JP2003295098A - 画像形成装置、その制御方法 - Google Patents
画像形成装置、その制御方法Info
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Abstract
する際に、回転速度変動を可及的に抑制しつつ、安定し
た回転を容易かつ安価に得られ、さらに入力された画像
信号を反映した画像を確実に得られるようにする。 【解決手段】 露光用のレーザビームの進行方向をポリ
ゴンミラーにより偏向させながら感光ドラムを露光走査
する場合に、ポリゴンミラーから感光ドラムに照射され
るレーザビームの周期をポリゴンミラーの鏡面毎に測定
し、その測定結果に基づいてポリゴンミラー駆動用のポ
リゴンモータの目標周期(速度)を鏡面毎に設定してポ
リゴンモータを駆動制御する。
Description
駆動させるモータ(ポリゴンモータ)の速度制御技術に
関するものである。
用したレーザビームプリンタ等において、回転多面鏡を
回転させるモータ(以下、ポリゴンモータという)の回
転速度を制御する方式として、回転多面鏡の各鏡面の基
準位置(例えば、先頭位置)からのレーザ光の反射光に
基づいて生成される主走査同期信号(以下、BD信号と
いう)の周期を目標の周期に合わせるように、ポリゴン
モータの回転速度を制御する方式が知られている。
図9に示したように構成されている。図9において、レ
ーザユニット102は、入力された画像信号(VIDE
O信号)101に基づいてレーザビームをドット単位で
ON/OFFする。レーザユニット102から発振され
たレーザビーム103は、回転多面鏡(ポリゴンミラ
ー)105に照射される。このポリゴンミラー105
は、ポリゴンモータ104により回転駆動されて、レー
ザビームを偏向させる。
ーム107の焦点が感光ドラム108上に結ばれるよう
に作用する。このレーザビーム107の照射により、感
光ドラム108には画像信号101に対応する静電潜像
が形成される。この静電潜像は、図示省略した現像器に
よりトナー像として現像されて、記録紙に転写される。
ラー105を毎分1万〜2万回転位の高速で回転させて
いるが、このポリゴンミラー105の1つの鏡面でレー
ザビーム107が図9の左右方向に1回振られる間に、
すなわち感光ドラム108が主走査方向にレーザビーム
107で1ライン露光走査される間に、この感光ドラム
108は、縦方向(副走査方向)に1ドット分だけ回転
される。
る露光走査位置が主走査方向の先頭位置になったとき
に、当該反射鏡120にレーザビーム107が照射され
る位置に配備されており、この反射鏡120で反射され
たレーザビーム107は、光電変換素子109に入射さ
れる。光電変換素子109は、入射されたレーザビーム
107を光電変換し、電気的な主走査同期信号(以下、
BD信号という)として出力する。
て、ポリゴンモータ104の回転制御等の各種の制御を
行う制御回路111に伝送される。なお、上記の説明か
ら推測できるように、BD信号は、ポリゴンミラー10
5の鏡面毎に1パルスづつ生成されることになる。本従
来例では、6面のポリゴンミラー105を使用している
ので、1回転当たり6回のBD信号が生成されることに
なる。
制御方法について説明する。図10は、図9に示した制
御回路111の回路ブロック図であり、ポリゴンモータ
104等を模式的に書き加えている。また、BD信号検
出用の反射鏡120等は省略している。
あるBD信号は、分周回路11に入力される。分周回路
11では、BD信号をポリゴンミラー105の鏡面数に
等しい値で分周する。ここでは、6面のポリゴンミラー
105を使用しているので、BD信号を6分周すること
になる。そして、分周回路11で分周されたBD信号
(BD/6信号)の周期をもとにして、ポリゴンモータ
104の速度制御を行うことになる。
明する。ポリゴンミラー105の各鏡面は、全て等しく
できてはおらず、鏡面の長さのバラツキ等、面精度等に
バラツキがある。従って、ポリゴンモータ104の回転
が安定している場合でも、実際のBD信号の周期はばら
ついている。
105の鏡面が6面であるとすると、図11に示したよ
うに、これら鏡面で生成される各BD信号の周期はT
1,T2,T3,T4,T5,T6となり、以降、これ
ら周期の各BD信号がサイクリックに生成されることに
なる。
目標速度で回転していても、図11のように各BD信号
の周期T1〜T6がばらついていれば、これらBD信号
に基づいてポリゴンモータ104を制御した場合に適正
に制御できなくなってしまう。
を生成すると、図11の下の波形のように、ポリゴンモ
ータ104の1回転で1パルスのBD信号(BD/6信
号)に整形される。この場合、ポリゴンモータ104の
回転速度が目標速度で安定していれば、BD/6信号
は、ポリゴンミラー105の各鏡面間の面精度のばらつ
きの影響を受けずに、その周期が常に一定(Troun
d)になる。
ポリゴンミラー105の各鏡面間の面精度のばらつきの
影響を受けずに、ポリゴンモータ104の回転周期を正
確に測定することが可能になる。以上説明した理由によ
り、BD信号をポリゴンミラーの鏡面数に等しい値で分
周し、その分周に係るBD信号をポリゴンモータ104
の速度検出用の基準信号として使用している。
/6信号)は、カウンタ12に入力される。カウンタ1
2は、図示しないクロックを計数するアップカウンタで
あり、BD/6信号が入力される毎にそのカウント値を
クリアすることにより、BD/6信号の周期、すなわち
ポリゴンモータ104の回転周期を計測するように構成
されている。
(BDprd信号)と目標速度(Vtgt)とを比較
し、その比較結果に応じてポリゴンモータ104の加速
/減速を指示する制御信号を生成する。なお、目標速度
Vtgtとしては、BD/6信号に対応する目標速度が
設定されている。
速指示信号(ACC信号)、減速指示信号(DEC信
号)の機能を示している。
イアクティブの信号であり、図12に示したように、A
CC信号だけが「High」のときは加速指示、DEC
信号だけが「High」のときは減速指示、ACC信号
とDEC信号が共に同レベルのときは速度保持を指示す
ることを意味している。
のタイミングチャートに基づいて説明する。なお、図1
3,14の例では、目標速度(Vtgt)を「80」と
しており、図13,14は、ポリゴンモータ104の速
度が目標速度よりも遅い場合、速い場合を示している。
速度よりも遅い場合について説明する。図13に示した
ように、BD/6信号の立下りエッジが入力されると、
カウンタ12のカウント値(BDprd)が「0」にク
リアされる。その後、カウンタ12は、図示しないクロ
ックに同期して1,2,3,…とカウントアップしてい
くが、カウント値がVtgtとして設定されている値
「80」を超えると、比較器13は、BD/6信号の次
の立下りエッジが入力されるまで、「High」レベル
のACC信号を出力する。
目標速度に対して遅くなるほどBD/6信号の周期は長
くなるので、ACC信号は、ポリゴンモータ104の速
度が遅くなるほど「High」レベルの幅が長くなるこ
とになる。
速度よりも速い場合について説明する。図14に示した
ように、2個目のBD/6信号の立下りエッジが入力さ
れた時のカウント値が「77」であったとすると、比較
器13は、目標速度である「80」に対して足りない分
の幅だけ「High」レベルのDEC信号を出力する。
速くなるほどBD/6信号の周期は短くなるので、DE
C信号は、ポリゴンモータ104の速度が目標速度に対
して速くなるほど「High」レベルの幅が長くなるこ
とになる。
等しい場合、すなわち、BD/6信号の周期=Vtgt
の場合は、ACC信号、DEC信号ともに「Low」レ
ベルのままとなる。
C信号は、モータ駆動部14に入力される。モータ駆動
部14は、定電流源19,20、スイッチング素子1
6,17、チャージポンプコンデンサ15、増幅器16
により構成されている。
6,17は、コンデンサ15の充放電回路を形成してい
る。DEC信号が「High」になるとスイッチング素
子16がオンし、電流源19を介してチャージポンプコ
ンデンサ15が充電される。また、ACC信号が「Hi
gh」になると、スイッチング素子17がオンし、電流
源20を介してチャージポンプコンデンサ15が放電さ
れる。
電圧は、ACC信号、DEC信号の「High」レベル
の幅に比例して増減する。この電圧を次段の増幅器18
を介してモータドライバ21に伝送する。モータドライ
バ21では、この電圧に比例した電流をポリゴンモータ
104に供給して回転させる。
度よりも遅い場合、ACC信号が「High」になるの
でチャージポンプコンデンサ15の電圧が高くなり、ポ
リゴンモータ104は加速される。逆に、ポリゴンモー
タ104の回転速度が目標速度よりも速い場合は、DE
C信号が「High」になるのでチャージポンプコンデ
ンサ15の電圧が低下し、ポリゴンモータ104は減速
される。
ow」の場合は、スイッチング素子16,17が共にオ
フとなっているので、チャージポンプコンデンサ15の
電圧は変化せず、速度を保持するモードとして動作す
る。このようにして、ポリゴンモータ104の回転速度
は、最終的には目標速度で安定する。
では、ポリゴンモータ104の回転速度変動を検出する
間隔が、6回のBD信号に相当する長い間隔になるた
め、回転速度変動が大きくなってしまう可能性があっ
た。
間隔が長くなってしまうので、ポリゴンモータ104を
安定して回転制御するためのモータ駆動部14のチュー
ニングが難しい、具体的には、チャージポンプコンデン
サ15の電圧安定性の確保や、1回の加速/減速指示に
対する加速量/減速量の調整等が難しいという問題があ
った。
号をポリゴンミラーの面数で分周せずに各BD毎に速度
検知を行い、加速/減速信号を生成する構成が考えられ
る。この場合、従来例の中で説明したポリゴンミラーの
面精度のばらつきが、ポリゴンモータの速度制御に影響
を与えないように、ポリゴンミラーの各鏡面の長さに応
じて個別に目標速度を設定し、ポリゴンミラーのレーザ
照射面が切替わる毎に目標速度を現在のレーザ照射面に
対応した個別の目標速度に切替えるようにすることが有
効である。
ポリゴンミラーの鏡面毎の面精度のばらつきを知る必要
があるが、ポリゴンミラーをレーザビームスキャナに組
付ける前に各鏡面の長さを測定し、その測定値をメモリ
等にバックアップしたのでは、メモリが必要となりコス
トアップとなってしまう。
そのポリゴンミラーに固有の値であるので、故障等の理
由でポリゴンミラーを交換した際には、バックアップさ
れた測定値を交換後のポリゴンミラーに対応した値に書
換えなければならず、交換作業が煩雑になってしまう。
さらに、バックアップデータの入力を誤ると、ポリゴン
モータの速度制御に支障を来たしてしまい、入力された
画像信号を忠実に反映した画像を得られなくなる虞があ
る。
になされたもので、その課題は、ポリゴンモータの回転
速度を目標速度に制御する際に、回転速度変動を可及的
に抑制しつつ、安定した回転を容易かつ安価に得られ、
さらに入力された画像信号を反映した画像を確実に得ら
れるようにすることにある。
め、本発明は、露光用の光ビームの進行方向を回転多面
鏡により偏向させながら感光体を露光走査する露光走査
部を有する画像形成装置において、前記露光走査部は、
前記回転多面鏡から前記感光体に照射される光ビームの
状態を該回転多面鏡の鏡面毎に測定する測定手段と、前
記測定手段による測定結果に基づいて前記回転多面鏡を
回転駆動するポリゴンモータの目標回転制御値を該回転
多面鏡の鏡面毎に設定する設定手段と、前記設定手段に
よる設定された目標回転制御値に基づいて前記ポリゴン
モータを駆動制御する制御手段とを有している。
方向を回転多面鏡により偏向させながら感光体を露光走
査する露光走査部を有する画像形成装置の制御方法にお
いて、前記露光走査部は、前記回転多面鏡から前記感光
体に照射される光ビームの状態を該回転多面鏡の鏡面毎
に測定する測定工程と、前記測定工程による測定結果に
基づいて前記回転多面鏡を回転駆動するポリゴンモータ
の目標回転制御値を該回転多面鏡の鏡面毎に設定する設
定工程と、前記設定工程による設定された目標回転制御
値に基づいて前記ポリゴンモータを駆動制御する制御工
程とを有している。
に基づいて説明する。
用したポリゴンモータの駆動制御等、各種の制御を行う
制御回路の回路ブロック図であり、本制御回路111
は、電子写真方式のプリンタに搭載されたものである。
タ等を模式的に書き加え、BD信号検出用の反射鏡12
0(図9参照)等は省略している。また、電子写真方式
の露光走査系の構成は、図9に示した従来例と全く同様
なので、ここでは、その説明を省略する。
aにより統御されるものであり、CPU111aは、R
OM111bにプリセットされた制御プログラムに基づ
いて、各種の処理を統御する。この際、CPU111a
は、RAM111cをワークエリア等として利用する。
ンミラー105の特定の鏡面がレーザ光の照射面になっ
ている期間中に「High」レベルのパルスとなる信号
であり、本実施形態では、6面ある鏡面の中から特定の
1つの鏡面を基準面として検出するのに使用している。
カウンタ1は、図示しないクロックを計数するアップカ
ウンタであり、BD信号が入力される毎にそのカウント
値をクリアすることにより、BD信号の周期、すなわち
ポリゴンモータ104の回転周期を計測するように構成
されている。
6面のポリゴンミラー105を使用しているので、分周
回路11はBD信号を6分周し、その分周結果をBD/
6信号としてセレクタ32に出力している。
とを「BD分周モード」信号により切替えている。この
BD分周モード信号は、「1」のときは「BD分周モー
ド」であり、「0」のときは「6面独立制御モード」で
ある。セレクタ32は、BD分周モード信号が「BD分
周モード」の場合にはBD/6信号を選択し、BD信号
を選択し、「6面独立制御モード」の場合にはBD信号
を選択して、それら選択したモード情報をBDsel信
号としてカウンタ1に出力する。本実施形態では、BD
sel信号の周期に基づいてポリゴンモータ104の回
転速度を制御している。
をポリゴンミラー105の鏡面数で分周することによ
り、ポリゴンモータ104の1回転毎に1回生成される
BD信号(パルス)を基準にして、ポリゴンモータ10
4の回転速度を制御するモードである。また、「6面独
立制御モード」とは、ポリゴンミラー105の各鏡面に
対応するBD信号を分周することなくそのまま利用する
モードであり、BD信号が入力される毎に当該BD信号
の周期をポリゴンモータ104の目標周期として設定し
直しながら、ポリゴンモータ104の回転速度を制御す
るモードである(図3参照)。
を計数するアップカウンタにより構成されている。この
カウンタ1は、セレクタ32からBD信号、又はBD/
6信号が入力される毎にそのカウント値をクリアするこ
とにより、BD信号又はBD/6信号の周期、すなわ
ち、ポリゴンミラー105の各鏡面の周期、又はポリゴ
ンミラー105の1回転の周期を計測するように構成さ
れている。
31は、最初にBD信号の周期を測定し、測定したBD
信号の周期をポリゴンモータ104の目標周期として設
定する。
周期測定処理を、図4のタイムチャートに基づいて説明
する。
ト(「L」→「H」)されると、目標値設定部31は、
次の基準面検出信号を待ってBD信号の周期測定モード
に入り、その次のBD信号が入力されると、BD信号の
周期測定を開始する。
力されたBD信号の周期T1をポリゴンミラー105の
1面目(基準面)の目標周期Vtgt1として設定し、
2回目に入力されたBD信号の周期T2をポリゴンミラ
ー105の2面目の目標周期Vtgt2として設定す
る。
目、4面目、5面目、6面目の目標周期Vtgt3,
4,5,6をBD信号が入力される毎に順次設定してい
く。このようにして目標値設定部31により設定された
各鏡面の目標周期Vtgt1〜Vtgt6は、目標値切
替部2に順次出力される。
処理を、図3,6に基づいて説明する。
gtを比較器3に出力する。すなわち、BD分周モード
信号が「1」でありBD分周モードの時は、ポリゴンモ
ータ104の1回転当たりの周期VtgtTをVtgt
信号として出力し、BD分周モード信号が「0」であり
6面独立モードの時は、各鏡面別の目標周期Vtgt1
〜Vtgt6をVtgt信号として出力する。
処理を、図6のタイムチャートに基づいて詳細に説明す
る。
「1」であり「BD分周モード」の時には、上記のよう
に、ポリゴンモータ104の1回転当たりの周期Vtg
tTをVtgt信号として出力するが、この1回転当た
りの周期VtgtTは、以後、BD信号が入力されても
切替えず固定したままとする。
ド信号が「0」に切替えられると、目標値切替部2は、
次の基準面検出信号とBD信号の入力を待って「6面独
立制御モード」に入る。目標値切替部2は、6面独立制
御モードに入ると、基準面検出信号を検知した次のBD
信号の入力タイミングでVtgt信号としてVtgt1
(1面目用の目標周期)を選択し、その後、BD信号が
入力される毎にVtgt2,Vtgt3,…,Vtgt
6と切替えていく。以後、このような鏡面毎の目標周期
切替シーケンスを、ポリゴンモータ104が1回転する
毎にサイクリックに繰返す。
(BDprd信号)と目標値切替部2からの目標周期
(Vtgt)とを比較し、その比較結果に応じてポリゴ
ンモータ104の加速/減速を指示する制御信号を生成
する。この制御信号は、従来例の説明の際に使用した図
12と同様なので、ここでは説明を省略する。また、モ
ータ駆動部14の動作も、従来例で説明した図13,1
4と同様なので、ここでは説明を省略する。
図5のフローチャートに基づいて説明する。
らの印刷指示に基づいてポリゴンモータ104を起動す
る(ステップS1)。この際、CPU111aは、BD
分周モード信号を「1」としてBD分周モードを設定
し、BD信号を生成すべくレーザユニット102により
レーザビームを発振させる。また、ポリゴンモータ10
4の目標周期Vtgtとしては、ポリゴンモータ104
の1回転分の周期VtgtTを設定する。
104が定常回転に達したか否かを、比較器3からの定
常回転検出信号に基づいて判断する(ステップS2)。
その結果、定常回転に達していなければ、ステップS2
に戻ることにより、定常回転に達するまで待つ。
期測定モードに入り、BD信号の周期を測定する(ステ
ップS3)。ここでは、前述したように、図8のような
手順でポリゴンミラー105の各鏡面に対応したBD信
号の周期を測定する。
するのを待ち(ステップS4)、6面独立制御モードに
移行する(ステップS5)。この6面独立制御モードに
移行した後は、図2のタイムチャートに示したように動
作する。
検出信号が入力された次のBD信号の入力に同期して、
目標周期VtgtがVtgt1となり、以降、目標周期
Vtgtは、BD信号が入力される毎にVtgt2,V
tgt3,…,Vtgt6と切替えられていき、このシ
ーケンスが基準面検出信号が入力される毎に繰返され
る。このシーケンスの繰返しは、感光ドラム108に対
する主走査方向の全ラインの露光走査が完了するまで継
続される(ステップS6)。
ンモータ104の1周分の周期に対して回転を安定させ
た状態でポリゴンミラー105の面数分のBD信号の周
期を測定することにより、各鏡面毎の長さのばらつきを
認識するようにしている。
換するような場合に、その交換に係るポリゴンミラーの
各鏡面の長さを別途測定して、メモリに書込むといった
面倒な交換作業を行う必要がなくなる。また、測定した
各鏡面の長さを間違ってメモリに書込んでしまい、ポリ
ゴンモータの速度制御に支障を来たし、所望の画像を得
られなくなるといった問題も解決することができる。
てポリゴンモータの速度制御を行っているので、周期
(速度)検知の間隔や加速/減速指示信号の間隔を短く
することができ、速度変動が小さく、安定した回転が得
られるポリゴンモータの制御回路を容易に実現すること
が可能となる。
にするために言及していないが、実際にはBD分周制御
モードと6面独立制御モードとの切替時に、ポリゴンモ
ータ104の回転制御が不安定にならないように留意す
る必要がある。
モリにバックアップしておき、次回の画像形成時のモー
タ速度制御においては、そのバックアップデータを使用
するようにすれば、装置の電源を投入する毎に各鏡面の
ばらつきを測定する必要がなくなり、画像形成動作を迅
速に開始することが可能になる。
は、ポリゴンモータ104の速度制御を行う際の目標値
として「周期」を設定していたが、第2の実施形態で
は、目標値として「速度(回転速度)」」を設定するよ
うに構成している。
111の回路ブロック図である。なお、第2の実施形態
は、第1の実施形態に対して目標値設定部50の動作だ
けが異なり、他の点は同様なのでその説明は省略する。
トのように動作する。すなわち、CPU111aにより
測定開始信号がセット(「L」→「H」)されると、次
の基準面検出信号の入力を待ってBD信号の周期測定モ
ードに入り、次のBD信号が入力されるとBD信号の周
期測定を開始する。6面分の周期を測定した後、以下の
計算を行い、各鏡面に対する目標速度を決定する。
D信号の周期の合計値、すなわちポリゴンミラー105
の1回転分の周期であり、Tall=T1+T2+T3
+T4+T5+T6として算出されるものである。ま
た、VtgtTは、ポリゴンミラー105の1回転の目
標速度である。 Vtgt1= VtgtT×T1/Tall (1面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) Vtgt2= VtgtT×T2/Tall (2面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) Vtgt3= VtgtT×T3/Tall (3面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) Vtgt4= VtgtT×T4/Tall (4面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) Vtgt5= VtgtT×T5/Tall (5面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) Vtgt6= VtgtT×T6/Tall (6面目がレーザ照射面となっているときの目標速度) 目標値設定部50は、上記のような計算により、ポリゴ
ンモータ104の1回転分の周期Tallに対する各鏡
面の周期T1〜T6の比率に応じて、ポリゴンモータ1
04の1回転の目標速度VtgtTを分配している。
同様なので、その説明を省略する。このような第2の実
施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得ら
れることは言うまでもない。
されることなく、例えば、鏡面毎に設定する目標周期や
目標速度の数は、各鏡面について2つずつ設定するな
ど、鏡面の数より多くすることにより、ポリゴンモータ
の速度変動をより一層低減し、安定した回転が得られる
ようにすることも可能である。
120の他に、レーザの走査位置が主走査方向の中央の
位置になったときにレーザが照射される反射鏡を装備す
ることで対応することができる。
センサ(反射鏡120や光電変換素子109)を用いて
検知した各鏡面の周期に基づいてポリゴンモータを制御
することなく、速度センサにより検知した各鏡面の速度
に基づいてポリゴンモータを制御することも可能であ
る。
させて露光走査する機能を備えた画像形成装置であれ
ば、プリンタ単体以外の複写機、ファクシミリ装置等に
も適用可能である。また、本発明に係るモータ速度制御
処理機能は、ハードウェアの電子回路だけでなく、セン
サ系を除いて純粋にソフトウェアだけで実現したり、ハ
ードウェアとソフトウェアで処理を分担して実現したり
することも可能である。
露光用のレーザビームの進行方向をポリゴンミラーによ
り偏向させながら感光ドラムを露光走査する場合に、ポ
リゴンミラーから感光ドラムに照射されるレーザビーム
の周期をポリゴンミラーの鏡面毎に測定し、その測定結
果に基づいてポリゴンミラー駆動用のポリゴンモータの
目標周期(速度)を鏡面毎に設定してポリゴンモータを
駆動制御しているので、ポリゴンモータの回転速度を目
標速度に制御する際に、回転速度変動を可及的に抑制し
つつ、安定した回転を容易かつ安価に得られ、さらに入
力された画像信号を反映した画像を確実に得ることが可
能となる。
ータの駆動制御等を行う制御回路の回路ブロック図であ
る。
制御動作を示すタイムチャートである。
別するためのBD分周モード信号を説明するための図で
ある。
モード時の動作を示すタイムチャートである。
ある。
の動作を示すタイムチャートである。
ータの駆動制御等を行う制御回路の回路ブロック図であ
る。
モード時の動作を示すタイムチャートである。
走査系の構成を示す構成図である。
ロック図である。
チャートである。
ゴンモータに対する回転速度制御信号を示す図である。
ゴンモータの回転速度が目標速度より遅い場合の回転速
度制御を説明するためのタイムチャートである。
ゴンモータの回転速度が目標速度より速い場合の回転速
度制御を説明するためのタイムチャートである。
Claims (14)
- 【請求項1】 露光用の光ビームの進行方向を回転多面
鏡により偏向させながら感光体を露光走査する露光走査
部を有する画像形成装置において、 前記露光走査部は、前記回転多面鏡から前記感光体に照
射される光ビームの状態を該回転多面鏡の鏡面毎に測定
する測定手段と、 前記測定手段による測定結果に基づいて前記回転多面鏡
を回転駆動するポリゴンモータの目標回転制御値を該回
転多面鏡の鏡面毎に設定する設定手段と、 前記設定手段による設定された目標回転制御値に基づい
て前記ポリゴンモータを駆動制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記測定手段は、前記回転多面鏡から前
記感光体に照射される各ラインの光ビームについて該感
光体の所定位置に入射される周期を測定することを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記測定手段は、前記感光体に照射され
る光ビームの主走査方向の所定位置で該光ビームの進行
方向を偏向させて光電変換素子に入射させる偏向入射手
段を有し、該光電変換素子からの信号に基づいて前記回
転多面鏡から該感光体に照射される各ラインの光ビーム
の前記周期を測定することを特徴とする請求項1又は2
に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記設定手段は、前記ポリゴンモータの
目標回転制御値として前記測定手段により測定された前
記周期を設定することを特徴とする請求項1〜3の何れ
かに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記設定手段は、前記測定手段により測
定された前記回転鏡面鏡の各鏡面分の前記周期の合計値
に対する各鏡面分の周期の比率を前記ポリゴンモータの
目標回転制御値として設定することを特徴とする請求項
1〜3の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記設定手段は、前記測定手段により測
定された前記周期を分周する分周手段と、該分周手段に
より分周された周期に基づいて前記ポリゴンモータが定
常回転状態であるか否かを判定する判定手段とを有し、
該判定手段により定常回転状態であると判定された後に
前記測定手段による測定結果に基づいて前記目標回転制
御値を前記回転多面鏡の鏡面毎に設定することを特徴と
する請求項1〜5の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項7】 前記測定手段は、前記回転多面鏡から前
記感光体に照射される各ラインの光ビームについて、該
感光体の複数の位置で該光ビームが入射される周期を測
定することを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の
画像形成装置。 - 【請求項8】 露光用の光ビームの進行方向を回転多面
鏡により偏向させながら感光体を露光走査する露光走査
部を有する画像形成装置の制御方法において、 前記露光走査部は、前記回転多面鏡から前記感光体に照
射される光ビームの状態を該回転多面鏡の鏡面毎に測定
する測定工程と、 前記測定工程による測定結果に基づいて前記回転多面鏡
を回転駆動するポリゴンモータの目標回転制御値を該回
転多面鏡の鏡面毎に設定する設定工程と、 前記設定工程による設定された目標回転制御値に基づい
て前記ポリゴンモータを駆動制御する制御工程と、 を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - 【請求項9】 前記測定工程は、前記回転多面鏡から前
記感光体に照射される各ラインの光ビームについて該感
光体の所定位置に入射される周期を測定することを特徴
とする請求項8に記載の画像形成装置の制御方法。 - 【請求項10】 前記測定工程は、前記感光体に照射さ
れる光ビームの主走査方向の所定位置で該光ビームの進
行方向が偏向されて入射される光電変換素子からの信号
に基づいて前記回転多面鏡から該感光体に照射される各
ラインの光ビームの前記周期を測定することを特徴とす
る請求項8又は9に記載の画像形成装置の制御方法。 - 【請求項11】 前記設定工程は、前記ポリゴンモータ
の目標回転制御値として前記測定工程により測定された
前記周期を設定することを特徴とする請求項8〜10の
何れかに記載の画像形成装置の制御方法。 - 【請求項12】 前記設定工程は、前記測定工程により
測定された前記回転鏡面鏡の各鏡面分の前記周期の合計
値に対する各鏡面分の周期の比率を前記ポリゴンモータ
の目標回転制御値として設定することを特徴とする請求
項8〜10の何れかに記載の画像形成装置の制御方法。 - 【請求項13】 前記設定工程は、前記測定工程により
測定された前記周期を分周する分周工程と、該分周工程
により分周された周期に基づいて前記ポリゴンモータが
定常回転状態であるか否かを判定する判定工程とを有
し、該判定工程により定常回転状態であると判定された
後に前記測定工程による測定結果に基づいて前記目標回
転制御値を前記回転多面鏡の鏡面毎に設定することを特
徴とする請求項8〜12の何れかに記載の画像形成装置
の制御方法。 - 【請求項14】 前記測定工程は、前記回転多面鏡から
前記感光体に照射される各ラインの光ビームについて、
該感光体の複数の位置で該光ビームが入射される周期を
測定することを特徴とする請求項8〜13の何れかに記
載の画像形成装置の制御方法。
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JP2002098836A JP2003295098A (ja) | 2002-04-01 | 2002-04-01 | 画像形成装置、その制御方法 |
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US10/404,910 US6870559B2 (en) | 2002-04-01 | 2003-04-01 | Image forming apparatus |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009294542A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Canon Inc | 光走査装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-04-01 JP JP2002098836A patent/JP2003295098A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009294542A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Canon Inc | 光走査装置及び画像形成装置 |
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