JP3544959B2 - エンジン洗浄装置およびエンジン洗浄方法 - Google Patents

エンジン洗浄装置およびエンジン洗浄方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重機、建機、小型船舶あるいは発電機などの動力源として使用される比較的大型のエンジンの内部、特にエンジン内のオイル循環経路を洗浄する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
重機、建機、小型船舶あるいは発電機などの動力源として使用されている比較的大型のエンジンの潤滑を確保するために使用されているオイルは、エンジン稼動中の温度上昇によって酸化したり、エンジン内の摩耗で発生する金属粉や吸気系からエンジン内へ侵入するダストなどが混入したりするため、時間経過とともに徐々に劣化していき、やがてエンジンに悪影響を及ぼすようになるため、定期的なオイル交換が行われている。
【0003】
オイル交換に際しては、エンジン下部のオイルパンに設けられたドレンボルトを取り外して開放されたドレンポートから使用済オイルを排出した後、ドレンボルトでドレンポートを閉塞して新たなオイルの注入が行われているが、ドレンポートを開放しただけではエンジン内の使用済オイルなどが完全に排出されないため、使用済オイルや半固形状のスラッジなどがエンジン内のオイル循環経路などに残存し、これらが新たに注入されたオイルに混入して劣化を促進するなどの弊害が生じている。
【0004】
そこで、使用済オイルを排出した後のエンジン内のオイル循環経路などに残存しているスラッジなどの残留物を除去することを目的とするエンジン洗浄技術が提案され、特許第2905193号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許第2905193号公報に開示されているエンジン洗浄技術を用いて洗浄作業を行った場合、送り側ポンプによる洗浄液送り量が一定している反面、洗浄液とともに回収されるスラッジなどが戻り側管路のフィルタに蓄積していくことによって洗浄液回収量が徐々に低下していく結果、エンジン内の洗浄液残存量が徐々に増加していくので、時間の経過とともに洗浄作業効率が低下したり、洗浄作業そのものに支障を来たしたり、エンジン内の圧力増大で送り側ポンプなどに過大な負荷が掛かって洗浄装置が故障するおそれがある。
【0006】
また、エンジン内から回収される洗浄液中に混在する多量のスラッジなどによって洗浄液回収ホースやフィルタなどが詰まったような場合、洗浄装置を停止して洗浄作業を中断せざるを得ないので作業効率が大きく低下し、それに気づかずに洗浄作業を続けると、負荷増大で洗浄装置が故障したり、洗浄中のエンジンに悪影響を及ぼしたりして、さらに大きなトラブルを招くおそれがある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、エンジン内の洗浄作業を安定的かつ効率的に行うことができるエンジン洗浄技術を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のエンジン洗浄装置は、洗浄液タンクに貯留された洗浄液を送液管路を経由してエンジン内へ送給する洗浄液送給ポンプと、前記送液管路を通過する洗浄液を加熱する加熱手段と、前記エンジンへ送給される洗浄液に加圧エアを混入させるエア混入手段と、前記エンジン内に送給された洗浄液を前記洗浄液タンクへ回収するため並列配管された複数の排液管路と、前記排液管路にそれぞれ配置された洗浄液濾過器および洗浄液吸引ポンプとを備えたことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすることにより、適切な温度まで加熱した洗浄液をエンジン内へ送給して洗浄を行うことができ、エンジン内に送給された洗浄液は、洗浄液濾過器および洗浄液吸引ポンプをそれぞれ具備し並列配管された複数の排液管路を経由して回収されるので、洗浄液とともに回収されるスラッジなどがいずれかの洗浄液濾過器に蓄積しても全体的な洗浄液回収量の低下は極めて小さく、洗浄作業を安定的かつ効率的に行うことができるようになる。
【0010】
また、複数の排液管路に配置された洗浄液濾過器、洗浄液吸引ポンプなどのいずれかにスラッジなどが詰まって機能低下あるいは機能停止することがあっても、他の洗浄液濾過器、洗浄液吸引ポンプなどで排液機能を確保することができるので、圧力増大でエンジン洗浄装置が故障したり、洗浄中のエンジンに悪影響を及ぼすなどのトラブルが発生するおそれがない。
【0011】
ここで、複数の前記洗浄液吸引ポンプの合計吸液量を、前記洗浄液送給ポンプの送液量より大とすることにより、洗浄作業中のエンジン内に徐々に洗浄液が溜まっていくのを確実に防止することができるので、洗浄液蓄積量がエンジン内容量を超え、オーバーフローした洗浄液がエンジンの燃焼室に浸入するなどのトラブルが発生することがなくなる。また、洗浄液吸引ポンプを間欠的に停止させることによってエンジン内の洗浄液蓄積量を増加させ、エンジン内の隅々まで洗浄液を行き渡らせて洗浄作用を高めることも可能である。
【0012】
一方、前記エンジン内に存在する洗浄液量を検知する液量センサと、前記液量センサからの信号に基づいて前記洗浄液量を設定値に保つため前記洗浄液送給ポンプの送液量、前記洗浄液吸引ポンプの吸液量の少なくとも一方を変化させる制御手段とを設けることにより、エンジン内に適量の洗浄液を残存させた状態で当該洗浄液を入れ替えながら洗浄を行うことが可能となるため、使用済オイルやスラッジなどを的確に洗浄液中に取り込みながら洗浄を行うことができるようになり、作業効率が向上し、使用済オイルやスラッジなどの残留もなくなる。
【0013】
次に、本発明のエンジン洗浄方法は、加熱された洗浄液を加圧エアとともにエンジン内へ送給する送液工程と、前記エンジン内へ送給された洗浄液を回収する排液工程と、回収された前記洗浄液を濾過して前記送液工程へ送り込む濾液工程とを含んだエンジン洗浄方法であって、前記エンジン内に存在する洗浄液量を、前記エンジンの規定オイル容量の1/10〜1/3に保ちながら前記送液工程および排液工程を行うことを特徴とする。ここで、エンジンの規定オイル容量とは、当該エンジン内に入れるべきエンジンオイル分量としてエンジン取扱説明書などに定められている容量値のことである。
【0014】
このような構成とすることにより、エンジン内において、当該エンジンの規定オイル容量の1/10〜1/3に保たれている洗浄液が、使用済オイルやスラッジなどを的確に洗浄液中に取り込みながら洗浄を行うので、安定的かつ効率的な洗浄作業を行うことができ、使用済オイルやスラッジなどがエンジン内に残留することがなくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態であるエンジン洗浄装置を示す正面図、図2は図1に示すエンジン洗浄装置の側面図、図3は図1に示すエンジン洗浄装置の構成を示す概略図である。
【0016】
図1,図2に示すように、本実施形態のエンジン洗浄装置1においては、回転自在なキャスタ2を備えた箱体状のケーシング3の上面に、アタッチメント置き場4、洗浄液Wを監視するためのキャニスタ5、移動用ハンドル6、傾斜状の操作パネル7などが設けられ、操作パネル7の表面には、電源ランプ8、警報ブザ9、警報ブザスイッチ10、洗浄液循環スイッチ11、加熱スイッチ12、洗浄液送給タイマ13、加圧エア送給スイッチ14、洗浄液吸引スイッチ15、洗浄液温度表示部16などが配置され、操作パネル7の側面には電源スイッチ17、電源コンセント18が配置されている。
【0017】
ケーシング3の正面には、ほぼ全面的に開閉可能なドア19が設けられ、ケーシング3の側面には、エア吸入口20、エアレギュレータ21、洗浄液送給口22、洗浄液回収口23、洗浄液排出口24、洗浄液吸引口25などが設けられ、エンジン洗浄装置1の近傍に洗浄液タンク26が載置されている。
【0018】
エンジン洗浄装置1のケーシング3の内部には、図3に示すように、洗浄液タンク26に貯留された洗浄液Wを送液管路27を経由して洗浄対象であるエンジン28内へ送給する洗浄液送給ポンプ29と、送液管路27を通過する洗浄液Wを加熱する加熱ヒータ30と、エンジン28へ送給される洗浄液Wに加圧エアを混入させるエア混入手段である高圧エア供給源31および送気管路32と、エンジン28内に送給された洗浄液Wを洗浄液タンク26へ回収するため並列配管された複数の排液管路33,34と、排液管路33,34にそれぞれ配置された洗浄液濾過器35,36および洗浄液吸引ポンプ37,38などを備えている。
【0019】
送気管路32には、エアレギュレータ21、切替バルブ46、レデューサ47,49および逆止弁48が配置され、逆止弁41と洗浄液送給口22との間に位置する送液経路27に連結されている。ここで、送気管路32はレデューサ47,49によってその管径が段階的に拡径されているため、高圧エアを送液管路27内を通過する洗浄液W中へ安定送給することができ、洗浄能力の向上を図ることができる。
【0020】
また、送液ポンプ29と加熱ヒータ30とは送液管路27で接続され、送液管路27は切替バルブ40および逆止弁41を経由して洗浄液送給口22に連結されている。また、加熱ヒータ30と切替バルブ40との間の送液管路27の一部から分岐して循環管路42が設けられ、この循環管路42は切替バルブ43および逆止弁44を経由して洗浄液排出口24に接続されている。さらに、洗浄液吸引ポンプ37,38から延設された排液管路33,34は一本に合流し逆止弁45を経由して、逆止弁44と洗浄液排出口24との間で循環管路42に連結されている。
【0021】
エンジン洗浄装置1を使用してエンジン28の内部を洗浄する場合、まず、エンジン28のフィルタポート28aと洗浄液送給口22とを送液管50で接続し、エンジンのドレンポート28bと洗浄液回収口23とを送液管51で接続する。また、洗浄液排出口24に接続された排液管52の先端部と、洗浄液吸引口25に接続された吸液管53の先端部とを、洗浄液タンク26内に貯留された洗浄液W中に差し込んだ状態とし、エア吸入口20にエア供給源31を接続し、電源コンセント18に給電用の電源コード(図示せず)を接続する。
【0022】
この後、電源スイッチ17をONすると操作パネル7の電源ランプ8が点灯するので、洗浄液循環スイッチ11および加熱スイッチ12をONすると、切替バルブ43が開き、切替バルブ40が閉じた状態となって、洗浄液送給ポンプ29が作動するとともに加熱ヒータ30が発熱するので、洗浄液タンク26内の洗浄液Wは吸液管53を通して吸い上げられ、送液管路27および循環管路42を経由し排液管52を通して洗浄液タンク26内へ戻る、という循環移動をしながら加熱ヒータ30によって適切温度35℃程度まで加熱される。このとき、洗浄液Wの温度は洗浄液温度表示部16に表示されるようになっている。
【0023】
洗浄液Wが適温(35℃程度)に達したら加熱スイッチ12、循環スイッチ11をOFFし、洗浄液送給タイマ13、加圧エア送給スイッチ14および洗浄液吸引スイッチ15をそれぞれONすると、洗浄液送給ポンプ29は作動したままの状態で、切替バルブ40が開いて切替バルブ43が閉じ、切替バルブ46が開いて、洗浄液吸引ポンプ37,38が作動するので、加熱された洗浄液Wは、送液管路27、洗浄液送給口22および送液管50を経由してエンジン28のフィルタポート28aからエンジン28内へ送給され、エンジン28内に送給された洗浄液Wは、洗浄液吸引ポンプ37,38の吸引作用により、ドレンポート28b、送液管51、洗浄液回収口23、キャニスタ5、複数の排液管路33,34、洗浄液濾過器35,36および洗浄液吸引ポンプ37,38、循環管路42、洗浄液排出口24および排液管52などを通過して、再び洗浄液タンク26内へ回収され、以下、前述の工程を繰り返すことで洗浄が行われる。
【0024】
なお、洗浄液送給タイマ13の設定時間は通常30分程度が適切であるが、汚れがひどいときは40分程度とすることが望ましい。また、洗浄液送給タイマ13で時間設定した後、警報ブザスイッチ10をONしておけば洗浄液送給タイマ13の設定時間が経過したとき警報ブザ9が鳴るので、洗浄作業が終了したことを知ることができる。
【0025】
洗浄作業中にエンジン28内へ送給される高温の洗浄液W中には送気管路32から圧送される高圧エアが気泡状態に混入されているので、エンジン28内部で優れた洗浄作用を発揮し、エンジン28内の使用済オイルやスラッジなどを溶出させて、取り込んだ状態となる。エンジン28内を洗浄した洗浄液Wは、洗浄液濾過器35,36および洗浄液吸引ポンプ37,38をそれぞれ具備し並列配管された複数の排液管路33,34を経由して回収されるので、洗浄液Wとともに回収されるスラッジなどがいずれかの洗浄液濾過器35,36に蓄積しても全体的な洗浄液回収量の低下は極めて小さく、洗浄作業を安定的かつ効率的に行うことができる。
【0026】
また、複数の排液管路33,34に配置された洗浄液濾過器35,36、洗浄液吸引ポンプ37,38などのいずれかにスラッジなどが詰まって機能低下あるいは機能停止することがあっても、他の洗浄液濾過器35,36、洗浄液吸引ポンプ37,38などで排液機能を確保することができるので、圧力増大でエンジン洗浄装置1が故障したり、洗浄中のエンジン28に悪影響を及ぼすなどのトラブルが発生するおそれがない。
【0027】
また、複数の洗浄液吸引ポンプ37,38の合計吸液量を毎分16lとし、洗浄液送給ポンプの送液量を毎分8lとすることにより、複数の洗浄液吸引ポンプ37,38の合計吸液量を、洗浄液送給ポンプ29の送液量より大としているため、洗浄作業中のエンジン28内に徐々に洗浄液Wが溜まっていくのを確実に防止することができる。したがって、洗浄液Wの蓄積量がエンジン28の内部容量を超え、オーバーフローした洗浄液Wがエンジン燃焼室内に浸入するなどのトラブルが発生することがない。
【0028】
次に、図4を参照して、本発明の他の実施の形態であるエンジン洗浄装置60について説明する。なお、エンジン洗浄装置60において、前述したエンジン洗浄装置1の構成部材と同じ機能、効果を発揮する部材については、図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
【0029】
本実施形態のエンジン洗浄装置60においては、エンジン28のオイルディップスティックの挿入口61から挿入してエンジン28内に存在する洗浄液Wの分量を検知することのできる液量センサ62と、液量センサ62からの信号に基づいてエンジン28内の洗浄液Wの分量を設定値に保つため洗浄液送給ポンプ29の送液量、洗浄液吸引ポンプ37,38の吸液量を変化させる制御手段63とを設けている。
【0030】
このような構成とすることにより、洗浄作業中は常にエンジン28内に適量の洗浄液Wを残存させた状態で当該洗浄液Wを入れ替えながら洗浄を行うことができるため、エンジン28内に付着している使用済オイルやスラッジなどを的確に洗浄液W中に取り込みながら洗浄を行うことができるようになり、作業効率が大幅に向上する。
【0031】
この場合、洗浄作業中のエンジン28内に残存させる洗浄液Wの分量は、エンジン28の規定オイル容量の1/10〜1/3程度が望ましく、これによって、エンジン28内にある洗浄液Wが、使用済オイルやスラッジなどを的確に当該洗浄液W中に取り込みながら洗浄を行うので、安定的かつ効率的な洗浄作業を行うことができる。また、洗浄終了後のエンジン28内に使用済オイルやスラッジなどが残存しないので、エンジン28内に入れられた新しいオイルの寿命を延ばすことができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0033】
(1)洗浄液タンクに貯留された洗浄液を送液管路を経由してエンジン内へ送給する洗浄液送給ポンプと、前記送液管路を通過する洗浄液を加熱する加熱手段と、前記エンジンへ送給される洗浄液に加圧エアを混入させるエア混入手段と、前記エンジン内に送給された洗浄液を前記洗浄液タンクへ回収するため並列配管された複数の排液管路と、前記排液管路にそれぞれ配置された洗浄液濾過器および洗浄液吸引ポンプとを備えたことにより、洗浄作業を安定的かつ効率的に行うことができ、圧力増大でエンジン洗浄装置が故障したり、洗浄中のエンジンに悪影響を及ぼすなどのトラブルが発生するおそれがなくなる。
【0034】
(2)複数の前記洗浄液吸引ポンプの合計吸液量を、前記洗浄液送給ポンプの送液量より大とすることにより、洗浄作業中のエンジン内に徐々に洗浄液が溜まっていくのを確実に防止することができるので、洗浄液蓄積量がエンジン内容量を超え、オーバーフローした洗浄液がエンジンの燃焼室に浸入するなどのトラブルが発生することがなくなる。
【0035】
(3)前記エンジン内に存在する洗浄液量を検知する液量センサと、前記液量センサからの信号に基づいて前記洗浄液量を設定値に保つため前記洗浄液送給ポンプの送液量、前記洗浄液吸引ポンプの吸液量の少なくとも一方を変化させる制御手段とを設けることにより、エンジン内に適量の洗浄液を残存させた状態で当該洗浄液を入れ替えながら洗浄を行うことが可能となるため、使用済オイルやスラッジなどを的確に洗浄液中に取り込みながら洗浄を行うことができるようになり、作業効率も向上する。
【0036】
(4)加熱された洗浄液を加圧エアとともにエンジン内へ送給する送液工程と、前記エンジン内へ送給された洗浄液を回収する排液工程と、回収された前記洗浄液を濾過して前記送液工程へ送り込む濾液工程とを含んだエンジン洗浄方法おいて、前記エンジン内に存在する洗浄液量を、前記エンジンの規定オイル容量の1/10〜1/3に保ちながら前記送液工程および排液工程を行うことにより、安定的かつ効率的な洗浄作業を行うことができ、エンジン内の汚れがなくなることで、新たに注入されるオイルの寿命が延び、エンジン性能が向上し、エンジンの排気ガスも清浄化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるエンジン洗浄装置を示す正面図である
【図2】図2は図1に示すエンジン洗浄装置の側面図である
【図3】図3は図1に示すエンジン洗浄装置の構成を示す概略図である。
【図4】本発明のその他の実施の形態であるエンジン洗浄装置の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1,60 エンジン洗浄装置
2 キャスタ
3 ケーシング
4 アタッチメント置き場
5 キャニスタ
6 移動用ハンドル
7 操作パネル
8 電源ランプ
9 警報ブザ
10 警報ブザスイッチ
11 洗浄液循環スイッチ
12 加熱スイッチ
13 洗浄液送給タイマ
14 加圧エア送給スイッチ
15 洗浄液吸引スイッチ
16 洗浄液温度表示部
17 電源スイッチ
18 電源コンセント
19 ドア
20 エア吸入口
21 エアレギュレータ
22 洗浄液送給口
23 洗浄液回収口
24 洗浄液排出口
25 洗浄液吸引口
26 洗浄液タンク
27 送液管路
28 エンジン
28a フィルタポート
28b ドレンポート
29 洗浄液送給ポンプ
30 加熱ヒータ
31 高圧エア供給源
32 送気管路
33,34排液管路
35,36 洗浄液濾過器
37,38 洗浄液吸引ポンプ
40,43,46 切替バルブ
41,44,45,48 逆止弁
42 循環管路
47,49 レデューサ
50,51 送液管
52 排液管
53 吸液管
61 オイルディップスティックの挿入口
62 液量センサ
63 制御手段

Claims (4)

  1. 洗浄液タンクに貯留された洗浄液を送液管路を経由してエンジン内へ送給する洗浄液送給ポンプと、前記送液管路を通過する洗浄液を加熱する加熱手段と、前記エンジンへ送給される洗浄液に加圧エアを混入させるエア混入手段と、前記エンジン内に送給された洗浄液を前記洗浄液タンクへ回収するため並列配管された複数の排液管路と、前記排液管路にそれぞれ配置された洗浄液濾過器および洗浄液吸引ポンプとを備えたことを特徴とするエンジン洗浄装置。
  2. 複数の前記洗浄液吸引ポンプの合計吸液量を、前記洗浄液送給ポンプの送液量より大とした請求項1記載のエンジン洗浄装置。
  3. 前記エンジン内に存在する洗浄液量を検知する液量センサと、前記液量センサからの信号に基づいて前記洗浄液量を設定値に保つため前記洗浄液送給ポンプの送液量、前記洗浄液吸引ポンプの吸液量の少なくとも一方を変化させる制御手段とを設けた請求項1または2記載のエンジン洗浄装置。
  4. 加熱された洗浄液を加圧エアとともにエンジン内へ送給する送液工程と、前記エンジン内へ送給された洗浄液を回収する排液工程と、回収された前記洗浄液を濾過して前記送液工程へ送り込む濾液工程とを含んだエンジン洗浄方法であって、前記エンジン内に存在する洗浄液量を、前記エンジンの規定オイル容量の1/10〜1/3に保ちながら前記送液工程および排液工程を行うことを特徴とするエンジン洗浄方法。
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