JP2007223782A - コンテナターミナル - Google Patents

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淳 舟橋
Tomoe Kuwata
知江 桑田
Takashi Toyohara
尚 豊原
Junichi Nishizaki
純一 西崎
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Abstract

【課題】荷役効率を向上させることができるコンテナターミナルを提供すること。
【解決手段】コンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーン3と、岸壁Gに接岸した船舶に対してコンテナの荷役を行う岸壁クレーンが設置された岸壁エプロン領域Aを走行するとともに前記各蔵置レーン3間をスイッチバック走行する複数の無人搬送台車と、これら無人搬送台車とのコンテナの荷役を行うとともに、前記各蔵置レーン3を跨いで走行するヤードクレーンとを備えたコンテナターミナル100であって、前記岸壁エプロン領域Aに、前記無人搬送台車が走行するループ状の専用走行路5Aと、この専用走行路5Aの陸側と海側とを短絡する別の専用走行路5Bとが設けられている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば、海上コンテナの船荷役、蔵置、ゲートを通じた受け入れならびに払い出しを行うコンテナターミナルに関するものである。
コンテナターミナルは、コンテナ輸送船に対してコンテナの積み込み、荷揚げを行い、さらに、荷揚げしたコンテナを荷主に引き渡すまで貯蔵保管し、荷主から受け取ったコンテナを船積みまで貯蔵保管する岸壁施設である。
コンテナターミナルとして、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特開2005−75537号公報
しかしながら、上記特許文献に開示されたコンテナターミナルでは、例えば、目的のトランスファクレーンにコンテナを受け渡した無人搬送台車は、トランスファクレーンの側方から目的の岸壁クレーンの下方まで行ってつぎのコンテナを受け取り、そのコンテナを岸壁クレーンの下方から目的のトランスファクレーンの側方まで搬送するのに、岸壁エプロン領域に設けられたループ状の専用走行路をぐるりと大回りしなければならない。そのため、無人搬送台車の移動距離が長くなり、荷役効率の低下を招いてしまうといった問題点があった。
また、目的の岸壁クレーンあるいはトランスファクレーンが、他の無人搬送台車とコンテナの受け渡しを行っている場合には、岸壁エプロン領域に設けられたループ状の専用走行路につぎの無人搬送台車が待機することとなり、他の無人搬送台車の経路を塞いでしまい、無人搬送台車がループ状の専用走行路において渋滞してしまって、荷役効率が低下してしまうといった問題点もあった。
さらに、岸壁エプロン領域に設けられたループ状の専用走行路を移動(走行)する無人搬送台車が、つぎにどの進入路に進入していくものなのか、あるいはそのままループ状の専用走行路を移動していくものなのかを容易に認識(識別)することができない。なぜならこれを認識(識別)するためには、各無人搬送台車の位置や受けている指令等をリアルタイムで監視しておく必要があり、そのような運行管理を行おうとすればシステム構成が複雑になるためである。そのため、つぎにコンテナの受け渡しを行うべき無人搬送台車が接近しているにもかかわらず、目的のトランスファクレーンが外来シャーシとの間でコンテナの受け渡しを始めてしまって、本船側の荷役作業が一時的に滞ってしまい、荷役効率が低下してしまうといった問題点もあった。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、荷役効率を向上させることができるコンテナターミナルを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明によるコンテナターミナルは、コンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーンと、岸壁に接岸した船舶に対してコンテナの荷役を行う岸壁クレーンが設置された岸壁エプロン領域を走行するとともに前記各蔵置レーン間をスイッチバック走行する複数の無人搬送台車と、これら無人搬送台車とのコンテナの荷役を行うとともに、前記各蔵置レーンを跨いで走行するヤードクレーンとを備えたコンテナターミナルであって、前記岸壁エプロン領域に、前記無人搬送台車が走行するループ状の専用走行路と、この専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路とが設けられている。
このようなコンテナターミナルによれば、別の専用走行路により、ループ状の専用走行路が、その陸側と海側とで短絡(バイパス)されることとなるので、無人搬送台車を、岸壁クレーンの下方からトランスファクレーンの側方まで、あるいはトランスファクレーンの側方から岸壁クレーンの下方までできるだけ短い距離で移動させることができ、荷役効率を向上させることができる。
上記のコンテナターミナルにおいて、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路が、前記無人搬送台車の待機場所として使用されるとさらに好適である。
このようなコンテナターミナルによれば、目的の岸壁クレーンあるいはトランスファクレーンが、他の無人搬送台車とコンテナの受け渡しを行っている場合に、ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路に、つぎに目的の岸壁クレーンあるいはトランスファクレーンとコンテナの受け渡しを行う無人搬送台車を待機させておくことができるので、無人搬送台車がループ状の専用走行路において渋滞してしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
上記のコンテナターミナルにおいて、前記岸壁エプロン領域に、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路と並んで、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機用の専用走行路が設けられているとさらに好適である。
このようなコンテナターミナルによれば、目的の岸壁クレーンあるいはトランスファクレーンが、他の無人搬送台車とコンテナの受け渡しを行っている場合に、待機用の専用走行路に、つぎに目的の岸壁クレーンあるいはトランスファクレーンとコンテナの受け渡しを行う無人搬送台車を待機させておくことができるので、無人搬送台車がループ状の専用走行路において渋滞してしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
上記のコンテナターミナルにおいて、前記蔵置レーンの海側端部と陸側に位置する専用走行路との間に、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機領域が設けられているとさらに好適である。
このようなコンテナターミナルによれば、つぎに目的のトランスファクレーンとコンテナの受け渡しを行う無人搬送台車が、待機領域に待機することとなり、つぎに目的のトランスファクレーンとコンテナの受け渡しを行う無人搬送台車の存在を容易かつ確実に認識(識別)することができるので、トランスファクレーンを本船側の荷役作業に優先的に使用することができ、本船側の荷役効率をさらに向上させることができる。
また、無人搬送台車を、岸壁クレーンの下方からトランスファクレーンの側方まで、あるいはトランスファクレーンの側方から岸壁クレーンの下方までの経路が、つぎに目的のトランスファクレーンとコンテナの受け渡しを行う待機中の無人搬送台車により塞がれてしまうことを回避することができるので、無人搬送台車を、岸壁クレーンの下方からトランスファクレーンの側方まで、あるいはトランスファクレーンの側方から岸壁クレーンの下方までできるだけ短い距離で移動させることができ、荷役効率をさらに向上させることができる。
上記のコンテナターミナルにおいて、前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路および/または前記待機用の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該別の専用走行路および/または当該待機用の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該別の専用走行路および/または当該待機用の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されているとさらに好適である。
このようなコンテナターミナルによれば、岸壁クレーンの脚部や船舶から降ろされたハッチカバーで無人搬送台車の経路が妨げられてしまうことがなくなるので、無人搬送台車がループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路および/または待機用の専用走行路において移動できなくなってしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
本発明による方法は、コンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーンと、岸壁に接岸した船舶に対してコンテナの荷役を行う岸壁クレーンが設置された岸壁エプロン領域を走行するとともに前記各蔵置レーン間をスイッチバック走行する複数の無人搬送台車と、これら無人搬送台車とのコンテナの荷役を行うとともに、前記各蔵置レーンを跨いで走行するヤードクレーンと、前記岸壁エプロン領域に、前記無人搬送台車が走行するループ状の専用走行路と、この専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路とを備えたコンテナターミナルを運行管理する方法であって、前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該別の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該別の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されている。
このような方法によれば、岸壁クレーンの脚部や船舶から降ろされたハッチカバーで無人搬送台車の経路が妨げられてしまうことがなくなるので、無人搬送台車がループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路において移動できなくなってしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
上記の方法において、前記コンテナターミナルが、前記岸壁エプロン領域に、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路と並んで、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機用の専用走行路を備え、前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記待機用の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該待機用の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該待機用の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されているとさらに好適である。
このような方法によれば、岸壁クレーンの脚部や船舶から降ろされたハッチカバーで無人搬送台車の経路が妨げられてしまうことがなくなるので、無人搬送台車が待機用の専用走行路において移動できなくなってしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
上記の方法において、前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーの位置に応じて、前記無人搬送台車の最適な走行経路を選択するとともに、前記無人搬送台車に選択した走行経路を指示するように運行管理されているとさらに好適である。
このような方法によれば、岸壁クレーンの脚部や船舶から降ろされたハッチカバーの位置に応じて、無人搬送台車が最適な走行経路上を走行することとなるので、荷役効率を向上させることができる。
上記の方法において、前記コンテナターミナルが、前記蔵置レーンの海側端部と陸側に位置する専用走行路との間に、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機領域を備え、前記待機領域に待機中の無人搬送台車が存する場合には、前記ヤードクレーンを本船側の荷役作業に優先的に使用するように運行管理されているとさらに好適である。
このような方法によれば、ヤードクレーンが本船側の荷役作業に優先的に使用されることとなるので、本船側の荷役効率をさらに向上させることができる。
本発明によれば、荷役効率を向上させることができるという効果を奏する。
以下、本発明によるコンテナターミナルの第1実施形態について、図1ないし図4を参照しながら説明する。
図1は本実施形態に係るコンテナターミナル100の配置を示した概略平面図、図2は図1のII−II矢視図、図3は図1のIII−III矢視図、図4は図1の要部拡大図である。
図1に示すように、岸壁Gには船舶1が接岸されている。船舶1の側方には、コンテナターミナル100の岸壁エプロン領域AにコンテナKの荷役を行う複数台(本実施形態では3台)の岸壁クレーン(コンテナクレーン)2が設置されている。
岸壁エプロン領域Aの陸側には、コンテナKが蔵置されるコンテナヤードYが設けられている。このコンテナヤードYには、岸壁Gに対して直交するように配置された蔵置レーン3が複数列(本実施形態では6列)設けられている。
岸壁エプロン領域Aには無人搬送台車(Automated Guided Vehicle:AGV)4のループ状の専用走行路5Aが、各岸壁クレーン2の下方を走行して一つのループを描くように設けられている。
各蔵置レーン3間には、無人領域が設定されており、この領域に無人搬送台車4の専用走行路5Bが設けられている。この専用走行路5Bは、コンテナヤードY内に進入する2つの進入路5B1と1つの退出路5B2とを有している。進入路5B1は、両側の蔵置レーン3に隣接する位置に設けられており、退出路5B2は、2つの進入路5B1の間に設けられている。進入路5B1は、蔵置レーン3のゲート側端部(図1において下方)で終端しており、この終端位置から海側に延在する退出路5B2に接続されている。すなわち、無人搬送台車4は、このような専用走行路5Bによって、スイッチバック走行するようになっている。
また、図4に示すように、無人搬送台車4の専用走行路5Bは、コンテナヤードYから岸壁エプロン領域Aに向けて真っ直ぐに延長されており、これにより、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとが、複数箇所(本実施形態では3箇所)で短絡(バイパス)されるようになっている。
なお、これら専用走行路5A,5Bには無人搬送台車4を自動的に案内誘導するため、例えば磁気装置が敷設されている。
各蔵置レーン3には、蔵置レーン3を跨いで走行する門型のトランスファクレーン(ヤードクレーン)6が一台ずつ設けられている。これらトランスファクレーン6は、岸壁G側からゲート側のコンテナ移載領域(ゲート側移載領域)Bまで走行し、無人搬送台車4や外来シャーシ(トラックやトレーラ、貨車等の有人自走搬送車両)Tに対してコンテナKの荷役を行う。
図2は、トランスファクレーン6の正面図である。図2に示すように、トランスファクレーン6は、その上方において水平に延在するガーダ上に、横行トロリー6Aが設置されており、この横行トロリー6Aからコンテナ吊具(スプレッダ)6Bが吊り下げられている。そして、このコンテナ吊具6BによってコンテナKが把持されるようになっている。
図3は、コンテナ移載領域Bに位置したトランスファクレーン6が外来シャーシTに対してコンテナKを移載する状態を示した側面図である。外来シャーシTは、ゲート側からコンテナ移載領域Bまで進入し、トランスファクレーン6の下方で停車する。この位置で、コンテナKの受け渡しが行われる。
どのコンテナKをどこへ移動するかの指示は、無人搬送台車4、トランスファクレーン6及び外来シャーシTに対して、制御室9から無線にて出される。
次に、このように構成されたコンテナターミナル100の運用について説明する。
船舶1からコンテナKをコンテナヤードYに荷揚げする本船揚げ作業の場合、無人搬送台車4は、岸壁クレーン2の下方でコンテナKを受け取る。コンテナKを受け取った無人搬送台車4は、ループ状の専用走行路5Aを走行して、制御室9から指示されたいずれかの専用走行路5Bへと進入する。無人搬送台車4は、専用走行路5Bの進入路5B1を走行して、目的のトランスファクレーン6の側方で停車する。トランスファクレーン6は、側方に停車した無人搬送台車4からコンテナを受け取り、蔵置レーン3の所定位置にコンテナKを積み付ける。
トランスファクレーン6にコンテナKを渡した無人搬送台車4は、進入路5B1をそのままゲート側に進行した後、スイッチバックして退出路5B2を走行して岸壁エプロン領域Aの専用走行路5Aに戻る。
蔵置レーン3に蔵置されたコンテナKを船舶1に積み付ける本船積み作業の場合、無人走行台車4は、制御室9から指示されたトランスファクレーン6へと走行し、このクレーン6の側方で停車してコンテナKを受け取る。コンテナKを受け取った無人搬送台車4は、前述のようにスイッチバックして退出路5B2を走行して岸壁エプロン領域Aの専用走行路5Aに向かう。そして、制御室9から指示された岸壁クレーン2にコンテナKを渡して、本船積み作業を終える。
以上の船側の作業は、全て自動で行われる。
蔵置レーン3に蔵置されたコンテナKをゲート外へ払い出す搬出作業を行う場合、トランスファクレーン6は、制御室9から指示された目標コンテナKまで走行し、この目標コンテナKを吊り上げる。トランスファクレーン6は、コンテナKを吊り上げたままゲート側へと走行し、蔵置レーン3に隣接するコンテナ移載領域Bまで走行する。このコンテナ移載領域Bにおいて、トランスファクレーン6の下方に到着した外来シャーシTに対してコンテナKを載置する。コンテナKを受け取った外来シャーシTは、ゲートを通過して目的の輸送地へと向かう。
ゲート外のコンテナを蔵置レーン3に受け入れる搬入作業を行う場合、搬入コンテナKを積んだ外来シャーシTは、ゲートを通過して、制御室9から指示された蔵置レーン3のコンテナ移載領域Bへと走行し、この荷役位置Bで停車する。トランスファクレーン6は、コンテナ移載領域Bにおいて、外来シャーシTからコンテナKを受け取る。コンテナを受け取ったトランスファクレーン6は、蔵置レーン3を走行し、制御室9から指示された所定の位置にコンテナKを積みつける。
以上の陸側作業におけるトランスファクレーン6と外来シャーシTとの荷役は、外来シャーシTが有人であるため自動では行えず、制御室等の遠隔位置に待機している操作者による手動によって行われる。
本実施形態によるコンテナターミナル100によれば、無人搬送台車4の専用走行路5Bが、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを短絡(バイパス)するように配置されているので、無人搬送台車4を、岸壁クレーン2の下方からトランスファクレーン6の側方まで、あるいはトランスファクレーン6の側方から岸壁クレーン2の下方まで最短経路(距離)で移動させることができ、荷役効率を向上させることができる。
また、目的の岸壁クレーン2あるいはトランスファクレーン6が、他の無人搬送台車4とコンテナKの受け渡しを行っている場合には、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを結ぶ専用走行路5B(すなわち、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5B)を、つぎに目的の岸壁クレーン2あるいはトランスファクレーン6とコンテナKの受け渡しを行う無人搬送台車4の待機場所(位置)として使用することができるので、無人搬送台車4がループ状の専用走行路5Aにおいて渋滞してしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
本発明によるコンテナターミナルの第2実施形態を、図5を用いて説明する。
本実施形態におけるコンテナターミナル200は、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを結ぶ専用走行路5B(すなわち、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5B)と平行に、無人搬送台車4の待機場所(位置)として使用される待機用の専用走行路5Cが設けられているという点で前述した第1実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した第1実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
待機用の専用走行路5Cは、第1の進入退出路5C1と、複数本(本実施形態では5本)の待機路5C2と、第2の進入退出路5C3とを備えている。
第1の進入退出路5C1は、陸側の専用走行路5Aと複数本の待機路5C2の陸側の端部とを結ぶ無人搬送台車4の専用走行路であり、第2の進入退出路5C3は、海側の専用走行路5Aと複数本の待機路5C2の海側の端部とを結ぶ無人搬送台車4の専用走行路である。
待機路5C2は、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを結ぶ専用走行路5B(すなわち、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5B)と平行して設けられた無人搬送台車4の専用走行路であり、無人搬送台車4の待機場所(位置)として使用される。
本実施形態によるコンテナターミナル200によれば、目的の岸壁クレーン2(あるいはトランスファクレーン6)が、他の無人搬送台車4とコンテナKの受け渡しを行っている場合には、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを結ぶ専用走行路5B(すなわち、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5B)と平行に設けられた待機路5C2に、つぎに目的の岸壁クレーン2(あるいはトランスファクレーン6)とコンテナKの受け渡しを行う無人搬送台車4を待機させておくことができるので、無人搬送台車4がループ状の専用走行路5Aまたは専用走行路5Bにおいて渋滞してしまうことを防止することができ、荷役効率をさらに向上させることができる。
また、無人搬送台車4を、岸壁クレーン2の下方からトランスファクレーン6の側方まで、あるいはトランスファクレーン6の側方から岸壁クレーン2の下方まで最短で移動させるための経路が、待機中の無人搬送台車4により塞がれてしまうことを回避することができるので、無人搬送台車4を、岸壁クレーン2の下方からトランスファクレーン6の側方まで、あるいはトランスファクレーン6の側方から岸壁クレーン2の下方まで最短経路(距離)で移動させることができ、荷役効率をさらに向上させることができる。
本発明によるコンテナターミナルの第3実施形態を、図6を用いて説明する。
本実施形態におけるコンテナターミナル300は、蔵置レーン3の海側端部(ゲート側端部と反対側の端部)と陸側の専用走行路5Aとの間に、無人搬送台車4の待機場所(位置)として使用される待機領域Sが設けられているという点で前述した実施形態のものと異なる。その他の構成要素については前述した実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
なお、前述した実施形態と同一の部材には同一の符号を付している。
待機領域Sは、蔵置レーン3の海側端部(ゲート側端部と反対側の端部)と陸側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5Bの進入路5B1に設けられた領域であり、少なくとも1台の無人搬送台車4がつぎに目的のトランスファクレーン6とコンテナKの受け渡しを行うための待機場所(位置)として使用される領域である。
なお、トランスファクレーン6と外来シャーシTとの荷役は、待機領域Sにつぎの無人搬送台車4が待機していない状態で可能となる。
本実施形態によるコンテナターミナル300によれば、つぎに目的のトランスファクレーン6とコンテナKの受け渡しを行う無人搬送台車4が、待機領域Sに待機することとなり、つぎに目的のトランスファクレーン6とコンテナKの受け渡しを行う無人搬送台車4の存在を容易かつ確実に認識(識別)することができるので、トランスファクレーン6を本船側の荷役作業に優先的に使用することができ、本船側の荷役効率をさらに向上させることができる。
また、無人搬送台車4を、岸壁クレーン2の下方からトランスファクレーン6の側方まで、あるいはトランスファクレーン6の側方から岸壁クレーン2の下方まで最短で移動させるための経路が、つぎに目的のトランスファクレーン6とコンテナKの受け渡しを行う待機中の無人搬送台車4により塞がれてしまうことを回避することができるので、無人搬送台車4を、岸壁クレーン2の下方からトランスファクレーン6の側方まで、あるいはトランスファクレーン6の側方から岸壁クレーン2の下方まで最短経路(距離)で移動させることができ、荷役効率をさらに向上させることができる。
なお、上述した実施形態において、岸壁クレーン2の脚部や船舶1から降ろされたハッチカバーにより、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとを結ぶ専用走行路5B(すなわち、陸側の専用走行路5Aと海側の専用走行路5Aとの間に位置する専用走行路5B)および/または待機用の専用走行路5Cが塞がれてしまう(あるいは塞がれることが予測される)ような場合には、当該専用走行路5Bおよび/または当該専用走行路5Cから待機中の無人搬送台車4を事前に払い出しておくような運行管理、あるいは当該専用走行路5Bおよび/または当該専用走行路5Cへ無人搬送台車4が進入しないような運行管理が行われるとさらに好適である。
これにより、岸壁クレーン2の脚部や船舶1から降ろされたハッチカバーで無人搬送台車4の経路が妨げられてしまうことがなくなるので、無人搬送台車4が専用走行路5Bおよび/または専用走行路5Cにおいて移動できなくなってしまうことを防止することができ、荷役効率を向上させることができる。
また、岸壁クレーンの脚部や船舶から降ろされたハッチカバーの位置に応じて、無人搬送台車4の最適な走行経路が選択されるとともに、この走行経路に沿って無人搬送台車4が走行するような運行管理が行われるとさらに好適である。
これにより、荷役効率をさらに向上させることができる。
本発明によるコンテナターミナルの第1実施形態に係るコンテナターミナルの配置を示した概略平面図である。 図1のII−II矢視図である。 図1のIII−III矢視図である。 図1の要部拡大図である。 本発明によるコンテナターミナルの第2実施形態を示す図であって、図4と同様の図である。 本発明によるコンテナターミナルの第3実施形態を示す要部概略平面図である。
符号の説明
1 船舶
2 岸壁クレーン
3 蔵置レーン
4 無人搬送台車
5A 専用走行路
5B 専用走行路
5C 専用走行路
6 トランスファクレーン(ヤードクレーン)
100 コンテナターミナル
200 コンテナターミナル
300 コンテナターミナル
A 岸壁エプロン領域
G 岸壁
K コンテナ
S 待機領域

Claims (9)

  1. コンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーンと、
    岸壁に接岸した船舶に対してコンテナの荷役を行う岸壁クレーンが設置された岸壁エプロン領域を走行するとともに前記各蔵置レーン間をスイッチバック走行する複数の無人搬送台車と、
    これら無人搬送台車とのコンテナの荷役を行うとともに、前記各蔵置レーンを跨いで走行するヤードクレーンとを備えたコンテナターミナルであって、
    前記岸壁エプロン領域に、前記無人搬送台車が走行するループ状の専用走行路と、この専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路とが設けられていることを特徴とするコンテナターミナル。
  2. 前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路が、前記無人搬送台車の待機場所として使用されることを特徴とする請求項1に記載のコンテナターミナル。
  3. 前記岸壁エプロン領域に、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路と並んで、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機用の専用走行路が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコンテナターミナル。
  4. 前記蔵置レーンの海側端部と陸側に位置する専用走行路との間に、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機領域が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコンテナターミナル。
  5. 前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路および/または前記待機用の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該別の専用走行路および/または当該待機用の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該別の専用走行路および/または当該待機用の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のコンテナターミナル。
  6. コンテナを所定位置に積み付け保管する複数の蔵置レーンと、
    岸壁に接岸した船舶に対してコンテナの荷役を行う岸壁クレーンが設置された岸壁エプロン領域を走行するとともに前記各蔵置レーン間をスイッチバック走行する複数の無人搬送台車と、
    これら無人搬送台車とのコンテナの荷役を行うとともに、前記各蔵置レーンを跨いで走行するヤードクレーンと、
    前記岸壁エプロン領域に、前記無人搬送台車が走行するループ状の専用走行路と、この専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路とを備えたコンテナターミナルを運行管理する方法であって、
    前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該別の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該別の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されていることを特徴とするコンテナターミナルを運行管理する方法。
  7. 前記コンテナターミナルが、前記岸壁エプロン領域に、前記ループ状の専用走行路の陸側と海側とを短絡する別の専用走行路と並んで、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機用の専用走行路を備え、
    前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーにより、前記待機用の専用走行路が塞がれてしまうか、あるいは塞がれることが予測されるような場合には、当該待機用の専用走行路から待機中の無人搬送台車を事前に払い出し、あるいは当該待機用の専用走行路へ前記無人搬送台車が進入しないように運行管理されていることを特徴とする請求項6に記載のコンテナターミナルを運行管理する方法。
  8. 前記岸壁クレーンの脚部や前記船舶から降ろされたハッチカバーの位置に応じて、前記無人搬送台車の最適な走行経路を選択するとともに、前記無人搬送台車に選択した走行経路を指示するように運行管理されていることを特徴とする請求項6または7に記載のコンテナターミナルを運行管理する方法。
  9. 前記コンテナターミナルが、前記蔵置レーンの海側端部と陸側に位置する専用走行路との間に、前記無人搬送台車の待機場所として使用される待機領域を備え、
    前記待機領域に待機中の無人搬送台車が存する場合には、前記ヤードクレーンを本船側の荷役作業に優先的に使用するように運行管理されていることを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に記載のコンテナターミナルを運行管理する方法。
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