JP4506737B2 - 摩擦係合装置の支持構造および変速機 - Google Patents

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Description

この発明は、一般的には、摩擦係合装置の支持構造および変速機に関し、より特定的には、摩擦プレートの軸方向の移動を制限するスナップリングを備えた摩擦係合装置の支持構造、およびその摩擦係合装置の支持構造を備える変速機に関する。
従来の摩擦係合装置の支持構造に関して、たとえば、特開2001−193756号公報には、中立から後進に変速する時の制御精度を向上させるために有効な、全長縮小(コンパクト化)を図ることを目的とした自動変速機のオーバラップクラッチアセンブリが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示されたクラッチアセンブリは、クラッチプレートおよびクラッチディスクと、油圧によって前進作動し、クラッチプレートおよびクラッチディスク間を摩擦係合させるピストンと、クラッチプレートおよびクラッチディスクに対してピストンの反対側に配置されたストッパプレートと、ストッパプレートとピストンとの間に設置され、クラッチ解除時にピストンを原状位置に復帰させるリターンスプリングとを備える。
特開2001−193756号公報
上述の特許文献1に開示されるようなクラッチアセンブリでは、油圧が作用された摩擦プレートの移動を制限するためスナップリングが用いられる。しかしながら、スナップリングは、完全なリング形状ではなくリング形状の一部が分断されたC型形状を有するため、その分断された合口部分で剛性が低下する。このため、合口の近傍において、スナップリングと、スナップリングが嵌装される溝の底面との間に隙間が生じる。一方、摩擦プレートに作用させる油圧が繰り返しスナップリングに加わると、スナップリングが溝の外側に向けて移動することがある。この場合、特に合口の近傍において、スナップリングと溝との掛かり代が十分に得られないおそれが生じる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、スナップリングと溝との掛かり代が全周に渡って十分に得られる摩擦係合装置の支持構造および変速機を提供することである。
この発明の1つの局面に従った摩擦係合装置の支持構造は、スナップリングと、摩擦プレートと、プレート部材と、第1および第2の弾性部材とを備える。スナップリングは、所定の軸を中心に環状に延びる溝に配置される。摩擦プレートは、スナップリングにより軸方向の位置が規制される。摩擦プレートは、軸方向に沿ってスナップリングに向けて押圧された時に摩擦により係合する。プレート部材は、摩擦プレートとスナップリングとの間に配置される。第1および第2の弾性部材は、プレート部材をスナップリングに対して押圧する。スナップリングは、周方向に間隙を設けて対向する一対の合口を含む。第1の弾性部材は、軸周りにおいて間隙の中心に対して+90°の範囲内に配置される。第2の弾性部材は、軸周りにおいて間隙の中心に対して−90°の範囲内に配置される。
このように構成された摩擦係合装置の支持構造によれば、スナップリングの剛性は、間隙が形成される側の位相で相対的に小さく、間隙が形成される側の反対側の位相で相対的に大きくなる。このようなスナップリングの特性により、スナップリングを溝に配置した場合に、一対の合口の一方と他方とにそれぞれ隣接して、スナップリングと溝の底面との間に隙間が形成される。隙間の大きさは、間隙の中心に対して±90°の範囲内でそれぞれ最大となる。
これに対して、本発明では、第1の弾性部材および第2の弾性部材が、間隙の中心に対して±90°の範囲内にそれぞれ配置されている。すなわち、第1および第2の弾性部材が、その弾性力がスナップリングと溝の底面との間の隙間が最大となる位相でプレート部材により大きく作用するように配置されている。これにより、摩擦プレートを押圧する力に起因して、プレート部材が溝からスナップリングが抜ける方向と反対方向の挙動を示した時に、スナップリングと溝の底面との間の隙間が最大となる位相で、プレート部材およびスナップリングの間により大きい摩擦力を生じさせることができる。これにより、プレート部材の挙動に伴って、スナップリングを溝からスナップリングが抜ける方向と反対方向に移動させることができる。結果、軸回りの全周に渡って、スナップリングと溝との掛かり代を十分に確保することができる。
この発明の別の局面に従った摩擦係合装置の支持構造は、スナップリングと、摩擦プレートと、プレート部材と、第1および第2の弾性部材とを備える。スナップリングは、所定の軸を中心に環状に延びる溝に配置される。摩擦プレートは、スナップリングにより軸方向の位置が規制される。摩擦プレートは、軸方向に沿ってスナップリングに向けて押圧された時に摩擦により係合する。プレート部材は、摩擦プレートとスナップリングとの間に配置される。第1および第2の弾性部材は、プレート部材をスナップリングに対して押圧する。スナップリングは、周方向に間隙を設けて対向する一対の合口を含む。一対の合口の一方と他方とにそれぞれ隣接して、スナップリングと溝の底面との間に第1の隙間および第2の隙間が形成される。第1の弾性部材は、軸周りにおいて第1の隙間が最大となる位相に配置される。第2の弾性部材は、軸周りにおいて第2の隙間が最大となる位相に配置される。
このように構成された摩擦係合装置の支持構造によれば、スナップリングと溝の底面との間の隙間が最大となる位相で、第1および第2の弾性部材の弾性力がプレート部材により大きく作用する。これにより、摩擦プレートを押圧する力に起因して、プレート部材が溝からスナップリングが抜ける方向と反対方向の挙動を示した時に、スナップリングと溝の底面との間の隙間が最大となる位相で、プレート部材およびスナップリングの間により大きい摩擦力を生じさせることができる。これにより、プレート部材の挙動に伴って、スナップリングを溝からスナップリングが抜ける方向と反対方向に移動させることができる。結果、軸回りの全周に渡って、スナップリングと溝との掛かり代を十分に確保することができる。
また好ましくは、摩擦係合装置の支持構造は、ピストン部材をさらに備える。ピストン部材は、摩擦プレートに対してプレート部材の反対側に配置される。ピストン部材は、プレート部材に近づく方向に移動することにより摩擦プレートを押圧する。第1および第2の弾性部材は、ピストン部材をプレート部材から離れる方向に付勢する。このように構成された摩擦係合装置の支持構造によれば、第1および第2弾性部材の弾性力によって摩擦プレートの係合を解除する摩擦係合装置において、上述のいずれかに記載の効果を得ることができる。
この発明に従った変速機は、上述のいずれかに記載の摩擦係合装置の支持構造を備える。このように構成された変速機によれば、摩擦係合装置の作動を確実にすることで、変速機の信頼性を向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、スナップリングと溝との掛かり代が全周に渡って十分に得られる摩擦係合装置の支持構造および変速機を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、車両に搭載された自動変速機を示す断面図である。図中には、自動変速機の一部分が示されている。図1を参照して、自動変速機10は、複数のプラネタリギヤとしての、UD(アンダードライブ)プラネタリギヤ61およびラビニオ式プラネタリギヤ64を備える。自動変速機10は、UDプラネタリギヤ61およびラビニオ式プラネタリギヤ64の組み合わせにより、内燃機関から入力された回転を、減速または加速して出力したり、逆回転にして出力する。UDプラネタリギヤ61は、ケース体12に収容されている。
図2は、この発明の実施の形態におけるブレーキの支持構造を示す断面図である。図中には、図1中の2点鎖線IIで囲まれた範囲が示されている。
図1および図2を参照して、自動変速機10は、摩擦係合装置としてのブレーキ11を備える。ブレーキ11は、UDプラネタリギヤ61を構成するプラネタリキャリヤ62の回転と、ラビニオ式プラネタリギヤ64を構成するサンギヤ65の回転とをロックする。ブレーキ11は、ケース体12に収容された、摩擦プレート13および14と、バックプレート21と、スナップリング31と、複数のリターンスプリング18(18A,18B,18C)とを備える。摩擦プレート13および摩擦プレート14は、複数ずつ設けられている。
ケース体12は、仮想軸である中心軸201を中心に延在する内周面12cを含む。中心軸201は、UDプラネタリギヤ61およびラビニオ式プラネタリギヤ64の回転中心である。
摩擦プレート13は、ケース体12に固定されている。摩擦プレート14は、プラネタリギヤ側に固定されている。摩擦プレート13および摩擦プレート14は、中心軸201の軸方向に移動可能で、かつ中心軸201を中心とする周方向に回転できないように、それぞれケース体12およびプラネタリギヤ側に固定されている。摩擦プレート13および14は、内周面12cの内側で環状に延びるリング形状を有する。摩擦プレート13と摩擦プレート14とは、中心軸201の軸方向に交互に並んで配置されている。
ブレーキ11は、ブレーキピストン15をさらに備える。ブレーキピストン15は、中心軸201の軸方向において摩擦プレート13および14と隣り合って配置されている。ケース体12内には、油圧室16が形成されている。油圧室16は、中心軸201の軸方向においてブレーキピストン15と隣り合って形成されている。摩擦プレート13および14と油圧室16との間に、ブレーキピストン15が配置されている。
油圧室16への油圧供給を行なう油圧負荷時、ブレーキピストン15は、中心軸201の軸方向にストロークし、摩擦プレート13および14を押圧する。押圧された摩擦プレート13と摩擦プレート14とは、摩擦により互いに圧着する。これにより、摩擦プレート13と摩擦プレート14とが係合し、プラネタリキャリヤ62およびサンギヤ65の回転がロックされる。
図3は、図2中のバックプレートを示す斜視図である。図2および図3を参照して、バックプレート21は、金属から形成されている。バックプレート21は、スナップリング31と摩擦プレート13および14との間に配置されている。中心軸201の軸方向において、スナップリング31と、バックプレート21と、摩擦プレート13および14とが重なって配置されている。バックプレート21は、ケース体12に固定されている。
バックプレート21は、中心軸201を中心に環状に延びるリング形状を有する。バックプレート21は、端面23および端面24を含む。端面23と端面24とは、中心軸201の軸方向において互いに反対方向を向く。端面23および24は、中心軸201を中心に環状に延在する。端面23は、摩擦プレート13および14と対向する。端面24は、スナップリング31と対向する。端面23および24は、中心軸201に直交する平面内で延在する。
バックプレート21は、スプライン25を含む。内周面12cに形成された図示しないスプラインと、スプライン25とが係合することにより、バックプレート21は、中心軸201の軸方向に移動可能で、かつ中心軸201を中心とする周方向に回転しないように、ケース体12に固定されている。バックプレート21は、複数の鍔部27(27A,27B,27C)を含む。鍔部27は、中心軸201を中心とする半径方向に延出する。本実施の形態では、鍔部27は、中心軸201を中心とする半径方向外側に延出する。複数の鍔部27は、中心軸201を中心とする周方向に間隔を隔てて形成されている。
リターンスプリング18は、中心軸201の軸方向に延びる。リターンスプリング18は、ブレーキピストン15に接続される一方端18mと、バックプレート21に接続される他方端18nとを含む。他方端18nは、鍔部27に接続されている。鍔部27A、鍔部27Bおよび鍔部27Cのそれぞれに対応して、リターンスプリング18A、リターンスプリング18Bおよびリターンスプリング18Cが設けられている。複数のリターンスプリング18は、中心軸201を中心とする同一のピッチ円上に配置されている。
中心軸201を中心とする半径方向において、リターンスプリング18と摩擦プレート13および14との間に、スナップリング31が位置決めされている。リターンスプリング18の弾性力により、ブレーキピストン15は、中心軸201の軸方向に沿ってバックプレート21から離れる方向に付勢される。リターンスプリング18の弾性力により、バックプレート21は、スナップリング31に対して押圧される。
油圧室16への油圧供給を停止する油圧除荷時、リターンスプリング18の弾性力によって、ブレーキピストン15が、バックプレート21から離間する方向にストロークする。これにより、摩擦プレート13と摩擦プレート14との係合が解除され、プラネタリキャリヤ62およびサンギヤ65の回転が許容される。
図4は、図2中のスナップリングを示す図である。図中には、図1中の中心軸201の軸線方向から見たスナップリングの形状が示されている。
図2および図4を参照して、ケース体12には、溝41が形成されている。溝41は、内周面12cに形成されている。溝41は、中心軸201を中心に環状に延びる。溝41は、中心軸201を中心に真円状に延びる。溝41は、略矩形の断面形状を有する。溝41は、底面41dを含む。溝41には、スナップリング31が嵌め合わされている。スナップリング31は、中心軸201の軸線方向における摩擦プレート13および14の位置を規制する。スナップリング31は、ブレーキピストン15によって押圧された摩擦プレート13および14の移動を制限する。
スナップリング31は、金属から形成されている。スナップリング31は、リング形状がその周方向の一部で分断されたC型形状を有する。スナップリング31は、一対の合口33pおよび33qを含む。合口33pと合口33qとは、中心軸201を中心とする周方向に間隙35を設けて対向する。図4中において、中心軸201の軸周りの位相を座標値θで表わす。間隙35の中心の位相を、θ=±180°とし、その反対側の位相をθ=0°とする。θ=0°から反時計回りでθ=+180°に達し、時計周りでθ=−180°に達することとする。合口33pと合口33qとの間の角度αは、たとえば0°を超え30°以下の範囲である。合口33pと合口33qとの間の角度αは、たとえば0°を超え45°以下の範囲である。本実施の形態では、合口33pと合口33qとの間の角度αは、22.5°である。
スナップリング31の剛性は、間隙35が形成される位相で相対的に小さくなり、その反対側の位相で相対的に大きくなる。これにより、溝41に嵌め合わされたスナップリング31が溝41の底面41dを押圧する力(緊縛力)は、θ=±180°を中心とする図4中の上半分の位相で相対的に小さくなり、θ=0°を中心とする図4中の下半分の位相で相対的に大きくなる。
スナップリング31が備えるこのような特性により、スナップリング31を溝41に嵌め合わせると、スナップリング31の外周面31dと溝41の底面41dとは、合口33pおよび33qと、間隙35が形成される位相の反対側の位相とで密着する。一方、合口33pに隣接して、外周面31dと底面41dとの間に隙間36pが形成され、合口33qに隣接して、外周面31dと底面41dとの間に隙間36qが形成される。
隙間36pの大きさは、θ=−180°とθ=−90°との間の90°の範囲内で最大となる。本実施の形態では、隙間36pの大きさは、θ=−135°で最大となる。隙間36qの大きさは、θ=+180°とθ=+90°との間の90°の範囲内で最大となる。本実施の形態では、隙間36qの大きさは、θ=+135°で最大となる。
図5は、図2中のリターンスプリングの配置位置を説明するための図である。図5を参照して、リターンスプリング18Aは、θ=−180°とθ=−90°との間の90°の範囲内に配置されている。リターンスプリング18Aは、θ=−180°とθ=−90°との間に収まるように配置されている。リターンスプリング18Aは、外周面31dと底面41dとの間の隙間36pの大きさが最大となるθ=−135°に重なって配置されている。リターンスプリング18Bは、θ=+180°とθ=+90°との間の90°の範囲内に形成されている。リターンスプリング18Bは、θ=+180°とθ=+90°との間に収まるように配置されている。リターンスプリング18Bは、外周面31dと底面41dとの間の隙間36qの大きさが最大となるθ=+135°に重なって配置されている。リターンスプリング18Cは、θ=0°に配置されている。
本実施の形態では、複数のリターンスプリング18が、θ=0°とθ=±180°とを結ぶ直線に対して線対称となるように配置されている。このような配置に限定されず、たとえば、リターンスプリング18Cがθ=0°からθ=−90°の範囲内に配置されても良い。
図6は、比較のためのブレーキの支持構造を示す図である。図6は、図5に対応する図である。続いて、図6中の比較のためのブレーキの支持構造において、スナップリング31と溝41との掛かり代が小さくなる現象のメカニズムについて説明を行なう。
図6を参照して、比較のためのブレーキの支持構造は、図5中のバックプレート21と比べて鍔部27が設けられた位相の異なるバックプレート121を備える。リターンスプリング18Bが、θ=+180°とθ=+90°との間の90°の範囲内に配置されていない。リターンスプリング18Bは、θ=+135°に重なって配置されていない。リターンスプリング18Bは、θ=+90°の前後に跨った位相に配置されている。
図7は、図6中の比較のためのブレーキの支持構造において、初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を示す断面図である。図8は、図7中の初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を重ねて示した断面図である。図中には、スナップリング31の外周面31dと溝41の底面41dとの間に形成される隙間36qが最大となる、図6中のθ=135°の断面が示されている。
図7および図8を参照して、バックプレート121に対向する外周面31dの部分を、角部Eと呼ぶことにする。
油圧を負荷する前の初期時、スナップリング31と溝41との掛かり代がH1であるとする。油圧負荷時、油圧室16から摩擦プレート13および14に作用させた力が、バックプレート121およびスナップリング31に伝わる。このとき、摩擦プレート13および14から力を受けたバックプレート121の内周側が、スナップリング31に向けて倒れる。スナップリング31は、バックプレート121の表面上で角部Eを滑らしながら、バックプレート121とともに倒れる。これにより、角部Eの位置は見かけ上、図8中の矢印211に示す、溝41からスナップリング31が抜ける中心軸201を中心とする半径方向(以下、スナップリング31の浮き方向とも呼ぶ)に変位する。
油圧除荷時、バックプレート121は、スナップリング31に向けて倒れた姿勢から元の姿勢に戻る。このとき、スナップリング31は、スナップリング31およびバックプレート21間の摩擦により角部Eをバックプレート121の表面上に固定させた状態で、バックプレート121とともに元の姿勢に戻る。この結果、スナップリング31は、油圧除荷を終えた時点で浮き方向に引き出されることとなる。油圧除荷後、スナップリング31と溝41との掛かり代は、H1よりも小さいH2となる。このようなメカニズムにより、油圧負荷および油圧除荷が繰り返し行なわれることによって、スナップリング31と溝41との掛かり代が徐々に小さくなる現象が生じる。
図9は、図2中のブレーキの支持構造において、初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を示す断面図である。図10は、図9中の初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を重ねて示した断面図である。図11は、図9中の油圧負荷時、スナップリングに作用する力を示す断面図である。図中には、スナップリング31の外周面31dと溝41の底面41dとの間に形成される隙間36pおよび36qが最大となる、図5中のθ=±135°の断面が示されている。
続いて、本実施の形態における図2中のブレーキの支持構造により奏される作用について説明する。
図9から図11を参照して、本実施の形態におけるブレーキの支持構造においても、油圧負荷時、油圧室16から摩擦プレート13および14に作用させた力が、バックプレート21およびスナップリング31に伝わる。このとき、本実施の形態では、外周面31dと底面41dとの間の隙間36pおよび36qが最大となる位相で、リターンスプリング18の弾性力がバックプレート21およびスナップリング31により大きく作用する。
これにより、スナップリング31がバックプレート21から受ける反力Pが大きくなり、バックプレート21とスナップリング31との間に生じる摩擦力Fを増大させることができる。油圧負荷時、角部Eがバックプレート21に引きずられるようにして、バックプレート21とともにスナップリング31が倒れる。この結果、スナップリング31は、スナップリング31の浮き方向と反対方向に移動する。
このように、図6中の比較のためのブレーキの支持構造と、本実施の形態におけるブレーキの支持構造との間において、油圧負荷時のスナップリング31の挙動に差が生じる。この挙動の差によって、本実施の形態におけるブレーキの支持構造では、油圧除荷後のスナップリング31と溝41との掛かり代が、比較のためのブレーキの支持構造における図8中のH2よりも大きいH3となる。
この発明の実施の形態における摩擦係合装置としてのブレーキ11の支持構造は、スナップリング31と、摩擦プレート13および14と、プレート部材としてのバックプレート21と、第1および第2の弾性部材としてのリターンスプリング18Aおよび18Bとを備える。スナップリング31は、所定の軸としての中心軸201を中心に環状に延びる溝41に配置される。摩擦プレート13および14は、スナップリング31により中心軸201の軸方向の位置が規制される。摩擦プレート13および14は、中心軸201の軸方向に沿ってスナップリング31に向けて押圧された時に摩擦により係合する。バックプレート21は、摩擦プレート13および14とスナップリング31との間に配置される。リターンスプリング18Aおよび18Bは、バックプレート21をスナップリング31に対して押圧する。スナップリング31は、周方向に間隙35を設けて対向する一対の合口33qおよび33pを含む。リターンスプリング18Aは、中心軸201の軸周りにおいて間隙35の中心に対して+90°の範囲内としてのθ=−180°〜θ=−90°に配置される。リターンスプリング18Bは、中心軸201の軸周りにおいて間隙35の中心に対して−90°の範囲内としてのθ=+180°〜θ=+90°に配置される。
一対の合口33qおよび33pの一方と他方とにそれぞれ隣接して、スナップリング31と溝41の底面41dとの間に第1の隙間としての隙間36qおよび第2の隙間としての隙間36pが形成される。リターンスプリング18Aは、中心軸201の軸周りにおいて隙間36qが最大となる位相としてのθ=−135°に配置される。リターンスプリング18Bは、中心軸201の軸周りにおいて隙間36qが最大となる位相としてのθ=+135°に配置される。
このように構成された、この発明の実施の形態におけるブレーキ11の支持構造によれば、中心軸201を中心とする全周に渡ってスナップリング31と溝41との掛かり代を十分に確保することができる。これにより、ブレーキ11によるプラネタリギヤの作動を確実にし、自動変速機10の信頼性を向上させることができる。
続いて、図2中のブレーキの支持構造においてスナップリング31の挙動を確認するため行なった実施例について説明を行なう。本実施例では、図2中のブレーキの支持構造のケース体12、摩擦プレート13および14、バックプレート21、スナップリング31、リターンスプリング18等をモデル化し、CAE解析を実施することにより、初期時→油圧負荷時→油圧除荷後のスナップリング31の角部Eの挙動を求めた。また比較のため、図6中の比較のためのブレーキの支持構造においても、同様の解析を行なった。
図12は、図2中のブレーキの支持構造において、座標値θと座標値Rとの関係を示すグラフである。図13は、図6中の比較のためのブレーキの支持構造において、座標値θと座標値Rとの関係を示すグラフである。図中、角部Eの位置を座標値Rにより表わした。角部Eが溝41の底面41dに接触する位置をR=0とし、角部Eの浮き方向への移動をマイナス側への変位として表わした。
図12および図13を参照して、CAE解析の結果、外周面31dと底面41dとの間の隙間が、θ=+180°〜θ=+90°の範囲内と、θ=−180°〜θ=−90°の範囲内とのそれぞれで最大となることを確認できた。また、θ=+135°におけるスナップリング31の挙動を見ると、図6中の比較のためのブレーキの支持構造では、初期時および油圧除荷後間の角部Eの浮き方向への変位が、h2であったのに対して、図2中のブレーキの支持構造では、h2よりも小さいh1となった。これにより、図2中のブレーキの支持構造によれば、外周面31dと底面41dとの間の隙間が最大となる位相において、スナップリング31の浮き方向への移動が抑制されることを確認できた。
なお、本実施の形態では、内径嵌めのスナップリング31を用いたブレーキ11について説明したが、外径嵌めのスナップリングを用いたブレーキにも本発明を適用することができる。この場合、スナップリングの浮き方向は、溝が周回する軸を中心する半径方向の内径側から外径側に向かう方向である。また、ブレーキのみならず、自動変速機のクラッチに本発明を適用しても良い。また、無段変速機に本発明を適用しても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
車両に搭載された自動変速機を示す断面図である。 この発明の実施の形態におけるブレーキの支持構造を示す断面図である。 図2中のバックプレートを示す斜視図である。 図2中のスナップリングを示す図である。 図2中のリターンスプリングの配置位置を説明するための図である。 比較のためのブレーキの支持構造を示す図である。 図6中の比較のためのブレーキの支持構造において、初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を示す断面図である。 図7中の初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を重ねて示した断面図である。 図2中のブレーキの支持構造において、初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を示す断面図である。 図9中の初期時、油圧負荷時および油圧除荷後のスナップリングの状態を重ねて示した断面図である。 図9中の油圧負荷時、スナップリングに作用する力を示す断面図である。 図2中のブレーキの支持構造において、座標値θと座標値Rとの関係を示すグラフである。 図6中の比較のためのブレーキの支持構造において、座標値θと座標値Rとの関係を示すグラフである。
符号の説明
10 自動変速機、11 ブレーキ、13,14 摩擦プレート、15 ブレーキピストン、18,18A,18B リターンスプリング、21 バックプレート、31 スナップリング、33p,33q 合口、36p,36q 隙間、35 間隙、41 溝、201 中心軸。

Claims (3)

  1. 所定の軸を中心に環状に延びる溝に配置されるスナップリングと、
    前記スナップリングにより前記軸方向の位置が規制され、前記軸方向に沿って前記スナップリングに向けて押圧された時に摩擦により係合する摩擦プレートと、
    前記摩擦プレートと前記スナップリングとの間に配置されるプレート部材と、
    前記プレート部材を前記スナップリングに対して押圧する第1および第2の弾性部材とを備え、
    前記スナップリングは、周方向に間隙を設けて対向する一対の合口を含み、
    前記一対の合口の一方と他方とにそれぞれ隣接して、前記スナップリングと前記溝の底面との間に第1の隙間および第2の隙間が形成され、
    前記第1の弾性部材は、前記軸周りにおいて前記第1の隙間が最大となる位相に配置され、前記第2の弾性部材は、前記軸周りにおいて前記第2の隙間が最大となる位相に配置される、摩擦係合装置の支持構造。
  2. 前記摩擦プレートに対して前記プレート部材の反対側に配置され、前記プレート部材に
    近づく方向に移動することにより前記摩擦プレートを押圧するピストン部材をさらに備え、
    前記第1および第2の弾性部材は、前記ピストン部材を前記プレート部材から離れる方向に付勢する、請求項1に記載の摩擦係合装置の支持構造。
  3. 請求項1または2に記載の摩擦係合装置の支持構造を備える、変速機。
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