JP2003301861A - 多板クラッチ - Google Patents
多板クラッチInfo
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/60—Clutching elements
- F16D13/64—Clutch-plates; Clutch-lamellae
- F16D13/68—Attachments of plates or lamellae to their supports
- F16D13/683—Attachments of plates or lamellae to their supports for clutches with multiple lamellae
-
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-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2300/12—Mounting or assembling
-
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- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
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- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作動中に止め輪が外れず、かつその取り付け
も容易な多板クラッチを得る。 【解決手段】 図において、多板クラッチ１０はクラッ
チケース１の内部に、セパレータ２１、フリクションプ
レート２２、バッキングプレート３（この三者を摩擦係
合要素として図では一括して符号２として示してい
る。）が軸方向に移動可能に配設され、油圧ピストン４
によって右方に押圧されてスプライン溝１１内に形成さ
れている溝に嵌入されている止め輪５に圧接される。６
はピストン４を押圧する油室、７はピストンのリターン
スプリング、８はキャンセラーをそれぞれ示している。
バッキングプレート３の止め輪と係合する面に小さい段
によって構成される係止部３１を設け、それにより止め
輪の内径側が支持されるので、振動や摩擦によって止め
輪が外れることが防止される。又、止め輪の取り付けが
困難にならないように各部分の寸法を設定する。
も容易な多板クラッチを得る。 【解決手段】 図において、多板クラッチ１０はクラッ
チケース１の内部に、セパレータ２１、フリクションプ
レート２２、バッキングプレート３（この三者を摩擦係
合要素として図では一括して符号２として示してい
る。）が軸方向に移動可能に配設され、油圧ピストン４
によって右方に押圧されてスプライン溝１１内に形成さ
れている溝に嵌入されている止め輪５に圧接される。６
はピストン４を押圧する油室、７はピストンのリターン
スプリング、８はキャンセラーをそれぞれ示している。
バッキングプレート３の止め輪と係合する面に小さい段
によって構成される係止部３１を設け、それにより止め
輪の内径側が支持されるので、振動や摩擦によって止め
輪が外れることが防止される。又、止め輪の取り付けが
困難にならないように各部分の寸法を設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は機械的な動力伝達
に使用される多板クラッチに関する。
に使用される多板クラッチに関する。
【０００２】
【従来の技術】この発明の一実施例を断面で示した図７
を利用して多板クラッチの基本的な構成について説明す
れば、多板クラッチ（図示の例では油圧式多板クラッ
チ）１０は、クラッチケース１の内部に摩擦係合要素と
してセパレータ２１、フリクションプレート２２、バッ
キングプレート３等が配設されている。これらの摩擦係
合要素は図７において符号２で一括して示されている。
摩擦係合要素２はピストン４によってクラッチケース１
の開口部側に押圧され、クラッチケース１のスプライン
溝１１に嵌め込まれている止め輪５に、右端のバッキン
グプレート３が係合し、バッキングプレート３とピスト
ン４の間に他のセパレータ２１、フリクションプレート
２２とが圧接され、フリクションプレート２２の内周側
のスプライン結合を介して相手側部材（図示は省略され
ている。）に動力が伝達される。
を利用して多板クラッチの基本的な構成について説明す
れば、多板クラッチ（図示の例では油圧式多板クラッ
チ）１０は、クラッチケース１の内部に摩擦係合要素と
してセパレータ２１、フリクションプレート２２、バッ
キングプレート３等が配設されている。これらの摩擦係
合要素は図７において符号２で一括して示されている。
摩擦係合要素２はピストン４によってクラッチケース１
の開口部側に押圧され、クラッチケース１のスプライン
溝１１に嵌め込まれている止め輪５に、右端のバッキン
グプレート３が係合し、バッキングプレート３とピスト
ン４の間に他のセパレータ２１、フリクションプレート
２２とが圧接され、フリクションプレート２２の内周側
のスプライン結合を介して相手側部材（図示は省略され
ている。）に動力が伝達される。
【０００３】ピストン４は左側の油室６に油孔６１から
油圧が導入されることによって右側に押され、止め輪５
に向かって前記の摩擦係合要素２を押圧する。クラッチ
の解放は、油室６の油圧を抜くとリターンスプリング７
によってピストン４が左方に押し戻されることによって
行われる。また油室６に発生した遠心油圧は、キャンセ
ラー８１の遠心油圧によってキャンセルされる。
油圧が導入されることによって右側に押され、止め輪５
に向かって前記の摩擦係合要素２を押圧する。クラッチ
の解放は、油室６の油圧を抜くとリターンスプリング７
によってピストン４が左方に押し戻されることによって
行われる。また油室６に発生した遠心油圧は、キャンセ
ラー８１の遠心油圧によってキャンセルされる。
【０００４】図１１は従来の多板クラッチにおいてバッ
キングプレート３が止め輪５と係合している状態を示す
要部断面図、図１２は止め輪５の正面図であって、止め
輪５は開部５１を有していて、クラッチケース１に取り
付けるときは、開部をせばめておいて、クラッチケース
のスプラインの突部に設けた止め輪用溝５２に嵌め込む
ようにする。３２は止め輪を嵌め込む際に邪魔にならな
いように、バッキングプレート３に形成された段部であ
る。また３３はバッキングプレート３の外周に形成され
ているスプライン歯部を示し、クラッチケース１のスプ
ライン溝１１とスプライン結合をしている。
キングプレート３が止め輪５と係合している状態を示す
要部断面図、図１２は止め輪５の正面図であって、止め
輪５は開部５１を有していて、クラッチケース１に取り
付けるときは、開部をせばめておいて、クラッチケース
のスプラインの突部に設けた止め輪用溝５２に嵌め込む
ようにする。３２は止め輪を嵌め込む際に邪魔にならな
いように、バッキングプレート３に形成された段部であ
る。また３３はバッキングプレート３の外周に形成され
ているスプライン歯部を示し、クラッチケース１のスプ
ライン溝１１とスプライン結合をしている。
【０００５】
【発明が解決すべき課題】前述の如くバッキングプレー
トを含む摩擦係合要素はピストンからの押圧力を受けて
止め輪に押し付けられているが、多板クラッチはエンジ
ンの回転や車軸の走行による振動を受けるので、バッキ
ングプレートは止め輪に押し付けられた状態で上下動す
る。そうするとバッキングプレートと止め輪との間の摩
擦力によって止め輪が内径側に引き込まれ、止め輪が外
れてしまう恐れがあり、そこで止め輪が外れないような
手段を講ずる必要がある。またそのために止め輪の取り
付けが困難にならないようにしなければならない。
トを含む摩擦係合要素はピストンからの押圧力を受けて
止め輪に押し付けられているが、多板クラッチはエンジ
ンの回転や車軸の走行による振動を受けるので、バッキ
ングプレートは止め輪に押し付けられた状態で上下動す
る。そうするとバッキングプレートと止め輪との間の摩
擦力によって止め輪が内径側に引き込まれ、止め輪が外
れてしまう恐れがあり、そこで止め輪が外れないような
手段を講ずる必要がある。またそのために止め輪の取り
付けが困難にならないようにしなければならない。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は前記の課題を
解決するために、クラッチケースの開口部に止め輪を配
置し、セパレータ、フリクッションプレート、バッキン
グプレート等の摩擦係合要素の軸方向移動を制限した多
板クラッチにおいて、上記摩擦係合要素のうち、前記止
め輪と係合するバッキングプレートの止め輪との係合面
に止め輪の内径側を支持する係止部を設け、かつ係止部
を設けたために、止め輪の取り付けが困難にならないよ
うにしたことを特徴とする多板クラッチを得たものであ
る。
解決するために、クラッチケースの開口部に止め輪を配
置し、セパレータ、フリクッションプレート、バッキン
グプレート等の摩擦係合要素の軸方向移動を制限した多
板クラッチにおいて、上記摩擦係合要素のうち、前記止
め輪と係合するバッキングプレートの止め輪との係合面
に止め輪の内径側を支持する係止部を設け、かつ係止部
を設けたために、止め輪の取り付けが困難にならないよ
うにしたことを特徴とする多板クラッチを得たものであ
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明においては、図１、図７
に示すように、バッキングプレート３の止め輪との係合
面に小さい段を設け、止め輪の内径側を支持する係止部
３１を構成している。
に示すように、バッキングプレート３の止め輪との係合
面に小さい段を設け、止め輪の内径側を支持する係止部
３１を構成している。
【０００８】係止部の形態は、これに限定されるもので
はなく、止め輪の内径側を支持し、かつ止め輪を取り付
ける際の障害とならないものであればよい。例えば図
３、図４に示すような止め輪の内径部分に相当する円周
上に複数設けられた小突起とか、図５、図６に示された
途中にスリットを有する円周状の凸部によって構成され
ていてもよい。
はなく、止め輪の内径側を支持し、かつ止め輪を取り付
ける際の障害とならないものであればよい。例えば図
３、図４に示すような止め輪の内径部分に相当する円周
上に複数設けられた小突起とか、図５、図６に示された
途中にスリットを有する円周状の凸部によって構成され
ていてもよい。
【０００９】
【実施例】図１は、この発明の第１実施例のバッキング
プレート３と止め輪５との位置関係を示す図１１と同様
な要部断面図、図２は、バッキングプレート３の正面
図、図７は前述の如くこの発明の第１実施例を適用した
多板クラッチ１０の全体構成を示す断面図である。
プレート３と止め輪５との位置関係を示す図１１と同様
な要部断面図、図２は、バッキングプレート３の正面
図、図７は前述の如くこの発明の第１実施例を適用した
多板クラッチ１０の全体構成を示す断面図である。
【００１０】バッキングプレート３と止め輪５との関係
は図１１で説明した従来例と同様であり、図１、図２に
おいても図１１と同じ符号は同じ部分を表している。こ
の発明ではバッキングプレート３の止め輪５と係合する
面に止め輪５の内径側を支持する段部で構成された係止
部３１が設けられている。それにより、クラッチ係合時
にバッキングプレート３が止め輪５に押し付けられ、か
つ振動を受け、止め輪５が摩擦力によって内径側に引き
込まれようとしても係止部３１によって阻止される。し
たがって止め輪５は外れることはない。なお３３はプレ
ート外周のスプライン歯部を示している。
は図１１で説明した従来例と同様であり、図１、図２に
おいても図１１と同じ符号は同じ部分を表している。こ
の発明ではバッキングプレート３の止め輪５と係合する
面に止め輪５の内径側を支持する段部で構成された係止
部３１が設けられている。それにより、クラッチ係合時
にバッキングプレート３が止め輪５に押し付けられ、か
つ振動を受け、止め輪５が摩擦力によって内径側に引き
込まれようとしても係止部３１によって阻止される。し
たがって止め輪５は外れることはない。なお３３はプレ
ート外周のスプライン歯部を示している。
【００１１】図３は、第２実施例の図１と同様な要部断
面図、図４はバッキングプレートの正面図であって、
バッキングプレート３は、止め輪５の内径に相当する円
周状に複数個設けられた小突起３４で構成されている。
面図、図４はバッキングプレートの正面図であって、
バッキングプレート３は、止め輪５の内径に相当する円
周状に複数個設けられた小突起３４で構成されている。
【００１２】図５は、第３実施例の要部断面図、図６は
バッキングプレートの正面図であって、係止部は、途中
にスリット３６を有する円周状の凸部３５によって構成
されている。なお図１、図３、図５は、それぞれ図２、
図４、図６のＯ−Ａ断面図になっている。
バッキングプレートの正面図であって、係止部は、途中
にスリット３６を有する円周状の凸部３５によって構成
されている。なお図１、図３、図５は、それぞれ図２、
図４、図６のＯ−Ａ断面図になっている。
【００１３】図８は止め輪５をさらに外れ難く構成した
実施例を示すための図１と同様な要部断面図であって、
止め輪５の径方向断面寸法をＡ、止め輪用溝５２の内径
側線部５３から係止部３１までの間隔をＢとした時、Ａ
＞Ｂとなるようにすれば、止め輪がより一層外れ離れ難
くなる
実施例を示すための図１と同様な要部断面図であって、
止め輪５の径方向断面寸法をＡ、止め輪用溝５２の内径
側線部５３から係止部３１までの間隔をＢとした時、Ａ
＞Ｂとなるようにすれば、止め輪がより一層外れ離れ難
くなる
【００１４】図９は図８と同様な要部断面図であって、
ピストン４を最後端に、フリクッションプレート２２、
セパレータプレート２１、及びバッキングプレート３を
全てピストン側に寄せた状態とし、止め輪５を止め輪用
溝５２中で最も反ピストン側へ寄せた状態で、（図７と
図９を併せ参照）止め輪５のピストン側の径方向に延び
る面５４が係止部３１の角部３７よりも反ピストン側に
位置するように係止部３１の高さ（即ち軸方向の幅）Ｗ
を設定する。
ピストン４を最後端に、フリクッションプレート２２、
セパレータプレート２１、及びバッキングプレート３を
全てピストン側に寄せた状態とし、止め輪５を止め輪用
溝５２中で最も反ピストン側へ寄せた状態で、（図７と
図９を併せ参照）止め輪５のピストン側の径方向に延び
る面５４が係止部３１の角部３７よりも反ピストン側に
位置するように係止部３１の高さ（即ち軸方向の幅）Ｗ
を設定する。
【００１５】図１０は止め輪５の組み付け状況を説明す
る図８と同様な要部断面図であって、図９の場合と同様
にピストン４を最後端にフリクションプレート２２、セ
パレータプレート２１、及びバッキングプレート３を全
てピストン側に寄せた状態で、止め輪５を符号５５の破
線で示すように斜めに傾けてその外径部分を止め輪用溝
５２に差し込み、この差し込んだ状態から任意に弾性変
形させながら軸方向に対して垂直になるように動かして
止め輪用溝５２に嵌め込むのであるが、このとき止め輪
５の最内径側部の描く軌跡５６のさらに内径側に係止部
３１が位置するように構成する。
る図８と同様な要部断面図であって、図９の場合と同様
にピストン４を最後端にフリクションプレート２２、セ
パレータプレート２１、及びバッキングプレート３を全
てピストン側に寄せた状態で、止め輪５を符号５５の破
線で示すように斜めに傾けてその外径部分を止め輪用溝
５２に差し込み、この差し込んだ状態から任意に弾性変
形させながら軸方向に対して垂直になるように動かして
止め輪用溝５２に嵌め込むのであるが、このとき止め輪
５の最内径側部の描く軌跡５６のさらに内径側に係止部
３１が位置するように構成する。
【００１６】図９、図１０で説明したように構成するこ
とによって、多板クラッチを組み立てるときに、フリク
ションプレートやセパレータプレート等をクラッチケー
スに配置した状態でも止め輪の組み付けが容易になる。
又「ピストンを最後端に、フリクションプレート、セパ
レータプレート及びバッキングプレートを全てピストン
側へ寄せた状態」とは、図７においてピストンの押圧面
と摩擦係合要素との間に弾性体（波ばね、板ばね等の各
種ばね）が介在している場合には、摩擦係合要素をピス
トン側へ押し付ける方向に弾性体（ばね）を完全に撓ま
せた状態を指している。
とによって、多板クラッチを組み立てるときに、フリク
ションプレートやセパレータプレート等をクラッチケー
スに配置した状態でも止め輪の組み付けが容易になる。
又「ピストンを最後端に、フリクションプレート、セパ
レータプレート及びバッキングプレートを全てピストン
側へ寄せた状態」とは、図７においてピストンの押圧面
と摩擦係合要素との間に弾性体（波ばね、板ばね等の各
種ばね）が介在している場合には、摩擦係合要素をピス
トン側へ押し付ける方向に弾性体（ばね）を完全に撓ま
せた状態を指している。
【００１７】
【発明の効果】この発明の多板クラッチは前記の如き構
成であって、止め輪の内径側をバッキングプレートに構
成された係止部で支持しているので、作動中に止め輪が
外れることはなく、又そのために止め輪の取り付けが困
難になることもない。
成であって、止め輪の内径側をバッキングプレートに構
成された係止部で支持しているので、作動中に止め輪が
外れることはなく、又そのために止め輪の取り付けが困
難になることもない。
【図１】この発明の第１実施例の要部断面図
【図２】バッキングプレートの正面図
【図３】第２実施例の要部断面図
【図４】バッキングプレートの正面図
【図５】第３実施例の要部断面図
【図６】バッキングプレートの正面図
【図７】第１実施例を適用した多板クラッチの断面図
【図８】止め輪と止め輪用溝との寸法関係を示す要部断
面図
面図
【図９】止め輪と係止部の寸法関係を示す要部断面図
【図１０】止め輪の組み付け状態を示す図
【図１１】従来のバッキングプレレートと止め輪の関係
を示す図
を示す図
【図１２】止め輪の正面図
１ クラッチケース
２ 摩擦係合要素
３ バッキングプレート
４ ピストン
５ 止め輪
６ 油室
７ リターンスプリング
８ キャンセラー
１０ 多板クラッチ
１１ スプライン溝
２１ セパレータ
２２ フリクションプレート
３１ 係止部
３２ 段部
３３ スプライン歯部
３４ 小突起
３５ 円周状凸部
３６ スリット
３７ 角部
５１ 開部
５２ 止め輪用溝
５３ 止め輪用溝の内径側端部
５４ 止め輪の径方向に延びる面
５５ 斜めに差し込んだ止め輪
５６ 軌跡
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 3J056 AA34 AA60 AA62 BC01 BE01
CA07
3J057 AA04 BB04 CA06 DB02
Claims (7)
- 【請求項１】 クラッチケースの開口部に止め輪を配置
し、セパレータ、フリクションプレート、バッキングプ
レート等の摩擦係合要素の軸方向移動を制限した多板ク
ラッチにおいて、 上記摩擦係合要素のうち、前記止め輪と係合するバッキ
ングプレートの止め輪との係合面に、止め輪の内径側を
支持する係止部を設けたことを特徴とする多板クラッ
チ。 - 【請求項２】 前記係止部は段であることを特徴とする
請求項１記載の多板クラッチ。 - 【請求項３】 前記係止部は、円周状に配設された複数
の小突起であることを特徴とする請求項１記載の多板ク
ラッチ。 - 【請求項４】 前記係止部は、途中にスリットを有する
円周状の凸部であることを特徴とする請求項１記載の多
板クラッチ。 - 【請求項５】 前記の止め輪が嵌入されている止め輪用
溝の内径側部から前記係止部までの間隔が止め輪の径方
向断面寸法より小さいことを特徴とする請求項１ないし
４の何れか１項に記載の多板クラッチ。 - 【請求項６】 前記係止部の高さ（即ち軸方向幅）は、
ピストンを最後端に、フリクションプレート、セパレー
タプレート、及びパッキングプレートを全てピストン側
へ寄せた状態とし、止め輪を止め輪用溝中で最も反ピス
トン側へ寄せた状態で、止め輪の径方向に延びるピスト
ン側面が前記係止部の角部よりも反ピストン側に位置す
るように設定されていることを特徴とする請求項５に記
載の多板クラッチ。 - 【請求項７】 前記の止め輪を、ピストンを最後端に、
フリクションプレート、セパレータプレート、及びパッ
キングプレートを全てピストン側に寄せた状態で、斜め
に傾けて、その外径部分を止め輪用溝に差し込み、この
差し込んだ状態から任意に弾性変形させつつ軸方向に対
して垂直になるように動かしながら嵌め込むとき、止め
輪の最内径側部の描く軌跡のさらに内径側に前記係止部
が位置するように構成されていることを特徴とする請求
項５又は請求項６記載の多板クラッチ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103579A JP2003301861A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 多板クラッチ |
| US10/406,220 US20030188950A1 (en) | 2002-04-05 | 2003-04-04 | Multiplate clutch |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103579A JP2003301861A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 多板クラッチ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003301861A true JP2003301861A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=28672250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002103579A Pending JP2003301861A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 多板クラッチ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20030188950A1 (ja) |
| JP (1) | JP2003301861A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008039101A (ja) * | 2006-08-08 | 2008-02-21 | Toyota Motor Corp | 摩擦係合装置の支持構造および自動変速機 |
| US7527135B2 (en) | 2006-04-14 | 2009-05-05 | Nsk - Warner K.K. | Multiplate friction clutch |
| US7845480B2 (en) | 2006-09-07 | 2010-12-07 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Frictional coupling device support structure and transmission |
| JP2011169336A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Honda Motor Co Ltd | 摩擦係合装置 |
| KR101144131B1 (ko) * | 2009-12-30 | 2012-05-24 | 현대 파워텍 주식회사 | 자동변속기용 클러치 |
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