JP2013117186A - 作業機の燃料供給回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料中の混入物が含有率が多い場合にも混入物の濾過を有効に行なうことができ、かつ作業機の長期稼働の際にも浄化された燃料がエンジンに供給できる作業機の燃料供給回路を提供する。
【解決手段】メインタンク2とエンジン1との間の主管路3に、プレフィルタ4、第2のフィードポンプ5、第1のサブタンク6および第1のフィードポンプ8を設ける。プレフィルタ4と第2のフィードポンプ5に対して並列に第2のサブタンク14を有する循環路10を設ける。循環路10と主管路3との接続部に上流側切換弁11と下流側切換弁12とをそれぞれ設ける。第1のサブタンク6内の燃料を消費している間に、循環路10を通して燃料を循環させてプレフィルタ4で燃料を浄化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、油圧ショベルやその応用機械等の作業機における作業機の燃料供給回路に係り、特に燃料の濾過装置に関する。
油圧ショベル等の作業機においては、原動機としてディ−ゼルエンジンを用い、このエンジンにより油圧ポンプを駆動し、その吐出油により油圧式アクチュエータを作動させる。このような作業機において、エンジンに供給する燃料中の混入物(コンタミ)を除去するため、従来より、図9に示すように、燃料タンク30の燃料をエンジン31に供給するフィードポンプ32の前(上流)にプレフィルタ33を設置すると共に、フィードポンプ32の後(下流)にメインフィルタ34を設置している(特許文献1参照)。また、他の濾過システムとして、作業機と別に、燃料を蓄える大容量のタンクとフィルタを備えておき、この大容量のタンク内の燃料をフィルタとの間で数回循環させて浄化するオフラインによるものもある。
特開2010−236287号公報
しかしながら、図9に示す従来の作業機搭載の濾過システムにおいては、燃料はプレフィルタ33とメインフィルタ34を一回ずつしか通過しないため、燃料内の混入物の含有量が多い燃料を使用する場合、混入物が十分に濾過されていない可能性があり、有効的な回路となっていない虞がある。このように混入物の含有率が多い燃料を使用すると、エンジンのコモンレールにおけるインジェクションに混入物による摩耗が発生し、インジェクションの故障に繋がり、その結果、高価なインジェクションを交換したり修理する必要が生じ、メンテナンス費用がかさむという問題点がある。また、濾過効率を上げるために、フィルタのメッシュサイズを小さくすると、燃料供給回路の圧損が高くなり、エネルギー効率を低下させると共に、フィルタの交換頻度を高めるという問題点がある。
一方、作業機と別設の大容量タンクを含むオフラインの濾過システムを使用する場合、タンク内の局部的な燃料の濾過しかできない可能性があるため、燃料供給回路内の燃料に混入物が十分に除去できない場合もある。また、一旦濾過により浄化して作業機のメインタンクに燃料を収容した後、砂漠のように空気中の粉塵の含有率が高い現場で作業機を稼働させる場合、長時間の作業機稼働により、空気中の粉塵がメインタンク内燃料に混じり、稼働中の燃料の汚染度合があがるという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、燃料中の混入物の含有率が多い場合にも混入物の濾過を有効に行なうことができ、かつ作業機の長期稼働の際にも浄化された燃料がエンジンに供給できる作業機の燃料供給回路を提供することを目的とする。
請求項1の作業機の燃料供給回路は、
作業機のエンジン用燃料を蓄えるメインタンクと、
前記メインタンクとエンジンとの間の主管路に設けられた第1のサブタンクと、
前記第1のサブタンク内の燃料を前記エンジンに供給する第1のフィードポンプと、
前記主管路における前記第1のサブタンクと前記メインタンクとの間にプレフィルタを上流側にして直列に接続して設けられたプレフィルタおよび第2のフィードポンプと、
前記主管路のうちの前記プレフィルタと前記第2のフィードポンプとを含む管路に並列に設けられた循環路と、
前記循環路に設けられた第2のサブタンクと、
前記主管路と前記循環路との上流側分岐部、下流側分岐部にそれぞれ設けられた上流側切換弁および下流側切換弁と、
前記第1のサブタンクおよび第2のサブタンクにそれぞれ設けられた高油面レベル検出器および低油面レベル検出器と、
前記第1のサブタンクおよび前記第2のサブタンクにそれぞれ備えた高油面レベル検出器および低油面レベル検出器の出力により、前記第1のサブタンク内に燃料が蓄えられている間に前記第2のサブタンクへの前記メインタンクからの燃料の供給および前記循環路における循環浄化を行なうように前記上流側切換弁および下流側切換弁を切換え制御するコントローラとを備えたことを特徴とする。
請求項2の作業機の燃料供給回路は、請求項1に記載の作業機の燃料供給回路において、
燃料の汚染度合を検出する汚染検出計を備えると共に、
前記コントローラは、前記汚染検出計により検出される燃料の汚染度合が基準レベル以上である場合に、前記循環路に燃料を循環させるように前記上流側切換弁および前記下流側切換弁を切換え、汚染度合が基準レベル未満である場合には前記循環路および前記プレフィルタを用いた循環浄化を行なわないように記上流側切換弁および前記下流側切換弁を切換え制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の作業機の燃料供給回路は、請求項2に記載の作業機の燃料供給回路において、
前記コントローラは、循環浄化の際に前記汚染検出計により検出される燃料の浄化度合が基準レベル以上となった際に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項4の作業機の燃料供給回路は、請求項1または2に記載の作業機の燃料供給回路において、
前記コントローラは、前記循環路で燃料を循環させる時間を計測する計時手段を備えるとともに、
前記コントローラは、前記計時手段により計測された時間が設定時間を経過した時に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の作業機の燃料供給回路は、請求項1または2に記載の作業機の燃料供給回路において、
前記循環路に循環させる燃料の流量を計測する流量計を備えるとともに、
前記コントローラは、前記流量計により検出される循環流量の積算値が設定値に達した時に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、プレフィルタと第1のフィードポンプに燃料の循環路を並設し、この循環路に燃料を循環させることにより、プレフィルタで燃料の濾過を繰り返すようにしたので、燃料の浄化度合を向上させることができ、粗悪燃料使用地域においても、混入物による作業機のエンジンのコモンレールの故障の発生を防止することができ、作業機のメンテナンス費用を低減できる。
また、エンジン側の第1のサブタンクと、循環路に設けた第2のサブタンクとを備えると共に、上流側切換弁や下流側切換弁をコントローラにより切換え制御することにより、第1のサブタンク内の燃料の不足が起きないように循環回路により浄化した燃料を第1のサブタンクに供給する制御を行なうことが可能となる。このため、第1のサブタンクや第2のサブタンクは小さいサイズのものですみ、浄化時間が短時間ですむので、作業機の稼働中にメインタンクに空気中の塵埃等が混入しても、燃料をプレフィルタに複数回通すことによって塵埃等の混入物を除去することができ、コモンレールの故障の発生を防止することができる。
請求項2の発明によれば、燃料の汚染度合が低い場合には、燃料の循環を行なわないため、無駄なエネルギーを消費せず、エネルギー効率が向上する。
請求項3の発明によれば、燃料の循環浄化において、循環浄化の際に前記汚染検出計により検出される燃料の浄化度合が基準レベル以上となった際に、第2のサブタンクから第1のサブタンクに浄化した燃料を供給するようにしたので、エンジンに供給する燃料を一定レベル以上の好適な浄化度合に維持することが可能となる。
請求項4、5の発明によれば、循環路で循環させて浄化する時間や積算流量を計時手段あるいは流量計により計測して、時間や積算流量から、浄化の度合いがある程度以上になったと想定される際に、第2のサブタンクから第1のサブタンクに浄化した燃料を供給するようにしたので、エンジンに供給する燃料を好適な浄化度合に維持することが可能となる。
本発明の作業機の燃料供給回路の一実施の形態を示すブロック図である。 図1に示す本発明の作業機の燃料供給回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図である。 図3に示す本発明の作業機の燃料供給回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図である。 図5に示す本発明の作業機の燃料供給回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図である。 図7に示す本発明の作業機の燃料供給回路の動作を示すフローチャートである。 従来の作業機の燃料供給回路を示すブロック図である。
図1は本発明の作業機の燃料供給回路の一実施の形態を示すブロック図である。図1において、1はエンジン、2はこのエンジン1用の燃料を蓄えるメインタンクであり、例えば油圧ショベルのような作業機に搭載されるものである。エンジン1は作業機の油圧ポンプや発電機(図示せず)を作動させるための動力源となるものである。エンジン1により駆動される油圧ポンプは、例えば走行用油圧モータ、上部旋回体の旋回用油圧モータ、ブーム、アーム、バケット等作業具からなる作業用フロントの関節部に設ける油圧シリンダ等の油圧式アクチュエータ(いずれも図示せず)の油圧源となる。
3はメインタンク2からエンジン1に燃料を供給する主管路であり、この主管路3には、上流側からプレフィルタ4、第2のフィードポンプ5、第1のサブタンク6、メインフィルタ7、第1のフィードポンプ8を設ける。なお第1のフィードポンプ8としてはエンジン1に付帯されたポンプ(サプライポンプ)を用いることができる。9は後述の切換弁11,12を切換え制御するコントローラである。
10はプレフィルタ4により燃料を複数回にわたって浄化するためにプレフィルタ4と第2のフィードポンプ5に並列に設けた循環路である。11はこの循環路10とプレフィルタ4の上流側管路との間の分岐部(上流側分岐部)に設けられた上流側切換弁、12は第2のフィードポンプ5の下流側管路とこの循環路10の分岐路(下流側分岐部)に設けた下流側切換弁である。上流側切換弁11は、プレフィルタ4をメインタンク2と循環路10との間で切換え接続するものである。下流側切換弁12は、第2のフィードポンプ5を第1のサブタンク6と循環路10との間で切換え接続するものである。14は循環路10に設けられた第2のサブタンクである。
16は第1のサブタンク6に設けられた高油面レベル検出器であり、第1のサブタンク6が燃料により満タンになったことを検出するものである。17は第1のサブタンク6に設けられた低油面レベル検出器であり、エンジン1に供給するための燃料の蓄え量の最低量を確保するための油面レベル(空になったこと)を検出するものである。18は第2のサブタンク14に設けられた高油面レベル検出器であり、循環路10で循環させて浄化する燃料の量を確保するためのものである。19は第2のサブタンク14に設けられた低油面レベル検出器であり、第2のサブタンク14が空になったことを検出するものである。コントローラ9は、油面レベル検出器16〜19の検出信号によって切換弁11,12を切換え制御する手段を有して燃料の浄化と燃料の第1のサブタンク6への供給を行なうものである。
図2はこの燃料供給回路のコントローラ9による制御動作を説明するフローチャートである。図2において、処理のスタートは、エンジン1の始動に伴って開始される。そして、第1のサブタンク6の高油面レベル検出器16の出力を監視し(S1)、この第1のサブタンク6が満タンでない場合は、上流側切換弁11を図示の右位置のままとし、下流側切換弁12も図示の左位置のままとして第2のフィードポンプ5によりメインタンク(MT)2内の燃料を第1のサブタンク(ST)6に供給する(S2)。第1のサブタンク6が満タンになると、下流側切換弁12を右位置に切換え、メインタンク2内の燃料を第2のサブタンク14に供給する(S3)。
この第2のサブタンク14への供給を第2のサブタンク14が満タンになるまで行なう。すなわち第2のサブタンク14の高油面レベル検出器18が第2のサブタンク14が満タンになったことを検出すると(S4)、コントローラ9は上流側切換弁11を左位置に切換え、第2のサブタンク14内の燃料を主管路3のプレフィルタ4、第2のフィードポンプ5、下流側切換弁12、循環路10の第2のサブタンク14、上流側切換弁11の循環経路で循環させながら、プレフィルタ4により燃料を浄化する(S5)。
この浄化の段階において、コントローラ9は第1のサブタンク6の低油面レベル検出器17の出力を監視し(S6)、第1のサブタンク6が空、すなわち低油面レベル検出器17が第1のサブタンク6内の液面レベルが低基準レベル以下であることを検出すると、下流側切換弁12を図示の左位置に切換え、第2のサブタンク14内の浄化された燃料を第1のサブタンク6に供給する(S7)。
このように燃料を第2のサブタンク14から第1のサブタンク6へ移送する段階において、第1のサブタンク6が満タンになっておらず、かつ第2のサブタンク14が空でない間(S8,S9)は、この移送を継続する。第1のサブタンク6が満タンになるか、あるいは第2のサブタンク14が空になると、コントローラ9は上流側切換弁11を図示の右位置に切換えると共に、下流側切換弁12を右位置に切換えてメインタンク2内の燃料を第2のサブタンク14内に供給する(S3)。このような移送および循環浄化の繰り返しをエンジンが停止するまで行なう。
このように、この実施の形態においては、プレフィルタ4と第2のフィードポンプ5に循環路10を並設し、この循環路10に燃料をプレフィルタ4で燃料の濾過を繰り返すようにしたので、燃料の浄化度合を向上させることができ、粗悪燃料使用地域においても、混入物による作業機のエンジンのコモンレールの故障の発生を防止することができ、作業機のメンテナンス費用を低減できる。
また、エンジン側の第1のサブタンク6と、循環路10に設けた第2のサブタンク14とを備えると共に、上流側切換弁11や下流側切換弁12をコントローラ9により切換え制御することにより、第1のサブタンク6内の燃料の不足が起きないようにプレフィルタ4により浄化した燃料を第1のサブタンク6に供給する制御を行なうことが可能となる。このため、第1のサブタンク6や第2のサブタンク14は小さいサイズのものですみ、浄化時間が短時間ですむので、作業機の稼働中にメインタンク2に空気中の塵埃等が混入しても、燃料をプレフィルタ4に複数回通すことによって塵埃等の混入物を除去することができ、コモンレールの故障の発生を防止することができる。
すなわち、従来のようにメインタンク2に予め浄化した燃料を入れて作業機を長時間砂漠等で稼働させる場合、メインタンク2内の燃料の混入物の含有率が高くなり、混入物を含む燃料がエンジン1に供給される虞があるが、この実施の形態のように燃料を循環浄化させることによってエンジン1に供給される燃料から混入物を除去することが可能となる。
この実施の形態において、前記第2のフィードポンプ5に、想定されるエンジン1の時間当たりの最大消費量以上の吐出能力を持たせることにより、浄化された燃料がエンジン消費に遅れることなく燃料をエンジン1に供給できる。
また、この実施の形態において、第2のサブタンク14の容量を、第1のサブタンク6と同容量以上となるように、第2のサブタンク6の容量を大きくしておくことにより、浄化された燃料を余裕をもって保持しておくことができる。
図3は本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図である。この実施の形態は、主管路3に燃料の汚染度合を検出する汚染検出計20を備え、コントローラ9にその測定信号を入力し、図4のフローチャートに示す制御動作を行なう切換え制御する制御手段を備えたものである。この汚染検出計20は、例えば透明管に燃料を通し、レーザー光を透明管を通して燃料に照射して燃料中の単位容積あたりの粒子数を検出する方式のものを用いることができる。
この実施の形態においては、図4に示すように、第1のサブタンク6にメインタンク2から燃料を供給して満タンにした後(S1、S2)、コントローラ9は汚染検出計20の検出信号から燃料の汚染度合を判定し(S10)、汚染度合が基準レベル以下、すなわち汚染度合が低い場合は、循環路10で燃料を循環させる浄化を行なわず、第1のサブタンク6へメインタンク2から燃料の供給を行ない、第1のサブタンク6が満タンになると、第2のフィードポンプ5を停止し、その後、作業機の稼働により第1のサブタンク6が空になると、第1のサブタンク6へのメインタンク2からの燃料の供給を行なうという動作を繰り返す(S11〜S14)。なお、第1のサブタンク6が満タンになると、第2のフィードポンプ5の停止を行なわず、第2のサブタンク6の燃料をオーバーフローさせてメインタンク2に戻すようにしてもよい。
このように、この実施の形態においては、作業機の稼働開始にあたり、燃料の汚染度合を検出し、汚染度合が低い場合には、燃料の循環を行なわないため、無駄なエネルギーを消費せず、エネルギー効率が向上する。
一方、燃料の汚染度合が基準レベル以上であれば、図4のフローチャートで示したS3〜S9の処理を行なう。この循環浄化の際に、コントローラ9は汚染検出計20の検出信号から汚染度合を判定し(S15)、燃料の汚染度合が基準レベル以下に浄化された場合には、下流側切換弁12を左位置に切換えて第2のサブタンク14から第1のサブタンク6に浄化された燃料を供給する。このような制御を行なうことにより、エンジン1に供給する燃料を一定レベル以上の好適な度合に浄化することができる。
図5は本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図、図6はその動作を説明するフローチャートである。この実施の形態は、経験則から、循環浄化に必要な時間を基準時間として設定し、コントローラ9に燃料を循環させる時間を計測する計測器等の計時手段21を備えるとともに、コントローラ9は、循環路に燃料を循環させる時間をこの計測手段21により測定し、その計測された時間が設定された設定時間に達したか否かを判定し(S16)、その設定時間が経過した時に、第2のサブタンク14内の燃料を第1のサブタンク6に供給するように下流側切換弁12を切換える(S7)ようにしたものである。
このように、この実施の形態においては、循環路10で循環させて浄化する時間を計時手段21により計測して、循環時間すなわち浄化の度合いがある程度以上になったら第1のサブタンク6に第2のサブタンク2から浄化した燃料を供給するようにしたので、エンジン1に供給する燃料を好適な浄化度合に維持することが可能となる。なお、この実施の形態において、計時手段21は、コントローラ9ではなく、循環路10に設けてもよい。
図7は本発明の作業機の燃料供給回路の他の実施の形態を示すブロック図、図8はその動作を説明するフローチャートである。この実施の形態は、経験則から、循環浄化に必要な循環流量の積算値を設定値として設定し、循環路10に流量計22を設け、コントローラ9は、流量計22により検出される流量を積算し、その積算された流量が設定値に達したか否かを判定し(S17)、循環流量の積算値がその設定値に達した時に、第2のサブタンク14内の燃料を第1のサブタンク6に供給するように下流側切換弁12を切換える(S7)ようにしたものである。
この図7、図8の実施の形態においても、図5、図6の実施の形態と同様にエンジン1に供給する燃料を好適な浄化度合に維持することが可能となる。なお、流量計22として積算流量計を用いてコントローラ9における積算は行なわないようにしてもよい。
図5、図6の実施の形態においては、第1のサブタンク6の容量を、循環浄化の設定時間内において、想定される最大エンジン消費量分の燃料を保持できる容量とすることが好ましい。また図7、図8の実施の形態においても同様に、第1のサブタンク6の容量を、循環浄化の設定積算流量に達するまでの間に、想定される最大エンジン消費量分の燃料を保持できる容量とすることが好ましい。このような第1のサブタンク6の容量とすれば、作業機を最大出力で作動させた場合にも、設定時間や設定積算流量に達しないうちに第2のサブタンク14から不完全浄化の燃料が第1のサブタンク6に供給される事態の発生を免れることができるので、燃料を一定レベル以上に浄化して第1のサブタンクに供給することが可能となる。
本発明を実施する場合、図3、図4に示したように、作業機の稼働開始の時点で汚染度合が高い場合にのみ循環浄化を行なう構成は、図1、図2に示した実施の形態や、図5、図6に示した実施の形態にも適用でき、さらに図7、図8に示した実施の形態にも適用できる。また、本発明において、メインフィルタ7は省略してもよい。その他、本発明を実施する場合、上記実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:エンジン、2:メインタンク、3:主管路、4:プレフィルタ、5:第2のフィードポンプ、6:第1のサブタンク、7:メインフィルタ、8:第1のフィードポンプ、9:コントローラ、10:循環路、11:上流側切換弁、12:下流側切換弁、14:第2のサブタンク、16:高油面レベル検出器、17:低油面レベル検出器、18:高油面レベル検出器、19:低油面レベル検出器、20:汚染検出計、21:計時手段、22:流量計

Claims (5)

  1. 作業機のエンジン用燃料を蓄えるメインタンクと、
    前記メインタンクとエンジンとの間の主管路に設けられた第1のサブタンクと、
    前記第1のサブタンク内の燃料を前記エンジンに供給する第1のフィードポンプと、
    前記主管路における前記第1のサブタンクと前記メインタンクとの間にプレフィルタを上流側にして直列に接続して設けられたプレフィルタおよび第2のフィードポンプと、
    前記主管路のうちの前記プレフィルタと前記第2のフィードポンプとを含む管路に並列に設けられた循環路と、
    前記循環路に設けられた第2のサブタンクと、
    前記主管路と前記循環路との上流側分岐部、下流側分岐部にそれぞれ設けられた上流側切換弁および下流側切換弁と、
    前記第1のサブタンクおよび第2のサブタンクにそれぞれ設けられた高油面レベル検出器および低油面レベル検出器と、
    前記第1のサブタンクおよび前記第2のサブタンクにそれぞれ備えた高油面レベル検出器および低油面レベル検出器の出力により、前記第1のサブタンク内に燃料が蓄えられている間に前記第2のサブタンクへの前記メインタンクからの燃料の供給および前記循環路における循環浄化を行なうように前記上流側切換弁および下流側切換弁を切換え制御するコントローラとを備えたことを特徴とする作業機の燃料供給回路。
  2. 請求項1に記載の作業機の燃料供給回路において、
    燃料の汚染度合を検出する汚染検出計を備えると共に、
    前記コントローラは、前記汚染検出計により検出される燃料の汚染度合が基準レベル以上である場合に、前記循環路に燃料を循環させるように前記上流側切換弁および前記下流側切換弁を切換え、汚染度合が基準レベル未満である場合には前記循環路および前記プレフィルタを用いた循環浄化を行なわないように記上流側切換弁および前記下流側切換弁を切換え制御する制御手段を備えたことを特徴とする作業機の燃料供給回路
  3. 請求項2に記載の作業機の燃料供給回路において、
    前記コントローラは、循環浄化の際に前記汚染検出計により検出される燃料の浄化度合が基準レベル以上となった際に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする作業機の燃料供給回路。
  4. 請求項1または2に記載の作業機の燃料供給回路において、
    前記コントローラは、前記循環路で燃料を循環させる時間を計測する計時手段を備えるとともに、
    前記コントローラは、前記計時手段により計測された時間が設定時間を経過した時に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする作業機の燃料供給回路。
  5. 請求項1または2に記載の作業機の燃料供給回路において、
    前記循環路に循環させる燃料の流量を計測する流量計を備えるとともに、
    前記コントローラは、前記流量計により検出される循環流量の積算値が設定値に達した時に、前記第2のサブタンク内の燃料を前記第1のサブタンクに供給するように前記下流側切換弁を切換える制御手段を備えたことを特徴とする作業機の燃料供給回路。
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