JP2002079860A - 車両用シート装置 - Google Patents

車両用シート装置

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JP2002079860A
JP2002079860A JP2000271727A JP2000271727A JP2002079860A JP 2002079860 A JP2002079860 A JP 2002079860A JP 2000271727 A JP2000271727 A JP 2000271727A JP 2000271727 A JP2000271727 A JP 2000271727A JP 2002079860 A JP2002079860 A JP 2002079860A
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lever
seat back
cable
vehicle
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JP2000271727A
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English (en)
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Koji Tezuka
浩二 手塚
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Toyo Seat Co Ltd
Original Assignee
Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷室部の容積拡大操作を荷室部後端側から容
易且つ迅速に行える車両用シート装置を提供する。 【解決手段】 荷室部32内に、スライド機構5とリク
ライニング機構11とにそれぞれ操作ケーブル41,4
2,43を介して接続された遠隔操作部40を配置し、
遠隔操作部40の操作によってスライド機構5とリクラ
イニング機構11のロック状態を同時に、又は順次に、
又は選択的に解除してシート2の前進側付勢力による前
進動作と、シートバック2bの前倒側付勢力による前倒
動作とを同時に又は順次に又は選択的に行い得るように
構成しているので、作業者は車体後端側から荷室部32
内に設けられた遠隔操作部40を操作することで、シー
ト2の前進動作とシートバック2bの前倒動作とを行う
ことができ、荷室部32の容積拡大のための操作をより
一層簡単に且つ迅速に行うことができ、操作性あるいは
作業性が格段に向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車両用シート装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、バンタイプの車両のようにリヤ
シートの後方側に荷室部が設けられた車両においては、
通常はリヤシートを使用時姿勢(即ち、シートバックを
起立させた姿勢)としたまま荷室部に貨物を積載する
が、積載貨物が大きく通常の荷室部容積では積載困難な
場合には、該シートバックを前倒させてその上方側空間
を荷室部として利用することでその容積拡大を図るよう
にしている。
【0003】さらに、この場合、リヤシート全体を車体
前方側(即ち、フロントシート側)へ移動させることも
行われているが、これは特にシートバックを前倒させた
姿勢において該シートバックの背面と本来の荷室部の床
面との間に段差があるような場合において荷室部の容積
を拡大するという点において有効である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
リヤシートのシートバックの前倒操作とかリヤシートの
前進操作によって荷室部の容積拡大が図れる訳である
が、従来は、このシートバックの前倒操作及びリヤシー
トの前進操作に際しては、作業者がリヤドア側から車内
に身を入れて、シートバックの上端肩部に設けられた前
倒操作部及びシートクッションの下方側に設けられた前
進操作部をそれぞれ個別に操作するのが通例であり、こ
のため荷室部の容積拡大に伴う操作が煩雑であるという
問題があった。
【0005】そこで本願発明は、荷室部の容積拡大操作
を該荷室部の後端側から容易且つ迅速に行うことができ
るようにした車両用シート装置を提供することを目的と
してなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明ではかかる課題
を解決するための具体的手段として次のような構成を採
用している。
【0007】本願の第1の発明では、車体後端側に開放
可能とされた荷室部32の前部に、スライド機構5を介
してシート2を配置し該シート2を前進位置と後退位置
の間で移動自在とし且つ該シート2に前進側付勢力を常
時作用させるとともに、上記シート2のシートバック2
bをリクライニング機構11を介して起立姿勢と前倒姿
勢の間で起倒可能とし且つ該シートバック2bに前倒側
付勢力を常時作用させてなる車両用シート装置におい
て、上記荷室部32内に、上記スライド機構5と上記リ
クライニング機構11とにそれぞれ操作ケーブル41,
41,42,43を介して接続された遠隔操作部40を
配置し、該遠隔操作部40の操作によって上記スライド
機構5と上記リクライニング機構11のロック状態を同
時に、又は順次に、又は選択的に解除して上記シート2
の前進側付勢力による前進動作と、上記シートバック2
bの前倒側付勢力による前倒動作とを同時に又は順次に
行い得るようにしたことを特徴としている。
【0008】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかる車両用シート装置において、上記シートバック2
bを車幅方向に分割された複数のシートバック2b1
2b2で構成するとともに、該複数のシートバック2
1,2b2を上記遠隔操作部40の操作によって同時に
又は個別に作動可能としたことを特徴としている。
【0009】本願の第3の発明では、上記第2の発明に
かかる車両用シート装置において、上記シートクッショ
ン2aを上記各シートバック2b1,2b2に対応して車
幅方向に分割された複数のシートクッション2a1,2
2で構成するとともに、該複数のシートクッション2
1,2a2を上記遠隔操作部40の操作によって同時に
又は個別に作動可能としたことを特徴としている。
【0010】本願の第4の発明では、上記第1,第2又
は第3の発明にかかる車両用シート装置おいて、上記遠
隔操作部40を、回動操作される操作レバー46に上記
各操作ケーブル41,41,42,43の一端をそれぞ
れ連結し該操作レバー46の回転操作によって該各操作
ケーブル41,41,42,43に引張操作力を作用さ
せる構成とするとともに、該各操作ケーブル41,4
1,42,43相互間においてその弛み量を調整するこ
とで上記操作レバー46の操作量に対する上記各操作ケ
ーブル41,41,42,43の作動開始タイミングを
調整するように構成したことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】本願発明ではかかる構成とすることによ
り次のような効果が得られる。
【0012】 本願の第1の発明にかかる車両用シー
ト装置によれば、上記荷室部32内に、上記スライド機
構5と上記リクライニング機構11とにそれぞれ操作ケ
ーブル41,41,42,43を介して接続された遠隔
操作部40を配置し、該遠隔操作部40の操作によって
上記スライド機構5と上記リクライニング機構11のロ
ック状態を同時に、又は順次に、又は選択的に解除して
上記シート2の前進側付勢力による前進動作と、上記シ
ートバック2bの前倒側付勢力による前倒動作とを同時
に又は順次に又は選択的に行い得るようにしているの
で、作業者は車体後端側から上記荷室部32内に設けら
れた上記遠隔操作部40を操作することで、上記シート
2の前進動作と上記シートバック2bの前倒動作とを行
うことができ、例えば従来のように、上記シート2の前
進操作と上記シートバック2bの前倒操作とを車室側か
ら且つそれぞれ個別に行う必要がある場合に比して、上
記荷室部32の容積拡大のための操作をより一層簡単に
且つ迅速に行うことができ、操作性あるいは作業性が格
段に向上することになる。
【0013】また、この場合、上記遠隔操作部40の操
作によって、上記シート2の前進動作と上記シートバッ
ク2bの前倒動作とを同時に又は順次に又は選択的に行
うことができるので、上記荷室部32に積載される貨物
の大きさ、形状等に対応した最適な動作パターンで且つ
最適な大きさの荷室部容積を確保することができ、例え
ば従来のように荷室部32の容積拡大が積載貨物の大き
さ等に拘わらず画一的に行われる場合に比して、その利
便性が向上するものである。
【0014】 本願の第2の発明にかかる車両用シー
ト装置によれば、上記に記載の効果に加えて次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第
1の発明にかかる車両用シート装置において、上記シー
トバック2bを車幅方向に分割された複数のシートバッ
ク2b1,2b2で構成するとともに、該複数のシートバ
ック2b1,2b2を上記遠隔操作部40の操作によって
同時に又は個別に作動可能としているので、例えば、上
記リヤシート2が単体構成とされ且つ画一的な作動しか
行わない場合に比して、上記荷室部32の容積拡大の態
様が多様化し、より一層利便性が向上することになる。
【0015】 本願の第3の発明にかかる車両用シー
ト装置によれば、上記に記載の効果に加えて次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第
2の発明にかかる車両用シート装置において、上記シー
トクッション2aを上記各シートバック2b1,2b2
対応して車幅方向に分割された複数のシートクッション
2a1,2a2で構成するとともに、該複数のシートクッ
ション2a1,2a2を上記遠隔操作部40の操作によっ
て同時に又は個別に作動可能としているので、例えば、
上記シートクッション2aが単体構成とされ且つ画一的
な作動しか行わない場合に比して、上記荷室部32の容
積拡大の態様が多様化し、より一層利便性が向上するこ
とになる。
【0016】 本願の第4の発明にかかる車両用シー
ト装置によれば、上記,又はに記載の効果に加え
て次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明で
は、上記第1又は第2の発明にかかる車両用シート装置
おいて、上記遠隔操作部40を、回動操作される操作レ
バー46に上記各操作ケーブル41,41,42,43
の一端をそれぞれ連結し該操作レバー46の回転操作に
よって該各操作ケーブル41,41,42,43に引張
操作力を作用させる構成とするとともに、該各操作ケー
ブル41,41,42,43相互間においてその弛み量
を調整することで上記操作レバー46の操作量に対する
上記各操作ケーブル41,41,42,43の作動開始
タイミングを調整するように構成しているので、該各操
作ケーブル41,41,42,43相互間での弛み量の
調整という簡便な手法によって、上記荷室部32の容積
拡大操作時における上記リヤシート2の作動形態の選択
設定が可能であり、装置の構造の簡略化と取扱容易性が
促進される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明を好適な実施形態
に基づいて具体的に説明する。
【0018】図1には、バンタイプの車両30における
シート配置を示している。この車両30の車室スペース
の前部寄りは乗車部31とされ、ここにはフロントシー
ト1とリヤシート2とが前後して配置されている。
【0019】また、上記車室スペースのうち、上記リヤ
シート2の後方側部分は、車体後端の後端開口34まで
延び且つ該後端開口34に設けられたバックドア33の
開閉によって開放又は閉鎖される貨物積載用の荷室部3
2とされている。そして、この荷室部32は、次述する
ように、上記リヤシート2の前後方向位置とシートバッ
ク2bの動作形態とにその容積が変更可能とされてい
る。
【0020】即ち、上記リヤシート2は、後で詳述する
が、車体前後方向に移動可能に車体側に固定されたシー
トクッション2aと該シートクッション2aの後端に対
して前倒・起立可能に取り付けられたシートバック2b
とで構成されている。そして、図1に実線図示するよう
に、上記シートクッション2aが後退位置にあって且つ
上記シートバック2bが起立姿勢とされた状態が通常の
使用状態であり、この通常の使用状態においては該シー
トバック2bの後方側部分が上記荷室部32とされ、そ
の容積は最小となっている(以下、この状態における荷
室部32の容積を「通常容積」という)。
【0021】この荷室部32の容積は、積載貨物の大き
さ、形状等に対応して拡大可能とされる。具体的には、
例えば、図1に符号「2b01」で指示する鎖線図示状態
のようにシートクッション2aが後退位置に設定された
状態で上記シートバック2bのみを前倒させた状態で
は、上記荷室部32が上記後端開口34部分から上記フ
ロントシート1の後方側まで拡大される(以下、「第1
の容積拡大形態」という)。また、符号「2a01」で指
示する鎖線図示状態のように上記シートクッション2a
を前進位置に設定し、且つ符号「2b02」で指示する鎖
線図示状態のように上記シートバック2bを起立させた
状態では、上記荷室部32の容積は上記シートバック2
bが前進した分だけ上記「通常容積」よりも拡大されこ
とになる(以下、「第2の容積拡大形態」という)。さ
らに、符号「2a01」で指示する鎖線図示状態のように
上記シートクッション2aを前進位置に設定し、且つ符
号「2b03」指示する鎖線図示状態のように上記シート
バック2bを前倒さた状態では、上記荷室部32の容積
は上記フロントシート1の後方側まで拡大されることに
なる(以下、「第3の容積拡大形態」という)。
【0022】尚、「第1の容積拡大形態」と「第3の容
積拡大形態」とにおいては、荷室部32の車長方向長さ
は同じであるが、「第3の容積拡大形態」においては上
記シートクッション2aの上側に折り重ね状態で前倒さ
れる上記シートバック2bが「第1の容積拡大形態」の
時よりも上記フロントシート1側に位置する分だけ、上
記後端開口34側から貨物の積み降ろしを行う点からし
て、有利である。
【0023】ところで、上述の如き上記荷室部32の容
積拡大のための上記リヤシート2の操作を、従来は作業
者がリヤシート2の側方に位置するドア開口から且つ該
リヤシート2の前進操作と上記シートバック2bの前倒
操作とをそれぞれ個別に行っていたため、その操作が煩
雑で作業性が悪かったことは既述の通りである。
【0024】そこで、この実施形態においては、本願各
発明を適用して、図1に示すように作業者Mが車両30
の後端側の上記後端開口34部分から遠隔操作によって
これを容易に行えるように後述の遠隔操作部40を備え
たことを特徴とするものである。さらに、この実施形態
においては、荷室部32の容積拡大の形態の多様化を図
るべく、後述のように、上記リヤシート2のシートバッ
ク2bを二分割してそれぞれ個別に操作し得るようにし
ている。
【0025】以下、遠隔操作を可能とするための上記リ
ヤシート2側の構造、及び遠隔操作を実行するための遠
隔操作部40の構造を、図2〜図5を参照して説明す
る。
【0026】リヤシート2の構造 図2には、上記リヤシート2(特許請求の範囲の「シー
ト2」に該当する)を示している。このリヤシート2
は、一体型のシートクッション2aと、横方向に並設さ
れた第1のシートバック2b1と第2のシートバック2
2からなる二分割型のシートバック2bとを備えて構
成される。そして、上記シートクッション2aは、その
左右両端にそれぞれロアレールとアッパーレール(詳細
図示は省略)を備えてなる周知のスライド機構5,5が
取付けられており、該各スライド機構5,5を固定ブラ
ケット6,6によって車体床面に固定することで、車体
前後方向に移動可能に支持され、後退位置(図1の実線
図示状態(符号2a))と前進位置(図1の鎖線図示状
態(符号2a01))との間で移動自在とされる。
【0027】また、このスライド機構5には、図3に示
すように、ロックプレート9を備えた周知のロック機構
(図示省略)が付設されており、該ロックプレート9の
ロック爪9a,9a,・・が上記ロアレール側の掛止穴
(図示省略)に係入することで該スライド機構5の作動
が固定される一方、該ロック爪9a,9a,・・が上記
掛止穴から離脱することで該スライド機構5の作動固定
状態が解除されるようになっている。そして、このスラ
イド機構5の解除状態においては、該スライド機構5に
付設したリターンスプリング7のバネ力によって上記シ
ートクッション2aは後退位置から前進位置側に強制的
に移動されるようになっている。
【0028】上記ロックプレート9は、図1及び図3に
示すように、矢印U−D方向に回動操作されるとともに
常時矢印D方向に回動付勢された解除レバー8に取り付
けられており、該解除レバー8を付勢力に抗して矢印U
方向へ回動操作することで上記ロックプレート9の上記
スライド機構5との係合が離脱され、ロック解除状態と
なる。そして、この実施形態においては、上記解除レバ
ー8を直接操作することなく、後述するように遠隔操作
によって上記スライド機構5のロック解除を行うべく、
上記解除レバー8に設けた止端ブラケット19に、スラ
イド操作ケーブル41のインナーケーブル41Bの端部
を掛止し、該インナーケーブル41Bの引張によって上
記解除レバー8を矢印U方向に回動させ得るようにして
いる。尚、このスライド操作ケーブル41のアウターケ
ーブル41Aの端部は、上記シートクッション2a側に
設けたアウター固定ブラケット29に掛止される。
【0029】一方、上記リヤシート2の上記第1のシー
トバック2b1と第2のシートバック2b2は、図2に示
すように、それぞれシート幅方向外側の下端部が次述す
る左右一対のリクライニング機構11,11を介して、
上記各スライド機構5,5側から上方へ延設されたシー
トバックブラケット10,10側に連結されている。ま
た、これら第1のシートバック2b1と第2のシートバ
ック2b2のシート幅方向内側の下端部は、それぞれ上
記リクライニング機構11と同様の構造をもつリクライ
ニング機構(図示省略)を介して上記シートクッション
2a側に連結されている。かかる支持構造によって上記
第1のシートバック2b1と第2のシートバック2b
2は、それぞれ独立して前後方向(矢印c−d方向、矢
印e−f方向)に回動自在とされ、起立姿勢(図1の実
線図示状態(符号2b)参照)と前倒姿勢(図1の鎖線
図示状態(符号2b01及び2b02)参照)の間で姿勢変
更可能とされている。
【0030】上記リクライニング機構11は、図4に示
すように、上記シートバックブラケット10の先端部に
固定された次述のセクター13と、上記第2のシートバ
ック2b2の側面に固定したベースプレート12側に設
けられた次述のロックプレート15と第1揺動レバー1
6及び第2揺動レバー17とを備えて構成される。
【0031】即ち、上記セクター13は、上記シートバ
ックブラケット10の先端部に固定ボルト49,49,
・・により固定され、且つその上側周縁に爪歯13a,
13a,・・が設けられるとともに、該セクター13の
軸心位置には支点軸14が嵌挿可能とされている。
【0032】上記ロックプレート15は、支点軸21に
より上記ベースプレート12に対して回動自在に枢支さ
れており、その揺動端側には上記セクター13の爪歯1
3a,13a,・・に係脱自在に掛止される掛止爪15
a,15a,・・と、該ロックプレート15の回動面に
直交する方向へ突出する係合ピン22がそれぞれ設けら
れている。
【0033】上記第1揺動レバー16は、支点軸23に
より上記ベースプレート12に対して回動自在に枢支さ
れており、その一端側にはケーブル止端ピン20が突設
されるとともに該ケーブル止端ピン20と上記支点軸2
3の中間位置には上記ロックプレート15側の上記係合
ピン22が係入する弧状の係合溝24が設けられてい
る。
【0034】上記第2揺動レバー17は、その一端側が
支点軸26により上記ベースプレート12に枢支される
とともに、その揺動端側にはバンド止ピン27が設けら
れている。また、この第2揺動レバー17の上記支点軸
26と上記バンド止ピン27の中間位置は、連結ピン2
5を介して上記第1揺動レバー16の他端に連結されて
いる。尚、上記バンド止ピン27には、手動操作用の操
作バンド18が取り付けられている。
【0035】一方、上記第2のシートバック2b2の下
端部には、該下端部をシート幅方向に延びる管体でなる
伝達軸48が備えられるとともに、該伝達軸48の端部
には連動用レバー44が突設されている。ここで、図4
においては、上記伝達軸48を上記第2のシートバック
2b2の側面から内方へ後退させた分解状態を示してお
り、実際には該伝達軸48の端部は該第2のシートバッ
ク2b2の側面上に露出されている。このため、上記第
2のシートバック2b2を上記シートバックブラケット
10の内側に配置した状態においては、上記伝達軸48
の端部が上記シートバックブラケット10側の上記セク
ター13に対向する。従って、上記セクター13の反対
面側から上記支点軸14を装着しこれを上記伝達軸48
の端部に嵌挿することで、上記第2のシートバック2b
2は、上記支点軸14を中心として前後方向へ回動自在
とされる。この場合、上記連動用レバー44の先端部に
は、上記第1揺動レバー16側の上記ケーブル止端ピン
20が嵌挿され、該第1揺動レバー16の回動変位は該
連動用レバー44を介して上記伝達軸48に伝達され、
上記第2のシートバック2b2の他方の側面側に設けた
リクライニング機構に伝達され、これによって上記第2
のシートバック2b2はその左右が連動して一体的に回
動されることになる。
【0036】尚、上記第1のシートバック2b1と第2
のシートバック2b2は、それぞれ図示しない付勢手段
によって常時、前倒側に回動付勢されている。
【0037】ここで、上記リクライニング機構11の作
動を、上記第2のシートバック2b 2側に設けられたも
のを例にとって簡単に説明する。このリクライニング機
構11においては、上記操作バンド18が引張操作され
ていない状態においては、図4に示すように、上記ロッ
クプレート15が下方側に回動付勢され、その掛止爪1
5a,15a,・・が上記セクター13の爪歯13a,
13a,・・に係合しており、これによって上記第2の
シートバック2b2はその時点の回動位置で姿勢が保持
される(ロック状態の実現)。
【0038】このロック状態から、上記操作バンド18
が引張操作されると、上記第2揺動レバー17が上記支
点軸26回りに回動し、さらにこれに連結された上記第
1揺動レバー16も上記支点軸23回りに回動する。こ
の第1揺動レバー16の回動に伴って、該第1揺動レバ
ー16側の上記係合溝24によって上記ロックプレート
15側の係合ピン22が引き上げられ、該ロックプレー
ト15が上記支点軸21回りに上方へ回動し、その掛止
爪15a,15a,・・が上記セクター13の爪歯13
a,13a,・・から離脱し、上記リクライニング機構
11のロック状態が解除される。また、このリクライニ
ング機構11のロック解除に伴う上記第1揺動レバー1
6の回動変位は、上記連動用レバー44及び上記伝達軸
48を介して上記第2のシートバック2b2の他方のリ
クライニング機構側にも伝達され、該リクライニング機
構においても同様にロック解除がなされる。この結果、
ロック解除状態においては、上記第2のシートバック2
2は、上記付勢手段の付勢力によって強制的に前方へ
回動され前倒姿勢に設定されることになる。
【0039】ところで、上記リクライニング機構11の
ロック解除は、上記第1揺動レバー16が上記支点軸2
3を中心として反時計回りに回動変位すること、即ち、
上記ケーブル止端ピン20が第2のシートバック2b2
の背面側へ移動することで実現されるものであるが、か
かるロック解除は、上記操作バンド18によって上記第
2揺動レバー17を回動させずとも、上記ケーブル止端
ピン20を直接後方側へ移動させることによっても同様
に実現できるものである。そこで、この実施形態におい
ては、後述するように、遠隔操作によって上記リクライ
ニング機構11のロック解除を行うべく、上記ケーブル
止端ピン20に、リクライニング操作ケーブル43のイ
ンナーケーブル43Bの端部を掛止している。尚、この
リクライニング操作ケーブル43のアウターケーブル4
3Aの端部は、上記ベースプレート12側に設けたアウ
ター固定ブラケット28に掛止される。
【0040】遠隔操作部40の構造 遠隔操作部40は、上述のように車両30の荷室部32
の後部側に配置されて、上記リヤシート2の前進動作と
上記シートバック2bの前倒動作とを車体後方側から遠
隔操作で行うことで上記荷室部32の容積拡大を実現す
るためのものであって、図5に示すように、上記荷室部
32の側壁部分に固定配置されるベース材45を備えて
いる。そして、このベース材45の左右一対のブラケッ
ト部45a,45a間には、略「コ」字状に屈曲成形さ
れた操作レバー46の一端側に位置する回転軸部46a
が貫通支承されるとともに、該操作レバー46の他端側
に位置する操作部46bにはノブ47が取り付けられて
いる。
【0041】さらに、上記操作レバー46の回転軸部4
6aには、その軸方向に所定間隔をもって第1止端ブラ
ケット51と第2止端ブラケット52及び第3止端ブラ
ケット53が固定されている。そして、上記第1止端ブ
ラケット51にはスライド操作ケーブル41のアウター
ケーブル41Aの端部が、上記第2止端ブラケット52
にはリクライニング操作ケーブル42のアウターケーブ
ル42Aの端部が、さらに上記第3止端ブラケット53
にはリクライニング操作ケーブル43のインナーケーブ
ル43Bの端部が、それぞれ連結されている。尚、上記
スライド操作ケーブル41のアウターケーブル41Aの
端部とリクライニング操作ケーブル42のアウターケー
ブル42Aの端部及びリクライニング操作ケーブル43
のアウターケーブル43Aの端部は、共に上記ベース材
45に突設したアウター固定ブラケット54に固定され
ている。従って、上記操作レバー46が回動操作される
ことで、上記各操作ケーブル41〜43の各インナーケ
ーブル41B〜43Bはそれぞれ引張されることにな
る。
【0042】尚、上記スライド操作ケーブル41は、こ
れが引張操作されることで上記スライド機構5のロック
解除を行い、上記シート2を上記リターンスプリング7
の付勢力によって強制的に前進位置に位置決めするもの
であって、その他方の端部は、図3に示すように、上記
解除レバー8側に配置され、そのインナーケーブル41
Bの端部は上記止端ブラケット19に、またアウターケ
ーブル41Aの端部は上記アウター固定ブラケット29
にそれぞれ連結されていることは既述の通りである。
【0043】また、上記リクライニング操作ケーブル4
2は、これが引張操作されることで上記第1のシートバ
ック2b1側のリクライニング機構11のロック解除を
行い、該第1のシートバック2b1を上記付勢手段の付
勢力によって強制的に前倒姿勢に位置決めするものであ
る。さらに、上記リクライニング操作ケーブル43は、
これが引張操作されることで上記第2のシートバック2
2側のリクライニング機構11のロック解除を行い、
該第2のシートバック2b2を上記付勢手段の付勢力に
よって強制的に前倒姿勢に位置決めするものである。そ
して、これら各リクライニング操作ケーブル42,43
の他方の端部は、図4に示すように、上記リクライニン
グ機構11側に配置され、そのインナーケーブル42
B,43Bの端部は上記ケーブル止端ピン20に、また
アウターケーブル42A,43Aの端部は上記アウター
固定ブラケット28にそれぞれ連結されていることは既
述の通りである。
【0044】このように、上記遠隔操作部40の上記操
作レバー46と、上記リヤシート2の上記解除レバー8
が設けられた側の上記スライド機構5と上記各リクライ
ニング機構11,11とを上記各操作ケーブル41〜4
3によって連結することによって、該操作レバー46の
回動操作に伴う変位が上記各操作ケーブル41〜43を
介して上記スライド機構5と上記各リクライニング機構
11,11側にそれぞれ伝達され、該スライド機構5と
各リクライニング機構11,11のロック解除によっ
て、上記リヤシート2の前進動作と上記各シートバック
2b1,2b2の前倒動作とを伴う上記荷室部32の容積
拡大操作が上記遠隔操作部40での遠隔操作によって実
現できるものである。 ところで、この実施形態のシー
ト装置においては、上記遠隔操作部40での遠隔操作に
よる上記荷室部32の容積拡大形態の多様化を図るべ
く、次のような特有の構成を採用している。
【0045】即ち、上記遠隔操作部40においては、図
5に示すように、上記操作レバー46のレバー位置とし
て、レバー位置A〜Dの四つの位置を設定している。こ
れら各レバー位置A〜Dのうち、レバー位置Aはこれを
初期位置とし、上記操作レバー46がこのレバー位置A
に設定されている状態においては上記各操作ケーブル4
1〜43の何れにも引張操作力は作用しないようにして
いる。これに対して、レバー位置B〜Dはこれをそれぞ
れ作動位置とし、上記操作レバー46がこれら各レバー
位置B〜Dの何れかに設定された状態では、上記各操作
ケーブル41〜43の全てが、又は何れかが、しかも、
同時に、又は順次に、又は選択的に、作動するようにし
ている。
【0046】そして、このような上記操作レバー46の
レバー位置と上記各操作ケーブル41〜43の作動との
対応関係は、該各操作ケーブル41〜43の弛み量(即
ち、上記操作レバー46の回動操作に対する操作ケーブ
ルの遊び量であって、以下、それぞれ「S1」,
「S2」,「S3」と略記する)を該各操作ケーブル41
〜43相互間において適宜設定するようにしている。例
えば、上記各操作ケーブル41〜43の弛み量を、スラ
イド操作ケーブル41(「S1」)→リクライニング操
作ケーブル42(「S2」)→リクライニング操作ケー
ブル43「S3」の順に大きくなるように設定した場合
には、上記操作レバー46がレバー位置Aから回動操作
されてレバー位置Bに設定された状態ではスライド操作
ケーブル41のみの引張操作力が作用し、リクライニン
グ操作ケーブル42及びリクライニング操作ケーブル4
3は不作動とされ、上記操作レバー46がさらにレバー
位置Cまで操作されると上記スライド操作ケーブル41
に加えて上記リクライニング操作ケーブル42に引張操
作力が作用し、さらに上記操作レバー46がレバー位置
Dまで操作されると上記スライド操作ケーブル41と上
記リクライニング操作ケーブル42に加えて上記リクラ
イニング操作ケーブル43にも引張操作力が作用するよ
うに構成するものである。
【0047】ここで、上記構成において設定可能な上記
操作レバー46のレバー位置と上記各操作ケーブル41
〜43の作動との対応パターンは以下の通りである。
【0048】(1)第1の対応パターン 第1の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量(「S1」,「S2」,「S3」)を同一に設定
し、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点で該各操作ケーブル41〜43が同時に作動する対応
パターンである。
【0049】この第1の対応パターンでは、上記操作レ
バー46の操作によって上記シート2が後退位置から前
進(図1の矢印a方向への移動)して前進位置に設定さ
れると同時に、上記第1のシートバック2b1と第2の
シートバック2b2も同時に起立姿勢から前倒(図1の
矢印c方向及び矢印e方向への移動)してそれぞれ前倒
姿勢に設定される。即ち、上記操作レバー46のレバー
位置Aからレバー位置Bへの操作のみによって上記「第
3の容積拡大形態」が実現されるものである。
【0050】(2)第2の対応パターン 第2の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S1」<(「S2」=「S3」)に設定し
た対応パターンである。
【0051】従って、この第2の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点ではスライド操作ケーブル41のみが作動する一方、
該操作レバー46がさらに操作されてレバー位置Cに設
定された時点では上記スライド操作ケーブル41に加え
て上記リクライニング操作ケーブル42とリクライニン
グ操作ケーブル43とが同時に作動する。
【0052】この結果、この第2の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記シート
2が後退位置から前進(図1の矢印a方向への移動)し
て前進位置に設定される。ここで上記操作レバー46の
操作を停止すれば、上記「第2の容積拡大形態」が実現
される。
【0053】さらに、上記操作レバー46が操作される
と、次は、上記第1のシートバック2b1と第2のシー
トバック2b2が同時に起立姿勢から前倒(図1の矢印
c方向及び矢印e方向への移動)してそれぞれ前倒姿勢
に設定される。即ち、上記「第3の容積拡大形態」が実
現されるものである。
【0054】(3)第3の対応パターン 第3の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S1」>(「S2」=「S3」)に設定し
た対応パターンである。
【0055】従って、この第3の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記リクライニング操作ケーブル42とリクライ
ニング操作ケーブル43とが同時に作動し、該操作レバ
ー46がさらに操作されてレバー位置Cに設定された時
点では上記リクライニング操作ケーブル42とリクライ
ニング操作ケーブル43に加えて、上記スライド操作ケ
ーブル41が作動する。
【0056】この結果、この第3の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記第1の
シートバック2b1と第2のシートバック2b2が同時に
起立姿勢から前倒(図1の矢印c方向及び矢印e方向へ
の移動)してそれぞれ前倒姿勢に設定される。ここで操
作レバー46の操作を停止すれば、上記「第1の容積拡
大形態」が実現される。
【0057】さらに、上記操作レバー46が操作される
と、次は、上記シート2が後退位置から前進(図1の矢
印a方向への移動)して前進位置に設定され、上記「第
3の容積拡大形態」が実現される。
【0058】(4)第4の対応パターン 第4の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、(「S1」=「S2」)<「S3」に設定し
た対応パターンである。
【0059】従って、この第4の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記スライド操作ケーブル41と上記リクライニ
ング操作ケーブル42とが同時に作動し、該操作レバー
46がさらに操作されてレバー位置Cに設定された時点
ではこれらに加えて上記リクライニング操作ケーブル4
3が作動する。
【0060】この結果、この第4の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記シート
2が後退位置から前進(図1の矢印a方向への移動)し
て前進位置に設定されると同時に、上記第1のシートバ
ック2b1が起立姿勢から前倒(図1の矢印c方向への
移動)して前倒姿勢に設定される。ここで操作レバー4
6の操作を停止すれば、「第2の容積拡大形態」と「第
3の容積拡大形態」の中間の容積拡大形態、即ち、「第
2の容積拡大形態」での容積より小さく且つ「第3の容
積拡大形態」での容積よりも大きな容積をもつ荷室部3
2が得られる。
【0061】さらに、上記操作レバー46が操作される
と、次は、上記第2のシートバック2b2が起立姿勢か
ら前倒(図1の矢印e方向への移動)して前倒姿勢に設
定される。従って、上記「第3の容積拡大形態」が実現
される。
【0062】(5)第5の対応パターン 第5の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、(「S1」=「S3」)<「S2」に設定し
た対応パターンである。
【0063】従って、この第5の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記スライド操作ケーブル41と上記リクライニ
ング操作ケーブル43とが同時に作動し、該操作レバー
46がさらに操作されてレバー位置Cに設定された時点
ではこれらに加えて上記リクライニング操作ケーブル4
2が作動する。
【0064】この結果、この第5の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記シート
2が後退位置から前進(図1の矢印a方向への移動)し
て前進位置に設定されると同時に、上記第2のシートバ
ック2b2が起立姿勢から前倒(図1の矢印e方向への
移動)して前倒姿勢に設定される。ここで操作レバー4
6の操作を停止すれば、「第2の容積拡大形態」と「第
3の容積拡大形態」の中間の容積拡大形態、即ち、「第
2の容積拡大形態」での容積より小さく且つ「第3の容
積拡大形態」での容積よりも大きな容積をもつ荷室部3
2が得られる。
【0065】さらに、上記操作レバー46が操作される
と、次は、上記第1のシートバック2b1が起立姿勢か
ら前倒(図1の矢印c方向への移動)して前倒姿勢に設
定される。従って、上記「第3の容積拡大形態」が実現
される。
【0066】(6)第6の対応パターン 第6の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S1」<「S2」<「S3」に設定した対
応パターンである。
【0067】従って、この第6の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記スライド操作ケーブル41が作動し、該操作
レバー46がさらに操作されてレバー位置Cに設定され
た時点では上記スライド操作ケーブル41に加えて上記
リクライニング操作ケーブル42が作動し、さらに上記
操作レバー46が操作されてレバー位置Dに設定された
時点では上記スライド操作ケーブル41とリクライニン
グ操作ケーブル42に加えて、上記リクライニング操作
ケーブル43が作動する。
【0068】この結果、この第6の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記シート
2が後退位置から前進(図1の矢印a方向への移動)し
て前進位置に設定される。従って、ここで操作レバー4
6の操作を停止すれば、上記「第2の容積拡大形態」が
実現される。
【0069】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第1のシートバック2b1が起立姿勢から前倒
(図1の矢印c方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、ここで操作レバー46の操作を停止すれ
ば、上記「第2の容積拡大形態」と「第3の容積拡大形
態」の中間の容積拡大形態が実現される。
【0070】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第2のシートバック2b2が起立姿勢から前倒
(図1の矢印e方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、この時点では、上記「第3の容積拡大形
態」が実現される。
【0071】(7)第7の対応パターン 第7の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S1」<「S3」<「S2」に設定した対
応パターンである。
【0072】従って、この第7の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記スライド操作ケーブル41が作動し、該操作
レバー46がさらに操作されてレバー位置Cに設定され
た時点では上記スライド操作ケーブル41に加えて上記
リクライニング操作ケーブル43が作動し、さらに上記
操作レバー46が操作されてレバー位置Dに設定された
時点では上記スライド操作ケーブル41とリクライニン
グ操作ケーブル43に加えて、上記リクライニング操作
ケーブル42が作動する。
【0073】この結果、この第7の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、上記シート
2が後退位置から前進(図1の矢印a方向への移動)し
て前進位置に設定される。従って、ここで操作レバー4
6の操作を停止すれば、上記「第2の容積拡大形態」が
実現される。
【0074】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第2のシートバック2b2が起立姿勢から前倒
(図1の矢印e方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、ここで操作レバー46の操作を停止すれ
ば、上記「第2の容積拡大形態」と「第3の容積拡大形
態」の中間の容積拡大形態が実現される。
【0075】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第1のシートバック2b1が起立姿勢から前倒
(図1の矢印c方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、この時点では、上記「第3の容積拡大形
態」が実現される。
【0076】(8)第8の対応パターン 第8の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S2」<「S1」<「S3」に設定した対
応パターンである。
【0077】従って、この第8の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記リクライニング操作ケーブル42が作動し、
該操作レバー46がさらに操作されてレバー位置Cに設
定された時点ではリクライニング操作ケーブル42に加
えて上記スライド操作ケーブル41が作動し、さらに上
記操作レバー46が操作されてレバー位置Dに設定され
た時点では上記リクライニング操作ケーブル42とスラ
イド操作ケーブル41に加えて、上記リクライニング操
作ケーブル43が作動する。
【0078】この結果、この第8の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、第1のシー
トバック2b1が起立姿勢から前倒(図1の矢印c方向
への移動)して前倒姿勢に設定される。従って、ここで
操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第1の容積
拡大形態」における容積と上記「通常容積」の中間の容
積をもつ荷室部32が得られる。
【0079】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記シート2が後退位置から前進(図1の矢印a方
向への移動)して前進位置に設定される。従って、ここ
で操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第2の容
積拡大形態」と「第3の容積拡大形態」の中間の容積拡
大形態が実現される。
【0080】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第2のシートバック2b2が起立姿勢から前倒
(図1の矢印e方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、この時点では、上記「第3の容積拡大形
態」が実現される。
【0081】(9)第9の対応パターン 第9の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜43
の弛み量を、「S2」<「S3」<「S1」に設定した対
応パターンである。
【0082】従って、この第9の対応パターンにおいて
は、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された時
点では上記リクライニング操作ケーブル42が作動し、
該操作レバー46がさらに操作されてレバー位置Cに設
定された時点では上記リクライニング操作ケーブル42
に加えて上記リクライニング操作ケーブル43が作動
し、さらに上記操作レバー46が操作されてレバー位置
Dに設定された時点では上記リクライニング操作ケーブ
ル42とリクライニング操作ケーブル43に加えて上記
スライド操作ケーブル41が作動する。
【0083】この結果、この第9の対応パターンでは、
上記操作レバー46の操作によって、先ず、第1のシー
トバック2b1が起立姿勢から前倒(図1の矢印c方向
への移動)して前倒姿勢に設定される。従って、ここで
操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第1の容積
拡大形態」における容積と上記「通常容積」の中間の容
積をもつ荷室部32が得られる。
【0084】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第2のシートバック2b2が起立姿勢から前倒
(図1の矢印e方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、ここで操作レバー46の操作を停止すれ
ば、上記「第1の容積拡大形態」が実現される。
【0085】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記シート2が後退位置から前進(図1の矢印a方
向への移動)して前進位置に設定される。従って、この
時点では、上記「第3の容積拡大形態」が実現される。
【0086】(10)第10の対応パターン 第10の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜4
3の弛み量を、「S3」<「S2」<「S1」に設定した
対応パターンである。
【0087】従って、この第10の対応パターンにおい
ては、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された
時点では上記リクライニング操作ケーブル43が作動
し、該操作レバー46がさらに操作されてレバー位置C
に設定された時点では上記リクライニング操作ケーブル
43に加えて上記リクライニング操作ケーブル42が作
動し、さらに上記操作レバー46が操作されてレバー位
置Dに設定された時点では上記リクライニング操作ケー
ブル43とリクライニング操作ケーブル42に加えて上
記スライド操作ケーブル41が作動する。
【0088】この結果、この第10の対応パターンで
は、上記操作レバー46の操作によって、先ず、第2の
シートバック2b2が起立姿勢から前倒(図1の矢印e
方向への移動)して前倒姿勢に設定される。従って、こ
こで操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第1の
容積拡大形態」における容積と上記「通常容積」の中間
の容積をもつ荷室部32が得られる。
【0089】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第1のシートバック2b1が起立姿勢から前倒
(図1の矢印c方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、ここで操作レバー46の操作を停止すれ
ば、上記「第1の容積拡大形態」が実現される。
【0090】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記シート2が後退位置から前進(図1の矢印a方
向への移動)して前進位置に設定される。従って、この
時点では、上記「第3の容積拡大形態」が実現される。
【0091】(11)第11の対応パターン 第11の対応パターンは、上記各操作ケーブル41〜4
3の弛み量を、「S3」<「S1」<「S2」に設定した
対応パターンである。
【0092】従って、この第11の対応パターンにおい
ては、上記操作レバー46がレバー位置Bに設定された
時点では上記リクライニング操作ケーブル43が作動
し、該操作レバー46がさらに操作されてレバー位置C
に設定された時点では上記リクライニング操作ケーブル
43に加えて上記スライド操作ケーブル41が作動し、
さらに上記操作レバー46が操作されてレバー位置Dに
設定された時点では上記リクライニング操作ケーブル4
3及びスライド操作ケーブル41に加えて上記リクライ
ニング操作ケーブル42が作動する。
【0093】この結果、この第11の対応パターンで
は、上記操作レバー46の操作によって、先ず、第2の
シートバック2b2が起立姿勢から前倒(図1の矢印e
方向への移動)して前倒姿勢に設定される。従って、こ
こで操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第1の
容積拡大形態」における容積と上記「通常容積」の中間
の容積をもつ荷室部32が得られる。
【0094】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記シート2が後退位置から前進(図1の矢印a方
向への移動)して前進位置に設定される。従って、ここ
で操作レバー46の操作を停止すれば、上記「第2の容
積拡大形態」と「第3の容積拡大形態」の中間の容積拡
大形態が実現される。
【0095】さらに上記操作レバー46が操作される
と、上記第1のシートバック2b1が起立姿勢から前倒
(図1の矢印c方向への移動)して前倒姿勢に設定され
る。従って、この時点では、上記「第3の容積拡大形
態」が実現される。
【0096】以上のように、この実施形態の車両用シー
ト装置においては、車両に対する貨物の積載条件等に応
じて上記第1〜第11の各対応パターンのうちから好適
な対応パターンを選択することで、上記荷室部32を最
適な大きさで、あるいは最適な形状でその容積の拡大を
図ることができるものであり、しかもこの荷室部32の
容積拡大操作を車体後方から容易且つ迅速に行うことが
できるものである。
【0097】その他 上記実施形態においては、上記シート2として、上記シ
ートクッション2aはこれを単体構成とする一方、上記
シートバック2bはこれを車幅方向に分割された一対の
シートバック2b1,2b2で構成したものを例として示
しているが、本願発明の他の実施形態においては、上記
シート2として、上記シートバック2bを車幅方向に分
割された一対のシートバック2b1,2b2で構成するの
に加えて、図2に鎖線図示するように、上記上記シート
クッション2aも上記シートバック2b1,2b2に対応
させて、車幅方向に分割された一対のシートクッション
2a1,2a2で構成することもできるものである。そし
て、この一対のシートクッション2a1,2a2をそれぞ
れ個別に前進及び後退移動可能に構成するとともに、こ
の一対のシートクッション2a 1,2a2のスライドロッ
ク解除操作を上記遠隔操作部40によって行い得るよう
に構成すれば、該一対のシートクッション2a1,2a2
の個別作動分だけ、上記実施形態の場合よりも上記荷室
部32の容積拡大操作における対応パターンが増加し、
容積拡大態様のより一層の多様化が図れることになる。
【0098】尚、かかる構成とする場合には、図2に鎖
線図示するように、上記一対のシートクッション2
1,2a2のそれぞれに専用の解除レバー8,8を備え
るとともに、これら各解除レバー8,8に対応してそれ
ぞれスライド操作ケーブル41,41を備え、該各スラ
イド操作ケーブル41,41を上記遠隔操作部40によ
って遠隔操作し得るように構成することが必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る車両用シート装置を備えた車両
の概念図である。
【図2】図1に示したリヤシート部分の構造を示す斜視
図である。
【図3】本願発明にかかる車両用シート装置におけるス
ライド機構のロック解除部分の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】本願発明にかかる車両用シート装置におけるリ
クライニング機構の構造を示す斜視図である。
【図5】本願発明にかかる車両用シート装置における遠
隔操作部の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1はフロントシート、2はリヤシート(シート)、2a
はシートクッション、2a1は第1のシートクッショ
ン,2a2は第2のシートクッション、2bはシートバ
ック、2b1は第1のシートバック、2b2は第2のシー
トバック、5はスライド機構、6は固定ブラケット、7
はリターンスプリング、8は解除レバー、9はロックプ
レート、10はシートバックブラケット、11はリクラ
イニング機構、12はベースプレート、13はセクタ
ー、14は支点軸、15はロックプレート、16は第1
揺動レバー、17は第2揺動レバー、18は操作バン
ド、19は止端ブラケット、20はケーブル止端ピン、
21は支点軸、22は係合ピン、23は支点軸、24は
係合溝、25は連結ピン、26は支点軸、27はバンド
止ピン、28はアウター固定ブラケット、29はアウタ
ー固定ブラケット、30は車両、31は乗車部、32は
荷室部、33はバックドア、34は後端開口、40は遠
隔操作部、41はスライド操作ケーブル、42及び43
はリクライニング操作ケーブル、44は連動用レバー、
45はベース材、46は操作レバー、47はノブ、48
は伝達軸、51は第1止端ブラケット、52は第2止端
ブラケット、53は第3止端ブラケット、54はアウタ
ー固定ブラケットである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体後端側に開放可能とされた荷室部
    (32)の前部に、スライド機構(5)を介してシート
    (2)を配置し該シート(2)を前進位置と後退位置の
    間で移動自在とし且つ該シート(2)に前進側付勢力を
    常時作用させるとともに、上記シート(2)のシートバ
    ック(2b)をリクライニング機構(11)を介して起
    立姿勢と前倒姿勢の間で起倒可能とし且つ該シートバッ
    ク(2b)に前倒側付勢力を常時作用させてなる車両用
    シート装置であって、 上記荷室部(32)内に、上記スライド機構(5)と上
    記リクライニング機構(11)とにそれぞれ操作ケーブ
    ル(41),(41),(42),(43)を介して接
    続された遠隔操作部(40)を配置し、該遠隔操作部
    (40)の操作によって上記スライド機構(5)と上記
    リクライニング機構(11)のロック状態を同時に、又
    は順次に、又は選択的に解除して上記シート(2)の前
    進側付勢力による前進動作と、上記シートバック(2
    b)の前倒側付勢力による前倒動作とを同時に、又は順
    次に、又は選択的に行い得るようにしたことを特徴とす
    る車両用シート装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記シートバック(2b)が車幅方向に分割された複数
    のシートバック(2b 1),(2b2)で構成されるとと
    もに、該複数のシートバック(2b1),(2b2)が上
    記遠隔操作部(40)の操作によって同時に又は個別に
    作動可能とされていることを特徴とする車両用シート装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記シートクッション(2a)が上記各シートバック
    (2b1),(2b2)に対応して車幅方向に分割された
    複数のシートクッション(2a1),(2a2)で構成さ
    れるとともに、該複数のシートクッション(2a1),
    (2a2)が上記遠隔操作部(40)の操作によって同
    時に又は個別に作動可能とされていることを特徴とする
    車両用シート装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、 上記遠隔操作部(40)が、回動操作される操作レバー
    (46)に上記各操作ケーブル(41),(41),
    (42),(43)の一端をそれぞれ連結し該操作レバ
    ー(46)の回転操作によって該各操作ケーブル(4
    1),(41),(42),(43)に引張操作力を作
    用させる構成とされるとともに、 該各操作ケーブル(41),(41),(42),(4
    3)相互間においてその弛み量を調整することで上記操
    作レバー(46)の操作量に対する上記各操作ケーブル
    (41),(41),(42),(43)の作動開始タ
    イミングが調整されるように構成されていることを特徴
    とする車両用シート装置。
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