JPH10113628A - 被洗浄部材の水管路用洗浄システム - Google Patents

被洗浄部材の水管路用洗浄システム

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JPH10113628A
JPH10113628A JP8267080A JP26708096A JPH10113628A JP H10113628 A JPH10113628 A JP H10113628A JP 8267080 A JP8267080 A JP 8267080A JP 26708096 A JP26708096 A JP 26708096A JP H10113628 A JPH10113628 A JP H10113628A
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pipe
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pressure
cleaned
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JP8267080A
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Inventor
Masashi Tsuchiya
正志 土屋
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TOYO SHIYOUSHIYA KK
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TOYO SHIYOUSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負圧により洗浄液を循環させて機器の故障を
防止する。管内詰まり時に、これを容易に検知して機器
を停止させる。 【解決手段】 洗浄液又は水等のタンク1,12から被
洗浄部材4の水管路5の入液口5aに送液管3a,3b
を配管する。被洗浄部材4の水管路5の出液口5bから
フィルター8を介して吸引ポンプ9の吸込口に送液管6
a,6bを配管する。吸引ポンプ9の吐出口から洗浄液
又は水等のタンク1,12へ送液管6c,6dを配管す
る。送液管3b,6aに該送液管内の異常圧力を検知す
る圧力スイッチ21又は31を設ける。この圧力スイッ
チ21又は31の作動により機器を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被洗浄部材の水管
路用洗浄システムに関するもので、より詳しくは、プラ
スチック成形金型、ホット・コールドプレス、オイルク
ーラ、バレル等の水管路内に発生したさび、スケール、
かびなどを洗浄するとともにその管内詰まりを検知する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4の如く、洗浄液タンク100から圧
送ポンプ101を介して金型103の水管路104の入
液口に送液管105を配管し、該冷却回路の出液口から
フィルター106と排液用切換弁107とを順次に介し
て再び洗浄液タンク100に送液管105を配管した金
型の水管路用洗浄システムが知られている。
【0003】この従来技術は、圧送ポンプ101を運転
して洗浄液タンク100内の洗浄液を金型103の水管
路104内に圧送し、該水管路104の内壁に発生した
さび、スケール、かびなどを除去し、それら不純物の混
合した汚濁液をフィルター106で濾過した後、排液用
切換弁107の操作によって排出せしめ又は洗浄液タン
ク100に圧送するという洗浄手段である。
【0004】かかる従来技術によるときは、使用されて
いる圧送ポンプ101が一般に空運転の不可能なポンプ
であるため、ポンプ運転後においては、水管路104
内、送液管105内などが洗浄液で満たされている状態
になり、この残存洗浄液の回収が思うにまかせず、残存
洗浄液処理、洗浄液タンク100への洗浄液の移替えな
どといった危険を伴う作業を行わなければならない。
【0005】また、圧送ポンプの使用により洗浄液圧送
に起因する送液管外れといった事故の発生、その送液管
外れに起因する洗浄液の噴出飛散の発生が起きる心配が
ある。
【0006】そして、前記残存洗浄液回収が思うにまか
せないからといって金型の水管路の保守を怠ると、水管
内径がスケール、かびなどによってどんどん狭められ、
本来の水管の役目である熱交換が思うように行われず、
熱交換効率が低下し、プラスチック、ダイカストなどの
成形時において冷却が不完全になり、製品取出し後の変
形、収縮率が大となり、不良品の輩出率が高くなる。
【0007】さらに、コールドプレス等においては、保
守を怠ると、部分的な冷却むらが生じ、そのまま製品を
取り出すと、複雑な反り等を生じる原因になる。そこで
本発明は、上述の圧送ポンプの使用に起因する問題点に
着目して、上述の洗浄液を吸引ポンプで循環させて上記
の問題を解消するとともに、更に水管路の管詰まりを容
易に検知して管詰まりによるポンプの故障等を未然に防
止する装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、洗浄液又は水等の
タンク(1)(12)から被洗浄部材(4)の水管路
(5)の入液口(5a)に送液管(3a)(3b)を配
管し、被洗浄部材(4)の水管路(5)の出液口(5
b)からフィルター(8)を介して吸引ポンプ(9)の
吸込口に送液管(6a)(6b)を配管し、吸引ポンプ
(9)の吐出口から洗浄液又は水等のタンク(1)(1
2)へ送液管(6c)(6d)を配管し、上記水管路
(5)の管内詰まりにより異常圧力が生じる部分の送液
管(3b又は6a)に、その送液管(3b又は6a)内
の異常圧力を検知する圧力スイッチ(21又は31)を
設け、該圧力スイッチの検知作動により機器を停止する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、洗浄液又は
水等のタンク(1)(12)から被洗浄部材(4)の水
管路(5)の入液口(5a)に送液管(3a)(3b)
を配管し、被洗浄部材(4)の水管路(5)の出液口
(5b)からフィルター(8)を介して吸引ポンプ
(9)の吸込口に送液管(6a)(6b)を配管し、吸
引ポンプ(9)の吐出口から洗浄液又は水等のタンク
(1)(12)へ送液管(6c)(6d)を配管し、上
記被洗浄部材(4)の水管路(5)の入液口(5a)へ
の送液管(3b)に送圧管(16)を介して圧縮空気を
送る圧縮空気供給源(17)を設け、上記送圧管(1
6)に、該送圧管内の異常な正圧を検知する圧力スイッ
チ(21)を設け、該圧力スイッチ(21)の検知作動
により機器を停止するようにしたことを特徴とするもの
である。
【0010】請求項記載3の第3の発明は、洗浄液又は
水等のタンク(1)(12)から被洗浄部材(4)の水
管路(5)の入液口(5a)に送液管(3a)(3b)
を配管し、被洗浄部材(4)の水管路(5)の出液口
(5b)からフィルター(8)を介して吸引ポンプ
(9)の吸込口に送液管(6a)(6b)を配管し、吸
引ポンプ(9)の吐出口から洗浄液又は水等のタンク
(1)(12)へ送液管(6c)(6d)を配管し、上
記被洗浄部材(4)の水管路(5)の出液口(5b)か
らフィルター(8)への送液管(6a)に、該送液管内
の異常な負圧を検知する圧力スイッチ(31)を設け、
該圧力スイッチ(31)の検知作動により機器を停止さ
せるようにしたことを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1は第1実施例を示
すもので、その洗浄液タンク1は、洗浄液(たとえば、
市販品のニッショー・パイプクリーナー NA−P、そ
の他の洗浄液)が充填されたポリ容器であって、周知の
ホースホルダー2で第1送液管3aを脱着可能に接続し
て配管する。
【0012】被洗浄部材4は、プラスチック成形金型、
ホット・コールドプレス、オイルクーラー、バレル等の
洗浄すべき部材であり、内部に保温水管路、冷却水管路
などの水管路5を有する周知の構造である。被洗浄部材
4内の水管路5は、その入液口5aに第2送液管3bを
配管し、かつ出液口5bに第3送液管6aを配管し、洗
浄液が水管路5を循環し得るように構成する。
【0013】更に、送液管は、洗浄液タンク1→第1送
液管3a→切換弁である3連ピストンバルブ7→第2送
液管3b→被洗浄部材4の水管路5→第3送液管6a→
フィルター8→第4送液管6b→吸引ポンプ9→第5送
液管6c→切替弁である2連ピストンバルブ10→第6
送液管6d→洗浄液タンク1へと配管し、該タンク内の
洗浄液が吸引ポンプ9の運転によって水管路5、各送液
管等回路全体を循環し得るように構成されている。
【0014】上記フィルター8は、被洗浄部材4の水管
路5を洗浄して、さび、スケール、かびなどを除去した
汚濁洗浄液を濾過し、浄化せしめるための部材で、被洗
浄部材4の水管路5の出液口5bから吸引ポンプ9に至
る中間部位(詳しくは、被洗浄部材4の水管路5の出液
口5bよりも吸引ポンプ9寄り部位)で第2,第3送液
管6a,6b間に介在されており、吸引ポンプ9の運転
によって前記水管路5を洗浄した汚濁洗浄液を導入し、
不純物を濾過して浄化せしめる。
【0015】なお、フィルター8は、前記汚濁洗浄液の
みならず、被洗浄部材4の水管路5を水洗(又は中和処
理)した汚濁水(又は汚濁処理液)の不純物も濾過して
浄化する。
【0016】吸引ポンプ9は、被洗浄部材4の水管路5
及び上記各送液管による配管系など回路全体に洗浄液又
は水(若しくは中和処理液)を吸引循環せしめるための
自吸可能及び空運転可能な機器(1例として、日機装エ
イコー株式会社製の商品名ベロポンというベローズ型ポ
ンプ)で、フィルター8よりも洗浄液タンク1寄りの部
位に配置して第4,第5送液管6b,6cを配管し、フ
ィルター8によって濾過、浄化された洗浄液を吸引し、
2連ピストンバルブ10を通じて洗浄液タンク1へ、そ
の脱着可能なホースホルダー11から帰還させるように
なっている。
【0017】吸引ポンプ9は、自吸可能及び空運転可能
なポンプであれば、ギアポンプ、ピストンポンプ、ダイ
アフラムポンプ、チューブポンプ等を使用できる。水洗
用タンク12は水又は中和処理液が充填されたポリ容器
であって、周知の脱着可能なホースホルダー13で第7
送液管14を脱着可能に接続して配置する。上記第7送
液管14の他端は上記3連ピストンバルブ7に接続さ
れ、その3連ピストンバルブ7の切り替えによって、第
7送液管14を上記第2送液管3bに切替連通可能にな
っている。
【0018】水洗用タンク12には周知の脱着可能なホ
ースホルダー15によって第8送液管6eが脱着可能に
備えられるとともに該第8送液管6eの他端が上記2連
ピストンバルブ10に接続されている。
【0019】そして、上記3連ピストンバルブ7を第7
送液管14と第2送液管3bのみが連通されるように切
り替え、また2連ピストンバルブ10を第5送液管6c
と第8送液管6eのみ連通されるように切り替えて、吸
引ポンプ9を運転することにより、水洗用タンク12内
の水又は中和処理液が、第7送液管14→3連ピストン
バルブ7→第2送液管3b→被洗浄部材4の水管路5→
第3送液管6a→フィルター8→第4送液管6b→吸引
ポンプ9→第5送液管6c→2連ピストンバルブ10→
第8送液管6e→水洗用タンク12を循環し得るように
構成されている。
【0020】上記2個のピストンバルブ7,10は、気
体、液体などの流れる方向を切り替えるのに使用される
周知の切替バルブを使用してもよく、また、本発明の用
途に応じて開発されたバルブであってもよい。
【0021】上記3連ピストンバルブ7には、上記第1
及び第7の送液管3a,14とは別に送圧管16が接続
され、その他端は圧縮空気供給源17に連通されてい
る。該圧縮空気供給源17としては例えば工場内で使用
されている圧縮空気源や独自のコンプレッサを使用す
る。
【0022】上記送圧管16には、上記圧縮空気供給源
17からの空気圧を所定圧(例えば2kg/cm2 にし
て3連ピストンバルブ7を通じて第2送液路3bへ供給
するレギュレータ18が介在されている。更に、送圧管
16には、上記レギュレータ18の下流側に位置して開
閉弁19が介在され、送圧管16を連通と遮断状態に切
替可能になっている。
【0023】更に上記送圧管16における開閉弁19の
下流に位置して分岐管20が分岐接続され、その他端に
所定圧の正圧を感知した場合にオン作動する圧力スイッ
チ21が備えられている。該圧力スイッチ21がオン作
動すると、警告用のパトライト22を点燈させると同時
に吸引ポンプ9を含め機器を停止させるようになってい
る。
【0024】次に使用方法について説明する。先ず、被
洗浄部材4を送液管3bと6aに接続し、開閉弁19を
開作動し、3連ピストンバルブ7を送圧管16のみが第
2送液管3bに連通するように切り替え、2連ピストン
バルブ10を第5送液管6cが第8送液管6eのみに連
通するように切り替え、吸引ポンプ9を運転する。する
と、第2送液管3b、被洗浄部材4の水管路5、第3送
液管6a、フィルター8及び第4送液管6b内に残溜し
ている前工程時の水が吸引ポンプ9で吸引されて水洗用
タンク12へ回収され、その水管路及び送液管内は空気
に置換される。尚、水洗用タンク12内へ入った空気は
ホースホルダー等に形成した空気逃がし穴より排出され
る。
【0025】このとき、圧縮空気供給源17からの所定
圧の圧縮空気が3連ピストンバルブ7を通じて第2送液
管3b内へ供給されるため、この空気の圧送と上記吸引
ポンプ9による吸気とにより、残溜水の回収能力が向上
するとともにその回収時間が短縮される。特に、被洗浄
部材4内の水管路5が高低差をもって形成されているも
のにおいては、その水管路5内に必ず液溜まりが発生す
るため、このような場合の残溜液の回収に有効である。
【0026】また、この送気時において、被洗浄部材4
内の水管路5において管内詰まりがなく正常に空気が流
れる場合は、レギュレータ18で例えば2kg/cm2
の圧力で送気された空気は約1.4kg/cm2 に減圧
する。この減圧された空気圧を正常圧とする。
【0027】また、この送気時において、被洗浄部材4
内の水管路5において管内詰まりが発生している場合に
は、送圧管16内の空気圧が昇圧し、例えば上記のよう
にレギュレータ18で2kg/cm2 に設定されている
場合には、その値に近い異常圧に昇圧する。
【0028】この昇圧した空気圧によってオン作動する
ように圧力スイッチ21を設定しておくことにより、こ
の昇圧時に圧力スイッチ21がオン作動し、吸引ポンプ
9を停止するとともに3連ピストンバルブ7及び2連ピ
ストンバルブ10を全閉状態にして機器を停止し、パト
ライト22により管内詰まりを表示、警告する。
【0029】上記の管内詰まりがなく空気による残溜液
除去が終了すると、開閉弁19が閉作動され、3連ピス
トンバルブ7を第1送液路3aのみが第2送液路3bに
連通するように切り替え、2連ピストンバルブ10を第
5送液路6cが第6送液路6dのみに連通するように切
り替える。尚、吸引ポンプ9は継続運転状態のままであ
る。
【0030】すると、洗浄液タンク1内の洗浄液が3連
ピストンバルブ7を経由して被洗浄部材4の水管路5及
びフィルター8を通り洗浄液タンク1内に帰還して循環
する。そのため、被洗浄部材4の水管路5を含むその循
環回路全体が洗浄され、汚濁洗浄液がフィルター8で濾
過、浄化される。
【0031】この洗浄が終了したら、吸引ポンプ9の運
転継続状態において、開閉弁19を開作動し、3連ピス
トンバルブ7を送圧管16のみが第2送液管3bに連通
するように切り替え、2連ピストンバルブ10を第5送
液管6cが第6送液管6dのみに連通するように切り替
える。すると、第2送液管3b、被洗浄部材4の水管路
5、第3送液管6a、フィルター8及び第4送液管6b
内は、これらに残溜している上記洗浄液が吸引ポンプ9
で吸引されて洗浄液タンク1へ回収され、空気に置換さ
れる。尚、洗浄液タンク1内へ入った空気はホースホル
ダー等に形成した空気逃がし穴より排出される。このと
き、圧縮空気供給源17からの圧縮空気の供給により、
上述した如く、残溜洗浄液の回収能力が向上するととも
にその回収時間が短縮される。
【0032】更に、上記のような管内詰まりがある場合
には、上記のように圧力スイッチ21がオン作動し、吸
引ポンプ9を停止させるなどの動作が行われ、管内詰ま
りのチェックも行われる。
【0033】この空気による残溜洗浄液の除去作業が終
了すると、吸引ポンプ9の継続運転状態において、開閉
弁19が閉作動し、3連ピストンバルブ7を第7送液管
14のみが第2送液管3bに連通するように切り替え、
2連ピストンバルブ10を第5送液管6cが第8送液管
6eのみに連通するように切り替える。すると、水洗用
タンク12内の水又は中和処理液が3連ピストンバルブ
7を経由して被洗浄部材4の水管路5及びフィルター8
を通り水洗用タンク12内に帰還して循環する。そのた
め、被洗浄部材4の水管路5を含むその循環回路全体が
水洗い又は中和処理され、汚濁水又は汚濁処理液がフィ
ルター9で濾過、浄化され水洗用タンク12に回収され
る。
【0034】この水洗又は中和処理が終了したら、吸引
ポンプ9の継続運転状態において開閉弁19を開作動
し、3連ピストンバルブ7を送圧管16のみが第2送液
管3bに連通するように切り替え、圧縮空気供給源17
からの圧縮空気を供給する。これにより、前記最初の動
作で説明したように、空気の圧送と吸引ポンプ9による
吸気とによって残溜水の回収が行われる。このときに
も、上記と同様に管内詰まりのチェックが行われる。
【0035】図2は本発明の第2実施例を示す。本第2
実施例は、上記第1実施例における正圧により作動する
圧力スイッチ21の代わりに、所定の負圧により作動す
る圧力スイッチを設けて、被洗浄部材4内の水管路5の
管内詰まりを検知して、機器を停止させるようにしたも
のである。
【0036】すなわち、本第2実施例においては、上記
第1実施例における圧縮空気供給源17、レギュレータ
18、分岐管20、圧力スイッチ21及びパトライト2
2がなく、その代わりに、被洗浄部材4とフィルター8
間における第3送液管6aに分岐管30を分岐し、これ
に所定の負圧によってオン作動する圧力スイッチ31を
設け、この圧力スイッチ31のオン作動で吸引ポンプ9
を含め機械を停止し、パトライト32を点燈するように
なっている。また、上記第1実施例における3連ピスト
ンバルブ7の送圧管16が空気取入管33になってお
り、これに上記第1実施例と同様の開閉弁19が設けら
れている。その他の構造は上記第1実施例と同様である
ので同一部分には同一符号を付してその説明を省略す
る。
【0037】本第2実施例において、空気による残溜水
及び洗浄液の回収作業、洗浄液による洗浄作業及び水又
は中和処理液による水洗又は中和処理作業は、上記第1
実施例で説明したと同様に開閉弁19,3連ピストンバ
ルブ7及び2連ピストンバルブ10を切り替え操作して
行う。
【0038】そして、空気による残溜水及び洗浄液除去
作業時において、被洗浄部材4内の水管路5において管
内詰まりが生じた場合には、第3送液管6a内の負圧が
管内詰まりのない正常な負圧よりも高い負圧になり、こ
の高い異常負圧が圧力スイッチ31で検知されると、機
械を停止し、パトライト32が点燈する。
【0039】尚、上記両実施例においては、洗浄液とし
てかび除去液及びさび除去液を混合したものを使用し
て、この洗浄液タンク1と水洗用タンク12の2個のタ
ンクを使用したが、かび除去液とさび除去液を別個のタ
ンクに収納して計3個のタンクとし、上記3連ピストン
バルブ7を4連ピストンバルブとし、上記2連ピストン
バルブ10を3連ピストンバルブとし、これらの間に上
記実施例と同様の配管をしてもよい。
【0040】図4は本発明の第3実施例を示す。本第3
実施例は、上記第1及び第2実施例のように、洗浄液タ
ンク1内の洗浄液と水洗用タンク12内の水を自動的に
切り替えて使用することなく、夫々のタンク1,12を
1回路の送液管に差し替えて使用する形式に本発明を適
用した例である。
【0041】すなわち、上記第1実施例における水洗用
タンク12に対する循環路をなくし、第1実施例におけ
る3連ピストンバルブ7を2連ピストンバルブ40と
し、2連ピストンバルブ10を使用せず第5送液管6c
を直接洗浄液タンク1に差し入れるようにしたものであ
る。その他の構造は上記第1実施例と同様であるため、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0042】本第3実施例においては、先ず図3の洗浄
液タンク1を水洗用タンク12に取り替えて上記第1実
施例と同様に空気による残溜水の回収作動を行い、次で
水洗用タンク12を洗浄液タンク1に取り替えて洗浄作
業を行い、次で空気による残溜洗浄液の回収作業を行
い、次で、洗浄タンク1を水洗用タンク12に取り替え
て水洗いする。
【0043】この実施例においても空気による残溜水又
は洗浄液の回収作業時に上記のような管内詰まりを検知
して機器を停止できる。また、本第3実施例における構
造を、上記第2実施例のように負圧により作動する圧力
スイッチで管内詰まりを検知できるように構成してもよ
い。この実施例については前記の説明で容易に類推でき
るので、図による説明は省略する。
【0044】
【発明の効果】以上のようであるから請求項1記載の発
明によれば、吸引ポンプの運転によって送液管内を負圧
にして洗浄液を循環させることができるので、作業中に
おける送液管外れといった事故が発生し難くなり、この
事故に起因する洗浄液の噴出飛散等を防止できる。
【0045】更に送液管内の異常圧力を検知する圧力ス
イッチを設け、該圧力スイッチの検知作動により機器を
停止するようにしたので、被洗浄部材の水管路の管内詰
まりが発生して送液管内の圧力が異常に変化した場合に
圧力スイッチを作動させて機器を停止でき、管内詰まり
のまま作動することによる吸引ポンプの故障を防止でき
る上に送液管途中のもれの有無の判別が明確かつ速やか
に行うことができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、洗浄作業の
前後において空気による液回収を行う場合に、調圧され
た所定圧の圧縮空気を積極的に送液管内へ送ることによ
り、被洗浄部材の水管路の管内詰まりがある場合には、
その送液管内が異常に上昇する。そのため、この異常圧
力を圧力スイッチで検知して機器を停止することによ
り、上記請求項1と同様の効果を発揮できる。
【0047】しかも、空気による液回収を行う場合に
は、吸引ポンプの吸引と上記の圧縮空気の供給との併用
で被洗浄部材の水管路内の液回収能力を極めて高くする
ことができる上にその回収時間を短縮することができ、
液溜まりが生じやすい高低差のある水管路の洗浄に特に
有効である。
【0048】請求項3記載の第3の発明によれば、吸引
ポンプを運転して空気による液回収を行う場合に、被洗
浄部材の水管路の管内詰まりがあるとその水管路とフィ
ルターとの間の送液管内の負圧が異常に高くなる。その
ため、この異常負圧を圧力スイッチで検知して機器を停
止させることができる。したがって、本発明においても
上記請求項1と同様の効果を発揮することができる。更
に、吸引ポンプにより発生する負圧を圧力スイッチで検
知するので、上記のような圧縮空気供給源が不要にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄システムの第1実施例を示す配管
図。
【図2】同じく第2実施例を示す配管図。
【図3】同じく第3実施例を示す配管図。
【図4】従来の洗浄システムを示す配管図。
【符号の説明】
1,12…タンク 3a,3b,6
a〜6d…送液管 4…被洗浄部材 5…水管路 5a…入液口 5b…出液口 8…フィルター 9…吸引ポンプ 21…正圧用圧力スイッチ 31…負圧用圧
力スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄液又は水等のタンクから被洗浄部材
    の水管路の入液口に送液管を配管し、被洗浄部材の水管
    路の出液口からフィルターを介して吸引ポンプの吸込口
    に送液管を配管し、吸引ポンプの吐出口から洗浄液又は
    水等のタンクへ送液管を配管し、上記水管路の管内詰ま
    りにより異常圧力が生じる部分の送液管に、その送液管
    内の異常圧力を検知する圧力スイッチを設け、該圧力ス
    イッチの検知作動により機器を停止するようにしたこと
    を特徴とする被洗浄部材の水管路用洗浄システム。
  2. 【請求項2】 洗浄液又は水等のタンクから被洗浄部材
    の水管路の入液口に送液管を配管し、被洗浄部材の水管
    路の出液口からフィルターを介して吸引ポンプの吸込口
    に送液管を配管し、吸引ポンプの吐出口から洗浄液又は
    水等のタンクへ送液管を配管し、上記被洗浄部材の水管
    路の入液口への送液管に送圧管を介して圧縮空気を送る
    圧縮空気供給源を設け、上記送圧管に、該送圧管内の異
    常な正圧を検知する圧力スイッチを設け、該圧力スイッ
    チの検知作動により機器を停止するようにしたことを特
    徴とする被洗浄部材の水管路用洗浄システム。
  3. 【請求項3】 洗浄液又は水等のタンクから被洗浄部材
    の水管路の入液口に送液管を配管し、被洗浄部材の水管
    路の出液口からフィルターを介して吸引ポンプの吸込口
    に送液管を配管し、上記被洗浄部材の水管路の出液口か
    らフィルターへの送液管に、該送液管内の異常な負圧を
    検知する圧力スイッチを設け、該圧力スイッチの検知作
    動により機器を停止させるようにしたことを特徴とする
    被洗浄部材の水管路用洗浄システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234007A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Matsui Mfg Co 金型温度調節システムの洗浄方法及びこれに用いられる金型温度調節装置
CN109775650A (zh) * 2019-01-25 2019-05-21 红云红河烟草(集团)有限责任公司 液体存储供给装置
CN115488111A (zh) * 2022-09-26 2022-12-20 长春汽车检测中心有限责任公司 一种零有机排放气动力voc采样管清洗装置及方法

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