JPH0492765A - 列車・地上間情報伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は列車・地上間情報伝送装置、特に軌道上を運
行する列車又は車両の列車番号１列車種別等固有の運行
情報の検知のリアルタイム化に関するものである。

［従来の技術］ 列車は多数の乗客や貨物を安全確実に、かつ早く輸送す
ることにより、公共の利便を図っている。この列車を運
用面、安全面から確実に管理するためには、軌道上を運
行している列車の走行している位置と共に、列車番号１
列車種別、車両連結画数、１ｉす車の行き先等の運行情
報を逐次確認する必要がある。

従来、列車の走行状態や運行情報を確認するためには、
運行している列車の運行ダイヤと運行情報をコンピュー
タに格納し、この運行ダイヤと運行情報に基ずき実際の
列車の運行状況を確認している。そして、確認された運
行状況により各列車の運行を管理している。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、正常に運行している場合には、コンピュ
ータに格納された情報により、列車の運行状況を正確に
確認することはできるが、何らかの原因で列車の運行が
乱れた場合には、コンピュータに格納された情報は、そ
の乱れに対応することができなくなってしまう。このた
め、実際の列車の運行状況を各駅において目視により確
認せざるを得ないという短所があった。

また、列車の運行が乱れているときに、列車毎に運行状
況を目視で確認していると、以後の運行に対すして迅速
に対応することができず５列車の運行がますます乱れて
しまうという短所もあった。

この発明はかかる短所を解決するためになされたもので
あり、列車の運行が乱れた場合においても、実際の列車
の運行状況を直接検知することができる列車・地上間情
報伝送装置を得ることを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る列車・地上間情報伝送装置は、列車又は
車両（以下、列車という）に設置された運行情報設定処
理手段と送受信手段と、地上に設置された列車検知手段
と送受信手段及び地上情報設定処理手段とを備えたこと
を特徴とする。

運行情報設定処理手段は列車固有の運行情報を設定・記
憶し、地上から送信された地上情報を処理する。

列車に設置された送受信手段は、地上の送受信手段から
送られる送信要求信号を受信し、運行情報設定処理手段
に記憶された運行情報を送信する。

列車検知手段は軌道上の特定場所を通過する列車を検知
する。

地上に設置された送受信手段は列車検知手段からの列車
検知信号を受けて列車に送信要求信号を送信し、列車か
ら送信される運行情報を受信する。

地上情報設定処理手段は特定場所に応じた固有の地上情
報を設定・記憶し、列車から送信された運行情報を解析
処理する。

また、送受信手段はＵＨＦ帯の特定小無線局を使用する
ことが好ましい。

［作用コ この発明においては、列車に設置された運行情報設定処
理手段に列車番号、普通あるいは特急等の列車種別１行
先、車両連結両数等の列車の運行ダイヤに必要な運行情
報を記憶させておき、地上に設置された地上情報設定処
理手段には設置場所に応じた駅名１通過／停車の情報、
１ｌｆｔ速情報等の固有な地上情報を記憶させておく。

そして、列車が地上情報設定処理手段を設置した軌道回
路に進入したことを列車検知手段で検知したときに、地
上から列車に対して送信要求信号を送る。この送信要求
を受けた列車の運行情報設定処理手段は送受信手段を介
して地上に運行情報を送る。地上情報設定処理手段は送
られた運行情報を解析し、通過している列車の運行情報
を隣接している駅等に転送する。

［実施例］ 第１図はこの発明の一実施例を示すブロック図である。

各列車には車上装置ｌとして運行情報設定処理手段２と
送受信手段３が設置されている。

運行情報設定処理手段２はその列車の運行情報を人力す
る人力手段４と情報解析手段５．記憶手段６及び表示手
段７を有する６ 人力手段４は、第２図のパネル表示図に示すように、複
数のタッチスイッチ４ａと、例えばエレクトロルミネセ
ンスからなる表示デバイス４ｂを有し、列車番号、普通
あるいは特急等の列車種別４行先、車両連結両数等の列
車の運行ダイヤに必要な運行情報を入力し表示する。

情報解析手段５は入力手段４から人力された運行情報を
記憶手段６に格納し、その運行情報を送受信手段４を介
して地上装置８に送信し、地上装置８から送られた地上
情報を解析・処理するにの運行情報設定処理手段２は、
第３図（ａンの正面図と（ｂ）の側面図に示す車上装置
本体３０に収納されている。そして車上装置本体３゜に
運転士が携帯する列車運行カート３１を挿入したことを
、内部に設けられた光電スイッチ等からなるカード検出
センサで検出してときに、電源がオンになり、列車運行
カード３１を取り出したときに電源がオフになるように
なっている。したがって、列車の運行中は常に運行情報
設定処理手段２は作動状態になっている６ 地上装置８は列車検知手段９と送受信手段１０及び地上
情報設定処理手段１１を有する。

列車検知手段９は、例えば車軸検知器からなり、地上装
置８が設置された軌道回路に列車が入ったことを検知す
る。

地」二情報設定処理手段１１は地上装置８が設置され場
所に固有の地上情報を入力する人力手段１２と情報解析
手段１３．記憶手段１４及び表示手段１５を有する６ 人力手段１２は地上装置８の設置場所に応じた駅名１通
過／停車の情報、減速情報等の地上情報を入力する。

情報解析１段１３は入力手段１２から入力された地上情
報を記憶手段１４に格納し、列車検知手段９で列車を検
知したときに５送受信手段１０を介して列車に対して送
信要求信号を送り、ダｊ車がら送られる運行情報を解析
・処理する。そして、受信した各列車の運行情報を伝送
手段１６等を介して隣接する駅等に送る。

各送受信手段３．１０は、例えば出力がＩＯｍＷ以下で
あり、交信範囲が３００ｍ〜４００ｍ程度であるＵＨＦ
帯の特定小電力無線局から構成されている。

次に、上記のように構成された列車・地上間情報伝送装
置の動作を第４図のフローチャーＩ・を委照して説明す
る。

まず、列車の運行に際しては、運転士が携帯する列車運
行カート３１を車上装置本体３０に挿入し、運行情報設
定処理手段２の電源をオンに１−る。その後、入力手段
４の表示デバイス４ｂを確認しながらタッチスイッチ４
ａを操作して、列車番号、普通あるいは特急等の列車種
別９行先、車両連結両数等の列車の運行ダイヤに必要な
運行情報を入力し記憶手段６に格納し、送受信手段３を
起動させる（ステップＳｌ）。

一方、地上装置８の入力手段１２から、地上装置８が設
置された地点に応じた地上情報、例えば隣接する駅の駅
名や、各列車の通過／停車の情報、減速情報等を入力し
、記憶手段１４に記憶させ；その状態で待機している（
ステップＳ２）。

この状態で、第５図に示すように２列車５１が地上装置
８が設置されている軌道回路の境界５２に近付き、その
軌道回路に入ると、車軸検知器等からなる列車検知手段
９で列車５１を検出しくステップＳ３）、列車検知信号
を地上情報設定処理手段１１の情報解析手段１３に送る
（ステップＳ４）。

情報解析手段１３は列車検知信号を受けると、送受信手
段１０を起動して、送受信手段ｌｏから列車５１に対し
て送信要求信号を送信する（ステップＳ５）。列車５１
の送受信手段３は送信要求信号を受信すると、その送信
要求信号を情報解析手段５に送る。情報解析手段５は送
信要求信号を受けると、記憶手段６に記憶されているそ
の列車５１の列車番号等の運行情報を読出し、送受信手
段３を介して地上装置８に送信する（ステップＳ６）。

地上の送受信手段１０は列車５１の運行情報を受信する
と、その運行情報を情報解析手段１３に送る。情報解析
手段１３は送られた運行情報を解析し、通過している列
車５Ｊの列車番号、Ｗ通あるいは特急等の列車種別１行
先等を確認し記憶手段１４に格納する（ステップＳ７）
。そして、隣接する駅の駅名や、列車番号１列車種別に
応じた列車５１の通過／停車の情報、減速情報等を記憶
手段１４から読出し、送受信手段ｌＯを介して列車５１
に送信する（ステップＳ７）。

列車５１の送受信手段３は地上情報を受信すると、その
地上情報を情報解析手段５に送る。情報解析手段５は送
られた地上情報を解析し、次の駅５３の駅名を確認する
とともに、通過／停車の情報、減速情報等を確認して記
憶手段６に格納する（ステップＳ８）。

この運行情報と地上情報の送受信を、列車５１が送受信
手段３．１０の交信範囲し、例えば３００ｍ通過する間
繰り返し行なう（ステップ５１０）。そして、列車５１
が交信範囲りを通過して運行情報の受信が一定時間途絶
えたときに地上の送受信手段１０の起動を停止する。

その後、地上の情報解析手段】３と列車５１の情報解析
手段５は交信範囲り間に、それぞれ繰り返し受信して記
憶手段１４．６に格納した運行情報と地上情報を読出し
、巡回冗長検査や多数決照合等を行ない、受信した運行
情報と地上情報の受信誤り等を補正する（ステップ５ｌ
ｌ）。このように交信範囲り間で繰返し情報の送受信を
行ない、受信した情報を処理することにより信願性の高
い情報を得ることができる。

地上情報設定処理手段１１は、このようにして得た走行
中の列車５１の運行情報を伝送手段１６を介したり、あ
るいは直接法の駅５３等に送る（ステップ５１２）。し
たがって、次の駅５３等は走行中の列車５１の運行に何
らかの理由で乱れが生じても、列車５１の運行状態をリ
アルタイムで、かつ正確に知ることができる。

また列車５１の運行情報設定処理手段２は地上から得ら
れた地上情報から、次に停車する駅や通過する駅の駅名
、現在走行している位置等の車内案内ｔ〜報を表示した
り、通過／停車や減速等の運転案内情報を表示手段７に
表示する（ステップ５１３）。この表示により、運行ダ
イヤが乱れた場合であっても、現在列車５１が走行中の
位置等を正確に知ることができる。

［発明の効果］ この発明は以上説明したように、列車に設置された運行
情報設定処理手段に列車番号、普通あるいは特急等の列
車種別１行先、車両連結両数等の列車の運行ダイヤに必
要な運行情報を記憶させ、地上に設置された地上情報設
定処理手段には設置場所に応じた駅名１通過／停車の情
報、減速情報等の固有な地上情報を記憶させておき、列
車が地上情報設定処理手段を設置した軌道回路に進入し
たことを検知したときに、地上から列車に対して送信要
求を送り、列車から地上に運行情報を送るようにしたか
ら、走行中の列車の運行状態を直接知ることができる。

また、このように走行中の列車の運行状態を直接しるこ
とができるから、列車の運行ダイヤが乱れた場合であっ
ても、各列車の位置や列車種別等をリアルタイムで知る
ことができ、列車の運行に対して正確かつ迅速に対処す
ることができる。

また、送受信手段なＬＩＨＦ帯の特定小電力無線局で構
成することにより、免許が不要で、かつ小形でアンテナ
が一体になった無線機を使用することができるから、列
車の運転席に簡単に設置することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すブロック図５第２図は
上記実施例の車上装置の入力手段を示すパネル表示図５
第３図（ａ）、（ｂ）は車上装置本体の外観を示し、（
ａ）は正面図、（ｂ）は側面図、第４図は上記実施例の
動作を示すフローチャート、第５図は上記実施例の動作
を示す説明図である。 ｌ・・・・車上装置、２・・・・運行情報設定処理手段
、３・・・・送受信手段、４・・・・入力手段、５・・
・・情報解析手段、６・・・・記憶手段、７・・・・表
示手段、８・・・・地上装置、９・・・・列車検知手段
、１０・・・・送受信手段、１１・・・・地上情報設定
処理手段、１２・・・・入力手段、１３・・・・情報解
析手段、１４・・・・記憶手段、１５・・・・表示手段
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、列車又は車両の固有の運行情報を設定・記憶し、地
   上から送信された地上情報を処理する運行情報設定処理
   手段と、地上からの送信要求信号を受信し運行情報設定
   処理手段に記憶された運行情報を送信する送受信手段と
   を列車又は車両に有し、 軌道上の特定場所を通過する列車又は車両を検出する列
   車検知手段と、該列車検知手段からの列車検知信号を受
   けて列車又は車両に送信要求信号を送信し、列車又は車
   両から送信される運行情報を受信する送受信手段と、上
   記特定場所に応じた固有の地上情報を設定・記憶し、列
   車又は車両から送信された運行情報を解析処理する地上
   情報設定処理手段とを地上に有する、 ことを特徴とする列車・地上間情報伝送装置。 ２、送受信手段がＵＨＦ帯の特定小無線局である請求項
   １記載の列車・地上間情報伝送装置。