JP2003291702A - シート - Google Patents

シート

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JP2003291702A
JP2003291702A JP2002098625A JP2002098625A JP2003291702A JP 2003291702 A JP2003291702 A JP 2003291702A JP 2002098625 A JP2002098625 A JP 2002098625A JP 2002098625 A JP2002098625 A JP 2002098625A JP 2003291702 A JP2003291702 A JP 2003291702A
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基 三木
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吉己 石原
Akira Furukawa
彰 布留川
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォークインも、シートバックの折りたたみ
も一連の作動で可能なシートを提供することを課題とす
る。 【解決手段】 リクライニング機構300がロック解除
され、シートバック401が前傾する際に、シートバッ
ク401が着座可能な状態を過ぎてシートクッション2
01に当接する状態までの間で、シートバック401の
傾動を禁止する中間ロック機構500と、シートバック
401が前傾する際に、シートバック401が着座可能
な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止
される間でシートスライド機構100をロック解除し、
中間ロック機構500がロック解除され、シートクッシ
ョン201に当接するまでの間でシートスライド機構1
00をロックするスライドロックコントロール機構60
0とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗員の尻部を支持
するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシ
ートバックとからなるシート本体と、前記シート本体の
前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、前記
シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と
を有したシートに関する。
【0002】
【従来の技術】図14に示すように、フロントシート
1、セカンドシート3、サードシート5からなる3列シ
ートの車両7においては、セカンドシート3、サードシ
ート5への乗降は、セカンドシート3の側方に設けられ
たスライドドア9を介して行なわれる。
【0003】特に、サードシート5への乗降は、セカン
ドシート3が邪魔になるので、図15に示すように、セ
カンドシート3のシートバック3aを前傾させ、セカン
ドシート3をフロントシート1側へ前進させて、セカン
ドシート3とサードシート5との間隔を広げて、スライ
ドドア9からの乗降を容易としている。
【0004】このような作動は、一般にウォークイン機
構といわれる機構で実現され、着座者がいない状態でセ
カンドシート3のリクライニング機構をロック解除する
と、シートバック3aが所定の角度まで前傾すると共
に、リクライニング機構のロック解除に連動して、セカ
ンドシート3のシートスライド機構のロックが解除さ
れ、スプリングの付勢力または人力でセカンドシート3
を前進させるものである。また、このウォークイン機構
では、前傾したシートバックを着座可能な状態へ戻す
と、シートスライド機構のロックが作動するようになっ
ている。
【0005】一方、このような3列シートの車両7にお
いては、図16に示すように、セカンドシート3のシー
トバック3aがシートクッション3bに当接するまで前
傾できるリクライニング機構を有し、折りたたまれたシ
ートバック3aの背面がサードシート5の着座者のため
のテーブルとなったり、荷室となるものがある。
【0006】尚、本明細書では、以下、シートバックが
シートクッションに当接するまで前傾することをシート
バックの折りたたみという。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、3列シートの
セカンドシート3で、シートスライドスライド機構と、
折りたたみ状態までシートバック3aを前傾させるリク
ライニング機構を有するものはあるが、ウォークイン機
構まで有するものは無い。
【0008】これは、折りたたみ状態までシートバック
3aを前傾させるリクライニング機構を有したセカンド
シートでウォークイン機構を取り付けることを考えた場
合、シートバック3aの前傾までは従来のウォークイン
機構で可能であるが、その際、連動してシートスライド
機構のロック機構もロック解除される。シートスライド
機構がロック解除されたまま、セカンドシート3のシー
トバック3aの背面をテーブルや荷室として使用できな
いので、シートスライドのロックを行なう必要がある
が、シートスライドをロックさせるためには、シートバ
ック3aを着座可能な状態にもどす必要があり、テーブ
ル、荷室として使用できないからである。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、ウォークインも、シートバックの折
りたたみも一連の作動で可能なシートを提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、乗員の尻部を支持するシートクッシ
ョンと、前記乗員の背部を支持するシートバックとから
なるシート本体と、前記シート本体の前後方向の位置を
調整するシートスライド機構と、前記シートバックの傾
動角を調整するリクライニング機構と、を有したシート
において、前記リクライニング機構がロック解除され、
シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座
可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状
態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間
ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記
シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック
機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機
構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除さ
れ、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シ
ートスライド機構をロックするスライドロックコントロ
ール機構とを備えたことを特徴とするシートである。
【0011】リクライニング機構をロック解除し、シー
トバックを前傾させると、中間ロック機構により一旦前
傾が禁止される。前記シートバックが着座可能な状態を
過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で
前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロッ
ク機構がロック解除され、前記シートクッションに当接
するまでの間で前記シートスライド機構をロックするス
ライドロックコントロール機構を設けたことにより、中
間ロック機構によりシートバックの前傾が禁止された時
点では、シートスライド機構のロックが解除されてい
る。
【0012】ウォークインを行なう際には、中間ロック
機構によりシートバックの前傾が禁止されている状態
で、シートを前進させウォークイン状態とする。ウォー
クイン状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シー
トを後に戻し、シートバックを後傾させる。そのシート
バックの後傾の途中で、スライドロックコントロール機
構により、シートスライド機構が再びロックする。
【0013】一方、シートバックを折りたたむ際には、
中間ロック機構を解除して、シートバックをさらに前傾
させ、シートバックを折りたたむ。そのシートバックの
前傾の途中で、スライドロックコントロール機構によ
り、シートスライド機構が再びロックする。シートバッ
クの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるに
は、シートバックを後傾させる。
【0014】このように、前記リクライニング機構がロ
ック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シー
トバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッショ
ンに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動
を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾
する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて
前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シ
ートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構
がロック解除され、前記シートクッションに当接するま
での間で前記シートスライド機構をロックするスライド
ロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウ
ォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動
で可能となる。
【0015】請求項2記載の発明は、前記中間ロック機
構は、前記シートバック側、前記シートクッション側の
一方に設けられた中間ストッパレバーと、前記シートバ
ック側、前記シートクッション側の他方に設けられ、段
部が形成されたカムと、前記中間ストッパレバーを前記
カムに押し付ける付勢手段と、からなり、前記シートバ
ックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに
当接する状態まで傾動する間で、前記カムの段部に前記
中間ストッパレバーが当接し、前記シートバックの前傾
を禁止するように前記カムの形状を設定したことを特徴
とする請求項1記載のシートである。
【0016】着座可能な状態からシートバックを前傾す
ると、中間ストッパレバーがカムの段部に当接し、シー
トバックの前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態か
らシートバックが後傾すると、中間ストッパレバーはカ
ムの段部を滑り落ち、シートバックの後傾が禁止される
ことはない。
【0017】請求項3記載の発明は、前記スライドロッ
クコントロール機構は、前記シートバックの傾動と共に
回転するレバー手段と、前記レバー手段が当接可能な当
接面を有し、回転することにより前記シートスライド機
構のロック解除を行なうオープンレバー部材を駆動する
コントロールレバーと、からなることを特徴とする請求
項1または2記載のシートである。
【0018】コントロールレバーの当接面の形状、レバ
ー手段の形状を任意に設定することにより、前記コント
ロールレバーは、前記シートバックが着座可能な状態を
過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間の
所望の位置で、前記レバー手段により押圧され回転し、
シートスライド機構のロック解除を行い、前記中間ロッ
ク機構がロック解除され、前記シートクッションに当接
するまでの所望の位置で、前記レバー手段の押圧が解除
され、シートスライド機構を再びロックすることができ
る。
【0019】すなわち、シートスライド機構のロック、
ロック解除のタイミングを自由に変えることができる。
請求項4記載の発明は、前記レバー手段は、前記シート
バックの傾動と共に回転する第1のレバーと、該第1の
レバーの回転端部側に回転可能に設けられた第2のレバ
ーと、前記第1のレバー、前記第2のレバーのいずれか
一方のレバーに形成され、他方のレバーに当接し、前記
シートバックが前傾する際の前記第1のレバーの回転方
向と反対の方向の前記第2のレバーの回転を禁止するス
トッパと、前記ストッパを他方のレバーに当接させる付
勢手段と、からなることを特徴とする請求項3に記載の
シートである。
【0020】シートバックがシート着座可能状態から前
傾する際に、第1のレバーが回転すると、第2のレバー
も第1のレバーとともに回転する。第2のレバーがコン
トロールレバーの当接面に当接しても、ストッパにより
第2のレバーはシートバック前傾時の第1のレバーの回
転方向と反対の方向の回転が禁止されているので、第2
のレバーは第1のレバーと共に回転し、コントロールレ
バーの当接面を押圧し、コントロールレバーは回転す
る。
【0021】一方、シートバックが後傾する際に、第1
のレバーが回転すると、第2のレバーも第1のレバーと
ともに回転する。第2のレバーがコントロールレバーの
当接面に当接すると、第2のレバーはシートバック後傾
時の第1のレバーの回転方向と反対方向の回転は許容さ
れているので、第1のレバーに対して回転し、第2のレ
バーはコントロールレバーの当接面を摺接し、コントロ
ールレバーを押して回転させることはない。
【0022】よって、シートバック後傾時には、コント
ロールレバーは回転しないので、スライドロックコント
ロール機構により、シートバックの後傾時にシートスラ
イド機構がロック→ロック解除→ロックすることがなく
なる。即ち、シートバック後傾時にシートスライド機構
がロック解除することがなくなる。
【0023】請求項5記載の発明は、前記スライドロッ
クコントロール機構は、前記リクライニング機構の回転
軸と同軸上に設けられた軸に対して回転可能に設けら
れ、回転中心以外の部分にフック部が形成され、さら
に、シートスライド機構のロック解除を行なうワイヤが
接続されたワイヤフックプレートと、前記リクライニン
グ機構のアッパアーム側に回転可能に設けられ、前記ワ
イヤフックプレートのフック部に係脱可能なラウンドフ
ックと、前記ラウンドフックを前記ワイヤフックプレー
ト方向に付勢する付勢手段と、前記リクライニング機構
のロアアーム側に設けられ、前記ラウンドフックが当接
して、前記ラウンドフックと前記ワイヤフックプレート
のフック部の係合を解除する方向に前記ラウンドフック
を回転させるカムとで構成し、前記シートバックが前傾
する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて
前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記ラ
ウンドフックが前記ワイヤフックプレートのフック部と
係合し、前記ワイヤフックプレートを回転させ、前記シ
ートスライド機構のロック解除を行ない、前記中間ロッ
ク機構がロック解除され、前記シートクッションに当接
するまでの間で前記カムに前記ラウンドフックが当接
し、前記ラウンドフックと前記ワイヤフックプレートの
フック部との係合が解除され、前記シートスライド機構
をロックすることを特徴とする請求項1記載のシートで
ある。
【0024】スライドロックコントロール機構を構成す
るワイヤフックプレート、ラウンドフック、付勢手段、
カムをリクライニング機構に設けたことで、リクライニ
ング機構とスライドロックコントロール機構とを一体化
でき、シートの部品点数の削減を行なえる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に図面を用いて本発明の実施の
形態例を説明する。 (1)第1の実施の形態例 (全体構成)最初に、図1を用いて、第1の実施の形態
例のシートの全体構成を説明する。
【0026】図において、シートスライド機構100
は、フロア側に固着されるロアレール110と、ロアレ
ール110に移動可能に係合するアッパレール120と
からなっている。
【0027】アッパレール120には、着座者の尻部を
支持するシートクッション201側の部材であるロアア
ーム200が固着され、ロアアーム200に対してリク
ライニング機構300を介して着座者の背部を支持する
シートバック401側の部材であるアッパアーム400
が傾動可能に設けられている。
【0028】尚、本実施の形態例のリクライニング機構
300は、シートバック401が着座可能な位置から折
りたたみ状態(シートクッション201上に当接する状
態)までシートバック401の傾動が可能とするもので
ある。
【0029】ロアアーム200と、アッパアーム400
とには、リクライニング機構300がロック解除され、
シートバック401が前傾する際に、シートバック40
1が着座可能な状態を過ぎて折りたたみ状態(シートバ
ック401がシートクッション201に当接する状態)
までの間で、シートバック401の傾動を禁止する中間
ロック機構500が設けられている。
【0030】ロアアーム200には、シートバック40
1が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状
態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止され
る間でシートスライド機構100をロック解除し、中間
ロック機構500がロック解除され、折りたたみ状態に
なるまでの間でシートスライド機構100をロックする
スライドロックコントロール機構600が設けられてい
る。 (中間ロック機構)中間ロック機構500の説明を行な
う。アッパアーム400には、段部503が設けられた
カム部505が形成されている。
【0031】一方、ロアアーム200には、カム部50
5に当接可能な中間ストッパレバー501が回転可能に
設けられている。さらに、中間ストッパレバー501
は、図示しない付勢手段により、矢印C方向に付勢さ
れ、中間ストッパレバー501はアッパアーム400の
カム部505に常に当接するようになっている。
【0032】そして、カム部505の段部503はシー
トバック401が着座可能な状態を過ぎて折りたたみ状
態まで傾動する間で、カム部505の段部503に中間
ストッパレバー501が当接し、シートバック401の
前傾を禁止するようにカム部505の形状は設定されて
いる。 (シートスライド機構)シートスライド機構100に
は、アッパレール120の移動を禁止するロック機構が
設けられている。
【0033】ロック機構を説明する斜視図である図6に
示すように、ロアレール110には長手方向にそってロ
ック歯111が形成されている。一方、図1の切断線C
−Cでの断面図である図4に示すように、2枚の板材か
らなるアッパレール120の間には、ピン121を用い
てロックレバー123が設けられている。
【0034】図1、図4、図6に示すように、ロックレ
バー123の回転端部には、折り曲げ部125が形成さ
れ、折り曲げ部125には、ロアレール110のロック
歯111が係脱可能なロック穴127が形成されてい
る。したがって、アッパレール120側のロックレバー
123のロック穴127がロアレール110のロック歯
111に係合しているときには、アッパレール120の
移動が禁止され、アッパレール120側のロックレバー
123のロック穴127がロアレール110のロック歯
111より離脱しているきには、アッパレール120の
移動が許容されることとなる。
【0035】さらに、ロックレバー123の上部には、
図1及び図4に示すように、ロアアーム200に形成さ
れた穴200aを介して外部に突出する折り曲げ部12
3aが形成されている。そして、一端部がロアアーム2
00に他端部がロックレバー123の折り曲げ部123
aに係止されるスプリング129により、ロックレバー
123は、図において矢印D方向に付勢され、通常はそ
のロック穴127がロアレール110のロック歯111
に係合し、アッパレール120の移動を禁止している
(シートスライド機構のロック状態)。
【0036】また、ロアアーム200には、ロックレバ
ー123の折り曲げ部123aをスプリング129の付
勢力に抗して下方、すなわち、ロックレバー123のロ
ック穴127がロアレール110のロック歯111から
離脱する方向に押圧可能なオープンレバー131が設け
られている。このオープンレバー131は、ロアアーム
200に回転可能に設けられたピン133に固着されて
いる。
【0037】さらに、図1及び図1の切断線B−Bの断
面図である図3に示すように、オープンレバー131の
ピン133には、伝達レバー141が固着されている。
この伝達レバー141には、一方の端部が他方のシート
スライド機構のオープンレバーに接続されたケーブル1
43の他方の端部が接続され、このケーブル143を介
して、オープンレバー131の動きは他方のシートスラ
イド機構のオープンレバーに伝達されるようになってい
る。
【0038】そして、オープンレバー131には、一端
部がロアアーム200に係止されたスプリング151の
他端部が係止され、オープンレバー131はロックレバ
ー123の折り曲げ部123aより離れる方向に付勢さ
れている。 (スライドロックコントロール機構)図1に示すよう
に、リクライニング機構300のヒンジピン301に
は、略L字形のレリーズレバー601が回転可能に係合
している。このレリーズレバー601の一方の回転端部
は、アッパアーム400に設けられた切り起し部400
aと当接可能となっている。尚、ヒンジピン301の端
面には、すり割り部301aが形成され、内端部がこの
すり割り部301aに、中間部がヒンジピン301を巻
回し、外端部がアッパアーム400の切り起し部400
aに係止されるスパイラルスプリング305によりシー
トバック401は前傾する方向に付勢されている。
【0039】レリーズレバー601の他方の回転端部に
はケーブル603の一方の端部が接続され、このケーブ
ル603の他方の端部にはレバー手段650が接続され
ている。尚、ケーブル603は一方の端部がリクライニ
ング機構300近傍のロアアーム200に固着され、他
方の端部がスライドロックコントロール機構600のレ
バー手段650近傍のロアアーム200に固着されたア
ウタケーブル604内を挿通している。
【0040】図1及び図1の切断線A−Aの断面図であ
る図2に示すように、ロアアーム200には、ロアアー
ム200を貫通するピン651が設けられ、このピン6
51のロアアーム200の内側にはケーブル603が接
続されるケーブル接続レバー653が、ロアアーム20
0の外側には第1のレバー655がそれぞれピン651
に対して回転可能に取り付けられている。
【0041】ロアアーム200には、ピン651を中心
とする円弧状の長穴656が形成されている。第1のレ
バー655の回転端部には、この円弧状の長穴656を
挿通し、ロアアーム200の内側に突出し、ケーブル接
続レバー653に当接可能なピン657が固着されてい
る。
【0042】そして、ピン651を巻回し、一方の端部
がロアアーム200に、他方の端部が第1のレバー65
5に係止されるスプリング659により、第1のレバー
655は図1において矢印E方向に付勢されている。し
たがって、スプリングの付勢力は、第1のレバー655
→ピン657→ケーブル接続レバー653→ケーブル6
03を介してレリーズレバー601をアッパアーム40
0の切り起し部400aに当接する方向に付勢してい
る。
【0043】よって、シートバックが傾動した場合、ケ
ーブル603を介して、ケーブル接続レバー653と第
1のレバー655とはシートバックの傾動と連動して共
に回転することとなる。
【0044】また、図5に示すように、第1のレバー6
55にはピン657に対して回転可能に取り付けられた
第2のレバー661が設けられている。第2のレバー6
61には、第1のレバー655の側面に当接し、シート
バック401が前傾する際の第1のレバー655の回転
方向と反対の方向(図5において矢印F方向)の第2の
レバー661の回転を禁止するストッパ663が形成さ
れている。
【0045】そして、中間部がピン657を巻回し、一
方の端部が第1のレバー655に固着されたピン657
に、他方の端部が第2のレバー661に係止されるスプ
リング664により(図2参照)、第2のレバー655
は矢印F方向、すなわち、第2のレバー661のストッ
パ663が第1のレバー655に当接する方向に付勢さ
れている。
【0046】すなわち、ストッパ663により第2のレ
バー661はシートバック前傾時の第1のレバー655
の回転方向と反対の方向の回転が禁止されているので、
シートバック前傾時に、第2のレバー661の回転方向
前面に第2のレバー661に当接する物があっても、第
2のレバー661は第1のレバー655と一体となって
回転する。しかし、シートバック後傾時には、第2のレ
バー661の回転方向前面に第2のレバー661に当接
する物があれば、第2のレバー661は第1のレバー6
55の回転方向と逆方向に回転することができる。
【0047】図1及び図2に示すように、第2のレバー
661の回転端部にはピン667が設けられている。第
2のレバーの上方のロアアーム200には、コントロー
ルレバー671がピン673を用いて回転可能取り付け
られている。
【0048】コントロールレバー671の下面は、ロア
アーム200と反対側に折り曲げられ、第2のレバー6
61が当接可能なの当接面674が形成されている。さ
らに、コントロールレバー671には、ロアアーム20
0に形成されたピン673を中心とする円弧状の長穴2
00bに係合するピン675が形成され、コントロール
レバー671はそのピン675が長穴200bの端部に
当接する範囲で回転可能となっている。
【0049】コントロールレバー671とシートスライ
ド機構100のロック解除を行なうオープンレバー13
1とはロッド677で接続され、このロッド677を介
してコントロールレバー671の動きはオープンレバー
131に伝達されるようになっている。
【0050】次に、上記構成の作動を図7を参照して説
明する。 (I)〜(II)着座可能な状態(ニュートラル状態) この状態は、シートスライド機構はロック状態にある。 (III)中間ストッパ 着座者が着座していない状態で、リクライニング機構3
00のレバーを操作すると、スパイラルスプリング30
5の付勢力でシートバック401が前傾れし始める。
【0051】シートバック401の前傾により、アッパ
アーム400の切り起し部400aがレリーズレバー6
01を押し、レリーズレバー601が回転し、レリーズ
レバー601の動きはケーブル603を介してスライド
ロックコントロール機構600のレバー手段650に伝
達され、ケーブル接続レバー653、第1のレバー65
5をスプリング659の付勢力に抗して矢印E方向と反
対方向に回転させる。
【0052】第1のレバー655が回転し、第2のレバ
ー661がコントロールレバー671の当接面674に
当接すると、ストッパ663により第2のレバー661
はシートバック401の前傾時の第1のレバー655の
回転方向と反対の方向(矢印F方向)の回転が禁止され
ているので、第2のレバー661は第1のレバー655
と共に回転し、第2のレバー661のピン667がコン
トロールレバー671の当接面674を押し、コントロ
ールレバー671は図1においてピン673を中心に矢
印G方向に回転する。
【0053】このコントロールレバー671の回転は、
ロッド677を介してオープンレバー131に伝達さ
れ、オープンレバー131はシートスライド機構100
のロックレバー123の折り曲げ部123aを押し、シ
ートスライド機構100のロック解除がなされる。
【0054】所定の角度までシートバック401が前傾
すると、中間ロック機構500のアッパアーム400側
の段部503が中間ストッパレバー501に当接し、そ
れ以上のシートバック401の前傾が禁止される。
【0055】(III)の状態から、ウォークインをさ
せる場合は、シートスライド機構100のロック解除が
なされているので、シートを前進させ、ウォークイン状
態とする。
【0056】尚、ウォークイン状態から着座可能な状態
に復帰させるには、シートを後に戻し、シートバック4
01を後傾させる。この時、シートバック401の後傾
が始まると、レリーズレバー601も元の位置に向かっ
て回転し始め、スライドロックコントロール機構600
のレバー手段650のケーブル接続レバー653、第1
のレバー655も着座可能な状態の位置に向かって回転
し始める。
【0057】第2のレバー661はシートバック後傾時
の第1のレバー655の回転方向と反対方向の回転(矢
印F方向と反対側の方向)は許容されているので、第1
のレバー655に対して矢印F方向と反対側の方向に回
転し、コントロールレバー671は着座可能な状態の位
置に戻り、シートスライド機構100はすぐにロックさ
れる。そして、第2のレバー661が、シートスライド
機構100のロック状態のコントロールレバー671の
当接面674に摺接しながら、スライドロックコントロ
ール機構600のレバー手段650は着座可能な状態の
位置に戻る。(IV)(III)の状態からシートバッ
クを折りたたむ際には、中間ロック機構500の中間ス
トッパレバー501を操作して、段部503と中間スト
ッパレバー501との当接を解除し、シートバック40
1の更なる前傾を可能とする。中間ストッパレバー50
1の操作は、アッパアーム400の段部503が中間ス
トッパレバー501を通過するまで行なえば足りる。そ
の後、中間ストッパレバー501の操作力を解除して
も、中間ストッパレバー501はアッパアーム400に
押接し、シートバック401の前傾を禁止することはな
い。
【0058】シートバック401をさらに前傾させ、シ
ートバック401を折りたたむ。そのシートバック40
1の前傾の途中で、スライドロックコントロール機構6
00のレバー手段650の第2のレバー661がコント
ロールレバー671の当接面674より離れ、第2のレ
バー661の当接面674への押圧力がなくなると、オ
ープンレバー131がスプリング151の付勢力により
元の位置に戻り、ロッド677を介してコントロールレ
バー671も元の位置に戻り、シートスライド機構10
0のロックがなされる。
【0059】次に、このシートバック401の折りたた
み状態から着座可能な状態に復帰させるには、シートバ
ック401を後傾させる。この時、シートバック401
の後傾が始まると、レリーズレバー601も元の位置に
向かって回転し始め、スライドロックコントロール機構
600のレバー手段650のケーブル接続レバー65
3、第1のレバー655も着座可能な状態の位置に向か
って回転し始める。
【0060】第2のレバー661はシートバック後傾時
の第1のレバー655の回転方向と反対方向の回転(矢
印F方向と反対側の方向)は許容されているので、第2
のレバー661がコントロールレバー671の当接面6
74に当接すると、第2のレバー661は、第1のレバ
ー655に対して矢印F方向と反対側の方向に回転し、
第2のレバー661は、シートスライド機構100のロ
ック状態のコントロールレバー671の当接面674に
摺接しながらスライドロックコントロール機構600の
レバー手段650は着座可能な状態の位置に戻る。
【0061】また、この時、中間ロック機構500の中
間ストッパレバー501はカム部505の段部503を
滑り落ちるだけなので、シートバック401の後傾が禁
止されることはない。
【0062】上記構成によれば、以下のような効果を得
ることができる。 (1)リクライニング機構300がロック解除され、シ
ートバック401が前傾する際に、シートバック401
が着座可能な状態を過ぎてシートクッション201に当
接する状態までの間で、シートバック401の傾動を禁
止する中間ロック機構500と、シートバック401が
前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を
過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止される間
でシートスライド機構100をロック解除し、中間ロッ
ク機構500がロック解除され、シートクッション20
1に当接するまでの間でシートスライド機構100をロ
ックするスライドロックコントロール機構600とを備
えたことで、シートのウォークインとシートバックの折
りたたみとが一連の作動で可能となる。 (2)着座可能な状態からシートバック401を前傾す
ると、中間ロック機構500の中間ストッパレバー50
1がカム部505の段部503に当接し、シートバック
500の前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態から
シートバックが後傾すると、中間ストッパレバー501
はカム部505の段部503を滑り落ち、シートバック
401の後傾が禁止されることはない。 (3)コントロールレバー671の当接面674の形
状、レバー手段650(第1のレバー655、第2のレ
バー661)の形状を任意に設定することにより、コン
トロールレバー671は、シートバック401が着座可
能な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁
止される間の所望の位置で、レバー手段650により押
圧され回転し、シートスライド機構100のロック解除
を行い、中間ロック機構500がロック解除され、シー
トクッション201に当接するまでの所望の位置で、レ
バー手段650の押圧が解除され、シートスライド機構
100を再びロックすることができる。
【0063】すなわち、シートスライド機構100のロ
ック、ロック解除のタイミングを自由に変えることがで
きる。 (4)シートバック401がシート着座可能状態から前
傾する際に、第1のレバー655が回転すると、第2の
レバー661も第1のレバー655とともに回転する。
第2のレバー661がコントロールレバー671の当接
面674に当接しても、ストッパ663により第2のレ
バー661はシートバック前傾時の第1のレバー655
の回転方向と反対の方向の回転が禁止されているので、
第2のレバー661は第1のレバー655と共に回転
し、コントロールレバー671の当接面674を押圧
し、コントロールレバー671は回転する。
【0064】一方、シートバック401が後傾する際
に、第1のレバー655が回転すると、第2のレバー6
61も第1のレバー655とともに回転する。第2のレ
バー661がコントロールレバー671の当接面674
に当接すると、第2のレバー661はシートバック後傾
時の第1のレバー655の回転方向と反対方向の回転は
許容されているので、第1のレバー655に対して回転
し、第2のレバー661はコントロールレバー671の
当接面674を摺接し、コントロールレバー671を押
して回転させることはない。
【0065】よって、シートバック後傾時には、コント
ロールレバー671は回転しないので、スライドロック
コントロール機構600により、折りたたんだ状態のシ
ートバック401の後傾時にシートスライド機構100
がロック→ロック解除→ロックすることがなくなる。即
ち、シートバック401の後傾時にシートスライド機構
100がロック解除することがなくなる。
【0066】尚、本発明は上記第1の実施の形態例に限
定するものではない。上記第1の実施の形態例でのレバ
ー手段は、第1のレバー655と第2のレバー661と
に分離して、シートバック401の後傾時にコントロー
ルレバー671が回転しないようにしたが、第2のレバ
ーをなくし、第1のレバーがコントロールレバー671
の当接面674に当接するようにしてもよい。この場
合、シートバック後傾時には、コントロールレバー67
1が回転し、スライドロックコントロール機構600に
より、シートバック401の後傾時にシートスライド機
構100がロック→ロック解除→ロックする。
【0067】又、スライドロックコントロール機構60
0のストッパ663を第2のレバー661に形成した
が、第1のレバー655側に設けてもよい。 (2)第2の実施の形態例 図8,図9に示すような構成のスライドロックコントロ
ール機構600′であってもよい。
【0068】図において、図1〜図7に示す構成と同一
機能部分には同一符号にダッシュ(′)を付している。
第1の実施の形態例との相違点は、コントロールレバー
671′が略L字形となっている点である。
【0069】このような構成によれば、第1の実施の形
態例の効果に加え、以下のような効果も得ることができ
る。 (1)第1の実施の形態例のレバー手段650のケーブ
ル接続レバー653に接続されるケーブル603が引か
れると、ケーブル接続レバー653が回転し、ケーブル
603は図1で角度αだけ振れる。
【0070】又、第2の実施の形態例のレバー手段65
0のケーブル接続レバー653′に接続されるケーブル
603が引かれると、ケーブル接続レバー653′が回
転し、ケーブル603は図8で角度βだけ振れる。
【0071】これらの角度をケーブルの振れ角という
が、ケーブルの振れ角が大きいと、アウタケーブルとの
摩擦が大きくなり、大きな振れ角は取れない。したがっ
て、第1の実施の形態例では、ケーブル603の振れ角
の制限から、図1に示すように、ケーブル接続レバー6
53近傍のアウタケーブル604は水平に近い状態の配
索となり、アウタケーブル604の中間部はロアアーム
200より外部に飛び出し、しかも曲がり部604aの
曲率が小さくなる。
【0072】一方、第2の実施の形態例では、図8に示
すように、ケーブル接続レバー653′近傍のアウタケ
ーブル604は垂直に近い状態の配索となり、リクライ
ニング機構からほとんど垂直に降りる配索が可能であ
る。
【0073】したがって、第2の実施の形態例の方が小
さな曲がりがないケーブル配索が実現でき、インナーケ
ーブル603とアウタケーブル604との摺動抵抗が少
なくなる。 (2)図1に示す第1の実施の形態例でのオープンレバ
ー131とロッド677とのなす角度Hと、図8に示す
オープンレバー131とロッド677′とのなす角度I
とを比較すると、第1の実施の形態例での角度Hは鋭角
であるのに対し、第2の実施例の角度Iは直角に近い。
【0074】したがって、ロッドを介して伝達されるオ
ープンレバー131を回転させる力は第2の実施の形態
例のほうが大きくなり、第2の実施の形態例のほうが伝
達効率が大きくなる。 (3)第3の実施の形態例 第1および第2の実施の形態例は、スライドロックコン
トロール機構をロアアームに設けたが、本実施の形態例
ではリクライニング機構に設けたものである。
【0075】図10において、ロアアーム701と、ア
ッパアーム703を有するリクライニング機構705の
アッパアーム703には、ロアアーム701まで延出
し、ロアアーム701とアッパアーム703とがヒンジ
ピン707の軸方向で離れるのを防止するサポートブラ
ケット709が設けられている。
【0076】ロアアーム701上には、サポートプレー
ト711が固着されている、ロアアーム701と、サポ
ートプレート711との固着は、ロアアーム701上に
は、2つの穴701aを形成し、サポートプレート71
1にこの穴701aに係合する突起部711aを形成
し、穴701aに係合した突起部711aをかしめるこ
とにより行なっている。
【0077】さらに、サポートプレート711のヒンジ
ピン707と対向する位置には、小判形状の穴711b
が形成されている。この穴711bには、基端部に断面
小判形状である小判部713aが形成されたピン713
が嵌合している。尚、ピン713の小判部713aとサ
ポートプレート711の小判形状の穴711bとの嵌合
により、ピン713の回転は禁止されている。
【0078】サポートプレート711の外縁には、板材
を折り曲げて形成されたカム715が溶接等の手法によ
り取り付けられている。さらに、サポートプレート71
1の外縁には、円弧状のガイドプレート717が溶接等
の手法で取り付けられている。
【0079】サポートプレート711上には、ピン71
3に対して回転可能に設けられたワイヤフックプレート
719が設けられている。ワイヤフックプレート719
は、ピン713が挿通する穴721が形成されたプレー
ト本体723と、プレート本体723に設けられた円弧
状のワイヤフック725とからなっている。プレート本
体723には、図において下方に突出する切り欠きが設
けられ、サポートプレート711のカム715とガイド
プレート717との間の部分に当接可能なストッパ72
3aを形成している。
【0080】ワイヤフック725の内縁側には、サポー
トプレート711に設けられたガイドプレート717が
係合するガイド溝725aが形成されている。外縁側の
中間部には、図10および図11に示すように、図示し
ないシートスライド機構でロック方向に付勢されたオー
プンレバー(図1でのオープンレバー131に相当す
る)に一端部が接続されたケーブル727の他方の端部
が係止される係止金具729の取り付け用平面であるケ
ーブル係止部725bが形成されている。さらに、この
ケーブル係止部725bからワイヤフック725の一方
の端部(シートスライド機構側の端部)にかけて、ケー
ブル727を案内するケーブルガイド溝725cが形成
されている。又、ケーブル係止部725bからワイヤフ
ック725の他方の端部にかけてフック溝725dが形
成されている。このフック溝725dの終端にはフック
面725eが形成されている。
【0081】図10に戻って、サポートブラケット70
9には、スプリング係止プレート731が設けられ、こ
のスプリング係止プレート731上には、ワイヤフック
プレート719のワイヤフック725のフック溝725
dに係合可能で、フック面725eに当接可能なラウン
ドフック733がピン735を用いて回転可能に取り付
けられている。又、中間部がピン735に巻回され、一
方の端部がスプリング係止プレート731に、他方の端
部がラウンドフック733に係止された付勢手段として
のスプリング737により、ラウンドフック733はワ
イヤフックプレート719方向に付勢されている。
【0082】さらに、ピン713の先端にはすり割り部
713bが形成され、このすり割り部713bには外端
部がスプリング係止プレート731に係止されたスプリ
ング741の内端部が係止され、このスプリング741
の付勢力により、スプリング係止プレート731が設け
られたリクライニング機構705のアッパアーム70
3、即ち、シートのシートバック側を前倒れ方向に付勢
している。尚、スプリング741とワイヤフックプレー
ト719との間にはワッシャ743が設けられている。
【0083】次に、上記構成の作動を説明する図12お
よび図13を用いて、上記構成の作動を説明する。尚、
図12および図13において、シートバックを前倒れ方
向に付勢するスプリング741、ラウンドフック733
をワイヤフックプレート719方向に付勢するスプリン
グ737、サポートプレート711、ガイドプレート7
17は省略している。
【0084】又、第1および第2の実施の形態例と同様
に、リクライニング機構705がロック解除され、シー
トバックが前傾する際に、シートバックが着座可能な状
態を過ぎてシートクッションに当接する状態までの間
で、シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構78
1が設けられている。
【0085】即ち、中間ロック機構781はアッパアー
ム703に段部706aが設けられたカム部706と、
ロアアーム701に回転可能に設けられ、カム部方向に
付勢された中間ストッパレバー708とからなってい
る。 (1)図12(a)の位置は、シートバックが最後傾
(フルバック)した状態を示している。この状態は、シ
ートスライド機構のオープンレバーはロック状態にあ
り、ワイヤフックプレート719は、そのストッパ72
3aがサポートプレート711に当接した状態にある。
又、ラウンドフック723は、ワイヤフックプレート7
19のワイヤフック725のフック溝725dに係合し
ている。 (2)図12(a)の状態からリクライニング機構70
5のロック状態を解除し、シートバック(アッパアーム
703)を前傾させると、ラウンドフック733がワイ
ヤフックプレート719のワイヤフック725のフック
面725eに当接し、図12(b)に示す状態となる。 (3)これ以降、シートバック(アッパアーム703)
を前傾させると、図12(c)に示すように、シートバ
ック(アッパアーム703)の前傾に伴って、ワイヤフ
ックプレート719もピン713を中心として回転す
る。
【0086】ワイヤフックプレート719の回転によ
り、ケーブル727が引かれ、シートスライド機構のオ
ープンレバーが引かれ、シートスライド機構のロック解
除がなされる。
【0087】そして、中間ロック機構781のアッパア
ーム703側の段部706aが中間ストッパレバー70
8に当接し、それ以上のシートバックの前傾が禁止され
る。(3)の状態から、ウォークインをさせる場合は、
シートスライド機構のロック解除がなされているので、
シートを前進させ、ウォークイン状態とする。
【0088】尚、ウォークイン状態から着座可能な状態
に復帰させるには、シートを後に戻し、シートバックを
後傾させる。シートバックの後傾が始まると、シートス
ライド機構のオープンレバーをロック方向に付勢する付
勢手段によりワイヤフックプレート719もシートバッ
クの後傾に追従して回転し、元位置まで復帰する。 (4)(3)の状態からシートバックを折りたたむ際に
は、中間ロック機構781の中間ストッパレバー708
を操作して、段部706aと中間ストッパレバー708
との当接を解除し、シートバック1の更なる前傾を可能
とする。中間ストッパレバー708の操作は、アッパア
ーム703の段部706aが中間ストッパレバー708
を通過するまで行なえば足りる。その後、中間ストッパ
レバー708の操作力を解除しても、中間ストッパレバ
ー708はアッパアーム703に押接し、シートバック
の前傾を禁止することはない。
【0089】シートバックをさらに前傾させ、シートバ
ックを折りたたむ。そのシートバックの前傾の途中で、
図13(a)に示すように、ラウンドフック733がカ
ム715に当接し、ラウンドフック733はスプリング
737の付勢力に抗して回転し、ワイヤフックプレート
719のフック面725eとの当接か解除され、シート
スライド機構のオープンレバーをロック方向に付勢する
付勢手段によりシートスライド機構のオープンレバーは
ロック位置に戻り、シートスライド機構のロックがなさ
れる。さらに、オープンレバーにケーブル727を介し
て接続されたワイヤフックプレート719もそのストッ
パ723aがサポートプレート711に当接するまで元
位置まで回転復帰する。
【0090】そして、シートバックをさらに前傾させ、
シートバックを折りたたむと図13(b)に示す状態と
なる。次に、このシートバックの折りたたみ状態から着
座可能な状態に復帰させるには、シートバックを後傾さ
せ、図12(b)または図12(a)の状態とする。
【0091】上記構成のスライドロックコントロール機
構によれば、以下のような効果を得ることができる。 (1)スライドロックコントロール機構を構成するワイ
ヤフックプレート719、ラウンドフック733、スプ
リング737、カム715をリクライニング機構705
に設けたことで、リクライニング機構とスライドロック
コントロール機構とを一体化でき、シートの部品点数の
削減を行なえる。 (2)第1および第2の実施の形態例と同様に、折りた
たんだ状態のシートバックを後傾させる際に、シートス
ライド機構がロック解除することがなくなる。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、前記リクライニング機構がロック解除され、シ
ートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可
能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態
までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロ
ック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シ
ートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機
構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構
をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除さ
れ、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シ
ートスライド機構をロックするスライドロックコントロ
ール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシ
ートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0093】請求項2記載の発明によれば、着座可能な
状態からシートバックを前傾すると、中間ストッパレバ
ーがカムの段部に当接し、シートバックの前傾は禁止さ
れるが、折りたたまれた状態からシートバックが後傾す
ると、中間ストッパレバーはカムの段部を滑り落ち、シ
ートバックの後傾が禁止されることはない。
【0094】請求項3記載の発明によれば、コントロー
ルレバーの当接面の形状、レバー手段の形状を任意に設
定することにより、前記コントロールレバーは、前記シ
ートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機
構により傾動が禁止される間の所望の位置で、前記レバ
ー手段により押圧され回転し、シートスライド機構のロ
ック解除を行い、前記中間ロック機構がロック解除さ
れ、前記シートクッションに当接するまでの所望の位置
で、前記レバー手段の押圧が解除され、シートスライド
機構を再びロックすることができる。
【0095】すなわち、シートスライド機構のロック、
ロック解除のタイミングを自由に変えることができる。
請求項4記載の発明によれば、シートバックがシート着
座可能状態から前傾する際に、第1のレバーが回転する
と、第2のレバーも第1のレバーとともに回転する。第
2のレバーがコントロールレバーの当接面に当接して
も、ストッパにより第2のレバーはシートバック前傾時
の第1のレバーの回転方向と反対の方向の回転が禁止さ
れているので、第2のレバーは第1のレバーと共に回転
し、コントロールレバーの当接面を押圧し、コントロー
ルレバーは回転する。
【0096】一方、シートバックが後傾する際に、第1
のレバーが回転すると、第2のレバーも第1のレバーと
ともに回転する。第2のレバーがコントロールレバーの
当接面に当接すると、第2のレバーはシートバック後傾
時の第1のレバーの回転方向と反対方向の回転は許容さ
れているので、第1のレバーに対して回転し、第2のレ
バーはコントロールレバーの当接面を摺接し、コントロ
ールレバーを押して回転させることはない。
【0097】よって、シートバック後傾時には、コント
ロールレバーは回転しないので、シートスライド機構の
ロック解除がなくなる。請求項5記載の発明によれば、
スライドロックコントロール機構を構成するワイヤフッ
クプレート、ラウンドフック、付勢手段、カムをリクラ
イニング機構に設けたことで、リクライニング機構とス
ライドロックコントロール機構とを一体化でき、シート
の部品点数の削減を行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態例のシートの全体構成を説明する図
である。
【図2】図1の切断線A−Aの断面図である。
【図3】図1の切断線B−Bの断面図である。
【図4】図1の切断線C−Cでの断面図である。
【図5】図1に示すレバー手段の斜視図である。
【図6】図1の示すシートスライド機構のロック機構を
説明する斜視図である。
【図7】図1に示すシートの作動を説明する図である。
【図8】第2の実施の形態例のでスライドロックコント
ロール機構を説明する図ある。
【図9】図8に示すレバー手段の斜視図である。
【図10】第3の実施の形態例のスライドロックコント
ロール機構の分解斜視図である。
【図11】図10のワイヤフックの拡大図である。
【図12】図10に示す機構の作動を説明する図であ
る。
【図13】図10に示す機構の作動を説明する図であ
る。
【図14】3列シートの車両を説明する図である。
【図15】図14の車両のセカンドシートのウォークイ
ンを説明する図である。
【図16】図14の車両のセカンドシートの折りたたみ
を説明する図である。
【符号の説明】
100 シートスライド機構 201 シートクッション 300 リクライニング機構 401 シートバック 500 中間ロック機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 吉己 神奈川県藤沢市桐原町2番地 シロキ工業 株式会社内 (72)発明者 布留川 彰 静岡県浜松市高塚町300番地 スズキ株式 会社内 Fターム(参考) 3B087 BA02 BB02 BC12 BC15 BD01 BD03 CA02 CA11 CB12 CB19

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗員の尻部を支持するシートクッション
    と、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなる
    シート本体と、 前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスラ
    イド機構と、 前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機
    構と、 を有したシートにおいて、 前記リクライニング機構がロック解除され、シートバッ
    クが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態
    を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間
    で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構
    と、 前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが
    着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動
    が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除
    し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シート
    クッションに当接するまでの間で前記シートスライド機
    構をロックするスライドロックコントロール機構と、 を備えたことを特徴とするシート。
  2. 【請求項2】 前記中間ロック機構は、 前記シートバック側、前記シートクッション側の一方に
    設けられた中間ストッパレバーと、 前記シートバック側、前記シートクッション側の他方に
    設けられ、段部が形成されたカムと、 前記中間ストッパレバーを前記カムに押し付ける付勢手
    段と、 からなり、 前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シート
    クッションに当接する状態まで傾動する間で、前記カム
    の段部に前記中間ストッパレバーが当接し、前記シート
    バックの前傾を禁止するように前記カムの形状を設定し
    たことを特徴とする請求項1記載のシート。
  3. 【請求項3】 前記スライドロックコントロール機構
    は、 前記シートバックの傾動と共に回転するレバー手段と、 前記レバー手段が当接可能な当接面を有し、回転するこ
    とにより前記シートスライド機構のロック解除を行なう
    コントロールレバーと、 からなることを特徴とする請求項1または2記載のシー
    ト。
  4. 【請求項4】 前記レバー手段は、 前記シートバックの傾動と共に回転する第1のレバー
    と、 該第1のレバーの回転端部側に回転可能に設けられた第
    2のレバーと、 前記第1のレバー、前記第2のレバーのいずれか一方の
    レバーに形成され、他方のレバーに当接し、前記シート
    バックが前傾する際の前記第1のレバーの回転方向と反
    対の方向の前記第2のレバーの回転を禁止するストッパ
    と、 前記ストッパを他方のレバーに当接させる付勢手段と、 からなることを特徴とする請求項3に記載のシート。
  5. 【請求項5】 前記スライドロックコントロール機構
    は、 前記リクライニング機構の回転軸と同軸上に設けられた
    軸に対して回転可能に設けられ、回転中心以外の部分に
    フック部が形成され、さらに、シートスライド機構のロ
    ック解除を行なうワイヤが接続されたワイヤフックプレ
    ートと、 前記リクライニング機構のアッパアーム側に回転可能に
    設けられ、前記ワイヤフックプレートのフック部に係脱
    可能なラウンドフックと、 前記ラウンドフックを前記ワイヤフックプレート方向に
    付勢する付勢手段と、 前記リクライニング機構のロアアーム側に設けられ、前
    記ラウンドフックが当接して、前記ラウンドフックと前
    記ワイヤフックプレートのフック部の係合を解除する方
    向に前記ラウンドフックを回転させるカムと、 で構成し、 前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが
    着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動
    が禁止される間で前記ラウンドフックが前記ワイヤフッ
    クプレートのフック部と係合し、前記ワイヤフックプレ
    ートを回転させ、前記シートスライド機構のロック解除
    を行ない、前記中間ロック機構がロック解除され、前記
    シートクッションに当接するまでの間で前記カムに前記
    ラウンドフックが当接し、前記ラウンドフックと前記ワ
    イヤフックプレートのフック部との係合が解除され、前
    記シートスライド機構をロックすることを特徴とする請
    求項1記載のシート。
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