JP2003292167A - 荷役方法及び移載機並びに荷役システム - Google Patents

荷役方法及び移載機並びに荷役システム

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JP2003292167A JP2002099253A JP2002099253A JP2003292167A JP 2003292167 A JP2003292167 A JP 2003292167A JP 2002099253 A JP2002099253 A JP 2002099253A JP 2002099253 A JP2002099253 A JP 2002099253A JP 2003292167 A JP2003292167 A JP 2003292167A
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利之 草野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送台車及び外来シャシを無駄なく運用し、
これらの間で荷の移載を効率的に実施できる荷役方法及
び移載機並びに荷役システムを提供すること。 【解決手段】 荷積みされた搬送台車10と、空荷とさ
れた外来シャシ11bと、荷積みされた外来シャシ11
aとを移載機5の下方である移載位置に並べて到着さ
せ、荷積みされた搬送台車10から空荷とされた外来シ
ャシ11bに荷を移載した後(St1)、荷積みされた
の外来シャシ11aから移載により空荷となった搬送台
車10に荷を移載する(St2)荷役方法を用いること
とした。また、上記移載を可能とするように移載機5を
構成し、且つ該移載機5にレーン区分表示手段を備えて
レーン数を適宜変更できる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コンテナ
の荷役、蔵置、受け入れ払い出しを行うコンテナターミ
ナル等のヤードにおいて使用される荷役方法及び移載機
並びに荷役システムに関する。
【0002】
【従来の技術】コンテナターミナルは、海上コンテナの
コンテナ船に対してコンテナ(荷)を積み込み、荷揚げ
を行う岸壁施設及び荷揚げしたコンテナを荷主に引き渡
すまで貯蔵保管し、または荷主から受け取ったコンテナ
を船積みするまで貯蔵保管する施設から構成されてい
る。
【0003】図8は、一般的なコンテナターミナルの配
置の一例を示したものである。なお、コンテナの荷役、
搬送に直接関連する主要施設のみを示し、その他の設備
は省略してある。図において、符号1はコンテナターミ
ナルの範囲、1Aは岸壁、2は岸壁に係留されたコンテ
ナ船、5は移載機、Cはコンテナを示している。また、
1Bはコンテナを所定の位置に積み付け保管する(以下
「蔵置」と呼ぶ。)領域、すなわちコンテナヤード(ヤ
ード)を示している。
【0004】コンテナターミナル1には、岸壁1Aに臨
んで岸壁クレーン3が設置されている。この岸壁クレー
ン3は、岸壁1Aに係留されたコンテナ船2と地上との
間でコンテナCの積み込み、荷揚げを行うための荷役機
械である。この岸壁クレーン3は、コンテナ船2に対し
て位置決めを行うことができ、岸壁1Aに対して平行に
移動できる状態で設けられている。
【0005】符号10はコンテナヤード1B内にて自動
でコンテナを搬送する無人搬送車(一般に「AGV」:
Automated Guided Vehicleと呼ばれる。)を示してい
る。なお、この無人搬送車10は、本発明にいう搬送台
車を指すものであり、これ以降はAGV10として記載
する。符号11はコンテナターミナル1にコンテナCを
搬入したり、コンテナターミナル1の外部にコンテナC
を搬出したりするトレーラを示している。つまり、コン
テナヤードに対するコンテナCの搬入作業と搬出作業と
を行っている。なお、ここにいうトレーラは、本発明に
いう外来シャシを指すものであり、これ以降はトレーラ
として記載する。符号12はコンテナターミナル1にお
けるトレーラ11、及びこれに積まれたコンテナCの入
出状況を管理するゲート12を示している。符号5はA
GV10とトレーラ11との間でコンテナCの受け渡
し、つまり移載作業を行う移載機を示している。
【0006】AGV10は、紙面において移載機5より
も上方のエリアであるコンテナヤード1B内を循環する
ように構成されており、一点鎖線で示されるAGV走行
レーンL(搬送台車走行レーン)に沿って岸壁クレーン
3と、コンテナの蔵置エリアに備わる各トランスファー
クレーン4(ここでは、仮にトランスファークレーンと
するが、コンテナの蔵置又は搬送台車への荷の受け渡し
を実施可能な設備であれば、これに限定しない。)と、
移載機5とを結んで走行している。なお、AGV10が
走行するコンテナヤード1Bは一部を除いて無人のエリ
アとされている。
【0007】また、トレーラ11は、ゲート12を通過
後、コンテナターミナル1内に入り、2点鎖線で示され
るトレーラ走行レーンR(外来シャシ走行レーン)に沿
って待機場所13と、移載機5とを通過して再びゲート
12もしくはターミナル出口14に戻る経路を辿ってい
る。
【0008】次に、図9を追加して移載機5によるAG
V10とトレーラ11との間で荷の移載を行う従来の荷
役方法について説明する。移載機5は、コンテナ用の吊
具であるスプレッダ7を吊り下げるトロリ6と、該トロ
リ6が横行するレール(図示せず)を備える梁5a及び
該梁5aを支持する左右の柱5bからなる門型フレーム
と、オペレータが搭乗して移載機5の運転を操作する操
作室(図示せず)とによって少なくとも構成されてい
る。
【0009】この移載機5の下方には、先に説明したト
レーラ走行レーンRとAGV走行レーンLとが、1本づ
つ図において紙面を貫くように設けられている。また、
この移載機5の下方は、搬入されてくるコンテナCaと
搬出するコンテナとをそれぞれ移載する移載位置として
機能する場所である。なお、図においては、該移載位置
にトレーラ11とAGV10とが並んだ状態で待機して
いる状態を示している。
【0010】先にコンテナヤード1B内にコンテナCa
を搬入する作業について説明する。AGV10の運転を
制御する中央運転制御室(図示せず)は、搬入するコン
テナCaを積んだトレーラ11がゲート12を通過、進
入が確認された際に、該コンテナCaを受け取るべく空
荷のAGV10を移載位置に到着させるよう指示を出
す。そして、荷積みされたトレーラ11と空荷のAGV
10とが共に移載位置に到着すると、移載機5のオペレ
ータは最初に搬入されるべきコンテナCaであるか否か
を確認する。そして、オペレータは移載機5のトロリ6
を横行させるとともに、スプレッダ7の巻き上げ下げ及
び着脱操作を駆使して、トレーラ11に積載されたコン
テナCaを隣り合うAGV10に移載を行う。
【0011】このような荷役作業が行われることによっ
て、移載を終了した空荷のトレーラ11は、コンテナC
aの搬送作業を終えたことになり、移載位置を出発して
ゲート12もしくはターミナル出口14からコンテナタ
ーミナル1の外部に退場する。また、AGV10は荷積
みしたコンテナCaを所定の位置に蔵置させるべく、コ
ンテナヤード1Bに向けて移載位置から出発する。
【0012】もし、空荷となったトレーラ11が、コン
テナを搬出する仕事も有していると、空荷となって退場
したトレーラ11は、再びゲート12にて今度は搬出の
手続きを行い、トレーラ走行レーンRを通って移載位置
に戻ってくる。このようなコンテナターミナル1の運用
形態は、ゲート12における搬入出の手続きを分別して
いるからである。この理由として、移載位置に搬入され
てくるコンテナCaと、搬出する予定のコンテナとをト
レーラの到着に合わせて移載位置に搬送させることが困
難であったり、トレーラ11がコンテナターミナル1の
運用と別形態で管理されていることによって、搬出する
コンテナを早急に取り出せなかったりするからである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記のようにコ
ンテナCaの搬入を行う場合は、移載機5の近くに存在
する空荷状態の適当なAGV10を呼ぶことで済むた
め、多くの時間を必要としないでAGV10を移載位置
に到着させることができる。
【0014】しかしながら、上記コンテナの搬入を行う
場合において、仮に待機場所13にて搬出する別のコン
テナを待つトレーラ11が存在していても、移載位置に
到着するAGV10はこのトレーラ11に対するコンテ
ナを搬送せずに空荷状態で到着するという無駄が生じて
いた。
【0015】また、コンテナの搬出を行う場合は、コン
テナを積んだAGV10が移載位置に到着するタイミン
グを見計らってトレーラ11を移載位置に到着させるよ
うに制御していた。これはAGV10に所定のコンテナ
を積む作業が、トランスファークレーン4等を用いた多
数の荷役作業を経ているからであり、移載位置にこのA
GV10が到着するまでに多くの時間を要するからであ
る。
【0016】しかしながら、このようなAGV10の運
用方法であると、仮に搬入するコンテナを運んできたト
レーラ11が待機場所13に存在していても、移載位置
に存在していた搬出を終えたAGV10は、このトレー
ラ11に対するコンテナの受け取りを行わずに空荷状態
で戻ってしまうという無駄が生じていた。
【0017】このように、上記説明した移載機5による
従来のコンテナの荷役方法では、AGV10及びトレー
ラ11が搬入または搬出のどちらかを行うこととされて
いるため、これらの運用に無駄が生じていた。これを解
決するべく、AGV10及びトレーラ11に、搬入と搬
出との両方の搬送作業を行わせるように移載を実施すれ
ばよいことが容易に推測できる。
【0018】しかし、例えば、移載位置にトレーラ11
を停止させて搬入と搬出との両方を行わせると、どうし
ても時間のずれが生じてしまうので、トレーラ11を移
載位置にて長時間待機させざるを得なくなる。これによ
って、移載機5の処理能力が低減し、移載位置に次々に
運ばれてくるコンテナを迅速に処理できなくなってしま
う。
【0019】また、搬入を終えたトレーラ11を一時的
に移載位置から退去させ、別のトレーラ11での荷の移
載を行ってから、前者のトレーラ11を再び移載位置に
戻す手段を講じることが考えられる。しかし、移載機5
の周囲でトレーラ11どうしの追い抜き等の動作を実行
することは、追い抜きのスペースを確保しなければなら
ず、また、追い抜きの指示を各トレーラ11に認識させ
る必要がある。これらのことは、コンテナの移載を的確
且つ安全に行う上で問題となることは言うまでもない。
【0020】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、搬送台車及び外来シャシを無駄なく運用し、これ
らの間で荷の移載を効率的に実施できる荷役方法及び移
載機並びに荷役システムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用する。請求項1に記載の
発明は、荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送する搬送台
車と、前記ヤード内にある荷を外部に搬出、または、外
部から前記ヤードに対して荷を搬入する外来シャシとの
間で荷の移載を行う荷役方法において、荷積みされた前
記搬送台車と、荷積みされた第1の前記外来シャシと、
空荷とされた第2の前記外来シャシとを移載位置にて横
並びとなるように導き入れ、前記搬送台車から前記第2
の外来シャシに荷を移載した後、前記第1の外来シャシ
から移載により空荷となった前記搬送台車に荷を移載す
ることを特徴としている。
【0022】ヤードの外部に搬出する予定の荷は、搬送
台車に積載されて移載位置に運ばれる。その際、この荷
を搬送するための空荷とされた第2の外来シャシと、搬
入するために別の荷を積んだ第1の外来シャシとを同じ
移載位置に横並びに導き入れる。そして、例えば、移載
機等の荷役機械を用いて、搬送台車に積載された荷を、
空荷とされた第2の外来シャシに移載する。この時点で
搬送台車は空荷状態となり、移載位置にそのままの状態
で待機する。そして、上述した荷役機械等を用いて第1
の外来シャシに積載された別の荷を、空荷状態となった
搬送台車に移載する。このことによって、搬送台車や各
外来シャシは各々の仕事を終えたことになり、移載位置
から離れる。
【0023】このような荷役方法により、搬送台車は荷
を搬出する作業と搬入する作業との両方を行ってヤード
内を循環することになる。つまり、従来の荷役方法では
荷の搬入出作業を2台の搬送台車に使い分けて実施して
いたが、荷積みされた第1の外来シャシと、空荷とされ
た第2の外来シャシとを移載位置に並べて導き入れるこ
とで、少なくとも1台の搬送台車にて荷の搬入出の為の
移載作業をほぼ同時に終えることが可能とされている。
【0024】なお、荷積みされた搬送台車と、荷積みさ
れた第1の外来シャシと、空荷とされた第2の外来シャ
シとを移載位置に1台づつ横並びさせることに限定され
るものではなく、搬送台車を複数並べることとしてもよ
いし、第1の外来シャシと第2の外来シャシとをそれぞ
れで複数並べるものとしてもよい。また、移載位置にそ
れぞれを並べる際には、少なくとも所定時間重なるよう
に並べることが望ましいが、各外来シャシに対する移載
の開始または完了に合わせて僅かに到着や出発をずらす
こととしてもよい。
【0025】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
荷役方法において、荷積みされた前記搬送台車を前記移
載位置に到着させるのに合わせて、空荷とされた前記第
2の外来シャシを前記移載位置に到着させることを特徴
としている。
【0026】つまり、荷積みされた搬送台車の荷役開始
に合わせて、該荷を受け取る側である空荷とされた第2
の外来シャシを搬送台車の近隣に到着させる。従って、
搬送台車に積まれた荷は、第2の外来シャシが移載位置
に到着次第、第2の外来シャシに移し替えられることに
なる。
【0027】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の荷役方法において、荷積みされた前記搬
送台車と、荷積みされた前記第1の外来シャシと、空荷
とされた前記第2の外来シャシとを、前記移載位置に並
べる際、前記搬送台車の隣りに、前記第2の外来シャシ
を配置させ、該第2の外来シャシの隣りに前記第1の外
来シャシを配置させることを特徴としている。
【0028】つまり、荷が蔵置されているヤード側から
見た場合、搬送台車の次に第2の外来シャシが並び、そ
の次に第1の外来シャシが隣り合うように並ぶことにな
る。このように移載位置に並ぶことによって、搬送台車
の荷は、隣り合う空荷とされた第2の外来シャシに僅か
な動作及び移動距離で移載されることになる。ここでい
う僅かな動作とは、荷を吊り上げる高さが少なくて済む
ことを意味している。つまり、荷を地切りした位置から
余計に巻き上げなくても、荷を目的の位置に運ぶことが
できる状況である。
【0029】また、荷積みを終えた第2の外来シャシ
は、搬入する荷を積んだ第1の外来シャシから空荷とな
った搬送台車への荷の移載が行われる前に仕事を終えた
ことになるので、いつでも移載位置から出発できる状態
となる。このことは、搬入される荷を搬送台車が受け取
る荷役時において、搬出する荷を積んだ第2の外来シャ
シが先に出発していると、後の移載における障害物が除
去された状態となり、荷役作業の容易化が図られる。
【0030】請求項4に記載の発明は、荷を蔵置するヤ
ード内にて荷を搬送する搬送台車と、前記ヤード内にあ
る荷を外部に搬出、または、外部から前記ヤードに対し
て荷を搬入する外来シャシとの間で荷の移載を行う荷役
方法において、空荷とされた第1の前記搬送台車と、荷
積みされた第2の前記搬送台車と、荷積みされた前記外
来シャシとを移載位置にて横並びとなるように導き入
れ、前記外来シャシから前記第1の搬送台車に荷を移載
した後、前記第2の搬送台車から移載により空荷となっ
た前記外来シャシに荷を移載することを特徴としてい
る。
【0031】外部からヤード内に搬入する予定の荷は、
外来シャシに積載されて移載位置に運ばれる。その際、
この荷をヤード内に搬送するための空荷とされた第1の
搬送台車と、搬出するための別の荷を積んだ第2の搬送
台車とを同じ移載位置に横並びに導き入れる。そして、
例えば、移載機等の荷役機械を用いて、外来シャシに積
載された荷を、空荷とされた第1の搬送台車に移載す
る。この時点で外来シャシは空荷状態となり、移載位置
にそのままの状態で待機する。そして、上述した荷役機
械等を用いて第2の搬送台車に積載された別の荷を、空
荷状態となった外来シャシに移載する。このことによっ
て、外来シャシや各搬送台車は各々の仕事を終えたこと
になり、移載位置から離れる。
【0032】このような荷役方法により、外来シャシは
荷を搬出する作業と搬入する作業との両方を行って移載
位置を通過することになる。つまり、従来の荷役方法で
は荷の搬入出作業を2台の外来シャシに使い分けて実施
していたが、空荷とされた第1の搬送台車と、荷積みさ
れた第2の搬送台車とを移載位置に導き入れることで、
少なくとも1台の外来シャシにて荷の搬入出作業をほぼ
同時に終えることが可能とされている。
【0033】なお、荷積みされた外来シャシと、空荷と
された第1の搬送台車と、荷積みされた第2の搬送台車
とを移載位置に1台づつ横並びさせることに限定される
ものではなく、外来シャシを複数並べることとしてもよ
いし、第1の搬送台車と第2の搬送台車とをそれぞれで
複数並べるものとしてもよい。また、移載位置にそれぞ
れを並べる際には、少なくとも所定時間重なるように並
べることが望ましいが、各搬送台車に対する移載の開始
または移載の完了に合わせて僅かに到着や出発をずらす
こととしてもよい。
【0034】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
荷役方法において、荷積みされた前記外来シャシを前記
移載位置に到着させるのに合わせて、空荷とされた前記
第1の搬送台車を前記移載位置に到着させることを特徴
としている。
【0035】つまり、荷積みされた外来シャシの荷役開
始に合わせて、該荷を受け取る側である空荷とされた第
1の搬送台車が外来シャシの近隣に到着することにな
る。従って、外来シャシに積まれた荷は、第1の搬送台
車が移載位置に到着次第、第1の搬送台車に移し替えら
れることになる。
【0036】請求項6に記載の発明は、請求項4または
請求項5記載の荷役方法において、荷積みされた前記外
来シャシと、空荷とされた前記第1の搬送台車と、荷積
みされた前記第2の搬送台車とを前記移載位置に並べる
際に、前記外来シャシの隣りに前記第1の搬送台車を配
置させ、該第1の搬送台車の隣りに前記第2の搬送台車
を配置させることを特徴としている。
【0037】つまり、荷が蔵置されているヤード側から
見た場合、第2の搬送台車の次に第1の搬送台車が並
び、その次に外来シャシが隣り合うように並ぶことにな
る。このように移載位置に並ぶことによって、外来シャ
シの荷は、隣り合う空荷とされた第1の搬送台車に僅か
な動作及び移動距離で移載されることになる。ここでい
う僅かな動作とは、荷を吊り上げる高さが少なくて済む
ことを意味している。つまり、荷を地切りした位置から
余計に巻き上げなくても、荷を目的の位置に運ぶことが
できる状況である。
【0038】また、荷積みを終えた第1の搬送台車は、
搬出する荷を積んだ第2の搬送台車から空荷となった外
来シャシへの荷の移載が行われる前に仕事を終えたこと
になるので、いつでも移載位置から出発できる状態とな
る。このことは、搬出される荷を外来シャシが受け取る
荷役時において、搬入する荷を積んだ第2の搬送台車が
先に出発していると、後の荷役作業における障害物が除
去された状態となり、荷役作業の容易化が図られる。
【0039】請求項7に記載の発明は、荷を蔵置するヤ
ード内にて荷を搬送する搬送台車と、前記ヤード内にあ
る荷を外部に搬出、または、外部から前記ヤードに対し
て荷を搬入する外来シャシとの間で荷の移載を行う荷役
方法において、移載位置に進入する前記外来シャシまた
は前記搬送台車の少なくともどちらか一方を、荷積みさ
れた状態、空荷とされた状態の順序で前記移載位置に到
着させることを特徴としている。
【0040】つまり、移載位置に到着する搬送台車の順
を、荷積みされた状態の搬送台車、空荷とされた状態の
搬送台車となるように搬送台車の到着順を制御する。ま
たは、移載位置に到着する外来シャシの順を、荷積みさ
れた状態の外来シャシ、空荷とされた状態の外来シャシ
となるように外来シャシの到着順を制御する。または、
搬送台車及び外来シャシの両方を、荷積みされた状態、
空荷とされた状態の順で交互に移載位置に到着するよう
に制御する。
【0041】例えば、荷積みされた状態の搬送台車の次
に空荷とされた状態の搬送台車が移載位置に交互に到着
する場合を説明する。なお、移載位置に到着する外来シ
ャシには、全て搬入する荷が積まれているものとする。
搬入する荷を積んだ外来シャシが移載位置に到着する
と、移載位置では外来シャシから空荷状態の搬送台車に
荷を移載する荷役作業が行われる。これによって、搬入
する荷を受け取った搬送台車は、移載位置での仕事を終
えたことになるので、ヤード内に荷を搬入するために移
載位置から出発する。
【0042】そして、上記荷役作業によって空荷状態と
なった外来シャシは、ヤードの外部に搬出する荷を受け
取るために一旦移載位置にてとどまり、先に移載を終え
て出発した搬送台車の次に続く荷積みされた搬出台車か
ら荷を受け取る。その結果、搬出する荷を受け取った外
来シャシは、移載位置での仕事を終えたことになるの
で、移載位置から出発する。そして、この段階で空荷と
なった搬送台車は、出発した外来シャシの後に続く別の
荷積みされた外来シャシから搬入する荷を受け取るため
に移載位置にとどまり、外来シャシが移載位置に到着次
第、別の荷の受け取りを行う。
【0043】このような荷の移載が繰り返して行われる
ことで、移載位置に進入する各外来シャシの全てが荷の
搬入搬出を一括して行うことになり、また、移載位置に
進入する各搬送台車は、荷の搬入または搬出のどちらか
一方を行うことになる。
【0044】なお、荷積みされた状態の外来シャシの次
に、空荷とされた状態の外来シャシが移載位置に交互に
到着する場合では、上述した場合と反対の荷の受け渡し
が行われる。つまり、移載位置に進入する各搬送台車の
全てが荷の搬入搬出を一括して行うことになり、また、
移載位置に進入する各外来シャシは、荷の搬入または搬
出のどちらか一方を行うことになる。
【0045】また、搬送台車及び外来シャシのそれぞれ
を、荷積みされた状態、空荷とされた状態の順で交互に
移載位置に到着させる場合では、荷の受け渡しがそれぞ
れ独立して行われることになり、各々の搬送形態は、荷
の搬入または搬出のどちらか一方を行うことになる。
【0046】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
荷役方法において、前記移載位置に進入する前記外来シ
ャシが、荷積みされた外来シャシ、空荷とされた外来シ
ャシの順序で到着する場合、前記荷積みされた搬送台車
を前記移載位置に導き入れるのに合わせて、前記空荷と
された外来シャシを前記移載位置に到着させることを特
徴としている。
【0047】つまり、搬出する荷の受け取りを担う空荷
の外来シャシは、荷の搬出を行う搬送台車が移載位置に
到着することに合わせて移載位置に到着することにな
る。そして、移載位置では、ヤード内の荷の搬出作業、
つまりは搬送台車の運用が優先されて荷の移載が行われ
ることになる。これによって、荷積みされた搬送台車が
移載位置で荷の受け渡しを行うための待機時間が減少
し、荷役作業が早急に行われることになる。
【0048】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
荷役方法において、前記移載位置に進入する前記搬送台
車が、荷積みされた搬送台車、空荷とされた搬送台車の
順序で到着する場合、荷積みされた前記外来シャシを前
記移載位置に導き入れるのに合わせて、前記空荷とされ
た搬送台車を前記移載位置に到着させることを特徴とし
ている。
【0049】つまり、搬入されてくる荷を受け取る空荷
の搬送台車は、荷を搬入してくる荷積みされた外来シャ
シの到着に合わせて移載位置に到着する。そして、移載
位置では、ヤードへの荷の搬入作業、つまりは外来シャ
シの運用が優先されて荷の移載が行われることになる。
これによって、荷積みされた外来シャシが移載位置で荷
の受け渡しを行うための待機時間が減少し、荷役作業が
早急に行われることになる。
【0050】請求項10に記載の発明は、荷を蔵置する
ヤード内にて荷を搬送する搬送台車と、前記ヤード内に
ある荷を外部に搬出、または、外部から前記ヤードに対
して荷を搬入する外来シャシとの間で荷の移載を行う移
載機であって、該移載機は、前記搬送台車が走行する1
つまたは複数並設された搬送台車走行レーン、及び前記
外来シャシが走行する1つまたは複数並設された外来シ
ャシ走行レーンの上方にてレール上を横行し、荷を吊り
下げて搬送するトロリを備えてなることを特徴としてい
る。
【0051】このように移載機を構成することによっ
て、1つまたは複数並設された搬送台車走行レーンを走
行する搬送台車から、1つまたは複数並設された外来シ
ャシ走行レーンを走行する外来シャシに荷を移載した
り、1つまたは複数並設された外来シャシ走行レーンを
走行する外来シャシから、1つまたは複数並設された搬
送台車走行レーンを走行する搬送台車に荷を移載したり
することが行われる。
【0052】なお、トロリが横行するレールは、少なく
とも、1つまたは複数並設された搬送台車走行レーン
と、1つまたは複数並設された外来シャシ走行レーンと
の両方を跨いで設置されるものであり、このレールを支
持する柱等の構造部材は、これら全てのレーンを取り囲
むように配置してもよいし、移載機の強度を確保しつつ
各レーンの間に設置することとしてもよい。
【0053】請求項11に記載の発明は、請求項10記
載の移載機において、該移載機に進入させる前記外来シ
ャシの識別記号を表示する識別記号表示手段が備えられ
ていることを特徴としている。
【0054】移載機には、外来シャシの車両番号等の識
別記号を表示する識別記号表示手段が備えられ、該識別
記号表示手段によって移載機の下方である移載位置に所
定の外来シャシが到着するように指示が出される。従っ
て、移載位置での搬送台車と外来シャシとのマッチング
が的確に実行され、誤った荷の移載が除去される。
【0055】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは請求項11記載の移載機において、前記搬送台車走
行レーン及び前記外来シャシ走行レーンの区分位置を変
更するとともに、前記搬送台車走行レーンと前記外来シ
ャシ走行レーンとの区分位置を表示するレーン区分表示
手段が備えられていることを特徴としている。
【0056】移載機にレーン区分表示手段が備えられて
いることにより、搬送台車及び外来シャシが走行する各
レーンが適宜変更されることになる。例えて言うなれ
ば、搬送台車を走行させていた搬送台車走行レーンが、
レーン区分表示手段の表示によって外来シャシを走行さ
せるための外来シャシ走行レーンに変更される。このこ
とは、移載位置に多数到着する外来シャシに対応させた
い場合などに機能し、荷役作業の迅速な処理が促され
る。
【0057】なお、搬送台車がヤード内で自動運転制御
されている場合、搬送台車に各レーンの区分状態を知ら
せる必要がないので、レーン区分表示手段での表示は外
来シャシに対して行うことが望ましい。
【0058】請求項13に記載の発明は、荷を蔵置する
ヤード内にて荷を搬送する搬送台車と、該搬送台車が走
行する搬送台車走行レーンと、外部から荷を搬入または
外部に荷を搬出する外来シャシが走行する外来シャシ走
行レーンと、前記搬送台車と前記外来シャシとの間で荷
の移載を行う移載機とを備えた荷役システムにおいて、
前記搬送台車走行レーンまたは前記外来シャシ走行レー
ンの少なくともいずれか一方が複数並設されるととも
に、前記移載機が、請求項10から請求項12のいずれ
かに記載の移載機とされていることを特徴としている。
【0059】このような構成により、搬送台車または外
来シャシの少なくともどちらか一方は移載機の下方、つ
まりは移載位置にて荷の受け渡しを一括して行えるよう
になり、荷を搬送する搬送台車または外来シャシの1台
当たりの仕事量が増大する。また、荷の搬入作業と搬出
作業とが連続して行われることになり、搬送台車及び外
来シャシ及び移載機が移載位置で長時間待機することな
く荷役作業が行われる。また、移載機がレーン区分表示
手段を備えている場合、移載位置での荷の受け渡し状況
に応じて、搬送台車または外来シャシを必要な台数で進
入させることができ、荷の搬入開始から荷の搬出までの
一連の荷役作業が円滑に行われる。
【0060】請求項14に記載の発明は、請求項13記
載の荷役システムにおいて、前記搬送台車走行レーンに
複数の前記外来シャシを待機させる待機場所が設置さ
れ、該待機場所には、前記移載機に到着させる前記各外
来シャシの順序に合わせて所定の外来シャシの識別記号
を表示する発車連絡表示手段が備えられていることを特
徴としている。
【0061】複数の外来シャシが一時的に待機する待機
場所に発車連絡表示手段が備えられ、該発車連絡表示手
段が、移載機に到着させたい順序で外来シャシの識別記
号を表示することで、外来シャシは移載機に移載の計画
どおり到着するようになる。従って、移載位置では、特
定の搬送台車と、特定の外来シャシとのマッチングがな
され、特定の搬送台車と、これに関連づけされた特定の
外来シャシとの間で荷の受け渡しが行われることにな
る。
【0062】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1は本発明に係る第1の実施形態
における荷役方法を説明する移載位置を上方から見た概
略図である。また、図2は、図1の矢視Aから見た場合
での荷役方法を説明する正面から見た概略図である。図
において、符号5は移載機、6は移載機5に備わるとと
もにスプレッダ7を吊り下げるトロリ、10はAGV
(搬送台車)、11はトレーラ(外来シャシ)、LはA
GV走行レーン(搬送台車走行レーン)、Rはトレーラ
走行レーン(外来シャシ走行レーン)を示している。な
お、トレーラ11については、搬入するコンテナCaを
積載した搬入トレーラ11a(第1の外来シャシ)と、
搬出するコンテナCbを受け取るための空荷状態とされ
た搬出トレーラ11b(第2の外来シャシ)とに区別し
て説明する。
【0063】図1においては、コンテナヤードから搬出
するコンテナCbを積んだAGV10が移載機5の下方
に到着し、その隣りに、空荷の搬出トレーラ11b、さ
らにこの隣りに搬入するコンテナCaを積んだ搬入トレ
ーラ11aが全て移載機5の下方に到着している状態が
示されている。
【0064】図2にて各コンテナCa,Cbの移載を行
う荷役方法について説明する。コンテナヤードの外部に
搬出する予定のコンテナCbは、AGV10に積まれて
移載位置である移載機5の下方に運ばれる。その際、こ
のコンテナCbを外部に搬出するために空荷の搬出トレ
ーラ11bと、搬入する別のコンテナCaを積んだ搬入
トレーラ11aとを同じ移載位置とされた移載機5の下
方に横並びに導き入れる。
【0065】移載位置に導き入れる際は、AGV10で
の荷役が開始できるタイミングに合わせて、コンテナC
bを受け取る側である搬出トレーラ11bをAGV10
の近隣に到着させるように制御する。この制御、つまり
搬出トレーラ11bを呼び出す方法は、図8に示した待
機場所13の正面に、特定のトレーラの車両番号を表示
できる発車連絡表示板(発車連絡表示手段:図示せず)
が備えられることで可能とされている。つまり、この発
車連絡表示板にて移載位置に到着する所定のAGV10
に関連する特定の搬出トレーラ11bと、特定の搬入ト
レーラ11aとを到着時間を考慮して表示する。する
と、表示された各トレーラ11b,11aは、待機場所
13から移動を開始し、AGV10の到着に合わせて移
載位置に到着することになる。
【0066】また、移載機5にも同等な表示を出力する
車両番号表示板16(識別記号表示手段)が設けられ、
移載位置に所定の各トレーラ11b,11aが到着する
ように指示を出すことができるように構成されている。
従って、移載位置でのAGV10と各トレーラ11b,
11aとのマッチングが的確に実行される。また、AG
V10においても、各AGV10の運転をマップ制御す
る中央運転制御室(図示せず)によって制御されてお
り、主となるAGV走行レーンLに特定のAGV10が
進入する順番、つまり、移載位置に到着する順番が適宜
制御されている。
【0067】さて、上述したように、AGV10と、搬
出トレーラ11bと、搬入トレーラ11aとの移載位置
への到着を制御して、これらを移載位置に横並びに並べ
ると、移載機5による荷役作業が開始される。まず、移
載機5は、AGV10に積まれたコンテナCbを、空荷
状態の搬出トレーラ11bに移載する(St1)。
【0068】この時点でAGV10は空荷状態となり、
移載位置にそのままの状態で待機する。そして、移載機
5を用いて今度は搬入トレーラ11aに積載された別の
コンテナCaを、空荷状態となったAGV10に移載す
る(St2)。このことによって、AGV10や各トレ
ーラ11a,11bは、各々での移載作業を終えたこと
になり、移載位置から出発する。
【0069】このような搬出するコンテナCbと、搬入
するコンテナCaとを移載する荷役方法により、AGV
10はコンテナCbを搬出する作業と、コンテナCaを
搬入する作業との両方を行って移載位置を通過すること
になる。つまり、従来の荷役方法ではコンテナの搬入出
作業を異なる2台のAGV10を用いて搬送していた
が、空荷の搬出トレーラ11bと、荷積みされた搬入ト
レーラとをほぼ同時に移載位置に導き入れることで、1
台のAGV10にて各コンテナCb,Caの搬入出作業
を終えることが可能とされている。
【0070】そして、移載位置に搬出トレーラ11bと
搬入トレーラ11aとAGV10とを移載機5の下方に
並べられるように、移載機5は、AGV走行レーンL
と、搬入トレーラ走行レーンR1と、搬出トレーラ走行
レーンR2とを跨ぐ梁5を備え、該梁を左右の各柱5b
で支持している。そして、この梁5aに備わるレール
(図示せず)が全ての各レーンL,R1,R2を網羅す
るように設置されていることにより、該レール上を横行
するトロリ6によって各コンテナCb,Caの移載が実
施可能となっている。
【0071】なお、移載位置にそれぞれを並べる際に
は、少なくとも所定時間重なるように並べることが望ま
しいが、各トレーラ11b,11aに対する移載の開始
または完了に合わせて僅かにこれらトレーラ11b,1
1aの到着や出発をずらすこととも可能である。
【0072】また、本実施形態でのAGV10と、搬出
トレーラ11bと、搬入トレーラ11aとの並び順は、
コンテナが蔵置されているコンテナヤード側から見て、
AGV10の次に搬出トレーラ11bが隣り合わせで並
び、その次に搬入トレーラ11aが隣り合うように並ん
でいる。このように移載位置にて並べることで、AGV
10に積載されたコンテナCbは、隣り合う空荷とされ
た搬出トレーラ11bに僅かな動作及び移動距離で移載
される。ここでいう僅かな動作とは、コンテナCbを吊
り上げる高さが少なくて済むことを意味している。つま
り、コンテナCbを地切りした位置から余計に巻き上げ
なくても、搬出するコンテナCbを目的とする搬出トレ
ーラ11bの上方に運ぶことができる。
【0073】また、荷積みを終えた搬出トレーラ11b
は、搬入するコンテナCaを積んだ搬入トレーラ11a
でのコンテナCaの移載が行われる前に仕事を終えたこ
とになるので、いつでも移載位置から出発できる状態と
なる。このことは、搬入されるコンテナCaをAGV1
0が受け取る荷役時において、搬出するコンテナCbを
積んだ搬出トレーラ11bが先に出発していると、後の
荷役作業における障害物が除去された状態となり、荷役
作業の容易化を図ることができる。
【0074】以上説明した本実施形態の荷役方法及び移
載機5、並びにコンテナターミナルにおける荷役システ
ムによれば、AGV10が搬入と搬出との両方を行う運
用となり、AGV10の運用に無駄がなくなる。また、
AGV10と各トレーラ11a,11bとの間での搬出
するコンテナCbと搬入するコンテナCaとの移載が早
急に且つ連続して行われることになる。従って、これら
の作用からコンテナターミナルでの移載における荷役効
率の向上を図ることができ、また、移載機5の処理能力
を増大させることができる。
【0075】なお、図1及び図2においては、空荷状態
で到着する搬出トレーラ11bがAGV10に隣り合う
ように並んだ配置を説明したが、これに限定されるもの
ではなく、図3に示すように各トレーラ11a,11b
の位置関係を反対にして並べるものとしてもよい。つま
り、AGV10が移載機5の下方に到着して、その隣り
に、搬入するコンテナCaを積んだ搬入トレーラ11
a、その隣りに空荷の搬出トレーラ11bとなるように
並べて到着させるものである。言い換えれば、先に説明
した移載位置での並び方を比べると、搬入トレーラ11
aと搬出トレーラ11bとが左右反対となった場合であ
る。
【0076】この場合、移載機5は、AGV10に積載
されたコンテナCbを、外側にある空荷状態の搬出トレ
ーラ11bに移載する(St1)。この時点でAGV1
0は空荷状態となり、移載位置にそのままの状態で待機
する。そして、移載機5を用いて今度は内側にある搬入
トレーラ11aに積載された別のコンテナCaを、空荷
状態となったAGV10に移載する(St2)。このこ
とによって、AGV10や各トレーラ11a,11b
は、各々での移載作業を終えたことになり、移載位置か
ら出発する。
【0077】従って、先に説明した荷役作業とほぼ同等
な行程で移載が行われることになり、AGV10を無駄
なく効率的に運用できる。また、AGV10と各トレー
ラ11a,11bとの間での搬出するコンテナCbと搬
入するコンテナCaとの移載が連続して素早く行えるよ
うになる。従って、荷役効率の向上を同様に図ることが
できる。
【0078】[第2の実施形態]次に、本発明に係る第
2の実施形態について図4を用いて説明する。図4は本
実施形態における荷役方法を説明する移載位置を正面か
ら見た概略図である。図において、符号10aは搬入す
るコンテナCaを受け取るために空荷とされた搬入AG
V(第1の搬送台車)、10bは搬出するコンテナCb
を積載した搬出AGV(第2の搬送台車)、11はコン
テナCaの搬入とコンテナCbの搬出とを行うトレーラ
11を示している。なお、その他の構成については同様
であるので、同一符号を用いてその説明を省略する。
【0079】コンテナヤードに搬入予定のコンテナCa
は、トレーラ11に積まれて移載位置である移載機5の
下方に運ばれる。その際、このコンテナCaをコンテナ
ヤード内に搬入するための空荷とされた搬入AGV10
aと、搬出する別のコンテナCbを積んだ搬出AGV1
0bとを同じ移載機5の下方である移載位置に横並びに
導き入れる。
【0080】移載位置に導き入れる際は、トレーラ11
での荷役が開始できるタイミングに合わせて、コンテナ
Caを受け取る側である搬入AGV10aをトレーラ1
1の近隣に到着させるように制御する。この制御、つま
り搬入AGV10aを呼び出す方法は、各AGV10
a,10bの運転を制御する中央運転制御室(図示せ
ず)によって行われる。コンテナヤード内を循環する各
AGV10a,10bはマップ制御されており、該マッ
プ制御によって各AGV10a,10bを、トレーラ1
1の到着に合わせて移載位置に到着させるように制御す
る。
【0081】移載機5には、第1の実施形態にて説明し
た車両番号表示板16(識別記号表示手段)が設けら
れ、移載位置に所定のトレーラ11が到着するように指
示を出すことができるように構成されている。つまり、
搬入する所定のコンテナCaを運び出す搬入AGV10
aとトレーラ11とのマッチングが行われる。さらに、
図8に示した待機場所13の正面にも、特定のトレーラ
11の車両番号を表示できる発車連絡表示板(発車連絡
表示手段:図示せず)が備わり、各AGV10a,10
bの到着に合わせて、トレーラ11を到着させるように
出発の指示を出している。
【0082】さて、上述したように、トレーラ11と、
搬入AGV10aと、搬出AGV10bとの移載位置へ
の到着を制御して、これらを移載位置に横並びに並べる
と、移載機5による荷役作業が開始される。まず、移載
機5は、トレーラ11に積まれたコンテナCaを、空荷
状態の搬入AGV10aに移載する(St1)。
【0083】この時点でトレーラ11は空荷状態とな
り、移載位置にそのままの状態で待機する。そして、移
載機5を用いて今度は搬出AGV10bに積まれた別の
コンテナCbを、空荷状態となったトレーラ11に移載
する(St2)。このことによって、トレーラ11や各
AGV10a,10bは、各々での移載作業を終えたこ
とになり、移載位置から出発する。
【0084】このような搬出するコンテナCbと、搬入
するコンテナCaとを移載する荷役方法により、トレー
ラ11はコンテナCaを搬入する作業と、コンテナCb
を搬出する作業との両方を行って移載位置を通過するこ
とになる。つまり、従来の荷役方法では、コンテナの搬
入出作業を異なる2台のトレーラ11を用いて搬送して
いたが、空荷の搬入AGV10aと、荷積みされた搬出
AGV10bとをほぼ同時に移載位置に導き入れること
で、1台のトレーラ11にて各コンテナCb,Caの搬
入出作業を連続して終えることが可能とされている。
【0085】なお、移載位置にそれぞれを並べる際に
は、少なくとも所定時間重なるように並べることが望ま
しいが、各AGV10a,10bに対する移載の開始ま
たは完了に合わせて僅かにこれら各AGV10a,10
bの到着や出発をずらすこととも可能である。
【0086】また、本実施形態でのトレーラ11と、搬
入AGV10aと、搬出AGV10bとの並び順は、コ
ンテナが蔵置されているコンテナヤード側から見て、搬
出AGV10bの次に搬入AGV10aが隣り合わせで
並び、その次にトレーラ11が隣り合うように並んでい
る。このように移載位置にて並べることで、トレーラ1
1に積まれたコンテナCaは、隣り合う空荷とされた搬
入AGV10aに僅かな動作及び移動距離で移載され
る。ここでいう僅かな動作とは、コンテナCaを吊り上
げる高さが少なくて済むことを意味している。つまり、
コンテナCaを地切りした位置から余計に巻き上げなく
ても、コンテナCaを目的とする搬入AGV10aの上
方に運ぶことができる。
【0087】また、荷積みを終えた搬入AGV10a
は、搬出するコンテナCbを積んだ搬出AGV10bで
のコンテナCbの移載が行われる前に仕事を終えたこと
になるので、いつでも移載位置から出発できる状態とな
る。このことは、搬出するコンテナCbをトレーラ11
が受け取る荷役時において、搬入するコンテナCaを積
んだ搬入AGV10aが先に出発していると、後の移載
を行う上での障害物が除去された状態となり、荷役作業
の容易化を図ることができる。
【0088】以上説明した本実施形態の荷役方法及び移
載機、並びにコンテナターミナルにおける荷役システム
によれば、トレーラ11が搬入と搬出との両方を行う運
用となり、トレーラ11の運用に無駄がなくなる。ま
た、トレーラ11と各AGV10a,10bとの間での
搬入するコンテナCaと搬出するコンテナCbとの移載
が連続して早急に行われる。従って、これらの作用から
コンテナターミナルでの移載における荷役効率の向上を
図ることができ、また、移載機5の処理能力を増大させ
ることができる。
【0089】なお、図4においては、搬入AGV10a
がトレーラ11に隣り合うように並んだ配置を説明した
が、これに限定されるものではなく、これらAGV10
a,10bを反対にして移載位置に並べるものとしても
よい。このような並べ方によっても、先に説明した第2
の実施形態とほぼ同等な効果を得ることができる。
【0090】[第3の実施形態]次に、本発明に係る第
3の実施形態について図5を参照しながら説明する。図
5は、本実施形態における荷役方法を説明する移載位置
を上方から見た概略図である。図において、符号10は
コンテナヤードから搬出するコンテナCbを搬送すると
ともに、後に搬入されてくるコンテナCaを受け取って
搬送するAGV、11aは搬入するコンテナCaを外部
から搬送してくる搬入トレーラ、11bは搬出するコン
テナCbを受け取るために空荷とされた搬出トレーラを
示している。なお、その他の構成については第1及び第
2の実施形態に示される構成と同様であるので、同一符
号を用いてその説明を省略する。
【0091】図に示すように、移載機5の下方である移
載位置に進入するAGV10と、各トレーラ11a,1
1bは、それぞれ1列に並んだ状態で移載機5に導き入
れられている。そして、AGV10においては、搬出す
るコンテナCbを各々全て荷積みした状態で移載位置に
進入するように運用されている。一方で、各トレーラ1
1a,11bは、搬入するコンテナCaを荷積みした搬
入トレーラ11aと、荷積みしていない空荷とされた搬
出トレーラ11bとが交互に移載位置に進入するように
運用されている。
【0092】コンテナヤードの外部に搬出する予定のコ
ンテナCbを積んだAGV10が、移載機5の下方であ
る移載位置に到着すると、これとほぼ同時に空荷状態の
搬出トレーラ11bが移載位置に到着する。もちろん、
これらは先に説明したように互いに関連づけされた状態
で到着するように制御されている。そして、移載機5に
よる荷役作業によって、AGV10上のコンテナCb
が、空荷状態の搬出トレーラ11bに移載される(St
1)。これによって、搬出するコンテナCbを受け取っ
た搬出トレーラ11bは、移載位置での仕事を終えたこ
とになるので、コンテナターミナルの出口であるゲート
12(図8参照)に向かって出発する。
【0093】そして、上記移載における荷役作業によっ
て空荷状態となったAGV10は、コンテナヤード内に
搬入するコンテナCaを搬入トレーラ11aから受け取
るために移載位置にて一旦とどまる。そして、先に移載
を終えて出発した搬出トレーラ11bの次に続く荷積み
された搬入トレーラ11aからコンテナCaを受け取る
移載が行われる(St2)。
【0094】その結果、搬入するコンテナCaを受け取
ったAGV10は、移載位置における仕事を終えたこと
になるので、移載位置からコンテナヤード内に向けて出
発する。また、この段階で空荷となった搬入トレーラ1
1aは、コンテナCaを搬入する仕事を終えたことにな
るので、移載位置を出発する。
【0095】このような各コンテナCa,Cbの移載が
移載機5によって連続して行われることで、移載位置に
進入するAGV10の全てがコンテナCaの搬入、コン
テナCbの搬出を一括して行うことになる。また、移載
位置に進入する各トレーラ11a,11bは、コンテナ
Caの搬入、またはコンテナCbの搬出のどちらか一方
を行うことになる。
【0096】そして、本実施形態においても、特定のA
GV10と、該AGV10に積まれたコンテナCbを搬
出する搬出トレーラ11bとの関連づけを行うことが必
要である。この関連づけは、先の実施形態にて説明した
各トレーラ11a,11bが待機する待機場所13(図
8参照)に備わる発車連絡表示板の表示によってなされ
る。つまり、目標となるAGV10が移載位置に到着す
ることに合わせて、このAGV10に関連づけされた搬
出トレーラ11bを決められた順番で出発させれば、こ
れらがほぼ同時に移載位置で並ぶことになる。
【0097】以上説明した本実施形態の荷役方法及び移
載機、並びにコンテナターミナルにおける荷役システム
によれば、AGV10が搬入と搬出との両方を行う運用
となり、AGV10の運用に無駄がなくなる。また、各
トレーラ11a,11bと、AGV10との間での搬入
するコンテナCaと搬出するコンテナCbとの移載が連
続して早急に行うことができる。従って、これらの作用
からコンテナターミナルでの移載における荷役効率の向
上を図ることができ、また、移載機5の処理能力を増大
させることができる。また、AGV走行レーンLと、ト
レーラ走行レーンRとが1本づつで済むことになるの
で、移載機5を小型化でき、また、移載位置のスペース
を小さくすることができる。
【0098】なお、本実施形態の変形例として、図6に
示す荷役方法としてもよい。異なる点について説明する
と、搬入トレーラ11aと搬出トレーラ11bとが2本
の走行レーン、つまりは、搬入トレーラ走行レーンR1
と、搬出トレーラ走行レーンR2とにそれぞれ分かれて
移載位置に進入するものとした。
【0099】これによれば、第3の実施形態と同様にA
GV10の運用に無駄がなく、効率的な荷役作業を実施
できる。また、搬入トレーラ11aと搬出トレーラ11
bとがそれぞれ独自の走行レーン上を走行することにな
り、移載での混乱等が発生しなくなり、コンテナの受け
渡しにおける関連づけも容易となる。従って、荷役作業
の円滑化を図ることができる。
【0100】[第4の実施形態]次に、本発明に係る第
4の実施形態について図7を参照しながら説明する。図
において、符号15はレーン表示板(レーン区分表示手
段)を示している。なお、その他の構成については第1
及び第2の実施形態に示される構成と同様であるので、
同一符号を用いてその説明を省略する。
【0101】図に示すように、移載機5の梁5aには各
レーンの運用状態を示すレーン表示板15が設けられて
いる。このレーン表示板15は、AGV10の運転をマ
ップ制御する中央運転制御室(図示せず)の管理下に位
置づけされている。上側の図における移載機5の下方に
は、レーン表示板15の表示に合わせて搬入AGV10
aと搬出AGV10bとがそれぞれ走行する2本のAG
V走行レーンLが用意されている。その一方で、トレー
ラ11が走行するトレーラ走行レーンRは1本のみ用意
されている。なお、この運用形態は先に説明した第2の
実施形態と同様であるため、荷役作業等の説明は省略す
る。
【0102】上図の場合であると、トレーラ11が搬入
と搬出との両方を行うこととなり、トレーラ11の運用
に無駄がなくなることを既に説明した。しかし、移載機
5に到着するトレーラ11の台数が増加したり、トレー
ラ11が搬入・搬出の仕事を両方行わなかったりする
と、この運用形態ではスムーズなコンテナの移載ができ
なくなり、荷役効率が悪化する恐れがある。
【0103】このことを回避すべく、中央運転制御室で
は中央のレーン表示板15に対して「AGV」表示から
「OK」表示に変更させる。また、中央運転制御室は、
各AGV10に対して中央の走行レーンを使用しない運
用形態に変更する。これによって、下図に示されるよう
に、今まで搬入AGV10aの搬入AGV走行レーンL
1として機能していたレーンは、レーン表示板15にお
ける表示変更によって搬入トレーラ11aが走行する搬
入トレーラ走行レーンR1に変更される。また、図にお
いて搬入トレーラ走行レーンR1の左隣のレーンは、搬
出トレーラ11bが走行する搬出トレーラ走行レーンR
2に変更される。
【0104】従って、各トレーラ11a,11bが2本
のトレーラ走行レーンRをそれぞれ走行するようにな
り、その一方で、AGV10は1本のAGV走行レーン
Lに制限されて走行するようになる。この運用形態は、
第1の実施形態と同様な運用形態であるので、荷役方法
については説明を省略する。従って、レーン区分の変更
後は、AGV10が搬入と搬出との両方を行うこととな
り、AGV10の運用に無駄がなくなる。そして、搬入
のみ行うトレーラ11aや、搬出のみ行うトレーラ11
b等に対応して運用ができることになる。
【0105】なお、AGV10は自動で制御されている
ため、レーンの区分状態を知らせる必要がない。従っ
て、レーン表示板での表示の仕方については、各トレー
ラ11a,11bに対して行うものとしている。
【0106】以上説明した本実施形態の荷役方法及び移
載機5、並びにコンテナターミナルにおける荷役システ
ムによれば、レーン表示板15により各レーンの区分位
置が変更されるので、AGV10あるいはトレーラ11
における荷役作業によって、どちらか一方を優先、また
は補助して移載を行う荷役作業が可能となる。従って、
迅速な荷の受け渡しをあらゆる状況下で的確に実行する
ことができる。
【0107】なお、これら各実施形態にて説明した荷役
方法及び移載機5、並びに荷役システムは、本発明の一
例を挙げて説明したものであって、レーンの本数はこれ
に限定されるものではない。また、コンテナターミナル
内に複数の移載機5を備えるものとしてもよい。また、
これらの運用は荷役作業において最も効率よく行う方法
であり、主として実施するのが望ましい。しかし、コン
テナの到着状況や、払い出し等の作業によってこれら実
施形態で説明した荷役方法を実行できない場合は、適宜
順番や荷役の方法が変更できるものとする。また、コン
テナヤードに対する移載機5でのコンテナの荷役方法に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、区
分されたエリアどうしでの荷の移載を行う場合に実施で
きることは言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上説明した本発明の荷役方法及び移載
機並びに荷役システムにおいては以下の効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、移載位置に到着して出て
いく搬送台車は、荷の搬入と荷の搬出との両方を行って
運用されることになるので、搬送台車を無駄なく運用さ
せることができる。また、移載位置における搬入のため
の荷の移載と、搬出するための荷の移載とが連続して行
われるので、荷役作業をスムーズに行うことができる。
従って、荷役効率の向上を図ることができる。
【0109】請求項2記載の発明によれば、荷積みされ
た搬送台車が移載位置に到着するのに合わせて該荷を受
け取る第2の外来シャシが到着していることになるの
で、搬送台車が移載位置で待機している時間が減少し、
早急に荷役作業が実行されることになる。従って、移載
位置での荷役作業を素早く開始でき、荷役作業の円滑化
を図ることができる。つまり、荷役作業の効率化を図る
ことができる。
【0110】請求項3記載の発明によれば、荷積みされ
た搬送台車と、空荷とされた第2の外来シャシと、荷積
みされた第1の外来シャシとを移載位置に並べた場合に
おける荷の受け渡しにおいて、最良な荷の移動軌跡を導
くことができ、荷役作業における時間の短縮及び労力の
低減を図ることができる。また、荷役作業の効率化を最
も効果的に実現することができる。
【0111】請求項4記載の発明によれば、移載位置に
到着して出発する外来シャシは、荷の搬入と荷の搬出と
の両方を行って運用されることになるので、外来シャシ
を無駄なく運用させることができる。また、移載位置に
おける搬入のための荷の移載と、搬出するための荷の移
載とが連続して行われるので、荷役作業をスムーズに行
うことができる。従って、荷役効率の向上を図ることが
できる。
【0112】請求項5記載の発明によれば、荷積みされ
た外来シャシが移載位置に到着するのに合わせて該荷を
受け取る第1の搬送台車が到着していることになるの
で、外来シャシが移載位置で待機している時間が減少
し、早急に荷役作業が実行されることになる。従って、
移載位置での荷役作業を素早く開始でき、荷役作業の円
滑化を図ることができる。つまり、荷役作業の効率化を
図ることができる。
【0113】請求項6記載の発明によれば、荷積みされ
た外来シャシと、空荷とされた第1の搬送台車と、荷積
みされた第2の搬送台車とを移載位置に並べた場合にお
ける荷の受け渡しにおいて、最良な荷の移動軌跡を導く
ことができ、荷役作業における時間の短縮及び労力の低
減を図ることができる。また、荷役作業の効率化を最も
効果的に実現することができる。
【0114】請求項7記載の発明によれば、荷積みされ
た状態と空荷とされた状態とで交互に移載位置に進入す
る搬送台車、または外来シャシとされているので、移載
が交互に行われて移載位置での待ち時間が減少し、効率
的な荷の受け渡しを行うことができる。また、移載位置
に進入させる搬送台車と外来シャシとを最低の2列で隣
り合わせることができるので、移載位置における荷役の
ための作業面積を縮小することができ、これによって、
移載させるための荷役機械、例えば、移載機等が小型な
もので済むようになる。従って、設備コストの低減を図
ることができる。また、荷を移載する際の移動距離が少
なくなり、移載時間の短縮による荷役効率の向上も図る
ことができる。
【0115】請求項8記載の発明によれば、荷積みされ
た搬送台車の到着に合わせて空荷とされた外来シャシが
移載位置に到着するので、搬送台車が移載位置にて荷の
受け渡しを行うための待機時間が減少することになり、
荷役作業を素早く実施することができる。従って、荷役
における作業時間の短縮が図られ、荷役効率の向上を図
ることができる。また、搬送台車は荷を降ろした段階で
空荷状態となるので、後に搬入されてくる荷の受け取
り、あるいは移載位置からの出発が選択可能となり、後
に到着する外来シャシに対応して効率的な運用を実現す
ることが可能となる。
【0116】請求項9記載の発明によれば、荷積みされ
た外来シャシの到着に合わせて空荷の搬送台車が移載位
置に到着するので、外来シャシが移載位置にて荷の受け
渡しを行うための待機時間が減少することになり、荷役
作業を素早く実施することができる。従って、荷役にお
ける作業時間の短縮が図られ、荷役効率の向上を図るこ
とができる。また、外来シャシは荷を降ろした段階で空
荷状態となるので、後に搬出する予定の荷の受け取り、
あるいは移載位置からの種発が選択可能となり、後に到
着する搬送台車に対応して効率的な運用を実現すること
が可能となる。
【0117】請求項10記載の発明によれば、複数並設
された搬送台車用及び外来シャシ用の各レーン上を跨い
で横行するトロリが移載機に設けられた構成とされてい
るので、移載機の下方である移載位置に仕事分担された
搬送台車及び外来シャシ等を導き入れることができ、荷
の搬入及び搬出を連続して行うことで、荷役作業の効率
化を図ることができる。また、移載機としての処理能力
を向上させることができる。
【0118】請求項11記載の発明によれば、移載機に
進入させる外来シャシの識別記号を、移載機に備わる識
別記号表示手段にて表示させることができるので、移載
位置に所定の外来シャシを到着させることができ、正確
な荷の移載を実施することができる。そして、移載にお
ける搬送台車と外来シャシとのマッチングが適切に行わ
れるので、荷役作業時の混乱が発生しなくなり、効率的
な荷役作業を実現することができる。
【0119】請求項12記載の発明によれば、レーン区
分表示手段にて各レーンの区分位置が適宜変更可能とさ
れるので、搬送台車あるいは外来シャシにおける荷役状
況によって、どちらか一方を優先、または補助して移載
を行う荷役作業が可能となる。従って、あらゆる状況下
で迅速な荷の受け渡しを行うことができる。
【0120】請求項13記載の発明によれば、搬送台車
走行レーンまたは外来シャシ走行レーンの少なくともい
ずれか一方が複数並設されるとともに、移載機が、請求
項10から請求項12のいずれかに記載の移載機とされ
ているので、搬送台車または外来シャシと、移載機とを
無駄なく運用させることができ、また、移載における荷
役作業が円滑に行うことができる。従って、移載機の作
業スピードが向上し、荷役効率の向上が図られた荷役シ
ステムを構築することができる。
【0121】請求項14記載の発明によれば、発車連絡
表示手段によって移載機に到着させたい外来シャシの識
別記号を知らせることができるので、移載機における搬
送台車と外来シャシとの間での荷の移載をミスなく確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態における荷役方
法を説明する移載位置を上方から見た概略図である。
【図2】 図1の矢視Aから見た場合での荷役方法を説
明する正面から見た概略図である。
【図3】 第1の実施形態の変形例における荷役方法を
説明する移載位置を正面から見た概略図である。
【図4】 本発明に係る第2の実施形態における荷役方
法を説明する移載位置を正面から見た概略図である。
【図5】 本発明に係る第3の実施形態における荷役方
法を説明する移載位置を上方から見た概略図である。
【図6】 第3の実施形態の変形例における荷役方法を
説明する移載位置を上方から見た概略図である。
【図7】 本発明に係る第4の実施形態における荷役方
法を説明する移載位置を正面から見た概略図である。
【図8】 一般的なコンテナターミナルの一例を示した
概略構成図である。
【図9】 従来の移載機におけるコンテナの移載を行う
荷役方法について説明する移載位置を正面から見た概略
図である。
【符号の説明】
1 コンテナターミナル 1B コンテナヤード 5 移載機 6 トロリ 10 AGV(搬送台車) 10a 搬入AGV(第1の搬送台車) 10b 搬出AGV(第2の搬送台車) 11 トレーラ(外来シャシ) 11a 搬入トレーラ(第1の外来シャシ) 11b 搬出トレーラ(第2の外来シャシ) 15 レーン表示板(レーン区分表示手段) 16 車両番号表示板(識別番号表示手段) C コンテナ(荷) Ca 搬入されるコンテナ Cb 搬出されるコンテナ L AGV走行レーン(搬送台車走行レーン) R トレーラ走行レーン(外来シャシ走行レーン)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送する
    搬送台車と、前記ヤード内にある荷を外部に搬出、また
    は、外部から前記ヤードに対して荷を搬入する外来シャ
    シとの間で荷の移載を行う荷役方法において、 荷積みされた前記搬送台車と、荷積みされた第1の前記
    外来シャシと、空荷とされた第2の前記外来シャシとを
    移載位置にて横並びとなるように導き入れ、 前記搬送台車から前記第2の外来シャシに荷を移載した
    後、前記第1の外来シャシから移載により空荷となった
    前記搬送台車に荷を移載することを特徴とする荷役方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷役方法において、 荷積みされた前記搬送台車を前記移載位置に到着させる
    のに合わせて、空荷とされた前記第2の外来シャシを前
    記移載位置に到着させることを特徴とする荷役方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の荷役方法
    において、 荷積みされた前記搬送台車と、荷積みされた前記第1の
    外来シャシと、空荷とされた前記第2の外来シャシと
    を、前記移載位置に並べる際、 前記搬送台車の隣りに、前記第2の外来シャシを配置さ
    せ、該第2の外来シャシの隣りに前記第1の外来シャシ
    を配置させることを特徴とする荷役方法。
  4. 【請求項4】 荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送する
    搬送台車と、前記ヤード内にある荷を外部に搬出、また
    は、外部から前記ヤードに対して荷を搬入する外来シャ
    シとの間で荷の移載を行う荷役方法において、 空荷とされた第1の前記搬送台車と、荷積みされた第2
    の前記搬送台車と、荷積みされた前記外来シャシとを移
    載位置にて横並びとなるように導き入れ、 前記外来シャシから前記第1の搬送台車に荷を移載した
    後、前記第2の搬送台車から移載により空荷となった前
    記外来シャシに荷を移載することを特徴とする荷役方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の荷役方法において、 荷積みされた前記外来シャシを前記移載位置に到着させ
    るのに合わせて、空荷とされた前記第1の搬送台車を前
    記移載位置に到着させることを特徴とする荷役方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載の荷役方法
    において、 荷積みされた前記外来シャシと、空荷とされた前記第1
    の搬送台車と、荷積みされた前記第2の搬送台車とを前
    記移載位置に並べる際に、 前記外来シャシの隣りに前記第1の搬送台車を配置さ
    せ、該第1の搬送台車の隣りに前記第2の搬送台車を配
    置させることを特徴とする荷役方法。
  7. 【請求項7】 荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送する
    搬送台車と、前記ヤード内にある荷を外部に搬出、また
    は、外部から前記ヤードに対して荷を搬入する外来シャ
    シとの間で荷の移載を行う荷役方法において、 移載位置に進入する前記外来シャシまたは前記搬送台車
    の少なくともどちらか一方を、荷積みされた状態、空荷
    とされた状態の順序で前記移載位置に到着させることを
    特徴とする荷役方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の荷役方法において、 前記移載位置に進入する前記外来シャシが、荷積みされ
    た外来シャシ、空荷とされた外来シャシの順序で到着す
    る場合、 前記荷積みされた搬送台車を前記移載位置に導き入れる
    のに合わせて、前記空荷とされた外来シャシを前記移載
    位置に到着させることを特徴とする荷役方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の荷役方法において、 前記移載位置に進入する前記搬送台車が、荷積みされた
    搬送台車、空荷とされた搬送台車の順序で到着する場
    合、 荷積みされた前記外来シャシを前記移載位置に導き入れ
    るのに合わせて、前記空荷とされた搬送台車を前記移載
    位置に到着させることを特徴とする荷役方法。
  10. 【請求項10】 荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送す
    る搬送台車と、前記ヤード内にある荷を外部に搬出、ま
    たは、外部から前記ヤードに対して荷を搬入する外来シ
    ャシとの間で荷の移載を行う移載機であって、 該移載機は、前記搬送台車が走行する1つまたは複数並
    設された搬送台車走行レーン、及び前記外来シャシが走
    行する1つまたは複数並設された外来シャシ走行レーン
    の上方にてレール上を横行し、荷を吊り下げて搬送する
    トロリを備えてなることを特徴とする移載機。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の移載機において、 該移載機に進入させる前記外来シャシの識別記号を表示
    する識別記号表示手段が備えられていることを特徴とす
    る移載機。
  12. 【請求項12】 請求項10または請求項11記載の移
    載機において、 前記搬送台車走行レーン及び前記外来シャシ走行レーン
    の区分位置を変更するとともに、前記搬送台車走行レー
    ンと前記外来シャシ走行レーンとの区分位置を表示する
    レーン区分表示手段が備えられていることを特徴とする
    移載機。
  13. 【請求項13】 荷を蔵置するヤード内にて荷を搬送す
    る搬送台車と、該搬送台車が走行する搬送台車走行レー
    ンと、外部から荷を搬入または外部に荷を搬出する外来
    シャシが走行する外来シャシ走行レーンと、前記搬送台
    車と前記外来シャシとの間で荷の移載を行う移載機とを
    備えた荷役システムにおいて、 前記搬送台車走行レーンまたは前記外来シャシ走行レー
    ンの少なくともいずれか一方が複数並設されるととも
    に、 前記移載機は、請求項10から請求項12のいずれかに
    記載の移載機とされていることを特徴とする荷役システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の荷役システムにおい
    て、 前記搬送台車走行レーンに複数の前記外来シャシを待機
    させる待機場所が設置され、 該待機場所には、前記移載機に到着させる前記各外来シ
    ャシの順序に合わせて所定の外来シャシの識別記号を表
    示する発車連絡表示手段が備えられていることを特徴と
    する荷役システム。
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