JP2006011956A - メニュー制御装置、メニュー制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末の使用目的に応じて最適なメニュー項目を定義してメニューの操作性を向上させる。
【解決手段】ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するサーバ(メニュー制御装置)であって、メニューで使用されるメニュー項目をユーザ情報DB25に蓄積している。CPU20は、ネットワークを介して接続された端末の接続条件、例えば端末の利用者、端末のネットワークへの接続場所、接続日時、接続された端末の機種などを判別し、この接続条件に該当するメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信する。
【選択図】 図2
【解決手段】ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するサーバ(メニュー制御装置)であって、メニューで使用されるメニュー項目をユーザ情報DB25に蓄積している。CPU20は、ネットワークを介して接続された端末の接続条件、例えば端末の利用者、端末のネットワークへの接続場所、接続日時、接続された端末の機種などを判別し、この接続条件に該当するメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ネットワークを通じて各種サービスや機能を提供するコンピュータシステムに好適なメニュー制御装置、メニュー制御プログラムに関する。
一般に、サーバからネットワークを介して接続された端末装置に対して、各種サービスや機能を提供するコンピュータシステムでは、サーバ側にサービスや機能などを端末装置において選択させるためのメニューが用意されている。サーバ側に用意されているメニューは、端末装置の接続場所やユーザに合わせて、あるいは目的(業務)別、ユーザ別に固定的に用意されている。
例えば、特許文献1には、ホストコンピュータに通信回線を介して接続された端末装置に対して、端末別業務メニューを送信する端末別業務メニュー制御装置が記載されている。特許文献1の端末別業務メニュー制御装置は、端末装置がオンライン接続された時に、端末別業務プログラム名登録ファイルを読み込み、端末装置に該当する端末別業務メニューを組立てて、その組み立てられた端末別業務メニューの情報を端末装置に送信する。これにより、端末装置では、表示された端末別業務メニューから任意のオンライン業務プログラムを選択することができる。
特開平6−68031号公報
このように、従来ではメニューが固定的に提供されているため、メニューの構造が複雑なメニュー階層や多数のメニュー項目からなる場合に、これらの中から目的とするメニューを探し出す必要がある。目的のメニューの階層、位置などを把握している場合であっても煩雑な操作が必要となる。また、ユーザ別にメニューが提供されている場合、ある程度、メニューを探し出す負担は軽減されるが、それでもユーザに該当する全てのメニュー項目がメニューに含まれているため、所望するメニュー項目を探すためには煩雑な作業が必要となってしまう。
また、特許文献1の記載された装置では、端末装置に固定的にメニューが提供されるため、端末装置について決められたサービス(業務)以外の目的で利用することができなかった。
本発明の課題は、端末の使用目的に応じて最適なメニュー項目を定義してメニューの操作性を向上させることが可能なメニュー制御装置、メニュー制御プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明は、ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するメニュー制御装置において、メニューで使用されるメニュー項目を蓄積するメニュー蓄積手段と、ネットワークを介して接続された端末の接続条件を判別する接続条件判別手段と、前記接続条件判別手段によって判別された接続条件に該当するメニュー項目を前記メニュー蓄積手段から抽出するメニュー項目抽出手段と、前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信するメニュー送信手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接続条件判別手段は、前記接続された端末の利用者を判別することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記接続条件判別手段は、前記接続された端末のネットワークへの接続場所を判別することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記メニュー項目抽出手段は、予め設定されたスケジュールに従うメニュー項目を抽出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記メニュー送信手段によって送信したメニューに対する実行の履歴を記録する履歴記録手段と、前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目の表示順位を、前記履歴記録手段により記録された実行履歴に基づいて決定する表示順位決定手段とを有し、前記メニュー送信手段は、前記表示順位決定手段によりメニュー項目の表示順位が決定されたメニューを送信することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、端末から入力されたメニュー項目を登録するメニュー登録手段を有し、前記表示順位決定手段は、前記メニュー登録手段により登録されたメニュー項目を含めて表示順位を決定することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、ネットワークを介して接続された端末に対してメニューを送信できない場合に、メニューを送信できない状況を示すデータを記録する状況記録手段と、前記状況記録手段により記録されたメニューを送信できない状況を示すデータをもとに警告を出力する警告出力手段とを具備したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するコンピュータを、メニューで使用されるメニュー項目を蓄積するメニュー蓄積手段と、ネットワークを介して接続された端末の接続条件を判別する接続条件判別手段と、前記接続条件判別手段によって判別された接続条件に該当するメニュー項目を前記メニュー蓄積手段から抽出するメニュー項目抽出手段と、前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信するメニュー送信手段として機能させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、ネットワークを介して接続された端末の接続条件、例えば端末の利用者、端末のネットワークへの接続場所、接続日時、接続された端末の機種などの何れか、あるいは任意の組み合わせを判別し、この接続条件に該当するメニューを端末に送信するので、接続条件により異なる目的に応じたメニューで使用されるメニュー項目を端末に送信することができ、端末では使用する必然性のないメニュー項目が表示されないことになり、利用者が目的とするメニュー項目を迅速に選択できるようになる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、接続された端末の利用者を判別することで、利用者個人に応じたメニューで使用されるメニュー項目を送信することができるので、何れの端末を何れの利用者が使用していても利用者に最適なメニューで使用されるメニュー項目を送信することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、端末のネットワークへの接続場所を判別することで、端末が使用されている場所に適したメニューで使用されるメニュー項目を送信することができるので、例えば社内における場所から経理部、商品部などの何れの部署からの接続であるか判別できるため、各部署で実行される業務に応じたメニュー項目を含むメニューを送信することができる。また、不適切な場所からネットワークへ接続されている場合であれば、限られたメニュー項目からなるメニューを送信することで、端末からのメニューを通じた業務プログラムなどの利用を制限することができ、セキュリティを確保することもできる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、予め設定されたスケジュールに従うメニュー項目を抽出することで、例えば端末が接続された日時に利用者が実行すべき業務に応じたメニューで使用されるメニュー項目を送信することができ、円滑な業務遂行を促すことができる。
請求項5記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、端末に対して送信したメニューに対する実行履歴を記録しておき、この実行履歴に基づいてメニュー項目の表示順位を決定してメニューを送信することにより、例えば利用頻度が多いメニュー項目、最終利用日時が最も新しいメニュー項目などの利用する可能性の高いメニュー項目が優先して表示されるようにすることで、利用者が目的とするメニュー項目を迅速に選択できるようになる。
請求項6記載の発明によれば、請求項5の発明の効果に加えて、端末から入力されたメニュー項目を登録しておき、この登録されたメニュー項目を含めて表示順位を決定することにより、例えば登録されたメニュー項目が優先して表示されるようにすることで、利用者にとってより使いやすいメニューを提供することができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、ネットワークを介して接続された端末に対してメニューを送信できない場合に、メニューを送信できない状況を示すデータを記録すると共に警告を出力することにより、例えば不正な端末からの接続などを検知して管理者に通知することができ、不審な動向を把握して速やかに対処することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項の発明の効果に加えて、ネットワークを介して接続された端末の接続条件、例えば端末の利用者、端末のネットワークへの接続場所、接続日時、接続された端末などの何れか、あるいは任意の組み合わせを判別し、この接続条件に該当するメニューを端末に送信するので、接続条件により異なる目的に応じたメニューで使用されるメニュー項目を端末に送信することができ、端末では使用する必然性のないメニュー項目が表示されないことになり、利用者が目的とするメニュー項目を迅速に選択できるようになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるネットワークシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すネットワークシステムは、例えば企業用のネットワークとして構築されるもので、社内LAN10に複数のサブネットが設けられている。サブネットには、無線接続された無線サブネット11、有線接続された有線サブネット12,13,14が含まれている。
無線サブネット11には、場所を移動して使用することができるノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPC)11a、PDA(personal digital assistant)11b、業務端末11cなどが含まれている。
有線サブネット12,14には、固定された場所で使用されるパーソナルコンピュータ(以下、PC)12a,12b、PC14a,14bが含まれている。有線サブネット12,14は、例えばそれぞれ社内の部署において構築されたネットワークである。ここでは、有線サブネット12が経理部のサブネット、有線サブネット14が商品部のサブネットとする。
有線サブネット13には、コンピュータシステムに接続される各種端末からのログインに対して、端末の接続条件(例えば、「誰が」「いつ」「どこで」「どの端末」)に応じたメニューを提供するメニュー制御装置として動作するサーバ13aが含まれている。サーバ13aは、例えばWebサーバ及びWebアプリケーションを備えるアプリケーションサーバとして機能し、各種端末からWebブラウザを通じてアクセスされる。サーバ13aの詳細については後述する。
また、社内LAN10には、例えばダイアルアップ接続により社外からPC15a,15bなどからリモートアクセスすることができる。
さらに、社内LAN10は、インターネット16に接続されている。従って、社内LAN10は、インターネット16を介して、例えば社員の自宅17に設置されたPC17a、無線通信による公衆回線網(モバイル網18)により任意の場所から接続可能なノートPC18a、PDA18b、別拠点LAN19などからアクセスされる。例えば、インターネット16を通じて接続する端末は、営業部に所属する社員などが使用している。
図2には、本実施形態におけるメニュー制御装置を実現するためのサーバ13aの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ13aは、CPU20、メモリ21、表示部22、印字部23、入力部24、ユーザ情報データベース(DB)25、業務メニュー候補データベース(DB)26、業務メニューデータベース(DB)27、業務データベース(DB)28、及び送受信制御部29がバス30を介して相互に接続されている。
図2に示すように、サーバ13aは、CPU20、メモリ21、表示部22、印字部23、入力部24、ユーザ情報データベース(DB)25、業務メニュー候補データベース(DB)26、業務メニューデータベース(DB)27、業務データベース(DB)28、及び送受信制御部29がバス30を介して相互に接続されている。
CPU20は、サーバ13aの制御を司るもので、メモリ21に記録される各種プログラムを実行することにより各種機能等を実行する。CPU20は、メニュー制御プログラムを実行することで、ネットワークを介して接続された各種端末に対して、サーバ13aが提供する業務処理サービスを利用するためのメニューを提供するメニュー制御処理を実行する。また、CPU20は、端末に対して提供したメニュー中のメニュー項目が選択されることで、このメニュー項目に該当する業務プログラムを実行することで、ユーザが所望する業務の業務処理サービスを提供することができる。
メモリ21は、サーバ13aの制御を司るシステムプログラム、Webアプリケーションプログラム、各種端末に対してメニューを提供する機能を実現するメニュー制御プログラム、メニュー中のメニュー項目が選択されることで要求される各種業務に関する処理を実行する業務プログラムの他、各プログラムの実行に伴って各種データが必要に応じて記録される。メニュー制御プログラムや各種の業務プログラムは、業務DB28に記録されており、必要に応じて読み出されて記録される。
表示部22は、各種機能等の実行に伴う画面を表示させる。印字部23は、サーバ13aにおいて管理されるデータ等を印刷出力する。入力部24は、管理者などから動作を規定する指示やデータを入力するもので、キーボードやマウス等のポインティングデバイスによって構成される。
ユーザ情報DB25は、図1に示す各種端末により接続(ログイン)する各ユーザに関するデータが記録されるもので、サーバ13aへの接続に関係する接続情報25a、ユーザが担当する業務に関するユーザ情報25b、業務に応じて使用されるメニューに関する業務メニュー情報25cなどが記録される。
例えば、接続情報25aには、各ユーザに対して予め設定されているユーザID及びパスワード、ユーザが使用する端末に割り当てられたIP(internet protocol)アドレス、端末の機種を示す機種ID、接続日時などのデータが含まれている(図7(A)参照)。ユーザ情報25bには、ユーザID及びパスワードと対応付けられた、ユーザに対して割り当てられている担当業務を示すデータが含まれている(図7(B)参照)。業務メニュー情報25cには、ユーザに対して割り当てられる各種担当業務と、それぞれの担当業務で利用されるメニューのメニュー名などのデータが含まれている(図7(C)参照)。
業務メニュー候補DB26は、端末からのログインに対してユーザ情報DB25に記録されたデータをもとに抽出されるメニューの候補(業務メニュー表示候補)に関する表示候補メニュー情報26a(図7(D)参照)や、業務メニュー表示候補に含まれるメニューから表示対象を抽出するために参照される接続条件に関する実行環境情報26b、運用スケジュール情報26c、及び接続場所情報26dなどが記録される。
例えば、実行環境情報26bには、メニュー名と対応づけられた、端末の接続場所と機種IDとを示すデータが含まれている(図8(A)参照)。運用スケジュール情報26cには、メニュー名と対応付けられた、各種業務を実施するスケジュール(例えば、日付、時間帯、日時指定なし)を示すデータが含まれている(図8(B)参照)。接続場所情報26dには、実行環境情報26bに含まれる端末の接続場所を示すデータと対応付けられた、各端末の接続場所におけるIPアドレス帯を示すデータが含まれる(図8(C)参照)。
業務メニューDB27は、表示候補メニュー情報26aが示す業務メニュー表に対して業務メニュー候補DB26中の実行環境情報26b、運用スケジュール情報26c、接続場所情報26dに記録されたデータをもとに接続条件がチェックされて抽出された表示が確定されたメニュー名(表示確定メニュー名)に関する表示確定メニュー情報27a(図9(A)参照)や、表示確定メニュー名の表示位置(表示位置)を決定するために参照される実行履歴情報27b、マイメニュー情報27c、及び表示情報27dなどが記録される。
例えば、実行履歴情報27bには、ユーザIDと対応付けられた、メニュー名と実行日時を示すデータが含まれる。実行履歴情報27bにおけるメニュー名は、サーバ13aから端末に対して提供したメニューにおいて、業務プログラムを実行させるためにユーザが選択したメニュー項目を示す。マイメニュー情報27cには、ネットワークを介して端末から入力された指示に応じて、この端末を使用するユーザのユーザIDと対応付けられたメニュー名(メニュー項目)と、同メニュー名についての表示順位を示すデータが含まれる(図9(C)参照)。マイメニュー情報27cには、ユーザが任意のタイミングでサーバ13aに対してマイメニュー登録を要求することで、メニュー名と表示順位を記録しておくことができる。マイメニュー情報27cにメニュー名と表示順位を登録しておくことで、この表示順位に従ってメニュー項目をメニュー中に表示させることができる。表示情報27dには、表示確定メニュー情報27aに記録された表示確定されたメニュー項目に対して、実行履歴情報27b及びマイメニュー情報27cをもとに決定された表示順位に従う、メニュー名(メニュー項目)の表示位置、表示種別、メニュー名を示すデータが記録される(図9(D)参照)。
業務DB28は、各種プログラム(メニュー制御プログラム、業務プログラム、Webアプリケーションプログラムなど)、各種データの他、ネットワークを介して接続された端末に対してメニューを送信できない場合に、メニューを送信できない状況を示すデータを含むエラーログ28aなどが記録される。
例えば、エラーログ28aには、ユーザID、パスワード、IPアドレス、機種ID、接続日時、エラー内容を示すデータが含まれる(図11参照)。
送受信制御部29は、社内LAN10と接続するためのインタフェースである。送受信制御部29は、各種端末との間の通信を制御し、例えば端末からの要求に応じてメニューを表示させるためのWebページデータを送信する。
なお、ユーザ情報DB25、業務メニュー候補DB26、業務メニューDB27、及び業務DB28に記録されるデータやプログラムは、CPU20の制御のもとで、入力部24から入力されて記録される他、ネットワークを介して接続された他の情報処理装置から送受信制御部29を通じて入力されて記録されるものでも良い。
次に、本実施形態におけるサーバ13a(メニュー制御装置)によるメニュー制御の動作について説明する。
図3は、サーバ13a(メニュー制御装置)によるメニュー制御処理の概略を説明するための図、図4、図5、及び図6はメニュー制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。サーバ13aは、CPU20によりメニュー制御プログラムを実行することで、以下に説明するメニュー制御処理を実行する。
図3は、サーバ13a(メニュー制御装置)によるメニュー制御処理の概略を説明するための図、図4、図5、及び図6はメニュー制御処理の流れを説明するためのフローチャートである。サーバ13aは、CPU20によりメニュー制御プログラムを実行することで、以下に説明するメニュー制御処理を実行する。
まず、企業システムのユーザが端末によりネットワーク経由で接続要求すると、サーバ13aは、端末に対して、ユーザID及びパスワードの入力要求を送信する(ステップA1)。ここで、ユーザが端末からユーザID及びパスワードを入力すると(ステップA1)、サーバ13aは、ユーザ情報DB25中の接続情報25aを参照し、入力されたユーザID及びパスワードが登録されている正当なユーザであるかを認証する。
ここで、端末から入力されたユーザID及びパスワードが接続情報25aに登録されている場合、サーバ13aは、認証OKと判別して、端末をログインさせる(ステップA2、Yes)(図3、ユーザログイン30)。そして、サーバ13aは、ユーザ情報DB25中のユーザ情報25bから、該当するユーザID及びパスワードと対応して登録されている担当業務のデータを読み込む(ステップA3)。すなわち、ログインしてきたユーザが担当している業務を判別する。
次に、サーバ13aは、ログインしたユーザの担当業務の全てに該当する業務で用いられる業務メニュー名を、業務メニュー情報25cを参照して抽出し、業務メニュー表示候補としてリストアップして表示候補メニュー情報26aとして記録する(ステップA4)(図3、業務メニューリストアップ31)。
ここで、具体例を参照しながら説明する。
図7(A)には、あるユーザについての接続情報25aの一例を示している。図7(A)に示すように、このユーザについては、ユーザID「tanaka」、パスワード「mk2j64」が接続情報25aとして登録されている。
図7(A)には、あるユーザについての接続情報25aの一例を示している。図7(A)に示すように、このユーザについては、ユーザID「tanaka」、パスワード「mk2j64」が接続情報25aとして登録されている。
図7(B)には、ユーザ情報25bの一例を示している。図7(B)に示すように、ユーザIDとパスワードの組のそれぞれに対して、担当業務(例えば、経理、商品管理、営業)を示すデータが登録されている。
この場合、ユーザID「tanaka」、パスワード「mk2j64」の指定によりログインされた場合、サーバ13aは、図7(B)に示すユーザ情報25bより、ユーザID「tanaka」及びパスワード「mk2j64」に該当するユーザの担当業務が「経理」であると判別できる。
図7(C)には、業務メニュー情報25cの一例を示している。図7(C)に示すように、業務メニュー情報25cでは、ユーザが担当する担当業務(例えば、経理、商品管理、営業)のそれぞれに対応する複数の業務のメニュー名、例えば担当業務「経理」については「売上業務」「仕入業務」「請求業務」「支払業務」のメニュー名が登録されている。
従って、ユーザID「tanaka」及びパスワード「mk2j64」に該当するユーザについては、例えば図7(D)に示すように、「売上業務」「仕入業務」「請求業務」「支払業務」のメニュー名が業務メニュー表示候補としてリストアップされる。また、業務メニュー情報25cには、全業務共通のメニュー名が登録されており、これらのメニュー名「就業カレンダー」「会議室予約」「旅費計算」も業務メニュー表示候補としてリストアップされる。
なお、図7(B)に示すユーザ情報25bの担当業務及び図7(C)に示す業務メニュー情報25cの担当業務とメニュー名はサーバもしくは端末からサーバ管理者もしくはユーザが任意に設定して登録できるようにしてもよい。
次に、CPU20は、業務メニュー表示候補としてリストアップされた業務メニュー名から、ログイン時の端末の接続条件により表示対象とするメニュー項目を抽出するための業務メニュー接続条件チェック処理を実行する(ステップA5)(図3、接続条件チェック32)。ここでの業務メニュー接続条件チェック処理では、接続条件として、例えば接続日時に応じた運用スケジュール、端末のネットワークへの接続場所、接続された端末機種に応じて、メニュー中に表示すべきメニュー項目を抽出する。
図5には、業務メニュー接続条件チェック処理を説明するフローチャートを示している。
サーバ13aは、端末による接続日時、接続場所、接続端末の機種を示す各情報を取得する(ステップB1,B2,B3)。例えば、サーバ13a(CPU20)により計時されているシステム日時を取得して接続日時とする。この接続日時を示すデータは、接続情報25aにユーザID及びパスワードと対応付けて記録しておく。
サーバ13aは、端末による接続日時、接続場所、接続端末の機種を示す各情報を取得する(ステップB1,B2,B3)。例えば、サーバ13a(CPU20)により計時されているシステム日時を取得して接続日時とする。この接続日時を示すデータは、接続情報25aにユーザID及びパスワードと対応付けて記録しておく。
また、ログインした端末に割り当てられたIPアドレスを取得し、業務メニュー候補DB26の接続場所情報26dを参照して接続場所を判別する。
例えば、ユーザID「tanaka」、パスワード「mk2j64」のユーザが使用する端末に割り当てられたIPアドレスが、図7(A)に示すように「192.168.1.18」であるとする。サーバ13aは、図8(C)に示すように、業務メニュー候補DB26の実行環境情報26bに登録された各接続場所に対応して登録されたIPアドレス帯の何れに端末のIPアドレスが含まれるかを判別して、接続場所を判別する。例えばIPアドレス「192.168.1.18」は、IPアドレス帯「192.168.1.0〜192.168.1.255」に含まれるため、経理部の有線サブネット12に接続された端末(機種IDは「PC」)からのログインであることが判別される。
例えば、ユーザID「tanaka」、パスワード「mk2j64」のユーザが使用する端末に割り当てられたIPアドレスが、図7(A)に示すように「192.168.1.18」であるとする。サーバ13aは、図8(C)に示すように、業務メニュー候補DB26の実行環境情報26bに登録された各接続場所に対応して登録されたIPアドレス帯の何れに端末のIPアドレスが含まれるかを判別して、接続場所を判別する。例えばIPアドレス「192.168.1.18」は、IPアドレス帯「192.168.1.0〜192.168.1.255」に含まれるため、経理部の有線サブネット12に接続された端末(機種IDは「PC」)からのログインであることが判別される。
同様にして、各部署における有線サブネット14や無線サブネット11におけるPC、またインターネット16を通じてアクセスされる自宅17のPC17a、モバイル端末(ノートPC18a、PDA18b)についても接続場所を判別することができる。
次に、サーバ13aは、表示候補メニュー情報26aとして記録されたメニュー名(メニュー項目)からチェック対象を特定し(ステップB4)、このメニュー名について、運用スケジュール、接続場所、接続端末が適合しているかを各々チェックする(ステップB5,B6,B7)。この結果、全ての接続条件に適合していれば、メニュー表示対象として確定し(ステップB8)、表示確定メニュー情報27aにチェック対象としていたメニュー候補のメニュー名を登録する。
また、何れかの接続条件が適合していない場合には、表示対象外として確定する(ステップB9)。
例えば、運用スケジュールについてのチェックでは、図8(B)に示す運用スケジュール情報26c中のメニュー名と対応付けられた、各種業務を実施するスケジュールを参照してチェックする。表示候補メニュー情報26a(図7(D))中のメニュー名「就業カレンダー」については、運用スケジュール情報26cにおいて日付時間帯が「指定なし」であるため運用スケジュールに適合すると判別される。同様にして、表示候補メニュー情報26a中のメニュー名「会議室予約」「旅費精算」「売上業務」「仕入業務」「請求業務」については適合すると判別される。また、メニュー名「支払業務」については、運用スケジュール情報26cに登録された日付時間帯が「毎月25日9:00〜17:00」となっており、ステップB1において取得された接続日時が「2003/8/10 9:15」であるため、日付が該当しないことから表示対象外として確定される。
このように、運用スケジュールを参照してチェックすることで、ユーザの担当業務において実行予定のない業務についてのメニュー項目を表示対象外とすることができるので、ユーザに対して不要なメニュー項目を含まないメニューを提供することができる。
また、接続場所と接続端末についてのチェックでは、図8(A)に示す実行環境情報26b中のメニュー名と対応づけられた、端末の接続場所と機種IDを参照してチェックする。表示候補メニュー情報26a(図7(D))中のメニュー名「就業カレンダー」については、実行環境情報26bにおいて場所が「社内LAN」、機種IDが「PC」であるため実行環境(接続場所、接続端末)に適合すると判別される。同様にして、表示候補メニュー情報26a中のメニュー名「会議室予約」「旅費精算」「売上業務」「仕入業務」「請求業務」については適合すると判別される。また、例えばメニュー名「入荷業務」が表示候補として抽出されていた場合、メニュー名「入荷業務」に対応する場所が「倉庫/商品部」であるため、ログインしたユーザの場所「経理部」に適合しないことから表示対象外として確定される。
このように、ログインした端末の接続場所と機種についてもチェックを行うことで、各部署で実行される業務に応じたメニュー項目を含むメニューを送信することができる。また、不適切な場所からネットワークへ接続されていることが判別された場合、限られたメニュー項目のみを送信することで、端末からのメニューを通じた業務プログラムの利用を制限することができ、セキュリティを確保することもできる。
以上の処理を、表示候補メニュー情報26aに記録された各メニュー名について行う。表示候補メニュー情報26aの全てのメニュー候補についてのチェックが完了すると(ステップB10)、業務メニュー接続条件処理を終了する。
この結果、図7(D)に示す表示候補メニュー情報26aのうち、図9(A)に示す複数のメニュー名「就業カレンダー」「会議室予約」「旅費計算」「売上業務」「仕入業務」「請求業務」が表示対象として確定されたメニュー名(メニュー項目)として表示確定メニュー情報27aに登録される。
こうして、表示が確定されたメニュー名(メニュー項目)がある場合(ステップA6、Yes)、サーバ13aは、この表示確定された複数のメニュー名のそれぞれについて、メニュー中の表示位置がユーザにとって使いやすくなるようにするための業務メニュー表示順位決定処理を実行する(図3、表示順位決定33)。
図6は、業務メニュー表示順位決定処理を説明するフローチャートである。
まず、CPU20は、ログインユーザの過去のメニュー実行履歴を実行履歴情報27bから読み込む(ステップC1)。実行履歴情報27bには、過去にサーバ13aから同ユーザが使用する端末に対して提供したメニューにおいて、業務プログラムを実行させるためにユーザが選択したメニュー名が実行日時と対応付けて記録されている。
まず、CPU20は、ログインユーザの過去のメニュー実行履歴を実行履歴情報27bから読み込む(ステップC1)。実行履歴情報27bには、過去にサーバ13aから同ユーザが使用する端末に対して提供したメニューにおいて、業務プログラムを実行させるためにユーザが選択したメニュー名が実行日時と対応付けて記録されている。
ここで、表示対象として確定したメニュー名の中で、最近アクセスしたメニュー名を実行履歴の照会により抽出する(ステップC2)。
また、表示対象として確定したメニュー名の中で、高い頻度でアクセスしているメニュー名を実行履歴の照会により抽出する(ステップC3)。
さらに、表示対象として確定したメニュー名の中で、ログインユーザがマイメニュー情報27c(ユーザが頻繁に使うメニューを登録したもの)として登録したメニュー名を照会して抽出する(ステップC4)。
CPU20は、抽出されたをメニュー項目に対して表示位置を決定し、表示情報として記録する(ステップC5)。なお、本実施形態における業務メニューでは、複数の表示種別に分類してメニュー名(メニュー項目)を表示するものとする。表示種別としては、例えば運用スケジュールに適合したメニュー名、マイメニュー情報27cに予め登録されているメニュー名、最近実行されたメニュー名、高頻度のメニュー名がそれぞれ表示されるものとし、この順番で優先して表示確定されたメニュー名の表示位置が決定されるもとする。
例えば、経理担当のユーザID「tanaka」のユーザについては、図9(B)に示す実行履歴情報27bを参照すると、メニュー名「仕入業務」について最近アクセスしたことが記録されているため(実行日時「2003/8/9 11:47」)、このメニュー名「仕入業務」を抽出する。
また、図9(B)に示す実行履歴情報27bを参照し、ユーザID「tanaka」に対応して記録されたメニュー名毎の数、すなわちアクセス頻度を計数して、表示確定されているメニュー名のうち高頻度にアクセスしているメニュー名を頻度順に抽出する。ここで、抽出されるメニュー名の数については上限が決められているものとし、この数を越えない範囲で頻度数が上位のメニュー名を抽出する。
ここでは、予め決められた期間(例えば、1週間、1カ月間、半年間など)について、各メニュー名についての頻度を計数するものとする。この期間を何れの長さにするかは、サーバ13aにおいて固定的に決められていても良いし、ユーザからの要求に応じて設定できるようにしても良い。
図9(B)に示す実行履歴情報27bの例では、ユーザID「tanaka」については、メニュー名「仕入業務」についての実行回数が3回、同じくメニュー「売上業務」が2回となっている。
なお、図9(B)に示す実行履歴情報27bには、ユーザID、メニュー名、実行日時を示すデータが対応付けられているが、ユーザのメニューの利用に伴って、これらのデータを記録する際に、これらのデータとは別にユーザ毎にメニュー名別の実行回数を示すデータを記録しておくようにしても良い。高頻度アクセスのメニュー名を抽出する場合には、この実行回数を示すデータを参照すれば良い。
また、図9(C)に示すマイメニュー情報27cの例では、ユーザID「tanaka」については、メニュー名「会議室予約」が表示順位1位として登録されている。
以上より、図9(A)に示す表示確定されたメニュー名のそれぞれについて、図9(D)に示す表示情報27dのように各メニュー名の表示位置が決定される。すなわち、表示種別「運用スケジュール」として、運用スケジュールに適合したメニュー名「請求業務」が表示位置1として記録される。また、表示種別「マイメニュー」として、マイメニュー情報27cに登録されていたメニュー名「会議室予約」が表示位置2として記録される。同様にして、表示種別「最近実行」については、ステップC2において実行履歴情報27bから抽出されたメニュー名「仕入業務」が表示位置3として記録される。以下、表示位置4,5,6には表示種別「頻度順」として、「売上業務」「旅費精算」「就業カレンダー」が記録される。実行頻度としては「仕入業務」の方が「売上業務」より多いが、表示種別「最近実行」を優先して「仕入業務」の表示位置が決定されているため「売上業務」が頻度順では最上位として表示位置が決定されている。
こうして、サーバ13aは、業務メニュー表示順位決定処理により表示確定されたメニュー名(メニュー項目)についての表示位置を決定すると、これに基づいてメニューを生成して端末に送信する(ステップA8)(図3、メニュー送信34)。
これにより、サーバ13aからメニューのデータを受信した端末(例えば有線サブネット12のPC12a)は、業務メニューを画面に表示させる。
図10(A)には、経理担当のユーザ(ユーザID「tanaka」)が使用する端末(PC12a)に対して送信されるメニューが表示された例を示している。
図10(A)に示す業務メニューでは、表示種別毎に分類して、それぞれに該当するメニュー名(メニュー項目)を表示させている。この業務メニューは、このユーザが使用する可能性の高いメニュー項目が上位に位置するように生成されている。また、業務メニューでは、接続条件に応じて不要なメニュー項目が予め除外されているため、ユーザが業務処理を実行するためにメニュー項目を選択する際の作業が容易となっている。
図10(B)には、例えば商品管理部のユーザ(ユーザID「yamada」)が使用する端末(例えば無線サブネット11の業務端末11c)がサーバ13aにログインした場合に、サーバ13aから送信されるメニューが表示された例を示している。業務端末11cからは、例えば「8月20日」にログインしたことにより(表示画面中に日付を表示している)、運用スケジュールに登録されたメニュー名「棚卸業務」の日付時間帯に該当するため、表示種別「本日の業務」としてメニュー項目「棚卸業務」が表示されている。また、その他のメニュー項目として、過去の使用頻度に従って、担当業務「商品管理」に対応する「入荷業務」「出荷業務」「在庫管理業務」のメニュー項目が表示されている。
サーバ13aからメニューを取得した端末は、ユーザから何れかのメニュー項目を選択する指示が入力されると、サーバ13aに対してメニュー項目に対応する業務処理の実行を要求する。サーバ13aは、業務DB28に記録されている担当業務に該当する業務プログラムの前記要求されたメニュー項目に対応する処理を実行して、ネットワークを通じて端末に対して業務処理サービスを提供する。また、サーバ13aは、端末から実行要求された業務のメニュー名を、ユーザIDと実行日時と対応付けて実行履歴情報27bに登録しておく。
なお、前述した説明では、ユーザからのログイン要求に対して認証がOKであり(ステップA2、Yes)、業務メニュー接続条件チェック処理において表示対象とするメニュー名が得られた場合について説明しているが(ステップA6、Yes)、認証に失敗した場合(ステップA2、No)、あるいは表示対象とするメニュー名が得られなかった場合には(ステップA6、No)、端末に対してメニューを送信することができないエラーが発生したものとする。
この場合、サーバ13aは、ログイン要求してきた端末に対して、エラーメッセージを送信する。例えば、認証処理に失敗した場合(例えば、ユーザIDまたはパスワードが正しくない)、「認証に失敗しました」のメッセージを送信する。また、例えば業務メニューチェック処理において、接続場所適合のチェックにおいて接続条件に適合せず、表示対象とするメニュー名(メニュー項目)が得られなかった場合には、「許可されていない場所からシステムにアクセスしようとしました」のメッセージを送信する。
また、サーバ13aは、端末に対してメニューを送信することができない状況を示すデータをエラーログ28aとして記録しておく(ステップA10)。
図11には、エラーログ28aとして記録されるデータの具体例を示している。図11に示すように、エラーログ28aには、ログイン要求してきた端末から取得されたユーザID、パスワード、IPアドレス、機種IDの他、接続日時、エラー内容の各データを記録しておく。
さらに、サーバ13aは、エラーログ28aに記録したデータをもとに、例えばサーバ13aの管理者に対して警告出力を行う(ステップA11)。ここでは、管理者宛に警告内容を含む電子メールを生成し、送受信制御部29を通じて送信する(ステップA11)。
図12には、警告内容を含む電子メールの一例を示す図である。図12に示す例では、[題名]を「エラー通知」とし、メール本文には、エラーが発生した旨を通知する文章の他、エラーログ28aに記録した各データの内容を文字により表記している。
なお、警告を通知する電子メールの送信先は管理者だけでなく、任意に設定できるだけでなく、複数の相手に同時に送信することもできる。また、警告出力は電子メールによって行うだけでなく、表示部22において表示させることも勿論可能である。
このように、エラーログ28aにエラー発生の状況を記録しておくことにより、エラー発生に対して、どのように対処する必要があるか容易に判断することができる。また、電子メールにより通知することで、エラー発生に対して速やかに対応することができる。
なお、前述した説明では、端末のユーザに対する個人認証をログイン時に入力されるユーザIDとパスワードに基づいて行うとしているが、その他にもユーザの生体情報(指紋、掌紋、虹彩など)を利用したバイオメトリクス認証や、社員証などのIDカードから得られる個人に割り当てられた特殊なデータ(光学的に読み取られるバーコードやICメモリに記録されているもの)をもとに個人認証をするようにしても良い。この場合、サーバ13aの各データベースには、個人認証用のデータが予め記録されているものとする(前述した説明におけるユーザIDに代わるもの)。
また、業務メニュー接続条件チェック処理(図5)では、ログインしたユーザに応じた、運用スケジュール、接続場所、接続端末の全てについて適合した場合に、メニュー名(メニュー項目)を表示対象として確定するとしているが、適合するか否かのチェックの対象とする接続条件はこれに限るものではない。また、複数の接続条件のうちの何れか任意の組み合わせでチェックするようにしても良い。また、チェックの対象とする接続条件は、例えばサーバ13aの管理者が設定できるようにしても良い。
また、サーバ13aはWebサーバとして機能し、各種端末からWebブラウザを通じてアクセスされるものとしたが、Webを使用しないシステム、例えばクライアント/サーバ型システムなどにおいて実現されるものであっても良い。
また、サーバ13a(メニュー制御装置)を実現するコンピュータに実行させることのできるメニュー制御プログラムを、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで、あるいは通信媒体を通じて提供することができる。メニュー制御プログラムによりコンピュータの動作を制御することで、前述した実施形態における機能を実現することができる。
10…社内LAN、11…無線サブネット、12,13,14…有線サブネット、13a…サーバ、15…社内リモートアクセス、16…インターネット、17…自宅、18…モバイル、19…別拠点LAN、20…CPU、21…メモリ、22…表示部、23…印字部、24…入力部、25…ユーザ情報DB(データベース)、25a…接続情報、25b…ユーザ情報、25c…業務メニューデータ、26…業務メニュー候補DB(データベース)、26a…表示候補データ、26b…実行環境データ、26c…運用スケジュールデータ、26d…接続場所データ、27…業務メニューDB(データベース)、27a…表示確定データ、27b…実行履歴データ、27c…マイメニューデータ、27d…表示情報、28…業務DB(データベース)、28a…エラーログ、29…送受信制御部。
Claims (8)
- ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するメニュー制御装置において、
メニューで使用されるメニュー項目を蓄積するメニュー蓄積手段と、
ネットワークを介して接続された端末の接続条件を判別する接続条件判別手段と、
前記接続条件判別手段によって判別された接続条件に該当するメニュー項目を前記メニュー蓄積手段から抽出するメニュー項目抽出手段と、
前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信するメニュー送信手段と
を具備したことを特徴とするメニュー制御装置。 - 前記接続条件判別手段は、前記接続された端末の利用者を判別することを特徴とする請求項1記載のメニュー制御装置。
- 前記接続条件判別手段は、前記接続された端末のネットワークへの接続場所を判別することを特徴とする請求項1記載のメニュー制御装置。
- 前記メニュー項目抽出手段は、予め設定されたスケジュールに従うメニュー項目を抽出することを特徴とする請求項1記載のメニュー制御装置。
- 前記メニュー送信手段によって送信したメニューに対する実行の履歴を記録する履歴記録手段と、
前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目の表示順位を、前記履歴記録手段により記録された実行履歴に基づいて決定する表示順位決定手段とを有し、
前記メニュー送信手段は、前記表示順位決定手段によりメニュー項目の表示順位が決定されたメニューを送信することを特徴とする請求項1記載のメニュー制御装置。 - 端末から入力されたメニュー項目を登録するメニュー登録手段を有し、
前記表示順位決定手段は、前記メニュー登録手段により登録されたメニュー項目を含めて表示順位を決定することを特徴とする請求項5記載のメニュー制御装置。 - ネットワークを介して接続された端末に対してメニューを送信できない場合に、メニューを送信できない状況を示すデータを記録する状況記録手段と、
前記状況記録手段により記録されたメニューを送信できない状況を示すデータをもとに警告を出力する警告出力手段と
を具備したことを特徴とする請求項1記載のメニュー制御装置。 - ネットワークを介して接続された端末にメニューを提供するコンピュータを、
メニューで使用されるメニュー項目を蓄積するメニュー蓄積手段と、
ネットワークを介して接続された端末の接続条件を判別する接続条件判別手段と、
前記接続条件判別手段によって判別された接続条件に該当するメニュー項目を前記メニュー蓄積手段から抽出するメニュー項目抽出手段と、
前記メニュー項目抽出手段によって抽出されたメニュー項目からなるメニューを接続された端末に送信するメニュー送信手段として機能させるためのメニュー制御プログラム。
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