JP2003312168A - 販売サービス情報の顧客カードへの表示方法、情報表示カード管理システムおよびそれに用いる顧客カード - Google Patents
販売サービス情報の顧客カードへの表示方法、情報表示カード管理システムおよびそれに用いる顧客カードInfo
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- JP2003312168A JP2003312168A JP2002116549A JP2002116549A JP2003312168A JP 2003312168 A JP2003312168 A JP 2003312168A JP 2002116549 A JP2002116549 A JP 2002116549A JP 2002116549 A JP2002116549 A JP 2002116549A JP 2003312168 A JP2003312168 A JP 2003312168A
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Abstract
部を有する顧客カードを用いて、顧客にとって有用な販
売サービス情報を、無駄のないしかも効率的なやり方で
提供するための、該情報の顧客カードへの表示方法、情
報表示カード管理システムおよびそれに用いる顧客カー
ドを提供すること。 【解決手段】 情報記憶部と書き換え可能な情報表示部
を備えた顧客カードを用いて、コンピュータに記憶蓄積
させた販売サービス情報のうち、カード保有者が必要と
するジャンルに関わる販売サービス情報を前記情報表示
部にエネルギー印加手段によって表示する方法であっ
て、前記情報記憶部および/またはコンピュータに、必
要とするジャンルが予め登録され、かつ登録されたジャ
ンルに関わる販売サービス情報だけをエネルギー印加に
よって前記情報表示部に表示する旨のプログラムが予め
格納され、該プログラムにしたがって情報を表示するこ
とを特徴とする、情報表示方法。
Description
え可能な可逆性情報表示部(以下情報表示部という)
と、目視不可能で書き換え可能な情報を記録する情報記
憶部(以下情報記憶部という)とを有する顧客カードを
用いて、顧客へ効率的に販売促進情報あるいはサービス
情報を提供する、顧客カードの新規な使い方に関するも
のである。
定取引回数または一定取引額に応じて顧客にプレミアム
を提供する商習慣があり、またPOSシステム等の顧客
管理を行なうことにより、顧客ID情報に応じたサービ
スを提供して顧客確保が行われている。近年この種の目
的のために、情報表示部と情報記憶部とを有する顧客カ
ードが提案され、既に市場で使われている。この種のカ
ードの利点は、繰り返し利用していく間に変化していく
各種情報を、情報記憶部に更新記録できると同時に、変
化情報を情報表示部で目視確認できることである。
は、支持体上に磁気記録層(情報記憶部)及び支持体の
磁気記録層と反対側に、交通の利用路線区間の路線図が
印刷された印刷層、その上に表示層(情報表示部)が設
けられ、表示層の残額及び前記利用路線区間の路線図に
対応して乗車駅を表示するようにした(交通)料金カー
ドが提案されている。
磁気記録層(情報記憶部)と可逆性感熱記録層(情報表
示部)が設けられたポイントカードであって、一定取引
回数または一定取引額に応じて顧客にプレミアムポイン
トを提供し、ポイント変化状況を可逆性感熱記録層に表
示し、かつ磁気記録層に更新記録することが提案されて
いる。
情報表示部(情報表示部)と情報記憶部とを有する健診
カードであって、健診情報表示部に表示され、情報記憶
部に記憶される健診情報を更新し、健診業務の効率化と
受診者へのサービス向上を図ることが提案されている。
販売拡販のために、商品の機能、種類、価格、販売期間
等の、商品に関する各種サービス情報が印刷されたチラ
シや広告物などを配布する慣習がある。しかしながら、
これら印刷物は顧客に携帯されなかったり見ないで捨て
られたりで、あまり有効なやり方でないばかりでなく、
目的が充分達せられていないにもかかわらず、紙を多量
に消費し、資源保護の点で問題になっている。
000−339542号公報には、情報記憶部を設けず
書き換え可能な情報表示部を設けた会員カードを用い、
別途用意するコンピュータの情報記憶手段に予め記憶さ
せた販売情報等に関するデータを前記会員カードの情報
表示部に表示し、必要に応じて消去更新して、会員に情
報を提供するやり方が提案されている。しかしながら、
このようなやり方は、書き換え可能な情報表示部を有す
るカードを用いるため紙資源の浪費を減少できるという
点においては有効であるが、客の意思に関係なく販売店
等側から一方的に販売サービス情報が提供され、客にと
っては必ずしも有用ではない情報も多く、この点におい
て印刷物を配布するという従来のやり方と何ら変わりが
なく、問題として存在している。今まで、この問題は具
体的に提議されておらず、無論それを解決するための提
案はなされていない。
換え可能な可逆性情報表示部と情報記憶部を有する顧客
カードを用いて、顧客にとって有用な販売サービス情報
を、無駄のないしかも効率的なやり方で提供するため
の、該情報の顧客カードへの表示方法、情報表示カード
管理システムおよびそれに用いる顧客カードを提供する
ことである。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、情報記憶部と書き
換え可能な情報表示部を備えた顧客カードを用いて、カ
ード保有者が必要とするジャンルを予め登録し、それに
基づいた販売サービス情報だけを前記情報表示部に表示
することによって、上記課題を解決できることを確認し
た。
「情報記憶部と書き換え可能な情報表示部を備えた顧客
カードを用いて、コンピュータに記憶蓄積させた販売サ
ービス情報のうち、カード保有者が必要とするジャンル
に関わる販売サービス情報を前記情報表示部にエネルギ
ー印加によって表示する方法であって、前記情報記憶部
および/またはコンピュータに、必要とするジャンルが
予め登録され、かつ登録されたジャンルに関わる販売サ
ービス情報だけをエネルギー印加によって前記情報表示
部に表示する旨のプログラムが予め格納され、該プログ
ラムにしたがって情報が表示されることを特徴とする情
報表示方法」、(2)「顧客からの申出てによって確認
された個人識別情報を前記情報記憶部およびコンピュー
タに記憶することによって、顧客カードが作成されるこ
とを特徴とする、前記第(1)項に記載の情報表示方
法」、(3)「顧客からの申し出によって確認された必
要とする販売サービス情報のジャンルを登録することに
よって、顧客カードを作成することを特徴とする前記第
(1)項または第(2)項に記載の情報表示方法」、
(4)「カード保有者が購入する商品をジャンル分類し
て累積登録し、登録データからカード保有者が必要とす
るジャンルを導き出す旨のプログラムが格納され、該プ
ログラムにしたがってジャンルを登録することを特徴と
する前記第(1)項乃至第(3)項に記載の情報表示方
法」、(5)「カード保有者の申し出によって、登録さ
れたジャンルを変更し更新することを特徴とする前記第
(1)項乃至第(4)項に記載の情報表示方法」、
(6)「情報表示部への表示パターンを定めたプログラ
ムが予め格納され、そのプログラムにしたがってエネル
ギー印加手段によって情報を表示することを特徴とする
前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載の情報
表示方法」、(7)「情報表示部に表示された販売サー
ビス情報をエネルギー印加して書き換え更新することを
特徴とする、前記第(1)項乃至第(6)項のいずれか
に記載の情報表示方法」、(8)「前回表示したときか
ら一定期間経過した時点で書き換える旨のプログラムを
予め格納し、該プログラムにしたがって前記情報表示部
に表示された販売サービス情報を書き換え更新すること
を特徴とする前記第(7)項に記載の情報表示方法」、
(9)「前記情報記憶部がICメモリであって、該IC
メモリに全てのプログラムが格納されていることを特徴
とする前記第(1)項乃至第(8)項のいずれかに記載
の情報表示方法」、(10)前記情報記憶部が磁気記録
材料からなり、全てのプログラムがコンピュータに格納
されていることを特徴とする前記第(1)項乃至第
(8)項のいずれかに記載の情報表示方法」、(11)
「カード保有者の店の利用状況をポイントとして前記情
報記憶部および/またはコンピュータに記憶し、エネル
ギー印加によって前記情報表示部に表示することを特徴
とする前記第(1)項乃至第(10)項のいずれかに記
載の個人情報の表示方法」、(12)「ポイント加算プ
ログラムを予め格納し、そのプログラムにしたがって加
算して得られる数値情報を情報記憶部および/またはコ
ンピュータに記憶し、かつエネルギー印加によって前記
情報表示部に表示することを特徴とする、前記第(1
1)項に記載の個人情報の表示方法」により達成され
る。
「情報記憶部と書き換え可能な情報表示部を少なくとも
有し、前記情報表示部がプログラムに従ってカード保有
者が必要とするジャンルに関わる販売サービス情報だけ
を前記情報表示部に表示する顧客カード、販売サービス
情報を記憶蓄積する手段、カード保有者が必要とするジ
ャンルに関わる販売サービス情報だけを前記情報表示部
に表示する旨のプログラムを格納する手段、前記情報記
憶部に識別情報を書き込み書き換える手段(情報書き換
え手段)、前記販売サービス情報を読み出す手段(情報
読み出し手段という)および前記情報表示部に情報を表
示し消去するためにエネルギーを印加する手段(エネル
ギー印加手段という)から少なくともなることを特徴と
する情報表示カード管理システム」、(14)「エネル
ギー印加手段の駆動状態を制御する通電量制御回路を有
することを特徴とする、前記第(13)項に記載の情報
表示カード管理システム」、(15)「少なくとも情報
書き込む手段、情報読み出し手段およびエネルギー印加
手段とによってカードリーダ・ライタを構成する前記第
(13)項または第(14)項に記載の情報表示カード
管理システム」、(16)「特定の販売サービス情報を
前記情報表示部に表示するプログラムを格納ししかも個
人情報を記憶する手段がICメモリであって、ICメモ
リが前記情報記憶部を構成することを特徴とする前記第
(13)項乃至第(15)項のいずれかに記載の情報表
示カード管理システム」、(17)「特定の販売サービ
ス情報を前記情報表示部に表示するプログラムを格納し
しかも認識情報または個人情報を記憶する手段がコンピ
ュータであることを特徴とする前記第(13)項乃至第
(15)項のいずれかに記載の情報表示カード管理シス
テム」、(18)「カードの前記情報表示部が可逆性感
熱記録材料から少なくともなり、エネルギー印加手段の
エネルギーが熱および/または光であることを特徴とす
る前記第(13)項乃至第(17)項のいずれかに記載
の情報表示カード管理システム」、(19)「エネルギ
ー印加手段のエネルギーが熱であって、該熱エネルギー
印加手段が情報表示用と情報消去用の別体で構成され、
情報表示用がサーマルヘッドおよび情報消去用がサーマ
ルヘッド、セラミックヒータ、熱ロールのいずれか1つ
であることを特徴とする前記第(18)項に記載の情報
表示カード管理システム」、(20)「情報表示用と情
報消去用の熱エネルギー印加手段が、いずれもサーマル
ヘッドであることを特徴とする前記第(19)項に記載
の情報表示カード管理システム」、(21)「前記情報
表示部の表示画像を読み取るためのセンサを有すること
を特徴とする前記第(13)項乃至第(20)項のいず
れかに記載の情報表示カード管理システム」、(22)
「前記情報記憶部に少なくともカード保有者の識別情報
を記憶させたことを特徴とする前記第(13)項乃至第
(21)項のいずれかに記載の情報表示カード管理シス
テム」により達成される。
報記憶部と書き換え可能な情報表示部を少なくとも有
し、前記情報表示部が、予め格納されたプログラムに従
って、前記情報記憶部またはコンピュータに記憶された
販売サービス情報のうちカード保有者が必要とするもの
のみを表示することを特徴とする顧客カード」、(2
4)「前記情報記憶部に少なくともカード保有者の識別
情報を記憶させたことを特徴とする前記第(23)項に
記載の顧客カード」、(25)「前記情報表示部が可逆
性感熱記録材料から少なくともなることを特徴とする前
記第(23)項または第(24)項に記載の顧客カー
ド」、(26)「可逆性感熱記録材料が、有機低分子物
質と樹脂から少なくともなり、温度変化によって濁度が
可逆的に変化する感熱層を支持体上に有するものである
ことを特徴とする前記第(25)項に記載の顧客カー
ド」、(27)「可逆性感熱記録材料が、ロイコ染料と
長鎖脂肪族基を持つ電子供与性化合物から少なくともな
り、温度変化によって色調が可逆的に変化する感熱層を
支持体上に有するものであることを特徴とする前記第
(26)項に記載の顧客カード」、(28)「前記記憶
部が磁気記録層、磁気ストライブ、ICメモリ、光メモ
リの少なくとも1種であることを特徴とする、前記第
(23)項乃至第(27)項のいずれかに記載の顧客カ
ード」、(29)「書換不可能な印字又は印刷画像を有
することを特徴とする前記第(23)項乃至第(28)
項のいずれかに記載の顧客カード」、(30)「前記可
逆性感熱記録材料が、支持体上に可逆性感熱記録層を設
けたものであって、該支持体が同種又は異種の材料から
なるシートを2枚以上貼り合わせたものであることを特
徴とする前記第(25)項乃至第(29)項に記載の顧
客カード」により達成される。
は好む販売サービス情報に絞って、会員カードを媒体と
して顧客に提供する、顧客カードの新規な使い方に関す
るものであり、この「顧客カードの新規な使い方」が適
用できる業種としては、来店する顧客に会員カードを提
供し、販売サービス情報を提供することによって、固定
客として繰り返し来店してもらい、商品の販売促進が期
待できれば、特に限定されるものではない。例えば業種
として、書店、レコード店、ゲームソフト店、衣料アパ
レル関連、映画芸能チケット販売店、スポーツ用品店、
旅行代理店等が挙げられる。販売サービス情報とは、特
に限定されず業種によって様々であるが、例えば売れ筋
ランキング、新着商品情報、近日発売情報等が挙げられ
る。販売サービス情報は、店が通常予めコンピュータに
記憶蓄積させている。
分類付けし、その分類にしたがって顧客が希望する情報
を提供することを特徴とするものである。ジャンルの分
類付けは、必要に応じて細かくすることができる。顧客
は、分類付けされたジャンルを1つ以上選んで、あるい
は複数のジャンルを組み合せて選んで、希望する販売サ
ービス情報の提供を受けることができる。顧客が選定し
たジャンルは、情報記憶部および/またはコンピュータ
に記憶させる。
例を挙げて説明する。あるレコード店が扱う商品全てを
ジャンルに分類し、その結果が(1)〜(12)であっ
たとすると、この結果を店側でコンピュータに登録して
おく。この分類は逐次更新できる。顧客が販売サービス
情報の提供を希望するジャンルとして、演奏家A氏のも
の全てという意味で(5)を、あるいはe国の民謡とい
う意味で(9)×(4)を選定することができ、選定さ
れたジャンルに関する販売サービス情報があれば顧客カ
ードに表示されることになる。 1.音楽種別 (1)クラシック(2)ロック(3)歌謡曲(4)民謡 2.演奏家別 (5)A氏(6)B氏(7)C氏(8)D氏 3.国別 (9)e国(10)f国(11)g国(12)h国 書店についても、例えば次のようにジャンル分けに基づ
いて、顧客が希望する販売サービス情報が、レコード店
と同様にして、提供される。他の業種についても同様で
ある。 1.内容別 (1)技術(2)経済(3)歴史(4)宗教 2.作家別 (5)E氏(6)F氏(7)G氏(8)H氏 3.書籍種別 (9)ノンフイクション(10)フイクション(11)小説 (12)漫画
報表示部を備えた顧客カードの新規な使い方に関するも
のであって、コンピュータに記憶蓄積させた販売サービ
ス情報のうち、カード保有者が必要とするジャンルに関
わる販売サービス情報だけを前記情報表示部に表示する
旨のプログラムを、店側で前記情報記憶部および/また
はコンピュータに予め格納しておき、希望するジャンル
を新しい顧客に登録してもらってカードを作成し、該プ
ログラムにしたがって情報を表示することとしたもので
ある。
って行われるのが一般的であるが、店側でカード保有者
が購入する商品を累積登録し、この登録データからカー
ド保有者が必要とするジャンルを導き出す旨のプログラ
ムを格納し、該プログラムにしたがってジャンルを登録
することもできる。さらに、このように登録されたジャ
ンルをカード保有者の申し出によって変更することもで
きる。
法は、情報記憶部と書き換え可能な情報表示部を少なく
とも有し、前記情報表示部がプログラムに従ってカード
保有者が必要とするジャンルに関わる販売サービス情報
だけを前記情報表示部に表示する顧客カード、販売サー
ビス情報を記憶蓄積する手段、カード保有者が必要とす
るジャンルに関わる販売サービス情報だけを前記情報表
示部に表示する旨のプログラムを格納する手段、前記情
報記憶部に識別情報を書き込み書き換える手段(情報書
き換え手段)、前記販売サービス情報を読み出す手段
(情報読み出し手段という)および前記情報表示部に情
報を表示し消去するためにエネルギーを印加する手段
(エネルギー印加手段という)から少なくともなる新規
な情報表示カード管理システムとして提案される。この
システムを構成する各手段は特に限定されるものではな
い。例えば少なくとも情報書き込む手段、情報読み出し
手段およびエネルギー印加手段とによって構成されるカ
ードリーダ・ライタが使用されることが多い。カードリ
ーダ・ライタは、通常コンピュータと回線で結ばれて稼
働させている。さらにカードリーダ・ライタとコンピュ
ータとが一体化された装置を用いることも可能である。
ムにおいては、目視不能な磁気記録情報を読み取り、書
き込み、更新するための一手段として、通常の磁気ヘッ
ドが用いられるが、この磁気ヘッドに代えて又は加え
て、カード上の可逆的可視表示画像をデジタル画像とし
て読み取るために、光センサを設けることができ、カー
ド上の可逆的可視表示画像を光照射する光源とカードか
ら反射する光情報を画像情報として受光し、モニタした
データ情報をコンピュータのCPUに送出、入力するの
に用いられる。
際に、カードをカードリーダ・ライタに通すと、通常カ
ードリーダ・ライタの情報読み出し手段が、情報記憶部
とコンピュータのそれぞれに予め記憶された個人認識情
報を照合し、本人であることを認識されて、初めてプロ
グラムにしたがって販売サービス情報が情報表示部に表
示される状態になるのが一般的である。販売サービス情
報の情報表示部への表示あるいはその書き換え更新は、
店で商品を購入する如何に関係なく行なうことができ
る。
年月日、電話番号、血液型、会員番号のようなもので、
特定個人を他人と区別識別するものであって、カードの
利用を重ねても特別な事情を除いては内容に変化する可
能性はほとんどなく、文字あるいは数字で表現されるも
のである。この個人識別情報は、通常カード作成時に記
憶させ、また同時にカード保有者を識別するために、カ
ードの情報記憶部とコンピュータの記憶部にそれぞれ
に、記憶させる個人識別情報の少なくとも1つを同じも
のにしておく必要がある。
ド所有者が希望する販売サービス情報をカードの情報表
示部に表示するために用いられるエネルギー印加手段と
しては、エネルギーとして光または熱が適用可能であ
り、可逆性情報表示部を形成する材質と情報表示のメカ
ニズムによるが、材質が感熱性の場合には熱エネルギー
印加手段が用いられる。該熱エネルギー印加手段は、一
般的に情報表示手段と情報消去用手段として別体で構成
されたものが用いられ、具体例として、前者については
サーマルヘッド、後者についてはサーマルヘッド、セラ
ミックヒータあるいは熱ロール等が挙げられる。さら
に、エネルギー印加手段の駆動状態を制御するために、
通電量制御回路設けることも可能である。
な、情報表示部への情報の表示パターンは限定されない
が、予め設定したそのプログラムに従って表示すること
ができ、またその表示パターンのプログラムを変更をす
ることもできる。また、カードの情報表示部には、必要
に応じて絵、写真、キャラクタ等を表示させることも可
能である。
を書き換え更新する時点は特に定められているわけでは
なく、カードの使用毎に行なうことができるが、前回表
示した時点から一定期間経過した時点で書き換える旨の
プログラムを予め格納し、該プログラムにしたがって行
なうことも可能である。すなわち、販売サービス情報の
書き換え期間(日、週、月、年)は、顧客が任意に事前
登録するか、使用頻度に応じてコンピュータに設定する
こともできる。この使用頻度とは、顧客が週に1回は来
店してポイントの書き換えを行なっている場合は週単位
で、毎週ではないが月に数回は来店してポイントの書き
換えを行なっている場合は月単位にするということを意
味する。また、頻度が変わってきた場合は、コンピュー
タに格納されたプログラムにしたがって、任意に変更す
ることができる。
売上を向上するために、顧客の一定利用回数または一定
取引額等のような店の利用状況に応じてプレミアムを提
供するようなやり方が盛んに行なわれ、そのための顧客
カードの使い方として、カード保有者の店の利用状況を
ポイントとして前記情報記憶部および/またはコンピュ
ータに記憶し、その情報を情報表示部に表示することが
できる。さらにそのポイントを加算するプログラムを予
め格納し、そのプログラムにしたがって加算して得られ
る数値情報を情報記憶部および/またはコンピュータに
記憶し、その情報を情報表示部に表示することができ
る。
上に(1)情報記憶部と(2)書き換え可能な情報表示
部を少なくとも有するものであり、これらの(1)情報
記憶部と(2)書き換え可能な情報表示部は、それぞれ
支持体の反対面上に設けても、同一面上に設けることも
できるが、多くは前者の構成のものであり、また支持体
上の(1)と(2)の面積も特に限定されるものではな
い。さらに、カードの一部に書換不可能な印字又は印刷
画像(以下印刷画像部という)を形成することができ
る。この印字又は印刷画像は、情報記憶部および/また
は情報表示部の上方に設けても良く、カードを繰り返し
使用するうちに消えないように、熱硬化型、UV硬化
型、EB硬化型のインクを用いて形成することが好まし
い。
いられる可逆記録材料としては、熱、、電解などの刺激
によって色または色調が変化するサーモクロミズム、エ
レクトロクロミズムを示すような物質などを用いること
ができる。
ことによって色調が変化する可逆性感熱記録材料が市場
で使用されている。例えば、特開昭63−107584
号公報、特開平4−78573号公報、特開平05−0
0853号公報等に開示されるような、支持体上に有機
低分子物質粒子を樹脂マトリックス中に分散させた層を
設けてなる可逆性感熱記録材料、特開昭60−1936
91号公報に開示されるような顕色剤として没食子酸と
フロログリシノールとを組合わせたものを用いた可逆性
感熱記録材料、特開昭61−237684号公報に開示
されるような顕色剤としてフェノールフタレインやチモ
ールフタレインなどの化合物を用いる可逆性感熱記録材
料、特開昭62−138556号公報、特開昭62−1
38568号公報および特開昭62−140881号公
報に開示されるような発色剤と顕色剤とカルボン酸エス
テルの均質相溶体を記録層に含有させた可逆性感熱記録
材料、特開昭63−173684号公報に開示されるよ
うな顕色剤にアスコルビン酸誘導体を用いた可逆性感熱
記録材料、特開平2−188293号公報および特開平
2−188294号公報に開示されるような顕色剤にビ
ス(ヒドロキシフェニル)酢酸または没食子酸と高級脂
肪族アミンとの塩を用いる可逆性感熱記録材料、特開平
05−124360号公報に開示されるような顕色剤に
長鎖脂肪族基を持つ電子供与性化合物を用いた可逆性感
熱記録材料等が提案されている。
粒子を樹脂マトリクス中に分散させた可逆性感熱記録層
を有する前記記録材料は、該記録層に印可する熱エネル
ギーを変化することによって白濁―透明間で透明度が可
逆的に変化するものである。通常該熱エネルギー印加に
は、透明になる温度の範囲があるものである。本発明に
用いられる可逆性感熱記録材料は、前記のごときの透明
状態と白濁状態の透明度の変化を利用しており、そのメ
カニズムについては次のように推測されている。すなわ
ち、(I)透明の場合には樹脂母材中に分散された有機
低分子物質の粒子は有機低分子物質と樹脂母材は隙間な
く密着しており、また粒子内部にも空隙はなく、片側か
ら入射した光は散乱されることなく反対側に透過するた
め透明に見えること、また、(II)白濁の場合には有機
低分子物質の粒子は有機低分子物質の微細な結晶で構成
されており、結晶の界面もしくは粒子と樹脂母材の界面
に隙間ができ片側から入射した光は空隙と結晶、空隙と
樹脂の界面で屈折し、散乱されるため白く見えるものと
考えられている。代表例として、ポリエステル等の樹脂
母材中に高級アルコール、高級脂肪酸等の有機低分子物
質を分散した感熱層が挙げられる。
子供与性化合物を用いた前記の可逆性感熱記録材料は、
ロイコ染料の種類を変えることによって発色―消色間を
可逆的に色調を変えることができ、電子供与性化合物の
長鎖脂肪族基を変えることによって、発色―消色温度を
変えることが出来るので、多色の可逆的熱発色性シート
をつくることが出来る。このロイコ染料と長鎖脂肪族基
を持つ電子供与性化合物は限定的でなく、このような挙
動を生起するものであれば、特に限定されない。顕色剤
としては、長鎖脂肪族炭化水素基をもつ有機リン酸化合
物、脂肪族カルボン酸化合物またはフェノール化合物が
開示されているように、分子内に発色剤を発色させるこ
とができる顕色能をもつ構造と分子間の凝集力をコント
ロールする構造を併せ持つ化合物が使用される。顕色能
をもつ構造としては、フェノール性水酸基、カルボキシ
ル基、リン酸基などの酸性の基が用いられるが、これら
に限らず、チオ尿素基、カルボン酸金属基など発色剤を
発色できる基を持てばよい。分子間の凝集力をコントロ
ールする構造の代表例としては長鎖アルキル基等の炭化
水素基などがある。この炭化水素基の炭素数が8個以上
のものが好ましく、さらに11個以上の長鎖脂肪族基を
持つものが良好な発色・消色特性を得る上で好ましい。
また、この炭化水素基には不飽和結合が含まれても良
く、また分枝状の炭化水素基も包含される。この場合も
主鎖部分は炭素数が8個以上のものが好ましく、さらに
11個以上であることが好ましい。上記のように顕色剤
は、顕色能をもつ構造と炭化水素基のような分子間の凝
集力をコントロールする構造が連結した構造を持つ。こ
の連結部分にはヘテロ原子を含む2価の基、または、こ
れらの基が複数個組合わせた基をはさんで結合していて
も良い。以下、本発明に用いられる顕色剤について具体
的に例示する。なお、顕色剤は単独で用いても良いし2
種類以上を混合して用いても良い。
手を示し、X2はヘテロ原子を含む2価の基を示す。R
1は2価の炭化水素基を表し、R2は炭素数1から22
の炭化水素基を表す。また、pは0から4の整数を表し
pが2から4のとき繰り返されるR1およびX2は同一
でも、異なっていても良い。また、qは1から3を表わ
す。
接又は下塗り層を介して可逆性感熱記録層を設け、必要
であればその上に直接又は中間層を介して表面保護層を
設けることができる。製造工程順序としては、こうして
得られた可逆性感熱記録層を設けたものに、通常裏面に
磁気記録層のような情報記憶部を設け、さらに必要な場
合にはバック層を設けることが多く行なわれている。表
面保護層としては、透明性と耐熱性に優れるPES、P
EIなどのプラスチックフイルムが好ましいが、これに
限定されず、記録層を成膜後、UV硬化樹脂層をコート
し硬化しても良い。表面保護層の厚さは薄過ぎると機械
的強度が不足して基板に破損が生じ、また厚過ぎると記
録層への熱伝達効率が悪化するので、1〜30μm程度
が好ましい。
で書換可能な情報を記憶し格納する情報記憶部として
は、磁気記録層のみならず、磁気ストライブ、ICメモ
リあるいは光メモリの1種にすることができ、さらに、
人間が肉眼では識別不可能な光学的なバーコードパター
ンとすることもできる。ICメモリを用いる場合には、
該メモリに全てのプログラムを格納することができる。
ては、特に限定されないが、例えばPET、PC、PE
Sなどのプラスチックフイルムあるいはこれらの複合
体、ガラス板などを透光性材料を用いることが好まし
く、シート状のカードとする場合の支持体の厚さは通
常、50〜500μ、特に100〜300μm程度が好
ましく、板状の剛体とする場合の厚さは、特に限定され
ない。また、同種又は異種のフイルムを2枚以上貼り合
わせて支持体として使用することもできる。さらに、シ
ート状支持体上に情報表示部を形成したものと、板状の
剛体の支持体上に情報記憶部を形成したものをそれぞれ
別途用意し、貼り合わせてカードとすることもできる。
1は、本発明に用いられる顧客カードの一例であって、
表面側に情報表示部(1a)と印刷画像部(1b)が、
裏面側に情報記憶部(1c)が設けられたものである。
情報記憶部には、例えば磁気記録部、ICチップ、非接
触ICチップなどが好ましく用いられる。この場合、情
報記憶部(1c)は、カード(1)の裏面全領域又は表
面若しくは裏面の1部領域のみに設けることができ、ま
た印刷画像部(1b)には、各種文字を印刷、印字、熱
転写等により設けることができる。
の裏面側に設ける情報記憶部(1c)の一例を示すもの
で、情報記憶部(1c)にICチップ(2)を用いたも
のである。ICチップ(2)は窪み部(3)に納めて形
成され、カード全体はシート状に加工した形である。こ
の窪み部(3)に、図2(b)に示されるようなウェハ
(11)が組み込まれて固定される。ウェハ(11)
は、ウェハ基板(12)上に集積回路(13)と、さら
にこの集積回路(13)に電気的に接続されている複数
の接触端子(14)とが設けられたものである。この接
触端子(14)はウェハ基板(12)の裏面側に露出し
ており、専用の処理装置(リーダライタ)がこの接触端
子(14)に電気的に接触して所定の非可視情報を読み
出したり書き換えたりできるように構成されている。
略の構成ブロック図であり、図3(b)はRAMの記憶
データの1例を示す構成ブロック図である。集積回路
(13)は、例えばLSIで構成されており、その中に
は制御動作を所定のシーケンス(手順)で実行すること
のできるCPU(15)と、CPU(15)の動作プロ
グラムデータを格納するROM(16)と、必要なデー
タの書き込み及び読み出しができるRAM(17)を含
む。さらに集積回路(13)は、入力信号を受けてCP
U(15)に入力データを与えるとともにCPU(1
5)からの出力信号を受けて外部に出力する入出力イン
ターフェース(18)と、図示していないが、パワーオ
ンリセット回路、クロック発生回路、パルス分周回路
(割込パルス発生回路)、アドレスデコーダ回路とを含
む。CPU(15)は、パルス分周回路から定期的に与
えられる割込パルスに応じて、割込制御ルーチンの動作
を実行することが可能となる。また、アドレスデコード
回路はCPU(15)からのアドレスデータをデコード
し、ROM(16)、RAM(17)、入出力インター
フェース(18)にそれぞれ信号を与える。入出力イン
ターフェース(18)には、複数(図中では8個)の接
触端子(14)が接続されており、前記の専用プリンタ
(リーダライタ)からの所定データがこの接触端子(1
4)から入出力インターフェース(18)を介してCP
U(15)に入力される。CPU(15)は、入力信号
に応答して、かつROM(16)内に格納されたプログ
ラムデータに従って、各動作を行ない、かつ、所定のデ
ータ、信号を入出力インターフェース(18)を介して
カードリーダライタに出力する。
ード部と電気接触してリーダライタと情報を授受するた
めの接触端子(14)の代わりに、図3(c)に示され
るように、磁気塗膜アンテナ部(19)からなる従来か
ら知られた非接触型の端子とすることができる。その他
の各部は、図3(c)に示されると同じく、CPU(2
0)、ROM(21)、RAM(22)および入出力イ
ンターフェース(23)を示す。
7)は複数の記憶領域(17a)〜(17j)含む。例
えば領域(17a)〜(17c)にはカード保有者の個
人認識情報、すなわち例えばカード番号(17a)、カ
ード発行年月日(17b)、保有者IDコード(17
c)等を記憶するものであってよく、また、例えば領域
(17d)〜(17j)にはカード保有者が販売サービ
ス情報として提供を希望するジャンル、すなわち例えば
書店の顧客カードの場合には、半導体回路技術(17
d)、直木賞授賞作品(17e)、作家A氏(17
f)、作家B氏(17g)等を、さらに店の利用状況に
応じたポイント数(17h)、加算ポイント数(17
i)等、さらに来店日(17j)等の参考情報を記憶す
るものであってよい。
テムにおいて、顧客カードの情報表示部に情報画像を形
成するための装置の一例を示す概念図である。シート状
のカードを搬送ローラー等で移動させ、エネルギー印加
手段としてのサーマルヘッドによって加熱し画像を表示
する。このとき、冷却手段として加熱直後の画像表示部
に接触して放熱させる能力を持つ物質や部材、例えば、
空気、水、氷、金属部材、さらにそれら冷却するための
送風ファン、ペルチェ素子などを用いることができる。
また、サーマルヘッドの前にカードの少なくとも画像表
示部を予め加熱する手段、以前形成された表示画像を消
去するための手段等を有していてもよい。記録媒体を往
復移動させ、サーマルヘッドによって繰り返しの書き込
みをさせることも可能である。この場合のサーマルヘッ
ドの印加エネルギーの制御方法は、記録する画像特性お
よび要求される作業効率に応じて前述のいずれかを適宜
組み合わせて、あるいは、切り替えて使用しても良い。
模式図で、カードリーダライタとコンピュータとが一体
化された例である。図5に示される情報表示カード管理
システムは、回転無端ベルト状のカード搬送手段(3
0)の途中位置でプラテンローラ(32)に対向して設
けられたヒートローラ型の表示画像消去手段(34)
と、回転無端ベルト状のカード搬送手段(38)により
搬送されてきたカード(36)の存在をモニタするカー
ドセンサ(40)と、情報読み取り手段としての磁気記
録ヘッド(42)と、表示画像形成手段としてのサーマ
ルヘッド(44)と、プラテンローラ(43)に対向し
て設けられた前記サーマルヘッド(44)の通電発熱モ
ードを制御するための通電制御回路(46)と、サーマ
ルヘッド(44)の駆動モードを制御するためのヘッド
駆動制御手段(48)と、カード挿入口(50)と、カ
ード排出口(51)とを有する。
4)、カードセンサ(40)、磁気記録ヘッド(4
2)、通電制御回路(46)、ヘッド駆動制御手段(4
8)は、CPU(60)との間を各通信ラインで連絡さ
れている。CPU(60)は、これら各手段の操作順序
を定めたシーケンスプログラム、これら各手段を制御す
るための制御プログラム等の所要プログラム及び本発明
の情報表示方法を実行するためのプログラム及び表示画
像標準パターンデータ等を格納したメモリ・ROM(6
1)、および各手段からの情報を呼出し可能に格納し、
各手段からの新たな情報に基いてCPU(60)が比較
を含む演算をした演算結果を呼出し可能に格納し直す
(更新情報を格納する)ためのメモリ・RAM(62)
を有する。さらに、図示していないが、ホストコンピュ
ータあるいはキー入力手段を用いる場合には、それらの
通信ラインを結合するための端子を設けることができ
る。
ログラムとは、例えば先述した次のような1)と2)を
まとめたものである。 1)必須サブルーチン;カード保有者が希望し登録され
たジャンルに関わる販売サービス情報だけを情報表示部
に表示する。 2)任意サブルーチン; 顧客の商品の購入傾向に基づいて希望するジャンルを
登録する。 予め設定した時期に、情報表示部に表示する販売サー
ビス情報を書換える。 顧客の利用状況に応じて提供するポイント、あるいは
その加算ポイントを表示する。
カードを差し入れると、CPU(60)からの指令信号
によりカード搬送手段(38)がカード(36)を搬送
し、必要時にはカード(36)を所定位置で停止し、ヒ
ートローラ型の表示画像消去手段(34)はCPU(6
0)からの指令信号により発熱作動してカード(36)
上の不必要な表示画像を消去する。また、カード(3
6)の存在をモニタするカードセンサ(40)は、カー
ド(36)が所定位置に達したときにはCPU(60)
に存在信号を送信する。
らの指令信号により作動して、カード(36)の磁気記
録部に非可視情報を書き込み、消去し又は更新する。サ
ーマルヘッド(44)は、通電制御手段(46)を介す
る通電により発熱する微小ドット部位を有するヘッド部
を備え、リニアモータ(47)、この例ではステップデ
ジタルモータ、の駆動状態を制御する駆動制御装置(4
8)によりTD方向及びカード(36)の受容面に対す
る進退方向の動作が制御される。
装置(48)には、CPU(60)からその出力ポート
を介して駆動制御信号が入力され、通電制御手段(4
6)には、CPU(60)からその出力ポートを介して
通電制御信号が入力される。
の出力ポートを介して、CPU(60)からの指令に基
いて所定のシーケンスプログラム等のプログラム、各手
段を制御するための制御プログラム等の所要プログラ
ム、所定の表示画像標準パターンデータ、表示画像を形
成するための演算プログラムをCPU(60)に配出可
能に格納する。
の出力ポートを介して、各手段からの実測データ情報を
呼出し可能に格納し、各手段からの情報に基いてCPU
(60)が比較を含む演算をした演算結果を呼出し可能
に格納し直(更新情報を格納)し、CPU(60)から
の指令に基いて、入力された情報を呼出可能に格納し、
かつ格納済み情報を新たに入力された情報によりCPU
(60)が更新した結果を格納する。具体的には、メモ
リ・ROM(61)は、ROM(リードオンリメモリ)
以外のものであってもよく、メモリ(62)・RAM
は、RAM(ランダムアクセスメモリ)以外のものであ
ってもよい。
な磁気記録情報を読み取り、書き込み、更新するための
磁気ヘッド(42)に代えて又は磁気ヘッド(42)に
加えて、図示してないが、カード(36)上の可逆的可
視画像をデジタル画像として読み取るための光センサと
して例えばCPU(60)とライン結合するジュアル光
センサを設けることができ、このジュアル光センサは、
CPU(60)の入出力ポートを介して光源駆動手段に
より駆動制御され、カード(36)上の可逆的可視画像
を光照射する光源とカード(36)から反射する光情報
を画像情報として受光し、モニタしたデータ情報をCP
U(60)に送出、入力する。
6)上に先に形成する際の印字のためのサーマルヘッド
(44)の作動モード情報を、例えば位置情報と画素有
無の情報からなるバイナリコード情報として記憶し、記
憶された該作動モード情報に基いて、サーマルヘッド
(44)により可逆画像を形成すべき領域について、サ
ーマルヘッド(44)の駆動制御装置(48)及び通電
制御手段(46)を、例えばテンプレートとしてデジタ
ルフイルタを用いた太線化処理や拡大処理等の窓関数操
作のようなコンピュータを用いたそれ自身公知の画像認
識技術、デジタル画像処理法により設定し、該設定され
た可視画像形成の作動領域のための情報によってサーマ
ルヘッド(44)の駆動及び通電制御手段を制御するこ
とができる。その画像データとしての情報をカード(3
6)に形成、更新する際の印字転写のためのサーマルヘ
ッドの作動モード情報は、例えば可逆的色画像を走査す
る光源からの光情報を記憶することにより得ることがで
きる。
理法に関する参考書について念の為挙げれば、例えば、
八木伸行、井上誠喜、林正樹、中須英輔、三谷公二、奥
井誠人、鈴木正一、金次保明共書「C言語で学ぶ実践画
像処理」平成8年6月8日(株)コロナ社、八木伸行、
井上誠喜、林正樹、奥井誠人、合志清一共書「C言語で
学ぶ実践デジタル映像処理」平成9年4月10日(株)
コロナ社、Allen Gersho,Robert M.Gray著、古井貞煕、
田崎三郎、小寺博、渡辺裕共訳「ベクトル量子化と情報
圧縮」1998年11月10日(株)コロナ社,第58
〜96頁は有益であり、画像認識技術のうち特にパター
ンマッチング法としては、例えばJorgeL,C,Sanz & Anil
K,Jain,”Machine-Vision Techniquics for inspectio
n of printed wires boards and thick-films circuit
s”Optical Society of American,Vol,1-3,No.9/Sept,1
986,pp1465-1482に数多くの方式が紹介されており、画
像認識技術として注目されているパターンマッチング法
(比較法)としては、JoanMandevile ”Novel method f
or analysis of printed circuit Jargos”IBM J,Res.D
evelop.,Vol.29,No.1,JANUARY.1985のものがあり、これ
を用いたパターンマッチングの応用例としては例えば特
公平8−7155号公報記載のものが挙げられる。
一部を構成する、支持体上に情報表示部を設けた可逆性
感熱記録材料を参考例1と2で、さらにその記録材料に
磁気記録層を設けたカードを参考例3で、説明する。 [参考例1] (可逆性感熱記録材料)下記の顕色剤及び発色剤を含む
組成物A及びBを、それぞれボールミルで粒径1μm程
度になるまで十分に粉砕・分散して記録層形成用塗布液
を作製した。 〔組成物A〕 発色剤:1,2−ベンゾ−6−(N−エチル−N− イソアミルアミノ)フルオラン 10部 顕色剤:ドコシルホスホン酸 45部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製、VYHH) 45部 トルエン 200部 メチルエチルケトン 200部 〔組成物B〕 発色剤:2−(N−メチル)アニリノ−6− (N−エチル−p−トルイジノ)フルオラン 10部 顕色剤:ヘキサデシルホスホン酸 35部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 (ユニオンカーバイト社製、VYHH) 45部 トルエン 200部 メチルエチルケトン 200部
に、塗布液Aを塗布、乾燥して膜厚約5μmの記録層A
を設けた。次に、記録層Aの上に、ポリビニルアルコー
ルの10wt%水溶液を塗布、乾燥して厚さ約2μmの
中間層を設けた。更に、中間層の上に、塗布液Bを塗
布、乾燥して膜厚約5μmの記録層Bを設けた。一方、
厚さ4.5μmのポリエステルフィルムの片面に、接着
剤層として飽和ポリエステル樹脂〔東洋紡(株)製、バ
イロン300〕のトルエン/メチルエチルケトン溶液を
塗布、乾燥した。この層の厚さは約0.5μmであっ
た。次に、記録層Bの上に、このフィルムを接着剤層と
接するように重ね、圧力2kg(線圧)で温度125℃
のヒートローラーを通して圧着した。以上のようにし
て、中間層を挾んで記録層AとBを持ち、更に表面に保
護層を持った記録材料を得た。 (発色操作)この記録材料をホットプレートで125℃
に加熱、急冷して、AとBの記録層が全面的に発色した
状態とした(あずき色)。次に、サーマルヘッドで下記
の条件で画像状に加熱し、そのときの発色色調を調べ
た。 (1)印加電圧13.3V、パルス幅1.6msecの
条件で加熱したところ、緑色の色調のA層が消色する1
方、B層が発色(緑色)が発色し、目視可能かつ更新可
能な画像として良好な結果が得られた。 (2)印加電圧8.0V、パルス幅0.9msecの条
件で加熱したところ、A層が赤色の色調に発色する1
方、B層は消色し、同様に良好な結果が得られた。この
ように、全体があずき色に発色した中に(1)及び
(2)の条件で熱を印加することにより、赤と緑の画像
が形成できた。
ク化合物である1,2−ビス(2−フェニル−4−トリ
フルオロメチルチアゾール)−3,3,4,4,5,5
−ヘキサフルオロシクロペンテン[以下PC1と略
す]、1,2−ビス(3−(2−メチル−6−(2−
(4−メトキシフェニル)エチニル)ベンゾチエニ
ル))−3,3,4,4,5,5−ヘキサフルオロシク
ロペンテン[以下PC2と略す]、1−(5−メトキシ
−1,2−ジメチル−3−インドリル)−2−(5−シ
アノ−2,4−ジメチル−3−チエニル)−3,3,
4,4,5,5−ヘキサフルオロシクロペンテン[以下
PC3と略す]を用いた。 (発色操作)PC1、PC2、PC3はそれぞれ、光照
射前は無色であり、紫外光照射によって黄色、赤紫色、
青色に変化した。また、白色光照射で再び無色に戻っ
た。PC1、PC2、PC3をそれぞれレジスト溶液中
に10wt%分散し、フォトリソグラフィー法にて白色
ポリエチレンテレフタレート基板(厚さ約0.5mm)
にPC1、PC2、PC3の順でストライプ状のパター
ンを形成した。ピッチ幅は約220μm(線幅200μ
m、スペース20μm)であった。その後、感光層の表
面に保護膜としてポリビニルアルコールの薄膜(2μ
m)を塗布して、可逆記録材料を作製した。レンズで集
光した372nm紫外発光ダイオード(LED)を選択
的に照射することで、同様に良好な印字画像が形成され
た。
参考例1と2において作製した可逆記録材料に、下記塗
布液を乾燥重量が40g/m2となるようにようにして
塗布後、ドライヤーで乾燥し、磁気記録層を設けて、本
発明の顧客カードを作製した。 磁気記録層形成用塗布液 <A液> バリウムフェライト(戸田工業製、MC−127) 50部 ポリアクリル酸ソーダ(東亜合成製、アロンT−40) 5部 カーボンブラック(38%分散液) 10部 水 35部 以上の組成からなる液をサンドグライダーで1時間分散
させて分散A液を調製した。 <B液> A液 50部 酢酸ビニル−エチレン共重合体エマルジョン 25部 水 25部 以上の液を混合攪拌させて磁気塗布液を調製した。
ンルに関わる販売サービス情報を、顧客カードに表示す
る方法について、3つの具体例をフローチャートを用い
て示す。いずれも、顧客の店の利用状況に応じたポイン
ト数およびその加算ポイント数を表示したものである。 <具体例1>図6のフローチャートに示される具体例1
は、レコード店での利用例であり、カード作成時顧客か
らの申出によって希望するジャンルを登録し、予め定め
た時期に書換えを行なう例である。 <具体例2>図7のフローチャートに示される具体例2
は、書店での利用例であり、顧客の商品の購入傾向に基
づいて希望するジャンルが登録され、予め定めた時期に
書換えを行なう例である。 <具体例3>図8のフローチャートに示される具体例3
は、レコード店での利用例であり、カード作成時顧客か
らの申出によって希望するジャンルを複数組合わせて登
録し、カード利用時に書換えを行なう例である。
売サービス情報だけを顧客カードを媒体として入手可能
となるため、従来のように情報を提供する側の一方的な
意志によって時には顧客にとって不必要なものまで配布
されることがなくなり、情報が効率的に提供され、かつ
顧客カードの利便性を高めることができた。
ド状シートの一例を示す図である。
ド状シートの他の一例を示す図である。
んだカード状シートの一使用例を示す図である。
を示す図である。
示す図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 情報記憶部と書き換え可能な情報表示部
を備えた顧客カードを用いて、コンピュータに記憶蓄積
させた販売サービス情報のうち、カード保有者が必要と
するジャンルに関わる販売サービス情報を前記情報表示
部にエネルギー印加手段によって表示する方法であっ
て、前記情報記憶部および/またはコンピュータに、必
要とするジャンルが予め登録され、かつ登録されたジャ
ンルに関わる販売サービス情報だけをエネルギー印加に
よって前記情報表示部に表示する旨のプログラムが予め
格納され、該プログラムにしたがって情報を表示するこ
とを特徴とする情報表示方法。 - 【請求項2】 顧客からの申し出によって確認された必
要とする販売サービス情報のジャンルを登録することに
よって、顧客カードを作成することを特徴とする請求項
1に記載の情報表示方法。 - 【請求項3】 カード保有者の申し出によって、登録さ
れたジャンルを変更し更新することを特徴とする請求項
1または2に記載の情報表示方法。 - 【請求項4】 前記情報表示部に表示された販売サービ
ス情報をエネルギー印加して書き換え更新することを特
徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の情報表示方
法。 - 【請求項5】 前回表示したときから一定期間経過した
時点で書き換える旨のプログラムを予め格納し、該プロ
グラムにしたがって前記情報表示部に表示された販売サ
ービス情報を書き換え更新することを特徴とする請求項
4に記載の情報表示方法。 - 【請求項6】 情報記憶部と書き換え可能な情報表示部
を少なくとも有し、前記情報表示部がプログラムに従っ
てカード保有者が必要とするジャンルに関わる販売サー
ビス情報だけを前記情報表示部に表示する顧客カード、
販売サービス情報を記憶蓄積する手段、カード保有者が
必要とするジャンルに関わる販売サービス情報だけを前
記情報表示部に表示する旨のプログラムを格納する手
段、前記情報記憶部に識別情報を書き込み書き換える手
段(情報書き換え手段)、前記販売サービス情報を読み
出す手段(情報読み出し手段という)および前記情報表
示部に情報を表示し消去するためにエネルギーを印加す
る手段(エネルギー印加手段という)から少なくともな
ることを特徴とする情報表示カード管理システム。 - 【請求項7】 エネルギー印加手段のエネルギーが熱で
あって、該熱エネルギー印加手段が情報表示用と情報消
去用の別体で構成され、情報表示用がサーマルヘッドお
よび情報消去用がサーマルヘッド、セラミックヒータ、
熱ロールのいずれか1つであることを特徴とする請求項
6に記載の情報表示カード管理システム。 - 【請求項8】 情報記憶部と書き換え可能な情報表示部
を少なくとも有し、前記情報表示部が、予め格納された
プログラムに従って、前記情報記憶部またはコンピュー
タに記憶された販売サービス情報のうちカード保有者が
必要とするもののみを表示することを特徴とする顧客カ
ード。 - 【請求項9】 前記情報表示部が可逆性感熱記録材料か
ら少なくともなることを特徴とする請求項8に記載の顧
客カード。
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Cited By (2)
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- 2002-04-18 JP JP2002116549A patent/JP3960594B2/ja not_active Expired - Fee Related
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