JP5922981B2 - 燃料電池システム及びその洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、反応ガスである酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて車両に搭載される燃料電池スタックと、車載状態の前記燃料電池スタックに前記反応ガスを供給して発電させる反応ガス供給装置と、車載状態の前記燃料電池スタック内に洗浄液を供給して洗浄するための洗浄装置とを備える燃料電池システム及びその洗浄方法に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード電極及びカソード電極を設けた電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持している。一方のセパレータと電解質膜・電極構造体との間には、アノード電極に燃料ガスを供給するための燃料ガス流路が形成されるとともに、他方のセパレータと前記電解質膜・電極構造体との間には、カソード電極に酸化剤ガスを供給するための酸化剤ガス流路が形成されている。
燃料電池は、通常、複数積層されて燃料電池スタックを構成するとともに、定置用の他、燃料電池車両に組み込まれることにより、車載用燃料電池システムとして使用されている。
この種の燃料電池では、例えば、運転条件により生成水が少量であると、発生する過酸化水素やラジカルが濃縮されて電解質膜が劣化するおそれがある。さらに、濃縮された生成水は、導電率が高くなるとともに、PHが低いため、金属セパレータの腐食やゴムシールの劣化が惹起されてしまう。
そこで、燃料電池内に発生する不純物を除去し、前記燃料電池の発電性能の低下を抑制するために、洗浄作業が行われている。例えば、特許文献1に開示されている燃料電池の洗浄方法及び装置が知られている。この特許文献1では、燃料電池のスタック内に洗浄用流体を注入してセパレータ、水素極又は空気極、及び電極膜の各部を通過させて流し、外部に排出することにより、前記洗浄用流体により前記スタック内の前記各部に付着した不純物を除去して洗浄することを特徴としている。
これにより、燃料電池を分解して、各部を洗浄し、その後再び組み立てる、という従来の一連の非常に多くの工数を要する作業を不要としながら、前記燃料電池の性能回復ができるようにして、前記燃料電池のメンテナンスを極めて容易化することが可能になる、としている。
特開2008−166218号公報
上記の特許文献1では、燃料電池の洗浄装置が、洗浄用流体の加圧装置と、電源装置と、乾燥気体供給装置と、水素供給装置と、サーキットテスタ、電磁開閉弁と、洗浄用流体のリザーブタンクとを備えている。このため、車載用燃料電池を洗浄する際には、燃料電池を車両から一旦取り外した後、前記燃料電池を洗浄装置に接続する必要がある。
従って、燃料電池のメンテナンス作業に相当に多くの時間がかかってしまい、前記燃料電池の洗浄作業を効率的且つ容易に遂行することができないという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、燃料電池の洗浄作業を迅速且つ容易に行うことができ、前記燃料電池のメンテナンスが効率的に遂行可能な燃料電池システム及びその洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明は、反応ガスである酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて車両に搭載される燃料電池スタックと、車載状態の前記燃料電池スタックに前記反応ガスを供給して発電させる反応ガス供給装置と、車載状態の前記燃料電池スタック内に洗浄液を供給して洗浄するための洗浄装置とを備える燃料電池システム及びその洗浄方法に関するものである。
この燃料電池システムでは、反応ガス供給装置は、燃料電池スタックの反応ガス入口に反応ガスを供給する反応ガス供給配管と、前記燃料電池スタックの反応ガス出口から前記反応ガスが排出される反応ガス排出配管と、前記反応ガス供給配管の途上及び前記反応ガス排出配管の途上に配置される反応ガス供給側封止弁及び反応ガス排出側封止弁と、前記反応ガス供給配管及び前記反応ガス排出配管に、前記反応ガス供給側封止弁及び前記反応ガス排出側封止弁と前記燃料電池スタックとの間に位置して設けられる洗浄液循環路とを備えている。そして、洗浄液循環路は、洗浄液を供給する第1ポートと、前記洗浄液を排出する第2ポートと、を有し、洗浄装置は、前記洗浄液循環路の前記第1ポート及び前記第2ポートに着脱自在に構成されている。
また、この燃料電池システムでは、洗浄液循環路は、反応ガス供給配管と反応ガス排出配管とに両端が接続される循環配管を有するとともに、前記循環配管には、洗浄液を前記洗浄液循環路に沿って循環させる循環ポンプが配設されることが好ましい。
さらに、この燃料電池システムでは、洗浄液循環路に沿って循環する洗浄液の導電度を検出する導電度検出部を備えることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池システムの洗浄方法は、反応ガス供給装置から燃料電池スタックの反応ガス入口に反応ガスを供給する反応ガス供給配管の途上に配置される反応ガス供給側封止弁、及び前記燃料電池スタックの反応ガス出口から前記反応ガスが排出される反応ガス排出配管の途上に配置される反応ガス排出側封止弁を閉塞することにより、前記燃料電池スタック内の反応ガス流路系を前記反応ガス供給装置から遮断する工程と、前記反応ガス供給配管及び前記反応ガス排出配管に、前記反応ガス供給側封止弁及び前記反応ガス排出側封止弁と前記燃料電池スタックとの間に位置して洗浄液循環路が設けられており、前記洗浄液循環路の前記洗浄液を供給する第1ポート及び前記洗浄液を排出する第2ポートに前記洗浄装置を連結し、該洗浄液循環路前記洗浄液を循環させることにより、前記燃料電池スタック内を洗浄する工程とを有している。
また、この洗浄方法では、洗浄液循環路は、反応ガス供給配管と反応ガス排出配管とに両端が接続される循環配管を有し、前記循環配管に配設される循環ポンプにより、洗浄液を前記洗浄液循環路に沿って循環させることが好ましい。
さらに、この洗浄方法では、洗浄液循環路に沿って循環する洗浄液の導電度を検出し、検出された前記導電度が所定値以下になった際、前記洗浄液の循環を停止して洗浄作業を終了する工程を有することが好ましい。
さらにまた、この洗浄方法では、燃料電池スタック内の一方の反応ガス流路系に供給されて前記一方の反応ガス流路系の洗浄に使用された洗浄液を、前記燃料電池スタック内の他方の反応ガス流路系に供給することにより、前記一方の反応ガス流路系から前記他方の反応ガス流路系に亘って直列に洗浄することが好ましい。
また、この洗浄方法では、燃料電池スタック内の一方の反応ガス流路系と、前記燃料電池スタック内の他方の反応ガス流路系とに、洗浄液を同時に且つ並列して供給することにより、前記一方の反応ガス流路系と前記他方の反応ガス流路系とを同時に洗浄することが好ましい。
本発明では、車載状態の燃料電池スタックに反応ガスを供給して発電させる反応ガス供給装置は、洗浄液循環路を有するとともに、洗浄装置は、前記洗浄液循環路に着脱自在に構成されている。すなわち、燃料電池スタックが車両に搭載された状態で、洗浄装置は、洗浄液循環路に取り付けられる。
このため、燃料電池スタックは、車載状態で、洗浄装置による洗浄作業を良好に行うことが可能になる。これにより、燃料電池の洗浄作業を迅速且つ容易に行うことができ、前記燃料電池のメンテナンスが効率的に遂行可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池システムによるカソード流路系の洗浄方法の説明図である。 前記燃料電池システムによるアノード流路系の洗浄方法の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 本発明の第6の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10は、車両、例えば、燃料電池電気自動車(図示せず)に搭載される。
燃料電池システム10は、複数の燃料電池12が積層される燃料電池スタック14と、車載状態の前記燃料電池スタック14に酸化剤ガス(反応ガス)を供給する酸化剤ガス供給装置(反応ガス供給装置)16と、車載状態の前記燃料電池スタック14に燃料ガス(反応ガス)を供給する燃料ガス供給装置(反応ガス供給装置)18と、車載状態の前記燃料電池スタック14に冷却媒体を供給するための冷却媒体供給装置(図示せず)と、車載状態の前記燃料電池スタック14内に洗浄液を供給して洗浄するための洗浄装置20とを備える。
燃料電池12は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜(又は、炭化水素系電解質膜)22をカソード電極24とアノード電極26とで挟持した電解質膜・電極構造体(MEA)28を備える。
カソード電極24及びアノード電極26は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金(又はRu等)が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成された電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜22の両面に形成される。
燃料電池12は、電解質膜・電極構造体28のカソード電極24に沿って酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガス(以下、空気ともいう)を供給するための酸化剤ガス流路30と、前記電解質膜・電極構造体28のアノード電極26に沿って燃料ガス、例えば、水素含有ガス(以下、水素ガスともいう)を供給するための燃料ガス流路32とを有する。酸化剤ガス流路30及び燃料ガス流路32は、それぞれセパレータ(図示せず)と電解質膜・電極構造体28の両面との間に形成される。
酸化剤ガス流路30の入口側には、酸化剤ガス入口連通孔34aが連通するとともに、前記酸化剤ガス流路30の出口側には、酸化剤ガス出口連通孔34bが連通する。燃料ガス流路32の入口側には、燃料ガス入口連通孔36aが連通するとともに、前記燃料ガス流路32の出口側には、燃料ガス出口連通孔36bが連通する。
酸化剤ガス供給装置16は、大気からの空気を圧縮して供給するエアポンプ38を備え、前記エアポンプ38は、酸化剤ガス供給配管40に配設される。酸化剤ガス供給配管40には、エアポンプ38の下流に酸化剤ガス供給側封止弁42aが配設されるとともに、前記酸化剤ガス供給配管40は、燃料電池12の酸化剤ガス入口連通孔34aに連通する。
酸化剤ガス供給装置16は、燃料電池12の酸化剤ガス出口連通孔34bに連通する酸化剤ガス排出配管44を備える。酸化剤ガス排出配管44には、下流に向かって開閉弁46及び酸化剤ガス排出側封止弁42bが配設される。酸化剤ガス排出配管44には、開閉弁46と酸化剤ガス排出側封止弁42bとの間に位置して酸化剤ガス循環配管48の一端が連結される。
酸化剤ガス循環配管48の他端は、酸化剤ガス供給配管40に、酸化剤ガス供給側封止弁42aの下流に位置して連結されるとともに、前記酸化剤ガス循環配管48には、酸化剤ガス循環ポンプ50が配設される。
酸化剤ガス供給装置16は、第1洗浄液循環路52を備える。第1洗浄液循環路52は、酸化剤ガス循環配管48を有するとともに、酸化剤ガス排出配管44には、前記酸化剤ガス循環配管48と開閉弁46との間に第1ポート54aが設けられる。酸化剤ガス排出配管44には、開閉弁46と酸化剤ガス出口連通孔34bとの間に第2ポート54bが設けられる。第1ポート54a及び第2ポート54bには、ジョイント部56a及び56bが設けられ、前記ジョイント部56a、56bは、非接続状態で、出入り口が封止される。
燃料ガス供給装置18は、燃料ガスである高圧水素を貯留する水素タンク(Hタンク)60を備える。この水素タンク60は、燃料ガス供給配管62を介して燃料電池12の燃料ガス入口連通孔36aに連通する。燃料ガス供給配管62には、ガス流れ方向に沿って燃料ガス供給側封止弁(遮断弁)64aとエゼクタ66とが配置される。
燃料ガス供給装置18は、燃料電池12の燃料ガス出口連通孔36bに連通する燃料ガス排出配管68を備える。燃料ガス排出配管68には、排ガス流れ方向下流側に向かって開閉弁70及び燃料ガス排出側封止弁(パージバルブ)64bが接続される。
燃料ガス排出配管68には、開閉弁70と燃料ガス排出側封止弁64bとの間に位置して燃料ガス循環配管72の一端が連結される。燃料ガス循環配管72の他端は、燃料ガス供給配管62に配設されたエゼクタ66に連結されるとともに、前記燃料ガス循環配管72には、燃料ガス循環ポンプ74が配設される。
燃料ガス供給装置18は、第2洗浄液循環路76を備える。第2洗浄液循環路76は、燃料ガス循環配管72を有するとともに、燃料ガス排出配管68には、燃料ガス出口連通孔36bと開閉弁70との間に第3ポート78aが設けられる。燃料ガス排出配管68には、燃料ガス循環配管72と開閉弁70との間に第4ポート78bが設けられる。第3ポート78a及び第4ポート78bには、ジョイント部80a及び80bが設けられ、前記ジョイント部80a、80bは、非接続状態で、出入り口が封止される。
洗浄装置20は、温水を貯留する温水タンク82を備えるとともに、前記温水タンク82は、洗浄液循環配管84に配設される。温水タンク82は、例えば、図示しないヒータを内装して貯留水を加温している。洗浄液循環配管84には、温水タンク82の上流に位置してイオン交換器86及び導電率計(又は、PH計)88が配置される。洗浄液循環配管84の出口には、ジョイント部90aが設けられる一方、前記洗浄液循環配管84の入口には、ジョイント部90bが設けられる。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、以下に説明する。
先ず、酸化剤ガス供給装置16を構成するエアポンプ38を介して、酸化剤ガス供給配管40に空気が送られる。この空気は、燃料電池12の酸化剤ガス入口連通孔34aから酸化剤ガス流路30に沿って移動することにより、カソード電極24に供給される。使用済みの空気は、酸化剤ガス出口連通孔34bから酸化剤ガス排出配管44に排出され、例えば、図示しない希釈ボックスに排出される。希釈ボックスは、燃料電池スタック14の燃料ガス出口連通孔36bから排出される燃料ガス(燃料オフガス)を廃棄する際、この燃料オフガスを空気により所定の水素濃度以下に希釈する機能を有する。
一方、燃料ガス供給装置18では、水素タンク60から燃料ガス供給配管62に水素ガス(燃料ガス)が供給される。この水素ガスは、燃料ガス供給配管62を通って燃料電池12の燃料ガス入口連通孔36aに供給される。燃料電池12内に供給された水素ガスは、燃料ガス流路32に沿って移動することにより、アノード電極26に供給される。
使用済み(未反応の水素ガスを含む)の水素ガス(以下、水素オフガスともいう)は、燃料ガス出口連通孔36bから燃料ガス排出配管68に排出される。この水素オフガスは、燃料ガス循環配管72を介して燃料ガス循環ポンプ74及びエゼクタ66に吸引され、燃料ガスとして、再度、燃料電池12に供給される。従って、燃料電池12では、カソード電極24に供給される空気中の酸素とアノード電極26に供給される水素ガスとが、電気化学的に反応して発電が行われる。これにより、発生した電力が駆動モータに供給され、燃料電池電気自動車(図示せず)は、走行可能になる。
次いで、燃料電池システムの洗浄方法について、以下に説明する。
先ず、燃料電池システム10内のカソード流路系側(酸化剤ガス流路30側)を洗浄する方法について説明する。図2に示すように、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。このため、燃料電池スタック14内のカソード流路系は、酸化剤ガス供給装置16から遮断される。
一方、洗浄装置20において、第1ポート54aのジョイント部56aには、洗浄液循環配管84のジョイント部90aが接続されるとともに、第2ポート54bのジョイント部56bには、前記洗浄液循環配管84のジョイント部90bが接続される。従って、酸化剤ガス供給装置16の第1洗浄液循環路52は、洗浄装置20に接続される。
そこで、酸化剤ガス循環ポンプ50が駆動されると、温水タンク82に貯留されている温水(洗浄液)は、洗浄液循環配管84の出口から第1ポート54a及び酸化剤ガス循環配管48を通って酸化剤ガス供給配管40に供給される。温水は、酸化剤ガス供給配管40から燃料電池スタック14の酸化剤ガス入口連通孔34aに導入される。
そして、温水は、酸化剤ガス入口連通孔34aから各燃料電池12の酸化剤ガス流路30を流通した後、酸化剤ガス出口連通孔34bから第2ポート54bを通って洗浄液循環配管84の入口に導入される。
洗浄液循環配管84に戻された温水は、各燃料電池12のカソード流路系の不純物等を含有している。このため、洗浄装置20に設けられている導電率計(又は、PH計)88は、温水の導電率(又は、PH)を検出した後、前記温水をイオン交換器86に供給する。温水は、イオン交換器86により含有する不純物が除去された後、温水タンク82に戻される。さらに、温水は、再度、洗浄液として第1洗浄液循環路52に供給される。
上記のように、洗浄液が循環する際、カソード流路系の不純物は、イオン交換器86を介して除去されるため、前記カソード流路系の洗浄が進行する。そして、導電率計(又は、PH計)88による検出値が、設定値以下になった際、すなわち、カソード流路系が清浄になったことが検出された際、酸化剤ガス循環ポンプ50が停止される。
さらに、洗浄装置20は、第1洗浄液循環路52から取り外される。なお、カソード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
次に、燃料電池システム10内のアノード流路系側(燃料ガス流路32側)を洗浄する作業が行われる。図3に示すように、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。これにより、燃料電池スタック14内のアノード流路系は、燃料ガス供給装置18から遮断される。
洗浄装置20において、第3ポート78aのジョイント部80aには、洗浄液循環配管84のジョイント部90bが接続されるとともに、第4ポート78bのジョイント部80bには、前記洗浄液循環配管84のジョイント部90aが接続される。このため、燃料ガス供給装置18の第2洗浄液循環路76は、洗浄装置20に接続される。
そこで、燃料ガス循環ポンプ74が駆動されると、温水タンク82に貯留されている温水は、洗浄液循環配管84の出口から第4ポート78b及び燃料ガス循環配管72を通ってエゼクタ66から燃料ガス供給配管62に供給される。温水は、燃料ガス供給配管62から燃料電池スタック14の燃料ガス入口連通孔36aに導入される。
従って、温水は、燃料ガス入口連通孔36aから各燃料電池12の燃料ガス流路32を流通した後、燃料ガス出口連通孔36bから第3ポート78aを通って洗浄液循環配管84の入口に導入される。洗浄液循環配管84に戻された温水は、洗浄装置20に設けられている導電率計(又は、PH計)88に送られて、前記温水の導電率(又は、PH)が検出されている。
温水は、イオン交換器86により含有する不純物が除去された後、温水タンク82に戻された後、再度、洗浄液として第2洗浄液循環路76に供給される。
上記のように、洗浄液が循環する際、アノード流路系の不純物は、イオン交換器86を介して除去されるため、前記アノード流路系の洗浄が進行する。そして、導電率計(又は、PH計)88による検出値が、設定値以下になった際、すなわち、アノード流路系が清浄になったことが検出された際、燃料ガス循環ポンプ74が停止される。
さらに、洗浄装置20は、第2洗浄液循環路76から取り外される。なお、アノード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
この場合、第1の実施形態では、車載状態の燃料電池スタック14に、酸化剤ガス及び燃料ガスを供給して発電させる酸化剤ガス供給装置16及び燃料ガス供給装置18は、第1洗浄液循環路52及び第2洗浄液循環路76を有している。そして、洗浄装置20は、第1洗浄液循環路52と第2洗浄液循環路76とに着脱自在に構成されている。すなわち、燃料電池スタック14が車両に搭載された状態で、洗浄装置20は、第1洗浄液循環路52と第2洗浄液循環路76とに、順次、取り付けられている。
このため、燃料電池スタック14は、車載状態で、洗浄装置20による洗浄作業を良好に行うことが可能になる。これにより、燃料電池スタック14を着脱する作業が不要になり、燃料電池12の洗浄作業を迅速且つ容易に行うことができ、前記燃料電池12のメンテナンスが効率的に遂行可能になるという効果が得られる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池システム100の概略構成説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3以降の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム100では、酸化剤ガス供給装置16及び燃料ガス供給装置18は、洗浄装置102に並列に接続される単一の洗浄液循環路104を備える。酸化剤ガス排出配管44に設けられる第2ポート54bと、燃料ガス排出配管68に設けられる第3ポート78aとは、連結配管106により連通する。
連結配管106の一端は、開閉弁108aを介して第2ポート54bに接続されるとともに、前記連結配管106の途上は、開閉弁108bを介して第3ポート78aに接続される。連結配管106の他端には、ジョイント部110が設けられる。
洗浄装置102は、洗浄液循環配管84を備え、前記洗浄液循環配管84の出口側は、第1分岐配管112aと第2分岐配管112bとに分割される。第1分岐配管112aは、ジョイント部114aを介して第1ポート54aのジョイント部56aに接続される一方、第2分岐配管112bは、ジョイント部114bを介して第4ポート78bのジョイント部80bに接続される。
このように構成される第2の実施形態では、燃料電池システム100のカソード流路系及びアノード流路系が、洗浄装置102により同時に且つ並列して洗浄される。具体的には、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。一方、開閉弁108a、108bが開放される。このため、カソード流路系とアノード流路系とが連通する洗浄液循環配管84が形成される。
次に、酸化剤ガス循環ポンプ50及び燃料ガス循環ポンプ74が駆動される。従って、温水タンク82内の温水の一部は、酸化剤ガス循環ポンプ50の回転作用下に、第1分岐配管112aを通って酸化剤ガス循環配管48に送られる。一方、温水タンク82内の温水の他の一部は、燃料ガス循環ポンプ74の回転作用下に、第2分岐配管112bを通って燃料ガス循環配管72に送られる。
これにより、それぞれ分流された温水は、燃料電池スタック14内で各燃料電池12の酸化剤ガス流路30及び燃料ガス流路32を通って洗浄した後、連結配管106に排出されて洗浄液循環配管84に戻される。そして、洗浄装置102に設けられている導電率計(又は、PH計)88の検出値により、循環する温水(洗浄水)が清浄であると判断されると、酸化剤ガス循環ポンプ50及び燃料ガス循環ポンプ74が停止される。
さらに、洗浄装置102は、洗浄液循環路104から取り外される。なお、カソード流路系及びアノード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
このように、第2の実施形態では、燃料電池スタック14が車両に搭載された状態で、洗浄装置102は、洗浄液循環路104に取り付けられている。このため、燃料電池スタック14は、車載状態で、洗浄装置102による洗浄作業を良好に行うことが可能になり、燃料電池12の洗浄作業を迅速且つ容易に行うことができる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
しかも、カソード流路系及びアノード流路系が、洗浄装置102により同時に且つ並列して洗浄されるため、作業時間が良好に短縮されるという利点が得られる。
図5は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池システム120の概略構成説明図である。
燃料電池システム120では、酸化剤ガス供給装置16及び燃料ガス供給装置18は、洗浄装置20に直列に接続される単一の洗浄液循環路122を備える。酸化剤ガス排出配管44に設けられる第2ポート54bと、燃料ガス排出配管68に設けられる第4ポート78bとは、連結配管124により連通する。
連結配管124には、開閉弁126が配設されるとともに、ジョイント部56b、80bに接続されるジョイント部128a、128bを有する。洗浄液循環配管84の出口側は、第1ポート54aに接続されるとともに、前記洗浄液循環配管84の入口側は、第3ポート78aに接続される。
このように構成される第3の実施形態では、燃料電池システム120のカソード流路系及びアノード流路系が、洗浄装置20により直列して連続的に洗浄される。具体的には、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。一方、開閉弁126は、開放される。
次に、酸化剤ガス循環ポンプ50及び燃料ガス循環ポンプ74が駆動される。なお、酸化剤ガス循環ポンプ50又は燃料ガス循環ポンプ74の一方のみを駆動してもよい。
従って、温水タンク82内の温水は、酸化剤ガス循環配管48に送られる。温水は、第1ポート54aから酸化剤ガス循環配管48を通って燃料電池スタック14の酸化剤ガス入口連通孔34aに導入される。温水は、酸化剤ガス流路30を流通した後、第2ポート54bに排出される。さらに、温水は、連結配管124を通って第4ポート78bに導入され、燃料ガス供給配管62に供給される。
温水は、燃料電池スタック14の燃料ガス入口連通孔36aに導入され、燃料ガス流路32を流通した後、第3ポート78aを通って洗浄液循環配管84の入口に導入される。洗浄液循環配管84に戻された温水は、導電率計(又は、PH計)88により導電率(又は、PH)が検出され、循環する温水(洗浄水)が清浄であると判断されると、酸化剤ガス循環ポンプ50及び燃料ガス循環ポンプ74が停止される。
次いで、洗浄装置20は、洗浄液循環路122から取り外される。なお、カソード流路系及びアノード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
なお、第3の実施形態では、温水がカソード流路系からアノード流路系に向かって流れているが、これとは逆に、前記アノード流路系からカソード流路系に向かって温水を流してもよい。但し、汚れの程度が比較的軽微な側から温水を流すことが好ましい。
図6は、本発明の第4の実施形態に係る燃料電池システム130の概略構成説明図である。
燃料電池システム130は、酸化剤ガス供給装置(反応ガス供給装置)132と、燃料ガス供給装置(反応ガス供給装置)134と、洗浄装置136とを備える。酸化剤ガス供給装置132は、酸化剤ガス供給配管40に、酸化剤ガス循環配管48と酸化剤ガス入口連通孔34aとの間に位置して第1ポート54aを設ける。燃料ガス供給装置134は、燃料ガス供給配管62に、エゼクタ66と燃料ガス入口連通孔36aとの間に位置して第3ポート78aを設ける。
洗浄装置136では、洗浄液循環配管84に、上流側から導電率計(又は、PH計)88、イオン交換器86、温水タンク82及び水ポンプ138が配設される。
このように構成される第4の実施形態では、燃料電池システム130内のカソード流路系側(酸化剤ガス流路30側)を洗浄する際には、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。
洗浄装置136において、第1ポート54aのジョイント部56aには、洗浄液循環配管84のジョイント部90aが接続されるとともに、第2ポート54bのジョイント部56bには、前記洗浄液循環配管84のジョイント部90bが接続される。
そこで、水ポンプ138が駆動されると、温水タンク82に貯留されている温水は、洗浄液循環配管84の出口から第1ポート54a及び酸化剤ガス供給配管40を通って燃料電池スタック14の酸化剤ガス入口連通孔34aに導入される。このため、温水は、各燃料電池12の酸化剤ガス流路30を流通した後、酸化剤ガス出口連通孔34bから第2ポート54bを通って洗浄液循環配管84の入口に導入される。
洗浄液循環配管84に戻された温水は、導電率計(又は、PH計)88により導電率(又は、PH)が検出されている。そして、導電率計(又は、PH計)88による検出値が、設定値以下になった際、又は、所定時間が経過した際、酸化剤ガス循環ポンプ50が停止される。
さらに、洗浄装置136は、第1洗浄液循環路52から取り外される。なお、カソード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
また、酸化剤ガス供給側封止弁42a及び酸化剤ガス排出側封止弁42bを開放させた状態で、エアポンプ38を所定時間だけ駆動させることにより、カソード流路系の掃気を行ってもよい。一方、アノード流路系では、上記のカソード流路系と同様に、洗浄作業及び掃気処理が遂行される。
このように、第4の実施形態では、上記の第1〜第3の実施形態と同様の効果が得られる。
図7は、本発明の第5の実施形態に係る燃料電池システム150の概略構成説明図である。なお、第4の実施形態に係る燃料電池システム130と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム150では、酸化剤ガス循環配管48に、酸化剤ガス循環ポンプ50に代えて開閉弁152が配設される。
このように構成される第5の実施形態では、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。一方、開閉弁152が開放される。
そして、洗浄装置136において、第1ポート54aのジョイント部56aには、洗浄液循環配管84のジョイント部90aが接続されるとともに、第2ポート54bのジョイント部56bには、前記洗浄液循環配管84のジョイント部90bが接続される。従って、酸化剤ガス供給装置16の第1洗浄液循環路52は、洗浄装置136に接続される。
そこで、水ポンプ138が駆動されると、温水タンク82に貯留されている温水は、洗浄液循環配管84の出口から第1ポート54a及び酸化剤ガス循環配管48を通って酸化剤ガス供給配管40に供給される。このため、温水は、各燃料電池12の酸化剤ガス流路30を流通した後、酸化剤ガス出口連通孔34bから第2ポート54bを通って洗浄液循環配管84の入口に導入される。
導電率計(又は、PH計)88による検出値が、設定値以下になった際、又は、所定時間が経過した際、酸化剤ガス循環ポンプ50が停止される。さらに、洗浄装置136は、第1洗浄液循環路52から取り外される。なお、カソード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。一方、アノード流路系では、上記のカソード流路系と同様に、洗浄作業及び掃気処理が遂行される。
このように、第5の実施形態では、上記の第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
図8は、本発明の第6の実施形態に係る燃料電池システム160の概略構成説明図である。なお、第1以降の実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム160は、洗浄装置162を備えるとともに、前記洗浄装置162は、洗浄液循環配管84に水ポンプ164を配置する。酸化剤ガス循環配管48には、酸化剤ガス循環ポンプ50に代えて開閉弁152が配置される一方、燃料ガス循環配管72には、燃料ガス循環ポンプ74が設けられていない。
この燃料電池システム160では、カソード流路系及びアノード流路系が、洗浄装置162により同時に且つ並列して洗浄される。具体的には、酸化剤ガス供給側封止弁42a、酸化剤ガス排出側封止弁42b、開閉弁46、70、燃料ガス供給側封止弁64a及び燃料ガス排出側封止弁64bが閉塞される。一方、開閉弁108a、108b及び152が開放される。このため、カソード流路系とアノード流路系とが連通する洗浄液循環配管84が形成される。
次に、水ポンプ164が駆動される。従って、温水タンク82内の温水の一部は、第1分岐配管112aを通って酸化剤ガス循環配管48に送られる。一方、温水タンク82内の温水の他の一部は、第2分岐配管112bを通って燃料ガス循環配管72に送られる。
これにより、それぞれ分流された温水は、燃料電池スタック14内で各燃料電池12の酸化剤ガス流路30及び燃料ガス流路32を通って洗浄した後、連結配管106に排出されて洗浄液循環配管84に戻される。そして、洗浄装置102に設けられている導電率計(又は、PH計)88の検出値により、循環する温水(洗浄水)が清浄であると判断されると水ポンプ164が停止される。
さらに、洗浄装置162は、洗浄液循環路104から取り外される。なお、カソード流路系及びアノード流路系には、必要に応じて、清浄エアや不揮発性ガス(窒素ガスやヘリウムガス)によるパージ処理が施される。
このように構成される第6の実施形態では、上記の第1〜第5の実施形態と同様の効果が得られる。
10、100、120、130、150、160…燃料電池システム
12…燃料電池 14…燃料電池スタック
16、132…酸化剤ガス供給装置 18、134…燃料ガス供給装置
20、102、136、162…洗浄装置
22…固体高分子電解質膜 24…カソード電極
26…アノード電極 28…電解質膜・電極構造体
30…酸化剤ガス流路 32…燃料ガス流路
34a…酸化剤ガス入口連通孔 34b…酸化剤ガス出口連通孔
36a…燃料ガス入口連通孔 36b…燃料ガス出口連通孔
38…エアポンプ 40…酸化剤ガス供給配管
42a、42b、64a、64b…封止弁
44…酸化剤ガス排出配管
46、70、108a、108b、126、152…開閉弁
48…酸化剤ガス循環配管 50…酸化剤ガス循環ポンプ
52、76、104、122…洗浄液循環路
54a、54b、78a、78b…ポート
60…水素タンク 62…燃料ガス供給配管
68…燃料ガス排出配管 72…燃料ガス循環配管
74…燃料ガス循環ポンプ 82…温水タンク
84…洗浄液循環配管 86…イオン交換器
88…導電率計 106、124…連結配管
112a、112b…分岐配管 138、164…水ポンプ

Claims (8)

  1. 反応ガスである酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて車両に搭載される燃料電池スタックと、車載状態の前記燃料電池スタックに前記反応ガスを供給して発電させる反応ガス供給装置と、車載状態の前記燃料電池スタック内に洗浄液を供給して洗浄するための洗浄装置とを備える燃料電池システムであって、
    前記反応ガス供給装置は、前記燃料電池スタックの反応ガス入口に前記反応ガスを供給する反応ガス供給配管と、
    前記燃料電池スタックの反応ガス出口から前記反応ガスが排出される反応ガス排出配管と、
    前記反応ガス供給配管の途上及び前記反応ガス排出配管の途上に配置される反応ガス供給側封止弁及び反応ガス排出側封止弁と、
    前記反応ガス供給配管及び前記反応ガス排出配管に、前記反応ガス供給側封止弁及び前記反応ガス排出側封止弁と前記燃料電池スタックとの間に位置して設けられる洗浄液循環路と、
    を備えるとともに、
    前記洗浄液循環路は、前記洗浄液を供給する第1ポートと、
    前記洗浄液を排出する第2ポートと、
    を有し、
    前記洗浄装置は、前記洗浄液循環路の前記第1ポート及び前記第2ポートに着脱自在に構成されることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記洗浄液循環路は、前記反応ガス供給配管と前記反応ガス排出配管とに両端が接続される循環配管を有するとともに、
    前記循環配管には、前記洗浄液を前記洗浄液循環路に沿って循環させる循環ポンプが配設されることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、前記洗浄液循環路に沿って循環する前記洗浄液の導電度を検出する導電度検出部を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  4. 反応ガスである酸化剤ガスと燃料ガスとの電気化学反応により発電する燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が積層されて車両に搭載される燃料電池スタックと、車載状態の前記燃料電池スタックに前記反応ガスを供給して発電させる反応ガス供給装置と、車載状態の前記燃料電池スタック内に洗浄液を供給して洗浄するための洗浄装置とを備える燃料電池システムの洗浄方法であって、
    前記反応ガス供給装置から前記燃料電池スタックの反応ガス入口に前記反応ガスを供給する反応ガス供給配管の途上に配置される反応ガス供給側封止弁、及び前記燃料電池スタックの反応ガス出口から前記反応ガスが排出される反応ガス排出配管の途上に配置される反応ガス排出側封止弁を閉塞することにより、前記燃料電池スタック内の反応ガス流路系を前記反応ガス供給装置から遮断する工程と、
    前記反応ガス供給配管及び前記反応ガス排出配管に、前記反応ガス供給側封止弁及び前記反応ガス排出側封止弁と前記燃料電池スタックとの間に位置して洗浄液循環路が設けられており、前記洗浄液循環路の前記洗浄液を供給する第1ポート及び前記洗浄液を排出する第2ポートに前記洗浄装置を連結し、該洗浄液循環路前記洗浄液を循環させることにより、前記燃料電池スタック内を洗浄する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの洗浄方法。
  5. 請求項4記載の洗浄方法において、前記洗浄液循環路は、前記反応ガス供給配管と前記反応ガス排出配管とに両端が接続される循環配管を有し、前記循環配管に配設される循環ポンプにより、前記洗浄液を前記洗浄液循環路に沿って循環させることを特徴とする燃料電池システムの洗浄方法。
  6. 請求項4又は5記載の洗浄方法において、前記洗浄液循環路に沿って循環する前記洗浄液の導電度を検出し、検出された前記導電度が所定値以下になった際、前記洗浄液の循環を停止して洗浄作業を終了する工程を有することを特徴とする燃料電池システムの洗浄方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の洗浄方法において、前記燃料電池スタック内の一方の反応ガス流路系に供給されて前記一方の反応ガス流路系の洗浄に使用された前記洗浄液を、前記燃料電池スタック内の他方の反応ガス流路系に供給することにより、前記一方の反応ガス流路系から前記他方の反応ガス流路系に亘って直列に洗浄することを特徴とする燃料電池システムの洗浄方法。
  8. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の洗浄方法において、前記燃料電池スタック内の一方の反応ガス流路系と、前記燃料電池スタック内の他方の反応ガス流路系とに、前記洗浄液を同時に且つ並列して供給することにより、前記一方の反応ガス流路系と前記他方の反応ガス流路系とを同時に洗浄することを特徴とする燃料電池システムの洗浄方法。

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