JP2003307762A - ブレ補正撮影装置 - Google Patents

ブレ補正撮影装置

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JP2003307762A
JP2003307762A JP2002112910A JP2002112910A JP2003307762A JP 2003307762 A JP2003307762 A JP 2003307762A JP 2002112910 A JP2002112910 A JP 2002112910A JP 2002112910 A JP2002112910 A JP 2002112910A JP 2003307762 A JP2003307762 A JP 2003307762A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構を備えない場合であっても、ブレ
補正動作を行わないときに可能な限りブレ補正レンズの
一定位置への保持制御を行わずに消費電力を少なくし、
かつ、機械的外乱により振動が伝わったときに、液晶フ
ァインダや液晶モニタ等に表示されている像が不自然に
振動することのないブレ補正撮影装置を提供する。 【解決手段】 ブレ補正ユニットの可動部の固有振動数
fnと液晶モニタ13のリフレッシュレートfrとの間
に、|fn−fr×n|≦5、(nは自然数)の関係が
成立するようにする。このような関係に固有振動数fn
とリフレッシュレートfrとがあれば、例えば閃光装置
がポップアップするときなどに、ブレ補正レンズ1が振
動しても、液晶モニタ13に表示される像が不自然に移
動すること無く、撮影者に違和感を与えることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるデジタル
スチルカメラ等の内、撮影レンズの一部又は全部を動か
すことにより像のブレを補正して撮影を行うブレ補正撮
影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラにより撮影される像のブレ
を補正するためにカメラの振れを検知し、カメラの振れ
に沿って、レンズの一部を動かすことによりフィルム面
上の像ブレを補正する技術が確立されつつある。図11
は、カメラの振れに関する概念図である。カメラの振れ
は、3自由度の回転運動であるピッチング・ヨーイング
・ローリング運動と、3自由度の並進運動であるX・Y
・Z方向の運動とからなり、合計6自由度を有してい
る。通常、ブレ補正は、ピッチング・ヨーイングの2自
由度の運動に対して行っている。
【0003】ブレ補正装置は、角速度センサ101と、
CPU102と、電圧ドライバ103と、VCM104
と、光学的位置検出装置105等とを備えている。な
お、このブレ補正装置は、ピッチング・ヨーイングの2
系統の制御系を備えているが、同様な構成であるので、
図8では、p,yの添え字を付して、共通した説明を行
う。
【0004】角速度センサ101は、カメラの振れ運動
を監視するセンサであり、通常、回転により生じるコリ
オリ力を検出する圧電振動式の角速度計を用いており、
ピッチング振れ検出用の角速度計101pと、ヨーイン
グ振れ検出用の角速度計101yの2個を使用してい
る。
【0005】CPU102は、角速度センサ101p,
101yの量子化された出力を、ブレ補正レンズ1の目
標位置情報に変換する処理を行う部分である。この目標
位置情報は、電圧ドライバ103p,103yを用い
て、ブレ補正ユニットの電磁駆動部であるVCM(ボイ
スコイルモータ)104p,104yに入力し、ブレの
補正を行うように、ブレ補正レンズ1を移動する。
【0006】光学的位置検出装置105p,105y
は、ブレ補正レンズ1の位置を監視する部分であり、そ
の出力は、CPU102に入力され、ブレ補正レンズ1
の駆動制御に用いられる。
【0007】以上のような構成により、振れに応じてブ
レ補正レンズ1を駆動することにより、手ブレの補正を
行うことができる。
【0008】ところで、近年では、フィルムを用いず、
光電変換素子を撮像素子として用いる、いわゆるデジタ
ル・スチル・カメラ(以下、DSC)が普及している。
DSCの場合、液晶ファインダや液晶モニタを有してい
ることが一般的であり、また、画像の演算処理等に使用
する電力も大きく、消費電力が大きい。従って、DSC
においては、電池寿命が問題となる場合が多く、100
ショット程で電池が無くなってしまう場合も多く、消費
電力を少なくすることが望まれていた。
【0009】また、DSCの場合、撮像面サイズが従来
の銀塩フォーマットと比較し小さく、光学系のイメージ
サークルも小さくなるため、鏡筒の構成要素の小型化が
可能であることもあって、DSCに対して、小型化の要
求も非常に強い。
【0010】一方、DSCに対して、ブレ補正の要求も
強い。これは、高倍率化と共に、DSCの場合、画像処
理により倍率を自由に上げられる(いわゆるデジタルズ
ーム)ためであり、例えば、光学的に8倍ズームし、更
に、デジタルズームにより拡大される場合がある。従っ
て、長焦点側で手ぶれを起こす可能性がより高くなって
いる。このような長焦点カメラにおいて、ブレ補正技術
は、必須であり、上記のようなブレ補正装置がDSCへ
組み込まれるようになった。
【0011】従来、ブレ補正交換レンズ用のブレ補正ユ
ニットには、ブレ補正レンズを機械的に所定の位置に保
持するためのロック機構を必要とした。これは、電源供
給能力の無いカメラに対してブレ補正交換レンズを取り
付けられる可能性が有り、その場合に、ブレ補正レンズ
の位置が不定となるからである。また、ブレ補正交換レ
ンズに対応したカメラであっても、ブレ補正機能を作動
させない場合に、同様にブレ補正レンズの位置が不定と
なるのを防止するために、ロック機構が必要であった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブレ補正レン
ズのロック機構を設けると、鏡筒の構成要素の小型化を
することが困難となり、カメラが大型化するという問題
があった。特に、小型化が要求されるレンズ交換のでき
ないDSCの場合には、ロック機構を設けることによ
り、小型化を達成できず、問題であった。
【0013】ここで、仮に、ブレ補正レンズのロック機
構を無くした場合、ブレ補正動作を許可するブレ補正許
可状態(ブレ補正ONの状態)には、ブレ補正レンズを
駆動するので、ブレ補正レンズの位置が不定となること
が無く、問題無い。しかし、ブレ補正動作を許可しない
ブレ補正不許可状態(ブレ補正OFFの状態)では、ロ
ック機構を無くすとブレ補正レンズの位置が不定とな
り、撮影時に所望の光学性能を満足することができない
上に、機械的外乱等によりブレ補正レンズが振動してし
まった場合に、振動した像が液晶ファインダや液晶モニ
タ等に表示されてしまい、撮影者に違和感を与えるとい
う問題があった。
【0014】例えば、閃光発光装置の発光部が飛び出す
(ポップアップする)形態のカメラでは、ポップアップ
時にブレ補正レンズが振動してしまい、液晶ファインダ
や液晶モニタ等に表示されている像が振動するという問
題があった。これらの問題を回避するために、例えば、
ブレ補正レンズが動かないように、常にVCMに通電し
て、ブレ補正レンズを一定位置に保持制御する手法が考
えられる。
【0015】しかし、ブレ補正レンズを常に一定位置に
保持するためには、VCMに常に通電するので、多大な
電力を必要とし、電池寿命の低下につながってしまう。
先に述べたように、DSCでは、できる限り消費電力を
少なくする必要があり、ブレ補正レンズを常に一定位置
に保持制御することは、困難であった。
【0016】本発明の課題は、ロック機構を備えない場
合であっても、ブレ補正動作を行わないときに可能な限
りブレ補正レンズの一定位置への保持制御を行わずに消
費電力を少なくし、かつ、機械的外乱により振動が伝わ
ったときに、液晶ファインダや液晶モニタ等に表示され
ている像が不自然に振動することのないブレ補正撮影装
置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下のような
解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容
易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付
して説明するが、これに限定されるものではない。すな
わち、請求項1の発明は、撮影光学系(L1〜L4)の
少なくとも一部を形成し、撮影装置の撮像面におけるブ
レを補正するブレ補正光学系(1)と、前記ブレ補正光
学系を支持する支持部(2)と、前記撮影光学系により
得られる被写体像を光電変換する光電変換素子(21)
と、前記光電変換素子により得られた画像を表示する表
示部(13)と、前記光電変換素子及び/又は前記表示
部を制御して、前記光電変換時及び/又は前記表示時に
おける画像更新周波数を決める画像更新制御部(102
a)と、を備えたブレ補正撮影装置であって、前記画像
更新周波数をfr(Hz)とし、前記ブレ補正光学系及
び前記支持部からなる振動系の固有振動数をfn(H
z)とし、自然数をnとしたときに、|fn−fr×n
|≦5の関係にあること、を特徴とするブレ補正撮影装
置である。
【0018】請求項2の発明は、撮影光学系(L1〜L
4)の少なくとも一部を形成し、撮影装置の撮像面にお
けるブレを補正するブレ補正光学系(1)と、前記ブレ
補正光学系を支持する支持部(2)と、前記撮影光学系
により得られる被写体像を光電変換する光電変換素子
(21)と、前記光電変換素子により得られた像を表示
する表示部(13)と、を備えたブレ補正撮影装置であ
って、前記表示部は、ブレ補正撮影装置のシーケンス中
において衝撃が加わる時点を含む所定の時間、前記表示
部の表示を衝撃対応表示とすること、を特徴とするブレ
補正撮影装置である。
【0019】請求項3の発明は、請求項2に記載のブレ
補正撮影装置において、前記表示部(13)は、前記衝
撃対応表示として、前記表示部に同じ画像データを表示
する、又は、表示を消失すること、を特徴とするブレ補
正撮影装置である。
【0020】請求項4の発明は、請求項2に記載のブレ
補正撮影装置において、前記光電変換素子(21)及び
/又は前記表示部(13)を制御して、前記光電変換時
及び/又は前記表示時における画像更新周波数を変更す
る画像更新制御部(102a)を備え、前記ブレ補正光
学系及び前記支持部からなる振動系の固有振動数をfn
(Hz)とし、自然数をnとしたときに、画像更新制御
部は、前記衝撃対応表示として、|fn−fr×n|≦
5を満たす画像更新周波数fr(Hz)により、前記光
電変換素子からの出力を前記表示部に表示すること、を
特徴とするブレ補正撮影装置である。
【0021】請求項5の発明は、請求項2から請求項4
までのいずれか1項に記載のブレ補正撮影装置におい
て、前記衝撃が加わる時点は、前記撮影装置に備わる閃
光装置(14)がポップアップする時点、前記撮影光学
系(L1〜L4)による焦点距離変更時点、前記撮影光
学系による合焦動作時点、前記撮影装置の電源投入時点
の少なくとも1つを含むこと、を特徴とするブレ補正撮
影装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照しながら、本
発明の実施の形態について、更に詳しく説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明によるDSCの第1実
施形態の概要を示す図である。図2は、本発明によるD
SCの第1実施形態のブロック図である。なお、前述し
た従来例と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を
付して、重複する説明を適宜省略する。また、ブレ補正
装置は、ピッチング・ヨーイングの2系統の制御系を備
えているが、同様な構成であるので、図1において、
p,yの添え字を付して示すのみとし、以下の説明で
は、両者をまとめて添え字を付さずに説明を行う。
【0023】本実施形態における、DSCは、液晶モニ
タ13,閃光装置14,ポップアップ駆動部15,レリ
ーズスイッチ16,ズームレバー17,エンコーダ1
8,ズーム用DCモータ19,フォーカス用ステッピン
グモータ20,CCD21,ブレ補正ON/OFFスイ
ッチ22,撮像回路31,A/D変換部32,画像処理
部33,表示制御部34,画像記憶部35,角速度セン
サ101,メインCPU102a,ブレ補正CPU10
2b,ドライバ回路103,108,109,VCM1
04,光学的位置検出装置105,アンプ・フィルタ回
路106,EEPROM107,レンズ群L1〜L4,
等を備え、撮影した静止画を不図示のメモリーカード等
の記録媒体に記録する撮影装置である。
【0024】液晶モニタ13は、カメラ背面に設けられ
た表示部であって、表示制御部34を介してメインCP
U102aに制御されている。
【0025】閃光装置14は、被写体輝度が低い場合
等、必要な場合に閃光を発光し、被写体を照明する、い
わゆるストロボ発光装置である。閃光装置14は、通常
は、カメラ内に収納されており、必要なときにメインC
PU102aに制御されて自動的にポップアップして発
光する。
【0026】ポップアップ駆動部15は、メインCPU
102aに制御されて閃光装置14をポップアップさせ
る駆動部である。本実施形態では、収納時に不図示のマ
グネットにより閃光装置14を吸着保持しており、ポッ
プアップさせる場合に、不図示のコイルに通電してマグ
ネットの磁力を打ち消し、不図示のバネによる付勢力を
利用してポップアップを行うようになっている。
【0027】レリーズスイッチ16,ズームレバー17
は、それぞれ、レリーズ操作,ズーミング操作に使用す
る操作部材であり、メインCPU102aに接続されて
いる。
【0028】エンコーダ18は、ズーム用DCモータに
設けられているフォトインタラプタ等のエンコーダであ
る。このエンコーダ18によりズーム用DCモータ19
の回転角が検出される。エンコーダ18から出力される
ズームエンコーダ情報は、ズーム制御部123を通し
て、目標位置変換部121に入力される。
【0029】ズーム用DCモータ19は、不図示の減速
機構を介してレンズ群L1〜L3を操作し、焦点距離を
変えるモータである。また、ズーム用DCモータ19の
駆動により鏡筒の沈胴動作も可能なようになっている。
【0030】フォーカス用ステッピングモータ20は、
フォーカスレンズ群であるレンズ群L4を光軸方向に駆
動し、焦点調整動作を行うモータである。
【0031】CCD21は、レンズ群L1〜L4により
得られる像を電子的に撮像する光電変換素子であり、撮
像回路31に接続されている。
【0032】ブレ補正ON/OFFスイッチ22は、ブ
レ補正動作を許可するブレ補正許可状態(ブレ補正ON
の状態)と、ブレ補正動作を許可しないブレ補正不許可
状態(ブレ補正OFFの状態)とを選択して切り換える
ブレ補正動作許可部として機能する操作部材であり、メ
インCPU102aに接続されている。
【0033】撮像回路31は、CCD21の読込みタイ
ミング等の処理を行う回路である。また、撮像回路31
は、メインCPU102aの指示に従い、フレームレー
トの制御も行う。なお、フレームレートは、1秒間に画
像が更新される回数(画像更新周波数)であり、一般に
CCDの読み込みタイミングを示す場合に使用し、単位
としてfps(フレーム/s)を用いる場合が多い。一
方、モニタ表示などの更新タイミングを示す場合には、
フレームレートと同様に1秒間に画像が更新される回数
を示す表現として、リフレッシュレートを使用し、単位
としてHzを用いるのが一般的である。本実施形態で
は、リフレッシュレートは、フレームレートと同期して
おり、フレームレートを変更するとリフレッシュレート
が同期するように変化する。
【0034】A/D変換部32は、撮像回路31からの
アナログ出力をデジタル信号に変換して、メインCPU
102a及び画像処理部33に伝える部分である。
【0035】画像処理部33は、液晶モニタ13への表
示や、画像記憶部35への記憶に必要な各種処理を画像
に行う部分である。液晶モニタ13へ表示する画像は、
画像処理部33から出力された後、不図示のVRAM
(Video RandomAccess Memor
y)を介して、表示制御部34に送られる。表示制御部
34は、液晶モニタ13の表示を制御する部分である。
表示制御部34は、メインCPU102aの指示に従
い、液晶モニタ13のリフレッシュレートの制御も行う
が、上述のように、本実施形態における表示制御部34
は、リフレッシュレートがフレームレートと同期するよ
うに制御を行う。
【0036】画像記憶部35は、画像処理部33からの
出力を、例えばJPEG方式等を用いて圧縮を行い、記
憶媒体等に記憶する部分である。
【0037】角速度センサ101は、カメラ本体に取り
付けられている角速度計である。角速度センサ101の
出力は、アンプ・フィルタ回路106を介してA/D変
換により量子化され、ブレ補正CPU102bに入力さ
れる。
【0038】CPU102は、メインCPU102aと
ブレ補正CPU102bとにより構成されている制御部
である。メインCPU102aは、カメラのシーケンス
及び画像処理関連の処理を主に行っている。上述のよう
に、メインCPU102aは、撮像回路31及び表示制
御部34を制御して、フレームレート及びリフレッシュ
レートを変更する画像更新制御部としても働く。メイン
CPU102aには、ブレ補正ON/OFFスイッチ2
2,レリーズスイッチ16,ズームレバー17,液晶モ
ニタ13,ポップアップ駆動部15,CCD21等が接
続されている。
【0039】ブレ補正CPU102bは、目標位置変換
部121,ブレ補正制御部122,ズーム制御部12
3,フォーカス制御部124を含み、ズーム駆動,フォ
ーカス駆動,ブレ補正駆動の制御を行っている。
【0040】ズーム制御部123は、ズーム群(L1〜
L3)の駆動を制御する部分である。ズーム制御部12
3は、メインCPU102aより送られてきたズームレ
バー17の情報を基に、ドライバ回路109を介してズ
ーム用DCモータ19の駆動を行う。
【0041】フォーカス制御部124は、メインCPU
102aより送られてきたフォーカス駆動量情報を基に
フォーカス群であるレンズ群L4の駆動を制御する部分
である。メインCPU102aより送られてきたフォー
カス駆動量情報は、ステッピングモータ用のドライバ回
路108を経由して、フォーカス駆動用ステッピングモ
ータ20に伝えられる。また、フォーカス駆動量情報
は、後述の目標位置変換部121に入力される。
【0042】目標位置変換部121は、前述のズームエ
ンコーダ情報とフォーカス駆動量情報、更にEEPRO
M107に書き込まれた調整値を基に、ブレ補正レンズ
1の目標位置情報を算出する部分である。目標位置変換
部121からの出力は、ブレ補正制御部122に入力さ
れる。
【0043】ブレ補正制御部122は、目標位置変換部
121から入力された目標位置情報通りにブレ補正レン
ズ1が駆動されるように追従制御を行う部分である。ブ
レ補正制御部122からの出力は、デジタル駆動信号と
してドライバ回路103に入力される。ドライバ回路1
03は、駆動信号に対し、スイッチングを行い、VCM
104のコイル部3(図3参照)に電圧を印可し、VC
M104の駆動を行う。
【0044】ブレ補正レンズ1の位置は、後述の光学的
位置検出装置105によって監視され、光学的位置検出
装置105のPSD10(図3参照)からの出力は、不
図示のアンプ及びローパスフィルタを介し、更にA/D
変換されて、ブレ補正CPU102bに入力される。ブ
レ補正CPU102b内では、PSD10の素子両端出
力V1及びV2から(V1−V2)/(V1+V2)の
演算を行い、工場出荷時に書き込まれたゲイン調整値を
掛け、ブレ補正レンズ1の位置情報に変換する。変換さ
れたブレ補正レンズ1の位置情報は、ブレ補正制御部1
22にフィードバックされる。
【0045】また、ブレ補正CPU102bは、メイン
CPU102aと一定間隔で通信を行っている。通信を
行う情報としては、ブレ補正ON/OFFスイッチ22
の状態、レリーズスイッチ16の状態、ズームレバー1
7からの情報、ボディシーケンス情報がある。ボディシ
ーケンス情報とは、鏡筒繰り出し開始、沈胴開始、閃光
装置ポップアップ開始等に関する情報である。
【0046】ドライバ回路103,108,109は、
それぞれ、VCM104,フォーカス用ステッピングモ
ータ20,ズーム用DCモータ19を駆動するために必
要な回路である。
【0047】VCM104は、ブレ補正レンズ1を駆動
するボイスコイルモータである。ドライバ回路103及
びVCM104により、ブレ補正レンズ1を駆動するブ
レ補正駆動部が形成されている。光学的位置検出装置1
05は、ブレ補正レンズ1の位置を検出するセンサであ
る。
【0048】アンプ・フィルタ回路106は、角速度セ
ンサ101から出力される信号を増幅すると共に、ノイ
ズ成分を除去するローパスフィルタを備えた回路であ
る。EEPROM107は、例えば、光学的位置検出装
置105のゲイン調整値等の各種調整値や、その他の設
定値を記憶する不揮発性記憶部である。
【0049】レンズ群L1〜L4は、これらが組合わせ
られることにより撮影光学系を形成するレンズ群であ
り、レンズ群L1〜L3は、ズーム群として機能し、レ
ンズ群L4は、フォーカス群として機能する。また、レ
ンズ群L3は、ブレ補正ユニットを含んでおり、ブレ補
正CPU102bに接続されている。図3は、レンズ群
L3に含まれているブレ補正ユニットを拡大して示した
図である。ブレ補正レンズ1は、レンズ室2によりカシ
メ保持されているブレ補正光学系である。
【0050】レンズ室2は、ブレ補正レンズ1を保持す
る支持部であり、可動電気基板9が接着され、可動電気
基板9にブレ補正レンズ1を駆動するためのコイル3が
取り付けられている。レンズ室2は、4本のバネ材8に
より保持されている。バネ材8は、りん青銅等の導電性
のあるバネ材を用いている。このバネ材8のたわみによ
り、リンク機構がある場合のようにレンズ室2が移動で
きるようにして、光軸と略直交する方向の可動範囲を滑
らかに動くことが可能である。前述のコイル3への給電
は、このバネ材8を介して行われる。
【0051】マグネット4は、ヨーク5に接着された永
久磁石である。ヨーク5は、右基板6に固定され、マグ
ネット4とコイル3間のギャップが適正に保たれるよう
になっている。マグネット4,ヨーク5により構成され
た磁気回路中の磁束により、コイル3に電流を流すと、
光軸と略直交する方向に駆動力を発生することが可能と
なる。これらコイル3,マグネット4,ヨーク5によ
り、VCM104が形成されている。
【0052】ブレ補正レンズ1の位置は、PSD10に
より監視される。右基板6に固定された電気基板12に
LED11が取り付けられている。LED11から投光
された光は、可動電気基板9に設けられたスリット9a
を通過し、左基板7に固定されたPSD10上に入射す
る。PSD10は、光の重心位置を検出することが可能
な素子であり、スリット9aの移動によりPSD10に
入射する光の重心位置が移動し、ブレ補正レンズ1の位
置を検出する事が可能となる。これら、スリット9a,
PSD10,LED11により光学的位置検出装置10
5が形成されている。
【0053】なお、図3を見ても判るように、本実施形
態におけるブレ補正ユニットは、ブレ補正レンズ1の位
置を固定するロック機構を備えていない。したがって、
ロック機構に使用していたスペースを有効に使用するこ
とができ、従来のロック機構付きのDSCよりも小型に
なっている。また、ロック機構を備えていないことか
ら、ブレ補正制御を行わない場合には、ブレ補正レンズ
1を含む可動部は、可動範囲を移動自在な状態となって
いる。また、ブレ補正レンズ1,レンズ室2,コイル
3,可動電気基板9から成る可動部は、バネ材8により
バネ支持されていることから、機械的外乱等により振動
が加わると、可動部の質量(マス)とバネ力により決ま
る固有振動数で振動を起こす。この固有振動数について
の詳しい説明は、後述する。
【0054】次に、ブレ補正制御部122が行う制御の
内容について説明する。図4は、ブレ補正制御部122
が行う制御を説明するブロック図である。先にも述べた
ように、ブレ補正制御部122には、目標位置変換部1
21が変換した目標位置情報と、光学的位置検出装置1
05から得られたブレ補正レンズ1の位置情報(レンズ
位置情報)とが入力されている。
【0055】最初に、PID制御について説明する。P
ID制御は、ブレ補正レンズ1の目標位置情報とレンズ
位置情報の偏差を用いて行う。まず、目標位置情報から
レンズ位置情報を減算し、その数値に比例定数Kpを乗
算する(比例項)。また、目標位置情報からレンズ位置
情報を減算した結果と、1サンプリング前の減算した情
報とを加算し、その数値に積分定数Kiを乗じる(積分
項)。更に、目標位置情報からレンズ位置情報を減算し
た結果から、1サンプリング前の減算した情報を減算
し、その数値に微分定数Kdを乗算する(微分項)。こ
こで、Zは、Z変換を表し、1/Zは、1サンプリング
前の情報を示す。比例定数Kpを掛けた結果と積分定数
Kiを掛けた結果と微分定数Kdを掛けた結果、全てを
加算しPID制御部の出力とする。
【0056】PID制御を行う一方で、フィードフォワ
ード値の演算を行う。目標位置情報にフィードフォワー
ド定数Kffを掛けフィードフォワード出力とする。こ
うして得られた、フィードフォワード値と、PID制御
の演算結果とを加算し、駆動Dutyとして電圧ドライ
バ回路103に入力して、VCM104の駆動を行う。
【0057】次に、ブレ補正CPU102bが行う動作
について、説明を行う。 (メインシーケンス)図5は、ブレ補正CPU102b
が行う主な動作を示すフローチャートである。ステップ
(以下、Sとする)10において、電源がONされてス
タートする。S20では、ズーム用DCモータ19を駆
動し、鏡筒の繰り出し動作を行う。S30では、ズーム
用DCモータ19に取り付けられたエンコーダ18を監
視し、鏡筒が繰り出し位置に至ったか否かを検出する。
鏡筒が繰り出し位置に達している場合には、S40に進
み、未だ達していない場合には、S20に戻り、鏡筒が
繰り出し位置に到達するまでズーム用DCモータ19の
駆動を行う。S40では、エンコーダ18の累積値をリ
セットする。
【0058】S50では、電源がONしているか否かの
判断を行う。なお、この電源状態の監視は、常時行って
いる。電源OFFの場合、S60に進み、電源ONの場
合、S80に進む。S60では、ズーム駆動用DCモー
タ19を駆動し、鏡筒の沈胴動作を行い、S70に進み
終了する。
【0059】S80では、エンコーダ18の累積値読込
を行う。ブレ補正CPU102bでは、ズームの制御も
行っている。ズームレバー17を長焦点(Tele)側
に操作した場合、メインCPU102aよりズームTe
le方向駆動指令が出力される。また、ズームレバーを
短焦点(Wide)側に操作した場合、メインCPU1
02aよりズームWide方向駆動指令が出力される。
ブレ補正CPU102bでは、ズーム駆動用DCモータ
19を一定速で駆動し、エンコーダ18からの出力の累
積演算を行っている。S80では、この累積演算値の読
込を行う。このエンコーダからの累積値から光学系の焦
点距離への変換が可能となる。
【0060】S90では、フォーカス駆動ステップ累積
値読込を行う。メインCPU102aでは、CCD21
の像情報からピントの合う方向と駆動ステップ数をブレ
補正CPU102bに送る。ブレ補正CPU102bで
は、フォーカス制御部124によりフォーカス用ステッ
ピングモータ20へ駆動方向とステップ数を送り、駆動
制御を行う。この際、送ったステップ数の累積演算を行
う。ブレ補正シーケンスでは、この累積演算値の読込、
フォーカス群位置への変換を行う。フォーカス駆動は、
ステッピングモータを用いているため、駆動スピード及
び負荷により脱調を起こす恐れがある。脱調を起こした
場合、ステップ累積演算値とフォーカス群位置のずれが
生じてしまう。したがって、フォーカス駆動において
は、脱調を起こさないように加減速を行う必要がある。
【0061】S100では、フォーカス駆動ステップ累
積値読込の後、メインCPU102aより送られるブレ
補正ON/OFFスイッチ22の状態を読み込み、ブレ
補正ON/OFFスイッチ22の状態を判断する。ブレ
補正ONの場合は、S200(ブレ補正ONシーケン
ス)へ進む。ブレ補正OFFの場合は、S300(ブレ
補正OFFシーケンス)へ進む。
【0062】(ブレ補正ONの場合のシーケンス)図6
は、ブレ補正ONの場合のシーケンスを示す図である。
図5におけるS100において、ブレ補正ON/OFF
スイッチがONであることを認識した場合、S210か
らブレ補正シーケンスを開始する。S220では、ブレ
補正動作を開始する(ブレ補正ON)。
【0063】具体的には、まず、前述のエンコーダ累積
値を焦点距離値に変換する。また、フォーカス駆動ステ
ップ累積値をフォーカス位置に変換する。更に、EEP
ROM107に書き込まれた値及び角速度センサ101
の出力からブレ補正レンズ1の目標位置に変換し、その
目標位置にブレ補正レンズ1が駆動されるように制御を
行う。これらの動作によりブレ補正が実行される。な
お、通常、交換レンズの場合、ブレ補正ON/OFFス
イッチ22がONであっても、レリーズスイッチ16の
半押し動作を行わない限り、ブレ補正動作を行わない。
しかし、本実施形態では、ブレ補正ON/OFFスイッ
チ22の状態のみでブレ補正動作の可否を決める。
【0064】S230では、ブレ補正ONの後、全押し
信号の検出を行う。全押しOFFの場合、ブレ補正継続
のままS290に進み、ブレ補正ONシーケンスを抜け
る。全押しONの場合、S240に進み、撮影時のシー
ケンスへ移行する。
【0065】S240では、センタリングを行う。セン
タリングとは、ブレ補正レンズ1を可動範囲の中心位置
(ブレ補正レンズ1の光軸と、レンズ群L1,L2,L
4の光軸とが略一致する位置)へほぼステップ的に駆動
することをいう。なお、このときの目標位置波形は、単
純なステップ形状より多少勾配を持たせた方がブレ補正
レンズ1を安定して駆動することが可能となる。
【0066】S250では、撮影中ブレ補正制御をON
にする。通常のブレ補正制御は、センタバイアスにより
常に中心に向かってバイアスを掛けていたのに対し、撮
影中ブレ補正制御は、このセンタバイアスを用いない。
センタバイアスは、ブレ補正レンズ1が可動限界に達し
た際、レンズの急激な動きを防ぐ反面、目標位置情報を
歪ませているため補正誤差となる。したがって、センタ
バイアスを用いないことにより補正効果を最大限に発揮
することが可能となる。
【0067】S260では、メインCPU102aより
得られる撮影終了信号が入力されるか否かにより、撮影
が終了したか否かを判断する。撮影が終了している場
合、S270に進み、撮影が終了していない場合、S2
50に戻る。
【0068】S270では、撮影中ブレ補正を終了す
る。S280では、通常のブレ補正に切り替え(ブレ補
正ON)、ブレ補正継続のままブレ補正ONシーケンス
を抜ける(S290)。
【0069】(ブレ補正OFFの場合のシーケンス)図
7は、ブレ補正OFFの場合のシーケンスを示す図であ
る。図5におけるS100において、ブレ補正ON/O
FFスイッチがOFFであることを認識した場合、S3
10からブレ補正OFFの場合のシーケンスを開始す
る。
【0070】S320では、レリーズスイッチ16が全
押しされたか否かを検出する。全押しされていない場合
には、S370に進み、ブレ補正OFFのシーケンスを
終了し、全押しされている場合には、S330に進む。
【0071】S330では、ブレ補正レンズ1の光軸
と、レンズ群L1,L2,L4の光軸とが一致するよう
に、センタリングを行う。本実施形態では、ブレ補正レ
ンズ1の可動範囲の中心がこの位置に相当している。セ
ンタリングを行う理由は、小型化のために、ロック機構
を省きブレ補正ユニットを構成しているので、撮影前に
は、ブレ補正レンズ1が重力により可動範囲中心から重
力方向に移動している(落ちている)のを、各レンズ群
の光軸が一致するようにして、レンズの光学特性を向上
させるためである。特に、高い解像を得るためには、ブ
レ補正レンズ1の光軸を、他のレンズ群の光軸中心付近
に位置させることが必要である。
【0072】S340では、センタリングの後、位置保
持制御を行う。撮影中は、センタリングした状態を保持
しておき、撮影中の光学特性をよい状態に保つ必要があ
るからである。また、ロック機構が無く、バネ支持の場
合、撮影開始時のシャッタ動作の衝撃によりブレ補正レ
ンズ1が動いてしまう。これを防ぐためにも、位置保持
制御により電気的ロックを行い、衝撃による像の劣化を
防ぐ必要がある。
【0073】S350では、撮影が終了したか否かの判
断を行う。この判断は、メインCPU102aよりブレ
補正CPU102bに撮影終了信号が入るか否かにより
行われる。撮影が終了していない場合、S340に戻
り、位置保持制御を継続し、撮影が終了の場合、S36
0に進む。S360では、位置保持制御を終了し、S3
70に進み、ブレ補正OFF時のシーケンスを抜ける。
【0074】以上、説明したように、本実施形態におけ
るカメラでは、ブレ補正レンズ1の位置保持制御を露光
中にのみ行い、その他の動作中は、基本的には、ブレ補
正レンズ1の位置保持制御を行わないこととし、消費電
力を少なくしている。しかし、前述のブレ補正ユニット
の説明にも述べたように、本実施形態では、小型化のた
めにロック機構を省いている。したがって、ブレ補正O
FFかつブレ補正レンズ1の位置保持制御を行わない状
態で、カメラに衝撃が加わると、ブレ補正レンズ1が振
動することとなる。ブレ補正レンズ1,レンズ室2等か
ら成る可動部は、バネ材8により支持されているので、
カメラに加わる衝撃によりその可動マスとバネ力により
決まる固有振動数で振動を起こす。可動部の全てのマス
をm、4本のバネ材8に相当する仮想のバネのバネ定数
をkとすると、可動部(ブレ補正レンズ1等)の振動
は、以下に示す固有振動数fnの振動とみなすことがで
きる。 fn=(1/2π)×√(k/m)・・・(式1)
【0075】本実施形態におけるカメラは、閃光装置の
ポップアップをバネ付勢力により行うので、ポップアッ
プ時にカメラに衝撃が加わる。したがって、ブレ補正O
FFの場合にポップアップを行うと、そのままではブレ
補正レンズ1が振動して、液晶モニタ13に表示される
像も揺れて観察され、観察者にとって不快である。そこ
で、本実施形態では、ブレ補正レンズ1の固有振動数f
nと、CCD21の蓄積タイミング(フレームレート=
リフレッシュレート)とを所定の関係とすることによ
り、液晶モニタ13に表示される像に不自然な振動が現
れないようにしている。
【0076】図8は、ブレ補正レンズ1の固有振動数f
nと、リフレッシュレートとの関係が、後述する本実施
形態で狙っている関係から外れている場合の像の移動と
CCD21の蓄積タイミングの関係を示す図である。図
8では、閃光装置がポップアップしたときの像の移動位
置に、CCD21の蓄積時間を1〜7の丸印により示し
ている。図8のように、固有周期(固有振動数fnの逆
数)とCCD21の蓄積タイミングが合っていないと、
表示される像の位置が、更新される毎に大きくずれてし
まい、違和感のある表示となってしまう。
【0077】図9は、ブレ補正レンズ1の固有振動数f
nと、リフレッシュレート(フレームレートと同期)と
の関係が、本実施形態で狙っている関係にある場合の像
の移動とCCD21の蓄積タイミングの関係を示す図で
ある。なお、図9では、図8と比較するために、像位置
の振動波形を図8と同じとして、リフレッシュレートを
図8の場合よりも長めにした場合を示している。図9の
ように、固有周期とCCD21の蓄積タイミングが合っ
ていると、振動の振幅の減少に伴い、表示される像位置
が移動するが、図8に示したような振動をすることがな
い。したがって、撮影者に違和感を与えることもない。
【0078】液晶モニタ13に表示される像を自然にし
て、撮影者に違和感を与えないためには、固有振動数f
n(Hz)とリフレッシュレートfr(Hz)との間
に、以下に示す(式2)の関係にあることが必要であ
る。 |fn−fr×n|≦5・・・(式2) ただし、nは、自然数とする。より好ましくは、以下に
示す(式3)の関係を満たすことが望ましい。 fn=fr×n・・・(式3) 上記(式3)の関係を満たせば、先に示した図9の場合
と同様な条件となり、液晶モニタ13に表示される像の
移動は、最も少なくなる。一方、(式2)では、fnと
fr×nとの差として、5Hzまでの差を許容してお
り、この場合は、(式3)の関係を満たす場合よりも、
液晶モニタ13に表示される像の移動が多くなる。しか
し、通常の手振れにおいて支配的な周波数は、5Hz以
下の周波数である。よって、5Hz以下の周波数成分が
観察されたとしても、手振れの周波数とほぼ同じである
ことから、撮影者に違和感を与えることがない。
【0079】なお、上述した図8及び図9の説明では、
固有振動数に合わせてリフレッシュレートの変更を行っ
ている場合を説明をしたが、バネ材8のバネ定数や可動
部の質量を変更することにより、固有振動数を調整する
ようにしてもよい。また、上記説明では、ストロボポッ
プアップによる振動を例としてあげているが、可動部の
固有振動数は、与える衝撃によっては、変化しないの
で、撮影者がカメラをぶつけたような場合にも有効であ
る。
【0080】本実施形態によれば、液晶モニタ13のリ
フレッシュレートとブレ補正ユニットの可動部の固有振
動数との関係が、所定の関係を満たすようにしたので、
ロック機構を設けなくても、撮影者に不快な揺れを感じ
させることがない。また、ブレ補正レンズ1を常に定位
置保持する必要がないので、消費電力が少なく、電池寿
命を延ばすことができる。
【0081】(第2実施形態)第2実施形態は、第1実
施形態におけるブレ補正ユニットの一部と、図7に示し
たブレ補正OFF時のシーケンスのみが異なるので、第
1実施形態と共通する部分についての詳細な説明は、適
宜省略する。第1実施形態では、ブレ補正ユニットの可
動部及びバネ材8の関係から決まる可動部の固有振動数
fnと、液晶モニタ13のリフレッシュレートfrと
を、所定の関係を満たすようにする例を示した。しか
し、本実施形態では、液晶モニタ13に通常状態で表示
されるリフレッシュレートと、可動部の固有振動数fn
との間には、第1実施形態における(式2)の関係を満
たしていることを要しない。これ以外の点については、
本実施形態におけるブレ補正ユニットの構成は、図3に
示した第1実施形態と基本的に同様である。
【0082】次に、本実施形態におけるブレ補正CPU
102bが行う動作について、説明する。メインシーケ
ンス及びブレ補正ONの場合のシーケンスについては、
第1実施形態と同様であるので、ブレ補正OFFの場合
のシーケンスについて説明を行う。図10は、第2実施
形態におけるブレ補正OFFの場合のシーケンスを示す
図である。図5におけるS100において、ブレ補正O
N/OFFスイッチがOFFであることを認識した場
合、S310からブレ補正OFFの場合のシーケンスを
開始する。
【0083】S311では、衝撃対応表示要求の有無を
確認する。衝撃対応表示要求が無い場合には、S313
に進み、位置保持制御要求が有る場合には、S312に
進む。衝撃対応表示要求とは、液晶モニタ13における
表示を、衝撃が加わる時点を含む所定の時間に限り通常
の表示とは異なる表示とすることを要求する信号であ
り、メインCPU102aからブレ補正CPU102b
に伝えられる。
【0084】第1実施形態と同様に、本実施形態におけ
るカメラは、閃光装置のポップアップをバネ付勢力によ
り行うので、ポップアップ時にカメラに衝撃が加わる。
したがって、ブレ補正OFFの場合にポップアップを行
うと、そのままではブレ補正レンズ1が振動して、液晶
モニタ13に表示される像も揺れて観察され、観察者に
とって不快である。
【0085】本実施形態では、閃光装置ポップアップ
は、メインCPU102aの制御により行われるので、
ポップアップを行うということ、すなわち、カメラに衝
撃が加わることが事前に予想される。そこで、本実施形
態では、閃光装置ポップアップを行うときに、メインC
PU102aからブレ補正CPU102bに衝撃対応表
示要求を行い、液晶モニタ13に衝撃対応表示を行うこ
ととしている。
【0086】ここで、衝撃対応表示について説明する。
第1実施形態では、ブレ補正ユニットの可動部とバネ材
8の関係から決まる可動部の固有振動数fnと、液晶モ
ニタ13のリフレッシュレートfrとを、所定の関係を
満たすようにすることにより、液晶モニタ13に表示さ
れる像が不自然に移動しないようにする例を示した。し
かし、ブレ補正ユニットの可動部の質量とバネ材8のバ
ネ力は、共に、ブレ補正動作自体に大きな影響を与える
ので、液晶モニタ13のリフレッシュレートfrに合わ
せて調整することができない場合がある。また、液晶モ
ニタ13のリフレッシュレートfrについても、大きく
変更すると視認性が悪くなる場合がある。
【0087】そこで、本実施形態は、このような場合
に、撮影者に違和感を与えることのない表示として、衝
撃対応表示を行う。具体的には、衝撃対応表示を行うと
きのリフレッシュレートfrを通常の表示を行うときの
リフレッシュレートと異なる値としている。この衝撃対
応表示を行うときのリフレッシュレートfrは、液晶モ
ニタ13に表示される像を自然にして、撮影者に違和感
を与えないために、可動部の固有振動数fn(HZ)と
リフレッシュレートfr(HZ)との間に、以下に示す
(式2)の関係にあるように設定している。 |fn−fr×n|≦5・・・(式2) ただし、nは、自然数とする。より好ましくは、以下に
示す(式3)の関係を満たすことが望ましい。 fn=fr×n・・・(式3) 上記(式2)又は(式3)の関係を満たせば、第1実施
形態と同様に、液晶モニタ13に表示される像の移動に
より撮影者に違和感を与えることを防止できる。本実施
形態において、リフレッシュレートを変更する場合、撮
像回路31によりフレームレートを変更することによ
り、フレームレートと同期するリフレッシュレートを変
更するようにしている。
【0088】なお、リフレッシュレートを変更すると、
関連する回路の変更規模が大きくなる場合があり、コス
トアップにつながってしまう場合がある。このような場
合には、衝撃対応表示として、液晶モニタ13に表示さ
れる像を描き替えずに、衝撃を受ける直前の像をそのま
ま表示したり、液晶モニタ13への表示を消失させたり
してもよい。この場合には、表示制御部34により制御
を行い、衝撃対応表示を行っている間は、一時的にフレ
ームレートとリフレッシュレートとが一致しない。ま
た、衝撃対応表示要求は、閃光装置のポップアップを行
うとき以外に、焦点距離変更(ズーミング)時,合焦動
作(フォーカシング)時,電源投入等、カメラに衝撃が
加わる時点に行われる。
【0089】図10に戻って、S312では、衝撃対応
表示を行う。上述したように、カメラのシーケンス上で
衝撃が予想されるとき、例えば閃光装置ポップアップ時
に、メインCPU102aは、衝撃対応表示要求を出
す。メインCPU102aから衝撃対応表示要求が出さ
れると、衝撃対応表示を行う。この衝撃対応表示は、衝
撃対応表示フラグが解除されない限り衝撃対応表示を続
ける。閃光装置ポップアップの場合には、予め設定され
た時間が経過した後、衝撃対応表示フラグが解除され
る。
【0090】上述の衝撃対応表示を行うことにより、シ
ーケンス上で予想される衝撃によりブレ補正レンズ1が
動いて、液晶モニタ13により観察されてしまうことを
回避できる。また、シーケンス上で予想されない衝撃が
加わる場合には、衝撃対応表示を行わないが、そのよう
な場合とは、カメラをぶつけたり、撮影者がカメラを動
かしたりした場合であり、撮影者が不快に感じることが
ない。衝撃対応表示では、新たに電力を必要とせず、ブ
レ補正レンズ1の位置保持制御も行わないので、消費電
力を最小限とすることができる。
【0091】S313では、衝撃対応表示要求が無い場
合なので、通常表示を行う。S320〜S370につい
ては、第1実施形態における図7に示したシーケンスと
同様である。
【0092】本実施形態によれば、衝撃対応表示要求が
あるときにのみ、衝撃対応表示を行うので、閃光装置の
ポップアップ時等のように、衝撃が加わるときの表示が
不自然に移動して、撮影者に違和感を与えることを防止
することができる。
【0093】(変形形態)以上説明した実施形態に限定
されることなく、種々の変形や変更が可能であって、そ
れらも本発明の均等の範囲内である。 (1)本実施形態において、カメラはDSCであって、
静止画を記録する例を示したが、これに限らず、例え
ば、動画を記録する撮影装置であってもよいし、静止画
と動画の両方を記録することができる撮影装置であって
もよい。
【0094】(2)本実施形態において、ブレ補正レン
ズ1を保持するレンズ室2は、4本のバネ材8により保
持されている形態のブレ補正ユニットを例に挙げて説明
したが、これに限らず、例えば、レンズ室を固定部材に
対してバネ付勢力により当て付けて、当接部を摺動部と
して移動するような形態でもよい。また、バネを用いな
い形態のブレ補正ユニットであっても、本発明を適用す
ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、以下の効果を奏することができる。 (1)|fn−fr×n|≦5の関係にあるようにした
ので、ロック機構を備えない場合であっても、ブレ補正
動作を行わないときに可能な限りブレ補正レンズの一定
位置への保持制御を行わずに消費電力を少なくすること
ができる。また、機械的外乱により振動が伝わったとき
に、液晶ファインダや液晶モニタ等に表示されている像
が不自然に振動しないようにすることができる。
【0096】(2)表示部は、ブレ補正撮影装置のシー
ケンス中において衝撃が加わる時点を含む所定の時間、
表示部の表示を衝撃対応表示とするので、機械的外乱に
より振動が伝わったときに、液晶ファインダや液晶モニ
タ等に表示されている像が不自然にならないようにする
ことができる。
【0097】(3)表示部は、衝撃対応表示として、表
示部に同じ画像データを表示する、又は、表示を消失す
るので、簡単に本発明を実施することができる。
【0098】(4)画像更新制御部は、衝撃対応表示と
して、|fn−fr×n|≦5を満たす画像更新周波数
fr(Hz)により、光電変換素子からの出力を表示部
に表示するので、機械的外乱により振動が伝わったとき
に、液晶ファインダや液晶モニタ等に表示されている像
が不自然に振動しないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるDSCの第1実施形態の概要を示
す図である。
【図2】本発明によるDSCの第1実施形態のブロック
図である。
【図3】レンズ群L3に含まれているブレ補正ユニット
を拡大して示した図である。
【図4】ブレ補正制御部122が行う制御を説明するブ
ロック図である。
【図5】ブレ補正CPU102bが行う主な動作を示す
フローチャートである。
【図6】ブレ補正ONの場合のシーケンスを示す図であ
る。
【図7】ブレ補正OFFの場合のシーケンスを示す図で
ある。
【図8】ブレ補正レンズ1の固有振動数fnと、リフレ
ッシュレートとの関係が、後述する本実施形態で狙って
いる関係から外れている場合の像の移動とCCD21の
蓄積タイミングの関係を示す図である。
【図9】ブレ補正レンズ1の固有振動数fnと、リフレ
ッシュレートとの関係が、本実施形態で狙っている関係
にある場合の像の移動とCCD21の蓄積タイミングの
関係を示す図である。
【図10】第2実施形態におけるブレ補正OFFの場合
のシーケンスを示す図である。
【図11】カメラの振れに関する概念図である。
【符号の説明】
1 ブレ補正レンズ 2 レンズ室 3 コイル 4 マグネット 5 ヨーク 6 右基板 7 左基板 8 バネ材 9 可動電気基板 10 PSD 11 LED 12 電気基板 13 液晶モニタ 14 閃光装置 15 ポップアップ駆動部 16 レリーズスイッチ 17 ズームレバー 18 エンコーダ 19 ズーム用DCモータ 20 フォーカス用ステッピングモータ 21 CCD 22 ブレ補正ON/OFFスイッチ 31 撮像回路 32 A/D変換部 33 画像処理部 34 表示制御部 35 画像記憶部 101 角速度センサ 102 CPU 102a メインCPU 102b ブレ補正CPU 103,108,109 ドライバ回路 104 VCM 105 光学的位置検出装置 106 アンプ・フィルタ回路 107 EEPROM L1〜L4 レンズ群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 H04N 5/335 Z // H04N 101:00 101:00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系の少なくとも一部を形成し、
    撮影装置の撮像面におけるブレを補正するブレ補正光学
    系と、 前記ブレ補正光学系を支持する支持部と、 前記撮影光学系により得られる被写体像を光電変換する
    光電変換素子と、 前記光電変換素子により得られた画像を表示する表示部
    と、 前記光電変換素子及び/又は前記表示部を制御して、前
    記光電変換時及び/又は前記表示時における画像更新周
    波数を決める画像更新制御部と、 を備えたブレ補正撮影装置であって、 前記画像更新周波数をfr(Hz)とし、前記ブレ補正
    光学系及び前記支持部からなる振動系の固有振動数をf
    n(Hz)とし、自然数をnとしたときに、 |fn−fr×n|≦5 の関係にあること、 を特徴とするブレ補正撮影装置。
  2. 【請求項2】 撮影光学系の少なくとも一部を形成し、
    撮影装置の撮像面におけるブレを補正するブレ補正光学
    系と、 前記ブレ補正光学系を支持する支持部と、 前記撮影光学系により得られる被写体像を光電変換する
    光電変換素子と、 前記光電変換素子により得られた像を表示する表示部
    と、 を備えたブレ補正撮影装置であって、 前記表示部は、ブレ補正撮影装置のシーケンス中におい
    て衝撃が加わる時点を含む所定の時間、前記表示部の表
    示を衝撃対応表示とすること、 を特徴とするブレ補正撮影装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のブレ補正撮影装置にお
    いて、 前記表示部は、前記衝撃対応表示として、前記表示部に
    同じ画像データを表示する、又は、表示を消失するこ
    と、 を特徴とするブレ補正撮影装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のブレ補正撮影装置にお
    いて、 前記光電変換素子及び/又は前記表示部を制御して、前
    記光電変換時及び/又は前記表示時における画像更新周
    波数を変更する画像更新制御部を備え、 前記ブレ補正光学系及び前記支持部からなる振動系の固
    有振動数をfn(Hz)とし、自然数をnとしたとき
    に、画像更新制御部は、前記衝撃対応表示として、 |fn−fr×n|≦5 を満たす画像更新周波数fr(Hz)により、前記光電
    変換素子からの出力を前記表示部に表示すること、 を特徴とするブレ補正撮影装置。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4までのいずれか1
    項に記載のブレ補正撮影装置において、 前記衝撃が加わる時点は、前記撮影装置に備わる閃光装
    置がポップアップする時点、前記撮影光学系による焦点
    距離変更時点、前記撮影光学系による合焦動作時点、前
    記撮影装置の電源投入時点の少なくとも1つを含むこ
    と、 を特徴とするブレ補正撮影装置。
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