JP2011249030A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池から排出された水を溜めるためのタンクを無くして小型化することができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】排出管41は、排出管41の内径よりも小径をなし、混合ガスと共に水を通過させることで霧化水とするオリフィス孔45を備えている。オリフィス孔45の上流端には、オリフィス孔45の上流端から下流端までの内径が徐々に拡径するように傾斜して形成されることにより上流端尖端縁45aが形成される。また、排出管41は、オリフィス部44よりも下流側に、排出管41内での混合ガスの流通方向を屈曲させ、且つ排出管41の出口43eを上方に開口させるように屈曲形成された屈曲部47bを有するマフラー46が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池システムに関する。
近年、排気ガスによる地球温暖化の抑制のために動力源として電気を用いた電気自動車や、低燃費や排気ガス削減のため、始動時や低速域ではモータで駆動輪を駆動し、中高速域ではエンジン(内燃機関)で駆動輪を駆動する所謂ハイブリッド車が実用化されている。また、電源として、バッテリではなく、燃料電池を使用する電気自動車(燃料電池車)も一部実用化されている。
燃料電池車に搭載されている燃料電池システムでは、燃料電池に水素と空気(酸素)とを供給して電気化学反応によって起電力を発生させており、水素と酸素との反応によって水が生成されるため、排気には多量の水が含まれる。排気に含まれる水は例えば気液分離器で分離されるとともに、水を除いた排気(空気オフガス)は排気路から排出され、水は例えば外部排気弁を介して外部に排出されるようになっている。
屋外を走行する車両の場合は、水は少しずつであれば走行中に排出しても差し支えないが、多量に排出されると路面等が水浸しになる等して好ましくない。また、屋内作業用車両や構内において屋内と屋外とを往復して作業を行うフォークリフトのような車両の場合は、水が屋内で排出されると床(フロア)が水で濡れてしまい好ましくない。そこで、燃料電池で生成された水を霧化させるとともに、霧化された水を大気に排出することが考えられる(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の生成水排出装置は、燃料電池から排出される空気と生成水との混合体を空気と生成水とに分離する気水分離器(気液分離器)と、この気水分離器により分離された生成水を一時的に貯留する貯留タンク(タンク)と、貯留タンクに貯留された生成水を吸入して生成水を加圧する電動式の排水ポンプとを備えている。さらに、生成水排出装置は、排水ポンプから吐出された生成水を微小ノズルを通過させて噴霧する噴霧器を備えている。そして、排水ポンプにより貯留タンクに貯留された生成水を噴霧器に吐出させ、生成水を微小ノズルを通過させることで霧化させる。その結果、車体の外部に放出された霧化水は大気で拡散されて路面や床が濡れることが抑制される。
特開2007−141475号公報
ところで、特許文献1の生成水排出装置では、気水分離器により分離された生成水を霧化させるために、微小ノズルに生成水と空気とが共に通過しないようにしている。このため、特許文献1の生成水排出装置を備えた燃料電池システムでは、気水分離器と噴霧器との間に生成水のみを一時的に貯留可能な貯留タンクを設ける必要があり、燃料電池システムが大型化してしまっていた。
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、燃料電池から排出された水を溜めるためのタンクを無くして小型化することができる燃料電池システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、燃料電池と、前記燃料電池から排出されるガス及び水を外部へ排出する排出管と、前記排出管内に設けられるとともに前記排出管の内径よりも小径をなし、少なくとも上流端から下流側に向かうにつれて内径が徐々に拡径する拡径部を有するとともに前記ガスと共に前記水を通過させることで霧化水とするオリフィス孔と、前記拡径部の上流端に形成される上流端尖端縁と、前記霧化水の粒径の大小を選別し、前記ガスに乗せた小粒径の霧化水の排出を許容する粒径選別手段と、前記排出管内における前記オリフィス孔よりも下流側に貯留された水を前記オリフィス孔内に戻すための戻し配管と、を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、燃料電池から排出管に排出されたガスに含まれる水は、オリフィス孔よりも上流側において、排出管の内面に付着する等して水滴となって落下する。そして、この水は、ガスの流れによりオリフィス孔に向かって巻き上げられて、上流端尖端縁からオリフィス孔内に向けて膨出するとともに、この膨出した部位が、オリフィス孔を通過しようとする際に急激に流速が上がったガスにより上流端尖端縁で切り飛ばされて霧化され霧化水となる。よって、本発明によれば、オリフィス孔を排出管内に設けることにより、ガスと水とが混合された状態であっても、燃料電池から排出された水を霧化させることができる。したがって、例えば、従来技術のように、燃料電池から排出された水を霧化させるために、気水分離器で分離された生成水をガスと分離して貯留タンクに貯留させる必要がないため、タンクを無くして燃料電池システムを小型化することができる。
また、粒径選別手段により小粒径の霧化水はガスと共に排出される一方で、ガスに乗らない大粒径の霧化水は、排出管から外部へ放出されることが抑制される。そして、大粒径の霧化水は、排出管におけるオリフィス孔よりも下流側で水滴となって落下して貯留されるとともに、貯留された水は、戻し配管を介してオリフィス孔内に戻されることで、オリフィス孔を通過するガスにより再び霧化される。その結果、粒径選別手段及び戻し配管を設けることで、大粒径の霧化水が外部へ放出されることによる不都合の発生を抑制しつつ、排出されなかった霧化水を排出管内に溜め続けることなく、霧化して放出することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記戻し配管の前記オリフィス孔側開口が、前記拡径部の内面と同一面上に位置することで、前記オリフィス孔における前記戻し配管の前記オリフィス孔側開口縁に開口尖端縁が形成され、前記拡径部の拡がり角度は、前記ガスが前記拡径部の内面に沿って流れる角度に設定されていることを要旨とする。
この発明によれば、拡径部の拡がり角度を設定することで、ガスがオリフィス孔の内面から剥離して流れてしまうことを抑制することができる。このため、戻し配管を介してオリフィス孔内に戻された水は、戻し配管の開口尖端縁からオリフィス孔内に向けて膨出すると、オリフィス孔の内面に沿って流れるガスにより開口尖端縁で切り飛ばされて霧化されて霧化水となる。よって、戻し配管から戻される水を霧化させるために、例えば、オリフィス孔内におけるガスの流速が速い流芯にまで戻し用ノズルをオリフィス孔内に延ばす必要がない。よって、戻し用ノズルをオリフィス孔内に延ばす場合と異なり、戻し用ノズルによるガスの流速のばらつきが生じ難くなり、騒音を低減することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記排出管は、前記オリフィス孔よりも下流側に、前記排出管内でのガスの流通方向を屈曲させ、且つ前記排出管の出口を上方に開口させるように屈曲形成された屈曲部を備え、前記粒径選別手段は前記屈曲部であることを要旨とする。
この発明によれば、屈曲部により排出管の出口を上方に向けたため、大粒径の霧化水をより一層排出させ難くすることができる。そして、出口に向かって上昇できない霧化水は、ガスと共に屈曲部の内面に衝突し、この衝突により水滴に戻すことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記燃料電池システムは、屋内用産業車両に搭載されたものであることを要旨とする。
この発明によれば、燃料電池を駆動源として走行あるいは作業を行う屋内用産業車両が、水を霧化させて大気へ排出することができ、屋内で水を垂れ流して床を濡らしてしまうことを抑制することができる。
この発明によれば、燃料電池から排出された水を溜めるためのタンクを無くして小型化することができる。
第1の実施形態におけるフォークリフトの概略側面図。 燃料電池システムの概略構成図。 排出管の一部を拡大して示す拡大断面図。 オリフィス部を拡大して示す拡大断面図。 第2の実施形態における排出管の一部を拡大して示す拡大断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明を屋内用産業車両として使用されるフォークリフトの燃料電池システムに具体化した第1の実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。なお、図1において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、フォークリフト10の運転者が車両前方(前進方向)を向いた状態を基準とした場合の「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」を示す。
図1に示すように、屋内用産業車両としてのフォークリフト10には、車体11の前部にマスト12が設けられている。マスト12にはフォーク13がリフトブラケット14を介して昇降可能に装備されるとともに、リフトシリンダ15の伸縮運動によりフォーク13がリフトブラケット14とともに昇降される。車体11の前下部には駆動輪(前輪)16が設けられるとともに、駆動輪16は車軸に装備された差動装置及びギヤ(いずれも図示せず)を介して走行用モータ17により駆動される。
車体11の後方には、燃料電池システム18が搭載されるとともに、燃料電池システム18はフード19で覆われている。燃料電池システム18は、リフトシリンダ15及びティルトシリンダの油圧源となる油圧モータ(図示せず)及び走行用モータ17の電源として使用される。
次に、燃料電池システム18を図2にしたがって説明する。
図2に示すように、燃料電池システム18は、例えば固体高分子型の燃料電池20を備えるとともに、燃料電池20の水素供給ポート(図示せず)には流路21を介して水素タンク22が接続されている。また、燃料電池システム18は、コンプレッサ23を備えるとともに、コンプレッサ23は、流路24を介して加湿器25に接続されている。加湿器25は、供給流路26を介して燃料電池20の酸素供給ポート(図示せず)に接続されるとともに、流路27を介してオフガス排出ポート(図示せず)に接続されている。そして、コンプレッサ23で加圧された空気が加湿器25で加湿された後、燃料電池20の酸素供給ポート(図示せず)に供給されるとともに、燃料電池20のカソード極(図示せず)からのオフガス(カソードオフガス)は流路27を介して加湿器25に排出される。
燃料電池20は、水素タンク22から供給される水素と、コンプレッサ23から供給される空気中の酸素とを反応させて直流の電気エネルギー(直流電力)を発生する。流路21には燃料電池20へ供給される水素の圧力を調整する調圧弁(図示せず)が設けられている。調圧弁は、水素タンク22に高圧で貯蔵された水素を所定の圧力まで減圧させて一定圧力で供給する圧力制御弁である。
加湿器25は排出流路28を介して希釈器29に接続されるとともに、排出流路28には調圧バルブ30が設けられている。また、燃料電池20の水素排出ポート(図示せず)はパージガス用配管31を介して希釈器29に接続されるとともに、燃料電池20のアノード極(図示せず)からのオフガス(アノードオフガス)はパージガス用配管31を介して希釈器29に排出される。パージガス用配管31には開閉弁(アノードパージバルブ)32が設けられている。さらに、希釈器29には排出管41が接続されている。
次に、排出管41について説明する。
図3に示すように、排出管41は、希釈器29側となる上流側が金属管42によって形成されるとともに、金属管42よりも下流側が樹脂材料からなる筒状の流路形成ブロック43によって形成されている。流路形成ブロック43の一端には導入口43aが形成されるとともに、金属管42が接続されている。また、流路形成ブロック43の他端には出口43eが形成されている。
また、流路形成ブロック43内において、希釈器29側にはオリフィス部44が形成されている。オリフィス部44は、排出管41の内周面から排出管41内に突設されたオリフィス形成部44aと、オリフィス形成部44aに形成されたオリフィス孔45とを有する。オリフィス孔45は、排出管41の中心軸と同軸上に位置するとともに、排出管41の内径よりも小径に形成されている。
図4に示すように、オリフィス孔45は、オリフィス孔45の上流端から下流端までの内径が徐々に拡径するように傾斜して形成されている。すなわち、本実施形態では、オリフィス孔45全体が拡径部を形成している。オリフィス孔45の拡がり角度θは、オリフィス孔45を流れる混合ガスをオリフィス孔45の内面に沿って流れることが維持できる角度に設定されている。ここで、オリフィス孔45の拡がり角度θは、10°を越えると混合ガスがオリフィス孔45の内面から剥離してしまい好ましくないため、オリフィス孔45の拡がり角度θの範囲は、0°〜10°の範囲に設定されるのが好ましく、6°〜8°の範囲に設定されるのがより好ましい。なお、本実施形態では、オリフィス孔45の拡がり角度θは8°になっている。また、オリフィス孔45の上流端には、オリフィス孔45の上流端から下流端に向かうにつれて内径が徐々に拡径するようにオリフィス孔45の内面が形成されることにより上流端尖端縁45aが形成される。
図3に示すように、排出管41は、オリフィス部44よりも下流側に、流路形成ブロック43によってL字状のマフラー46を備えている。マフラー46内は、オリフィス孔45と連通するとともに金属管42及びオリフィス孔45内を流れる混合ガスの流通方向(図3に示す矢印X1の方向)に沿って延びる第1経路部47aと、第1経路部47a内を流れる混合ガスの流通方向を屈曲させるべく第1経路部47aに対して直交する方向へ屈曲し、上方へ延びる第2経路部47cとを有する。そして、第2経路部47cの先端に設けられた出口43eは上方に向けて開口している。
さらに、マフラー46において、第1経路部47aの下部には、水抜き穴48が形成されるとともに、この水抜き穴48には戻し配管49の基端が接続されている。戻し配管49の先端(オリフィス孔45側開口)は、オリフィス形成部44aを貫通してオリフィス孔45の内面と同一面上に位置するように開口している。よって、オリフィス孔45内とマフラー46における第1経路部47aとは、戻し配管49を介して連通している。また、オリフィス孔45における戻し配管49の先端縁には、戻し配管49の先端がオリフィス孔45の内面と同一面上に位置することにより開口尖端縁49aが形成される。
次に、上記構成の燃料電池システム18の作用を説明する。
燃料電池システム18は、燃料電池20の稼動時には、水素タンク22から所定の加圧状態で水素が燃料電池20のアノード(水素極)に供給される。また、コンプレッサ23が稼動されて、空気が所定の圧力に加圧されるとともに加湿器25で加湿されて燃料電池20のカソード(空気極)に供給される。
アノードに供給された水素は、触媒によって水素イオンと電子とに解離し、水素イオンが電解質膜を通って水と共にカソードへ移動する。カソードでは、カソードに供給された空気中の酸素と、電解質膜中を移動してカソードに達した水素イオンと、外部回路を通ってきた電子とが結合して電力を発生させるとともに水が生成される。そして、調圧バルブ30が開放されると、カソードで発生した水は水蒸気の状態で未反応の空気とともにカソードオフガスとして加湿器25に排出され、加湿器25から排出流路28を介して希釈器29に導入される。
カソードの水や窒素の一部が電解質膜をカソード側からアノード側へ逆拡散するため、燃料電池20が稼動を続けると、アノードの水や窒素の濃度が高くなり、それらの濃度がある程度以上になると、発電効率が低下する。これを防止あるいは抑制するため、例えば、燃料電池20が所定時間稼動を継続した時点で開閉弁32が開放されて、アノードに溜まった水分及び窒素が水素ガスと共にパージガス用配管31へ排出されるアノードパージが行われる。
アノードパージにより燃料電池20からパージガス用配管31へ排出されたアノードオフガス(パージガス)は、パージガス用配管31を介して希釈器29に導入される。また、アノードオフガスに含まれる水分の一部は、希釈器29内でアノードオフガスから分離されて排出管41に流入する。
希釈器29内では、アノードオフガスはカソードオフガスにより水素濃度が希釈される。そして、カソードオフガスとアノードオフガスとの混合ガスは、排出管41から希釈器29外へ排出される。なお、パージガス用配管31から希釈器29に排出されなかったアノードオフガスは、アノードパージされない間に膨張、拡散しながら希釈器29全体に拡散する(拡がる)状態になる。その後、希釈器29内のアノードオフガスは、カソードオフガスと混合されて混合ガスとして排出管41に向かう流れとともに排出管41から希釈器29外へ排出される。
排出管41にはオリフィス孔45が形成されていることで、排出管41において、オリフィス孔45内の圧力は、排出管41内におけるオリフィス部44の上流側及び下流側の圧力と比べて低くなる。よって、希釈器29から排出管41に流入した混合ガスの流速は、オリフィス孔45を通過しようとする際に急激に上がる。
希釈器29内でアノードオフガスから分離されて排出管41に流入した水は、排出管41のオリフィス部44よりも上流側で、混合ガスに乗ってオリフィス形成部44aにおける上流側端面に衝突して水滴となって落下する。そして、オリフィス部44よりも上流側に存在する水は、混合ガスの流れによりオリフィス孔45の上流端尖端縁45aに向かって巻き上げられて膨出するとともに、この膨出した部位が、オリフィス孔45を通過しようとする際に急激に流速が上がった状態の混合ガスにより上流端尖端縁45aで切り飛ばされて霧化され霧化水となる。この霧化水は混合ガスとともにオリフィス孔45を介してマフラー46内へ流入される。また、混合ガスは、マフラー46内に流入することで、マフラー46内で整流されて流れが均一になり、流速のばらつきが抑制されるようになっている。
マフラー46内に流入された霧化水には、混合ガスの流れに乗って出口43eから大気へ放出される小粒径の霧化水と、混合ガスの流れに乗ることができずに混合ガスの流通方向の先に存在する屈曲部47bの内面に衝突する霧化水とが存在する。ここで、大気へ放出されても問題の無い小粒径の霧化水は混合ガスの流れに乗ることができる一方で、放出されると問題のある大粒径の霧化水は混合ガスの流れに乗ることができないように、混合ガスの流速がマフラー46の内径により調整されている。なお、「大気へ放出されると問題のある粒径を有する霧化水」とは、排出管41から大気へ一定の時間継続して放出されると、路面等が水浸しになってしまう霧化水のことをいう。
屈曲部47bの内面に衝突した霧化水は水滴に戻り、屈曲部47bの内面を伝って落下して第1経路部47aに溜まる。このため、水が混合ガスと共に出口43eから外部へ放出されることがない。よって、屈曲部47bは、小粒径の霧化水における出口43eからの排出を許容する一方で、大粒径の霧化水は水滴となって落下して出口43eからの排出を阻止するため、屈曲部47bは霧化水の粒径の大小を選別する粒径選別手段として機能する。
さらに、マフラー46内の圧力はオリフィス孔45内の圧力に比べて高くなっているため、第1経路部47aに貯留された水は、戻し配管49を介してオリフィス孔45内に戻される。そして、開口尖端縁49aに向かって水が膨出する。ここで、オリフィス孔45内を流れる混合ガスがオリフィス孔45の内面に沿うように流れるため、開口尖端縁49aに向かって膨出した部位が、オリフィス孔45内を通過する混合ガスにより開口尖端縁49aで切り飛ばされて再び霧化されて霧化水となる。よって、マフラー46内で水滴となった水が出口43eから外部へ放出されることなく、水を霧化させて排出管41の出口43eから大気へ排出することができる。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)排出管41は、排出管41の内径よりも小径のオリフィス孔45を有するオリフィス部44を備えている。よって、燃料電池20から排出管41に排出された混合ガスに含まれる水は、オリフィス部44よりも上流側において、オリフィス形成部44aの上流側端面に衝突して落下する他、排出管41の内周面に付着する等して水滴となって落下する。そして、この水は、混合ガスの流れによりオリフィス孔45の上流端尖端縁45aに向かって巻き上げられて膨出するとともに、この膨出した部位が、オリフィス孔45を通過しようとする際に急激に流速が上がった状態の混合ガスにより上流端尖端縁45aで切り飛ばされて霧化され霧化水となる。したがって、オリフィス部44を排出管41内に設けることにより、混合ガスと水とが混合された状態であっても、燃料電池20から排出された水を霧化させることができる。よって、例えば、従来技術のように、燃料電池から排出された水を霧化させるために、気水分離器で分離された生成水をガスと分離して貯留タンクに貯留させる必要がないため、タンクを無くして燃料電池システム18を小型化することができる。また、排出管41は、オリフィス部44よりも下流側に屈曲部47bを備え、屈曲部47bにより小粒径の霧化水は混合ガスと共に排出される一方で、混合ガスに乗らない大粒径の霧化水は、排出管41から外部へ放出されることが抑制される。そして、大粒径の霧化水は、排出管41におけるオリフィス部44よりも下流側で水滴となって落下して貯留されるとともに、貯留された水は、戻し配管49を介してオリフィス孔45内に戻されることで、オリフィス孔45を通過する混合ガスにより再び霧化される。よって、燃料電池20を駆動源として走行あるいは作業を行うフォークリフト10が屋内で水を垂れ流して床を濡らしてしまうことを抑制することができる。
(2)戻し配管49のオリフィス孔45側開口が、オリフィス孔45の内面と同一面上に位置することで、オリフィス孔45における戻し配管49のオリフィス孔45側開口縁に開口尖端縁49aが形成される。さらに、オリフィス孔45の拡がり角度θは、混合ガスがオリフィス孔45の内面に沿って流れる角度に設定されている。よって、戻し配管49を介してオリフィス孔45内に戻された水は、戻し配管49の開口尖端縁49aからオリフィス孔45内に向けて膨出すると、オリフィス孔45の内面に沿って流れる混合ガスにより開口尖端縁49aで切り飛ばされて霧化されて霧化水となる。よって、戻し配管49から戻される水を霧化させるために、例えば、オリフィス孔45内における混合ガスの流速が速い流芯にまで戻し用ノズルをオリフィス孔45内に延ばす必要がない。その結果、戻し用ノズルをオリフィス孔45内に延ばす場合と異なり、戻し用ノズルによる混合ガスの流速のばらつきが生じ難くなり、騒音を低減することができる。
(3)排出管41は、オリフィス部44よりも下流側に、排出管41内での混合ガスの流通方向を屈曲させ、且つ排出管41の出口43eを上方に開口させるように屈曲形成された屈曲部47bを備えている。よって、屈曲部47bにより排出管41の出口43eを上方に向けたため、大粒径の霧化水をより一層排出させ難くすることができる。そして、出口43eに向かって上昇できない霧化水は、混合ガスと共に屈曲部47bの内面に衝突し、この衝突により水滴に戻すことができる。
(4)本実施形態によれば、分離された水を一時的に貯留するためのタンクを無くすことができる。よって、タンクに貯留された水を霧化させるために水をオリフィス孔45内に導入するための導入用ノズルをオリフィス孔45内に突出するように設ける必要がなく、導入用ノズルをオリフィス孔45内に突出するように設ける場合に比べて、混合ガスの流速のばらつきが生じ難くなり、騒音を低減することができる。
(5)オリフィス孔45は、上流端から下流端までの内径が徐々に拡径するように傾斜している。よって、例えば、オリフィス孔45が、上流側から下流側に向かうにつれて内径が徐々に縮径する場合に比べて、霧化水がオリフィス孔45の内面に付着し難くなり、霧化水が水滴に戻ってしまうことを抑制することができる。
(6)オリフィス孔45内とマフラー46内とは、戻し配管49を介して連通している。よって、マフラー46内の圧力とオリフィス孔45内の圧力との差を利用することで、マフラー46に貯留された水をオリフィス孔45内に戻すことができる。したがって、マフラー46に貯留された水をオリフィス孔45に戻すためのポンプを別途設ける場合に比べて、燃料電池システム18の構造を簡素化することができる。
(7)マフラー46は、騒音を低減させる機能とマフラー46内で水滴に戻った水を溜める機能との二つの機能を兼ねている。よって、マフラー46内で水滴に戻った水を溜めるための水溜り部をマフラー46とは別に設ける場合に比べて、燃料電池システム18の構成をコンパクトにすることができる。
(8)本実施形態によれば、排水ポンプを用いずに水を霧化させて大気へ排出することができる。よって、水を霧化するために、例えば、排水ポンプで水を加圧する必要がなく、排水ポンプにおける駆動のためのエネルギーが必要なくなり、フォークリフト10における消費エネルギーを低減することができる。また、排水ポンプを設置するスペースも必要なくなり、フォークリフト10内部において省スペース化が図れる。さらに、本実施形態では、排水ポンプのような可動部品を必要としないため、可動部品であるがために起こり得る耐久性の問題が発生してしまうことがなく、また、排水ポンプを設置するためのコストを低減することができる。
(9)流路形成ブロック43は樹脂材料から形成されている。よって、例えば、流路形成ブロック43が金属材料から形成されている場合に比べて、流路形成ブロック43自体を水によって腐食し難くすることができる。
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した第2の実施形態を図5にしたがって説明する。なお、以下に説明する実施形態では、既に説明した第1の実施形態と同一構成について同一符号を付すなどして、その重複する説明を省略又は簡略する。
図5に示すように、流路形成ブロック43内において、オリフィス部44よりも下流側には排出管41の内径を拡径させる膨張室51が形成されている。膨張室51には、水抜き穴48が形成されるとともに、この水抜き穴48には戻し配管49の基端が接続されている。戻し配管49の先端(オリフィス孔45側開口)は、オリフィス形成部44aを貫通してオリフィス孔45の内面と同一面上に位置するように開口している。よって、オリフィス孔45内と膨張室51とは、戻し配管49を介して連通している。
出口43eには円筒状をなす筒状部材としてのカラー61が設けられている。カラー61は金属材料からなる。カラー61の一端側は、出口43eから膨張室51内に突出するとともに、カラー61における一端側の外周面と膨張室51の内周面との間に隙間が形成されている。一方、カラー61の他端側は、その外周面全体が出口43eの内周面全体と接するとともに、カラー61における他端側の外周面と出口43eとの間がシールされている。
そして、オリフィス孔45により生成された小粒径の霧化水は、混合ガスに乗ってカラー61内から外部へ排出される。一方、大粒径の霧化水は、膨張室51におけるカラー61周りに衝突して水滴に戻ったり、膨張室51の内周面に付着して水滴に戻ったりする。そして、膨張室51の内周面に付着した水滴は、落下する際、混合ガスの流れにより、カラー61の外周面と膨張室51の内周面との間の隙間に向かって吹き飛ばされるとともに、その隙間に溜まる。よって、霧化水よりも大粒の水滴が混合ガスと共に出口43eから外部へ放出されることがない。よって、膨張室51及びカラー61は、霧化水の粒径の大小を選別する粒径選別手段として機能する。
さらに、膨張室51内の圧力はオリフィス孔45内の圧力に比べて低くなっているため、膨張室51に貯留された水は、戻し配管49を介してオリフィス孔45内に戻されて、混合ガスにより再び霧化されて霧化水となる。よって、膨張室51内で水滴となった水が出口43eから外部へ放出されることなく、水を霧化させて出口43eから大気へ排出することができる。
したがって、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(9)と同様の効果に加えて、以下に示す効果を得ることができる。
(10)カラー61における他端側の外周面全体は、出口43eの内周面全体と接している。これにより、カラー61における他端側の外周面と出口43eとの間がシールされるため、膨張室51の内周面に付着して水滴に戻った水が、カラー61の外周面と出口43eとの間から外部に漏れ出てしまうことを抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記各実施形態において、戻し配管49の先端に戻し用ノズルを設けるとともに、戻し用ノズルをオリフィス形成部44aを貫通させてオリフィス孔45内に突出させてもよい。この場合、戻し用ノズルからオリフィス孔45内に戻される水がオリフィス孔45を通過する混合ガスにより再び霧化可能であれば、オリフィス孔45の拡がり角度θは特に限定されなくてもよい。オリフィス孔45を通過する混合ガスの一部は、戻し用ノズルに衝突するため、排出管41におけるオリフィス部44よりも下流側では、混合ガスの流れが不均一になり流速のばらつきが生じる。しかし、この混合ガスがマフラー46又は膨張室51内に流入することで、マフラー46又は膨張室51内で整流されて流れが均一になり、流速のばらつきが抑制されるため、流速のばらつきに起因した騒音を低減させることができる。
○ 上記各実施形態において、粒径選別手段として、屈曲部47b、又は膨張室51及びカラー61を用いたが、これに限らない。例えば、粒径選別手段として、排出管41におけるオリフィス部44よりも下流側に金網を設けたり、排出管41におけるオリフィス部44よりも下流側の長さ寸法を長くした長パイプを設けたりして、霧化水の粒径の選別を可能とする構成にしてもよい。
○ 上記各実施形態において、オリフィス孔45は、オリフィス孔45の上流端から下流端までの内径が徐々に拡径するように傾斜して形成されていたが、これに限らない。例えば、オリフィス孔45は、オリフィス孔45の上流端から戻し配管49のオリフィス孔45側開口よりも手前までの内径が徐々に拡径する拡径部と、戻し配管49のオリフィス孔45側開口よりも手前からオリフィス孔45の下流端までの内径が同径の同径部とから形成されていてもよい。この場合、戻し配管49の先端に戻し用ノズルを設けるとともに、戻し用ノズルを、オリフィス孔45内における混合ガスの流速が速い流芯にまで突出させるようにする。
○ 上記各実施形態において、オリフィス孔45は、オリフィス孔45の上流端から下流端までの内径が徐々に拡径するように傾斜して形成されていたが、これに限らない。オリフィス孔45は、オリフィス孔45の上流端から、戻し配管49のオリフィス孔45側開口よりも下流側であり、且つ下流端の手前までの内径が徐々に拡径する拡径部と、オリフィス孔45における戻し配管49のオリフィス孔45側開口よりも下流側であり、且つ下流端の手前から下流端までの内径が同径の同径部とから形成されていてもよい。
○ 上記各実施形態において、オリフィス孔45の内面は傾斜するように形成されていたが、これに限らず、例えば、オリフィス孔45の内面において、戻し配管49の開口尖端縁49aよりも下流側に段差が形成されていてもよいし、上流端尖端縁45aと戻し配管49のオリフィス孔45側開口との間に段差が形成されていてもよい。つまり、オリフィス孔45の内面は傾斜するように形成されていなくてもよく、霧化性能に差し支えがない程度であれば、オリフィス孔45の内面の形状は適宜変更してもよい。
○ 第2の実施形態において、出口43eと連通するようにマフラー46を連結させてもよい。これによれば、第1及び第2の実施形態に比べて騒音をさらに低減することができる。
○ 第2の実施形態において、カラー61は円筒状であったが、これに限らず、例えば、四角筒状であってもよく、カラー61の外形が出口43eの形状と同一形状であれば、カラー61の形状は特に限定されない。
○ 第2の実施形態において、カラー61における他端側の外周面全体は、出口43eの内周面全体と接していたが、これに限らず、カラー61における他端側の外周面一部が、出口43eの内周面に接していなくてもよい。すなわち、カラー61の外形が出口43eの形状と同一形状でなくてもよい。
○ 第2の実施形態において、カラー61は金属材料から形成されていたが、これに限らず、例えば、樹脂材料から形成されていてもよく、カラー61の材質は特に限定されるものではない。
○ 上記各実施形態において、流路形成ブロック43は樹脂材料から形成されていたが、これに限らず、水によって腐食し難い材質であれば、流路形成ブロック43を形成する材質は特に限定されない。
○ 上記各実施形態において、希釈器29の代わりに、希釈機能を有した気液分離器を設けてもよい。
○ 本発明を屋内用産業車両としてのフォークリフト10に適用したが、これに限らず、例えば、屋内用産業車両としての牽引車やハンドリフタ(移動は作業者が押すことで行い、荷の昇降はリフタで行う装置)等に適用してもよい。
○ フォークリフト10は、屋内用に限らず、屋外で作業を行うフォークリフトであってもよい。また、本発明をフォークリフト以外の他の屋外作業用の産業車両に適用してもよい。
○ 本発明を産業車両に限らず、他の車両に適用してもよい。
○ 本発明は、必ずしも車両等の移動体に限らず、電源を必要とする電気製品に装備したり、定置式の燃料電池システムに適用したりしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記粒径選別手段は、前記排出管における前記オリフィス孔よりも下流側に設けられるとともに前記排出管の内径を拡径させる膨張室と、前記排出管の出口に前記膨張室内に突出するように設けられる筒状部材とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
(ロ)前記筒状部材の外面全体が前記出口の内面全体と接していることを特徴とする前記技術的思想(イ)に記載の燃料電池システム。
(ハ)前記排出管は、該排出管の一部を形成するとともに前記オリフィス孔及び前記粒径選別手段を備えた流路形成ブロックを備え、前記流路形成ブロックは樹脂材料から形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4、及び前記技術的思想(イ),(ロ)のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
10…屋内用産業車両としてのフォークリフト、18…燃料電池システム、20…燃料電池、41…排出管、43…流路形成ブロック、43e…出口、45…オリフィス孔、45a…上流端尖端縁、47b…屈曲部、49…戻し配管、49a…開口尖端縁、51…粒径選別手段を構成する膨張室、61…粒径選別手段を構成する筒状部材としてのカラー。

Claims (4)

  1. 燃料電池と、
    前記燃料電池から排出されるガス及び水を外部へ排出する排出管と、
    前記排出管内に設けられるとともに前記排出管の内径よりも小径をなし、少なくとも上流端から下流側に向かうにつれて内径が徐々に拡径する拡径部を有するとともに前記ガスと共に前記水を通過させることで霧化水とするオリフィス孔と、
    前記拡径部の上流端に形成される上流端尖端縁と、
    前記霧化水の粒径の大小を選別し、前記ガスに乗せた小粒径の霧化水の排出を許容する粒径選別手段と、
    前記排出管内における前記オリフィス孔よりも下流側に貯留された水を前記オリフィス孔内に戻すための戻し配管と、を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記戻し配管の前記オリフィス孔側開口が、前記拡径部の内面と同一面上に位置することで、前記オリフィス孔における前記戻し配管の前記オリフィス孔側開口縁に開口尖端縁が形成され、
    前記拡径部の拡がり角度は、前記ガスが前記拡径部の内面に沿って流れる角度に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記排出管は、前記オリフィス孔よりも下流側に、前記排出管内でのガスの流通方向を屈曲させ、且つ前記排出管の出口を上方に開口させるように屈曲形成された屈曲部を備え、
    前記粒径選別手段は前記屈曲部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池システムは、屋内用産業車両に搭載されたものであることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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