JP2003303267A - 人材派遣管理システム - Google Patents

人材派遣管理システム

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JP2003303267A
JP2003303267A JP2002109526A JP2002109526A JP2003303267A JP 2003303267 A JP2003303267 A JP 2003303267A JP 2002109526 A JP2002109526 A JP 2002109526A JP 2002109526 A JP2002109526 A JP 2002109526A JP 2003303267 A JP2003303267 A JP 2003303267A
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Japan
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staffing
staff
attendance
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JP2002109526A
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English (en)
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Kunimichi Hatanaka
邦道 畑中
Eisaburo Umezawa
咏三郎 梅澤
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Hoya Service Corp
Original Assignee
Hoya Service Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クライアントとスタッフとの間の就業条件を
考慮して、スタッフの勤怠状況を管理することができる
人材派遣管理システムを提供する。 【解決手段】 システムは、クライアントとスタッフと
の間の就業条件を記憶する就業条件DBを有し、スタッ
フから、携帯電話等を介して、日々の出社時間、及び退
社時間等を受信し、それらを勤務実績として勤務DBに
記憶する。人材派遣会社が、当該システムに接続された
会社内の端末を利用して、スタッフの勤怠状況を表示さ
せるよう指示すると、システムは、各スタッフ毎に就業
条件DBと勤務DBを参照し、就業条件を加味した形で
スタッフの勤怠状況を表す画面を編集し、前記端末に送
信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人材派遣業におい
て用いられる人材派遣管理システムに関し、特に、複数
の人材派遣会社における業務を並行して同時に管理する
とともに、各スタッフから出社時間や退社時間を受信
し、勤務先であるクライアントの就業条件に基づいて当
該スタッフの勤怠の状況を管理し、、及びスタッフ自身
による個別キャリア情報やクライアントの継続的記録を
可能とする人材派遣管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、人材派遣会社の業務を代行し
て行うシステムが個別に開発されており(以下、こうし
た個別システムを実行するために開発されたソフトウエ
アを「カストマイズソフト」と称す)、また類似の機能
を有する汎用的なパッケージソフトも市販されている。
【0003】これらのカストマイズソフトやパッケージ
ソフトは、一般的に、クライアントに派遣され、勤務す
るスタッフの給与管理や、社会保険及び労働保険に関す
る手続を採用した1社のみに適用される。各手続き工程
は、工程ごとに複数社に対し代行し得る機能を持つこと
が可能である。更に、スタッフの勤怠に関するデータを
携帯電話やFAX等を介して受信し、所定のタイミング
で人材派遣会社に転送し得る技術も開発されている(特
開2000−268100号公報)。
【0004】また、こうしたソフトのうちいくつかは、
クライアントからのリクエストを受信して職種や勤務地
などを含んだスタッフ募集データをインターネット上の
WEBページに掲載し、勤務を希望するスタッフから、
そのスタッフ募集データに対する応募を受け付ける機能
を有している。
【0005】ここで、クライアントとは、自社で勤務す
る派遣社員を募集する会社のことであり、スタッフと
は、そのクライアントの募集に応募した結果、人材派遣
会社を介してクライアントに派遣され、勤務する者をい
う。
【0006】人材派遣会社は、スタッフとの間で労働契
約を結び、クライアントの間では労働者派遣契約を結ぶ
ことになる。このような人材派遣会社とスタッフとの間
の契約は、社員と会社との間の労働契約とは異なり、短
期間のものも多く、関係するスタッフの数や契約のバリ
エーションは膨大なものとなる。これに加え人材紹介
(テンプ・トウ・パームを含む)や請負い事業があった
場合、この事業形態へのスタッフ充当作業も多岐にわた
る。これを解決する手段として、スタッフとクライアン
ト間のマッチングシステム(特開2002−73871
号公報、特開2001−265878号公報)や、間違
いを最小限にするために携帯端末等を活用した確認シス
テム(特開2002−325404号公報)が開示され
ている。
【0007】人材派遣会社には、このような事情がある
ため、上記のようなソフトを導入する意味は大きく、こ
れらによって、スタッフ管理に伴う煩雑な手続を少人数
で効率よく、かつ正確に行うことができる。
【0008】人材派遣会社内部管理用パッケージソフト
の代表的な例としては、「The staff 2000(登録商
標)」がある。また、カストマイズソフトの例として
は、「オルディア(登録商標)」、「G−スタッフ」、
「スタッフWIN」等がある。
【0009】また、インターネットのWEB上で、サー
バにより機能させる情報交換装置(特開平10−232
893号公報)や煩雑なスタッフとクライアント間の交
渉を仲介する装置(特開平11−259566号公報)
が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記カストマ
イズソフトは、各人材派遣会社ごとに個別に開発される
ため、各社の業務処理フローに沿うように構成されてお
り、使い易い反面、他の人材派遣会社で使用することは
容易ではなく、結果的に開発費が高価となり、場合によ
っては巨額の保守費用も発生するため、中小人材派遣会
社では、導入がはかりにくい。
【0011】一方、パッケージソフトは、ほとんどの人
材派遣会社に要求される仕様を全て盛り込んでいるた
め、どの人材派遣会社でも使用することができるが、そ
の反面ソフトウエアのサイズが大きく、加えて処理スピ
ードや操作性に劣る面がある。また、個別に開発されて
いないために、パッケージソフトを導入後に従来の業務
処理フローを変更せざるを得ない場合もある。また更
に、人材派遣会社が自社内にサーバを設置して保守運用
を行う必要があるため、この点の費用負担が大きく、中
小人材派遣会社では、導入がはかりにくい。
【0012】また、上述した従来のカストマイズソフト
やパッケージソフトの中には、各スタッフが携帯電話等
を用いて送信した、出社時間、退社時間、休暇、早出、
早退等の勤怠に関する情報を人材派遣会社に通知する機
能を有するもの(特開2000−268100号公報)
があるが、これらの情報を、人材派遣会社においてリア
ルタイムに管理し、かつ、クライアントとスタッフとの
間に設定された就業条件(勤務規定)を考慮した状況と
して把握するものはない。例えば、従来のシステムにお
いては、スタッフが、午前9時に出社したことを把握で
きても、そのことが就業条件に定められた出社時間より
早いのか遅いのかを一見して識別することができない。
【0013】これに加え、スタッフ自身にとっては初め
て人材派遣会社に登録、就業する以前の自分履歴、及び
複数人材派遣会社に複数登録や複数就業を行った履歴
を、スタッフ自身あるいは複数にまたがる人材派遣会社
によって個人のキャリア情報を継続的に記録または確認
する手段がない。また、情報共有を望む複数の人材派遣
会社は、スタッフとクライアントに関する共有情報を持
つことができない。
【0014】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の目的
は、複数の人材派遣会社の業務代行を行うことができ、
各人材派遣会社の費用面、運用面の負担を低く抑えるこ
とができる人材派遣管理システムを提供することにあ
る。
【0015】また、本発明の更なる目的は、複数の人材
派遣会社の人材派遣業務に関するデータを、他の人材派
遣会社に知られることなく、並行して管理できる人材派
遣管理システムを提供することにある。
【0016】また、本発明の更なる目的は、クライアン
トとスタッフとの間の就業条件を考慮して、スタッフの
勤怠の状況を管理し、各人材派遣会社に提供する人材派
遣管理システムを提供することにある。
【0017】また、本発明の更なる目的は、スタッフ自
身にとっては初めて人材派遣会社に登録就業する以前の
自分履歴、及び複数人材派遣会社に複数登録や複数就業
を行った履歴を、スタッフ自身あるいは人材派遣会社に
よって個人のキャリア情報を継続的に記録または確認す
る手段を、スタッフ及び各人材派遣会社に提供する人材
派遣管理システムを提供することにある。
【0018】また、本発明の更なる目的は、情報共有を
望む複数の人材派遣会社どうしが、スタッフとクライア
ントに関する共有情報を、各人材派遣会社に提供する人
材派遣管理システムを提供することにある。
【0019】本発明の第1の実施態様によれば、人材派
遣会社の業務を代行し、当該人材派遣会社との間で労働
契約を結んだスタッフがクライアントに派遣された場合
に、当該スタッフの勤怠状況を管理する人材派遣管理シ
ステムが提供される。当該人材派遣管理システムは、前
記クライアントにおける前記スタッフの就業条件を記憶
する就業条件記憶手段と、スタッフの端末から勤怠情報
を随時受け付ける勤怠情報収集手段と、前記就業条件と
前記勤怠情報とから、前記スタッフの前記クライアント
における勤務が前記就業条件を満たしているかどうかを
判定する勤怠状況判定手段と、前記判定された勤怠状況
を、前記スタッフ毎かつ日毎に、前記人材派遣会社に表
示する勤怠状況表示手段とを有するよう構成される。
【0020】また、本発明の第2の実施態様によれば、
前記第1の実施態様の人材派遣管理システムにおいて、
前記クライアントにおける前記スタッフの就業条件が、
出社時間、退社時間、及び休暇日数のうち少なくとも1
つを含み、前記スタッフの端末から受け付ける勤怠情報
が、少なくとも、そのスタッフの出社時間、退社時間、
及び欠勤の有無のうち少なくとも1つを含み、更に、前
記判定された勤怠状況が、前記スタッフの遅刻状況、早
退状況、及び欠勤回数のうち少なくとも1つを含むよう
に構成される。
【0021】また更に、本発明の第3の実施態様によれ
ば、前記第1の実施態様の人材派遣管理システムにおい
て、前記人材派遣管理システムが、複数の人材派遣会社
の人材派遣業務を同時並行的に代行し、前記就業条件記
憶手段、勤怠情報収集手段、勤怠状況判定手段、及び勤
怠状況表示手段が人材派遣会社毎に提供され、前記勤怠
状況表示手段が、各人材派遣会社には、その人材派遣会
社と労働契約を結んでいるスタッフのみの勤怠状況が表
示されるように制御される。
【0022】更に、本発明の第4の実施態様によれば、
前記第1の実施態様の人材派遣管理システムにおいて、
前記勤怠状況判定手段と前記勤怠状況表示手段が、前記
勤怠情報収集手段においてスタッフの端末から前記勤怠
情報を受け付けた場合に、即時実行されるように構成さ
れる。
【0023】更に、本発明の第5の実施態様によれば、
前記第1の実施態様の人材派遣管理システムにおいて、
前記スタッフの端末として、通常スタッフが携帯するモ
バイル端末が用いられる。
【0024】また、本発明の第6の実施態様によれば、
人材派遣会社の人材派遣業務を代行する別の人材派遣管
理システムが提供される。前記人材派遣管理システム
は、複数の人材派遣会社の人材派遣業務を同時並行的に
代行し、前記各人材派遣会社との間で労働契約を結んだ
スタッフがクライアントに派遣される場合に、当該派遣
についての情報を蓄積管理するキャリア情報管理手段
と、スタッフの指示に基づいて、当該キャリア情報を前
記スタッフに対して一覧表示するキャリア情報表示手段
とを有するよう構成される。
【0025】更に、本発明の第7の実施態様によれば、
前記第6の実施態様の人材派遣管理システムにおいて、
前記キャリア情報が、少なくとも、派遣実績情報、給与
情報、及び社会保険情報のうち1つに関する履歴情報を
含むように構成される。
【0026】また更に、本発明の第8の実施態様によれ
ば、前記第6の実施態様の人材派遣管理システムにおい
て、前記キャリア情報表示手段が更に、キャリア情報の
抽出条件、及び表示形式に関して、スタッフからの指示
を受け取るスタッフ指示取得手段と、各人材派遣会社に
おける、そのスタッフのキャリア情報を収集するキャリ
ア情報収集手段と、前記抽出条件に基づいて、前記収集
されたキャリア情報から必要なデータを抽出するデータ
抽出手段と、前記表示形式に基づいて、前記抽出された
データを編集するデータ編集手段と、前記編集されたデ
ータを前記スタッフに表示するデータ表示手段とを有す
るよう構成される。
【0027】また更に、本発明の第9の実施態様によれ
ば、前記第6の実施態様の人材派遣管理システムにおい
て、前記各人材派遣会社が、前記キャリア情報表示手段
によって、各スタッフのキャリア情報を取得可能である
ように構成される。
【0028】更に、本発明の第10の実施態様によれ
ば、コンピュータを利用した人材派遣管理システムによ
って、人材派遣会社の業務を代行し、当該人材派遣会社
との間で労働契約を結んだスタッフがクライアントに派
遣された場合に、当該スタッフの勤怠状況を管理する人
材派遣管理方法が提供される。当該方法は、前記クライ
アントにおける前記スタッフの就業条件をあらかじめ就
業条件記憶手段に記憶するステップと、スタッフの端末
から勤怠情報を随時受け付けるステップと、前記就業条
件と前記勤怠情報とから、前記スタッフの前記クライア
ントにおける勤務が前記就業条件を満たしているかどう
かを判定するステップと、前記判定された勤怠状況を、
前記スタッフ毎かつ日毎に、前記人材派遣会社に、勤怠
状況表示手段を介して表示するステップとを有するよう
構成される。
【0029】更に、本発明の第11の実施態様によれ
ば、コンピュータを利用した人材派遣システムによっ
て、人材派遣会社の人材派遣業務を代行する別の人材派
遣管理方法が提供される。当該方法は、前記人材派遣管
理システムが、複数の人材派遣会社の人材派遣業務を同
時並行的に代行し、前記各人材派遣会社との間で労働契
約を結んだスタッフがクライアントに派遣される場合
に、当該派遣についての情報を蓄積管理するステップ
と、スタッフの指示に基づいて、当該キャリア情報を前
記スタッフに対して一覧表示するステップとを有するよ
う構成される。
【0030】また更に、本発明の第12の実施態様によ
れば、人材派遣会社の業務を代行し、当該人材派遣会社
との間で労働契約を結んだスタッフがクライアントに派
遣された場合に、当該スタッフの勤怠状況を管理する人
材派遣管理システムにおいて、コンピュータを、前記ク
ライアントにおける前記スタッフの就業条件を記憶する
就業条件記憶手段と、スタッフの端末から勤怠情報を随
時受け付ける勤怠情報収集手段と、前記就業条件と前記
勤怠情報とから、前記スタッフの前記クライアントにお
ける勤務が前記就業条件を満たしているかどうかを判定
する勤怠状況判定手段と、前記判定された勤怠状況を、
前記スタッフ毎かつ日毎に、前記人材派遣会社に表示す
る勤怠状況表示手段として機能させるプログラムが提供
される。
【0031】また更に、本発明の第13の実施態様によ
れば、人材派遣会社の人材派遣業務を代行する人材派遣
管理システムにおいて、前記人材派遣管理システムが、
複数の人材派遣会社の人材派遣業務を同時並行的に代行
うる場合に、コンピュータを、前記各人材派遣会社との
間で労働契約を結んだスタッフがクライアントに派遣さ
れる場合に、当該派遣についての情報を蓄積管理するキ
ャリア情報管理手段と、スタッフの指示に基づいて、当
該キャリア情報を前記スタッフに対して一覧表示するキ
ャリア情報表示手段として機能させるプログラムが提供
される。
【0032】
【発明の実施の形態】最初に、人材派遣、人材紹介(テ
ンプ・トウ・パームを含む)、請負い業務の管理を行う
本発明の人材派遣管理システムの一実施形態の構成につ
いて説明する。図1には、人材派遣管理システム100
の構成が概略的に示されている。
【0033】人材派遣管理システム100は、サーバ1
10、人材派遣会社端末120、クライアント端末13
0、スタッフ端末140及びこれらを相互に接続するネ
ットワーク150によって構成される。
【0034】ここで、人材派遣会社端末120は、人材
派遣会社P1の端末120aと他の人材派遣会社P2の
端末120bを含んでいるものとして示されているが、
より多くの異なる人材派遣会社が接続されていても良
い。また、この図では、1社が1台の端末を有する構成
になっているが、このような構成に限られる必要はな
く、1社で2台以上の端末を有していても良い。
【0035】クライアント端末130は、クライアント
C1の端末130aとクライアントC2の端末130b
を含んでいるものとして示されているが、より多くの異
なる人材派遣会社が接続されていても良い。また、この
図では、1クライアントにつき1台がネットワーク15
0に接続されているが、このような構成に限られる必要
はない。
【0036】スタッフ端末140は、PC140−1と
モバイル端末140−2が含まれるように示されている
が、この例では、1人のスタッフS1が、自宅に設置し
たパーソナルコンピュータ等のPC140−1と、携帯
電話などに代表されるモバイル端末140−2を有して
いる。同じように、スタッフS2もスタッフ端末140
を有しているが、モバイル端末140−2だけ有する者
であってもよい。本システムでは、スタッフが出社及び
退社の際に端末を介してデータ入力を行う必要があるた
め、少なくとも、可搬性があってネットワーク接続機能
を有したモバイル端末を有していることが望ましい。
【0037】本システムに接続されるスタッフの数とし
ては、数百から数千、あるいはそれ以上のオーダーが見
込まれる。
【0038】以降では、人材派遣会社に設置されている
端末(120a、120b)は、特定の人材派遣会社の
端末を指す場合以外は、単に人材派遣会社端末120と
称し、クライアントが保有する端末(130a、130
b)は、特定のクライアントの端末を指す場合以外は、
単にクライアント端末130と称する。
【0039】同様に、スタッフの有する端末を一般的に
指す場合には、スタッフ端末140と称し、スタッフの
自宅等に設置してあるPC(140−1)を単にスタッ
フPC140−1と称し、スタッフが通常携帯するモバ
イル端末を単に、スタッフモバイル端末140−2と称
するものとする。
【0040】ネットワーク150は、インターネットの
ようなネットワークであり、部分的には、公衆電話通信
網、無線電話通信網、その他専用線等を含み得る。
【0041】人材派遣会社端末120及びクライアント
端末130は、一般的にはパーソナルコンピュータであ
る。ネットワーク150がインターネットである場合、
これらの端末は通常、モデム、TA、ルータ等を介して
インターネット・プロバイダに接続され、そこから更に
インターネットに接続される。これらの端末は、TCP
/IP等の所定のプロトコルを用いてデータの送受信を
行う。
【0042】各端末120、130には、WEBブラウ
ザがインストールされており、サーバ110からHTM
Lソース等を受信することによって所定の画面を表示
し、その画面の所定のエリアにマウスやキーボードを用
いてデータを入力することによって、その入力データが
サーバ110に送信される。このようなデータの送受信
には、通常HTTPというプロトコルが用いられる。こ
れはWEBブラウザを用いてインターネット上のWEB
ページを閲覧し、入力を行う従来の方式と同様の方式で
あり、この方式によって、データ等の処理をサーバ11
0に集中させることができ、端末側に特別なアプリケー
ションを用意する必要がなくなる。
【0043】また、人材派遣会社端末120は、それぞ
れネットワーク150に接続され、後述する当該システ
ム100の各種機能の提供を受けることになるが、人材
派遣会社のサイトにおいては、結果的に得られた人材派
遣業務に関するデータを会計ソフト等のソフトウエアに
転送して、会計処理等、必要なその他の処理を行うこと
ができる。この場合、会計ソフト等は、人材派遣会社端
末120にインストールされ、端末120のハードディ
スクを参照することによって、システム100からのデ
ータを受信してもよい。
【0044】また、端末120にネットワーク接続され
た他の端末に会計ソフト等をインストールし、端末12
0で受信したシステム100からのデータを、前記ネッ
トワークを介して前記他の端末に送信するようにしても
よい。
【0045】スタッフPC140−1、スタッフモバイ
ル端末140−2は、サーバ110から提供されるデー
タを、ネットワーク150を介して受信する。スタッフ
とは、上述したように、クライアントに派遣され、勤務
をしている者をいうが、ここでは、これからクライアン
トに対して応募を行うような者も含めてスタッフと称し
ている。
【0046】更に、スタッフがクライアントに派遣され
るようになった場合に、そのスタッフは、通常スタッフ
モバイル端末140−2を用いて、その出社時間や退社
時間等を、そこからサーバ110にネットワーク150
を介して送信する。
【0047】スタッフモバイル端末140−2の代表的
な例として、インターネット接続機能を有する携帯電話
があるが、その場合は、上記サーバ110からのデータ
は、インターネット及び無線電話網を介して受信され
る。
【0048】サーバ110は、通常、人材派遣事業代行
ASP会社に設置され、そこで運用される。各人材派遣
会社P1、P2は、その人材派遣事業代行ASP会社の
顧客となり、各人材派遣会社P1、P2の端末120
a、120bから指示された命令がサーバ110で実行
され、同様に、入力されたデータがサーバ110で処理
される。
【0049】また、サーバ110は、保険等の政府管掌
データを、所定のソフトウエアを用いて社会保険労務士
事務所等へインタフェースする。これによって、各人材
派遣会社は、多くの出入りが生ずるスタッフのそれぞれ
について、煩雑な手続を行う必要がなくなる。電子政府
が実現すれば、これらのデータを直接関連する機関に電
子的に送信することも可能になる。
【0050】また、サーバ110は、DB保管保護のた
めのディテンデンシー(複数隔離)機能、ネットワーク
150で結合される人材派遣会社端末120、クライア
ント端末130、スタッフ端末140へのセキュリティ
機能、不測事態発生回避のためのモニタリング機能、顧
客である人材派遣会社端末120へのヘルプディスク機
能、及び人材派遣会社120がもつWEBサイトへの遠
隔更新・保守・管理機能等を持つように構成する事がで
きる。
【0051】本実施形態では、各人材派遣会社の人材
(応募スタッフ)及びクライアント(派遣先)に関する
データを他の人材派遣会社とは共有せず、一定レベルで
のデータ遮断が行われた統合的な1つのシステムとして
構成される。人材派遣会社の人材に関するデータが他の
人材派遣会社に知られない限り、各人材派遣会社のデー
タは、物理的に同一の記憶装置に記憶されていてもよ
い。
【0052】次に、本実施形態の人材派遣管理システム
100に関する機能を、図2の機能ブロック図を参照し
て説明する。サーバ110は、WEBサーバ111、処
理システム112、及びデータベース113を有する。
システム100の各機能は、実質的には、サーバ110
の処理システム112により実現される。
【0053】WEBサーバ111は、人材派遣端末12
0、クライアント端末130、及びスタッフ端末140
に対して、ネットワーク150を介してHTMLソース
を送信して各端末に所定の画面を表示し、各端末からの
入力をネットワーク150を介して受信する。これらの
送受信に関しては、通常、HTTPというプロトコルが
用いられる。
【0054】更に、WEBサーバ111は、上記HTM
Lソース、又はその基となるデータを処理システム11
2から受け取り、前記各端末から受信した入力を処理シ
ステム112に送信する。HTMLソース自体は、WE
Bサーバ111と処理システム112のどちらで編集・
生成されてもよい。
【0055】例えば、WEBサーバ111は、スタッフ
端末140にクライアントの引き合い入力画面等を提供
し、スタッフからその画面に入力された応募データ等を
受け付ける。
【0056】上記各端末では、通常、WEBブラウザと
呼ばれる市販の、或いはネットワーク上で配布される閲
覧ソフトを用いてWEBサーバ111上のHTMLソー
スをHTTPを用いて参照する。従って、各端末側に特
別なソフトウエアを用意する必要はない。しかし、各端
末に専用の閲覧ソフトを用意することも可能であり、更
に、各端末とWEBサーバ111に、特別に作成された
アプリケーションを導入し、HTTP以外のプロトコル
を用いて両者間のデータ送受信を行っても良い。
【0057】処理システム112は、登録管理機能11
2a、契約管理機能112b、社会保険・労働保険管理
機能112c、スタッフ給与管理機能112d、及びス
タッフ勤怠管理機能112eを備えている。本実施形態
における最大の特徴は、スタッフとクライアントの間で
交わされた就業条件(更には、スタッフと人材派遣会社
との間の労働契約等)に基づいて、勤怠状況を管理する
スタッフ勤怠管理機能112eを備える点にある。
【0058】サーバ110のデータベース113は、マ
ッチング結果DB113a、就業条件DB113b、及
び勤務DB113cを含んでいる。各DBの詳細につい
ては後述する。
【0059】まず最初に、本実施形態の人材派遣管理シ
ステムにおいて、就業を希望するスタッフが自分の履歴
を登録する態様、クライアントが引き合い(求人の希
望)を行う態様、及び前記自分の履歴を登録したスタッ
フが所定の人材派遣会社と契約し、クライアントの引き
合いに応募するまでの流れについて図面を参照しながら
説明する。これらの処理は、前記登録管理機能112a
によって制御される。
【0060】図3には、インターネット上のWEBペー
ジとして公開されるASPメニュー200が示されてい
る。ここでは、このサイトをASPポータルサイトと呼
ぶことにする。スタッフが自分の履歴を登録し、クライ
アントが求人を希望する場合には、このメニュー200
からスタートすることになる。当該メニューは、スタッ
フPC140−1、スタッフモバイル端末140−2、
またはクライアント端末130上で、PC用の一般的な
WEBブラウザ、又はモバイル端末用のWEBブラウザ
によって表示される。この場合、当該メニュー200を
表示するためのデータが、HTTPというプロトコルを
介してHTML形式でWEBサーバ111から提供され
る。
【0061】就業を希望するスタッフは、「自分履歴掲
示サイト」と表示されたリンク210をクリックするこ
とによって、自分履歴登録サイトに進み、そこで、自身
の氏名や職歴、スキル等を入力する。この操作によっ
て、ASP−IDとパスワードが発行され、それらはメ
ール等によって後で本人に通知される。
【0062】一方、クライアントは、「クライアント求
人希望サイト」と表示されたリンク220をクリックす
ることによって、所定の人材派遣会社に対して、求人希
望を入力する。
【0063】各人材派遣会社は、こうして登録された全
スタッフの情報と、その人材派遣会社に求人を希望した
クライアントの求人内容を表示させることができる。こ
こでは、関連するメニュー画面、表示画面の説明は省略
する。
【0064】次に、自分履歴登録サイトの概要につい
て、図4を参照して説明する。当該サイトは、スタッフ
PC140−1やスタッフモバイル端末140−2上
で、PC用の一般的なWEBブラウザ、又はモバイル端
末用のWEBブラウザによって表示される。この場合、
当該サイトを表示するためのデータが、HTTPという
プロトコルを介してHTML形式でWEBサーバ111
から提供される。
【0065】スタッフは、図4に示す自分履歴登録サイ
ト300に設定された各項目に入力を行うことによっ
て、職歴を含む、自分に関する情報を人材派遣管理シス
テム100に登録する。登録する項目としては、図4に
示すように、例えば、氏名、住所、最寄り駅、連絡先
(メール、電話番号)、スキル、希望職種、経験職歴、
その他自己PR等がある。また、この情報を公開する時
期を一定期間に制限したりする事もできる。スキル等
は、図4に示すように、OAスキルと業務スキルに分け
たり、更にその中で、利用経験のあるアプリケーション
(アプリA、アプリB)を選択させるようにしてもよ
い。スタッフは、入力が完了したら、送信ボタン340
をクリックして、入力内容をサーバ110に送信する。
入力内容をクリアして再入力を行う場合は、リセットボ
タン350をクリックする。
【0066】次に、クライアント求人希望サイトの概要
について、図5を参照して説明する。
【0067】クライアントは、上述のように、ASPメ
ニュー200から、「クライアント求人希望サイト」と
表示されたリンク220をクリックすることによって、
図5に示すようなクライアント求人希望サイト400を
表示させ、所定の人材派遣会社に対して、求人希望を入
力する。ここでは、ASPポータルサイトに参加する人
材派遣会社のうち1つをコンボボックス410を使用し
て選択しているが、他のWEBページを用意して、ある
いはその他の方法により選択させることも可能である。
また、いくつかの人材派遣会社に対して、同時に求人を
行えるようにWEBページを構成してもよい。
【0068】当該クライアント求人希望サイト400
は、クライアント端末130上のWEBブラウザによっ
て参照されることにより、クライアント端末130の表
示装置上に表示される。
【0069】クライアントは、コンボボックス410の
中から、人材派遣会社を1つ選択して、求人を行う人材
派遣会社を特定した後、サイト400内のタイトル42
0に対応する内容を、それぞれ対応する入力欄430に
入力する。画面中央には、引き合い内容を入力するため
のエリア440が設けられており、クライアントは、そ
こに、職種や勤務地等の、引き合いの条件を入力する。
【0070】希望するスタッフが予め分かっている場合
は、指定スタッフIDの入力欄450に、そのスタッフ
のスタッフIDを入力する。
【0071】クライアントは、入力が完了したら、送信
ボタン460をクリックして、入力内容をサーバ110
に送信する。入力内容をクリアして再入力を行う場合
は、リセットボタン470をクリックする。
【0072】このようにして、クライアントからクライ
アント求人希望サイト400を用いて入力された引き合
いに関するデータは、サーバ110のWEBサーバ11
1で受信され、データベース113に登録される。更
に、その内容が編集され、インターネット上でスタッフ
等が閲覧可能なWEBページとして表示される。
【0073】次に、スタッフが所定の人材派遣会社と契
約し、クライアントの引き合いに応募するまでの流れに
ついて説明する。スタッフは、ASPメニュー200の
「人材派遣会社サイト」と表示されたリンク230をク
リックして、このASPポータルサイトに参加する人材
派遣会社の一覧を表示させ(不図示)、そのうちの1つ
をクリック等することにより、所望の人材派遣会社のサ
イトに移動する。このとき、スタッフは、ASPメニュ
ー200において、自分履歴登録サイトでの登録の際に
発行されたASP−IDとパスワードを、それぞれ対応
する入力エリア(240、250)にそれぞれ入力す
る。当該ASP−IDとパスワードは、選択された人材
派遣会社のサイトに渡され、スタッフの認証等に利用さ
れる。
【0074】その後、その人材派遣会社のサイトで仮登
録画面が表示される(不図示)。スタッフによって、仮
登録の意思が示されると、その時点で、そのスタッフに
仮登録IDが発行され、人材派遣会社側から、WEBペ
ージ等を介して面接の日時や方法等がそのスタッフに提
示される。後日、人材派遣会社とスタッフとの間で面接
が行われ、両者の間で労働契約(契約社員としての契
約)が結ばれる。 この契約に際して、人材派遣会社に
は、そのスタッフに関して、自分履歴登録サイト300
で登録された項目より具体的な項目が登録される。
【0075】こうして、人材派遣会社と契約を行ったス
タッフには、本登録ID(契約社員コード)が発行され
る。その後、スタッフが前記ASPメニュー200から
ASP−IDを入力して、「人材派遣会社サイト」のリ
ンク230をクリックして契約した人材派遣会社を選択
すると、今度は図6に示すような引き合い一覧表示画面
500が表示される。当該画面500については、後で
詳細に説明する。
【0076】これ以降、各機能について詳細に説明して
いくが、説明の便宜上、1つの人材派遣会社に関する処
理について説明する。実際には、システム100内で、
これらの処理が人材派遣会社毎に並行して(かつ、場合
によっては同時に)行われていることになる。
【0077】登録管理機能112aは、前述したよう
に、1つ又は複数のクライアントから派遣者の引き合い
入力(即ち、クライアントの求人希望)をクライアント
端末130経由で受信し、その内容を対応する人材派遣
会社端末120に表示する。人材派遣会社では、クライ
アントからの引き合い内容を確認し、サーバ110に登
録するよう指示する。登録管理機能112aは、人材派
遣会社からの指示を受信すると、その引き合い内容を編
集し、WEBサーバ111に例えば、HTML形式で格
納する。このように、WEBサーバ111にHTML形
式で格納されたクライアントの引き合い内容は、インタ
ーネット上に公開され、スタッフPC140−1やスタ
ッフモバイル端末140−1からWEBブラウザによっ
て閲覧することができる。 前述した図6の引き合い一
覧表示画面500は、インターネット上にWEBページ
として公開されるが、ASPメニュー200にASP−
ID、及びパスワードを正しく入力した、人材派遣会社
に本登録されたスタッフのみが閲覧することができるよ
うに制御されている。図6の例は、引き合いを勤務地の
地域(510)毎に表示した例であり、ここでは、勤務
地が東京都23区内のものと神奈川県内のものが示され
ている。
【0078】一覧は、タイトル行520と、明細行53
0とから構成される表形式で表されている。タイトル行
の内容から分かるように、各引き合いについて、職種、
勤務地、時給等が示される。これらの項目は、図5に示
されたクライアント求人希望サイト400を用いてクラ
イアントが入力した項目に対応する。
【0079】明細行には、各クライアントからの具体的
な引き合い内容が示されている。明細行の各行が、前記
クライアント求人希望サイト400を用いてクライアン
トが入力した引き合い1件に対応する。ここで、各明細
行には、クライアントの会社名その他の、クライアント
を特定する情報は示されていない。
【0080】この引き合い一覧表示画面500では、複
数のクライアントによる複数の引き合いが同時に表示さ
れうる。従って、勤務を希望するスタッフは、この画面
500を見て、所望の仕事(引き合い)に応募すること
ができる。
【0081】スタッフは、各引き合いに識別番号(N
o.)が付けられているので、これをクリック等するこ
とによって、その引き合いに応募することができる。
【0082】また、タイトル行520には、「順位」欄
が設けてあり、スタッフは、複数の引き合いに応募しよ
うとする場合に、その順位欄にそれぞれシーケンス番号
を入力して、応募の優先順位を指定することもできる。
これに関する処理については、後で詳細に説明する。
【0083】当該引き合い一覧表示画面500は、引き
合いを勤務地毎に表示しているが、職種や時給等、その
他の項目を基にしてグループ化或いは並べ替えて表示す
ることもできる。どの項目を基にするかは、当該画面5
00の前の画面で指定することができるが、ここでは説
明を省略する。 また、登録管理機能112aは、スタ
ッフからの登録をスタッフPC140−1やスタッフモ
バイル端末140−2から受信し、その内容を対応する
人材派遣会社端末120に表示する。人材派遣会社で
は、スタッフから登録内容を確認し、WEBサーバ11
1に登録するよう指示をする。登録管理機能112a
は、人材派遣会社からの指示を受信すると、その登録内
容を編集してWEBサーバ111に、HTML形式で格
納する。このように、WEBサーバ111にHTML形
式で格納されたスタッフの登録内容は、クライアント端
末130によって閲覧することができる。
【0084】自分履歴登録サイト300を用いて入力さ
れたスタッフに関するデータは、サーバ110内のデー
タベース113に登録され、更に、その内容がスタッフ
一覧として編集され、クライアント端末130で閲覧可
能なWEBページとして生成される。そのWEBページ
は、所定のクライアントのみが閲覧できるように制御さ
れる。このために、クライアント端末130には、当該
制御機能が付加されたWEBブラウザが導入されうる。
同様に、WEBサーバ111側にも閲覧先を制限するた
めの機能が備えられる。
【0085】当該スタッフ一覧を表示したWEBページ
は、そのクライアントを指定した(何らかの優先順位を
指定した場合を含む)スタッフのみを一覧表示するが、
他の登録スタッフを所定の条件で一覧に加えても良い。
【0086】登録スタッフ一覧のWEBページの表示画
面を図7に例示する。
【0087】図7に示された、登録スタッフ一覧表示画
面600は、そのクライアントの引き合い(求人希望)
に応募したスタッフの一覧を示したものである。
【0088】一覧は、タイトル行610と、明細行62
0とから構成される表形式で表示されている。タイトル
行の内容から分かるように、各スタッフ、希望職種、希
望勤務地等が提示される。これらの項目は、図4に示さ
れた自分履歴登録サイト300を用いてスタッフが入力
した項目と対応する。
【0089】1つの明細行は、そのクライアントの引き
合いに応募した1人のスタッフの登録内容が示される。
ここで、各明細行には、スタッフの氏名や連絡先の情報
は示されておらず、代わりに、スタッフを識別するため
のスタッフID(例えば、本登録IDや契約社員コー
ド)が表示される。
【0090】クライアントは、このIDを選択すること
によってスタッフの応募に応答することができる。ま
た、タイトル行610には、「順位」欄が含まれてお
り、クライアントは、複数のスタッフの順位欄にそれぞ
れシーケンス番号を入力して、採用の優先順位を指定す
ることもできる。
【0091】登録スタッフ一覧表示画面600は、前述
したように、登録されたスタッフを全て表示することも
できる。また、クライアントは、図5のクライアント求
人希望サイト400で引き合いを入力する際に、採用し
たいスタッフIDを指定することができる。また更に、
登録スタッフ一覧表示画面600には、各スタッフが、
そのクライアントに対してどのような優先順位で応募し
たのかを表示することもできる。
【0092】次に、クライアントとスタッフとの間のマ
ッチング処理について説明する。このマッチング処理
は、スタッフが引き合い一覧表示画面500を閲覧して
希望する引き合いに優先順位を入力し、クライアントが
登録スタッフ一覧表示画面600を閲覧して希望するス
タッフに優先順位を入力している場合に、サーバ110
の登録管理機能112aによって自動的にマッチングが
行われる。
【0093】このマッチングは、スタッフ、及びクライ
アントが入力した上記優先順位を使用して行われるが、
この優先順位に加え、スタッフが希望する職種、勤務地
や、クライアントが希望する資格等が、所定の割合で考
慮されるようにもできる。
【0094】次に、上記クライアントの引き合い入力と
スタッフの登録から、そのそれぞれにスタッフ及びクラ
イアントの順位入力が行われ、その後マッチング処理が
行われて、その結果が通知されるまでの流れを、図8の
フローチャートを参照して説明する。
【0095】図8では、クライアント端末130、スタ
ッフ端末140、人材派遣会社端末120、及びサーバ
110ごとに処理が記載されており、例えば、クライア
ント端末で行われる処理は、「クライアント端末」の表
示の下に記載され、処理が、各要素間で関連して行われ
ていることが示されている。
【0096】最初に、クライアント端末では、クライア
ントが図5に示すクライアント求人希望サイト400を
使用してスタッフを募集するための情報を入力する(ス
テップS10)。一方、スタッフ端末では、スタッフが
図4に示す自分履歴登録サイト300を使用してスタッ
フ自身の情報を入力する(ステップS12)。
【0097】ステップS10とS12の処理は、それぞ
れクライアント及びスタッフが入力したい任意のタイミ
ングで行われれば良く、同時で行われたり、先後関係が
必要であったりというような制限がある訳ではない。
【0098】次に、クライアント、スタッフの各入力が
行われると、入力された情報は、それぞれ人材派遣会社
端末120で受信され(ステップS14)、そこで、人
材派遣会社のチェックを受ける(ステップS16)。チ
ェックの結果、妥当でないと判断された場合は(ステッ
プS16(NO))、クライアント、スタッフにそれぞ
れその理由が通知される(ステップS18、S20)。
この例では、理由を通知するようにしてあるが、その他
の様々な方法を考えることが出きる。
【0099】入力された情報が妥当であると判断された
場合は(ステップS16(YES))、それぞれの情報
をWEBページに編集するためにサーバ110へ送信す
る(ステップS22)。サーバ110が当該入力情報を
受信すると、それらが編集され、HTML形式のWEB
ページが生成され、WEBサーバ111によりインター
ネット上に提示される(ステップS24)。
【0100】クライアントからの引き合いに関する入力
情報は、図6に示すような引き合い一覧表示画面500
として表示され、スタッフの登録したスタッフに関する
入力情報は、図7に示すような登録スタッフ一覧表示画
面600として表示される。
【0101】ただし、引き合い一覧表示画面500は、
通常、スタッフPC140−1やスタッフモバイル端末
140−2上で閲覧され、その他一般の端末でも自由に
閲覧されるのに対し、登録スタッフ一覧表示画面600
は、本システムに関連するクライアントのクライアント
端末130によってのみ閲覧される。
【0102】前述したように、クライアントは、ステッ
プS10において、採用したいスタッフを指定すること
ができるが、ここでは、マッチング処理の説明を分かり
やすくするため、そのような指定はないものとして説明
を進める。
【0103】次に、ステップS26で、引き合い一覧表
示画面500と登録スタッフ一覧表示画面600の順位
欄に対応する入力エリアに、優先順位の入力があったか
どうかが所定の間隔で判断される。ここで、一定の入力
がクライアント及びスタッフからあった場合、マッチン
グ処理が開始され、前記入力された優先順位に基づい
て、スタッフとクライアントが適宜組み合わされる(ス
テップS28)。その後、そのマッチング結果は、サー
バ110のデータベース113内のマッチング結果DB
113aに記憶される(ステップS30)。
【0104】DB更新が完了すると、マッチングの結果
を、関連するクライアント端末130、関連するスタッ
フ端末140、及びそのクライアントと関連する人材派
遣会社端末120に送信し(ステップS32)、前記各
端末は、その結果を受信する(ステップS34、S3
6、S38)。
【0105】ここで、マッチング結果DB113aの内
容を図9に例示する。マッチング結果DB113aは、
スタッフ、クライアント、職種・条件の各項目を有して
いる。ここでは、スタッフはスタッフIDによって示さ
れる。クライアント、職種・条件のそれぞれは、簡略化
のため、記号で表しているが、職種・条件については、
いくつかのパターンにパターン化し、そのパターン記号
で表現することもできる。
【0106】当該DBには、1つの人材派遣会社に関す
る全てのスタッフと、全てのクライアントと職種・条件
の組み合わせが記憶されている。従って、マッチング処
理によって、対応付けられたもの以外も記憶されてい
る。例えば、図9の例では、スタッフS2は、どのクラ
イアントとも対応付けられておらず、クライアントC5
の職種・条件J9は、どのスタッフにも対応付けられて
いない。
【0107】次に、契約管理機能112bについて説明
する。
【0108】上述したように、マッチング処理が終了す
ると、各人材派遣会社がスタッフとの間で労働契約を結
び、クライアントとの間で労働者派遣契約の締結を行
う。これによって就業条件が明示される。こうした就業
条件は、人材派遣会社端末120から、就業条件DB1
13bに入力される。
【0109】ここで、図10を参照して、就業条件DB
113bの内容について説明する。就業条件DB113
bは、スタッフ単位に就業条件を有し、図10の例で
は、始業時間、就業時間、基本給、残業時の給与の各項
目が含まれる。スタッフの項目には、例えば前述のスタ
ッフIDが格納される。
【0110】これによって、各人材派遣会社は、スタッ
フがどのような就業条件で勤務しているのかをリアルタ
イムで把握することができる。また、就業条件は、ある
程度パターン化して記憶することもできる。例えば、図
10におけるスタッフS1の就業条件をパターンAと
し、スタッフS3の就業条件をパターンBとし、同じ条
件があれば、それをパターンAまたはパターンBとして
表すことができる。但し、この場合には、各パターンが
どのような条件に対応するかを表す新たなDBを設ける
ことが望ましい。
【0111】次に、社会保険・労働保険管理機能112
cについて説明する。
【0112】ここで、社会保険とは、健康保険と厚生年
金保険とを含むもので、厚生省・都道府県社会保険事務
所が担当行政機関となっているものである。また、労働
保険は、労働省・公共職業安定所が担当行政機関である
雇用保険と、事業主が保険料を支払う労災保険を含む。
社会保険は、強制適用されるものであるが、担当行政機
関がどこかということや、手続の時期はいつかといった
点が、多くのスタッフを管理する必要がある場合には極
めて煩雑となり、これをシステム化するメリットは大き
い。
【0113】本システム100では、更に、社会保険・
労働保険の手続を代行するシステムにインタフェースす
ることによって、本機能を実現する。手続代行システム
は、対応するソフトウエアを人材派遣会社端末120に
インストールしたり、当該ソフトウエアをインストール
した別の端末を人材派遣会社端末120にネットワーク
接続する等によって本システム100に組み入れること
ができる。
【0114】このような代行システムの例としては、特
開2000−41723号公報「手続代行システムおよ
び手続代行方法」に記載されたような手続代行システム
がある。
【0115】社会保険や労働保険などの保険手続は、申
請届出の手続書類の量が膨大であり、また、それぞれの
書類によって、提出の時期、申請の条件が異なっている
ため、専門的な知識を必要とする。このため、通常は、
社会保険労務士や労働基準監督署の担当者に確認して判
断を仰いでいる。特に、大量の労働契約が短期間で交わ
され、かつ派遣社員の出入りが激しい人材派遣会社で
は、これらの保険手続をできる限り自動化して、手続の
煩雑さを軽減するシステムが必要とされる。
【0116】この手続代行システムは、こうした人材派
遣会社の要求に応えるものである。手続代行システム
は、最初に、ネットワークを介して人材派遣会社から送
信された派遣社員に関する情報について、所定の規定情
報を用いて、定期的に手続の要否を判断する。次に、手
続が必要であると判断された場合に、その手続の続行を
人材派遣会社に確認する。これは、人材派遣会社に、手
続の対象者や手続の提出時期等を確認させるためのもの
である。
【0117】人材派遣会社から、手続を続行する旨の指
示を受けた場合、手続代行システムは、手続書類の作成
を行い、それを提出先に提出する。この場合の具体的な
提出先は、主として社会保険事務所、及び労働基準監督
署である。また、社会保険事務所には、健康保険厚生年
金新規適用届、被保険者資格取得届、健康保険厚生年金
適用事業廃止届、及び被保険者資格喪失届等が提出さ
れ、労働基準監督署には、保険関係成立届、概算保険料
申告書、雇用保険適用事業所設置届、雇用保険被保険者
資格取得届、雇用保険適用事業所廃止届、及び雇用保険
被保険者資格喪失届等が提出される。
【0118】各種手続は、手続代行システムと提出先が
ネットワーク等を介して電子的に接続されている場合は
(いわゆる電子政府)、手続内容を含む電子データが自
動的に提出先に送信されるが、そのような接続がされて
いない場合は、ファクシミリ、郵便、手渡し等の手段で
手続書類の提出がされる。
【0119】手続代行システムは次に、手続書類の提出
を人材派遣会社に報告する。また、手続代行システム
は、提出先から手続書類を受理、又は承認したとの連絡
を受け取った場合に、人材派遣会社に、その旨通知す
る。
【0120】次に、スタッフ給与管理機能112dにつ
いて図11を参照して説明する。
【0121】図11では、クライアント端末130、人
材派遣会社端末120、及びサーバ110ごとに処理が
記載されており、例えば、クライアント端末で行われる
処理は、「クライアント端末」の表示の下に記載され、
処理が、各要素間で関連して行われていることが示され
ている。
【0122】最初に、ステップS40では、人材派遣会
社端末120から、スタッフの給与を計算する旨の指示
が入力される。このタイミングは、契約条件によって定
められるものであり、指示は自動的に行われうる。スタ
ッフによっては、給与の締め日が異なったり、支払い日
や支払い形態が異なっている可能性がある。
【0123】また、この場合、指示が入力された時点
で、自動的に給与計算のタイミングに該当するスタッフ
が対象とされるが、スタッフを所定の条件で、あるいは
個別に指定して指示することもできる。
【0124】次に、ステップS42で、就業条件DB1
13bと勤務DB113cから勤怠データを取り出す。
就業条件DB113bには、前述したように、スタッフ
毎の始業時間、就業時間等の就業条件が含まれている。
勤務DB113cは、図12に示すように、各スタッフ
が、何時に出社し、何時に退社したかの勤務実績を日ご
とに記憶し、その他、休暇届けや休日出勤届け等の有無
も管理する。
【0125】勤務DB113cの内容は、各スタッフか
らスタッフモバイル端末140−2を介して本システム
によって提供されるが、この機能は、後述するスタッフ
勤怠管理機能112eに関して説明する。
【0126】再び図11に戻ると、ステップS44で
は、上記勤怠データを基に、給与が計算される。就業条
件DB113bに記憶されているスタッフの就業条件
と、勤務DB113cに記憶されているそのスタッフの
勤務実績とを突き合わせることによって、出勤日数、遅
刻回数(時間)、残業時間等を把握し、そのデータを基
に定められた規定を用いて給与を計算する。従って、こ
の計算は、スタッフ毎に行われる。
【0127】計算が終了すると、ステップS46で、計
算結果の明細をクライアント端末130に送信する。ス
テップS48で、クライアント端末130が当該計算結
果を受信すると、クライアントは、そこで計算結果をチ
ェックし、承認するのであれば、クライアント端末13
0に承認の入力を行う(ステップS50)。ここでは、
説明を簡単にするため、承認できないと判断された場合
には処理を終了させることにしているが(ステップS5
0(NO))、これに応答して関連部署に問い合わせを
行ったり、通知を送付したりすることもできる。
【0128】計算結果が承認されると(ステップS50
(YES))、承認通知をサーバ110に送付する(ス
テップS52)。ここで、サーバ110がその承認通知
を受信すると、それに応答して、スタッフの給与支払い
に関する請求書を人材派遣会社端末120に対して発行
する(ステップS54)。人材派遣会社はスタッフと労
働契約を交わした者であり、スタッフの給与は直接的に
は人材派遣会社から支払われる。
【0129】人材派遣会社は、人材派遣会社端末120
において、請求書をサーバ110から受信すると(ステ
ップS56)、スタッフに給与を振り込むよう手続きを
する(ステップS58)。この処理は、例えば、全銀フ
ォーマットで振り込みデータを所定のアドレスに送信す
ることによって自動、かつ電子的に行うことができる。
【0130】その後、ステップS60において、振り込
み通知をクライアント端末130に送信する。クライア
ント端末130は、ステップS62において、当該振り
込み通知を受信する。クライアントは、この受信に応じ
て、人材派遣会社に契約に基づいた金額を支払うことに
なるが、当該処理についても本発明の人材派遣管理シス
テムでサポートすることができる。クライアントは、複
数のスタッフを1つの人材派遣会社から提供されている
場合には、それらの給与として対応する金額を、まとめ
て人材派遣会社に支払うことができる。
【0131】次に、スタッフ勤怠管理機能112eにつ
いて説明する。当該機能112eは、各スタッフから実
際の出社時間や退社時間を、スタッフモバイル端末14
0−2を介して収集する勤怠情報収集機能112e−1
と、スタッフの勤怠状況を管理、表示する勤怠情報管理
機能112e−2を有する。
【0132】勤怠情報収集機能112e−1は、通常
は、スタッフモバイル端末140−2を利用して、スタ
ッフから勤怠情報を受信する。こうした端末の最も一般
的な例は、インターネット接続機能付きの携帯電話であ
る。以降では、この種の携帯電話を用いるものと仮定し
て説明を進める。スタッフは、携帯電話を用いて、出社
時や退社時に、その時間をサーバ100のWEBサーバ
111に送信する。携帯電話の表示画面に表示されるメ
ニュー画面や入力画面は、WEBサーバ111から提供
され、この画面に入力を行うことによって、入力データ
がWEBサーバ111に送信される。
【0133】ここで、スタッフの携帯電話による勤怠情
報の送信について、図13を参照して説明する。図13
には、携帯電話の表示装置上に表示されるログイン画面
700、メニュー画面710、勤怠時間入力画面720
が示されている。
【0134】スタッフは、出社した際、あるいは退社し
た際に、携帯電話から、本発明のWEBサーバ111の
所定のアドレスにアクセスし、ログイン画面700を携
帯電話の表示画面に表示させる。このような表示処理
は、当該WEBサーバ111から所定の形式のソースを
所定のプロトコルで受信することによって実現される。
これは、前述したHTML形式のソースをHTTPとい
うプロトコルでクライアント端末等で参照し、その端末
に所定の画面を表示させる方式と同様のものである。
【0135】ログイン画面700が表示されると、スタ
ッフは、自分のログインコードと予め定められたパスワ
ードを入力する。ログインコードは、前述したスタッフ
IDでもよい。このように、ログイン画面700によっ
てセキュリティーチェックを行うのは、本発明の人材派
遣管理システムに部外者が侵入することを防ぎ、他の者
がスタッフの勤怠時間を入力しないようにするためであ
る。
【0136】スタッフは、ログインコードとパスワード
を入力したら、ログインボタンを押す。スタッフのこの
ような文字入力とボタンの押下は、携帯電話の各ボタン
を押すことによって行われる。
【0137】ログインコードとパスワードはWEBサー
バ111等でチェックされ、正しいものであれば、次に
メニュー画面710が携帯電話に表示される。この画面
には、例えば、「1.勤怠時間入力」、「2.勤怠参
照」、及び「3.勤怠合計参照」等のメニュー項目が表
示され、入力エリアに番号を入力し、送信ボタンを押
す。以下では、番号として「1」が入力された場合につ
いて説明するが、自己が既に入力した勤怠情報を表示、
又は更新するには「2」を、月初、または所定の期日か
らの勤務時間の合計等を表示させるには「3」を入力す
る。「2(勤怠参照)」、及び「3(勤怠合計参照)」
を入力した場合の表示画面の説明はここでは省略する。
【0138】入力エリアに「1」が入力され、送信ボタ
ンが押されると、勤怠時間入力画面720が携帯電話に
表示される。例えば、スタッフは、出社した際に、この
画面を表示させて、その日の日付と実際の出社時間(ま
たは勤務開始時間)を入力する。日付と時間は、携帯電
話が保持する現在日付と現在時刻を自動的に入力させる
ようにしてもよい。
【0139】スタッフは、入力後、送信ボタンを押す。
そうすると、WEBサーバ111が、無線電話網、及び
インターネットを介して当該データを受信し、勤務DB
113cの対応するスタッフの対応する日付の欄にその
データを記憶する。この画面の例では、時間の入力が1
つしかないので、スタッフは退社時にも同様の処理をし
なければならないが、入力欄を2つ設けて、退社の際
に、出社時間と退社時間をまとめて送信するようにして
もよい。また、休暇や、その他の勤怠に関する情報を入
力するようにも構成できる。
【0140】次に、上記処理の流れを、図14を参照し
て説明する。図14では、スタッフ端末140、人材派
遣会社端末120、及びサーバ110ごとに処理が記載
されている。
【0141】まず、ステップS80で、上記のようにス
タッフ端末140(例えば、携帯電話)から、出社時
間、又は退社時間の入力が行われる。入力されたデータ
は、無線電話網、インターネットを経由して所定のプロ
トコルでサーバ110に送信される。サーバ110内の
WEBサーバ111が当該入力データを受け取ると(ス
テップS82)、そのデータをチェックし、勤務DB1
13cに記憶する(ステップS84)。
【0142】入力データは、スタッフの識別(例えば、
スタッフID)、日付、出社(退社)時間を含んでい
る。勤務DB113c内には、スタッフ毎、かつ日付毎
に出社時間、退社時間等が記憶されており、入力データ
は、通常はそこに追加される形で記憶される。
【0143】次に、勤怠情報管理機能112e−2の処
理の流れについて、図15を参照して説明する。図15
では、人材派遣会社端末120、及びサーバ110ごと
に処理が記載されており、処理が、2つの要素間で関連
して行われていることが示されている。
【0144】まず、ステップS100で、人材派遣会社
端末120から、勤怠状況表示要求がサーバ110に送
信される。この送信も、サーバ110内のWEBサーバ
111から提供される所定の形式のソースを利用して行
われる。人材派遣会社端末120には、例えば、対象の
クライアントやスタッフを指定する入力エリア、当該要
求を指示する指示ボタンを含む指示画面(不図示)が表
示され、その画面に必要な事項を入力して前記指示ボタ
ンを押すことによって前記送信が行われる。
【0145】この要求は、いつでも行うことができる。
また、後述するように、勤怠状況表示には、リアルタイ
ムに近い状況で必要なデータが更新されるDB群を用い
るので、表示結果もリアルタイムに近い状況が反映され
る。
【0146】前記要求を受信したサーバ110は、就業
条件DB113bを参照して、対象のクライアント及び
スタッフに関する就業条件を取得する(ステップS10
2)。就業条件には、始業時間や終業時間が含まれる。
【0147】次に、サーバ110は、勤務DB113c
から、対応するスタッフの勤務実績データを取得する
(ステップS104)。
【0148】サーバ110は、前記就業条件と勤務実績
データを取得したら、スタッフの勤怠状況表示画面を編
集し、HTML形式で人材派遣会社端末120に送信す
る(ステップS106)。
【0149】スタッフが正常に出社あるいは退社してい
るかどうかは、そのスタッフとクライアントの間の就業
条件に即して判断されるので、これらの情報をつきあわ
せることによって、正しい判断がなされる。例えば、午
前9時に出社したスタッフでも、クライアントとの就業
条件で午前8時出社と定めてあれば、1時間の遅刻とな
ってしまう。本発明の人材派遣管理システムでは、その
ような正しく勤怠状況の判断がなされた表示画面が提供
される。
【0150】人材派遣会社端末120は、HTML形式
で前記勤怠状況表示画面を受信すると、それを当該端末
の表示画面に表示する(ステップS108)。
【0151】図16には、本実施形態の勤怠状況表示画
面の例が示されている。図16のスタッフ勤怠状況表示
画面800は、スタッフ毎、かつ日毎に、出社、退社が
正常になされているか、遅刻、早退、欠勤はあるか、残
業時間はどれぐらいかを示しており、人材派遣会社は、
当該画面800により、各スタッフの勤怠状況を瞬時に
確認することができる。サーバ110は、表示要求をし
た人材派遣会社を把握しているので(図15のステップ
S100)、その人材派遣会社が関わっていないスタッ
フのデータは表示しない。
【0152】これまで、スタッフの自分履歴登録サイト
での登録、及びクライアントのクライアント求人希望サ
イトでの登録は、1つの人材派遣会社に対して行われ、
それぞれの登録データは、その1つの人材派遣会社によ
って利用されるものとして説明してきたが、本発明の人
材派遣管理システムでは、これらの登録データを、当該
システムを利用する複数の人材派遣会社によって共有す
るように構成することもできる。システム的には、スタ
ッフ、及びクライアントの上記登録データが格納されて
いるデータベースのアクセス権を、関連する1つの人材
派遣会社だけではなく、他の全ての人材派遣会社にも与
えることによって容易に実現することができる。
【0153】こうした構成の変更によって、各人材派遣
会社は、他の人材派遣会社に対して登録を行ったスタッ
フやクライアントの情報を検索、及び参照することがで
き、結果的に、スタッフとクライアントをより効率的に
結びつけることが可能となり、全体としてビジネス機会
を拡大することにつながる。
【0154】次に、スタッフ自身によって個人のキャリ
ア情報を継続的に記録または確認することができる本発
明の人材派遣管理システムの手段について説明する。
【0155】図17には、キャリア情報の名寄せ画面9
00と、関連するシステム処理が模式的に示されてい
る。スタッフは、例えば、上述した自己のASP−ID
とパスワードを所定の画面に入力することによって、こ
の名寄せ画面900を表示させる。ここでは、ASP−
IDとパスワードを入力する画面の説明は省略する。
【0156】名寄せ画面900では、自身のキャリア情
報をどのように表示させるかを指定する。例えば、派遣
実績情報、給与情報、社会保険情報のうちどれを表示す
るかを指定し、対象とする就業期間を指定し、派遣会社
順又は日付順のどちらで表示するかを指定することがで
きる。スタッフは、これらの項目を指定したあと、検索
スタートボタンをクリックして、検索を開始する。
【0157】図17の下部には、システムの内部処理概
要が模式的に示されている。スタッフが検索スタートボ
タンをクリックして検索を指示すると、システムは、人
材派遣会社各社のファイルを格納しているASP DB
910にアクセスし、各人材派遣会社のファイルに、指
定されたASP−IDが存在するかどうか判定する。図
17の例では、スタッフ、保谷花子のASP−ID(=
G006)が指定され、ASP DB910には、A
社、B社、C社の各人材派遣会社のファイル内にASP
−IDがG006のデータが存在している。このこと
は、スタッフ保谷花子が、これらの人材派遣会社で契約
社員として就業したことがあるという事実を示してい
る。ここで、ASP DB910は、上述したデータベ
ース113内に格納されうるものである。
【0158】その後、名寄せ画面900で指定された期
間の条件を満たすかどうかが判定され、当該条件を満た
す場合は、ASP−IDがG006のデータを各人材派
遣会社のファイルから抽出し、WORK DB920に
格納する。ここで、スタッフ保谷花子は、A社ではA0
03というIDで登録され、B社ではB009というI
Dで登録され、C社ではC012というIDで登録され
ている。これらのIDは、スタッフを識別する人材派遣
会社内でのIDであり、例えば、前述した本登録IDの
ようなものである。
【0159】WORK DB920に必要なデータが格
納されると、名寄せ画面900で指定された表示条件に
従って、編集が行われ、例えばWEBページ上に検索結
果が表示される(930)。
【0160】スタッフは、当該手段によって、いままで
各人材派遣会社で個別に管理・蓄積されていた自身のキ
ャリア情報を一元的に表示することができる。そのた
め、こうした情報を、他の人材派遣会社に自己を売り込
むための材料や、集中的な研修・教育等に有効に使用す
ることができる。
【0161】また、本発明の人材派遣管理システムで
は、上述のように、各人材派遣会社のスタッフに関する
情報は、ASP−ID910内に個別に記憶されてい
る。従って、当該システムが、各人材派遣会社に、各ス
タッフのキャリア履歴を上述したのと同様の方法で提供
することも考えられる。このようなスタッフに関する情
報の共有を制限するかしないかは、まさに運用の問題と
いえる。
【0162】次に、本発明の人材派遣管理システム10
0において使用されるサーバ110、人材派遣会社端末
120、クライアント端末130、及びスタッフPC1
40−1として使用されるコンピュータの構成について
図18を参照して説明する。各端末は、パーソナルコン
ピュータのようなコンピュータを利用して構成されるの
が一般的であるが、大型ホストコンピュータや、高性能
ワークステーションなどの他のコンピュータを用いるこ
とも可能である。
【0163】図18に示されたコンピュータ1000
は、CPU1010、メモリ1020、外部記憶装置1
030、入力装置1040、出力装置1050、記録媒
体駆動装置1060、ネットワーク・インタフェース1
070、およびこれらの構成要素1010〜1070を
相互に接続するバス1080からなる。
【0164】CPU1010は、コンピュータ1000
内の各構成要素の処理を制御して、上述したサーバ11
0、人材派遣会社端末120、クライアント端末13
0、及びスタッフPC140−1のそれぞれの機能を実
現する。また、サーバ110内の、登録管理機能等を含
む諸機能をも実現する。
【0165】メモリ1020は、前記制御、および各処
理を行うようCPU1010を制御するプログラム、お
よび当該プログラムが使用するデータを一時的に記憶す
る。
【0166】外部記憶装置1030は、本システムで必
要なデータ、プログラムを記憶するハードディスク等の
記憶装置である。データベース113も基本的には、サ
ーバ110が有する当該装置内に格納される。
【0167】入力装置1040は、マウス、キーボード
等の、CPU1010に特定の指令を与えたり、外部記
憶装置1030に記憶するデータを入力するための装置
である。クライアントやスタッフが情報を登録したり閲
覧するための指示は、当該装置によってそれぞれの端末
のCPU1010に伝えられる。
【0168】出力装置1050は、CRTディスプレイ
やテレビモニタであり、CPU1010への指示やその
他の入力を受付るための入力画面や、特定の情報を表示
する表示画面を表示するために用いられる。上述した各
画面(サイト画面)は、当該装置1050に表示され
る。更に、処理で表示内容を印刷する必要がある場合
は、適当な仕様のプリンタも必要となる。
【0169】記録媒体駆動装置1060は、DVD−R
OM、CD−ROM、フレキシブルディスク等の記録媒
体1090の内容を読み出し、必要に応じて前記メモリ
1020や外部記憶装置1030にコピーする。
【0170】本発明の人材派遣管理システムを実行する
ためにCPU1010に指令を与え、制御するプログラ
ムも当該記録媒体1090に格納される場合があり、こ
のプログラムは、必要に応じてメモリ1020にロード
される。本発明の場合、コンピュータごとに機能が異な
るため、それを実行するプログラムは、コンピュータご
とに適したものが提供される。また、基本的には、サー
バ110以外の端末においては、市販、またはインター
ネット上で配布されるWEBブラウザのプログラムを実
行するだけで済むので、外部記憶装置1030から特別
なプログラムをロードする必要はない。
【0171】従って、サーバ110に使用されるコンピ
ュータ1000は、メモリ1020内にロードされた当
該プログラムによって制御され、CPU1010はこの
プログラムの命令に従って各種処理を実行し、全体とし
て本発明の人材派遣管理システム100を実現する。
【0172】ネットワーク・インタフェース1070
は、コンピュータ1000をネットワーク1100に接
続する。ネットワーク1100は、図1に示すネットワ
ーク150に対応する。
【0173】前記CPU1010に指令を与え、本発明
を実現する前記プログラムは、当該ネットワーク110
0を介してメモリ1020にロードされる場合もある。
【0174】スタッフモバイル端末140−2は、一般
的には携帯電話であり、インターネット接続機能(デー
タ通信機能)を備えた携帯型電話機である。
【0175】
【発明の効果】本発明の人材派遣管理システムによっ
て、複数の人材派遣会社の業務代行を並行的に行うこと
ができ、各人材派遣会社の費用面、運用面の負担を低く
抑えることができる。
【0176】また、本発明の人材派遣管理システムによ
って、複数の人材派遣会社の人材派遣業務に関するデー
タを、他の人材派遣会社に知られることなく、並行して
管理することができる。
【0177】また更に、本発明の人材派遣管理システム
によって、クライアントとスタッフとの間の就業条件を
考慮して、スタッフの勤怠状況を管理することができ
る。
【0178】また更に、本発明の人材派遣管理システム
によって、スタッフ自身が自分の履歴登録や仮登録希望
を載せることができ、より高いキャリアを自己アピール
でき、時給のアップにつなげることができる。
【0179】また更に、本発明の人材派遣管理システム
によって、スタッフ自身あるいは人材派遣会社による個
人のキャリア情報や社会保険情報を継続的に記録または
確認することができる。
【0180】また更に、本発明の人材派遣管理システム
によって、スタッフの就業希望情報やクライアントのス
タッフ需要情報を共有することを望む複数の人材派遣会
社が、これらをともに検索、参照できることにより、ス
タッフとクライアントの需給関係を大幅に改善でき、各
人材派遣会社のビジネス機会を失うことを大幅に減らす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムの
構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムの
サーバに関して示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おけるASPメニューの表示例を示す図である。
【図4】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おける自分履歴登録サイトの表示例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おけるクライアント求人希望サイトの表示例を示す図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おける引き合い一覧表示画面の例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おける登録スタッフ一覧表示画面の例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムに
おけるマッチング処理を中心とする処理の概要を示すフ
ローチャートである。
【図9】本発明の一実施形態の人材派遣管理システムの
マッチング結果DBの内容を例示する図である。
【図10】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
の就業条件DBの内容を例示する図である。
【図11】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
におけるスタッフ給与管理機能を実現する処理を示すフ
ローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
の勤務DBの内容を例示する図である。
【図13】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
におけるスタッフモバイル端末に表示される勤怠時間入
力画面の例を示す図である。
【図14】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
におけるスタッフの勤怠情報を記憶する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図15】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
におけるスタッフの勤怠状況を表示する処理を示すフロ
ーチャートである。
【図16】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
におけるスタッフ勤怠状況表示画面の例を示す図であ
る。
【図17】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
における名寄せ画面の表示例及び、処理概要を模式的に
示した図である。
【図18】本発明の一実施形態の人材派遣管理システム
を実現するために、各端末で使用されるコンピュータの
構成を示す図である。
【符号の説明】
100 人材派遣管理システム 110 サーバ 111 WEBサーバ 112 処理システム 112a 登録管理機能 112b 契約管理機能 112c 社会保険・労働保険管理機能 112d スタッフ給与管理機能 112e スタッフ勤怠管理機能 112e−1 勤怠情報収集機能 112e−2 勤怠情報管理機能 113 データベース 113a マッチング結果DB 113b 就業条件DB 113c 勤務DB 120 人材派遣会社端末 120a 人材派遣会社P1の端末 120b 人材派遣会社P2の端末 130 クライアント端末 130a クライアントC1の端末 130b クライアントC2の端末 140 スタッフ端末 140−1 スタッフPC 140−2 スタッフモバイル端末 150 ネットワーク 1000 コンピュータ 1010 CPU 1020 メモリ 1030 外部記憶装置 1040 入力装置 1050 出力装置 1060 記録媒体駆動装置 1070 ネットワーク・インタフェース 1080 バス 1090 記録媒体 1100 ネットワーク

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人材派遣会社の業務を代行し、当該人材
    派遣会社との間で労働契約を結んだスタッフがクライア
    ントに派遣された場合に、当該スタッフの勤怠状況を管
    理する人材派遣管理システムにおいて、 前記クライアントにおける前記スタッフの就業条件を記
    憶する就業条件記憶手段と、 スタッフの端末から勤怠情報を随時受け付ける勤怠情報
    収集手段と、 前記就業条件と前記勤怠情報とから、前記スタッフの前
    記クライアントにおけ る勤務が前記就業条件を満たしているかどうかを判定す
    る勤怠状況判定手段と、前記判定された勤怠状況を、前
    記スタッフ毎かつ日毎に、前記人材派遣会社に表示する
    勤怠状況表示手段とを有することを特徴とする人材派遣
    管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記クライアントにおける前記スタッフの就業条件が、
    出社時間、退社時間、及び休暇日数のうち少なくとも1
    つを含み、 前記スタッフの端末から受け付ける勤怠情報が、少なく
    とも、そのスタッフの出社時間、退社時間、及び欠勤の
    有無のうち少なくとも1つを含み、 前記判定された勤怠状況が、前記スタッフの遅刻状況、
    早退状況、及び欠勤回数のうち少なくとも1つを含むこ
    とを特徴とする人材派遣管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記人材派遣管理システムが、複数の人材派遣会社の人
    材派遣業務を同時並行的に代行し、前記就業条件記憶手
    段、勤怠情報収集手段、勤怠状況判定手段、及び勤怠状
    況表示手段が人材派遣会社毎に提供され、 前記勤怠状況表示手段が、各人材派遣会社には、その人
    材派遣会社と労働契約を結んでいるスタッフのみの勤怠
    状況が表示されるように制御されることを特徴とする人
    材派遣管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記勤怠状況判定手段と前記勤怠状況表示手段が、前記
    勤怠情報収集手段においてスタッフの端末から前記勤怠
    情報を受け付けた場合に、即時実行されることを特徴と
    する人材派遣管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記スタッフの端末が、通常スタッフが携帯するモバイ
    ル端末であることを特徴とする人材派遣管理システム。
  6. 【請求項6】 人材派遣会社の人材派遣業務を代行する
    人材派遣管理システムにおいて、 前記人材派遣管理システムが、複数の人材派遣会社の人
    材派遣業務を同時並行的に代行し、 前記各人材派遣会社との間で労働契約を結んだスタッフ
    がクライアントに派遣される場合に、当該派遣について
    の情報を蓄積管理するキャリア情報管理手段と、 スタッフの指示に基づいて、当該キャリア情報を前記ス
    タッフに対して一覧表示するキャリア情報表示手段とを
    有することを特徴とする人材派遣管理システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記キャリア情報が、少なくとも、派遣実績情報、給与
    情報、及び社会保険情報のうち1つに関する履歴情報を
    含むことを特徴とする人材派遣管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記キャリア情報表示手段が更に、 キャリア情報の抽出条件、及び表示形式に関して、スタ
    ッフからの指示を受け取るスタッフ指示取得手段と、 各人材派遣会社における、そのスタッフのキャリア情報
    を収集するキャリア情報収集手段と、 前記抽出条件に基づいて、前記収集されたキャリア情報
    から必要なデータを抽出するデータ抽出手段と、 前記表示形式に基づいて、前記抽出されたデータを編集
    するデータ編集手段と、 前記編集されたデータを前記スタッフに表示するデータ
    表示手段とを有することを特徴とする人材派遣管理シス
    テム。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の人材派遣管理システム
    において、 前記各人材派遣会社が、前記キャリア情報表示手段によ
    って、各スタッフのキャリア情報を取得可能であること
    を特徴とする人材派遣管理システム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを利用した人材派遣管理
    システムによって、 人材派遣会社の業務を代行し、当該人材派遣会社との間
    で労働契約を結んだスタッフがクライアントに派遣され
    た場合に、当該スタッフの勤怠状況を管理する人材派遣
    管理方法において、 前記クライアントにおける前記スタッフの就業条件を、
    あらかじめ就業条件記憶手段に記憶するステップと、 スタッフの端末から勤怠情報を随時受け付けるステップ
    と、 前記就業条件と前記勤怠情報とから、前記スタッフの前
    記クライアントにおける勤務が前記就業条件を満たして
    いるかどうかを判定するステップと、 前記判定された勤怠状況を、前記スタッフ毎かつ日毎
    に、前記人材派遣会社に、勤怠状況表示手段を介して表
    示するステップとを有することを特徴とする人材派遣管
    理方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを利用した人材派遣シス
    テムによって、人材派遣会社の人材派遣業務を代行する
    人材派遣管理方法において、 前記人材派遣管理システムが、複数の人材派遣会社の人
    材派遣業務を同時並行的に代行し、 前記各人材派遣会社との間で労働契約を結んだスタッフ
    がクライアントに派遣される場合に、当該派遣について
    の情報を蓄積管理するステップと、 スタッフの指示に基づいて、当該キャリア情報を前記ス
    タッフに対して一覧表示するステップとを有することを
    特徴とする人材派遣管理方法。
  12. 【請求項12】 人材派遣会社の業務を代行し、当該人
    材派遣会社との間で労働契約を結んだスタッフがクライ
    アントに派遣された場合に、当該スタッフの勤怠状況を
    管理する人材派遣管理システムにおいて、コンピュータ
    を、 前記クライアントにおける前記スタッフの就業条件を記
    憶する就業条件記憶手段と、 スタッフの端末から勤怠情報を随時受け付ける勤怠情報
    収集手段と、 前記就業条件と前記勤怠情報とから、前記スタッフの前
    記クライアントにおける勤務が前記就業条件を満たして
    いるかどうかを判定する勤怠状況判定手段と、 前記判定された勤怠状況を、前記スタッフ毎かつ日毎
    に、前記人材派遣会社に表示する勤怠状況表示手段とし
    て機能させるためのプログラム。
  13. 【請求項13】 人材派遣会社の人材派遣業務を代行す
    る人材派遣管理システムにおいて、 前記人材派遣管理システムが、複数の人材派遣会社の人
    材派遣業務を同時並行的に代行うる場合に、コンピュー
    タを、 前記各人材派遣会社との間で労働契約を結んだスタッフ
    がクライアントに派遣される場合に、当該派遣について
    の情報を蓄積管理するキャリア情報管理手段と、 スタッフの指示に基づいて、当該キャリア情報を前記ス
    タッフに対して一覧表示するキャリア情報表示手段とし
    て機能させるためのプログラム。
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