表2に示すように対応している。
【0029】
【表2】 また、車両選別番号は個々の牽引車9a〜9cと運搬車
10a〜10cとに振り当てられている。さらに、前後
識別番号の「01」は「前」に対応し、「02」は
「後」に対応している。
【0030】尚、図2,図3に示すように、1台の牽引
車9a〜9c又は運搬車10a〜10cにおいて、前後
左右4箇所のIDタグ12a,12bにはそれぞれ同一
の種類識別番号と車両選別番号とが記憶されているが、
前部のIDタグ12aの前後識別番号には「01」が記
憶され、後部のIDタグ12bの前後識別番号には「0
2」が記憶されている。
【0031】また、図1,図2に示すように、各牽引車
9a〜9cの両側部と各運搬車10a〜10cの両側部
とにはそれぞれ、上記IDタグ12a,12bの記憶情
報と同一の種類識別番号と車両選別番号とを表示した番
号表示体52(符号表示体の一例)が設けられている。
【0032】図4,図6に示すように、走行経路4のポ
イント7の箇所にはそれぞれ、上記IDタグ12a,1
2bの記憶情報を読み取る読取装置13が複数台配置さ
れている。各読取装置13は、各IDタグ12a,12
bとの間で通信を行うタグアンテナ14と、上記通信に
基づいて記憶情報を読み取るリーダ部15とで構成され
ている。
【0033】また、図7に示すように、各読取装置13
は複数のグループG1〜Gn毎に光ファイバーケーブル
19で接続され、各読取装置13によって読み取られた
記憶情報は光ファイバーケーブル19を介してデータ収
集盤20に集められる。尚、データ収集盤20は上記各
グループG1〜Gn毎に設けられている。
【0034】さらに、図1,図4に示すように、走行経
路4に沿った複数箇所には、位置情報を記憶した位置専
用IDタグ17が配置されている。尚、上記位置情報
は、1桁のアルファベットと3桁の数字とから成り、各
位置専用IDタグ17の配置箇所に対応している。上記
牽引車9a〜9cには、上記位置専用IDタグ17に記
憶された位置情報を読み取る位置専用読取装置18が設
けられている。
【0035】また、図7,図8に示すように、上記管制
センター6には、各データ収集盤20に集められた記憶
情報と上記位置情報とに基づいて、各運搬装置5の位置
と車両の編成とを検出するとともに、検出した各運搬装
置5の位置と車両の編成とを表示装置21に表示する制
御手段22が設けられている。上記制御手段22は、各
データ収集盤20に集められた記憶情報を収集するデー
タ収集用サーバ23と、主コンピュータ24と、この主
コンピュータ24の指令に基づいて上記表示装置21を
制御する表示コントローラ25とで構成されている。
【0036】尚、上記各データ収集盤20とデータ収集
用サーバ23と主コンピュータ24と表示コントローラ
25と表示装置21とはネットワーク53で接続されて
いる。
【0037】上記制御手段22は上位のコンピュータか
ら成る統括制御部26に接続されており、統括制御部2
6において作成された作業計画情報は上記ネットワーク
53を介して主コンピュータ24へ送信される。
【0038】また、図7,図9,図10に示すように、
上記各牽引車9a〜9cの運転室内には車載端末装置2
8が設けられている。車載端末装置28には、主コンピ
ュータ24から送信された作業計画情報を表示するタッ
チパネル式の表示部29と、実行した作業内容を作業実
績情報として主コンピュータ24へ送信する実績送信用
操作部31(作業実績送信手段の一例)と、その他の操
作部37a〜37eと、車両編成エラー警告部47と、
トラッキングエラー警告部48と、カーソルを移動させ
る移動用キー32と、上記各操作部31,37a〜37
eおよび各キー32の操作に基づいて表示部29を制御
する端末側コントローラ34とが具備されている。
【0039】尚、上記各操作部31,37a〜37eと
各警告部47,48とはそれぞれ表示部29に表示され
た画面の下部に表示される。また、上記主コンピュータ
24と各車載端末装置28との間の通信(送信)は、光
ファイバーケーブル19に接続された地上側の無線装置
35と、各車載端末装置28の端末側コントローラ34
に接続された端末側の無線装置36とによって行われ
る。
【0040】また、上記位置専用読取装置18は、各位
置専用IDタグ17との間で通信を行うタグアンテナ3
8と、上記通信に基づいて位置情報を読み取るリーダ部
39とで構成されている。上記リーダ部39は端末側コ
ントローラ34に接続されており、読み取られた位置情
報は、上記無線装置35,36によって牽引車9a〜9
cから管制センター6へ送信され、データ収集用サーバ
23に収集される。
【0041】また、上記主コンピュータ24は車両編成
チェック機能とトラッキングチェック機能とを有してい
る。すなわち、上記車両編成チェック機能とは、実際に
検出された各運搬装置5の車両の編成と作業計画情報で
指示された車両の編成情報とを比較し、両者が食い違っ
ている場合、表示装置21と車載端末装置28の表示部
29とにエラー警告を表示する機能である。また、トラ
ッキングチェック機能とは、運搬装置5が作業計画情報
で指示された予定出荷時刻を一定時間経過しても移動元
から発進していない等のように作業計画と実際の作業進
捗状況とにずれが発生した場合に、表示装置21と車載
端末装置28の表示部29とにエラー警告を表示する機
能である。
【0042】さらに、図7に示すように、上記管制セン
ター6には、補助コンピュータ40が設けられて上記ネ
ットワーク53に接続されている。尚、上記補助コンピ
ュータ40は、本体とキーボードとディスプレイ40a
(表示器の一例)とで構成されており、上記各車載端末
装置28から主コンピュータ24へ送信された作業実績
情報に基づいて作業進捗情報を作成し、この作業進捗情
報をディスプレイ40aに表示するものであり、さらに
は、統括制御部26から主コンピュータ24へ送信され
る作業計画情報の内容を修正する場合等にも使用され
る。また、上記主コンピュータ24は一定期間(例えば
数年)分のデータを保管するデータ保管機能も有してい
る。
【0043】◎上記各運搬装置5を用いて荷2a〜2c
を運搬する作業の管理システムを、以下の(A)〜
(E)の作業手順に基づいて説明する。 (A)例えば、特定(例えば車両選別番号=854)の
牽引車9aに乗り込んでいる作業者が車載端末装置28
の電源を入れることにより、図7,図9に示すように、
主コンピュータ24から無線装置35,36を介して送
信された作業計画情報が車載端末装置28の表示部29
に表示される。尚、車載端末装置28に送信される作業
計画情報は個々の牽引車9a〜9c毎(この場合は車両
選別番号=854の牽引車9a)に対応した内容のもの
である。
【0044】図9に示すように、上記表示部29に表示
された作業計画情報画面には、複数の車両編成番号に対
応した移動元のステーション番号と移動先のステーショ
ン番号と作業内容と出荷予定時刻と各操作部37a〜3
7dとが表示される。上記作業者は移動用キー32を操
作してカーソルを移動させ、例えば図9の矢印で示すよ
うに、車両編成番号=T0112を選択し、作業選択の
操作部37cを押す。これにより、上記表示部29に表
示される画面が切換わり、図10に示すように、上記車
両編成番号=T0112に対応する作業内容の詳細画面
が表示される。
【0045】上記図10の詳細画面は、車両選別番号=
854の牽引車9aに、第1ステーションS1(第1S
Tと表示)の路線1番の支線経路4bにある車両選別番
号=131および155の運搬車10aと、第1ステー
ションS1の路線2番の支線経路4bにある車両選別番
号=123の運搬車10aとを連結し、移動元の第1ス
テーションS1の路線2番の支線経路4bから移動先の
第3ステーションS3(第3STと表示)の路線3番の
支線経路4bまで走行し、第3ステーションS3の路線
3番において上記各車両選別番号=131,155,1
23の運搬車10aを切離す、といった作業内容を示し
ている。
【0046】上記詳細画面を見て作業内容を把握した作
業者は、牽引車9aを第1ステーションS1の路線1番
の支線経路4bへ走行させ、車両選別番号=131およ
び155の運搬車10aを牽引車9aに連結する。この
際、作業者は、運搬車10aの番号表示体52を目視す
ることにより、上記車両選別番号を容易に確認できる。
その後、同様に、牽引車9aを第1ステーションS1の
路線2番の支線経路4bへ走行させ、車両選別番号=1
23の運搬車10aを連結する。この際においても、上
記と同様に、作業者は、運搬車10aの番号表示体52
を目視することにより、上記車両選別番号を容易に確認
できる。尚、上記各運搬車10aには荷2a(積載物)
の一例としてコンクリートが積み込まれている。また、
上記のように、各車両選別番号=131,155,12
3の運搬車10aを連結する度に、作業者が詳細画面上
に表示されるタッチパネル式の連結完了操作部44を押
す。
【0047】これにより、図2に示すように、車両選別
番号=854の牽引車9aに車両選別番号=131,1
55,123の複数(3台)の運搬車10aを連結した
運搬装置5が編成され、この運搬装置5が車両編成番号
=T0112に該当する。
【0048】(B)上記のようにして牽引車9aに各運
搬車10aを連結して運搬装置5を編成した後、図10
に示すように、作業者が実績送信用操作部31を押すこ
とにより、作業実績情報が車載端末装置28から無線装
置35,36を介して主コンピュータ24へ送信され
る。
【0049】(C)その後、作業者は、上記作業計画情
報画面の該当する出荷予定時刻(例えば10:35)に
なると、牽引車9aを発進させて、上記車両編成番号=
T0112の運搬装置5を第1ステーションS1の路線
2番の支線経路4bから移動先である第3ステーション
S3の路線3番の支線経路4bまで走行させる。
【0050】(D)上記車両編成番号=T0112の運
搬装置5が第3ステーションS3の路線3番の支線経路
4bに到着した後、作業者は、車両選別番号=131,
155,123の各運搬車10aを車両選別番号=85
4の牽引車9aから切離す。尚、上記のように、各車両
選別番号=131,155,123の運搬車10aを切
離す度に、作業者は、図10の詳細画面上に表示される
タッチパネル式の切離完了操作部45を押す。
【0051】(E)その後、作業者が実績送信用操作部
31を押すことにより、再度、作業実績情報が車載端末
装置28から無線装置35,36を介して主コンピュー
タ24へ送信される。これにより、上記(A)において
選択された車両編成番号=T0112に対応する一連の
作業が完了する。
【0052】尚、上記運搬作業(A)〜(E)におい
て、車両編成番号や車両選別番号は一例であって、他の
番号のものに対しても同様である。また、牽引車9aと
運搬車10aとを挙げたが、他の種類すなわち牽引車9
b,9cや運搬車10b,10cに対しても同様であ
る。
【0053】◎次に、上記(A)〜(E)で示したよう
な運搬作業における運搬装置5の位置および車両編成の
検出方法について説明する。例えば、上記のように運搬
装置5が第1ステーションS1の路線2番の支線経路4
bから第3ステーションS3の路線3番の支線経路4b
まで走行する場合、上記第1ステーションS1の路線2
番の支線経路4bから第3ステーションS3の路線3番
の支線経路4bまでの走行範囲に設置されている読取装
置13が牽引車9aと各運搬車10aとの各IDタグ1
2a,12bの記憶情報を読み取るとともに、牽引車9
aの位置専用読取装置18が上記走行範囲に設置されて
いる位置専用IDタグ17に記憶された位置情報を読み
取る。
【0054】図7に示すように、上記読取装置13で読
み取られた記憶情報は、データ収集盤20に集められ、
さらにデータ収集盤20から光ファイバーケーブル19
を介してデータ収集用サーバ23へ送られる。また、上
記位置専用読取装置18で読み取られた位置情報は、端
末側の無線装置36から地上側の無線装置35へ送信さ
れ、地上側の無線装置35から上記データ収集用サーバ
23へ送られる。このようにしてデータ収集用サーバ2
3に収集された記憶情報と位置情報とに基づいて、主コ
ンピュータ24が運搬装置5の現在位置を検出する。
【0055】すなわち、図1に示すように、運搬装置5
が読取装置13の側方を通った際、各IDタグ12a,
12bの記憶情報を読み取った読取装置13の設置箇所
が運搬装置5の現在位置となる。また、運搬装置5が位
置専用IDタグ17の側方を通った際、位置専用読取装
置18で読み取られた位置専用IDタグ17の位置情報
に該当した地点が運搬装置5の現在位置となる。
【0056】上記のようにして検出された運搬装置5の
現在位置は図5に示すように表示装置21の画面にリア
ルタイムで緑色で表示されるため、個々の運搬装置5を
表示装置21の画面上でトラッキング(追跡)すること
が可能となる。
【0057】また、上記主コンピュータ24は、データ
収集用サーバ23に収集された記憶情報に基づいて、運
搬装置5を編成している各車両の種類識別番号と車両選
別番号と前後識別番号とを判別し、これによって、運搬
装置5の車両編成(すなわち、車両選別番号=854の
牽引車9aと車両選別番号=131,155,123の
運搬車10aとから構成される編成)が検出される。
【0058】図5に示すように、管制センター6内の係
員が上記表示装置21に表示されている運搬装置5をク
リックして選択することにより、表示装置21の一部分
に車両編成画面50が表示される。図11に示すよう
に、上記車両編成画面50には、上記車載端末装置28
から主コンピュータ24へ送信された運搬装置5の車両
編成番号(例えばT0112)と移動元および移動先と
荷(積載物)の品目と、上記検出された運搬装置5の各
車両選別番号とが表示される。
【0059】上記のように、IDタグ12a,12b,
17と読取装置13,18とを用いることによって、安
価かつ容易に運搬装置5の現在位置を把握することがで
き、さらに、運搬装置5の車両の編成も容易に把握する
ことができる。また、IDタグ12a,12bへの給電
は不要となるため、各運搬車10a〜10cに電源や給
電装置を設ける必要は無く、コストダウンを図ることが
できる。
【0060】尚、図1に示すように、種類識別番号と車
両選別番号と前後識別番号とを記憶したIDタグ12
a,12bと読取装置13とに加えて、位置情報を記憶
した位置専用IDタグ17と位置専用読取装置18とを
用いて運搬装置5の現在位置を検出しているため、より
一層詳細な位置検出が行える。
【0061】さらに、図2に示すように、運搬装置5が
前進走行している場合、読取装置13は、前部のIDタ
グ12aの前後識別番号=01(下2桁)を読み取った
後、後部のIDタグ12bの前後識別番号=02(下2
桁)を読み取る。反対に、運搬装置5が後進走行してい
る場合、読取装置13は、後部のIDタグ12bの前後
識別番号=02を読み取った後、前部のIDタグ12a
の前後識別番号=01を読み取る。これにより、読み取
った前後識別番号の順序に応じて、主コンピュータ24
は、運搬装置5が前進走行しているか或いは後進走行し
ているかを、検出することができる。
【0062】また、図3に示すように、IDタグ12
a,12bを牽引車9a〜9cの左右両側および運搬車
10a〜10cの左右両側に設けたことにより、読取装
置13が走行経路4の左右いずれか一側方に設置されて
いる場合、上記牽引車9a〜9cと運搬車10a〜10
cとの一側方のIDタグ12a,12bの記憶情報が上
記読取装置13によって読み取られる。また、読取装置
13が走行経路4の左右他側方に設置されている場合、
牽引車9a〜9cと運搬車10a〜10cとの他側方の
IDタグ12a,12bの記憶情報が上記読取装置13
によって読み取られる。このように、読取装置13が走
行経路4に対して左右どちら側に設置されていても、I
Dタグ12a,12bの記憶情報を読み取ることができ
るため、読取装置13の設置箇所を走行経路4に対して
左右いずれかに任意で選択することができる。
【0063】また、補助コンピュータ40は、各運搬装
置5の車載端末装置28から主コンピュータ24へ送信
された作業実績情報に基づいて、上記(A)〜(E)で
示したような運搬作業の進捗情報を作成し、図12に示
すように、この進捗情報の画面51をディスプレイ40
aに表示する。
【0064】すなわち、上記作業手順(B)において、
作業実績情報が車載端末装置28から主コンピュータ2
4へ送信されると、主コンピュータ24は運搬装置5が
編成されたと判断し、これに基づいて、補助コンピュー
タ40が進捗情報の画面51の編成No.T0112に
該当する作業状況欄の表示を「予定」から「作業中」へ
切換える。
【0065】その後、上記作業手順(E)において、再
度、作業実績情報が車載端末装置28から主コンピュー
タ24へ送信されると、主コンピュータ24は一連の作
業が完了したと判断し、これに基づいて、補助コンピュ
ータ40が進捗情報の画面51の編成No.T0112
に該当する作業状況欄の表示を「作業中」から「完了」
へ切換える。これにより、管制センター6内の係員は、
上記ディスプレイ40aに表示された進捗情報画面51
を見て、各車両編成番号に対応した作業の進捗状況を容
易に把握できる。
【0066】◎また、上記運搬作業(A),(B),
(E)において、図7に示すように、作業計画情報と作
業実績情報とは無線装置35,36を介して主コンピュ
ータ24と車載端末装置28との間で通信されるため、
従来のように音声無線を用いて口頭で作業指示や作業報
告を行う場合に比べて、伝達内容の漏れを防止すること
ができる。
【0067】◎また、上記運搬作業(A)〜(C)にお
いて、実際に検出された運搬装置5(例えば車両編成番
号=T0112の運搬装置5)の車両の編成と作業計画
情報で指示された車両の編成情報とが食い違っている場
合、主コンピュータ24は、車両編成エラーが発生した
と判断し、このように上記車両編成エラーを起こした運
搬装置5(例えば車両編成番号=T0112の運搬装置
5)を図5に示した表示装置21の画面上で点滅させる
とともに、図10に示すように上記車両編成エラーを起
こした運搬装置5の牽引車9aの車載端末装置28の表
示部29の車両編成エラー警告部47を点滅させる。こ
れにより、管制センター6内の係員は上記表示装置21
の画面(図5参照)を見て車両編成エラーの発生を迅速
に把握し、また、牽引車9aの運転者は車載端末装置2
8の表示部29の車両編成エラー警告部47(図10参
照)を見て車両編成エラーの発生を迅速に把握すること
ができる。したがって、車両編成エラーに対して、素早
くエラー修正作業を実施することができ、迅速な対応が
可能となる。
【0068】◎また、上記運搬作業(C)において、出
荷予定時刻から一定時間経過しても運搬装置5(例えば
車両編成番号=T0112の運搬装置5)が移動元(例
えば第1ステーションS1の路線2番)から発進してい
ない場合、各IDタグ12a,12b,17の読み取り
に基づく運搬装置5の走行移動が検出されず、これによ
り、主コンピュータ24は、トラッキングエラーが発生
したと判断し、このように上記トラッキングエラーを起
こした運搬装置5(例えば車両編成番号=T0112の
運搬装置5)を図5に示した表示装置21の画面上で緑
色から赤色に変色させて表示するとともに、図10に示
すように上記トラッキングエラーを起こした運搬装置5
の牽引車9aの車載端末装置28の表示部29のトラッ
キングエラー警告部48を点滅させる。これにより、管
制センター6内の係員は上記表示装置21の画面(図5
参照)を見てトラッキングエラーの発生を迅速に把握
し、また、牽引車9aの運転者は車載端末装置28の表
示部29のトラッキングエラー警告部48(図10参
照)を見てトラッキングエラーの発生を迅速に把握する
ことができる。したがって、トラッキングエラーに対し
て、素早くエラー修正作業を実施することができ、迅速
な対応が可能となる。
【0069】上記実施の形態における鉄道設備1は、例
えば、製鉄所の構内等に設置されるものであり、この場
合、各牽引車9a〜9cとしてディーゼル機関車等が使
用され、また、各運搬車10a〜10cとして、溶銑を
運搬する溶銑用運搬車やスラグを運搬するスラグ用運搬
車或いは大型鋼片を運搬する鋼片用運搬車等が使用され
る。また、鉄道設備1を工場内または操車場等に設置し
てもよく、各牽引車9a〜9cを電動式の機関車とし、
各運搬車10a〜10cを貨車又は客車としてもよい。
【0070】また、実施の形態ではレール3上を走行す
る運搬装置5を挙げたが、牽引車9a〜9cとしてトー
イングトラクタを用い、各運搬車10a〜10cとして
台車を用い、上記トーイングトラクタで台車を牽引しな
がら、上記レール3の存在しない通路等を走行するもの
であってもよい。また、その他の形式の運搬装置5とし
て、空港における旅客荷物運搬用の牽引車9a〜9cお
よび台車10a〜10cであってもよい。これにより、
空港内の荷物出荷場から航空機の待機場所への荷物運搬
の際に、正確かつ迅速な管理システムを構築することが
できる。
【0071】上記実施の形態では、図1に示すように、
IDタグ12a,12bを牽引車9a〜9cと運搬車1
0a〜10cとの側面に取付け、位置専用読取装置18
を牽引車9a〜9cの側面に取付け、読取装置13と位
置専用IDタグ17とを走行経路4の側方に設置してい
るが、上記取付け及び設置位置は側面及び側方に限定さ
れるものではなく、例えば、上記IDタグ12a,12
bを牽引車9a〜9cと運搬車10a〜10cとの下面
に取付け、位置専用読取装置18を牽引車9a〜9cの
下面に取付け、読取装置13と位置専用IDタグ17と
を走行経路4上の路面側に設置し、上記IDタグ12
a,12bと位置専用読取装置18とが読取装置13と
位置専用IDタグ17との上方を通過するようにしても
よい。
【0072】上記実施の形態では、各牽引車9a〜9c
で各運搬車10a〜10cを牽引して走行させている
が、各牽引車9a〜9cで各運搬車10a〜10cを押
して走行させてもよい。
【0073】上記実施の形態では、図10に示すよう
に、実績送信用操作部31と各警告部47,48とを車
載端末装置28の表示部29の表示画面内に表示させて
いるが、表示部29以外に独立して設けてもよい。
【0074】上記実施の形態では、牽引車9a〜9cを
3種類および運搬車10a〜10cを3種類設定した
が、これらは3種類に限定されず、3種類以外の複数種
に設定してもよい。
【0075】上記実施の形態では、図2に示すように、
種類識別符号と車両選別符号と前後識別符号とにそれぞ
れ数字を採用しているが、文字や記号,コード等を採用
してもよい。また、記憶情報は6桁に限定されるもので
はない。
【0076】上記実施の形態では、図2に示すように、
牽引車9a(又は9bや9c)に3台の運搬車10a
(又は10bや10c)を連結しているが、3台以外の
複数台又は単数台を連結してもよい。或いは、牽引車9
a(又は9bや9c)を単独で走行させてもよい。ま
た、種類の異なった運搬車10a〜10cを混在して連
結してもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように本第1発明によると、ID
タグと読取装置とを用いることによって、安価かつ容易
に運搬装置の現在位置を把握することができ、さらに、
運搬装置の車両の編成も容易に自動的に把握することが
できる。また、IDタグへの給電は不要となるため、各
車両に電源や給電装置を設ける必要が無く、コストダウ
ンを図ることができる。
【0078】また、本第2発明によると、読取装置が走
行経路に対して左右どちら側に設置されていても、ID
タグの記憶情報を読み取ることができるため、読取装置
の設置箇所を走行経路に対して左右いずれかに任意で選
択することができる。また、読み取った前後識別符号の
順序に応じて、運搬装置が前進走行しているか或いは後
進走行しているかを検出することができる。
【0079】また、本第3発明によると、符号表示体を
目視することによって、車両の種類識別符号と車両選別
符号とを容易に確認することができる。また、本第4発
明によると、従来のように音声無線を用いて口頭で作業
指示や作業報告を行う場合に比べて、伝達内容の漏れを
防止することができる。
【0080】また、本第5発明によると、表示器に作業
進捗情報が表示されるため、作業の進捗状況が容易に把
握できる。また、本第6発明によると、種類識別符号お
よび車両選別符号を記憶したIDタグと読取装置とに加
えて、位置情報を記憶した位置専用IDタグと位置専用
読取装置とを用いて運搬装置の現在位置を検出している
ため、より一層詳細な位置検出が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における運搬装置の斜視図
である。
【図2】同、運搬装置の側面図である。
【図3】同、運搬装置の平面図である。
【図4】同、運搬装置の走行経路の概略平面図である。
【図5】同、運搬装置の位置と車両編成とを表示する表
示装置の画面の図である。
【図6】同、運搬装置の走行経路の分岐地点の斜視図で
ある。
【図7】同、運搬装置の管理システムの構成を示す図で
ある。
【図8】同、運搬装置の管理システムの各機能を示すブ
ロック図である。
【図9】同、運搬装置の管理システムの車載端末装置に
表示された作業計画情報画面の図である。
【図10】同、運搬装置の管理システムの車載端末装置に
表示された作業計画情報の詳細画面の図である。
【図11】同、運搬装置の管理システムの表示装置に表示
された車両編成画面の図である。
【図12】同、運搬装置の管理システムのディスプレイに
表示された進捗情報画面の図である。
【図13】従来の運搬装置の側面図である。
【符号の説明】
3 レール(軌条) 4 走行経路 5 運搬装置 9a〜9c 機関車(車両) 10a〜10c 運搬車(車両) 12a,12b IDタグ 13 読取装置 17 位置専用IDタグ 18 位置専用読取装置 21 表示装置 22 制御手段 26 統括制御部 28 車載端末装置 29 表示部 31 実績送信用操作部(作業実績送信手段) 40a ディスプレイ(表示器) 50 車両編成画面 51 進捗情報の画面 52 番号表示体(符号表示体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の走行経路上を走行する運搬装置の
    管理システムであって、上記運搬装置は一列に連結され
    た複数の車両から成り、各車両にIDタグが設けられ、
    上記各IDタグには、車両の種類を識別する種類識別符
    号と、個々の車両に対応した固有の車両選別符号と、が
    記憶情報として記憶され、上記走行経路に沿った複数箇
    所に、上記IDタグの記憶情報を読み取る読取装置が配
    置され、上記読取装置で読み取られたIDタグの記憶情
    報に基づいて、運搬装置の位置と車両の編成とを検出す
    るとともに、検出した運搬装置の位置と車両の編成とを
    表示装置に表示する制御手段が設けられていることを特
    徴とする運搬装置の管理システム。
  2. 【請求項2】 IDタグには、車両の前後を識別する前
    後識別符号が記憶情報として記憶され、上記IDタグ
    は、各車両の前後左右4箇所に設けられ、前部のIDタ
    グに記憶されている前後識別符号と後部のIDタグに記
    憶されている前後識別符号とが異なっていることを特徴
    とする請求項1記載の運搬装置の管理システム。
  3. 【請求項3】 各車両に、IDタグの記憶情報と同一の
    種類識別符号と車両選別符号とを表示した符号表示体が
    設けられていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の運搬装置の管理システム。
  4. 【請求項4】 車両として、自走可能な牽引車と、この
    牽引車によって牽引又は押されて走行する運搬車とがあ
    り、上記牽引車に車載端末装置が設けられ、上記車載端
    末装置に、制御手段から送信された作業計画情報を表示
    する表示部と、実行した作業内容を作業実績情報として
    上記制御手段へ送信する作業実績送信手段とが設けられ
    ていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれ
    かに記載の運搬装置の管理システム。
  5. 【請求項5】 作成された作業計画情報を制御手段に送
    信する統括制御部と、車載端末装置から制御手段に送信
    された作業実績情報に基づいて作業進捗情報を表示する
    表示器とが設けられていることを特徴とする請求項4記
    載の運搬装置の管理システム。
  6. 【請求項6】 走行経路に沿った複数箇所に、位置情報
    を記憶した位置専用IDタグが配置され、運搬装置のい
    ずれかの車両に、上記位置専用IDタグに記憶された位
    置情報を読み取る位置専用読取装置が設けられ、上記位
    置専用読取装置で読み取られた位置専用IDタグの位置
    情報が制御手段へ送信され、上記制御手段が、上記送信
    された位置情報に基づいて運搬車両の位置を検出し、検
    出した運搬車両の位置を表示装置に表示することを特徴
    とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の運搬装
    置の管理システム。
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