JP2003293886A - 作業機の燃料供給装置 - Google Patents

作業機の燃料供給装置

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JP2003293886A
JP2003293886A JP2002104038A JP2002104038A JP2003293886A JP 2003293886 A JP2003293886 A JP 2003293886A JP 2002104038 A JP2002104038 A JP 2002104038A JP 2002104038 A JP2002104038 A JP 2002104038A JP 2003293886 A JP2003293886 A JP 2003293886A
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filter
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fuel tank
pressure
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Hitoshi Chiba
仁 千葉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタを効率よく使用できる作業機の燃料
供給装置の提供。 【解決手段】 燃料タンク1と、エンジン10と、この
エンジン10に付設され燃料タンク1内の燃料をエンジ
ン10に吸上げる吸上げ式ポンプ11とを備える燃料供
給装置において、合流管路9内の圧力を圧力センサ12
によって検出し、圧力判定手段13によって圧力センサ
12により検出された圧力の低下に基づいてそのとき使
用されているフィルタ5(6)の目詰まりを判定し、フ
ィルタ5(6)に目詰まりがあると判定されたときに、
その判定結果を警報手段14によって表示し、オペレー
タに対して手動切換弁2を切り換えて目詰まりしていな
いフィルタ6(5)を使用するように促す。また、目詰
まりしたフィルタ5(6)の洗浄や交換をおこなう際
は、停止弁7(8)によって分岐管路3(4)内の燃料
の流れを停めるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ルなどの作業機に設けられ、燃料タンクからエンジンに
燃料を導く管路に燃料をろ過するフィルタを備える燃料
供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧ショベルなどの作業機に
は、燃料タンクからエンジンに燃料を供給する燃料供給
装置が備えられている。この燃料供給装置は、燃料タン
クと、燃料タンクからエンジンに燃料を導く管路と、こ
の管路の途中に設けられ、燃料をろ過するフィルタとが
具備されている。この燃料供給装置では、燃料が燃料タ
ンクからエンジンに達する前にろ過されるので、エンジ
ン内へのコンタミネーション等の浸入が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の作業機の燃料供給装置では、フィルタが目詰まりし
てろ過機能が低下すると、燃料タンクからエンジンへの
燃料の供給量不足となり、エンジンの出力が低下した
り、エンジンが停止したりするので、そのフィルタを取
り外して洗浄や交換をおこなう必要がある。
【0004】上述のフィルタの洗浄や交換は、作業機に
より作業を実施している最中にその作業を中断しておこ
なうと、作業進行の妨げになる。また、作業現場によっ
ては、フィルタを取り外して洗浄や交換をおこなうこと
が困難な現場や、作業中にエンジンが停止して身動きが
とれなくなると危険な現場がある。このため、従来で
は、作業機により作業を実施する前に、フィルタにある
程度目詰まりが生じていれば、そのフィルタが洗浄時期
や交換時期に達していなくても洗浄や交換をおこなうよ
うにしており、フィルタを効率よく使用できなかった。
【0005】本発明は、上述の現状を考慮してなされた
もので、その目的は、フィルタを効率よく使用すること
ができる作業機の燃料供給装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項1に係る発明は、燃料タンクと、この燃料
タンク内の燃料をエンジンに導く管路と、この管路内に
前記燃料タンクから前記エンジンへの燃料の流れを発生
させる燃料ポンプと、前記管路に設けられ、燃料をろ過
するフィルタとを備える作業機の燃料供給装置におい
て、前記管路が、この管路の途中で分岐する分岐管路
と、これら分岐管路が再び合流する合流管路とを含み、
前記分岐管路のそれぞれに設けられるフィルタと、前記
分岐管路の分岐部に設けられ、前記燃料タンクと前記合
流管路とを選択的に接続可能な切換弁と、前記分岐管路
における前記合流管路側にそれぞれ設けられる停止弁と
を備える構成にしてある。
【0007】このように構成した請求項1に係る発明で
は、作業機により作業を実施する際、燃料タンク内の燃
料が、切換弁によって選択されたいずれかの分岐管路に
導かれ、この分岐管路に設けられたフィルタによってろ
過され、合流管路に導かれてエンジンに供給される。そ
して、そのとき使用されていたフィルタが目詰まりする
と、切換弁を切り換えて、別の分岐管路に設けられたフ
ィルタによって燃料のろ過をおこなうようにする。
【0008】このように、ろ過機能の低下したフィルタ
を切換弁によって別のフィルタに切り換えることができ
るので、作業機により作業を実施する前にフィルタの洗
浄や交換をおこなわなくても、作業機による作業の進行
をフィルタのろ過機能の低下に起因して妨げることがな
い。また、フィルタを取り外して洗浄や交換をおこなう
ことが困難な作業現場や、作業中にエンジンが停止して
身動きがとれなくなると危険な作業現場でもフィルタを
切り換えることができるので、これらの作業現場におい
て作業機により作業を実施する際にも、その作業前にフ
ィルタの洗浄や交換をおこなわずに済む。
【0009】なお、目詰りしたフィルタについては、そ
のフィルタが設けられた分岐管路と合流管路と連通を停
止弁により遮断して、フィルタの洗浄や交換を行なうよ
うにする。
【0010】つまり、請求項1に係る発明によれば、作
業機により作業を実施する前に、洗浄時期や交換時期に
達していないフィルタの洗浄や交換をおなう必要がない
ので、交換時期や洗浄時期まで使い切ることができ、し
たがって、フィルタを効率良く使用することができる。
【0011】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記切換弁を、手動切換可能に設定
したことを特徴としている。
【0012】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
係る発明において、前記切換弁を、自動切換可能に設定
にしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項4に係る発明は、請求項1〜
3のいずれかに係る発明において、前記燃料タンク内の
燃料を前記エンジン側から吸上げて前記エンジンに送る
ように前記燃料ポンプを設けるとともに、前記合流管路
内の圧力の低下に基づいて、そのとき使用しているフィ
ルタのろ過機能が低下していると判定して警報指令信号
を出力する圧力判定手段を備えることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項5に係る発明は、請求項3に
係る発明において、前記燃料タンク内の燃料を前記燃料
タンク側から押出して前記エンジンに送るように前記燃
料ポンプを設けるとともに、前記燃料タンクから前記分
岐管路に燃料を導く管路内の圧力と、前記合流管路内の
圧力との差圧の大きさに基づいてそのとき使用している
フィルタのろ過機能が低下したかどうかを判定する差圧
判定手段と、この差圧判定手段によりろ過機能が低下し
ていると判定されたときに、前記切換弁への切換指令信
号および報知指令信号を出力する切換弁制御手段とを備
えることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の燃料供給装置の実
施形態を図に基づいて説明する。
【0016】はじめに、本発明の第1実施形態について
説明する。
【0017】図1は、第1実施形態の基本構成を示す説
明図である。
【0018】第1実施形態は、例えば油圧ショベルなど
の作業機に設けられ、燃料タンク1と、この燃料タンク
1からエンジン10への燃料の流れを 発生させ
る燃料ポンプ、例えばエンジン10に付設され燃料タン
ク1内の燃料をエンジン10に吸上げる吸上げ式ポンプ
11と、燃料タンク1内の燃料をエンジン10に導く管
路に設けられこの管路が途中で分岐した分岐管路、例え
ば2つに分岐した第1,第2分岐管路3,4と、これら
第1,第2分岐管路3,4が再び合流する合流管路9
と、第1,第2分岐管路3,4のそれぞれに設けられる
第1,第2フィルタ5,6のそれぞれと、第1,第2分
岐管路3,4の分岐部に設けられ燃料タンク1と合流管
路9とを選択的に接続可能な切換弁、例えば手動で切り
換えられる手動切換弁2とを備えている。
【0019】また、合流管路9に設けられる圧力センサ
12と、この圧力センサ12による合流管路9内の圧力
の低下に基づいて、そのとき使用しているフィルタ5ま
たは6のろ過機能の低下すなわち目詰まりしてないかど
うかを判定し、目詰まりしていると判定したときに、後
述する警報手段14を作動させる警報指令信号を出力す
る圧力判定手段13を備えている。
【0020】また、この圧力判定手段13には、フィル
タ5または6が目詰まりしていると判定されたことを知
らせる警報手段14を接続してある。この警報手段14
は、図示しないが例えば運転室内のインストルメントパ
ネルなどに設けられ、そのとき使用されているフィルタ
5または6が目詰まりしたことを点灯することによって
表示する表示灯から成る。なお、この警報手段14は、
上述したように圧力判定手段13からの警報指令信号に
応じて作動する。
【0021】また、第1分岐管路3には、フィルタ5の
洗浄や交換をおこなう際に、第1分岐管路3内の燃料の
流れを手動で停めることが可能な第1停止弁7を設けて
ある。また、第2分岐管路4にも同様に、フィルタ6の
洗浄や交換をおこなう際に、第2分岐管路4内の燃料の
流れを手動で停めることが可能な第2停止弁8を設けて
ある。
【0022】このように構成した第1実施形態では、作
業機により作業を実施する際、その作業機のエンジン1
0を始動する前に、手動切換弁2により、例えば燃料タ
ンク1を第1分岐管路3を介して合流管路9に接続して
おく。エンジン10を始動すると、燃料タンク1内の燃
料は、吸上げ式ポンプ11によって吸上げられ、第1分
岐管路3に導かれ、第1フィルタ5によってろ過され、
合流管路9に導かれてエンジン10に供給される。
【0023】エンジン10が駆動している間、圧力セン
サ12によって合流管路9内の圧力が検出され、その検
出された圧力に相当する圧力信号が出力され、圧力判定
手段13に入力される。これにより、そのとき使用され
ているフィルタ(今は第1フィルタ5)の目詰りに伴っ
て合流管路9内の圧力が低下していないかどうかが判定
される。
【0024】圧力判定手段13によってフィルタ5の目
詰まりに伴う圧力低下が生じていると判定されると、こ
の圧力判定手段13から警報指令信号が出力され、警報
手段14に入力される。これにより、警報手段14であ
る表示灯が点灯し、第1フィルタ5が目詰まりしている
ことが運転室内に表示される。そして、この表示を見た
オペレータは、手動切換弁2を切り換えて、燃料タンク
1を第2分岐管路4を介して合流管路9に接続し、これ
により第2フィルタ6によって燃料のろ過をおこなうよ
うにする。
【0025】上述の目詰まりした第1フィルタ5につい
ては、作業機を使用しないときに適宜洗浄や交換をおこ
なう。
【0026】次に作業機により作業を実施する際は、前
回の作業中に、手動切換弁2により燃料タンク1が第2
分岐管路4を介して合流管路9に接続されているので、
そのままエンジン10を駆動させ、第2フィルタ6で燃
料のろ過をおこなう。そして、第2フィルタ6が目詰ま
りしたときに、手動切換弁2を切り換えて、前回の作業
後に洗浄または交換した第1フィルタ5によって燃料の
ろ過をおこなうようにする。
【0027】このように第1実施形態では、手動切換弁
2によって第1フィルタ5と第2フィルタ6を切り換え
ることがきるので、作業機により作業を実施する前に、
洗浄時期や交換時期に達していないフィルタの洗浄や交
換をおこなわなくても、作業機による作業の進行をフィ
ルタのろ過機能の低下に起因して妨げることがない。ま
た、フィルタを取り外して洗浄や交換をおこなうことが
困難な作業現場や、作業中にエンジンが停止して身動き
がとれなくなると危険な作業現場でも第1フィルタ5と
第2フィルタ6を切り換えることができるので、これら
の作業現場において作業機により作業を実施する際に
も、その作業前にフィルタの洗浄や交換をおこなわずに
済む。
【0028】つまり、作業機により作業を実施する前
に、洗浄時期や交換時期に達していないフィルタの洗浄
や交換をおなう必要がないので、交換時期や洗浄時期ま
で使い切ることができ、これにより、フィルタを効率良
く使用することができる。したがって、フィルタの洗浄
や交換にかかるメンテナンス費用を従来よりも削減する
ことができる。
【0029】また、警報手段14によって、第1,第2
フィルタ5,6のそれぞれについて目詰まりしているか
どうかを運転室内で確認できるので、フィルタの目視点
検等の煩わしさを解消することができる。
【0030】また、第1,第2フィルタ5,6の2つの
フィルタを備えているので、作業機による作業を従来よ
りも長時間続行することができる。
【0031】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。
【0032】図2は、第2実施形態の基本構成を示す説
明図である。
【0033】第2実施形態は、例えば油圧ショベルなど
の油圧油圧ショベルなどの作業機に設けられ、燃料タン
ク1と、この燃料タンク1からエンジン10への燃料の
流れを発生させる燃料ポンプ、例えば燃料タンク1に付
設され燃料タンク1側から燃料を押出す押出し式ポンプ
15と、燃料タンク1内の燃料をエンジン10に導く管
路に設けられこの管路が途中で分岐した分岐管路、例え
ば2つに分岐した第1,第2分岐管路3,4と、これら
分岐管路3,4が再び合流する合流管路9と、分岐管路
3,4のそれぞれに設けられる第1,第2フィルタ5,
6と、第1,第2分岐管路3,4の分岐部に設けられ燃
料タンク1と合流管路9とを選択的に接続可能な切換
弁、例えば電磁切換弁2とを備えている。
【0034】また、燃料タンク1から第1,第2分岐管
路3,4に燃料を導く管路に設けられる圧力センサ17
と、合流管路9に設けられる圧力センサ18と、圧力セ
ンサ17によって検出された圧力に相当する圧力信号、
および圧力センサ18によって検出された圧力に相当す
る圧力信号のそれぞれが入力され、それらの圧力の差圧
の大きさに基づいて電磁切換弁16を駆動させる切換指
令信号を出力するコントローラ19を備えている。
【0035】このコントローラ19には、そのとき使用
されているフィルタ5または6の目詰まりに伴う差圧の
増加に基づいてフィルタ5または6が目詰まりしていな
いかどうかを判定し、目詰まりしていると判定したとき
に、その判定結果に対応する判定信号を出力する差圧判
定手段20と、この差圧判定手段20からの判定信号に
応じて電磁切換弁16を駆動させる切換指令信号を出力
する切換弁制御手段21とを内蔵している。
【0036】また、コントローラ19には、電磁切換弁
16が切り換えられたことを知らせる報知手段22を接
続してある。この報知手段22は、図示しないが例えば
運転室内のインストルメントパネルに設けられ、電磁切
換弁16が切り換えられたことを点灯することによって
表示する表示灯から成りる。なお、上述の切換弁制御手
段21は、電磁切換弁16に切換指令信号を出力した
後、報知手段22を作動させる報知指令信号を出力する
ように設定してある。
【0037】また、第1分岐管路3には、フィルタ5の
洗浄や交換をおこなう際に、燃料の流れを手動で停める
ことが可能な第1停止弁7を設けてある。また、第2分
岐管路4にも同様に、フィルタ6の洗浄や交換をおこな
う際に、燃料の流れを手動で停めることが可能な第2停
止弁8を設けてある。
【0038】このように構成した第2実施形態では、作
業機により作業を実施する際、例えば電磁切換弁16に
よって燃料タンク1が第1分岐管路3を介して合流管路
9に接続されていたとする。この状態でエンジン10が
駆動すると、燃料タンク1内の燃料は、押出し式ポンプ
15によって押出され、第1分岐管路3に導かれ、第1
フィルタ5によってろ過され、合流管路9に導かれてエ
ンジンに10に供給される。
【0039】エンジン10が駆動している間、圧力セン
サ17によって燃料タンク1と第1,第2分岐管路3,
4との間の管路内の圧力が検出され、圧力センサ18に
よって合流管路9内の圧力が検出される。各圧力センサ
17,18によって検出された圧力のそれぞれは圧力信
号としてコントローラ19の差圧判定手段20に入力さ
れる。この差圧判定手段20では、燃料タンク1から第
1,第2分岐管路3,4に燃料を導く管路内の圧力と、
合流管路9内の圧力との差圧が、そのとき使用されてい
るフィルタ(今は第1フィルタ5)の目詰りに伴って増
加していないかどうかが判定される。
【0040】差圧判定手段20によって差圧が増加して
いると判定されると、この差圧判定手段20からは、そ
の判定結果に対応する判定信号が出力され、切換弁制御
手段21に入力される。そして、切換弁制御手段21が
その判定信号に応じて電磁切換弁16に切換指令信号を
出力する。電磁切換弁16は、その切換指令信号に応じ
て切り換わり、これにより、燃料タンク1が第2分岐管
路4を介して合流管路9に接続される。すなわち、燃料
のろ過が第2フィルタ6でおこなわれるようになる。
【0041】また、上述のように切換指令信号を出力し
た切換弁制御手段21からは、報知指令信号も出力され
る。これにより、報知手段22である表示灯が点灯し、
電磁切換弁16が切り換わったこと、すなわち、第1フ
ィルタ5が目詰まりしたので第2フィルタ6に切り換え
られたことが運転室内に表示される。
【0042】上述の目詰まりした第1フィルタ5につい
ては、作業機を使用しないときに適宜洗浄や交換をおこ
なう。
【0043】次に作業機により作業を実施する際は、前
回の作業中に電磁切換弁16によって燃料タンク1が第
2分岐管路4を介して合流管路9に接続されているの
で、そのままエンジン10を駆動させて、第2フィルタ
6で燃料のろ過をおこなう。そして、第2フィルタ6が
目詰まりすると、電磁切換弁2が自動的に切り換えら
れ、第1フィルタ5により燃料のろ過がおこなわれるよ
うになる。
【0044】このように第2実施形態では、電磁切換弁
16によって第1フィルタ5と第2フィルタ6を切り換
えることができるので、作業機によって作業を実施する
前に、洗浄時期や交換時期に達していないフィルタの洗
浄や交換をおこなっておかなくても、作業機による作業
の進行をフィルタのろ過機能の低下に起因して妨げるこ
とがない。また、フィルタを取り外して洗浄や交換をお
こなうことが困難な作業現場や、作業中にエンジンが停
止して身動きがとれなくなると危険な作業現場でも第1
フィルタ5と第2フィルタ6を切り換えることができる
ので、これらの作業現場において作業機により作業を実
施する際にも、その作業前にフィルタの洗浄や交換をお
こなわずに済む。
【0045】つまり、作業機により作業を実施する前
に、洗浄時期や交換時期に達していないフィルタの洗浄
や交換をおなう必要がないので、交換時期や洗浄時期ま
で使い切ることができ、これにより、フィルタを効率良
く使用することができる。したがって、フィルタの洗浄
や交換にかかるメンテナンス費用を従来よりも削減する
ことができる。
【0046】また、報知手段22によって、電磁切換弁
16が切り換わったことが運転室内で確認できるので、
切り換わる前に使用していたフィルタ5または6が目詰
まりしたことが間接的に確認できる。これにより、フィ
ルタの目視点検等の煩わしさを解消することができる。
【0047】また、第1,第2フィルタ5,6の2つの
フィルタを備えているので、作業機による作業を従来よ
りも長時間続行することが可能である。
【0048】
【発明の効果】以上のように、各請求項に係る発明で
は、作業機により作業を実施する前に、洗浄時期や交換
時期に達していないフィルタの洗浄や交換をおなう必要
がなく、フィルタを交換時期や洗浄時期まで使い切るこ
とができるので、フィルタを効率良く使用することがで
き、したがって、フィルタの洗浄や交換にかかるメンテ
ナンス費用を従来よりも削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料供給装置の第1実施形態の基本構
成を示す説明図である。
【図2】本発明の燃料供給装置の第2実施形態の基本構
成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 手動切換弁 3 第1分岐管路 4 第2分岐管路 5 第1フィルタ 6 第2フィルタ 7 第1停止弁 8 第2停止弁 9 合流管路 10 エンジン 11 吸上げ式ポンプ 12 圧力センサ 13 圧力判定手段 14 警報手段 15 押出し式ポンプ 16 電磁切換弁 17 第1圧力センサ 18 第2圧力センサ 19 コントローラ 20 差圧判定手段 21 切換弁制御手段 22 表示手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクと、この燃料タンク内の燃料
    をエンジンに導く管路と、この管路内に前記燃料タンク
    から前記エンジンへの燃料の流れを発生させる燃料ポン
    プと、前記管路に設けられ、燃料をろ過するフィルタと
    を備える作業機の燃料供給装置において、 前記管路が、この管路の途中で分岐する分岐管路と、こ
    れら分岐管路が再び合流する合流管路とを含み、 前記分岐管路のそれぞれに設けられるフィルタと、前記
    分岐管路の分岐部に設けられ、前記燃料タンクと前記合
    流管路とを選択的に接続可能な切換弁と、前記分岐管路
    における前記合流管路側にそれぞれ設けられる停止弁と
    を備える作業機の燃料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記切換弁を、手動切換可能に設定した
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機の燃料供給装
    置。
  3. 【請求項3】 前記切換弁を、自動切換可能に設定した
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機の燃料供給装
    置。
  4. 【請求項4】 前記燃料タンク内の燃料を前記エンジン
    側から吸上げて前記エンジンに送るように前記燃料ポン
    プを設けるとともに、前記合流管路内の圧力の低下に基
    づいて、そのとき使用しているフィルタのろ過機能が低
    下していると判定して警報指令信号を出力する圧力判定
    手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の作業機の燃料供給装置。
  5. 【請求項5】 前記燃料タンク内の燃料を前記燃料タン
    ク側から押出して前記エンジンに送るように前記燃料ポ
    ンプを設けるとともに、前記燃料タンクから前記分岐管
    路に燃料を導く管路内の圧力と、前記合流管路内の圧力
    との差圧の大きさに基づいてそのとき使用しているフィ
    ルタのろ過機能が低下したかどうかを判定する差圧判定
    手段と、この差圧判定手段によりろ過機能が低下してい
    ると判定されたときに、前記切換弁への切換指令信号お
    よび報知指令信号を出力する切換弁制御手段とを備える
    ことを特特徴とする請求項3記載の作業機の燃料供給装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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