JP2003295459A - 露光装置及び露光方法 - Google Patents

露光装置及び露光方法

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JP2003295459A
JP2003295459A JP2002099814A JP2002099814A JP2003295459A JP 2003295459 A JP2003295459 A JP 2003295459A JP 2002099814 A JP2002099814 A JP 2002099814A JP 2002099814 A JP2002099814 A JP 2002099814A JP 2003295459 A JP2003295459 A JP 2003295459A
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illuminance
light source
exposure apparatus
wavelength
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Masanori Kato
正紀 加藤
Motoo Koyama
元夫 小山
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板に塗布された感光性材料の分光特性に応
じた最適、かつ一定の照度の照明光を用いて露光を行う
ことができる露光装置を提供することである。 【解決手段】 マスクM上に形成されたパターンを感光
性材料が塗布された基板上へ転写する露光装置におい
て、光源1と、該光源からの光の照度を検出する照度検
出手段30a、30bとを備え、該照度検出手段からの
検出値と前記感光性材料の分光特性に関する情報を含む
レシピデータとに基づいて前記光源1からの光が一定の
照度となるように制御する照明装置ILと、前記照明装
置からの光により照明されたマスク上の前記パターンを
前記基板上に投影する投影光学系とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子、液晶
表示素子、撮像素子、薄膜磁気ヘッド、その他のマイク
ロデバイスの製造工程において用いられる露光装置及び
露光方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロデバイスの一つである液晶表示
素子は、通常、ガラス基板(プレート)上に透明薄膜電
極をフォトリソグラフィの手法で所望の形状にパターニ
ングして、TFT(Thin Film Transistor)等のスイッ
チング素子及び電極配線を形成して製造される。このフ
ォトリソグラフィの手法を用いた製造工程では、マスク
上に形成された原画となるパターンを、投影光学系を介
してフォトレジスト等の感光剤が塗布されたプレート上
に投影露光する投影露光装置が用いられている。従来
は、マスクとプレートとの相対的な位置合わせを行った
後で、マスクに形成されたパターンをプレート上に設定
された1つのショット領域に一括して転写し、転写後に
プレートをステップ移動させて他のショット領域の露光
を行う、ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装
置(所謂、ステッパー)が多用されていた。
【0003】近年、液晶表示素子の大面積化が要求され
ており、これに伴ってフォトリソグラフィ工程において
用いられる投影露光装置は露光領域の拡大が望まれてい
る。投影露光装置の露光領域を拡大するためには投影光
学系を大型化する必要があるが、残存収差が極力低減さ
れた大型の投影光学系を設計及び製造するにはコスト高
となってしまう。そこで、投影光学系の大型化を極力避
けるために、投影光学系の物体面側(マスク側)におけ
る投影光学系の有効径と同程度に長手方向の長さが設定
されたスリット状の照明光をマスクに照射し、マスクを
介したスリット状の光が投影光学系を介してプレートに
照射されている状態で、マスクとプレートとを投影光学
系に対して相対的に移動させて走査し、マスクに形成さ
れたパターンの一部を順次プレートに設定された1つの
ショットに転写し、転写後にプレートをステップ移動さ
せて他のショット領域に対する露光を同様にして行う、
所謂ステップ・アンド・スキャン方式の投影露光装置が
案出されている。
【0004】また、近年では、更なる露光領域の拡大を
図るため、1つの大型の投影光学系を用いるのではな
く、小型の部分投影光学系を走査方向に直交する方向
(非走査方向)に所定間隔をもって複数配列した第1の
配列と、この部分投影光学系の配列の間に部分光学系が
配置されている第2の配列とを走査方向に配置した、所
謂マルチレンズ方式の投影光学系を備える投影露光装置
が案出されている(特開平7−57986号公報参
照)。
【0005】液晶表示素子の製造においては、プレート
上にフォトレジストを塗布し、上述の投影露光装置の何
れかを用いてマスクに形成されたパターンをプレートに
転写し、フォトレジストの現像、エッチング、及びフォ
トレジストの剥離といった工程を繰り返すことにより、
TFT等のスイッチング素子及び電極配線が形成された
素子基板が形成される。そして、この素子基板と別工程
で製造されたカラーフィルタを備える対向基板とを張り
合わせ、これらの間に液晶を挟持させることにより液晶
表示素子が製造される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の液晶
表示装置は上述したようにTFTが形成される素子基板
とカラーフィルタを備える対向基板とを別々に形成して
張り合わせることにより製造されていたが、近年、液晶
表示素子の構造の変化に伴って、TFTを形成した基板
上にカラーフィルタを併せて形成した構造の液晶表示素
子が案出されている。かかる構造の液晶表示素子の製造
工程には、TFTが形成された基板上に、着色した顔料
が分散された樹脂レジストを塗布し、投影露光装置を用
いてこの樹脂レジストを露光して現像することによりカ
ラーフィルタを形成する工程が含まれる。
【0007】ここで、TFT等を形成する際に用いられ
るフォトレジストの感度は15〜30mJ/cm2程度
であるのに対し、樹脂レジストの感度は50〜100m
J/cm2程度であり、樹脂レジストの露光に必要とな
るエネルギーは通常のフォトレジストの数倍から数十倍
になることもある。この樹脂レジストを露光する際に必
要とされる解像度は、液晶表示素子の各画素間に配置さ
れる遮光層を形成できる程度の解像度で良いために、例
えば5μm程度あれば十分とされている。つまり、通常
のフォトレジストを用いてTFT等を形成する場合に
は、フォトレジストの感度が高いため露光エネルギーは
少なくても良いが、3μm程度の解像度が必要となる。
一方、樹脂レジストを用いてカラーフィルタを形成する
場合には、フォトレジストよりも多くの露光エネルギー
を必要とするが、解像度は5μm程度で良い。このよう
に、基板に塗布されるレジストの感度により、必要とな
る露光エネルギーが異なることから、露光エネルギーが
レジスト感度に応じた所定の値となるように、基板上に
照射される照明光の照度を制御する必要がある。
【0008】ところで、投影露光装置においては、照明
光を射出する光源を構成するランプの経時的劣化、又は
ランプに供給される電力量の変動等により、投影光学ユ
ニットを介して基板上に照射される照明光の照度が変動
することが考えられる。このような照明光の照度の変動
は、ステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に
おいては、シャッタの開閉時間の制御で露光量を制御し
ていることから、露光量に斑が生じ露光量制御の精度の
低下を招くことになる。また、ステップ・アンド・スキ
ャン方式の投影露光装置においては、スキャン露光中に
照明光の照度が変動すると露光斑が生じる。
【0009】本発明の課題は、基板に塗布された感光性
材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照度の照明光
を用いて露光を行うことができる露光装置及びこの露光
装置を用いた露光方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の露光装置
は、マスク上に形成されたパターンを感光性材料が塗布
された基板上へ転写する露光装置において、光源と、該
光源からの光の照度を検出する照度検出手段とを備え、
該照度検出手段からの検出値と前記感光性材料の分光特
性に関する情報を含むレシピデータとに基づいて前記光
源からの光が一定の照度となるように制御する照明装置
と、前記照明装置からの光により照明されたマスク上の
前記パターンを前記基板上に投影する投影光学系とを備
えることを特徴とする。
【0011】この請求項1記載の露光装置によれば、照
明装置に備えられている照度検出手段により光源からの
光の照度を検出し、この検出値と感光性材料の分光特性
に関する情報を含むレシピデータとに基づいて、光源か
らの光の照度が、感光性材料の分光特性に応じた一定の
照度となるように制御する。従って、基板に塗布された
感光性材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照度の
照明光を用いて感光性材料の露光を行うことができる。
【0012】また、請求項2記載の露光装置は、前記照
明装置が、前記光源からの光の波長域を変更する波長域
変更手段を更に備え、前記感光性材料の分光特性に関す
る情報を含む前記レシピデータと前記照度検出手段から
の検出値とに基づいて、前記波長域変更手段により変更
された波長の光が一定の照度となるように制御すること
を特徴とする。
【0013】この請求項2記載の露光装置によれば、照
度検出手段により光源からの光の照度を検出し、波長域
変更手段により光源からの光の波長を変更する。そし
て、照度検出手段による検出値と感光性材料の分光特性
に関する情報を含むレシピデータとに基づいて、光源か
らの光の中で、波長域変更手段により変更された波長の
光の照度が一定の照度となるように制御する。従って、
基板に塗布された感光性材料の分光特性に応じた最適、
かつ一定の照度の照明光を用いて感光性材料の露光を行
うことができる。
【0014】また、請求項3記載の露光装置は、前記照
明装置が、複数の光源と、各光源の照度を検出する複数
の照度検出手段と、前記各光源からの光の波長域を変更
する複数の波長域変更手段とを備え、前記各照度検出手
段による検出値に基づいて、前記各波長域変更手段によ
り変更された波長域の光が一定の照度となるように制御
することを特徴とする。
【0015】この請求項3記載の露光装置によれば、照
明装置に備えられている複数の照度検出手段により各光
源からの光の照度を検出し、各波長域変更手段により各
光源からの光の波長を変更する。そして、各照度検出手
段による検出値と感光性材料の分光特性に関する情報を
含むレシピデータとに基づいて、各光源からの光の中
で、各波長域変更手段により変更された波長の光の照度
が一定の照度となるように制御する。従って、基板に塗
布された感光性材料の分光特性に応じた最適、かつ一定
の照度の照明光を用いて感光性材料の露光を行うことが
できる。
【0016】また、請求項4記載の露光装置は、前記照
度検出手段が、互いに異なる波長分布を有する複数の波
長域の光の照度をそれぞれ検出することを特徴とする。
【0017】この請求項4記載の露光装置によれば、照
度検出手段により互いに異なる波長分布を有する複数の
波長域の光の照度をそれぞれ検出し、この検出値と感光
性材料の分光特性に関する情報を含むレシピデータとに
基づいて、光源からの光の中で、波長域変更手段により
変更された波長の光の照度が一定の照度となるように制
御する。従って、基板に塗布された感光性材料の分光特
性に応じた最適、かつ一定の照度の照明光を用いて感光
性材料の露光を行うことができる。
【0018】また、請求項5記載の露光装置は、前記照
明装置が、前記光源からの照明光を前記マスク側へ反射
させる反射鏡を備え、前記照度検出手段は、前記反射鏡
からの漏れ光に基づいて前記光源からの光の照度を検出
することを特徴とする。
【0019】この請求項5記載の露光装置によれば、反
射鏡からの漏れ光を用いて光源から照射される照明光の
照度を検出し、この検出された照度に基づいて光源から
の照明光の照度が一定になるように制御している。従っ
て、照明光の損失を招くことなく、光源からの照明光の
照度を検出することができる。
【0020】また、請求項6記載の露光装置は、前記基
板上の照度を検出する照度センサを更に備えることを特
徴とする。また、請求項7記載の露光装置は、前記基板
上の照度を検出する前記照度センサが、前記基板ステー
ジ上に載置されていることを特徴とする。
【0021】この請求項6及び請求項7記載の露光装置
によれば、例えば基板ステージ上に載置されている照度
センサにより検出された基板上の照度に基づいて、基板
上の照明光の照度が感光性材料の分光特性に応じた、最
適かつ一定の照度になるように制御することができる。
【0022】また、請求項8記載の露光装置は、前記基
板上の照度を検出する前記照度センサが、前記基板と光
学的に共役な位置の照度を検出するセンサであることを
特徴とする。
【0023】この請求項8記載の露光装置によれば、基
板ステージと共役な位置の照度を検出するセンサによ
り、露光時においても基板上の照度を検出することがで
きる。従って、この検出された基板上の照度に基づい
て、露光時においても基板上の照明光の照度が感光性材
料の分光特性に応じた、最適かつ一定の照度になるよう
に制御することができる。
【0024】また、請求項9記載の露光装置は、前記照
度センサが、互いに異なる波長分布を有する複数の波長
域の光の照度をそれぞれ検出することを特徴とする。
【0025】この請求項9記載の露光装置によれば、照
度センサにより、基板上における互いに異なる波長分布
を有する複数の波長域の光の照度をそれぞれ検出する。
従って、この検出値に基づいて、基板上における特定の
波長域の照明光の照度が感光性材料の分光特性に応じた
最適かつ一定の照度になるように制御することができ
る。
【0026】また、請求項10記載の露光装置は、前記
光源からの光の照度を調整する調光手段を更に備え、前
記照度センサにより検出された、互いに異なる波長分布
を有する複数の波長域の光の照度に基づいて、前記光源
又は前記調光手段を制御することを特徴とする。
【0027】この請求項10記載の露光装置によれば、
照度センサにより検出された、互いに異なる波長分布を
有する複数の波長域の光の照度に基づいて、光源又は調
光手段を制御することにより、特定の波長域の光の基板
上の照度が基板に塗布されている感光性材料の分光特性
に応じた、最適かつ一定の照度になるように制御するこ
とができる。
【0028】また、請求項11記載の露光方法は、請求
項1〜請求項10の何れか一項に記載の露光装置を用い
た露光方法において、前記照明装置を用いてマスクを照
明する照明工程と、前記投影光学系を用いて前記マスク
のパターン像を前記基板上に投影する投影工程とを含む
ことを特徴とする。
【0029】この請求項11記載の露光方法によれば、
照明工程により、基板に塗布された感光性材料の感度に
基づいた照度でマスクが照明されるため、基板に塗布さ
れた感光性材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照
度の照明光を用いて感光性材料の露光を行うことができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態にかかる露光装置について説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態にかかる露光装置の全体の概
略構成を示す斜視図である。本実施の形態においては、
複数の反射屈折型の投影光学ユニットからなる投影光学
系に対してマスクMとプレート(基板)Pとを相対的に移
動させつつマスクMに形成された液晶表示素子のパター
ンDP(パターン)の像を感光性材料(レジスト)が塗布
された感光性基板としてのプレートP上に転写するステ
ップ・アンド・スキャン方式の露光装置に適用した場合
を例に挙げて説明する。尚、本実施の形態ではプレート
P上にフォトレジスト(感度:20mJ/cm2)又は
樹脂レジスト(感度:60mJ/cm2)が塗布される
ものとする。
【0031】また、以下の説明においては、図1中に示
したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系
を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XY
Z直交座標系は、X軸及びY軸がプレートPに対して平
行となるよう設定され、Z軸がプレートPに対して直交
する方向に設定されている。図中のXYZ座標系は、実
際にはXY平面が水平面に平行な面に設定され、Z軸が
鉛直上方向に設定される。また、本実施の形態ではマス
クM及びプレートPを移動させる方向(走査方向)をX
軸方向に設定している。
【0032】本実施の形態の露光装置は、マスクステー
ジ(図1では不図示)MS上においてマスクホルダ(不
図示)を介してXY平面に平行に支持されたマスクMを
均一に照明するための照明光学系ILを備えている。図
2は、照明光学系ILの側面図であり、図1に示した部
材と同一の部材には同一の符号を付してある。図1及び
図2を参照すると、照明光学系ILは、例えば超高圧水
銀ランプからなる光源1を備えている。光源1は楕円鏡
2の第1焦点位置に配置されているため、光源1から射
出された照明光束は、反射鏡(平面鏡)3を介して、g
線(436nm)の光、h線(405nm)の光、及び
i線(365nm)の光を含む波長域の光による光源像
が楕円鏡2の第2焦点位置に形成される。つまり、露光
する上で不必要となるg線、h線、及びi線を含む波長
域以外の成分は楕円鏡2及び反射鏡3で反射される際に
除去される。
【0033】この第2焦点位置にはシャッタ4が配置さ
れている。シャッタ4は、光軸AX1に対して斜めに配
置された開口板4a(図2参照)と開口板4aに形成さ
れた開口を遮蔽又は開放する遮蔽板4b(図2参照)と
から構成される。シャッタ4を楕円鏡2の第2焦点位置
に配置するのは、光源1から射出された照明光束が集束
されているため遮蔽板4bの少ない移動量で開口板4a
に形成された開口を遮蔽することができるとともに、開
口を通過する照明光束の光量を急激に可変させてパルス
状の照明光束を得ることができるためである。
【0034】反射鏡3を透過した漏れ光の進む方向に
は、吸光部材としての吸光板8aが配置されている。こ
の吸光板8aは、反射鏡3を透過した漏れ光を吸収する
ことにより、この漏れ光が露光装置に対して与える熱的
な影響又は光学的な影響(例えば、迷光)を防止するた
めに設けられる。吸光板8aは、例えばブラックアルマ
イトにより形成される。吸光板8aには放熱部材として
のヒートシンク9aが取り付けられている。ヒートシン
ク9aは熱伝導率が高い金属(例えば、アルミニウム又
は銅)で形成された複数の放熱板を有し、吸光板8aが
反射鏡3を透過した漏れ光を吸収した際に生ずる熱を放
熱板を介して放出する。なお、漏れ光には、g線、h
線、及びi線の光を含む波長域の光、赤外域の光、可視
域の光が含まれる。
【0035】図3は、吸光板8a及びヒートシンク9a
の形状を示す図((a)側面図、(b)平面図)であ
る。この図に示すように、吸光板8aの漏れ光が入射す
る位置には、漏れ光を光センサ30a,30bに導くた
めの光ファイバ32の一端が配置されている。即ち、吸
光板8aには、光ファイバ32を貫通させる貫通口が設
けられており、この貫通口に光ファイバ32の一端が配
置されている。
【0036】光ファイバ32の他端は、2つの出力端に
分岐されている。一方の出力端から射出される漏れ光が
フィルタ38aを介して光センサ30aに入射し、他方
の出力端から射出される漏れ光がフィルタ38bを介し
て光センサ30bに入射する。ここでフィルタ38a
は、3枚のフィルタ、即ちg線、h線及びi線の光を透
過させるフィルタ、ダミーフィルタ、及び減光フィルタ
により構成され、g線、h線及びi線の光を含む波長域
の光を透過させる。また、フィルタ38bは、3枚のフ
ィルタ、即ちg線、h線及びi線の光を透過させるフィ
ルタ、i線の光を透過させるフィルタ、及び減光フィル
タにより構成され、i線の光のみ含む波長域の光を透過
させる。
【0037】尚、ここで複数の波長による漏れ光のモニ
タリング、即ち光センサ30aによりg線、h線及びi
線の光を含む波長域の光の照度を検出し、光センサ30
bによりi線の光を含む波長域の光の照度を検出するの
は、光源1の経時的な出力の低下は一般には、短波長の
光の出力の低下(経時的劣化)が早く起こること、及びレ
ジストの種類により各波長に対する感度が異なるためで
ある。即ち、短波長に対するレジスト感度が長波長に対
するレジスト感度に比較して高い場合には、g線、h線
及びi線の光の照度のみを検出し、この検出した照度に
基づいて光源の出力を制御しても、適正な露光量を得る
ことができず、i線の光の照度を検出し、この検出した
照度に基づいて光源の出力を制御する必要がある。ま
た、短波長から長波長にかけて略一定のレジスト感度を
有する場合には、g線、h線及びi線の光の照度を検出
し、この検出した照度に基づいて光源の出力を制御する
ことにより、適正な露光量を得ることができる。
【0038】光センサ30a,30bにより検出された
光量の検出信号は、光源1に供給される電力量を制御す
る電源制御装置34に入力され、電源制御装置34から
の制御信号に基づいて電源装置36から光源1に供給さ
れる電力量が制御される。即ち、光センサ30a,30
bからの検出信号に基づいて、光源1からの光の照度、
即ち、g線、h線及びi線の光を含む波長域の光の照
度、又はi線の光を含む波長域の光の照度が、後述する
プレートPに塗布されているレジストの分光特性に基づ
く一定の値になるように電源制御装置34により電源装
置36の制御を行う。
【0039】楕円鏡2の第2焦点位置に形成された光源
像からの発散光束は、リレーレンズ5によってほぼ平行
光束に変換され波長選択フィルタ6a又は6bに入射す
る。波長選択フィルタ6aは所望の波長域の光束のみを
透過させるものであり、光路(光軸AX1)に対して進
退自在に構成されている。また、波長選択フィルタ6a
と同様に、光路に対して進退自在に構成された波長選択
フィルタ6bが波長選択フィルタ6aと共に設けられて
おり、これらの波長選択フィルタ6a,6bの内の何れ
か一方が光路に配置される。尚、図2中の主制御系20
が駆動装置18を制御することによって波長選択フィル
タ6a,6bの何れかを光路中に配置する。
【0040】本実施の形態では、波長選択フィルタ6a
がi線のみを含む波長域の光を透過させ、波長選択フィ
ルタ6bがg線、h線、及びi線の光を含む波長域の光
を透過させるものとする。このように、本実施の形態で
は、光路に波長選択フィルタ6a,6bの何れを配置す
るかによりマスクに照射する光の波長幅(波長域)を切
り替えている。尚、波長選択フィルタ6a,6bは、本
発明にいう波長域選択手段に相当する。
【0041】ここで、波長選択フィルタ6a,6bを透
過した光のスペクトルについて説明する。図4は、波長
選択フィルタ6a,6bを透過した光のスペクトルを説
明するための図である。図4に示したように、光源1か
らは波長300〜600μm程度の広い波長域に亘って
複数のピーク(輝線)が含まれるスペクトルの光が射出
される。光源1から射出された光の内、露光を行う上で
不要な波長成分は前述したように楕円鏡2及び反射鏡3
で反射される際に除去される。露光に不要な成分が除去
された光が光路に配置された波長選択フィルタ6aに入
射すると、図4に示したi線を含む波長幅(波長域)△
λ1の光が透過する。一方、波長選択フィルタ6bが光
路に配置されている場合には、g線、h線、及びi線を
含む波長幅(波長域)△λ2の光が透過する。
【0042】また、波長選択フィルタ6aを透過した光
のパワーは、波長幅△λ1内のスペクトルを積分したも
のであり、波長選択フィルタ6bを透過した光のパワー
は、波長幅△λ2内のスペクトルを積分したものであ
る。ここで、図4に示したように、g線、h線、及びi
線の各々のスペクトルはおよそ同様の分布を示している
ため、波長選択フィルタ6aを透過した光のパワーと波
長選択フィルタ6bを透過した光のパワーとの比は概ね
1対3程度となる。
【0043】ここで、前述したように、本実施の形態で
はプレートP上に感度が20mJ/cm2のフォトレジ
スト又は感度が60mJ/cm2の樹脂レジストが塗布
される場合を想定しており、これらの感度の比は1対3
である。従って、プレートPに感度の高いフォトレジス
トが塗布されているときには透過光のパワーが低い波長
選択フィルタ6aを光路上に配置して露光パワーを低く
し、感度の低い樹脂レジストが塗布されているときに
は、透過光のパワーが高い波長選択フィルタ6bを光路
上に配置して、露光パワーを高くする。このように、本
実施の形態では、プレートPに塗布されるレジストの感
度(レジストの分光特性)に応じて、光路に配置する波
長選択フィルタを交換して透過光の波長幅を切り替える
ことにより、プレートPに照射される光のパワーを変更
している。
【0044】また、光源1からの光の光量を複数の波長
でモニタ、即ち波長選択フィルタ6aを光路上に配置し
た場合の光の照度(i線のみを含む波長域の光の照度)
及び波長選択フィルタ6bを光路上に配置した場合の光
の照度(g線、h線、i線を含む波長域の光の照度)を
モニタできるため、プレートPに照射される光の波長幅
を切換えた場合においてもプレートP上における照度の
検出を行うことができる。
【0045】また、投影光学系の色収差補正の観点にた
つと、使用する光の波長幅が狭い方がより高い解像度を
達成することができることから、例えば露光パワーが必
要なときには、波長選択フィルタ6bを光路上に配置し
て、解像度を多少犠牲にして広い波長幅で露光を行い、
高い解像度が要求される場合には、波長選択フィルタ6
aを光路上に配置して、露光パワー、ひいてはスループ
ットを多少犠牲にして狭い波長幅で露光を行うことによ
り、単に波長幅を切り替えるだけで、要求される様々な
解像度に対応することができる。このように、本実施の
形態では、プレートPに転写するパターンの解像度に応
じて、光路に配置する波長選択フィルタを交換して透過
光の波長幅を切り替えることにより、要求される様々な
解像度に対応することもできる。
【0046】リレーレンズ5と波長選択フィルタ6a,
6bとの間には光路(光軸AX1)に対して進退自在に
配置された減光フィルタ7が配置されている。この減光
フィルタ7は、高感度のフォトレジストが塗布されてい
るプレートPを露光するときに光路中に配置される。
尚、減光フィルタ7を光路中に配置する制御は、図2中
の主制御系20が駆動装置18を制御することによって
行われる。
【0047】減光フィルタ7で反射された光の進む方向
には、吸光部材としての吸光板8bが配置されている。
この吸光板8bは、減光フィルタ7の反射光を吸収する
ことにより、この反射光が露光装置に対して与える熱的
な影響又は光学的な影響(例えば、迷光)を防止するた
めに設けられる。吸光板8bは、吸光板8aと同様に、
例えばブラックアルマイトにより形成される。吸光板8
bには放熱部材としてのヒートシンク9bが取り付けら
れている。ヒートシンクは熱伝導率が高い金属(例え
ば、アルミニウム又は銅)で形成された複数の放熱板を
有し、吸光板8bが減光フィルタ7の反射光を吸収した
際に生ずる熱を放熱板を介して放出する。
【0048】減光フィルタ7、波長選択フィルタ6a又
は6bを介した光はリレーレンズ10を介して再び集光
する。この集光位置の近傍にはライトガイド11の入射
端11aが配置されている。ライトガイド11は、例え
ば多数のファイバ素線をランダムに束ねて構成されたラ
ンダムライトガイドファイバであって、光源1の数(図
1では1つ)と同じ数の入射端11aと、投影光学系P
Lを構成する投影光学ユニットの数(図1では5つ)と
同じ数の射出端11b〜11f(図2では射出端11b
だけを示す)とを備えている。こうして、ライトガイド
11の入射端11aへ入射した光は、その内部を伝播し
た後、5つの射出端11b〜11fから分割されて射出
される。
【0049】ライトガイド11の射出端11bとマスク
Mとの間には、コリメートレンズ12b、濃度傾斜フィ
ルタにより構成される減光フィルタ(調光手段)14
b、フライアイ・インテグレータ15b、開口絞り16
b、ハーフミラー27b及びコンデンサーレンズ系17
bが順に配置されている。同様に、ライトガイド11の
各射出端11c〜11fとマスクMとの間には、コリメ
ートレンズ12c〜12f、減光フィルタ(調光手段)
14c〜14f、フライアイ・インテグレータ15c〜
15f、開口絞り16c〜16f、ハーフミラー27b
〜27f及びコンデンサーレンズ系17c〜17fがそ
れぞれ順に配置されている。ここでは、説明の簡単化の
ために、ライトガイド11の射出端11c〜11fとマ
スクMとの間に設けられる光学部材の構成を、ライトガ
イド11の射出端11bとマスクMとの間に設けられた
コリメートレンズ12b、減光フィルタ14b、フライ
アイ・インテグレータ15b、開口絞り16b、ハーフ
ミラー27b及びコンデンサーレンズ系17bに代表さ
せて説明する。
【0050】ライトガイド11の射出端11bから射出
された発散光束は、コリメートレンズ12bによりほぼ
平行な光束に変換された後、減光フィルタ14bに入射
する。ここで減光フィルタ14bは、プレートPに塗布
されたレジストの分光特性に応じた最適な照明光の照度
を得るために光路内に配置される。この減光フィルタ1
4bを光路内に配置する制御は、後述するプレートPに
塗布されたレジストの分光特性及びプレートP上の照明
光の照度に基づいて、主制御系20が駆動手段19を制
御し、減光フィルタ14bのX軸方向の位置を設定する
ことにより行われる。
【0051】減光フィルタ14bを介した光束は、フラ
イアイ・インテグレータ(オプティカルインテグレー
タ)15bに入射する。フライアイ・インテグレータ1
5bは、多数の正レンズエレメントをその中心軸線が光
軸AX2に沿って延びるように縦横に且つ稠密に配列す
ることによって構成されている。従って、フライアイ・
インテグレータ15bに入射した光束は、多数のレンズ
エレメントにより波面分割され、その後側焦点面(即
ち、射出面の近傍)にレンズエレメントの数と同数の光
源像からなる二次光源を形成する。即ち、フライアイ・
インテグレータ15bの後側焦点面には、実質的な面光
源が形成される。
【0052】フライアイ・インテグレータ15bの後側
焦点面に形成された多数の二次光源からの光束は、フラ
イアイ・インテグレータ15bの後側焦点面の近傍に配
置された開口絞り16b(図1では不図示)により制限
された後、ハーフミラー27bに入射する。ハーフミラ
ー27bにより反射された光束は、レンズ28bを介し
て照度センサ29bに入射する。この照度センサ29b
は、プレートPと光学的に共役な位置の照度を検出する
ためのセンサであり、この照度センサ29bにより、露
光中においてもスループットを低下させることなくプレ
ートP上の照度を検出することができる。なお、照度セ
ンサ29bにおいては、波長選択フィルタ6aを透過し
たi線のみを含む波長域の光の照度、又は波長選択フィ
ルタ6bを透過したg線、h線及びi線を含む波長域の
光の照度を検出する。また、照度センサ29bの検出値
は、主制御系20及び電源制御装置34に入力される。
【0053】一方、ハーフミラー27bを透過した光束
は、コンデンサーレンズ系17bに入射する。尚、開口
絞り16bは、対応する投影光学ユニットPL1の瞳面
と光学的にほぼ共役な位置に配置され、照明に寄与する
二次光源の範囲を規定するための開口部を有する。この
開口絞り16bの開口部は、開口径が固定であってもよ
く、また開口径が可変であってもよい。ここでは開口絞
り16bの開口部が可変であるものとして説明する。開
口絞り16bは、この可変開口部の開口径を変化させる
ことにより、照明条件を決定するσ値(投影光学系PL
を構成する各投影光学ユニットPL1〜PL5の瞳面の
開口径に対するその瞳面上での二次光源像の口径の比)
を所望の値に設定する。
【0054】コンデンサーレンズ系17bを介した光束
は、パターンDPが形成されたマスクMを重畳的に照明
する。ライトガイド11の他の射出端11c〜11fか
ら射出された発散光束も同様に、コリメートレンズ12
c〜12f、減光フィルタ14c〜14f、フライアイ
・インテグレータ15c〜15f、開口絞り16c〜1
6f、ハーフミラー27c〜27f及びコンデンサーレ
ンズ系17c〜17fを順に介してマスクMを重畳的に
それぞれ照明する。即ち、照明光学系ILは、マスクM
上においてY軸方向に並んだ複数(図1では合計で5
つ)の台形状の領域を照明する。
【0055】マスクM上の各照明領域からの光は、各照
明領域に対応するようにY軸方向に沿って配列された複
数(図1では合計で5つ)の投影光学ユニットPL1〜
PL5からなる投影光学系PLに入射する。ここで、各
投影光学ユニットPL1〜PL5の構成は、互いに同じ
である。こうして、複数の投影光学ユニットPL1〜P
L5から構成された投影光学系PLを介した光は、プレ
ートステージ(図1では不図示)PS上において不図示
のプレートホルダを介してXY平面に平行に支持された
プレートP上にパターンDPの像を形成する。
【0056】上述の主制御系20にはハードディスク等
の記憶装置23が接続されており、この記憶装置23内
に露光データファイルが格納されている。露光データフ
ァイルには、プレートPの露光を行う上で必要となる処
理及びその処理順が記憶されており、この処理毎に、プ
レートP上に塗布されているレジストに関する情報(例
えば、レジストの分光特性)、必要となる解像度、使用
するマスクM、使用する波長選択フィルタ、照明光学系
ILの補正量(照明光学特性情報)、投影光学系PLの
補正量(投影光学特性情報)、及び基板の平坦性に関す
る情報等(所謂、レシピデータ)が含まれている。な
お、主制御系20は、電源制御装置34にも接続されて
おり、レジストの分光特性に基づいて、電源制御装置3
4及び電源装置36を介して電源1の照度を制御する。
【0057】なお、上述のレシピデータ(露光データフ
ァイル)を通信等の手段により更新又は追加可能とする
ことが好ましい。具体的には、本実施の形態の露光装置
と、当該露光装置が設置されるデバイス製造工場内の管
理システムとをローカルエリアネットワーク(LAN)
で結び、この管理システムから露光装置のレシピデータ
を更新或いは追加する構成をとる。この管理システム
は、露光装置以外の各種プロセス用製造装置、例えば、
レジスト処理装置、エッチング装置、生膜装置等の前工
程用機器、組み立て装置、検査装置等の後工程装置とも
ローカルエリアネットワーク(LAN)で結ばれてい
る。従って、この管理システムでは、どの装置にどのロ
ッドが流されているのかを管理することが可能であるた
め、そのロッドに適合したレシピデータを露光装置へ送
り、この露光装置は、送られたレシピデータに基づいた
制御を行うことが可能となる。
【0058】図1に戻り、前述したマスクステージMS
には、マスクステージMSを走査方向であるX軸方向に
沿って移動させるための長いストロークを有する走査駆
動系(不図示)が設けられている。また、マスクステー
ジMSを走査直交方向であるY軸方向に沿って微小量だ
け移動させると共にZ軸廻りに微小量だけ回転させるた
めの一対のアライメント駆動系(不図示)が設けられて
いる。そして、マスクステージMSの位置座標が移動鏡
21を用いたレーザ干渉計(不図示)によって計測され
且つ位置制御されるように構成されている。
【0059】同様の駆動系が、プレートステージPSに
も設けられている。即ち、プレートステージPSを走査
方向であるX軸方向に沿って移動させるための長いスト
ロークを有する走査駆動系(不図示)、プレートステー
ジPSを走査直交方向であるY軸方向に沿って微小量だ
け移動させると共にZ軸廻りに微小量だけ回転させるた
めの一対のアライメント駆動系(不図示)が設けられて
いる。そして、プレートステージPSの位置座標が移動
鏡22を用いたレーザ干渉計(不図示)によって計測さ
れ且つ位置制御されるように構成されている。更に、マ
スクMとプレートPとをXY平面に沿って相対的に位置
合わせするための手段として、一対のアライメント系2
3a,23bがマスクMの上方に配置されている。更
に、プレートステージPS上には、プレートP上の照明
光の照度、即ち、g線、h線及びi線を含む波長域の光
とi線のみを含む波長域の光との双方を検出するための
照度センサ24が設けられており、検出値が照明光学系
ILの主制御系20に入力される。
【0060】こうして、マスクステージMS側の走査駆
動系及びプレートステージPS側の走査駆動系の作用に
より、複数の投影光学ユニットPL1〜PL5からなる
投影光学系PLに対してマスクMとプレートPとを一体
的に同一方向(X軸方向)に沿って移動させることによ
って、マスクM上のパターン領域の全体がプレートP上
の露光領域の全体に転写(走査露光)される。
【0061】ここで、前述したように、本実施の形態で
は、光センサ30aによりg線、h線及びi線の光を含
む波長域の光の照度を検出し、光センサ30bによりi
線の光を含む波長域の光の照度を検出している。即ち、
プレートPに塗布されたレジストの分光特性に基づい
て、光路中に波長選択フィルタ6aが配置された場合に
は、光センサ30bによりi線の光を含む波長域の光の
照度を検出し、光源からの光の中でi線の光を含む波長
域の光の照度が、レジストの分光特性に応じた最適、か
つ一定の値になるように、電源制御装置34を介して電
源装置36を制御している。
【0062】一方、プレートPに塗布されたレジストの
分光特性に基づいて、光路中に波長選択フィルタ6bが
配置された場合には、光センサ30aによりg線、h線
及びi線の光を含む波長域の光の照度を検出し、光源か
らの光の中でg線、h線及びi線の光を含む波長域の光
の照度が、レジストの分光特性に応じた最適、かつ一定
の値になるように、電源制御装置34を介して電源装置
36を制御している。従って、光源1からの光の内、所
定の波長域の光のプレート上における照度が、レジスト
の分光特性に応じた最適かつ一定の照度になるように制
御することができる。
【0063】また、光センサ30aによりg線、h線及
びi線の光を含む波長域の光の照度を検出し、光センサ
30bによりi線の光を含む波長域の光の照度を検出し
ているため、光源1の照度が経時的に低下する場合にお
いても、レジストの分光特性に応じた最適かつ一定の照
度に制御することができる。即ち、光源1の経時的な照
度の低下は一般には、短波長の光の照度の低下が早く起
こることから、光センサ30bによりi線の光を含む波
長域の光の照度を検出することにより、照度の経時的低
下が早く起こるi線の光の照度の低下を確実に検出する
ことができる。従って、光源1に供給される電力量を制
御することにより、i線の光を含む波長域の光の照度が
一定になるように制御することができる。
【0064】なお、プレートPに塗布されているレジス
トが特定の波長域の光にのみ感度を有する場合には、波
長選択フィルタ6a,6bは、必須の構成ではない。即
ち、プレートPに塗布されているレジストが感度を有す
る波長域の光の照度を検出し、この波長域の光の照度を
レジストの分光特性に応じた最適かつ一定の値に制御す
ることにより、最適な照度の照明光を用いてレジストの
露光を行うことができる。
【0065】本実施の形態ではプレートP上に感度が2
0mJ/cm2のフォトレジスト又は感度が60mJ/
cm2の樹脂レジストが塗布される場合を想定してお
り、これらの感度の比は1対3である。そして、このフ
ォトレジスト及び樹脂レジストの分光特性を含むレシピ
データが記憶装置23に記憶されている。従って、プレ
ートPに感度の高いフォトレジストが塗布されていると
きには、駆動装置18により波長選択フィルタ6aを光
路中に配置すると共に、記憶装置23に記憶されている
フォトレジストの分光特性を含むレシピデータに基づい
て、駆動装置19により減光フィルタ14b〜14fを
制御して照明光の照度を、プレートに塗布された感光性
材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照度とするこ
とができる。
【0066】一方、プレートPに感度の低い樹脂レジス
トが塗布されているときには、駆動装置18により波長
選択フィルタ6bを光路中に配置すると共に、記憶装置
23に記憶されているレジストの分光特性を含むレシピ
データに基づいて、駆動装置19により減光フィルタ1
4b〜14fを制御して照明光の照度を、プレートに塗
布された感光性材料の分光特性に応じた最適、かつ一定
の照度とすることができる。
【0067】即ち、照度センサ24によりプレートP上
の照明光の照度を検出し、この検出値が照明光学系IL
の主制御系20に入力される。主制御系20は、駆動装
置18により波長選択フィルタ6a又は6bを光路中に
配置すると共に駆動装置19により減光フィルタ14b
〜14fを制御してプレートP上の照明光の照度をプレ
ートPに塗布されているレジストの分光特性に適合した
照度、即ち、感度が20mJ/cm2のフォトレジスト
又は感度が60mJ/cm2の樹脂レジストに適合した
照度に制御する。このように、駆動装置18により波長
選択フィルタ6a又は6bを制御すると共に、駆動装置
19により減光フィルタ14b〜14fを制御して、プ
レートP上の照明光の照度をプレートPに塗布されてい
るレジストの分光特性に応じた最適な一定の照度とする
ことができる。また、照度センサ24により検出したプ
レートP上の照度に基づいて、電源1に電力を供給する
電源装置36を制御することにより、プレートP上の照
明光の照度をプレートPに塗布されているレジストの分
光特性に応じた最適な一定の照度とすることができる。
従って、基板に塗布されているレジストの分光特性に応
じた最適、かつ一定の照明光を用いて、基板に塗布され
ているレジストの露光を行うことができる。
【0068】なお、露光中においては、プレートP上と
光学的に共役な位置の照度を検出する照度センサ29b
において検出された照度に基づいて、プレートP上の照
度を得ることができる。即ち、露光中においてもスルー
プットを低下させることなくプレート上の照度を検出す
ることができる。従って、この検出された照度に基づい
て、波長選択フィルタ6a,6b及び減光フィルタ14
b〜14fを制御することにより、又は電源1に電力を
供給する電源装置36を制御することにより、プレート
P上の照明光の照度をプレートPに塗布されているレジ
ストの分光特性に応じた最適な一定の照度とすることが
できる。
【0069】次に、図面を参照して本発明の第2の実施
の形態にかかる露光装置について説明する。なお、この
第2の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態
にかかる露光装置の部材と同一の部材には、第1の実施
の形態の説明で用いたのと同一の符号を付して説明を行
う。
【0070】図5は、本発明の第2の実施の形態にかか
る露光装置の照明光学系ILの側面図である。本第2の
実施の形態の露光装置は、照明光学系IL以外の部分に
ついては、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の
構成を有する。
【0071】本第2の実施の形態にかかる露光装置は、
照明光学系ILに3つの光源を有し、3つの光源からの
照明光をランダム性の良好なライトガイド11を介して
5つの照明光に分割する。尚、本実施の形態においても
プレートP上にフォトレジスト(感度:20mJ/cm
2)又は樹脂レジスト(感度:60mJ/cm2)が塗布
されるものとする。また、図5中に示したXYZ直交座
標系は、第1の実施の形態で用いられているXYZ直交
座標系と同一のものである。
【0072】図5に示すように、照明光学系ILには、
3つの光源ユニット40a,40b,40cが設けられ
ており、光源ユニット40aから射出される照明光がラ
イトガイド11の入射端11aに、光源ユニット40
bから射出される照明光が入射端11aに、光源ユニ
ット40cから射出される照明光が入射端11aに入
射する。
【0073】図6は、光源ユニット40aの構成を示す
ものである。光源1は楕円鏡2の第1焦点位置に配置さ
れているため、光源1から射出された照明光束は、反射
鏡3を介して、g線、h線、及びi線の光を含む波長域
の光による光源像が楕円鏡2の第2焦点位置に形成され
る。この第2焦点位置にはシャッタ4が配置されてい
る。シャッタ4は、光軸AX1に対して斜めに配置され
た開口板4aと開口板4aに形成された開口を遮蔽又は
開放する遮蔽板4bとから構成される。
【0074】反射鏡3を透過した漏れ光の進む方向に
は、吸光部材としての吸光板8aが配置されている。吸
光板8aには放熱部材としてのヒートシンク9aが取り
付けられている。吸光板8aには、光ファイバ32を貫
通させる貫通口が設けられており、この貫通口に光ファ
イバ32の一端が配置されている。光ファイバ32の他
端から射出される漏れ光が光センサ30a,30bに入
射する。
【0075】光センサ30a,30bにより検出された
漏れ光の照度の検出信号は、光源1に供給される電力量
を制御する電源制御装置34に入力され、電源制御装置
34からの制御信号に基づいて電源装置36から光源1
に供給される電力量が制御される。即ち、光センサ30
a,30bからの検出信号に基づいて、光源1から射出
される照明光の照度、即ちg線、h線、及びi線の光を
含む波長域の光の照度、又はi線の光を含む波長域の光
の照度が一定の値になるように電源制御装置34により
電源装置36の制御を行う。
【0076】楕円鏡2の第2焦点位置に形成された光源
像からの発散光束は、リレーレンズ5によってほぼ平行
光束に変換されリレーレンズ10に入射する。リレーレ
ンズ5とリレーレンズ10との間には光路(光軸AX
1)に対して進退自在に配置された減光部材としての減
光フィルタ7及び波長選択フィルタ(波長選択手段)6
a,6bが配置されている。尚、減光フィルタ7、波長
選択フィルタ6a,6bを光路中に配置する制御は、主
制御系20が駆動装置18を制御することによって行わ
れる。
【0077】減光フィルタ7で反射された光の進む方向
には、吸光部材としての吸光板8bが配置されている。
減光フィルタ7、波長選択フィルタ6a,6bを介した
光はリレーレンズ10を介して再び集光する。この集光
位置の近傍にはライトガイド11の入射端11aが配
置されている。従って、光源ユニット40aから射出さ
れる一定の照度の照明光がライトガイド11の入射端1
1aに入射する。同様に、光源ユニット40bから射
出される一定の照度の照明光が入射端11a に、光源
ユニット40cから射出される一定の照度の照明光が入
射端11aに入射する。なお、光源ユニット40b及
び光源ユニット40cの構成は、光源ユニット40cの
構成と同一であるため説明を省略する。
【0078】図5に示すライトガイド11は、例えば多
数のファイバ素線をランダムに束ねて構成されたランダ
ムライトガイドファイバであって、光源ユニットの数と
同じ数の入射端11a,11a、11aを備え,
投影光学系PLを構成する投影光学ユニットの数と同じ
数の射出端11b〜11f(図5では射出端11bだけ
を示す)とを備えている。ライトガイド11の入射端入
射端11a,11a 、11aへ入射した光は、そ
の内部を伝播した後、5つの射出端11b〜11fから
分割されて射出される。なお、ライトガイド11の各射
出端11b〜11fから射出され照明光の照度は、各入
射端11a,11a、11aへ入射する照明光の
照度が一定になるように制御されていることから、一定
の照度になる。
【0079】このライトガイド11は、複数の光ファイ
バ束を有することが好ましい。即ち、この場合には、入
射端11aと射出端11bとを光学的に接続し入射端
11aから入射する光の一部を射出端bに導く光ファ
イバ束、入射端11aと射出端11bとを光学的に接
続し入射端11aから入射する光の一部を射出端bに
導く光ファイバ束、入射端11aと射出端11bとを
光学的に接続し入射端11aから入射する光の一部を
射出端bに導く光ファイバ束を有する。同様に入射端1
1a、入射端11a、入射端11aと射出端11
c〜11fとをそれぞれ光学的に接続する光ファイバ束
を有する。
【0080】ライトガイド11の射出端11b〜11f
から射出された発散光束は、コリメートレンズ12b〜
12f、減光フィルタ14b〜14f、フライアイ・イ
ンテグレータ15b〜15f、開口絞り16b〜16
f、ハーフミラー27b〜27f及びコンデンサーレン
ズ系17b〜17fを順に介してマスクMを重畳的にそ
れぞれ照明する。即ち、照明光学系ILは、マスクM上
においてY軸方向に並んだ複数(図1では合計で5つ)
の台形状の領域を照明する。
【0081】マスクM上の各照明領域からの光は、各照
明領域に対応するようにY軸方向に沿って配列された複
数(図1では合計で5つ)の投影光学ユニットPL1〜
PL5からなる投影光学系PLに入射する。
【0082】こうして、マスクステージMS側の走査駆
動系及びプレートステージPS側の走査駆動系の作用に
より、複数の投影光学ユニットPL1〜PL5からなる
投影光学系PLに対してマスクMとプレートPとを一体
的に同一方向(X軸方向)に沿って移動させることによ
って、マスクM上のパターン領域の全体がプレートP上
の露光領域の全体に転写(走査露光)される。
【0083】ここで、本第2の実施の形態では、光源ユ
ニット40a,40b,40cのそれぞれにおいて、光
センサ30aによりg線、h線及びi線の光を含む波長
域の光の照度を検出し、光センサ30bによりi線の光
を含む波長域の光の照度を検出している。即ち、プレー
トPに塗布されたレジストの分光特性に基づいて、光路
中に波長選択フィルタ6aが配置された場合には、光セ
ンサ30bによりi線の光を含む波長域の光の照度を検
出し、光源からの光の中でi線の光を含む波長域の光の
照度がレジストの分光特性に応じた最適、かつ一定の値
になるように、電源制御装置34を介して電源装置36
を制御している。
【0084】一方、プレートPに塗布されたレジストの
分光特性に基づいて、光路中に波長選択フィルタ6bが
配置された場合には、光センサ30aによりg線、h線
及びi線の光を含む波長域の光の照度を検出し、光源か
らの光の中でg線、h線及びi線の光を含む波長域の光
の照度がレジストの分光特性に応じた最適、かつ一定の
値になるように、電源制御装置34を介して電源装置3
6を制御している。従って、各光源1からの光の内、所
定の波長域の光のプレートP上における照度が、レジス
トの分光特性に応じた最適かつ一定の照度になるように
制御することができる。
【0085】また、各光源1の照度が経時的に低下する
場合においても、第1の実施の形態にかかる露光装置と
同様に、レジストの分光特性に応じた最適かつ一定の照
度に制御することができる。
【0086】また、プレートPに塗布されているレジス
トが特定の波長域の光にのみ感度を有する場合には、第
1の実施の形態にかかる露光装置と同様に、各波長選択
フィルタ6a,6bは、必須の構成ではない。
【0087】本実施の形態においても、プレートP上に
感度が20mJ/cm2のフォトレジスト又は感度が6
0mJ/cm2の樹脂レジストが塗布される場合を想定
しており、このフォトレジスト及び樹脂レジストの分光
特性を含むレシピデータが記憶装置23に記憶されてい
る。従って、レジストの分光特性を含むレシピデータに
基づいて、駆動装置18により波長選択フィルタ6a又
は6bを光路中に配置すると共に、駆動装置19により
減光フィルタ14b〜14fを制御して照明光の照度
を、プレートPに塗布された感光性材料の分光特性に応
じた最適、かつ一定の照度とすることができる。また、
照度センサ24により検出したプレートP上の照度に基
づいて、電源1に電力を供給する電源装置36を制御す
ることにより、プレートP上の照明光の照度をプレート
Pに塗布されているレジストの分光特性に応じた最適な
一定の照度とすることができる。
【0088】また、第1の実施の形態にかかる露光装置
と同様に、露光中においても照度センサ29bにおいて
検出された照度に基づいて、プレートP上の照度を得る
ことができる。従って、この検出された照度に基づい
て、波長選択フィルタ6a,6b及び減光フィルタ14
b〜14fを制御することにより、又は電源1に電力を
供給する電源装置36を制御することにより、プレート
P上の照明光の照度をプレートPに塗布されているレジ
ストの分光特性に応じた最適な一定の照度とすることが
できる。
【0089】次に、図面を参照して本発明の第3の実施
の形態にかかる露光装置について説明する。なお、本第
3の実施の形態の説明においては、第1の実施の形態に
かかる露光装置の部材と同一の部材には、第1の実施の
形態の説明で用いたのと同一の符号を付して説明を行
う。また、図7に示すXYZ直交座標系は、第1の実施
の形態で用いられているXYZ直交座標系と同一のもの
である。
【0090】図7は、本発明の第3の実施の形態にかか
る露光装置の照明光学系ILの側面図である。本第3の
実施の形態の露光装置は、照明光学系IL以外の部分に
ついては、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の
構成を有する。
【0091】本第3の実施の形態にかかる露光装置は、
第1の実施の形態にかかる露光装置において、反射鏡3
の漏れ光により光源1からの照明光の照度を検出してい
たのを、ライトガイド11の入力端11aへ入射した照
明光を用いて光源1からの照明光の照度を検出するよう
に変更し、更に、ハーフミラー27b〜27fにより分
岐させた照明光を用いてプレートPと光学的に共役な位
置における照明光の照度を検出していたのを、ライトガ
イド11の射出端11bから射出した照明光を用いてプ
レートPと光学的に共役な位置における照明光の照度を
検出するように変更したものである。
【0092】即ち、ライトガイド11の入射端11aか
ら分岐させた光ファイバの他端から射出される照明光を
センサ30a,30bに入射させ、センサ30a,30
bにより照明光の照度を検出する。このセンサ30a,
30bによる検出値は電源制御装置34へ入力され、電
源装置36により光源1からの照明光の照度、即ちg
線、h線、及びi線の光を含む波長域の光の照度、又は
i線の光を含む波長域の光の照度が一定の値になるよう
に制御する。また、射出端11bから分岐させた光ファ
イバの他端から射出される照明光をセンサ30に入射さ
せ、センサ30により照明光の照度を検出する。センサ
30による検出値は主制御系20及び電源制御装置34
へ入力される。
【0093】ここで、この第3の実施の形態において
も、光センサ30aによりg線、h線及びi線の光を含
む波長域の光の照度を検出し、光センサ30bによりi
線の光を含む波長域の光の照度を検出している。即ち、
プレートPに塗布されたレジストの分光特性に基づい
て、光路中に波長選択フィルタ6aが配置された場合に
は、光センサ30bによりi線の光を含む波長域の光の
照度を検出し、光源からの光の中でi線の光を含む波長
域の光の照度がレジストの分光特性に応じた最適、かつ
一定の値になるように、電源制御装置34を介して電源
装置36を制御している。一方、プレートPに塗布され
たレジストの分光特性に基づいて、光路中に波長選択フ
ィルタ6bが配置された場合には、光センサ30aによ
りg線、h線及びi線の光を含む波長域の光の照度を検
出し、光源からの光の中でg線、h線及びi線の光を含
む波長域の光の照度がレジストの分光特性に応じた最
適、かつ一定の値になるように、電源制御装置34を介
して電源装置36を制御している。従って、各光源1か
らの光の内、所定の波長域の光の照度が、レジストの分
光特性に応じた最適かつ一定の照度になるように制御す
ることができる。
【0094】また、各光源1の照度が経時的に低下する
場合においても、第1及び第2の実施の形態にかかる露
光装置と同様に、レジストの分光特性に応じた最適かつ
一定の照度に制御することができる。
【0095】なお、プレートPに塗布されているレジス
トが特定の波長域の光にのみ感度を有する場合には、第
1及び第2の実施の形態にかかる露光装置と同様に、各
波長選択フィルタ6a,6bは、必須の構成ではない。
【0096】本第3の実施の形態においても、プレート
P上に感度が20mJ/cm2のフォトレジスト又は感
度が60mJ/cm2の樹脂レジストが塗布される場合
を想定しており、このフォトレジスト及び樹脂レジスト
の分光特性を含むレシピデータが記憶装置23に記憶さ
れている。従って、レジストの分光特性を含むレシピデ
ータに基づいて、駆動装置18により波長選択フィルタ
6a又は6bを光路中に配置すると共に、駆動装置19
により減光フィルタ14b〜14fを制御して照明光の
照度を、プレートPに塗布された感光性材料の分光特性
に応じた最適、かつ一定の照度とすることができる。ま
た、照度センサ24により検出したプレートP上の照度
に基づいて、電源1に電力を供給する電源装置36を制
御すること、或いは減光フィルタ14b〜14fを制御
することにより、プレートP上の照明光の照度をプレー
トPに塗布されているレジストの分光特性に応じた最適
な一定の照度とすることができる。
【0097】また、第1及び第2の実施の形態にかかる
露光装置と同様に、露光中においても照度センサ29b
において検出された照度に基づいて、プレートP上の照
度を得ることができる。従って、この検出された照度に
基づいて、波長選択フィルタ6a,6b及び減光フィル
タ14b〜14fを制御することにより、又は電源1に
電力を供給する電源装置36を制御することにより、プ
レートP上の照明光の照度をプレートPに塗布されてい
るレジストの分光特性に応じた最適な一定の照度とする
ことができる。
【0098】次に、図面を参照して本発明の第4の実施
の形態にかかる露光装置について説明する。なお、本第
4の実施の形態の説明においては、第1〜第3の実施の
形態にかかる露光装置の部材と同一の部材には、第1〜
第3の実施の形態の説明で用いたのと同一の符号を付し
て説明を行う。また、図8に示すXYZ直交座標系は、
第1の実施の形態で用いられているXYZ直交座標系と
同一のものである。
【0099】図8は、本発明の第4の実施の形態にかか
る露光装置の照明光学系ILの側面図である。本第4の
実施の形態の露光装置は、照明光学系IL以外の部分に
ついては、第1の実施の形態にかかる露光装置と同一の
構成を有する。
【0100】本第4の実施の形態にかかる露光装置は、
第2の実施の形態にかかる露光装置の光源ユニット40
a,40b,40cにおいて、反射鏡3の漏れ光により
光源1からの照明光の照度を検出していたのを、ライト
ガイド11の入射端11a,11a,11aへ入
射した照明光を用いて光源からの照明光の照度を検出す
るように変更し、更に、ハーフミラー27b〜27fに
より分岐させた照明光を用いてプレートPと光学的に共
役な位置における照明光の照度を検出していたのを、ラ
イトガイド11の射出端11bから射出した照明光を用
いてプレートPと光学的に共役な位置における照明光の
照度を検出するように変更したものである。
【0101】図9は、光源ユニット40aの構成を示す
図である。この図に示すように、光源ユニット40aに
おいて、ライトガイド11の入射端11aから分岐させ
た光ファイバの他端から射出される照明光をセンサ30
a,30bに入射させ、センサ30a,30bにより照
明光の照度を検出する。センサ30a,30bによる検
出値は電源制御装置34へ入力され、電源装置36によ
り光源1からの照明光の照度、即ちg線、h線、及びi
線の光を含む波長域の光の照度、又はi線の光を含む波
長域の光の照度が一定になるように制御する。光源ユニ
ット40b,40cにおいても,同様な構成により照明
光の照度を検出し、光源1からの照明光の照度、即ちg
線、h線、及びi線の光を含む波長域の光の照度、又は
i線の光を含む波長域の光の照度が一定になるように制
御する。
【0102】また、図8に示すように、射出端11bか
ら分岐させた光ファイバの他端から射出される照明光を
センサ30に入射させ、センサ30により照明光の照度
を検出する。センサ30による検出値は主制御系20及
び電源制御装置34へ入力される。
【0103】本第4の実施の形態にかかるライトガイド
11は、複数の光ファイバ束を有することが好ましい。
即ち、この場合には、入射端11aと射出端11bと
を光学的に接続する光ファイバ束、入射端11aと射
出端11bとを光学的に接続する光ファイバ束、入射端
11aと射出端11bとを光学的に接続する光ファイ
バ束を有する。同様に入射端11a、入射端11
、入射端11aと射出端11c〜11fとをそれ
ぞれ光学的に接続する光ファイバ束を有する。
【0104】また、ライトガイド11は、検出用射出端
を備えていてもよい。この場合においては、上述の入射
端と射出端を光学的に接続する各光ファイバ束の他に、
入射端11aと検出用射出端とを光学的に接続する光
ファイバ束、入射端11aと検出用射出端とを光学的
に接続する光ファイバ束、入射端11aと検出用射出
端とを光学的に接続する光ファイバ束を有する。
【0105】ここで、本第4の実施の形態では、光源ユ
ニット40a,40b,40cのそれぞれにおいて、光
センサ30aによりg線、h線及びi線の光を含む波長
域の光の照度を検出し、光センサ30bによりi線の光
を含む波長域の光の照度を検出している。即ち、プレー
トPに塗布されたレジストの分光特性に基づいて、光路
中に波長選択フィルタ6aが配置された場合には、光セ
ンサ30bによりi線の光を含む波長域の光の照度を検
出し、光源からの光の中でi線の光を含む波長域の光の
照度が、レジストの分光特性に応じた最適、かつ一定の
値になるように、電源制御装置34を介して電源装置3
6を制御している。
【0106】一方、プレートPに塗布されたレジストの
分光特性に基づいて、光路中に波長選択フィルタ6bが
配置された場合には、光センサ30aによりg線、h線
及びi線の光を含む波長域の光の照度を検出し、光源か
らの光の中でg線、h線及びi線の光を含む波長域の光
の照度が、レジストの分光特性に応じた最適、かつ一定
の値になるように、電源制御装置34を介して電源装置
36を制御している。従って、各光源1からの光の内、
所定の波長域の光の照度が、レジストの分光特性に応じ
た最適かつ一定の照度になるように制御することができ
る。
【0107】また、各光源1の照度が経時的に低下する
場合には、第1〜第3の実施の形態にかかる露光装置と
同様に、レジストの分光特性に応じた最適かつ一定の照
度に制御することができる。
【0108】また、プレートPに塗布されているレジス
トが特定の波長域の光にのみ感度を有する場合には、第
1〜第3の実施の形態にかかる露光装置と同様に、各波
長選択フィルタ6a,6bは、必須の構成ではない。
【0109】本第4の実施の形態においても、プレート
P上に感度が20mJ/cm2のフォトレジスト又は感
度が60mJ/cm2の樹脂レジストが塗布される場合
を想定しており、このフォトレジスト及び樹脂レジスト
の分光特性を含むレシピデータが記憶装置23に記憶さ
れている。従って、レジストの分光特性を含むレシピデ
ータに基づいて、駆動装置18により波長選択フィルタ
6a又は6bを光路中に配置すると共に、駆動装置19
により減光フィルタ14b〜14fを制御して照明光の
照度を、プレートPに塗布された感光性材料の分光特性
に応じた最適、かつ一定の照度とすることができる。ま
た、照度センサ24により検出したプレートP上の照度
に基づいて、電源1に電力を供給する電源装置36を制
御することにより、プレートP上の照明光の照度をプレ
ートPに塗布されているレジストの分光特性に応じた最
適な一定の照度とすることができる。
【0110】また、第1〜第3の実施の形態にかかる露
光装置と同様に、露光中においても照度センサ29bに
おいて検出された照度に基づいて、プレートP上の照度
を得ることができる。従って、この検出された照度に基
づいて、波長選択フィルタ6a,6b及び減光フィルタ
14b〜14fを制御することにより、又は電源1に電
力を供給する電源装置36を制御することにより、プレ
ートP上の照明光の照度をプレートPに塗布されている
レジストの分光特性に応じた最適な一定の照度とするこ
とができる。
【0111】なお、上述の実施の形態においては、プレ
ートP上に感度が20mJ/cm2のフォトレジスト又
は感度が60mJ/cm2の樹脂レジストが塗布されて
いる場合について説明したが、プレートP上に塗布され
るレジストの感度が、例えば20mJ/cm2〜200
mJ/cm2の場合等、様々な種類のレジストが用いら
れる場合においても、プレートPに塗布されているレジ
ストの感度に応じて減光フィルタ14b〜14fを制御
することにより、基板に塗布されているレジストの分光
特性に応じた最適、かつ一定の照明光を用いて、基板に
塗布されているレジストの露光を行うことができる。
【0112】また、上述の実施の形態にかかる露光装置
においては、照度センサ24によりプレートP上の照明
光の照度を検出する際に、g線、h線及びi線を含む波
長域の光とi線のみを含む波長域の光との双方を検出し
たが、具体的にはg線、h線及びi線を含む波長域の光
を検出する第1の照度センサとi線のみを含む波長域の
光を検出する第2の照度センサとをプレートステージ上
に並置して照度センサ24を構成する手法、照度センサ
中に例えばダイクロイックミラー等からなる波長分岐手
段を設け、この波長分岐手段によりg線、h線及びi線
を含む波長域の光を第1の照度センサへ導くと共に、i
線のみを含む波長域の光を第2の照度センサへ導く手
法、照度センサの直前に波長フィルタを切り替え可能に
設けて照度センサへ導く光をg線、h線及びi線を含む
波長域の光とi線のみを含む波長域の光とに切り替える
手法等がある。
【0113】次に、本発明の実施の形態による露光装置
をリソグラフィ工程で使用したマイクロデバイスの製造
方法について説明する。図10は、マイクロデバイスと
しての半導体デバイスを得る際の手法のフローチャート
である。まず、図10のステップS40において、1ロ
ットのウェハ上に金属膜が蒸着される。次のステップS
42において、その1ロットのウェハ上の金属膜上にフ
ォトレジストが塗布される。その後、ステップS44に
おいて、本発明の実施の形態にかかる露光装置を用い
て、マスクM上のパターンの像がその投影光学系(投影
光学ユニット)を介して、その1ロットのウェハ上の各
ショット領域に順次露光転写される。即ち、照明装置を
用いてマスクMが照明され、投影光学系を用いてマスク
M上のパターンの像が基板上に投影され露光転写され
る。
【0114】その後、ステップS46において、その1
ロットのウェハ上のフォトレジストの現像が行われた
後、ステップS48において、その1ロットのウェハ上
でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うこ
とによって、マスク上のパターンに対応する回路パター
ンが、各ウェハ上の各ショット領域に形成される。その
後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うこと
によって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述
の半導体デバイス製造方法によれば、極めて微細な回路
パターンを有する半導体デバイスをスループット良く得
ることができる。
【0115】また、本発明の実施の形態にかかる露光装
置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン
(回路パターン、電極パターン等)を形成することによ
って、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得るこ
ともできる。以下、図11のフローチャートを参照し
て、このときの手法の一例につき説明する。図11は、
本実施の形態の露光装置を用いてプレート上に所定のパ
ターンを形成することによって、マイクロデバイスとし
ての液晶表示素子を製造する方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0116】図11のパターン形成工程S50では、本
実施の形態の露光装置を用いてマスクのパターンを感光
性基板(レジストが塗布されたガラス基板等)に転写露
光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光
リソグラフィ工程によって、感光性基板上には多数の電
極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光さ
れた基板は、現像工程、エッチング工程、レチクル剥離
工程等の各工程を経ることによって、基板上に所定のパ
ターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程S52
へ移行する。
【0117】次に、カラーフィルタ形成工程S52で
は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)
に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配
列されたり、又はR、G、Bの3本のストライプのフィ
ルタの組を複数水平走査線方向に配列したカラーフィル
タを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程S52
の後に、セル組み立て工程S54が実行される。セル組
み立て工程S54では、パターン形成工程S50にて得
られた所定パターンを有する基板、及びカラーフィルタ
形成工程S52にて得られたカラーフィルタ等を用いて
液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。
【0118】セル組み立て工程S54では、例えば、パ
ターン形成工程S50にて得られた所定パターンを有す
る基板とカラーフィルタ形成工程S52にて得られたカ
ラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液
晶セル)を製造する。その後、モジュール組立工程S5
6にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示
動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取
り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表
示素子の製造方法によれば、極めて微細な回路パターン
を有する液晶表示素子をスループット良く得ることがで
きる。
【0119】
【発明の効果】この発明の露光装置によれば、照明装置
に備えられている照度検出手段により光源からの光の照
度を検出し、この検出値と感光性材料の分光特性に関す
る情報を含むレシピデータとに基づいて、光源からの光
の照度が、感光性材料の分光特性に応じた一定の照度と
なるように制御する。従って、基板に塗布された感光性
材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照度の照明光
を用いて感光性材料の露光を行うことができる。
【0120】また、この発明の露光方法によれば、照明
工程により、基板に塗布された感光性材料の感度に基づ
いた照度でマスクが照明されるため、基板に塗布された
感光性材料の分光特性に応じた最適、かつ一定の照度の
照明光を用いて感光性材料の露光を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる露光装置の
全体の概略構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかる照明光学系
の側面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかる吸光板及びヒート
シンクの形状を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる波長選択フィルタ
を透過した光のスペクトルを説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかる露光装置の
照明光学系の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかる照明光学系
の光源ユニットの構成図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかる露光装置の
照明光学系の構成図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態にかかる露光装置の
照明光学系の構成図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態にかかる照明光学系
の光源ユニットの構成図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかるマイクロデバイ
スとしての半導体デバイスを製造する方法のフローチャ
ートである。
【図11】本発明の実施の形態にかかるマイクロデバイ
スとしての液晶表示素子を製造する方法のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…光源、3…反射鏡、6a,6b…波長選択フィル
タ、7…減光フィルタ、8a,8b…吸光板、9a,9
b…ヒートシンク、11…ライトガイド、14b〜14
f…減光フィルタ、20…主制御系、24…照度セン
サ、30,30a,30b…光センサ、32…光ファイ
バ、34…電源制御装置、36…電源装置、38a,3
8b…フィルタ、DP…パターン、M…マスク、P…プ
レート、IL…照明光学系、PL…投影光学系、PL1
〜PL5…投影光学ユニット、MS…マスクステージ、
PL…プレートステージ。
フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 BB01 BB02 CA12 CA14 GB00 LA12 5F046 BA05 CB04 CB05 CB07 CB08 CB13 CB20 CB23 CB25 DA01 DA11 DB01 DC02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上に形成されたパターンを感光性
    材料が塗布された基板上へ転写する露光装置において、 光源と、該光源からの光の照度を検出する照度検出手段
    とを備え、該照度検出手段からの検出値と前記感光性材
    料の分光特性に関する情報を含むレシピデータとに基づ
    いて前記光源からの光が一定の照度となるように制御す
    る照明装置と、 前記照明装置からの光により照明されたマスク上の前記
    パターンを前記基板上に投影する投影光学系と、を備え
    ることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記照明装置は、前記光源からの光の波
    長域を変更する波長域変更手段を更に備え、 前記感光性材料の分光特性に関する情報を含む前記レシ
    ピデータと前記照度検出手段からの検出値とに基づい
    て、前記波長域変更手段により変更された波長の光が一
    定の照度となるように制御することを特徴とする請求項
    1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記照明装置は、複数の光源と、各光源
    の照度を検出する複数の照度検出手段と、前記各光源か
    らの光の波長域を変更する複数の波長域変更手段とを備
    え、 前記各照度検出手段による検出値に基づいて、前記各波
    長域変更手段により変更された波長域の光が一定の照度
    となるように制御することを特徴とする請求項1記載の
    露光装置。
  4. 【請求項4】 前記照度検出手段は、互いに異なる波長
    分布を有する複数の波長域の光の照度をそれぞれ検出す
    ることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に
    記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記照明装置は、前記光源からの照明光
    を前記マスク側へ反射させる反射鏡を備え、 前記照度検出手段は、前記反射鏡からの漏れ光に基づい
    て前記光源からの光の照度を検出することを特徴とする
    請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記基板上の照度を検出する照度センサ
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項5の何
    れか一項に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記基板上の照度を検出する前記照度セ
    ンサは、前記基板ステージ上に載置されていることを特
    徴とする請求項6記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記基板上の照度を検出する前記照度セ
    ンサは、前記基板と光学的に共役な位置の照度を検出す
    るセンサであることを特徴とする請求項6記載の露光装
    置。
  9. 【請求項9】 前記照度センサは、互いに異なる波長分
    布を有する複数の波長域の光の照度をそれぞれ検出する
    ことを特徴とする請求項6〜請求項8の何れか一項に記
    載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記光源からの光の照度を調整する調
    光手段を更に備え、 前記照度センサにより検出された、互いに異なる波長分
    布を有する複数の波長域の光の照度に基づいて、前記光
    源又は前記調光手段を制御することを特徴とする請求項
    9記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜請求項9の何れか一項に記
    載の露光装置を用いた露光方法において、 前記照明装置を用いてマスクを照明する照明工程と、 前記投影光学系を用いて前記マスクのパターン像を前記
    基板上に投影する投影工程とを含むことを特徴とする露
    光方法。
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