JP2005276546A - 異常検知システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 開閉弁からの流体の漏れを精度よく検知する。
【解決手段】 希釈器30にはエゼクタ52が備えられており、このエゼクタ52には、燃料電池スタックの酸素極から排出されるカソードオフガスが流入する。エゼクタ52内にカソードオフガスが通過すると、排気バルブ26を介してアノードオフガスが吸引される。制御ユニット80は、排気バルブ26を閉じると、カソードオフガスの圧力、流速、温度を測定し、これらのパラメータから空洞部27内のアノードオフガスの圧力を推定する。制御ユニット80は、この推定値と、アノードオフガスの圧力の実測値とを比較することにより、排気バルブ26からのアノードオフガスの漏れを検知する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、流体の漏れを検知する技術に関し、特に、燃料電池システムの水素極から排出されるアノードオフガスの漏れを検知する技術に関する。
近年、車両等の動力源として燃料電池システムが注目されている。燃料電池システムには、水素と空気が供給され、これらの電気化学反応により発電が行われる。燃料電池システムの酸素極からはカソードオフガスが、水素極からはアノードオフガスが排出される(特許文献1,2参照)。通常、アノードオフガスを大気中に排出する配管経路中には、このアノードオフガスの流通を開閉するための開閉弁が備えられている。
アノードオフガスには、発電時に消費しきれずに残留してしまった水素が含まれている場合がある。このような残留水素が大気中に排出されるのは、安全面や環境への影響面から好ましくない。そのため、前述した開閉弁からの水素漏れを検出することは重要である。
特開2002−289237号公報 特開2002−313395号公報
このようなアノードオフガスの漏れを検出する方法としては、水素濃度センサを用いる方法が考えられる。しかし、水素濃度のみに着目する方法では、アノードオフガスには不純物として水分や窒素等も含まれるため、このような状況下における信頼性の高い漏れの検出は困難であった。また、開閉弁からアノードオフガスが漏れたとしてもすぐに大気中に排出されてしまうため、圧力センサによって漏れを検出しようとしても十分にその圧力変化を検出することができなかった。このような課題は、燃料電池システムに限らず、開閉弁からの流体の漏れを検出する技術に共通の課題であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、開閉弁からの水素等の流体の漏れを精度良く検出可能な技術の提供を目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の異常検知システムを次のように構成した。すなわち、
第1の流体が流れる第1の流路と、
第2の流体が流れる第2の流路と、
前記第1の流路と第2の流路が接続され、前記第1の流体の流速を利用することにより前記第2の流体を吸引して排出するエゼクタと、
前記第1の流路中に設けられ、前記第1の流体の圧力および流速の少なくとも一方を検出する第1検出部と、
前記第2の流路を開閉する開閉弁と、
前記開閉弁と前記エゼクタを結ぶ流路中に設けられ、前記第2の流体の圧力を検出する第2検出部と、
前記第1検出部によって検出された値から推定される第2の流体の圧力の推定値と、前記第2検出部によって検出される第2の流体の圧力の実測値とに基づいて、前記開閉弁の異常を検知する異常検知部とを備えることを要旨とする。
このような構成の異常検知システムでは、第2の流体の圧力変化は第1の流体が流れるエゼクタの吸引力に依存しており、このエゼクタの吸引力は、第1の流体の圧力や流速に依存している。そのため、本発明によれば、第1検出部によって検出した第1の流体の圧力や流速によって第2の流体の圧力を推定し、この推定値と、第2検出部によって検出した第2の流体の圧力の実測値とを比較することで、精度よく開閉弁の異常を検知することが可能となる。
前記第1検出部は、第1の流体の圧力や流速に加え、温度も検出するものとしてもよい。前記異常検知部は、こうして検出した温度も用いることで、第2の流体の圧力をより精度良く推定することが可能となる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
前記異常検知部は、前記開閉弁を閉状態としたときに前記検知を行うものとしてもよい。開閉弁にシート漏れが発生している場合には、開閉弁を閉状態とした場合であってもエゼクタによって第2の流体が強制的に吸引されるため、第2の流体の圧力の実測値は、推定値よりも高くなる。そのため、このような構成とすれば、容易に開閉弁の異常を検知することが可能となる。
前記異常検知部が開閉弁の異常を検知する方法としては、前記推定値と前記実測値とを直接比較し、両者が一致しない場合や両者に所定の差がある場合に異常であると検知するものとしてもよい。また、前記推定値の時間変化率と、前記実測値の時間変化率とを求め、これらを比較することによって検知を行うものとしてもよい。前者の方法は、例えば、第2の流体の圧力状態が安定している場合に用いることができ、後者の方法は、例えば、第2の流体の圧力が変化している場合に用いることができる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
前記第2の流路は、前記第2検出部と前記エゼクタとを結ぶ流路の一部が、他の部分の径よりも狭く形成されているものとしてもよい。このような構成は、例えば、前記第2検出部と前記エゼクタとを結ぶ流路にオリフィスを設けることにより実現することができる。こうすることにより、エゼクタによって第2の流体を吸引する流量を抑制することができるため、第2検出部における第2の流体の圧力が安定化し、更に、第2の流体の圧力を検出する時間を長くすることができる。そのため、精度良く開閉弁の異常を検知することが可能となる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
該異常検知システムは燃料電池システムに備えられており、前記第2の流路は、前記燃料電池システムの水素極から排出されるアノードオフガスが流れる流路に接続されているものとしてもよい。このような構成であれば、燃料電池システムから排出されるアノードオフガスの漏れを検知することができる。
かかる構成の異常検知システムにおいて、
前記第1の流路は、前記燃料電池システムの酸素極から排出されるカソードオフガスが流れる流路に接続されているものとしてもよい。こうすることにより、アノードオフガスを吸引するための第1の流体を別途用意する必要がないため、システムの構成を簡略化することが可能となる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
更に、前記エゼクタと接続される手前で前記第1の流路を分流した分流路と、
前記分流路を開閉する第2開閉弁と、
前記第2開閉弁を制御する開閉制御部と、
を備えるものとしてもよい。
このような構成によれば、エゼクタに加え、分流路を用いてカソードオフガスを排出することができる。そのため、第1の流路内のカソードオフガスの圧力が必要以上に上昇することを抑制することができ、カソードオフガスを圧送するエアコンプレッサなどに損失が及ぶことを抑制することができる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
前記開閉制御部は、前記第2開閉弁の開閉を前記第1検出部によって検出された値や前記燃料電池システムに要求する発電量に応じて制御するものとしてもよい。
このような構成であれば、カソードオフガスの圧力が高くなった場合や流速が増加した場合、要求電力が増大した場合等に、カソードオフガスを分流路から排出することができる。そのため、カソードオフガスの滞留に伴う燃料電池システムの発電効率の低下を抑制することができる。
上記構成の異常検知システムにおいて、
前記燃料電池システムは、カソードオフガスによってアノードオフガスを希釈する希釈器を備えており、前記エゼクタは、前記希釈器内に設けられているものとしてもよい。こうすることにより、燃料電池システムの構成を簡略化することが可能となる。
なお、本発明の異常検知システムにおいて、上述した種々の構成は、適宜、組み合わせたり一部を省略したりして適用することができる。そのほか、本発明は、開閉弁の異常を検知する異常検知方法や、上述した異常検知システムを備える燃料電池システム、かかる燃料電池システムを搭載した移動体としても構成することができる。移動体とは、例えば、車両や船舶、航空機などをいう。
以下、本発明の実施の形態について実施例に基づき次の順序で説明する。
A.燃料電池システムの構成:
B.希釈器の構成:
C.異常検知システムの構成:
D.圧力推定方法:
E.異常検知処理:
F.変形例:
A.燃料電池システムの構成:
図1は、本発明の実施例としての異常検知システム200を備える燃料電池システム100の概略構成を示す説明図である。燃料電池システム100は、例えば、車両に搭載され、動力源として利用される。燃料電池システム100は、燃料電池スタック10や、水素タンク20、希釈器30などを備えている。
燃料電池スタック10は、固体高分子膜型の燃料電池スタックであり、固体高分子膜を挟んで、空気が供給される酸素極11と水素が供給される水素極12とを備えている。燃料電池スタック10の水素極12に供給された水素は固体高分子膜上の触媒により水素イオンと電荷とに分離される。水素イオンは固体高分子膜を通過して酸素極11に移動し、一方、分離された電荷は外部回路を介して酸素極11に移動する。酸素極11では、供給された空気中の酸素と、固体高分子膜を介して酸素極11に到達した水素イオンと、外部回路を介して到達した電荷とが反応して水が生成される。
燃料電池スタック10の酸素極11には、エアコンプレッサ41によって圧縮された空気が燃料電池スタック10の起動中、常時、空気供給管31を通じて供給される。酸素極11からの排気(以下、「カソードオフガス」と称する)は、空気排出管32を通じて希釈器30に流出する。空気中の酸素は燃料電池スタック10による電気化学反応に供されるため、カソードオフガスには主に窒素と水分が含まれる。
燃料電池スタック10の水素極12には、水素タンク20に貯蔵された高圧水素が水素供給管33を通じて供給される。水素極12からの排気(以下、「アノードオフガス」と称する)は、水素排出管34に流出する。アノードオフガス中には、電気化学反応において消費されなかった水素が含まれる。
希釈器30は、水素排出管34から流入したアノードオフガスを、空気排出管32から流入したカソードオフガスによって希釈し、これらを大気中へ排出する。希釈器30の詳細な構成については後述する。
水素排出管34は、その経路が途中で二つに分岐しており、一方は希釈器30に接続され、他方は水素循環管35を介して水素供給管33に接続されている。水素循環管35には、水素タンク20から出力される水素の逆流を防止するための逆止弁25が備えられている。燃料電池スタック10での発電によって水素が消費される結果、アノードオフガスの圧力は比較的低い状態となるため、水素排出管34にはアノードオフガスを加圧するための水素ポンプ42が分岐部分の上流に設けられている。
水素排出管34には、分岐部分と希釈器30との間に排気バルブ26が設けられている。排気バルブ26は、本発明の「開閉弁」に相当する。この排気バルブ26が閉じられている間は、アノードオフガスは水素循環管35を介して再び水素極12に投入される。こうすることで、アノードオフガス中に残留する水素が再び水素極12に供給されることとなり、水素を効率的に利用することが可能となる。
アノードオフガスの循環中、窒素や水分などの不純物が酸素極11から固体高分子膜を介して水素極12に透過するため、アノードオフガス中の不純物の濃度は徐々に増大する。従って、燃料電池システム100は、定期的に排気バルブ26を解放し、アノードオフガスを希釈器30に排出する。こうすることにより、アノードオフガス中の不純物を低減させることができる。排気バルブ26は、例えば、30秒に一度のタイミングで2秒間、解放される。この排気バルブ26の開閉は、後述する制御ユニットによって制御される。
B.希釈器の構成:
図2は、希釈器30および異常検知システム200の構成を示す説明図である。希釈器30は、略箱形状の筐体51によって形成されており、筐体51内には、エゼクタ52と分流管53と分流バルブ60と混合室57とが備えられている。筐体51には、第1開口部54と第2開口部55と排出口56が設けられている。
第1開口部54は、空気排出管32と接続されており、筐体51内ではエゼクタ52に接続されている。エゼクタ52の下流は混合室57に通じており、混合室には排出口56が設けられている。空気排出管32から希釈器30に流入したカソードオフガスは、エゼクタ52内を高速に通過し、混合室57を通って排出口56から排出される。カソードオフガスがエゼクタ52を通過する際には、ベルヌーイの定理によりエゼクタ52の吸引口58に吸引力が発生する。
第1開口部54には、更に、エゼクタ52をバイパスするように分流管53が接続されている。分流管53の下流は混合室57に通じている。分流管53の内部には、分流管53内を通るカソードオフガスの流量を調整するための分流バルブ60が設けられている。エゼクタ52の内径は狭いため、エゼクタ52にカソードオフガスの全量を通過させることは困難である。そのため、分流バルブ60の開度を適宜、調整することで、効率的にカソードオフガスをバイパスして排出することが可能となる。また、この分流バルブ60を設けることにより、空気排出管32中に別途、調圧バルブなどを設けることなくカソードオフガスの流量を調整することができる。
第2開口部55は、排気バルブ26、空洞部27およびオリフィス部28を介して水素排出管34と接続されており、筐体51内では、エゼクタ52の吸引口58に接続されている。前述したように、エゼクタ52内をカソードオフガスが高速に通過すると、エゼクタ52の吸引口58に吸引力が発生するため、水素極12から排出されたアノードオフガスは、エゼクタ52に吸引され、カソードオフガスとともに混合室57に排出される。このとき、エゼクタ52内では、アノードオフガスがカソードオフガスによって希釈されることとなる。混合室57内に流入したアノードオフガスは、分流管53から流入したカソードオフガスによって更に希釈され、排出口56を通り、大気中に排出される。
排気バルブ26の下流には、断面積が水素排出管34よりも大きい空洞部27が備えられている。この空洞部27は、断面積が水素排出管34よりも狭いオリフィス部28を介して第2開口部に接続されている。排気バルブ26から空洞部27に排出されたアノードオフガスは、オリフィス部28を通ることで徐々にエゼクタ52に吸引される。このような構成によれば、排気バルブ26からの少量のシート漏れでも空洞部27の圧力が変化しやすくなるため、精度良く排気バルブ26の異常検知を行うことが可能となる。
なお、本実施例では、空洞部27とオリフィス部28は、希釈器30の外部に設けられるものとしたが、オリフィス部28を、もしくは両者を、希釈器30の内部に設けるものとしてもよい。
C.異常検知システムの構成:
異常検知システム200は、制御ユニット80やカソードオフガス圧力センサ70、流速センサ71、温度センサ72、アノードオフガス圧力センサ73等によって構成されている。カソードオフガス圧力センサ70と流速センサ71と温度センサ72は、空気排出管32の経路中に設けられており、アノードオフガス圧力センサ73は、空洞部27に設けられている。
制御ユニット80は、CPUやROM、RAMを備えている。ROMには燃料電池システム100および異常検知システム200を制御するためのプログラムが記録されており、CPUはRAMをワークエリアとしてこのプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、CPUは、図示する発電制御部81、開閉制御部82、異常検知部83として機能する。
発電制御部81は、燃料電池システム100の発電制御を行うとともに、排気バルブ26の開閉を制御することで、前述したようなアノードオフガスの定期的な排出を行う。
開閉制御部82は、カソードオフガスの圧力P0や燃料電池システム100の目標電力に応じて分流バルブ60の開閉制御を行う。
図3は、空気排出管32中のカソードオフガスの圧力P0と燃料電池システム100の電力の関係および分流バルブ60の開閉タイミングを示す説明図である。仮に、分流バルブ60が常時、閉状態であるとすると、図中の破線で示したグラフのように、圧力P0が上昇しても電力量はそれほど伸びない。これは、カソードオフガスの全量がエゼクタ52を通る必要があり、カソードオフガスが効率的に排出されず、発電効率が悪化するためである。一方、圧力P0が所定の圧力Ppとなった時、または燃料電池システム100の電力が所定値Wpとなった時に分流バルブ60を開状態とすれば、カソードオフガスが効率的に排出され、図中の実線で示したグラフのように、カソードオフガスの圧力P0の上昇が抑制される共に、出力電力も増加することとなる。従って、開閉制御部82によって、適切なタイミングで分流バルブ60を開状態とすることにより、効率的に発電を行わせることが可能となる。
開閉制御部82は、カソードオフガスの圧力P0が低い場合には、分流バルブ60を閉状態とする。こうすることにより、カソードオフガスの圧力P0が低い状態であっても、カソードオフガスの全量をエゼクタ52に流通させることができるため、後述する排気バルブ26の異常検知に必要なエゼクタ52の吸引力を確保することが可能となる。
異常検知部83(図2)は、排気バルブ26の異常の検知を行う。具体的には、カソードオフガスの圧力P0、流速U0、温度T0を測定し、これらの値に基づき、空洞部27におけるアノードオフガスの圧力P1の推定値を求める。そして、この推定値と、アノードオフガスの圧力P1の実測値とを比較することで排気バルブ26のシート漏れを検知する。
D.圧力推定方法:
ここで、異常検知部83が、空洞部27内のアノードオフガスの圧力P1を推定する方法について説明する。空洞部27内のアノードオフガスの圧力状態は、エゼクタ52によって空洞部27から吸引されるアノードオフガスの流量Q1に依存しており、この流量Q1は、エゼクタ52内を流れるカソードオフガスの流量Qに依存している。そこで、まず、エゼクタ52内を流れるカソードオフガスの流量Qを求める方法について説明する。
空気排出管32およびエゼクタ52内のカソードオフガスの流れを準一次元定常等エントロピー流れであるものと考え、空気排出管32を流れるカソードオフガスの圧力をP(atm)、速度をu(m/s)、密度をρ(g/m)、温度をT(K)、断面積をA(m)とする。また、エゼクタ52内でのカソードオフガスのマッハ数をM、速度をu、密度をρ、断面積をAとする。更に、マッハ数が1となる各物理量に「*」を付し、Rは気体定数、κはカソードオフガスの比熱比であるものとする。
準一次元定常等エントロピー流れでは、d(Aρu)=0と考えることができるため、質量保存則より、
Figure 2005276546
となる。
マッハ数が1の場合の各物質量を考えると、次の関係が成り立つ。
Figure 2005276546
そこで、式(3)(4)(5)を用いて式(1)を変形すると、式(1)は、次のようになる。
Figure 2005276546
、Tは、流速センサ71、温度センサ72によって測定される既知の物理量であり、Aの値も既知であるため、上記式(5)によって、Aを求めることができる。
次に、このAを用いれば、
Figure 2005276546
より、
Figure 2005276546
として、マッハ数Mを求めることができる。
以上より、エゼクタ52内のマッハ数Mは、空気排出管32内のカソードオフガスの速度uと温度Tによって求めることができる。このマッハ数Mを用いれば、エゼクタ52内の各物理量は次のように表される。
Figure 2005276546
これらの値を用いれば、エゼクタ52内を流れるカソードオフガスの流量Q(g/s)は次のように求めることができる。
Figure 2005276546
異常検知部83が排気バルブ26のシート漏れを検知する処理を行っている間のρが一定であると考えれば、上記式(12)により、エゼクタ52内を流れるカソードオフガスの流量Qは、エゼクタ52内を通るカソードオフガスのマッハ数Mに応じて変化するといえる。
次に、エゼクタ52によって空洞部27から吸引されるアノードオフガスの流量Q1を求める方法について説明する。
図4は、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1を求めるマップを示す説明図である。このマップは、制御ユニット80のROM内に予め記録されているものとする。横軸は、上記式(8)によって求めたエゼクタ52内のカソードオフガスの圧力Pと、空洞部27内のアノードオフガスの圧力P1との差圧Pd(atm)であり、縦軸は、エゼクタによって吸引されるアノードオフガスの流量Q1(g/s)を表す。
図4に示すように、かかるマップはエゼクタ52内のカソードオフガスの流量Qに応じて複数設定されている。そのため、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1を求める際には、まず、式(12)で求めた流量Qの値に応じて、用いるマップを選択する。図示するように、この流量Qの値が大きいほど、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1は多くなる。
マップを選択した後には、上記差圧Pdを求めることで、その差圧Pdに応じたアノードオフガスの流量Q1が推定される。図示するように、このアノードオフガスの流量Q1は、差圧Pdが大きいほど少なくなる。差圧Pdが大きい状態というのは、空洞部27内の圧力が低下している状態であり、このような状態では、空洞部27内のアノードオフガスの多くが既に吸引されており、吸引されるべき空洞部27内のアノードオフガスの量が低下しているためである。
このマップによれば、上記式(12)で求まるエゼクタ52内のカソードオフガスの流量Qと、上記式(8)で求まるエゼクタ52内の圧力Pと、空洞部27内の圧力P1から、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1を求めることができる。ただし、空洞部27内の圧力P1を実測するのは、この一連の計算を行う初回のみであり、それ以後は、この方法によって最終的に推定される空洞部27内の圧力P1の値を用いる。
以上の方法によって、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1が求まれば、この流量Q1と空洞部27の容積の関係より、空洞部27内の圧力P1の時間変化量を推定することができる。かかる推定には、例えば、図5に示すマップや所定の関数を用いることができる。
図5は、空洞部27内の圧力P1の時間変化率を推定するためのマップである。横軸は、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1であり、縦軸は、空洞部27内の圧力降下の時間変化率を表す。このマップによれば、エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1が増すほど、空洞部27内の圧力降下の時間変化率が大きくなることとなる。最終的に、この時間変化率を時間で積分し、計算の初回に実測した空洞部27内の圧力P1から差し引くことにより、空洞部27内の圧力P1の推定値を求めることができる。
E.異常検知処理:
図6は、制御ユニット80が実行する異常検知処理のフローチャートである。この処理は、排気バルブ26の異常を検知するための処理であり、排気バルブ26からアノードオフガスが排出された後に排気バルブ26が閉じられ、アノードオフガスが再び循環状態になるタイミングで実行される。かかる処理について、図7を交えて説明する。図7は、空洞部27内のアノードオフガスの圧力P1の変化を示す説明図である。
制御ユニット80は、発電制御部81によって排気バルブ26を閉じると(ステップS10、図7のタイミングt1)、まず、空気排出管32中のカソードオフガスの圧力P0が、図3で示した圧力Pp以上であるかを判断する(ステップS11)。圧力Pp以上であれば(ステップS11:Yes)、分流バルブ60を開き(ステップS12)、圧力Pp未満であれば(ステップS11:No)、分流バルブ60を閉じる(ステップS13)。制御ユニット80は、このような処理をおこなうことにより、エゼクタ52の吸引力を確保しつつ、空気排出管32内のカソードオフガスの圧力P0が必要以上に上昇することを抑制することができる。
次に、制御ユニット80は、カソードオフガス圧力センサ70、流速センサ71、温度センサ72によってカソードオフガスの圧力P0、流速U1、温度T0を測定し(ステップS14)、これらのパラメータを用いて前述した方法により、空洞部27内のアノードオフガスの圧力P1の理想的な推定値Peとその時間変化率Pedを求める(ステップS15)。図7の破線で示すグラフは、ここで求めた推定値Peを表す。そして、更に、アノードオフガス圧力センサ73を用いて空洞部27内のアノードオフガスの圧力P1を測定し、実測値Pmを得る(ステップS16)。図5の実線で示すグラフは、この実測値Pmを表す。
次に、制御ユニット80は、実測値Pmの時間変化率Pmdを求め(ステップS17)、これらの値を比較する(ステップS18)。その結果、両者の値に有意な差がある場合には(ステップS18:No)、排気バルブ26に異常が発生していると判定する(ステップS19)。このような場合には、排気バルブ26から空洞部27内へのアノードオフガスの漏れにより、アノードオフガスの圧力P1がエゼクタ52の吸引によって十分に低下していないと推測できるためである。上記ステップS18の判断においては、測定誤差等を許容するために所定の閾値を設けることが好ましい。
上記ステップS18において、両者の値が概ね等しい場合には(ステップS18:Yes)、制御ユニット80は、実測値Pmの時間変化率Pmdが、ゼロであるかを判断する(ステップS20)。ゼロではない場合には(ステップS20:No)、図7のタイミングt1からタイミングt2の間のグラフの勾配に示されるように、アノードオフガスの圧力P1の実測値が変化しているため、処理を上記ステップS14に戻すことで、引き続き、時間変化率の相違に基づく検知を行う。なお、上記ステップS20においても、測定誤差等を許容するために所定の閾値を設けるものとしてもよい。
上記ステップS20において実測値Pmの時間変化率Pmdがゼロであると判断された場合には(ステップS20:Yes)、図7のタイミングt2以降で示すように、アノードオフガスの圧力P1が安定したこととなる。かかる場合には、制御ユニット80は、時間変化率ではなく、実測値Pmと推定値Peとを直接比較する(ステップS21)。そして、両者の値が異なる場合には(ステップS21:No)、制御ユニット80は、排気バルブ26に異常が発生していると判定する(ステップS19)。このような場合には、排気バルブ26からアノードオフガスが漏れ出し、空洞部27内の圧力が高くなっていると推測できるためである。実測値Pmと推定値Peが同じ場合には(ステップS21:Yes)、異常なしと判定する(ステップS22)。なお、上記ステップS21の判断においても、測定誤差等を許容するために所定の閾値を設けるものとしてもよい。
以上で説明した異常検知処理では、アノードオフガスの圧力の実測値が変化している場合と、圧力が安定した場合とで、異なる方法により排気バルブ26の異常を検知している。具体的には、アノードオフガスの圧力が変化している場合には、圧力の時間変化率の相違に基づき異常を判断し、圧力が安定した場合には、圧力値を直接比較することで異常を判断している。このようにすることにより、アノードオフガスの圧力状態に応じて精度良く排気バルブの異常を検出することが可能となる。ただし、必ずしも両者の方法を組み合わせて処理を行う必要はなく、いずれか一方のみの方法によって異常を検知するものとしてもよい。
以上、本発明の実施例について説明した。上述した実施例によれば、空洞部27内のアノードオフガスの圧力変化は、カソードオフガスが流れるエゼクタ52の吸引力に依存しているため、空気排出管32内のカソードオフガスの圧力等からアノードオフガスの圧力を容易に推定することができる。そのため、アノードオフガスの圧力の推定値と実測値とを比較することで、精度よく排気バルブ26の異常を検知することが可能となる。
F.変形例:
(変形例1)
図8は、希釈器30の変形例を示す説明図である。本変形例による希釈器301の混合室571内には、多数の仕切板572が交互に設けられている。このような構成によれば、混合室571からアノードオフガスが大気中に排出されるまでに相当の時間を要することとなる。そのため、カソードオフガスによるアノードオフガスの希釈を十分に行うことが可能となる。
(変形例2)
上記実施例で説明した異常検知処理のステップS11では、カソードオフガスの圧力状態に応じて分流バルブ60の開閉を制御するものとした。しかし、カソードオフガスの圧力ではなく、燃料電池システム100に要求する電力に応じて分流バルブ60の開閉を制御するものとしてもよい。具体的には、燃料電池システム100に要求する電力が図3で示した電力値Wp以上となる場合に、分流バルブ60を開き、Wp未満の場合に、分流バルブ60を閉じるものとすればよい。このような方法によれば、エゼクタ52の吸引力を確保しつつ、カソードオフガスの滞留に伴う発電効率の低下を抑制することができる。
(変形例3)
上記実施例で説明した異常検知処理は、排気バルブ26からのアノードオフガスの排出が終了する度に実行されるものとした。しかし、異常検知処理は、このようなタイミング以外にも、例えば、燃料電池システム100の停止時に行うものとしてもよい。このような場合には、異常検知処理が終了するまでエアコンプレッサ41の運転は停止しないものとする。そのほか、例えば、燃料電池システム100のメンテナンスモード等においてオペレータの指示に応じて実行されるものとしてもよい。
(変形例4)
上記実施例で説明した燃料電池システム100は、アノードオフガスを循環して再利用する構成であるものとした。しかし、燃料電池システム100の構成はこれに限られず、アノードオフガスを循環させない構成であるものとしてもよい。このような場合には、上記異常検知処理は、例えば、燃料電池システム100の停止時などに実行される。このような場合には、前述したように、異常検知処理が終了するまでは、エアコンプレッサ41の運転は停止しないものとする。
(変形例5)
上記実施例では、エゼクタ52にカソードオフガスを流すことでアノードオフガスを吸引・排出するものとした。しかし、エゼクタ52に流す流体はカソードオフガスに限定されない。例えば、炭酸ガスや窒素などを別途用意して流すものとしてもよい。
(変形例6)
上記実施例では、カソードオフガスの圧力P0、流速U0、温度T0のすべてのパラメータを実測してアノードオフガスの圧力P1を推定するものとした。しかし、例えば、温度T0を既定値とするなど、一部のパラメータを固定するものとしてもよい。また、一部のパラメータを、燃料電池システム100の発電量などに基づき所定のマップや関数により推測するものとしてもよい。
(変形例7)
上記実施例では、アノードオフガスの圧力P1の推定値を、式(1)〜(12)で示した関数を用いて算出するものとした。しかし、カソードオフガスの圧力P0等とアノードオフガスの圧力P1の関係を予め定義した所定のマップやテーブルを参照して推定値を求めるものとしてもよい。
以上、本発明の実施例および変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。
本発明の実施例としての異常検知システム200を備える燃料電池システム100の概略構成を示す説明図である。 希釈器30および異常検知システム200の構成を示す説明図である。 空気排出管32中のカソードオフガスの圧力P0と燃料電池システム100の電力の関係および分流バルブ60の開閉タイミングを示す説明図である。 エゼクタ52によって吸引されるアノードオフガスの流量Q1を求めマップを示す説明図である。 空洞部27内の圧力の時間変化率を推定するためのマップを示す説明図である。 制御ユニット80が実行する異常検知処理のフローチャートである。 アノードオフガスの圧力P1の変化を示す説明図である。 希釈器30の変形例を示す説明図である。
符号の説明
10...燃料電池スタック
11...酸素極
12...水素極
20...水素タンク
25...逆止弁
26...排気バルブ
27...空洞部
28...オリフィス部
30,301...希釈器
31...空気供給管
32...空気排出管
33...水素供給管
34...水素排出管
35...水素循環管
41...エアコンプレッサ
42...水素ポンプ
51...筐体
52...エゼクタ
53...分流管
54...第1開口部
55...第2開口部
56...排出口
57,571...混合室
58...吸引口
60...分流バルブ
70...カソードオフガス圧力センサ
71...流速センサ
72...温度センサ
73...アノードオフガス圧力センサ
80...制御ユニット
81...発電制御部
82...開閉制御部
83...異常検知部
100...燃料電池システム
200...異常検知システム

Claims (10)

  1. 異常検知システムであって、
    第1の流体が流れる第1の流路と、
    第2の流体が流れる第2の流路と、
    前記第1の流路と第2の流路が接続され、前記第1の流体の流速を利用することにより前記第2の流体を吸引して排出するエゼクタと、
    前記第1の流路中に設けられ、前記第1の流体の圧力および流速の少なくとも一方を検出する第1検出部と、
    前記第2の流路を開閉する開閉弁と、
    前記開閉弁と前記エゼクタを結ぶ流路中に設けられ、前記第2の流体の圧力を検出する第2検出部と、
    前記第1検出部によって検出された値から推定される第2の流体の圧力の推定値と、前記第2検出部によって検出される第2の流体の圧力の実測値とに基づいて、前記開閉弁の異常を検知する異常検知部と、
    を備える異常検知システム。
  2. 請求項1に記載の異常検知システムであって、
    前記異常検知部は、前記開閉弁を閉状態としたときに前記検知を行う、異常検知システム。
  3. 請求項1または2に記載の異常検知システムであって、
    前記異常検知部は、前記推定値の時間変化率と、前記実測値の時間変化率とに基づき前記検知を行う、異常検知システム。
  4. 請求項1に記載の異常検知システムであって、
    前記第2の流路は、前記第2検出部と前記エゼクタとを結ぶ流路の一部が、他の部分の径よりも狭く形成されている、異常検知システム。
  5. 請求項1に記載の異常検知システムであって、
    該異常検知システムは燃料電池システムに備えられており、
    前記第2の流路は、前記燃料電池システムの水素極から排出されるアノードオフガスが流れる流路に接続されている、異常検知システム。
  6. 請求項5に記載の異常検知システムであって、
    前記第1の流路は、前記燃料電池システムの酸素極から排出されるカソードオフガスが流れる流路に接続されている、異常検知システム。
  7. 請求項6に記載の異常検知システムであって、
    更に、前記エゼクタと接続される手前で前記第1の流路を分流した分流路と、
    前記分流路を開閉する第2開閉弁と、
    前記第2開閉弁を制御する開閉制御部と、
    を備える異常検知システム。
  8. 請求項7に記載の異常検知システムであって、
    前記開閉制御部は、前記第2開閉弁の開閉を前記第1検出部によって検出された値に応じて制御する、異常検知システム。
  9. 請求項7に記載の異常検知システムであって、
    前記開閉制御部は、前記第2開閉弁の開閉を前記燃料電池システムに要求する発電量に応じて制御する、異常検知システム。
  10. 請求項5〜9のいずれかに記載の異常検知システムであって、
    前記燃料電池システムは、カソードオフガスによってアノードオフガスを希釈する希釈器を備えており、
    前記エゼクタは、前記希釈器内に設けられている、異常検知システム。
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