JP3577282B2 - 内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 - Google Patents

内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のエンジン等、内燃機関のオイル循環路を洗浄液で洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車エンジン等の内燃機関に使用されるエンジンオイルは、高温により酸化したり、エンジン内部で発生する磨耗金属粉や吸気系から混入する塵等で劣化するため定期的に交換しなければならず、このエンジンオイルの交換時、オイルを排出した後に、内燃機関のオイル循環路に残存する古いオイルやスラッジ等を除去するためにオイル循環路を洗浄することがおこなわれている。
【0003】
この洗浄に用いる従来の代表的な洗浄装置は、特開2000−15805号公報に記載されたように、洗浄液を貯留する貯留タンクと、貯留タンクから洗浄液を供給ポンプにより汲み上げて内燃機関のオイル循環路へオイルエレメントポートを介して供給する供給管路と、オイル循環路のオイルパンのドレインポートから洗浄液を回収ポンプで吸出して上記貯留タンクへ回収する回収管路とで構成され、貯留タンクとオイル循環路との間に洗浄液を循環せしめてオイル循環路を洗浄するようにしている。また、上記供給管路はエア供給装置とも接続され、洗浄液をオイル循環路に供給する際に、洗浄液に加圧エアを混合して洗浄効果を高めるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の洗浄装置は装置内に洗浄液の貯留タンクを備え、循環毎に洗浄液を一旦、貯留タンクに貯めるようにしているので、貯留タンクからオイル循環路へ供給する供給ポンプと、オイル循環路から貯留タンクへ回収する回収ポンプの2つのポンプが必要でコストがかかる。また、洗浄液は一般にドラム缶またはペール缶に貯蔵されており、これらから貯留タンクへ洗浄液を移し換える作業や、古い洗浄液を貯留タンクから排出する作業や、排出時には貯留タンクを洗う作業をしなければならず準備に手間がかかる。
【0005】
洗浄時、オイル循環路への洗浄液の供給時に加圧エアを混合しているので、オイル循環路の供給側(オイル循環路上流側)は洗浄効果が高いものの、オイル循環路の下流側のオイルパンまわりは加圧エアの勢いがとどかず洗浄効果が低下してしまう。特に、オイルパンにはエンジンオイルの汚れが溜まりやすく、オイルパンに汚れが残ると次に新しいオイルを入れてもすぐに汚れてしまう。
【0006】
そこで本発明は、洗浄装置の構造を簡素化できかつ装置のコストの軽減がはかれ、準備作業に手間がかからず使い勝手が良好で、洗浄効果の高い内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、内燃機関のオイル循環路を、内部の潤滑オイルを排出した後に洗浄液により洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄方法において、ポンプの吐出側から洗浄液を送出する供給管路をオイル循環路の上流側に接続する一方、上記ポンプの吸込側に洗浄液を吸引する吸引管路をオイル循環路の下流側に接続して、上記ポンプの作動により洗浄液を循環する洗浄液循環経路を構成する。上記吸引管路に合流する給液管路を介して、上記ポンプにより洗浄液を洗浄液タンクから計量手段を通して所定量汲み上げるとともに、洗浄液を上記供給管路からオイル循環路へ送り込んで、その下流側のオイルパンに溜める第1の工程を行い、洗浄液をオイルパンに溜めた後に、上記吸引管路からオイルパン内へ加圧エアを送り込んでオイル循環路の下流側を洗浄する第2の工程を行い、オイルパンの洗浄液を、上記ポンプにより、吸引管路、供給管路を経てオイル循環路へと、途中、少なくとも吸引管路で洗浄液を濾過しながら循環せしめる第3の工程を行い、第3の工程の後にオイルパンに溜まった洗浄液を、上記ポンプにより、供給管路から分岐する排出管路を通して廃液タンクへ排出する(請求項1)。
【0008】
本発明の洗浄方法は、ポンプの吐出側の供給管路と、吸込側の吸引管路とをそれぞれ、オイル循環路の上流側および下流側に接続して洗浄液循環経路を構成し、第1の工程で、洗浄液を汲み上げ、そのままオイル循環路へ供給し、オイル循環路を洗浄しながら下流のオイルパンへ溜めるようにしたので、洗浄液を一旦貯留する貯留タンクが不要である。かつ、洗浄液の汲み上げに際して、流量計等の計量手段により汲み上げ量を管理するので洗浄液の無駄がない。第2の工程で、加圧エアによりオイルパン内の洗浄液を攪拌し、オイル循環路下流側のオイルパンまわりを効果的に洗浄することができる。第3の工程では、オイルパン内の洗浄液を効率よく循環せしめてオイル循環路を効果的に洗浄し、最終的に洗浄液をオイルパンから廃液タンクへ排出する。洗浄液の汲み上げ、循環および排出を行なうポンプは一つですむ。また、洗浄液の汲み上げおよび排出を洗浄液タンクおよび廃液タンクたるドラム缶やペール缶から直接かつ自動的に行うことができ、従来のように洗浄液の貯留タンクへの移し換え、タンクからの排出およびタンク洗い等の作業手間が省ける。
【0009】
上記第1または第3の工程の上記供給管路から洗浄液をオイル循環路へ送り込む際に、洗浄液と加圧エアとを交互にオイル循環路へ送り込んで洗浄する(請求項2)。洗浄液と加圧エアとを交互に送り込むことで、洗浄液がオイル循環路の隅々までいきわたり、効果的に洗浄することができる。
【0010】
内燃機関のオイル循環路に洗浄液を流入せしめてオイル循環路を洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄装置において、ポンプと、該ポンプの吐出口から配管され、上記オイル循環路のオイルエレメントポートに着脱可能に接続して洗浄液をオイル循環路へ供給する供給管路と、上記ポンプの吸込口から配管され、オイル循環路のオイルパンのドレインポートに着脱可能に接続してオイルパンに溜まった洗浄液を吸引する吸引管路とを備え、オイル循環路への接続時に洗浄液を循環せしめる洗浄液循環経路を構成するようにしてある。上記吸引管路には、洗浄液を濾過する濾過手段を設けるとともに、上記ポンプと濾過手段との間には切換弁を介して合流して洗浄液タンクへ配管する給液管路を備え、該給液管路に計量手段を設けて、上記ポンプにより所定量の洗浄液を洗浄液タンクから汲み上げてオイル循環路へ供給するようにしてある。上記供給管路には切換弁を介して分岐して洗浄液を廃液タンクへ排出する排出管路を設け、上記ポンプにより洗浄液を排出するようにしてある。かつ、供給管路および吸引管路にはそれぞれ、オイル循環路へ接続した接続端寄りの位置にエア供給源から開閉弁および逆止弁を介してエア管路を接続し、オイル循環路へ加圧エアを送り込むように構成した(請求項3)。
【0011】
本発明の洗浄装置は、装置内に洗浄液を一旦貯留する貯留タンクを廃止し、一つのポンプで洗浄液の汲み上げ、循環および排出を行うようにしたので、構造の簡素化がはかれ装置のコストを軽減できる。また、オイル循環路の上流側および下流側に接続する供給管路および吸引管路にそれぞれ加圧エアを供給するエア管路を接続したので、オイル循環路の上流側および下流側からそれぞれ加圧エアを送り込んで洗浄効果を向上できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1は本発明のオイル循環路の洗浄装置Sと、自動車エンジンEのオイル循環路1との間の洗浄液の循環経路を示すもので、以下、洗浄装置の構成と洗浄工程を説明する。
【0013】
洗浄装置Sは、ポンプ2を中心に洗浄液を流通せしめる流通経路が構成してあり、ポンプ2は例えばトロコイド型のポンプを用いている。ポンプ2の吐出側には吐出口から第1の切換弁51を介して、洗浄液をエンジンEのオイル循環路1へ供給する供給管路3と、洗浄液を廃液タンクT2へ排出する排出管路6とを、第1の切換弁51によりポンプ2吐出口からの接続を選択的に切換えられるように配管してある。通常、第1の切換弁51を介してポンプ2の吐出口と供給管路3とを接続している。
【0014】
供給管路3は、少なくともその先端側がフレキシブルな耐圧ホースで構成してあり、装置S外側へ引き出し可能で、先端末にはオイル循環路1のオイルエレメントポート11に着脱可能に接続するエレメントアダプタ30を備えている。また、供給管路3には管路途中にフィルタ80を設けて洗浄液を濾過するようにしてある。
【0015】
排出管路6は、先端側をフレキシブルな耐圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能としてあり、排出管路6は先端を廃液タンクT2に挿入しておく。尚、廃液タンクT2はドラム缶またはペール缶等を用い、大型のドラム缶等を利用する場合には排出管路6を装置S外へ引き出して挿入しておく。小型のペール缶等を利用する場合にはペール缶等を洗浄装置S内に設置して装置S内で排出管路6を挿入しておく。
【0016】
一方、ポンプ2の吸込側には吸込口から第2の切換弁52を介して、洗浄液をオイル循環路1から吸引する吸引管路4と、洗浄液を洗浄液タンクT1から汲み上げる給液管路7とを、第2の切換弁52によりポンプ2吸込口への接続を選択的に切換えられるように配管してある。通常、第2の切換弁52を介してポンプ2の吸込口と吸引管路4とを接続している。
【0017】
吸引管路4は、その先端側をフレキシブルな耐圧ホースで構成して装置S外側へ引き出し可能で、先端末にはオイル循環路1のオイルパン10のドレインポート12に着脱可能に接続するドレインアダプタ40を備えている。また、吸引管路4には管路途中に濾過器81およびY型ストレーナ82を設けて両者で洗浄液を濾過するようにしてある。
【0018】
給液管路7は管路途中に汲み上げた洗浄液の流量を測る計量手段たる流量計70が設けてある。給液管路7は先端側がフレキシブルな耐圧ホースで装置S外側へ引き出し可能で、更にホースの先端にはパイプが接続してあり、これを洗浄液が貯蔵された洗浄液タンクT1に挿入しておく。一般に、洗浄液タンクT1はドラム缶またはペール缶等で、大型のドラム缶等から汲み上げる場合には給液管路7を装置S外へ引き出して挿入しておく。小型のペール缶等から汲み上げる場合にはペール缶等を洗浄装置S内に設置して装置S内で給液管路7を挿入しておく。
【0019】
また、洗浄装置Sは、供給管路3を介してオイル循環路1へ加圧エアを供給可能な第1のエア管路9aと、吸引管路4を介してオイル循環路1へ加圧エアを供給可能な第2のエア管路9bとを備えている。第1のエア管路9aは加圧エア源90から圧力調整弁91、第1の開閉弁92および第1の逆止弁93を介して供給管路3のフィルタ80とエレメントアダプタ30との中間位置Xに接続してある。第2のエア管路9bは圧力調整弁91の下流側から第1のエア管路9aと分岐して、第2の開閉弁94および第2の逆止弁95を介して吸引管路4の濾過器81とドレインアダプタ40との中間位置Yに接続してある。加圧エア源90は図略ではあるが、エアコンプレッサとアキュウムレータで構成してある。
【0020】
尚、洗浄装置Sにはポンプ2、第1および第2の切換弁51,52や第1および第2の開閉弁92,94等を制御する図略の制御部を備え、洗浄装置Sは、洗浄液の流通系統の管路構成、加圧エアの流通系統の管路構成、上記制御部およびペール缶等からなる洗浄液タンクT1と廃液タンクT2とを収納するタンク収納部等を金属製のボックス体に一体に組み込んである。
【0021】
次に、図に基づいて、洗浄装置SによるエンジンEのオイル循環路1の洗浄工程を説明する。エンジンオイルを抜き、オイルエレメントをはずした状態のエンジンEのオイル循環路1に、供給管路3のエレメントアダプタ30をオイル循環路1のオイルエレメントポート11に接続するとともに、洗浄装置Sの吸引管路4のドレインアダプタ40をオイル循環路1のオイルパン10のドレインポート12に接続する。これにより、洗浄装置Sのポンプ2、供給管路3および吸引管路4と、オイル循環路1とが一連に閉回路となって、洗浄装置Sとオイル循環路1との間で洗浄液を循環せしめる洗浄液循環経路を構成する。
【0022】
そして、洗浄装置Sの第2の切換弁52を切換えて、ポンプ2の吸込口と給液管路7とを接続し、ポンプ2を作動させて洗浄液を洗浄液タンクT1から給液管路7を介して汲み上げる。汲み上げた洗浄液はそのまま供給管路3からオイル循環路1に供給され、オイルパン10に貯留される(第1の工程)。洗浄液を汲み上げる際、給液管路7の途中に設けた流量計70により洗浄液の汲み上げ量が管理され、汲み上げ量が所定量に達すると、第2の切換弁52を吸引管路4側に切換えて給液管路7を遮断し、洗浄液の汲み上げを終了する。洗浄液の汲み上げ量、即ち、洗浄液の使用量は、例えば、550〜4000ccクラスのエンジンで約2.5l使用する。洗浄液は、還元性を有するエンジンオイルをベースとしたものを使用する。尚、還元性を有していない灯油をベースとしたものも使用可能である。
【0023】
洗浄液の汲み上げが終了してオイルパン10に洗浄液が溜まるとポンプ2を停止する。次に、第2のエア管路9bの開閉弁94を開放して圧力調整弁91により所定の圧力(約0.2〜0.3MPa)に調整された加圧エアを、第2のエア管路9bから吸引管路4を介してオイルパン10内に送り込む(第2の工程)。これにより、加圧エアがオイルパン10内の洗浄液を攪拌してオイルパン10の洗浄効果を向上するともに、加圧エアにより吹き上げられた洗浄液がオイルパン10上方のクランクシャフト、コンロッドおよびピストン下まわり等を効果的に洗浄する。
【0024】
尚、第2のエア管路9bには開閉弁94閉鎖中に洗浄液が管内にまわり込むものの、逆止弁95によりこれより先への侵入は阻止され、開閉弁94を開放することで管内の洗浄液は押し戻されてオイルパン10へ逆流する。一方、吸引管路4はポンプ2停止中も洗浄液で満たされ、第2のエア管路9bの開閉弁94を開放しても加圧エアは接続位置Yからオイルパン10側へ流れ、接続位置Yからポンプ2側へは流れ込まない。
【0025】
次に、開閉弁94を閉鎖して加圧エアを停止してからポンプ2を作動させ、洗浄液を、オイルパン10から吸引管路4を介して吸引するとともにポンプ2、供給管路3を経てオイル循環路1へ送り込んで循環させる(第3の工程)。この場合、ポンプ2の運転と停止とを周期的に繰り返し(例えば、10秒間運転して5秒間停止させる)、ポンプ2停止中に、第1のエア管路9aの開閉弁92を開放して加圧エアを第1のエア管路9aから供給管路3を介してオイル循環路1の上流側へ送り込む。このように洗浄液と加圧エアとを交互に送り込むことで、加圧エアの勢いにより洗浄液が攪拌され、オイル循環路1の隅々にいきわたり、勢いよくオイル循環路1を通過するので洗浄効果がより向上する。尚、洗浄液は循環途中で濾過器81、Y型ストレーナー82およびフィルタ80で濾過される。
【0026】
第3の工程が終了すると、第1の切換弁51を切換えて排出管路6とポンプ2の吐出口とを接続し、ポンプ2を作動して、洗浄液をオイルパン10から吸引するとともに排出管路6から廃液タンクT2に排出することでオイル循環路1の洗浄を終了する。この場合、第1のエア管路9aの開閉弁92を開放して加圧エアをオイル循環路1内に送り込み、オイル循環路1の上流側に残留している洗浄液を吹き飛ばしながら排出する。
【0027】
本実施形態によれば、洗浄装置Sのポンプ2の吐出側および吸込側にそれぞれに配管した供給管路3および吸引管路4を、エンジンEのオイル循環路1の上流側のオイルエレメントポート11と下流側のドレインポート12に接続して、洗浄装置Sとオイル循環路1との間で閉回路の洗浄液循環経路を構成し、ポンプ2により洗浄液を、ポンプ2の吸込側の給液管路7を介して洗浄液タンクT1から直接かつ自動的に汲み上げ、そのまま供給管路3を通してオイル循環路1へ供給しオイルパン10で溜めるので、従来のように洗浄装置内に貯留タンクを設置する必要がなく、貯留タンクに洗浄液を移す作業手間を省ける。かつ、汲み上げる洗浄液は、流量計70により汲み上げ量が管理され、所定量を確実に汲み上げることができ、洗浄液の無駄が生じない。
【0028】
また、第1および第2のエア管路9a,9bにより、オイル循環路1の上流側および下流側から加圧エアを送り込むようにしたので、オイル循環路1を全体的に効率よく洗浄でき、特に、オイル循環路1下流側のオイルパン10やそのまわりの洗浄効果をより向上することができる。
【0029】
更に、洗浄終了時には、ポンプ2によりオイルパン10内の洗浄液を、ポンプ2の吐出側に設けた排出管路6を介して廃液タンクT2へ直接かつ自動的に排出でき、作業手間を省ける。
【0030】
洗浄装置S自体、従来のように装置内部の貯留タンクを廃止し、一つのポンプ2で洗浄液の汲み上げ、循環および排出を行うようにしたので、構造の簡素化がはかれ装置のコストを軽減できる。
【0031】
【発明の効果】
本発明の内燃機関のオイル循環路の洗浄方法および洗浄装置によれば、洗浄装置内に洗浄液の貯留タンクが不要で、かつ、洗浄液の汲み上げ、循環および排出を行なうポンプは一つですむ。従って、洗浄装置の構造を簡素化できかつ装置のコスト軽減がはかれる。また、洗浄液を直接かつ自動的に、装置内外の洗浄液タンクから汲み上げ、廃液タンクへ排出するので、準備作業に手間がかからず使い勝手がよい。洗浄液の汲み上げ量を流量計により管理するので、洗浄液の無駄が生じず、各エンジンの洗浄毎に常に新しい洗浄液を使用して洗浄効果を向上することができる。更に、オイル循環路の下流側からも加圧エアを送り込むので、エンジン内の下部まわりの洗浄も効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイル循環路の洗浄装置とエンジンのオイル循環路との間の洗浄液の循環経路を示す概略図である。
【符号の説明】
E 内燃機関(エンジン)
1 オイル循環路
10 オイルパン
11 オイルエレメントポート
12 ドレインポート
S 洗浄装置
2 ポンプ
3 供給管路
4 吸引管路
51,52 切換弁
6 排出管路
7 給液管路
70 計量手段(流量計)
80,81,82 濾過手段
9a,9b エア管路
92,94 開閉弁
93,95 逆止弁
T1 洗浄液タンク
T2 廃液タンク

Claims (3)

  1. 内燃機関のオイル循環路を、内部の潤滑オイルを排出した後に洗浄液により洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄方法において、
    ポンプの吐出側から洗浄液を送出する供給管路をオイル循環路の上流側に接続する一方、上記ポンプの吸込側に洗浄液を吸引する吸引管路をオイル循環路の下流側に接続して、上記ポンプにより洗浄液を循環する洗浄液循環経路を構成し、上記吸引管路に合流する給液管路を介して、上記ポンプにより洗浄液を洗浄液タンクから計量手段を通して所定量汲み上げるとともに、洗浄液を上記供給管路からオイル循環路へ送り込んでその下流側のオイルパンに溜める第1の工程と、
    洗浄液をオイルパンに溜めた後に、上記吸引管路からオイルパン内へ加圧エアを送り込んでオイル循環路の下流側を洗浄する第2の工程と、
    オイルパンの洗浄液を、上記ポンプにより、吸引管路、供給管路を経てオイル循環路へと、途中、少なくとも吸引管路で洗浄液を濾過しながら循環せしめる第3の工程を行い、
    第3の工程の後にオイルパンに溜まった洗浄液を、上記ポンプにより、供給管路から分岐する排出管路を通して廃液タンクへ排出することを特徴とする内燃機関のオイル循環路の洗浄方法。
  2. 上記第1または第3の工程の上記供給管路から洗浄液をオイル循環路へ送り込む際に、洗浄液と加圧エアとを交互にオイル循環路へ送り込んで洗浄する請求項1に記載の内燃機関のオイル循環路の洗浄方法。
  3. 内燃機関のオイル循環路に洗浄液を流入せしめてオイル循環路を洗浄する内燃機関のオイル循環路の洗浄装置において、
    ポンプと、
    該ポンプの吐出口から配管され、上記オイル循環路のオイルエレメントポートに着脱可能に接続して洗浄液をオイル循環路へ供給する供給管路と、
    上記ポンプの吸込口から配管され、オイル循環路のオイルパンのドレインポートに着脱可能に接続してオイルパンに溜まった洗浄液を吸引する吸引管路とを備え、オイル循環路への接続時に洗浄液を循環せしめる洗浄液循環経路をなし、
    上記吸引管路には、洗浄液を濾過する濾過手段を設けるとともに、上記ポンプと濾過手段との間には切換弁を介して合流して洗浄液タンクへ配管する給液管路を備え、該給液管路に計量手段を設けて、上記ポンプにより所定量の洗浄液を洗浄液タンクから汲み上げつつオイル循環路へ供給するようになし、
    上記供給管路には切換弁を介して分岐して洗浄液を廃液タンクへ排出する排出管路を設け、上記ポンプにより洗浄液を排出するようになし、
    かつ、供給管路および吸引管路にはそれぞれ、オイル循環路へ接続した接続端寄りの位置にエア供給源から開閉弁および逆止弁を介してエア管路を接続し、オイル循環路へ加圧エアを送り込むようになすことを特徴とする内燃機関のオイル循環路の洗浄装置。
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